Cisco ONS 15454 ソフトウェア アップグレード ガイド
TCC+ カードを使用したソフトウェア リリース 3.x から 4.1.x へのアップグ レード
TCC+ カードを使用したソフトウェア リリース 3.x から 4.1.x へのアップグレード
発行日;2012/01/12 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

TCC+ カードを使用したソフトウェア リリース 3.x から 4.1.x へのアップグレード

準備作業

TCC+ カードを使用したソフトウェア リリース 3.x から 4.1.x へのアップグレード

この章では、TCC+ カードを使用して、Cisco ONS 15454 Cisco Transport Controller (CTC)ソフトウェアをリリース 3.x からリリース 4.1.x にアップグレードする方法を説明します。

準備作業

作業を始める前に、作業日、作業場所の住所と電話番号、およびダイアル呼び出し番号を書き留めておいてください。作業を記録しておくと、アップグレード中とアップグレード後に便利です。


注意 アップグレードを始める前に、すべての手順を読んでください。


注意 この章では、ソフトウェア リリース 3.x だけについて説明します。ソフトウェア リリース 2.2.0~2.2.2 をアップグレードする場合は、第 1 章「ソフトウェア リリース 2.2.x から 4.1.x へのアップグレード」の手順を実行します。ソフトウェア リリース 4.x からアップグレードする場合は、第 3 章「TCC+ カードまたは TCC2 カードを使用したソフトウェア リリース 4.x から 4.1.x へのアップグレード」の手順を実行します。ソフトウェア リリース 2.2.0 より前のリリースからアップグレードする場合は、製品をお買い上げの弊社販売代理店に連絡してください。詳細については、「テクニカル サポートに関する問い合せ」を参照してください。


) この章の手順は、特に明記されていない限り、記載順に実行してください。通常は、アップグレードするすべてのノードについて各手順を完了した場合に、その手順が完了します。また、ネットワークに適用するすべての手順を完了した場合に、アップグレードが完了します。ONS 15454 を初めてアップグレードする場合は、この章を印刷し、各手順が完了するごとに、そのハード コピーにチェックマークを付けることをお勧めします。



) NTP と DLP の詳細については、「マニュアルの構成」を参照してください。


ソフトウェア リリース 3.x から 4.1.x にアップグレードするには、次の作業を完了する必要があります。手順内の作業の一部は、この章で説明されていませんが、記載順に完了する必要があります。ここでは、この章の手順(NTP)について説明します。適用する作業(DLP)については、各手順を参照してください。

1. 「NTP-U82 リリース 3.x からリリース 4.1.x へのアップグレードの準備」:この項では、アップグレードプロセスを開始する前に読んでおく必要がある重要情報と、完了しておく必要がある作業について説明します。

2. 「NTP-U83 ソフトウェア リリース 3.x データベースのバックアップ」:ノードおよびネットワークの設定情報を復元する場合に備えて、データベースのバックアップを取ります。

3. 「NTP-U84 ソフトウェア リリース 3.x から ソフトウェア リリース 4.1.x へのアップグレード」:この手順全体を完了すると、アップグレードを完了できます。

4. 「NTP-U79 公開鍵セキュリティ証明書のインストール」:ONS 15454 ソフトウェア リリース 4.1.x を実行するには、この手順を完了する必要があります。

5. 「NTP-U80 旧ソフトウェアとデータベースの復元」:ソフトウェア リリース 4.1.x を起動する前に実行していた旧ソフトウェアに戻す必要がある場合は、この手順を行います。

6. 「NTP-U81 TCC+ カードから TCC2 カードへのアップグレード」:TCC+ カードを TCC2 カードにアップグレードする場合は、この手順を行います。

7. 「NTP-U85 TL1 を使用したソフトウェア リリース 4.1.x からのアップグレード」:TL1 でソフトウェア リリース 4.1.x にアップグレードする場合は、この手順を行います。

NTP-U82 リリース 3.x からリリース 4.1.x へのアップグレードの準備

 

目的

この手順では、アップグレードの開始前に完了する必要がある重要情報の確認と作業について説明します。

ツール/機器

アップグレードする ONS 15454
PC または Unix ワークステーション
Cisco ONS 15454 リリース 4.1.x ソフトウェア

事前準備手順

なし

必須/適宜

必須

オンサイト/リモート

オンサイトまたはリモート

セキュリティ レベル

スーパーユーザ


ステップ 1 『Release Notes for Cisco ONS 15454 Release 4.1.x』をお読みください。

ステップ 2 アップグレードするノードにログインします。詳細については、『 Cisco ONS 15454 Procedure Guide 』を参照してください。

ステップ 3 「DLP-U140 CTC ワークステーションの要件の検証」の作業を行います。

ステップ 4 「DLP-U141 LAN 接続の検証」の作業を行います。

ステップ 5 同じ IP サブネット内で複数の ONS 15454 ノードを設定している場合は、ルータに接続されているノードが 1 つだけであることを確認します。複数のノードが接続されていると、残りのノードと通信できないことがあります。LAN 接続の推奨事項については、『Cisco ONS 15454 Reference Manual』を参照してください。

ステップ 6 「DLP-U142 共通コントロール カードの検証」の作業を行います。

ステップ 7 この項の作業が完了したら、「NTP-U83 ソフトウェア リリース 3.x データベースのバックアップ」に進んでください。

終了:この手順は、これで完了です。


 

NTP-U83 ソフトウェア リリース 3.x データベースのバックアップ

 

目的

この手順では、アップグレードの実行前に、ネットワークの設定データをすべて保存します。

ツール/機器

PC または UNIX ワークステーション

事前準備手順

「NTP-U82 リリース 3.x からリリース 4.1.x へのアップグレードの準備」

必須/適宜

必須

オンサイト/リモート

オンサイトまたはリモート(ワークステーションがある場合)

セキュリティ レベル

スーパーユーザ


ステップ 1 CTC にログインします。詳細については、『 Cisco ONS 15454 Procedure Guide 』を参照してください。すでにログインしている場合は、ステップ 2 に進みます。

ステップ 2 ノード ビュー(デフォルト)で Maintenance > Database タブをクリックします。

ステップ 3 Backup をクリックします。

ステップ 4 ワークステーションのハード ドライブまたはネットワーク ストレージにデータベースを保存します。適切なファイル名とファイル拡張子「.db」を指定してください( 1010120192061103.db のようにノードの IP アドレスと日付を使用することをお勧めします)。

ステップ 5 Save をクリックします。バックアップが完了したことを表すメッセージが表示されます。

ステップ 6 OK をクリックします。

ステップ 7 ネットワーク内の各ノードについてステップ 1 6 を繰り返します。

ステップ 8 (オプション)重要な情報は、書き留めるか、画面を印刷して、記録しておくことをお勧めします。記録する必要がある情報については、次の表を参照してください。ネットワーク内の各ノードについて、 表 2-1 (または独自で作成した表)の情報を記録してください。

 

表 2-1 手作業で記録するデータ

項目
ここにデータを記録(該当する場合)

ノードの IP アドレス

ノード名

タイミングの設定

DCC 接続:DCC を有効にしてあるすべての光ポートのリスト

ユーザ ID:すべてのユーザのリスト(少なくとも 1 名以上のスーパーユーザを含む)

インベントリ: Inventory ウィンドウから画面を印刷

アクティブな TCC+

スロット 7 または 11(どちらかに○を付ける)

アクティブな XC/XCVT/XC10G

スロット 8 または 10(どちらかに○を付ける)

ネットワーク情報:ネットワーク ビューの Provisioning タブから画面を印刷

現在の設定(BLSR、リニアなど):必要に応じて画面を印刷

システム内のすべての保護グループのリスト: Protection Group ウィンドウから画面を印刷

アラームのリスト: Alarm ウィンドウから画面を印刷

回線のリスト: Circuit ウィンドウから画面を印刷

終了:この手順は、これで完了です。


 

NTP-U84 ソフトウェア リリース 3.x から ソフトウェア リリース 4.1.x へのアップグレード

 

目的

この手順では、CTC ソフトウェアをソフトウェア リリース 4.1.x にアップグレードします。

ツール/機器

PC または UNIX ワークステーション

事前準備手順

「NTP-U83 ソフトウェア リリース 3.x データベースのバックアップ」

必須/適宜

必須

オンサイト/リモート

オンサイトまたはリモート(ワークステーションがある場合)

セキュリティ レベル

スーパーユーザ


ステップ 1 ワークステーションの CD-ROM ドライブにソフトウェア リリース 4.1.x の CD を挿入するか、または他の方法でソフトウェア リリース 4.1.x にアクセスして、アップグレードを開始します。


) ソフトウェア CD を挿入すると、CTC のセットアップ ウィザードが起動します。このセットアップ ウィザードを使用してコンポーネントをインストールするか、または Cancel をクリックしてアップグレードを続けます。



注意 起動中に各回線で 50 ミリ秒未満の間トラフィックが中断することがあります。各回線でのイーサネット トラフィックの中断期間は、最大で数分間です。

注意 起動中は、メンテナンス作業または設定作業を行わないでください。

) TL1 を使用してソフトウェアをアップグレードする場合は、「NTP-U85 TL1 を使用したソフトウェア リリース 4.1.x からのアップグレード」を参照してください。


ステップ 2 「DLP-U145 ソフトウェア リリース 4.1.x のダウンロード」の作業を行います(すべてのノード)。

ステップ 3 「DLP-U151 ソフトウェア リリース 3.x または 4.x からの BLSR ロックアウトの実行」の作業を行います(BLSR ノードのみ)。

ステップ 4 「DLP-U147 新しくロードしたソフトウェアの起動」の作業を行います(すべてのノード)。

ステップ 5 「DLP-U148 キャッシュされた JAR ファイルの削除」の作業を行います。


) ステップ 5 が必要なのは、ネットワークで最初のノードをアップグレードした後だけです。キャッシュしたファイルをワークステーションから削除するのは、一度だけでかまいません。残りのノードについては、ノードのリブート中に切断されて、ネットワーク ビューに戻りますが、リブートが完了すると、CTC によってノードへの接続が復元されます。


ステップ 6 ネットワークでアップグレードする必要があるすべてのノードについてステップ 4(起動)を繰り返します。1 つのノードの起動を完了してから(すべてのアラームが 10 分間クリアされます)、次のノードを起動します。


) ノードは、一度に 1 つずつ起動してください。


ステップ 7 「DLP-U149 ソフトウェア リリース 3.x または 4.x からの BLSR ロックアウトの解除」の作業を行います(BLSR ノードのみ)。

ステップ 8 「DLP-U150 日付と時刻の設定」の作業を行います(SNTP を使用していないすべてのノード)。

ステップ 9 必要に応じて、ソフトウェア リリース 4.1.x がインストールされたノードのスタンバイ スロットに予備の TCC+ カードを取り付けて、アップグレードします。


) スタンバイ TCC+ カードは、必要に応じて、アクティブな TCC+ カードから一方または両方のソフトウェア リリースをコピーします。ソフトウェアを 1 回コピーするには、約 15 分かかります。1 回のコピー処理が完了するごとに TCC+ カードがリセットされます。このため、アクティブな TCC+ カードと同じソフトウェアがない TCC+ カードについては、TCC+ カードが 2 回リセットされるので、処理に合計で約 30 分かかります。


ステップ 10 ソフトウェア リリース 4.1.x を起動する前の、以前のソフトウェアとデータベースに戻る必要がある場合は、「NTP-U80 旧ソフトウェアとデータベースの復元」 に進みます。

終了:この手順は、これで完了です。


 

NTP-U85 TL1 を使用したソフトウェア リリース 4.1.x からのアップグレード

 

目的

この手順では、TL1 を使用してソフトウェア リリース 4.1.x をダウンロードします。ソフトウェア リリース 3.4 以降を使用しており、CTC ではなく TL1 を使用してソフトウェア リリース 4.1.x をダウンロードする場合にこの手順を行います。

ツール/機器

PC または UNIX ワークステーション

事前準備手順

「NTP-U82 リリース 3.x からリリース 4.1.x へのアップグレードの準備」
「NTP-U83 ソフトウェア リリース 3.x データベースのバックアップ」

必須/適宜

オプション

オンサイト/リモート

オンサイトまたはリモート(ワークステーションがある場合)

セキュリティ レベル

スーパーユーザ


ステップ 1 ONS 15454 に接続された PC から、Netscape または Internet Explorer を起動します。

ステップ 2 Netscape または Internet Explorer の Web アドレス(URL)フィールドに ONS 15454 の IP アドレスを入力します。

ステップ 3 CTC ウィンドウの IP アドレスは、ステップ 2 で入力した IP アドレスと同じである必要があります。

ステップ 4 CTC で Tools > Open TL1 Connection をクリックします。

ステップ 5 Select Node ダイアログボックスから、通信するノードを選択します。

ステップ 6 OK をクリックします。

TL1 Interface ウィンドウが表示されます。 TL1 Interface ウィンドウには、3 つのサブウィンドウ(Request history、Message log、および TL1 request)があります。 TL1 request ウィンドウにコマンドを入力します。 Message log ウィンドウに結果が表示されます。 Request history ウィンドウで、以前に実行したコマンドをクリックすると、そのコマンドが表示されます。

ステップ 7 Connect ボタンが選択されていること(灰色で表示されていること)を確認します。

ステップ 8 TL1 request ウィンドウに Activate User コマンドを入力し、TL1 セッションを開きます。

ACT-USER:[<TID>]:<UID>:<CTAG>::<PID>;
 

パラメータの定義は、次のとおりです。

TID :ターゲット ID

UID :OSS プロファイル名

CTAG :コマンドと応答メッセージとの相互関連付けに使用する相関タグ

PID :パスワード ID

ステップ 9 Enter キーを押します。


) TL1 コマンドは、セミコロン(;)の後で Enter キーを押す必要があります。この操作を行わないと、コマンドが実行されません。


ステップ 10 TL1 ウィンドウに COPY-RFILE コマンドを入力します。COPY-RFILE コマンドでは、FTP の URL で指定した場所から、TCC+ カードのアクティブでないフラッシュ パーティションに、新しいソフトウェア パッケージをダウンロードします。

COPY-RFILE:[<TID>]:[<SRC>]:<CTAG>::TYPE=<XFERTYPE>,[SRC=<SRC1>];
 

パラメータの定義は、次のとおりです。

TID :ターゲット ID

SRC:転送するファイルのタイプ

CTAG :コマンドと応答メッセージとの相互関連付けに使用する相関タグ

XFERTYPE:ファイル転送プロトコル

SRC1:転送するファイルの送信元。FTP の URL だけがサポートされます。

ステップ 11 Enter キーを押します。

ステップ 12 TL1 ウィンドウに REPT EVT FXFR コマンドを入力します。REPT EVT FXFR は、FTP ソフトウェア ダウンロードの開始、完了、完了済みの割合などをレポートするための自律メッセージです。REPT EVT FXFR では、ソフトウェア アップグレード中のエラー(無効なパッケージ、無効なパス、無効なユーザ ID またはパスワード、ネットワーク接続の切断など)もレポートされます。

REPT EVT FXFR “<FILENAME>,<FXFR_STATUS>,[<FXFR_RSLT>],[<BYTES_XFRD>]”
 

メッセージの定義は、次のとおりです。

<FILENAME>:転送されたファイル パス名を表す文字列

<FXFR_STATUS>:ファイル転送ステータス(Start、IP(転送中)、または COMPLD)

<FXFR_RSLT>:ファイル転送結果(成功または失敗)。<FXFR_RSLT> は、オプションです。

<BYTES_XFRD>:転送完了割合(%)。オプションです。

ステップ 13 Apply コマンドを入力して、システム ソフトウェアを起動します。

APPLY:[<TID>]::<CTAG>[::<MEM_SW_TYPE>]:
 

パラメータの定義は、次のとおりです。

TID :ターゲット ID

CTAG :コマンドと応答メッセージとの相互関連付けに使用する相関タグ

<MEM_SW_TYPE>:ソフトウェア アップグレード中のメモリ切り替え操作。<MEM_SW_TYPE> の ACT は、アクティブを表します。

コマンドが成功すると、正しいフラッシュが選択され、TCC+/TCC2 カードまたは XTC カードがリブートされます。

ステップ 14 TL1 request ウィンドウに Cancel User コマンドを入力するか、または、 Disconnect ボタンを押して、TL1 セッションを閉じます。

CANC-USER:[<TID>]:<USERID>:<CTAG>; Enter キーを押します。
 

終了:この手順は、これで完了です。