Cisco Edge Craft ソフトウェア ガイド Software Release 2.0
リンク集約(ONS 15305 の場合)
リンク集約(ONS 15305 の場合)
発行日;2012/02/02 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 4MB) | フィードバック

目次

リンク集約(ONS 15305 の場合)

リンク集約(ONS 15305 の場合)

ここでは、ネットワーク要素のリンク集約機能の管理に伴う作業について説明します。リンク集約はトランキングとも呼ばれます。

リンク集約は、複数のポートをグループ化することによって 1 つの集約リンクを形成してポート(リンク)の利用を最適化する場合に使用します。リンク集約を使用することで、デバイス間の帯域幅増大、ポートの柔軟性向上、およびリンクの冗長化を実現できます。

リンク集約の数と各リンク集約における最大ポート数は、ネットワーク要素ごとに規定されます。

6.1 リンク集約の表示

属性ペインに特定のオブジェクト プロパティを表示するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 トポロジ ペインで device > Link Aggregation オブジェクトを選択して、属性ペインに特定のオブジェクト プロパティを表示します(図6-1)。

図6-1 リンク集約に関する属性

.


 

6.1.1 リンク集約の変更

リンク集約パラメータで変更できる内容は、次のとおりです。

集約属性

集約の MAC アドレス タイプ

集約の負荷分散属性

集約への新規ポートの追加

集約からの既存ポートの削除

リンク集約機能(トランキングともいう)を使用すると、複数のポートをグループ化して単一のトランク(集約グループ)を形成できます。また、デバイス間の帯域幅増大やリンクの冗長化を実現できます。

リンク集約機能には、次の制約事項があります。

トランクに加えることができるのは WAN ポートと LAN ポートだけです。

ネットワーク要素上で定義できるトランクは最大 8 本です。

1 つのトランク内でグループ化できるポートは最大 8 個です。


) 使用可能な 8 本のトランクは最初から作成されていますが、ポートは含まれていません。トランクは Device > LinkAggregation > LinkAggregationList 属性に表示されます。各トランクは ifIndex(65 ~ 72)で識別されます。


同時に構成できるトランクの数は、搭載されているモジュールのタイプによって制限されます。次の点に注意してください。

モジュールに搭載されているイーサネット LAN または WAN のポート数が 8 以下の場合、各モジュールでサポートされるリンク集約トランクは 1 本です。

モジュールに搭載されているイーサネット LAN または WAN のポート数が 9 ~ 16 の場合、各モジュールでサポートされるリンク集約トランクは 2 本です。ただし、使用するブリッジ ポート番号のグループの範囲内に限られます。次の表に、FE ポートを 16 個備えたモジュールを使用する場合に有効なリンク集約の構成を示します(FE は WAN または LAN ポート)。

 

表6-1 有効なリンク集約構成(FE ポートを 16 個備えたモジュールの場合)

スロット
トランク
ブリッジ ポート番号の有効グループ

1

1

1~8

1

2

9~16

2

1

17~24

2

2

25~32

3

1

33~40

3

2

41~48

4

1

49~56

4

2

57~64

トランクに割り当てるポートは、次の要件を満たしている必要があります。

ポート上でレイヤ 3 インターフェイスが設定されていない。

ポート上で VLAN が設定されていない。

ポートが異なるトランクに割り当てられていない。

ポートに割り当て可能な MAC アドレスが存在している。

ポート上でオートネゴシエーション モードが設定されていない。

ポートが全二重モードになっている。

トランク内のすべてのポートが同じ速度で動作する。

トランク内のすべてのポートで同じ入力フィルタリングとタグ付けモードを使用する。

トランク内のすべてのポートで同じバック プレッシャとフロー制御モードを使用する。

トランク内のすべてのポートで同じプライオリティを使用する。

トランク内のすべてのポートで同じトランシーバ タイプを使用する。

トランク内のすべてのポートが同じモジュールに属する(つまり、同じスロット上に存在する)。

6.1.1.1 トランクへのポートの割り当て

トランクにポートを割り当てるには、次の手順を実行します。


ステップ 1 トランクに追加するポートが上記の要件を満たしていることを確認します。

ステップ 2 ONS 15305 の管理対象オブジェクトをクリックしてから、トポロジ ブラウザでデバイスの管理対象オブジェクトをクリックします。

ステップ 3 属性ウィンドウで linkAggregation 属性をクリックします。

ステップ 4 属性ウィンドウで linkAggregationPort 属性をクリックします。

ステップ 5 portIfIndex 属性に表示された ifIndex を使用して追加するポートを識別します。

ステップ 6 Aggregated 属性を調べて、ポートをトランクに追加できることを確認します。Aggregated の表示が true になっていれば、ポートはトランクに追加できます(次のステップに進みます)。Aggregated の表示が false になっている場合はポートが個別のリンクとして動作しているため、トランクに追加できません。別のポートを選択します(ステップ 5 に戻ります)。

ステップ 7 actorAdminKey 属性を編集します。この属性は、ポートを割り当てるトランクの ifIndex に設定する必要があります。有効な値は [65:72] です。


) トランクが使用している ifIndex を調べるには、Device > LinkAggregation > LinkAggregationList 属性を確認します。


ステップ 8 Save をクリックします。


 

6.1.2 管理に使用するトランク要素 ifIndex

通常のポート(LAN および WAN)には 1 ~ 64 (スロットやポート数によって異なる)個の ifIndex があります。

各スロットには 16 個のifIndex が予約されていますが、現在利用可能なモジュールが使用する ifIndex は 8 つまでです。 たとえば、スロット 3 に 8 ポートを備えたファースト イーサネット(FE)モジュールが搭載されている場合、ifIndex の範囲は33(ポート 3/1)から 40(ポート 3/8)までです。

STM-1 モジュールは、8 つの SDH ポートと 8 つの WAN ポートが組み合わされているため、特別です。8 ポート STM1 モジュールの WAN ポート番号は x/9 ~ x/16(x はスロット)ですが、ifIndex は x/1 ~ x/8 に対応しています。 8 ポート STM-1 モジュールがスロット 2 にある場合、ifIndex の範囲は 17 ~ 24(17 はポート 2/9、24 はポート 2/16)です。ギガビット イーサネット(GE)ポートは、個別のスロットの最初の ifIndex を使用します。たとえば、スロット 4 に 2 ポート GE が搭載されている場合、ifIndex 番号は 49(ポート 4/1)と 50(ポート 4/2)になります。

システム内の最大トランク数は 8 で、トランクの ifIndex の範囲は 65 ~ 72 です。トランクの ifIndex は、トランクを VLAN に割り当てる際にポート番号として使用されます。

図6-2 に、トランクを作成して VLAN に追加する例を示します。

スロット 1 の最初の 2 つの WAN ポートを使用して、ifIndex が 65 のトランクが作成されます。

図6-2 VLAN に対するトランクの作成と編集

.

トランクとスロット 2 の 2 番めの GE ポートを 1 つの VLAN にまとめます(図6-3)。

図6-3 トランクと GE による VLAN の設定