Cisco Edge Craft ソフトウェア ガイド Software Release 2.0
一般的な管理
一般的な管理
発行日;2012/02/27 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 4MB) | フィードバック

目次

一般的な管理

一般的な管理

4.1 管理インターフェイスの管理

この章では、管理インターフェイスの管理対象となるオブジェクト(MO)に対して行える設定操作について説明します。この章の構成は次のとおりです。

概要

MCN Wizard。ここでは、MCN Wizard を使用して Cisco ネットワーク要素の管理接続を設定する方法について説明します。

ONS 15305 の管理モードと設定。ここでは、管理インターフェイスでサポートされている管理モードと、各モードの設定方法について説明します。

ONS 15305 のシナリオ。ここでは、単純で一般的な設定シナリオを紹介します。特定のネットワークに合せて、これらのシナリオを組み合せることもできます。

共通パラメータの管理

network element(NE; ネットワーク要素)へのソフトウェアのダウンロード

NE 設定データのアップロード/ダウンロード

アラームとイベントの設定

ONS 15305 の管理スロット

情報モデルでは、管理インターフェイスで扱う管理対象オブジェクトの下に属性がありますが、それらは一意ではありません。各属性には、別の管理対象オブジェクトの下にある類似の属性が反映されています。管理インターフェイスで扱う管理対象オブジェクトの下にある属性はまとめられているので、管理ツリーでいくつもの管理対象オブジェクトをブラウズしなくても、管理インターフェイスの基本構成を設定することができます。詳細な設定を行う場合は、そのための管理対象オブジェクトをさらに使用する必要があります。

4.2 MCN Wizard

MCN - 管理通信ネットワーク

4.2.1 ネットワーク要素管理インターフェイスの管理

ここでは、設定ツールの MCN Wizard を利用して Cisco ネットワーク要素の管理接続を設定する方法を説明します。MCN の設定に MCN Wizard を使用すると、「管理ツリー」からすべてのソフトウェアを設定する必要はなく、わかりやすい指示に従いながら手順形式で設定できるので便利です。

各種ネットワーク要素でサポートされている MCN 機能については、「特殊要件」を参照してください。

4.2.2 設定前の作業 - 前提条件

この項に記載されている前提条件を読んで、それらを確認してください。

4.2.2.1 管理用ソフトウェア

MCN Wizard では、タスクの実行に権限が必要です。十分な権限が割り当てられていることを確認してください。Cisco Edge Craft を使用する場合に受ける制限は、NE に対して設定されている SNMP コミュニティ ストリング(ログイン権限)によって決まります。少なくとも書き込みアクセス権が必要です。

4.2.2.2 NE の要件

少なくとも、SNMP コミュニティ テーブルに対象となる管理ポートの有効な IP 設定とインスタンスが登録されていて、書き込みアクセス権が許可されていなければなりません。


) トラフィック モジュールのインターフェイスを通して管理接続を張る場合は、それらのモジュールが「装着済み」か、少なくとも「装着予定」になっていることを確認してください。


4.2.2.3 一般要件

現在のネットワークの設計と計画を考慮しながら、ネットワーク要素の管理インターフェイスについてその使用方法の戦略を決定する必要があります。ウィザードを実行する前に、IP アドレスとサブネットを利用可能な状態にしておく必要があります。

4.2.3 MCN Wizard - 手順

以降の手順では、管理用ネットワーク要素の設定に必要なメイン フローを説明します。MCN の準備と起動(初期設定)は一般にネットワーク要素の管理ポートを通して行いますが、MCN の保守は既存の操作用 MCN から、管理ポート、任意のアクティブ DCC チャネル、またはインバンド管理チャネルを通して行います。

管理インターフェイスで扱う管理対象オブジェクトについては、次のような設定が行えます。

管理インターフェイスの実行モード(管理トラフィックのカプセル化タイプ)

モードに固有な DCC インターフェイス用のパラメータ(PPP 設定など)

管理インターフェイスに割り当てる IP アドレス(複数可)

デフォルト ゲートウェイの IP アドレス

正確な手順やアクセスする属性セットは、インストールされている Cisco ネットワーク要素の種類によって異なります。詳細については、「特殊要件」を参照してください。

DCC インターフェイスの作成、削除、および設定の詳細については、「ONS 15305 でのスロットの管理」を参照してください。

4.2.3.1 MCN 初期設定フローの概要

管理用のネットワーク要素をセットアップするための初期設定フローには、次の 2 つのメイン フローがあります。

IP ブロードキャストの設定(ONS 15302)

IP 番号の割り当て(PPP または HDLC カプセル化 IP)


) 設定情報は、ウィザードのフローが終了して初めてネットワーク要素に送信されます。ウィザードのフローが終了した時に、設定の概要が表示されます。


4.2.3.2 MCN Wizardの開始


ステップ 1 メニューから Equipment > MCN Wizard を選択します。


 

4.2.4 MCN Wizard へようこそ

設定処理へ進む前に、 Welcome ウィンドウに記載されている概要をお読みください。

図4-1 MCN Wizard へようこそ

 


ステップ 1 Next をクリックして次に進みます。


 

4.2.5 ネットワーク要素


ステップ 1 ネットワーク要素の現在の MCN 設定が表示されます。

図4-2 MCN の現在の設定

 

ステップ 2 表示される IP アドレスは、「接続先 IP アドレス」、つまり Cisco Edge Craft がネットワーク要素へアクセスするときに使用する IP アドレスです。このアドレスは、現在の MCN 設定やネットワーク要素までの MCN ルートに応じて、管理ポート IP アドレス、DCC チャネル IP アドレス、VLAN IP アドレス、インバンド IP ポート アドレスのいずれかになります。

ステップ 3 Next をクリックして次に進みます。


 

4.2.6 システム モード

図4-3 システム モード

 

システム モードの現在の設定とシステム モードの選択肢が表示されます。


) ネットワーク要素によってはサポートされていないモードもあります。現在選択しているネットワーク要素に対して有効なモードだけがここにリストされます。



ステップ 1 system mode を選択します。


 

4.2.6.1 IP 番号指定

IP プロトコル スタックを使用するようにネットワーク要素を設定する場合は、このモードを選択します。各管理インターフェイスには、IP アドレス(ネットワーク要素はマルチホーム ホスト)、DCC、任意のインバンド チャネル、および管理ポートがあります。ルーティング テーブルは、スタティック ルーティングまたはダイナミック ルーティングによって保守することができます。サポートされるルーティング プロトコルは RIP と OSPF です。

4.2.6.2 IP ブロードキャスト

独自仕様の IP ブロードキャスト プロトコルを使用するようにネットワーク要素を設定する場合は、この項目を選択します。詳細については、「システム モード - IP ブロードキャスト」を参照してください。このネットワーク要素には、IP アドレス(管理ポート IP アドレス)が 1 つだけ割り当てられます。このネットワーク要素は転送メカニズムを使用して、アクティブ DCC チャネルと管理ポート間のトラフィックをディスパッチします。このモードは一般に、2 つの ONS 15305 または ONS 15302 のバックツーバック設定に使用されます。

4.2.6.3 IP 非番号


) このシステム モードは、ONS 15302 R2.0 および ONS 15302 R2.0 でだけサポートされ、設定には ONSCLI を使用する必要があります。このモードに設定すると、Cisco Edge Craft のデスクトップ機器メニューから MCN Wizard を無効にすることができます。


管理ポートの IP アドレスを DCC 管理インターフェイスと共有する場合は、このモードを選択します。このネットワーク要素には、そのすべての管理インターフェイス(DCC チャネルおよび管理ポート)に有効な IP アドレスが 1 つだけ割り当てられます。管理インターフェイス間のメッセージのルーティングは、OSPF によって処理されます。このシステム モードを最大限に活用するには、NE がサポートしている IP 非番号機能だけで構築されたネットワーク トポロジが必要です。

ネットワーク要素の種類によって適用される選択肢や制限については、次の表および「DCC の使用方法に関する制限」を参照してください。

 

表4-1 システム モードとネットワーク要素

ONS 15302
ONS 15305
IP ブロードキャスト

--

IP 番号指定

IP 非番号

○(リリース 2.0 以降)

○(リリース 2.0 以降)

4.2.7 管理ポート - システム モードが IP 番号指定の場合

管理トラフィック用のポートを選択します。

 


ステップ 1 管理ポートに使用する有効なプロトコル スタックを選択します。

Disable

管理ポートを無効にします。


) 管理ポートの無効化は、管理ポート以外のインターフェイスを介して接続する場合にだけ実行してください。


IP

管理ポートに対して IP プロトコルをアクティブにする場合は、この項目を選択します。

管理ポートの現在の設定と、使用可能な選択肢が表示されます。選択肢は次のとおりです。

 

表4-2 管理ポートのモード

管理ポートのモード
用途
コメント

Disabled

MNGT ポートを介したローカル アクセスをオフにする。

Disabled を選択すると、管理ポートを介して MCN にアクセスできなくなります。

IP

MNGT ポートに対して IP を有効にする。

デフォルト モード。

IP を選択した場合は、オペレータが IP グローバル属性を設定する必要があります。詳細については、「グローバル IP 設定 - システム モードが IP 番号指定の場合」を参照してください。


 

4.2.8 DCC カプセル化 - システム モードが IP 番号指定の場合

 

この手順では、DCC の設定を行います。DCC による管理を行わない場合は、全項目を選択し、 Disable Selected ボタンをクリックします。

選択した DCC チャネルのカプセル化モードを選択するか、MCN からチャネルを削除します。次のいずれかを選択できます。

未使用

IPOverDcc による IP のカプセル化(独自仕様)

PPP による IP のカプセル化(IP over PPP)

次の 2 つの項で、IP over DCC および IP over PPP の設定について詳しく説明します。

選択肢別のネットワーク要素タイプのサポートについては、表4-4を参照してください。

4.2.8.1 IP over DCC によるカプセル化

独自仕様モードで DCC チャネルを設定すると、管理 MAC パッケージが HDLC フレーム内にカプセル化され、MCN を通して送信されます。


ステップ 1 モードを ipOverDcc に設定した後、インターフェイスの IP アドレスとサブネット マスクを設定し、次の DCC チャネル属性を設定します。

DCC ポートの IP アドレス

DCC ポートの IP サブネット マスク

ステップ 2 DCC の設定が完了したら、Next をクリックします。


 

4.2.8.2 Ip Over Ppp によるカプセル化

ppp モードで DCC チャネルを設定すると、管理 IP パッケージが PPP フレーム内にカプセル化され、MCN を通して送信されます。


ステップ 1 使用可能な DCC チャネルのリストから DCC チャネルを選択し、次の DCC チャネル属性を設定します。

モード = ppp

DCC ポートの IP アドレス

DCC ポートの IP サブネット マスク

ステップ 2 DCC の設定が完了したら、Next をクリックします。


 

4.2.9 IP インバンド - システム モードが IP 番号指定の場合

この手順では、インバンド インターフェイスを介して IP トラフィック(SNMP)の管理を実行できるように、インバンド インターフェイス(LAN ポート、WAN ポート、または VLAN)の IP アドレスを設定します。


) スロット/ポートの設定があるのは LAN ポートと WAN ポートだけです(VLAN にはありません)。



) テーブルには、IP インバンド設定とは関係のない ifIndex が含まれている場合があります。



) VLAN を管理トラフィックに使用する場合は、あらかじめ VLAN を設定しておく必要があります。


図4-4 VLAN の設定

 

VLAN がまだ設定されていない場合は、右下隅にある Configure VLANs ボタンをクリックして設定します。

現在の IP インバンド設定が表示されます(設定がある場合)。

図4-5 IP インバンド

 


ステップ 1 管理に使用する(LAN/WAN)インターフェイスを選択します。次のいずれかを選択できます。

変更なし

サブフロー(「グローバル IP 設定 - システム モードが IP 番号指定の場合」)に進みます。

インバンド チャネルの設定

ステップ 2 Add ボタン をクリックします。

図4-6 行の追加

 

ステップ 3 InterfaceNumber にインターフェイス番号(iFindex)を入力します。

ステップ 4 IP address に IP アドレス(xxx.xxx.xxx.xxx)を入力します。

ステップ 5 InterfaceNetworkMask にサブネット マスク(xxx.xxx.xxx.xxx)を入力します。


 

4.2.10 グローバル IP 設定 - システム モードが IP 番号指定の場合

このフローでは、MCN のグローバル IP を設定します。


ステップ 1 Routing Table の Add ボタンをクリックし、次のように定義します。

図4-7 ルーティング テーブル

 

InterfaceNumber

DestinationIpAddress

NextHop:ネクスト ホップの IP アドレス

DestinationNetworkMask

RouteType: other reject local remote のいずれか

ステップ 2 MCN で OSPF ルーティング プロトコルを使用する場合は、これを有効にします。

 

ステップ 3 Add をクリックし、次の属性の値を入力または選択します。

AreaId

ImportAsExternal:importExternal または importNoExternal

Metric

ステップ 4 Router Id にルータ ID を入力します。

ステップ 5 MCN で RIP を使用する場合は、これを有効にします。

 

ステップ 6 Next をクリックして処理を継続します。


 


) グローバルおよびインターフェイス固有の OSPF パラメータと RIP パラメータは、IP 属性ビュー(管理ツリー)で調整できます。


4.2.11 システム モード - IP ブロードキャスト

ここでは、システム モードとして IP ブロードキャストを設定する作業について説明します。


) このシステム モードは ONS 15302 でだけサポートされています。


4.2.11.1 システム モード

図4-8 システム モード - IP ブロードキャスト

 


ステップ 1 システム モードとして IP Broadcast をオンにします。

ステップ 2 Next をクリックして次に進みます。


 

4.2.11.2 共通の設定

この手順では、選択したネットワーク要素に対するデフォルト ゲートウェイ、管理ポート、および MAC フィルタを設定します。

4.2.11.3 ゲートウェイ

デフォルト ゲートウェイのアドレス

4.2.11.4 管理ポート

管理ポートを有効/無効にします。無効な管理ポートは、ONSCLI から再度有効にすることができます。

4.2.11.5 メディア アクセス制御(MAC)フィルタ

MAC フィルタを有効/無効にします。有効にすると、Cisco 製品に割り当てられていない範囲の MAC アドレスが指定されたイーサネット トラフィックは、管理ポートによって拒否されます。

4.2.11.6 アクティブ DCC チャネル

「DCC カプセル化 - システム モードが IP 番号指定の場合」を参照してください。

4.2.11.7 要約

「要約」を参照してください。

4.2.12 要約

図4-9 要約

 

MCN Wizard のシーケンスが完了したら、ネットワーク要素に変更を反映させる前に、設定内容を確認する必要があります。作成された設定内容の概要が表示されます。


ステップ 1 設定内容に問題がなければ、Save をクリックし、ネットワーク要素に設定を反映させます。


 

反映時には、設定コマンドのシーケンスが出力されます。これらのコマンド シーケンスは、ネットワーク要素の MCN 設定を実装する際に、管理対象要素との通信でデッドロックが発生したり、通信が失われたりしないよう配慮されています。

4.2.13 特殊要件

ここでは、ONS 15305 および ONS 15302 に関する要件を説明します。

4.2.13.1 DCC の使用方法に関する制限

4.2.13.2 ONS 15305

スロットあたり DCC-R × 8、DCC-M × 4

現用 DCC チャネルと保護 DCC チャネルの両方を設定する必要があるため、DCC 管理トラフィックを扱う MSP 1+1 リンクでは 2 つまたは 4 つの DCC を使用します。

4.2.13.3 ONS 15302

(論理)STM-1 ポートあたり最大 2 つの DCC チャネルを使用できます。DCC-R × 1 または DCC-M × 1、あるいはその両方(論理 DCC チャネルが 1 つの場合 = DCC-R × 2 または DCC-M × 2、論理 DCC チャネルが 2 つの場合 = DCC-R × 2 および DCC-M × 2)

IP/DCC(独自仕様)または IP カプセル化の場合は、現用 DCC チャネルと保護 DCC チャネルの両方を手動で設定する必要があります。

IP/PPP の場合は、保護チャネルが自動的に設定されるため、現用チャネルだけ設定する必要があります。

IP/PPP は DCC-R でだけサポートされています(ONS 15302 バージョン 2.0 から、DCC-M でも IP/PPP がサポートされています)。

ONS 15302 MSP 1+1 の設定の場合は、特別な注意が必要です。物理的に使用できる DCC チャネルは最大 4 つですが(DCC-R × 2 + DCC-M × 2)、保護スキームでは、論理的には最大 2 チャネル(DCC-R × 1 または DCC-M × 1、あるいはその両方)として動作します。

4.2.14 ネットワーク要素のタイプと機能

表4-3 に、各ネットワーク要素でサポートされている機能を示します。

 

表4-3 ONS 15302 および ONS 15305 でサポートされている機能

機能
ONS 15302
ONS 15305

通信

IP ブロードキャスト DCC-R/M

IP HDLC DCC-R/M

IP/PPP DCCR

IP/PPP DCCM

IP 非番号

IP ルーティング

1

インバンド

2

セキュリティと
トラフィック制御

管理ポートのオン/オフ

SNMPv1 コミュニティ

SNMP マネージャの ID

SNMP 読み取り/書き込み制御

VLAN(802.1Q)

1.前述の記載内容を参照してください。

2.搭載モジュールによります。

4.3 管理モードと設定


) 次の各項では、管理ツリーに表示される管理インターフェイスの管理対象オブジェクトを使用して管理ポートと DCC を設定する方法について説明します。


管理トラフィックは IP ベース(SNMP および TFTP メッセージ)なので、管理パスの設定時には、ネットワーク上の管理トラフィックを伝搬する IP データグラムの送信に使用すべきカプセル化のタイプを決定する必要があります。管理インターフェイスに対しては、次のカプセル化タイプがサポートされています。

レイヤ 2 プロトコルで直接伝搬される IP(イーサネット、PPP、または独自仕様)

また、各管理インターフェイスをオフにすることもできます。実際のカプセル化のサポートは、管理インターフェイスのタイプ(管理ポートまたは DCC)によって異なります。表4-4 に、各種管理モードと管理インターフェイスの概要を示します。


) これは、セキュリティ目的で重要となる機能です。ネットワーク要素(メイン カード)上で物理アクセスが可能な管理ポートには特に重要となります。


 

表4-4 管理モードと管理インターフェイス

管理
インターフェイス
未使用
IP
IP/イーサネット
IP/独自仕様の
カプセル化
IP/PPP

管理ポート

DCC


) 1 つの DCC は、一度に 1 つのモードしか実行できません。また、管理用には最大 8 つの DCC を使用できます。つまり、1 つの管理モードに対して最大 8 つの DCC を割り当てることができます。


次の各項では、管理ツリーに表示される管理インターフェイスの管理対象オブジェクトを使用して管理ポートと DCC を設定する方法について説明します。

4.3.1 管理ポートの設定

管理ポートでは、モードと呼ばれる 2 種類のカプセル化を実行できます。特定のモードを選択するには、mode 変数を設定します( management interfaces > management port > mode )。使用可能な各モードに必要な設定は次のとおりです。

未使用

IP

これらについては、次の各項で詳しく説明します。

4.3.1.1 モード - 未使用

モードを未使用に設定して管理ポートを設定するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 ONS 15305 管理対象オブジェクトをクリックし、管理ツリーで management Interfaces 管理対象オブジェクトをクリックします(図4-10 を参照)。

図4-10 management Interfaces - 管理対象オブジェクト

 

ステップ 2 属性ウィンドウで、managementPort をクリックします(図4-11 を参照)。

図4-11 ManagementPort - 属性

 

ステップ 3 属性ウィンドウで、モードを Not Used に設定します(図4-12 を参照)。

図4-12 ManagementPort - モード選択

 

ステップ 4 ツールバーの Save をクリックします。


 

4.3.1.2 モード - IP

モードを IP にして管理ポートを設定するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 ONS 15305 管理対象オブジェクトをクリックし、管理ツリーで management Interfaces 管理対象オブジェクトをクリックします。

ステップ 2 属性ウィンドウで、managementPort をクリックします。

ステップ 3 属性ウィンドウで、mode を IP に設定します。

ステップ 4 ツールバーの Save をクリックします。

ステップ 5 属性ウィンドウで、ipAddress をクリックします(図4-13 を参照)。

図4-13 ManagementPort - IP Address 属性

 

ステップ 6 ツールバーの Add をクリックします。protocol を IP に設定し、IP アドレッシングのスキームまたはプランに従って ipAddress と subnetMask を設定します(図4-14 を参照)。

図4-14 ManagementPort - IP アドレスの追加

 

ステップ 7 ツールバーの Save をクリックします。

トポロジーによっては、さらにルーティング情報を設定する必要があります。スタティック ルートの定義やダイナミック プロトコル(RIP、OSPF)の制御には、管理ツリーの IP 管理対象オブジェクトを使用します。デフォルト ゲートウェイの定義は、管理インターフェイスの管理対象オブジェクトから直接行うことができます。これについては、「IP デフォルト ゲートウェイの設定」で説明します。


 

4.3.2 DCC の設定

DCC では、モードと呼ばれる 2 種類のカプセル化を実行できます。特定のモードを選択するには、mode 変数を設定します( management interfaces > DCC > mode )。次の各項では、2 種類のモード(未使用または IP)のいずれかに必要な設定について詳しく説明します。

4.3.2.1 モード - 未使用

モードを未使用に設定して DCC を設定するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 ONS 15305 管理対象オブジェクトをクリックし、管理ツリーで management Interfaces 管理対象オブジェクトをクリックします。

ステップ 2 属性ウィンドウで、dcc をクリックします。

ステップ 3 属性ウィンドウの各行は DCC インターフェイスを表します。必要な DCC インターフェイスについて、mode を Not Used に設定します。

ステップ 4 ツールバーの Save をクリックします。


 

4.3.2.2 モード - IP

モードを IP にして DCC を設定するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 ONS 15305 管理対象オブジェクトをクリックし、管理ツリーで management Interfaces 管理対象オブジェクトをクリックします(図4-15 を参照)。

ステップ 2 属性ウィンドウで、dcc をクリックします。

ステップ 3 属性ウィンドウの各行は DCC インターフェイスを表します。必要な DCC インターフェイスについて、mode を IP over DCC に設定します。

図4-15 management Interfaces - Dcc 属性

 

ステップ 4 モードを IP に設定した場合は、さらに、IP データグラムに対するレイヤ 2 カプセル化も設定する必要があります。これを行うには、ipEncapsulation 変数を必要なカプセル化のタイプ(独自仕様または PPP)に設定します(図4-16 を参照)。

図4-16 IPEcapsulation - カプセル化の選択

 

ステップ 5 ツールバーの Save をクリックします。

ステップ 6 属性ウィンドウで、ipAddress をクリックします。

ステップ 7 ツールバーの Add をクリックします。プロトコル を IP に設定し、IP アドレッシングのスキームまたはプランに従って ipAddress と subnetMask を設定します。

ステップ 8 ツールバーの Save をクリックします。

モードが IP に設定されていて、ipEncapsulation が PPP に設定されている場合は、pppConfiguration 変数を使用して PPP の追加設定を実行できます( management interfaces > DCC > pppConfiguration )。

トポロジーによっては、さらにルーティング情報を設定する必要があります。スタティック ルートの定義やダイナミック プロトコル(RIP、OSPF)の制御には、管理ツリーの IP 管理対象オブジェクトを使用します。デフォルト ゲートウェイの定義は、管理インターフェイスの管理対象オブジェクトから直接行うことができます。これについては、「IP デフォルト ゲートウェイの設定」で説明します。


 

4.3.3 IP デフォルト ゲートウェイの設定

ネットワーク要素の IP デフォルト ゲートウェイを設定するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 ONS 15305 管理対象オブジェクトをクリックし、管理ツリーで management Interfaces 管理対象オブジェクトをクリックします。

ステップ 2 属性ウィンドウで、ipDefaultGateway をクリックします。

ステップ 3 IP アドレッシング プランに従って、defaultGatewayIpAddress と defaultGatewayInterface を設定します。

ステップ 4 ツールバーの Save をクリックします。


) デフォルト ゲートウェイはネットワーク要素から直接到達可能でなければなりません。つまり、デフォルト ゲートウェイは、defaultGatewayInterface によって識別されたインターフェイス上で定義されたサブネットに属している必要があります。
デフォルト ゲートウェイを修正すると、前のデフォルト ゲートウェイがネットワーク要素のルーティング テーブルから削除され、新しい(修正後の)ゲートウェイがルーティング テーブルに追加されます。



) デフォルト ゲートウェイを削除する前に、ルーティングを保護してください。



 

4.4 ONS 15305 のシナリオ

この項では、4 つの一般的なネットワーク トポロジを示し、Cisco Edge Craft で管理インターフェイスの管理対象オブジェクトを使用して、管理トラフィックを伝搬するように管理インターフェイスを設定する方法について説明します(図4-17図4-20 表4-5 表4-8 )。

4.4.1 特記事項

次の各シナリオでは、RIP と OSPF の両方が無効であることを前提としています。RIP は、管理インターフェイス上で手動により無効化されています。

各 IP ネットワークは一意のものですが、ここに示すトポロジや設定は基本的なビルディング ブロックと考えてください。これらのブロックを組み合せれば、さまざまなネットワークに応用することができます。

実際のネットワークでは多数のネットワーク要素が使用されるため、設定を実行するための管理対象オブジェクトがさらに必要となる可能性があります。特に IP の設定や、ダイナミック ルーティング プロトコル(RIP、OSPF)のアクティブ化と設定には、追加の管理対象オブジェクトを使用する必要があります。

IP over DCC(独自仕様または PPP カプセル化を使用)では、リンクごと(DCCごと)にサブネットを設定する必要があります。IP over DCC で設定され、Cisco Edge Craft から DCC リンクが 3 つ以上離れているネットワーク要素は、Cisco Edge Craft までのスタティック ルートを使用するか、ダイナミック ルーティング プロトコルを実行する必要があります。IP over DCC を実行するよう設定されたインターフェイスの数とともにスタティック ルートの数が増えてきたら、ダイナミック ルーティング プロトコルを実行した方が有利です。なお、ネットワーク トポロジによっては、DCC 上で IP ルーティング プロトコルを有効化する際に、DCC ネットワークが(管理トラフィック専用ではなく)ユーザ トラフィック用のパスとしてアドバタイズメントされないよう注意する必要があります。

次の各セクション(「シナリオ 1 - CEC と ONS 15305 が同じサブネット上にある場合」「シナリオ 4 - IP over PPP」)では、一般的な IP トポロジの図と、管理インターフェイスの管理対象オブジェクトで設定する必要のあるパラメータを示します。

4.4.2 表記規則

この項では、次の表記規則を使用します。

「/<プレフィックス長>」という表記は、{IP アドレス, サブネット マスク} のペアを表します。たとえば、192.168.0.1 / 24 という表記は、{IP アドレス 192. 168.0.1, サブネット マスク 255.255.255.0} のペアを指しています。


) プレフィックス長は、従来のサブネット マスクにおいて値「1」のビットが連続している数に相当します。


「N/A」(該当しない)は、属性が特定の設定には関係ない、つまりその属性値は設定に影響しないことを意味します。

デフォルト ゲートウェイのインターフェイス定義に使用される「インターフェイス:(XXX)」という表記は(図4-18図4-20)、XXX インターフェイスの ifIndex を使用する必要があることを意味します。XXX に使用できる値は、管理ポートの ifIndex に対しては (MGMT Port)、DCC チャネル n の ifIndex に対しては (DCC #n) です。ifIndex の値は、それぞれの管理対象オブジェクト(管理ポートおよび DCC)の下に示されます。

4.4.3 シナリオ 1 - CEC と ONS 15305 が同じサブネット上にある場合

図4-17 Cisco Edge Craft と ONS 15305 が同じサブネット上にある場合

 

 

表4-5 Cisco Edge Craft と ONS 15305 が同じサブネット上にある場合 - 設定

ONS 15305 #1
ONS 15305 #2
ONS 15305 #3

管理ポート

mode

IP

IP

IP

iPAddess

IP, 10.10.10.10 / 24

IP, 10.10.10.20 / 24

IP, 10.10.10.30 / 24

DCC#1

mode

notUsed

notUsed

notUsed

ipEncapsulation

pppConfiguration

initialMRU

pppIpAdminStatus

compression

ipAddress

DCC#2

mode

notUsed

notUsed

notUsed

ipEncapsulation

pppConfiguration

initialMRU

pppIpAdminStatus

compression

ipAddress

IP Default Gateway

ipAddress

interface

4.4.4 シナリオ 2 - CEC と ONS 15305 が異なるサブネット上にある場合

図4-18 Cisco Edge Craft と ONS 15305 が異なるサブネット上にある場合

 

 

表4-6 Cisco Edge Craft と ONS 15305 が異なるサブネット上にある場合 - 設定

ONS 15305 #1
ONS 15305 #2
ONS 15305 #3

管理ポート

mode

IP

IP

IP

iPAddess

IP, 10.10.10.10 / 24

IP, 10.10.10.20 / 24

IP, 10.10.10.30 / 24

DCC#1

mode

notUsed

notUsed

notUsed

ipEncapsulation

pppConfiguration

initialMRU

pppIpAdminStatus

compression

ipAddress

DCC#2

mode

notUsed

notUsed

notUsed

ipEncapsulation

pppConfiguration

initialMRU

pppIpAdminStatus

compression

ipAddress

IP Default Gateway

ipAddress

10.10.10.1

10.10.10.1

10.10.10.1

interface

mgmt port

mgmt port

mgmt port

4.4.5 シナリオ 3 - IP over DCC

図4-19 IP over DCC

 

 

表4-7 IP over DCC - 設定

ONS 15305 #1
ONS 15305 #2
ONS 15305 #3

管理ポート

mode

IP

IP

IP

iPAddess

IP, 10.10.10.10 / 24

DCC#1

mode

notUsed

notUsed

notUsed

ipEncapsulation

proprietary

proprietary

proprietary

pppConfiguration

initialMRU

pppIpAdminStatus

compression

ipAddress

IP, 192.168.10.1 / 24

IP, 192.168.20.1 / 24

IP, 192.168.30.1 / 24

DCC#2

mode

notUsed

notUsed

notUsed

ipEncapsulation

proprietary

proprietary

proprietary

pppConfiguration

initialMRU

pppIpAdminStatus

compression

ipAddress

IP, 192.168.30.2 / 24

IP, 192.168.10.2 / 24

IP, 192.168.20.2 / 24

IP デフォルト ゲートウェイ

ipAddress

192.168.10.2

192.168.20.1

interface

DCC #1

DCC #2

 

4.4.6 シナリオ 4 - IP over PPP

図4-20 IP over PPP

 

 

表4-8 IP over PPP - 設定

ONS 15305 #1
ONS 15305 #2
ONS 15305 #3

管理ポート

--

mode

notUsed

IP

--

iPAddess

IP, 10.10.10.10 / 24

--

DCC#1

mode

IP

notUsed

--

ipEncapsulation

PPP

PPP

--

pppConfiguration

initialMRU

1500

1500

--

pppIpAdminStatus

open

open

--

compression

none

none

--

ipAddress

IP, 192.168.10.1

IP, 192.168.20.1

IP, 192.168.30.1 / 24

DCC#2

mode

IP

IP

--

ipEncapsulation

PPP

PPP

--

pppConfiguration

--

initialMRU

1500

1500

--

pppIpAdminStatus

open

open

--

compression

none

none

--

ipAddress

IP, 192.168.30.2

IP, 192.168.10.2

IP, 192.168.20.2 / 24

IP デフォルト ゲートウェイ

ipAddress

192.168.10.2

192.168.20.1

interface

DCC #1

DCC #2

サードパーティの機器では次の機能をサポートしています。

IF-DN-0101-R1 に準拠した標準の IP over PPP over DCC

DCC インターフェイス間の IP 転送

4.5 共通パラメータの管理

この項では、NE のサブラック、および NE の共通ハードウェアと共通ソフトウェアに関連する属性の管理について説明します。

また、ネットワーク要素の識別情報、時刻設定、ユーザ、使用可能な機能、物理インベントリ、再始動の問題、LED とアラーム出力、PING メカニズムなどの情報の表示方法と修正方法についても説明します。

同期、ソフトウェアのダウンロード、設定データのアップロードとダウンロード、NE の管理については、別の項で説明します。

4.5.1 共通パラメータの表示

管理ツリーで device を選択します。

情報モデルで定義されている共通属性(パラメータ)が表示されます。

ネットワーク要素の識別情報

時刻設定

ユーザ

物理インベントリ

ネットワーク要素の再始動

ログ(アラーム ログ、パフォーマンス データ ログ)

LED とアラーム出力

PING メカニズム

4.5.2 共通パラメータの修正

ネットワーク要素のパラメータの変更方法と更新方法を示します。

4.5.2.1 ネットワーク要素の識別情報


ステップ 1 管理ツリーでネットワーク要素を選択します(図4-21 を参照)。

ステップ 2 次の属性を必要に応じて修正します。

Location

NativeName

Owner

ステップ 3 Save をクリックし、変更を反映させます。

図4-21 ネットワーク要素の識別情報

 


 

4.5.2.2 ラベル

Label 属性は Location 属性に基づいており、次の規則に従って生成されます。

規則 1:Label = Location

規則 2:最初に管理されているネットワーク要素との接点がない場合は、Label = Ip address

規則 3:Location がブランクの場合は、Label = Ip address

4.5.2.3 時刻設定

次に ONS 15305 の例を示します。


ステップ 1 ONS 15305 を選択し、次に device 管理対象オブジェクトを選択します(図4-22 を参照)。

図4-22 時刻設定 - Time 属性

 

ステップ 2 Time をクリックします(図4-23 を参照)。

図4-23 Time 属性 - 値

 

ステップ 3 SystemTime > Time をクリックして、時刻を表示または修正します(図4-24 を参照)。

図4-24 Time 属性 - システムの時刻

.

ステップ 4 次のオブジェクトを表示または修正する場合は、TimeProtocol をクリックします。

TimeServerIpAddress

TimeSyncInterval

Itemizing


 

4.5.2.4 ユーザ

この項では、新規ユーザの追加方法について説明します(図4-25 を参照)。

図4-25 新規ユーザの追加 - 概要

 

新規ユーザの追加

新規ユーザを追加するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 図4-25 に示すとおりにナビゲートします。

ステップ 2 Add をクリックします。

ステップ 3 次の属性の値を入力します。

password

IpAddress

ステップ 4 AccessRight のプルダウン メニューから、必要なアクセス権を選択します。

ステップ 5 TrapsEnable のプルダウン メニューから、必要な状態を選択します。

ステップ 6 Save をクリックします。


 

VT 100 のパスワード(ONS 15302 だけ)

VT 100 のパスワードを編集するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 device > time > VT100 を選択します。

ステップ 2 Vt100Password を必要な値に修正します。

ステップ 3 Save をクリックします。


 

4.5.2.5 物理インベントリ - ONS 15305


ステップ 1 device > DevicePhysicalInventory を選択します(図4-26 を参照)。

図4-26 物理インベントリ - 概要

 

ステップ 2 ハードウェア インベントリをリストする場合は、Hardware ハイパーリンクを選択します。

ステップ 3 ソフトウェア インベントリをリストする場合は、Software ハイパーリンクを選択します。


 

4.5.2.6 物理インベントリ - ONS 15302

device > inventory を選択します。

4.5.2.7 ONS 15305 の再始動

ネットワーク要素の再始動またはスケジューリングされた再始動の実行方法を示します。


ステップ 1 device > Restart をクリックします(図4-27 を参照)。

図4-27 ネットワーク要素の再始動 - 概要

 

ステップ 2 RestartStatus で必要なステータスを選択します。

ステップ 3 delayedRestart を選択した場合は、time と date を設定します。

ステップ 4 Save をクリックします。


 

4.5.2.8 ONS 15302 の再始動

ONS 15302 の再始動方法を示します。


ステップ 1 device > Restart をクリックします。

ステップ 2 restart を選択します。

ステップ 3 Save をクリックします。


 

4.5.2.9 ログ(アラーム ログ、パフォーマンス データ ログ)

ログの処理方法を示します。

アラームの履歴をクリアするには、次の手順を実行します。


ステップ 1 device > LogAdministration を選択します。

ステップ 2 ClearAlarmHistory を clear に設定します。

ステップ 3 Save をクリックします。

ステップ 4 アラーム リストのアラーム履歴をリフレッシュします。


 

PM データをクリアするには、次の手順を実行します。


ステップ 1 device > LogAdministration を選択します。

ステップ 2 ClearPMData を clear に設定します(図4-28 を参照)。

ステップ 3 Save をクリックします。

図4-28 アラーム ログとパフォーマンス データ ログのクリア

 


 

LED とアラーム出力

重大度の出力レベルを選択する方法を示します。


ステップ 1 device > LEDandOutput をクリックします。

ステップ 2 severity を選択し、ネットワーク要素の LED を点灯させます(図4-29 を参照)。

図4-29 LED - 重大度の選択

 


 

4.5.2.10 ステータス レポート

ステータス レポートは、デバイスからコミュニティ テーブルに定義されているすべてのトラップ レシーバへ送られる「ライブ」レポートの 1 種です。

この機能は「有効/無効」を切り替えることができ、ステータス トラップ レポートの頻度(タイムアウト)を指定または変更できます。

現在、このステータス トラップでは次の情報がレポートされます。

EquipmentLedStatus

AlarmTrafficLedStatus

DeviceStatusReporting

DeviceStatusReportingFrequency

sysDescr

sysObjectID

sysUpTime

sysContact

sysName

sysLocation

Cisco Edge Craft におけるネットワーク要素/ネットワーク検出基準の 1 つがトラップ ディスカバリです。ネットワーク要素からはデフォルトで 10 分ごとにステータス トラップが送信されるようになっており、このソリューションを完全なものにしています。

PING メカニズム

PING メカニズムを修正するには、次の手順を実行します。

図4-30 PING メカニズム

 


ステップ 1 device > Ping ハイパーリンクを選択します(図4-30 を参照)。

ステップ 2 次の属性が修正可能です。

Delay
PacketCount
TrapOnCompletion (真/偽)
PacketSize
PacketTimeout


 

アラーム ポート

アラーム ポートを修正するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 管理ツリーで、 device > alarmPort を選択します(図4-31 を参照)。

ステップ 2 次の属性が修正可能です。

Description

説明テキスト

Mode

enabled(有効)または disabled(無効)

TriggeredWhen

opens または closes(アラームがいつトリガされるか)

ステップ 3 Save をクリックします。

図4-31 アラーム ポート

.


 

AUX ポート - ONS 15305

ONS 15305 上の AUX ポートを修正するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 device > auxPort を選択します(図4-32 を参照)。

図4-32 AUX ポート

 

ステップ 2 次の属性が修正可能です。

AdminStatus(enabled または disabled)

AuxPortTimeSlot(「AUX ポート - タイムスロット」を参照)

図4-33 AUX ポート - タイムスロット

 

AuxPortTimeSlot については、次の属性が修正可能です。

OhByte:e1、e2、f1、unmapped のいずれか

Slot:

Description:

Port:


 

電源モジュール - ONS 15305

電源モジュールの属性を修正するには、次の手順を実行します。

図4-34 電源モジュール - 属性

 


ステップ 1 device > power を選択します(図4-34 を参照)。

ステップ 2 次の属性が修正可能です。

AlarmReporting

disabled または enabled

AlarmReportingInputA

disabled または enabled

AlarmReportingInputB

disabled または enabled

Description

説明テキスト


 

4.6 同期の管理

ここでは、内部 SDH タイミング(T0)と外部同期出力(T4)の同期ソースを選択する方法について説明します。

ONS 15305 T0 および T4 の自動選択プロセスでは、使用可能な入力のショートリストからソースを選択できます。この選択は、品質と優先順位に基づいて行います。

自動選択プロセスは、手動コマンドで無効にすることができます。

SDH 同期の詳細については、ETSI ETS 300 417-6-1 と、ITU-T Recommendation の G.781、G.812(『Timing requirements of slave clocks suitable for use as node clocks in synchronization networks』)、および G.813(『Timing characteristics of SDH equipment slave clocks (SEC)』)を参照してください。

4.6.1 SDH の同期

この項ではまず、このマニュアルで指定されている要件を理解しやすいように、SDH の同期について簡単に紹介します。この同期は G.781 準拠です。

4.6.1.1 同期ネットワーク

同期ネットワークとは、お互いに同期をとりあっているクロック ノードの集まりをいいます。これを実現するには、関係当事者ノード間で同期参照情報を正確に転送し、同期がとれていることをお互いに監視および保守する必要があります。

同一のマスター クロックから各国のすべてのノードを同期することは難しいため、各ネットワーク オペレータは一般に、ITU-T Recommendation G.811 で定義されているプライマリ参照クロック(PRC)を使用します。

この PRC から、ツリー型のネットワーク トポロジの SDH ネットワークにあるすべてのノードに同期参照情報が配布されます(図4-35 を参照)。

図4-35 同期ネットワークの例

 

中間のスレーブ クロックは、マスター クロックとの間の接続が失われるとホールドオーバー状態に入ります。同期供給ユニット(SSU)と呼ばれるスレーブ クロックは、PRC との間の接続が再確立されるまで、その下にあるサブネットワーク へクロックを供給し続けます。大規模なネットワークでは、複数の SSU が連結されていることもあります。

中間の SDH NE には、SDH 機器クロック(SEC)と呼ばれるスレーブ クロックも含まれています。これらのクロックの品質はネットワークの他の部分に同期参照情報を提供できるほどではありませんが、高品質の着信参照がすべて失われてホールドオーバー モードになった場合、SDH NE はこのクロックで自律的に対処します。

図に示すように、SDH NE には二重の役目があります。これは、SDH NE がネットワーク内で正しく動作するために同期参照が必要なためと、他のネットワークに同期参照情報を配布するには SDH NE が重要となるためです。

4.6.1.2 最善の同期参照の選択

同期ネットワークの信頼性を高めるために、クロック間では代替ルートがよく使用されます。この場合、スレーブ クロックを別の同期参照に手動で切り替えるか、物理インターフェイスの信号を監視することで自動的に切り替えることができます。

信号監視を簡素化するには、同期信号とともにsynchronization status message(SSM; 同期ステータス メッセージ)を送信して、ソース クロックの品質レベル(クロック タイプ)を指定します。これで、同期チェーン内の次のクロックが、この品質レベルに基づいて最善のクロックを選択できるようになります。

同期に使用されるすべての接続が、同期参照とともに SSM を送信できるわけではありません。この場合、ONS 15305 ではこのインターフェイスの品質レベルを手動で指定できます。これにより、SSM なしの参照も、品質レベルに基づく自動選択プロセスの一部にすることができます。

状況によっては、ネットワーク内でタイミング ループが発生するのを避けるため、SSM でこの同期参照を使用しないよう指定する必要があります。これを行うには、do not use(DNU)メッセージを送信します。

4.6.1.3 SDH 機器の同期

すべての SDH 機器には、SDH ポインタの調整、相互接続マトリクスの操作、および発信回線信号(STM-N)のためのクロックが含まれています。これは通常はスレーブ クロックとして動作し、高品質の着信参照に対してはロックされていますが、参照が失われた場合にはホールドオーバー モードで実行することができます。

この項では、ONS 15305 で使用可能な同期参照から内部タイミング(T0)が導き出される方法について説明します。

同期参照情報は、着信 STM-N SDH インターフェイス(T1)、2 Mbit/s PDH インターフェイス(T2)、外部 2 MHz 同期入力(T3)のいずれからも抽出できます(図4-36 を参照)。

この図は、使用可能な同期参照のうち、一度に 1 つしか SEC の参照として使用されないことを示しています。SEC は、内部タイミング(T0)に使用されるクロックです。使用可能な参照がない場合は、ホールドオーバー モードでクロックを動作させます。

図4-36 T0 選択

 

4.6.2 ONS 15305

ここでは、ONS 15305 の同期設定について説明します。

4.6.2.1 信号監視

すべてのインターフェイスで、信号レベル エラーとフレーム同期エラーが監視されます。この障害は、候補選択プロセスと QL の監視および切り替えプロセスにレポートされます。

4.6.2.2 候補選択と設定

ONS 15305 では、最大 5 つの同期参照候補を選択プロセスに加えることができます。

各同期ソース候補では、次のパラメータの読み取りまたは設定が可能です。

タイプ(T1、T2、T3 のいずれか。T2 は PRA モードの 2Mbit/s PDH ポート)。

同期ソース候補の識別情報(スロット番号、ポート番号など)。

SSM の使用が有効かどうか(T1 だけ)。

割り当てられた品質レベル(QL)。SSM の使用が無効な場合は、オペレータが自由に固定 QL を割り当てることができます。

現在の品質レベル。SSM の使用が有効な場合は(T1)、着信信号の品質レベルがここに表示されます。同期ソース インターフェイス上でアラームが検出された場合は、現在の品質レベルが(SSM の使用にかかわらず)failed(障害)であることを意味します。

同期ソース候補の優先順位。この優先順位は、使用可能なすべてのソース候補の中で、最高の QL を持つ候補が複数存在する場合にだけ適用されます。

ホールドオフ時間と復元待ち(WTR: wait to restore)時間(「QL の監視と切り替え」 を参照)。

各同期ソース候補には、次のメソッドを使用できます。

ロックアウトの設定/クリア。指定された同期ソースを一時的に除外する際に使用します。

WTR のクリア。

4.6.2.3 QL の監視と切り替え

QL 監視および選択プロセスでは、同期参照候補の QL を継続的に監視し、最善の QL を持つ参照を選択します。この選択プロセスには、エラーのない参照だけが組み込まれます (アラームは信号監視機能ブロックで検出されます)。最も高い QL を持つ候補が複数存在する場合は、優先順位パラメータが選択に使用されます。

選択プロセスでは、次のパラメータの読み取りと設定が可能です。

選択された同期参照とその QL。

切り替えモード。選択プロセスが自動、強制、手動のいずれの切り替えモードで動作しているかを示します。

選択プロセスには、次のメソッドを使用できます。

手動切り替えコマンド。手動切り替えは、QL が最も高いソースにしか実行できません。つまり、手動切り替えは、同期ソースの優先順位を無効にする場合にしか使用できません。

強制切り替えコマンド。このコマンドを使用すると、現在選択されている同期ソースが無効になります。

クリア コマンド。手動切り替えコマンドまたは強制切り替えコマンドをすべてクリアします。

4.6.2.4 SEC

ONS 15305 スレーブ クロック。

選択した同期参照でアラームが検出されると、SEC は指定されたホールドオフ時間だけホールドオーバー モードに入ります。このホールドオフ時間が経過すると、選択プロセスは、QL が最も高くエラーのない参照に切り替わります。

同期参照候補がアラーム条件から回復したら、選択プロセスに考慮される前の復元待ち時間中に、信号をエラーのない状態にする必要があります。

選択された T0 参照は、すべての出力 STM-N 信号でも使用されます。

外部機器の同期

ONS 15305 は、外部同期出力(T4)も提供します。これは個別の 2 MHz 信号で、他の機器の同期参照や、別のスタンドアロン同期機器(SASE)を指す同期参照として直接使用することができます。

同期参照情報は、着信 STM-N SDH インターフェイス(T1)または内部タイミング(T0)のいずれかから抽出できます(図4-37 を参照)。

この図は、使用可能な同期参照のうち、一度に 1 つしか外部タイミング(T4)に使用されないことを示しています。

図4-37 T4 選択

 

次に、T4 選択の機能ブロックについて簡単に説明します。

信号監視

「SDH の同期」を参照してください。

候補選択と設定

「SDH の同期」を参照してください。
T0 には候補のいずれかを使用できます。

QL の監視と切り替え

「SDH の同期」を参照してください。

T4 の追加パラメータは次のとおりです。

QL 最小レベル(QLM)

4.6.2.5 規則

T1 または T2 同期参照の参照時には、スロットおよびポート番号が使用されます。

T0 または T3 同期参照の参照時には、その他の識別情報は不要です。

SSM は、T2 および T3 参照に対しては常に無効です。

2 Mbit/s PDH ポートは、PRA モードでの動作中だけ T2 ソースとして扱う必要があります。

原則として、ユーザは同じソースを 2 回追加できますが、これはお勧めできません。

複数の参照に同じ優先順位を付けることができます。

アクティブな同期ソースを削除しようとすると、警告が出されます。ただし、それ以上の制限はありません。

自動選択プロセスでは、現在の QL に基づいて最善のソースが検出されます。最も高い QL を持つソースが複数ある場合は、QL と優先順位が最も高いソースが選択されます。優先順位が同じ場合、ONS 15305 では、QL と優先順位が最も高いソースのうち、最初にリストされているソースが選択されます。

手動切り替えを実行できるのは、QL が最も高いソースに対してだけです。

強制切り替えは、現在選択されている同期ソースを無効にします。

手動切り替えや強制切り替えによって新たに選択されたソースの現在の品質レベルを failed または SEC にすることはできません。

WTR のクリアは、MIB のメソッドとしては存在しません。マネージャでメソッドが実装される場合は、WTR = 0 に設定してから元の値に戻してください。

T0 は、T4 のデフォルトの候補です。

T4 選択プロセスに対して使用可能な候補がない場合は、同期ソースが何も選択されず、外部同期出力がスケルチ(抑制)されます。

選択された T4 参照の QL が QLM レベルを下回る場合は、着信側のオシレータをホールドオーバー モードにするか別の参照を選択するために、T4 出力信号をスケルチ(抑制)する必要があります。

T4 は外部同期出力に対してだけ使用されます(出力 STM-N 信号に対しては使用されません)。

4.6.2.6 同期アラーム

同期アラームは、他の ONS 15305 アラームと同様に扱われます。これについては、別の項で説明します。

次の表に、SDH 同期イベントに関するアラームを示します。

 

表4-9 アラーム関連の SDH 同期イベント

アラーム ID
内容
コメント
クリアの可否
デフォルトの
重大度

T0_HOLDOVER

SETG がホールドオーバーに入ります。

使用可能な同期ソースはありません(T0 同期にだけ適用されます)。

MAJOR

T0_SWITCH

同期ソースの変更。

自動切り替え、手動切り替え、強制切り替えのいずれかに適用されます(T0 だけ)。

×

INFO

SYNCSRC_QL

任意の同期候補の QL_FAILED または QL_DNU。

T0 同期テーブルの T1/T2/T3 ソース メンバに適用されます。

×

INFO

T4_SQUELCH

T4 出力が(恒久的に)スケルチされます。

QL が QLmin 以上の T4 同期候補はありません。

MAJOR

T0_DEFECT

SETG エラー

内部 T0 クロックに影響を与える不良ハードウェアが原因です。

CRITICAL


) 同期候補によって、同期ソースは T0 または T4 同期ソース テーブル(各 5 エントリ)のいずれかに格納されます。


4.6.3 同期データの表示(T0 または T4)

T0 および T4 同期は動作が共通しているため、各フローの説明でも同様に扱われます。同期管理は ONS 15305 によって提供されるサービスとは直接関係しないため、ユーザは熟練した SDH ユーザと見なされます。

同期属性へは管理ツリーからアクセスできます(図4-38 を参照)。

図4-38 同期 - 管理対象オブジェクトの選択

 

すべての同期ソース候補を示すリストが表示されます。

同期ソース候補の属性はすべて、情報モードで定義されているとおりに表示されます(図4-39 を参照)。

図4-39 同期 - T0 SynchSources 属性

 

ソースに信号エラーが発生した場合は、SSM 属性が SSM 値ではなくエラーを示します。

同期属性は関連データとともに表示されます。

4.6.4 同期ソース候補の追加(T0 または T4)


ステップ 1 T0 SynchSources または T4 SynchSources を選択します(図4-39 を参照)。

ステップ 2 ツールバーの Add をクリックします(図4-40 を参照)。

図4-40 同期ソースの追加

 

ステップ 3 管理ツリーで、新しい候補の同期パラメータを入力します。リストに含まれている既存の同期ソース候補は 5 つ未満でなければなりません。

Type:STM-n、e1、external

Slot/Port:番号

SSM:enabled/disabled

Admin Quality/Assigned Quality Level(SSM が有効な場合は該当しない):sec、ssuL3、ssuT、prc

Priority:1~5(1 が最優先)

Lockout:clear/set

Hold-Off Time:300~1800 ミリ秒

Wait To Restore Time:0~12 分

ステップ 4 Save をクリックして、新しい同期ソース候補を反映させます。

候補リストにすべての候補(5 エントリ)が入っている場合に新しい同期ソース候補を追加しようとすると、新しい候補を追加する前に既存の候補を削除する必要がある旨のメッセージが表示されます。

実際に追加を実行する前に、その候補が有効かどうかが検証されます。エラーが検出された場合は候補が追加されず、ユーザにはその旨が通知され、問題を修正するよう促されます。

複数の候補を追加してから、追加を反映させることができます。また、1 つの候補に障害があっても、他の候補は問題なく追加されます。


 

4.6.5 同期ソース候補の修正(T0 または T4)


ステップ 1 管理ツリーから同期属性にアクセスします(図4-39 を参照)。

ステップ 2 修正可能な同期ソース候補の属性を修正します。SSM Enabled の値は、T1 に対してだけ真にすることができます。

QL を修正できるのは、SSM enabled が偽の場合だけです。

ステップ 3 Save をクリックし、変更を反映させます。


 

4.6.6 同期ソース候補の削除(T0 または T4)

同期ソース候補を削除する方法には、次の 2 つがあります。

方法 1


ステップ 1 管理ツリーから同期属性にアクセスします。

ステップ 2 削除する同期ソース候補(複数可)を選択し、ツールバー メニューの Delete をクリックします。

ステップ 3 Save をクリックして反映させます。


 

方法 2


ステップ 1 管理ツリーでポート(同期ソース)を選択します。

ステップ 2 ドロップダウン メニューから Do not use for T0 Synchronization を選択します。

ステップ 3 Delete を選択します。選択した同期ソース候補がアクティブな同期ソースの場合は、システムから警告が出されます。

ステップ 4 Save をクリックし、最終的な削除を反映させます。


 

4.6.7 同期スイッチの操作(T0 または T4)

T0SwitchCommand または T4SwitchCommand を選択し、必要な値を設定します(図4-41 を参照)。

図4-41 同期スイッチ 1 の操作

 

T0SwitchCommand または T4SwitchSource をクリックし、新しい同期ソース(同期ソース候補の 1 つ)を選択します(図4-42 を参照)。

図4-42 同期スイッチ 2 の操作

 

Save をクリックし、変更を反映させます。

スイッチ パラメータが有効な場合は、切り替えが実行されます。手動切り替えまたは強制切り替えを実行する場合は、新しい forced コマンド、manual コマンド、または clear コマンドが送信されるまで、現在選択されているソースがそのまま使用され続けます。

4.6.8 同期スイッチの表示(T0 または T4)

管理ツリーから同期属性にアクセスします(図4-43 を参照)。

同期スイッチの属性が表示されます。

QLM(T4 だけ)

図4-43 同期スイッチの表示

 

選択モードは手動、強制、自動のいずれかになります。

4.6.9 ONS 15302 上での同期操作

ここでは、ONS 15302 の同期管理について説明します。


ステップ 1 device > Synchronization を選択します(図4-44 を参照)。

図4-44 同期の選択

 

ステップ 2 プルダウン メニューから AdministrativeSynchSource を選択します(図4-45 を参照)。

図4-45 AdministravtiveSynchSource の選択

 

ステップ 3 Save をクリックし、選択した同期ソースをアクティブにします。


 

4.7 ソフトウェアのダウンロードと設定 - カスタム GUI

この項では、ソフトウェア ダウンロード GUI を使用してソフトウェアをダウンロードする方法と、ダウンロードしたファイルでネットワーク要素をアップグレードする方法について説明します。また、設定のバックアップと復元についても説明します。


) 記載される手順では、例として ONS 15305 を使用します。


記載される機能は、管理ツリーからも使用できます(「ネットワーク要素へのソフトウェアのダウンロード」を参照)。

初めてインストールする場合は、「Commissioning Wizard」を参照してください。

4.7.1 概要

ネットワーク要素には、デバイスのソフトウェア/ファームウェア、モジュールのソフトウェア/ファームウェア、および設定データが含まれています。「ネットワーク要素のサポート」を参照してください。

ご利用の配布チャネルに問い合わせて、ネットワーク要素のアップデートやアップグレードのソフトウェア リリースがあれば入手してください。

4.7.3 ソフトウェアのダウンロード プロセス

管理システムは、選択したネットワーク要素に、新しいファイルのダウンロードを開始するのに必要な情報を提供します。ダウンロード プロセスは、ネットワーク要素自体が制御します。

図4-46 ソフトウェアのダウンロード プロセス概要4

 


) ダウンロード ファイルには、管理システム自体の CEC アップグレードやパッチが含まれている場合があります。このようなタスクの処理については、ここでは扱いません。


ネットワーク要素またはネットワーク要素プラグイン モジュールをアップグレードするには、次の手順を実行します。

4.7.3.1 ソフトウェア アップグレード

ソフトウェア アップグレードは、ネットワーク要素デバイスまたは選択したモジュールへのファイル ダウンロードとして実行されます。

4.7.3.2 ファームウェア アップグレード

ネットワーク要素のタイプによっては、フィールド プログラマブル ゲート アレイ(FPGA)を使用することでプログラマブル ハードウェア機能を持つものもあります。ハードウェアのアップグレードを行うには、新しい FPGA コードを使用してファイルをダウンロードします。

4.7.3.3 設定のバックアップと復元

ネットワーク要素の設定を効率的にバックアップおよび復元できるようにします。設定ファイルは、ローカルまたはリモートのファイル システムに保存されます。

4.7.3.4 ネットワーク要素のサポート

ソフトウェア ダウンロード GUI では、次の方法でネットワーク要素がサポートされています。

ONS 15305:
 

ネットワーク リリースと組み込みソフトウェア制御ファイルの組み合わせ

プラグイン モジュールのアップグレード

ソフトウェア アップグレード

設定のバックアップと復元

ファームウェア(FPGA)のアップグレード

ダウンロード完了後のスケジュールまたは自動による機器の再始動


) アップグレードの一部は、ネットワーク要素上の組み込みソフトウェアによって制御され、リリースに含まれているコンポーネントや、新しいアップグレードを必要としているコンポーネントがチェックされます。


ONS 15302:
 

ソフトウェア アップグレード

設定のバックアップと復元

ダウンロード完了後の手動による機器の再始動


) ネットワーク リリースでは、所定のトラフィック モジュール セットがサポートされています。新しいモジュールが発表された場合は、ネットワーク要素に新しいネットワーク リリースが必要となります。


4.7.3.5 ダウンロード ファイル

ダウンロード ファイルには、 シングル ダウンロード ファイル ネットワーク リリース ダウンロード ファイル という 2 つのクラスがあります。ダウンロード ファイルには、それがソフトウェアとハードウェアのどちらの設定ファイルかをネットワーク要素に通知するための管理情報があります。これらのファイルは *.package.zip の形式で表示されます。

4.7.3.5.1 シングル ダウンロード ファイル

個別にダウンロードするファイル(ソフトウェア ファイル、ファームウェア ファイル、設定ファイル)です。

4.7.3.5.2 ネットワーク リリース ダウンロード ファイル

一連のアップグレード ファイルを 1 つのファイルにまとめたものです。このダウンロード ファイルには、次の独立したアップグレード コンポーネントが 1 つ以上含まれています。

デバイス ソフトウェア

デバイス ファームウェア

プラグイン モジュール ソフトウェアおよびファームウェア

4.7.3.5.3 ダウンロード ファイルの場所

ソフトウェア ダウンロードの前提条件として、ファイルは TFTP ダウンロード サーバが検出できるディレクトリに格納されます。具体的には、インストール済みの Cisco Edge Craft に対する "./res/software" ディレクトリに格納されます。これらのファイルを手動またはパッケージ インストーラを使用してダウンロード ディレクトリに格納することも可能です(「ダウンロード ファイルを管理システムにインストールする方法」を参照)。 バックアップ ファイルの場所を参照してください。

図4-47 ソフトウェア ディレクトリ - ダウンロード ファイルの場所

 

4.7.3.6 TFTP サーバの設定

管理システムの組み込み TFTP ホストには、デフォルトのインターフェイス設定があります。これはコンピュータ上に置かれる最初のネットワーク ホストです。


) 外部 TFTP ホストは、カスタム GUI ではサポートされません。詳細については、「ネットワーク要素へのソフトウェアのダウンロード」を参照してください。


4.7.3.6.1 TFTP サーバ設定の編集

この手順は熟練したユーザだけを対象としています。複数の IP インターフェイスを使用する環境に応用してください。


ステップ 1 File メニューから TFTP server settings を開きます。

ステップ 2 アドレスを編集して、必要なホスト インターフェイス IP を設定します。

図4-48 TFTP サーバの設定 - インターフェイス IP の例

 

Host:組み込み TFTP サーバを実行するためのホスト インターフェイス IP 番号

Timeout:TFTP サーバのタイムアウト時間(秒単位)

Retries:パッケージの伝送時間(秒単位)

Root:TFTP データ リポジトリの場所


) TFTP ポートを別のプログラムが使用している場合は、エラー ログにその旨が記録されます(「ログ ビューア」を参照)。



 

4.7.4 ソフトウェア ダウンロード GUI の表示

ソフトウェア GUI を使用することで、ソフトウェア ダウンロードの実行や管理を行うことができます。

4.7.4.1 ソフトウェア ダウンロード GUI の開始

ソフトウェア ダウンロード GUI は、管理ツリーおよび Equipment メニューから使用できます。

図4-49 ソフトウェア ダウンロード GUI の開始

 

ネットワーク要素は左側のペインに表示されます。右側のウィンドウには、機器のソフトウェア バンク上で使用可能なデータと、管理システムのリポジトリ内で使用可能なデータがリストされます。

図4-50 ソフトウェア ダウンロード GUI - 概要

 

ソフトウェア ダウンロード GUI - 概要 は、ONS 15305 と、ネットワーク要素で使用可能な 4 つのサービス モジュールのうち 2 つが示され、この機器に対して提供されているネットワーク リリースのダウンロード ファイルがリストされた状態を表しています。


) サービス モジュールに関する表示、ナビゲート、操作を行うには、各モジュールに(管理ツリーおよび属性ビューアに関する)次の設定が必要です。
ServiceState:'inservice'
InstallState:'InstalledAndExpected'

詳細については、「スロットの修正」を参照してください。


アクティブなセッションがバックグラウンドで実行されている場合は、ソフトウェア ダウンロード GUI をナビゲートできます。


) 複数のセッションを同時に実行することはできません。


4.7.4.2 ネットワーク要素の操作および管理用ソフトウェア バンク

ネットワーク要素は、ソフトウェアやファームウェアをバンクに格納します。ネットワーク要素によっては 2 つのバンクを(バンク 1、バンク 2 などの番号付きで)使用する場合もありますが、一度に使用できるバンクは 1 つだけです。


) 2 つのバンクにはファームウェア ダウンロードとソフトウェア ダウンロードの両方が格納されますが、一方のバンクがアクティブになって、もう一方はパッシブになります。


次の例では、最初にバンク 1 が管理用バンクと操作用バンクの両方を担っています。バンク 2 へのソフトウェア ダウンロード後は、switch(bank)コマンドが実行され、バンク 2 が管理用バンクになります。再始動が実行されると、バンク 2 が操作用バンクにもなり、新しいソフトウェアがアクティブになります。

図4-51 ソフトウェア バンクの一般的な切り替え例

 


) ONS 15305 の場合は、管理用バンクに関するパラメータを修正してください。再始動後は、このバンクがアクティブになります。


ソフトウェア バンク(active または inactive と表示される)間を切り替えることができます。バンク スイッチには、切り替え中、再始動中、完了などの経過表示ステータスが使用されます。

ネットワーク リリースのアップグレードが行われると、非アクティブ バンクが置き換えられます。ただし、ネットワーク要素(現在のインストール状態またはダウンロードされたファームウェア/ソフトウェア)の再始動後にアクティブにするバンクを選択することも可能です。

4.7.4.3 バンクの手動切り替え


ステップ 1 Inactive bank を選択します。

図4-52 非アクティブ バンクの選択 - 例

 

ステップ 2 ツールバーまたは右クリック メニューから Switch bank をクリックします。

バンクが切り替えられ、ネットワーク要素が再始動されます。

図4-53 バンク切り替え - 例

 

ステップ 3 Refresh をクリックします。


 

システムがアップデートされ、新しいソフトウェア バンクとともに機器が表示されます。

4.7.4.4 自動切り替え

switch bank はデフォルトでオンになっていますが、このデフォルト設定は変更できます。ダウンロード完了後は、 Auto switch bank を設定することをお勧めします。


ステップ 1 File メニューを選択します。

ステップ 2 Auto switch bank のチェックを外します。


 

4.7.4.5 リポジトリ

リポジトリには、機器の管理システム、ファームウェア、ソフトウェア、および設定に関して提供されているダウンロード ファイルがリストされます。

ダウンロード セッションには、切り替え中、ダウンロード中、フラッシュ中、完了、エラーなどの経過表示ステータスが使用されます。ネットワーク要素がサポートしている場合は、経過表示バーとステータス バーが表示されます。

右クリック メニューから、リポジトリ リストに表示されるカラムを選択できます。

図4-54 表示可能なリポジトリ カラム

 

4.7.4.6 コマンド

ダウンロード セッションに関するコマンドは、ツールバー、ファイル メニュー、および右クリック メニューから選択できます。選択できるのは、関連性のあるコマンドだけです。

図4-55 Download コマンド

 

4.7.4.7 確認ダイアログ

セッションが開始する前に、選択されたコマンドに応じて確認ダイアログ ボックスが表示されます。選択できるのは、関連性のあるオプションだけです。


) 設定に関するセッションでは、switch bank を再選択できません。


図4-56 Download Confirmation ダイアログ ボックス - デバイスの例

 


ステップ 1 OK をクリックし、ダウンロード セッションを確認します。


 

再始動オプションや switch bank の設定を変更できます。

4.7.4.7.1 確認ダイアログの無効化

View メニューからこの機能をオフにすることができます。


ステップ 1 ツールバーから View メニューを選択します。

ステップ 2 Show confirmation dialog のチェックを外します。

図4-57 確認ダイアログの表示

 


 

4.7.4.8 再始動オプション

ダウンロード セッション後に、選択したダウンロード ファイルでアップグレードを行うには、ネットワーク要素を再始動する必要があります。

ダウンロード後に自動的に再始動するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 Immediately after を選択します。

図4-58 再始動オプション

 

すぐに再始動を行う場合は、ネットワーク要素が少しの間応答しなくなり、管理ツリーに connection lost と表示されます。

図4-59 再始動中の接続切れ

 

再始動された機器の新しいインストール状態を確認するには、次の手順を実行します。

ステップ 2 ソフトウェア ダウンロード GUI で Refresh をクリックします。


 


) 自動による再始動をお勧めしますが、 ネットワーク要素によっては手動による再始動が必要な場合もあります(「ONS 15302 の再始動」を参照)。


ダウンロード後の再始動スケジュールを設定するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 Restart プルダウン メニューから Select date/ time... を選択します。

ステップ 2 カレンダで日付と時刻を設定します。

図4-60 再始動カレンダ

 

ステップ 3 OK をクリックします。


 

4.7.5 ダウンロード ファイルを管理システムにインストールする方法

パッケージ インストーラを使用すると、管理システムに簡単にソフトウェアをインストールできます。ダウンロードされたファイルを選択し、これを中央のソフトウェア リポジトリに追加すると、 機器の新しいソフトウェアがソフトウェア ダウンロード アプリケーションから使用できるようになります。

概要については、「ソフトウェアのダウンロード プロセス」および「ダウンロード ファイルの場所」を参照してください。


ステップ 1 File メニューから Package Installer を選択します。

ステップ 2 概要ウィンドウに表示される情報を確認し、Next をクリックします。

ステップ 3 Browse をクリックしてソフトウェア フォルダからダウンロード ファイルを選択し、open をクリックします。

図4-61 パッケージ インストーラ - ブラウザの例

 

ステップ 4 Next をクリックして、要約を表示します。

図4-62 ファイル転送の要約

 

ステップ 5 ネットワーク要素と選択したダウンロード ファイルの互換性を確認し、ダウンロード ファイルのバージョンおよび ICS 番号を、機器にインストールされているものと比較します。


) 現在のダウンロード ファイルを拒否し、手順 1 に戻って選択し直すには、Back をクリックします。ウィザードを終了するには Cancel をクリックします。


ステップ 6 Finish をクリックし、ファイル転送をアクティブにします。

選択したファイルがアンパックされ、管理システム ソフトウェアのリポジトリに転送されます。

 

ステップ 7 Close をクリックしてウィザードを終了します。


 

ダウンロード ファイル(ネットワーク リリースまたはシングル ファイル)は、ソフトウェア ダウンロード GUI のリポジトリ リストから使用でき、インストール済み管理システムの .res/ software ディレクトリに保存されます。

4.7.6 ダウンロード ファイルをネットワーク要素にインストールする方法


) 新しいダウンロード セッションが始まる前に再始動のスケジュールが設定されていると、そのスケジューリング パラメータは上書きされます。


4.7.6.1 新しいネットワーク リリースでネットワーク要素をアップグレードする方法

ここでは、ネットワーク要素の自動再始動とバンクの自動切り替えによって、ONS 15305 に対してネットワーク リリースのアップグレードを実行する方法を図示します。この手順は、ファームウェアおよびソフトウェアのダウンロード セッションにも応用できます。


ステップ 1 Network Release ペインを開き、Device をクリックします。

ステップ 2 リポジトリ リストから、必要なネットワーク リリースを選択します。

図4-63 ダウンロード ファイルの選択 - R1.1 ネットワーク リリース Ics05 の例

 

ステップ 3 Immediately after を選択します(オプション)。その他のオプションについては、「再始動オプション」を参照してください。

ステップ 4 Download をクリックします。

Download Confirmation ダイアログ ボックスが表示されます。

図4-64 Download Confirmation ダイアログ ボックス

 

ステップ 5 ダウンロード完了後に機器を再始動するためのオプションを確認し、必要に応じて選択し直します(「ダウンロード ファイルを管理システムにインストールする方法」を参照)。

ステップ 6 OK をクリックして確認します。

ダウンロード セッションが開始されます。

図4-65 ダウンロード セッションと経過表示 - デバイスの例

 

ステップ 7 ダウンロードの経過表示バーとステータス バーを表示します。

図4-66 再始動 - デバイスの例

 

ダウンロード セッションが完了すると、ステータス バーに再始動時間が表示されます。この情報は、ネットワーク要素の再始動が完了するまで表示されます。


) 手動によるネットワーク要素の再始動については、 ONS 15302 の再始動を参照してください。


ステップ 8 Refresh をクリックします。

再始動された機器のインストール状態が更新されます。

図4-67 ネットワーク要素にインストールされた新しいソフトウェア - ネットワーク リリースの例

 


 

4.7.7 設定データをバックアップおよび復元する方法

設定データは、ファイル上にバックアップを作成し、復元することができます。

4.7.7.1 データ設定のバックアップ ファイルの作成

設定のバックアップ ファイルを作成するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 Configuration ペインを開き、Configuration をクリックします。

ステップ 2 ネットワーク要素上のアクティブな設定を選択します( アップロード セッション - 設定のバックアップの例 を参照)。

ステップ 3 Backup をクリックします。

Backup Confirmation ダイアログ ボックスが表示されます。

図4-68 Backup Confirmation ダイアログ ボックス

 

ステップ 4 OK をクリックして確認します。

設定ファイルが作成され、ネットワーク要素のアクティブな設定データが保存されます。

図4-69 アップロード セッション - 設定のバックアップの例

 

ステップ 5 ステータスが Finished になったら、Refresh をクリックします。

リポジトリ リストに設定ファイルが表示されます( 設定フォルダおよびファイル - 場所 を参照)。

バックアップ ファイルの場所

初めてバックアップする場合は、管理システムにより .res/ software ディレクトリの下に CFG フォルダが作成され、このフォルダにバックアップ ファイルが保存されます( 設定フォルダおよびファイル - 場所 を参照)。

図4-70 設定フォルダおよびファイル - 場所

 


 

4.7.7.2 バックアップ ファイルからのデータ設定の復元


ステップ 1 Configuration ペインを開き、Configuration をクリックします。

ステップ 2 リポジトリ リストから、必要な設定バックアップ ファイルを選択します。

ステップ 3 Restore をクリックします。

Restore Confirmation ダイアログ ボックスが表示されます。

図4-71 Restore Confirmation ダイアログ ボックス

 

ステップ 4 OK をクリックして確認します。

図4-72 データ設定の復元 - 例

 

ステップ 5 セッションが完了したら、Refresh をクリックします。

ネットワーク要素の設定データが復元されます。


 

4.8 ネットワーク要素へのソフトウェアのダウンロード

この項では、ネットワーク要素へ新しいソフトウェアをダウンロードする方法について説明します。管理システムのタスクは、新しいソフトウェアのダウンロードを開始するために必要な情報をネットワーク要素に提供することです。ダウンロード プロセスは、ネットワーク要素自体が制御します。

この項では、実行中のダウンロード プロセスの表示、新しいソフトウェア ダウンロード プロセスの開始、ダウンロード後のデバイスの再始動、ソフトウェアのインストール先要素における 2 つのバンク間の切り替えなどについて説明します。

4.8.1 ネットワーク リリース

ネットワーク要素には、デバイスのソフトウェア/ファームウェアやモジュールのファームウェアが含まれています。ソフトウェアやファームウェアのアップデートは、所定のトラフィック モジュール セットをサポートするネットワーク リリースで配布されます。新しいモジュールが発表された場合は、ネットワーク要素に新しいネットワーク リリースが必要となります。

ネットワーク リリースは、ネットワーク リリース制御ファイルとともに zip ファイル形式で配布されます。この zip ファイルを解凍し、ファイル内容を TFTP サーバにコピーしてください。制御ファイルのダウンロードをまず開始します。アップグレードの残りの部分は、ネットワーク要素に組み込まれたソフトウェアによって制御されます。すなわち、リリースに含まれているファイルがチェックされ、ネットワーク要素内にないファイルや最新のファイルがダウンロードされます。

4.8.2 操作および管理用ソフトウェア バンク

ONS 15305 では、ソフトウェアやファームウェアはバンクに格納されます。バンクには、管理用と操作用の 2 種類があります。図4-73 では、最初にバンク 1 が管理用と操作用の両方を担っています。バンク 2 へのソフトウェア ダウンロード後は、switch(bank)コマンドが実行され、バンク 2 が管理用バンクになります。再始動が実行されると、バンク 2 が操作用バンクにもなり、新しいソフトウェアがアクティブになります。

図4-73 ソフトウェア バンクの切り替え例

 

4.8.3 ソフトウェア アップグレードによるトラフィックへの影響

FPGA 修正を含むソフトウェア アップデート/アップグレードは、すべてのトラフィックに影響します。影響を受けるトラフィックは、モジュールの設定によって異なります。したがって、ダウンロードされたネットワーク リリースに含まれる FPGA 修正の対象となるモジュールは、ネットワーク リリースのダウンロードによる影響を受けます。

現在の設定をリセットするか否かにかかわらず、デバイスのリセット(再ブート)を行うことができます。再ブートがトラフィック処理に与える影響はごくわずかです。次の状況はイーサネット/IP トラフィックに影響を与えるため、デバイスを稼働させるためにリセットを行う必要があります。

STP モードが変更された場合(デバイスごとから VLAN ごとへの変更など)(イーサネット/IP トラフィックに影響します)

調整可能テーブルのエントリが減少/増加した場合(maxARP、maxVLAN、maxBridge など)

FPGA 修正のないソフトウェア アップグレード(イーサネット/IP トラフィックに影響します)

FPGA 修正のあるソフトウェア アップグレード(すべてのトラフィックに影響します)

再始動をトリガした瞬間から、デバイスが起動して稼働状態になるまでの時間は、デバイスのモジュールとソフトウェア設定によって異なります。ダウン時間は、挿入されたモジュールと設定によって異なります。

4.8.4 ONS 15305 ネットワーク リリースのダウンロード

ネットワーク リリースは、ネットワーク リリース制御ファイルとともに zip ファイル形式で配布されます(図4-74 を参照)。


) Cisco Edge Craft との連動が確認されている TFTP サーバの例については、リリース ノートを参照してください。



ステップ 1 ネットワーク リリース ファイルを unzip します。

ステップ 2 内容を TFTP サーバにコピーします。

ステップ 3 管理ツリーで device > SWdownload を選択します。

ステップ 4 destination を device に設定します。

ステップ 5 Filetype を networkRelease に設定します。

図4-74 リリース ファイルのダウンロード

 

ステップ 6 FromIPaddress に TFTP サーバの IP アドレスを入力します。

ステップ 7 restartstatus を immediateRestart に設定します。

ステップ 8 SwdlFileName 属性の値として、ファイルのパスと名前を入力します。

ステップ 9 Save をクリックします。


 


) Filetype が networkRelease に設定されている場合は、SwitchBank 属性のステータス(switch/noSwitch)が無効になり、スイッチが実行されます。


4.8.5 ONS 15305 へのソフトウェアのダウンロード


ステップ 1 device を選択し、次に SWDownload を選択します(図4-75 を参照)。

図4-75 デバイスの選択

 

次の属性が修正可能です(図4-76図4-82を参照)。

ステップ 2 destination に必要な宛先を選択します。

図4-76 宛先の選択

 

ステップ 3 Filetype を software に設定します。

図4-77 ファイル タイプの選択

 

ステップ 4 FromIPAdress に TFTP サーバの IP アドレスを入力します。

図4-78 IP アドレスの選択

 

ステップ 5 遅延再始動が必要な場合は、RestartDate を設定します(ステップ 6 を参照)。

図4-79 再始動日の設定

 

ステップ 6 RestartStatus を選択します。

図4-80 遅延再始動の選択

 

ネットワーク要素を直ちに再始動するか、ダウンロード プロセス後の特定の日時に再始動するかを選択します。

ステップ 7 SwdlFileName 属性の値として、ファイルのパスと名前を入力します。

図4-81 ソフトウェア ダウンロード ファイル名の設定

 

ステップ 8 SwitchBank 属性を設定します。

図4-82 Switch Bank 属性の選択

 

Switch

再始動後、操作用バンクが切り替えられ、新しい(ダウンロードされた)ソフトウェアがアクティブになります。

noSwitch

操作用バンクは、再始動後には切り替えられません。したがって、新しいソフトウェアをアクティブにするには、手動切り替えを実行する必要があります。詳細は、「バンクの手動切り替え」を参照してください。

ステップ 9 Save をクリックします。


 

4.8.5.1 バンクの手動切り替え

手動でバンクを切り替えるには、次の手順を実行します。


ステップ 1 device > DevicePhysicalInventory > Software を選択します。

ステップ 2 Administrativebank を選択し、もう一方のバンク番号に切り替えます。

ステップ 3 Save をクリックします。

ステップ 4 再始動を実行します。


 

4.8.6 ONS 15302 へのソフトウェアのダウンロード

ONS 15302 にソフトウェアをダウンロードするには、次の手順を実行します。


ステップ 1 device > SWdownload を選択します。

ステップ 2 FromIPaddress に TFTP サーバの IP アドレスを入力します。

ステップ 3 SwdlFileName 属性の値として、ファイルのパスと名前を入力します。

ステップ 4 Save をクリックします。

ステップ 5 再始動を実行します。


 

4.9 NE 設定データのバックアップと復元

この項では、ネットワーク要素の設定データを管理する方法について説明します。

ここでは、バックアップ、実行中のバックアップ プロセスの表示、ホストとネットワーク要素間での設定データの復元プロセス開始などについて説明します。

設定データは BER でコーディングされているため、ホストでは編集できません。

4.9.1 設定データのバックアップ

バックアップ CDB では、選択した NE の設定データがバックアップされ、バックアップ データが TFTP サーバに格納されます。


ステップ 1 管理ツリーで device を選択します。

ステップ 2 ConfigData をクリックします。ここで、ネットワーク要素から設定をアップロードするか、ネットワーク要素に設定をダウンロードするかを選択します(図4-83 を参照)。

図4-83 ConfigData の選択

 

ステップ 3 BackupCDB を選択します。

次の属性値が修正可能です。

TftpServerAddress

リモート ホストに設定データをアップロードする必要がある場合は、宛先 IP アドレスを指定します。

FileName

設定データを保存するためのファイル名とパスを指定します。

Trigger

noop に設定すると、パラメータだけが保存されます。

backup に設定すると、 save をクリックしたときにバックアップ処理が開始されます。

ステップ 4 パラメータの値を入力し、trigger の値として backup を設定します。

ステップ 5 Save をクリックし、変更を反映させます。

ステップ 6 TFTP アップロード プロセスがネットワーク要素上で開始され、選択したホストの指定の場所(パスとファイル名)に設定データが保存されます。


) アップロード プロセス中は、TFTP コンソールを監視することをお勧めします。



) TFTP サーバによっては、ファイルが TFTP サーバ上に存在していないと、アップロードを実行できない場合があります。



 

4.9.2 設定データの復元

以前の設定データを復元するセッションは完了しました。新しい設定データのダウンロード プロセスが始まる前に、再始動のスケジュールが設定されている場合は、スケジューリング パラメータが上書きされます。

TFTP ダウンロード セッションの終了後に Cisco Edge Craft が NE を再始動するには、Cisco Edge Craft が NE から送信された endTftpSession トラップを取り込めなければなりません。これは、Cisco Edge Craft が NE を再始動するために必要なトリガです。トラップ送信の有効化については、「コミュニティ ハンドラの設定」を参照してください。


ステップ 1 管理ツリーで device を選択します。

ステップ 2 ConfigData をクリックします。ここで、ネットワーク要素から設定をアップロードするか、ネットワーク要素に設定をダウンロードするかを選択します(図4-84 を参照)。

図4-84 device の選択

 

ステップ 3 RestoreCDB を選択します。

次の属性値が修正可能です。

TftpServerAddress

設定データをダウンロードする場合は、ソース IP アドレスを指定します。

FileName

設定データを保存するためのファイル名とパスを指定します。

Trigger

noop に設定すると、パラメータだけが保存されます。

restore に設定すると、 save をクリックしたときに復元処理が開始されます。

ステップ 4 設定データの復元に関するパラメータを設定し、trigger の値として restore に設定します。

ステップ 5 Save をクリックし、変更を反映させます。

ステップ 6 ネットワーク要素で TFTP アップロード プロセスが開始し、設定データがネットワーク要素に保存されます。 復元が完了すると、Cisco Edge Craft によりネットワーク要素が再始動されます。


) ダウンロード プロセス中は、TFTP コンソールを監視することをお勧めします。



 

4.10 アラームとイベントの設定

この項では、アラームとイベント レポートの設定について説明し、特定のアラームを抑制および設定できるようにします。

ネットワーク要素には、アラーム ポイントとなる管理対象オブジェクトとアラーム タイプの組み合せが事前に定義されています。これらの組み合せをユーザが変更することはできませんが、重要度レベルや説明を定義することは可能です。

特定アラームの抑制は、ネットワーク内でアラーム が溢れるのを防いだり、根本的な原因を特定する際に重要となります。ONS 15305 では、さまざまなアラーム タイプ(AIS など)を抑制できます。

状況によっては、アクティブと非アクティブ間で切り替わるようなアラームを抑制したい場合があります。時間間隔(持続性フィルタ)は、アラームをオンまたはオフにしておく必要のある時間を示します。この時間が過ぎると、アラームがレポートされます。持続性フィルタは、特定タイプのアラーム グループに対して定義されます。

持続性グループのカテゴリは次の 3 つです。

上位レベルのアラーム

下位レベルのアラーム

フィルタなしのアラーム

一部の管理対象オブジェクトでは、アラーム レポートの有効/無効を切り替えることができます。

4.10.1 イベント転送

アラームやイベントを報告するには、事前にアラームやイベントのレシーバの ID を設定しておく必要があります。アラームやイベントは複数のレシーバに転送することができます。

TrapsEnable 属性が TrapsEnable に設定された状態で新規ユーザが追加されると、イベント転送が有効になります(「ONS 15302 PDH ポートでのループの設定」を参照)。

4.10.2 一般的なアラーム レポートの設定

ONS 15305 では、いくつかのレベルでアラーム レポートを有効/無効にすることができます。アラームがマネージャにレポートされるのは、すべてのレベルでアラーム レポートが有効になっている場合だけです(図4-85 を参照)。さらに、マネージャの IP アドレスに対してイベント転送を設定する必要もあります(「イベント転送」を参照)。

図4-85 一般的なアラーム レポート フィルタ

 

「デバイス アラームの有効化」「Aux ポートでのアラームの有効化」(これらの項を含む)のオブジェクトのすべてのアラームがフィルタを通過する必要があることに注意してください。

一般的なアラーム レポートのほかに、特定のオブジェクト インスタンス上の特定のアラーム タイプにフィルタをかけることも可能です。

4.10.2.1 デバイス アラームの有効化

ONS 15305 からのアラームおよびイベント レポートを有効/無効にすることができます。 無効状態では、アラームもイベントもレポートされません(ただし、コールド スタートなど一部の一般的なイベントは無効状態でもレポートされます)。


ステップ 1 device > AlarmConfig > AlarmReporting を選択します。

ステップ 2 AlarmReporting を enabled または disabled に設定します。


 

4.10.2.2 スロット アラームの有効化

スロット アラームを有効にするには、次の手順を実行します。


ステップ 1 アラームをレポートするスロットを選択します。

ステップ 2 AlarmReporting を enabled に設定します。


 

4.10.2.3 トラフィック ポートでのアラームの有効化

トラフィック ポートでのアラームを有効にするには、次の手順を実行します。


ステップ 1 アラームをレポートする SDH または PDH ポートを選択します。

ステップ 2 AdminStatus を enabled に設定します。


 

4.10.2.4 アラーム ポートでのアラームの有効化

アラーム ポートでのアラームを有効にするには、次の手順を実行します。


ステップ 1 アラームをレポートするアラーム ポートを選択します。

ステップ 2 AdminStatus を enabled または disabled に設定します。


 

4.10.2.5 Aux ポートでのアラームの有効化

Aux ポートでのアラームを有効にするには、次の手順を実行します。


ステップ 1 アラームをレポートする Aux ポートを選択します。

ステップ 2 AdminStatus を enabled に設定します。


 


) 装着が予定されていてもまだ装着されていない新規モジュールに対してスロットが設定されている場合、スロットおよびポート アラームのレポートはデフォルトで無効となります。


4.10.3 特定のアラームの抑制

前述の一般的なアラーム フィルタの設定のほか、ネットワーク内にアラームが溢れることを避けるために、特定のアラーム タイプを抑制することもできます。同じオブジェクトのそれ以外のアラームは、これらの設定とは無関係にレポートされます。

4.10.3.1 RDI、EXC、DEG、SSF アラームの抑制

RDI、EXC、DEG、SSF アラームのレポートは、VC-12、VC-3、VC-4 のいずれかのレイヤから抑制できます。


ステップ 1 device > AlarmConfig > AlarmReportingVc を選択します。

ステップ 2 抑制するアラームに対応する属性に対して suppress を設定します。

RdiAlarms

ExcAlarms

DegAlarms

SsfAlarms


 

4.10.3.2 SDH ポートからの AIS アラームの抑制

AIS アラームのレポートは、TU-12、TU-3、AU-4 のいずれかのレイヤから抑制できます。


ステップ 1 device > AlarmConfig > AlarmReportingVc を選択します。

ステップ 2 AisAlarms 属性に対して suppress を設定します。


 

4.10.3.3 E1 ポートからの AIS アラームの抑制

E1 ポートから AIS アラームを抑制するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 device > AlarmConfig > AlarmReportingE1 を選択します。

ステップ 2 AisAlarms を suppress に設定します。


 

4.10.3.4 AUX ポートからの AIS アラームの抑制

AUX ポートから AIS アラームを抑制するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 device > AlarmConfig > AlarmReportingAux を選択します。

ステップ 2 AisAlarms を suppress に設定します。


 

4.10.4 アラームの重大度および説明の修正

ONS 15305 からレポートされるアラームの重大度は修正することができます。


ステップ 1 device > AlarmConfig > AlarmPointConfig を選択します。

ステップ 2 選択したアラーム タイプとオブジェクト タイプの組み合せに対し、重大度レベルと説明を設定します。このオブジェクト タイプから次にアラームがレポートされるときには、設定した重大度と説明がアラーム リストに表示されます。


 

4.10.5 信号劣化しきい値の設定

報告(および MSP 切り替えに使用)される DEG アラームのしきい値は、VC-12、VC-3、VC-4、MS、RS の各レイヤに対して設定できます。


ステップ 1 device > AlarmConfig > SdTreshold を選択します。

ステップ 2 SdThreshold を -6~-9(BER = 10 の -6 乗~10 の -9 乗)の値に設定します。


 

4.10.6 アラームの持続性の修正

ONS 15305 では、アラームの持続性フィルタを設定することで、アラーム レポートのオン/オフを遅延させることができます。 アラームは、障害管理上の重要性に応じていくつかのグループに分けられます( 表4-10 表4-12 を参照)。

4.10.6.1 持続性グループ 1(HighOrderLevel)

次の表に、持続性グループ 1 に属する関連アラーム タイプと関連オブジェクト タイプを示します。

 

表4-10 持続性グループ 1(HighOrderLevel)

関連アラーム タイプ
各アラーム タイプと関連付けられたオブジェクト クラス

LOS

SdhPort、PDHPort

LOF

rs

AIS

ms

EXC

rs、ms

DEG

rs、ms

TIM

rs

RDI

ms

CDF

rs、ms

AUX

auxPort

4.10.6.2 持続性グループ 2(Unfiltered)

次の表に、持続性グループ 2 に属する関連アラーム タイプと関連オブジェクト タイプを示します。

 

表4-11 持続性グループ 2(Unfiltered)

関連アラーム タイプ
各アラーム タイプと関連付けられたオブジェクト クラス

LOP

tu4、tu3、tu12

LOM

vc4

LOF-RX、LOF-TX

e1

4.10.6.3 持続性グループ 3(LowOrderLevel)

次の表に、持続性グループ 3 に属する関連アラーム タイプと関連オブジェクト タイプを示します。

 

表4-12 持続性グループ 3(LowOrderLevel)

関連アラーム タイプ
各アラーム タイプと関連付けられたオブジェクト クラス

AIS

tu4、tu3、tu12、e1、e3

EXC

vc4、vc3、vc12

DEG

vc4、vc3、vc12

SSF

vc3、vc12

TIM

vc4、vc3、vc12

RDI

vc4、vc3、vc12

UNEQ

vc4、vc3、vc12

PLM

vc4、vc3、vc12


ステップ 1 device > AlarmConfig > AlarmPersistency を選択します。

ステップ 2 onFilter または offFilter の値を 0~30 秒の範囲内で設定します。


 

4.10.7 ONS 15302 のアラーム設定属性の修正

この項では、ONS 15302 でアラーム設定属性を修正する方法について説明します。

4.10.7.1 アラーム設定属性の場所

アラーム設定属性を見つけるには、次の手順を実行します。


ステップ 1 device > AlarmConfig を選択します(図4-86 を参照)。

図4-86 デバイスの選択

 


 

4.10.7.2 アラームの重大度および説明の修正

アラームの重大度および説明を修正するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 device > AlarmConfig > AlarmConfig を選択します(図4-87 を参照)。

図4-87 Alarm Config の選択

 

ステップ 2 選択したアラーム タイプとオブジェクト タイプの組み合せに対し、重大度レベルと説明を設定します。

ステップ 3 Save をクリックします。このオブジェクト タイプから次にアラームがレポートされるときには、設定した重大度と説明がアラーム リストに表示されます。


 

4.10.7.3 すべてのアラーム レポート インスタンスの表示

アラーム レポートのインスタンスを表示するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 AlarmReportingAll を選択して、すべてのアラーム レポート インスタンスを表示します(図4-88 を参照)。

図4-88 AlarmReportingAll の選択

 


 

4.10.7.4 アラーム レポートの有効化

アラーム レポートを有効化するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 プルダウン メニューを使用して、AlarmReporting を enable に設定します(図4-89 を参照)。

図4-89 AlarmReporting の選択

 

ステップ 2 Save をクリックします。


 

4.10.7.5 Ais Rdi アラーム レポートの修正

Ais Rdi アラーム レポートを修正するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 AlarmreportingAisRdi を選択します(図4-90 を参照)。

図4-90 AlarmreportingAisRdi の選択

 

ステップ 2 必要なインスタンスを選択します。

ステップ 3 Ais アラームに対して allow または suppress を選択します(図4-91 を参照)。

図4-91 AIS 属性の選択

 

ステップ 4 Rdi アラームに対しても同じ手順を繰り返します。

ステップ 5 Save をクリックします。


 

4.10.7.6 アラームの持続性の修正

アラームの持続性を修正するには、次の手順を実行します。

図4-92 アラームの持続性属性の設定

 

ONS 15302 では、アラームの持続性フィルタを設定することで、アラーム レポートのオン/オフを遅延させることができます。


ステップ 1 device > AlarmConfig > AlarmPersistency を選択します(図4-92 を参照)。

ステップ 2 onFilter または offFilter の値を 0~255 秒の範囲内で設定します。

ステップ 3 必要な値の設定が完了したら、Save をクリックします。


 

4.10.7.7 信号劣化 (Sd) しきい値の修正

信号劣化 (Sd) しきい値を修正するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 SdTreshold を選択します(図4-93 を参照)。

図4-93 SDTreshold の選択

 

ステップ 2 必要な MO クラスを選択します。

ステップ 3 SdTreshold の値を 6~9 の範囲内で設定します(図4-94 を参照)。

図4-94 SDTreshold の設定

 

ステップ 4 Save をクリックします。


 

4.11 ONS 15305 でのスロットの管理

スロットとは、ネットワーク要素上で各種のハードウェア モジュールが置かれる物理的な位置を表します(図4-95 を参照)。この項では、スロットにモジュールを挿入したり、スロットからモジュールを取り外したりする際に必要な作業と影響について説明します。

また、スロットの表示と修正についても説明します。スロットはスタティックであり、作成や削除を行うことはできません。

図4-95 ネットワーク要素上のスロット

 

4.11.1 スロットの表示


ステップ 1 管理ツリーには、1~4 の番号が付いた 4 つのスロットが表示されます。属性ウィンドウには、情報モデルで定義されたスロット属性が表示されます。各スロットには、ハードウェア モジュールを 1 つ実装できます。デフォルトでは、スロットは未実装の状態になっています(図4-96 を参照)。

ステップ 2 管理ツリーでスロットを選択します。

図4-96 スロットの選択

 

図4-97 スロット モジュール - ポートの概念

 

スロットは空の場合もあれば、所定のポート番号のハードウェア モジュールやインストール済みのソフトウェア バージョンが示されている場合もあります(図4-97 を参照)。スロットにモジュールが示されている場合は、そのモジュールの物理インベントリ データも属性ウィンドウに表示されます。

スロットを設定したら、そのスロットに対して装着予定のモジュール タイプを設定できます。モジュールを物理的に挿入する必要はありません。したがってスロットには、装着予定のモジュールと装着済みモジュールとの関係を表す属性(つまりスロット状態)があります。

適切なモジュールが装着済み

装着なし(装着予定)

装着済み(装着不要)

装着済みモジュールと装着予定モジュールのミスマッチ

利用不可

不明

図4-98 に、スロットの状態遷移図を示します。これは TMF 814 supporting documentation で推奨されている状態マシンです。

図4-98 スロットの装着済みモジュールと装着予定モジュールとの関係

 

図4-98 は、スロットの装着済みモジュールと装着予定モジュールとの関係を表す属性値の状態マシンを示しています。

2 つのモジュール間でミスマッチが発生した場合は、アラームが生成されます。モジュールが交換されるか、装着予定モジュールが変更されると(つまり装着予定モジュールと装着済みモジュールが一致すると)、アラームがクリアされます。

物理モジュールが存在しなくても、装着予定モジュールを設定し、そのモジュールをスロットに割り当てることができます。ここで指定した装着予定モジュールに従って、管理ツリーにデータが入力されます。モジュールを交換する(つまり装着予定モジュールとして新しいタイプを選択する)前に、該当するスロットの装着予定モジュールを未装着の状態に設定しておく必要があります。

各種ポートの管理については、「トラフィック ポート管理」を参照してください。

4.11.2 スロットの修正

装着予定モジュールの属性を修正するには、以前の装着予定モジュールのポートを未使用および非構造化状態にしておく必要があります。


ステップ 1 ターゲット スロットを選択します(図4-99 を参照)。

図4-99 ターゲット スロットの選択

 

ステップ 2 次の属性が修正可能です。

AlarmReporting

enable または disable を指定します。

ExpectedModule

現在の対象モジュールを選択します。

ShutdownRestart

noop、restart、shutdown のいずれかを指定します (noop の場合は操作が適用されません)。


) Module Interface 属性には、選択したモジュールの物理インターフェイスが示されます。したがって、この属性の値は LongHaul(例:L-4.2-LC)、STM モジュールの場合は ShortHaul(例:S-4.1-LC)を示します。
また、コネクタも表示されます。


ステップ 3 修正可能なスロット属性を修正します。

ステップ 4 Save をクリックし、修正内容をアクティブにします。

変更内容によっては、モジュールを再始動しないと反映されないものもあります。このような場合は、再始動を行うためのプロンプトが表示されます。

ステップ 5 特定のモジュールを装着するようにスロットを設定すると、ネットワーク要素内でそのモジュールのポートが自動的に作成されます。作成されるポートのタイプは、そのスロットに対して設定したモジュール タイプによって異なります(図4-100 を参照)。

図4-100 表示モードを Children に設定

.

スロットが別のモジュール タイプを装着するよう設定されているか、または空にするよう設定されている場合、装着済みモジュールのポートは作成されません。


 

4.11.2.1 ONS 15305 の物理インターフェイスのインデックス

図4-101 ONS 15305 上の物理/論理ポートの IF インデックス