Cisco AC/DC 電源システム ユーザ ガイド Release 1.0
システムの動作
システムの動作
発行日;2012/02/06 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 4MB) | フィードバック

目次

システムの動作

システムの動作

4.1 システムの作動

ここでは、システムに初めて電源を投入する際の手順を説明します。


ステップ 1 AC 配電パネルの AC ブレーカーをオンにし、整流器を通してシェルフに電力を供給します。

ステップ 2 コントローラと整流器の LED が点滅します。コントローラがすべての整流器とやりとりをするのに数分かかることもあります。

ステップ 3 これで、システムが作動しました。コントローラのレッドの LED が点灯した場合は、「システムのトラブルシューティング」を参照してください。


 

4.2 一般仕様

Power Control System(XCS)(図4-1)は、XR1648 整流器モジュールをベースにした AC/DC 電源システムの制御を目的として設計された管理システムです。

通信は、アラーム インターフェイス ボードと、整流器モジュールに接続しているバックプレーンの両方を経由して行われます。

図4-1 システム コントロール ユニット

 

4.2.1 アラーム インターフェイス ボードと接続

アラーム インターフェイス ボードは外部からの通信を入力するための主要な接続点です。アラーム インターフェイス ボードはコントローラの内部にあるので、操作するときは、コントローラの前面カバーを外してコントローラ トレイを引き出し、アラーム接続部(トレイの右側にあります)を外に出します。

アラーム ケーブルは、アラーム インターフェイス ボード上の端子ブロックに接続します。このグリーンのコネクタは簡単に取り外すことができ、ケーブルをコネクタに取り付ける作業が行いやすくなっています。アラームをアラーム出力端子に接続するワイヤとしては、22 AWG(0.34 mm 2 )ワイヤの使用を推奨します( アラーム ボードの接続位置)。外部接続は、Form C リレーになっており、Normally Closed(NC)または Normally Open(NO)でモニタできます。4 つのアラームには 1 ~ 4 の番号がついています( アラームとジャンパの割り当て 参照)。


) どのアラーム接続も電源オフ時のためのものです。電源がオフのとき、NC はノーマル クローズになり、電源がオンになると、NC はオープンになります。


アラーム ボード接続のリストとその説明およびケーブル接続を以下に示します。

アラーム:リモート シグナリングのための Form C アラーム接点。4 つまで接続可。

ロード ヒューズおよびブレーカーのモニタリング

RS232 インターフェイス:外部通信ポート(この用途では使用されません)

4.2.2 コントローラの基本機能

ここでは、コントローラの起動、モジュールの追加、システムからのモジュールの取り外しといった、コントローラの基本機能について説明します。

4.2.2.1 コントローラの起動

コントローラに電源が投入されると、次の処理が行われます。


ステップ 1 数分かけてシステムを分析し、接続されている整流器モジュールのすべてのアドレスがテストされます。コントローラ上のグリーンの LED が点滅します。この間、アラームはいっさい生成されません。

ステップ 2 モジュールが見つかると、コントローラのインベントリに追加されます。


 

4.2.2.2 モジュールの追加

システムに整流器を追加しても、コントローラに検出されるまで整流器はオフの状態のままです。


ステップ 1 システムに整流器を追加すると、整流器の出力電圧が立ち上がり、デフォルトの設定電圧まで上昇します。立ち上がりは、60 秒以内に行われます。

ステップ 2 コントローラは常にスキャンを行って新しいモジュールを検出していますが、挿入したモジュールを認識するまでに数分かかることがあります。

ステップ 3 新しいモジュールを認識している間にコントローラがモジュール関連のアラームを報告して、整流器のレッドの LED が点灯することがあります。このアラームは、整流器間の負荷分散に不均衡が生じて発生します(新しい整流器の出力電圧が、既存の整流器の出力電圧とは異なるため)。

ステップ 4 整流器モジュールの出力電圧は、数分かけて徐々に正しい電圧まで上昇します。この時点でコントローラは整流器モジュールの位置を確認し、出力電圧が正しい値になるように整流器の電圧を調整します。その結果、アラームがすべて消えます。

ステップ 5 新しいモジュールの検出にかかる時間を短縮するために、コントローラの電源を切って、再度電源を入れることもできます。このようにすると、新しいモジュールの検出処理がより早く行われます。ただしこの方法は、新しいモジュールの検出時間を短縮することが重要な場合にだけ行うことを推奨します。


 

4.2.2.3 モジュールの取り外し

システムから物理的にモジュールを取り外すと、通信エラーが発生し、コントローラ上のイエローの LED が点灯します。イエローの LED は整流器が取り付けられるまで点灯し続けます。