Cisco AC/DC 電源システム ユーザ ガイド Release 1.0
システムの設置
システムの設置
発行日;2012/02/06 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 4MB) | フィードバック

目次

システムの設置

システムの設置

ここでは、Cisco AC/DC 電源システムの設置方法を順を追って説明します。システムを新しく設置する場合は、「設置前の準備」 から作業を始めてください。既存のシステムをアップグレードする場合は、「システムのアップグレード」 の手順を参照してください。

2.1 設置前の準備

Cisco AC/DC 電源システムを設置する前に、この項に示してある情報を確認してください。ここでは、シェルフのマーク、工具、装置、および設置チェックリストについて説明します。設置を開始する前に、「安全上の推奨事項」 を参照してください。


) システムの設置はそれぞれ固有であるため、システムを設置する前に、該当する設置場所の要件とシステムの構成を確認してください。


2.1.1 アース記号

図2-1 に、Cisco AC/DC 電源システムにあるアースの記号を示します。

図2-1 アース記号

 

2.1.2 必要な工具

Cisco AC/DC 電源システムを安全に設置するには、次の工具と部品が必要です。

デジタル マルチメーター

プラスおよびマイナスの絶縁ドライバ セット

絶縁ワイヤ/ケーブル ストリッパ/クリンパ(アース端子、DC ケーブル、アラーム ケーブル、および GMT ケーブルの取り付け用)

8 mm ソケットまたはレンチ(アース ケーブルの取り付け用)

2.1.3 設置と作動のチェックリスト

AC/DC システム シェルフがラックに確実に取り付けられていること

1 RU 配電シェルフが、ラック内のシステム シェルフのすぐ上に確実に取り付けられていること(該当する場合)

AC ケーブルと DC ケーブルの配線がその国や地域で定められている電気関連の規約に適合していること

ETSI キャビネット内に取り付けてある場合は、前面から背面への通気が妨げられていないこと。また通気用扉とキャビネット カバーが使用できること

システム アラームのケーブルが確実に接続され、固定されていること

電源ケーブルが正しく接続され、固定されていること

整流器がシステム シェルフ内に正しく取り付けられ、装着されていること

コントローラと 1 RU 配電シェルフの前面プレートが確実に取り付けられていること(該当する場合)

システム シェルフの背面カバーが確実に取り付けられていること

システムに電源を投入し、数分後にすべてのレッドの LED が消灯すること

2.1.4 取り付け用部品

表2-1 表2-2 に、Cisco AC/DC 電源システムに付属の取り付け用部品を示します。これらはすべて、シスコから提供されます。これ以外に、設置サイトでユーザー側が用意する必要のある部品を 表2-3 に示します。

 

表2-1 システム シェルフの付属部品

部品
数量
用途

M6 0x20 mm タッピング ネジ

6

シェルフ取り付けネジ(ETSI ラック/キャビネット)

12-24 x1/2 インチ タッピング ネジ

6

シェルフ取り付けネジ(ANSI、IEC ラック/キャビネット)

M6 ケージ ナット

6

シェルフ取り付けナット(ETSI ラック/キャビネット)

600 mm ETSI ラック 取り付けブラケット

2

取り付け金具(ETSI ラック/キャビネット)

2 A GMT ヒューズ

2

GMT ヒューズ パネル

5 A GMT ヒューズ

2

GMT ヒューズ パネル

10 A GMT ヒューズ

2

GMT ヒューズ パネル

15 A GMT ヒューズ

2

GMT ヒューズ パネル

標準 AC プラグ

4

当該地域の要件に適合する AC プラグ

ケーブル タイ

12

ケーブルの固定

静電気防止用リスト ストラップ

1

静電気保護

クイック インストレーション ガイド

1

設置の手順

システム マニュアル

1

設置、プロビジョニング、トラブルシューティング

 

表2-2 1 RU 配電シェルフの付属部品

部品
数量
用途

M6 0x20 mm タッピング ネジ

4

シェルフ取り付けネジ(ETSI ラック/キャビネット)

12-24 x1/2 インチ タッピング ネジ

4

シェルフ取り付けネジ(ANSI、IEC ラック/キャビネット)

M6 ケージ ナット

4

シェルフ取り付けナット(ETSI ラック/キャビネット)

600 mm ETSI ラック 取り付けブラケット

2

取り付け金具(ETSI ラック/キャビネット)

即時切断型回路ブレーカー

2

1 RU 配電シェルフ

ケーブル タイ

4

ケーブルの固定

静電気防止用リスト ストラップ

1

静電気保護

クイック インストレーション ガイド

1

設置の手順

 

表2-3 同梱されていない部品

部品
数量
用途

6 AWG(16 mm 2 )アース ケーブル

1

システム シェルフのアース

6 AWG(16 mm 2 )アース ケーブル

1

1 RU 配電シェルフのアース(該当する場合)

10 ~ 8 AWG(6 ~ 10 mm 2 )ケーブル

<8

DC ロードとブレーカーの接続(-48 V およびリターン)

22 AWG(0.34 mm 2 )ケーブル

2 A GMT ヒューズの配線

18 AWG(0.75 mm 2 )ケーブル

5 A GMT ヒューズの配線

14 AWG(2.5 mm 2 )ケーブル

10/15 A GMT ヒューズの配線

26 ~ 22 AWG(0.14 ~ 0.34 mm 2 )ケーブル

4

アラーム ケーブルの配線

UL 規格の二ツ穴端子(1/4 インチ [6.35 mm]、中心間 5/8 インチ [15.875 mm])(Panduit 部品番号 LCD6-14A-L もしくは相当品)

2

アース ケーブルの取り付け

2.2 AC/DC 電源システム コンポーネントの取り付け

コンポーネントの取り付け手順を以下に説明します。図2-2 に、整流器が取り付けられていない状態の Cisco AC/DC 電源システムを示します。

図2-2 Cisco AC/DC 電源システムの正面図

 

2.2.1 システム シェルフの取り付け


警告 ラックに装置を取り付けたり、ラック内の装置のメンテナンス作業を行ったりする場合は、事故を防ぐため、装置が安定した状態で置かれていることを十分に確認してください。安全を確保するために、次の注意事項を守ってください。

ラックに設置する装置が 1 台だけの場合は、ラックの一番下に取り付けます。

ラックに複数の装置を設置する場合は、最も重い装置を一番下に設置して、下から順番に取り付けます。

ラックにスタビライザが付いている場合は、スタビライザを取り付けてから、ラックにスイッチを設置したり、ラック内のスイッチを保守してください。


 

オプションの 1 RU 配電シェルフを取り付ける場合は、システム シェルフを最初に取り付けてから、配電シェルフを取り付けます。


ステップ 1 システム シェルフに正しい取り付け金具が取り付けられているかどうかを調べます。取り付け金具はシェルフに取り付けられた状態で出荷され、19 インチおよび 23 インチ シェルフのIEC および ANSI 標準のシェルフに対応しています(23 インチ シェルフでは金具をいったん取り外し、向きを変えて取り付け直してください)。またこれとは別に、ETSI ラックを収容するためのプレートが 2 個付属しています(図2-3 を参照)。ETSI 取り付け金具は、既存の取り付け金具を取り外してから、同梱されているハードウェアを使用して取り付けます。

図2-3 ETSI シェルフ用の取り付け金具(システム シェルフと 1 RU 配電シェルフに使用)

 

ステップ 2 システム シェルフをラック/キャビネットの取り付けるスロット位置まで移動させます。あとで 1 RU 配電シェルフを取り付けることを考慮して、システム シェルフの上に 1 RU の余裕を残しておきます。

ステップ 3 同梱されている 6 本の取り付けネジを使用して、システム シェルフをラックに固定します(図2-4 を参照)。

図2-4 システム シェルフの取り付け

 

ステップ 4 必要な場合は、「1 RU 配電シェルフの取り付け」 へ進みます。システムから外部へ配電することがなければ、将来の 1 RU 配電シェルフの設置に備えて 4 本の電源コネクタとアラーム ケーブルをシステム シェルフの上に置いておきます(図2-5)。次に、「アース ケーブルの接続」へ進みます。

図2-5 1 RU 配電ケーブルの事前配備

 


 

2.2.2 1 RU 配電シェルフの取り付け

システムにオプションの 1 RU 配電シェルフを取り付ける場合は、システム シェルフから 1 RU 配電シェルフに電源を接続する必要があります。この接続には、Anderson Powerpole コネクタで終端しているケーブルを 4 本使用します。これらのケーブル コネクタは、一方がシステム シェルフにあらかじめ配線されているので、1 RU 配電シェルフを設置する時にもう一方をその配電シェルフに接続する必要があります。


) DC ケーブルは、すでに取り付けられているシステム シェルフの上に配備されているはずです。これらのケーブルには、取り付け作業が簡単になるようにラベルが貼られています(-48V とリターン)。


また、システム シェルフに配線されている 10 ピンの Molex™ コネクタを、指定の接続位置で 1 RU 配電シェルフに接続することによって、配電アラームを接続します。


ステップ 1 システム シェルフに正しい取り付け金具が取り付けられているかどうかを調べます。取り付け金具はシェルフに取り付けられた状態で出荷され、19 インチおよび 23 インチ シェルフのIEC および ANSI 標準シェルフに対応しています(23 インチ シェルフでは金具をいったん取り外し、向きを変えて取り付け直してください)。またこれとは別に、ETSI ラックを収容するためのプレートが 2 個付属しています(図2-3 を参照)。ETSI 取り付け金具は、既存の取り付け金具を取り外してから、同梱されているハードウェアを使用して取り付けます。

ステップ 2 すべての回路ブレーカーがオフになっていることを確認します(図2-16 を参照)。

ステップ 3 1 RU 配電シェルフをラックの取り付けるスロット位置(システム シェルフのすぐ上)まで移動させます。

ステップ 4 同梱されている 4 本の取り付けネジを使用して、1 RU 配電シェルフをラックに固定します(図2-6 を参照)。

図2-6 1 RU 配電シェルフの取り付け

 


 

2.2.2.1 通信ケーブルの配線(オプション)

電源システムに 1 RU 配電シェルフが搭載してある場合は、次の手順を実行します。電源システムに 1 RU 配電シェルフがない場合は、この手順を省略して「アース ケーブルの接続」 へ進んでください。

システム シェルフ内の通信は、システム シェルフから出ている 10 ピンの Molex™ コネクタを 1 RU 配電シェルフに接続することで可能となります。次の手順に従って、通信ケーブルを配線します。


ステップ 1 システム シェルフの背面に配電アラーム ケーブルがあることを確認します。

ステップ 2 このケーブルには、10 ピンの Molex™ コネクタが事前に配線されているので、1 RU 配電シェルフの指定の位置にこのコネクタを接続します(図2-7 を参照)。


) Molex™ アラーム コネクタには誤挿入防止キーが付いているため、正しい向きでしか挿入できません。コネクタが取り付け口にうまく挿入できないときは、キーが下向きになっていないかどうかを確認してください。


図2-7 1 RU 配電シェルフのアラーム ケーブル配線

 


 

2.2.2.2 DC 電源ケーブルの配線(オプション)

システムに 1 RU 配電シェルフが搭載してある場合は、次の手順を実行します。システムに 1 RU 配電シェルフがない場合は、この手順を省略して「アース ケーブルの接続」 へ進んでください。


ステップ 1 システム シェルフの背面(システム シェルフがすでに取り付けられている場合は、シェルフの上部)に 4 本の 6 AWG(16 mm 2 )電源ケーブルがあることを確認します。電源ケーブルは Anderson Powerpole™ コネクタで終端されています(このコネクタを接続する前に、コネクタ先端の熱収縮カバーを取り去ってください)。

ステップ 2 これらのコネクタを 1 RU 配電シェルフの接続受け入れ口(ロード側には -48V の文字が、またリターン側には RTN の文字がそれぞれ刻印されています)に正しく接続します(図2-8 を参照)。


) Anderson Powerpole™ コネクタには誤挿入防止キーが付いているため、正しい向きでしか挿入できません。コネクタが取り付け口にうまく挿入できないときは、キーが下向きになっていないかどうかを確認してください。


図2-8 1 RU DC ケーブルの配線

 


 

2.2.3 アース ケーブルの接続


警告 この装置はアース接続する必要があります。絶対にアース導体を破損させたり、アース線が正しく取り付けられていない装置を稼働させたりしないでください。アースが適切かどうかがはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技師に確認してください。


装置ラック/キャビネット、システム シェルフ、およびオプションの配電シェルフは、Cisco AC/DC 電源システムが安全かつ効率よく動作できるように、適切にアースをとる必要があります。通信用 DC 電源装置の屋内アース接続に関するガイドラインについては、NEC、CEC、ANSI T1-333、ETSI 300-386-TC、および当該地域の規約を参照してください。

システム シェルフは、絶縁定格温度が最低でも 75°C の UL 規格 6 AWG(16 mm 2 )電線を使用して、ラック/キャビネットのフレームに接続する必要があります。シェルフの背面に、2 本の #10 スタッドがあります。シェルフ側の接続には、UL 規格の二ツ穴端子(1/4 インチ [6.35 mm]、中心間 5/8 インチ [15.875 mm])(Panduit 部品番号 LCD6-14A-L もしくは相当品)を使用します。

オプションの 1 RU 配電シェルフは、絶縁定格温度が最低でも 75°C の UL 規格 6 AWG(16 mm 2 )電線を使用して、フレームに接続する必要があります。このために、シェルフの背面に 2 本の #10 スタッドがあります。シェルフ側の接続には、UL 規格の二ツ穴端子(1/4 インチ [6.35 mm]、中心間 5/8 インチ [15.875 mm])(Panduit 部品番号 LCD6-14A-L もしくは相当品)を使用します。

2.2.3.1 キャビネット/ラックのアース接続

装置ラックのアースは屋内の主アース バスバーに接続してください。通信用 DC 電源装置の屋内アース接続に関するガイドラインについては、NEC、CEC、ANSI T1-333、ETSI 300-386-TC、および当該地域の規約を参照してください。

2.2.3.2 システム シェルフのアース接続


ステップ 1 システム シェルフの背面カバーを 4 本のネジを緩めて外せるようにします(図2-9 を参照)。

図2-9 システム シェルフの背面カバー取り外し

 

ステップ 2 底から引き出して、持ち上げるようにして外します。

ステップ 3 システム シェルフの背面にある #10 スタッドの位置を確認します(図2-10 を参照)。

ステップ 4 絶縁定格温度が最低でも 75°C の UL 規格 6 AWG(16 mm 2 )電線を使用して、キャビネットの適切なアース接続点にシェルフを接続します。シェルフ側のアースは、UL 規格の二ツ穴端子(1/4 インチ [6.35 mm]、中心間 5/8 インチ [15.875 mm])(Panduit 部品番号 LCD6-14A-L もしくは相当品)を使用して接続します(図2-10 を参照)。

図2-10 システム シェルフのアース接続

 

ステップ 5 システムにオプションの 1 RU 配電シェルフが取り付けてあるかどうかを確認し、取り付けてある場合は「1 RU 配電シェルフのアース接続」へ進みます。取り付けられていない場合は、「AC電源の配線」 へ進みます。


 

2.2.3.3 1 RU 配電シェルフのアース接続


ステップ 1 1 RU 配電シェルフの背面にある #10 スタッドの位置を確認します。

ステップ 2 絶縁定格温度が最低でも 75°C の UL 規格 6 AWG(16 mm 2 )電線を使用して、キャビネットの適切なアース接続点に 1 RU 配電シェルフを接続します。

ステップ 3 シェルフ側のアースは、UL 規格の二ツ穴端子(1/4 インチ [6.35 mm]、中心間 5/8 インチ [15.875 mm])(Panduit 部品番号 LCD6-14A-L もしくは相当品)を使用して接続します( を参照)。

ステップ 4 将来のアップグレードを考慮して、シェルフの側面には配線のゆとりを 1.5 フィート(60 cm)残しておきます。

図2-11 1 RU 配電シェルフのアース接続

 


 

2.3 AC電源の配線

システム シェルフの各整流器は、110/230 VAC の単相 15 A 回路からそれぞれ独立して給電され、最大 9.1 A を引き込みます。

シェルフ内のそれぞれの整流器取り付け部には、次のいずれかの電力を供給することができます。

208/220/240 VAC 分相

230 V 単相

110 V 単相

取り付け部ごとの最大電流(9.1 A)


) 110 VAC を供給した場合の整流器の出力容量は、最大出力の半分未満になります。


設置場所にある電源切断スイッチの位置を確認します。

次の電気工事規定を使用して、システムを取り付けます。

米国電気工事規定(NEC)

カナダ電気工事規定(CEC)

国際電気標準会議(IEC)

当該地域または設置サイトに固有の規定

EN60950


警告 機器の取り付けは地域および国内の電気工事規定を遵守する必要があります。


損傷している装置や正常に機能しない装置は絶対に取り付けないでください。

次の手順に従って、Cisco AC/DC 電源システムに AC 電源を接続します。


ステップ 1 入力側の回路ブレーカーまたはヒューズがオフになっているか取り外されており、電源ケーブルがコンセントに接続されていないことを確認します。

ステップ 2 将来の拡張に備えて、配線する AC 電源ケーブルはシェルフの背面に接続するようにします。

ステップ 3 システム シェルフには 4 本の AC 電源ケーブルが同梱されており、それぞれの AC 電源ケーブルで個々の整流器に電源を供給するようになっています。また、電源ケーブルはその地域のプラグ要件に合うように終端されています。


) どの整流器も最大 AC 入力が 9.1 A であるため、110 VAC または 208 VAC のいずれの場合にも 15 A の回路を使用します。


ステップ 4 システム シェルフの背面カバーが取り外されていない場合は、取り外します。

ステップ 5 システム シェルフの背面にケーブルがあることを確認します。

ステップ 6 システム シェルフの AC レセプタクルに、電源ケーブルのフェルール端(G[アース]、L1、L2[ニュートラル])を挿入(正しい向きにのみ挿入可能)して接続し、マイナス ドライバで締めます(図2-12を参照)。

図2-12 AC ケーブルのシェルフへの接続

 

ステップ 7 AC 電源ケーブルを接続したら、同梱されているタイ オフを使用してそれらのケーブルをシェルフの背面に這わせるように固定し、シェルフの側面へ送り出します(図2-13 を参照)。

図2-13 AC ケーブルの配線

 

ステップ 8 AC 電源ケーブルはシステム シェルフのいずれかの側面へ送り出され、タイ オフ ポイントで固定されています。

ステップ 9 AC 電源ケーブルはキャビネット/ラック内で固定します。

ステップ 10 すべてのAC 電源ケーブルについて、同じ作業を行います。

ステップ 11 AC 電源ケーブルの終端プラグを、設置サイトの AC レセプタクルに接続します。


) AC ケーブルごとに AC レセプタクルが 1 つずつ必要です。また、AC 回路ブレーカーが動作しなかった場合に備えて、各レセプタクルに個別の回路ブレーカーを装備しておく必要があります。


 

表2-4 AC の個別供給仕様

シェルフのサイズ
整流器の位置
AC 入力(ヒューズまたはブレーカー)110/208 VAC 単相
最小 AC ワイヤ ゲージUL スタイル SOOW

19 インチ

1

15 A

14 AWG(2.5 mm 2

3 芯

19 インチ

2

15 A

14 AWG(2.5 mm 2

3 芯

19 インチ

3

15 A

14 AWG(2.5 mm 2

3 芯

19 インチ

4

15 A

14 AWG(2.5 mm 2

3 芯


 

2.3.1 整流器の取り付け

Cisco AC/DC 電源システムに整流器を取り付ける手順は次のとおりです。


ステップ 1 最初の整流器を取り付ける位置(正面から見て一番左側)を確認します。

ステップ 2 整流器の取っ手が「オープン」の状態、すなわち、整流器本体から取っ手が引き出された状態になっていることを確かめます。

ステップ 3 取っ手が外側を向くようにして、シェルフの正しい取り付け先スロットの前にモジュールを置きます(図2-14 の①を参照)。

ステップ 4 モジュール ユニットを滑らせて、シェルフの背面にあるインターフェイス接続部に接触する位置まで挿入します。

ステップ 5 シェルフへ向けてモジュールの取っ手を押し、整流器を完全に押し込みます。整流器を完全に押し込むと取っ手が上に動いて、モジュールが所定の位置でロックされます(図2-14 の②を参照)。

図2-14 整流器の取り付け

 

ステップ 6 取っ手取り付け用の共通ネジを締めて、整流器を確実に接続します(図2-14 の②を参照)。

ステップ 7 すべての追加モジュールに対して、ここまでの手順を繰り返します(小規模システムでは 2 台、中規模システムでは 3 台、大規模システムでは 4 台になります)。システムによっては、整流器用のブランク前面プレートを取り外す必要があります。その場合は、整流器用のブランク前面プレートを固定している 2 本のプラス ネジを外します(図2-15 の 1 を参照)。2 本のプラス ネジを外して、整流器用のブランク前面プレートの取り付けブラケットを取り外します(図2-15 の 2 を参照)。

図2-15 整流器用ブランク前面プレートの取り外し

 

ステップ 8 ステップ 2 5 の手順を使用して、その他の整流器を取り付けます。

電源の入っているシステムに整流器を取り付ける方法については、「モジュールの追加」を参照してください。


 

2.4 回路ブレーカーの取り付け


) この手順は、大規模システムで必要となります。


1 RU 配電シェルフを搭載した大規模システムでは、回路ブレーカーを取り付けてシステムを適切に保護する必要があります(1 RU 配電シェルフは、中規模システムに必要な数の回路ブレーカーが取り付けられて出荷されます)。回路ブレーカーを大規模システムに取り付けるには、次の手順を実行します。


ステップ 1 取り付けるブレーカーがすべてオフの位置になっていることを確認します(図2-16 を参照)。

図2-16 回路ブレーカーのオン/オフ位置

 

ステップ 2 1 RU 配電シェルフで前面プレートを固定している 2 本の取り付けネジを緩めて、前面プレートを取り外します(図2-17 を参照)。

図2-17 1 RU 配電シェルフの前面プレート取り外し

 

ステップ 3 1 RU 配電シェルフ内の回路ブレーカー取り付け位置を確認します(A1、A2、B1、および B2)( 表2-5 を参照)。回路ブレーカーは、保護フード(オンの位置を保護)がシェルフの左側にある状態で取り付け(図2-16)、1 RU 配電シェルフの前面プレートが正しく取り付けられるようにします。

ステップ 4 回路ブレーカーのアラーム ケーブルを回路ブレーカーの背面に接続します。アラーム ケーブルには、C(Common)と NC(Normally Closed)の文字が刻印されているので、それに合わせて正しい位置に接続します(図2-16 を参照)。

 

表2-5 回路ブレーカーの位置

システムの規模
A1
A2
B1
B2

小規模

中規模

1

 

 
2

大規模

1.将来のアップグレード用

2.将来のアップグレード用

ステップ 5 ブレーカーをゆっくり滑らせながら、即時切断プラグを取り付け穴に合わせます(図2-18 を参照)。

図2-18 回路ブレーカーの取り付け

 

ステップ 6 即時切断プラグが取り付け穴にしっかり装着されるまで、ブレーカーを押し込みます。

ステップ 7 ブレーカーの数だけ同じ作業を繰り返します。

ステップ 8 1 RU 配電シェルフの前面プレートを元に戻して、取り付けネジを締めます。


 

2.4.1 アラーム ケーブルの配線

ここでは、Cisco AC/DC 電源システム コントローラにアラーム通信ケーブルを配線する方法を説明します。


警告 この装置は、IEC 60950 の安全規格に基づく Safety Extra-Low Voltage(SELV)要件を満たす DC 電源にのみ接続してください。



) アラーム ケーブルは、シェルフの背面右側から、電源シェルフ内を通して(図2-20)、前面側にあるアラーム インターフェイス ボードのコネクタに配線します。コントローラの前面プレートを外して、コントローラ トレイを前に引き出し、アラーム インターフェイス ボードを操作できるようにします。


Cisco AC/DC 電源システムのアラーム ケーブルを配線するには次の手順を実行します。


ステップ 1 システム シェルフの前面プレートを固定している 2 本の取り付けネジを緩めて前面プレートを取り外し、コントローラのスライド式トレイを操作できるようにします(図2-19)。

図2-19 コントローラの前面プレート取り外し

 

ステップ 2 トレイを滑らせてシステム シェルフから取り出し、アラーム インターフェイス ボードを操作できるようにします。

ステップ 3 端子ブロックは、アラーム ケーブルの接続のために取り外すことができます(図2-20 を参照)。

図2-20 アラーム ケーブルの接続

 

ステップ 4 アラーム接点には、1~4、NO、C、NC の文字が刻印されており、電源システムのオフ状態やアラーム状態が分かるようになっています( 表2-6 を参照)。

 

表2-6 アラームとジャンパの割り当て

ジャンパ(LCD 付きシステム)
ジャンパ(LCD なしシステム)
アラームの割り当て
1
2
3
4

J16(1-3)

J16(1-3)

異常低電圧

 

 

 

J15(1-3)

J15(1-3)

メインのエラー

 

 

 

J14(1-3)

J14(1-3)

モジュールの障害

 

 

 

J14(4-6)

J13(1-3)

ヒューズ/回路ブレーカーの障害

 

 

 


) アラームには、NO または NC を使用できます。図2-20 には、コネクタ上の位置 1 と 3 で NC に接続した場合を示してあります。


ステップ 5 端子ブロック(グリーン)には、26 AWG(0.14 mm 2 )~ 22 AWG(0.34 mm 2 )のケーブルを接続できます。端子ブロックを取り外します(図2-20 の 1 を参照)。

ステップ 6 被覆をはがしたアラーム ケーブルを差し込み、マイナス ドライバで締めます(図2-20 の 2 を参照)。アラーム接続の位置についての詳細は、図2-21(コントローラ バージョン 2)および図3-4(コントローラ バージョン 1)を参照してください。

図2-21 アラーム ボードの接続位置

 

ステップ 7 端子ブロックを取り付けなおします(図2-20 の 3 を参照)。

ステップ 8 アラーム ケーブルを、システム シェルフの背面からコントローラ引き出しと GMT 引き出しとの間にある操作スペースを通るように配線します(このとき、引き出しを外に引き出せるよう配線にゆとりをもたせます)(図2-20 を参照)。

ステップ 9 同梱されているケーブル管理用の張力緩和タイ オフを使用して、アラーム ケーブルを固定します。


 

2.5 ロード/リターン ケーブルの配線

ここでは、電源システムで利用可能なさまざまな配電オプションの取り付け方法について説明します。 表2-7 に、GMT ヒューズ パネルと 1 RU 配電シェルフの両方に推奨されるワイヤ ゲージを示します。

 

表2-7 推奨ワイヤ サイズ

ワイヤ ゲージ標準
用途

10 ~ 8 AWG(6 ~ 10 mm 2

ブレーカーのロード(最大 30 A)

22 AWG(0.34 mm 2

2 A GMT ヒューズ

18 AWG(0.75 mm 2

5 A GMT ヒューズ

14 AWG(2.5 mm 2

10 A GMT ヒューズ

14 AWG(2.5 mm 2

15 A GMT ヒューズ

2.5.1 GMT ヒューズの接続

GMT ヒューズ パネルへのロード接続はバネ仕掛けの端子を使用して行えるようになっており、接続用の圧着端子は不要です。


ステップ 1 コントローラの前面プレートを取り外して(図2-19)GMT 引き出しを手前に出し、GMT ヒューズの接続位置を確認します(図2-22 を参照)。

図2-22 GMT 引き出し

 

ステップ 2 GMT ロード/リターン ケーブルは、システム シェルフの背面からヒューズ パネルのチャネルを通して配線し(引き出しを外に引き出せるように十分なゆとりを持たせます)、同梱の固定用具を使用して固定します。

ステップ 3 マイナス ドライバを使用してバネ仕掛けの端子を開き、適切なケーブルを対応する端子に差し込んで接続します(図2-23 を参照)。端子は 1 対 1 でヒューズに対応しています。つまり、A 側(1~5)と B 側(1~5)がシステムの正面から見て左から右に対応しています。

図2-23 GMT ケーブルの接続

 

ステップ 4 各装置の仕様に従って、DC 電力の供給が必要な装置にケーブルを接続します。

ステップ 5 適切なスロットにヒューズを差し込んで取り付けます(図2-24)。

図2-24 ヒューズの取り付け

 


) 15 A の GMT ヒューズを取り付ける場合は、温度を考慮して、両側のスロットを空けておきます。



 

2.5.2 1 RU 配電シェルフのロード接続

以降に説明する内容は、システムで 1 RU 配電シェルフを使用している場合の手順です。1 RU 配電シェルフを使用していないシステムでは、「システムの動作」 へ進んでください。


ステップ 1 用途に応じてワイヤ ゲージを選びます。ワイヤ ゲージについては、 表2-7 を参照してください。

ステップ 2 1 RU 配電シェルフの背面にあるロード/リターン ケーブルの接続位置を確認します(図2-25 を参照)。

ステップ 3 1 RU 配電シェルフのマイナス ネジを緩めて、Phoenix Contact PC6™ コネクタを取り外します(図2-25 の 1 を参照)。

図2-25 ロードの接続

 

ステップ 4 ケーブルをコネクタ(Phoenix Contact PC6™)に挿入して締め、ロード/リターン接続の適切な端子に接続します(図2-25 の 2、3 を参照)。1 RU 配電シェルフを取り外すときのために、配線には十分なゆとりをもたせておきます。

ステップ 5 1 RU 配電シェルフに Phoenix Contact PC6™ コネクタを再度取り付けます(図2-25 の 4)。

ステップ 6 1 RU 配電シェルフに再度接続します(図2-25 の 4)。

ステップ 7 各装置の仕様に従って、ロード/リターン ケーブルを DC 電力の供給が必要な装置に接続します。

ステップ 8 DC 配線が必要な分だけ、繰り返します。


 

2.6 システムのアップグレード

取り付け作業が既存システムのアップグレードである場合は、次の各項を参照してください。システムのアップグレードに必要な手順が説明されています。

「GMT ヒューズ」

「小規模システムから中規模システムへのアップグレード」

「中規模システムから大規模システムへのアップグレード」

「小規模システムから大規模システムへのアップグレード」

システムをアップグレードする前に、次の各項を再確認してください。

「アース記号」

「必要な工具」

「取り付け用部品」


) アップグレードの一部の接続作業は、システムの背面で行う必要があります。背面で作業できない場合は、(キャビネット/取り付けネジを外したあと)1 RU 配電シェルフを引き出して作業できるように、背面のすべての接続に配線のゆとりをもたせておいてください。1 RU 配電シェルフの取り外し方法については、「1 RU 配電シェルフの交換」を参照してください。


2.6.1 GMT ヒューズ

GMT ヒューズ ブロックにヒューズを追加する方法については、「GMT ヒューズの接続」を参照してください。

2.6.2 小規模システムから中規模システムへのアップグレード

小規模システム(整流器 2 台、1 RU 配電シェルフなし)を中規模システム(整流器 3 台、1 RU 配電シェルフ使用、回路ブレーカー 2 個)にアップグレードする場合は、次の各項を参照してください。

「1 RU 配電シェルフの取り付け」

「通信ケーブルの配線(オプション)」

「DC 電源ケーブルの配線(オプション)」

「1 RU 配電シェルフのアース接続」

「整流器の取り付け」

「1 RU 配電シェルフのロード接続」

2.6.3 中規模システムから大規模システムへのアップグレード

中規模システム(整流器 3 台、1 RU 配電シェルフ使用、回路ブレーカー 2 個)を大規模システム(整流器 4 台、1 RU 配電シェルフ使用、回路ブレーカー 4 個)にアップグレードする場合は、次の各項を参照してください。

「整流器の取り付け」

「回路ブレーカーの取り付け」

「1 RU 配電シェルフのロード接続」

2.6.4 小規模システムから大規模システムへのアップグレード

小規模システム(整流器 2 台、1 RU 配電シェルフなし)を大規模システム(整流器 4 台、1 RU 配電シェルフ使用、回路ブレーカー 4 個)にアップグレードする場合は、次の各項を参照してください。

「小規模システムから中規模システムへのアップグレード」のアップグレード手順すべて

「中規模システムから大規模システムへのアップグレード」のアップグレード手順すべて