Cisco ONS 15454 DWDM リファレンス マニュアル Release 8.5
マルチプレクサ カードとデマルチプレ クサ カード
マルチプレクサ カードとデマルチプレクサ カード
発行日;2012/01/12 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 16MB) | フィードバック

目次

マルチプレクサ カードとデマルチプレクサ カード

マルチプレクサ カードとデマルチプレクサ カード

この章では、Cisco ONS 15454 Dense Wavelength Division Multiplexing(DWDM)ネットワークで使用されるレガシー マルチプレクサ カードおよびレガシー デマルチプレクサ カードについて説明します。カードの装着と起動の手順については、『 Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide 』を参照してください。カードの安全保護と準拠については、『 Cisco Optical Transport Products Safety and Compliance Information 』を参照してください。


) 特に指定のないかぎり、[ONS 15454] は ANSI と ETSI の両方のシェルフ アセンブリを意味します。


この章では、次の内容について説明します。

「カードの概要」

「セーフティ ラベル」

「32MUX-O カード」

「32DMX-O カード」

「4MD-xx.x カード」


) 32DMX、32DMX-L、40-DMX-C、40-DMX-CE、40-MUX-C、40-WSS-C、40-WSS-CE、および 40-WXC-C カードの説明については、第7章「ROADM カード」を参照してください。


5.1 カードの概要

ここでは、レガシー マルチプレクサおよびレガシー デマルチプレクサ カードの概要、互換性、インターフェイス クラス、およびチャネル割り当て計画の情報について説明します。


) 各カードには、ONS 15454 シェルフ アセンブリのスロットに対応する記号が記載されています。同じ記号が表示されているスロットに、カードを装着します。スロットと記号のリストについては、「カード スロットの要件」 を参照してください。


5.1.1 カードの概要

表5-1 に、32MUX-O、32DMX-O、および 4MD-xx.x カードの機能一覧および概要を示します。

 

表5-1 マルチプレクサ カードとデマルチプレクサ カード

カード
ポートの説明
詳細情報の参照先
32MUX-O

32MUX-O には、前面プレートに 5 セットのポートがあります。このカードは、スロット 1 ~ 5 および 12 ~ 16 で動作します。

「32MUX-O カード」を参照してください。

32DMX-O

32DMX-O には、前面プレートに 5 セットのポートがあります。このカードは、スロット 1 ~ 5 および 12 ~ 16 で動作します。

「32DMX-O カード」

4MD-xx.x

4MD-xx.x カードには、前面プレートに 5 セットのポートがあります。このカードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。

「4MD-xx.x カード」を参照してください。

5.1.2 カードの互換性

表5-2 に、各カードに関する CTC ソフトウェアの互換性一覧を示します。

 

表5-2 レガシー マルチプレクサおよびレガシー デマルチプレクサ カードのソフトウェア リリースの互換性

カード名
R4.5
R4.6
R4.7
R5.0
R6.0
R7.0
R7.2
R8.0
R8.5

32MUX-O

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

32DMX-O

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

4MD-xx.x

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

5.1.3 インターフェイス クラス

32MUX-O、32DMX-O、および 4MD-xx.x カードは、入力信号の発生元のインターフェイス カードに応じて入力および出力の光チャネル信号が異なります。入力インターフェイス カードは、 表5-3 に示すクラスに分類されています。以降の表には、各インターフェイス クラスの光パフォーマンスと出力電力の値を示します。

 

表5-3 入力電力クラスに割り当てられた ONS 15454 カード インターフェイス

入力電力クラス
カード

A

Forward Error Correction(FEC; 前方エラー訂正)をイネーブルにした 10 Gbps マルチレート トランスポンダ カード(TXP_MR_10G、TXP_MR_10E、
TXP_MR_10E_C、TXP_MR_10E_L)、および FEC をイネーブルにした 10 Gbps マックスポンダ カード(MXP_2.5G_10G、MXP_2.5G_10E、MXP_MR_10DME_C、MXP_MR_10DME_L、MXP_2.5G_10E_C、MXP_2.5G_10E_L)

B

FEC を使用しない 10 Gbps マルチレート トランスポンダ カード
(TXP_MR_10G)、FEC をディセーブルにした 10 Gbps マックスポンダ カード(MXP_2.5G_10G、MXP_MR_10DME_C、MXP_MR_10DME_L)、および FEC をディセーブルにした ADM-10G カード

C

FEC を使用しない OC-192 LR ITU カード(TXP_MR_10E、TXP_MR_10E_C、TXP_MR_10E_L)

D

FEC をイネーブルにした、保護および非保護の 2.5 Gbps マルチレート トランスポンダ カード(TXP_MR_2.5G)

E

OC-48 100 GHz DWDM マックスポンダ カード(MXP_MR_2.5G)および FEC をディセーブルにし、Retime, Reshape and Regenerate(3R; 時間再調整、再整形、および再生)モードをイネーブルにした、保護または非保護の 2.5 Gbps マルチレート トランスポンダ カード(TXP_MR_2.5G)

F

Regenerate and Reshape(2R)モードでの保護または非保護の 2.5 Gbps マルチレート トランスポンダ カード(TXP_MR_2.5G)

G

OC-48 ELR 100 GHz カード

H

2/4 ポート GbE トランスポンダ(GBIC WDM 100 GHz)

I

拡張 FEC(E-FEC)付き TXP_MR_10E、TXP_MR_10E_C、および TXP_MR_10E_L カードと、E-FEC をイネーブルにした MXP_2.5G_10E、MXP_2.5G_10E_C、MXP_2.5G_10E_L、MXP_MR_10DME_C、および MXP_MR_10DME_L カード

表5-4 に、マルチプレクサおよびデマルチプレクサ カードに入力信号を供給する 10 Gbps カードの光パフォーマンス パラメータを示します。

 

表5-4 10 Gbps インターフェイスの光パフォーマンス

パラメータ
クラス A
クラス B
クラス C
クラス I
タイプ
電力による
制約
OSNR 1 による制約
電力による
制約
OSNR による制約
OSNR による制約
電力による
制約
OSNR による制約

最大ビット レート

10 Gbps

10 Gbps

10 Gbps

10 Gbps

再生

3R

3R

3R

3R

FEC

あり

なし

なし

あり(E-FEC)

しきい値

最適化

平均

平均

最適化

最大 BER 2

10 -15

10 -12

10 -12

10 -15

OSNR 1 感度

23 dB

9 dB

23 dB

19 dB

19 dB

20 dB

8 dB

電力感度

-24 dBm

-18 dBm

-21 dBm

-20 dBm

-22 dBm

-26 dBm

-18 dBm

電力過負荷

-8 dBm

-8 dBm

-9 dBm

-8 dBm

伝送パワー範囲 3

10 Gbps マルチレート トランスポンダ/10 Gbps FEC
トランスポンダ(TXP_MR_10G)

+2.5 ~ 3.5 dBm

+2.5 ~ 3.5 dBm

--

--

OC-192 LR ITU

--

--

+3.0 ~ 6.0 dBm

--

10 Gbps マルチレート トランスポンダ/10 Gbps FEC
トランスポンダ(TXP_MR_10E)

+3.0 ~ 6.0 dBm

+3.0 ~ 6.0 dBm

--

+3.0 ~ 6.0 dBm

分散補償許容

+/-800 ps/nm

+/-1,000 ps/nm

+/-1,000 ps/nm

+/-800 ps/nm

1.OSNR = Optical Signal-to-Noise Ratio(光信号対雑音比)

2.BER = Bit Error Rate(ビット エラー レート)

3.これらの値からパッチコードとコネクタ損失の値を引いた値は、OADM カードの入力電力値でもあります。

表5-5 に、マルチプレクサおよびデマルチプレクサ カードに入力信号を供給する 2.5 Gbps カードの光インターフェイス パフォーマンス パラメータを示します。

 

表5-5 2.5 Gbps インターフェイスの光パフォーマンス

パラメータ
クラス D
クラス E
クラス F
クラス G
クラス H
クラス J
タイプ
電力による
制約
OSNR による制約
電力による
制約
OSNR による制約
OSNR による制約
電力による
制約
OSNR による制約
電力による
制約
OSNR による制約
電力による
制約

最大ビット レート

2.5 Gbps

2.5 Gbps

2.5 Gbps

2.5 Gbps

1.25 Gbps

2.5 Gbps

再生

3R

3R

2R

3R

3R

3R

FEC

あり

なし

なし

なし

なし

なし

しきい値

平均

平均

平均

平均

平均

平均

最大 BER

10 -15

10 -12

10 -12

10 -12

10 -12

10 -12

OSNR 感度

14 dB

6 dB

14 dB

10 dB

15 dB

14 dB

11 dB

13 dB

8 dB

12 dB

電力感度

-31 dBm

-25 dBm

-30 dBm

-23 dBm

-24 dBm

-27 dBm

-33 dBm

-28 dBm

-18 dBm

-26 dBm

電力過負荷

-9 dBm

-9 dBm

-9 dBm

-9 dBm

-7 dBm

-17 dBm

伝送パワー範囲 4

TXP_MR_2.5G

-1.0 ~ 1.0 dBm

-1.0 ~ 1.0 dBm

-1.0~1.0 dBm

-2.0 ~ 0 dBm

 

 

TXPP_MR_2.5G

-4.5 ~ -2.5 dBm

-4.5 ~ -2.5 dBm

-4.5~-2.5 dBm

MXP_MR_2.5G

--

+2.0 ~ +4.0 dBm

--

MXPP_MR_2.5G

--

-1.5 ~ +0.5 dBm

--

2/4 ポート GbE
トランスポンダ(GBIC WDM 100 GHz)

 

 

 

 

 

 

 

+2.5 ~ 3.5 dBm

--

分散補償許容

-1200~+5400 ps/nm

-1200~+5400 ps/nm

-1200~+3300
ps/nm

-1200~+3300 ps/nm

-1000~+3600 ps/nm

-1000~+3200
ps/nm

4.これらの値からパッチコードとコネクタ損失の値を引いた値は、OADM カードの入力電力値でもあります。

5.1.4 チャネル割り当て計画

ONS 15454 DWDM マルチプレクサおよびデマルチプレクサ カードは、C 帯域および L 帯域の特定のチャネルで使用するように設計されています。これらのカードのチャネルはほとんどの場合、1 ~ 32 や 1 ~ 40 のように番号がついているか、偶数、奇数で区別されています。クライアントのインターフェイスは、これらのチャネル割り当てに準拠して ONS 15454 システムと互換性を持つ必要があります。

表5-6 に、C 帯域の DWDM チャネルに割り当てられたチャネル ID および波長を示します。


) カードが 1 つの帯域(C 帯域または L 帯域)のみを使用し、帯域に一覧表示されているチャネルの一部またはすべてのチャネルを使用する場合があります。また、カードの中には 100 GHz ITU グリッド上のチャネルを使用しているものや、50 GHz ITU グリッド上のチャネルを使用しているものもあります。詳細については、特定のカードの説明または付録 A「ハードウェア仕様」を参照してください。


 

表5-6 DWDM チャネル割り当て計画(C 帯域)

チャネル番号
周波数(THz)
波長(nm)
チャネル番号
周波数(THz)
波長(nm)

1

196.00

1529.55

42

193.95

1545.72

2

195.95

1529.94

43

193.90

1546.119

3

195.90

1530.334

44

193.85

1546.518

4

195.85

1530.725

45

193.80

1546.917

5

195.80

1531.116

46

193.75

1547.316

6

195.75

1531.507

47

193.70

1547.715

7

195.70

1531.898

48

193.65

1548.115

8

195.65

1532.290

49

193.60

1548.515

9

195.60

1532.681

50

193.55

1548.915

10

195.55

1533.073

51

193.50

1549.32

11

195.50

1533.47

52

193.45

1549.71

12

195.45

1533.86

53

193.40

1550.116

13

195.40

1534.250

54

193.35

1550.517

14

195.35

1534.643

55

193.30

1550.918

15

195.30

1535.036

56

193.25

1551.319

16

195.25

1535.429

57

193.20

1551.721

17

195.20

1535.822

58

193.15

1552.122

18

195.15

1536.216

59

193.10

1552.524

19

195.10

1536.609

60

193.05

1552.926

20

195.05

1537.003

61

193.00

1553.33

21

195.00

1537.40

62

192.95

1553.73

22

194.95

1537.79

63

192.90

1554.134

23

194.90

1538.186

64

192.85

1554.537

24

194.85

1538.581

65

192.80

1554.940

25

194.80

1538.976

66

192.75

1555.343

26

194.75

1539.371

67

192.70

1555.747

27

194.70

1539.766

68

192.65

1556.151

28

194.65

1540.162

69

192.60

1556.555

29

194.60

1540.557

70

192.55

1556.959

30

194.55

1540.953

71

192.50

1557.36

31

194.50

1541.35

72

192.45

1557.77

32

194.45

1541.75

73

192.40

1558.173

33

194.40

1542.142

74

192.35

1558.578

34

194.35

1542.539

75

192.30

1558.983

35

194.30

1542.936

76

192.25

1559.389

36

194.25

1543.333

77

192.20

1559.794

37

194.20

1543.730

78

192.15

1560.200

38

194.15

1544.128

79

192.10

1560.606

39

194.10

1544.526

80

192.05

1561.013

40

194.05

1544.924

81

192.00

1561.42

41

194.00

1545.32

82

191.95

1561.83

表5-7 に、L 帯域チャネルに割り当てられたチャネル ID および波長を示します。

 

表5-7 DWDM チャネル割り当て計画(L 帯域)

チャネル番号
周波数(THz)
波長(nm)
チャネル番号
周波数(THz)
波長(nm)

1

190.85

1570.83

41

188.85

1587.46

2

190.8

1571.24

42

188.8

1587.88

3

190.75

1571.65

43

188.75

1588.30

4

190.7

1572.06

44

188.7

1588.73

5

190.65

1572.48

45

188.65

1589.15

6

190.6

1572.89

46

188.6

1589.57

7

190.55

1573.30

47

188.55

1589.99

8

190.5

1573.71

48

188.5

1590.41

9

190.45

1574.13

49

188.45

1590.83

10

190.4

1574.54

50

188.4

1591.26

11

190.35

1574.95

51

188.35

1591.68

12

190.3

1575.37

52

188.3

1592.10

13

190.25

1575.78

53

188.25

1592.52

14

190.2

1576.20

54

188.2

1592.95

15

190.15

1576.61

55

188.15

1593.37

16

190.1

1577.03

56

188.1

1593.79

17

190.05

1577.44

57

188.05

1594.22

18

190

1577.86

58

188

1594.64

19

189.95

1578.27

59

187.95

1595.06

20

189.9

1578.69

60

187.9

1595.49

21

189.85

1579.10

61

187.85

1595.91

22

189.8

1579.52

62

187.8

1596.34

23

189.75

1579.93

63

187.75

1596.76

24

189.7

1580.35

64

187.7

1597.19

25

189.65

1580.77

65

187.65

1597.62

26

189.6

1581.18

66

187.6

1598.04

27

189.55

1581.60

67

187.55

1598.47

28

189.5

1582.02

68

187.5

1598.89

29

189.45

1582.44

69

187.45

1599.32

30

189.4

1582.85

70

187.4

1599.75

31

189.35

1583.27

71

187.35

1600.17

32

189.3

1583.69

72

187.3

1600.60

33

189.25

1584.11

73

187.25

1601.03

34

189.2

1584.53

74

187.2

1601.46

35

189.15

1584.95

75

187.15

1601.88

36

189.1

1585.36

76

187.1

1602.31

37

189.05

1585.78

77

187.05

1602.74

38

189

1586.20

78

187

1603.17

39

188.95

1586.62

79

186.95

1603.60

40

188.9

1587.04

80

186.9

1604.03

5.2 セーフティ ラベル

ここでは、いくつかのカードに添付されているセーフティ ラベルの重要性について説明します。カードの前面プレートには、各カードのレーザー光線のレベルに関する警告が表示されています。ユーザは、あらかじめすべての警告ラベルの内容を理解している必要があります。

5.2.1 クラス 1 レーザー製品ラベル

32MUX-O カードにはクラス 1 レーザーが搭載されています。このカードに表示されているラベルは、以下の内容について記述しています。

5.2.1.1 クラス 1 レーザー製品ラベル

クラス 1 レーザー製品ラベルは、図5-1 のとおりです。

図5-1 クラス 1 レーザー製品ラベル

 

クラス 1 レーザーは、放射照度が Maximum Permissible Exposure(MPE; 最大許容露光量)を超えていない製品です。したがって、クラス 1 レーザー製品では、出力パワーが眼に損傷を与えるとされるレベルを下回っています。クラス 1 レーザーの光線にさらされても、眼が損傷することはないので、安全と考えられています。ただし、クラス 1 レーザー製品の中には、より高いクラスのレーザー システムが含まれている可能性がありますが、特殊なことをしなければ光線に触れることがないようにするための適切な技術的調整基準があります。より高いクラスのレーザー システムを含むクラス 1 レーザー製品を解体する場合は、危険なレーザー光線にさらされる危険性があります。

5.2.1.2 危険レベル 1 ラベル

図5-2 に危険度 1 ラベルを示します。

図5-2 危険度ラベル

 

このラベルでは、ユーザが IEC60825-1 Ed.1.2 に従って算出されたクラス 1 限度のレーザー光線にさらされる危険性があることを警告しています。

5.2.1.3 レーザー ソース コネクタ ラベル

図5-3 にレーザー ソース コネクタのラベルを示します。

図5-3 レーザー ソース コネクタ ラベル

 

このラベルは、ラベルが貼られている場所の光コネクタにレーザー ソースが存在することを示しています。

5.2.1.4 FDA 準拠ラベル

図5-4 に FDA 準拠ラベルを示します。

図5-4 FDA 準拠ラベル

 

このラベルは、FDA 規格に対する準拠を示しており、危険度の分類が IEC60825-1 Am.2 または Ed.1.2 に従っていることを示します。

5.2.1.5 感電危険性ラベル

図5-5 に感電の危険性を示すラベルを示します。

図5-5 感電危険性ラベル

 

このラベルは、カードの扱いによって感電する危険性を警告しています。感電事故の可能性があるのは、メンテナンス時に隣接カードを取り外す際に、カード上にある電気回路の露出部分に触れた場合です。

5.2.2 クラス 1M レーザー製品カード

32DMX-O および 4MD-xx.x カードにはクラス 1M レーザーが搭載されています。これらのカードに表示されているラベルは、以下の内容について記述しています。

5.2.2.1 クラス 1M レーザー製品ラベル

図5-6 にクラス 1M レーザー製品ラベルを示します。

図5-6 クラス 1M レーザー製品ラベル

 

クラス 1M レーザーは、広く拡散する光線や直径の大きな光線を生成する製品です。したがって、レーザー光線の一部を見ただけで眼に入る可能性があります。ただし、これらのレーザー製品が危険なのは、拡大光学機器を使用して光線を見た場合です。

5.2.2.2 危険度ラベル 1M ラベル

図5-7 に危険度 1M ラベルを示します。

図5-7 危険度ラベル

 

このラベルでは、ユーザが IEC60825-1 Ed.1.2 に従って算出されたクラス 1 限度のレーザー光線にさらされる危険性があることを警告しています。

5.2.2.3 レーザー ソース コネクタ ラベル

図5-8 にレーザー ソース コネクタのラベルを示します。

図5-8 レーザー ソース コネクタ ラベル

 

このラベルは、ラベルが貼られている場所の光コネクタにレーザー ソースが存在することを示しています。

5.2.2.4 FDA 準拠ラベル

図5-9 に FDA 準拠ラベルを示します。

図5-9 FDA 準拠ラベル

 

このラベルは、FDA 規格に対する準拠を示しており、危険度の分類が IEC60825-1 Am.2 または Ed.1.2 に従っていることを示します。

5.2.2.5 感電危険性ラベル

図5-10 に感電の危険性を示すラベルを示します。

図5-10 感電危険性ラベル

 

このラベルは、カードの扱いによって感電する危険性を警告しています。感電事故の可能性があるのは、メンテナンス時に隣接カードを取り外す際に、カード上にある電気回路の露出部分に触れた場合です。

5.3 32MUX-O カード


) ハードウェア仕様については、「32MUX-O カードの仕様」を参照してください。


32 チャネル マルチプレクサ(32MUX-O)カードは、チャネル計画で示された 32 の 100 GHz 間隔のチャネルを多重化します。32MUX-O カードは ONS 15454 の 2 スロットを占有し、スロット 1~5 および 12~16 に装着できます。

32MUX-O の機能は次のとおりです。

チャネルの完全多重化機能を可能にする Arrayed Waveguide Grating(AWG)装置

各シングルチャネル ポートに VOA を装備。これにより多重化を行う前に自動光パワー調整を行います。電源障害時には、VOA が安全のために最大減衰に設定されます。手動による VOA の設定も可能です。

各シングルチャネル ポートはフォトダイオードを使用してモニタリングされ、自動電源調整が行われます。

分配比 1:99 の追加の光モニタリング ポートが利用可能です。

図5-11 に、32MUX-O の前面プレートを示します。

図5-11 32MUX-O の前面プレート

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1 レーザー製品ラベル」を参照してください。

図5-12 に、32MUX-O カードのブロック図を示します。

図5-12 32MUX-O のブロック図

 

32MUX-O カードの前面パネルには、クライアント入力インターフェイス用 Multifiber Push-On(MPO)ケーブルを受け入れる 4 つの受信コネクタがあります。MPO ケーブルは、8 つのケーブルに分かれます。また 32MUX-O カードには、LC-PC-II 光コネクタが 2 つあり、1 つが主出力用、もう 1 つがモニタ ポート用です。

図5-13 に、32MUX-O 光モジュールの機能ブロック図を示します。

図5-13 32MUX-O 光モジュールの機能ブロック図

 

5.3.1 チャネル計画

32MUX-O は、通常、ハブ ノードで使用し、回線での増幅および伝送の前に、100 GHz 間隔の 32 のチャネルを 1 本のファイバに多重化します。 表5-8 に、チャネル計画を示します。

 

表5-8 32MUX-O のチャネル計画

チャネル番号 5
チャネル ID
周波数(GHz)
波長(nm)

1

30.3

195.9

1530.33

2

31.2

195.8

1531.12

3

31.9

195.7

1531.90

4

32.6

195.6

1532.68

5

34.2

195.4

1534.25

6

35.0

195.3

1535.04

7

35.8

195.2

1535.82

8

36.6

195.1

1536.61

9

38.1

194.9

1538.19

10

38.9

194.8

1538.98

11

39.7

194.7

1539.77

12

40.5

194.6

1540.56

13

42.1

194.4

1542.14

14

42.9

194.3

1542.94

15

43.7

194.2

1543.73

16

44.5

194.1

1544.53

17

46.1

193.9

1546.12

18

46.9

193.8

1546.92

19

47.7

193.7

1547.72

20

48.5

193.6

1548.51

21

50.1

193.4

1550.12

22

50.9

193.3

1550.92

23

51.7

193.2

1551.72

24

52.5

193.1

1552.52

25

54.1

192.9

1554.13

26

54.9

192.8

1554.94

27

55.7

192.7

1555.75

28

56.5

192.6

1556.55

29

58.1

192.4

1558.17

30

58.9

192.3

1558.98

31

59.7

192.2

1559.79

32

60.6

192.1

1560.61

5.チャネル番号のカラムは単なる参照用です。チャネル ID は ONS 15454 と一貫性を持ち、カード ID としても使用されます。

5.3.2 電力モニタリング

物理フォトダイオード P1~P32 は、32MUX-O カードの電力をモニタリングします。 表5-9 に示すように、返された電力レベル値は、ポートに対して較正されます。

 

表5-9 32MUX-O ポートの較正

フォトダイオード
CTC タイプ名
較正されるポート

P1 ~ P32

ADD

COM TX

5.3.3 32MUX-O カードレベルのインジケータ

32MUX-O カードには、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表5-10 参照)。

 

表5-10 32MUX-O カードレベルのインジケータ

カードレベルの
インジケータ
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、または内部にハードウェア障害があることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

グリーンの ACT LED

グリーンの ACT LED は、32MUX-O カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートで信号障害があることを示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用の光ファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。光ファイバが正しく接続されると、ランプは消えます。

5.3.4 32MUX-O ポートレベルのインジケータ

カードのポートのステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認できます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。32MUX-O カードには、前面プレートに 5 セットのポートがあります。

COM TX は回線出力ポートです。COM MON は光モニタリング ポートです。xx.x ~ yy.y の RX ポートは、チャネル計画に応じた波長 xx.x から yy.y までの範囲の 8 チャネルの 4 グループを表します。

5.4 32DMX-O カード


) ハードウェア仕様については、「32DMX-O カードの仕様」を参照してください。


32 チャネル デマルチプレクサ(32DMX-O)カードは、チャネル計画で示された 32 の 100 GHz 間隔のチャネルを逆多重化します。32DMX-O は ONS 15454 の 2 スロットを占有し、スロット 1 ~ 5 および 12 ~ 16 に装着できます。

32DMX-O の機能は次のとおりです。

チャネルの逆多重化を可能にする AWG

各シングルチャネル ポートに VOA を装備。これにより逆多重化を行ったあとに自動光パワー調整を行います。電源障害時には、VOA が安全のために最大減衰に設定されます。手動による VOA の設定も可能です。

32 DXM-O カードの前面パネルに、クライアント入力インターフェイス用 MPO ケーブルを受け入れる 4 つの物理受信コネクタを装備。MPO ケーブルは、8 つのケーブルに分かれます。


) これに対して、シングルスロット 32DMX カードの各ドロップ ポートには、光パワー調整のための VOA がありません。32DMX 光デマルチプレクサ モジュールは、ONS 15454 の Multiservice Transport Platform(MSTP)ノードで、32WSS カードと組み合わせて使用します。


各シングルチャネル ポートはフォトダイオードを使用してモニタリングされ、自動電源調整が行われます。

図5-14 に、32DMX-O の前面プレートを示します。

図5-14 32DMX-O の前面プレート

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品カード」を参照してください。

図5-15 に、32DMX-O カードのブロック図を示します。

図5-15 32DMX-O のブロック図

 

図5-16 に、32DMX-O 光モジュールの機能ブロック図を示します。

図5-16 32DMX-O 光モジュールの機能ブロック図

 

5.4.1 電力モニタリング

物理フォトダイオード P1~P33 は、32DMX-O カードの電力をモニタリングします。 表5-11 に示すように、返された電力レベル値は、ポートに対して較正されます。

 

表5-11 32DMX-O ポートの較正

フォトダイオード
CTC タイプ名
較正されるポート

P1 ~ P32

DROP

DROP TX

P33

INPUT COM

COM RX

5.4.2 32DMX-O カードレベルのインジケータ

32DMX-O カードには、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表5-12 参照)。

 

表5-12 32DMX-O カードレベルのインジケータ

カードレベルの
インジケータ
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、または内部にハードウェア障害があることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

グリーンの ACT LED

グリーンの ACT LED は、32DMX-O カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートで信号障害があることを示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用の光ファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。光ファイバが正しく接続されると、ランプは消えます。

5.4.3 32DMX-O ポートレベルのインジケータ

カードのポートのステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認できます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。32DMX-O カードには、前面プレートに 5 セットのポートがあります。MON は出力モニタ ポートです。COM RX は回線入力ポートです。xx.x ~ yy.y の TX ポートは、チャネル計画に応じて波長 xx.x から yy.y までの範囲の 8 チャネルの 4 グループを表します。

5.5 4MD-xx.x カード


) ハードウェア仕様については、「4MD-xx.x カードの仕様」を参照してください。


4 チャネル マルチプレクサ/デマルチプレクサ(4MD-xx.x)カードは、チャネル計画で示された 4 つの 100 GHz 間隔のチャネルを多重化および逆多重化します。4MD-xx.x カードは帯域 OADM(AD-1B-xx.x と AD-4B-xx.x の両方)とともに使用するように設計されています。

このカードは双方向です。デマルチプレクサ機能およびマルチプレクサ機能が、1 枚のカードの 2 つのセクションに別々に実装されています。これによって、逆方向に流れる信号を 1 枚のカードで管理できます。

このカードには、8 つのバージョンがあり、これは表5-13 に示す 8 つのサブ帯域に対応しています。4MD-xx.x は、スロット 1~6 および 12~17 に装着できます。

4MD-xx.x は、プラグイン光モジュール内に次の機能が実装されています。

干渉フィルタのパッシブ カスケード。チャネル多重化/逆多重化機能を実行します。

各多重化セクションのすべてのポートでのソフトウェア制御 VOA。多重化された各チャネルの光パワーを調整します。

マルチプレクサおよびデマルチプレクサの入出力ポートのフォトダイオード。電力制御と安全性のためソフトウェアでモニタリングされます。

共通 DWDM 入出力ポートでのソフトウェア モニタリング仮想フォトダイオード。仮想フォトダイオードは、当該ポートでの光パワーを計算するファームウェアです。この計算は、シングル チャネル フォトダイオードの読み取り値と、対応するパスの挿入損失に基づいて行われます。

図5-17 に、4MD-xx.x の前面プレートを示します。

図5-17 4MD-xx.x の前面プレート

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品カード」を参照してください。

図5-18 に、4MD-xx.x カードのブロック図を示します。

図5-18 4MD-xx.x ブロック図

 

図5-19 に、4MD-xx.x 光モジュールの機能ブロック図を示します。

図5-19 4MD-xx.x 光モジュールの機能ブロック図

 

図5-19 の光モジュールは光学的にパッシブであり、チャネルの多重化および逆多重化機能を実行する干渉フィルタ カスケードで構成されています。

多重化セクションのすべての入力パスには、多重化された各チャネルの光パワーを調整するために VOA があります。一部の光入出力ポートは、電力制御と安全の両目的で実装されたフォトダイオードによってモニタリングされます。内部制御によって、VOA 設定と機能、フォトダイオード検出、およびアラームしきい値が管理されます。主入出力ポートの電力は、仮想フォトダイオードを使用してモニタリングされます。仮想フォトダイオードは、プラグイン モジュールのファームウェアに実装されています。このファームウェアは、ポートの電力を算出し、すべてのシングル チャネル ポートの測定値を合計(および適切なパス挿入損失を適用)して得られた値を、TCC2/TCC2P カードに渡します。

5.5.1 波長ペア

表5-13 に、4MD-xx.x カードの帯域 ID とアド/ドロップ チャネル ID を示します。

 

表5-13 4MD-xx.x チャネル セット

帯域 ID
アド/ドロップ チャネル ID

帯域 30.3(A)

30.3、31.2、31.9、32.6

帯域 34.2(B)

34.2、35.0、35.8、36.6

帯域 38.1(C)

38.1、38.9、39.7、40.5

帯域 42.1(D)

42.1、42.9、43.7、44.5

帯域 46.1(E)

46.1、46.9、47.7、48.5

帯域 50.1(F)

50.1、50.9、51.7、52.5

帯域 54.1(G)

54.1、54.9、55.7、56.5

帯域 58.1(H)

58.1、58.9、59.7、60.6

5.5.2 電力モニタリング

物理フォトダイオード P1~P8 および仮想フォトダイオード V1~V2 は、4MD-xx.x カードの電力をモニタリングします。 表5-14 に示すように、返された電力レベル値は、ポートに対して較正されます。

 

表5-14 4MD-xx.x ポートの較正

フォトダイオード
CTC タイプ名
較正されるポート

P1 ~ P4

ADD

COM TX

P5 ~ P8

DROP

DROP TX

V1

OUT COM

COM TX

V2

IN COM

COM RX

5.5.3 4MD-xx.x カードレベルのインジケータ

4MD-xx.x カードには、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表5-15 参照)。

 

表5-15 4MD-xx.x カードレベルのインジケータ

カードレベルの
インジケータ
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、または内部にハードウェア障害があることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

グリーンの ACT LED

グリーンの ACT LED は、4MD-xx.x カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートで信号障害があることを示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用の光ファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。光ファイバが正しく接続されると、ランプは消えます。

5.5.4 4MD-xx.x のポートレベルのインジケータ

カードのポートのステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認できます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。4MD-xx.x カードには、前面プレートに 5 セットのポートがあります。COM RX は回線入力ポートです。COM TX は回線出力ポートです。15xx.x TX ポートは逆多重化されたチャネルの出力 1~4 ポートを表します。15xx.x RX ポートは多重化されたチャネルの入力 1~4 ポートを表します。