Cisco Edge Craft ソフトウェア ガイド Software Release 2.0
Cisco Edge Craft の開始
Cisco Edge Craft の開始
発行日;2012/02/02 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 4MB) | フィードバック

目次

Cisco Edge Craft の開始

ネットワークのプランニング

Cisco Edge Craft の開始

1.1 Cisco Edge Craft のインストール

この章では、Cisco Edge Craft のインストール方法と VT100 端末の起動方法について説明します。


ステップ 1 対象 PC の CD ドライブに Cisco Edge Craft Software CD を挿入します。


) Cisco Edge Craft のインストールに必要な最小ディスク スペース容量は、65 MB です。


ステップ 2 ciscocraft.exe を実行して、Cisco Edge Craft InstallShield を起動します(図1-1 参照)。

図1-1 インストール ウィザードを準備中の InstallShield

 

ステップ 3 インストール ウィザードの指示に従います(図1-2 参照)。

図1-2 インストール ウィザード - 概要

 


 

1.1.1 Cisco Edge Craft のアンインストール

[スタート > プログラム > Cisco Edge Craft > unistall] の順にクリックして、画面に表示された指示に従うか、

または、

[スタート > 設定 > コントロール パネル > アプリケーションの追加と削除] の順にクリックします。

1.1.2 VT100 インターフェイスを介した IP アドレスのコミッショニング

必要な通信パラメータをセットアップして管理ポートで Cisco Edge Craft を介してネットワーク要素にアクセスできるようにするには、ネットワーク要素の最初のコミッショニング時に、VT100 エミュレーション機能を備えたローカル端末が必要です。最初のコミッショニング後に、VT100 インターフェイスを使用して通信パラメータを変更し、ネットワーク要素の一部のステータス検査を実行できます。VT100 インターフェイスは、パスワードで保護されています。

1.1.2.1 VT100 インターフェイスを介した IP アドレスのコミッショニング

ONSCLI は ASCII ベースのコマンドライン管理インターフェイスで、Cisco ネットワーク要素に組み込まれています。ONSCLI は、VT100 ポートを介してアクセスされます。シリアル接続通信パラメータは、次のように固定されています。

19200 ビット/秒

パリティなし

8 ビット

1 ストップ ビット

ハードウェア フロー制御なし

VT100 端末コードが使用されます。

Cisco ネットワーク要素用の VT100 ポート(コンソール ポート)では、RJ-45 コネクタを使用します。VT100 ポートを PC 上のシリアル ポートに接続するケーブルが使用できます(表1-1 参照)。

 

表1-1 CLI コネクタのピン割り当て(RJ-45 から DS-9)

RJ-45 コネクタ
DS-9 コネクタ

ピン 1

GND

ピン 5

NC

ピン 2

Tx

ピン 2

Rx

ピン 3

Rx

ピン 3

Tx

ピン 4

NC

 

 

ピン 5

NC

 

 

ピン 6

CTS

ピン 8

CTS

ピン 7

NC

 

 

ピン 8

RTS

ピン 7

RTS


) ピン 4、5、および 7 は、デバッグのためにだけ使用されます。


ONSCLI の起動


ステップ 1 ネットワーク要素の VT100 インターフェイスを、Cisco Edge Craft アプリケーションを実行している PC の空き COM ポートに接続します。

ステップ 2 VT100 端末アプリケーションは、Cisco Edge Craft のログイン ウィンドウから使用できます。[プログラム > Cisco Edge Craft > Cisco Edge Craft] の順にクリックします。

ステップ 3 ログイン ウィンドウの右下角にある VT100 アイコンをダブルクリックします(図1-3 参照)。

図1-3 ログイン ウィンドウ

 

ステップ 4 端末アプリケーションが起動します(図1-4 参照)。

図1-4 開始ウィンドウ

 

ステップ 5 COM ポート名を入力して、OK を選択します。

ステップ 6 端末ウィンドウに onscli と入力すると、ONSCLI セッションが開始されます。次のセッション始動シーケンスが表示され、ユーザ認証(6~12 の ASCII 文字のパスワード)が必要になります。デフォルトのパスワードは ONSCLI です。

>ONSCLI
--------------------------------------------------
ONS 15305 Command Line Interface
--------------------------------------------------
 
Enter ONSCLI password: ******
ONSCLI>
 

ステップ 7 アクセスが認可されると、次のパラメータを定義できます。

IP-Configuration(Management-Port):
Show-Current-Alarms:
Community-handler:
Exit:
 

あいまいさを避けるために、コマンド名の先頭の文字をいくつか入力することをお勧めします。これはキーワードにも当てはまります。


) コマンドラインの編集には、Back Space や Del キーを使用できます。コマンドおよびキーワードは、大文字小文字を区別しません。


管理ポート IP アドレスは必須パラメータで、ユーザが指定する必要があります。他のすべてのパラメータ(デフォルト ゲートウェイを除く)は、指定されない場合、デフォルトとして事前定義の値に設定されます。


 

1.1.2.2 コミュニティ ハンドラの設定


) 次のパラメータ設定値は、ONS 15305 と ONS 15302 の両方について示します。


次に、デフォルト ユーザのコミュニティの設定方法の例を示します。特定のユーザのコミュニティを設定する場合、0.0.0.0 ではなく、対応する IP アドレスを入力する必要があります。

ONS 15305


ステップ 1 ONSCLI>com

ステップ 2 Enter キーを押します。

ステップ 3 ONSCLI>Community-handler\ll

ステップ 4 Enter キーを押します。

Add: Add Community entry
Edit: Edit Community entry
Remove: Remove Community entry
Show: Show Community entry
Exit:
 
ONSCLI>Community-handler\
 

ステップ 5 ONSCLI>Community-handler\add man=0.0.0.0 com=public acc=super traps=disable

ステップ 6 Enter キーを押します。

MANAGER: 0.0.0.0
COMMUNITY: public
ACCESS: super
TRAPS: disable
 
ONSCLI>Community-handler\
 


 

ONS 15302

工場出荷時の事前設定コミュニティ

Manager: 0.0.0.0
Community: public
Access: Super
Traps: Disabled
 

これは保護されていないコミュニティで、SNMP マネージャの IP アドレスに関係なく、すべてのマネージャが、コミュニティ ストリングがパブリックのデバイスにアクセスできます。

独自のコミュニティ ストリングを追加するには、次のコマンドを使用します。


ステップ 1 ONSCLI>Security\Community-Table\add manager=10.0.0.20 community=admin access=super traps=enable

ステップ 2 Enter キーを押します。


 

1.1.2.3 IP アドレスの割り当て

ONS 15302

ONS 15305 は、Telnet および SNMP を使用してリモート管理ソリューションをサポートします。接続性に関しては ONS 15305 の方が拡張される可能性が高いので、本書では、管理ポート(MNGT)に直接接続された場合のソリューションだけを説明します。詳細については、『 Cisco Edge Craft User Guide 』および『 ONS 15305 Installation and Operations Guide 』を参照してください。

上記の管理ソリューションのいずれかを実現するには、IP アドレス、サブネットマスクを割り当てる必要があり、必要な場合にはデフォルト ゲートウェイのアドレスを定義します。

システム モード

ONS 15305 R2.0 では、新しい管理モード、つまりシステム モードが追加されています。システム モードには、IP および IP 非番号の 2 つのオプションがあります。

ONS 15305 に IP 設定値を設定する前に、必要なシステム モードを設定する必要があります。これは、システム モードを設定することで、管理データ通信ネットワークの既存の設計との整合を戦略的に選択するためです。デフォルトでは、システム モードは IP です。これは、すべての物理インデックスには固有の IP アドレスとサブネット マスクが指定されている必要があることを意味します。詳細については、『 Cisco Edge Craft User Guide 』および『 ONS 15305 Installation and Operations Guide 』を参照してください。


ステップ 1 ONSCLI>Management-modes\sys?

ステップ 2 Enter キーを押します。

Usage:
System-Mode
[SYSTEM-MODE=<ip|ipunnumbered>]
 


 

システム モード - IP (デフォルト)


ステップ 1 ONSCLI>Management-modes\sys sys=ip

Change management configuration, are you sure? (y/n)?

ステップ 2 y キーを押します。

システム モードが IP の場合、IP アドレスを割り当てるコマンドは次のとおりです。

ステップ 3 ONSCLI>Device\Management-Configuration\IP-Configuration
IP-ADDRESS=193.69.136.104, SUBNET-MASK=255.255.255.0

ステップ 4 Enter キーを押します。


 

システム モード - IP 非番号


ステップ 1 ONSCLI>Management-modes\sys sys=ipun

Change management configuration, are you sure? (y/n)?

ステップ 2 y キーを押します。

IP アドレスの割り当て

システム モードが IP 非番号の場合、IP アドレスを割り当てるコマンドは次のとおりです。

ステップ 3 ONSCLI>Device\Management-Configuration\IP-Configuration
IP-ADDRESS=193.69.136.104, SUBNET-MASK=255.255.255.0

ほとんどのコマンドでは、パラメータが指定されていない場合、現行のすべてのパラメータ値が表示されます。

ONSCLI>IP-Configuration
IP-ADDRESS: 10.0.0.1
SUBNET-MASK: 255.255.255.0
DEFAULT-GATEWAY: 10.0.0.254 (optional)
 


 

ONS 15302

ONS 15302 は、Telnet および SNMP を使用してリモート管理ソリューションをサポートします。接続性に関しては ONS 15302 の方が拡張される可能性が高いので、本書では、管理ポート(MNGT)に直接接続された場合のソリューションだけを説明します。詳細については、『 Cisco ONS 15302 Installation and Operations Guide 』(Release 2.0)を参照してください。

上記の管理ソリューションのいずれかを実現するには、IP アドレス、サブネット マスクを割り当てる必要があり、必要な場合にはデフォルト ゲートウェイのアドレスを定義します。

システム モード

ONS 15302 R2.0 では、新しい管理モード、つまりシステム モードが追加されています。システム モードには、IP および IP 非番号の 2 つのオプションがあります。


ステップ 1 ONSCLI>...\Management-Configuration\sys?

ステップ 2 Enter キーを押します。

ステップ 3 次の記述が表示されます。

Usage:
System-Mode
[SYSTEM-MODE=<ip|ipunnumbered>]
 


 

システム モード - IP

ONSCLI>...\Management-Configuration\sys sys=ip
Change management configuration, are you sure? (y/n)?
 

例1-1 IP アドレスの割り当て

システム モードが IP の場合、IP 設定のコマンドは次のとおりです。

ONSCLI>Device\Management-Configuration\Management-Port\IP-Configuration IP-ADDRESS=193.69.136.104, SUBNET-MASK=255.255.255.0.
 

システム モード - IP 非番号

ONSCLI>...\Management-Configuration\sys sys=ipunnum
Change management configuration, are you sure? (y/n)?
 

例1-2 IP アドレスの割り当て

システム モードが IP 非番号の場合、IP 設定のコマンドは次のとおりです。

ONSCLI>Device\Management-Configuration\IP-Configuration
IP-ADDRESS=193.69.136.104, SUBNET-MASK=255.255.255.0.
 

1.1.2.4 パスワードの変更

ONS 15305

ONSCLI>ch?
 

構文:

パスワードの変更

[ONSCLI -PASSWORD=<string[6:12]>]
[TELNET-PASSWORD=<string[6:12]>]
 

このコマンドによって、TELNET および ONSCLI パスワードを変更できます。両パスワードを同一コマンドで変更することも、1 つずつ変更することもできます。

ONS 15302

ONSCLI>Security\Community-Table>ch?
 

構文:

パスワードの変更

[ONSCLI -PASSWORD=<string[6:12]>]
[TELNET-PASSWORD=<string[6:12]>]
 

このコマンドによって、TELNET および ONSCLI パスワードを変更できます。両パスワードを同一コマンドで変更することも、1 つずつ変更することもできます。

1.1.3 IP 非番号モード

ここでは、主に IP 非番号モードでの ONS 15302 および ONS 15305 の使用について説明します。

以降の例は、次の NE リリースに有効です。

ONS 15302 R2.0

ONS 15305 R2.0

従来の IP 番号指定モードでは、各 DCC 接続が IP ネットワークで、DCC 接続の両端にそのネットワーク内の IP アドレスがあります。

IP 非番号モードでは、要素のすべての管理インターフェイスの IP アドレスは同じです。DCC インターフェイスは、管理インターフェイスのアドレスを継承します。このアドレスの継承により、DCC を介して接続された一連の要素の設定が容易になります。

要素間のルーティングは OSPF ルーティング プロトコルによって行なわれ、インターフェイスを参照するホスト ルートを使用します。

ネットワークのプランニング

通常の IP 非番号ネットワークでは、1 つの要素が管理ポートを経由して外部に接続されます。この要素が IP 非番号ゲートウェイです。その他の要素は、DCC チャネルを経由して最初の要素に接続されます。DCC チャネルの代替として、レイヤ 1 モードの LANx ポートが使用できます。

例 1

図1-5 ネットワークの設定例 1

 

この設定では、ゲートウェイ要素を除くネットワーク要素の IP アドレスは、別のネットワーク上のアドレスです。

管理ステーションおよびルータには、192.168.0.3 を介した 192.168.1.0 ネットワーク内のすべての要素のスタティック ルートがあります。

例 2

図1-6 ネットワークの設定例 2

 

この例では、ゲートウェイ要素を含むすべての要素のアドレスは、イーサネット上の他のホストと同じネットワーク上のアドレスです。ゲートウェイ要素は ARP プロキシとして動作します。つまり、ホスト(たとえば、ルータ)がイーサネット上に「アドレス 192.168.0.7 の要素」とブロードキャストすると、ゲートウェイ要素(要素 A)が要素 E に代わって応答します。ルータから要素 E へのその後の IP パケットは要素 A のハードウェア アドレスに送信されます。

1.1.4 IP 非番号の要素の設定の概要


ステップ 1 シリアル ポートを介して要素に接続します。

ステップ 2 要素が新規で未設定でない場合、ONSCLI コマンド erase cdb (設定データベース)を使用して設定をクリアします。

ステップ 3 ONSCLI を使用してシステム モードを設定 します。

ステップ 4 (オプション)要素がゲートウェイ要素となる場合は、IP 非番号ゲートウェイを true に設定します。

ステップ 5 ONSCLI を使用して IP アドレスを設定します。

ステップ 6 コミュニティ テーブルにユーザを追加します。

ステップ 7 管理ツリーを使用して要素に接続します。

ステップ 8 管理ツリーを使用してDCC インターフェイスを設定します。

ステップ 9 OSPF エリアを作成します。

ステップ 10 OSPF インターフェイスを OSPF エリアに割り当てます。

- スタティック ルート エントリの追加(必要な場合)

- LeakStaticRoutes の設定(予定している場合)

- LeakExternalDirectRoutes の設定(予定している場合)

ステップ 11 要素について OSPF をグローバルに有効にします。

ステップ 12 管理ポート ケーブルを取り外します。


 

上記の手順については、これ以降で詳細に説明します。

1.1.4.1 シリアル ポートを介して要素に接続

要素のシリアル ポート(VT100 とマーク付け)を提供されたシリアル ケーブルを使用して管理ステーションに接続します。Cisco Edge Craft の端末エミュレーション プログラムまたは他の端末プログラムを使用して、要素のコマンドライン インターフェイスに接続します。

1.1.4.2 ONSCLI を使用して設定をクリア

要素が IP 非番号モードで設定されている場合は、設定をリセットする必要があります。

少なくとも、OSPF 関連エントリはすべて削除する必要があり、またデフォルト ルートを含むスタティック ルートはすべて削除する必要があります。

1. ONSCLI メニューを開始します。

2. erase cdb コマンドを入力します。要素が再起動します。

1.1.4.3 システム モードの設定

要素が設定されていないか、または要素が erase cdb コマンドでクリアされていた場合、要素は、最初は IP 番号指定モードになっています。システム モードを IP 非番号モードに変更するには、コマンドライン インターフェイスで行います。

(オプション)ゲートウェイを有効に設定する

要素がゲートウェイ要素の場合、ゲートウェイの有効を true に設定してください。このように変更すると、管理ポートにローカル ネットワークのルートが作成され、このルートが OSPF を介して他の IP 非番号要素に通知されます。また、イーサネット上のゲートウェイへのスタティック ルートが確実に正しいインターフェイスを参照するようになります。

これにより、すべての IP 非番号要素からイーサネット上のすべてのホストへの接続が可能になります。例 1 または 例 2 の設定を参照してください。

LeakDirectExternalRoutes 変数の使用も参照してください。

1.1.4.4 ONSCLI を使用して IP アドレスを設定

ONSCLI を使用して IP アドレスを設定します。ゲートウェイ要素の場合は、デフォルト ゲートウェイも設定できます。ゲートウェイ要素でない場合は、適切なルートが OSPF によって設定されるので、デフォルト ルートを設定する必要はありません。

1.1.4.5 コミュニティ テーブルにユーザを追加

コミュニティ テーブルに行を追加するには、コマンドライン インターフェイスを使用します。ONS 15305 の場合、コミュニティ テーブルは ONSCLI 直下の Community table メニューにあります。

次のコマンドを入力します。

add manager=0.0.0.0 community=public access=super traps=disable

1.1.4.6 管理ツリーを使用して要素に接続

ネットワーク要素が、管理ツリーを実行する管理ステーションに管理ポートを使用して接続されている必要があります。最も簡単な方法は、各端の RJ45 コネクタにストレート シールドなしツイストペア ケーブルを使用して、要素と管理ステーション間を直接接続する方法です。

管理ステーションのインターフェイスに、要素と同じネットワークのスタティック IP アドレスを設定します。たとえば、要素の IP アドレスが 192.168.1.5 でネットマスクが 255.255.255.0 の場合は、管理ステーション用にたとえばアドレス 192.168.1.100 を選択します(未使用アドレスを選択)。

あるいは、例 2 の設定を使用する場合、要素は、管理ポートからイーサネットを表すスイッチにケーブルでイーサネットに一時的に接続できます。この方法を選択した場合、設定が完了後ケーブルを取り外すときに特別な注意が必要です。この時点で、それまで管理ポートを使用していた IP トラフフィックは、ゲートウェイ要素の管理ポートを継続して使用すると見なされます。

しかし他のホスト(例の管理ステーションや、ルータなど)は、管理ポートの MAC アドレスに送信し続け、失敗に終わります。

したがって、管理ステーションおよびルータの ARP テーブルを手動で削除する必要があります。

その後、ゲートウェイ要素は要素の ARP 要求に応答し、通信が続行できます。ARP コマンドは、MS Windows ではたとえば arp -d 192.168.0.5 で、Solaris でも同じです。

あるいは、例 1 のような設定を使用する場合、要素の管理ポートをイーサネットに接続して、その後管理ステーション インターフェイスを要素と同じ IP ネットワーク内の未使用アドレスに変更できます。

設定される要素は 192.168.1.3 で、その管理ポートはイーサネットを表すスイッチに接続されています。管理ステーションの IP アドレスは 192.168.1.100 に変更されます。

ここで、同じイーサネット上の IP ネットワークに到達できます。このときにはルータに接続されておらず、管理ステーション上の ARP テーブルは、管理ステーションの IP アドレスが通常(192.168.0.2)に戻されたときにリセットされるので、この場合では ARP テーブルに問題はありません。

設定される要素がゲートウェイ要素(両方の例とも要素 A)の場合、管理ポートは永続的に接続されると見なされ、特別な設定をしなくても確実に接続される必要があります。

1.1.4.7 DCC インターフェイスの設定

DCC インターフェイスを設定するには、管理ツリーを使用します(DCC インターフェイスは ONSCLI でも設定できます)。

使用する SDH ポートを見つけます。

rs を見つけます。

dccR を見つけます。

変数 Mode に ipOverDcc を設定します。

IpEncapsulation に ppp/crc32 を設定します。これが ONS 15305 R 2.0 のデフォルト値です。

あるいは、rs 下の ms にある dccM インターフェイスを見つけて、Mode に ipOverDcc を設定します。

DCC インターフェイスは、managementInterfaces DCC ではテーブル形式でも使用できます。

光ケーブルが SDH ポートに接続されていて、他の端の DCC インターフェイスがそれに応じて設定されていない場合、DCC インターフェイスの OperStatus は「ダウン」になります。当面は問題ありませんが、後のステップで OSPF インターフェイスを設定する際にインターフェイスを「アップ」にする必要があります。

1.1.4.8 OSPF エリアの作成

管理ツリーで、次の操作を行ないます。

managementInterfaces を見つけ、

次に DCNRouter、

次に OSPF 、

さらに AreaOSPF を見つけます。このテーブルに行を追加して、すべてのデフォルト エントリを受け入れます。

その後保存します。これで、ID 0.0.0.0 のエリアが作成されます。

1.1.4.9 OSPF エリアへの OSPF インターフェイスの割り当て

DCC チャネルの OSPF インターフェイスは、DCC チャネルの運用ステータスが「アップ」の場合、自動的に作成されます。したがって、この時点で、光ケーブルを接続する必要があります。このとき、ケーブルのもう一方の端の DCC チャネルが設定されます。

これを実施できない場合は、同じ要素の 2 つのポートを一時的に相互接続して、各ポートの DCC チャネルを設定できます。DCC インターフェイスは、その後運用ステータスが「アップ」になり、OSPF インターフェイスが AreaInterface テーブルに表示されます。

管理ツリーで、次の操作を行ないます。

managementInterfaces を見つけ、

次に DCNRouter、

次に OSPF 、

さらに AreaInterface を見つけます。インターフェイスそれぞれについて、インターフェイスを接続するエリアを選択します。この例では 0.0.0.0 です。

3 番目の方法として、このステップをすべて省略して、要素を確定場所に配置し、ケーブルを接続して要素を再起動します。要素が再起動され、DCC インターフェイスの OperStatus が「アップ」になると、起動手順により各 OSPF インターフェイスが検出された最初のエリアに割り当てられます。この方法を使用する場合は、要素について OSPF をグローバルに有効にしておく必要があります(要素について OSPF をグローバルに有効にする を参照)。

1.1.4.10 LeakStaticRoutes の設定

ゲートウェイ要素(例では要素 A)の場合、変数 LeakStaticRoutes に true を設定します。要素に設定されているデフォルト ルートまたは他のスタティック ルートが、IP 非番号ネットワーク内の他のすべての要素に通知されて、ネットワーク外の接続が有効になります。ゲートウェイ要素でない場合、この変数は、通常、false に設定する必要があります。

1.1.4.11 要素について OSPF をグローバルに有効にする

管理ツリーで、次の操作を行ないます。

managementInterfaces を見つけ、

次に DCNRouter、

さらに OSPF を見つけます。

変数 AdminStatus を enabled に変更します。

1.1.4.12 管理ポート ケーブルを取り外す

ゲートウェイ要素でない場合は、管理ケーブルを取り外します。

別の IP ネットワークが使用された場合(例 1 の場合のように)、イーサネット上のホストにはゲートウェイ要素を経由した要素へのルートが必要です。

MS Windows の例

route add 192.168.1.0 mask 255.255.255.0 192.168.0.3

Solaris の例

route add -net 192.168.1.0/24 192.168.0.3

必要に応じて、管理ステーションまたはルータから ARP エントリを削除します(管理ツリーを使用して要素に接続を参照)。

1.1.4.13 接続の確認

任意の場所から要素を ping して、Cisco Edge Craft を要素に接続できるようになります。

要素にはすべて新規の要素へのルートがあります(managementInterfaces、DCNRouter、ルーティング テーブルを参照)。

ゲートウェイ要素(要素 A)は、新規の要素の ARP 要求に応答しします

(管理インターフェイスにある要素 A の ArpProxy テーブル、DCNRouter を参照)。

1.1.4.14 LeakDirectExternalRoutes 変数の使用

1 つのネットワーク例を取り上げます。管理ステーションがネットワーク内の任意の要素(たとえば、要素 E)に接続され、管理ステーションの IP アドレスが互換 IP アドレスで設定されている場合、最初の要素への接続が有効になります。

さらに要素 E の LeakDirectStaticRoutes が enabled に設定されると、ワークステーションへの直接ルートが OSPF を介してネットワーク内の他の要素に通知され、直接に接続されたワークステーションと IP 非番号ネットワーク内のすべての要素間の接続が有効になります。

要素が管理ポートで ARP 要求を受け取ると、ダイレクト スタティック ルートが作成されます。

1.1.4.15 OSPF を使用しない接続

IP 非番号ゲートウェイに接続されている最初の要素(前記の例では、要素 B および要素 D)について、OSPF は厳密には、必ずしも接続を有効にする必要はありません。PPP で動作する IP Control Protocol(IPCP)と呼ばれる単純なルーティング プロトコルでは、近隣の要素に確実に接続されます。例のルータまたは管理ステーションは、OSPF を使用しないで要素 B および要素 D に接続できますが、要素 B および要素 D のスタティック ルートが必要です。

また、ネットワークの端部で多くの Customer Premises Equipment(CPE;顧客宅内機器)要素が 1 つのノードに接続されている状態を取り上げます。OSPF は、各 CPE 要素でオフにして、 近隣の LeakDirectExternalRoutes をオンにできます。これにより、OSPF を実行するノード数が減少し、OSPF トラフィックも減少します。

1.1.4.16 IP アドレスの変更

要素の IP アドレスを変更するには、管理ツリー(OSPF の AdminStatus 変数)を使用してグローバル OSPF をオフにする必要があります。その後、IP アドレスをシリアル ケーブルを使用して ONSCLI を介して変更する必要があります。あるいは、ルートが両アドレスを対象としている場合、IP アドレスは管理ツリーを使用して変更できます。その後、新規のアドレスを使用して Cisco Edge Craft を再接続する必要があります。

1.1.5 ネットワーク要素への接続のセットアップ

ここでは、Craft 端末と Cisco の任意のネットワーク要素との間に接続をセットアップする作業について説明します。「VT100 インターフェイスを介した IP アドレスのコミッショニング」も参照してください。

1.1.5.1 Cisco Edge Craft アプリケーションの起動


ステップ 1 [プログラム > Cisco Edge Craft > Cisco Edge Craft] の順にクリックします(図1-7 参照)。

図1-7 Cisco Edge Craft の起動

 

ステップ 2 ログイン ウィンドウが表示されます。

ステップ 3 コミュニティ パスワードを入力します。

ステップ 4 Ip プルダウン メニューに目的のネットワーク要素が表示された場合、そのネットワーク要素を選択します(図1-8 参照)。

図1-8 IP アドレスの選択 - ログイン ウィンドウ

 

ログイン ウィンドウに選択した IP アドレスが追加されます。手動で IP アドレスを入力することもできます。

ステップ 5 Logon をクリックして処理を継続します。

コミュニティ アクセス レベル:

ネットワーク要素は、次の 3 つのコミュニティ アクセス レベルをサポートします。

読み取り専用 - MIB 全体の読み取りアクセスだけ。

読み取り書き込み - MIB を読み取りおよび書き込みできるが、コミュニティ ストリングは変更できない。

スーパー - MIB 全体の読み取りおよび書き込み。

ステップ 6 コミュニティ ストリングと IP アドレスの組み合わせが検証されます。有効な場合、組み合わせは正しくて有効な SNMP コミュニティ ストリングであり、指定された IP アドレスへの接続が Craft 端末によってセットアップされます。Craft 端末のデスクトップに作業ウィンドウが表示されます。

これで、ネットワーク要素トポロジを参照して、必要な管理タスクを実行できるようになりました。


 

1.1.5.2 無効なコミュニティ ストリング

コミュニティ ストリングが無効な場合、ネットワーク要素へのアクセスは認可されず、エラー メッセージが表示されます。

1.1.5.3 存在しない IP アドレス

手動で指定された IP アドレスまたはリストから選択した IP アドレスが到達不能か存在しないか、または Cisco ネットワーク要素に属していません。この場合、エラー メッセージが表示されて、新しい IP アドレスが要求されます。

1.1.6 VT100 端末の設定

VT100 端末は Cisco Edge Craft デスクトップおよびログイン ウィンドウのどちらからでも起動できます。起動する端末ソフトウェアは変更できます。

図1-9 Cisco Edge Craft デスクトップから使用できる VT 100

 

このためには、ExternalApplications.xml ファイル内の VT 100 パス記述を編集します。このファイルは、installdir\CISCOEDGE CRAFT\res\config\ フォルダにあります。

ExternalApplications.xml の例

<?xml version="1.0" encoding="ISO-8859-1"?>

- <ExternalApplications>

<vt100 file="./external/IVT_VT220_Telnet/ivt.exe" />

<exec file="rundll32 url.dll,FileProtocolHandler" />

<web file="rundll32 url.dll,FileProtocolHandler" />

<help file="rundll32 url.dll,FileProtocolHandler" params="./res/help/OL-5383-01.pdf" />

<releasenotes file="rundll32 url.dll,FileProtocolHandler" params="./res/help/CECrn12.pdf" />

</ExternalApplications>

1.2 Commissioning Wizard

ここでは、Commissioning Wizard を使用した Cisco ネットワーク要素の基本セットアップのワークフローについて説明します。Commissioning Wizard は使いやすいオプションで、Cisco ネットワーク要素の共通設定タスクの手引きが表示されます。

1.2.1 概要

Cisco のコミッショニングの定義は、ネットワーク要素が何もない状態から設定され、ネットワークに初めてインストールされることです。

このウィザードは初めてインストールする場合を主に対象にしていますが、インストール後のソフトウェア設定の変更や、設定のステップごとのステータスとして使用することができます。


) Cisco NE に必要な基本的な設定は、アプリケーションおよびネットワークの役割によって異なります。このウィザードで使用できないその他の設定は、「管理ツリー」やソフトウェア設定で使用できる他のウィザードにあります。たとえば、Management Communication Network (MCN) Wizard には、リモート監視およびメンテナンス用の IP 管理接続部分を設定する使いやすいオプションが用意されています。



) Cisco Edge Craft の本リリースで使用できる Commissioning Wizard は、ONS 15302 および ONS 15305 をサポートします。


1.2.2 はじめる前に

次に示す各種の前提条件をお読みください。

1.2.2.1 ネットワーク要素のアクセスおよび権限

必要なタスクを実行するための十分な権限が割り当てられていることを確認してください。CEC の場合、ウィザードで使用できるすべてのパラメータを設定するには、SNMP 「スーパー」(「初期セットアップ」を参照)権限が必要です。たとえば、書き込み権限だけの場合、コミュニティ テーブルの変更またはユーザの追加はできません。

1.2.2.2 初期セットアップ

Cisco 製品ポートフォリオ内のすべての SNMP ベース ネットワーク要素には、VT100 エミュレーション ソフトウェア(たとえば、HyperTerminal)を使用した初期設定が必要です。PC の COM ポートをデバイスの VT100 ポートに接続する特殊なケーブルが同梱されています。最低でも、ローカル CLI を使用して 2 つの設定タスクを実行する必要があります。つまり、管理ポートには IP アドレスが必要で、コミュニティ テーブルには、SNMP アクセスを有効にするインスタンスが必要です。

設定方法の詳細については、ハードウェアに付属する印刷された『 Quick Reference Guide 』を参照してください。

1.2.2.3 TFTP サーバ

ウィザードを実行する前に、TFTP サーバをインストールし、設定して、ネットワーク要素および Cisco Edge Craft をアクセス可能にしておく必要があります。このサーバは、ネットワーク内の任意のコンピュータで実行しているサードパーティの TFTP サーバでも構いません。しかし、CEC 内蔵サーバには、Cisco Edge Craft が使いやすいファイル転送を開始して実行するために必要なすべての機能が用意されているので、このサーバをお勧めします。Cisco Edge Craft は、関連する TFTP サーバ属性(IP アドレス、必要によりデフォルト入力/出力ディレクトリ(TFTP ルート))を認識する必要があります。これは、次の場合にファイル ダウンロードを開始するシステムには必須です。

ソフトウェア/ファームウェアのダウンロード

バックアップ/復元の設定

ネットワーク要素1との一般ブロック データの転送

1.2.2.4 タイム プロトコル

ネットワーク要素は、RFC868 Time Protocol を使用した NE クロック調整をサポートします。 外部タイム プロトコル サーバが必要な場合は、ウィザードを実行する前に、サーバをインストールおよび設定して、ネットワーク要素にアクセスできるようにしておく必要があります。

各種のタイム プロトコル サーバが使用できます。次の URL の Web サイトにはフリーウェアのサーバが用意されています。

http://www.bttsoftware.co.uk/

1.2.3 基本フロー

図1-10 Commissioning Wizard - 基本フロー

 

1.3 Commissioning Wizard - ステップごと

1.3.1 Commissioning Wizard を開く


ステップ 1 次の図のようなメニュー バーから Equipment > Commissioning Wizard を選択します。

図1-11 Equipment メニュー

 

1.3.2 Welcome

表示される Welcome ウィンドウの概要をお読みください(下図参照)。

図1-12 Commissioning wizard - Welcome ウィンドウ

 

ステップ 2 Next をクリックして処理を継続します。


 

1.3.3 ネットワーク要素

このステップでは、現在の設定を表示します。

図1-13 現在の設定例

 


ステップ 1 現在の設定の要約を表示します。

ステップ 2 Next をクリックして処理を継続します。


 

1.3.4 基本セットアップ

このステップでは、SNMP ユーザの特権を定義して、ネットワーク要素の記述を入力できるようにします。ステップの順序は重要ではありません。

1.3.4.1 ネットワーク要素の情報

現在のネットワーク要素のインスタンス記述(デフォルトは、ブランクのテキスト フィールド)が表示されます。

図1-14 ネットワーク要素の情報

 

 

表1-2 ネットワーク要素の記述属性

パラメータ
用途
説明

Native Name

この管理対象ネットワーク要素に、管理上割り当てられた名前

0~160 文字

Location

ネットワーク要素の物理的な位置

このフィールドに書き込まれた内容で管理ツリーおよびグラフィック表現の関連 IP アドレスが置換されます。

場所の値を入力する場合、アポストロフィや引用符などの特殊文字は避けてください。英数字だけを使用してください。

0~160 文字

Owner

このネットワーク要素の担当者

0~160 文字

1.3.4.2 SNMP ユーザとアクセス権(コミュニティ テーブル)

Basic Setup ウィンドウで、ネットワーク要素にアクセスできる CEC マネージャを定義することもできます。 ネットワーク要素に定義された現在定義済みの SNMP ユーザも表示されます。

図1-15 SNMP コミュニティ テーブル

 


ステップ 1 各ユーザを編集(作成、削除、変更)するには、次の属性を編集します。

 

表1-3 ユーザの記述属性

パラメータ
用途
説明

IpAddress

マネージャ/トラップ受信側の IP アドレス

コミュニティ テーブル内のインスタンスの IP アドレス <0.0.0.0> は、接続できるホストがパスワードでだけ制限されることを意味します。このアドレスを削除すると、オープン ネットワークのセキュリティが向上します。

Password

オペレータが決定する選択可能なパスワードです。

1~20 文字

AccessRights

MIB 属性(「読み取り専用」、「読み取り書き込み」、および「スーパー」) へのアクセスを制御します。

ネットワーク要素の SNMP 権限をメンテナンスするにはテーブル内の少なくとも 1 つのインスタンスにスーパー アクセス権が必要です。あるいは、これが望ましくない場合は、ローカル コンソールまたは Telnet を介して CLI のコマンドを使用して SNMP コミュニティ テーブルを設定できます。

TrapsEnable

特定のホストにトラップを連続して送信できるオプション

現行の製品およびソフトウェア バージョンでは、コミュニティ テーブル内のインスタンスの最大数は16に制限されています。trap=enabled に設定するのは、3~4 にすることをお勧めします。

ステップ 2 Next をクリックして、次のウィザード ステップに進みます。


 

1.3.5 予測サービス モジュール

このステップでは、指定されたプラグイン モジュールを受け入れるためにネットワーク要素のスロットをセットアップします。スロット管理の詳細については、「スロットの表示」を参照してください。


) このフローが有効なのは、プラグイン モジュール( ONS 15305(4 スロット))のスロットをサポートする Cisco ネットワーク要素の場合だけです。


現在のスロット設定が表示されます。表示できるスロット属性は、次のとおりです。

図1-16 現在のスロット設定の例

 

 

表1-4 スロットの属性

パラメータ
用途
説明

Slot ID

使用可能な各スロットを選択するためのタブ

 

ONS 15305 の場合はスロット 1~4 を選択できます。

Installed Module

現在インストールされているモジュールの表示

 

Expected Module

必要なサービス モジュールを選択するためのプルダウン メニュー。列挙リストになっている。

 

Install State

インストール状態の表示

状態は次のとおりです。

- Empty
- InstalledAndExpected
- ExpectedAndNotInstalled
- InstalledAndNotExpected
- MismatchOfInstalledAndExpected

Service state

サービス状態の表示

状態は次のとおりです。

- InService

- OutOfService
(サービス スロットに障害あり)

- OutOfServiceByMaintenance
(ハードウェア スイッチまたはソフトウェアによってモジュールがシャットダウン状態にある)

- NA (空)

- OutOfServicePending
(シャットダウンが進行中)

Alarm Reporting

モジュールのアラーム報告を有効にするためのオプション

このオプションを無効にすると、このモジュールに関するアラームが抑止されます。

Description

このサービス モジュールに割り当てられた管理上の名前

0~63 文字

Hardware Inventory

ハードウェア シリアル番号、製品番号、バージョン(ICS)、および型式の表示

 

Software Inventory

該当バンクおよび管理用バンクにロードされているソフトウェア バージョンの表示

必ずしもすべてのイーサネット サービス モジュールにソフトウェアがロードされているわけではありません。したがって、すべてのモジュールの表示ではありません。

1.3.6 SDH 同期

このステップでは、ネットワーク要素の組み込み SDH Equipment Clock(SEC)の基準ソースと、ネットワーク要素の同期出力基準信号をセットアップします。詳細については、「SDH の同期」を参照してください。

図1-17 例 - 現在の同期ステータス

 

次の同期インターフェイスを読み取るかまたは編集(作成、削除、変更)できます。

SEC(T0)基準ソース候補

2048 kHz(T4)基準ソース候補(適用可能な場合)

T0/T4 同期の管理および運用上のステータス

1.3.6.1 SEC(T0)同期の編集

代替同期ソースには次のものがあります。

任意のネットワーク要素 STM-1 フレーム

任意のネットワーク要素 E1 フレーム

外部 2 メガビット/秒同期信号

なし(フリー ランニング)

1.3.6.2  ONS 15305


ステップ 1 同期ソースの数を定義します。ソースごとのパラメータは、次のとおりです。

 

表1-5 SEC(T0)同期 - ONS 15305 - パラメータ

パラメータ
用途
説明

Slot

大本のソース スロット位置の ID

 

Port

大本のソース ポート位置の ID

 

Type

同期ソースのタイプ。STM-n、E1 ポート、または外部同期ポート

E1 ポートを同期ソースとして使用するのが望ましい場合は、PRA モードが必須です。

SSM

同期ステータス メッセージングのアクティブ化

STM-n タイプにだけ適用可能

Lockout

設定/クリア

設定:指定された同期ソースを選択対象から一時的に除外するために使用します。

クリア:以前にロック アウトされた基準ソースを再度選択対象にするために使用します。

HoldOffTime

選択された同期基準でアラームが検出されると、SEC は指定された保持時間中ホールドオーバー モードになります。保持時間が経過すると、選択処理で、QL が最も高くてエラーの発生していない同期基準に切り替わります。

範囲:300~1800 ミリ秒

Wait-to-restore Time

指定された同期ソースがアラーム状態から回復しても、その後の選択処理で対象となるには、この復元時間の間、信号に障害が発生していないことが条件となります。

WTR タイマは、0~12 分(1 分ごと)の範囲で設定できます。

WTR 時刻は、受け取った SSM 値(QL-PRC、QL-SSU-T、QL-SSU-L、QL-SEC、QL-DNU)によって反映される QL の変更には適用されません。

AdminQuality

この同期基準に指定された品質

SSM が使用されている場合は、適用できません。使用できるオプションは次のとおりです。

- SEC
- SSUL
- SSUT
- PRC

Priority

ソースの優先順位

1~5

OperQuality

同期基準の実際の状態

状態は次のとおりです。

- Failed
- DoNotUse
- SEC
- SSUT
- SSUL
- PRC

PortDescription

ポートに指定された記述の表示

 

1.3.6.3  ONS 15302


ステップ 1 使用可能な同期ソースのリストから同期ソースを 1 つ選択します。

 

表1-6 SEC(T0)同期 - ONS 15302 - パラメータ

パラメータ
用途
説明

Administrative

同期ソースを選択するオプション

オプション:

- ローカル
- アクティブ SDH(MSP 1+1 を使用する場合に推奨)
- SDH:1
- SDH:2(ハードウェア依存)
- PDH (E1):1~12

E1 ポートを同期ソースとして使用するのが望ましい場合は、PRA モードが必須です。

Operational

使用可能な同期ソースの表示

 

1.3.6.4 2048 KHz 出力(T4)同期の編集


) ONS 15305 だけ。



ステップ 1 同期ソースの必要な数を定義します。パラメータ構造は T0 ソース構造と同じですが、同期ソース タイプの選択は、SDH ポートまたは内部クロックの選択に限定されます。
詳細については、「SDH の同期」を参照してください。

 

表1-7 2048 KHz 出力(T4)同期 - ONS 15305 - パラメータ

パラメータ
用途
説明

Slot

大本のソース スロット位置の ID

 

Port

大本のソース ポート位置の ID

 

Type

同期ソースのタイプ。STM-n または内部クロック

 

SSM

同期ステータス メッセージングのアクティブ化

STM-n タイプにだけ適用可能。STM-n ポートは、デフォルトで DoNotUse を送信します。使用する設定に適合するようにこのパラメータを変更します。

Lockout

設定/クリア

設定:指定された同期ソースを選択対象から一時的に除外するために使用します。

クリア:以前にロック アウトされた基準ソースを再度選択対象にするために使用します。

HoldOffTime

選択された同期基準でアラームが検出されると、SEC は指定された保持時間中ホールドオーバー モードになります。保持時間が経過すると、選択処理で、QL が最も高くてエラーの発生していない同期基準に切り替わります。

範囲:300~1800 ミリ秒

Wait-to-restore Time

指定された同期ソースがアラーム状態から回復しても、その後の選択処理で対象となるには、この復元時間の間、信号に障害が発生していないことが条件となります。

WTR タイマは、0~12 分(1 分ごと)の範囲で設定できます。

WTR 時刻は、受け取った SSM 値(QL-PRC、QL-SSU-T、QL-SSU-L、QL-SEC、QL-DNU)によって反映される QL の変更には適用されません。

AdminQuality

この同期基準に指定された品質

SSM が使用されている場合は、適用できません。使用できるオプションは次のとおりです。

- SEC
- SSUL
- SSUT
- PRC

Priority

ソースの優先順位

1~5

OperQuality

同期基準の実際の状態

状態は次のとおりです。

- Failed
- DoNotUse
- SEC
- SSUT
- SSUL
- PRC

PortDescription

ポートに指定された記述の表示

 

1.3.7 アラームの報告

このステップでは、基本ユニット アラーム報告の有効/無効を設定します。電源モジュールは、基本ユニットの一部と見なされます。

図1-18 アラームの報告

 


) スロット/モジュールのアラーム報告設定(有効/禁止)は、このステップではなく、「予測サービス モジュール」(「予測サービス モジュール」を参照)に記述されています。


標準モードのアラーム設定の設定値が表示されます。

次の標準アラーム設定は編集できます。

1.3.7.1 電源モジュール アラーム

電源モジュール アラームは、最大 2 つの電源モジュールに設定できます (ONS 15305 だけ)。

図1-19 アラーム報告 - 電源モジュール

 

 

表1-8 アラーム報告 - 電源モジュール

パラメータ
用途
説明

Type

-48 VDC または 230 VAC

読み取り専用

Alarm Reporting

アラーム報告の有効/無効

電源モジュールごとのマスター アラーム

Input A

入力 A からのアラーム報告の有効/無効

 

Input B

入力 B からのアラーム報告の有効/無効

 

1.3.7.2 アラーム ポート

アラーム ポート(4 つの外部アラーム入力ポート)をセットアップします。

図1-20 アラーム報告 - 外部アラーム入力ポート

 

 

表1-9 アラーム報告 - アラーム ポート

パラメータ
用途
説明

Alarm Reporting

アラーム ポートの有効/無効

 

Triggered When

アラーム ループがオープン/クローズしたときにアラームを発生

アラームのトリガ方式

Description

アラーム ポートの説明

0~63 文字

1.3.7.3 マスター アラームの報告

図1-21 マスター アラームの報告

 

1.3.8 アラームの設定

このステップでは、オペレータがアラームの重大度、記述、しきい値、および抑止のデフォルト設定を変更できます。次の設定の選択が表示されます。

図1-22 概要 - アラーム設定の選択内容

 

1.3.8.1 アラームの設定(重大度リスト)

 

表1-10 アラーム重大度 - パラメータ

パラメータ
用途
説明

MoClass

オブジェクト タイプの表示

 

AlarmId

アラーム タイプの省略形

アラーム テーブルでは、ProbCause で識別されます。

Severity

アラーム重大度の設定

マイナー、メジャー、クリティカル

Description

アラームの説明テキストの指定

アラーム テーブルでは、ProbCauseQ で識別されます。0~64 文字

1.3.8.2 アラームの持続性

アラームの持続性により、ネットワーク要素がアラーム通知を生成するまでにアラームの状態が安定している必要のある時間、またはネットワーク要素がアラームがクリアされた通知を生成するまでにアラームが発生しない時間を定義します。持続性はアラームおよびアラーム クリア条件について別個に設定され、高次レベルおよび低次レベルの 2 つのフィルタによって実装されます。

 

表1-11 アラーム持続性 - パラメータ

パラメータ
用途
説明

PersistencyCategory

カテゴリの表示

適用可能なカテゴリは次のとおりです。

- 高次レベル

- フィルタなし

-低次レベル

OnFilter

アラームを発生するまで待機する秒数

0~30 秒

OffFilter

クリアする場合に、アラームをオフにする秒数

0~30 秒

 

表1-12 持続性カテゴリ

持続性カテゴリ
アラーム タイプ
管理対象オブジェクト

High order level

LOS

SDH ポート、PDH ポート

LOF

RS

AIS

MS

EXC、DEG

RS、MS

TIM

RS

RDI

MS

CDF

RS、MS

AUX

補助ポート

Unfiltered

LOP

TU4、TU3、TU12

LOM

VC4

LOF-RX、LOF-TX

E1

Low order level

AIS

TU4、TU3、TU12、E1、E3

EXC、DEG

VC4、VC3、VC12

SSF

VC3、VC12

TIM、RDI、UNEQ、PLM

VC4、VC3、VC12

1.3.8.3 アラームのしきい値

一部のアラームは、性能測定値が事前定義しきい値を超えると生成されます。Cisco ネットワーク要素では、このしきい値が設定されると、SDH フレームの品質測定値は、次のリストに従ってアラームのしきい値に関連付けられます。

 

表1-13 アラームのしきい値 - パラメータ

パラメータ
用途
説明

MoClass

オブジェクト タイプの表示

 

SD Threshold

報告される DEG アラームのしきい値

10E-6~10E-9

たとえば、10E-7 に設定すると、BER がこのしきい値を超えるとアラームが発生します。

クリアするには、BER レベルが 1 桁良くなる必要があります。

1.3.9 アラームの抑止

アラームの抑止は、アラーム インスタンスまたはアラームのクラス/グループごとに起動されます。

図1-23 例 - アラームの抑止

 

1.3.9.1 VC アラーム

 

表1-14 アラームの抑止 - VC

パラメータ
用途
説明

MoClass

オブジェクト タイプの表示

 

DegAlarms

報告される BER-DEG アラームを抑止または許可

 

SsfAlarms

報告される信号サーバ障害を抑止または許可

 

ExcAlarms

報告される BER-EXC アラームを抑止または許可

EXC アラームが報告されるしきい値のレベルは 10E-5。

RdiAlarms

報告される RDI アラームを抑止または許可

 

1.3.9.2 TU/AU アラーム

 

表1-15 アラームの抑止 - TU/AU

パラメータ
用途
説明

AisAlarms

報告される AIS アラームを抑止または許可

 

1.3.9.3 E1 アラーム

 

表1-16 アラームの抑止 - E1

パラメータ
用途
説明

MoClass

オブジェクト タイプの表示

 

Slot

E1 スロット位置の ID

 

Port

E1 ポート位置の ID

 

AisAlarms

報告される AIS アラームを抑止または許可

 

1.3.9.4 AUX アラーム

 

表1-17 アラームの抑止 - AUX

パラメータ
用途
説明

RaiAlarms

報告される RAI アラームを抑止または許可

ONS 15302 ではサポートされません。

AisAlarms

報告される AIS アラームを抑止または許可

ONS 15302 ではサポートされません。

1.3.10 日付と時刻

図1-24 日付と時刻 - 例

 

このステップでは、ネットワーク要素の日付と時刻を手動で設定するか、または IETF RFC868 タイム プロトコル サーバへの自動時刻同期をシステムにセットアップします。

次の有効な時刻および日付に関連する属性が表示されます。

合計稼働時間

時刻および日付

時刻/日付の自動設定:

RFC868 タイム プロトコル サーバの IP アドレス

時刻同期間隔


ステップ 1 日時の基準ソースとして、Server Time、Time Protocol Server、または No Change を選択します。

ステップ 2 Server Time を選択すると、TMN ローカル日時の設定値を使用してネットワーク要素の日時の属性が設定されます。ネットワーク要素の日時は、コミッショニング フローをコミットするときに設定されます。

ステップ 3 Time Protocol Server を選択する場合は、RFC868 タイム プロトコル サーバの IP アドレスを指定し、同期間隔 (TP サーバがネットワーク要素からアクセスされる頻度)を分単位で指定します。

ステップ 4 タイム サーバ ベースまたはローカル時刻ベース以外の設定は、Commissioning Wizard ではサポートされず、管理ツリーを使用してセットアップする必要があります。


) TP サーバ同期間隔を 0 に設定することは、タイム サーバで制御される日時の設定の無効化を選択することと同じです。


ネットワーク要素は夏時間をサポートしません。夏および冬時間の切り替えは、タイム プロトコルのタスクです。


 

1.3.11 要約

図1-25 要約報告 - 例

 

Commissioning Wizard の一連の処理が完了したら、ネットワーク要素に変更内容をコミットする前に設定を確認する必要があります。

ウィザードに、Commissioning Wizard フロー中に設定に登録されたすべての設定変更内容のレポートが表示されます。

設定を確認して、次のいずれかを実行します。

1.3.11.1 設定のコミット


ステップ 1 設定をさらに編集する必要がある場合は、任意のステップに戻って再設定してからこのステップに戻ります。

ステップ 2 設定に問題がなければ、Save をクリックして、設定をネットワーク要素にコミットします。

新規のネットワーク要素をコミッショニングすると、設定全体がネットワーク要素にダウンロードされます。

既存の設定を編集すると、設定変更部分だけがネットワーク要素にダウンロードされます。


 

1.3.11.2 コミッショニングの結果

ネットワーク要素の基本設定が完了します。ネットワーク要素は、ネットワークで使用するためにセットアップの準備ができます。

1.3.11.3 基本ネットワーク要素のセットアップ

ネットワーク要素の接続された IP アドレスおよびサブネット アドレスが定義されます。ネットワーク要素のサイト固有情報が指定されます。

1.3.11.4 TFTP サーバ

ネットワーク要素は、ファイルのアップロード/ダウンロードのために特定の TFTP サーバを使用する準備ができます。

1.3.11.5 予測サービス モジュール(ONS 15305 だけ)

ネットワーク要素はセットアップされ、指定されたプラグイン モジュールを受け入れる準備ができます。

1.3.11.6 SDH 同期

ネットワーク要素 T0 および T4 クロックが、指定された同期基準と同期方式を使用してセットアップされます。

1.3.11.7 アラームの報告

ネットワーク要素アラーム システムが、ネットワークのアラーム通知方式に従って設定されます。

1.3.11.8 時刻

ネットワーク要素が、外部タイム プロトコル サーバを使用するように設定されるか、または時刻および日付が手動で設定されます。

1.3.11.9 障害および例外

設定をコミットする場合、すべての設定障害が登録されます。完了時には、エラー ログおよびエラー レポートが作成され、問題があった場合にはその内容が記述されます。