Cisco ONS 15454 DWDM リファレンス マニュアル Release 8.5
トランスポンダ カードおよびマックス ポンダ カード
トランスポンダ カードおよびマックスポンダ カード
発行日;2012/01/12 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 16MB) | フィードバック

目次

トランスポンダ カードおよびマックスポンダ カード

トランスポンダ カードおよびマックスポンダ カード


) 「Unidirectional Path Switched Ring(単方向パス スイッチ型リング)」および「UPSR」という用語がシスコの文書に使用される場合があります。これらの用語は、単方向パス スイッチ型リング構成で ONS 15xxx 製品を使用することを意味してはいません。正確には、これらは、「Path Protected Mesh Network(パス保護メッシュ ネットワーク)」および「PPMN」と同様、シスコのパス保護機能を一般に意味するもので、どのトポロジ ネットワークでも使用できます。シスコは、特定のトポロジ ネットワーク構成でシスコのパス保護機能を使用することを推奨しません。


この章では、Cisco ONS 15454 のトランスポンダ(TXP)、マックスポンダ(MXP)、GE_XP、10GE_XP、および ADM-10G カード、ならびに関連するプラグイン モジュール(Small Form-factor Pluggable [SFP または XFP])について説明します。カードの装着と起動の手順については、『 Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide 』を参照してください。カードの安全保護と準拠については、『 Cisco Optical Transport Products Safety and Compliance Information 』を参照してください。


) 特に指定のないかぎり、[ONS 15454] は ANSI と ETSI の両方のシェルフ アセンブリを意味します。


この章では、次の内容について説明します。

「カードの概要」

「セーフティ ラベル」

「TXP_MR_10G カード」

「TXP_MR_10E カード」

「TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カード」

「TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5Gカード」

「MXP_2.5G_10G カード」

「MXP_2.5G_10E_C および MXP_2.5G_10E_L カード」

「MXP_MR_2.5G カードおよび MXPP_MR_2.5G カード」

「MXP_MR_10DME_C カードおよび MXP_MR_10DME_L カード」

「GE_XP カードおよび 10GE_XP カード」

「ADM-10G カード」

「Y 字ケーブルおよびスプリッタ保護」

「遠端レーザー制御」

「ジッタに関する考慮事項」

「終端モード」

「SFP モジュールおよび XFP モジュール」

8.1 カードの概要

ここでは、この章で説明するカードの一覧を示し、互換性に関する情報について説明します。


) 各カードには、ONS 15454 シェルフ アセンブリのスロットに対応する記号が記載されています。同じ記号が表示されているスロットに、カードを装着します。スロットと記号のリストについては、「カード スロットの要件」 を参照してください。


TXP、MXP、GE_XP、10GE_XP、または ADM-10G カードの目的は、「グレー」の光クライアント インターフェイス信号を「色分けされた」Dense Wavelength Division Multiplexing(DWDM; 高密度波長分割多重)波長範囲で動作するトランク信号に変換することです。クライアント側のグレーの光信号は、一般的により短い波長で動作します。一方、DWDM の色分けされた光信号は、より長い波長範囲内にあります(たとえば、1490 nm = バイオレット、1510 nm = ブルー、1530 nm = グリーン、1550 nm = イエロー、1570 nm = オレンジ、1590 nm = レッド、1610 nm = ブラウン)。ただし、より新しいクライアント側の一部の SFP は、色分けされたリージョンで動作します。トランスポンディングまたはマックスポンディングは、信号をクライアントとトランクの間で変換するプロセスです。

MXP は、一般的に複数のクライアント信号を処理します。より低いレートのクライアント信号を集約または多重化し、これらの信号をより高いレートのトランク ポートに送信します。同様に、トランクからの光信号を逆多重化し、これらの信号を個々のクライアント ポートに送信します。TXP は、1 つのクライアント信号を 1 つのトランク信号に変換し、1 つの着信トランク信号を 1 つのクライアント信号に変換します。GE_XP および 10GE_XP カードを、TXP、MXP、または レイヤ 2 スイッチとしてプロビジョニングすることができます。

すべての TXP および MXP カードは、光から電気へ、電気から光へ(OEO)の変換を行います。したがって、これらのカードは、光学的に透過的なカードではありません。その理由は、これらのカードが通過する信号により動作する必要があるため、OEO 変換を行わなければならないということです。

一方、すべての TXP および MXP の終端モードは、電気レベルで行われるため、透過的に変換できます。この場合、ラインもセクション オーバーヘッドも終端されていません。これらのカードは、ラインとセクション オーバーヘッドのどちらか、またはその両方を終端させるような設定もできます。


) MXP_2.5G_10G カードは、設計により、透過的な終端モードに設定されている場合、実際に一部のバイトを終端させます。詳細については、表8-39 を参照してください。


8.1.1 カードの概要

表8-1 に TXP、TXPP、MXP、および MXPP カードの概要と機能を示します。

 

表8-1 Cisco ONS 15454 トランスポンダ カードおよびマックスポンダ カード

カード
ポートの説明
詳細情報の参照先
TXP_MR_10G

TXP_MR_10G カードには、前面プレートに 2 セットのポートがあります。

「TXP_MR_10G カード」を参照してください。

TXP_MR_10E

TXP_MR_10E カードには、前面プレートに 2 セットのポートがあります。

「TXP_MR_10E カード」を参照してください。

TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L

TXP_MR_10E_C およびTXP_MR_10E_L カードには、前面プレートに 2 セットのポートがあります。

「TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カード」を参照してください。

TXP_MR_2.5G

TXP_MR_2.5G カードには、前面プレートに 2 セットのポートがあります。

「TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5Gカード」を参照してください。

TXPP_MR_2.5G

TXPP_MR_2.5G カードには、前面プレートに 3 セットのポートがあります。

「TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5Gカード」を参照してください。

MXP_2.5G_10G

MXP_2.5G_10G カードには、前面プレートに 9 セットのポートがあります。

「MXP_2.5G_10G カード」を参照してください。

MXP_2.5G_10E

MXP_2.5G_2.5G_10E カードには、前面プレートに 9 セットのポートがあります。

「MXP_2.5G_10E カード」を参照してください。

MXP_2.5G_10E_C および
MXP_2.5G_10E_L

MXP_2.5G_10E_C および MXP_2.5G_10E_L カードには、前面プレートに 9 セットのポートがあります。

「MXP_2.5G_10E_C および MXP_2.5G_10E_L カード」を参照してください。

MXP_MR_2.5G

MXP_MR_2.5G カードには、前面プレートに 9 セットのポートがあります。

「MXP_MR_2.5G カードおよび MXPP_MR_2.5G カード」を参照してください。

MXPP_MR_2.5G

MXPP_MR_2.5G カードには、前面プレートに 10 セットのポートがあります。

「MXP_MR_2.5G カードおよび MXPP_MR_2.5G カード」を参照してください。

MXP_MR_10DME_C および MXP_MR_10DME_L

MXP_MR_10DME_C および MXP_MR_10DME_L カードには、前面プレートに 8 セットのポートがあります。

「MXP_MR_10DME_C カードおよび MXP_MR_10DME_L カード」を参照してください。

GE_XP

GE_XP には、20 の GE クライアント ポートと 2 つの 10GE トランク ポートがあります。

「GE_XP カードおよび 10GE_XP カード」を参照してください。

10GE_XP

10GE_XP には、2 つの 10 ギガビット イーサネット(GE)クライアント ポートと 2 つの 10GE トランク ポートがあります。

「GE_XP カードおよび 10GE_XP カード」を参照してください。

ADM-10G

ADM-10G には、前面プレートに 18 セットのポートがあります。

「ADM-10G カード」を参照してください。

8.1.2 カードの互換性

表8-2 に、TXP、TXPP、MXP、MXPP、10GE_XP、GE_XP、および ADM-10G カードに関する Cisco Transport Controller(CTC)ソフトウェアの互換性一覧を示します。

 

表8-2 トランスポンダ カードおよびマックスポンダ カードのソフトウェア リリースの互換性

カード名
R4.5
R4.6
R4.7
R5.0
R6.0
R7.0
R7.2
R8.0
R8.5

TXP_MR_10G

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

TXP_MR_10E

なし

なし

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

TXP_MR_10E_C

なし

なし

なし

なし

なし

あり

あり

あり

あり

TXP_MR_10E_L

なし

なし

なし

なし

なし

あり

あり

あり

あり

TXP_MR_2.5G

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

TXPP_MR_2.5G

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

MXP_2.5G_10G

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

MXP_2.5G_10E

なし

なし

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

MXP_2.5G_10E_C

なし

なし

なし

なし

なし

あり

あり

あり

あり

MXP_2.5G_10E_L

なし

なし

なし

なし

なし

あり

あり

あり

あり

MXP_MR_2.5G

なし

なし

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

MXPP_MR_2.5G

なし

なし

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

MXP_MR_10DME_C

なし

なし

なし

なし

なし

あり

あり

あり

あり

MXP_MR_10DME_L

なし

なし

なし

なし

なし

あり

あり

あり

あり

GE_XP

なし

なし

なし

なし

なし

なし

なし

あり

あり

10GE_XP

なし

なし

なし

なし

なし

なし

なし

あり

あり

ADM-10G

なし

なし

なし

なし

なし

なし

なし

あり

あり

8.2 セーフティ ラベル

ここでは、いくつかのカードに添付されているセーフティ ラベルの重要性について説明します。カードの前面プレートには、各カードのレーザー光線のレベルに関する警告が表示されています。ユーザは、あらかじめすべての警告ラベルの内容を理解している必要があります。

8.2.1 クラス 1 レーザー製品カード

MXP_2.5G_10G、MXP_2.5G_10E、MXP_2.5G_10E_C、MXP_2.5G_10E_L、ADM-10G、GE_XP、および 10GE_XP カードにはクラス 1 レーザーが搭載されています。これらのカードに表示されているラベルは、以下の内容について記述しています。

8.2.1.1 クラス 1 レーザー製品ラベル

クラス 1 レーザー製品ラベルは、図8-1 のとおりです。

図8-1 クラス 1 レーザー製品ラベル

 

クラス 1 レーザーは、放射照度が Maximum Permissible Exposure(MPE; 最大許容露光量)を超えていない製品です。したがって、クラス 1 レーザー製品では、出力パワーが眼に損傷を与えるとされるレベルを下回っています。クラス 1 レーザーの光線にさらされても、眼が損傷することはないので、安全と考えられています。ただし、クラス 1 レーザー製品の中には、より高いクラスのレーザー システムが含まれている可能性がありますが、特殊なことをしなければ光線に触れることがないようにするための適切な技術的調整基準があります。より高いクラスのレーザー システムを含むクラス 1 レーザー製品を解体する場合は、危険なレーザー光線にさらされる危険性があります。

8.2.1.2 危険レベル 1 ラベル

図8-2 に危険度 1 ラベルを示します。

図8-2 危険度ラベル

 

このラベルでは、ユーザが IEC60825-1 Ed.1.2 に従って算出されたクラス 1 限度のレーザー光線にさらされる危険性があることを警告しています。

8.2.1.3 レーザー ソース コネクタ ラベル

図8-3 にレーザー ソース コネクタのラベルを示します。

図8-3 レーザー ソース コネクタ ラベル

 

このラベルは、ラベルが貼られている場所の光コネクタにレーザー ソースが存在することを示しています。

8.2.1.4 FDA 準拠ラベル

図8-4 に FDA 準拠ラベルを示します。

図8-4 FDA 準拠ラベル

 

このラベルは、FDA 規格に対する準拠を示しており、危険度の分類が IEC60825-1 Am.2 または Ed.1.2 に従っていることを示します。

8.2.1.5 感電危険性ラベル

図8-5 に感電の危険性を示すラベルを示します。

図8-5 感電危険性ラベル

 

このラベルは、カードの扱いによって感電する危険性を警告しています。感電事故の可能性があるのは、メンテナンス時に隣接カードを取り外す際に、カード上にある電気回路の露出部分に触れた場合です。

8.2.2 クラス 1M レーザー製品カード

TXP_MR_10G、TXP_MR_10E、TXP_MR_10E_C、TXP_MR_10E_L、TXP_MR_2.5G、TXPP_MR_2.5G、MXP_MR_2.5G、MXPP_MR_2.5G、MXP_MR_10DME_C、および MXP_MR_10DME_L カードにはクラス 1 レーザーが搭載されています。

これらのカードに表示されているラベルは、以下の内容について記述しています。

8.2.2.1 クラス 1M レーザー製品ラベル

図8-6 にクラス 1M レーザー製品ラベルを示します。

図8-6 クラス 1M レーザー製品ラベル

 

クラス 1M レーザーは、広く拡散する光線や直径の大きな光線を生成する製品です。したがって、レーザー光線の一部を見ただけで眼に入る可能性があります。ただし、これらのレーザー製品が危険なのは、拡大光学機器を使用して光線を見た場合です。

8.2.2.2 危険度ラベル 1M ラベル

図8-7 に危険度 1M ラベルを示します。

図8-7 危険度ラベル

 

このラベルでは、ユーザが IEC60825-1 Ed.1.2 に従って算出されたクラス 1 限度のレーザー光線にさらされる危険性があることを警告しています。

8.2.2.3 レーザー ソース コネクタ ラベル

図8-8 にレーザー ソース コネクタのラベルを示します。

図8-8 レーザー ソース コネクタ ラベル

 

このラベルは、ラベルが貼られている場所の光コネクタにレーザー ソースが存在することを示しています。

8.2.2.4 FDA 準拠ラベル

図8-9 に FDA 準拠ラベルを示します。

図8-9 FDA 準拠ラベル

 

このラベルは、FDA 規格に対する準拠を示しており、危険度の分類が IEC60825-1 Am.2 または Ed.1.2 に従っていることを示します。

8.2.2.5 感電危険性ラベル

図8-10 に感電の危険性を示すラベルを示します。

図8-10 感電危険性ラベル

 

このラベルは、カードの扱いによって感電する危険性を警告しています。感電事故の可能性があるのは、メンテナンス時に隣接カードを取り外す際に、カード上にある電気回路の露出部分に触れた場合です。

8.3 TXP_MR_10G カード

TXP_MR_10G は、1 つの 10 Gbps の信号(クライアント側)を 1 つの 10 Gbps、100 GHz DWDM 信号(トランク側)に加工します。各カードには 10 Gbps のポートが 1 つあります。このポートは、ITU-T G.707、ITU-T G.709、ITU-T G.691、および Telcordia GR-253-CORE に準拠する、STM-64/OC-192 短距離(1310 nm)信号用、または IEEE 802.3 に準拠する 10GBASE-LR 信号用に、プロビジョニングできます。

TXP_MR_10G カードは、1550 nm、ITU-100 GHz の範囲内の 2 つの隣接する波長間で調整可能です。このカードには 16 のバージョンがあり、それぞれが 2 つの波長に対応し、1550 nm 範囲内で合計 32 の波長に対応しています。


) ITU-T G.709 では、「ラッパー」方式を使用する Forward Error Correction(FEC)の形式を指定しています。デジタル ラッパーを使用すると、クライアント側で信号を透過的に受け入れ、その信号の周りでフレームをラップし、元の形式に復元できます。FEC では、距離による光信号の劣化が原因で発生したエラーが修正されるため、ファイバ リンクの距離を延ばすことができます。


このトランク ポートは、C-SMF や、損失または分散(またはその両方)により制限される分散補償ファイバなどの各種ファイバを使用する、最大 50 マイル(80 km)の非増幅距離間で、9.95328 Gbps(ITU-T G.709 のデジタル ラッパー/FEC を使用する場合は 10.70923 Gbps)および 10.3125 Gbps(ITU-T G.709 のデジタル ラッパー/FEC を使用する場合は 11.095 Gbps)で動作します。


注意 トランスポンダにはペイロードを調べて回線を検出する機能がないため、TXP_MR_10G カードのカード ビューでは回線パスは表示されません。


注意 トランク ポート上のループバックで、TXP_MR_10G カードを使用する場合は、15 dB のファイバ減衰器(10 ~ 20 dB)を使用する必要があります。TXP_MR_10G カードでは、ファイバ ループバックを直接使用しないでください。ファイバ ループバックを直接使用すると、TXP_MR_10G カードが損傷して回復できなくなる場合があります。

TXP_MR_10G カードは、スロット 1~6 および 12~17 に装着できます。このカードは、線形構成でプロビジョニングできます。このカードは、Bidirectional Line Switched Ring(BLSR; 双方向ライン スイッチ型リング)/Multiplex Section - Shared Protection Ring(MS-SPRing; 多重化セクション共有保護リング)、パス保護/Single Node Control Point(SNCP; サブネットワーク接続保護)、または再生器としてプロビジョニングすることはできません。これらのカードを BLSR/MS-SPRing または 1+1 スパンの中間で使用できるのは、カードを透過的な終端モードに設定する場合に限ります。

TXP_MR_10G ポートは、トランク ポート側で 1550 nm のレーザー、クライアント ポート側で 1310 nm のレーザーを使用します。カードの前面プレートには、2 つの送信および受信用コネクタのペア(ラベル付き)があります。

図8-11 に、TXP_MR_10G カードの前面プレートとブロック図を示します。

図8-11 TXP_MR_10G カードの前面プレートとブロック図

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品カード」を参照してください。

8.3.1 ALS

Automatic Laser Shutdown(ALS)手順は、クライアント インターフェイスとトランク インターフェイスの両方でサポートされています。クライアント インターフェイスでは、ALS は ITU-T G.664(6/99)に準拠します。データ アプリケーションおよびトランク インターフェイスでは、スイッチ オン/オフのパルス間隔は 60 秒超で、ユーザ設定可能です。カードの ALS プロビジョニングの詳細については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』を参照してください。

8.3.2 TXP_MR_10G カードレベルのインジケータ

表8-3 に、TXP_MR_10G カードに装備されたカードレベルの 3 つの LED を示します。

 

表8-3 TXP_MR_10G カードレベルのインジケータ

カードレベルの LED
内容

FAIL LED(レッド)

レッドは、カードのプロセッサの準備ができていないことを示します。この LED はリセット中に点灯します。FAIL LED は、ブート プロセス中に点滅します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

ACT/STBY LED

グリーン(アクティブ)

オレンジ(スタンバイ)

グリーンは、カードが稼働状態であり(1 つまたは両方のポートがアクティブ)、トラフィックを伝送する準備ができていることを示します。

オレンジは、カードが稼働状態であり、スタンバイ(保護)モードであることを示します。

SF LED(オレンジ)

オレンジは、カードの 1 つまたは複数のポートでの信号障害や信号状態(Loss of Signal [LOS]、Loss of Frame [LOF]、高い Bit Error Rate [BER])を示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバが正しく接続されリンクが稼働している場合は、LED が消えます。

8.3.3 TXP_MR_10G ポートレベルのインジケータ

表8-4 に、TXP_MR_10G カードに装備されたポートレベルの 4 つの LED を示します。

 

表8-4 TXP_MR_10G ポートレベルのインジケータ

ポートレベルの LED
内容

グリーンのクライアント LED

グリーンのクライアント LED は、クライアント側のポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。

グリーンの DWDM LED

グリーンの DWDM LED は、DWDM ポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。

グリーンの波長 1 LED

各ポートは、DWDM 側で 2 つの波長をサポートします。各波長 LED は、波長のどれか 1 つに対応しています。この LED は、カードが波長 1 用に設定されていることを示します。

グリーンの波長 2 LED

各ポートは、DWDM 側で 2 つの波長をサポートします。各波長 LED は、波長のどれか 1 つに対応しています。この LED は、カードが波長 2 用に設定されていることを示します。

8.4 TXP_MR_10E カード

TXP_MR_10E カードは、OSN 15454 プラットフォームのマルチレート トランスポンダです。このカードには、TXP_MR_10G カードとの完全な下位互換性があります。このカードは、1 つの 10 Gbps の信号(クライアント側)を 1 つの 10 Gbps、100 GHz DWDM の信号(トランク側)に加工します。加工後の信号は、C 帯域の場合 4 つの波長チャネル間(ITU グリッドで 100 GHz 間隔)で、L 帯域の場合 8 つの波長チャネル間(ITU グリッドで 50 GHz 間隔)で、それぞれ調整可能です。C 帯域カードには 8 つのバージョンがあり、それぞれが 4 つの波長に対応し、合わせて 32 の波長をカバーします。L 帯域カードには 5 つのバージョンがあり、それぞれが 8 つの波長に対応し、合わせて 40 の波長をカバーします。

TXP_MR_10E カードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 に装着できます。このカードは、線形構成、BLSR/MS-SPRing、パス保護/SNCP、または再生器でプロビジョニングできます。このカードを BLSR/MS-SPRing または 1+1 スパンの中間で使用できるのは、カードを透過的な終端モードに設定した場合です。

TXP_MR_10E カードは、トランク ポート側で 1550 nm(C 帯域の場合)または 1580 nm(L 帯域の場合)の調整可能なレーザーを使用し、クライアント ポート側で別途発注可能な ONS-XC-10G-S1 1310 nm または ONS-XC-10G-L2 1550 nm レーザー XFP モジュールを使用します。


) ONS-XC-10G-L2 XFP が装着されている場合、TXP_MR_10E カードは、スロット 6、7、12、または 13 に装着する必要があります。


TXP_MR_10E カードの前面プレートには、2 つの送信および受信用コネクタのペアがあり、一方がトランク ポート用、もう一方がクライアント ポート用です。各コネクタ ペアにはラベルが付いています。

8.4.1 主な機能

TXP_MR_10E カードの主な機能は、次のとおりです。

3 種類のレートを持つクライアント インターフェイス(別途発注可能な ONS-XC-10G-S1 XFP で使用可能)

OC-192(SR1)

10GE(10GBASE-LR)

10G-FC(1200-SM-LL-L)

OC-192 から ITU-T G.709 OTU2 にプロビジョニング可能な同期および非同期マッピング

8.4.2 前面プレートとブロック図

図8-12 に、TXP_MR_10E カードの前面プレートとブロック図を示します。

図8-12 TXP_MR_10E カードの前面プレートとブロック図

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品カード」を参照してください。


注意 トランク ポート上のループバックで TXP_MR_10E カードを使用する場合は、15 dB のファイバ減衰器(10 ~ 20 dB)を使用する必要があります。TXP_MR_10E カードでは、ファイバ ループバックを直接使用しないでください。ファイバ ループバックを直接使用すると、TXP_MR_10E カードが損傷して回復できなくなる場合があります。

8.4.3 クライアント インターフェイス

クライアント インターフェイスは別途発注可能な XFP モジュールを使用して個別に実装されます。モジュールは 3 種類のレートを持つトランシーバで、単一のポートを提供します。このトランシーバは、OC-192 SR-1(Telcordia GR-253-CORE)または STM-64 I-64.1(ITU-T G.691)の光インターフェイスや、10GE LAN PHY(10GBASE-LR)、10GE WAN PHY(10GBASE-LW)、10G FC 信号をサポートするように現場で設定できます。

クライアント側の XFP の着脱可能モジュールは LC コネクタをサポートし、1310 nm レーザーを搭載しています。

8.4.4 DWDM トランク インターフェイス

トランク側では、TXP_MR_10E カードで 10 Gbps STM-64/OC-192 インターフェイスが提供されます。DWDM インターフェイスの 50 GHz ITU グリッドで、1550 nm 帯域には 4 つ、1580 nm 帯域には 8 つの、調整可能なチャネルがあります。TXP_MR_10E カードには、この 10 Gbps トランク インターフェイスに対する Retime, Reshape and Regenerate(3R; 時間再調整、再整形、および再生)トランスポンダ機能があります。このため、このカードは、長距離の増幅システムでの使用に適しています。DWDM インターフェイスは、ITU-T G.707、ITU-T G.709、および Telcordia GR-253-CORE の規格に準拠しています。

DWDM トランク ポートの動作レートは、入力信号によって、また ITU-T G.709 のデジタル ラッパー/FEC を使用するかどうかによって異なります。次のトランク レートが可能です。

OC192(9.95328 Gbps)

OTU2(10.70923 Gbps)

10GE(10.3125 Gbps)、または 10GE の OTU2 変換(非標準 11.0957 Gbps)

10G FC(10.51875 Gbps)、または 10G FC の OTU2 変換(非標準 11.31764 Gbps)

光増幅または再生器を使用しないフィルタレス アプリケーションの最大システム距離は、C-SMF ファイバ経由の公称レートで 23 dB です。このレートは製品仕様ではなく参考情報であるため、変更される可能性があります。

8.4.5 拡張 FEC(E-FEC)機能

TXP_MR_10E の主な機能は、Forward Error Correction(FEC; 前方エラー訂正)を設定できる機能で、3 つのモード(NO FEC、FEC、E-FEC)に FEC を設定できます。出力ビット レートは ITU-T G.709 の定義に従って常に 10.7092 Gbps ですが、エラー コーディング パフォーマンスは次のようにプロビジョニングできます。

NO FEC ― 前方エラー訂正なし

FEC ― 標準の ITU-T G.975 Reed-Solomon アルゴリズム

E-FEC ― 標準の ITU-T G.975.1 アルゴリズム(Super FEC コード)

8.4.6 FEC モードと E-FEC モード

TXP_MR_10E カードをパススルーするクライアント側トラフィックは、FEC モードまたは E-FEC モードを使用して、またはエラー訂正なしでデジタル ラップできます。カードを FEC モードに設定すると、E-FEC モードに設定した場合よりも低いレベルのエラー検出および訂正が行われます。その結果 E-FEC モードでは、FEC モードに比べて、低い BER で高感度(低 Optical Signal-to-Noise Ratio[OSNR; 光信号対雑音比])を実現できます。E-FEC では、FEC を使用した場合よりも長距離のトランク側伝送が可能です。

E-FEC 機能は、FEC 動作の 3 つの基本モードのうちの 1 つです。FEC をオフにすることも、FEC をオンにすることも、または E-FEC をオンにして広範囲な、低 BER を実現することもできます。デフォルトのモードでは、FEC がオン、E-FEC がオフです。E-FEC は CTC を使用してプロビジョニングされます。


注意 トランスポンダにはデータ ペイロードを調べて回線を検出する機能がないため、TXP_MR_10E カードのカード ビューでは回線パスは表示されません。

8.4.7 クライアントからトランクへのマッピング

TXP_MR_10E カードは、Optical Data Channel Unit 2(ODU2)から Optical Channel(OCh)へマッピングできます。この機能を使用すると、10 Gbps の光リンクを介して、標準的な方法によるデータ ペイロードのプロビジョニングが可能となります。

クライアント側インターフェイスを定義するデジタル ラッパーは、ITU-T G.709 では ODU2 エンティティと呼ばれます。トランク側インターフェイスを定義するデジタル ラッパーは、ITU-T G.709 では OCh と呼ばれます。クライアント インターフェイスとペイロード プロトコルを定義するため、ODU2 のデジタル ラッパーには、ITU-T G.709 に対する Generalized Multiprotocol Label Switching(G-MPLS)信号拡張(Least Significant Part [LSP] 値や Generalized Payload Identifier [G-PID] 値など)を含めることができます。

8.4.8 ALS

ALS 手順は、クライアント インターフェイスとトランク インターフェイスの両方でサポートされています。クライアント インターフェイスでは、ALS は ITU-T G.664(6/99)に準拠します。データ アプリケーションおよびトランク インターフェイスでは、スイッチ オン/オフのパルス間隔は、60 秒超です。オン/オフのパルス間隔は、ユーザ設定が可能です。このカードの ALS プロビジョニングの詳細については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』を参照してください。

8.4.9 TXP_MR_10E カードレベルのインジケータ

表8-5 に、TXP_MR_10E カードに装備されたカードレベルの 3 つの LED を示します。

 

表8-5 TXP_MR_10E カードレベルのインジケータ

カードレベルの LED
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないことを示します。この LED はリセット中に点灯します。FAIL LED は、ブート プロセス中に点滅します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

ACT/STBY LED

グリーン(アクティブ)

オレンジ(スタンバイ)

ACT/STBY LED がグリーンの場合は、カードが稼働状態であり(1 つまたは両方のポートがアクティブ)、トラフィックを伝送する準備ができていることを示します。ACT/STBY LED がオレンジの場合、カードが稼働状態であり、スタンバイ(保護)モードであることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートでの信号障害や信号状態(LOS、LOF、高い BER)を示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバが正しく接続されリンクが稼働している場合は、ライトが消えます。

8.4.10 TXP_MR_10E ポートレベルのインジケータ

表8-6 に、TXP_MR_10E カードに装備されたポートレベルの 2 つの LED を示します。

 

表8-6 TXP_MR_10E ポートレベルのインジケータ

ポートレベルの LED
内容

グリーンのクライアント LED

グリーンのクライアント LED は、クライアント側のポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。

グリーンの DWDM LED

グリーンの DWDM LED は、DWDM ポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。

8.5 TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カード

TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カードは、OSN 15454 プラットフォームのマルチレート トランスポンダです。このカードには、TXP_MR_10G および TXP_MR_10E カードとの完全な下位互換性があります。これらのカードは、1 つの 10 Gbps の信号(クライアント側)を 1 つの 10 Gbps、100 GHz DWDM 信号(トランク側)に加工します。TXP_MR_10E_C は、C 帯域波長チャネル セット全体(ITU グリッドで 50 GHz 間隔の 82 のチャネル)で調整可能です。TXP_MR_10E_L は、L 帯域波長チャネル セット全体(ITU グリッドで 50 GHz 間隔の 80 個のチャネル)で調整可能で、特に DS ファイバまたは SMF-28 シングルモード ファイバを採用しているネットワークでの使用に最適です。

従来のバージョン(TXP_MR_10G およびTXP_MR_10E)に対するこれらのカードの長所は、各帯域に対応するために、複数のバージョンが必要になるのではなく、1 バージョンのみ(1 つの C 帯域バージョンおよび 1 つの L 帯域バージョン)しか必要ないことです。

TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 に装着できます。このカードは、線形構成、BLSR/MS-SPRing、パス保護/SNCP、または再生器でプロビジョニングできます。これらのカードを BLSR/MS-SPRing または 1+1 スパンの中間で使用できるのは、カードを透過的な終端モードに設定した場合です。

TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カードは、トランク ポート側で Universal Transponder 2(UT2; ユニバーサル トランスポンダ 2)1550 nm(C 帯域の場合)または UT2 1580 nm(L 帯域の場合)の調整可能なレーザーを使用し、クライアント ポート側で別途発注可能な ONS-XC-10G-S1 1310 nm レーザー XFP モジュールまたは ONS-XC-10G-L2 1550 nm レーザー XFP モジュールを使用します。


) ONS-XC-10G-L2 XFP が装着されている場合、TXP_MR_10E_C または TXP_MR_10E-L カードを高速スロット(スロット 6、7、12、または 13)に装着する必要があります。


TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カードの前面プレートには、2 つの送信および受信用コネクタのペアがあり、一方がトランク ポート用、もう一方がクライアント ポート用です。各コネクタ ペアにはラベルが付いています。

8.5.1 主な機能

TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カードの主な機能は、次のとおりです。

3 種類のレートを持つクライアント インターフェイス(別途発注可能な ONS-XC-10G-S1 XFP で使用可能)

OC-192(SR1)

10GE(10GBASE-LR)

10G-FC(1200-SM-LL-L)

C 帯域(TXP_MR_10E_C カード)または L 帯域(TXP_MR_10E_L カード)全体で調整可能な UT2 モジュール。チャネルは ITU グリッドで 50 GHz 間隔です。

OC-192 から ITU-T G.709 OTU2 にプロビジョニング可能な同期および非同期マッピング

8.5.2 前面プレートとブロック図

図8-13 に、TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カードの前面プレートとブロック図を示します。

図8-13 TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カードの前面プレートとブロック図

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品カード」を参照してください。


注意 トランク ポート上のループバックで TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カードを使用する場合は、15 dB のファイバ減衰器(10~20 dB)を使用する必要があります。これらのカードでは、ファイバ ループバックを直接使用しないでください。ファイバ ループバックを直接使用すると、これらのカードが損傷して回復できなくなります。

8.5.3 クライアント インターフェイス

クライアント インターフェイスは別途発注可能な XFP モジュールを使用して個別に実装されます。モジュールは 3 種類のレートを持つトランシーバで、単一のポートを提供します。このトランシーバは、OC-192 SR-1(Telcordia GR-253-CORE)または STM-64 I-64.1(ITU-T G.691)の光インターフェイスや、10GE LAN PHY(10GBASE-LR)、10GE WAN PHY(10GBASE-LW)、10G FC 信号をサポートするよう設計されています。

クライアント側の XFP の着脱可能モジュールは LC コネクタをサポートし、1310 nm レーザーを搭載しています。

8.5.4 DWDM トランク インターフェイス

トランク側では、TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カードで 10 Gbps STM-64/OC-192 インターフェイスが提供されます。DWDM インターフェイスの 50 GHz ITU グリッドで、1550 nm C 帯域には 80、1580 nm L 帯域には 82 の、調整可能なチャネルがあります。TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カードには、この 10 Gbps トランク インターフェイスに対する 3R トランスポンダ機能があります。このため、このカードは、長距離の増幅システムでの使用に適しています。DWDM インターフェイスは、ITU-T G.707、ITU-T G.709、および Telcordia GR-253-CORE の規格に準拠しています。

DWDM トランク ポートの動作レートは、入力信号によって、また ITU-T G.709 のデジタル ラッパー/FEC を使用するかどうかによって異なります。次のトランク レートが可能です。

OC192(9.95328 Gbps)

OTU2(10.70923 Gbps)

10GE(10.3125 Gbps)、または 10GE の OTU2 変換(非標準 11.0957 Gbps)

10G FC(10.51875 Gbps)、または 10G FC の OTU2 変換(非標準 11.31764 Gbps)

光増幅または再生器を使用しないフィルタレス アプリケーションの最大システム距離は、C-SMF ファイバ経由の公称レートで 23 dB です。このレートは製品仕様ではなく参考情報であるため、変更される可能性があります。

8.5.5 拡張 FEC(E-FEC)機能

TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L の主な機能は、Forward Error Correction(FEC; 前方エラー訂正)を設定できる機能で、3 つのモード(NO FEC、FEC、E-FEC)に FEC を設定できます。出力ビット レートは ITU-T G.709 の定義に従って常に 10.7092 Gbps ですが、エラー コーディング パフォーマンスは次のようにプロビジョニングできます。

NO FEC ― 前方エラー訂正なし

FEC ― 標準の ITU-T G.975 Reed-Solomon アルゴリズム

E-FEC ― 標準の ITU-T G.975.1 アルゴリズム(Super FEC コード)

8.5.6 FEC モードと E-FEC モード

TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カードをパススルーするクライアント側トラフィックは、FEC モードまたは E-FEC モードを使用して、またはエラー訂正なしでデジタル ラップできます。カードを FEC モードに設定すると、E-FEC モードに設定した場合よりも低いレベルのエラー検出および訂正が行われます。その結果 E-FEC モードでは、FEC モードに比べて、低い BER で高感度(低 OSNR)を実現できます。E-FEC では、FEC を使用した場合よりも長距離のトランク側伝送が可能です。

E-FEC 機能は、FEC 動作の 3 つの基本モードのうちの 1 つです。FEC をオフにすることも、FEC をオンにすることも、または E-FEC をオンにして広範囲な、低 BER を実現することもできます。デフォルトのモードでは、FEC がオン、E-FEC がオフです。E-FEC は CTC を使用してプロビジョニングされます。


注意 トランスポンダにはデータ ペイロードを調べて回線を検出する機能がないため、TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カードのカード ビューでは回線パスは表示されません。

8.5.7 クライアントからトランクへのマッピング

TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カードは、ODU2 から OCh へマッピングできます。この機能を使用すると、10 Gbps の光リンクを介して、標準的な方法によるデータ ペイロードのプロビジョニングが可能となります。

クライアント側インターフェイスを定義するデジタル ラッパーは、ITU-T G.709 では ODU2 エンティティと呼ばれます。トランク側インターフェイスを定義するデジタル ラッパーは、ITU-T G.709 では OCh と呼ばれます。クライアント インターフェイスとペイロード プロトコルを定義するため、ODU2 デジタル ラッパーには、ITU-T G.709 の G-MPLS信号拡張(LSP および G-PID 値など)を含めることができます。

8.5.8 ALS

ALS 手順は、クライアント インターフェイスとトランク インターフェイスの両方でサポートされています。クライアント インターフェイスでは、ALS は ITU-T G.664(6/99)に準拠します。データ アプリケーションおよびトランク インターフェイスでは、スイッチ オン/オフのパルス間隔は、60 秒超です。オン/オフのパルス間隔は、ユーザ設定が可能です。TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カードの ALS プロビジョニングの詳細については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』を参照してください。

8.5.9 TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カードレベルのインジケータ

表8-7 に、TXP_MR_10E_C カードおよび TXP_MR_10E_L カードの 3 つのカードレベル LED を示します。

 

表8-7 TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カードレベルのインジケータ

カードレベルの LED
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないことを示します。この LED はリセット中に点灯します。FAIL LED は、ブート プロセス中に点滅します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

ACT/STBY LED

グリーン(アクティブ)

オレンジ(スタンバイ)

ACT/STBY LED がグリーンの場合は、カードが稼働状態であり(1 つまたは両方のポートがアクティブ)、トラフィックを伝送する準備ができていることを示します。ACT/STBY LED がオレンジの場合、カードが稼働状態であり、スタンバイ(保護)モードであることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートでの信号障害や信号状態(LOS、LOF、高い BER)を示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバが正しく接続されリンクが稼働している場合は、ライトが消えます。

8.5.10 TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L ポートレベルのインジケータ

表8-8 に、TXP_MR_10E_C カード および TXP_MR_10E_C カードに装備されたポートレベルの 2 つの LED を示します。

 

表8-8 TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L ポートレベルのインジケータ

ポートレベルの LED
内容

グリーンのクライアント LED

グリーンのクライアント LED は、クライアント側のポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。

グリーンの DWDM LED

グリーンの DWDM LED は、DWDM ポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。

8.6 TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5Gカード

TXP_MR_2.5G カードは、1 つの 8 Mbps ~ 2.488 Gbps の信号(クライアント側)を 1 つの 8 Mbps ~ 2.488 Gbps、100 GHz DWDM 信号(トランク側)に加工します。このカードには、それぞれ ITU-T G.707、ITU-T G.709、ITU-T G.957、および Telcordia GR-253-CORE に準拠する 1 つの長距離 STM-16/OC-48 ポートがあります。

TXPP_MR_2.5G カードは、1 つの 8 Mbps ~ 2.488 Gbps の信号(クライアント側)を 1 つの 8 Mbps、100 GHz DWDM 信号(トランク側)に加工します。このカードには、それぞれ ITU-T G.707、ITU-T G.957、および Telcordia GR-253-CORE に準拠する 2 つの長距離 STM-16/OC-48 ポートがあります。

TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5G カードは、1550 nm、ITU-100 GHz の範囲内の 4 つの波長間で調整可能です。このカードには 8 つのバージョンがあり、それぞれが 4 つの波長に対応し、1550 nm 範囲内で合計 32 の波長に対応しています。


) ITU-T G.709 では、「ラッパー」方式を使用する FEC の形式を指定しています。デジタル ラッパーを使用すると、クライアント側で信号を透過的に受け入れ、その信号の周りでフレームをラップし、元の形式に復元できます。FEC では、距離による光信号の劣化が原因で発生したエラーが修正されるため、ファイバ リンクの距離を延ばすことができます。


このトランク/回線ポートは、C-SMF や、分散補償を使用する場合はそれ以上のファイバなどの各種ファイバを使用する、最大 223.7 マイル(360 km)の非増幅距離間で、最高 2.488 Gbps(ITU-T G.709 のデジタル ラッパー/FEC を使用する場合は最高 2.66 Gbps)で動作します。


注意 トランスポンダにはペイロードを調べて回線を検出する機能がないため、TXP_MR_2.5G カードと TXPP_MR_2.5G カードのカード ビューでは回線パスは表示されません。

TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5G カードは、クライアント信号を ITU-T G.709 フレームにマップするための、Retime, Regenerate(2R; 時間再調整、再生)および 3R の各動作モードをサポートしています。このマッピング機能は、デジタル ラッパーをクライアント信号の周りに配置することによって実行されます。ITU-T G.709 に完全に準拠しているのは OC-48/STM-16 クライアント信号だけであり、出力ビット レートは、入力クライアント信号により異なります。 表8-9 に、クライアント インターフェイス、入力ビット レート、2R および 3R の各モード、および ITU-T G.709 モニタリングの可能な組み合わせを示します。

 

表8-9 クライアント インターフェイス別の 2R および 3R モードと ITU-T G.709 適合

クライアント インターフェイス
入力ビット レート
3R または 2R
ITU-T G0.709

OC-48/STM-16

2.488 Gbps

3R

オンまたはオフ

DV-6000

2.38 Gbps

2R

--

2 ギガビット ファイバ チャネル(2G-FC)/ファイバ接続(FICON)

2.125 Gbps

3R 1

オンまたはオフ

High-Definition Television(HDTV; 高精細度テレビ)

1.48 Gbps

2R

--

ギガビット イーサネット(GE)

1.25 Gbps

3R

オンまたはオフ

1 ギガビット ファイバ チャネル(1G-FC)/FICON

1.06 Gbps

3R

オンまたはオフ

OC-12/STM-4

622 Mbps

3R

オンまたはオフ

OC-3/STM-1

155 Mbps

3R

オンまたはオフ

Enterprise System Connection(ESCON)

200 Mbps

2R

--

SDI/D1 ビデオ

270 Mbps

2R

--

ISC-1 圧縮

1.06 Gbps

3R

オフ

ISC-3

1.06 または
2.125 Gbps

2R

--

ETR_CLO

16 Mbps

2R

--

1.モニタリングなし

トランク ビット レートの出力ビット レートは、OTU1 用の ITU-T G.709 で定義されている 255/238 の比率を使用して計算されます。 表8-10 に、ITU-T G.709 がイネーブルになっているクライアント インターフェイスのトランク ビット レートの計算値を示します。

 

表8-10 ITU-T G.709 がイネーブルになっているトランク ビット レート

クライアント インターフェイス
ITU-T G. 709 ディセーブル
ITU-T G.709 イネーブル

OC-48/STM-16

2.488 Gbps

2.66 Gbps

2G-FC

2.125 Gbps

2.27 Gbps

GE

1.25 Gbps

1.34 Gbps

1G-FC

1.06 Gbps

1.14 Gbps

OC-12/STM-3

622 Mbps

666.43 Mbps

OC-3/STM-1

155 Mbps

166.07 Mbps

2R 動作モードでは、TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5G カードは、クライアント側のインターフェイスから ITU グリッド上にあるトランク側インターフェイスにデータを透過的に渡すことができます。ESCON およびビデオ信号などのデータによって、ビット レートは 200 Mbps~2.38 Gbps の範囲内で変わる可能性があります。このようなパススルー モードでは、着信側信号の Performance Monitoring(PM; パフォーマンス モニタリング)やデジタル ラッピングは行われません。ただし、SFP からの通常の PM 出力を除きます。同様に、これらのカードはトランク側のインターフェイスからクライアント側のインターフェイスへ、200 Mbps~2.38 Gbps の範囲のビット レートで、データを透過的に渡すことができます。このパススルー モードでも、受信信号の PM やデジタル ラッピングは行われません。

3R 動作モードでは、TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5G カードは、着信側のクライアント インターフェイス信号(OC-N/STM-N、1G-FC、2G-FC、GE)にデジタル ラッパーを適用します。2G-FC を除き、これらの信号のすべてに対して PM が利用できますが、その内容は信号のタイプによって異なります。OC-48/STM-16 以外のクライアント入力では、デジタル ラッパーが適用されます。ただし、適用後の信号は ITU-T G.709 に準拠したものではありません。カードは、入力信号の周波数に合わせてデジタル ラッパーを適用します。

TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5G カードでは、トランク インターフェイスからデジタル ラップされた信号を取得し、デジタル ラッパーを取り除き、ラップされていないデータをクライアント インターフェイス経由で送信できます。ITU-T G.709 OH および SONET/SDH OH の PM が実装されています。

8.6.1 前面プレート

図8-14 に、TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5G カードの前面プレートを示します。

図8-14 TXP_MR_2.5G および TXPP_MR_2.5G カードの前面プレート

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品カード」を参照してください。

8.6.2 ブロック図

図8-15 に、TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5G カードのブロック図を示します。

図8-15 TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5G カードのブロック図

 


注意 トランク ポート上のループバックで、TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5G カードを使用する場合は、20 dB のファイバ減衰器(15 ~ 25 dB)を使用する必要があります。TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5G カードでは、ファイバ ループバックを直接使用しないでください。ファイバ ループバックを直接使用すると、TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5G カードが損傷して回復できなくなる場合があります。

TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5G カードは、スロット 1~6 およびスロット 12~17 に装着できます。このカードは、線形構成でプロビジョニングできます。TXP_MR_10G カードおよび TXPP_MR_2.5G カードは、BLSR/MS-SPRing、パス保護/SNCP、または再生器としてプロビジョニングすることはできません。これらのカードを BLSR/MS-SPRing または 1+1 スパンの中間で使用できるのは、カードを透過的な終端モードに設定する場合に限ります。

TXP_MR_2.5G カードは、トランク/回線ポート側で 1550 nm のレーザー、クライアント ポート側で 1310 nm のレーザーを使用します。カードの前面プレートには、2 つの送信および受信用コネクタのペア(ラベル付き)があります。このカードは、光ケーブル終端でデュアル LC コネクタを使用します。

TXPP_MR_2.5G カードは、トランク/回線ポート側で 1550 nm のレーザー、クライアント ポート側で 1310 nm または 850 nm(SFP による)のレーザーを使用します。カードの前面プレートには、3 つの送信および受信用コネクタのペア(ラベル付き)があります。このカードは、光ケーブル終端でデュアル LC コネクタを使用します。

8.6.3 ALS

ALS 手順は、クライアント インターフェイスとトランク インターフェイスの両方でサポートされています。クライアント インターフェイスでは、ALS は ITU-T G.664(6/99)に準拠します。データ アプリケーションおよびトランク インターフェイスでは、スイッチ オン/オフのパルス間隔は、60 秒超です。オン/オフのパルス間隔は、ユーザ設定が可能です。TXP_MR_2.5G および TXPP_MR_2.5G カードの ALS プロビジョニングの詳細については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』を参照してください。

8.6.4 TXP_MR_2.5G および TXPP_MR_2.5G カードレベル インジケータ

表8-11 に、TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5G カードの 3 つのカードレベル LED を示します。

 

表8-11 TXP_MR_2.5G および TXPP_MR_2.5G カードレベル インジケータ

カードレベルの LED
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないことを示します。この LED はリセット中に点灯します。FAIL LED は、ブート プロセス中に点滅します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

ACT/STBY LED

グリーン(アクティブ)

オレンジ(スタンバイ)

ACT/STBY LED がグリーンの場合は、カードが稼働状態であり(1 つまたは両方のポートがアクティブ)、トラフィックを伝送する準備ができていることを示します。ACT/STBY LED がオレンジの場合、カードが稼働状態であり、スタンバイ(保護)モードであることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートでの信号障害や信号状態(LOS、LOF、高い BER)を示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバが正しく接続されリンクが稼働している場合は、ライトが消えます。

8.6.5 TXP_MR_2.5G および TXPP_MR_2.5G ポートレベル インジケータ

表8-12 に、TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5G カードの、ポートレベルの 4 つの LED を示します。

 

表8-12 TXP_MR_2.5G および TXPP_MR_2.5G ポートレベル インジケータ

ポートレベルの LED
内容

グリーンのクライアント LED

グリーンのクライアント LED は、クライアント側のポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。

グリーンの DWDM LED
(TXP_MR_2.5G のみ)

グリーンの DWDM LED は、DWDM ポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。

グリーンの DWDM A LED
(TXPP_MR_2.5G のみ)

グリーンの DWDM LED A LED は、DWDM A ポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。

グリーンの DWDM B LED
(TXPP_MR_2.5G のみ)

グリーンの DWDM B LED は、DWDM B ポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。

8.7 MXP_2.5G_10G カード

MXP_2.5G_10G カードは、4 つの 2.5 Gbps 信号(クライアント側)を 1 つの 10 Gbps、100 GHz DWDM 信号(トランク側)に多重化および逆多重化します。このカードには、各カードのトランク側に 1 つの拡張長距離用 STM-64/OC-192 ポート(ITU-T G.707、ITU-T G.709、ITU-T G.957、および Telcordia GR-253-CORE に準拠)があり、各カードのクライアント側に 4 つの中距離または短距離の OC-48/STM-16 ポートがあります。このポートは、C-SMF や、損失または分散により制限される分散補償ファイバなどの各種ファイバを使用する最大 50 マイル(80 km)の非増幅距離間で、9.95328 Gbps で動作します。

MXP_2.5G_10G カードのクライアント ポートもまた、Telcordia GR-253-CORE で定義されている SONET OC-1(STS-1)光ファイバ信号と相互運用が可能です。1 つの OC-1 信号は、光ファイバを介して伝送される DS-3 チャネル 1 つと同等です。OC-1 は、主に米国の電話交換用のトランク インターフェイスで使用されています。SDH には、SONET OC-1 に相当するものがありません。

MXP_2.5G_10G カードは、1550 nm、ITU 100 GHz 範囲内の隣接する 2 つの波長間で調整可能です。このカードには 16 のバージョンがあり、それぞれが 2 つの波長に対応し、1550 nm 範囲内で合計 32 の波長に対応しています。


) ITU-T G.709 では、「ラッパー」方式を使用する FEC の形式を指定しています。デジタル ラッパーを使用すると、クライアント側で信号を透過的に受け入れ、その信号の周りでフレームをラップし、元の形式に復元できます。FEC では、距離による光信号の劣化が原因で発生したエラーが修正されるため、ファイバ リンクの距離を延ばすことができます。


ポートは、10.70923 Gbps の ITU-T G.709 のデジタル ラッパー/FEC モードで動作させることもできます。


注意 トランスポンダにはペイロードを調べて回線を検出する機能がないため、MXP_2.5G_10G カードのカード ビューでは回線は表示されません。


注意 トランク ポート上のループバックで、MXP_2.5G_10G カードを使用する場合は、20 dB のファイバ減衰器(15 ~ 25 dB)を使用する必要があります。MXP_2.5G_10G カードでは、ファイバ ループバックを直接使用しないでください。ファイバ ループバックを直接使用すると、MXP_2.5G_10G カードが損傷して回復できなくなる場合があります。

MXP_2.5G_10G カードは、スロット 1~6 およびスロット 12~17 に装着できます。


注意 DS3/EC1-48 カードがスロット 1 または 2 に装着されている場合は、MXP_2.5G_10G カードをスロット 3 に装着しないでください。同様に、DS3/EC1-48 カードがスロット 15 または 16 に装着されている場合は、MXP_2.5G_10G カードをスロット 17 に装着しないでください。これらのカードは、相互作用して DS-3 ビット エラーを起こします。

このカードは、線形構成でプロビジョニングできます。MXP_2.5G_10G カードは、BLSR/MS-SPRing、パス保護/SNCP、または再生器としてプロビジョニングすることはできません。これらのカードを BLSR/MS-SPRing または 1+1 スパンの中間で使用できるのは、カードを透過的な終端モードに設定する場合に限ります。

MXP_2.5G_10G ポートでは、トランク ポート側で 1550 nm のレーザー、クライアント ポート側で 1310 nm のレーザーを使用します。カードの前面プレートには、5 つの送信および受信用コネクタのペア(ラベル付き)があります。このカードは、光ケーブル終端用に、トランク側でデュアル LC コネクタを使用し、クライアント側で SFP コネクタを使用します。

図8-16 に、MXP_2.5G_10G の前面プレートを示します。

図8-16 MXP_2.5G_10G の前面プレート

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1 レーザー製品カード」を参照してください。

図8-17 に、MXP_2.5G_10G カードのブロック図を示します。

図8-17 MXP_2.5G_10G カードのブロック図

 

8.7.1 タイミング同期

通常の状態で、MXP_2.5G_10G カードは TCC2/TCC2P のクロックに同期し、このクロックを使用して ITU-T G.709 フレームを伝送します。TCC2/TCC2P カードは、外部の Building Integrated Timing Supply(BITS)クロック、内部の Stratum 3 クロック、または 4 つの有効なクライアント クロックのうち 1 つから再生されたクロックから動作できます。TCC2/TCC2P カードのどちらのクロックも使用できない場合、MXP_2.5G_10G カードは自動的に、SONET クロック要件を満たしていない 19.44 MHz の内部クロックに切り替えます(エラーとなり、無中断にはなりません)。この結果、クロック アラームが発生します。

8.7.2 ALS

ALS 手順は、クライアント インターフェイスとトランク インターフェイスの両方でサポートされています。クライアント インターフェイスでは、ALS は ITU-T G.664(6/99)に準拠します。データ アプリケーションおよびトランク インターフェイスでは、スイッチ オン/オフのパルス間隔は、60 秒超です。オン/オフのパルス間隔は、ユーザ設定が可能です。MXP_2.5G_10G カードの ALS プロビジョニングの詳細については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』を参照してください。

8.7.3 MXP_2.5G_10G カードレベルのインジケータ

表8-13 に、MXP_2.5G_10G カードに装備されたカードレベルの 3 つの LED を示します。

 

表8-13 MXP_2.5G_10G カードレベルのインジケータ

カードレベルの LED
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないことを示します。この LED はリセット中に点灯します。FAIL LED は、ブート プロセス中に点滅します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

ACT/STBY LED

グリーン(アクティブ)

オレンジ(スタンバイ)

ACT/STBY LED がグリーンの場合は、カードが稼働状態であり(1 つまたは複数のポートがアクティブ)、トラフィックを伝送する準備ができていることを示します。ACT/STBY LED がオレンジの場合、カードが稼働状態であり、スタンバイ(保護)モードであることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートでの信号障害や信号状態(LOS、LOF、高い BER)を示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバが正しく接続されリンクが稼働している場合は、ライトが消えます。

8.7.3.1 MXP_2.5G_10G ポートレベルのインジケータ

表8-14 に、MXP_2.5G_10G カードに装備されたポートレベルの 4 つの LED を示します。

 

表8-14 MXP_2.5G_10G ポートレベルのインジケータ

ポートレベルの LED
内容

グリーンのクライアント LED
(LED×4)

グリーンのクライアント LED は、クライアント側のポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。このカードには 4 つのクライアント ポートがあるため、クライアント LED も 4 つあります。

グリーンの DWDM LED

グリーンの DWDM LED は、DWDM ポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。

グリーンの波長 1 LED

各ポートは、DWDM 側で 2 つの波長をサポートします。各波長 LED は、波長のどれか 1 つに対応しています。この LED は、カードが波長 1 用に設定されていることを示します。

グリーンの波長 2 LED

各ポートは、DWDM 側で 2 つの波長をサポートします。各波長 LED は、波長のどれか 1 つに対応しています。この LED は、カードが波長 2 用に設定されていることを示します。

8.7.4 MXP_2.5G_10E カード

このカードの前面プレートは [4x2.5G 10E MXP] と指定してあります。MXP_2.5G_10E カードは、クライアント側で完全に透過的な終端をサポートする ONS 15454 プラットフォームの DWDM マックスポンダです。このカードは、4 つの 2.5 Gbps クライアント信号(4×OC48/STM-16 SFP)を、トランク側の 1 つの 10 Gbps DWDM 光信号に多重化します。MXP_2.5G_10E は、4 つの着信 2.5 Gbps クライアント インターフェイスに対して、波長伝送サービスを提供します。MXP_2.5G_10E マックスポンダは、すべての SONET/SDH オーバーヘッド バイトを透過的に通します。

デジタル ラッパー機能(ITU-T G.709 準拠)は、DWDM 波長をフォーマットして、データ通信用の Generic Communication Channel(GCC)の設定、FEC のイネーブル化、または PM の促進に使用できるようにします。

MXP_2.5G_10E は、ITU-T G.709 に規定された Optical Transport Network(OTN)装置と相互運用します。このカードは、SONET/SDH ペイロードをデジタル ラップされたエンベロープに非同期マッピングするための業界標準方式である、ODU1 から OTU2 への多重化をサポートしています。
「多重化機能」を参照してください。

MXP_2.5G_10E カードは、完全に透過的な終端をサポートしない MXP_2.5G_10G カードとは、互換性がありません。MXP_2.5G_10E カードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 に装着できます。このカードは、BLSR/MS-SPRing、パス保護/SNCP、または再生器として線形構成でプロビジョニングできます。このカードを BLSR/MS-SPRing または 1+1 スパンの中間で使用できるのは、カードを透過的な終端モードに設定した場合です。

MXP_2.5G_10E では、トランク ポート側で 1 つの 1550 nm のレーザー、クライアント ポート側で 4 つの 1310 nm のレーザーを使用します。カードの前面プレートには、5 つの送信および受信用コネクタのペア(ラベル付き)があります。このカードは、光ケーブル終端用に、トランク側でデュアル LC コネクタを使用し、クライアント側で SFP モジュールを使用します。SFP 着脱可能モジュールは Short Reach(SR; 短距離)または Intermediate Reach(IR; 中距離)で、LC ファイバ コネクタをサポートしています。

8.7.4.1 主な機能

MXP_2.5G_10E カードには次の上位レベルの機能があります。

4 つの 2.5 Gbps クライアント インターフェイス(OC-48/STM-16)および 1 つの10 Gbps トランク。標準的な ITU-T G.709 多重化を使用した、4 つの OC-48 信号が 1 つの ITU-T G.709 OTU2 信号にマッピングされます。

オンボードの E-FEC プロセッサ ― このプロセッサは、標準的な Reed-Solomon(RS)(ITU-T G.709 で規定)および E-FEC の両方をサポートします。E-FEC を使用すると、トランク インターフェイスのゲインが向上し、伝送範囲の拡張につながります。E-FEC 機能は、トランスポンダの訂正能力を高め、パフォーマンスを改善するため、標準的な RS(237,255)訂正アルゴリズムに比べて低い OSNR での運用を可能にします。E-FEC に新しく実装されたブロック コード(BCH)アルゴリズムでは、最大 1E-3 までの入力 BER の回復が可能になります。

着脱可能なクライアント インターフェイスの光モジュール ― MXP_2.5G_10E カードには、モジュラ インターフェイスが搭載されています。カードに接続できる光モジュールは 2 種類あります。公称範囲 4.3 マイル(7 km)の OC-48/STM 16 SR-1(短距離のオフィス内アプリケーション用)と、24.9 マイル(40 km)までの IR-1 インターフェイスです。SR-1 は、Telcordia GR-253-CORE および I-16(ITU-T G.957)で定義されています。IR-1 は、Telcordia GR-253-CORE および S-16-1(ITU-T G.957)で定義されています。

ハイレベルなプロビジョニング サポート ― MXP_2.5G_10E カードは、Cisco TransportPlanner ソフトウェアを使用して最初にプロビジョニングされます。それ以降は、CTC ソフトウェアを使用した、カードのモニタリングとプロビジョニングが可能です。

リンクのモニタリングと管理 ― MXP_2.5G_10E カードは、標準 OC-48 OH(オーバーヘッド)バイトを使用して、着信インターフェイスのモニタリングと管理を行います。カードは着信 SDH/SONET データ ストリームとそのオーバーヘッド バイトを、透過的に通します。

レイヤ SONET/SDH の送信オーバーヘッドの制御 ― カードは、再生器セクション オーバーヘッドを終端するようにプロビジョニングできます。これは、不要なレイヤ オーバーヘッドの転送をなくすために使用します。それにより、アラーム数の削減やネットワーク障害の分離を可能にします。

自動タイミング ソース同期 ― MXP_2.5G_10E は、通常 TCC2/TCC2P カードと同期します。メンテナンスやアップグレード アクティビティなど何らかの理由で TCC2/TCC2P が使用できない場合、MXP_2.5G_10E は、入力クライアント インターフェイス クロックの 1 つと自動的に同期します。

設定可能なスケルチ ポリシー ― DWDM レシーバーで LOS が発生した場合またはリモート障害が起きた場合に、クライアント インターフェイス出力をスケルチするように、カードを設定できます。リモート障害の際には、Multiplex Section Alarm Indication Signal(MS-AIS; 多重化セクション アラーム表示信号)の挿入をカードで管理します。

8.7.5 前面プレート

図8-18 に、MXP_2.5G_10E の前面プレートを示します。

図8-18 MXP_2.5G_10E の前面プレート

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1 レーザー製品カード」を参照してください。

図8-19 に、MXP_2.5G_10E カードのブロック図を示します。

図8-19 MXP_2.5G_10E のブロック図

 

8.7.6 クライアント インターフェイス

MXP_2.5G_10E には、クライアント側のカードごとに 4 つの中距離または短距離の OC-48/STM-16 ポートがあります。SR-1 と IR-1 の両方の光カードがサポートされ、ポートには SFP コネクタが使用されています。クライアント インターフェイスでは、1310 nm、ITU 100 MHz 間隔のチャネル グリッドで、4 つの波長が使用されます。

8.7.6.1 DWDM インターフェイス

MXP_2.5G_10E は OTN マルチプレクサとして機能し、ODU1 に対して非同期的に、4 つの OC-48 チャネルを 1 つの 10 Gbps トランクへ透過的にマッピングします。DWDM トランクは、1550 nm、ITU-100 GHz 間隔のチャネル グリッドの、4 つの波長間の伝送用に調整可能です。


注意 トランク ポート上のループバックで、MXP_2.5G_10E カードを使用する場合は、20 dB のファイバ減衰器(15 ~ 25 dB)を使用する必要があります。MXP_2.5G_10E カードでは、ファイバ ループバックを直接使用しないでください。ファイバ ループバックを直接使用すると、MXP_2.5G_10E カードが損傷して回復できなくなる場合があります。

8.7.7 多重化機能

マックスポンダは、Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer(ROADM)ネットワークに不可欠な要素です。MXP_2.5G_10E の主な機能は、4 つの OC-48/STM16 信号から 1 つの ITU-T G.709 OTU2 光信号(DWDM 伝送)への多重化です。多重化メカニズムを使用すると、別の MXP_2.5G_10E カードによって、遠端ノードで信号を終端できます。

マックスポンダの終端モードの透過性は、OTUx および ODUx OH バイトを使用して設定できます。ITU-T G.709 仕様で定義されている OH バイト形式は、フレーム アライメント、FEC モード、セクション モニタリング、タンデム接続モニタリング、および終端モードの透過性を、設定したりモニタリングしたりするために使用します。

MXP_2.5G_10E カードは、ODU から OTU への多重化を ITU-T G.709 の定義に従って実行します。ODU は、MXP_2.5G_10E の SONET/SDH クライアント インターフェイスの 1 つに着信するデータ ペイロードを定義するために使用する、フレーム構造およびバイト定義(ITU-T G.709 デジタル ラッパー)です。ODU1 とは、2.5 Gbps の回線レートで動作する ODU です。MXP_2.5G_10E には 4 つのクライアント インターフェイスがあり、これらは、ITU-T G.709 デジタル ラッパーをアサートすることによって、ODU1 のフレーム構造および形式を使用して定義できます。

マックスポンダの出力は、OTU2 を使用して定義された、単一の 10 Gbps DWDM トランク インターフェイスです。これは OTU2 のフレーム構造内に存在し、そこに FEC または E-FEC の情報が付加されて、エラーのチェックと訂正が可能になります。

8.7.8 タイミング同期

通常の状態では、MXP_2.5G_10E カードは TCC2/TCC2P のクロックに同期し、このクロックを使用して ITU-T G.709 フレームを伝送します。ホールドオーバー機能は実装されていません。TCC2/TCC2P カードに使用できるクロックがない場合、MXP_2.5G_10E は自動的に(中断なく)、4 つの有効なクライアント クロックのうち最初のクロックに切り替えます。このクロックでの実行には、時間制限はありません。MXP_2.5G_10E は TCC2/TCC2P カードのモニタリングを続けます。TCC2/TCC2P カードのどちらかが動作可能な状態に戻ると、MXP_2.5G_10E は、TCC2/TCC2P のクロックを使用する通常の動作モードに復帰します。有効な TCC2/TCC2P クロックがなく、クライアント チャネルもすべて無効になる場合、TCC2/TCC2P カードのどちらかから有効なクロックが供給されるまでカードは待機します(有効なフレーム処理は行われません)。さらに、アクティブで有効なクライアント チャネルからの再生クロックを選択して、それを TCC2/TCC2P カードに供給することもできます。

8.7.9 拡張 FEC(E-FEC)機能

MXP_2.5G_10E は、3 つのモード(NO FEC、FEC、E-FEC)に FEC を設定できます。出力ビット レートは ITU-T G.709 の定義に従って常に 10.7092 Gbps ですが、エラー コーディング パフォーマンスは次のようにプロビジョニングできます。

NO FEC ― FEC なし

FEC ― 標準の ITU-T G.975 Reed-Solomon アルゴリズム

E-FEC ― 標準の ITU-T G.975.1。2 つの直交連結された BCH スーパー FEC コードです。この FEC 方式には、2 つの直交インターリーブされた BCH の同じ方式の 3 つのパラメータ化が含まれます。作成されたコードを反復的にデコードし、目的のパフォーマンスを達成します。

8.7.10 FEC モードと E-FEC モード

MXP_2.5G_10E カードをパススルーするクライアント側トラフィックは、FEC モードまたは E-FEC モードのエラー訂正を使用して(またはまったくエラー訂正を行わずに)デジタル ラップできます。カードを FEC モードに設定すると、E-FEC モードに設定した場合よりも低いレベルのエラー検出および訂正が行われます。その結果 E-FEC モードでは、FEC モードに比べて、低い BER で高感度(低 OSNR)を実現できます。E-FEC では、FEC を使用した場合よりも長距離のトランク側伝送が可能です。

E-FEC 機能は、FEC 動作の 3 つの基本モードのうちの 1 つです。FEC をオフにすることも、FEC をオンにすることも、または E-FEC をオンにして広範囲な、低 BER を実現することもできます。デフォルトのモードでは、FEC がオン、E-FEC がオフです。E-FEC は CTC を使用してプロビジョニングされます。

8.7.11 SONET/SDH オーバーヘッド バイト処理

このカードは、着信 SDH/SONET データ ストリームとそのクライアント信号用オーバーヘッド バイトを、透過的に通します。カードは、再生器セクション オーバーヘッドを終端するようにプロビジョニングできます。これは、不要なレイヤ オーバーヘッドの転送をなくすために使用します。それにより、アラーム数の削減やネットワーク障害の分離を可能にします。

8.7.12 クライアント インターフェイスのモニタリング

MXP_2.5G_10E カードでは、次のパラメータがモニタリングされます。

レーザー バイアス電流を PM パラメータとして測定

LOS を検出して信号付け

送信(TX)および受信(RX)電力のモニタリング

次のパラメータは、リアルタイム モード(1 秒)でモニタリングされます。

送信光パワー(クライアント)

受信光パワー(クライアント)

DWDM レシーバーで Loss of Communication(LOC)が発生した場合、または遠端 LOS が発生した場合の、クライアント インターフェイス動作を設定できます。AIS を呼び出すか、クライアント信号をスケルチできます。

8.7.13 波長の識別情報

このカードは、波長が固定されたトランク レーザーを使用します。これにより、トランク トランスミッタが ITU グリッド上で効率的に動作できます。 表8-15 に、必要なトランク伝送レーザー波長を示します。レーザーは、50 GHz 間隔では 8 つの波長間、100 GHz 間隔では 4 つの波長間で調整可能です。

 

表8-15 MXP_2.5G_10E のトランク波長

帯域
波長(nm)

30.3

1530.33

30.3

1531.12

30.3

1531.90

30.3

1532.68

34.2

1534.25

34.2

1535.04

34.2

1535.82

34.2

1536.61

38.1

1538.19

38.1

1538.98

38.1

1539.77

38.1

1540.56

42.1

1542.14

42.1

1542.94

42.1

1543.73

42.1

1544.53

46.1

1546.12

46.1

1546.92

46.1

1547.72

46.1

1548.51

50.1

1550.12

50.1

1550.92

50.1

1551.72

50.1

1552.52

54.1

1554.13

54.1

1554.94

54.1

1555.75

54.1

1556.55

58.1

1558.17

58.1

1558.98

58.1

1559.79

58.1

1560.61

8.7.14 ALS

ALS 手順は、クライアント インターフェイスとトランク インターフェイスの両方でサポートされています。クライアント インターフェイスでは、ALS は ITU-T G.664(6/99)に準拠します。データ アプリケーションおよびトランク インターフェイスでは、スイッチ オン/オフのパルス間隔は、60 秒超です。オン/オフのパルス間隔は、ユーザ設定が可能です。MXP_2.5G_10E カードの ALS プロビジョニングの詳細については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』を参照してください。

8.7.15 ジッタ

SONET 信号と SDH 信号については、MXP_2.5G_10E カードは、ジッタの生成、ジッタ許容値、およびジッタ転送に関して、Telecordia GR-253-CORE、ITU-T G.825、および ITU-T G.873 に準拠します。詳細は、「ジッタに関する考慮事項」を参照してください。

8.7.16 ランプ テスト

MXP_2.5G_10E カードは、ランプ テスト機能をサポートしています。この機能は、ONS 15454 の前面パネルまたは CTC から起動でき、すべての LED が機能するかどうかの確認に使用します。

8.7.17 オンボードのトラフィック生成

MXP_2.5G_10E カードでは、Pseudo-Random Bit Sequence(PRBS)、SONET/SDH、または ITU-T G.709 に基づくテスト用に、内部トラフィック生成が可能です。

8.7.18 MXP_2.5G_10E カードレベルのインジケータ

表8-16 に、MXP_2.5G_10E カードに装備されたカードレベルの 3 つの LED を示します。

 

表8-16 MXP_2.5G_10E カードレベルのインジケータ

カードレベルの LED
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないことを示します。この LED はリセット中に点灯します。FAIL LED は、ブート プロセス中に点滅します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

ACT/STBY LED

グリーン(アクティブ)

オレンジ(スタンバイ)

ACT/STBY LED がグリーンの場合は、カードが稼働状態であり(1 つまたは複数のポートがアクティブ)、トラフィックを伝送する準備ができていることを示します。ACT/STBY LED がオレンジの場合、カードが稼働状態であり、スタンバイ(保護)モードであることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートでの信号障害や信号状態(LOS、LOF、高い BER)を示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバが正しく接続されリンクが稼働している場合は、ライトが消えます。

8.7.19 MXP_2.5G_10E ポートレベルのインジケータ

表8-17 に、MXP_2.5G_10E カードに装備されたポートレベルの LED を示します。

 

表8-17 MXP_2.5G_10E ポートレベルのインジケータ

ポートレベルの LED
内容

グリーンのクライアント LED
(LED×4)

グリーンのクライアント LED は、クライアント側のポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。このカードには 4 つのクライアント ポートがあるため、クライアント LED も 4 つあります。

グリーンの DWDM LED

グリーンの DWDM LED は、DWDM ポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。

8.8 MXP_2.5G_10E_C および MXP_2.5G_10E_L カード

MXP_2.5G_10E_C カードと MXP_2.5G_10E_L カードは、クライアント側で透過的な終端モードをサポートする ONS 15454 プラットフォームの DWDM マックスポンダです。これらのカードの前面プレートには、MXP_2.5G_10E_C カードの場合 [4x2.5G 10E MXP C]、MXP_2.5G_10E_L カードの場合 [4x2.5G 10E MXP L] という表示があります。これらのカードは、4 つの 2.5 Gbps クライアント信号(4×OC48/STM-16 SFP)を、トランク側の 1 つの 10 Gbps DWDM 光信号に多重化します。MXP_2.5G_10G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードは、4 つの着信 2.5 Gbps クライアント インターフェイスに対して、波長伝送サービスを提供します。MXP_2.5G_10E_C および MXP_2.5G_10E_L マックスポンダは、すべての SONET/SDH オーバーヘッド バイトを透過的に通します。

デジタル ラッパー機能(ITU-T G.709 準拠)は、DWDM 波長をフォーマットして、データ通信用の GCC の設定、FEC のイネーブル化、または PM の促進に使用できるようにします。

MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カード は、ITU-T G.709 に規定された OTN 装置と相互運用します。これらのカードは、SONET/SDH ペイロードをデジタル ラップされたエンベロープに非同期マッピングするための業界標準方式である、ODU1 から OTU2 への多重化をサポートしています。「多重化機能」を参照してください。

MXP_2.5G_10E_C および MXP_2.5G_10E_L カードは、MXP_2.5G_10G カードと互換性がありません。MXP_2.5G_10G カードは透過的な終端モードをサポートしていません。

MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 に装着できます。これらのカードは、BLSR/MS-SPRing、パス保護/SNCP、または再生器として線形構成でプロビジョニングできます。これらのカードを BLSR/MS-SPRing または 1+1 スパンの中間で使用できるのは、カードを透過的な終端モードに設定した場合です。

MXP_2.5G_10E_C カードは、トランク ポートに調整可能な 1550 nm C 帯域レーザーを使用します。レーザーは、50 GHz の波長間隔の ITU グリッドで 82 の波長間で調整可能です。MXP_2.5G_10E_L カードには、トランク ポートに調整可能な 1580 nm L 帯域レーザーを使用します。レーザーは、50 GHz の波長間隔の ITU グリッドで 80 の波長間で調整可能です。各カードには、クライアント ポートに 4 つの 1310 nm レーザーがあり、カードの前面プレートに 5 つの送受信コネクタ ペア(ラベル付き)があります。これらのカードは、光ケーブル終端用に、トランク側でデュアル LC コネクタを使用し、クライアント側で SFP モジュールを使用します。SFP 着脱可能モジュールは、SR または IR で、LC ファイバ コネクタをサポートします。

8.8.1 主な機能

MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードには次の上位レベルの機能があります。

4 つの 2.5 Gbps クライアント インターフェイス(OC-48/STM-16)および 1 つの10 Gbps トランク。標準的な ITU-T G.709 多重化を使用した、4 つの OC-48 信号が 1 つの ITU-T G.709 OTU2 信号にマッピングされます。

オンボードの E-FEC プロセッサ ― このプロセッサは、標準的な RS(ITU-T G.709 で規定)および E-FEC の両方をサポートします。E-FEC を使用すると、トランク インターフェイスのゲインが向上し、伝送範囲の拡張につながります。E-FEC 機能は、トランスポンダの訂正能力を高め、パフォーマンスを改善するため、標準的な RS(237,255)訂正アルゴリズムに比べて低い OSNR での運用を可能にします。E-FEC に新しく実装された BCH アルゴリズムでは、最大 1E-3 までの入力 BER の回復が可能になります。

着脱可能なクライアント インターフェイスの光モジュール ― MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードには、モジュラ インターフェイスが搭載されています。カードに接続できる光モジュールは 2 種類あります。公称範囲 4.3 マイル(7 km)の OC-48/STM 16 SR-1(短距離のオフィス内アプリケーション用)と、24.9 マイル(40 km)までの IR-1 インターフェイスです。SR-1 は、Telcordia GR-253-CORE および I-16(ITU-T G.957)で定義されています。IR-1 は、Telcordia GR-253-CORE および S-16-1(ITU-T G.957)で定義されています。

ハイレベルなプロビジョニング サポート ― 各カードは、Cisco TransportPlanner ソフトウェアを使用して最初にプロビジョニングされます。それ以降は、CTC ソフトウェアを使用した、カードのモニタリングとプロビジョニングが可能です。

リンクのモニタリングと管理 ― 各カードは、標準 OC-48 OH(オーバーヘッド)バイトを使用して、着信インターフェイスのモニタリングと管理を行います。カードは着信 SDH/SONET データ ストリームとそのオーバーヘッド バイトを、透過的に通します。

レイヤ SONET/SDH の送信オーバーヘッドの制御 ― 再生器セクションのオーバーヘッドを終端するようにカードをプロビジョニングできます。これは、不要なレイヤ オーバーヘッドの転送をなくすために使用します。それにより、アラーム数の削減やネットワーク障害の分離を可能にします。

自動タイミング ソース同期 ― MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードは、通常 TCC2/TCC2P カードと同期します。メンテナンスやアップグレード アクティビティなど何らかの理由で TCC2/TCC2P が使用できない場合、カードは、入力クライアント インターフェイス クロックの 1 つと自動的に同期します。

設定可能なスケルチ ポリシー ― DWDM レシーバーで LOS が発生した場合またはリモート障害が起きた場合に、クライアント インターフェイス出力をスケルチするように、カードを設定できます。リモート障害の場合、カードは MS-AIS 挿入を管理します。

カードは全 C 帯域(MXP_2.5G_10E_C)または全 L 帯域(MXP_2.5G_10E_L)で調整可能なので、各カードで帯域内の特定の波長を調整するのに異なるバージョンを使用する必要がありません。

8.8.2 前面プレート

図8-20 に、MXP_2.5G_10E_C カードと MXP_2.5G_10E_L カードの前面プレートとブロック図を示します。

図8-20 MXP_2.5G_10E _C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードの前面プレートとブロック図

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1 レーザー製品カード」を参照してください。

8.8.3 クライアント インターフェイス

MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードには、クライアント側のカードごとに 4 つの中距離または短距離の OC-48/STM-16 ポートがあります。SR-1 と IR-1 の両方の光カードがサポートされ、ポートには SFP コネクタが使用されています。クライアント インターフェイスでは、1310 nm、ITU 100 MHz 間隔のチャネル グリッドで、4 つの波長が使用されます。

8.8.4 DWDM インターフェイス

MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードは OTN マルチプレクサとして機能し、ODU1 に対して非同期的に、4 つの OC-48 チャネルを 1 つの 10 Gbps トランクへ透過的にマッピングします。MXP_2.5G_10E_C カードの場合、DWDM トランクが C 帯域全体の伝送用に調整可能で、MXP_2.5G_10E_L カードの場合、DWDM トランクが L 帯域全体の伝送用に調整可能です。チャネルは ITU グリッドで 50 GHz 間隔です。


注意 トランク ポート上のループバックでカードを使用する場合は、20 dB のファイバ減衰器(15~25 dB)を使用する必要があります。これらのカードでは、ファイバ ループバックを直接使用しないでください。ファイバ ループバックを直接使用すると、MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードが損傷して回復できなくなります。

8.8.5 多重化機能

マックスポンダは ROADM ネットワークに不可欠な要素です。MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードの主な機能は、4 つの OC-48/STM16 信号を 1 つの ITU-T G.709 OTU2 光信号(DWDM 伝送)に多重化することです。多重化メカニズムを使用すると、別の類似カードによって、遠端ノードで信号を終端できます。

マックスポンダの透過的な終端は、OTUx および ODUx OH バイトを使用して設定できます。ITU-T G.709 仕様で定義されている OH バイト形式は、フレーム アライメント、FEC モード、セクション モニタリング、タンデム接続モニタリング、および透過的な終端モードを、設定したりモニタリングしたりするために使用します。

MXP_2.5G_10E カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードは、ODU から OTU への多重化を ITU-T G.709 の定義に従って実行します。ODU は、これらのカードの SONET/SDH クライアント インターフェイスの 1 つに着信するデータ ペイロードを定義するために使用する、フレーム構造およびバイト定義(ITU-T G.709 デジタル ラッパー)です。ODU1 とは、2.5 Gbps の回線レートで動作する ODU です。これらのカードには 4 つのクライアント インターフェイスがあり、これらは、ITU-T G.709 デジタル ラッパーをアサートすることによって、ODU1 のフレーム構造および形式を使用して定義できます。

マックスポンダの出力は、OTU2 を使用して定義された、単一の 10 Gbps DWDM トランク インターフェイスです。これは OTU2 のフレーム構造内に存在し、そこに FEC または E-FEC の情報が付加されて、エラーのチェックと訂正が可能になります。

8.8.6 タイミング同期

通常の状態では、MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードは TCC2/TCC2P のクロックに同期し、このクロックを使用して ITU-T G.709 フレームを伝送します。ホールドオーバー機能は実装されていません。TCC2/TCC2P カードに使用できるクロックがない場合、カードは自動的に(中断なく)、4 つの有効なクライアント クロックのうち最初のクロックに切り替えます。このクロックでの実行には、時間制限はありません。カードは TCC2/TCC2P カードのモニタリングを続けます。TCC2/TCC2P カードのどちらかが動作可能な状態に戻ると、カードは、TCC2/TCC2P のクロックを使用する通常の動作モードに復帰します。有効な TCC2/TCC2P クロックがなく、クライアント チャネルもすべて無効になる場合、TCC2/TCC2P カードのどちらかから有効なクロックが供給されるまでカードは待機します(有効なフレーム処理は行われません)。さらに、アクティブで有効なクライアント チャネルからの再生クロックを選択して、それを TCC2/TCC2P カードに供給することもできます。

8.8.7 拡張 FEC(E-FEC)機能

MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードは、3 つのモード(NO FEC、FEC、E-FEC)に FEC を設定できます。出力ビット レートは ITU-T G.709 の定義に従って常に 10.7092 Gbps ですが、エラー コーディング パフォーマンスは次のようにプロビジョニングできます。

NO FEC ― FEC なし

FEC ― 標準の ITU-T G.975 Reed-Solomon アルゴリズム

E-FEC ― 標準の ITU-T G.975.1。2 つの直交連結された BCH スーパー FEC コードです。この FEC 方式には、2 つの直交インターリーブされたブロック コード(BCH)の同じ方式の 3 つのパラメータ化が含まれます。作成されたコードを反復的にデコードし、目的のパフォーマンスを達成します。

8.8.8 FEC モードと E-FEC モード

カードをパススルーするクライアント側トラフィックは、FEC モードまたは E-FEC モードのエラー訂正を使用して(またはまったくエラー訂正を行わずに)デジタル ラップできます。カードを FEC モードに設定すると、E-FEC モードに設定した場合よりも低いレベルのエラー検出および訂正が行われます。その結果 E-FEC モードでは、FEC モードに比べて、低い BER で高感度(低 OSNR)を実現できます。E-FEC では、FEC を使用した場合よりも長距離のトランク側伝送が可能です。

E-FEC 機能は、FEC 動作の 3 つの基本モードのうちの 1 つです。FEC をオフにすることも、FEC をオンにすることも、または E-FEC をオンにして広範囲な、低 BER を実現することもできます。デフォルトのモードでは、FEC がオン、E-FEC がオフです。E-FEC は CTC を使用してプロビジョニングされます。

8.8.9 SONET/SDH オーバーヘッド バイト処理

このカードは、着信 SDH/SONET データ ストリームとそのクライアント信号用オーバーヘッド バイトを、透過的に通します。カードは、再生器セクション オーバーヘッドを終端するようにプロビジョニングできます。これは、不要なレイヤ オーバーヘッドの転送をなくすために使用します。それにより、アラーム数の削減やネットワーク障害の分離を可能にします。

8.8.10 クライアント インターフェイスのモニタリング

MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードでは、次のパラメータがモニタリングされます。

レーザー バイアス電流を PM パラメータとして測定

LOS を検出して信号付け

Rx および Tx 電力をモニタリング

次のパラメータは、リアルタイム モード(1 秒)でモニタリングされます。

送信光パワー(クライアント)

受信光パワー(クライアント)

DWDM レシーバーで LOC が発生した場合、または遠端 LOS が発生した場合の、クライアント インターフェイス動作を設定できます。AIS を呼び出すか、クライアント信号をスケルチできます。

8.8.11 波長の識別情報

カードでは、波長が固定されたトランク レーザーを使用します。これにより、トランク トランスミッタが ITU グリッド上で効率的に動作することができます。MXP_2.5G_10E_C カードと MXP_2.5G_10E_L カードにはいずれも UT2 モジュールが実装されています。MXP_2.5G_10E_C カードは UT2 の C 帯域バージョン、MXP_2.5G_10E_L カードは L 帯域バージョンを使用しています。

表8-18 に、MXP_2.5G_10E_C カードで必要なトランク伝送レーザー波長を示します。レーザーは ITU グリッド上で 50 GHz 間隔の C 帯域の 82 の波長間で調整可能です。

 

表8-18 MXP_2.5G_10E_C のトランク波長

チャネル番号
周波数(THz)
波長(nm)
チャネル番号
周波数(THz)
波長(nm)

1

196.00

1529.55

42

193.95

1545.72

2

195.95

1529.94

43

193.90

1546.119

3

195.90

1530.334

44

193.85

1546.518

4

195.85

1530.725

45

193.80

1546.917

5

195.80

1531.116

46

193.75

1547.316

6

195.75

1531.507

47

193.70

1547.715

7

195.70

1531.898

48

193.65

1548.115

8

195.65

1532.290

49

193.60

1548.515

9

195.60

1532.681

50

193.55

1548.915

10

195.55

1533.073

51

193.50

1549.32

11

195.50

1533.47

52

193.45

1549.71

12

195.45

1533.86

53

193.40

1550.116

13

195.40

1534.250

54

193.35

1550.517

14

195.35

1534.643

55

193.30

1550.918

15

195.30

1535.036

56

193.25

1551.319

16

195.25

1535.429

57

193.20

1551.721

17

195.20

1535.822

58

193.15

1552.122

18

195.15

1536.216

59

193.10

1552.524

19

195.10

1536.609

60

193.05

1552.926

20

195.05

1537.003

61

193.00

1553.33

21

195.00

1537.40

62

192.95

1553.73

22

194.95

1537.79

63

192.90

1554.134

23

194.90

1538.186

64

192.85

1554.537

24

194.85

1538.581

65

192.80

1554.940

25

194.80

1538.976

66

192.75

1555.343

26

194.75

1539.371

67

192.70

1555.747

27

194.70

1539.766

68

192.65

1556.151

28

194.65

1540.162

69

192.60

1556.555

29

194.60

1540.557

70

192.55

1556.959

30

194.55

1540.953

71

192.50

1557.36

31

194.50

1541.35

72

192.45

1557.77

32

194.45

1541.75

73

192.40

1558.173

33

194.40

1542.142

74

192.35

1558.578

34

194.35

1542.539

75

192.30

1558.983

35

194.30

1542.936

76

192.25

1559.389

36

194.25

1543.333

77

192.20

1559.794

37

194.20

1543.730

78

192.15

1560.200

38

194.15

1544.128

79

192.10

1560.606

39

194.10

1544.526

80

192.05

1561.013

40

194.05

1544.924

81

192.00

1561.42

41

194.00

1545.32

82

191.95

1561.83

表8-19 に、MXP_2.5G_10E_L カードで必要なトランク伝送レーザー波長を示します。レーザーは ITU グリッド上で 50 GHz 間隔の L 帯域の 80 の波長間で完全に調整可能です。

 

表8-19 MXP_2.5G_10E_L のトランク波長

チャネル番号
周波数(THz)
波長(nm)
チャネル番号
周波数(THz)
波長(nm)

1

190.85

1570.83

41

188.85

1587.46

2

190.8

1571.24

42

188.8

1587.88

3

190.75

1571.65

43

188.75

1588.30

4

190.7

1572.06

44

188.7

1588.73

5

190.65

1572.48

45

188.65

1589.15

6

190.6

1572.89

46

188.6

1589.57

7

190.55

1573.30

47

188.55

1589.99

8

190.5

1573.71

48

188.5

1590.41

9

190.45

1574.13

49

188.45

1590.83

10

190.4

1574.54

50

188.4

1591.26

11

190.35

1574.95

51

188.35

1591.68

12

190.3

1575.37

52

188.3

1592.10

13

190.25

1575.78

53

188.25

1592.52

14

190.2

1576.20

54

188.2

1592.95

15

190.15

1576.61

55

188.15

1593.37

16

190.1

1577.03

56

188.1

1593.79

17

190.05

1577.44

57

188.05

1594.22

18

190

1577.86

58

188

1594.64

19

189.95

1578.27

59

187.95

1595.06

20

189.9

1578.69

60

187.9

1595.49

21

189.85

1579.10

61

187.85

1595.91

22

189.8

1579.52

62

187.8

1596.34

23

189.75

1579.93

63

187.75

1596.76

24

189.7

1580.35

64

187.7

1597.19

25

189.65

1580.77

65

187.65

1597.62

26

189.6

1581.18

66

187.6

1598.04

27

189.55

1581.60

67

187.55

1598.47

28

189.5

1582.02

68

187.5

1598.89

29

189.45

1582.44

69

187.45

1599.32

30

189.4

1582.85

70

187.4

1599.75

31

189.35

1583.27

71

187.35

1600.17

32

189.3

1583.69

72

187.3

1600.60

33

189.25

1584.11

73

187.25

1601.03

34

189.2

1584.53

74

187.2

1601.46

35

189.15

1584.95

75

187.15

1601.88

36

189.1

1585.36

76

187.1

1602.31

37

189.05

1585.78

77

187.05

1602.74

38

189

1586.20

78

187

1603.17

39

188.95

1586.62

79

186.95

1603.60

40

188.9

1587.04

80

186.9

1604.03

8.8.12 ALS

ALS 手順は、クライアント インターフェイスとトランク インターフェイスの両方でサポートされています。クライアント インターフェイスでは、ALS は ITU-T G.664(6/99)に準拠します。データ アプリケーションおよびトランク インターフェイスでは、スイッチ オン/オフのパルス間隔は、60 秒超です。オン/オフのパルス間隔は、ユーザ設定が可能です。MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードの ALS プロビジョニングの詳細については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』を参照してください。

8.8.13 ジッタ

SONET 信号と SDH 信号については、MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードは、ジッタの生成、ジッタ許容値、およびジッタ転送に関して、Telecordia GR-253-CORE、ITU-T G.825、および ITU-T G.873 に準拠します。詳細は、「ジッタに関する考慮事項」を参照してください。

8.8.14 ランプ テスト

MXP_2.5G_10E_C および MXP_2.5G_10E_L カードは、ランプ テスト機能をサポートしています。この機能は、ONS 15454 の前面パネルまたは CTC から起動でき、すべての LED が機能するかどうかの確認に使用します。

8.8.15 オンボードのトラフィック生成

MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードでは、PRBS、SONET/SDH、または ITU-T G.709 に基づくテスト用に、内部トラフィック生成が可能です。

8.8.16 MXP_2.5G_10E_C および MXP_2.5G_10E_L カードレベルのインジケータ

表8-20 に、MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードに装備されたカードレベルの 3 つの LED を示します。

 

表8-20 MXP_2.5G_10E_C および MXP_2.5G_10E_L カードレベルのインジケータ

カードレベルの LED
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないことを示します。この LED はリセット中に点灯します。FAIL LED は、ブート プロセス中に点滅します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

ACT/STBY LED

グリーン(アクティブ)

オレンジ(スタンバイ)

ACT/STBY LED がグリーンの場合は、カードが稼働状態であり(1 つまたは複数のポートがアクティブ)、トラフィックを伝送する準備ができていることを示します。ACT/STBY LED がオレンジの場合、カードが稼働状態であり、スタンバイ(保護)モードであることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートでの信号障害や信号状態(LOS、LOF、高い BER)を示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバが正しく接続されリンクが稼働している場合は、ライトが消えます。

8.8.17 MXP_2.5G_10E および MXP_2.5G_10E_L ポートレベルのインジケータ

表8-21 に、MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードに装備されたポートレベルの LED を示します。

 

表8-21 MXP_2.5G_10E_C および MXP_2.5G_10E_L ポートレベルのインジケータ

ポートレベルの LED
内容

グリーンのクライアント LED
(LED×4)

グリーンのクライアント LED は、クライアント側のポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。このカードには 4 つのクライアント ポートがあるため、クライアント LED も 4 つあります。

グリーンの DWDM LED

グリーンの DWDM LED は、DWDM ポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。

8.9 MXP_MR_2.5G カードおよび MXPP_MR_2.5G カード

MXP_MR_2.5Gカードは、クライアント Storage Area Network(SAN; ストレージ エリア ネットワーク)サービスのさまざまなクライアント入力(GE、FICON、ファイバ チャネル、および ESCON)を、トランク側の 1 つの 2.5 Gbps STM-16/OC-48 DWDM 信号に集約します。このカードには、Telcordia GR-253-CORE に準拠する 1 つの長距離の STM-16/OC-48 ポートがあります。


) Software Release 7.0 以降では、ピュア ESCON(8 ポートすべてが ESCON を実行)、および混合モード(ポート1 が FC/GE/FICON を実行し、ポート 5 ~ 8 が ESCON を実行)の 2 つの追加動作モードをユーザが使用できるようになりました。カードが Software Release 6.0 以前を実行しているシステムの一部である場合、使用できる動作モードは 1 つ(FC/GE)のみです。


2.5 Gbps マルチレート マックスポンダ保護 100 GHz 調整可能 15xx.xx ~ 15yy.yy(MXPP_MR_2.5G)カードは、クライアント SAN サービスのさまざまなクライアント入力(GE、FICON、ファイバ チャネル、ESCON)を、トランク側の 1 つの 2.5 Gbps STM-16/OC-48 DWDM 信号に集約します。このカードには、2 つの長距離の STM-16/OC-48 ポートがあり、ITU-T G.957 および Telcordia GR-253-CORE に準拠しています。

これらのカードは、100 GHz 間隔で隣接する 4 つのグリッド チャネルのうちの 1 つに対して調整可能です。このため、各カードにはそれぞれ 8 つのバージョンがあり、カード上で使用可能な 4 つの波長のうち、最初の波長を [15xx.xx]、最後の波長を [15yy.yy] で表します。ITU-T 100 GHz グリッド基準 G.692、および Telcordia GR-2918-CORE の Issue 2 に従って、合計 32 の DWDM 波長に対応しています。 表8-22 に、カードのバージョンとそれに対応する波長を示します。

 

表8-22 カード バージョン

カード バージョン
100 GHz(0.8 nm)間隔の周波数チャネル

1530.33-1532.68

1530.33 nm

1531.12 nm

1531.90 nm

1532.68 nm

1534.25-1536.61

1534.25 nm

1535.04 nm

1535.82 nm

1536.61 nm

1538.19-1540.56

1538.19 nm

1538.98 nm

1539.77 nm

1540.56 nm

1542.14-1544.53

1542.14 nm

1542.94 nm

1543.73 nm

1544.53 nm

1546.12-1548.51

1546.12 nm

1546.92 nm

1547.72 nm

1548.51 nm

1550.12-1552.52

1550.12 nm

1550.92 nm

1551.72 nm

1552.52 nm

1554.13-1556.55

1554.13 nm

1554.94 nm

1555.75 nm

1556.55 nm

1558.17-1560.61

1558.17 nm

1558.98 nm

1559.79 nm

1560.61 nm

マックスポンダは、長距離の DWDM のメトロまたはリージョナルの非再生スパンを持つアプリケーションで使用します。フラット ゲイン光増幅器を使用すると、長距離の伝送を実現できます。

クライアント インターフェイスでは、次のペイロード タイプがサポートされます。

2G FC

1G FC

2G FICON

1G FICON

GE

ESCON


) クライアントのペイロードはトランクをオーバーサブスクライブできないため、最大 2.5 Gbps まで、複数のクライアント信号の処理が可能です。


表8-23 に、各クライアント インターフェイスの入力データ レートとカプセル化方式を示します。ITU-T Transparent Generic Framing Procedure(GFP-T)G.7041 の現行バージョンでは、ギガビット イーサネット、ファイバ チャネル、FICON などの、8B/10B ブロック コード プロトコルの透過的マッピングがサポートされます。

GFP マッピングのほかに、高速 Serializer/Deserializer(SERDES; シリアライザ/デシリアライザ)のポート 1 またはポート 2 にある 1 Gbps のトラフィックが、STS-24c チャネルにマッピングされます。SERDES のポート 1 とポート 2 に、1 Gbps クライアント信号が 2 つある場合は、ポート 1 の信号が 1 番めの STS-24c チャネルに、ポート 2 の信号が 2 番めの STS-24c チャネルに、それぞれマッピングされます。その後、これらの 2 つのチャネルは、1 つの OC-48 トランク チャネルにマッピングされます。

 

表8-23 MXP_MR_2.5G および MXPP_MR_2.5G のクライアント インターフェイスのデータ レートとカプセル化

クライアント インターフェイス
入力データ レート
ITU-T GFP-T G.7041 カプセル化

2G FC

2.125 Gbps

1G FC

1.06 Gbps

2G FICON

2.125 Gbps

1G FICON

1.06 Gbps

GE

1.25 Gbps

ESCON

0.2 Gbps

表8-24 に、さまざまなクライアント ポートを組み合わせた使用例を示します。この表では、カードの完全なクライアント ペイロード 構成を示します。

 

表8-24 クライアントのデータ レートとポート

モード
ポート
集約データ レート

2G FC

1

2.125 Gbps

1G FC

1、2

2.125 Gbps

2G FICON

1

2.125 Gbps

1G FICON

1、2

2.125 Gbps

GE

1、2

2.5 Gbps

1G FC
ESCON
(混合モード)

1
5、6、7、8

1.06 Gbps
0.8 Gbps

合計 1.86 Gbps

1G FICON
ESCON
(混合モード)

1
5、6、7、8

1.06 Gbps
0.8 Gbps

合計 1.86 Gbps

GE
ESCON
(混合モード)

1
5、6、7、8

1.25 Gbps
0.8 Gbps

合計 2.05 Gbps

ESCON

1、2、3、4、5、6、7、8

1.6 Gbps

8.9.1 PM

GFP-T Performance Monitoring(GFP-T PM)は、Remote Monitoring(RMON)を介して利用可能です。トランクの PM は、Telcordia GR-253-CORE および ITU G.783/826 に従って管理されます。クライアントの PM は、FC および GE の RMON によって実現できます。

8.9.2 距離延長

バッファ間のクレジット管理方式では、FC のフロー制御が可能です。この機能をイネーブルにすると、送信者が伝送を停止して [ready] 通知を待機する必要が生じた場合に、そのポートに対する送信可能フレーム数(バッファ クレジット)が表示されます。MXP_MR_2.5G カードと
MXPP_MR_2.5 カードは、バッファ間クレジットを使用して、1G FC で最大 994.2 マイル(1600 km)、2G FC で最大 497.1 マイル(800 km)までの距離を延長する FC クレジット ベースのフロー制御をサポートします。この機能は、イネーブルまたはディセーブルにできます。

8.9.3 スロットの互換性

MXP_MR_2.5G カードおよび MXPP_MR_2.5G カードは、スロット 1~6 および 12~17 に装着できます。これらのマックスポンダ カードと併用する必要のあるカードは、TCC2/TCC2P カードだけです。クロスコネクト カードはマックスポンダ カードの動作に影響しません。

8.9.4 Cisco MDS スイッチとのインターオペラビリティ

MXP_MR_2.5G カードおよび MXPP_MR_2.5G カードでは、各ファイバ チャネル/FICON インターフェイスに文字列(ポート名)をプロビジョニングできます。こうすることにより、MDS Fabric Manager で、カードの SAN ポートと Cisco MDS 9000 スイッチとの間にリンク アソシエーションを確立できます。

8.9.5 クライアントおよびトランク ポート

MXP_MR_2.5G カードは、トランク/回線ポート側で 1550 nm のレーザー、クライアント ポート側で 1310 nm または 850 nm(SFP により異なる)のレーザーを使用します。このカードには、クライアント インターフェイス用に、12.5 度下に傾斜した 8 つの SFP モジュールがあります。各 SFP は、光終端用に 2 つの LC コネクタを使用します。これらの前面パネルには、[TX] および [RX] というラベルが付いています。トランク ポートは、45 度下に傾斜したデュアル LC コネクタです。

MXPP_MR_2.5G カードは、トランク/回線ポート側で 1550 nm のレーザー、クライアント ポート側で 1310 nm または 850 nm(SFP により異なる)のレーザーを使用します。このカードには、クライアント インターフェイス用に、12.5 度下に傾斜した 8 つの SFP モジュールがあります。各 SFP は、光終端用に 2 つの LC コネクタを使用します。これらの前面パネルには、[TX] および [RX] というラベルが付いています。トランク ポートのコネクタは 2 つあります(現用と保護に 1 つずつ)。どちらも、45 度下に傾斜したデュアル LC コネクタです。

8.9.6 前面プレート

図8-21 に、MXP_MR_2.5G カードおよび MXPP_MR_2.5G カードの前面プレートを示します。

図8-21 MXP_MR_2.5G および MXPP_MR_2.5G カードの前面プレート

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品カード」を参照してください。

8.9.7 ブロック図

図8-22 に、MXP_MR_2.5G カードのブロック図を示します。このカードには 8 つの SFP クライアント インターフェイスが搭載されています。ポート 1 およびポート 2 は、GE、FC、FICON、または ESCON に使用できます。ポート 3 ~ 8 は ESCON クライアント インターフェイスで使用します。高速インターフェイス(GE、FC、FICON、および ESCON)専用の 2 つの SERDES ブロックと、ESCON インターフェイス用の 2 つの SERDES ブロックがあります。FPGA は、さまざまな動作モードのさまざまな設定をサポートするために提供されています。FPGA には、Universal Test and Operations Physical Interface for ATM(UTOPIA)インターフェイスがあります。Transceiver Add-Drop Multiplexer(TADM)チップは、フレーム構成をサポートします。最後に、出力信号がシリアル化されて、直接変調レーザーでトランクのフロント エンドに接続されます。トランクの受信信号は、Avalanche Photodiode(APD)で電気信号に変換され、デシリアル化されてから、TADM フレーマと FPGA に送信されます。

MXPP_MR_2.5G は、50/50 スプリッタがトランク インターフェイスで電力を分割すること以外は同じです。受信方向には、2 つの APD、2 つの SERDES ブロック、および 2 つの TADM フレーマがあります。これは、現用パスと保護パスの両方をモニタリングするために必要です。2 つのパスのうちのどちらをクライアント インターフェイスに接続するかを、スイッチで選択します。

図8-22 MXP_MR_2.5G カードおよび MXPP_MR_2.5G カードのブロック図

 


注意 トランク ポート上のループバック構成で、MXP_MR_2.5G カードおよび MXPP_MR_2.5G カードを使用する場合は、20 dB のファイバ減衰器(15~25 dB)を使用する必要があります。MXP_MR_2.5G カードおよび MXPP_MR_2.5G カードでは、ファイバ ループバックを直接使用しないでください。ファイバ ループバックを直接使用すると、MXP_MR_2.5G カードおよび MXPP_MR_2.5G カードが損傷して回復できなくなる場合があります。

8.9.8 ALS

ALS 手順は、クライアント インターフェイスとトランク インターフェイスの両方でサポートされています。クライアント インターフェイスでは、ALS は ITU-T G.664(6/99)に準拠します。データ アプリケーションおよびトランク インターフェイスでは、スイッチ オン/オフのパルス間隔は、60 秒超です。オン/オフのパルス間隔は、ユーザ設定が可能です。MXP_MR_2.5G および MXPP_MR_2.5G カードの ALS プロビジョニングの詳細については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』を参照してください。

8.9.9 MXP_MR_2.5G および MXPP_MR_2.5G カードレベル インジケータ

表8-25 に、MXP_MR_2.5G カードおよび MXPP_MR_2.5G カードのカードレベル LED を示します。

 

表8-25 MXP_MR_2.5G および MXPP_MR_2.5G カードレベル インジケータ

カードレベルの LED
内容

FAIL LED(レッド)

レッドは、カードのプロセッサの準備ができていないことを示します。この LED はリセット中に点灯します。FAIL LED は、ブート プロセス中に点滅します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

ACT/STBY LED

グリーン(アクティブ)

オレンジ(スタンバイ)

グリーンは、カードが稼働状態であり(1 つまたは両方のポートがアクティブ)、トラフィックを伝送する準備ができていることを示します。

オレンジは、カードが稼働状態であり、スタンバイ(保護)モードであることを示します。

SF LED(オレンジ)

オレンジは、カードの 1 つまたは複数のポートでの信号障害や信号状態(LOS、LOF、高い BER)を示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバが正しく接続されリンクが稼働している場合は、LED が消えます。

8.9.10 MXP_MR_2.5G カードおよび MXPP_MR_2.5G カードのポートレベル インジケータ

表8-26 に、MXP_MR_2.5G カードおよび MXPP_MR_2.5G カードのポートレベル LED を示します。

 

表8-26 MXP_MR_2.5G カードおよび MXPP_MR_2.5G カードのポートレベル インジケータ

ポートレベルの LED
内容

クライアント LED
(LED×8)

グリーンは、インターフェイスのポートでトラフィックを伝送していること(アクティブ)を示します。オレンジは、ポートで保護トラフィックを伝送していることを示します(MXPP_MR_2.5G)。レッドは、ポートが LOS を検出したことを示します。

DWDM LED
(MXP_MR_2.5G)

グリーン(アクティブ)

レッド(LOS)


 

グリーンは、インターフェイスのカードでトラフィックを伝送していること(アクティブ)を示します。

レッドの LED は、インターフェイスが LOS または LOC を検出したことを示します。

DWDMA および DWDMB LED
(MXPP_MR_2.5G)

グリーン(アクティブ)

オレンジ
(保護トラフィック)

レッド(LOS)



 

グリーンは、インターフェイスのカードでトラフィックを伝送していること(アクティブ)を示します。

オレンジの LED は、スプリッタ保護カード(MXPP_MR_2.5G)のインターフェイスで保護トラフィックを伝送していることを示します。

レッドの LED は、インターフェイスが LOS または LOC を検出したことを示します。

8.10 MXP_MR_10DME_C カードおよび MXP_MR_10DME_L カード

MXP_MR_10DME_C カードおよび MXP_MR_10DME_L カードは、クライアント SAN サービスの複数のクライアント入力(GE、FICON、およびファイバ チャネル)を、トランク側の 1 つの 10.0 Gbps STM-64/OC-192 DWDM 信号に集約します。このカードには、Telcordia GR-253-CORE および ITU-T G.957 に準拠する 2 つの長距離の STM-64/OC-192 ポートがあります。

カードは、次の信号タイプの集約をサポートしています。

1 ギガビット ファイバ チャネル

2 ギガビット ファイバ チャネル

4 ギガビット ファイバ チャネル

1 ギガビット イーサネット

1 ギガビット ISC 互換(ISC-1)

2 ギガビット ISC ピア(ISC-3)


) カードの前面プレートには、MXP_MR_10DME_C カードおよび MXP_MR_10DME_L カードがそれぞれ 10DME_C と 10DME_L として表示されています。



注意 カードが落下すると破損する可能性があります。安全に取り扱ってください。

MXP_MR_10DME_C および MXP_MR_10DME_L マックスポンダは、すべての SONET/SDH オーバーヘッド バイトを透過的に通します。

デジタル ラッパー機能(ITU-T G.709 準拠)は、DWDM 波長をフォーマットして、データ通信用の GCC の設定、FEC のイネーブル化、または PM の促進に使用できるようにします。
MXP_MR_10DME_C カードおよび MXP_MR_10DME_L カード は、ITU-T G.709 に規定されている OTN 装置を使用して動作します。これらのカードは、SONET/SDH ペイロードをデジタル ラップされたエンベロープに非同期マッピングするための業界標準方式である、ODU1 から OTU2 への多重化をサポートしています。「多重化機能」を参照してください。


) クライアントのペイロードはトランクをオーバーサブスクライブできないため、最大 10 Gbps まで、複数のクライアント信号の処理が可能です。


MXP_MR_10DME_C カードおよび MXP_MR_10DME_L カードは、スロット 1 ~ 6 およびスロット 12 ~ 17 に装着できます。


) MXP_MR_10DME_C および MXP_MR_10DME_L カードは、MXP_2.5G_10G カードと互換性がありません。MXP_2.5G_10G カードは透過的な終端モードをサポートしていません。


MXP_MR_10DME_C カードには、トランク ポートに調整可能な 1550 nm C 帯域レーザーがあります。レーザーは、50 GHz の波長間隔の ITU グリッドで 82 の波長間で調整可能です。
MXP_MR_10DME_L カードには、トランク ポートに調整可能な 1580 nm L 帯域レーザーがあります。レーザーは、50 GHz の波長間隔の ITU グリッドで 80 の波長間で調整可能です。各カードには、クライアント ポートに 4 つの 1310 nm レーザーがあり、カードの前面プレートに 5 つの送受信コネクタ ペア(ラベル付き)があります。これらのカードは、光ケーブル終端用に、トランク側でデュアル LC コネクタを使用し、クライアント側で SFP モジュールを使用します。SFP 着脱可能モジュールは、SR または IR で、LC ファイバ コネクタをサポートします。

表8-27 に、各クライアント インターフェイスの入力データ レートとカプセル化方式を示します。GFP-T G.7041 の現行バージョンでは、ギガビット イーサネット、ファイバ チャネル、ISC、FICON などの、8B/10B ブロック コード プロトコルの透過的マッピングがサポートされます。

GFP マッピングのほかに、高速 SERDES のポート 1 またはポート 2 にある 1 Gbps のトラフィックが、STS-24c チャネルにマッピングされます。高速 SERDES のポート 1 とポート 2 に、1 Gbps クライアント信号が 2 つある場合は、ポート 1 の信号が 1 番めの STS-24c チャネルに、ポート 2 の信号が 2 番めの STS-24c チャネルに、それぞれマッピングされます。その後、これらの 2 つのチャネルは、1 つの OC-48 トランク チャネルにマッピングされます。

 

表8-27 MXP_MR_10DME_C および MXP_MR_10DME_L のクライアント インターフェイスのデータ レートとカプセル化

クライアント インターフェイス
入力データ レート
GFP-T G.7041
カプセル化

2G FC

2.125 Gbps

1G FC

1.06 Gbps

2G FICON/2G ISC 互換(ISC-1)/2G ISC ピア(ISC-3)

2.125 Gbps

1G FICON/2G ISC 互換(ISC-1)/1G ISC ピア(ISC-3)

1.06 Gbps

ギガビット イーサネット

1.25 Gbps

各 MXP_MR_10DME_C および MXP_MR_10DME_L に 2 つの FPGA があり、4 つのポート グループが各 FPGA にマッピングされます。グループ 1 はポート 1 ~ 4 で構成され、グループ 2 はポート 5 ~ 8 で構成されています。 表8-28 に、ポート 1 ~ 4、およびポート 5 ~ 8 のさまざまなクライアント データ レートの組み合わせを示します。○は、データ レートがポートでサポートされていることを示します。

 

表8-28 ポート 1 ~ 4 およびポート 5 ~ 8 でサポートされるクライアント データ レート

ポート
(グループ 1)
ポート
(グループ 2)
ギガビット イーサネット
1G FC
2G FC
4G FC

1

5

2

6

--

--

3

7

--

4

8

--

--

GFP-T PMは、RMON を介して利用可能です。トランクの PM は、Telcordia GR-253-CORE および ITU G.783/826 に従って管理されます。クライアントの PM は、FC および GE の RMON によって実現できます。

バッファ間のクレジット管理方式では、FC のフロー制御が可能です。この機能をイネーブルにすると、送信者が伝送を停止して [ready] 通知を待機する必要が生じた場合に、そのポートに対する送信可能フレーム数(バッファ クレジット)が表示されます。MXP_MR_10DME_C カードと MXP_MR_10DME_L カードは、バッファ間クレジットを使用して、1G FC で最大 1600 km(994.1 マイル)、2G FC で最大 497.1 マイル(800 km)、4G FC で最大 248.5 マイル(400 km)までの距離を延長する FC クレジット ベース フロー制御をサポートします。この機能は、イネーブルまたはディセーブルにできます。

MXP_MR_10DME_C カードおよび MXP_MR_10DME_L カードは、トランク/回線ポート側で 1550 nm のレーザー、クライアント ポート側で 1310 nm または 850 nm(SFP により異なる)のレーザーを使用します。このカードには、クライアント インターフェイス用に、12.5 度下に傾斜した 8 つの SFP モジュールがあります。各 SFP は、光終端用に 2 つの LC コネクタを使用します。これらの前面パネルには、[TX] および [RX] というラベルが付いています。トランク ポートは、45 度下に傾斜したデュアル LC コネクタです。

8.10.1 主な機能

MXP_MR_10DME_C カードおよび MXP_MR_10DME_L カードには次のハイレベルな機能があります。

オンボードの E-FEC プロセッサ ― このプロセッサは、標準的な RS(ITU-T G.709 で規定)および E-FEC の両方をサポートします。E-FEC を使用すると、トランク インターフェイスのゲインが向上し、伝送範囲の拡張につながります。E-FEC 機能は、トランスポンダの訂正能力を高め、パフォーマンスを改善するため、標準的な RS(237,255)訂正アルゴリズムに比べて低い OSNR での運用を可能にします。E-FEC に新しく実装された BCH アルゴリズムでは、最大 1E-3 までの入力 BER の回復が可能になります。

着脱可能なクライアント インターフェイスの光モジュール ― MXP_MR_10DME_C カードおよび MXP_MR_10DME_L カードには、モジュラ インターフェイスが搭載されています。カードに接続できる光モジュールは 2 種類あります。公称範囲 4.3 マイル(7 km)の OC-48/STM 16 SR-1(短距離のオフィス内アプリケーション用)と、24.9 マイル(40 km)までの IR-1 インターフェイスです。SR-1 は、Telcordia GR-253-CORE および I-16(ITU-T G.957)で定義されています。IR-1 は、Telcordia GR-253-CORE および S-16-1(ITU-T G.957)で定義されています。

Y 字ケーブル保護 ― 同じポート番号と信号レートを持つポート上で、同じカード タイプ間のみでの Y 字ケーブル保護をサポートします。詳細は、「Y 字ケーブル保護」を参照してください。

ハイレベルなプロビジョニング サポート ― 各カードは、Cisco TransportPlanner ソフトウェアを使用して最初にプロビジョニングされます。それ以降は、CTC ソフトウェアを使用した、カードのモニタリングとプロビジョニングが可能です。

ALS ― ファイバ切断時の安全機構。MXP_MR_10DME_C および MXP_MR_10DME_L カードの ALS プロビジョニングの詳細については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』を参照してください。

リンクのモニタリングと管理 ― 各カードは、標準 OC-48 OH バイトを使用して、着信インターフェイスのモニタリングと管理を行います。カードは着信 SDH/SONET データ ストリームとその OH バイトを、透過的に通します。

レイヤ SONET/SDH の送信オーバーヘッドの制御 ― 再生器セクションのオーバーヘッドを終端するようにカードをプロビジョニングできます。これは、不要なレイヤ オーバーヘッドの転送をなくすために使用します。それにより、アラーム数の削減やネットワーク障害の分離を可能にします。

自動タイミング ソース同期 ― MXP_MR_10DME_C カードおよび MXP_MR_10DME_L カードは、通常 TCC2/TCC2P カードと同期します。メンテナンスやアップグレード アクティビティなど何らかの理由で TCC2/TCC2P が使用できない場合、カードは、入力クライアント インターフェイス クロックの 1 つと自動的に同期します。

設定可能なスケルチ ポリシー ― DWDM レシーバーで LOS が発生した場合またはリモート障害が起きた場合に、クライアント インターフェイス出力をスケルチするように、カードを設定できます。リモート障害の場合、カードは MS-AIS 挿入を管理します。

カードは全 C 帯域(MXP_MR_10DME_C)または全 L 帯域(MXP_MR_10DME_L)で調整可能なので、各カードで帯域内の特定の波長を調整するのに異なるバージョンを使用する必要がありません。

MXP_MR_10DME_C カードおよび MXP_MR_10DME_L カードでは、各ファイバ チャネル/FICON インターフェイスに文字列(ポート名)をプロビジョニングできます。こうすることにより、MDS Fabric Manager で、カードの SAN ポートと Cisco MDS 9000 スイッチとの間にリンク アソシエーションを確立できます。

8.10.2 前面プレート

図8-23 に、MXP_MR_10DME_C カードおよび MXP_MR_10DME_L カードの前面プレートとブロック図を示します。

図8-23 MXP_MR_10DME_C カードおよび MXP_MR_10DME_L カードの前面プレートとブロック図

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品カード」を参照してください。


注意 トランク ポート上のループバックでカードを使用する場合は、20 dB のファイバ減衰器(15~25 dB)を使用する必要があります。これらのカードでは、ファイバ ループバックを直接使用しないでください。ファイバ ループバックを直接使用すると、MXP_MR_10DME_C カードおよび MXP_MR_10DME_L カードが損傷して回復できなくなります。

8.10.3 波長の識別情報

カードでは、波長が固定されたトランク レーザーを使用します。これにより、トランク トランスミッタが ITU グリッド上で効率的に動作することができます。MXP_MR_10DME_C カードと MXP_MR_10DME_L カードにはいずれも UT2 モジュールが実装されています。
MXP_MR_10DME_C カードは UT2 の C 帯域バージョン、MXP_MR_10DME_L カードは L 帯域バージョンを使用しています。

表8-29 に、MXP_MR_10DME_C カードで必要なトランク伝送レーザー波長を示します。レーザーは ITU グリッド上で 50 GHz 間隔の C 帯域の 82 の波長間で調整可能です。

 

表8-29 MXP_MR_10DME_C トランク波長

チャネル番号
周波数(THz)
波長(nm)
チャネル番号
周波数(THz)
波長(nm)

1

196.00

1529.55

42

193.95

1545.72

2

195.95

1529.94

43

193.90

1546.119

3

195.90

1530.334

44

193.85

1546.518

4

195.85

1530.725

45

193.80

1546.917

5

195.80

1531.116

46

193.75

1547.316

6

195.75

1531.507

47

193.70

1547.715

7

195.70

1531.898

48

193.65

1548.115

8

195.65

1532.290

49

193.60

1548.515

9

195.60

1532.681

50

193.55

1548.915

10

195.55

1533.073

51

193.50

1549.32

11

195.50

1533.47

52

193.45

1549.71

12

195.45

1533.86

53

193.40

1550.116

13

195.40

1534.250

54

193.35

1550.517

14

195.35

1534.643

55

193.30

1550.918

15

195.30

1535.036

56

193.25

1551.319

16

195.25

1535.429

57

193.20

1551.721

17

195.20

1535.822

58

193.15

1552.122

18

195.15

1536.216

59

193.10

1552.524

19

195.10

1536.609

60

193.05

1552.926

20

195.05

1537.003

61

193.00

1553.33

21

195.00

1537.40

62

192.95

1553.73

22

194.95

1537.79

63

192.90

1554.134

23

194.90

1538.186

64

192.85

1554.537

24

194.85

1538.581

65

192.80

1554.940

25

194.80

1538.976

66

192.75

1555.343

26

194.75

1539.371

67

192.70

1555.747

27

194.70

1539.766

68

192.65

1556.151

28

194.65

1540.162

69

192.60

1556.555

29

194.60

1540.557

70

192.55

1556.959

30

194.55

1540.953

71

192.50

1557.36

31

194.50

1541.35

72

192.45

1557.77

32

194.45

1541.75

73

192.40

1558.173

33

194.40

1542.142

74

192.35

1558.578

34

194.35

1542.539

75

192.30

1558.983

35

194.30

1542.936

76

192.25

1559.389

36

194.25

1543.333

77

192.20

1559.794

37

194.20

1543.730

78

192.15

1560.200

38

194.15

1544.128

79

192.10

1560.606

39

194.10

1544.526

80

192.05

1561.013

40

194.05

1544.924

81

192.00

1561.42

41

194.00

1545.32

82

191.95

1561.83

表8-30 に、MXP_MR_10DME_L カードで必要なトランク伝送レーザー波長を示します。レーザーは ITU グリッド上で 50 GHz 間隔の L 帯域の 80 の波長間で完全に調整可能です。

 

表8-30 MXP_MR_10DME_L トランク波長

チャネル番号
周波数(THz)
波長(nm)
チャネル番号
周波数(THz)
波長(nm)

1

190.85

1570.83

41

188.85

1587.46

2

190.8

1571.24

42

188.8

1587.88

3

190.75

1571.65

43

188.75

1588.30

4

190.7

1572.06

44

188.7

1588.73

5

190.65

1572.48

45

188.65

1589.15

6

190.6

1572.89

46

188.6

1589.57

7

190.55

1573.30

47

188.55

1589.99

8

190.5

1573.71

48

188.5

1590.41

9

190.45

1574.13

49

188.45

1590.83

10

190.4

1574.54

50

188.4

1591.26

11

190.35

1574.95

51

188.35

1591.68

12

190.3

1575.37

52

188.3

1592.10

13

190.25

1575.78

53

188.25

1592.52

14

190.2

1576.20

54

188.2

1592.95

15

190.15

1576.61

55

188.15

1593.37

16

190.1

1577.03

56

188.1

1593.79

17

190.05

1577.44

57

188.05

1594.22

18

190

1577.86

58

188

1594.64

19

189.95

1578.27

59

187.95

1595.06

20

189.9

1578.69

60

187.9

1595.49

21

189.85

1579.10

61

187.85

1595.91

22

189.8

1579.52

62

187.8

1596.34

23

189.75

1579.93

63

187.75

1596.76

24

189.7

1580.35

64

187.7

1597.19

25

189.65

1580.77

65

187.65

1597.62

26

189.6

1581.18

66

187.6

1598.04

27

189.55

1581.60

67

187.55

1598.47

28

189.5

1582.02

68

187.5

1598.89

29

189.45

1582.44

69

187.45

1599.32

30

189.4

1582.85

70

187.4

1599.75

31

189.35

1583.27

71

187.35

1600.17

32

189.3

1583.69

72

187.3

1600.60

33

189.25

1584.11

73

187.25

1601.03

34

189.2

1584.53

74

187.2

1601.46

35

189.15

1584.95

75

187.15

1601.88

36

189.1

1585.36

76

187.1

1602.31

37

189.05

1585.78

77

187.05

1602.74

38

189

1586.20

78

187

1603.17

39

188.95

1586.62

79

186.95

1603.60

40

188.9

1587.04

80

186.9

1604.03

8.10.4 MXP_MR_10DME_C および MXP_MR_10DME_L カードレベルのインジケータ

表8-31 に、MXP_MR_10DME_C カードおよび MXP_MR_10DME_L カードに装備されたカードレベルの 3 つの LED を示します。

 

表8-31 MXP_MR_10DME_C および MXP_MR_10DME_L カードレベルのインジケータ

カードレベルの LED
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないことを示します。この LED はリセット中に点灯します。FAIL LED は、ブート プロセス中に点滅します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

ACT/STBY LED

グリーン(アクティブ)

オレンジ(スタンバイ)

ACT/STBY LED がグリーンの場合は、カードが稼働状態であり(1 つまたは複数のポートがアクティブ)、トラフィックを伝送する準備ができていることを示します。ACT/STBY LED がオレンジの場合、カードが稼働状態であり、スタンバイ(保護)モードであることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートでの信号障害や信号状態(LOS、LOF、高い BER)を示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバが正しく接続されリンクが稼働している場合は、ライトが消えます。

8.10.5 MXP_MR_10DME_C および MXP_MR_10DME_L ポートレベルのインジケータ

表8-32 に、MXP_MR_10DME_C カードおよび MXP_MR_10DME_L カードに装備されたポートレベルの LED を示します。

 

表8-32 MXP_MR_10DME_C および MXP_MR_10DME_L ポートレベルのインジケータ

ポートレベルの LED
内容

ポート LED
(LED×8、各グループに 4 つ、各 SFP に 1 個)

グリーン/レッド/オレンジ/オフ

グリーンの場合、ポート LED はポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信している(つまり信号障害なし)ことを示すか、Out of Service and Maintenance(OOS,MT またはロック済み、メンテナンス)で信号障害とアラームが無視されていることを示します。

レッドの場合、ポート LED は稼働中であるものの、信号障害(LOS)を受信していることを示します。

オレンジの場合、ポート LED はポートがプロビジョニングされていて、スタンバイ状態であることを示します。

オフの場合、ポート LED は SFP がプロビジョニングされていない、停止中、適切に挿入されていない、または SFP ハードウェアに障害があることを示します。

グリーンの DWDM LED

グリーンの DWDM LED は、DWDM ポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。

8.11 GE_XP カードおよび 10GE_XP カード

GE_XP および 10GE_XP カードは、ONS 15454 ANSI および ETSI プラットフォームのギガビット イーサネット(GE)トランスポンダです。このカードは、クライアント ポートで受信したイーサネット パケットを集約し、100 GHz グリッドで動作する C 帯域のトランク ポートで転送します。各ポートは ITU-T G.709 フレーム同期と FEC または E-FEC のどちらかを使用して動作します。このカードは、Video-on-Demand(VOD; ビデオ オンデマンド)の 10GE LAN PHY 波長を介した GE ポイントツーポイントの一括転送用に、または保護 10GE LAN PHY 波長を介したブロードキャスト ビデオ用に設計されています。

GE_XP および 10GE_XP カードは、スロット 1 ~ 6 または 12 ~ 17 に装着します。GE_XP はダブルスロット カードで、20 の GE クライアント ポートおよび 2 つの 10GE トランク ポートを備えています。10GE_XP はシングルスロット カードで、2 つの 10GE クライアント カードおよび 2 つの 10GE トランク ポートを備えています。クライアント ポートは、SX、LX、および ZX の各 SFP、ならびに SR XFP および 10GBASE LR XFP をサポートします。(LR2 XFP はサポートされません)。トランク ポートは DWDM XFP をサポートします。


注意 ファン トレイ アセンブリ(ETSI シェルフの場合は 15454E-CC-FTA、ANSI シェルフの場合は 15454-CC-FTA)は、GE_XP または 10GE_XP カードが装着されているシェルフに取り付ける必要があります。

GE_XP および 10GE_XP カードは、GE 転送で異なる役割を実行するようにプロビジョニングできます。両カードは、いずれもレイヤ 2 イーサネット スイッチとして動作できます。それに加えて、10GE_XP は 10GE TXP としても動作することができ、GE_XP は 10GE または 20GE MXP としても動作することができます。 表8-33 に、各カードでサポートされるカード モードを示します。


) GE_XP および 10GE_XP のカード モードを変更する場合は、各ポートが OOS-DSBL サービス ステート(ANSI の場合)または Locked-disabled サービス ステートになっている必要があります。さらに、モードを変更しているときはカード上で回線をプロビジョニングすることはできません。


 

表8-33 GE_XP カードおよび 10GE_XP のカード モード

カード モード
カード
内容

レイヤ 2 イーサネット スイッチ

GE_XP

10GE_XP

クライアント ポート トラフィックとトランク ポートの間でスイッチング可能です。サポートされるイーサネット プロトコルおよびサービスには、QoS(Quality of Service)、CoS(Class of Service)、QinQ、MAC ラーニング、Service Provider VLAN(SVLAN)、その他のイーサネット スイッチ サービスなどがあります。

10GE TXP

10GE_XP

10 の GE ペイロードと 1 つの 10GE ペイロードを 2 つの 10GE トランク ポートにマッピング、または 2 つの 10GE ペイロードを 2 つの 10GE トランク ポートにマッピングできる、ポイントツーポイント アプリケーションを提供します。

10GE MXP

20GE MXP

GE_XP

カード上の 20 の GE クライアント ポートを任意に組み合わせて、そのカードの 10GE トランク ポートの 1 つまたは両方のポートに多重化できます。カードをプロビジョニングして、20 の GE クライアント ポートを持つ 1 つの MXP にすることも、10 の GE クライアント ポートと 1 つのトランク ポートを持つ 2 つの MXP にすることもできます。

8.11.1 主な機能

GE_XP カードおよび 10GE_XP カードには次のハイレベルな機能があります。

ONS 15454 DWDM プラットフォームでの GE MXP、TXP、および レイヤ 2 スイッチ機能

TXP_MR_10E カードと TXP_MR_10E_C カードの相互運用が可能です。また、Cisco Catalyst 6500 および Cisco 7600 シリーズの GE と 10GE インターフェイスの相互運用が可能です。

ONS 15454 ANSI 高密度シェルフ アセンブリ、ETSI ONS 15454 シェルフ アセンブリ、および ETSI ONS 15454 高密度シェルフ アセンブリと互換性があります。TCC2 および TCC2P カードで互換性があります。

ポート ― GE_XP には、20 の GE クライアント ポートと 2 つの 10GE トランク ポートがあります。10GE_XP には、2 つの 10GE クライアント ポートと 2 つの 10GE トランク ポートがあります。クライアント GE 信号は、標準の ITU-T G.709 多重化方式を使用して ITU-T G.709 OTU2 信号にマッピングされます。

FEC および E-FEC ― 標準の Reed-Soloman(RS)(255,237)FEC による ITU-T G.709 フレーム同期。Performance Monitoring(PM; パフォーマンス モニタリング)、および ITU-T G.709 Optical Data Unit(ODU)の同期および非同期マッピング。ITU-T G.709 ODU による EFC および 8 dB を上回るコーディング ゲインの 2.7 Gbps

VOD およびブロードキャスト ビデオ アプリケーションに対応するブロードキャストのドロップ アンド コンティニュー機能

レイヤ 2 スイッチ モードにおける VLAN 変換、QinQ、入力 CoS、出力 QoS、ファスト イーサネット保護切り替え、およびその他のレイヤ 2 イーサネット サービスの提供

10GE インターフェイスにおける IEEE 802.3 フレーム形式のサポート。最小フレーム サイズは 64 バイト。最大フレーム サイズはユーザがプロビジョニング可能

レイヤ 2 スイッチ モードでの MAC ラーニング

設定が可能な SVLAN および Customer VLAN(CVLAN)

レイヤ 2 スイッチ モードではポートを Network-to-Network Interface(NNI)または User-Network Interface(UNI)としてプロビジョニングできるため、サービス プロバイダーによる顧客のトラフィック管理が容易になります。

ポートが UNI モードにある場合、タギングを透過的または選択的に設定できます。透過モードは、ノードの VLAN データベース内の SVLAN のみ設定できます。選択モードは、CVLAN と SVLAN の関係を定義できます。

レイヤ 2 VLAN ポート マッピングを使用することにより、カードを GE TXP および MXP として設定できます。

Y 字ケーブル保護スキームによる保護

プラグイン可能なクライアント インターフェイス光モジュール(SFP および XFP)。クライアント ポートは 3 種類のレートを持つ SX、LX、および ZX の各 SFP、および 10 Gbps の SR1 XFP をサポートします。

プラグイン可能なトランク インターフェイス光モジュール。トランク ポートは DWDM XFP をサポートします。

8.11.2 前面プレートとブロック図

図8-24 に、GE_XP の前面プレートとブロック図を示します。

図8-24 GE_XP の前面プレートとブロック図

 

図8-25 に、10GE_XP の前面プレートとブロック図を示します。

図8-25 10GE_XP の前面プレートとブロック図

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品カード」を参照してください。


注意 トランク ポート上のループバックでカードを使用する場合は、20 dB のファイバ減衰器(15~25 dB)を使用する必要があります。これらのカードでは、ファイバ ループバックを直接使用しないでください。ファイバ ループバックを直接使用すると、GE_XP カードおよび 10GE_XP カードが損傷して回復できなくなります。

8.11.3 クライアント インターフェイス

クライアント インターフェイスは、別途発注可能な SFP または XFP モジュールを使用して個別に実装されます。このインターフェイスは、デュアル LC コネクタとマルチモード ファイバを使用して、次の 3 種類のレートを持つ SFP または XFP をサポートします。

SFP- GE/1G-FC/2G-FC - 850 nm - MM - LC(PID ONS-SE-G2F-SX)

SFP - GE/1G-FC/2G-FC 1300 nm - SM - LC(PID ONS-SE-G2F-LX)

SFP - GE/1G-FC/2G-FC 1300 nm - SM - LC(PID ONS-SE-G2F-ZX)

SFP - GE/1G-FC/2G-FC 1300 nm - SM - LC(PID ONS-SE-ZE-EL)

XFP - OC-192/STM-64/10GE/10-FC/OTU2 - 1310 SR - SM LC(PID:ONS-XC-10G-S1)

クライアント インターフェイスは、デュアル LC コネクタとマルチモード ファイバを使用して、次の 2 種類のレートを持つ XFP をサポートします。

XFP - OC-192/STM-64/10GE/10-FC/OTU2 - 1310 SR - SM LC(PID:ONS-XC-10G-S1)

8.11.4 DWDM トランク インターフェイス

GE_XP および 10GE_XP カードは、10GE(10.3125 Gbps)または 10GE OTU2 変換(非標準 10.0957 Gbps)で動作する 2 つの 10GE トランク ポートを備えています。各ポートは ITU-T G.707、ITU-T G.709、および Telcordia GR-253-CORE の規格に準拠しています。DWDM XFP を挿入すると、ポートは C 帯域および L 帯域の波長を伝送することが可能です。1550 nm の C 帯域 100 GHz ITU グリッドでは 40 のチャネルを使用することが可能で、L 帯域では 40 のチャネルを使用することが可能です。

光増幅または再生器を使用しないフィルタレス アプリケーションの最大システム距離は、C-SMF ファイバ経由の公称レートで 23 dB です。このレートは製品仕様ではなく参考情報であるため、変更される可能性があります。

8.11.5 コンフィギュレーション管理

GE_XP および 10GE_XP カードは、次のコンフィギュレーション管理パラメータをサポートしています。

Port name ― ユーザ指定の文字列

Admin State/Service State ― ポートの状態を管理および表示するための管理およびサービスのステート

MTU ― プロビジョニング可能な Maximum Transfer Unit(MTU)。ポートで受け入れるフレーム当たりの最大バイト数を設定

Mode ― プロビジョニング可能なポート モード。自動ネゴシエーションまたはポート速度のいずれかを指定

Flow Control ― IEEE 802.1x ポーズ フレーム仕様に基づいたフロー制御。TX と RX ポートでイネーブルまたはディセーブルにすることが可能

Bandwidth ― ポートに許容されるプロビジョニング可能な最大帯域幅

Ingress CoS ― ポートに 0(最高優先度)~ 7(最低優先度)の CoS 値を指定し、着信するフレームの CoS を受け入れ

Egress QoS ― 出力ポートに QoS 機能を定義

NIM ― Metro Ethernet Forum の仕様に基づいてポートのネットワーク インターフェイス管理タイプを定義。ポートは User-to-Network Interface(UNI; ユーザネットワーク インターフェイス)またはNetwork-to-Network Interface(NNI; ネットワーク間インターフェイス)として定義できます。

MAC Learning ― スイッチの処理を容易にする MAC アドレス ラーニング

IEEE 802.1Q 規格に従った VLAN タギングの提供


) GE_XP および 10GE_XP カードを MXP または TXP モードにプロビジョニングした場合は、Port Name、State、MTU、Mode、Flow control、および Bandwidth のパラメータのみを使用できます。


8.11.6 セキュリティ

GE_XP および 10GE_XP カードのポートをプロビジョニングして、ユーザが定義した一連の MAC アドレスからのトラフィックをブロックさせることができます。ほかのトラフィックは正常にスイッチングされます。ブロックさせる MAC アドレスをポートごとに手動で設定できます。カードの各ポートは、あらかじめ定義された一連の MAC アドレスのトラフィックに限定して受信できます。ほかのトラフィックはドロップされます。この機能は Cisco IOS の「ポート セキュリティ」機能の一部です。

8.11.7 Y 字ケーブル保護

GE_XP カードを 10GE または 20GE MXP カード モードにプロビジョニングすると、Y 字ケーブル保護をサポートします。10GE_XP カードを 10GE TXP カード モードにプロビジョニングすると、Y 字ケーブル保護をサポートします。2 枚のカードが Y 字ケーブルの保護グループに加入できます。このとき、片方を現用カード、もう一方を保護カードとして割り当てます。この保護メカニズムでは、冗長な双方向パスを使用します。詳細は、「Y 字ケーブル保護」を参照してください。Y 字型保護メカニズムはプロビジョニング可能であり、オンまたはオフに設定できます(デフォルト モードはオフ)。信号障害(ITU-T G.709 モードの場合は、DWDM レシーバー ポートでの LOS、LOF、SD、または SF を検出すると、この保護メカニズム ソフトウェアは自動的にパスを切り替えます。

8.11.8 L2 over DWDM 保護

GE_XP および 10GE_XP が L2 over DWDM カード モードにある場合、保護機能はハードウェアのレイヤ 1 およびレイヤ 2 レベルで処理されます。障害の検出および障害の伝播には、ITU-T G.709 フレームのオーバーヘッド バイトを使用します。保護 VLAN の場合、トラフィックは 10GE DWDM リングの周囲でフラッディングされます。レイヤ 2 保護を設定するには、カード ビューの Provisioning > Protection タブで、VLAN リングのマスター ノードとポートとして機能するノードと GE_XP ポートまたは 10GE_XP ポートを定義します(図8-26 を参照)。障害が発生した場合は、このノードとポートが VLAN ループの開始と終了の役割を担います。

図8-26 GE_XP および 10GE_XP の L2 over DWDM Provisioning > Protection タブ

 

8.11.9 GE_XP および 10GE_XP のカードレベルのインジケータ

表8-34 に、GE_XP カードおよび 10GE_XP カードに装備されたカードレベルの 3 つの LED を示します。

 

表8-34 GE_XP および 10GE_XP のカードレベルのインジケータ

カードレベルの LED
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないことを示します。この LED はリセット中に点灯します。FAIL LED は、ブート プロセス中に点滅します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

ACT LED

グリーン(アクティブ)

ACT LED がグリーンの場合は、カードが稼働状態であり(1 つまたは複数のポートがアクティブ)、トラフィックを伝送する準備ができていることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートでの信号障害や信号状態(LOS、LOF、高い BER)を示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバが正しく接続されリンクが稼働している場合は、ライトが消えます。

8.11.10 GE_XP および 10GE_XP のポートレベルのインジケータ

表8-35 に、GE_XP カードおよび 10GE_XP カードに装備されたポートレベルの 3 つの LED を示します。

 

表8-35 GE_XP および 10GE_XP のポートレベルのインジケータ

ポートレベルの LED
内容

ポートの LED

グリーン/レッド/
オレンジ/オフ

グリーン ― クライアント ポートが稼働中で認識可能な信号を受信している(つまり信号障害なし)ことを示すか、Out of Service and Maintenance(OOS、MT またはロック済み、メンテナンス)中で信号障害とアラームが無視されていることを示します。

レッド ― クライアント ポートが稼働中であるものの、信号障害(LOS)を受信していることを示します。

オレンジ ― ポートがプロビジョニングされていて、スタンバイ状態であることを示します。

オフ ― SFP がプロビジョニングされていない、停止中、適切に挿入されていない、または SFP ハードウェアに障害があることを示します。

グリーンの DWDM LED

グリーンの DWDM LED は、DWDM ポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。

8.12 ADM-10G カード

ADM-10G カードは ONS 15454 SONET、ONS 15454 SDH、および DWDM ネットワーク上で動作し、光信号およびギガビット イーサネット信号を DWDM 波長を介して転送します。このカードは、クライアントの低速ビット レートの SONET 信号または SDH 信号(OC-3/STM-1、OC-12/STM-4、OC-48/STM-16、またはギガビット イーサネット)を、より高速の OC-192/STM-64 で動作する調整可能な C 帯域 DWDM トランクに集約します。DWDM ネットワークでは、ADM-10G カードはギガビット イーサネットおよび SONET または SDH 回線を、複数の保護オプションを使用して同じ波長にマッピングすることで、DWDM を介してトラフィックを転送します。

ADM-10G カードはダブルスロットのカードで、高密度 SONET シェルフ(15454-SA-ANSI または 15454-SA-HD)、ETSI ONS 15454 標準シェルフ アセンブリ、または ETSI ONS 15454 高密度シェルフ アセンブリのスロット 1 ~ 5 または 12 ~ 16 に装着できます。これらのどのスロットにも装着することができます。


) 推奨されるスロットは、1-2、3-4、5-6、および 12-13、14-15、16-17 です。



注意 ファン トレイ アセンブリ 15454E-CC-FTA(ETSI シェルフの場合)/15454-CC-FTA(ANSI シェルフの場合)は、ADM-10G カードが装着されているシェルフに取り付ける必要があります。

このカードは SDH 信号に関する ITU-T G.825 および ITU-T G.783 に準拠しています。さらに、ITU-T G.707 の規定に従って、連結および非連結 AU-4 マッピングによる STM-1、STM-4、STM-16 の各信号をサポートします。また、Telcordia GR-253-CORE Section 5.6 に準拠し、同規格に従って Synchronous Transport Signal(STS)マッピングによる OC-3、OC-12、OC-48 の各信号をサポートします。

クライアント SFP およびトランク XFP は、Telcordia GR-253-CORE、ITU-T G.957、および ITU-T G.959.1、ならびに IEEE 802.3 に規定されるインターフェイス要件に準拠しています。

8.12.1 主な機能

ADM-10G カードには次の上位レベルの機能があります。

2 スロット幅

TCC2 または TCC2P で動作

クライアント、トランク、STS などの組み込み OC-192/STM-64 ADM 機能

デュアルカードの冗長性をパス保護および 1+1 クライアント保護スキームで提供

ADM ピア グループの作成が可能

クライアント SFP の SONET、SDH、およびギガビット イーサネット プロトコルのサポート

XFP の DWDM トランク インターフェイス信号波長のサポート

TCC2 または TCC2P カードがアクティブからスタンバイに切り替わった場合、または手動または強制的に保護切り替えが発生した場合に、ゼロのビット エラーを返します。

16 の SFP ベース クライアント インターフェイス(グレー、色分け、および CWDM 光カードを使用可能)

クライアントによる STM1/STM4/STM16/GE クライアント信号のサポート(最大 8 つのギガビット イーサネット)

E-FEC/FEC および ITU-T G.709 をサポートする 1 つの XFP ベース トランク インターフェイス

保護ボードおよびパススルー トラフィックによる冗長接続をサポートする 2 つの SR XFP インターリンク インターフェイス

Ethernet over SONET または SDH の Frame-mapped Generic Framing Procedure(GFP-F)マッピング

シェルフ内の他のサービス カードに影響を与えずに、動作時の任意のスロットへの装着および取り外しが可能

8.12.2 GFP 相互運用性

ADM-10G カードは、デフォルトで ITU-T G.7041 に準拠した GFP-F カプセル化モードに設定されます。このモードでは、ADM-10G カードが ONS 15310-CL、ONS 15310-MA、または ONS 15454 のデータ カード(ONS 15454 CE100T-8 または ML1000-2)とともに動作することができます。GFP カプセル化を使用することで、ADM-10G カードは ITU-T G.7041 規格に準拠する他のベンダーのギガビット イーサネット インターフェイスとの相互運用も可能になります。

8.12.3 前面プレート

図8-27 に、ADM-10G カードの前面プレートを示します。

図8-27 ADM-10G カードの前面プレートとブロック図

 

8.12.4 ポートの構成規則

図8-28 に、ADM-10G カードのクライアントおよびトランク ポートの容量を示します。

図8-28 ADM-10G カードのポートの容量

 

8.12.5 クライアント インターフェイス

図8-28 に示すように、ADM-10G カードは LC 光ポート コネクタを使用し、OC-N/STM-N トラフィックに使用可能な最大 16 の SFP をサポートします。これらの SFP の 8 つはギガビット イーサネットに使用できます。このインターフェイスは OC-3/STM-1、OC-12/STM-4、OC-48/STM-16、または任意の距離(SX、LX、ZX、SR、IR、または LR)のギガビット イーサネットを、任意に組み合わせて使用することができます。インターフェイスは次の容量をサポートします。

4 × OC-48/STM-16

16 × OC-12/STM-4

16 × OC-3/STM-1

8 × GE

サポートされるクライアント SFP は、次のとおりです。

グレーの SFP

1000Base-SX SFP 850 nm(ONS-SE-G2F-SX=)

1000Base-LX SFP 1310 nm(ONS-SE-G2F-LX=)

OC48/STM16 IR1、OC12/STM4 SR1、OC3/STM1 SR1、GE-LX マルチレート SFP 1310 nm(ONS-SE-Z1=)

OC3/STM1 IR1、OC12/STM4 IR1 マルチレート SFP 1310 nm(ONS-SI-622-I1=)

OC48/STM16 SR1 SFP 1310 nm(ONS-SI-2G-S1=)

OC48/STM16 IR1 SFP 1310 nm(ONS-SI-2G-I1=)

色分けされた DWDM SFP

1000Base-ZX SFP 1550 nm(ONS-SI-GE-ZX=)

OC3/STM1 LR2 SFP 1550 nm(ONS-SI-155-L2=)

OC48/STM16 LR2 SFP 1550 nm(ONS-SI-2G-L2=)

OC48/STM16 SFP(ONS-SC-2G-xx.x)

CWDM SFP

OC48/STM16/GE CWDM SFP(ONS-SC-Z3-xxxx)

8.12.6 インターリンク インターフェイス

ILK1 および ILK2 と呼ばれる 2 つの 2R インターリンク インターフェイスが各 ADM-10G カード上で自動的に作成され、IS/Unlocked サービス ステートになります。同じシェルフ上に搭載された 2 つの ADM-10G カード間でこれらのポートをケーブル配線することで、ADM ピア グループとして設定できます。ILK ポートはそれぞれ 10 G のトラフィックを伝送します。

インターリンク インターフェイスは、次の STM64 SR1(ONS-XC-10G-S1=)XFP をサポートします。

8.12.7 DWDM トランク インターフェイス

ADM-10G カードは、OC-192/STM-64 信号の転送と ITU-U G.709 規格に従った ITU-T G.709 のデジタル ラッパーをサポートします。また、ダブルスロット構成では一度に 1 つの DWDM トランク XFP をサポートします。

サポートされる DWDM トランク XFP は、次のとおりです。

10G DWDM(ONS-XC-10G-xx.x=)(色分けされた XFP)

STM64 SR1(ONS-XC-10G-S1=)(グレーの XFP)

8.12.8 コンフィギュレーション管理

OC-48/STM-16 トラフィックを使用する場合、表8-36 に示すように、連続ポート構成の中にはハードウェアの制限により使用できないものがあります。ギガビット イーサネットのペイロードは、この制限による影響を受けません。


) 同じシェルフ内で ADM-10G カードと SONET または SDH クロスコネクト カードを併用することはできません。


 

表8-36 OC-48/STM-16 コンフィギュレーションの制限

OC-48/STM-16 ポート番号
光トラフィックの制限を受けるポート

ポート 13 の OC-48/STM-16

ポート 1 ~ 3 の OC-N/STM-N は不可

ポート 14 の OC-48/STM-16

ポート 4 ~ 6 の OC-N/STM-N は不可

ポート 15 の OC-48/STM-16

ポート 7 ~ 9 の OC-N/STM-N は不可

ポート 16 の OC-48/STM-16

ポート 10 ~ 12 の OC-N/STM-N は不可


) 各トランクの合計トラフィック レートは、各 ADM-10G カード上、または各 ADM ピア グループの OC-192/STM-64 を超えることができません。



) ポート 9 および ポート 10 はギガビット イーサネットをサポートしません。ポート 11 および ポート 12 では OC-3/STM-1 または OC-12/STM-4 のみをサポートします。


ADM-10G カードには、さらに次の注意事項が適用されます。

トランク ポートは OC-192/STM-64 および OTU2 をサポートします。

インターリンク ポートは OC-192/STM-64 をサポートします。

1 台のシェルフに最大 6 枚の ADM-10G カードを搭載できます。

カードはすべての 15454-SA-ANSI および 15454-SA-HD シェルフ内、ならびに ETSI ONS 15454 標準シェルフおよび高密度シェルフ内で使用できます。

ランプ テスト機能を CTC から起動して、すべての LED が動作することを確認できます。

現用保護カードまたは現用非保護カードとして動作できます。

冗長構成では、アクティブ カードのハードウェア障害またはソフトウェア障害がトリガーとなって、スタンバイ カードに切り替わります。この切り替えは、10 ミリ秒以内に検出され 50 ミリ秒以内に完了します。

ADM-10G カードは、64 ~ 10,000 バイトの MTU サイズ(最大 9,216)を持つジャンボ フレームをサポートします。

リンク障害またはパス障害の受信後にローカル イーサネットをシャットダウンすることができます。

8.12.9 セキュリティ

SFP または XFP が接続される ADM-10G カードには、ベンダー ID およびシリアル番号をキーとして使用する Cisco Standard Security Code Check Algorithm が実装されています。

PPM がカードのポートに接続されていても、Cisco の PPM でない理由でこのセキュリティ チェックに合格しない場合、マイナー レベルの NON-CISCO-PPM アラームが発生します。

認定されていない製品 ID を持つ PPM が ADM-10G カードに接続された場合は、Cisco PPM としてセキュリティ コード チェックに合格しても ADM-10G カードでの使用は認定されていないことを意味し、マイナー レベルの UNQUAL-PPM アラームが発生します。

8.12.10 保護

ADM-10G カードは、Telcordia GR-253-CORE、Telcordia GR-1400-CORE、および ITU-T G.841 仕様に準拠する、1+1 保護および SONET パス保護ならびに SDH SNCP 保護アーキテクチャをサポートしています。

8.12.10.1 回線保護のスキーム

ADM-10G カードは、パス保護/SNCP 回線を STS/VC4(高次)レベルでサポートしており、信号劣化計算に基づいて切り替えを実行するように設定できます。

このカードでは、他のベンダー製の機器も使用したオープンエンドのパス保護/SNCP 構成が可能です。オープンエンドのパス保護/SNCP では、1 つのソース ポイントと 2 つの可能なエンドポイント(または 2 つの可能なソース ポイントと 1 つのエンドポイント)を指定し、先には他のベンダー製の機器を含めることができます。ソースおよびエンドポイントは、CTC により検出されるネットワークの一部です。

パス保護構成、SNCP、および PPMN の詳細については、『 Cisco ONS 15454 Reference Manual 』を参照してください。

8.12.10.2 パス保護のスキーム

1+1 光クライアント ポート保護の場合、同じ ADM-10G カード上または異なるカード上で収集された類似するファシリティ インターフェイスの任意のペアを使用するようにシステムを設定できます。1+1 保護スキームは、単方向(非保護)または双方向(保護)でも動作できます。光ポート保護の詳細については、『 Cisco ONS 15454 Reference Manual 』を参照してください。

8.12.11 ADM-10G カードレベルのインジケータ

表8-37 に、ADM-10G カードに装備されたカードレベルの LED を示します。

 

表8-37 ADM-10G カードレベルのインジケータ

カードレベルの LED
内容

ACT LED

グリーン(アクティブ)

オレンジ(スタンバイ)

グリーンは、カードが稼働状態であり(1 つまたは両方のポートがアクティブ)、トラフィックを伝送する準備ができていることを示します。

オレンジは、カードが稼働状態であり、スタンバイ(保護)モードであることを示します。

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないことを示します。この LED はリセット中に点灯します。FAIL LED は、ブート プロセス中に点滅します。ほかのカード用にプロビジョニングされているスロットに別のカードが挿入された場合、この LED が点滅して Missing Equipment Attribute(MEA)状態が発生します。レッドの FAIL LED が消えない場合はカードの交換が必要になることがあります。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートでの信号障害や信号状態(LOS、LOF、高い BER エラー)を示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバが正しく接続されリンクが稼働している場合は、ライトが消えます。

8.12.12 ADM-10G カードのポートレベルのインジケータ

表8-38 に、ADM-10G カードに装備されたポートレベルの LED を示します。


) 各クライアント ポートまたはトランク ポートは、特定の保護タイプに関連するセクションの定義に従ったアクティブ モードまたはスタンバイ モードになります。たとえば、光スイッチ保護の場合はアクティブ ポートまたはスタンバイ ポートがあり、1+1 APS 保護の場合はアクティブまたはスタンバイ クライアント ポートがありますが、クライアント 1+1 保護の場合はアクティブ ポートもスタンバイ ポートもありません。


 

表8-38 ADM-10G カードのポートレベルの LED インジケータ

ポートレベルのステータス
3 種類のカラーの LED の説明

ポートレベル LED がアクティブで非保護の状態

ポートが何らかの理由で OOS/Locked ステートにある場合、LED は消灯しています。

ポートが IS/Unlocked ステートにあり、PPM が事前プロビジョニングされているか物理的に取り付けられていてアラームがない状態の場合、LED はグリーンです。

ポートが IS ステートにあり、PPM が物理的に取り付けられていてアラームがある状態の場合、LED はレッドです。

ポートレベル LED がスタンバイの状態

ポートが何らかの理由で OOS/Locked ステートにある場合、LED は消灯しています。

ポートが IS/Unlocked ステートにあり、PPM が事前プロビジョニングされているか物理的に取り付けられていてアラームがない状態の場合、LED はオレンジです。

ポートが IS ステートにあり、物理的に取り付けられていてアラームがある状態の場合、LED はレッドです。

8.13 Y 字ケーブルおよびスプリッタ保護

Y 字ケーブルおよびスプリッタ保護は、TXP および XMP カードで使用できるカード保護の 2 つの主要方式です。これは GE_XP および 10GE_XP カードが TXP または MXP モードにプロビジョニングされた場合も同様です。Y 字ケーブル保護はクライアント ポートのレベルで提供されます。スプリッタ保護はトランク ポートのレベルで提供されます。


) GE_XP および 10GE_XP は、L2 over DWDM モードにプロビジョニングされていると VLAN 保護を使用します。詳細については、「L2 over DWDM 保護」を参照してください。ADM-10G カードは、パス保護および 1+1 保護を使用します。詳細については、「保護」を参照してください。


8.13.1 Y 字ケーブル保護

Y 字ケーブル保護は、次の ONS 15454 TXP、MXP、GE_XP、および 10GE_XP カードで使用できます。

TXP_MR_10G

TXP_MR_10E

TXP_MR_2.5G

MXP_2.5G_10G

MXP_2.5G_10E

MXP_2.5G_10E_C

MXP_2.5G_10E_L

MXP_MR_2.5G

MXP_MR_10DME_C

MXP_MR_10DME_L

GE_XP(10GE または 20GE MXP カード モードにある場合)

10GE_XP(10GE TXP カード モードにある場合)

Y 字ケーブル保護を作成するには、CTC ソフトウェアを使用して、2 枚の TXP、MXP、GE_XP、または 10GE_XP カード用の Y 字ケーブル保護グループを作成します。次に、この 2 枚のカードのクライアント ポートを Y 字ケーブルで物理的に接続します。1 つのクライアント信号は RX Y 字ケーブルに送り込まれ、2 枚の TXP、MXP、GE_XP、または 10GE_XP カードに分割されます。TXP、MXP、GE_XP、または 10GE_XP カードのクライアント側からの 2 つの Tx 信号は、TX Y 字ケーブルで単一のクライアント信号に結合されます。アクティブ カードの信号だけが、単一の TX クライアント信号としてパススルーします。もう一方のカードのレーザーは、Y 字ケーブルの結合部分での信号劣化を避けるため、オフにしておく必要があります。


) Y 字ケーブル コネクタとの接続に銅線 SFP を使用することはできません。Y 字ケーブルが光コネクタで構成されているため、銅線 SFP とは物理的に接続できないからです。



) 保護グループのどちらかのカードで GCC を作成すると、スイッチの状態に関係なく、トランク ポートは永久にアクティブな状態になります。GCC のプロビジョニングでは、オーバーヘッド バイトは保護されません。GCC は保護グループで保護されません。


図8-29 に、Y 字ケーブルの信号フローを示します。


) ポートが Y 字ケーブル保護グループに含まれていない場合、分割された信号で Loss of Signal-
Payload(LOS-P)アラームが発生することがあります。このアラームは、着信ペイロード信号不在アラームとも呼ばれます。


図8-29 Y 字ケーブル保護

 

8.13.2 スプリッタ保護

スプリッタ保護(図8-30 を参照)は、TXPP カードおよび MXPP カードで使用できます。スプリッタ保護を実装すると、クライアントが単一の信号をクライアントの RX ポートに送り込みます。次に、カード内部の光スプリッタが、この信号を 2 つの信号に分割し、2 つの TX トランク ポートにルーティングします。この 2 つの信号は、さまざまな光パスを通して送信されます。遠端の MXPP または TXPP カードは、2 つの RX トランク ポート信号のどちらかを光スイッチで選択し、TX クライアント ポートへ送り込みます。2 枚の MXPP または TXPP カードでスプリッタ保護を使用する場合は、各方向に 2 つの異なる光信号が、ダイバース パスを通して伝送されます。障害が発生した場合、遠端のスイッチは、内蔵光スイッチを使用して適切な信号を選択する必要があります。保護スイッチのトリガーとなるのは、LOS、LOF、SF、または SD です。

図8-30 スプリッタ保護

 

8.14 遠端レーザー制御

15454 DWDM カードの透過モードでは、クライアント入力信号が遠端のクライアント出力信号へ正確に伝送されます。クライアント信号は通常、DWDM 信号のペイロードとして伝送されます。ただし、クライアント信号にはペイロードとして伝送できないものもあります。特に、クライアントの LOS または LOF は伝送できません。Far-End Laser Control(FECL;遠端レーザー制御)は、LOS または LOF を、近端クライアント入力から遠端クライアント出力に伝送する機能です。

近端クライアント入力で LOS が検出された場合、近端トランクは、DWDM ラインの OTN オーバーヘッドに適切なバイトを設定します。これらのバイトが遠端トランクで受信されると、遠端クライアント レーザーがオフになります。レーザーがオフになると、スケルチされたことになります。近端の LOS がクリアされると、近端トランクは OTN オーバーヘッド内の適切なバイトをクリアし、遠端でこのバイトの変更が検出され、遠端クライアントのスケルチが解除されます。

FELC は、トランク ポートがポート上に無効な信号があることを検出した場合にも対応できます。無効な信号を伝播しないように、クライアントはスケルチされます。

2R モードのペイロード タイプでは、OTN オーバーヘッド バイトを使用できません。2R モードでは、クライアント ポートに LOS が発生した場合、トランクのレーザーがオフになります。遠端では、トランク レシーバーで LOS を検出し、クライアントをスケルチします。

FELC はプロビジョニングされません。DWDM カードが透過的な終端モードにある場合、FELC は必ずイネーブルです。ただし、遠端への FELC シグナリングが可能なのは、ITU-T G.709 がトランク スパンの両端でイネーブルの場合だけです。

8.15 ジッタに関する考慮事項

複数のカードをカスケードする場合は、トランスポンダおよびマックスポンダで SFP を使用することによって起きるジッタについて考慮する必要があります。TXP_MR_2.5G、TXPP_MR_2.5G、MXP_MR_2.5G、MXPP_MR_2.5G、および TXP_MR_10E の各カードでは、累積ジッタがジッタ仕様を超えない範囲で、何枚かのトランスポンダをカスケードできます。推奨するカード数の限度は 20 枚です。TXP_MR_10G カードでも複数のカードのカスケードが可能ですが、推奨するカード数の限度は 12 枚です。MXP_2.5G_10G カードおよび MXP_2.5G_10E カードでは、2 枚のカード間が最大距離を超えてないものがあるかぎり、何枚でもカスケードが可能です。これは、信号が逆多重化されるたびに、ジッタが限定要因として除去されるためです。

Y 字ケーブルを使用する場合は、2 枚のトランスポンダ間の最大距離を半分にする必要があります。Y 字ケーブル操作の詳細は、「Y 字ケーブル保護」を参照してください。

8.16 終端モード

トランスポンダおよびマックスポンダ カードには、CTC を使用して設定できるさまざまな SONET および SDH 終端モードがあります(『 Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide 』の「Provision Transponder and Muxponder Cards」の章を参照)。 表8-39 に、終端モードの要約を示します。

 

表8-39 終端モード

カード
終端モード
内容

MXP_2.5G_10G カード(この表の次のセクションを参照)を除くすべての TXP カードおよびMXP カード

透過終端

ペイロードの全バイトがカードを透過的にパススルーします。

セクション終端

SONET Transport Overhead(TOH)セクションのバイトおよび SDH 再生器セクションのオーバーヘッド(SOH)バイトが終端されます。これらの SOH バイトがパススルーすることはありません。SONET TOH の Section DCC(SDCC)のバイト、および SDH の Regenerator Section DCC(RS-DCC)のバイトも含めて、これらはすべて再生されます。セクション終端モードでは、SONET TOH 回線および SDH 多重化セクションのオーバーヘッド バイトが透過的に渡されます。

回線終端

回線終端モードでは、SONET のセクション オーバーヘッドと回線オーバーヘッドおよび SDH 多重化セクションと再生器セクションのオーバーヘッド バイトが終端されます。これらのオーバーヘッド バイトがパススルーされることはありません。SONET の SDCC と Line DCC(LDCC)のバイト、および SDH の RS-DCC と Multiplexer Section DCC(MS-DCC)のバイトも含めて、これらはすべて再生されます。

MXP_2.5G_10G 2

透過終端

すべてのクライアント バイトは特定の条件以外(B1 の再構築時、S1 の再書き込み時、A1 と A2 の再生時、H1 と H3 の再生時)、透過的にパススルーします。

セクション終端

SONET TOH セクションのバイトおよび SDH 再生器セクションのオーバーヘッド バイトが終端されます。これらのセクション オーバーヘッド バイトがパススルーされることはありません。SONET TOH のセクション DCC のバイト、および SDH の RS-DCC のバイトも含めて、これらはすべて再生されます。セクション終端モードでは、SONET TOH 回線および SDH 多重化セクションのオーバーヘッド バイトが透過的に渡されます。

回線終端

回線終端モードでは、SONET のセクション オーバーヘッドと回線オーバーヘッドおよび SDH 多重化セクションと再生器セクションのオーバーヘッド バイトが終端されます。これらのオーバーヘッド バイトがパススルーされることはありません。SONET の SDCC と LDCC のバイト、および SDH の RS-DCC と MS-DCC のバイトも含めて、これらはすべて再生されます。

2.OC48/STM16 のレートで動作するクライアントは、OC192/STM64 フレームに多重化されてから、OTN または DWDM へ送られます。

8.17 SFP モジュールおよび XFP モジュール

ここでは、一部のトランスポンダ カードやマックスポンダ カードで使用される SFP および 10 Gbps SFP(XFP)について説明します。CTC では、SFP および XFP は Pluggable Port Module(PPM)とも呼ばれます。SFP/XFP をプロビジョニングしてマルチレートの PPM の回線レートを変更するには、『 Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide 』を参照してください。

8.17.1 カードとの互換性

表8-40 に、トランスポンダおよびマックスポンダの各カード、およびそれらと互換性のある SFP/XFP を示します。


注意 シスコの ONS ノードでの使用が認められている SFP/XFP を必ず使用してください。TXP および MXP カード用に認定されている Cisco SFP/XFP モジュールの製品 ID および Top Assembly Number(TAN)を表8-40 に示します。


警告 電磁適合性および安全性のための Telcordia GR-1089 Network Equipment Building Systems(NEBS)規格に準拠するため、銅線イーサネット ポートは建物内または屋内の配線およびケーブルにのみ接続するようにしてください。


 

表8-40 SFP/XFP とカードの互換性

カード
互換性のある SFP/XFP
(Cisco 製品 ID)
シスコの TAN

MXP_2.5G_10G(ONS 15454 SONET/SDH)

15454-SFP-OC48-IR=
ONS-SE-2G-S1=

10-1975-01
10-2017-01

MXP_2.5G_10E(ONS 15454 SONET/SDH)
MXP_2.5G_10E_L
MXP_2.5G_10E_C

15454-SFP-OC48-IR=
ONS-SE-2G-S1=
ONS-SE-2G-L2=
ONS-SC-2G-30.3= から
ONS-SC-2G-60.6=
ONS-SC-Z3-1470= から
ONS-SC-Z3-1610=

10-1975-01
10-2017-01
10-2013-01
10-2155-01 から
10-2186-01
10-2285-01 から
10-2292-01

MXP_MR_2.5G
MXPP_MR_2.5G

15454-SFP-GE+-LX=
15454E-SFP-GE+-LX=
ONS-SE-G2F-LX=
15454-SFP-GEFC-SX=
15454E-SFP-GEFC-S=
ONS-SE-G2F-SX=
ONS-SE-200-MM=
ONS-SC-Z3-1470= から
ONS-SC-Z3-1610=

10-1832-03
10-1832-03
10-2273-02
10-1833-02
10-1833-02
10-2272-01
10-2248-01
10-2285-01 から
10-2292-01

TXP_MR_2.5G(ONS 15454 SONET/SDH)
TXPP_MR_2.5G(ONS 15454 SONET/SDH)

15454-SFP3-1-IR=
15454E-SFP-L.1.1=
15454-SFP12-4-IR=
15454E-SFP-L.4.1=
15454-SFP-OC48-IR=
15454E-SFP-L.16.1=
ONS-SE-2G-S1=
15454-SFP-200=
15454E-SFP-200=
15454-SFP-GEFC-SX=
15454E-SFP-GEFC-S=
ONS-SE-G2F-SX=
15454-SFP-GE+-LX=
15454E-SFP-GE+-LX=
ONS-SE-G2F-LX=
ONS-SE-2G-L2=
ONS-SE-200-MM=
ONS-SC-2G-30.3= から
ONS-SC-2G-60.6=
ONS-SC-Z3-1470= から
ONS-SC-Z3-1610=

10-1828-01
10-1828-01
10-1976-01
10-1976-01
10-1975-01
10-1975-01
10-2017-01
10-1750-01
10-1750-01
10-1833-02
10-1833-02
10-2272-01
10-1832-03
10-1832-03
10-2273-02
10-2013-01
10-2248-01
10-2155-01 から
10-2186-01
10-2285-01 から
10-2292-01

TXP_MR_10E (ONS 15454 SONET/SDH)
TXP_MR_10E_C
TXP_MR_10E_L

ONS-XC-10G-S1=
ONS-XC-10G-I2=
ONS-XC-10G-L2 3

10-2012-01
10-2193-01
10-2194-01

MXP_MR_10DME_C
MXP_MR_10DME_L

ONS-SE-4G-MM=
ONS-SE-4G-SM=
ONS-SE-G2F-LX=
ONS-SE-G2F-SX=
ONS-SE-ZE-EL=
ONS-SI-GE-ZX=

10-2259-01
10-2252-01
10-2273-02
10-2272-01
10-2351-01
10-2296-01

GE_XP
10GE_XP

ONS-SE-G2F-SX=
ONS-SE-G2F-LX=
ONS-SE-G2F-ZX=
ONS-XC-10G-S1=
ONS-XC-10G-I2=

10-2272-01
10-2273-02
10-2296-01
10-2012-02
10-2193-01

GE_XP のみ

ONS-SE-ZE-EL=
ONS-SC-2G-30.3= から
ONS-SC-2G-60.6=
ONS-SC-Z3-1470= から
ONS-SC-Z3-1610=

10-2351-01
10-2155-01 から
10-2186-01
10-2285-01 から
10-2292-01

ADM-10G

ONS-SE-G2F-SX=
ONS-SE-G2F-LX=
ONS-SI-GE-ZX=
ONS-SI-2G-S1=
ONS-SI-2G-I1
ONS-SE-2G-L2=
ONS-SI-155-L2=
ONS-SE-Z1=
ONS-SI-622-I1=
ONS-SC-2G-xx.x 4
ONS-SC-Z3-xxxx 5
ONS-XC-10G-xx.x= 6
ONS-XC-10G-S1=

10-2272-01
10-2273-01
10-2296-01
10-1992-01
10-1993-01
10-1990-01
10-1937-01
10-1971-01
10-1956-01
10-xxxx-01 7
10-xxxx-01 8
10-xxxx-01 9
10-2012-02

3.リストに記載されたトランスポンダ カードに ONS-XC-10G-L2 が装着されている場合、トランスポンダ カードは、スロット 6、7、12、または 13 に装着する必要があります。

4.xx.x は、1528.7 ~ 1560.6 nm の範囲の 37 の波長

5.xxxx は、1470 ~ 1610 nm の範囲の 8 つの波長

6.xx.x は、1530.33 ~ 1554.94 nm の範囲の 32 の波長

7.xxxx は、37 の異なる SFP に対応した 37 の異なる番号

8.xxxx は、8 つの異なる SFP に対応した 8 つの異なる番号

9.xxxx は、32 の異なる SFP に対応した 32 の異なる Part Number

表8-41 に、GE_XP および 10GE_XP カードのトランク ポートに装着できる XFP の XFP Transceiver Module Group(TMG)および PID を示します。

表8-41 GE_XP および 10GE_XP トランク ポートの XFP

TMG 製品 ID
ONG 製品 ID
周波数(THz)
中心波長
チャネル番号

 

ONS-XC-10G-61.4

192.0

1561.4191

40

DWDM-XFP-60.61=

ONS-XC-10G-60.6

192.1

1560.6062

39

DWDM-XFP-59.79=

ONS-XC-10G-59.7

192.2

1559.7943

38

DWDM-XFP-58.98=

ONS-XC-10G-58.9

192.3

1558.9831

37

DWDM-XFP-58.17=

ONS-XC-10G-58.1

192.4

1558.1729

36

 

ONS-XC-10G-57.3

192.5

1557.3634

35

DWDM-XFP-56.55=

ONS-XC-10G-56.5

192.6

1556.5548

34

DWDM-XFP-55.75=

ONS-XC-10G-55.7

192.7

1555.7471

33

DWDM-XFP-54.94=

ONS-XC-10G-54.9

192.8

1554.9401

32

DWDM-XFP-54.13=

ONS-XC-10G-54.1

192.9

1554.1340

31

 

ONS-XC-10G-53.3

193.0

1553.3288

30

DWDM-XFP-52.52=

ONS-XC-10G-52.5

193.1

1552.5244

29

DWDM-XFP-51.72=

ONS-XC-10G-51.7

193.2

1551.7280

28

DWDM-XFP-50.92=

ONS-XC-10G-50.9

193.3

1550.9180

27

DWDM-XFP-50.12=

ONS-XC-10G-50.1

193.4

1550.1116

26

 

ONS-XC-10G-49.3

193.5

1549.3150

25

DWDM-XFP-48.51=

ONS-XC-10G-48.5

193.6

1548.5148

24

DWDM-XFP-47.72=

ONS-XC-10G-47.7

193.7

1547.7153

23

DWDM-XFP-46.92=

ONS-XC-10G-46.9

193.8

1546.9167

22

DWDM-XFP-46.12=

ONS-XC-10G-46.1

193.9

1546.1189

21

 

ONS-XC-10G-45.3

194.0

1545.3219

20

DWDM-XFP-44.53=

ONS-XC-10G-44.5

194.1

1544.5258

19

DWDM-XFP-43.73=

ONS-XC-10G-43.7

194.2

1543.7305

18

DWDM-XFP-42.94=

ONS-XC-10G-42.9

194.3

1542.9360

17

DWDM-XFP-42.14=

ONS-XC-10G-42.1

194.4

1542.1423

16

 

ONS-XC-10G-41.3

194.5

1541.3494

15

DWDM-XFP-40.56=

ONS-XC-10G-40.5

194.6

1540.5573

14

DWDM-XFP-39.77=

ONS-XC-10G-39.7

194.7

1539.7661

13

DWDM-XFP-38.98=

ONS-XC-10G-38.9

194.8

1538.9757

12

DWDM-XFP-38.19=

ONS-XC-10G-38.1

194.9

1538.1860

11

 

ONS-XC-10G-37.4

195.0

1537.3972

10

DWDM-XFP-36.61=

ONS-XC-10G-36.6

195.1

1536.6092

9

DWDM-XFP-35.82=

ONS-XC-10G-35.8

195.2

1535.8220

8

DWDM-XFP-35.04=

ONS-XC-10G-35.0

195.3

1535.0356

7

DWDM-XFP-34.25=

ONS-XC-10G-34.2

195.4

1534.2500

6

 

ONS-XC-10G-33.4

195.5

1533.4653

5

DWDM-XFP-32.68=

ONS-XC-10G-32.6

195.6

1532.6813

4

DWDM-XFP-31.90=

ONS-XC-10G-31.9

195.7

1531.8981

3

DWDM-XFP-31.12=

ONS-XC-10G-31.1

195.8

1531.1157

2

DWDM-XFP-30.33=

ONS-XC-10G-30.3

195.9

1530.3341

1

8.17.2 SFP および XFP の説明

SFP および XFP は、統合された光ファイバ トランシーバで、ポートまたはスロットからネットワークへの高速シリアル リンクを提供します。SFP モジュールでは、さまざまなラッチ メカニズムを使用できます。ラッチ タイプとモデル タイプ(SX、LX/LH など)、またはラッチ タイプとテクノロジー タイプ(ギガビット イーサネットなど)との間に、相互関係はありません。テクノロジー タイプおよびモデルについては、SFP または XFP のラベルを参照してください。

SFP では、次の図に示す複数のラッチを使用します。1 つめのラッチ タイプは、マイラー タブです(図8-31)。

図8-31 マイラー タブ SFP

 

2 番めのラッチ タイプは、アクチュエータ/ボタンです(図8-32)。

図8-32 アクチュエータ/ボタン SFP

 

3 番めのラッチ タイプは、ベイル クラスプです(図8-33)。

図8-33 ベイル クラスプ SFP

 

SFP の寸法は次のとおりです。

高さ 0.03 インチ(8.5 mm)

幅 0.53 インチ(13.4 mm)

奥行 2.22 インチ(56.5 mm)

SFP の温度範囲は次のとおりです。

COM ― 商用動作温度範囲:23~158°F(-5~70°C)

EXT ― 拡張動作温度範囲:23~185°F(-5~85°C)

IND ― 工業動作温度範囲:-40~185°F(-40~85°C)

XFP では、ベイル クラスプ ラッチ メカニズムを使用します。図8-34 にラッチ解除された状態を、図8-35 にラッチされた状態を、それぞれ示します。テクノロジー タイプおよびモデルについては、XFP のラベルを参照してください。

図8-34 ベイル クラスプ XFP(ラッチ解除された状態)

 

図8-35 ベイル クラスプ XFP(ラッチされた状態)

 

PXFP の寸法は次のとおりです。

高さ 0.03 インチ(8.5 mm)

幅 0.72 インチ(18.3 mm)

奥行 3.1 インチ(78 mm)

XFP の温度範囲は次のとおりです。

COM ― 商用動作温度範囲:23~158°F(-5~70°C)

EXT ― 拡張動作温度範囲:23~185°F(-5~85°C)

IND ― 工業動作温度範囲:-40~185°F(-40~85°C)