Cisco ONS 15305 インストレーション オペレーション ガイド
デュアル光 + 21xE1 S1.1-2-LC/E1-21 モジュール
デュアル光 + 21xE1 S1.1-2-LC/E1-21 モジュール
発行日;2012/01/07 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

デュアル光 + 21xE1 S1.1-2-LC/E1-21 モジュール

デュアル光 + 21xE1 S1.1-2-LC/E1-21 モジュール

19.1 モジュールの説明

図19-1 に示すように、このモジュールは、2 個の STM-1 ショートホール 光インターフェイスおよび 21 個の E1 インターフェイスを搭載しています。このモジュールの主な機能は、O/E- E/O 変換、VC-12、VC3、VC-4 の粒度で STM-1 トラフィックを SDH の多重化または逆多重化すること、および E1 トラフィック を VC-12 逆多重化をマッピングまたはマッピング解除することです。「多重化構造およびマッピング モード」を参照してください。このモジュールは、ITU-T 勧告 G.703 による透過 E1 データ送信、 および、ETSI 300 233 による ISDN PRA の NT 機能に対応しています。1 個の高密度 LFH タイプ コネクタを 使用して 21 個の E1 インターフェイスと通信し、1 個の双方向ファイバ LC コネクタ(方向ごとにファイバが 1 本)を 2 個の STM1 インターフェイスに使用します。

図19-1 STM-1 S1.1-2-LC/E1-21 モジュール

 

19.1.1 消費電力

モジュールの消費電力は 15W です。

19.2 外部 STM-1 S-1.1 インターフェイス

光 STM1 インターフェイスは、ITU-T 勧告 G.957、S-1.1、2 個の Single Mode (SM; シングルモード) ファイバの双方向送信に準拠しています。

このモジュールは、Multi Mode (MM; マルチモード)ファイバでの送信にも使用できます。「STM-1 S-1.1 インターフェイスでのケーブル プランニングの例」を参照してください。

19.2.1 コネクタの種類

物理コネクタは LC コネクタです。

19.2.2 光バジェット

S-1.1 インターフェイスの光バジェットを 表19-1 に示します。

 

表19-1 S-1.1 インターフェイスの光バジェット

パラメータ

ファイバのタイプ:SM (ITU-T 勧告 G.652 による)(下の注を参照)

10/125 μm

光回線での変調速度

155,520KBps

波長の範囲

1,261 ~ 1,360Nm

参照ポイント S でのトランスミッタ

光源のタイプ

MLM

スペクトルの特性(最大 RMS 幅)

7.7Nm

平均発射パワー(最大)

-8dBm

平均発射パワー(最小)

-15dBm

最小消光比

8.2dB

S と R を結ぶ光経路

減衰範囲

0~12 dB

最大許容分散値

96 Ps/Nm

最小反射損失

なし

S と R 間の最大不連続反射率

なし

参照ポイント R でのレシーバ

最小感度(BER < 1010 につき 1 ビット)

-28dBm

最小過負荷

-8dBm

最大光経路ペナルティ

1dB

R での最大反射率

なし


) このモジュールは、マルチモード ファイバでの送信にも使用できます。「STM-1 S-1.1 インターフェイスでのケーブル プランニングの例」を参照してください。


19.2.3 標準準拠

S-1.1 光インターフェイスの標準準拠を 表19-2 に示します。

 

表19-2 S-1.1 光インターフェイスの標準準拠

標準
コメント

ITU-T G.652

光ファイバの種類

ITU-T G.707

光回線の信号

ITU-T G.783

RXのプルインおよび保持範囲

ITU-T G.813

光出力ジッタ

ITU-T G.825

光入力ジッタ

ITU-T G.957

光スペクトル

光出力パワー

光アイ ダイアグラム

消光比

ITU-T G.958

入力ジッタの測定

ITU-T G.651

マルチモード ファイバの仕様 50/125μm

IEC/EN 60793-2-10

光ファイバ -- Part 2-10:
製品の仕様 - カテゴリ A1 マルチモード ファイバの部分仕様

19.2.3.1 光受信パワーのモニタリング

受信インターフェイスの光入力パワーは、モニターされるため、Cisco Edge Craft 端末から読み取れます。

19.3 外部 E1 インターフェイス

ここでは、関連する外部 E1 インターフェイスの特性を示します。

19.3.1 コネクタ

コネクタは、高密度 LFH コネクタです。詳細については、「32XE1 LFH - LFH ケーブル」を参照してください。

19.3.2 ピン割り当て

高密度 LFH コネクタのピン割り当てを 表19-3 に示します。

 

表19-3 高密度 LFH コネクタのピン割り当て

ピン
信号
ピン
信号
ピン
信号
ピン
信号

1

41

RxD2-

81

121

RxD4-

2

42

RxD2+

82

122

RxD4+

3

GND

43

GND

83

GND

123

GND

4

44

TxD2-

84

124

TxD4-

5

45

TxD2+

85

125

TxD4+

6

46

TxD6-

86

126

TxD8-

7

47

TxD6+

87

127

TxD8+

8

GND

48

GND

88

GND

128

GND

9

49

RxD6-

89

129

RxD8-

10

50

RxD6+

90

130

RxD8+

11

RxD21-

51

RxD10-

91

131

RxD12-

12

RxD21+

52

RxD10+

92

132

RxD12+

13

GND

53

GND

93

GND

133

GND

14

TxD21-

54

TxD10-

94

134

TxD12-

15

TxD21+

55

TxD10+

95

135

TxD12+

16

TxD17-

56

TxD14-

96

TxD19-

136

TxD16-

17

TxD17+

57

TxD14+

97

TxD19+

137

TxD16+

18

GND

58

GND

98

GND

138

GND

19

RxD17-

59

RxD14-

99

RxD19-

139

RxD16-

20

RxD17+

60

RxD14+

100

RxD19+

140

RxD16+

21

RxD13-

61

RxD18-

101

RxD15-

141

RxD20-

22

RxD13+

62

RxD18+

102

RxD15+

142

RxD20+

23

GND

63

GND

103

GND

143

GND

24

TxD13-

64

TxD18-

104

RxD15-

144

TxD20-

25

TxD13+

65

TxD18+

105

RxD15+

145

TxD20+

26

TxD9-

66

106

TxD11-

146

27

TxD9+

67

107

TxD11+

147

28

GND

68

GND

108

GND

148

GND

29

RxD9-

69

109

RxD11-

149

30

RxD9+

70

110

RxD11+

150

31

RxD5-

71

111

RxD7-

151

32

RxD5+

72

112

RxD7+

152

33

GND

73

GND

113

GND

153

GND

34

TxD5-

74

114

RxD7-

154

35

TxD5+

75

115

RxD7+

155

36

TxD1-

76

116

TxD3-

156

37

TxD1+

77

117

TxD3+

157

38

GND

78

GND

118

GND

158

GND

39

RxD1-

79

119

RxD3-

159

40

RxD1+

80

120

RxD3+

160

19.3.3 パッチ パネル

21 個 の E1 インターフェイスのパッチに、2 種類のパッチ パネルが利用できます。詳細については、「パッチ パネル」を参照してください。


) LFH コネクタ/パッチ パネルを STM-1 S1.1-2-LC/E1-21 モジュールと一緒に使用するときは、最初の 21 個のポートだけを使用します。



警告 このインターフェイスは SELV 回路と見なされます。このインターフェイスを TNV 回路に接続しないようにしてください。 ケーブルは、電源ケーブル、ネットワーク ケーブル、SELV 回路に接続していないその他のケーブルと一緒に使用しないでください。電気ケーブルは建物の外に出さないでください。 SELV 回路を含んでいない装置にケーブルを接続する場合は、ONS15305 E1 のケーブル インターフェイス とその他の装置のインターフェイスとの間に適切な絶縁物をあてがう必要があります。


19.3.4 標準準拠

マルチインターフェイス E1の標準準拠を 表19-4 に示します。

 

表19-4 マルチインターフェイス E1の標準準拠

標準
コメント

ETS 300 011

対グラウンドとのインピーダンス

許容電圧変動

ETS 300 126

出力信号のバランス

ITU-T G.703

ケーブルの減衰率

入力反射損失

反射波に対する入力ポートの耐性

出力パルス マスク

ITU-T G.783

入力ジッタがない場合の出力ジッタ

出力複合ジッタ

ITU-T G.823

最大許容入力ジッタ

19.4 STM-1 S-1.1 インターフェイスでのケーブル プランニングの例

一般的なケーブル パラメータについて 表19-5 に示します。

 

表19-5 一般的なケーブル パラメータ

ケーブル損失
(ITU-T 勧告 G.957 による)
シングルモード
光ファイバ
(ITU-T G.652 による)
マルチモード光ファイバ 50/125 um
(ITU-T G.651 による)
マルチモード光ファイバ 62.5/125μm
(IEC/EN 60793-2-10
による)

ファイバ ケーブルの減衰率

Cable Margin
(Mc; ケーブル マージン)

光分散フレームでの損失

0.5dB/Km

ファイバ ケーブルの減衰率に含まれる

ファイバ ケーブルの減衰率に含まれる

1.0dB/km

3dB

1dB

1.0dB/Km

3dB

1dB

ケーブル分散:

最大波長分散係数

5.5Ps/Nm × Km

6Ps/Nm × Km

6Ps/Nm × Km

モーダル帯域幅

-

800MHz × Km 1

500MHz × Km 2

全体の帯域幅

-

80MHz

80MHz

1.Overfilled launch (OFL; オーバーフィルド ローンチ)のモーダル帯域幅

2.オーバーフィルド ローンチ(OFL)のモーダル帯域幅

一般的なリンク スパンを 表19-6 に示します。

 

表19-6 一般的なリンク スパン

ファイバ タイプ
損失限界スパン
分散限界スパン
全体のリンク スパン

2 ファイバ

SM

24Km

47Km

24Km

MM 50⊇m

13Km

10Km

10Km

3, 4

MM 62.5⊇m

13Km

6Km

6Km

5

3.モード調整パッチコードの付いたオフセット ローンチ(IEEE 規格の 802.3 1998 年版による)

4.GIGAlite™ II のような MM ファイバを使用することにより、モード調整パッチコードがなくても、分散限界スパンを 15Km (50/125Mm)および 9Km (62.5/125Mm)まで延長できます。

5.上の 1 および 2 を参照してください。

SM パッチ コードが MM ファイバに直接接続されたセンター ローンチでは、わずか数個しかセンター モードが起動されないため、OFL 帯域幅よりもはるかに広い帯域幅(数 GHz/Km)が得られる可能性があります。

しかし MM ファイバには、センター インデックス歪みが含まれることがあり、その場合には、センターからのわずかなオフセットにより帯域幅が極端に狭くなるおそれがあります。FP レーザーの付いたセンター ローンチおよびオフセット ローンチの両方により、MM ファイバのアンダーフィルド 励起が作成されます。オフセット ローンチのほうが励起されるモードの個数が多いため、モード カップリング歪みの影響を受けにくくなります。一般にアンダーフィルド励起のほうが OFL よりも帯域幅は広くなります。

推奨事項

センター ローンチ、すなわち 2xS-1.1-LC からの SM パッチコードであれば、ほとんどの MM ファイバ ケーブルで、少なくとも、表に示した伝送距離は達成する可能性があります。MM ファイバの品質が分からないときは、モード コンダクティング コードをオフセット ローンチに使用することをお勧めします。