Cisco ONS 15454 DWDM リファレンス マニュアル Release 7.0.1
カード リファレンス
カード リファレンス
発行日;2012/02/05 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 10MB) | フィードバック

目次

カード リファレンス

カード リファレンス

この章では、Cisco ONS 15454 Dense Wavelength Division Multiplexing(DWDM; 高密度波長分割多重)カードおよびクライアント カードの特徴と機能について説明します。また、これらのカードおよび光プラグイン モジュール(Small Form-Factor Pluggable [SFP])のサポートに必要な、一般的なコントロール カードについても説明します。カードの装着とターンアップの手順については、『 Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide 』を参照してください。カードの安全保護と準拠については、『 Cisco Optical Transport Products Safety and Compliance Information 』を参照してください。


) 特に指定のないかぎり、[ONS 15454]は ANSI と ETSI の両方のシェルフ アセンブリを意味します。


この章では、次の内容について説明します。

「カードの概要」

「セーフティ ラベル」

「共通コントロール カード」

「フロント マウント電気接続」

「OSC」

「光増幅器カード」

「マルチプレクサ カードとデマルチプレクサ カード」

「光アド/ドロップ マルチプレクサ カード」

「トランスポンダ カードおよびマックスポンダ カード」

「トランスポンダおよびマックスポンダの保護」

「遠端レーザー制御」

「ジッタに関する考慮事項」

「終端モード」

「SFP モジュールおよび XFP モジュール」

2.1 カードの概要

ここでは、この章で説明するカードを一覧にし、リファレンスで取り上げる光カードの機能、消費電力、および温度範囲について説明します。


) 各カードには、ONS 15454 シェルフ アセンブリのスロットに対応する記号が記載されています。同じ記号が表示されているスロットに、カードを装着します。スロットと記号のリストについては、「カード スロットの要件」を参照してください。


2.1.1 共通コントロール カード

DWDM カード、トランスポンダ カード、およびマックスポンダ カードの機能をサポートするには、次の共通コントロール カードが必要です。

Advanced Timing, Communications, and Control(TCC2)または Advanced Communications, and Control Plus(TCC2P)

AIC-I(オプション)

MS-ISC-100T(マルチシェルフ構成のみ)

2.1.2 フロント マウント電気接続(ETSI のみ)

DWDM カード、トランスポンダ カード、およびマックスポンダ カードの機能をサポートするには、次の Front Mount Electrical Connection(FMEC)カードが必要です。

MIC-A/P

MIC-C/T/P

2.1.3 DWDM カード

ONS 15454 DWDM カードは、次のカテゴリに分類されます。

光サービス チャネル カード ― これらのカードは、ONS 15454 DWDM ノードを接続し、クライアントのトラフィックに影響を及ぼさずに一般情報(Cisco Transport Controller [CTC]管理を含む)を伝送するチャネルを備えています。ONS 15454 光サービス チャネル カードには、Optical Service Channel Module(OSCM)と Optical Service Channel and Combiner/Separator Module(OSC-CSM)があります。

光増幅器カード ― これらのカードは、ハブ ノード、増幅 OADM ノード、回線増幅ノードなどの、増幅 DWDM ノードで使用します。光増幅器カードには、Optical Preamplifier(OPT-PRE)、Optical Booster(OPT-BST)、Optical Booster Enhanced(OPT-BST-E)、Optical Booster L-Band(OPT-BST-L)、および Optical Preamplifier L-Band(OPT-AMP-L)が含まれています。

Dispersion Compensation Unit(DCU; 分散補償ユニット) ― これらのカードは、光プリアンプ カードを DWDM ノードに装着する場合、ONS 15454 分散補償シェルフに取り付けます。各 DCU モジュールは、特定のファイバ長(最大 65 km[モジュールごと]の標準シングルモード 光ファイバ [SMF-28])を補償するように設計されています。また各 DCU はカスケードによって補償を 130 km まで延長することができます。

マルチプレクサおよびデマルチプレクサ カード ― これらのカードは、DWDM 光チャネルを多重化および逆多重化します。ONS 15454 のマルチプレクサおよびデマルチプレクサ カードには、32 チャネル マルチプレクサ(32MUX-O)、32 チャネル デマルチプレクサ(32DMX-O)、シングルスロットの 32 チャネル デマルチプレクサ(32DMX)、シングル スロットの 32 チャネル L バンド デマルチプレクサ(32DMX-L)、および 4 チャネル マルチプレクサ/デマルチプレクサ(4MD-xx.x)があります。

Optical Add/Drop Multiplexer(OADM; 光アド/ドロップ マルチプレクサ)カード ― このカードには、主に帯域 OADM とチャネル OADM カードの 2 種類があります。帯域 OADM カードは隣接するチャネルの 1 つの帯域または 4 つの帯域をアドおよびドロップします。4 帯域 OADM(AD-4B-xx.x)と 1 帯域 OADM(AD-1B-xx.x)があります。チャネル OADM カードは隣接する 1 つ、2 つまたは 4 つのチャネルをアドおよびドロップします。4 チャネル OADM(AD-4C-xx.x)、2 チャネル OADM(AD-2C-xx.x)、および 1 チャネル OADM(AD-1C-xx.x)があります。ここでは、Reconfigurable OADM(ROADM)機能を実装するのに使用する 32 チャネル波長選択スイッチ(32WSS および 32WSS-L)カードと、3R 再生不要でネットワークのあるセクションやリングから別のものへ指定した波長を光学的にバイパスするのに使用されるMesh/Multiring Upgrade(MMU; メッシュ/マルチリング アップグレード)カードについても説明します。

2.1.4 トランスポンダおよびマックスポンダ カード

ONS 15454 のトランスポンダ カードおよびマックスポンダ カードは、次の 2 つのグループに分けることができます。

10-Gbps Multirate Transponder-100-GHz Enhanced Tunable xx.xx-xx.xx(TXP_MR_10E)、10-Gbps Multirate Transponder-100-GHz C-Band Enhanced Tunable(TXP_MR_10E_C)、10-Gbps Multirate Transponder-100-GHz L-Band Enhanced Tunable(TXP_MR_10E_L)、2.5-Gbps-10-Gbps Muxponder-100 GHz Enhanced Tunable xx.xx-xx.xx(MXP_2.5G_10E)、2.5-Gbps-10-Gbps Muxponder-100 GHz C-Band Enhanced Tunable(MXP_2.5G_10E_C)、2.5-Gbps-10-Gbps Muxponder-100 GHz L-Band Enhanced Tunable(MXP_2.5G_10E_L)、10-Gbps Multirate Muxponder Enhanced 100-GHz C-Band Tunable(MXP_MR_10DME_C)、10-Gbps Multirate Muxponder Enhanced 100-GHz L-Band Tunable(MXP_MR_10DME_L)カードなど、光学的に完全に透過的なカード

10-Gbps Transponder-100-GHz-Tunable xx.xx-xx.xx(TXP_MR_10G)、2.5-Gbps Multirate Transponder-100-GHz-Tunable xx.xx-xx.xx(TXP_MR_2.5G)、2.5-Gbps Multirate Transponder-Protected-100-GHz-Tunable xx.xx-xx.xx(TXPP_MR_2.5G)、2.5-Gbps Multirate Muxponder-100-GHz-Tunable 15xx.xx-15yy.yy(MXP_MR_2.5G)、2.5-Gbps Multirate Muxponder-Protected-100 GHz-Tunable 15xx.xx-15yy.yy(MXPP_MR_2.5G)、2.5-Gbps-10-Gbps Muxponder-100 GHz-Tunable xx.xx-xx.xx(MXP_2.5G_10G)カードなどの、光学的に完全に透過的ではないカード。

2.1.5 カードの概要

表2-1 に、Cisco ONS 15454 DWDM カードおよびクライアント カードの一覧とそれぞれの機能の概要を示します。

 

表2-1 ONS 15454 の DWDM カードおよびクライアント カード

カード
ポートの説明
詳細情報の参照先
光サービス チャネル カード
OSCM

OSCM カードには、前面プレートに 1 セットの光ポートと 1 つのイーサネット ポートがあります。このカードは、スロット 8 および 10 で動作します。

「OSCM カード」を参照してください。

OSC-CSM

OSC-CSM カードには、前面プレートに 3 セットの光ポートと 1 つのイーサネット ポートがあります。このカードは、スロット 1~6 および 12~17 で動作します。

「OSC-CSM カード」を参照してください。

光増幅器カード
OPT-PRE

OPT-PRE 増幅器には、前面プレートに 5 つの光ポート(3 セット)があります。このカードは、スロット 1~6 および 12~17 で動作します。

「OPT-PRE 増幅器」を参照してください。

OPT-BST

OPT-BST 増幅器には、前面プレートに 4 セットの光ポートがあります。このカードは、スロット 1~6 および 12~17 で動作します。

「OPT-BST 増幅器カード」を参照してください。

OPT-BST-E

OPT-BST-E 増幅器には、前面プレートに 4 セットの光ポートがあります。このカードは、スロット 1~6 および 12~17 で動作します。

「OPT-BST-E 増幅器カード」を参照してください。

OPT-BST-L

OPT-BST-L L 帯域増幅器には、前面プレートに 4 セットの光ポートがあります。このカードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。

「OPT-BST-L 増幅器カード」を参照してください。

OPT-AMP-L

OPT-AMP-L L 帯域プリアンプには、前面プレートに 5 セットの光ポートがあります。このカードは、スロット 1~6 および 12 ~ 17 で動作する 2 スロット カードです。

「OPT-AMP-L カード」を参照してください。

マルチプレクサ カードとデマルチプレクサ カード
32MUX-O

32MUX-O には、前面プレートに 5 セットのポートがあります。このカードは、スロット 1~5 および 12~16 で動作します。

「32MUX-O カード」を参照してください。

32DMX-O

32DMX-O には、前面プレートに 5 セットのポートがあります。このカードは、スロット 1~5 および 12~16 で動作します。

「32DMX-O カード」を参照してください。

32DMX

32DMX には、前面プレートに 5 セットのポートがあります。このカードは、スロット 1~6 および 12~17 で動作します。

「32DMX カード」を参照してください。

32DMX-L

32DMX-L には、前面プレートに 5 セットのポートがあります。このカードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。

「32DMX-L カード」を参照してください。

4MD-xx.x

4MD-xx.x カードには、前面プレートに 5 セットのポートがあります。このカードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。

「4MD-xx.x カード」を参照してください。

光アド/ドロップ マルチプレクサ カード
AD-1C-xx.x

AD-1C-xx.x カードには、前面プレートに 3 セットのポートがあります。このカードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。

「AD-1C-xx.x カード」を参照してください。

AD-2C-xx.x

AD-2C-xx.x カードには、前面プレートに 4 セットのポートがあります。このカードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。

「AD-2C-xx.x カード」を参照してください。

AD-4C-xx.x

AD-4C-xx.x カードには、前面プレートに 6 セットのポートがあります。このカードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。

「AD-4C-xx.x カード」を参照してください。

AD-1B-xx.x

AD-1B-xx.x カードには、前面プレートに 3 セットのポートがあります。このカードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。

「AD-1B-xx.x カード」を参照してください。

AD-4B-xx.x

AD-4B-xx.x カードには、前面プレートに 6 セットのポートがあります。このカードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。

「AD-4B-xx.x カード」を参照してください。

32WSS

32WSS カードには、前面プレートに 7 セットのポートがあります。このカードは、スロット 1 ~ 5 および 12 ~ 16 で動作します。

「32WSS カード」を参照してください。

32WSS-L

32WSS-L カードには、前面プレートに 7 セットのポートがあります。このカードは、スロット 1 ~ 5 および 12 ~ 16 で動作します。

「32WSS-L カード」を参照してください。

MMU

MMU カードには、前面プレートに 6 セットのポートがあります。このカードは、スロット 1 ~ 6 と 12 ~ 17 で動作します。

「MMU カード」を参照してください。

トランスポンダおよびマックスポンダ カード
TXP_MR_10G

TXP_MR_10G カードには、前面プレートに 2 セットのポートがあります。

「TXP_MR_10G カード」を参照してください。

TXP_MR_10E

TXP_MR_10E カードには、前面プレートに 2 セットのポートがあります。

「TXP_MR_10E カード」を参照してください。

TXP_MR_10E_C
および TXP_MR_10E_L

TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カードには、前面プレートに 2 セットのポートがあります。

「TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カード」を参照してください。

TXP_MR_2.5G

TXP_MR_2.5G カードには、前面プレートに 2 セットのポートがあります。

「TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5Gカード」を参照してください。

TXPP_MR_2.5G

TXPP_MR_2.5G カードには、前面プレートに 3 セットのポートがあります。

「TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5Gカード」を参照してください。

MXP_2.5G_10G

MXP_2.5G_10G カードには、前面プレートに 9 セットのポートがあります。

「MXP_2.5G_10G カード」を参照してください。

MXP_2.5G_10E

MXP_2.5G_2.5G_10E カードには、前面プレートに 9 セットのポートがあります。

「MXP_2.5G_10E カード」を参照してください。

MXP_2.5G_10E_C
および
MXP_2.5G_10E_L

MXP_2.5G_10E_C および
MXP_2.5G_10E_C カードには、前面プレートに 9 セットのポートがあります。

「TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カード」を参照してください。

MXP_MR_2.5G

MXP_MR_2.5G カードには、前面プレートに 9 セットのポートがあります。

「MXP_MR_2.5G カードおよび MXPP_MR_2.5G カード」を参照してください。

MXPP_MR_2.5G

MXPP_MR_2.5G カードには、前面プレートに 10 セットのポートがあります。

「MXP_MR_2.5G カードおよび MXPP_MR_2.5G カード」を参照してください。

MXP_MR_10DME_C および MXP_MR_10DME_L

MXP_MR_10DME_C および
MXP_MR_10DME_L カードには、前面プレートに 8 セットのポートがあります。

「MXP_MR_10DME_C カードおよび MXP_MR_10DME_L カード」を参照してください。

2.1.6 カードの互換性

表2-2 に、各 DWDM カードおよびクライアント カードに関する CTC ソフトウェアの互換性一覧を示します。

 

表2-2 DWDM カードおよびクライアント カードと CTC ソフトウェア リリースとの互換性

カード タイプ
互換性
R4.5
R4.6
R4.7
R5.0
R6.0
R7.0
光サービス チャネル カード

OSCM

あり

あり

あり

あり

あり

あり

OSC-CSM

あり

あり

あり

あり

あり

あり

光増幅器カード

OPT-PRE

あり

あり

あり

あり

あり

あり

OPT-BST

あり

あり

あり

あり

あり

あり

OPT-BST-E

あり

あり

あり

あり

あり

あり

OPT-BST-L

なし

なし

なし

なし

なし

あり

OPT-AMP-L

なし

なし

なし

なし

なし

あり

マルチプレクサ カードとデマルチプレクサ カード

32MUX-O

あり

あり

あり

あり

あり

あり

32DMX-O

あり

あり

あり

あり

あり

あり

32DMX

なし

なし

あり

あり

あり

あり

32DMX-L

なし

なし

なし

なし

なし

あり

4MD-xx.x

あり

あり

あり

あり

あり

あり

光アド/ドロップ マルチプレクサ カード

AD-1C-xx.x

あり

あり

あり

あり

あり

あり

AD-2C-xx.x

あり

あり

あり

あり

あり

あり

AD-4C-xx.x

あり

あり

あり

あり

あり

あり

AD-1B-xx.x

あり

あり

あり

あり

あり

あり

AD-4B-xx.x

あり

あり

あり

あり

あり

あり

32WSS

なし

なし

あり

あり

あり

あり

32WSS-L

なし

なし

なし

なし

なし

あり

MMU

なし

なし

なし

なし

なし

あり

トランスポンダおよびマックスポンダ カード

TXP_MR_10G

あり

あり

あり

あり

あり

あり

TXP_MR_10E

なし

なし

あり

あり

あり

あり

TXP_MR_10E_C

なし

なし

なし

なし

なし

あり

TXP_MR_10E_L

なし

なし

なし

なし

なし

あり

TXP_MR_2.5G

あり

あり

あり

あり

あり

あり

TXPP_MR_2.5G

あり

あり

あり

あり

あり

あり

MXP_2.5G_10G

あり

あり

あり

あり

あり

あり

MXP_2.5G_10E

なし

なし

あり

あり

あり

あり

MXP_2.5G_10E_C

なし

なし

なし

なし

なし

あり

MXP_2.5G_10E_L

なし

なし

なし

なし

なし

あり

MXP_MR_2.5G

なし

なし

あり

あり

あり

あり

MXPP_MR_2.5G

なし

なし

あり

あり

あり

あり

MXP_MR_10DME_C

なし

なし

なし

なし

なし

あり

MXP_MR_10DME_L

なし

なし

なし

なし

なし

あり

2.1.7 マルチプレクサ、デマルチプレクサ、および OADM カードのインターフェイス クラス

32MUX-O、32WSS、32WSS-L、32DMX、32DMX-L、32DMX-O、4MD-xx.x、およびAD-1C-xx.xカードは、入力信号を生成するインターフェイス カードによって、入出力の光チャネル信号が決まります。入力インターフェイス カードは、 表2-3 に示すクラスに分類されています。以降の表には、各インターフェイス クラスの光パフォーマンスと出力電力の値を示します。

 

表2-3 入力電力クラスに割り当てられた ONS 15454 カード インターフェイス

入力電力クラス
カード

A

Forward Error Correction(FEC; 前方エラー訂正)をイネーブルにした 10 Gbps マルチレート トランスポンダ(TXP_MR_10G、TXP_MR_10E、TXP_MR_10E_C、TXP_MR_10E_L)、および FEC をイネーブルにした 10 Gbps マックスポンダ(MXP_2.5G_10G、MXP_2.5G_10E、MXP_MR_10DME_C、MXP_MR_10DME_L、MXP_2.5G_10E_C、MXP_2.5G_10E_L)

B

FEC を使用しない 10 Gbps マルチレート トランスポンダ(TXP_MR_10G)および FEC をディセーブルにした 10 Gbps マックスポンダ(MXP_2.5G_10G、MXP_MR_10DME_C、MXP_MR_10DME_L)

C

FEC を使用しない OC-192 LR ITU(TXP_MR_10E、TXP_MR_10E_C、TXP_MR_10E_L)

D

FEC をイネーブルにした、保護および非保護の 2.5 Gbps マルチレート トランスポンダ(TXP_MR_2.5G)

E

FEC をディセーブルにし、Reshape, Regenerate, and Retime(3R;時間再調整、再生、および再整形)モードをイネーブルにした、保護および非保護の 2.5 Gbps マルチレート トランスポンダ(TXP_MR_2.5G)、および OC-48 100GHz DWDM マックスポンダ(MXP_MR_2.5G)

F

Regenerate and Reshape(2R)モードでの保護および非保護の 2.5 Gbps マルチレート トランスポンダ(TXP_MR_2.5G)

G

OC-48 ELR 100 GHz

H

2/4 ポート GbE トランスポンダ(GBIC WDM 100GHz)

I

拡張 FEC(E-FEC)付 TXP_MR_10E、TXP_MR_10E_C、および TXP_MR_10E_L と、E-FEC をイネーブルにした MXP_2.5G_10E、MXP_2.5G_10E_C、
MXP_2.5G_10E_L、MXP_MR_10DME_C、および MXP_MR_10DME_L

OADM カードに入力する信号を供給する 10 Gbps カードの光パフォーマンス パラメータを、 表2-4 に示します。2.5 Gbps カードのインターフェイスのパフォーマンス パラメータを 表2-5 に示します。

 

表2-4 10 Gbps インターフェイスの光パフォーマンス

パラメータ
クラス A
クラス B
クラス C
クラス I
タイプ
電力に
よる制約
OSNR1 による制約
電力に
よる制約
OSNR による制約
OSNR による制約
電力に
よる制約
OSNR による制約

最大ビット レート

10 Gbps

10 Gbps

10 Gbps

10 Gbps

再生

3R

3R

3R

3R

FEC

あり

なし

なし

あり(E-FEC)

スレッシュホールド

最適化

平均

平均

最適化

最大 BER2

10-15

10-12

10-12

10-15

OSNR1 感度

23 dB

9 dB

23 dB

19 dB

19 dB

20 dB

8 dB

電力感度

-24 dBm

-18 dBm

-21 dBm

-20 dBm

-22 dBm

-26 dBm

-18 dBm

電力過負荷

-8 dBm

-8 dBm

-9 dBm

-8 dBm

伝送パワー範囲3

10 Gbps マルチレート トランスポンダ/10 Gbps FEC トランスポンダ
(TXP_MR_10G)

+2.5~3.5 dBm

+2.5~3.5 dBm

--

--

OC-192 LR ITU

--

--

+3.0~6.0 dBm

--

10 Gbps マルチレート トランスポンダ/10 Gbps FEC トランスポンダ
(TXP_MR_10E)

+3.0~6.0 dBm

+3.0~6.0 dBm

--

+3.0~6.0 dBm

分散補償許容

+/-800 ps/nm

+/-1,000 ps/nm

+/-1,000 ps/nm

+/-800 ps/nm

1.OSNR = Optical Signal-to-Noise Ratio(光信号対雑音比)

2.BER = Bit Error Rate(ビット エラー レート)

3.これらの値からパッチコードとコネクタ損失の値を引いた値は、OADM カードの入力電力値でもあります。

 

表2-5 2.5 Gbps インターフェイスの光パフォーマンス

パラメータ
クラス D
クラス E
クラス F
クラス G
クラス H
クラス J
タイプ
電力に
よる制約
OSNR による制約
電力に
よる制約
OSNR による制約
OSNR による制約
電力に
よる制約
OSNR による制約
電力に
よる制約
OSNR による制約
電力に
よる制約

最大ビット レート

2.5 Gbps

2.5 Gbps

2.5 Gbps

2.5 Gbps

1.25 Gbps

2.5 Gbps

再生

3R

3R

2R

3R

3R

3R

FEC

あり

なし

なし

なし

なし

なし

スレッシュホールド

平均

平均

平均

平均

平均

平均

最大 BER

10-15

10-12

10-12

10-12

10-12

10-12

OSNR 感度

14 dB

6 dB

14 dB

10 dB

15 dB

14 dB

11 dB

13 dB

8 dB

12 dB

電力感度

-31 dBm

-25 dBm

-30 dBm

-23 dBm

-24 dBm

-27 dBm

-33 dBm

-28 dBm

-18 dBm

-26 dBm

電力過負荷

-9 dBm

-9 dBm

-9 dBm

-9 dBm

-7 dBm

-17 dBm

伝送パワー範囲4

TXP_MR_2.5G

-1.0~1.0 dBm

-1.0~1.0 dBm

-1.0~1.0 dBm

-2.0~0 dBm

TXPP_MR_2.5G

-4.5~-2.5 dBm

-4.5~-2.5 dBm

-4.5~-2.5 dBm

MXP_MR_2.5G

--

+2.0~+4.0 dBm

--

MXPP_MR_2.5G

--

-10~+0.5 dBm

--

2/4 ポート GbE
トランスポンダ
(GBIC WDM 100 GHz)

+2.5~3.5 dBm

--

分散補償許容

-1200~+5400 ps/nm

-1200~+5400 ps/nm

-1200~+3300
ps/nm

-1200~+3300 ps/nm

-1000~+3600 ps/nm

-1000~+3200
ps/nm

4.これらの値からパッチコードとコネクタ損失の値を引いた値は、OADM カードの入力電力値でもあります。

2.1.8 DWDM カードのチャネル割り当て計画

ONS 15454 DWDM マルチプレクサ、デマルチプレクサ、チャネル OADM、および帯域 OADM カードは、C 帯域および L 帯域の特定のチャネルで使用するように設計されています。これらのカードのチャネルはほとんどの場合、1~32 のように番号がついてるか、偶数、奇数で区別されています。クライアントのインターフェイスは、これらのチャネル割り当てに準拠して ONS 15454 システムと互換性を持つ必要があります。

表2-6 に、C 帯域 DWDM チャネルに割り当てられた チャネル ID および波長を示し、 表2-7 に L 帯域チャネルに割り当てられたチャネル ID および波長を示します。


) カードが 1 つの帯域(C 帯域または L 帯域)のみを使用し、帯域に一覧表示されているすべてのチャネルを使用したり使用しなかったりする場合があります。また、カードの中には 100-GHz ITU グリッド上のチャネルを使用しているものや、50-GHz ITU グリッド上のチャネルを使用しているものもあります。詳細については、特定のカードの説明または付録 A「ハードウェア仕様」を参照してください。


表2-6 DWDM チャネル割り当て計画(C 帯域)

チャネル番号
周波数(THz)
波長(nm)
チャネル番号
周波数(THz)
波長(nm)

1

196.00

1529.55

42

193.95

1545.72

2

195.95

1529.94

43

193.90

1546.119

3

195.90

1530.334

44

193.85

1546.518

4

195.85

1530.725

45

193.80

1546.917

5

195.80

1531.116

46

193.75

1547.316

6

195.75

1531.507

47

193.70

1547.715

7

195.70

1531.898

48

193.65

1548.115

8

195.65

1532.290

49

193.60

1548.515

9

195.60

1532.681

50

193.55

1548.915

10

195.55

1533.073

51

193.50

1549.32

11

195.50

1533.47

52

193.45

1549.71

12

195.45

1533.86

53

193.40

1550.116

13

195.40

1534.250

54

193.35

1550.517

14

195.35

1534.643

55

193.30

1550.918

15

195.30

1535.036

56

193.25

1551.319

16

195.25

1535.429

57

193.20

1551.721

17

195.20

1535.822

58

193.15

1552.122

18

195.15

1536.216

59

193.10

1552.524

19

195.10

1536.609

60

193.05

1552.926

20

195.05

1537.003

61

193.00

1553.33

21

195.00

1537.40

62

192.95

1553.73

22

194.95

1537.79

63

192.90

1554.134

23

194.90

1538.186

64

192.85

1554.537

24

194.85

1538.581

65

192.80

1554.940

25

194.80

1538.976

66

192.75

1555.343

26

194.75

1539.371

67

192.70

1555.747

27

194.70

1539.766

68

192.65

1556.151

28

194.65

1540.162

69

192.60

1556.555

29

194.60

1540.557

70

192.55

1556.959

30

194.55

1540.953

71

192.50

1557.36

31

194.50

1541.35

72

192.45

1557.77

32

194.45

1541.75

73

192.40

1558.173

33

194.40

1542.142

74

192.35

1558.578

34

194.35

1542.539

75

192.30

1558.983

35

194.30

1542.936

76

192.25

1559.389

36

194.25

1543.333

77

192.20

1559.794

37

194.20

1543.730

78

192.15

1560.200

38

194.15

1544.128

79

192.10

1560.606

39

194.10

1544.526

80

192.05

1561.013

40

194.05

1544.924

81

192.00

1561.42

41

194.00

1545.32

82

191.95

1561.83

 

表2-7 DWDM チャネル割り当て計画(L 帯域)

チャネル番号
周波数(THz)
波長(nm)
チャネル番号
周波数(THz)
波長(nm)

1

190.85

1570.83

41

188.85

1587.46

2

190.8

1571.24

42

188.8

1587.88

3

190.75

1571.65

43

188.75

1588.30

4

190.7

1572.06

44

188.7

1588.73

5

190.65

1572.48

45

188.65

1589.15

6

190.6

1572.89

46

188.6

1589.57

7

190.55

1573.30

47

188.55

1589.99

8

190.5

1573.71

48

188.5

1590.41

9

190.45

1574.13

49

188.45

1590.83

10

190.4

1574.54

50

188.4

1591.26

11

190.35

1574.95

51

188.35

1591.68

12

190.3

1575.37

52

188.3

1592.10

13

190.25

1575.78

53

188.25

1592.52

14

190.2

1576.20

54

188.2

1592.95

15

190.15

1576.61

55

188.15

1593.37

16

190.1

1577.03

56

188.1

1593.79

17

190.05

1577.44

57

188.05

1594.22

18

190

1577.86

58

188

1594.64

19

189.95

1578.27

59

187.95

1595.06

20

189.9

1578.69

60

187.9

1595.49

21

189.85

1579.10

61

187.85

1595.91

22

189.8

1579.52

62

187.8

1596.34

23

189.75

1579.93

63

187.75

1596.76

24

189.7

1580.35

64

187.7

1597.19

25

189.65

1580.77

65

187.65

1597.62

26

189.6

1581.18

66

187.6

1598.04

27

189.55

1581.60

67

187.55

1598.47

28

189.5

1582.02

68

187.5

1598.89

29

189.45

1582.44

69

187.45

1599.32

30

189.4

1582.85

70

187.4

1599.75

31

189.35

1583.27

71

187.35

1600.17

32

189.3

1583.69

72

187.3

1600.60

33

189.25

1584.11

73

187.25

1601.03

34

189.2

1584.53

74

187.2

1601.46

35

189.15

1584.95

75

187.15

1601.88

36

189.1

1585.36

76

187.1

1602.31

37

189.05

1585.78

77

187.05

1602.74

38

189

1586.20

78

187

1603.17

39

188.95

1586.62

79

186.95

1603.60

40

188.9

1587.04

80

186.9

1604.03

2.2 セーフティ ラベル

ここでは、いくつかのカードに添付されているセーフティ ラベルの重要性について説明します。カードの前面プレートには、各カードのレーザー光線のレベルに関する警告が表示されています。ユーザは、あらかじめすべての警告ラベルの内容を理解している必要があります。

2.2.1 クラス 1 レーザー製品カード

クラス 1 レーザー製品が含まれているカードは、以下のとおりです。

光サービス チャネル カード(OSCM、OSC-CSM)

マルチプレクサ カード(32MUX-O)

マックスポンダ カード(MXP_2.5G_10G、MXP_2.5G_10E、MXP_2.5G_10E_C、MXP_2.5G_10E_L)

これらのカードに表示されているラベルは、以下の内容について記述しています。

2.2.1.1 クラス 1 レーザー製品ラベル

クラス 1 レーザー製品ラベルは、図2-1 のとおりです。

図2-1 クラス 1 レーザー製品ラベル

 

クラス 1 レーザーは、放射照度が Maximum Permissible Exposure(MPE; 最大許容露光量)を超えていない製品です。したがって、クラス 1 レーザー製品では、出力パワーが眼に損傷を与えるとされるレベルを下回っています。クラス 1 レーザーの光線にさらされても、眼が損傷することはないので、安全と考えられています。ただし、クラス 1 レーザー製品の中には、より高いクラスのレーザー システムが含まれている可能性がありますが、特殊なことをしなければ光線に触れることがないようにするための適切な技術的調整基準があります。より高いクラスのレーザー システムを含むクラス 1 レーザー製品を解体する場合は、危険なレーザー光線にさらされる危険性があります。

2.2.1.2 危険レベル 1 ラベル

図2-2 に危険度 1 ラベルを示します。

図2-2 危険度ラベル

 

このラベルでは、ユーザが IEC60825-1 Ed.1.2 に従って算出されたクラス 1 限度のレーザー光線にさらされる危険性があることを警告しています。

2.2.1.3 レーザー ソース コネクタ ラベル

図2-3 にレーザー ソース コネクタのラベルを示します。

図2-3 レーザー ソース コネクタ ラベル

 

このラベルは、ラベルが貼られている場所の光コネクタにレーザー ソースが存在することを示しています。

2.2.1.4 FDA 準拠ラベル

図2-4 にFDA 準拠ラベルを示します。

図2-4 FDA 準拠ラベル

 

このラベルは、FDA 規格に対する準拠を示しており、危険度の分類が IEC60825-1 Am.2 または Ed.1.2 に従っていることを示します。

2.2.1.5 感電危険性ラベル

図2-5 に感電の危険性を示すラベルを示します。

図2-5 感電危険性ラベル

 

このラベルは、カードの扱いによって感電する危険性を警告しています。感電事故の可能性があるのは、メンテナンス時に隣接カードを取り外す際に、カード上にある電気回路の露出部分に触れた場合です。

2.2.2 クラス 1M レーザー製品カード

クラス 1M レーザー製品が含まれているカードは、以下のとおりです。

光アド/ドロップ マルチプレクサ カード(AD-1C-xx.x、AD-2C-xx.x、AD-4c-xx.x、AD-1B-xx.x、AD-4B-xx.xx、32WSS、32WSS-L、MMU)

光増幅器カード(OPT-PRE、OPT-BST、OPT-BST-E、OPT-BST-L、OPT-AMP-L)

光マルチプレクサ/デマルチプレクサ カード(32DMX-O、32 DMX、32DMX-L、4MD-xx.x)

トランスポンダ/マックスポンダ カード(TXP_MR_10G、TXP_MR_10E、TXP_MR_10E_C、TXP_MR_10E_L、TXP_MR_2.5G、TXPP_MR_2.5G、MXP_MR_2.5G、MXPP_MR_2.5G、MXP_MR_10DME_C、MXP_MR_10DME_L)

これらのカードに表示されているラベルは、以下の内容について記述しています。

2.2.2.1 クラス 1M レーザー製品ラベル

図2-6 にクラス 1M レーザー製品ラベルを示します。

図2-6 クラス 1M レーザー製品ラベル

 

クラス 1M レーザーは、広く拡散する光線や直径の大きな光線を生成する製品です。したがって、レーザー光線の一部を見ただけで眼に入る可能性があります。ただしこれらのレーザー製品が危険なのは、拡大光学機器を使用して光線を見た場合です。

2.2.2.2 危険度ラベル 1M ラベル

図2-7 に危険度 1M ラベルを示します。

図2-7 危険度ラベル

 

このラベルでは、ユーザが IEC60825-1 Ed.1.2 に従って算出されたクラス 1 限度のレーザー光線にさらされる危険性があることを警告しています。

2.2.2.3 レーザー ソース コネクタ ラベル

図2-8 にレーザー ソース コネクタのラベルを示します。

図2-8 レーザー ソース コネクタ ラベル

 

このラベルは、ラベルが貼られている場所の光コネクタにレーザー ソースが存在することを示しています。

2.2.2.4 FDA 準拠ラベル

図2-9 にFDA 準拠ラベルを示します。

図2-9 FDA 準拠ラベル

 

このラベルは、FDA 規格に対する準拠を示しており、危険度の分類が IEC60825-1 Am.2 または Ed.1.2 に従っていることを示します。

2.2.2.5 感電危険性ラベル

図2-10 に感電の危険性を示すラベルを示します。

図2-10 感電危険性ラベル

 

このラベルは、カードの扱いによって感電する危険性を警告しています。感電事故の可能性があるのは、メンテナンス時に隣接カードを取り外す際に、カード上にある電気回路の露出部分に触れた場合です。

2.3 共通コントロール カード

ここでは、共通コントロール カード(TCC2、TCC2P、AIC-I、および MS-ISC-100T)について説明します。

2.3.1 TCC2 カード

TCC2 カードは、ONS 15454 で、システムの初期化、プロビジョニング、アラームの報告、メンテナンス、診断、IP アドレスの検出および解決、SONET Section Overhead(SOH)Data Communications Channel/Generic Communications Channel(DCC/GCC)終端、Optical Service Channel(OSC; 光サービス チャネル)DWDM Data Communications Network(DCN; データ通信ネットワーク)終端、およびシステム障害の検出を行います。また、システムは TCC2 によって Stratum 3(Telcordia GR-253-CORE)タイミング要件を維持しています。TCC2P はシステムの供給電圧をモニタリングします。


) TCC2 カードの LAN インターフェイスは、32~149°F(0~65°C)の温度で長さが 328 フィート(100 m)のケーブルをサポートすることで、標準のイーサネット仕様を満たしています。


図2-11 に、TCC2 カードの前面プレートとブロック図を示します。

図2-11 TCC2 カードの前面プレートとブロック図

 

2.3.1.1 TCC2 の機能

TCC2 カードは、最大 32 の DCC を終端させることができます。TCC2 ハードウェアは、今後のソフトウェア リリースで最大 84 の DCC に対応できる予定です。

ノード データベース、IP アドレス、およびシステム ソフトウェアは TCC2 不揮発性メモリに保存されるため、電源やカードに障害が発生した場合でも速やかに復旧できます。

TCC2 は、各 ONS 15454 のすべてのシステム タイミング機能を実行します。TCC2 は、各トラフィック カードからの再生クロックと、2 つの Building Integrated Timing Supply(BITS; ビル内統合タイミング供給源)ポートについて、周波数の精度をモニタリングします。TCC2 は、システムのタイミング基準として、再生クロック、BITS、または内部 Stratum 3 基準を選択します。どのクロック入力でも、プライマリまたはセカンダリ タイミング ソースとしてプロビジョニングできます。低速のタイミング基準トラッキング ループにより、TCC2 は、タイミング基準が失われたときに再生クロックと同期できます。これが、タイミング基準損失時のホールドオーバー機構となります。

TCC2 はシェルフ上の両方の供給電圧をモニタリングします。供給電圧入力のどちらかに指定した範囲外の電圧がある場合は、アラームが発生します。

冗長性を確保するためには、スロット 7 と 11 に TCC2 カードを装着します。アクティブな TCC2 カードに障害が発生した場合には、トラフィックは保護 TCC2 カードに切り替えられます。

TCC2 カードには、システムにアクセスするための 2 つの内蔵インターフェイス ポートがあります。RJ-45 10BaseT LAN インターフェイス、およびローカル クラフト アクセス用の EIA/TIA-232 ASCII インターフェイスです。また、バックプレーン経由のユーザ インターフェイス用に 10BaseT LAN ポートもあります。

2.3.1.2 冗長 TCC2 カードの取り付け

ONS 15454 を、1 枚の TCC2 カードだけで運用する方法はサポートされません。機能を十分に利用し、システムの安全性を確保するためには、常に 2 枚の TCC2 カードで運用してください。

2 枚めの TCC2 カードをノードに装着すると、装着した TCC2 カードのソフトウェア、バックアップ ソフトウェア、およびデータベースをアクティブな TCC2 カードと同期します。装着した TCC2 カードのソフトウェア バージョンがアクティブな TCC2 カードのバージョンと一致しない場合には、装着した TCC2 カードはアクティブな TCC2 カードからソフトウェアをコピーします。このコピーが完了するまで 15~20 分ほどかかります。装着した TCC2 カードのバックアップ ソフトウェア バージョンがアクティブな TCC2 カードのバージョンと一致しない場合には、装着した TCC2 カードはアクティブな TCC2 カードからバックアップ ソフトウェアをコピーします。このコピーが完了するまで 15~20 分ほどかかります。アクティブな TCC2 カードからデータベースをコピーするのに 3 分ほどかかります。装着した TCC2 カードのソフトウェア バージョンとバックアップ バージョンに応じて、このコピー処理は全体で 3~40 分かかります。

2.3.1.3 TCC2 カードレベルのインジケータ

TCC2 の前面プレートには 8 つの LED があります。 表2-8 では、TCC2 の前面プレートにある 2 つのカードレベルの LED について説明します。

 

表2-8 TCC2 カードレベルのインジケータ

カードレベルの LED
定義

レッドの FAIL LED

この LED はリセット中に点灯します。FAIL LED は、ブートおよび書き込みプロセス中に点滅します。FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

ACT/STBY LED

グリーン(アクティブ)

イエロー(スタンバイ)

TCC2 がアクティブ(グリーン)またはスタンバイ(イエロー)モードであることを示します。ACT/STBY LED は、タイミング基準とシェルフ制御も示します。アクティブ TCC2 がデータベースまたはスタンバイ TCC2 データベースに書き込みしている場合、カードの LED が点滅します。メモリの破損を防ぐために、アクティブまたはスタンバイ LED が点滅している場合には、TCC2 を取り外さないでください。

2.3.1.4 ネットワークレベルのインジケータ

表2-9 で、TCC2 の前面プレートにある 6 つのネットワーク レベル LED について説明します。

 

表2-9 TCC2 ネットワークレベルのインジケータ

システムレベルの LED
定義

レッドの CRIT LED

ネットワーク内のローカル端末でのクリティカル アラームを示します。

レッドの MAJ LED

ネットワーク内のローカル端末でのメジャー アラームを示します。

イエローの MIN LED

ネットワーク内のローカル端末でのマイナー アラームを示します。

レッドの REM LED

第一レベルのアラームを分離します。リモート(REM)LED は、1 つまたは複数のリモート端末にアラームが存在するとレッドに変わります。

グリーンの SYNC LED

ノードのタイミングが外部基準に同期していることを示します。

グリーンの ACO LED

Alarm CutOff(ACO; アラーム カットオフ)ボタンを押すと、グリーンの ACO LED が点灯します。ACO ボタンによって、バックプレーンの可聴アラーム クローズ機能がオープンになります。新しいアラームが発生すると、ACO は停止します。アラームが解除されると、ACO LED と可聴アラーム制御がリセットされます。

2.3.2 TCC2P カード

TCC2P カードは、TCC2 カードの拡張版です。その主な拡張内容は、イーサネットのセキュリティ機能と、64 K の複合クロック BITS タイミングのサポートです。

TCC2P カードは、ONS 15454 で、システムの初期化、プロビジョニング、アラームの報告、メンテナンス、診断、IP アドレスの検出および解決、SONET SOH DCC/GCC 終端、およびシステム障害の検出を行います。また、システムは TCC2P によって Stratum 3(Telcordia GR-253-CORE)タイミング要件を維持しています。TCC2P はシステムの供給電圧をモニタリングします。


) TCC2P カードの LAN インターフェイスは、32~149°F(0~65°C)の温度で長さが 328 フィート(100 m)のケーブルをサポートすることで、標準のイーサネット仕様を満たしています。このインターフェイスは、最大長が 32.8 フィート(10 m)のケーブル、-40~32°F(-40~0°C)の温度で動作します。


図2-12 に、TCC2P カードの前面プレートとブロック図を示します。

図2-12 TCC2P カードの前面プレートとブロック図

 

 

2.3.3 TCC2P の機能

TCC2P カードは、DCC に対するマルチチャネルの High-Level Data Link Control(HDLC; 高レベル データ リンク制御)の実行をサポートします。最大 84 の DCC を TCC2P カード上でルーティングし、最大 84 のセクション DCC を TCC2P カードで終端させることができます(この数は使用可能な光デジタル通信チャネルによって異なります)。TCC2P カードは、リモート システム管理インターフェイスを円滑にするために 84 の DCC を選択および処理します。

また、TCC2P カードはモジュール上で伝送されるセル バスの発信と終了も行います。セル バスは、ピアツーピア通信に欠かせない、ノード内の 2 つのカード間のリンクをサポートします。ピアツーピア通信は、冗長カードの保護の切り替え速度を速くします。

ノード データベース、IP アドレス、およびシステム ソフトウェアは TCC2P カードの不揮発性メモリに保存されるため、電源やカードに障害が発生した場合でも速やかに復旧できます。

TCC2P カードは、各 ONS 15454 のすべてのシステム タイミング機能を実行します。TCC2P カードは、各トラフィック カードからの再生クロックと 2 つの BITS ポートについて、周波数の精度をモニタリングします。TCC2P カードは、システムのタイミング基準として、再生クロック、BITS、または内部 Stratum 3 基準を選択します。どのクロック入力でも、プライマリまたはセカンダリ タイミング ソースとしてプロビジョニングできます。低速のタイミング基準トラッキング ループにより、TCC2P カードは、再生クロックと同期することができます。これが、タイミング基準損失時のホールドオーバー機構となります。

TCC2P カードは、64/8 K の複合クロックと 6.312 MHz のタイミング出力をサポートします。

TCC2P カードはシェルフ上の両方の供給電圧入力をモニタリングします。供給電圧入力のどちらかに指定した範囲外の電圧がある場合は、アラームが発生します。

冗長性を確保するためには、スロット 7 と 11 に TCC2P カードを装着します。アクティブな TCC2P カードに障害が発生した場合には、トラフィックは保護 TCC2P カードに切り替えられます。BER のカウントが 1 × 10 exp -3 未満で、完了時間が 50 ミリ秒未満の場合には、すべての TCC2P カード保護切り替えは保護切り替え規格に準拠します。

TCC2P カードには、システムにアクセスするための 2 つの内蔵イーサネット インターフェイス ポートがあります。オンサイト クラフト アクセス用の前面プレート上の内蔵 RJ-45 ポート、およびバックプレーン上のセカンド ポートです。背面のイーサネット インターフェイスは、永続的な LAN アクセス、TCP/IP 経由のすべてのリモート アクセス、および Operations Support System(OSS; オペレーション サポート システム)アクセス用です。前面と背面のイーサネット インターフェイスは、CTC を使用して、それぞれ異なる IP アドレスにプロビジョニングできます。

前面プレートとバックプレーンに 1 つずつある EIA/TIA-232 シリアル ポートでは、クラフト インターフェイスを TL1 モードで使用できます。

2.3.3.1 冗長 TCC2P カードの取り付け

ONS 15454 を 1 枚の TCC2P カードだけで運用する方法はシスコではサポートしていません。機能を十分に利用し、システムの安全性を確保するためには、常に 2 枚の TCC2P カードで運用してください。

2 枚めの TCC2P カードをノードに装着すると、装着した TCC2P カードのソフトウェア、バックアップ ソフトウェア、およびデータベースをアクティブな TCC2P カードと同期します。装着した TCC2P カードのソフトウェア バージョンがアクティブな TCC2P カードのバージョンと一致しない場合には、装着した TCC2P カードはアクティブな TCC2P カードからソフトウェアをコピーします。このコピーが完了するまで 15~20 分ほどかかります。装着した TCC2P カードのバックアップ ソフトウェア バージョンがアクティブな TCC2P カードのバージョンと一致しない場合には、装着した TCC2P カードはアクティブな TCC2P カードからバックアップ ソフトウェアをコピーします。このコピーが完了するまで 15~20 分ほどかかります。アクティブな TCC2P カードからデータベースをコピーするのに 3 分ほどかかります。装着した TCC2P カードのソフトウェア バージョンとバックアップ バージョンに応じて、このコピー処理は全体で 3~40 分かかります。

2.3.3.2 TCC2P カードレベルのインジケータ

TCC2P の前面プレートには 8 つの LED があります。 表2-10 では、TCC2P の前面プレートにある 2 つのカードレベルの LED について説明します。

 

表2-10 TCC2P カードレベルのインジケータ

カードレベルの LED
定義

レッドの FAIL LED

この LED はリセット中に点灯します。FAIL LED は、ブートおよび書き込みプロセス中に点滅します。FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

ACT/STBY LED

グリーン(アクティブ)

オレンジ(スタンバイ)

TCC2P がアクティブ(グリーン)またはスタンバイ(オレンジ)モードであることを示します。ACT/STBY LED は、タイミング基準とシェルフ制御も示します。アクティブ TCC2P がデータベースまたはスタンバイ TCC2P データベースに書き込み中は、カードの LED が点滅します。メモリの破損を防ぐために、アクティブまたはスタンバイ LED が点滅している場合には、TCC2P を取り外さないでください。

2.3.3.3 ネットワークレベルのインジケータ

表2-11 で、TCC2P の前面プレートにある 6 つのネットワークレベル LED について説明します。

 

表2-11 TCC2P ネットワークレベルのインジケータ

ネットワークレベルの LED
定義

レッドの CRIT LED

ネットワーク内のローカル端末でのクリティカル アラームを示します。

レッドの MAJ LED

ネットワーク内のローカル端末でのメジャー アラームを示します。

オレンジの MIN LED

ネットワーク内のローカル端末でのマイナー アラームを示します。

レッドの REM LED

第一レベルのアラームを分離します。リモート(REM)LED は、1 つまたは複数のリモート端末にアラームが存在するとレッドに変わります。

グリーンの SYNC LED

ノードのタイミングが外部基準に同期していることを示します。

グリーンの ACO LED

ACO ボタンを押すと、グリーンの ACO LED が点灯します。ACO ボタンによって、バックプレーンの可聴アラーム クローズ機能がオープンになります。新しいアラームが発生すると、ACO は停止します。原因となるアラームが解除されると、ACO LED と可聴アラーム制御がリセットされます。

2.3.4 AIC-I カード

オプションの Alarm Interface Controller-International(AIC-I)カードは、カスタマー定義できる(環境)アラームを提供し、ローカル オーダーワイヤとエクスプレス オーダーワイヤを制御およびサポートします。12 の入力接点と 4 つの入出力接点をカスタマー定義できます。物理的な接続は、バックプレーンのワイヤ ラップ ピン端子を使用して行われます。追加の Alarm Expansion Panel(AEP; アラーム拡張パネル)を使用している場合は、AEP コネクタに接続されている AIC-I カードは最大 32 の入力と 16 の出力をサポートできます。AEP は ANSI シェルフとだけ互換性があります。電源モニタリング機能では供給電圧(-48 VDC)をモニタリングします。図2-13 に、AIC-I カードの前面プレートとブロック図を示します。

図2-13 AIC-I カードの前面プレートとブロック図

 

2.3.4.1 AIC-I カードレベルのインジケータ

表2-12 では、AIC-I カードの前面プレートにある 8 つのカードレベル LED について説明します。

 

表2-12 AIC-I カードレベルのインジケータ

カードレベルの LED
内容

レッドの FAIL LED

カードのプロセッサが準備されていないことを示します。FAIL LED はリセット中に点灯し、ブート プロセス中は点滅します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

グリーンの ACT LED

AIC-I カードが稼働できるようにプロビジョニングされていることを示します。

グリーン/レッドの PWR A LED

PWR A LED は、指定された範囲内の供給電圧が供給入力 A で検知されるとグリーンになります。供給入力 A の入力電圧が範囲外である場合はレッドになります。

グリーン/レッドの PWR B LED

PWR B LED は、指定された範囲内の供給電圧が供給入力 B で検知されるとグリーンになります。供給入力 B の入力電圧が範囲外である場合はレッドになります。

イエローの INPUT LED

INPUT LED は、アラーム入力の 1 つまたは複数にアラーム条件が存在するとイエローになります。

イエローの OUTPUT LED

OUTPUT LED は、アラーム出力の 1 つまたは複数にアラーム条件が存在するとイエローになります。

グリーンの RING LED

Local Orderwire(LOW)側の RING LED は、LOW でコールを受信するとグリーンに点滅します。

グリーンの RING LED

Express Orderwire(EOW)側の RING LED は、EOW でコールを受信するとグリーンに点滅します。

2.3.4.2 外部アラームと制御

AIC-I カードは、入出力アラーム接点クローズ機能を提供します。最大 12 の外部アラーム入力と 4 つの外部アラーム入出力(ユーザ設定可能)を定義できます。物理的な接続は、バックプレーンのワイヤ ラップ ピンまたは FMEC 接続を使用して行われます。入出力接点の数を増やす方法については、「ONS 15454 ANSI AEP」を参照してください。

AIC-I カードの前面パネルにある LED は、アラーム回線のステータスを示します。1 つの LED がすべての入力を表し、1 つの LED がすべての出力を表します。外部アラーム(入力接点)は、通常、開放ドア、温度センサー、浸水センサーなどの外部センサーと、その他の環境条件に対して使用されます。外部制御(出力接点)は、通常、ベルやライトなどのビジュアル装置や音声装置を操作するために使用しますが、ジェネレータ、ヒーター、およびファンなどのその他の装置も制御できます。

12 個の入力アラーム接点を個別にプログラミングすることができます。16 個の入力アラーム接点を個別にプログラミングすることができます。次のような選択肢があります。

Alarm on Closure または Alarm on Open

任意のレベルのアラームの重大度(Critical、Major、Minor、Not Alarmed、Not Reported)

アラームのサービス レベル(Service Affecting または Non-Service Affecting)

CTC でアラーム ログに表示する 63 文字のアラーム説明

アラームにはファン トレイの省略形を割り当てることができません。省略形には、入力接点の汎用名が反映されます。外部入力が接点の操作を中止するか、アラーム入力をプロビジョニングするまでアラーム条件が発生したままになります。

出力接点は、トリガーによってクローズするか手動でクローズするようにプロビジョニングできます。トリガーは、ローカル アラームの重大度スレッシュホールド、リモート アラームの重大度、または仮想ワイヤのいずれかに設定できます。

ローカル Network Element(NE; ネットワーク要素)アラームの重大度 ― Not Reported、Not Alarmed、Minor、Major、Critical の階層により、出力をクローズするアラーム重大度を設定します。たとえば、トリガーが Minor に設定された場合は、Minor アラーム以上がトリガーとなります。

リモート NE アラームの重大度 ― ローカル NE アラームの重大度と同じですが、リモート アラームだけに適用されます。

仮想ワイヤ エンティティ ― アラーム入力がイベントである場合、外部出力 1~4 の任意の仮想ワイヤで信号を発信するように、任意の環境アラーム入力をプロビジョニングできます。仮想ワイヤ上の信号を、外部制御出力のトリガーとしてプロビジョニングすることができます。

また、出力アラーム接点(外部制御)を個別にプログラミングすることもできます。プロビジョニング可能なトリガーのほかに、各外部出力接点を手動で強制的にオープンまたはクローズすることもできます。プロビジョニングされたトリガーが存在しても、手動操作の方が優先されます。


) ANSI シェルフでは、入出力の数は、AEP を使用して増やすことができます。AEP はシェルフのバックプレーンに接続するため、外部ワイヤラップ パネルが必要です。


2.3.4.3 オーダーワイヤ

オーダーワイヤを使用すると、技術者は電話器を ONS 15454 に接続して、その他の ONS 15454 またはその他のファシリティ機器で作業中の技術者たちと通信することができます。オーダーワイヤは、Pulse Code Modulation(PCM; パルス符号変調)で符号化された音声チャネルで、セクション/ライン オーバーヘッドのバイト E1 または E2 を使用します。

AIC-I では、SONET/SDH リングまたは特定の光ファシリティで、ローカル(セクション オーバーヘッド信号)およびエクスプレス(ライン オーバーヘッド チャネル)オーダーワイヤ チャネルを両方同時に使用できます。また、エクスプレス オーダーワイヤを使用すると、再生器がシスコ製装置でなくても、再生サイト経由の通信ができます。

CTC では、DCC/GCC チャネルの現在のプロビジョニング モデルと同じようにオーダーワイヤ機能をプロビジョニングできます。CTC では、リング上のすべての NE が相互に到達できるように、リングのターンアップ中にオーダーワイヤ通信ネットワークをプロビジョニングします。オーダーワイヤの終端(オーダーワイヤ チャネルを受信して処理する光ファシリティ)を、プロビジョニングすることができます。エクスプレス オーダーワイヤもローカル オーダーワイヤも、特定の SONET/SDH ファシリティでオンまたはオフに構成できます。ONS 15454 は、シェルフごとに最大 4 個のオーダーワイヤ チャネルの終端をサポートします。これにより、線形、単一リング、二重リング、および小型のハブ アンド スポーク構成が可能になります。Bidirectional Line Switched Ring(BLSR; 双方向ライン スイッチ型リング)、Multiplex Section-shared Protection Ring(MS-SPRing)、Unidirectional Path Switched Ring(UPSR; 単方向パス スイッチ型リング)、Subnetwork Connection Protection(SNCP)リングなどのリング トポロジーではオーダーワイヤは保護されません。


注意 オーダーワイヤのループを構成しないでください。オーダーワイヤのループは、オーダーワイヤ チャネルを無効にするフィードバックの原因となります。

ローカル オーダーワイヤおよびエクスプレス オーダーワイヤの ONS 15454 での実装は、本質的にブロードキャストです。ラインはパーティ ラインとして動作します。オーダーワイヤ チャネルを取得した人は誰でも、接続されているオーダーワイヤ サブネットワーク上のほかのすべての参加者と通信を行うことができます。ローカル オーダーワイヤのパーティ ラインは、エクスプレス オーダーワイヤのパーティ ラインとは分かれています。ローカル オーダーワイヤおよびエクスプレス オーダーワイヤごとに最大 4 個の OC-N/STM-N ファシリティを、オーダーワイヤ パスとしてプロビジョニングできます。

AIC-I は、電話接続に選択式の Dual Tone Multifrequency(DTMF)ダイヤリングをサポートしています。DTMF では、オーダーワイヤ サブネットワーク上の 1 枚の AIC-I カードまたは ONS 15454 のすべての AIC-I カードを「鳴らす」ことができます。リンガ/ブザーは AIC-I カードに搭載されています。また、AIC-I リンガを真似た「リング」LED もあります。この LED は、オーダーワイヤ サブネットワーク上でコールを受信すると点滅します。パーティ ラインは、DTMF パッド上で *0000 を押すと発信します。個々の番号は、DTMF パッド上で * と個々の 4 桁の数字を押すと発信します。

表2-13 に、チップとリングのオーダーワイヤ割り当てに対応したオーダーワイヤ コネクタのピンを示します。

 

表2-13 オーダーワイヤのピンの割り当て

RJ-11 のピン番号
内容

1

4 本のワイヤの受信リング

2

4 本のワイヤの送信チップ

3

2 本のワイヤのリング

4

2 本のワイヤのチップ

5

4 本のワイヤの送信リング

6

4 本のワイヤの受信チップ

オーダーワイヤ サブネットワークをプロビジョニングするときは、オーダーワイヤのループがないことを確認してください。ループがあると、発振するためオーダーワイヤ チャネルが使用できません。

図2-14 に、オーダーワイヤ ポートに使用される標準的な RJ-11 コネクタを示します。

図2-14 RJ-11 コネクタ

 

2.3.4.4 電力モニタリング

AIC-I カードには、-48 VDC の供給電圧の有無、不足電圧、および過電圧をモニタリングする電力モニタリング回路があります。

2.3.4.5 UDC

User Data Channel(UDC; ユーザ データ チャネル)機能は、ONS 15454 ネットワーク内の 2 つのノード間における 64 Kbps(F1 バイト)の専用データ チャネルです。各 AIC-I カードには、UDC-A および UDC-B という 2 つの UDC があり、AIC-I カードの前面に RJ-11 コネクタでそれぞれ接続されます。各 UDC は ONS 15454 内の個別の光インターフェイスにルーティングされます。詳細は、『 Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide 』を参照してください。

UDC ポートは、標準の RJ-11 レセプタクルです。 表2-14 に、UDC ピンの割り当てを示します。

 

表2-14 UDC ピンの割り当て

RJ-11 のピン番号
内容

1

将来的に使用

2

TXN

3

RXN

4

RXP

5

TXP

6

将来的に使用

2.3.4.6 DCC

Data Communications Channel(DCC; データ通信チャネル)機能は、ONS 15454 ネットワーク内の 2 つのノード間における 576 Kbps(D4~D12 バイト)の専用データ チャネルです。各 AIC-I カードには、DCC-A および DCC-B という 2 つの DCC があり、AIC-I カードの前面に RJ-45 コネクタでそれぞれ接続されます。各 DCC は ONS 15454 内の個別の光インターフェイスにルーティングされます。詳細は、『 Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide 』を参照してください。

DCC ポートは、標準の RJ-45 レセプタクルです。 表2-15 に、DCC ピンの割り当てを示します。

 

表2-15 DCC ピンの割り当て

RJ-45 のピン番号
内容

1

TCLKP

2

TCLKN

3

TXP

4

TXN

5

RCLKP

6

RCLKN

7

RXP

8

RXN

2.3.5 MS-ISC-100T カード

マルチシェルフ内部スイッチ カード(MS-ISC-100T)は、マルチシェルフ LAN を実装するのに使用するイーサネット スイッチです。ノード コントローラ シェルフをネットワークとサブテンド シェルフに接続します。MS-ISC-100T は、常にノード コントローラ シェルフに装備されていなければならず、サブテンド コントローラ シェルフ上ではプロビジョニングできません。

推奨する設定は、2 つの MS-ISC-100T カードを使用して LAN 冗長性を実装することです。具体的には、1 つのスイッチをスロット 7 にある TCC2/TCC2P カードの前面パネル イーサネット ポートに接続し、もう一方のスイッチをスロット 11 にある TCC2/TCC2P カードの前面パネル イーサネット ポートに接続します。MS-ISC-100T カードのイーサネット設定は、ソフトウェア パッケージの一部で、自動的にロードされます。MS-ISC-100T カードは、ノード コントローラ シェルフのスロット 1 ~ 6 とスロット 12 ~ 17 で動作します。推奨するスロットはスロット 6 およびスロット 12 です。

表2-16 に、MS-ISC-100T ポート割り当てを示します。

 

表2-16 MS-ISC-100T カード ポート割り当て

Port
内容

0 ~ 1

ネットワークへの接続

2 ~ 8

サブテンド シェルフへの接続

9

クロス ケーブルを使用した TCC2/TCC2P への接続

10

冗長 MS-ISC-100T のポート 10 への接続

11

予備ポート

図2-15 に、カードの前面プレートを示します。


注意 ビル間での接続には、シールド付きツイストペア ケーブルを使用する必要があります。

図2-15 MS-ISC-100T 前面プレート

 

2.3.5.1 MS-ISC-100T カードレベルのインジケータ

MS-ISC-100T カードには、2 つのカードレベルの LED インジケータがあります。 表2-17 に、これらのカードレベルのインジケータを示します。

 

表2-17 MS-ISC-100T カードレベルのインジケータ

カードレベルの LED
内容

FAIL LED(レッド)

カード プロセッサの準備ができていないか、カードに重大なソフトウェア障害が発生していることを示します。FAIL LED は、ブート シーケンスの一環として、ソフトウェアによりカードが動作可能とみなされるまで点灯します。

ACT LED(グリーン)

カードの動作ステータスを示します。グリーンが点灯していれば、カードはアクティブで、ソフトウェアは動作可能です。

2.4 フロント マウント電気接続

ここでは、ONS 15454 ETSI シェルフに対して電源、外部アラーム、およびタイミング接続を提供する、MIC-A/P FMEC と MIC-C/T/P FMEC について説明します。

2.4.1 MIC-A/P FMEC

MIC-A/P FMEC は、2 つの可能な冗長電源入力の 1 つである BATTERY B 入力への接続を行います。また、8 つの(TCC2/TCC2P カードからの)アラーム出力、16 個のアラーム入力、および 4 つの設定可能なアラーム入出力への接続を行います。MIC-A/P FMEC は、サブトラックの Electrical Facility Connection Assembly(EFCA)エリア中央にあるスロット 23 に取り付けられています。

MIC-A/P FMEC には次の機能があります。

2 つの可能な冗長電源入力の 1 つへの接続

8 つの(TCC2/TCC2P カードからの)アラーム出力への接続

4 つの設定可能なアラーム入出力への接続

16 個のアラーム入力への接続

製造およびインベントリ データの保管

適切なシステム運用のために、MIC-A/P FMEC と MIC-C/T/P FMEC の両方を ONS 15454 ETSI シェルフに装着する必要があります。 MIC-A/P の前面プレート に、MIC-A/P 前面プレートを示します。

図2-16 MIC-A/P の前面プレート

 

図2-17 に、MIC-A/Pのブロック図を示します。

図2-17 MIC-A/P ブロック図

 

表2-18 に、MIC-A/P DB-62 コネクタのアラーム インターフェイスのピン割り当てを示します。

 

表2-18 MIC-A/P DB-62 コネクタのアラーム インターフェイスのピン割り当て

ピン番号
信号名
信号の説明

1

ALMCUTOFF N

アラーム カットオフ、ACO ペア、通常オープン

2

ALMCUTOFF P

アラーム カットオフ、ACO ペア、通常オープン

3

ALMINP0 N

アラーム入力ペア 1、接続ワイヤのクロージャを通知

4

ALMINP0 P

アラーム入力ペア 1、接続ワイヤのクロージャを通知

5

ALMINP1 N

アラーム入力ペア 2、接続ワイヤのクロージャを通知

6

ALMINP1 P

アラーム入力ペア 2、接続ワイヤのクロージャを通知

7

ALMINP2 N

アラーム入力ペア 3、接続ワイヤのクロージャを通知

8

ALMINP2 P

アラーム入力ペア 3、接続ワイヤのクロージャを通知

9

ALMINP3 N

アラーム入力ペア 4、接続ワイヤのクロージャを通知

10

ALMINP3 P

アラーム入力ペア 4、接続ワイヤのクロージャを通知

11

EXALM0 N

外部カスタマー アラーム 1

12

EXALM0 P

外部カスタマー アラーム 1

13

GND

アース

14

EXALM1 N

外部カスタマー アラーム 2

15

EXALM1 P

外部カスタマー アラーム 2

16

EXALM2 N

外部カスタマー アラーム 3

17

EXALM2 P

外部カスタマー アラーム 3

18

EXALM3 N

外部カスタマー アラーム 4

19

EXALM3 P

外部カスタマー アラーム 4

20

EXALM4 N

外部カスタマー アラーム 5

21

EXALM4 P

外部カスタマー アラーム 5

22

EXALM5 N

外部カスタマー アラーム 6

23

EXALM5 P

外部カスタマー アラーム 6

24

EXALM6 N

外部カスタマー アラーム 7

25

EXALM6 P

外部カスタマー アラーム 7

26

GND

アース

27

EXALM7 N

外部カスタマー アラーム 8

28

EXALM7 P

外部カスタマー アラーム 8

29

EXALM8 N

外部カスタマー アラーム 9

30

EXALM8 P

外部カスタマー アラーム 9

31

EXALM9 N

外部カスタマー アラーム 10

32

EXALM9 P

外部カスタマー アラーム 10

33

EXALM10 N

外部カスタマー アラーム 11

34

EXALM10 P

外部カスタマー アラーム 11

35

EXALM11 N

外部カスタマー アラーム 12

36

EXALM11 P

外部カスタマー アラーム 12

37

ALMOUP0 N

通常オープン 出力ペア 1

38

ALMOUP0 P

通常オープン 出力ペア 1

39

GND

アース

40

ALMOUP1 N

通常オープン 出力ペア 2

41

ALMOUP1 P

通常オープン 出力ペア 2

42

ALMOUP2 N

通常オープン 出力ペア 3

43

ALMOUP2 P

通常オープン 出力ペア 3

44

ALMOUP3 N

通常オープン 出力ペア 4

45

ALMOUP3 P

通常オープン 出力ペア 4

46

AUDALM0 N

通常オープン マイナー可聴アラーム

47

AUDALM0 P

通常オープン マイナー可聴アラーム

48

AUDALM1 N

通常オープン メジャー可聴アラーム

49

AUDALM1 P

通常オープン メジャー可聴アラーム

50

AUDALM2 N

通常オープン クリティカル可聴アラーム

51

AUDALM2 P

通常オープン クリティカル可聴アラーム

52

GND

アース

53

AUDALM3 N

通常オープン リモート可聴アラーム

54

AUDALM3 P

通常オープン リモート可聴アラーム

55

VISALM0 N

通常オープン マイナー可視アラーム

56

VISALM0 P

通常オープン マイナー可視アラーム

57

VISALM1 N

通常オープン メジャー可視アラーム

58

VISALM1 P

通常オープン メジャー可視アラーム

59

VISALM2 N

通常オープン クリティカル可視アラーム

60

VISALM2 P

通常オープン クリティカル可視アラーム

61

VISALM3 N

通常オープン リモート可視アラーム

62

VISALM3 P

通常オープン リモート可視アラーム

2.4.2 MIC-C/T/P FMEC

MIC-C/T/P FMEC は、2 つの可能な冗長電源入力の 1 つである BATTERY A 入力への接続を行います。また、システム管理用シリアル ポート、システム管理用 LAN ポート、モデム ポート(将来的に使用)、システム タイミング入出力への接続を行います。MIC-C/T/P はスロット 24 に取り付けます。

MIC-C/T/P FMEC には次の機能があります。

2 つの可能な冗長電源入力の 1 つへの接続

ローカルのクラフト/モデムの 2 つのシリアル ポートへの接続(将来的に使用)

1 つの LAN ポートへの接続

2 つのシステム タイミング入力への接続

2 つのシステム タイミング出力への接続

製造およびインベントリ データの保管

適切なシステム運用のために、MIC-A/P FMEC と MIC-C/T/P FMEC の両方をシェルフに装着する必要があります。

図2-18に、MIC-C/T/P FMEC の前面プレートを示します。

図2-18 MIC-C/T/P の前面プレート

 

図2-19 に、MIC-C/T/P のブロック図を示します。

図2-19 MIC-C/T/P のブロック図

 

MIC-C/T/P FMEC には、RJ-45 LAN コネクタ上に 1 対の LED があります。グリーンの LED はリンクが存在する場合に点灯し、オレンジの LED はデータ転送中に点灯します。

2.5 OSC

ここでは、Optical Service Channel(OSC; 光サービス チャネル カード)について説明します。OSC は、DWDM リング内で隣接する 2 つのノードを接続する双方向チャネルです。各 DWDM ノード(端末ノードを除く)ごとに 2 つの異なる OSC 終端があります。1 つはウェスト側、もう 1 つはイースト側にあります。このチャネルでは、ONS 15454 DWDM ネットワークを管理するために使用する OSC オーバーヘッドを伝送します。OSC 信号は、波長 1510 nm を使用するためクライアントのトラフィックには影響しません。このチャネルの主な目的は、DWDM ネットワークのクロック同期とオーダーワイヤ チャネル通信を搬送することです。またこのチャネルは、ネットワークの各ノード間のトランスペアレント リンクも提供します。OSC は OC-3/STM-1 形式の信号です。

OSC モジュールには、2 つのバージョン(OSCM、OSC-CSM)があります。OSC-CSM には、OSC モジュールに加えて、OSC 波長コンバイナとセパレータ コンポーネントが組み込まれています。

2.5.1 OSCM カード

OSCM カードは、OPT-BST、OPT-BST-E、または OPT-BST-L のブースター増幅器を含む増幅ノードで使用します。OPT-BST、OPT-BST-E、および OPT-BST-L カードには、必要な OSC 波長コンバイナおよびセパレータのコンポーネントが備わっています。OSCM は、OC-N/STM-N カード、電気回路カード、またはクロスコネクト カードを使用するノードでは使用できません。OSCM はクロスコネクト カード スロットでもあるスロット 8 および 10 を使用します。

OSCM がサポートしている機能は次のとおりです。

OC-3/STM-1 形式の OSC

TCC2/TCC2P カードに転送され処理される、Supervisory Data Channel(SDC)

リング内のすべてのノードへの同期クロックの配布

100BaseT Far-End(FE; 遠端)User Channel(UC; ユーザ チャネル)

オーバーワイヤ サポートや光安全性などのモニタリング機能

OC-3/STM-1 Section Data Communications Channel(SDCC または RS-DCC)のオーバーヘッド バイトは、ネットワーク通信に使用されます。OC-3/STM-1 は、光トランシーバで終端、再生され、電気信号に変換されます。SDCC バイトまたは RS-DCC バイトは、バックプレーンの System Communication Link(SCL)バスを介して、アクティブおよびスタンバイの TCC2/TCC2P カードに転送され処理されます。オーダーワイヤ バイト(E1、E2、F1)もまた、SCL バスを介して TCC2/TCC2P に転送され、さらに AIC-I カードに転送されます。

OC-3/STM-1 のペイロード部分はファースト イーサネット UC の搬送に使用されます。フレームは Packet over SONET/SDH(POS)処理ブロックに送信されます。そこでイーサネット パケットが抽出され、RJ-45 コネクタで利用できるように処理されます。

OSCM は、基準クロック情報を、入力 OC-3/STM-1 信号から取り出し、DWDM カードに送信することで、配布します。DWDM カードは次に、このクロック情報をアクティブおよびスタンバイ TCC2/TCC2P カードに転送します。

図2-20 に、OSCM カードの前面プレートとブロック図を示します。

図2-20 OSCM カードの前面プレート

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1 レーザー製品カード」を参照してください。

図2-21 に、OSCM 内の Variable Optical Attenuator(VOA)のブロック図を示します。

図2-21 OSCM VOA 光モジュールの機能ブロック図

 

2.5.1.1 電力モニタリング

物理フォトダイオード P1 は、OSCM カードの電力をモニタリングします。返された電力レベル値は、OSC TX ポートに対して較正されます( 表2-19 )。

 

表2-19 OSCM VOA ポートの較正

フォトダイオード
CTC タイプ名
較正されるポート

P1

出力 OSC

OSC TX

2.5.1.2 OSCM カードレベルのインジケータ

OSCM カードには、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表2-20 参照)。

 

表2-20 OSCM カードレベルのインジケータ

カードレベルのインジケータ
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、または内部にハードウェア障害があることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

グリーンの ACT LED

グリーンの ACT LED は、OSCM カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートでの、Loss of Signal(LOS; 信号損失)、Loss of Frame Alignment(LOF)、Line Alarm Indication Signal(AIS-L)、高い BER などの、信号障害や信号状態を示します。このオレンジの Signal Fail(SF; 信号障害)LED は、送信および受信用の光ファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。光ファイバが正しく接続されると、ランプが消えます。

2.5.1.3 OSCM ポートレベルのインジケータ

カードのポートのステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認できます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。OSCM には、前面プレートに OC-3/STM-1 光ポートが 1 つあります。そのうちの長距離 OSC ポートでは、OSC を別の DWDM ノードとの間で送受信します。DCN データと FE ペイロードの両方がこのリンクで搬送されます。

2.5.2 OSC-CSM カード

OSC-CSM カードは、増幅器のないノードで使用します。これは、OSC-CSM の動作には OSC 波長コンバイナおよびセパレータを使用したブースター増幅器が必要ないことを意味します。OSC-CSM は、スロット 1~6 および 12~17 に装着できます。OSC-CSM カードをハイブリッド モードで使用するには、クロスコネクト カードと併用する必要があります。クロスコネクト カードによって、OC-N/STM-N カードと電気回路カード上の機能をイネーブルにすることができます。

OSC-CSM がサポートしている機能は次のとおりです。

光コンバイナおよびセパレータ モジュール。光サービス チャネルと Wavelength Division Multiplexing(WDM; 波長分割多重)信号間で多重化と逆多重化を行います。

OC-3/STM-1 形式の OSC

TCC2/TCC2P カードに転送され処理される SDC

リング内のすべてのノードへの同期クロックの配布

100BaseT FE UC

オーダーワイヤ サポートなどのモニタリング機能

光安全 ― 信号損失検出と警告、光 1×1 切り替えによる高速伝送パワー シャットダウン

Optical Safety Remote Interlock(OSRI) ― 光出力電力を遮断する機能

Automatic Laser Shutdown(ALS; 自動レーザー遮断) ― ファイバ切断時の安全機構。カードの ALS プロビジョニングの詳細については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』を参照してください。カードを使用してネットワークに ALS を実装する場合の詳細については、「ネットワークの光安全性 ― ALS」を参照してください。

回線から着信した WDM 信号は、OSC コンバイナおよびセパレータに渡され、そこで WDM 信号から OSC 信号が抽出されます。WDM 信号は残りのチャネルとともに COM ポート(前面パネルに表示あり)に送られ、OADM または増幅器ユニットにルーティングされます。OSC 信号は光トランシーバに送られます。

OSC は OC-3/STM-1 形式の信号です。OC-3/STM-1 SDCC または RS-DCC のオーバーヘッド バイトは、ネットワーク通信に使用されます。OC-3/STM-1 は、光トランシーバで終端、再生され、電気信号に変換されます。SDCC バイトまたは RS-DCC バイトは、バックプレーンの SCL バスを介して、アクティブおよびスタンバイ TCC2/TCC2P カードに転送され処理されます。オーダーワイヤ バイト(E1、E2、F1)もまた、SCL バスを介して TCC2/TCC2P に転送され、さらに AIC-I カードに転送されます。

OC-3/STM-1 のペイロード部分はファースト イーサネット UC を運ぶのに使用されます。フレームは POS 処理ブロックに送られます。そこでイーサネット パケットが抽出され、RJ-45 前面パネル コネクタで使用できるように処理されます。

OSC-CSM は、基準クロック情報を、入力 OC-3/STM-1 信号から取り出してアクティブおよびスタンバイ TCC2/TCC2P カードに送信することで、配布します。OSC-CSM はスロット 8 または 10(クロスコネクト カード スロット)を使用しないため、OSCM カードとはクロックの配布方法が異なります。


) S1 および S2(図2-24)は、スプリッタ比 2:98 の光スプリッタです。その結果、MON TX ポートの電力は、対応する COM RX ポートの電力に比べて約 17 dB 低く、MON RX ポートの電力は、COM TX ポートの電力に比べて約 20 dB 低くなります。この差は、P1 フォトダイオードにタップ カプラーがあるためです。


図2-22 に、OSC-CSM の前面プレートを示します。

図2-22 OSC-CSM の前面プレート

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1 レーザー製品カード」を参照してください。

図2-23 に、OSC-CSM カードのブロック図を示します。

図2-23 OSC-CSM のブロック図

 

図2-24 に、OSC-CSM 光モジュールの機能ブロック図を示します。

図2-24 OSC-CSM 光モジュールの機能ブロック図

 

2.5.2.1 電力モニタリング

物理フォトダイオード P1、P2、P3、および P5 は、OSC-CSM カードの電力をモニタリングします。機能は次のとおりです。

P1 および P2 ― 返された電力の値は、LINE RX ポートに対して較正されます。この値には、前のフィルタの挿入損失も含まれています(この電力ダイナミック レンジの読み取り値は、LINE RX 出力へ戻されています)。

P3 ― 返された値は、COM RX ポートに対して較正されます。

P5 ― 返された値は、LINE TX ポートに対して較正されます。この値には、次のフィルタの挿入損失も含まれています。

表2-21 に示すように、返された電力レベル値は、ポートに対して較正されます。

 

表2-21 OSC-CSM ポートの較正

フォトダイオード
CTC タイプ名
較正されるポート

P1

Out Com

LINE RX

P2

Input OSC

LINE RX

P3

In Com

COM RX

P5

Output Osc

LINE TX

2.5.2.2 OSC-CSM カードレベルのインジケータ

OSC-CSM カードには、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表2-22 参照)。

 

表2-22 OSC-CSM カードレベルのインジケータ

カードレベルのインジケータ
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、または内部にハードウェア障害があることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

グリーンの ACT LED

グリーンの ACT LED は、OSC-CSM カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートでの信号障害や信号状態(LOS、LOF、AIS-L、高い BER)を示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用の光ファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。光ファイバが正しく接続されると、ランプが消えます。

2.5.2.3 OSC-CSM ポートレベルのインジケータ

カードのポートのステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認できます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。OSC-CSM カードの前面プレートには、OC3 ポートに加えて、さらに 3 つのポート セットがあります。

2.6 光増幅器カード

ここでは、光増幅器カードについて説明します。光増幅器は、ハブ ノード、増幅 OADM ノード、回線増幅ノードなどの増幅ノードで使用します。増幅器には、 Optical Preamplifier(OPT-PRE; 光プリアンプ)、Optical Booster(OPT-BST; 光ブースター)増幅器、Optical Booster Enhanced(OPT-BST-E; 光ブースター拡張)増幅器、Optical Booster L-Band Amplifier(OPT-BST-L; 光ブースター L 帯域増幅器)、Optical L-Band Preamplifier(OPT-AMP-L; 光 L 帯域プリアンプ)の 5 つの形態があります。


) OPT-AMP-L プリアンプは、プリアンプまたはブースター増幅器としてソフトウェアで設定可能です。


光増幅器カードのアーキテクチャには、光パワー、レーザー光、および温度制御ループを管理するコントローラを備えた光プラグイン モジュールが含まれます。増幅器はまた、TCC2/TCC2P カードとの通信と、プロビジョニング、コントロール、アラームなどの Operations, Administration, Maintenance, and Provisioning(OAM&P; 運用、管理、保守、およびプロビジョニング)機能も管理します。

光増幅器には線形電力機能があり、ゲインが 28 dB 未満になっても定ゲイン モードに保つことができます。ただし長距離スパンのソリューションでは、増幅器を定電力モードにする必要があります。定電力モードでは、Automatic Power Control(APC; 自動電力制御)の要件が変わります。これは、システムがスパン損失劣化の影響を受けず、増幅器が、プロビジョニングの変更や障害の発生によってチャネル数が変化したときに自動的に出力電力を修正できないためです。

2.6.1 OPT-PRE 増幅器

ここでは、OPT-PRE 増幅器カードについて説明します。OPT-PRE は 50 GHz のチャネル間隔で 64 個のチャネルをサポートするように設計されていますが、現在サポートしているのは、100 GHz 間隔で 32 個のチャネルです。OPT-PRE は C 帯域 DWDM であり、DCU への割り当てとしては Mid-Amplifier Loss(MAL)の 2 段 Erbium-Doped Fiber Amplifier(EDFA; エルビウム添加光ファイバ増幅器)を使用しています。ゲイン チルトを制御するため、OPT-PRE には VOA が内蔵されています。VOA はまた DCU を基準値になるようにパディングするのにも使用されます。OPT-PRE は、スロット 1~6 および 12~17 に装着できます。

OPT-PRE の機能は次のとおりです。

チルトがプログラム可能な定ゲイン モード

真の可変ゲイン

高速過渡抑止

無歪低周波数転送機能

設定可能な最大出力電力

定出力電力モード(プロビジョニングで使用)

ファイバベースの DCU の MAL

定ゲイン モードでの Amplified Spontaneous Emissions(ASE; 増幅時自発放射)補償

フル モニタリングとアラーム処理(スレッシュホールド設定可)

2 段の増幅器からCTC までの入出力光パワーをモニタリングする 4 つの信号フォトダイオード

外部モニタリング用の光出力ポート


) 光スプリッタの比率は 1:99 です。その結果、MON ポートの電力は COM TX ポートの電力に比べて約 20 dB 低くなります。


図2-25 に、OPT-PRE 増幅器の前面プレートを示します。

図2-25 OPT-PRE の前面プレート

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品カード」を参照してください。

図2-26 に、OPT-PRE カードのブロック図を示します。

図2-26 OPT-PRE のブロック図

 

図2-27 に、OPT-PRE 光モジュールの機能ブロック図を示します。

図2-27 OPT-PRE 光モジュールの機能ブロック図

 

2.6.1.1 電力モニタリング

物理フォトダイオード P1、P2、P3、および P4 は、OPT-PRE カードの電力をモニタリングします。 表2-23 に示すように、返された電力レベル値は、ポートに対して較正されます。

 

表2-23 OPT-PRE ポートの較正

フォトダイオード
CTC タイプ名
較正されるポート

P1

Input Com

COM RX

P2

Output DC

DC TX

P3

Input DC

DC RX

P4

Output COM(合計出力)

COM TX

Output COM(信号出力)

2.6.1.2 OPT-PRE 増幅器カードレベルのインジケータ

OPT-PRE 増幅器カードには、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表2-24 参照)。

 

表2-24 OPT-PRE 増幅器カードレベルのインジケータ

カードレベルのインジケータ
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、または内部にハードウェア障害があることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

グリーンの ACT LED

グリーンの ACT LED は、OPT-PRE カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートでの信号障害や LOS などの信号状態を示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用の光ファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。光ファイバが正しく接続されると、ランプが消えます。

2.6.1.3 OPT-PRE ポートレベルのインジケータ

カードのポートのステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認できます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。OPT-PRE 増幅器には、前面プレートに 5 つの光ポートがあります。MON は出力モニタ ポートです。COM RX(受信)は入力信号ポートです。COM TX(送信)は出力信号ポートです。DC RX は MAL 入力信号ポートです。DC TX は MAL 出力信号ポートです。

2.6.2 OPT-BST 増幅器カード

ここでは、OPT-BST 増幅器カードについて説明します。OPT-BST のゲイン範囲は定ゲイン モードと出力電力モードで 5~20 dB です。OPT-BST は 50 GHz のチャネル間隔で 64 個のチャネルをサポートするように設計されていますが、現在サポートしているのは、100 GHz 間隔で 32 個のチャネルです。OPT-BST は OSC アド/ドロップ機能を持つ C 帯域 DWDM EDFA です。ONS 15454 に OPT-BST が装着されている場合、必要な処理は OSCM に OSC を処理させることだけです。OPT-BST は、スロット 1~6 および 12~17 に装着できます。ゲイン チルトの制御のため、OPT-BST には VOA が組み込まれています。

OPT-BST の機能は次のとおりです。

チルトがプログラム可能な定ゲイン モード

真の可変ゲイン

高速過渡抑止

無歪低周波数転送機能

設定可能な最大出力電力

定出力電力モード(プロビジョニングで使用)

定ゲイン モードでの ASE 補償

フル モニタリングとアラーム処理(スレッシュホールド設定可)

OSRI ― CTC によって光出力電力を停止したり安全レベルまで低下させたり(自動電力低下)する、ソフトウェアの機能

ALS ― ファイバ切断時の安全機構。カードの ALS プロビジョニングの詳細については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』を参照してください。カードを使用してネットワークに ALS を実装する場合の詳細については、「ネットワークの光安全性 ― ALS」を参照してください。


) 各光スプリッタの比率は 1:99 です。その結果、MON TX ポートおよび MON RX ポートの電力は COM TX ポートおよび COM RX ポートの電力に比べて約 20 dB 低くなります。


図2-28 に、OPT-BST 増幅器の前面プレートを示します。

図2-28 OPT-BST の前面プレート

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品カード」を参照してください。

図2-29 に、OPT-BST カードのブロック図を示します。

図2-29 OPT-BST のブロック図

 

図2-30 に、OPT-BST 光モジュールの機能ブロック図を示します。

図2-30 OPT-BST 光モジュールの機能ブロック図

 

2.6.2.1 電力モニタリング

物理フォトダイオード P1、P2、P3、および P4 は、OPT-BST カードの電力をモニタリングします。 表2-25 に示すように、返された電力レベル値は、ポートに対して較正されます。

 

表2-25 OPT-BST ポートの較正

フォトダイオード
CTC タイプ名
較正されるポート

P1

Input Com

COM RX

P2

Output Line(合計出力)

LINE TX

Output Line(信号出力)

P3

Output COM

LINE RX

P4

Output OSC

2.6.2.2 OPT-BST 増幅器カードレベルのインジケータ

OPT-BST 増幅器には、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表2-26 参照)。

 

表2-26 OPT-BST カードレベルのインジケータ

カードレベルのインジケータ
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、または内部にハードウェア障害があることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

グリーンの ACT LED

グリーンの ACT LED は、OPT-BST カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートでの信号障害や LOS などの信号状態を示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用の光ファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。光ファイバが正しく接続されると、ランプが消えます。

2.6.2.3 OPT-BST ポートレベルのインジケータ

カードのポートのステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認できます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。OPT-BST 増幅器には、前面プレートに 8 つの光ポートがあります。MON RX は出力モニタ ポート(受信セクション)です。MON TX は出力モニタ ポートです。COM RX は入力信号ポートです。LINE TX は出力信号ポートです。LINE RX は入力信号ポート(受信セクション)です。COM TX は出力信号ポート(受信セクション)です。OSC RX は OSC アド入力ポートです。OSC TX は OSC ドロップ出力ポートです。

2.6.3 OPT-BST-E 増幅器カード

ここでは、OPT-BST-E 増幅器カードについて説明します。これは、OPT-BST カードのゲイン拡張版です。OPT-BST-E のゲイン範囲は、定ゲイン モードと出力電力モードで、0 dBm のチルト管理で 8~23 dBm です。ただし、チルト管理なしの場合、ゲイン範囲は 23~26 dBm に拡張されます。詳細な仕様情報については、 付録 A「ハードウェア仕様」 を参照してください。OPT-BST-E は 50 GHz のチャネル間隔で 64 個のチャネルをサポートするように設計されていますが、現在サポートしているのは、100 GHz 間隔で 32 個のチャネルです。OPT-BST-E は OSC アド/ドロップ機能を持つ C 帯域 DWDM EDFA です。ONS 15454 に OPT-BST-E が装着されている場合、必要な処理は OSCM に OSC を処理させることだけです。OPT-BST-E は、スロット 1~6 および 12~17 に装着できます。ゲイン チルトの制御のため、OPT-BST-E には VOA が組み込まれています。

OPT-BST-E の機能は次のとおりです。

チルトがプログラム可能な定ゲイン モード

真の可変ゲイン

ゲインの拡張(チルト管理なしの場合)

高速過渡抑止

無歪低周波数転送機能

設定可能な最大出力電力

定出力電力モード(プロビジョニングで使用)

定ゲイン モードでの ASE 補正

フル モニタリングとアラーム処理(スレッシュホールド設定可)

OSRI。CTC によって光出力電力を停止したり安全レベルまで低下させたり(自動電力低下)する、ソフトウェアの機能

ALS ― ファイバ切断時の安全機構。カードの ALS プロビジョニングの詳細については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』を参照してください。カードを使用してネットワークに ALS を実装する場合の詳細については、「ネットワークの光安全性 ― ALS」を参照してください。


) 各光スプリッタの比率は 1:99 です。その結果、MON TX ポートおよび MON RX ポートの電力は COM TX ポートおよび COM RX ポートの電力に比べて約 20 dB 低くなります。


図2-31 に、OPT-BST-E 増幅器の前面プレートを示します。

図2-31 OPT-BST-E の前面プレート

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品カード」を参照してください。

図2-32 に、OPT-BST-E カードのブロック図を示します。

図2-32 OPT-BST-E のブロック図

 

図2-33 に、OPT-BST-E 光モジュールの機能ブロック図を示します。

図2-33 OPT-BST-E 光モジュールの機能ブロック図

 

2.6.3.1 電力モニタリング

物理フォトダイオード P1、P2、P3、および P4 は、OPT-BST-E カードの電力をモニタリングします。 表2-27 に示すように、返された電力レベル値は、ポートに対して較正されます。

 

表2-27 OPT-BST-E ポートの較正

フォトダイオード
CTC タイプ名
較正されるポート

P1

Input Com

COM RX

P2

Output Line(合計出力)

LINE TX

Output Line(信号出力)

P3

Output COM

LINE RX

P4

Output OSC

2.6.3.2 OPT-BST-E 増幅器カードレベルのインジケータ

OPT-BST-E 増幅器には、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表2-28 参照)。

 

表2-28 OPT-BST-E カードレベルのインジケータ

カードレベルのインジケータ
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、または内部にハードウェア障害があることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

グリーンの ACT LED

グリーンの ACT LED は、OPT-BST-E カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートでの信号障害や LOS などの信号状態を示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用の光ファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。光ファイバが正しく接続されると、ランプが消えます。

2.6.3.3 OPT-BST-E ポートレベルのインジケータ

カードのポートのステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認できます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。OPT-BST-E 増幅器には、前面プレートに 8 つの光ポートがあります。MON RX は出力モニタ ポート(受信セクション)です。MON TX は出力モニタ ポートです。COM RX は入力信号ポートです。LINE TX は出力信号ポートです。LINE RX は入力信号ポート(受信セクション)です。COM TX は出力信号ポート(受信セクション)です。OSC RX は OSC アド入力ポートです。OSC TX は OSC ドロップ出力ポートです。

2.6.4 OPT-BST-L 増幅器カード

ここでは、OPT-BST-L 増幅器カードについて説明します。OPT-BST-L の標準ゲイン範囲は、制御可能ゲイン チルト モードで 8 ~ 20 dB、制御不可ゲイン チルト モードで 20 ~ 27 dB です。
OPT-BST-L は 50 GHz のチャネル間隔で 64 個のチャネルをサポートするように設計されていますが、現在サポートしているのは、100 GHz 間隔で 32 個のチャネルです。OPT-BST-L は OSC アド/ドロップ機能を持つ L 帯域 DWDM EDFA です。このカードは、特にDispersion Shifted(DS; 分散シフト型)ファイバまたは SMF-28 シングルモード ファイバを採用するネットワークでの使用に最適です。ONS 15454 に OPT-BST-L が装着されている場合、必要な処理は OSCM に OSC を処理させることだけです。OPT-BST-L は、スロット 1~6 および 12~17 に装着できます。ゲイン チルトの制御のため、OPT-BST-L には VOA が組み込まれています。

OPT-BST-L の機能は次のとおりです。

チルトがプログラム可能な定ゲイン モード

真の可変ゲイン

高速過渡抑止

無歪低周波数転送機能

設定可能な最大出力電力

定出力電力モード(プロビジョニングで使用)

定ゲイン モードでの ASE 補償

フル モニタリングとアラーム処理(スレッシュホールド設定可)

OSRI ― CTC によって光出力電力を停止したり安全レベルまで低下させたり(自動電力低下)する、ソフトウェアの機能

ALS ― ファイバ切断時の安全機構。カードの ALS プロビジョニングの詳細については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』を参照してください。カードを使用してネットワークに ALS を実装する場合の詳細については、「ネットワークの光安全性 ― ALS」を参照してください。


) 各光スプリッタの比率は 1:99 です。その結果、MON TX ポートおよび MON RX ポートの電力は COM TX ポートおよび COM RX ポートの電力に比べて約 20 dB 低くなります。


図2-34 に、OPT-BST-L 増幅器の前面プレートとブロック図を示します。

図2-34 OPT-BST-L の前面プレート

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品カード」を参照してください。

図2-35 に、OPT-BST-L 光モジュールの機能ブロック図を示します。

図2-35 OPT-BST-L 光モジュールの機能ブロック図

 

2.6.4.1 電力モニタリング

物理フォトダイオード P1、P2、P3、P4、および P5、は、OPT-BST-L カードの電力をモニタリングします。 表2-29 に示すように、返された電力レベル値は、ポートに対して較正されます。

 

表2-29 OPT-BST-L ポートの較正

フォトダイオード
CTC タイプ名
較正されるポート

P1

Input COM

COM RX

P2

Output Line(合計出力)

LINE TX

Output Line(信号出力)

P3

Output OSC-RX

OSC RX

P4

Output COM

LINE RX

P5

Output OSC-TX

2.6.4.2 OPT-BST-L 増幅器カードレベルのインジケータ

OPT-BST-L 増幅器には、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表2-30 参照)。

 

表2-30 OPT-BST-L カードレベルのインジケータ

カードレベルのインジケータ
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、または内部にハードウェア障害があることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

グリーンの ACT LED

グリーンの ACT LED は、OPT-BST-L カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートでの信号障害や LOS などの信号状態を示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用の光ファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。光ファイバが正しく接続されると、ランプが消えます。

2.6.4.3 OPT-BST-L ポートレベルのインジケータ

カードのポートのステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認できます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。OPT-BST-L 増幅器には、前面プレートに 8 つの光ポートがあります。MON RX は出力モニタ ポート(受信セクション)です。MON TX は出力モニタ ポートです。COM RX は入力信号ポートです。LINE TX は出力信号ポートです。LINE RX は入力信号ポート(受信セクション)です。COM TX は出力信号ポート(受信セクション)です。OSC RX は OSC アド入力ポートです。OSC TX は OSC ドロップ出力ポートです。

2.6.5 OPT-AMP-L カード

ここでは、OPT-AMP-L プリアンプ カードについて説明します。OPT-AMP-L は、L 帯域 DWDM 光増幅器モジュールで、外部 DCU および OSC アド/ドロップ機能用 Mid-Stage Access Loss(MSL; 中間アクセス損失)付 2 段 EDFA で構成されています。CTC を使用すると、カードはプリアンプ(OPT-PRE)またはブースター増幅器(OPT-BST)としてプロビジョニング可能で、DS ファイバまたは SMF-28 シングルモード ファイバを採用したネットワークで使用するのに最適です。増幅器は、波長範囲 1570 ~ 1605 nm で、最大 64 個の光伝送チャネルを 50 GHz のチャネル間隔で動作させることができます。

OPT-AMP-L は、ゲインと MSL 範囲を通じて最大信号パワーが 20 dBm に達することができます。増幅器には、標準ゲイン範囲 で 12 ~ 24 dBm、制御不可ゲイン チルトで 24 ~ 35 dBm の範囲で設定可能な可変ゲイン範囲があり、また、外部 DCU に対して最大 12 dBm MSL まで提供します。

ONS 15454 に OPT-AMP-L が装着されている場合、必要な処理は OSCM に OSC を処理させることだけです。OPT-AMP-L は、スロット 1~6 および 12~17 に装着できます。ゲイン チルトの制御のため、OPT-AMP-L には VOA が組み込まれています。

OPT-AMP-L カードの機能は、次のとおりです。

最大パワー出力 20 dBm

真の可変ゲイン増幅器

高速過渡抑止 ― 障害時や容量増加状況でのビット エラーを回避するために、パワー レベルを 100 ミリ秒単位で調整可能。

無歪低周波数転送機能

分散補償ユニット用のMSL

定ポンプ電流モード(テスト モード)

定出力電力モード(光ノード設定中に使用)

定ゲイン モード

定ゲイン モードおよび定出力電力モードでの内部 ASE 補償

プログラミング可能チルト

フル モニタリングとアラーム処理機能

すべての入力ポートにおける信号損失検出およびアラーム、高速電力ダウン制御(1 秒以内)、および安全電力モードでの最大出力電力低下による、光安全性のサポート。カードの ALS プロビジョニングの詳細については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』を参照してください。カードを使用してネットワークに ALS を実装する場合の詳細については、「ネットワークの光安全性 ― ALS」を参照してください。


) トラブルシューティングのために OPT-AMP-L ファイバを切断する前に、OPT-AMP-L のプラグが抜かれていることを確認してください。


図2-36 に、OPT-AMP-L 増幅器の前面プレートとブロック図を示します。

図2-36 OPT-AMP-L の前面プレート

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品カード」を参照してください。

図2-37 に、OPT-AMP-L 光モジュールの機能ブロック図を示します。

図2-37 OPT-AMP-L 光モジュールの機能ブロック図

 

2.6.5.1 電力モニタリング

物理フォトダイオード P1~P7 は、OPT-AMP-L カードの電力をモニタリングします。 表2-31 に示すように、返された電力レベル値は、ポートに対して較正されます。

 

表2-31 OPT-AMP-L ポートの較正

フォトダイオード
CTC タイプ名
較正されるポート

P1

Input COM Power

COM RX

P2

Output DC(合計電力)

DC TX

Output DC(信号電力)

P3

Input DC(入力電力)

DC RX

P4

Output Line Transmit(合計電力)

LINE TX

Output Line Transmit(信号電力)

P5

Input Line Receive Power

LINE RX

P6

Input OSC Receive Power

P7

Output OSC Transmit Power

OSC RX

2.6.5.2 OPT-AMP-L 増幅器カードレベルのインジケータ

OPT-AMP-L 増幅器には、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表2-32 参照)。

 

表2-32 OPT-AMP-L カードレベルのインジケータ

カードレベルのインジケータ
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、または内部にハードウェア障害があることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

グリーンの ACT LED

グリーンの ACT LED は、OPT-AMP-L カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートでの信号障害や LOS などの信号状態を示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用の光ファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。光ファイバが正しく接続されると、ランプが消えます。

2.6.5.3 OPT-AMP-L ポートレベルのインジケータ

カードのポートのステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認できます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。OPT-AMP-L 増幅器には、前面プレートに 10 個の光ポートがあります。MON RX は出力モニタ ポート(受信セクション)です。MON TX は出力モニタ ポートです。COM RX は入力信号ポートです。LINE TX は出力信号ポートです。LINE RX は入力信号ポート(受信セクション)です。COM TX は出力信号ポート(受信セクション)です。OSC RX は OSC アド入力ポートです。OSC TX は OSC ドロップ出力ポートです。DC TX は、DCU への出力信号で、DC RX は DCU からの入力信号です。

2.7 マルチプレクサ カードとデマルチプレクサ カード

ここでは、マルチプレクサ カードとデマルチプレクサ カードについて説明します。

2.7.1 32MUX-O カード

32 チャネル マルチプレクサ(32MUX-O)カードは、チャネル計画で示された 32 個の 100 GHz 間隔のチャネルを多重化します。32MUX-O カードは ONS 15454 の 2 スロットを占有し、スロット 1~5 および 12~16 に装着できます。

32MUX-O の機能は次のとおりです。

チャネルの完全多重化機能を可能にする Arrayed Waveguide Grating(AWG)装置

各シングルチャネル ポートに VOA を装備。これにより多重化を行う前に自動光パワー調整を行います。電源障害時には、VOA が最大減衰に設定されます。手動による VOA の設定も可能です。

フォトダイオードを使用した各シングルチャネル ポートのモニタリング。これにより自動電源調整が行われます。

分配比 1:99 の追加の光モニタリング ポートが利用可能です。

図2-38 に、32MUX-O の前面プレートを示します。

図2-38 32MUX-O の前面プレート

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1 レーザー製品カード」を参照してください。

図2-39 に、32MUX-O カードのブロック図を示します。

図2-39 32MUX-O のブロック図

 

32 MUX-O カードの前面パネルには、クライアント入力インターフェイス用 Multifiber Push-On(MPO)ケーブルを受け入れる 4 つの受信コネクタがあります。MPO ケーブルは、8 つのケーブルに分かれます。また 32MUX-O カードには、LC-PC-II 光コネクタが 2 つあり、1 つが主出力用、もう 1 つがモニタ ポート用です。

図2-40 に、32MUX-O 光モジュールの機能ブロック図を示します。

図2-40 32MUX-O 光モジュールの機能ブロック図

 

2.7.1.1 チャネル計画

32MUX-O は、通常、ハブ ノードで使用し、回線での増幅および伝送の前に、100 GHz 間隔の 32 個のチャネルを 1 本のファイバに多重化します。 表2-33 に、チャネル計画を示します。

 

表2-33 32MUX-O のチャネル計画

チャネル番号5
チャネル ID
周波数(GHz)
波長(nm)

1

30.3

195.9

1530.33

2

31.2

195.8

1531.12

3

31.9

195.7

1531.90

4

32.6

195.6

1532.68

5

34.2

195.4

1534.25

6

35.0

195.3

1535.04

7

35.8

195.2

1535.82

8

36.6

195.1

1536.61

9

38.1

194.9

1538.19

10

38.9

194.8

1538.98

11

39.7

194.7

1539.77

12

40.5

194.6

1540.56

13

42.1

194.4

1542.14

14

42.9

194.3

1542.94

15

43.7

194.2

1543.73

16

44.5

194.1

1544.53

17

46.1

193.9

1546.12

18

46.9

193.8

1546.92

19

47.7

193.7

1547.72

20

48.5

193.6

1548.51

21

50.1

193.4

1550.12

22

50.9

193.3

1550.92

23

51.7

193.2

1551.72

24

52.5

193.1

1552.52

25

54.1

192.9

1554.13

26

54.9

192.8

1554.94

27

55.7

192.7

1555.75

28

56.5

192.6

1556.55

29

58.1

192.4

1558.17

30

58.9

192.3

1558.98

31

59.7

192.2

1559.79

32

60.6

192.1

1560.61

5.チャネル番号のカラムは単なる参照用です。チャネル ID は ONS 15454 と一貫性を持ち、カード ID としても使用されます。

2.7.1.2 電力モニタリング

物理フォトダイオード P1~P32 は、32MUX-O カードの電力をモニタリングします。 表2-34 に示すように、返された電力レベル値は、ポートに対して較正されます。

 

表2-34 32MUX-O ポートの較正

フォトダイオード
CTC タイプ名
較正されるポート

P1 ~ P32

ADD

COM TX

2.7.1.3 32MUX-O カードレベルのインジケータ

32MUX-O カードには、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表2-35 参照)。

 

表2-35 32MUX-O カードレベルのインジケータ

カードレベルのインジケータ
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、または内部にハードウェア障害があることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

グリーンの ACT LED

グリーンの ACT LED は、32MUX-O カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートで信号障害があることを示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用の光ファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。光ファイバが正しく接続されると、ランプは消えます。

2.7.1.4 32MUX-O ポートレベルのインジケータ

カードのポートのステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認できます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。32MUX-O カードには、前面プレートに 5 セットのポートがあります。

COM TX は回線出力ポートです。COM MON は光モニタリング ポートです。xx.x ~ yy.y の RX ポートは、チャネル計画に応じた波長 xx.x から yy.y までの範囲の 8 チャネルの 4 グループを表します。

2.7.2 32DMX-O カード

32 チャネル デマルチプレクサ(32DMX-O)カードは、チャネル計画で示された 32 個の 100 GHz 間隔のチャネルを逆多重化します。32DMX-O は ONS 15454 の 2 スロットを占有し、スロット 1~5 および 12~16 に装着できます。

32DMX-O の機能は次のとおりです。

チャネルの逆多重化を可能にする AWG

各シングルチャネル ポートに VOA を装備。これにより逆多重化を行ったあとに自動光パワー調整を行います。電源障害時には、VOA が安全のために最大減衰に設定されます。手動による VOA の設定も可能です。

32 DXM-O カードの前面パネルに、クライアント入力インターフェイス用 MPO ケーブルを受け入れる 4 つの物理受信コネクタを装備。MPO ケーブルは、8 つのケーブルに分かれます。


) これに対して、シングルスロット 32DMX カードの各ドロップ ポートには、光パワー調整のための VOA がありません。32DMX 光デマルチプレクサ モジュールは、ONS 15454 の Multiservice Transport Platform(MSTP)ノードで、32WSS カードと組み合わせて使用します。


各シングルチャネル ポートはフォトダイオードを使用してモニタリングされ、自動電源調整が行われます。

図2-41 に、32DMX-O の前面プレートを示します。

図2-41 32DMX-O の前面プレート

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品カード」を参照してください。

図2-42 に、32DMX-O カードのブロック図を示します。

図2-42 32DMX-O のブロック図

 

図2-43 に、32DMX-O 光モジュールの機能ブロック図を示します。

図2-43 32DMX-O 光モジュールの機能ブロック図

 

2.7.2.1 電力モニタリング

物理フォトダイオード P1~P33 は、32DMX-O カードの電力をモニタリングします。 表2-36 に示すように、返された電力レベル値は、ポートに対して較正されます。

 

表2-36 32DMX-O ポートの較正

フォトダイオード
CTC タイプ名
較正されるポート

P1 ~ P32

DROP

DROP TX

P33

INPUT COM

COM RX

2.7.2.2 32DMX-O カードレベルのインジケータ

32DMX-O カードには、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表2-37 参照)。

 

表2-37 32DMX-O カードレベルのインジケータ

カードレベルのインジケータ
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、または内部にハードウェア障害があることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

グリーンの ACT LED

グリーンの ACT LED は、32DMX-O カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートで信号障害があることを示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用の光ファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。光ファイバが正しく接続されると、ランプが消えます。

2.7.2.3 32DMX-O ポートレベルのインジケータ

カードのポートのステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認できます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。32DMX-O カードには、前面プレートに 5 セットのポートがあります。MON は出力モニタ ポートです。COM RX は回線入力ポートです。xx.x ~ yy.y の TX ポートは、チャネル計画に応じた波長 xx.x から yy.y までの範囲の 8 チャネルの 4 グループを表します。

2.7.3 32DMX カード

32チャネル デマルチプレクサ(32DMX)カードは、シングルスロット光デマルチプレクサです。このカードは、COM RX ポートで集約光信号を受信して、32 個の 100 GHz 間隔のチャネルに逆多重化します。32DMX カードは、スロット 1~6 および 12~17 に装着できます。

32DMX には次の上位レベルの機能があります。

COM RX ポート ― COM RX は、逆多重化する集約光信号用の入力ポートです。このポートは、光パワーを調整する VOA と、光パワー モニタリング用のフォトダイオードによってサポートされています。

DROP ポート(1~32) ― 32DMX の出力側は、32 個のドロップ ポートを提供します。これらのポートは、通常、ROADM ノード内でのチャネルのドロップに使用されます。各ドロップ ポートには、光パワー モニタリング用のフォトダイオードがあります。2 スロットの 32DMX-O デマルチプレクサとは異なり、32DMX のドロップ ポートには、光パワー調整のための、チャネルごとの VOA がありません。

終端サイトは、32WSS カードと 32DMX カードを 1 枚ずつ、シェルフのイースト側かウェスト側に接続するだけで、設定できます。

図2-44 に、32DMX カードの前面パネルと、ポート間の基本的なトラフィック フローを示します。

図2-44 32DMX の前面プレートとポート

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品カード」を参照してください。

32DMX の前面パネルには、32 個の DROP TX ポート用のコネクタがあります。これらのポートは、4 つの 8 ファイバ MPO リボン コネクタによって接続されています。デマルチプレクサへの着信光信号は、COM RX ポートに到着します。この入力ポートは、単一の LC デュプレックス光コネクタによって接続されています。

図2-45 に、32DMX カードのブロック図を示します。

図2-45 32DMX のブロック図

 

図2-46 に、32DMX 光モジュールの機能ブロック図を示します。

図2-46 32DMX 光モジュールの機能ブロック図

 

2.7.3.1 ROADM

32DMX カードを 32WSS カードと併用すると、ROADM 機能を持つソフトウェア制御 NE を作成できます。ROADM 機能には、2 枚の 32DMX シングルスロット カードと、2 枚の 32WSS ダブルスロット カードが必要です(ONS 15454 シャーシで合計 6 つのスロット)。

ROADM 機能を実装すると、CTC、Cisco MetroPlanner、および Cisco Transport Manager(CTM)を使用して、ONS 15454 の MSTP ノードを光チャネル レベルで設定できるようになります。32DMX カードと 32WSS カードのどちらも、Planar Lightwave Circuit(PLC; 平面光波回路)技術を利用して、波長レベルの処理を実行します。

2.7.3.2 電力モニタリング

物理フォトダイオード P1~P33 は、32DMX カードの電力をモニタリングします。 表2-38 に示すように、返された電力レベル値は、ポートに対して較正されます。

 

表2-38 32DMX ポートの較正

フォトダイオード
CTC タイプ名
較正されるポート

P1 ~ P32

DROP

DROP TX

P33

INPUT COM

COM RX

2.7.3.3 32DMX カードレベルのインジケータ

表2-39 に、32DMX カード上の 3 つのカードレベルの LED インジケータを示します。

 

表2-39 32DMX カードレベルのインジケータ

カードレベルのインジケータ
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、または内部にハードウェア障害があることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

グリーンの ACT LED

グリーンの ACT LED は、32DMX カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートで信号障害があることを示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用の光ファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。光ファイバが正しく接続されると、ランプが消えます。

2.7.3.4 32DMX ポートレベルのインジケータ

32DMX のポートのステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認できます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。

32DMX カードには、前面プレートに 5 つのポートがあります。COM RX のラベルが付いたポートは、回線入力ポートです(通常、32WSS モジュールからの DROP TX を受信します)。TX ポートは、32 個のドロップ ポートです。これらのコネクタは、チャネル計画に応じて波長 xx.x から yy.y までの範囲の 8 チャネルの 4 グループを提供します。

2.7.4 32DMX-L カード

32 チャネル デマルチプレクサ L 帯域 カード(32DMX-L)は、シングルスロット光デマルチプレクサです。このカードは、COM RX ポートで集約光信号を受信して、32 個の 100 GHz 間隔のチャネルに逆多重化します。32DMX-L カードは、特に DSファイバまたは SMF-28 シングルモード ファイバを採用するネットワークでの使用に最適です。32DMX-L カードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 に装着できます。

32DMX-L カードには次の上位レベルの機能があります。

COM RX ポート ― COM RX は、逆多重化する集約光信号用の入力ポートです。このポートは、光パワーを調整する VOA と、光パワー モニタリング用のフォトダイオードによってサポートされています。

DROP ポート(1~32) ― 32DMX-L カードの出力側は、32 個のドロップ ポートを提供します。これらのポートは、通常、ROADM ノード内でのチャネルのドロップに使用されます。各ドロップ ポートには、光パワー モニタリング用のフォトダイオードがあります。2 スロットの 32DMX-O デマルチプレクサとは異なり、32DMX-L のドロップ ポートには、光パワー調整のための、チャネルごとの VOA がありません。

ターミナル サイトは、32WSS-L カードと 32DMX-L カードを 1 枚ずつ、シェルフのイースト側かウェスト側に接続するだけで、設定できます。

図2-47 に、32DMX-L カードの前面パネルと、ポート間の基本的なトラフィック フローを示します。

図2-47 32DMX-L の前面プレートとポート

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品カード」を参照してください。

32DMX-L の前面パネルには、32 個の DROP TX ポート用のコネクタがあります。これらのポートは、4 つの 8 ファイバ MPO リボン コネクタによって接続されています。デマルチプレクサへの着信光信号は、COM RX に到着します。この入力ポートは、単一の LC デュプレックス光コネクタによって接続されています。

図2-48 に、32DMX-L カードのブロック図を示します。

図2-48 32DMX-L のブロック図

 

図2-49 に、32DMX-L 光モジュールの機能ブロック図を示します。

図2-49 32DMX-L 光モジュールの機能ブロック図

 

2.7.4.1 ROADM

32DMX-L カードを 32WSS-L カードと併用すると、ROADM 機能を持つソフトウェア制御 NE を作成できます。ROADM 機能には、2 枚の 32DMX-L シングルスロット カードと、2 枚の 32WSS-L ダブルスロット カードが必要です(ONS 15454 シャーシで合計 6 つのスロット)。

ROADM 機能を実装すると、CTC、Cisco MetroPlanner、および CTM を使用して、ONS 15454 の MSTP ノードを光チャネル レベルで設定できるようになります。32DMX-L カードと 32WSS-L カードのどちらも、PLC 技術を利用して、波長レベルの処理を実行します。

2.7.4.2 電力モニタリング

物理フォトダイオード P1~P33 は、32DMX-L カードの電力をモニタリングします。 表2-40 に示すように、返された電力レベル値は、ポートに対して較正されます。

 

表2-40 32DMX-L ポートの較正

フォトダイオード
CTC タイプ名
較正されるポート

P1 ~ P32

DROP

DROP TX

P33

INPUT COM

COM RX

2.7.4.3 32DMX-L カードレベルのインジケータ

表2-41 に、32DMX-L カード上の 3 つのカードレベルの LED インジケータを示します。

 

表2-41 32DMX-L カードレベルのインジケータ

カードレベルのインジケータ
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、または内部にハードウェア障害があることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

グリーンの ACT LED

グリーンの ACT LED は、32DMX-L カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートで信号障害があることを示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用の光ファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。光ファイバが正しく接続されると、ランプが消えます。

2.7.4.4 32DMX-L ポートレベルのインジケータ

32DMX-L のポートのステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認できます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。

32DMX-L カードには、前面プレートに 5 つのポートがあります。COM RX のラベルが付いたポートは、回線入力ポートです(通常、32WSS-L モジュールからの DROP TX を受信します)。TX ポートは、32 個のドロップ ポートです。これらのコネクタは、チャネル計画に応じて波長 xx.x から yy.y までの範囲の 8 チャネルの 4 グループを提供します。

2.7.5 4MD-xx.x カード

4 チャネル マルチプレクサ/デマルチプレクサ(4MD-xx.x)カードは、チャネル計画で示された 4個の 100 GHz 間隔のチャネルを多重化および逆多重化します。4MD-xx.x カードは帯域 OADM(AD-1B-xx.x と AD-4B-xx.x の両方)とともに使用するように設計されています。

このカードは双方向です。デマルチプレクサ機能およびマルチプレクサ機能が、1 枚のカードの 2 つのセクションに別々に実装されています。これによって、逆方向に流れる信号を 1 枚のカードで管理できます。

このカードには、8 つのバージョンがあり、これは 表2-42 に示す 8 つのサブ帯域に対応しています。4MD-xx.x は、スロット 1~6 および 12~17 に装着できます。

4MD-xx.x は、プラグイン光モジュール内に次の機能が実装されています。

干渉フィルタのパッシブ カスケード。チャネル多重化/逆多重化機能を実行します。

各多重化セクションのすべてのポートでのソフトウェア制御 VOA。多重化された各チャネルの光パワーを調整します。

マルチプレクサおよびデマルチプレクサの入出力ポートのフォトダイオード。電力制御と安全性のためソフトウェアでモニタリングされます。

共通 DWDM 入出力ポートでのソフトウェア モニタリング仮想フォトダイオード。仮想フォトダイオードは、当該ポートでの光パワーを計算するファームウェアです。この計算は、シングル チャネル フォトダイオードの読み取り値と、対応するパスの挿入損失に基づいて行われます。

図2-50 に、4MD-xx.x の前面プレートを示します。

図2-50 4MD-xx.x の前面プレート

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品カード」を参照してください。

図2-51 に、4MD-xx.x カードのブロック図を示します。

図2-51 4MD-xx.x ブロック図

 

図2-52 に、4MD-xx.x 光モジュールの機能ブロック図を示します。

図2-52 4MD-xx.x 光モジュールの機能ブロック図

 

図2-52 の光モジュールは光学的にパッシブであり、チャネルの多重化および逆多重化機能を実行する干渉フィルタ カスケードで構成されています。

多重化セクションのすべての入力パスには、多重化された各チャネルの光パワーを調整するために VOA があります。一部の光入出力ポートは、電力制御と安全の両目的で実装されたフォトダイオードによってモニタリングされます。内部制御によって、VOA 設定と機能、フォトダイオード検出、およびアラーム スレッシュホールドが管理されます。主入出力ポートの電力は、仮想フォトダイオードを使用してモニタリングされます。仮想フォトダイオードは、プラグイン モジュールのファームウェアに実装されています。このファームウェアは、ポートの電力を算出し、すべてのシングル チャネル ポートの測定値を合計(および適切なパス挿入損失を適用)して得られた値を、TCC2/TCC2P カードに渡します。

2.7.5.1 波長ペア

表2-42 に、4MD-xx.x カードの帯域 ID とアド/ドロップ チャネル ID を示します。

 

表2-42 4MD-xx.x チャネル セット

帯域 ID
アド/ドロップ チャネル ID

帯域 30.3(A)

30.3、31.2、31.9、32.6

帯域 34.2(B)

34.2、35.0、35.8、36.6

帯域 38.1(C)

38.1、38.9、39.7、40.5

帯域 42.1(D)

42.1、42.9、43.7、44.5

帯域 46.1(E)

46.1、46.9、47.7、48.5

帯域 50.1(F)

50.1、50.9、51.7、52.5

帯域 54.1(G)

54.1、54.9、55.7、56.5

帯域 58.1(H)

58.1、58.9、59.7、60.6

2.7.5.2 電力モニタリング

物理フォトダイオード P1~P8 および仮想フォトダイオード V1~V2 は、4MD-xx.x カードの電力をモニタリングします。 表2-43 に示すように、返された電力レベル値は、ポートに対して較正されます。

 

表2-43 4MD-xx.x ポートの較正

フォトダイオード
CTC タイプ名
較正されるポート

P1 ~ P4

ADD

COM TX

P5 ~ P8

DROP

DROP TX

V1

OUT COM

COM TX

V2

IN COM

COM RX

2.7.5.3 4MD-xx.x カードレベルのインジケータ

4MD-xx.x カードには、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表2-44 参照)。

 

表2-44 4MD-xx.x カードレベルのインジケータ

カードレベルのインジケータ
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、または内部にハードウェア障害があることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

グリーンの ACT LED

グリーンの ACT LED は、4MD-xx.x カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートで信号障害があることを示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用の光ファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。光ファイバが正しく接続されると、ランプが消えます。

2.7.5.4 4MD-xx.x のポートレベルのインジケータ

カードのポートのステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認できます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。4MD-xx.x カードには、前面プレートに 5 セットのポートがあります。COM RX は回線入力ポートです。COM TX は回線出力ポートです。15xx.x TX ポートは逆多重化されたチャネルの出力 1~4 ポートを表します。15xx.x RX ポートは多重化されたチャネルの入力 1~4 ポートを表します。

2.8 光アド/ドロップ マルチプレクサ カード

ここでは、光アド/ドロップ マルチプレクサ カードについて説明します。

2.8.1 AD-1C-xx.x カード

1 チャネル OADM(AD-1C-xx.x)カードは、DWDM カード システムの 100 GHz 間隔内で利用する 32 チャネルの 1 つをパッシブにアドまたはドロップします。このカードの 32 個のバージョン(それぞれが 1 つの波長でのみ使用するように設計されている)が、ONS 15454 DWDM システムで使用されます。このカードの各波長バージョンごとに異なる部品番号が指定されています。AD-1C-xx.x は、スロット 1~6 および 12~17 に装着できます。

AD-1C-xx.x カードの内部機能は、次のとおりです。

カスケードされた 2 つのパッシブ光干渉フィルタ。チャネルのアド/ドロップ機能を実行

1 つのソフトウェア制御 VOA。挿入されたチャネルの光パワーを調整

ソフトウェア制御 VOA。エクスプレス光パスの挿入損失を調整

VOA 設定と機能、フォトダイオード検出、およびアラーム スレッシュホールドの内部制御

共通 DWDM 入出力ポートでのソフトウェア モニタリング仮想フォトダイオード(ポートの光パワーのファームウェア計算)

図2-53 に、AD-1C-xx.x の前面プレートを示します。

図2-53 AD-1C-xx.x の前面プレート

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品カード」を参照してください。

図2-54 に、AD-1C-xx.x カードのブロック図を示します。

図2-54 AD-1C-xx.x のブロック図

 

図2-55 に、AD-1C-xx.x 光モジュールの機能ブロック図を示します。

図2-55 AD-1C-xx.x 光モジュールの機能ブロック図

 

2.8.1.1 電力モニタリング

物理フォトダイオード P1~P4 および仮想フォトダイオード V1~V2 は、AD-1C-xx.x カードの電力をモニタリングします。 表2-45 に示すように、返された電力レベル値は、ポートに対して較正されます。

 

表2-45 AD-1C-xx.x ポートの較正

フォトダイオード
CTC タイプ名
較正されるポート

P1

ADD

COM TX

P2

DROP

DROP TX

P3

IN EXP

EXP RX

P4

OUT EXP

EXP TX

V1

IN COM

COM RX

V2

OUT COM

COM TX

2.8.1.2 AD-1C-xx.x カードレベルのインジケータ

AD-1C-xx.x カードには、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表2-46 参照)。

 

表2-46 AD-1C-xx.x カードレベルのインジケータ

カードレベルのインジケータ
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、または内部にハードウェア障害があることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

グリーンの ACT LED

グリーンの ACT LED は、AD-1C-xx.x カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、信号障害を示します。SF LED は、送信および受信用の光ファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。光ファイバが正しく接続されると、消灯します。

2.8.1.3 AD-1C-xx.x のポートレベルのインジケータ

カードのポートのステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認できます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。AD-1C-xx.x には 6 つの LC-PC-II 光ポートがあります。そのうちの 2 つはアド/ドロップ チャネル クライアントの入出力に、2 つはエクスプレス チャネルの入出力に、残りの 2 つは通信に使用されます。

2.8.2 AD-2C-xx.x カード

2 チャネル OADM(AD-2C-xx.x)カードは、同じ帯域内の隣接する 2 つの 100 GHz チャネルをパッシブにアドまたはドロップします。このカードの 16 個のバージョン(それぞれが 1 つの波長のペアで使用するように設計されている)が、ONS 15454 DWDM システムで使用されます。このカードは、両方向の信号フローを管理するため同じカードの 2 つの異なるセクションで双方向にアド/ドロップします。カードの各バージョンごとに異なる部品番号が指定されています。

AD-2C-xx.x カードの機能は、次のとおりです。

干渉フィルタのパッシブ カスケード。チャネルのアド/ドロップ機能を実行

アド セクションでの 2 つのソフトウェア制御 VOA(各アド ポートに 1 つずつ)。挿入された各チャネルの光パワーを調整

ソフトウェア制御 VOA。エクスプレス チャネルの挿入損失を調整

VOA 設定と機能、フォトダイオード検出、およびアラーム スレッシュホールドの内部制御

共通 DWDM 入出力ポートでのソフトウェア モニタリング仮想フォトダイオード(ポートの光パワーのファームウェア計算)

図2-56 に、AD-2C-xx.x の前面プレートを示します。

図2-56 AD-2C-xx.x の前面プレート

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品カード」を参照してください。

図2-57 に、AD-2C-xx.x カードのブロック図を示します。

図2-57 AD-2C-xx.x のブロック図

 

図2-58 に、AD-2C-xx.x 光モジュールの機能ブロック図を示します。

図2-58 AD-2C-xx.x 光モジュールの機能ブロック図

 

2.8.2.1 波長ペア

AD-2C-xx.x カードは、 表2-47 に示す波長ペアで使用するようにプロビジョニングされます。この表では、波長ではなく チャネル ID を示します。チャネル ID に対応する実際の波長については、 表2-6 を参照してください。

 

表2-47 AD-2C-xx.x のチャネル ペア

帯域 ID
アド/ドロップ チャネル ID

帯域 30.3(A)

30.3、31.2

31.9、32.6

帯域 34.2(B)

34.2、35.0

35.8、36.6

帯域 38.1(C)

38.1、38.9

39.7、40.5

帯域 42.1(D)

42.1、42.9

43.7、44.5

帯域 46.1(E)

46.1、46.9

47.7、48.5

帯域 50.1(F)

50.1、50.9

51.7、52.5

帯域 54.1(G)

54.1、54.9

55.7、56.5

帯域 58.1(H)

58.1、58.9

59.7、60.6

2.8.2.2 電力モニタリング

物理フォトダイオード P1~P10 および仮想フォトダイオード V1~V2 は、AD-2C-xx.x カードの電力をモニタリングします。 表2-48 に示すように、返された電力レベル値は、ポートに対して較正されます。

 

表2-48 AD-2C-xx.x ポートの較正

フォトダイオード
CTC タイプ名
較正されるポート

P1 ~ P4

ADD

COM TX

P5 ~ P8

DROP

DROP TX

P9

IN EXP

EXP RX

P10

OUT EXP

EXP TX

V1

IN COM

COM RX

V2

OUT COM

COM TX

2.8.2.3 AD-2C-xx.x カードレベルのインジケータ

AD-2C-xx.x カードには、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表2-49 参照)。

 

表2-49 AD-2C-xx.x カードレベルのインジケータ

カードレベルのインジケータ
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、または内部にハードウェア障害があることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

グリーンの ACT LED

グリーンの ACT LED は、AD-2C-xx.x カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、信号障害を示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用の光ファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。光ファイバが正しく接続されると、ランプが消えます。

2.8.2.4 AD-2C-xx.x ポートレベルのインジケータ

カードのポートのステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認できます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。AD-2C-xx.x には 8 つの LC-PC-II 光ポートがあります。そのうちの 4 つはアド/ドロップ チャネル クライアントの入出力に、2 つはエクスプレス チャネルの入出力に、残りの 2 つは通信に使用されます。

2.8.3 AD-4C-xx.x カード

4 チャネル OADM(AD-4C-xx.x)カードは、同じ帯域内の 4 つすべての 100 GHz 間隔チャネルをパッシブにアドまたはドロップします。このカードの 8 つのバージョン(それぞれが 1 つの波長の帯域で使用するように設計されている)が、ONS 15454 DWDM システムで使用されます。このカードは、両方向の信号フローを管理するため同じカードの 2 つの異なるセクションで双方向にアド/ドロップします。このカードには 8 つのバージョンがありそれぞれに部品番号がついています。

AD-4C-xx.x カードの機能は、次のとおりです。

干渉フィルタのパッシブ カスケード。チャネルのアド/ドロップ機能を実行

アド セクションでの 4 つのソフトウェア制御 VOA(それぞれが各アド ポート用)。挿入されたチャネルの光パワーを調整

2 つのソフトウェア制御 VOA。エクスプレス ドロップ パスで挿入損失を調整

VOA 設定と機能、フォトダイオード検出、およびアラーム スレッシュホールドの内部制御

共通 DWDM 入出力ポートでのソフトウェア モニタリング仮想フォトダイオード(ポートの光パワーを計算するファームウェア)

図2-59 に、AD-4C-xx.x の前面プレートを示します。

図2-59 AD-4C-xx.x の前面プレート

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品カード」を参照してください。

図2-60 に、AD-4C-xx.x カードのブロック図を示します。

図2-60 AD-4C-xx.x のブロック図

 

図2-61 に、AD-4C-xx.x 光モジュールの機能ブロック図を示します。

図2-61 AD-4C-xx.x 光モジュールの機能ブロック図

 

2.8.3.1 波長セット

AD-4C-xx.x カードは、4 つの 100 GHz 間隔の波長セットでプロビジョニングされます( 表2-50 参照)。

 

表2-50 AD-4C-xx.x のチャネル セット

帯域 ID
アド/ドロップ波長

帯域 30.3(A)

1530.3、1531.2、1531.9、1532.6

帯域 34.2(B)

1534.2、1535.0、1535.8、1536.6

帯域 38.1(C)

1538.1、1538.9、1539.7、1540.5

帯域 42.1(D)

1542.1、1542.9、1543.7、1544.5

帯域 46.1(E)

1546.1、1546.9、1547.7、1548.5

帯域 50.1(F)

1550.1、1550.9、1551.7、1552.5

帯域 54.1(G)

1554.1、1554.9、1555.7、 1556.5

帯域 58.1(H)

1558.1、1558.9、1559.7、1560.6

2.8.3.2 電力モニタリング

物理フォトダイオード P1~P10 および仮想フォトダイオード V1~V2 は、AD-4C-xx.x カードの電力をモニタリングします。 表2-51 に示すように、返された電力レベル値は、ポートに対して較正されます。

 

表2-51 AD-4C-xx.x ポートの較正

フォトダイオード
CTC タイプ名
較正されるポート

P1 ~ P4

ADD

COM TX

P5 ~ P8

DROP

DROP TX

P9

IN EXP

EXP RX

P10

OUT EXP

EXP TX

V1

IN COM

COM RX

V2

OUT COM

COM TX

2.8.3.3 AD-4C-xx.x カードレベルのインジケータ

AD-4C-xx.x カードには、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表2-52 参照)。

 

表2-52 AD-4C-xx.x カードレベルのインジケータ

カードレベルのインジケータ
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、または内部にハードウェア障害があることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

グリーンの ACT LED

グリーンの ACT LED は、AD-4C-xx.x カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、信号障害または信号の状態を示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用の光ファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。光ファイバが正しく接続されると、ランプが消えます。

2.8.3.4 AD-4C-xx.x ポートレベルのインジケータ

カードのポートのステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認できます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。AD-4C-xx.x カードには 12個の LC-PC-II 光ポートがあります。そのうちの 8 つはアド/ドロップ チャネル クライアントの入出力に、2 つはエクスプレス チャネルの入出力に、残りの 2 つは通信に使用されます。

2.8.4 AD-1B-xx.x カード

1 帯域 OADM(AD-1B-xx.x)カードは、4 つの隣接する 100 GHz 間隔チャネルの 1 帯域をパッシブにアドまたはドロップします。それぞれ異なる部品番号を持つこのカードの 8 つのバージョン(それぞれが 1 つの帯域の波長で使用するように設計されている)が、ONS 15454 DWDM システムで使用されます。このカードは、両方向の信号フローを管理するため同じカードの 2 つの異なるセクションで双方向にアド/ドロップします。このカードは、ノードの各側(イーストとウェスト)に非同期でアド/ドロップする場合に使用できます。このカードでは 1 帯域を片方の側にアドまたはドロップできますが、他方の側にはアドまたはドロップできません。

AD-1B xx.x は、スロット 1~6 および 12~17 に装着でき、次のような機能があります。

干渉フィルタのパッシブ カスケード。チャネルのアド/ドロップ機能を実行

2 つのソフトウェア制御 VOA。それぞれエクスプレス パスとドロップ OADM パス(ドロップ セクション)で流れる光パワーを調整

ドロップされた帯域の出力電力を、VOA ドロップの減衰量を変えることで設定

VOA エクスプレスを使用して、エクスプレス パスの挿入損失を調整

内部制御 VOA の設定と機能、フォトダイオード検出、およびアラーム スレッシュホールド

共通 DWDM 出力でのソフトウェア モニタリング仮想フォトダイオード(ポートの光パワーのファームウェア計算)

図2-62 に、AD-1B-xx.x の前面プレートを示します。

図2-62 AD-1B-xx.x 前面プレート

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品カード」を参照してください。

図2-63 に、AD-1B-xx.x カードのブロック図を示します。

図2-63 AD-1B-xx.x のブロック図

 

図2-64 に、AD-1B-xx.x 光モジュールの機能ブロック図を示します。

図2-64 AD-1B-xx.x 光モジュールの機能ブロック図

 

2.8.4.1 電力モニタリング

物理フォトダイオード P1 ~ P4 および仮想フォトダイオード V1 ~ V2 は、AD-1B-xx.x カードの電力をモニタリングします。 表2-53 に示すように、返された電力レベル値は、ポートに対して較正されます。

 

表2-53 AD-1B-xx.x ポートの較正

フォトダイオード
CTC タイプ名
較正されるポート

P1

ADD

BAND RX

P2

DROP

BAND TX

P3

IN EXP

EXP RX

P4

OUT EXP

EXP TX

V1

IN COM

COM RX

V2

OUT COM

COM TX

2.8.4.2 AD-1B-xx.x カードレベルのインジケータ

AD-1B-xx.x カードには、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表2-54 参照)。

 

表2-54 AD-1B-xx.x カードレベルのインジケータ

カードレベルのインジケータ
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、または内部にハードウェア障害があることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

グリーンの ACT LED

グリーンの ACT LED は、AD-1B-xx.x カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、信号障害を示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用の光ファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。光ファイバが正しく接続されると、ランプが消えます。

2.8.4.3 AD-1B-xx.x ポートレベルのインジケータ

カードのポートのステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認できます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。AD-1B-xx.x には 6 つの LC-PC-II 光ポートがあります。そのうちの 2 つはアド/ドロップ チャネル クライアントの入出力に、2 つはエクスプレス チャネルの入出力に、残りの 2 つは通信に使用されます。

2.8.5 AD-4B-xx.x カード

4 帯域 OADM(AD-4B-xx.x)カードは、4 つの隣接する 100 GHz 間隔チャネルの 4 帯域をパッシブにアドまたはドロップします。異なる部品番号を持つこのカードの 2 つのバージョン(それぞれが 1 つの帯域セットで使用するように設計されている)が、ONS 15454 DWDM システムで使用されます。このカードは、両方向の信号フローを管理するため同じカードの 2 つの異なるセクションで双方向にアド/ドロップします。このカードは、ノードの各側(イーストまたはウェスト)に非同期でアド/ドロップする場合に使用できます。1 帯域を片方の側にアドまたはドロップした場合、他方の側にはアドまたはドロップできません。

AD-4B-xx.x は、スロット 1~6 および 12~17 に装着でき、次のような機能があります。

5 つのソフトウェア制御 VOA。OADM パスで流れる光パワーを調整

ドロップされた各帯域の出力電力を、それぞれの VOA ドロップの減衰を変えることで設定

VOA エクスプレスを使用して、エクスプレス パスの挿入損失を調整

内部制御 VOA の設定と機能、フォトダイオード検出、およびアラーム スレッシュホールド

共通 DWDM 出力ポートでのソフトウェア モニタリング仮想フォトダイオード(ポートの光パワーのファームウェア計算)

図2-65 に、AD-4B-xx.x の前面プレートを示します。

図2-65 AD-4B-xx.x 前面プレート

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品カード」を参照してください。

図2-66 に、AD-4B-xx.x カードのブロック図を示します。

図2-66 AD-4B-xx.x のブロック図

 

図2-67 に、AD-4B-xx.x 光モジュールの機能ブロック図を示します。

図2-67 AD-4B-xx.x 光モジュールの機能ブロック図

 

2.8.5.1 電力モニタリング

物理フォトダイオード P1 ~ P11 および仮想フォトダイオード V1 は、AD-4B-xx.x カードの電力をモニタリングします。 表2-55 に示すように、返された電力レベル値は、ポートに対して較正されます。

 

表2-55 AD-4B-xx.x ポートの較正

フォトダイオード
CTC タイプ名
較正されるポート

P1 ~ P4

ADD

COM TX

P5 ~ P8

DROP

DROP TX

P9

IN EXP

EXP RX

P10

OUT EXP

EXP TX

P11

IN COM

COM RX

V1

OUT COM

COM TX

2.8.5.2 AD-4B-xx.x カードレベルのインジケータ

AD-4B-xx.x カードには、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表2-56 参照)。

 

表2-56 AD-4B-xx.x カードレベルのインジケータ

カードレベルのインジケータ
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、または内部にハードウェア障害があることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

グリーンの ACT LED

グリーンの ACT LED は、AD-4B-xx.x カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、信号障害を示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用の光ファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。光ファイバが正しく接続されると、ランプが消えます。

2.8.5.3 AD-4B-xx.x ポートレベルのインジケータ

カードのポートのステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認できます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。AD-4B-xx.x には 12 個の LC-PC-II 光ポートがあります。そのうちの 8 つはアド/ドロップ帯域クライアントの入出力に、2 つはエクスプレス チャネルの入出力に、残りの 2 つは通信に使用されます。

2.8.6 32WSS カード

32 チャネル波長選択スイッチ(32WSS)カードは、ONS 15454 DWDM ノード内で、チャネルのアド/ドロップ処理を実行します。32WSS を 32DMX と併用すると、ROADM 機能を実装できます。ROADM 機能を実装すると、CTC、Cisco MetroPlanner、および CTM を使用して、ONS 15454 の DWDM で個々の光チャネルをアド/ドロップするように設定できます。

ROADM NE では、2 枚の 32WSS カード(1 枚あたり 2 スロット)と 2 枚の 32DMX カード(1 枚あたり 1 スロット)を使用します(シャーシで合計 6 スロット)。一般的な ROADM の構成図については、「ROADM ノード」を参照してください。32WSS カードは、スロット 1 と 2、スロット 3 と 4、スロット 5 と 6、スロット 12 と 13、スロット 14 と 15、またはスロット 16 と 17 に装着できます。

32WSS には、次の 6 種類のポートがあります。

ADD RX ポート(1 ~ 32) ― これらのポートはチャネルのアドに使用されます。各アド チャネルは個別のスイッチ要素に関連付けられており、この要素によって、個々のチャネルをアドするかどうかが選択されます。各アド ポートは、VOA によって調整される光パワー を備えています。32WSS の前面パネルには、クライアント入力インターフェイス用に MPO ケーブルを受け入れる 4 つの物理受信コネクタがあります。MPO ケーブルは、8 つのケーブルに分かれます。

EXP RX ポート ― EXP RX ポートは、同じ NE 内の他の 32WSS モジュールから光信号を受信します。

EXP TX ポート ― EXP TX ポートは、NE 内にある他の 32WSS モジュールに光信号を送信します。

COM TX ポート ― COM TX ポートは、NE の外部への伝送のため、ブースター増幅器カード(たとえば OPT-BST)に集約光信号を送信します。

COM RX ポート ― COM RX ポートは、プリアンプから光信号を受信し、光スプリッタに送信します。

DROP TX ポート ― DROP TX ポートは、ドロップ チャネルを含む分離された光信号を 32DMX カードに送信し、そこでさらにチャネルが処理されてドロップされます。

ターミナル サイトは、32WSS カードと 32DMX カードを 1 枚ずつ、シェルフのイースト側かウェスト側に接続するだけで、設定できます。

図2-68 に、32WSS モジュールの前面パネルと、ポート間のトラフィック フローを示します。

図2-68 32WSS の前面プレートとポート

 

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品カード」を参照してください。

図2-69 に、32WSS カードの上位レベルの機能ブロック図を示します。

図2-69 32WSS のブロック図

 

EXP RX ポートと COM RX ポートが受信した集約光信号は、2 つの方法で処理されます。図2-70 に、光処理の各段階を示します。この図は、32WSS カードの詳細な光機能図です。

図2-70 32WSS の光ブロック図

 

EX PORT および COM PORT の機能は次のとおりです。

EXP RX ポートのアド チャネル/パススルー処理

NE 内の別の 32WSS モジュールから着信した光信号は、EXP RX ポートで受信されます。着信した集約光信号は、32 個の個別の波長別コンポーネント、またはチャネルへ逆多重化されます。次に、各チャネルは光スイッチによって個別に処理されます。スイッチは、アドまたはパススルーの処理を実行します。ソフトウェア制御下にあるスイッチは、デマルチプレクサからの光チャネル(パススルー チャネル)か外部 ADD チャネルを選択します。ADD ポート チャネルを選択した場合は、デマルチプレクサからの光信号がブロックされ、その場所に ADD チャネルが伝送されます。

光スイッチによる処理後、すべてのチャネルがまとめて 1 つの集約光信号に多重化され、COM TX ポートから送信されます。この出力は通常、OPT-BST または OPT-BST-E(ブースター増幅器が必要な場合)に、あるいは OSC-CSM(増幅が不要な場合)に接続されます。

COM RX ポートの光スプリッタ処理

着信した光信号は、COM RX ポートで受信され、32WSS 内で光スプリッタに適用されます。ドロップするように指定されているチャネルは、光スプリッタによって DROP TX ポートに光転送されます。32WSS の DROP TX ポートは通常、32DMX の COM RX ポートに接続され、そこでドロップ チャネルがドロップされます。ドロップされないチャネルは、光スプリッタをパススルーし、32WSS の EXP TX ポートから出力されます。この光信号は通常、NE 内の別の 32WSS モジュールに接続されます。

2.8.6.1 電力モニタリング

物理フォトダイオード P1~P69 は、32WSS カードの電力をモニタリングします。 表2-57 に示すように、返された電力レベル値は、ポートに対して較正されます。

 

表2-57 32WSS ポートの較正

フォトダイオード
CTC タイプ名
較正されるポート

P1 ~ P32

ADD(電力 ADD)

ADD RX

P33 ~ P646

PASS THROUGH

COM TX

ADD(電力)

COM TX

P65

OUT EXP

EXP TX

P66

IN EXP

EXP RX

P67

OUT COM

COM TX

P68

IN COM

COM RX

P69

DROP

DROP TX

6.P33 ~ P64 は、光スイッチの状態に応じて ADD または PASSTHROUGH 電力のいずれかをモニタリングします。

2.8.6.2 32WSS カードレベルのインジケータ

表2-58 に、32WSS カード上の 3 つのカードレベルの LED インジケータを示します。

 

表2-58 32WSS カードレベルのインジケータ

カードレベルのインジケータ
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、または内部にハードウェア障害があることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

グリーンの ACT LED

グリーンの ACT LED は、32WSS カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートで信号障害があることを示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用の光ファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。光ファイバが正しく接続されると、ランプが消えます。

2.8.6.3 32WSS ポートレベルのインジケータ

32WSS カードのポートのステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認できます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。32WSS カードには、前面プレートに 5 セットのポートがあります。COM RX は回線入力ポート、COM TX は回線出力ポートです。EXP RX は、チャネルがアドまたはパススルーされるポートです。EXP TX は、ドロップされないチャネルをパススルーするポートです。DROP TX はドロップされるチャネル用のポートです。xx.x ~ yy.y TX ポートは、チャネル計画に応じて波長 xx.x から yy.y までの範囲の 8 チャネルの 4 グループを表します。

2.8.7 32WSS-L カード

32 チャネル波長選択スイッチ L 帯域(32WSS-L)カードは、ONS 15454 DWDM ノード内で、チャネルのアド/ドロップ処理を実行します。32WSS-L は、32DMX-L と連動して L 帯域(1570 ~ 1620 nm)内の ROADM 機能を実装します。32WSS-L カードは、特に DS ファイバまたは SMF-28 シングルモード ファイバを採用するネットワークでの使用に最適です。ROADM 機能を実装すると、CTC、Cisco MetroPlanner、および CTM を使用して、ONS 15454 の DWDM で個々の光チャネルをアド/ドロップするように設定できます。

ROADM NE では、2 枚の 32WSS-L カード(1 枚あたり 2 スロット)と 2 枚の 32DMX-L カード(1 枚あたり 1 スロット)を使用します(シャーシで合計 6 スロット)。一般的な ROADM の構成図については、「ROADM ノード」を参照してください。32WSS-L カードは、スロット 1 と 2、スロット 3 と 4、スロット 5 と 6、スロット 12 と 13、スロット 14 と 15、またはスロット 16 と 17 に装着できます。

32WSS-L には、次の 6 種類のポートがあります。

ADD-RX ポート(1 ~ 32) ― これらのポートはチャネルのアドに使用されます。各アド チャネルは個別のスイッチ要素に関連付けられており、この要素によって、個々のチャネルをアドするかどうかが選択されます。各アド ポートは、VOA によって調整される光パワーを備えています。

EXP RX ポート ― EXP RX ポートは、同じ NE 内の他の 32WSS モジュールから光信号を受信します。

EXP TX ポート ― EXP TX ポートは、NE 内にある他の 32WSS モジュールに光信号を送信します。

COM TX ポート ― COM TX ポートは、NE の外部への伝送のため、ブースター増幅器カード(たとえば OPT-BST)に集約光信号を送信します。

COM RX ポート ― COM RX ポートは、プリアンプから光信号を受信し、光スプリッタに送信します。

DROP TX ポート ― DROP TX ポートは、ドロップ チャネルを含む分離された光信号を 32DMX カードに送信し、そこでさらにチャネルが処理されてドロップされます。

ターミナル サイトは、32WSS-L カードと 32DMX-L カードを 1 枚ずつ、シェルフのイースト側かウェスト側に接続するだけで、設定できます。

図2-71 に、32WSS-L モジュールの前面パネルと、ポート間のトラフィック フローを示します。

図2-71 32WSS-L の前面プレートとポート

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品カード」を参照してください。

図2-72 に、32WSS-L カードの上位レベルの機能ブロック図を示します。

図2-72 32WSS-L のブロック図

 

EXP RX ポートと COM RX ポートが受信した集約光信号は、2 つの方法で処理されます。図2-73 に、光処理の各段階を示します。この図は、32WSS-L カードの詳細な光機能図です。

図2-73 32WSS-L の光ブロック図

 

EX PORT および COM PORT の機能は次のとおりです。

EXP RX ポートのアド チャネル/パススルー処理

NE 内の別の 32WSS-L モジュールから着信した光信号は、EXP RX ポートで受信されます。着信した集約光信号は、32 個の個別の波長コンポーネント、またはチャネルへ逆多重化されます。次に、各チャネルは光スイッチによって個別に処理されます。スイッチは、アドまたはパススルーの処理を実行します。ソフトウェア制御下にあるスイッチは、デマルチプレクサからの光チャネル(パススルー チャネル)か外部 ADD チャネルを選択します。ADD ポート チャネルを選択した場合は、デマルチプレクサからの光信号がブロックされ、その場所に ADD チャネルが伝送されます。

光スイッチによる処理後、すべてのチャネルがまとめて 1 つの集約光信号に多重化され、COM TX ポートから送信されます。この出力は通常、OPT-AMP-L(ブースター増幅器が必要な場合)に、あるいは OSC-CSM(増幅が不要な場合)に接続されます。

COM RX ポートの光スプリッタ処理

着信した光信号は、COM RX ポートで受信され、32WSS-L 内で光スプリッタに適用されます。ドロップするように指定されているチャネルは、光スプリッタによって DROP TX ポートに光転送されます。32WSS-L の DROP TX ポートは通常、32DMX-L の COM RX ポートに接続され、そこでドロップ チャネルがドロップされます。ドロップされないチャネルは、光スプリッタをパススルーし、32WSS-L の EXP TX ポートから出力されます。この光信号は通常、NE 内の別の 32WSS-L モジュールに接続されます。

2.8.7.1 電力モニタリング

物理フォトダイオード P1 ~ P69 は、32WSS-L カードの電力をモニタリングします。 表2-59 に示すように、返された電力レベル値は、ポートに対して較正されます。

 

表2-59 32WSS-L ポートの較正

フォトダイオード
CTC タイプ名
較正されるポート

P1 ~ P32

ADD(電力 ADD)

ADD RX

P33 ~ P647

PASS THROUGH

COM TX

ADD(電力)

COM TX

P65

OUT EXP

EXP TX

P66

IN EXP

EXP RX

P67

OUT COM

COM TX

P68

IN COM

COM RX

P69

DROP

DROP TX

7.P33 ~ P64 は、光スイッチの状態に応じて ADD または PASSTHROUGH 電力のいずれかをモニタリングします。

2.8.7.2 チャネル計画

32WSS-L カードは、帯域設定の ITU 100 GHz グリッド上の 32 チャネルを使用します( 表2-60 を参照)。

 

表2-60 32WSS-L チャネル計画

帯域 ID
チャネル ラベル
周波数(THz)
波長(nm)

B77.8

77.8

190

1577.86

78.6

189.9

1578.69

79.5

189.8

1579.52

80.3

189.7

1580.35

B81.1

81.1

189.6

1581.18

82.0

189.5

1582.02

82.8

189.4

1582.85

83.6

189.3

1583.69

B84.5

84.5

189.2

1584.53

85.3

189.1

1585.36

86.2

189

1586.20

87.0

188.9

1587.04

B87.8

87.8

188.8

1587.88

88.7

188.7

1588.73

89.5

188.6

1589.57

90.4

188.5

1590.41

B91.2

91.2

188.4

1591.26

92.1

188.3

1592.10

92.9

188.2

1592.95

93.7

188.1

1593.79

B94.6

94.6

188

1594.64

95.4

187.9

1595.49

96.3

187.8

1596.34

97.1

187.7

1597.19

B98.0

98.0

187.6

1598.04

98.8

187.5

1598.89

99.7

187.4

1599.75

00.6

187.3

1600.60

B01.4

01.4

187.2

1601.46

02.3

187.1

1602.31

03.1

187

1603.17

04.0

186.9

1604.03

2.8.7.3 32WSS-L カードレベルのインジケータ

表2-61 に、32WSS-L カード上の 3 つのカードレベルの LED インジケータを示します。

 

表2-61 32WSS-L カードレベルのインジケータ

カードレベルのインジケータ
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、または内部にハードウェア障害があることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

グリーンの ACT LED

グリーンの ACT LED は、32WSS-L カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートで信号障害があることを示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用の光ファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。光ファイバが正しく接続されると、ランプが消えます。

2.8.7.4 32WSS-L ポートレベルのインジケータ

32WSS-L カードのポートのステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認できます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。32WSS-L カードには、前面プレートに 5 セットのポートがあります。COM RX は回線入力ポート、COM TX は回線出力ポートです。EXP RX は、チャネルがアドまたはパススルーされるポートです。EXP TX は、ドロップされないチャネルをパススルーするポートです。DROP TX はドロップされるチャネル用のポートです。xx.x ~ yy.y TX ポートは、チャネル計画に応じて波長 xx.x から yy.y までの範囲の 8 チャネルの 4 グループを表します。

2.8.8 MMU カード

MMU カードは、C 帯域と L 帯域の両方にある ROADM ノードのマルチリングとメッシュ アップグレードをサポートします。メッシュ/マルチリング アップグレードは、3R 再生なしでネットワークやリングのあるセクションから別のセクションへ指定した波長を光学的にバイパスする機能のことです。各ノードでは、2 つの MMU を装着する必要があります。1 つはイースト側、もう 1 つはウェスト側に装備します。MMU カードは、スロット 1 ~ 6 およびスロット 12 ~ 17 に装着できます。

MMU カードには次の 6 種類のポートがあります。

EXP RX ポート ― EXP RX ポートは、NE 上で利用可能な ROADM セクションから光信号を受信します。

EXP TX ポート ― EXP TX ポートは、NE 上で利用可能な ROADM セクションに光信号を送信します。

EXP-A RX ポート ― EXP-A RX ポートは、別の NE またはリング上で利用可能な ROADM セクションから光信号を受信します。

EXP-A TX ポート ― EXP-A TX ポートは、別の NE またはリング上で利用可能な ROADM セクションに光信号を送信します。

COM TX ポート ― COM TX ポートは、光信号をファイバ ステージ セクションに送信します。

COM RX ポート ― COM RX ポートは、光信号をファイバ ステージ セクションから受信します。

図2-74 に、MMU モジュールの前面パネルを示します。

図2-74 MMU の前面プレートとポート

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品カード」を参照してください。

図2-75 に、MMU カードの上位レベルの機能ブロック図を示します。

図2-75 MMU のブロック図

 

2.8.8.1 電力モニタリング

物理フォトダイオード P1 ~ P3 は、MMU カードの電力をモニタリングします。 表2-62 に示すように、返された電力レベル値は、ポートに対して較正されます。VP1 ~ VP3 は、(モジュールに格納されている)光スプリッタの関連パス挿入損失を、実際のフォトダイオード(P1 ~ P3)測定に(ソフトウェア計算で)追加することによって作成された仮想フォトダイオードです。

 

表2-62 MMU ポートの較正

フォトダイオード
CTC タイプ名
較正されるポート

P1

1(EXP-RX)

EXP RX

P2

5(EXP A-RX)

EXP A RX

P3

6(EXP A-TX)

EXP A TX

VP1

2(EXP-TX)

EXP TX

VP2

4(COM TX)

COM TX

VP3

3(COM RX)

COM RX

2.8.8.2 MMU カードレベルのインジケータ

表2-63 に、MMU カード上にある 3 つのカードレベルの LED インジケータを示します。

 

表2-63 MMU カードレベルのインジケータ

カードレベルのインジケータ
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、または内部にハードウェア障害があることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

グリーンの ACT LED

グリーンの ACT LED は、MMU カードがトラフィックを伝送中であるか、トラフィックを伝送する準備ができていることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートで信号障害があることを示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用の光ファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。光ファイバが正しく接続されると、ランプが消えます。

2.8.8.3 MMU ポートレベルのインジケータ

MMU カードのポートのステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認できます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。MMU カードには、前面プレートに 6 つのポートがあります。COM RX はライン入力、COM TX はライン出力、EXP RX および EXP-A RX はチャネルを追加またはパススルーできるポート、EXP TX および EXP-A TX はドロップされないチャネルをパススルーするポートです。

2.9 トランスポンダ カードおよびマックスポンダ カード

ここでは、トランスポンダ(TXP)カードおよびマックスポンダ(MXP)カードについて説明します。これらのカードの仕様については、 付録 A「ハードウェア仕様」 を参照してください。

TXP カードおよび MXP カードは、光ファシリティで SF、LOS、および LOF 状態を検出します。これらの状態については、『Cisco ONS 15454 DWDM Troubleshooting Guide』を参照してください。このカードは、セクションおよびライン オーバーヘッドの B1 および B2 バイトのレジスタからの、セクションおよびライン Bit Interleaved Parity(BIP)エラーもカウントします。

2.9.1 TXP_MR_10G カード

TXP_MR_10G は、1 つの 10 Gbps の信号(クライアント側)を 1 つの 10 Gbps、100 GHz DWDM 信号(トランク側)に加工します。各カードには 10 Gbps のポートが 1 つあります。このポートは、ITU-T G.707、G.709、ITU-T G.691、および Telcordia GR-253-CORE に準拠する、STM-64/OC-192 短距離(1310 nm)信号用、または IEEE 802.3 に準拠する 10GBASE-LR 信号用に、プロビジョニングできます。

TXP_MR_10G カードは、1550 nm、ITU-100 GHz の範囲内の 2 つの隣接する波長間で調整可能です。このカードには 16 のバージョンがあり、それぞれが 2 つの波長に対応し、1550 nm 範囲内で合計 32 個の波長に対応しています。


) ITU-T G.709 では、「ラッパー」方式を使用する FEC の形式を指定しています。デジタル ラッパーを使用すると、クライアント側で信号を透過的に受け入れ、その信号の周りでフレームをラップし、元の形式に復元できます。FEC では、距離による光信号の劣化が原因で発生したエラーが修正されるため、ファイバ リンクの距離を延ばすことができます。


このトランク ポートは、C-SMF や、損失または分散(またはその両方)により制限される分散補償ファイバなどの各種ファイバを使用する、最大 50 マイル(80 km)の非増幅距離間で、9.95328 Gbps(ITU-T G.709 のデジタル ラッパー/FEC を使用する場合は 10.70923 Gbps)および 10.3125 Gbps(ITU-T G.709 のデジタル ラッパー/FEC を使用する場合は 11.095 Gbps)で動作します。


注意 トランスポンダにはペイロードを調べて回線を検出する機能がないため、TXP_MR_10G カードのカード ビューでは回線パスは表示されません。


注意 トランク ポート上のループバックで、TXP_MR_10G カードを使用する場合は、15 dB のファイバ減衰器(10~20 dB)を使用する必要があります。TXP_MR_10G カードでは、ファイバ ループバックを直接使用しないでください。ファイバ ループバックを直接使用すると、TXP_MR_10G カードが損傷して回復できなくなります。

TXP_MR_10G カードは、スロット 1~6 および 12~17 に装着できます。このカードは、線形構成でプロビジョニングできます。TXP_MR_10G カードは、BLSR/MS-SPRing、UPSR/SNCP、または再生器としてプロビジョニングすることはできません。これらのカードを BLSR/MS-SPRing または 1+1 スパンの中間で使用できるのは、カードを透過的な終端モードに設定する場合に限ります。

TXP_MR_10G ポートは、トランク ポート側で 1550 nm のレーザー、クライアント ポート側で 1310 nm のレーザーを使用します。カードの前面プレートには、2 つの送信および受信用コネクタのペア(ラベル付き)があります。

図2-76 に、TXP_MR_10G カードの前面プレートとブロック図を示します。

図2-76 TXP_MR_10G カードの前面プレートとブロック図

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品カード」を参照してください。

2.9.1.1 Y 字ケーブル保護

Y 字ケーブルの保護グループには、2 枚の TXP_MR_10G カードが加入できます。Y 字ケーブル保護では、Y 字ケーブルを使用して 2 枚のカードのクライアント側ポートが加入されます。1 つの受信(Rx)クライアント信号は Rx Y 字ケーブル ポートに送り込まれ、保護グループ内の(Rx クライアント ポートに接続された)2 枚の TXP_MR_10G カードに分割されます。保護グループ内の 2 枚の TXP_MR_10G カードからの送信(Tx)クライアント信号は、対応する Tx Y 字ケーブル ポートに接続されます。アクティブな TXP_MR_10G カードの Tx クライアント ポートだけがオンになり、クライアントの受信装置に信号を伝送します。詳細は、「トランスポンダおよびマックスポンダの保護」を参照してください。


) 保護グループのどちらかのカードで GCC を作成すると、スイッチの状態に関係なく、トランク(スパン)ポートは永久にアクティブな状態になります。GCC のプロビジョニングでは、オーバーヘッド バイトは保護されません。GCC は保護グループで保護されません。


2.9.1.2 ALS

Automatic Laser Shutdown(ALS; 自動レーザー遮断)手順は、クライアント インターフェイスとトランク インターフェイスの両方でサポートされています。クライアント インターフェイスでは、ALS は ITU-T G.664(6/99)に準拠します。データ アプリケーションおよびトランク インターフェイスでは、スイッチ オン/オフのパルス間隔は 60 秒超で、ユーザ設定可能です。カードの ALS プロビジョニングの詳細については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』を参照してください。

2.9.1.3 TXP_MR_10G カードレベルのインジケータ

表2-64 に、TXP_MR_10G カードに装備されたカードレベルの 3 つの LED を示します。

 

表2-64 TXP_MR_10G カードレベルのインジケータ

カードレベルの LED
内容

FAIL LED(レッド)

レッドは、カードのプロセッサの準備ができていないことを示します。この LED はリセット中に点灯します。FAIL LED は、ブート プロセス中に点滅します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

ACT/STBY LED

グリーン(アクティブ)

オレンジ(スタンバイ)

グリーンは、カードが稼働状態であり(1 つまたは両方のポートがアクティブ)、トラフィックを伝送する準備ができていることを示します。

オレンジは、カードが稼働状態であり、スタンバイ(保護)モードであることを示します。

SF LED(オレンジ)

オレンジは、カードの 1 つまたは複数のポートでの信号障害や信号状態(LOS、LOF、高い BER)を示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバが正しく接続されリンクが稼働している場合は、LED が消えます。

2.9.1.4 TXP_MR_10G ポートレベルのインジケータ

表2-65 に、TXP_MR_10G カードに装備されたポートレベルの 4 つの LED を示します。

 

表2-65 TXP_MR_10G ポートレベルのインジケータ

ポートレベルの LED
内容

グリーンのクライアント LED

グリーンのクライアント LED は、クライアント側のポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。

グリーンの DWDM LED

グリーンの DWDM LED は、DWDM ポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。

グリーンの波長 1 LED

各ポートは、DWDM 側で 2 つの波長をサポートします。各波長 LED は、波長のどれか 1 つに対応しています。この LED は、カードが波長 1 用に設定されていることを示します。

グリーンの波長 2 LED

各ポートは、DWDM 側で 2 つの波長をサポートします。各波長 LED は、波長のどれか 1 つに対応しています。この LED は、カードが波長 2 用に設定されていることを示します。

2.9.2 TXP_MR_10E カード

TXP_MR_10E カードは、OSN 15454 プラットフォームのマルチレート トランスポンダです。このカードには、TXP_MR_10G カードとの完全な下位互換性があります。このカードは、1 つの 10 Gbps の信号(クライアント側)を 1 つの 10 Gbps、100 GHz DWDM の信号(トランク側)に加工します。加工後の信号は、C 帯域の場合 4 つの波長チャネル間(ITU グリッドで 100 GHz 間隔)で、L 帯域の場合 8 つの波長チャネル間(ITU グリッドで 50 GHz 間隔)で、それぞれ調整可能です。C 帯域カードには 8 つのバージョンがあり、それぞれが 4 つの波長に対応し、合わせて 32 の波長をカバーします。L 帯域カードには 5 つのバージョンがあり、それぞれが 8 つの波長に対応し、合わせて 40 の波長をカバーします。

TXP_MR_10E カードは、スロット 1~6 および 12~17 に装着できます。このカードは、線形構成、BLSR/MS-SPRing、UPSR/SNCP、または再生器でプロビジョニングできます。このカードを BLSR/MS-SPRing または 1+1 スパンの中間で使用できるのは、カードを透過的な終端モードで構成した場合です。

TXP_MR_10E カードは、トランク ポート側で 1550 nm(C 帯域の場合)または 1580 nm(L 帯域の場合)の調整可能なレーザーを使用し、クライアント ポート側で別途発注可能な ONS-XC-10G-S1 1310 nm レーザー XFP モジュールを使用します。TXP_MR_10E カードの前面プレートには、2 つの送信および受信用コネクタのペアがあり、一方がトランク ポート用、もう一方がクライアント ポート用です。各コネクタ ペアにはラベルが付いています。

2.9.2.1 主な機能

TXP_MR_10E カードの主な機能は、次のとおりです。

3 種類のレートを持つクライアント インターフェイス(別途発注可能な ONS-XC-10G-S1 XFP で使用可能)

OC-192(SR1)

10GE(10GBASE-LR)

10G-FC(1200-SM-LL-L)

OC-192 から ITU-T G.709 OTU2 にプロビジョニング可能な同期および非同期マッピング

2.9.2.2 前面プレートとブロック図

図2-77 に、TXP_MR_10E カードの前面プレートとブロック図を示します。

図2-77 TXP_MR_10E カードの前面プレートとブロック図

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品カード」を参照してください。


注意 トランク ポート上のループバックで TXP_MR_10E カードを使用する場合は、15 dB のファイバ減衰器(10~20 dB)を使用する必要があります。TXP_MR_10E カードでは、ファイバ ループバックを直接使用しないでください。ファイバ ループバックを直接使用すると、TXP_MR_10E カードが損傷して回復できなくなります。

2.9.2.3 クライアント インターフェイス

クライアント インターフェイスは別途発注可能な XFP モジュールを使用して実装されます。モジュールは 3 種類のレートを持つトランシーバで、単一のポートを提供します。このトランシーバは、OC-192 SR-1(Telcordia GR-253-CORE)または STM-64 I-64.1(ITU-T G.691)の光インターフェイスや、10GE LAN PHY(10GBASE-LR)、10GE WAN PHY(10GBASE-LW)、10G FC 信号をサポートするように現場で設定できます。

クライアント側の XFP の着脱可能モジュールは LC コネクタをサポートし、1310 nm レーザーを搭載しています。

2.9.2.4 DWDM トランク インターフェイス

トランク側では、TXP_MR_10E カードで 10 Gbps STM-64/OC-192 インターフェイスが提供されます。DWDM インターフェイスの 50 GHz ITU グリッドで、1550 nm 帯域には 4 つ、1580 nm 帯域には 8 つの、調整可能なチャネルがあります。TXP_MR_10E カードには、この 10 Gbps トランク インターフェイスに対する 3R トランスポンダ機能があります。このため、このカードは、長距離の増幅システムでの使用に適しています。DWDM インターフェイスは、ITU-T G.707、ITU-T G.709、および Telcordia GR-253-CORE の規格に準拠しています。

DWDM トランク ポートの動作レートは、入力信号によって、また ITU-T G.709 のデジタル ラッパー/FEC を使用するかどうかによって、異なります。次のトランク レートが可能です。

OC192(9.95328 Gbps)

OTU2(10.70923 Gbps)

10GE(10.3125 Gbps)、または 10GE の OTU2 変換(非標準 10.0957 Gbps)

10G FC(10.51875 Gbps)、または 10G FC の OTU2 変換(非標準 11.31764 Gbps)

光増幅または再生器を使用しないフィルタレス アプリケーションの最大システム距離は、C-SMF ファイバ経由の公称レートで 23 dB です。このレートは製品仕様ではなく参考情報であるため、変更される可能性があります。

2.9.2.5 Y 字ケーブル保護

TXP_MR_10E カードは、Y 字ケーブル保護をサポートしています。Y 字ケーブル保護では、クライアント端末機器インターフェイスを保護することなく、トランスポンダ機器を保護します。Y 字保護装置を使用すると、1 つのクライアント インターフェイスを 2 枚のトランスポンダ カード間で分割できます。

Y 字ケーブル保護では、2 枚の TXP_MR_10E トランスポンダ カードが Y 字ケーブルの保護グループに加入できます。Y 字ケーブル保護では、Y 字ケーブルを使用して 2 枚のカードのクライアント側ポートが加入されます。着信クライアント信号は Rx Y 字ケーブル ポートに送り込まれ、保護グループ内の(Rx クライアント ポートに接続された)2 枚の TXP_MR_10E カード間で分割されます。保護グループ内の 2 枚の TXP_MR_10E カードからの Tx クライアント信号は、対応する Tx Y 字ケーブル ポートに接続されます。アクティブな TXP_MR_10E カードの Tx クライアント ポートだけがオンになり、クライアントの受信装置に信号を伝送します。詳細については、「Y 字ケーブル保護」を参照してください。


) デジタル ラッパーを使用して作成した GCC を、Y 字ケーブル保護グループのどちらかのカードに適用すると、スイッチの状態に関係なく、DWDM のトランク(スパン)ポートは永久にアクティブな状態になります。GCC のプロビジョニングでは、オーバーヘッド(OH)バイトは保護されません。GCC は保護グループで保護されません。


2.9.2.6 拡張 FEC(E-FEC)機能

TXP_MR_10E の主な機能は、Forword Error Correction(FEC; 前方エラー訂正)を設定できる機能で、3 つのモード(NO FEC、FEC、E-FEC)で使用できます。出力ビット レートは ITU-T G.709 の定義に従って常に 10.7092 Gbps ですが、エラー コーディング パフォーマンスは次のようにプロビジョニングできます。

NO FEC ― 前方エラー訂正なし

FEC ― 標準の ITU-T G.975 Reed-Solomon アルゴリズム

E-FEC ― 標準の ITU-T G.975.1 アルゴリズム(Super FEC コード)

2.9.2.7 FEC モードと E-FEC モード

TXP_MR_10E カードをパススルーするクライアント側トラフィックは、FEC モードまたは E-FEC モードを使用して、またはエラー訂正なしでデジタル ラップできます。カードを FEC モードに設定すると、E-FEC モードに設定した場合よりも低いレベルのエラー検出および訂正が行われます。その結果 E-FEC モードでは、FEC モードに比べて、低い BER で高感度(低 Optical Signal-to-Noise Ratio[OSNR; 光信号対雑音比])を実現できます。E-FEC では、FEC を使用した場合よりも長距離のトランク側伝送が可能です。

E-FEC 機能は、FEC 動作の 3 つの基本モードのうちの 1 つです。FEC をオフにすることも、FEC をオンにすることも、または E-FEC をオンにして広範囲な低 BER を実現することもできます。デフォルトのモードでは、FEC がオン、E-FEC がオフです。E-FEC は CTC を使用してプロビジョニングされます。


注意 トランスポンダにはデータ ペイロードを調べて回線を検出する機能がないため、TXP_MR_10E カードのカード ビューでは回線パスは表示されません。

2.9.2.8 クライアントからトランクへのマッピング

TXP_MR_10E カードは、Optical Data Channel Unit 2(ODU2)から Optical Channel(OCh)へマッピングできます。この機能を使用すると、10 Gbps の光リンクを介して、標準的な方法によるデータ ペイロードのプロビジョニングが可能となります。

クライアント側インターフェイスを定義するデジタル ラッパーは、ITU-T G.709 では ODU2 エンティティと呼ばれます。トランク側インターフェイスを定義するデジタル ラッパーは、ITU-T G.709 では OCh と呼ばれます。クライアント インターフェイスとペイロード プロトコルを定義するため、ODU2 のデジタル ラッパーには、ITU-T G.709 に対する Generalized Multiprotocol Label Switching(G-MPLS)信号拡張(Least Significant Part [LSP] 値や Generalized Payload Identifier [G-PID] 値など)を含めることができます。

2.9.2.9 ALS

ALS 手順は、クライアント インターフェイスとトランク インターフェイスの両方でサポートされています。クライアント インターフェイスでは、ALS は ITU-T G.664(6/99)に準拠します。データ アプリケーションおよびトランク インターフェイスでは、スイッチ オン/オフのパルス間隔は 60 秒超です。オン/オフのパルス間隔は、ユーザ設定が可能です。カードの ALS プロビジョニングの詳細については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』を参照してください。

2.9.2.10 TXP_MR_10E カードレベルのインジケータ

表2-66 に、TXP_MR_10E カードに装備されたカードレベルの 3 つの LED を示します。

 

表2-66 TXP_MR_10E カードレベルのインジケータ

カードレベルの LED
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないことを示します。この LED はリセット中に点灯します。FAIL LED は、ブート プロセス中に点滅します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

ACT/STBY LED

グリーン(アクティブ)

オレンジ(スタンバイ)

ACT/STBY LED がグリーンの場合は、カードが稼働状態であり(1 つまたは両方のポートがアクティブ)、トラフィックを伝送する準備ができていることを示します。ACT/STBY LED がオレンジの場合、カードが稼働状態であり、スタンバイ(保護)モードであることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートでの信号障害や信号状態(LOS、LOF、高い BER)を示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバが正しく接続されリンクが稼働している場合は、ライトが消えます。

2.9.2.11 TXP_MR_10E ポートレベルのインジケータ

表2-67 に、TXP_MR_10E カードに装備されたポートレベルの 2 つの LED を示します。

 

表2-67 TXP_MR_10E ポートレベルのインジケータ

ポートレベルの LED
内容

グリーンのクライアント LED

グリーンのクライアント LED は、クライアント側のポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。

グリーンの DWDM LED

グリーンの DWDM LED は、DWDM ポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。

2.9.3 TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カード

TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カードは、OSN 15454 プラットフォームのマルチレート トランスポンダです。このカードには、TXP_MR_10G および TXP_MR_10E カードとの完全な下位互換性があります。これらのカードは、1 つの 10 Gbps の信号(クライアント側)を 1 つの 10 Gbps、100 GHz DWDM 信号(トランク側)に加工します。TXP_MR_10E_C は、C 帯域波長チャネル セット全体(ITU グリッドで 50 GHz 間隔の 82 個のチャネル)で調整可能です。TXP_MR_10E_L は、L 帯域波長チャネル セット全体(ITU グリッドで 50 GHz 間隔の 80 個のチャネル)で調整可能で、特に DS ファイバまたは SMF-28 シングルモード ファイバを採用しているネットワークでの使用に最適です。

従来のバージョン(TXP_MR_10G およびTXP_MR_10E)に対するこれらのカードの長所は、各帯域に対応するために、複数のバージョンが必要になるのではなく、1 バージョンのみ(1 つの C 帯域バージョンおよび 1 つの L 帯域バージョン)しか必要ないことです。

TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 に装着できます。このカードは、線形構成、BLSR/MS-SPRing、UPSR/SNCP、または再生器でプロビジョニングできます。これらのカードを BLSR/MS-SPRing または 1+1 スパンの中間で使用できるのは、カードを透過的な終端モードで構成した場合です。

TXP_MR_10E カードは、トランク ポート側で Universal Transponder 2(UT2; ユニバーサル トランスポンダ 2)1550 nm(C 帯域の場合)またはUT2 1580 nm(L 帯域の場合)の調整可能なレーザーを使用し、クライアント ポート側で別途発注可能な ONS-XC-10G-S1 1310 nm レーザー XFP モジュールを使用します。TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カードの前面プレートには、2 つの送信および受信用コネクタのペアがあり、一方がトランク ポート用、もう一方がクライアント ポート用です。各コネクタ ペアにはラベルが付いています。

2.9.3.1 主な機能

TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カードの主な機能は、次のとおりです。

3 種類のレートを持つクライアント インターフェイス(別途発注可能なONS-XC-10G-S1 XFP で使用可能)

OC-192(SR1)

10GE(10GBASE-LR)

10G-FC(1200-SM-LL-L)

C 帯域(TXP_MR_10E_C カード)または L 帯域(TXP_MR_10E_L カード)全体で調整可能な UT2 モジュール。チャネルは ITU グリッドで 50 GHz 間隔です。

OC-192 から ITU-T G.709 OTU2 にプロビジョニング可能な同期および非同期マッピング

2.9.3.2 前面プレートとブロック図

図2-78 に、TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カードの前面プレートとブロック図を示します。

図2-78 TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カードの前面プレートとブロック図

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品カード」を参照してください。


注意 トランク ポート上のループバックで TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カードを使用する場合は、15 dB のファイバ減衰器(10~20 dB)を使用する必要があります。これらのカードでは、ファイバ ループバックを直接使用しないでください。ファイバ ループバックを直接使用すると、これらのカードが損傷して回復できなくなります。

2.9.3.3 クライアント インターフェイス

クライアント インターフェイスは別途発注可能な XFP モジュールを使用して実装されます。モジュールは 3 種類のレートを持つトランシーバで、単一のポートを提供します。このトランシーバは、OC-192 SR-1(Telcordia GR-253-CORE)または STM-64 I-64.1(ITU-T G.691)の光インターフェイスや、10GE LAN PHY(10GBASE-LR)、10GE WAN PHY(10GBASE-LW)、10G FC 信号をサポートするよう設計されています。

クライアント側の XFP の着脱可能モジュールは LC コネクタをサポートし、1310 nm レーザーを搭載しています。

2.9.3.4 DWDM トランク インターフェイス

トランク側では、TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カードで 10 Gbps STM-64/OC-192 インターフェイスが提供されます。DWDM インターフェイスの 50 GHz ITU グリッドで、1550 nm C 帯域には 80個、1580 nm L 帯域には 82 個の、調整可能なチャネルがあります。TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カードには、この 10 Gbps トランク インターフェイスに対する 3R トランスポンダ機能があります。このため、このカードは、長距離の増幅システムでの使用に適しています。DWDM インターフェイスは、ITU-T G.707、ITU-T G.709、および Telcordia GR-253-CORE の規格に準拠しています。

DWDM トランク ポートの動作レートは、入力信号によって、また ITU-T G.709 のデジタル ラッパー/FEC を使用するかどうかによって、異なります。次のトランク レートが可能です。

OC192(9.95328 Gbps)

OTU2(10.70923 Gbps)

10GE(10.3125 Gbps)、または 10GE の OTU2 変換(非標準 10.0957 Gbps)

10G FC(10.51875 Gbps)、または 10G FC の OTU2 変換(非標準 11.31764 Gbps)

光増幅または再生器を使用しないフィルタレス アプリケーションの最大システム距離は、C-SMF ファイバ経由の公称レートで 23 dB です。このレートは製品仕様ではなく参考情報であるため、変更される可能性があります。

2.9.3.5 Y 字ケーブル保護

TXP_MR_10E カードは、Y 字ケーブル保護をサポートしています。Y 字ケーブル保護では、クライアント端末機器インターフェイスを保護することなく、トランスポンダ機器を保護します。Y 字型保護装置を使用すると、1 つのクライアント インターフェイスを 2 枚のトランスポンダ カード間で分割できます。

Y 字ケーブル保護では、2 枚の TXP_MR_10E_C または TXP_MR_10E_L トランスポンダ カードが Y 字ケーブルの保護グループに加入できます。Y 字ケーブル保護では、Y 字ケーブルを使用して 2 枚のカードのクライアント側ポートが加入されます。着信クライアント信号は Rx Y 字ケーブル ポートに送り込まれ、保護グループ内の(Rx クライアント ポートに接続された)2 枚のカード間で分割されます。保護グループ内の 2 枚のカードからの Tx クライアント信号は、対応する Tx Y 字ケーブル ポートに接続されます。アクティブなカードの Tx クライアント ポートだけがオンになり、受信クライアントの機器に信号を伝送します。詳細については、「Y 字ケーブル保護」を参照してください。


) デジタル ラッパーを使用して作成した GCC を、Y 字ケーブル保護グループ内のどちらかのカードに適用すると、スイッチの状態に関係なく、DWDM のトランク(スパン)ポートは永久にアクティブな状態になります。GCC のプロビジョニングでは、オーバーヘッド(OH)バイトは保護されません。GCC は保護グループで保護されません。


2.9.3.6 拡張 FEC(E-FEC)機能

TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L の主な機能は、FEC を設定できる機能で、3 つのモード(NO FEC、FEC、E-FEC)で使用できます。出力ビット レートは ITU-T G.709 の定義に従って常に 10.7092 Gbps ですが、エラー コーディング パフォーマンスは次のようにプロビジョニングできます。

NO FEC ― 前方エラー訂正なし

FEC ― 標準の ITU-T G.975 Reed-Solomon アルゴリズム

E-FEC ― 標準の ITU-T G.975.1 アルゴリズム(Super FEC コード)

2.9.3.7 FEC モードと E-FEC モード

TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カードをパススルーするクライアント側トラフィックは、FEC モードまたは E-FEC モードを使用して、またはエラー訂正なしでデジタル ラップできます。カードを FEC モードに設定すると、E-FEC モードに設定した場合よりも低いレベルのエラー検出および訂正が行われます。その結果 E-FEC モードでは、FEC モードに比べて、低い BER で高感度(低 OSNR)を実現できます。E-FEC では、FEC を使用した場合よりも長距離のトランク側伝送が可能です。

E-FEC 機能は、FEC 動作の 3 つの基本モードのうちの 1 つです。FEC をオフにすることも、FEC をオンにすることも、または E-FEC をオンにして広範囲な低 BER を実現することもできます。デフォルトのモードでは、FEC がオン、E-FEC がオフです。E-FEC は CTC を使用してプロビジョニングされます。


注意 トランスポンダにはデータ ペイロードを調べて回線を検出する機能がないため、TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カードのカード ビューでは回線パスは表示されません。

2.9.3.8 クライアントからトランクへのマッピング

TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カードは、ODU2 から OCh へマッピングできます。この機能を使用すると、10 Gbps の光リンクを介して、標準的な方法によるデータ ペイロードのプロビジョニングが可能となります。

クライアント側インターフェイスを定義するデジタル ラッパーは、ITU-T G.709 では ODU2 エンティティと呼ばれます。トランク側インターフェイスを定義するデジタル ラッパーは、ITU-T G.709 では OCh と呼ばれます。クライアント インターフェイスとペイロード プロトコルを定義するため、ODU2 デジタル ラッパーには、ITU-T G.709 の G-MPLS信号拡張(LSP および G-PID 値など)を含めることができます。

2.9.3.9 ALS

ALS 手順は、クライアント インターフェイスとトランク インターフェイスの両方でサポートされています。クライアント インターフェイスでは、ALS は ITU-T G.664(6/99)に準拠します。データ アプリケーションおよびトランク インターフェイスでは、スイッチ オン/オフのパルス間隔は 60 秒超です。オン/オフのパルス間隔は、ユーザ設定が可能です。TXP_MR_10E_C および
TXP_MR_10E_L カードの ALS プロビジョニングの詳細については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』を参照してください。

2.9.3.10 TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カードレベルのインジケータ

表2-68 に、TXP_MR_10E_C カードおよび TXP_MR_10E_L カードの 3 つのカードレベル LED を示します。

 

表2-68 TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L カードレベルのインジケータ

カードレベルの LED
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないことを示します。この LED はリセット中に点灯します。FAIL LED は、ブート プロセス中に点滅します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

ACT/STBY LED

グリーン(アクティブ)

オレンジ(スタンバイ)

ACT/STBY LED がグリーンの場合は、カードが稼働状態であり(1 つまたは両方のポートがアクティブ)、トラフィックを伝送する準備ができていることを示します。ACT/STBY LED がオレンジの場合、カードが稼働状態であり、スタンバイ(保護)モードであることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートでの信号障害や信号状態(LOS、LOF、高い BER)を示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバが正しく接続されリンクが稼働している場合は、ライトが消えます。

2.9.3.11 TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L ポートレベルのインジケータ

表2-69 に、TXP_MR_10E_C カード および TXP_MR_10E_C カードに装備されたポートレベルの 2 つの LED を示します。

 

表2-69 TXP_MR_10E_C および TXP_MR_10E_L ポートレベルのインジケータ

ポートレベルの LED
内容

グリーンのクライアント LED

グリーンのクライアント LED は、クライアント側のポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。

グリーンの DWDM LED

グリーンの DWDM LED は、DWDM ポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。

2.9.4 TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5Gカード

TXP_MR_2.5G カードは、1 つの 8 Mbps ~ 2.488 Gbps の信号(クライアント側)を 1 つの 8 Mbps ~ 2.488 Gbps、100 GHz DWDM 信号(トランク側)に加工します。このカードには、それぞれ ITU-T G.707、ITU-T G.709、ITU-T G.957、および Telcordia GR-253-CORE に準拠する 1 つの長距離 STM-16/OC-48 ポートがあります。

TXPP_MR_2.5G カードは、1 つの 8 Mbps ~ 2.488 Gbps の信号(クライアント側)を 1 つの 8 Mbps、100 GHz DWDM 信号(トランク側)に加工します。このカードには、それぞれ ITU-T G.707、ITU-T G.957、および Telcordia GR-253-CORE に準拠する 2 つの長距離 STM-16/OC-48 ポートがあります。

TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5G カードは、1550 nm、ITU-100 GHz の範囲内の 4 つの波長間で調整可能です。このカードには 8 つのバージョンがあり、それぞれが 4 つの波長に対応し、1550 nm 範囲内で合計 32 個の波長に対応しています。


) ITU-T G.709 では、「ラッパー」方式を使用する FEC の形式を指定しています。デジタル ラッパーを使用すると、クライアント側で信号を透過に受け入れ、その信号の周りでフレームをラップし、元の形式に復元できます。FEC では、距離による光信号の劣化が原因で発生したエラーが修正されるため、ファイバ リンクの距離を延ばすことができます。


このトランク/回線ポートは、C-SMF や、分散補償を使用する場合はそれ以上のファイバなどの各種ファイバを使用する、最大 223.7 マイル(360 km)の非増幅距離間で、最高 2.488 Gbps(ITU-T G.709 のデジタル ラッパー/FEC を使用する場合は最高 2.66 Gbps)で動作します。


注意 トランスポンダにはペイロードを調べて回線を検出する機能がないため、TXP_MR_2.5G カードと TXPP_MR_2.5G カードのカード ビューでは回線パスは表示されません。

TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5G カードは、クライアント信号を ITU-T G.709 フレームにマップするための、2R および 3R の各動作モードをサポートしています。このマッピング機能は、デジタル ラッパーをクライアント信号の周りに配置することによって実行されます。ITU-T G.709 に完全に準拠しているのは OC-48/STM-16 クライアント信号だけであり、出力ビット レートは、入力クライアント信号により異なります。 表2-70 に、クライアント インターフェイス、入力ビット レート、2R および 3R の各モード、および ITU-T G.709 モニタリングの可能な組み合わせを示します。

 

表2-70 クライアント インターフェイス別の 2R および 3R モードと ITU-T G.709 適合

クライアント インターフェイス
入力ビット レート
3R または 2R
ITU-T G0.709

OC-48/STM-16

2.488 Gbps

3R

オンまたはオフ

DV-6000

2.38 Gbps

2R

--

2 ギガビット ファイバ チャネル(2G-FC)/ファイバ接続(FICON)

2.125 Gbps

3R8

オンまたはオフ

High-Definition Television(HDTV; 高精細度テレビ)

1.48 Gbps

2R

--

ギガビット イーサネット(GE)

1.25 Gbps

3R

オンまたはオフ

1 ギガビット ファイバ チャネル(1G-FC)/FICON

1.06 Gbps

3R

オンまたはオフ

OC-12/STM-4

622 Mbps

3R

オンまたはオフ

OC-3/STM-1

155 Mbps

3R

オンまたはオフ

Enterprise System Connection(ESCON)

200 Mbps

2R

--

SDI/D1 ビデオ

270 Mbps

2R

--

ISC-1 圧縮

1.06 Gbps

3R

オフ

ISC-3

1.06 または 2.125 Gbps

2R

--

ETR_CLO

16 Mbps

2R

--

8.モニタリングなし

トランク ビット レートの出力ビット レートは、OTU1 用の ITU-T G.709 で定義されている 255/238 の比率を使用して計算されます。 表2-71 に、ITU-T G.709 がイネーブルになっているクライアント インターフェイスのトランク ビット レートの計算値を示します。

 

表2-71 ITU-T G.709 がイネーブルになっているトランク ビット レート

クライアント インターフェイス
ITU-T G.709 ディセーブル
ITU-T G.709 イネーブル

OC-48/STM-16

2.488 Gbps

2.66 Gbps

2G-FC

2.125 Gbps

2.27 Gbps

GE

1.25 Gbps

1.34 Gbps

1G-FC

1.06 Gbps

1.14 Gbps

OC-12/STM-3

622 Mbps

666.43 Mbps

OC-3/STM-1

155 Mbps

166.07 Mbps

2R 動作モードでは、TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5G カードは、クライアント側のインターフェイスから ITU グリッド上にあるトランク側インターフェイスにデータを透過的に渡すことができます。ESCON およびビデオ信号などのデータによって、ビット レートは 200 Mbps~2.38 Gbps の範囲内で変わる可能性があります。このようなパススルー モードでは、着信側信号の Performance Monitoring(PM; パフォーマンス モニタリング)やデジタル ラッピングは行われません。ただし、SFP からの通常の PM 出力を除きます。同様に、これらのカードはトランク側のインターフェイスからクライアント側のインターフェイスへ、200 Mbps~2.38 Gbps の範囲のビット レートで、データを透過的に渡すことができます。このパススルー モードでも、受信信号の PM やデジタル ラッピングは行われません。

3R 動作モードでは、TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5G カードは、着信側のクライアント インターフェイス信号(OC-N/STM-N、1G-FC、2G-FC、GE)にデジタル ラッパーを適用します。2G-FC を除き、これらの信号のすべてに対して PM が利用できますが、その内容は信号のタイプによって異なります。OC-48/STM-16 以外のクライアント入力では、デジタル ラッパーが適用されます。ただし、適用後の信号は ITU-T G.709 に準拠したものではありません。カードは、入力信号の周波数に合わせてデジタル ラッパーを適用します。

TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5G カードでは、トランク インターフェイスからデジタル ラップされた信号を取得し、デジタル ラッパーを取り除き、ラップされていないデータをクライアント インターフェイス経由で送信できます。ITU-T G.709 OH および SONET/SDH OH の PM が実装されています。

2.9.4.1 前面プレート

図2-79 に、TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5G カードの前面プレートを示します。

図2-79 TXP_MR_2.5G および TXPP_MR_2.5G カードの前面プレート

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品カード」を参照してください。

2.9.4.2 ブロック図

図2-80 に、TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5G カードのブロック図を示します。

図2-80 TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5G カードのブロック図

 


注意 トランク ポート上のループバックで、TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5G カードを使用する場合は、20 dB のファイバ減衰器(15~25 dB)を使用する必要があります。TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5G カードでは、ファイバ ループバックを直接使用しないでください。ファイバ ループバックを直接使用すると、TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5G カードが損傷して回復できなくなります。

TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5G カードは、スロット 1~6 およびスロット 12~17 に装着できます。このカードは、線形構成でプロビジョニングできます。TXP_MR_10G カードおよび TXPP_MR_2.5G カードは、BLSR/MS-SPRing、UPSR/SNCP、または再生器としてプロビジョニングすることはできません。これらのカードを BLSR/MS-SPRing または 1+1 スパンの中間で使用できるのは、カードを透過的な終端モードに設定する場合にかぎります。

TXP_MR_2.5G カードは、トランク/回線ポート側で 1550 nm のレーザー、クライアント ポート側で 1310 nm のレーザーを使用します。カードの前面プレートには、2 つの送信および受信用コネクタのペア(ラベル付き)があります。このカードは、光ケーブル終端でデュアル LC コネクタを使用します。

TXPP_MR_2.5G カードは、トランク/回線ポート側で 1550 nm のレーザー、クライアント ポート側で 1310 nm または 850 nm(SFP による)のレーザーを使用します。カードの前面プレートには、3 つの送信および受信用コネクタのペア(ラベル付き)があります。このカードは、光ケーブル終端でデュアル LC コネクタを使用します。

2.9.4.3 Y 字ケーブル保護

TXP_MR_2.5G カードの場合は、Y 字ケーブル保護を使用して保護を実行します。Y 字ケーブル保護では、Y 字ケーブルを使用して、2 枚の TXP_MR_2.5G カードのクライアント ポートが Y 字ケーブルの保護グループに加入できます。1 つの着信 Rx クライアント信号は Rx Y 字ケーブル ポートに送り込まれ、保護グループ内の(Rx クライアント ポートに接続された)2 枚の TXP_MR_2.5G カード間で分割されます。保護グループ内の 2 枚の TXP_MR_2.5G カードからの Tx クライアント信号は、対応する Tx Y 字ケーブル ポートに接続されます。アクティブな TXP_MR_2.5G カードの Tx クライアント ポートだけがオンになり、信号をクライアントの受信装置に伝送します。詳細は、「トランスポンダおよびマックスポンダの保護」を参照してください。


) 保護グループのどちらかのカードで GCC を作成すると、スイッチの状態に関係なく、トランク(スパン)ポートは永久にアクティブな状態になります。GCC のプロビジョニングでは、オーバーヘッド バイトは保護されません。GCC は保護グループで保護されません。


2.9.4.4 スプリッタ保護

TXPP_MR_2.5G カードの場合は、スプリッタ保護を使用して保護を実行します。スプリッタ保護では、単一のクライアント信号がクライアントの Rx ポートに送り込まれます。続いて、2 つの Tx トランク ポート上で 2 つの別々の信号に分割されます。この 2 つの信号は、さまざまなパスを通して送信されます。遠端の TXPP_MR_2.5G カードは、2 つの Rx トランク ポート信号のどちらかを選択し、Tx クライアント ポートへ送り込みます。障害が発生した場合、TXPP_MR_2.5G カードは、選択した Rx トランク ポート信号を切り替えます。詳細については、「トランスポンダおよびマックスポンダの保護」を参照してください。

2.9.4.5 ALS

ALS 手順は、クライアント インターフェイスとトランク インターフェイスの両方でサポートされています。クライアント インターフェイスでは、ALS は ITU-T G.664(6/99)に準拠します。データ アプリケーションおよびトランク インターフェイスでは、スイッチ オン/オフのパルス間隔は、60 秒超です。オン/オフのパルス間隔は、ユーザ設定が可能です。TXP_MR_2.5G および TXPP_MR_2.5G カードの ALS プロビジョニングの詳細については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』を参照してください。

2.9.4.6 TXP_MR_2.5G および TXPP_MR_2.5G カードレベル インジケータ

表2-72 に、TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5G カードの 3 つのカードレベル LED を示します。

 

表2-72 TXP_MR_2.5G および TXPP_MR_2.5G カードレベル インジケータ

カードレベルの LED
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないことを示します。この LED はリセット中に点灯します。FAIL LED は、ブート プロセス中に点滅します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

ACT/STBY LED

グリーン(アクティブ)

オレンジ(スタンバイ)

ACT/STBY LED がグリーンの場合は、カードが稼働状態であり(1 つまたは両方のポートがアクティブ)、トラフィックを伝送する準備ができていることを示します。ACT/STBY LED がオレンジの場合、カードが稼働状態であり、スタンバイ(保護)モードであることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートでの信号障害や信号状態(LOS、LOF、高い BER)を示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバが正しく接続されリンクが稼働している場合は、ライトが消えます。

2.9.4.7 TXP_MR_2.5G および TXPP_MR_2.5G ポートレベル インジケータ

表2-73 に、TXP_MR_2.5G カードおよび TXPP_MR_2.5G カードの、ポートレベルの 4 つの LED を示します。

 

表2-73 TXP_MR_2.5G および TXPP_MR_2.5G ポートレベル インジケータ

ポートレベルの LED
内容

グリーンのクライアント LED

グリーンのクライアント LED は、クライアント側のポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。

グリーンの DWDM LED
(TXP_MR_2.5G のみ)

グリーンの DWDM LED は、DWDM ポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。

グリーンの DWDM A LED
(TXPP_MR_2.5G のみ)

グリーンの DWDM LED A LED は、DWDM A ポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。

グリーンの DWDM B LED
(TXPP_MR_2.5G のみ)

グリーンの DWDM B LED は、DWDM B ポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。

2.9.5 MXP_2.5G_10G カード

MXP_2.5G_10G カードは、4 つの 2.5 Gbps 信号(クライアント側)を 1 つの 10 Gbps、100 GHz DWDM 信号(トランク側)に多重化および逆多重化します。このカードには、各カードのトランク側に 1 つの拡張長距離用 STM-64/OC-192 ポート(ITU-T G.707、ITU-T G.709、ITU-T G.957、および Telcordia GR-253-CORE に準拠)があり、各カードのクライアント側に 4 つの中距離または短距離の OC-48/STM-16 ポートがあります。このポートは、C-SMF や、損失または分散により制限される分散補償ファイバなどの各種ファイバを使用する最大 50 マイル(80 km)の非増幅距離間で、9.95328 Gbps で動作します。

MXP_2.5G_10G カードのクライアント ポートもまた、Telcordia GR-253-CORE で定義されている SONET OC-1(STS-1)光ファイバ信号と相互運用が可能です。1 つの OC-1 信号は、光ファイバを介して伝送される DS-3 チャネル 1 つと同等です。OC-1 は、主に米国の電話交換用のトランク インターフェイスで使用されています。SDH には、SONET OC-1 に相当するものがありません。

MXP_2.5G_10G カードは、1550 nm、ITU 100 GHz 範囲内の隣接する 2 つの波長間で調整可能です。このカードには 16 個のバージョンがあり、それぞれが 2 つの波長に対応し、1550 nm 範囲内で合計 32 個の波長に対応しています。


) ITU-T G.709 では、「ラッパー」方式を使用する FEC の形式を指定しています。デジタル ラッパーを使用すると、クライアント側で信号を透過的に受け入れ、その信号の周りでフレームをラップし、元の形式に復元できます。FEC では、距離による光信号の劣化が原因で発生したエラーが修正されるため、ファイバ リンクの距離を延ばすことができます。


ポートは、10.70923 Gbps の ITU-T G.709 のデジタル ラッパー/FEC モードで動作させることもできます。


注意 トランスポンダにはペイロードを調べて回線を検出する機能がないため、MXP_2.5G_10G カードのカード ビューでは回線は表示されません。


注意 トランク ポート上のループバックで、MXP_2.5G_10G カードを使用する場合は、20 dB のファイバ減衰器(15~25 dB)を使用する必要があります。MXP_2.5G_10G カードでは、ファイバ ループバックを直接使用しないでください。ファイバ ループバックを直接使用すると、MXP_2.5G_10G カードが損傷して回復できなくなります。

MXP_2.5G_10G カードは、スロット 1~6 およびスロット 12~17 に装着できます。


注意 DS3/EC1-48 カードがスロット 1 または 2 に装着されている場合は、MXP_2.5G_10G カードをスロット 3 に装着しないでください。同様に、DS3/EC1-48 カードがスロット 15 または 16 に装着されている場合は、MXP_2.5G_10G カードをスロット 17 に装着しないでください。これらのカードは、相互作用して DS-3 ビット エラーを起こします。

このカードは、線形構成でプロビジョニングできます。MXP_2.5G_10G カードは、BLSR/MS-SPRing、UPSR/SNCP、または再生器としてプロビジョニングすることはできません。これらのカードを BLSR/MS-SPRing または 1+1 スパンの中間で使用できるのは、カードを透過的な終端モードに設定する場合に限ります。

MXP_2.5G_10G ポートでは、トランク ポート側で 1550 nm のレーザー、クライアント ポート側で 1310 nm のレーザーを使用します。カードの前面プレートには、5 つの送信および受信用コネクタのペア(ラベル付き)があります。このカードは、光ケーブル終端用に、トランク側でデュアル LC コネクタを使用し、クライアント側で SFP コネクタを使用します。

図2-81 に、MXP_2.5G_10G の前面プレートを示します。

図2-81 MXP_2.5G_10G の前面プレート

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1 レーザー製品カード」を参照してください。

図2-82 に、MXP_2.5G_10G カードのブロック図を示します。

図2-82 MXP_2.5G_10G カードのブロック図

 

2.9.5.1 Y 字ケーブル保護

MXP_2.5G_10G カードの場合は、Y 字ケーブル保護を使用して保護を実行します。Y 字ケーブル保護では、Y 字ケーブルを使用して、2 枚の MXP_2.5G_10G カードのクライアント ポートが Y 字ケーブルの保護グループに加入できます。1 つの Rx クライアント信号は Rx Y 字ケーブル ポートに送り込まれ、保護グループ内の 2 枚の MXP_2.5G_10G カードに分割されます。保護グループ内の 2 枚の MXP_2.5G_10G カードからの Tx クライアント信号は、TX Y 字ケーブル経由で接続され、アクティブ カードの信号だけが単一の TX クライアント信号として通過します。詳細については、「Y 字ケーブル保護」を参照してください。


) 保護グループのどちらかのカードで GCC を作成すると、スイッチの状態に関係なく、トランク ポートは永久にアクティブな状態になります。GCC のプロビジョニングでは、オーバーヘッド バイトは保護されません。GCC は保護グループで保護されません。


2.9.5.2 タイミング同期

通常の状態で、MXP_2.5G_10G カードは TCC2/TCC2P のクロックに同期し、このクロックを使用して ITU-T G.709 フレームを伝送します。TCC2/TCC2P カードは、外部の BITS クロック、内部の Stratum 3 クロック、または 4 つの有効なクライアント クロックのうち 1 つから再生されたクロックから動作できます。TCC2/TCC2P カードのどちらのクロックも使用できない場合、MXP_2.5G_10G カードは自動的に、SONET クロック要件を満たしていない 19.44 MHz の内部クロックに切り替えます(エラーとなり、無中断にはなりません)。この結果、クロック アラームが発生します。

2.9.5.3 ALS

ALS 手順は、クライアント インターフェイスとトランク インターフェイスの両方でサポートされています。クライアント インターフェイスでは、ALS は ITU-T G.664(6/99)に準拠します。データ アプリケーションおよびトランク インターフェイスでは、スイッチ オン/オフのパルス間隔は 60 秒超です。オン/オフのパルス間隔は、ユーザ設定が可能です。MXP_2.5G_10G カードの ALS プロビジョニングの詳細については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』を参照してください。

2.9.5.4 MXP_2.5G_10G カードレベルのインジケータ

表2-74 に、MXP_2.5G_10G カードに装備されたカードレベルの 3 つの LED を示します。

 

表2-74 MXP_2.5G_10G カードレベルのインジケータ

カードレベルの LED
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないことを示します。この LED はリセット中に点灯します。FAIL LED は、ブート プロセス中に点滅します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

ACT/STBY LED

グリーン(アクティブ)

オレンジ(スタンバイ)

ACT/STBY LED がグリーンの場合は、カードが稼働状態であり(1 つまたは複数のポートがアクティブ)、トラフィックを伝送する準備ができていることを示します。ACT/STBY LED がオレンジの場合、カードが稼働状態であり、スタンバイ(保護)モードであることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートでの信号障害や信号状態(LOS、LOF、高い BER)を示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバが正しく接続されリンクが稼働している場合は、ライトが消えます。

2.9.5.5 MXP_2.5G_10G ポートレベルのインジケータ

表2-75 に、MXP_2.5G_10G カードに装備されたポートレベルの 4 つの LED を示します。

 

表2-75 MXP_2.5G_10G ポートレベルのインジケータ

ポートレベルの LED
内容

グリーンのクライアント LED
(LED×4)

グリーンのクライアント LED は、クライアント側のポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。このカードには 4 つのクライアント ポートがあるため、クライアント LED も 4 つあります。

グリーンの DWDM LED

グリーンの DWDM LED は、DWDM ポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。

グリーンの波長 1 LED

各ポートは、DWDM 側で 2 つの波長をサポートします。各波長 LED は、波長のどれか 1 つに対応しています。この LED は、カードが波長 1 用に設定されていることを示します。

グリーンの波長 2 LED

各ポートは、DWDM 側で 2 つの波長をサポートします。各波長 LED は、波長のどれか 1 つに対応しています。この LED は、カードが波長 2 用に設定されていることを示します。

2.9.6 MXP_2.5G_10E カード

MXP_2.5G_10E カードは、クライアント側で完全な光透過性をサポートする ONS 15454 プラットフォームの DWDM マックスポンダです。このカードは、4 つの 2.5 Gbps クライアント信号(4×OC48/STM-16 SFP)を、トランク側の 1 つの 10 Gbps DWDM 光信号に多重化します。MXP_2.5G_10E は、4 つの着信 2.5 Gbps クライアント インターフェイスに対して、波長伝送サービスを提供します。MXP_2.5G_10E マックスポンダは、すべての SONET/SDH オーバーヘッド バイトを透過的に通します。

デジタル ラッパー機能(ITU-T G.709 準拠)は、DWDM 波長をフォーマットして、データ通信用の GCC の設定、FEC のイネーブル化、または PM の促進に使用できるようにします。

MXP_2.5G_10E は、ITU-T G.709 に規定された OTN 装置と相互運用します。このカードは、SONET/SDH ペイロードをデジタル ラップされたエンベロープに非同期マッピングするための業界標準方式である、ODU1 から OTU2 への多重化をサポートしています。「多重化機能」を参照してください。

MXP_2.5G_10E カードは、完全な光透過性をサポートしない MXP_2.5G_10G カードとは、互換性がありません。このカードの前面プレートは[4x2.5G 10E MXP]と指定してあります。

MXP_2.5G_10E カードは、スロット 1~6 および 12~17 に装着できます。このカードは、BLSR/MS-SPRing、UPSR/SNCP、または再生器として線形構成でプロビジョニングできます。このカードを BLSR/MS-SPRing または 1+1 スパンの中間で使用できるのは、カードを透過的な終端モードに設定した場合です。

MXP_2.5G_10E では、トランク ポート側で 1 つの 1550 nm のレーザー、クライアント ポート側で 4 つの 1310 nm のレーザーを使用します。カードの前面プレートには、5 つの送信および受信用コネクタのペア(ラベル付き)があります。このカードは、光ケーブル終端用に、トランク側でデュアル LC コネクタを使用し、クライアント側で SFP モジュールを使用します。SFP 着脱可能モジュールは Short Reach(SR; 短距離)または Intermediate Reach(IR; 中距離)で、LC ファイバ コネクタをサポートしています。

2.9.6.1 主な機能

MXP_2.5G_10E カードには次の上位レベルの機能があります。

4 つの 2.5 Gbps クライアント インターフェイス(OC-48/STM-16)および 1 つの10 Gbps トランク。標準的な ITU-T G.709 多重化を使用した、4 つの OC-48 信号が 1 つの ITU-T G.709 OTU2 信号にマッピングされます。

オンボードの E-FEC プロセッサ ― このプロセッサは、標準的な Reed-Solomon(RS)(ITU-T G.709 で規定)および E-FEC の両方をサポートします。E-FEC を使用すると、トランク インターフェイスのゲインが向上し、伝送範囲の拡張につながります。E-FEC 機能は、トランスポンダの訂正能力を高め、パフォーマンスを改善するため、標準的な RS(237,255)訂正アルゴリズムに比べて低い OSNR での運用を可能にします。E-FEC に新しく実装されたブロック コード(BCH)アルゴリズムでは、最大 1E-3 までの入力 BER の回復が可能になります。

着脱可能なクライアント インターフェイスの光モジュール ― MXP_MP_10E カードには、モジュラ インターフェイスが搭載されています。カードに接続できる光モジュールは 2 種類あります。公称範囲 4.3 マイル(7 km)の OC-48/STM 16 SR-1(短距離のオフィス内アプリケーション用)と、24.9 マイル(40 km)までの IR-1 インターフェイスです。SR-1 は、Telcordia GR-253-CORE および I-16(ITU-T G.957)で定義されています。IR-1 は、Telcordia GR-253-CORE および S-16-1(ITU-T G.957)で定義されています。

ハイレベルなプロビジョニング サポート ― MXP_MP_10E カードは、Cisco MetroPlanner ソフトウェアを使用して最初にプロビジョニングされます。それ以降は、CTC ソフトウェアを使用して、カードのモニタリングとプロビジョニングが可能です。

リンクのモニタリングと管理 ― MXP_MP_10E カードは、標準 OC-48 OH(オーバーヘッド)バイトを使用して、着信インターフェイスのモニタリングと管理を行います。カードは着信 SDH/SONET データ ストリームとそのオーバーヘッド バイトを、透過的に通します。

レイヤ SONET/SDH の送信オーバーヘッドの制御 ― 再生器セクションのオーバーヘッドを終端するようにカードをプロビジョニングできます。これは、不要なレイヤ オーバーヘッドの転送をなくすために使用します。それにより、アラーム数の削減やネットワーク障害の分離を可能にします。

自動タイミング ソース同期 ― MXP_MP_10E は、通常 TCC2/TCC2P カードと同期します。メンテナンスやアップグレード アクティビティなど何らかの理由で TCC2/TCC2P が使用できない場合、MXP_MP_10E は、入力クライアント インターフェイス クロックの 1 つと自動的に同期します。

設定可能なスケルチ ポリシー ― DWDM レシーバで LOS が発生した場合またはリモート障害が起きた場合に、クライアント インターフェイス出力をスケルチするように、カードを設定できます。リモート障害の際には、Multiplex Section Alarm Indication Signal(MS-AIS; 多重化セクション アラーム表示信号)の挿入をカードで管理します。

2.9.6.2 前面プレート

図2-83 に、MXP_2.5G_10E の前面プレートを示します。

図2-83 MXP_2.5G_10E の前面プレート

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1 レーザー製品カード」を参照してください。

図2-84 に、MXP_2.5G_10E カードのブロック図を示します。

図2-84 MXP_2.5G_10E のブロック図

 

2.9.6.3 クライアント インターフェイス

MXP_2.5G_10E には、クライアント側のカードごとに 4 つの中距離または短距離の OC-48/STM-16 ポートがあります。SR-1 と IR-1 の両方の光カードがサポートされ、ポートには SFP コネクタが使用されています。クライアント インターフェイスでは、1310 nm、ITU 100 MHz 間隔のチャネル グリッドで、4 つの波長が使用されます。

2.9.6.4 DWDM インターフェイス

MXP_MP_10E は OTN マルチプレクサとして機能し、ODU1 に対して非同期的に、4 つの OC-48 チャネルを 1 つの 10 Gbps トランクへ透過的にマッピングします。DWDM トランクは、1550 nm、ITU-100 GHz 間隔のチャネル グリッドの、4 つの波長間の伝送用に調整可能です。


注意 トランク ポート上のループバックで、MXP_MP_10E カードを使用する場合は、20 dB のファイバ減衰器(15~25 dB)を使用する必要があります。MXP_MP_10E カードでは、ファイバ ループバックを直接使用しないでください。ファイバ ループバックを直接使用すると、MXP_MP_10E カードが損傷して回復できなくなります。

2.9.6.5 多重化機能

マックスポンダは、光透過的な ROADM ネットワークに不可欠な要素です。このネットワークでは、データ ペイロード チャネルと波長が、電気から光へ(E-O)の変換なしに、光のレベルだけで処理されます。MXP_MP_10E の主な機能は、4 つの OC-48/STM16 信号から 1 つの ITU-T G.709 OTU2 光信号(DWDM 伝送)への多重化です。多重化メカニズムを使用すると、別の MXP_2.5G_10E カードによって、遠端ノードで信号を終端できます。

マックスポンダの光透過性は、OTUx および ODUx OH バイトを使用して設定できます。ITU-T G.709 仕様で定義されている OH バイト形式は、フレーム アラインメント、FEC モード、セクション モニタリング、タンデム接続モニタリング、および光透過性を、設定したり監視したりするために使用します。

MXP_2.5G_10E カードは、ODU から OTU への多重化を ITU-T G.709 の定義に従って実行します。ODU は、MXP_2.5G_10E の SONET/SDH クライアント インターフェイスの 1 つに着信するデータ ペイロードを定義するために使用する、フレーム構造およびバイト定義(ITU-T G.709 デジタル ラッパー)です。ODU1 とは、2.5 Gbps の回線レートで動作する ODU です。MXP_2.5G_10E には 4 つのクライアント インターフェイスがあり、これらは、ITU-T G.709 デジタル ラッパーをアサートすることによって、ODU1 のフレーム構造および形式を使用して定義できます。

マックスポンダの出力は、OTU2 を使用して定義された、単一の 10 Gbps DWDM トランク インターフェイスです。これは OTU2 のフレーム構造内に存在し、そこに FEC または E-FEC の情報が付加されて、エラーのチェックと訂正が可能になります。

2.9.6.6 タイミング同期

通常の状態では、MXP_2.5G_10E カードは TCC2/TCC2P のクロックに同期し、このクロックを使用して ITU-T G.709 フレームを伝送します。ホールドオーバー機能は実装されていません。
TCC2/TCC2P カードに使用できるクロックがない場合、MXP_2.5G_10E は自動的に(中断なく)、4 つの有効なクライアント クロックのうち最初のクロックに切り替えます。このクロックでの実行には、時間制限はありません。MXP_2.5G_10E は TCC2/TCC2P カードのモニタリングを続けます。TCC2/TCC2P カードのどちらかが動作可能な状態に戻ると、MXP_2.5G_10E は、TCC2/TCC2P のクロックを使用する通常の動作モードに復帰します。有効な TCC2/TCC2P クロックがなく、クライアント チャネルもすべて無効になる場合、TCC2/TCC2P カードのどちらかから有効なクロックが供給されるまでカードが待機します(有効なフレーム処理は行われません)。さらに、アクティブで有効なクライアント チャネルからの再生クロックを選択して、それを TCC2/TCC2P カードに供給することもできます。

2.9.6.7 Y 字ケーブル保護

MXP_2.5G_10E カードは、Y 字ケーブル保護をサポートしています。2 枚の MXP_2.5G_10E カードが Y 字ケーブルの保護グループに加入できます。このとき、片方を現用カード、もう一方を保護カードとして割り当てます。この保護メカニズムでは、冗長な双方向パスを使用します。詳細は、「Y 字ケーブル保護」を参照してください。

Y 字型保護メカニズムはプロビジョニング可能であり、オンまたはオフに設定できます(デフォルト モードはオフ)。信号障害(ITU-T G.709 モードの場合は、DWDM レシーバー ポートでの LOS、LOF、Signal Degrade[SD; 信号劣化]、または SF)を検出すると、この保護メカニズム ソフトウェアは自動的にパスを切り替えます。


) 保護グループのどちらかのカードで GCC を作成すると、スイッチの状態に関係なく、トランク ポートは永久的にアクティブな状態になります。GCC のプロビジョニングでは、オーバーヘッド バイトは保護されません。GCC は保護グループで保護されません。


2.9.6.8 拡張 FEC(E-FEC)機能

MXP_2.5G_10E は、3 つのモード(NO FEC、FEC、E-FEC)に FEC を設定できます。出力ビット レートは ITU-T G.709 の定義に従って常に 10.7092 Gbps ですが、エラー コーディング パフォーマンスは次のようにプロビジョニングできます。

NO FEC ― FEC なし

FEC ― 標準の ITU-T G.975 Reed-Solomon アルゴリズム

E-FEC ― 標準の ITU-T G.975.1。2 つの直交連結された BCH スーパー FEC コードです。この FEC 方式には、2 つの直交インターリーブされた BCH の同じ方式の 3 つのパラメータ化が含まれます。作成されたコードを反復的にデコードし、目的のパフォーマンスを達成します。

2.9.6.9 FEC モードと E-FEC モード

MXP_2.5G_10E カードをパススルーするクライアント側トラフィックは、FEC モードまたは E-FEC モードのエラー訂正を使用して(またはまったくエラー訂正を行わずに)デジタル ラップできます。カードを FEC モードに設定すると、E-FEC モードに設定した場合よりも低いレベルのエラー検出および訂正が行われます。その結果 E-FEC モードでは、FEC モードに比べて、低い BER で高感度(低 OSNR)を実現できます。E-FEC では、FEC を使用した場合よりも長距離のトランク側伝送が可能です。

E-FEC 機能は、FEC 動作の 3 つの基本モードのうちの 1 つです。FEC をオフにすることも、FEC をオンにすることも、または E-FEC をオンにして広範囲な低 BER を実現することもできます。デフォルトのモードでは、FEC がオン、E-FEC がオフです。E-FEC は CTC を使用してプロビジョニングされます。

2.9.6.10 SONET/SDH オーバーヘッド バイト処理

このカードは、着信 SDH/SONET データ ストリームとそのクライアント信号用オーバーヘッド バイトを、透過的に通します。カードは、再生器セクション オーバーヘッドを終端するようにプロビジョニングできます。これは、不要なレイヤ オーバーヘッドの転送をなくすために使用します。それにより、アラーム数の削減やネットワーク障害の分離を可能にします。

2.9.6.11 クライアント インターフェイスのモニタリング

MXP_2.5G_10E カードでは、次のパラメータがモニタリングされます。

・レーザー バイアス電流を PM パラメータとして測定

・LOS を検出して信号付け

・Rx および Tx 電力のモニタリング

次のパラメータは、リアルタイム モード(1 秒)でモニタリングされます。

・送信光パワー(クライアント)

・受信光パワー(クライアント)

DWDM レシーバーで Loss of Communication(LOC)が発生した場合、または遠端 LOS が発生した場合の、クライアント インターフェイス動作を設定できます。AIS を呼び出すか、クライアント信号をスケルチできます。

2.9.6.12 波長の識別情報

このカードは、波長が固定されたトランク レーザーを使用します。これにより、トランク トランスミッタが ITU グリッド上で効率的に動作できます。 表2-76 に、必要なトランク伝送レーザー波長を示します。レーザーは、50 GHz 間隔では 8 つの波長間、100 GHz 間隔では 4 つの波長間で調整可能です。

 

表2-76 MXP_2.5G_10E のトランク波長

帯域
波長(nm)

30.3

1530.33

30.3

1531.12

30.3

1531.90

30.3

1532.68

34.2

1534.25

34.2

1535.04

34.2

1535.82

34.2

1536.61

38.1

1538.19

38.1

1538.98

38.1

1539.77

38.1

1540.56

42.1

1542.14

42.1

1542.94

42.1

1543.73

42.1

1544.53

46.1

1546.12

46.1

1546.92

46.1

1547.72

46.1

1548.51

50.1

1550.12

50.1

1550.92

50.1

1551.72

50.1

1552.52

54.1

1554.13

54.1

1554.94

54.1

1555.75

54.1

1556.55

58.1

1558.17

58.1

1558.98

58.1

1559.79

58.1

1560.61

2.9.6.13 ALS

ALS 手順は、クライアント インターフェイスとトランク インターフェイスの両方でサポートされています。クライアント インターフェイスでは、ALS は ITU-T G.664(6/99)に準拠します。データ アプリケーションおよびトランク インターフェイスでは、スイッチ オン/オフのパルス間隔は 60 秒超です。オン/オフのパルス間隔は、ユーザ設定が可能です。MXP_2.5G_10E カードの ALS プロビジョニングの詳細については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』を参照してください。

2.9.6.14 ジッタ

SONET 信号と SDH 信号については、MXP_2.5G_10E カードは、ジッタの生成、ジッタ許容値、およびジッタ転送に関して、Telecordia GR-253-CORE、ITU-T G.825、および ITU-T G.873 に準拠します。詳細は、「ジッタに関する考慮事項」を参照してください。

2.9.6.15 ランプ テスト

MXP_2.5G_10E カードは、ランプ テスト機能をサポートしています。この機能は、ONS 15454 の前面パネルまたは CTC から起動でき、すべての LED が機能するかどうかの確認に使用します。

2.9.6.16 オンボードのトラフィック生成

MXP_2.5G_10E カードでは、Pseudo-Random Bit Sequence(PRBS)、SONET/SDH、または ITU-T G.709 に基づくテスト用に、内部トラフィック生成が可能です。

2.9.6.17 MXP_2.5G_10E カードレベルのインジケータ

表2-77 に、MXP_2.5G_10E カードに装備されたカードレベルの 3 つの LED を示します。

 

表2-77 MXP_2.5G_10E カードレベルのインジケータ

カードレベルの LED
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないことを示します。この LED はリセット中に点灯します。FAIL LED は、ブート プロセス中に点滅します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

ACT/STBY LED

グリーン(アクティブ)

オレンジ(スタンバイ)

ACT/STBY LED がグリーンの場合は、カードが稼働状態であり(1 つまたは複数のポートがアクティブ)、トラフィックを伝送する準備ができていることを示します。ACT/STBY LED がオレンジの場合、カードが稼働状態であり、スタンバイ(保護)モードであることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートでの信号障害や信号状態(LOS、LOF、高い BER)を示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバが正しく接続されリンクが稼働している場合は、ライトが消えます。

2.9.6.18 MXP_2.5G_10E ポートレベルのインジケータ

表2-78 に、MXP_2.5G_10E カードに装備されたポートレベルの LED を示します。

 

表2-78 MXP_2.5G_10E ポートレベルのインジケータ

ポートレベルの LED
内容

グリーンのクライアント LED
(LED×4)

グリーンのクライアント LED は、クライアント側のポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。このカードには 4 個のクライアント ポートがあるため、クライアント LED も 4 つあります。

グリーンの DWDM LED

グリーンの DWDM LED は、DWDM ポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。

2.9.7 MXP_2.5G_10E_C および MXP_2.5G_10E_L カード

MXP_2.5G_10E_C カードと MXP_2.5G_10E_L カードは、クライアント側で完全な光透過性をサポートする ONS 15454 プラットフォームの DWDM マックスポンダです。これらのカードは、4 つの 2.5 Gbps クライアント信号(4×OC48/STM-16 SFP)を、トランク側の 1 つの 10 Gbps DWDM 光信号に多重化します。MXP_2.5G_10G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードは、4 つの着信 2.5 Gbps クライアント インターフェイスに対して、波長伝送サービスを提供します。MXP_2.5G_10E_C および MXP_2.5G_10E_L マックスポンダは、すべての SONET/SDH オーバーヘッド バイトを透過的に通します。

デジタル ラッパー機能(ITU-T G.709 準拠)は、DWDM 波長をフォーマットして、データ通信用の GCC の設定、FEC のイネーブル化、または PM の促進に使用できるようにします。

MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カード は、ITU-T G.709 に規定された OTN 装置と相互運用します。これらのカードは、SONET/SDH ペイロードをデジタル ラップされたエンベロープに非同期マッピングするための業界標準方式である、ODU1 から OTU2 への多重化をサポートしています。「多重化機能」を参照してください。

MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードは、完全な光透過性をサポートしない MXP_2.5G_10G カードとは、互換性がありません。これらのカードの前面プレートには、
MXP_2.5G_10E_C カードの場合[4x2.5G 10E MXP C]、MXP_2.5G_10E_L カードの場合[4x2.5G 10E MXP L]という表示があります。

MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 に装着できます。これらのカードは、BLSR/MS-SPRing、UPSR/SNCP、または再生器として線形構成でプロビジョニングできます。これらのカードを BLSR/MS-SPRing または 1+1 スパンの中間で使用できるのは、カードを透過的な終端モードに設定した場合です。

MXP_2.5G_10E_C カードは、トランク ポートに調整可能な 1550 nm C 帯域レーザーを使用します。レーザーは、50 GHz の波長間隔の ITU グリッドで 82 の波長を調整可能です。MXP_2.5G_10E_L カードには、トランク ポートに調整可能な 1580 nm L 帯域レーザーを使用します。レーザーは、50 GHz の波長間隔の ITU グリッドで 80 の波長を調整可能です。各カードには、クライアント ポートに 4 つの 1310 nm レーザーがあり、カードの前面プレートに 5 個の送受信コネクタ ペア(ラベル付き)があります。これらのカードは、光ケーブル終端用に、トランク側でデュアル LC コネクタを使用し、クライアント側で SFP モジュールを使用します。SFP 着脱可能モジュールは、SR または IR で、LC ファイバ コネクタをサポートします。

2.9.7.1 主な機能

MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードには次の上位レベルの機能があります。

4 つの 2.5 Gbps クライアント インターフェイス(OC-48/STM-16)および 1 つの10 Gbps トランク。標準的な ITU-T G.709 多重化を使用した、4 つの OC-48 信号が 1 つの ITU-T G.709 OTU2 信号にマッピングされます。

オンボードの E-FEC プロセッサ ― このプロセッサは、標準的な RS(ITU-T G.709 で規定)および E-FEC の両方をサポートします。E-FEC を使用すると、トランク インターフェイスのゲインが向上し、伝送範囲の拡張につながります。E-FEC 機能は、トランスポンダの訂正能力を高め、パフォーマンスを改善するため、標準的な RS(237,255)訂正アルゴリズムに比べて低い OSNR での運用を可能にします。E-FEC に新しく実装された BCH アルゴリズムでは、最大 1E-3 までの入力 BER の回復が可能になります。

着脱可能なクライアント インターフェイスの光モジュール ― MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードには、モジュラ インターフェイスが搭載されています。カードに接続できる光モジュールは 2 種類あります。公称範囲 4.3 マイル(7 km)の OC-48/STM 16 SR-1(短距離のオフィス内アプリケーション用)と、24.9 マイル(40 km)までの IR-1 インターフェイスです。SR-1 は、Telcordia GR-253-CORE および I-16(ITU-T G.957)で定義されています。IR-1 は、Telcordia GR-253-CORE および S-16-1(ITU-T G.957)で定義されています。

ハイレベルなプロビジョニング サポート ― 各カードは、Cisco MetroPlanner ソフトウェアを使用して最初にプロビジョニングされます。それ以降は、CTC ソフトウェアを使用して、カードのモニタリングとプロビジョニングが可能です。

リンクのモニタリングと管理 ― 各カードは、標準 OC-48 OH(オーバーヘッド)バイトを使用して、着信インターフェイスのモニタリングと管理を行います。カードは着信 SDH/SONET データ ストリームとそのオーバーヘッド バイトを、透過的に通します。

レイヤ SONET/SDH の送信オーバーヘッドの制御 ― 再生器セクションのオーバーヘッドを終端するようにカードをプロビジョニングできます。これは、不要なレイヤ オーバーヘッドの転送をなくすために使用します。それにより、アラーム数の削減やネットワーク障害の分離を可能にします。

自動タイミング ソース同期 ― MXP_2.5G_10E_C および MXP_2.5G_10E_Lは、通常
TCC2/TCC2P カードと同期します。メンテナンスやアップグレード アクティビティなど何らかの理由で TCC2/TCC2P が使用できない場合、カードは、入力クライアント インターフェイス クロックの 1 つと自動的に同期します。

設定可能なスケルチ ポリシー ― DWDM レシーバーで LOS が発生した場合またはリモート障害が起きた場合に、クライアント インターフェイス出力をスケルチするように、カードを設定できます。リモート障害の場合、カードは MS-AIS 挿入を管理します。

カードは全 C 帯域(MXP_2.5G_10E_C)または全 L 帯域(MXP_2.5G_10E_L)で調整可能なので、各カードで帯域内の特定の波長を調整するのに異なるバージョンを使用する必要がありません。

2.9.7.2 前面プレート

図2-85 に、MXP_2.5G_10E_C カードと MXP_2.5G_10E_L カードの前面プレートとブロック図を示します。

図2-85 MXP_2.5G_10E _C および MXP_2.5G_10E_L の前面プレートとブロック図

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1 レーザー製品カード」を参照してください。

2.9.7.3 クライアント インターフェイス

MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードには、クライアント側のカードごとに 4 つの中距離または短距離の OC-48/STM-16 ポートがあります。SR-1 と IR-1 の両方の光カードがサポートされ、ポートには SFP コネクタが使用されています。クライアント インターフェイスでは、1310 nm、ITU 100 MHz 間隔のチャネル グリッドで、4 つの波長が使用されます。

2.9.7.4 DWDM インターフェイス

MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードは OTN マルチプレクサとして機能し、ODU1 に対して非同期的に、4 つの OC-48 チャネルを 1 つの 10 Gbps トランクへ透過的にマッピングします。MXP_2.5G_10E_C カードの場合、DWDM トランクが C 帯域全体の伝送用に調整可能で、MXP_2.5G_10E_L カードの場合、DWDM トランクが L 帯域全体の伝送用に調整可能です。チャネルは ITU グリッドで 50 GHz 間隔です。


注意 トランク ポート上のループバックでこれらのカードを使用する場合は、20 dB のファイバ減衰器(15~25 dB)を使用する必要があります。これらのカードでは、ファイバ ループバックを直接使用しないでください。ファイバ ループバックを直接使用すると、MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードが損傷して回復できなくなります。

2.9.7.5 多重化機能

マックスポンダは、光透過的な ROADM ネットワークに不可欠な要素です。このネットワークでは、データ ペイロード チャネルと波長が、電気から光へ(E-O)の変換なしに、光のレベルだけで処理されます。MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードの主な機能は、4 つの OC-48/STM16 信号を 1 つの ITU-T G.709 OTU2 光信号(DWDM 伝送)に多重化することです。多重化メカニズムを使用すると、別の類似カードによって、遠端ノードで信号を終端できます。

マックスポンダの光透過性は、OTUx および ODUx OH バイトを使用して設定できます。ITU-T G.709 仕様で定義されている OH バイト形式は、フレーム アラインメント、FEC モード、セクション モニタリング、タンデム接続モニタリング、および光透過性を、設定したりモニタリングしたりするために使用します。

MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードは、ODU から OTU への多重化を ITU-T G.709 の定義に従って実行します。ODU は、これらのカードの SONET/SDH クライアント インターフェイスの 1 つに着信するデータ ペイロードを定義するために使用する、フレーム構造およびバイト定義(ITU-T G.709 デジタル ラッパー)です。ODU1 とは、2.5 Gbps の回線レートで動作する ODU です。これらのカードには 4 つのクライアント インターフェイスがあり、これらは、ITU-T G.709 デジタル ラッパーをアサートすることによって、ODU1 のフレーム構造および形式を使用して定義できます。

マックスポンダの出力は、OTU2 を使用して定義された、単一の 10 Gbps DWDM トランク インターフェイスです。これは OTU2 のフレーム構造内に存在し、そこに FEC または E-FEC の情報が付加されて、エラーのチェックと訂正が可能になります。

2.9.7.6 タイミング同期

通常の状態では、MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードは TCC2/TCC2P のクロックに同期し、このクロックを使用して ITU-T G.709 フレームを伝送します。ホールドオーバー機能は実装されていません。TCC2/TCC2P カードに使用できるクロックがない場合、カードは自動的に(中断なく)、4 つの有効なクライアント クロックのうち最初のクロックに切り替えます。このクロックでの実行には、時間制限はありません。カードは TCC2/TCC2P カードのモニタリングを続けます。TCC2/TCC2P カードのどちらかが動作可能な状態に戻ると、カードは、TCC2/TCC2P のクロックを使用する通常の動作モードに復帰します。有効な TCC2/TCC2P クロックがなく、クライアント チャネルもすべて無効になる場合、TCC2/TCC2P カードのどちらかから有効なクロックが供給されるまでカードが待機します(有効なフレーム処理は行われません)。さらに、アクティブで有効なクライアント チャネルからの再生クロックを選択して、それを TCC2/TCC2P カードに供給することもできます。

2.9.7.7 Y 字ケーブル保護

MXP_2.5G_10E_C カードと MXP_2.5G_10E_L カードは、Y 字ケーブル保護をサポートしています。2 枚のカードが Y 字ケーブルの保護グループに加入できます。このとき、片方を現用カード、もう一方を保護カードとして割り当てます。この保護メカニズムでは、冗長的な双方向パスを使用します。詳細は、「Y 字ケーブル保護」を参照してください。

Y 字型保護メカニズムはプロビジョニング可能であり、オンまたはオフに設定できます(デフォルト モードはオフ)。信号障害(ITU-T G.709 モードの場合は、DWDM レシーバー ポートでの LOS、LOF、SD、または SF を検出すると、この保護メカニズム ソフトウェアは自動的にパスを切り替えます。


) 保護グループのどちらかのカードで GCC を作成すると、スイッチの状態に関係なく、トランク ポートは永久にアクティブな状態になります。GCC のプロビジョニングでは、オーバーヘッド バイトは保護されません。GCC は保護グループで保護されません。


2.9.7.8 拡張 FEC(E-FEC)機能

MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードは、3 つのモード(NO FEC、FEC、E-FEC)に FEC を設定できます。出力ビット レートは ITU-T G.709 の定義に従って常に 10.7092 Gbps ですが、エラー コーディング パフォーマンスは次のようにプロビジョニングできます。

NO FEC ― FEC なし

FEC ― 標準の ITU-T G.975 Reed-Solomon アルゴリズム

E-FEC ― 標準の ITU-T G.975.1。2 つの直交連結された BCH スーパー FEC コードです。この FEC 方式には、2 つの直交インターリーブされたブロック コード(BCH)の同じ方式の 3 つのパラメータ化が含まれます。作成されたコードを反復的にデコードし、目的のパフォーマンスを達成します。

2.9.7.9 FEC モードと E-FEC モード

カードをパススルーするクライアント側トラフィックは、FEC モードまたは E-FEC モードのエラー訂正を使用して(またはまったくエラー訂正を行わずに)デジタル ラップできます。カードを FEC モードに設定すると、E-FEC モードに設定した場合よりも低いレベルのエラー検出および訂正が行われます。その結果 E-FEC モードでは、FEC モードに比べて、低い BER で高感度(低 OSNR)を実現できます。E-FEC では、FEC を使用した場合よりも長距離のトランク側伝送が可能です。

E-FEC 機能は、FEC 動作の 3 つの基本モードのうちの 1 つです。FEC をオフにすることも、FEC をオンにすることも、または E-FEC をオンにして広範囲な低 BER を実現することもできます。デフォルトのモードでは、FEC がオン、E-FEC がオフです。E-FEC は CTC を使用してプロビジョニングされます。

2.9.7.10 SONET/SDH オーバーヘッド バイト処理

このカードは、着信 SDH/SONET データ ストリームとそのクライアント信号用オーバーヘッド バイトを、透過的に通します。カードは、再生器セクション オーバーヘッドを終端するようにプロビジョニングできます。これは、不要なレイヤ オーバーヘッドの転送をなくすために使用します。それにより、アラーム数の削減やネットワーク障害の分離を可能にします。

2.9.7.11 クライアント インターフェイスのモニタリング

MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_MP_10E_L カードでは、次のパラメータがモニタリングされます。

レーザー バイアス電流を PM パラメータとして測定

LOS を検出して信号付け

Rx および Tx 電力をモニタリング

次のパラメータは、リアルタイム モード(1 秒)でモニタリングされます。

送信光パワー(クライアント)

受信光パワー(クライアント)

DWDM レシーバーで LOC が発生した場合、または遠端 LOS が発生した場合の、クライアント インターフェイス動作を設定できます。AIS を呼び出すか、クライアント信号をスケルチできます。

2.9.7.12 波長の識別情報

カードでは、波長が固定されたトランク レーザーを使用します。これにより、トランク トランスミッタが ITU グリッド上で効率的に動作することができます。MXP_2.5G_10E_C カードと MXP_2.5G_10E_L カードにはいずれも UT2 モジュールが実装されています。MXP_2.5G_10E_C カードは UT2 の C 帯域バージョン、MXP_2.5G_10E_L カードは L 帯域バージョンを使用しています。

表2-79 に、MXP_2.5G_10E_C カードで必要なトランク伝送レーザー波長を示します。レーザーは ITU グリッド上で 50 GHz 間隔の C 帯域の 82 個の波長間で調整可能です。

 

表2-79 MXP_2.5G_10E_C のトランク波長

チャネル番号
周波数(THz)
波長(nm)
チャネル番号
周波数(THz)
波長(nm)

1

196.00

1529.55

42

193.95

1545.72

2

195.95

1529.94

43

193.90

1546.119

3

195.90

1530.334

44

193.85

1546.518

4

195.85

1530.725

45

193.80

1546.917

5

195.80

1531.116

46

193.75

1547.316

6

195.75

1531.507

47

193.70

1547.715

7

195.70

1531.898

48

193.65

1548.115

8

195.65

1532.290

49

193.60

1548.515

9

195.60

1532.681

50

193.55

1548.915

10

195.55

1533.073

51

193.50

1549.32

11

195.50

1533.47

52

193.45

1549.71

12

195.45

1533.86

53

193.40

1550.116

13

195.40

1534.250

54

193.35

1550.517

14

195.35

1534.643

55

193.30

1550.918

15

195.30

1535.036

56

193.25

1551.319

16

195.25

1535.429

57

193.20

1551.721

17

195.20

1535.822

58

193.15

1552.122

18

195.15

1536.216

59

193.10

1552.524

19

195.10

1536.609

60

193.05

1552.926

20

195.05

1537.003

61

193.00

1553.33

21

195.00

1537.40

62

192.95

1553.73

22

194.95

1537.79

63

192.90

1554.134

23

194.90

1538.186

64

192.85

1554.537

24

194.85

1538.581

65

192.80

1554.940

25

194.80

1538.976

66

192.75

1555.343

26

194.75

1539.371

67

192.70

1555.747

27

194.70

1539.766

68

192.65

1556.151

28

194.65

1540.162

69

192.60

1556.555

29

194.60

1540.557

70

192.55

1556.959

30

194.55

1540.953

71

192.50

1557.36

31

194.50

1541.35

72

192.45

1557.77

32

194.45

1541.75

73

192.40

1558.173

33

194.40

1542.142

74

192.35

1558.578

34

194.35

1542.539

75

192.30

1558.983

35

194.30

1542.936

76

192.25

1559.389

36

194.25

1543.333

77

192.20

1559.794

37

194.20

1543.730

78

192.15

1560.200

38

194.15

1544.128

79

192.10

1560.606

39

194.10

1544.526

80

192.05

1561.013

40

194.05

1544.924

81

192.00

1561.42

41

194.00

1545.32

82

191.95

1561.83

表2-80 に、MXP_2.5G_10E_L カードで必要なトランク伝送レーザー波長を示します。レーザーは ITU グリッド上で 50 GHz 間隔の L 帯域の 80 個の波長間で完全に調整可能です。

 

表2-80 MXP_2.5G_10E_L のトランク波長

チャネル番号
周波数(THz)
波長(nm)
チャネル番号
周波数(THz)
波長(nm)

1

190.85

1570.83

41

188.85

1587.46

2

190.8

1571.24

42

188.8

1587.88

3

190.75

1571.65

43

188.75

1588.30

4

190.7

1572.06

44

188.7

1588.73

5

190.65

1572.48

45

188.65

1589.15

6

190.6

1572.89

46

188.6

1589.57

7

190.55

1573.30

47

188.55

1589.99

8

190.5

1573.71

48

188.5

1590.41

9

190.45

1574.13

49

188.45

1590.83

10

190.4

1574.54

50

188.4

1591.26

11

190.35

1574.95

51

188.35

1591.68

12

190.3

1575.37

52

188.3

1592.10

13

190.25

1575.78

53

188.25

1592.52

14

190.2

1576.20

54

188.2

1592.95

15

190.15

1576.61

55

188.15

1593.37

16

190.1

1577.03

56

188.1

1593.79

17

190.05

1577.44

57

188.05

1594.22

18

190

1577.86

58

188

1594.64

19

189.95

1578.27

59

187.95

1595.06

20

189.9

1578.69

60

187.9

1595.49

21

189.85

1579.10

61

187.85

1595.91

22

189.8

1579.52

62

187.8

1596.34

23

189.75

1579.93

63

187.75

1596.76

24

189.7

1580.35

64

187.7

1597.19

25

189.65

1580.77

65

187.65

1597.62

26

189.6

1581.18

66

187.6

1598.04

27

189.55

1581.60

67

187.55

1598.47

28

189.5

1582.02

68

187.5

1598.89

29

189.45

1582.44

69

187.45

1599.32

30

189.4

1582.85

70

187.4

1599.75

31

189.35

1583.27

71

187.35

1600.17

32

189.3

1583.69

72

187.3

1600.60

33

189.25

1584.11

73

187.25

1601.03

34

189.2

1584.53

74

187.2

1601.46

35

189.15

1584.95

75

187.15

1601.88

36

189.1

1585.36

76

187.1

1602.31

37

189.05

1585.78

77

187.05

1602.74

38

189

1586.20

78

187

1603.17

39

188.95

1586.62

79

186.95

1603.60

40

188.9

1587.04

80

186.9

1604.03

2.9.7.13 ALS

ALS 手順は、クライアント インターフェイスとトランク インターフェイスの両方でサポートされています。クライアント インターフェイスでは、ALS は ITU-T G.664(6/99)に準拠します。データ アプリケーションおよびトランク インターフェイスでは、スイッチ オン/オフのパルス間隔は 60 秒超です。オン/オフのパルス間隔は、ユーザ設定が可能です。MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードの ALS プロビジョニングの詳細については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』を参照してください。

2.9.7.14 ジッタ

SONET 信号と SDH 信号については、MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードは、ジッタの生成、ジッタ許容値、およびジッタ転送に関して、Telecordia GR-253-CORE、ITU-T G.825、および ITU-T G.873 に準拠します。詳細は、「ジッタに関する考慮事項」を参照してください。

2.9.7.15 ランプ テスト

MXP_2.5G_10E_C および MXP_2.5G_10E_L カードは、ランプ テスト機能をサポートしています。この機能は、ONS 15454 の前面パネルまたは CTC から起動でき、すべての LED が機能するかどうかの確認に使用します。

2.9.7.16 オンボードのトラフィック生成

MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードでは、PRBS、SONET/SDH、または ITU-T G.709 に基づくテスト用に、内部トラフィック生成が可能です。

2.9.7.17 MXP_2.5G_10E_C および MXP_2.5G_10E_L カードレベルのインジケータ

表2-81 に、MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードに装備されたカードレベルの 3 つの LED を示します。

 

表2-81 MXP_2.5G_10E_C および MXP_2.5G_10E_L カードレベルのインジケータ

カードレベルの LED
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないことを示します。この LED はリセット中に点灯します。FAIL LED は、ブート プロセス中に点滅します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

ACT/STBY LED

グリーン(アクティブ)

オレンジ(スタンバイ)

ACT/STBY LED がグリーンの場合は、カードが稼働状態であり(1 つまたは複数のポートがアクティブ)、トラフィックを伝送する準備ができていることを示します。ACT/STBY LED がオレンジの場合、カードが稼働状態であり、スタンバイ(保護)モードであることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートでの信号障害や信号状態(LOS、LOF、高い BER)を示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバが正しく接続されリンクが稼働している場合は、ライトが消えます。

2.9.7.18 MXP_2.5G_10E および MXP_2.5G_10E_L ポートレベルのインジケータ

表2-82 に、MXP_2.5G_10E_C カードおよび MXP_2.5G_10E_L カードに装備されたポートレベルの LED を示します。

 

表2-82 MXP_2.5G_10E_C および MXP_2.5G_10E_L ポートレベルのインジケータ

ポートレベルの LED
内容

グリーンのクライアント LED
(LED×4)

グリーンのクライアント LED は、クライアント側のポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。このカードには 4 個のクライアント ポートがあるため、クライアント LED も 4 つあります。

グリーンの DWDM LED

グリーンの DWDM LED は、DWDM ポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。

2.9.8 MXP_MR_2.5G カードおよび MXPP_MR_2.5G カード

MXP_MR_2.5Gカードは、クライアント Storage Area Network(SAN; ストレージ エリア ネットワーク)サービスのさまざまなクライアント入力(GE、FICON、ファイバ チャネル、および ESCON)を、トランク側の 1 つの 2.5 Gbps STM-16/OC-48 DWDM 信号に集約します。このカードには、Telcordia GR-253-CORE に準拠する 1 つの長距離の STM-16/OC-48 ポートがあります。


) Release 7.0 では、ピュア ESCON(8 ポートすべてが ESCON を実行)、および混合モード(ポート 1 が FC/GE/FICON を実行し、ポート 5 ~ 8 がESCON を実行)の 2 つの追加動作モードをユーザが使用できるようになりました。カードが Release 6.0 以下を実行しているシステムの一部である場合、使用できる動作モードは 1 つ(FC/GE)のみです。


2.5 Gbps マルチレートマックスポンダ保護 100 GHz 調整可能 15xx.xx ~ 15yy.yy(MXPP_MR_2.5G)カードは、クライアント SAN サービスのさまざまなクライアント入力(GE、FICON、ファイバ チャネル、ESCON)を、トランク側の 1 つの 2.5 Gbps STM-16/OC-48 DWDM 信号に集約します。このカードには、2 つの長距離の STM-16/OC-48 ポートがあり、ITU-T G.957 および Telcordia GR-253-CORE に準拠しています。

これらのカードは、100 GHz 間隔で隣接する 4 つのグリッド チャネルのうちの 1 つに対して調整可能です。このため、各カードにはそれぞれ 8 つのバージョンがあり、カード上で使用可能な 4 つの波長のうち、最初の波長を[15xx.xx]、最後の波長を[15yy.yy]で表します。ITU-T 100 GHz グリッド基準 G.692、および Telcordia GR-2918-CORE の Issue 2 に従って、合計 32 の DWDM 波長に対応しています。 表2-83 に、カードのバージョンとそれに対応する波長を示します。

 

表2-83 カード バージョン

カード バージョン
100 GHz(0.8 nm)間隔の周波数チャネル

1530.33-1532.68

1530.33 nm

1531.12 nm

1531.90 nm

1532.68 nm

1534.25-1536.61

1534.25 nm

1535.04 nm

1535.82 nm

1536.61 nm

1538.19-1540.56

1538.19 nm

1538.98 nm

1539.77 nm

1540.56 nm

1542.14-1544.53

1542.14 nm

1542.94 nm

1543.73 nm

1544.53 nm

1546.12-1548.51

1546.12 nm

1546.92 nm

1547.72 nm

1548.51 nm

1550.12-1552.52

1550.12 nm

1550.92 nm

1551.72 nm

1552.52 nm

1554.13-1556.55

1554.13 nm

1554.94 nm

1555.75 nm

1556.55 nm

1558.17-1560.61

1558.17 nm

1558.98 nm

1559.79 nm

1560.61 nm

マックスポンダは、長距離の DWDM のメトロまたはリージョナルの非再生スパンを持つアプリケーションで使用します。フラット ゲイン光増幅器を使用すると、長距離の伝送を実現できます。

クライアント インターフェイスでは、次のペイロード タイプがサポートされます。

2G FC

1G FC

2G FICON

1G FICON

GE

ESCON


) クライアントのペイロードはトランクをオーバーサブスクライブできないため、最大 2.5 Gbps まで、複数のクライアント信号の処理が可能です。


表2-84 に、各クライアント インターフェイスの入力データ レートとカプセル化方式を示します。ITU-T Transparent Generic Framing Procedure(GFP-T)G.7041 の現行バージョンでは、ギガビット イーサネット、ファイバ チャネル、FICON などの、8B/10B ブロック コード プロトコルの透過的マッピングがサポートされます。

GFP マッピングのほかに、高速 Serialaizer/Deserializer(SERDES; シリアライザ/デシリアライザ)のポート 1 またはポート 2 にある 1 Gbps のトラフィックが、STS-24c チャネルにマッピングされます。SERDES のポート 1 とポート 2 に、1 Gbps クライアント信号が 2 つある場合は、ポート 1 の信号が 1 番めの STS-24c チャネルに、ポート 2 の信号が 2 番めの STS-24c チャネルに、それぞれマッピングされます。その後、これらの 2 つのチャネルは、1 つの OC-48 トランク チャネルにマッピングされます。

 

表2-84 MXP_MR_2.5G および MXPP_MR_2.5G のクライアント インターフェイスのデータ レートとカプセル化

クライアント インターフェイス
入力データ レート
ITU-T GFP-T G.7041 カプセル化

2G FC

2.125 Gbps

あり

1G FC

1.06 Gbps

あり

2G FICON

2.125 Gbps

あり

1G FICON

1.06 Gbps

あり

GE

1.25 Gbps

あり

ESCON

0.2 Gbps

あり

表2-85 に、さまざまなクライアント ポートを組み合わせた使用例を示します。この表では、カードの完全なクライアント ペイロード 構成を示します。

 

表2-85 クライアントのデータ レートとポート

モード
ポート
集約データ レート

2G FC

1

2.125 Gbps

1G FC

1、2

2.125 Gbps

2G FICON

1

2.125 Gbps

1G FICON

1、2

2.125 Gbps

GE

1、2

2.5 Gbps

1G FC
ESCON
(混合モード)

1
5、6、7、8

1.06 Gbps
0.8 Gbps

合計 1.86 Gbps

1G FICON
ESCON
(混合モード)

1
5、6、7、8

1.06 Gbps
0.8 Gbps

合計 1.86 Gbps

GE
ESCON
(混合モード)

1
5、6、7、8

1.25 Gbps
0.8 Gbps

合計 2.05 Gbps

ESCON

1、2、3、4、5、6、7、8

1.6 Gbps

2.9.8.1 カードの保護

MXP_MR_2.5G カードの場合は、Y 字ケーブル保護を使用して保護を実行します。2 枚の
MXP_MR_2.5G カードが Y 字ケーブルの保護グループに加入できます。こうすることにより、ファイバ上の障害とマックスポンダの障害の両方に対して保護が行われます。

MXPP_MR_2.5G カードの場合は、スプリッタ保護を使用して保護を実行します。これにより、トランク側のファイバ切断や許容範囲外の信号劣化による障害に対して保護が行われるようになります。詳細は、「トランスポンダおよびマックスポンダの保護」を参照してください。


) 保護回線にエラーがない場合のみスイッチングが実行されます。


2.9.8.2 PM

GFP-T Performance Monitoring(GFP-T PM)は、Remote Monitoring(RMON)を介して利用可能です。トランクの PM は、Telcordia GR-253-CORE および ITU G.783/826 に従って管理されます。クライアントの PM は、FC および GE の RMON によって実現できます。

2.9.8.3 距離延長

バッファ間のクレジット管理方式では、FC のフロー制御が可能です。この機能をイネーブルにすると、送信者が伝送を停止して[ready]通知の受信を待機する必要が生じた場合に、そのポートに対する送信可能フレーム数(バッファ クレジット)が表示されます。MXP_MR_2.5G カードと MXPP_MR_2.5 カードは、バッファ間クレジットを使用して、1G FC で最大994.2 マイル( 1600 km)、2G FC で最大497.1 マイル (800 km)までの距離を延長する FC クレジット ベース フロー制御をサポートします。この機能は、イネーブルまたはディセーブルにできます。

2.9.8.4 スロットの互換性

MXP_MR_2.5G カードおよび MXPP_MR_2.5G カードは、スロット 1~6 および 12~17 に装着できます。これらのマックスポンダ カードと併用する必要のあるカードは、TCC2/TCC2P カードだけです。クロスコネクト カードはマックスポンダ カードの動作に影響しません。

2.9.8.5 クライアントおよびトランク ポート

MXP_MR_2.5G カードは、トランク/回線ポート側で 1550 nm のレーザー、クライアント ポート側で 1310 nm または 850 nm(SFP により異なる)のレーザーを使用します。このカードには、クライアント インターフェイス用に、12.5 度下に傾斜した 8 つの SFP モジュールがあります。各 SFP は、光終端用に 2 つの LC コネクタを使用します。これらの前面パネルには、[TX]および[RX]というラベルが付いています。トランク ポートは、45 度下に傾斜したデュアル LC コネクタです。

MXPP_MR_2.5G カードは、トランク/回線ポート側で 1550 nm のレーザー、クライアント ポート側で 1310 nm または 850 nm(SFP により異なる)のレーザーを使用します。このカードには、クライアント インターフェイス用に、12.5 度下に傾斜した 8 つの SFP モジュールがあります。各 SFP は、光終端用に 2 つの LC コネクタを使用します。これらの前面パネルには、[TX]および[RX]というラベルが付いています。トランク ポートのコネクタは 2 つあります(現用と保護に 1 つずつ)。どちらも、45 度下に傾斜したデュアル LC コネクタです。

2.9.8.6 前面プレート

図2-86 に、MXP_MR_2.5G カードおよび MXPP_MR_2.5G カードの前面プレートを示します。

図2-86 MXP_MR_2.5G および MXPP_MR_2.5G カードの前面プレート

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品カード」を参照してください。

2.9.8.7 ブロック図

図2-87 に、MXP_MR_2.5G カードのブロック図を示します。このカードには 8 つの SFP クライアント インターフェイスが搭載されています。ポート 1 およびポート 2 は、GE、FC、FICON、または ESCONに使用します(ESCON はソフトウェア R7.0 以降で使用可能です)。ソフトウェア R7.0 以降では、ポート 3 ~ 8 は ESCON クライアント インターフェイスで使用します。高速インターフェイス(GE、FC、FICON、および ESCON)専用の 2 つの SERDES ブロックと、ESCON インターフェイス用の 2 つの SERDES ブロックがあります。FPGA は、さまざまな動作モードのさまざまな設定をサポートするために提供されています。FPGA には、Universal Test and Operations Physical Interface for ATM(UTOPIA)インターフェイスがあります。Transceiver Add-Drop Multiplexer(TADM)チップは、フレーム構成をサポートします。最後に、出力信号がシリアル化されて、直接変調レーザーでトランクのフロント エンドに接続されます。トランクの受信信号は、Avalanche Photodiode(APD)で電気信号に変換され、デシリアル化されてから、TADM フレーマと FPGA に送信されます。

MXPP_MR_2.5G は、50/50 スプリッタがトランク インターフェイスで電力を分割すること以外は同じです。受信方向には、2 つの APD、2 つの SERDES ブロック、および 2 つの TADM フレーマがあります。これは、現用パスと保護パスの両方をモニタリングするために必要です。2 つのパスのうちのどちらをクライアント インターフェイスに接続するかを、スイッチで選択します。

図2-87 MXP_MR_2.5G カードおよび MXPP_MR_2.5G カードのブロック図

 


注意 トランク ポート上のループバック構成で、MXP_MR_2.5G カードおよび MXPP_MR_2.5G カードを使用する場合は、20 dB のファイバ減衰器(15~25 dB)を使用する必要があります。MXP_MR_2.5G カードおよび MXPP_MR_2.5G カードでは、ファイバ ループバックを直接使用しないでください。ファイバ ループバックを直接使用すると、MXP_MR_2.5G カードおよび MXPP_MR_2.5G カードが損傷して回復できなくなります。

2.9.8.8 ALS

ALS 手順は、クライアント インターフェイスとトランク インターフェイスの両方でサポートされています。クライアント インターフェイスでは、ALS は ITU-T G.664(6/99)に準拠します。データ アプリケーションおよびトランク インターフェイスでは、スイッチ オン/オフのパルス間隔は 60 秒超です。オン/オフのパルス間隔は、ユーザ設定が可能です。MXP_MR_2.5G カードおよび MXPP_MR_2.5G カードの ALS プロビジョニングの詳細については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』を参照してください。

2.9.8.9 MXP_MR_2.5G および MXPP_MR_2.5G カードレベル インジケータ

表2-86 に、MXP_MR_2.5G カードおよび MXPP_MR_2.5G カードの 4 つのカードレベル LED を示します。

 

表2-86 MXP_MR_2.5G および MXPP_MR_2.5G カードレベル インジケータ

カードレベルの LED
内容

FAIL LED(レッド)

レッドは、カードのプロセッサの準備ができていないことを示します。この LED はリセット中に点灯します。FAIL LED は、ブート プロセス中に点滅します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

ACT/STBY LED

グリーン(アクティブ)

オレンジ(スタンバイ)

グリーンは、カードが稼働状態であり(1 つまたは両方のポートがアクティブ)、トラフィックを伝送する準備ができていることを示します。

オレンジは、カードが稼働状態であり、スタンバイ(保護)モードであることを示します。

SF LED(オレンジ)

オレンジは、カードの 1 つまたは複数のポートでの信号障害や信号状態(LOS、LOF、高い BER)を示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバが正しく接続されリンクが稼働している場合は、LED が消えます。

2.9.8.10 MXP_MR_2.5G および MXPP_MR_2.5G ポートレベル インジケータ

表2-87 に、MXP_MR_2.5G および MXPP_MR_2.5G の、8 つのポートレベル LED を示します。

 

表2-87 MXP_MR_2.5G および MXPP_MR_2.5G ポートレベル インジケータ

ポートレベルの LED
内容

クライアント LED(LED×8)

グリーンは、インターフェイスのポートでトラフィックを伝送していること(アクティブ)を示します。オレンジは、ポートで保護トラフィックを伝送していることを示します
(MXPP_MR_2.5G)。レッドは、ポートが LOS を検出したことを示します。

DWDM LED(MXP_MR_2.5G)

グリーン(アクティブ)

レッド(LOS)

グリーンは、インターフェイスのカードでトラフィックを伝送していること(アクティブ)を示します。

レッドの LED は、インターフェイスが LOS または LOC を検出したことを示します。

DWDMA および DWDMB LED
(MXPP_MR_2.5G)

グリーン(アクティブ)

オレンジ(保護トラフィック)

レッド(LOS)


 

グリーンは、インターフェイスのカードでトラフィックを伝送していること(アクティブ)を示します。

オレンジの LED は、スプリッタ保護カード(MXPP_MR_2.5G)のインターフェイスで保護トラフィックを伝送していることを示します。

レッドの LED は、インターフェイスが LOS または LOC を検出したことを示します。

2.9.9 MXP_MR_10DME_C カードおよび MXP_MR_10DME_L カード

MXP_MR_10DME_C カードおよび MXP_MR_10DME_L カードは、クライアント SAN サービスの複数のクライアント入力(GE、FICON、およびファイバ チャネル)を、トランク側の 1 つの 10.0 Gbps STM-64/OC-192 DWDM 信号に集約します。このカードには、Telcordia GR-253-CORE および ITU-T G.957 に準拠する 2 つの長距離の STM-64/OC-192 ポートがあります。

カードは、次の信号タイプの集約をサポートしています。

1 ギガビット ファイバ チャネル

2 ギガビット ファイバ チャネル

4 ギガビット ファイバ チャネル

1 ギガビット イーサネット

1 ギガビット ISC 互換(ISC-1)

2 ギガビット ISC ピア(ISC-3)


) カードの前面プレートには、MXP_MR_10DME_C カードおよび MXP_MR_10DME_L カードがそれぞれ 10DME_C と 10DME_L として表示されています。



注意 カードが落下すると破損する可能性があります。安全に取り扱ってください。

MXP_MR_10DME_C および MXP_MR_10DME_L マックスポンダは、すべての SONET/SDH オーバーヘッド バイトを透過的に通します。

デジタル ラッパー機能(ITU-T G.709 準拠)は、DWDM 波長をフォーマットして、データ通信用の GCC の設定、FEC のイネーブル化、または PM の促進に使用できるようにします。
MXP_MR_10DME_C カードおよび MXP_MR_10DME_L カード は、ITU-T G.709 に規定されている OTN 装置を使用して動作します。これらのカードは、SONET/SDH ペイロードをデジタル ラップされたエンベロープに非同期マッピングするための業界標準方式である、ODU1 から OTU2 への多重化をサポートしています。「多重化機能」を参照してください。


) クライアントのペイロードはトランクをオーバーサブスクライブできないため、最大 10 Gbps まで、複数のクライアント信号の処理が可能です。


MXP_MR_10DME_C カードおよび MXP_MR_10DME_L カードは、スロット 1 ~ 6 およびスロット 12 ~ 17 に装着できます。


) MXP_MR_10DME_C カードおよび MXP_MR_10DME_L カードは、完全な光透過性をサポートしない MXP_2.5G_10G カードとは、互換性がありません。


MXP_MR_10DME_C カードには、トランク ポートに調整可能な 1550 nm C 帯域レーザーがあります。レーザーは、50 GHz の波長間隔の ITU グリッドで 82 の波長間で調整可能です。
MXP_MR_10DME_L カードには、トランク ポートに調整可能な 1580 nm L 帯域レーザーがあります。レーザーは、50 GHz の波長間隔の ITU グリッドで 80 の波長間で調整可能です。各カードには、クライアント ポートに 4 つの 1310 nm レーザーがあり、カードの前面プレートに 5 個の送受信コネクタ ペア(ラベル付き)で構成されています。これらのカードは、光ケーブル終端用に、トランク側でデュアル LC コネクタを使用し、クライアント側で SFP モジュールを使用します。SFP 着脱可能モジュールは、SR または IR で、LC ファイバ接続をサポートします。

表2-88 に、各クライアント インターフェイスの入力データ レートとカプセル化方式を示します。GFP-T G.7041 の現行バージョンでは、ギガビット イーサネット、ファイバ チャネル、ISC、FICON などの、8B/10B ブロック コード プロトコルの透過的マッピングがサポートされます。

GFP マッピングのほかに、高速 SERDES のポート 1 またはポート 2 にある 1 Gbps のトラフィックが、STS-24c チャネルにマッピングされます。高速 SERDES のポート 1 とポート 2 に、1 Gbps クライアント信号が 2 つある場合は、ポート 1 の信号が 1 番めの STS-24c チャネルに、ポート 2 の信号が 2 番めの STS-24c チャネルに、それぞれマッピングされます。その後、これらの 2 つのチャネルは、1 つの OC-48 トランク チャネルにマッピングされます。

 

表2-88 MXP_MR_10DME_C および MXP_MR_10DME_L のクライアント インターフェイスのデータ レートとカプセル化

クライアント インターフェイス
入力データ レート
GFP-T G.7041 カプセル化

2G FC

2.125 Gbps

あり

1G FC

1.06 Gbps

あり

2G FICON/2G ISC 互換(ISC-1)/ 2G ISC ピア(ISC-3)

2.125 Gbps

あり

1G FICON/2G ISC 互換(ISC-1)/1G ISC ピア(ISC-3)

1.06 Gbps

あり

ギガビット イーサネット

1.25 Gbps

あり

各 MXP_MR_10DME_C および MXP_MR_10DME_L に 2 つの FPGA があり、4 つのポート グループが各 FPGA にマッピングされます。グループ 1 はポート 1 ~ 4 で構成され、グループ 2 は ポート 5 ~ 8 で構成されています。 表2-89 に、ポート 1 ~ 4、およびポート 5 ~ 8 のさまざまなクライアント データ レートの組み合わせを示します。○は、データ レートがポートでサポートされていることを示します。

 

表2-89 ポート 1 ~ 4 でサポートされるクライアント データ レート

ポート
(グループ 1)
ポート
(グループ 2)
ギガビット イーサネット
1G FC
2G FC
4G FC

1

5

2

6

--

--

3

7

--

4

8

--

--

GFP-T PMは、RMON を介して利用可能です。トランクの PM は、Telcordia GR-253-CORE および ITU G.783/826 に従って管理されます。クライアントの PM は、FC および GE の RMON によって実現できます。

バッファ間のクレジット管理方式では、FC のフロー制御が可能です。この機能をイネーブルにすると、送信者が伝送を停止して[ready]通知を待機する必要が生じた場合に、そのポートに対する送信可能フレーム数(バッファ クレジット)が表示されます。MXP_MR_10DME_C カードと MXP_MR_10DME_L カードは、バッファ間クレジットを使用して、1G FC で最大994.1 マイル (1600 km)、2G FC で最大497.1 マイル (800 km)、4G FC で最大248.5 マイル( 400 km)までの距離を延長する FC クレジット ベース フロー制御をサポートします。この機能は、イネーブルまたはディセーブルにできます。

MXP_MR_10DME_C カードおよび MXP_MR_10DME_L カードは、トランク/回線ポート側で 1550 nm のレーザー、クライアント ポート側で 1310 nm または 850 nm(SFP により異なる)のレーザーを使用します。このカードには、クライアント インターフェイス用に、12.5 度下に傾斜した 8 つの SFP モジュールがあります。各 SFP は、光終端用に 2 つの LC コネクタを使用します。これらの前面パネルには、[TX]および[RX]というラベルが付いています。トランク ポートは、45 度下に傾斜したデュアル LC コネクタです。

2.9.9.1 主な機能

MXP_MR_10DME_C カードおよび MXP_MR_10DME_L カードには次のハイ レベルな機能があります。

オンボードの E-FEC プロセッサ ― このプロセッサは、標準的な RS(ITU-T G.709 で規定)および E-FEC の両方をサポートします。E-FEC を使用すると、トランク インターフェイスのゲインが向上し、伝送範囲の拡張につながります。E-FEC 機能は、トランスポンダの訂正能力を高め、パフォーマンスを改善するため、標準的な RS(237,255)訂正アルゴリズムに比べて低い OSNR での運用を可能にします。E-FEC に新しく実装された BCH アルゴリズムでは、最大 1E-3 までの入力 BER の回復が可能になります。

着脱可能なクライアント インターフェイスの光モジュール ― MXP_MR_10DME_C カードおよび MXP_MR_10DME_L カードには、モジュラ インターフェイスが搭載されています。カードに接続できる光モジュールは 2 種類あります。公称範囲 4.3 マイル(7 km)の OC-48/STM 16 SR-1(短距離のオフィス内アプリケーション用)と、24.9 マイル(40 km)までの IR-1 インターフェイスです。SR-1 は、Telcordia GR-253-CORE および I-16(ITU-T G.957)で定義されています。IR-1 は、Telcordia GR-253-CORE および S-16-1(ITU-T G.957)で定義されています。

Y 字ケーブル保護 ― 同じポート番号と信号レートを持つポート上で、同じカード タイプ間のみでの Y 字ケーブル保護をサポートします。詳細は、「Y 字ケーブル保護」を参照してください。

ハイレベルなプロビジョニング サポート ― カードは、Cisco MetroPlanner ソフトウェアを使用して最初にプロビジョニングされます。それ以降は、CTC ソフトウェアを使用して、カードのモニタリングとプロビジョニングが可能です。

ALS ― ファイバ切断時の安全機構。MXP_MR_10DME_C カードおよび MXP_MR_10DME_L カードの ALS プロビジョニングの詳細については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』を参照してください。

リンクのモニタリングと管理 ― カードは、標準 OC-48 OH バイトを使用して、着信インターフェイスのモニタリングと管理を行います。カードは着信 SDH/SONET データ ストリームとその OH バイトを、透過的に通します。

レイヤ SONET/SDH の送信オーバーヘッドの制御 ― 再生器セクションのオーバーヘッドを終端するようにカードをプロビジョニングできます。これは、不要なレイヤ オーバーヘッドの転送をなくすために使用します。それにより、アラーム数の削減やネットワーク障害の分離を可能にします。

自動タイミング ソース同期 ― MXP_MR_10DME_C カードおよび MXP_MR_10DME_L カードは、通常 TCC2/TCC2P カードと同期します。メンテナンスやアップグレード アクティビティなど何らかの理由で TCC2/TCC2P が使用できない場合、カードは、入力クライアント インターフェイス クロックの 1 つと自動的に同期します。

設定可能なスケルチ ポリシー ― DWDM レシーバーに LOS が発生した場合またはリモート障害が起きた場合に、クライアント インターフェイス出力をスケルチするように、カードを設定できます。リモート障害の場合、カードは MS-AIS 挿入を管理します。

カードは全 C 帯域(MXP_MR_10DME_C)または全 L 帯域(MXP_MR_10DME_L)で調整可能なので、各カードで帯域内の特定の波長を調整するのに異なるバージョンを使用する必要がありません。

2.9.9.2 前面プレート

図2-88 に、MXP_MR_10DME_C カードおよび MXP_MR_10DME_L カードの前面プレートとブロック図を示します。

図2-88 MXP_MR_10DME_C カードおよび MXP_MR_10DME_L カードの前面プレートとブロック図

 

カードのセーフティ ラベルの詳細については、「クラス 1M レーザー製品カード」を参照してください。


注意 トランク ポート上のループバックでカードを使用する場合は、20 dB のファイバ減衰器(15~25 dB)を使用する必要があります。これらのカードでは、ファイバ ループバックを直接使用しないでください。ファイバ ループバックを直接使用すると、MXP_MR_10DME_C カードおよび MXP_MR_10DME_L カードが損傷して回復できなくなります。

2.9.9.3 波長の識別情報

カードでは、波長が固定されたトランク レーザーを使用します。これにより、トランク トランスミッタが ITU グリッド上で効率的に動作することができます。MXP_MR_10DME_C カードと MXP_MR_10DME_L カードにはいずれも UT2 モジュールが実装されています。MXP_MR_10DME_C カードは UT2 の C 帯域バージョン、MXP_MR_10DME_L カードは L 帯域バージョンを使用しています。

表2-90 に、MXP_MR_10DME_C カードで必要なトランク伝送レーザー波長を示します。レーザーは ITU グリッド上で 50 GHz 間隔の C 帯域の 82 波長間で調整可能です。

 

表2-90 MXP_MR_10DME_C のトランク波長

チャネル番号
周波数(THz)
波長(nm)
チャネル番号
周波数(THz)
波長(nm)

1

196.00

1529.55

42

193.95

1545.72

2

195.95

1529.94

43

193.90

1546.119

3

195.90

1530.334

44

193.85

1546.518

4

195.85

1530.725

45

193.80

1546.917

5

195.80

1531.116

46

193.75

1547.316

6

195.75

1531.507

47

193.70

1547.715

7

195.70

1531.898

48

193.65

1548.115

8

195.65

1532.290

49

193.60

1548.515

9

195.60

1532.681

50

193.55

1548.915

10

195.55

1533.073

51

193.50

1549.32

11

195.50

1533.47

52

193.45

1549.71

12

195.45

1533.86

53

193.40

1550.116

13

195.40

1534.250

54

193.35

1550.517

14

195.35

1534.643

55

193.30

1550.918

15

195.30

1535.036

56

193.25

1551.319

16

195.25

1535.429

57

193.20

1551.721

17

195.20

1535.822

58

193.15

1552.122

18

195.15

1536.216

59

193.10

1552.524

19

195.10

1536.609

60

193.05

1552.926

20

195.05

1537.003

61

193.00

1553.33

21

195.00

1537.40

62

192.95

1553.73

22

194.95

1537.79

63

192.90

1554.134

23

194.90

1538.186

64

192.85

1554.537

24

194.85

1538.581

65

192.80

1554.940

25

194.80

1538.976

66

192.75

1555.343

26

194.75

1539.371

67

192.70

1555.747

27

194.70

1539.766

68

192.65

1556.151

28

194.65

1540.162

69

192.60

1556.555

29

194.60

1540.557

70

192.55

1556.959

30

194.55

1540.953

71

192.50

1557.36

31

194.50

1541.35

72

192.45

1557.77

32

194.45

1541.75

73

192.40

1558.173

33

194.40

1542.142

74

192.35

1558.578

34

194.35

1542.539

75

192.30

1558.983

35

194.30

1542.936

76

192.25

1559.389

36

194.25

1543.333

77

192.20

1559.794

37

194.20

1543.730

78

192.15

1560.200

38

194.15

1544.128

79

192.10

1560.606

39

194.10

1544.526

80

192.05

1561.013

40

194.05

1544.924

81

192.00

1561.42

41

194.00

1545.32

82

191.95

1561.83

表2-91 に、MXP_MR_10DME_L カードで必要なトランク伝送レーザー波長を示します。レーザーは ITU グリッド上で 50 GHz 間隔の L 帯域の 80 波長間で完全に調整可能です。

 

表2-91 MXP_MR_10DME_L トランク波長

チャネル番号
周波数(THz)
波長(nm)
チャネル番号
周波数(THz)
波長(nm)

1

190.85

1570.83

41

188.85

1587.46

2

190.8

1571.24

42

188.8

1587.88

3

190.75

1571.65

43

188.75

1588.30

4

190.7

1572.06

44

188.7

1588.73

5

190.65

1572.48

45

188.65

1589.15

6

190.6

1572.89

46

188.6

1589.57

7

190.55

1573.30

47

188.55

1589.99

8

190.5

1573.71

48

188.5

1590.41

9

190.45

1574.13

49

188.45

1590.83

10

190.4

1574.54

50

188.4

1591.26

11

190.35

1574.95

51

188.35

1591.68

12

190.3

1575.37

52

188.3

1592.10

13

190.25

1575.78

53

188.25

1592.52

14

190.2

1576.20

54

188.2

1592.95

15

190.15

1576.61

55

188.15

1593.37

16

190.1

1577.03

56

188.1

1593.79

17

190.05

1577.44

57

188.05

1594.22

18

190

1577.86

58

188

1594.64

19

189.95

1578.27

59

187.95

1595.06

20

189.9

1578.69

60

187.9

1595.49

21

189.85

1579.10

61

187.85

1595.91

22

189.8

1579.52

62

187.8

1596.34

23

189.75

1579.93

63

187.75

1596.76

24

189.7

1580.35

64

187.7

1597.19

25

189.65

1580.77

65

187.65

1597.62

26

189.6

1581.18

66

187.6

1598.04

27

189.55

1581.60

67

187.55

1598.47

28

189.5

1582.02

68

187.5

1598.89

29

189.45

1582.44

69

187.45

1599.32

30

189.4

1582.85

70

187.4

1599.75

31

189.35

1583.27

71

187.35

1600.17

32

189.3

1583.69

72

187.3

1600.60

33

189.25

1584.11

73

187.25

1601.03

34

189.2

1584.53

74

187.2

1601.46

35

189.15

1584.95

75

187.15

1601.88

36

189.1

1585.36

76

187.1

1602.31

37

189.05

1585.78

77

187.05

1602.74

38

189

1586.20

78

187

1603.17

39

188.95

1586.62

79

186.95

1603.60

40

188.9

1587.04

80

186.9

1604.03

2.9.9.4 MXP_MR_10DME_C および MXP_MR_10DME_L カードレベルのインジケータ

表2-92 に、MXP_MR_10DME_C カードおよび MXP_MR_10DME_L カードに装備されたカードレベルの 3 つの LED を示します。

 

表2-92 MXP_MR_10DME_C および MXP_MR_10DME_L カードレベルのインジケータ

カードレベルの LED
内容

レッドの FAIL LED

レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないことを示します。この LED はリセット中に点灯します。FAIL LED は、ブート プロセス中に点滅します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。

ACT/STBY LED

グリーン(アクティブ)

オレンジ(スタンバイ)

ACT/STBY LED がグリーンの場合は、カードが稼働状態であり(1 つまたは複数のポートがアクティブ)、トラフィックを伝送する準備ができていることを示します。ACT/STBY LED がオレンジの場合、カードが稼働状態であり、スタンバイ(保護)モードであることを示します。

オレンジの SF LED

オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートでの信号障害や信号状態(LOS、LOF、高い BER)を示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバが正しく接続されリンクが稼働している場合は、ライトが消えます。

2.9.9.5 MXP_MR_10DME_C および MXP_MR_10DME_L ポートレベルのインジケータ

表2-93 に、MXP_MR_10DME_C カードおよび MXP_MR_10DME_L カードに装備されたポートレベルの LED を示します。

 

表2-93 MXP_MR_10DME_C および MXP_MR_10DME_L ポートレベルのインジケータ

ポートレベルの LED
内容

ポート LED
(LED×8、各グループに 4 個、各 SFP に 1 個)

グリーン/レッド/オレンジ/オフ

グリーンの場合、ポート LED はポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信している(つまり信号障害なし)ことを示すか、Out of Service and Maintenance(OOS,MT またはロック済、メンテナンス)で信号障害とアラームが無視されていることを示します。

レッドの場合、ポート LED は稼働中であるものの、信号障害(LOS)を受信していることを示します。

オレンジの場合、ポート LED はポートがプロビジョニングされていて、スタンバイ状態であることを示します。

オフの場合、ポート LED は SFP がプロビジョニングされていない、停止中、適切に挿入されていない、または SFP ハードウェアに障害があることを示します。

グリーンの DWDM LED

グリーンの DWDM LED は、DWDM ポートが稼働中であり、認識可能な信号を受信していることを示します。

2.10 トランスポンダおよびマックスポンダの保護

TXP および MXP カードでは、次の 2 種類の保護が使用できます。

Y 字ケーブル保護

スプリッタ保護

2.10.1 Y 字ケーブル保護

Y 字ケーブル保護は、ONS 15454 の次の TXP カードおよび MXP カードで使用できます。

TXP_MR_10G

TXP_MR_10E

TXP_MR_2.5G

MXP_2.5G_10G

MXP_2.5G_10E

MXP_2.5G_10E_C

MXP_2.5G_10E_L

MXP_MR_2.5G

MXP_MR_10DME_C

MXP_MR_10DME_L

Y 字ケーブル保護を作成するには、CTC ソフトウェアを使用して、2 枚の TXP または MXP カード用の Y 字ケーブル保護グループを作成します。次に、この 2 枚のカードのクライアント ポートを Y 字ケーブルで物理的に接続します。1 つのクライアント信号は RX Y 字ケーブルに送り込まれ、2 枚の TXP または MXP カードに分割されます。TXP または MXP カードのクライアント側からの 2 つの Tx 信号は、TX Y 字ケーブルで単一のクライアント信号に結合されます。アクティブ カードの信号だけが、単一の TX クライアント信号としてパススルーします。もう一方のカードのレーザーは、Y 字ケーブルの結合部分での信号劣化を避けるため、オフにしておく必要があります。


) 保護グループのどちらかのカードで GCC を作成すると、スイッチの状態に関係なく、トランク ポートは永久にアクティブな状態になります。GCC のプロビジョニングでは、オーバーヘッド バイトは保護されません。GCC は保護グループで保護されません。


図2-89 に、Y 字ケーブルの信号フローを示します。


) ポートが Y 字ケーブル保護グループに含まれていない場合、分割された信号で Loss of Signal-Payload(LOS-P)アラームが発生することがあります。このアラームは、着信ペイロード信号不在アラームとも呼ばれます。


図2-89 Y 字ケーブル保護

 

2.10.2 スプリッタ保護

スプリッタ保護(図2-90 を参照)は、TXPP カードおよび MXPP カードで使用できます。スプリッタ保護を実装するには、クライアントが単一の信号をクライアントの Rx ポートに送り込みます。次に、カード内部の光スプリッタが、この信号を 2 つの信号に分割し、2 つの Tx トランク ポートにルーティングします。この 2 つの信号は、さまざまな光パスを通して送信されます。遠端の MXPP または TXPP カードは、2 つの Rx トランク ポート信号のどちらかを光スイッチで選択し、Tx クライアント ポートへ送り込みます。2 枚の MXPP または TXPP カードでスプリッタ保護を使用する場合は、各方向に 2 つの異なる光信号が、ダイバース パスを通して伝送されます。障害が発生した場合、遠端のスイッチは、内蔵光スイッチを使用して適切な信号を選択する必要があります。保護スイッチのトリガーとなるのは、LOS、LOF、SF、または SD です。

図2-90 スプリッタ保護

 

保護スキームの作成および変更には、CTC ソフトウェアを使用します。

2.11 遠端レーザー制御

15454 DWDM カードの透過モードでは、クライアント入力信号が遠端のクライアント出力信号へ正確に伝送されます。クライアント信号は通常、DWDM 信号のペイロードとして伝送されます。ただし、クライアント信号にはペイロードとして伝送できないものもあります。特に、クライアントの LOS または LOF は伝送できません。Far-End Laser Control(FECL;遠端レーザー制御)は、LOS または LOF を、近端クライアント入力から遠端クライアント出力に伝送する機能です。

近端クライアント入力で LOS が検出された場合、近端トランクは、DWDM ラインの OTN オーバーヘッドに適切なバイトを設定します。これらのバイトが遠端トランクで受信されると、遠端クライアント レーザーがオフになります。レーザーがオフになると、スケルチされたことになります。近端の LOS がクリアされると、近端トランクは OTN オーバーヘッド内の適切なバイトをクリアし、遠端でこのバイトの変更が検出され、遠端クライアントのスケルチが解除されます。

FELC は、トランク ポートがポート上に無効な信号があることを検出した場合にも対応できます。無効な信号を伝播しないように、クライアントはスケルチされます。

2R モードのペイロード タイプでは、OTN オーバーヘッド バイトを使用できません。2R モードでは、クライアント ポートに LOS が発生した場合、トランクのレーザーがオフになります。遠端では、トランク レシーバーで LOS を検出し、クライアントをスケルチします。

FELC はプロビジョニングされません。DWDM カードが透過モードにあるときは、FELC は必ずイネーブルです。ただし、遠端への FELC シグナリングが可能なのは、ITU-T G.709 がトランク スパンの両端でイネーブルになっているときだけです。

2.12 ジッタに関する考慮事項

複数のカードをカスケードする場合は、トランスポンダおよびマックスポンダで SFP を使用することによって起きるジッタについて考慮する必要があります。TXP_MR_2.5G、TXPP_MR_2.5G、MXP_MR_2.5G、MXPP_MR_2.5G、および TXP_MR_10E の各カードでは、累積ジッタがジッタ仕様を超えない範囲で、何枚かのトランスポンダをカスケードできます。推奨するカード数の限度は 20 枚です。TXP_MR_10G カードでも複数のカードのカスケードが可能ですが、推奨するカード数の限度は 12 枚です。MXP_2.5G_10G カードおよび MXP_2.5G_10E カードでは、2 枚のカード間が最大距離を超えてないものがあるかぎり、何枚でもカスケードが可能です。これは、信号が逆多重化されるたびに、ジッタが限定要因として除去されるためです。

Y 字ケーブルを使用する場合は、2 枚のトランスポンダ間の最大距離を半分にする必要があります。Y 字ケーブル操作の詳細は、「Y 字ケーブル保護」を参照してください。

2.13 終端モード

トランスポンダおよびマックスポンダ カードには、CTC を使用して設定可能なさまざまな SONET および SDH 終端モードがあります(『 Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide 』の「Provision Transponder and Muxponder Cards」を参照)。 表2-94 に、終端モードの要約を示します。

 

表2-94 終端モード

カード
終端モード
内容

TXP_MR_2.5G
TXPP_MR_2.5G
TXP_MR_10E
MXP_2.5G_10E

透過終端

ペイロードの全バイトがカードを透過的にパススルーします。

セクション終端

SONET Transport Overhead(TOH)セクションのバイトおよび SDH 再生器セクションのオーバーヘッド(SOH)バイトが終端されます。これらの SOH バイトがパススルーすることはありません。SONET TOH のSection DCC(SDCC)のバイト、および SDH の Regenerator Section DCC(RS-DCC)のバイトも含めて、これらはすべて再生されます。終端モードでは、SONET TOH 回線および SDH 多重化セクションのオーバーヘッド バイトが透過的に通過します。

回線終端

回線終端モードでは、SONET のセクション オーバーヘッドと回線オーバーヘッドおよび SDH 多重化セクションと再生器セクションのオーバーヘッド バイトが終端されます。これらのオーバーヘッド バイトがパススルーされることはありません。SONET の SDCC とLine DCC(LDCC)のバイト、および SDH の RS-DCC とMultiplexer Section DCC(MS-DCC)のバイトも含めて、これらはすべて再生されます。

MXP_2.5G_10G9

透過終端

クライアントのすべてのクライアント バイトは特定の条件以外(B1 の再構築時、S1 の再書き込み時、A1 と A2 の再生時、H1 と H3 の再生時)、透過的にパススルーします。

セクション終端

SONET TOH セクションのバイトおよび SDH 再生器セクションのオーバーヘッド バイトが終端されます。これらのセクション オーバーヘッド バイトがパススルーされることはありません。SONET TOH のセクション DCC のバイト、および SDH の RS-DCC のバイトも含めて、これらはすべて再生されます。セクション終端モードでは、SONET TOH 回線および SDH 多重化セクションのオーバーヘッド バイトが透過的に渡されます。

回線終端

回線終端モードでは、SONET のセクション オーバーヘッドと回線オーバーヘッドおよび SDH 多重化セクションと再生器セクションのオーバーヘッド バイトが終端されます。これらのオーバーヘッド バイトがパススルーされることはありません。SONET の SDCC と LDCC のバイト、および SDH の RS-DCC と MS-DCC のバイトも含めて、これらはすべて再生されます。

9.OC48/STM16 のレートで動作するクライアントは、OC192/STM64 フレームに多重化されてから、OTN または DWDM へ送られます。

2.14 SFP モジュールおよび XFP モジュール

ここでは、一部のトランスポンダ カードやマックスポンダ カードで使用できる、SFP および 10 Gbps SFP(XFP)について説明します。CTC では、SFP および XFP は Pluggable Port Module(PPM)とも呼ばれます。SFP/XFP をプロビジョニングしてマルチレートの PPM の回線レートを変更するには、『 Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide 』を参照してください。

2.14.1 カードとの互換性

表2-95 に、トランスポンダおよびマックスポンダの各カード、およびそれらと互換性のある SFP/XFP を示します。

 


注意 必ず、シスコの ONS での使用が認められている SFP/XFP を使用してください。シスコの認定を受けた SFP/XFP プラグイン可能モジュールの Top Assembly Number(TAN)については、表2-95 を参照してください。

 

表2-95 SFP/XFP とカードの互換性

カード
互換性のある SFP/XFP
(Cisco 製品 ID)
シスコの TAN

MXP_2.5G_10G(ONS 15454 SONET/SDH)

15454-SFP-OC48-IR=
ONS-SE-2G-S1=

10-1975-01
10-2017-01

MXP_2.5G_10E(ONS 15454 SONET/SDH)

15454-SFP-OC48-IR=
ONS-SE-2G-S1=
ONS-SE-2G-L2=

10-1975-01
10-2017-01
10-2013-01

MXP_MR_2.5G
MXPP_MR_2.5G

15454-SFP-GE+-LX=
15454E-SFP-GE+-LX=
15454-SFP-GEFC-SX=
15454E-SFP-GEFC-S=

10-1832-03
10-1832-03
10-1833-02
10-1833-02

TXP_MR_2.5G(ONS 15454 SONET/SDH)
TXPP_MR_2.5G(ONS 15454 SONET/SDH)

15454-SFP3-1-IR=
15454E-SFP-L.1.1=
15454-SFP12-4-IR=
15454E-SFP-L.4.1=
15454-SFP-OC48-IR=
15454E-SFP-L.16.1=
ONS-SE-2G-S1=
15454-SFP-200=
15454E-SFP-200=
15454-SFP-GEFC-SX=
15454E-SFP-GEFC-S=
15454-SFP-GE+-LX=
15454E-SFP-GE+-LX=
ONS-SE-2G-L2=

10-1828-01
10-1828-01
10-1976-01
10-1976-01
10-1975-01
10-1975-01
10-2017-01
10-1750-01
10-1750-01
10-1833-02
10-1833-02
10-1832-03
10-1832-03
10-2013-01

TXP_MR_10E(ONS 15454 SONET/SDH)

ONS-XC-10G-S1=

10-2012-01

MXP_MR_10DME_C

MXP_MR_10DME_L

ONS-SE-4G-MM=
ONS-SE-4G-SM=
ONS-SE-G2F-LX=
ONS-SE-G2F-SX=

10-2259-01
10-2252-01
10-2273-01
10-2272-01

2.14.2 SFP および XFP の説明

SFP および XFP は、統合された光ファイバ トランシーバで、ポートまたはスロットからネットワークへの高速シリアル リンクを提供します。SFP モジュールでは、さまざまなラッチ メカニズムを使用できます。ラッチ タイプとモデル タイプ(SX、LX/LH など)、またはラッチ タイプとテクノロジー タイプ(ギガビット イーサネットなど)との間に、相互関係はありません。テクノロジー タイプおよびモデルについては、SFP または XFP のラベルを参照してください。

SFP では、次の図に示す複数のラッチを使用します。1 つめのラッチ タイプは、マイラー タブです(図2-91)。

図2-91 マイラー タブ SFP

 

2 番めのラッチ タイプは、アクチュエータ/ボタンです(図2-92)。

図2-92 アクチュエータ/ボタン SFP

 

3 番めのラッチ タイプは、ベール クラスプです(図2-93)。

図2-93 ベール クラスプ SFP

 

SFP の寸法は次のとおりです。

高さ 0.03 インチ(8.5 mm)

幅 0.53 インチ(13.4 mm)

奥行 2.22 インチ(56.5 mm)

SFP の温度範囲は次のとおりです。

COM ― 商用動作温度範囲:23~158°F(-5~70°C)

EXT ― 拡張動作温度範囲:23~185°F(-5~85°C)

EXT ― 工業動作温度範囲:-40~185°F(-40~85°C)

XFP では、ベール クラスプ ラッチ メカニズムを使用します。図2-94 にラッチ解除された状態を、図2-95 にラッチされた状態を、それぞれ示します。テクノロジー タイプおよびモデルについては、XFP のラベルを参照してください。

図2-94 ベール クラスプ XFP(ラッチ解除された状態)

 

図2-95 ベール クラスプ XFP(ラッチされた状態)

 

XFP の寸法は次のとおりです。

高さ 0.03 インチ(8.5 mm)

幅 0.72 インチ(18.3 mm)

奥行 3.1 インチ(78 mm)

XFP の温度範囲は次のとおりです。

COM ― 商用動作温度範囲:23~158°F(-5~70°C)

EXT ― 拡張動作温度範囲:23~185°F(-5~85°C)

EXT ― 工業動作温度範囲:-40~185°F(-40~85°C)