Cisco ONS 15454 SDH and Cisco ONS 15600 SDH TL1 リファレンス ガイド Release 8.5
概要
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発行日;2012/01/07 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

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概要

概要

Transaction Language 1(TL1; トランザクション言語 1)は、International Telecommunications Union(ITU; 国際電気通信連合)Man-Machine Language(MML)に含まれる入力メッセージおよび出力メッセージのサブセットです。TL1 は、OS(オペレーティング システム)とネットワーク要素(NE)、およびユーザと NE との通信に使用できるメッセージの標準セットを提供します。TL1 についての詳細は、Telcordia ドキュメント GR-833-CORE『 Network Maintenance:Network Element and Transport Surveillance Messages 』を参照してください。

この章では、TL1 の概要および初歩的な操作手順について説明します。

「コマンド構文」

「自律メッセージの構文」

「コマンド完了の動作」

「ユーザ セキュリティ レベル」

「キーボード ショートカット」

「混合モード タイミングのサポート」

「デフォルト値」

「パラメータ タイプ」

1.1 コマンド構文

TL1 コマンドは、次の構文を使用します。

a:b:c:d:e:... z;

ここで、

「a」は、コマンド コードです。

「b」は、Target Identifier(TID; ターゲット ID)です。

「c」は、Access Identifier(AID; アクセス ID)または User Identifier(UID; ユーザ ID)です。

「d」は、Correlation Tag(CTAG; 相関タグ)です。

「e:... z;」は各種のコマンドで必要なその他のポジションです。

TID、AID、および CTAG は、TL1 コマンドの送信先を決定し、制御します。その他のパラメータは、コマンドが要求する動作を完了するために必要なその他の情報を提供します。TL1 コマンド コード、パラメータ名、およびパラメータ値は、コマンドの説明で特に明記しないかぎり、大文字または小文字だけでも、両者を組み合わせてもかまいません。

TID は、各システムをインストールするときにそのシステムに割り当てられた一意の名前です。この名前は、各コマンドの対象となる特定の NE(この場合、ONS 15454 SDH)を識別します。TID の値としては、任意の TL1識別子またはテキスト文字列を使用できますが、最大 20 文字に制限されています。識別子には、任意の個数の英字または数字を使用できますが、先頭は英字でなければなりません。テキスト文字列は、二重引用符で囲んだ任意の英数字または句読記号です。TID はすべての入力コマンドで必須ですが、TID の値はヌル(2 つの連続するコロンで表す)にすることもできます。OS がターゲット NE と直接通信する場合、TID はヌルにできます。TID を使用する場合、推奨する値は、ターゲットの Common Language Location Identifier(CLLI)コードです。ノードの TID を確立するには、CTC の Provisioning > General タブを使用します。

AID は、NE の特定のオブジェクトを識別およびアドレス指定するアクセス コードです。これらのオブジェクトとしては、個別の機器、伝送スパン、アクセス トリビュタリなどが含まれます。

CTAG は、ユーザがそれぞれの入力コマンドに割り当てる Unique Identifier(UID; 固有識別情報)です。NE が特定のコマンドに応答するとき、その応答にはコマンドの CTAG が含まれます。CTAG が含まれていることで、コマンドとその応答との対応関係に食い違いが生じません。有効な CTAG 値としては、識別子(先頭を英字とする英数字)からなる最大 6 文字の文字列、または 10 進数値(数字の文字列、末尾以外の場所で任意に「.」を使用可)があります。

このマニュアルでは、構文の説明に次の記号を使用しています。

かぎカッコ(< >)で、シンボル指定子を囲みます。例: <CTAG>

角カッコ([ ])で、省略可能なシンボルを囲みます。例: [<TID>]

引用符(" ")は、次の出力例に示すように、リテラル文字を囲みます。

SLOT-7:PLUGIN,TC,,,,,,,:\"EQUIPMENT PLUG-IN\",TCC

1.2 自律メッセージの構文

自律メッセージは、アラーム、設定の変更、および条件の変化をレポートします。これらのメッセージの多くは(アラーム条件に関連するメッセージなど)、介入なしで NE によって自発的にトリガーされます。その他のメッセージ(定期的な条件ステートやパフォーマンス データ値のレポートに関連するメッセージなど)は、NE ユーザ が他のコマンドを使用してスケジュール設定します。ユーザが NE に対して自律メッセージを発行することはないので、自律メッセージには入力形式や入力例はありません。

自律 TL1 メッセージは、『 Cisco ONS 15454 SDH and ONS 15600 SDH TL1 Command Guide 』に記載されています。図1-1に、自律メッセージの形式を示します。自律メッセージ タグ(ATAG)を使用して、メッセージの順序付けが行われます。NE が自律メッセージを送信するたびに、この番号が 1 ずつ大きくなります。Cisco NE は、0000 ~ 9999 の範囲の整数を使用します。


) 一部の自律メッセージ(REPT DBCHG、REPT EVT SESSION など)は、図1-1 の 3 行目に示されている形式とやや異なります。


図1-1 自律メッセージの形式

 

アラーム コードは、自律メッセージの重大度を表します。アラーム コードの有効な値は、重大度の高い順に次のとおりです。

*C ― クリティカル アラーム

** ― メジャー アラーム

*^ ― マイナー アラーム

A^ ― 非アラーム メッセージ

クリティカル、メジャー、およびマイナーは、アラーム イベントのレポートに対応します。非アラーム メッセージの表示は、非アラーム イベント、定期的な計測、または前にスケジュールされた診断または監査の結果を NE がレポートするときに使用されます。同じメッセージで複数のアラームがレポートされる場合、アラーム コードはそれらの中で最高の重大度を表します。

次に、クリティカル アラーム コードを含む出力メッセージの例を示します。

AB7-56 1970-01-01 16:02:10
*C 100.100 REPT ALM EQPT
"SYSTEM:CR,HITEMP,NSA,,,,:\"High Temperature\",TCC"

1.3 コマンド完了の動作

TL1 コマンドを入力すると、次の 3 種類のいずれかの完了コードが返されます。完了コードは、完了(COMPLD)、部分的(PRTL)、および拒否(DENY)です。次に説明するように、明示的リスト、暗黙的リスト、または明示的リストと暗黙的リストの組み合わせを指定できます。

1.3.1 一般的なルール


) コマンド完了の動作は、RTRV-CRS、RTRV-ALM、および RTVR-COND コマンドには適用されません。


1.3.1.1 AID の明示的リスト ― ワイルドカードなし

AID のセット(1 つだけの AID からなるセットも含めて)を明示的にリストした場合、各 AID が正常に完了したときにのみ、COMPLD メッセージが返されます。セットに複数の AID があり、最低 1 つの AID が成功したけれども全部が成功したわけではない場合、PRTL および失敗した各 AID に対応するエラーが返されます。セット内のすべての AID が失敗した場合、DENY および失敗した各 AID に対応するエラーが返されます。

1.3.1.2 AID の暗黙的リスト ― 1 つの AID とワイルドカード

1 つの AID に ALL 修飾子を使用することによって AID のセットを暗黙的に指定した場合、「AID の明示的リスト ― ワイルドカードなし」セクションに示す同じルールに従います。注意すべき点として、暗黙的リストには、次のコマンドに適用する AID だけが含まれます。たとえば、SLOT-3 には STM-4 カードが搭載され、パス幅が VC4 のものは VC-4-4 と VC-4-7 のみで、これ以外はすべて VC3 である場合を考えてみます。VC-4-ALL AID を使用した ED-VC3 は、VC3 の 暗黙的 AID セット VC4-{1,2,3,10,11,12}(ED-VC3 コマンド)にのみ適用されます。

このセットに次のルールを適用します。

1. すべての有効な AID でマッチが成立する場合、COMPLD とともに対応するクロスコネクトのリストが返されます。

2. 一部の有効な AID がマッチしても全部はマッチしなかった場合、COMPLD とともにマッチするクロスコネクトのリストが返されます。

すべての有効な AID がマッチしなかった場合、DENY が返されます。

1.3.1.3 明示的リストと暗黙的リストのグループ化

AID のセットが 2 つのサブセット(一方は明示的に指定された AID を含み、もう一方は ALL 修飾子付きの 1 つまたは複数の AID によって暗黙的に指定されるセット)で構成される場合、「AID の明示的リスト ― ワイルドカードなし」および「AID の暗黙的リスト ― 1 つの AID とワイルドカード」に記載されているルールにそれぞれ従います。2 つのサブセットからの結果に、 表1-1 に示すロジックを適用します。

 

表1-1 明示的リスト、暗黙的リスト、および組み合わせリストのロジック

明示的リストが返す内容
暗黙的リストが返す内容
組み合わせリストが返す内容

COMPLD

COMPLD

COMPLD COMPLD と対応するリスト

COMPLD

DENY

PRTL とエラーおよび対応するリスト

PRTL

COMPLD

PRTL とエラーおよび対応するリスト

PRTL

DENY

PRTL とエラーおよび対応するリスト

COMPLD

PRTL

PRTL とエラーおよび対応するリスト

DENY

PRTL

PRTL とエラーおよび対応するリスト

DENY

COMPLD

PRTL とエラーおよび対応するリスト

PRTL

PRTL

PRTL とエラーおよび対応するリスト

DENY

DENY

DENY とエラー

1.3.2 クロスコネクトの取得に関するコマンド完了の動作

RTRV-CRS コマンドを入力すると、次の 3 種類のいずれかの完了コードが返されます。完了コードは、COMPLD、PRTL、および DENY です。次に説明するように、明示的リスト、暗黙的リスト、または明示的リストと暗黙的リストの組み合わせを指定できます。

1.3.2.1 AID の明示的リスト ― ワイルドカードなし

RTRV-CRS コマンドに AID の明示的リストを指定する場合、検証に失敗した AID(たとえば、SLOT-N に STM-4 しか含まれないにもかかわらずユーザが VC-N-13 を指定した場合)、またはマッチするクロスコネクトが見つからない AID ごとにエラーが返されます。完了コードを判別するには、「AID の明示的リスト ― ワイルドカードなし」に記載されているルールに従います。結果が PRTL または COMPLD のいずれかである場合、マッチするクロスコネクトのリストが応答に含まれます。

1.3.2.2 AID の暗黙的リスト ― 1 つの AID とワイルドカード

1 つの AID に ALL 修飾子を使用することによって AID のセットを暗黙的に指定する場合、「AID の暗黙的リスト ― 1 つの AID とワイルドカード」の例で定義されているものと同じ AID 拡張ルールに従います。このセットに次のルールを適用します。

すべての有効な AID でマッチが成立する場合、COMPLD とともに対応するクロスコネクトのリストが返されます。

一部の有効な AID がマッチしても全部はマッチしなかった場合、COMPLD とともにマッチするクロスコネクトのリストが返されます。

すべての有効な AID がマッチしなかった場合、DENY が返されます。

たとえば、 RTRV-CRS-VC3:[<TID>]:VC-9-ALL:<CTAG>; の例を考えてみます。ここで VC-9-ALL は VC-9-{1,2,3,10,11,12} にマッピングされます。その理由は、スロット 3 にシングルポート STM-4 カードがあり、VC-4 が VC-9-4 および VC-9-7 に定義されているからです。この例では、セットが検証され、そのセット内のエンドポイントを使用して存在する VC-3 クロスコネクトだけが返されます。クロスコネクトが取得されなかった場合は、COMPLD が返されます。

1.3.2.3 明示的リストと暗黙的リストのグループ化

暗黙的リストを決定した場合、「AID の暗黙的リスト ― 1 つの AID とワイルドカード」に記載されているルールを暗黙的リストに適用し、「AID の明示的リスト ― ワイルドカードなし」に記載されているルールを明示的リストに適用します。2 つのサブセットからの結果に、表1-1に示すロジックを適用します。

1.4 ユーザ セキュリティ レベル

ユーザ セキュリティ レベルは、権限のないユーザによる変更を防ぐ目的で、TL1 セッションをロックするまでに、ユーザがシステムをアイドル状態にできる時間を規定します。セキュリティ レベルが高いほど、タイムアウトが短くなります。Release 4.0 以降では、CTC から(スーパーユーザにより)タイムアウトをプロビジョニングできます。タイムアウトをプロビジョニングした場合、現在ログインしていないユーザだけが影響を受けます。ログインしているユーザについては、いったんログアウトして再度ログインしないと、新しいタイムアウトが有効になりません。スーパーユーザは、TL1 で SET-ATTR-SECUDFLT コマンドを使用してセキュリティ レベルをプロビジョニングできます。『 Cisco ONS 15454 SDH TL1 Command Guide 』では、セキュリティ レベルが各コマンドおよびメッセージとともに記載されています。

表1-2 に、セキュリティ レベルおよびデフォルトのタイムアウトを示します。

 

表1-2 セキュリティ デフォルト タイムアウト

セキュリティ レベル
デフォルト タイムアウト

Retrieve

無制限

Maintenance

60 分

Provisioning

30 分

Superuser

15 分

1.5 キーボード ショートカット

TL1 には、前に発行したコマンドを再度使用するために、コマンドを保存する機能が備わっています。最大で 20 個のコマンドが保存されます。無効なコマンドも含めて、あらゆるタイプのコマンドが保存されます。GNE セッションの場合、Gateway Network Element(GNE; ゲートウェイ ネットワーク エレメント)および End Network Element (ENE; エンド ネットワーク エレメント)の両方に送信されたコマンドが保存されます。

Ctrl-R を押すと、最後に発行したコマンドが呼び出されます。Ctrl-R を押すたびに、その前に発行したコマンドが表示されます。

Ctrl-F を押すと、上記と逆方向にコマンドが呼び出されます。

コマンドを呼び出したあと、Backspace キーを使用し、必要に応じてコマンドを編集できます。カーソル キー(たとえば、左向き矢印および右向き矢印)は、編集には使用できません。


) コマンド呼び出しキーを使用できるのは、シリアル ポート セッションまたはインタラクティブ Telnet セッション(たとえば、Telnet <hostname> 3083)を使用する場合に限られます。


CTC TL1 セッションでは、前に発行したコマンドを回復するための独自の手段があります。「CTC での TL1 セッションの開始」を参照してください。

1.6 混合モード タイミングのサポート

TL1 は混合モード タイミングをサポートしていますが、これを実装しないことを強く推奨します。混合モード タイミングは、タイミング ループを発生させるリスクがあるため、推奨するタイミング モードではありません。推奨する同期プランニングについては、Telcordia ドキュメント GR-436-CORE『 Digital Network Synchronization Plan 』を参照してください。Cisco ONS 15454 SDH、および ONS 15600 SDH のタイミング設定に関する詳細については、『 Cisco ONS 15454 SDH Procedure Guide 』または『 Cisco ONS 15600 SDH Procedure Guide 』を参照してください。問題が解決されない場合、Cisco Technical Assistance Center(TAC)(www.cisco.com)または (800) 553-2447 までお問い合わせください。

1.7 デフォルト値

ここでは、プロビジョニングの間に明示的な指定を省略した場合に、システムが適用するデフォルト値を示します。

1.7.1 MS-SPRing

表1-3 に、MS-SPRing のプロビジョニング(ENT-MSSPR)の間に明示的な指定を省略した場合にシステムが適用するデフォルトの MS-SPRing 値を示します。

 

表1-3 MS-SPRing のデフォルト値

MS-SPRing パラメータ
デフォルト

RVRTV

Y

RVTM

5.0 分

SRVRTV

Y

SRVTM

5.0 分

1.7.2 クロスコネクト

表1-4 に、回線作成の間(ENT-CRS)に明示的な指定を省略した場合にシステムが適用するクロスコネクトのデフォルト値を示します。

 

表1-4 クロスコネクトのデフォルト値

クロスコネクト パラメータ
デフォルト

CCT

VCp および VC11 クロスコネクトの場合、2WAY

1.7.3 環境

表1-5 に、環境アラームとコントロールのプロビジョニングの間に明示的な指定を省略した場合、システムが適用する環境アラームとコントロールのデフォルト値を示します。

 

表1-5 環境のデフォルト値

コマンド
パラメータのデフォルト

OPR-EXT-CONT

CONTTYPE は個々の AID にプロビジョニングされます。CONTTYPE のデフォルトはありません。入力した場合、フィルタとしてのみ使用されます。

DUR は常に CONT がデフォルトです。

RTRV-ATTR-CONT

CONTTYPE のデフォルトはありません。入力した場合、フィルタとしてのみ使用されます。

RTRV-ATTR-ENV

NTFCNCDE と ALMTYPE のいずれにもデフォルトはありません。これらを入力した場合、フィルタとしてのみ使用されます。

RTRV-EXT-CONT

CONTTYPE は、AID に対応付けられている制御タイプがデフォルトです。

SET-ATTR-ENV

NTFCNCDE は、NR がデフォルトです。
ALMTYPE は、NULL がデフォルトです。
ALMMSG は、\“Env Alarm Input 1\” がデフォルトです。

1.7.4 機器

表1-6 に、機器のプロビジョニングの間に明示的な指定を省略した場合、システムが適用するデフォルト値を示します。

 

表1-6 機器のデフォルト値

コマンド
パラメータのデフォルト

ALW-SWTOPROTN-EQPT、INH-SWTOPROTN-EQPT、ALW-SWTOWKG-EQPT、
および ING-SWTOWKG-EQPT

DIRN は、BTH がデフォルトです。

ENT-EQPT

PROTID、PRTYPE、RVRTV および RVTM は、NULL がデフォルトです。

SW-DX-EQPT

MODE は、NORM がデフォルトです。

SW-TOPROTN-EQPT および SW-TOWKG-EQPT

MODE は、NORM がデフォルトです。
DIRN は、BTH がデフォルトです。

1.7.5 パフォーマンス

表1-7 に、パフォーマンスのプロビジョニングの間に明示的な指定を省略した場合、システムが適用するデフォルト値を示します。

 

表1-7 パフォーマンスのデフォルト値

コマンド
パラメータのデフォルト

INIT-REG-<MOD2>

LOCN は、NEND(near end)がデフォルトです。

RTRV-PM-<MOD2>

LOCN は、NEND がデフォルトです。
TMPER は15 分がデフォルトです。

RTRV-TH-<MOD2>

STM の場合、MONTYPE は、CVL がデフォルトです。VCp の場合、MONTYPE は、ESP がデフォルトです。VC11 の場合、MONTYPE は MONTYPE がデフォルトです。
LOCN は、NEND がデフォルトです。
TMPER は15 分がデフォルトです。

SET-PMMODE-<VC_PATH>

PMSTATE は、ON がデフォルトです。

SET-TH-<MOD2>

LOCN は、NEND がデフォルトです。
TMPER は15 分がデフォルトです。

1.7.6 ポート

表1-8 に、ポートのプロビジョニングの間に明示的な指定を省略した場合、システムが適用するデフォルト値を示します。

 

表1-8 ポートのデフォルト値

ポート
パラメータのデフォルト

STM 回線

DCC は、N がデフォルトです。
TMGREF は、N がデフォルトです。
SYNCMSG は、Y がデフォルトです。
SENDDUS は、N がデフォルトです。
PJMON は、0 がデフォルトです。
SFBER は、1E-4 がデフォルトです。
SDBER は、1E-7 がデフォルトです。
MODE は、SDH がデフォルトです。
PST は、OOS がデフォルトです。

1.7.7 SDH 回線保護

表1-9 に SDH 回線保護のプロビジョニングの間に明示的な指定を省略した場合、システムが適用するデフォルト値を示します。

 

表1-9 SDH 回線保護のデフォルト値

コマンド
パラメータのデフォルト

EX-SW-<STM>

ST(switch type)は省略可能です。MS-SPRing 保護切り替えの場合のみ、ST は MS-SPRing スイッチ タイプがデフォルトです。

STM 回線保護

PROTID は、保護グループの保護ポートがデフォルトです(SLOT-#(OCN)PORT-#)。最長 32 文字の文字列です。
RVRTV は、N(non-revertive モード)がデフォルトです。
RVTM は、5.0 分がデフォルトです。
PSDIRN は、UNI がデフォルトです。

OPR-PROTNSW-<STM>

ST(switch type)は省略可能です。MS-SPRing 保護切り替えの場合のみ、ST は MS-SPRing スイッチ タイプがデフォルトです。

1.7.8 VC パス

表1-10 に、VC パスのプロビジョニングの間に明示的な指定を省略した場合、システムが適用するデフォルト値を示します。

 

表1-10 VC パスのデフォルト値

VC パス
パラメータのデフォルト

VC パス

SFBER、SDBER、RVRTV、および RVTM は、SNCP VC パスにのみ適用されます。
SFBER は、1E-4 がデフォルトです。
SDBER は、1E-6 がデフォルトです。
RVRTV は、N がデフォルトです。
RVTM 空白がデフォルトです(SNCP VCp の作成時に RVRTV は N であるため)。

J1 は、DS3i-N-12、STM1、STM16、および STM64 カードに実装されます。
TRCMODE は、OFF モードがデフォルトです。

EXPTRC のデフォルトはプロビジョニングされた文字列のコピー、または TRCMODE が OFF モードの場合は NULL です。
EXPTRC のデフォルトは、TRCMODE が MANUAL モードの場合はユーザが入力した文字列です。
EXPTRC のデフォルトは取得した受信文字列のコピー、または TRCMODE が AUTO モードで文字列を取得していない場合は NULL です。

INCTRC のデフォルトは、TRCMODE が OFF モードの場合は着信文字列(NULL)です。
INCTRC のデフォルトは受信文字列のコピー、または TRCMODE が MANUAL または AUTO モードで文字列を受信していない場合は NULL です。

1.7.9 同期

表1-11 に、同期のプロビジョニングの間に明示的な指定を省略した場合、システムが適用するデフォルト値を示します。

 

表1-11 同期のデフォルト値

同期
パラメータのデフォルト

BITS

LINECDE は、B8ZS がデフォルトです。
FMT は、ESF がデフォルトです。
SYNCMSG は、Y がデフォルトです。
PST は、OOS がデフォルトです。

NE-SYNCN

TMMDE は、EXTERNAL がデフォルトです。
SSMGEN は、GEN1 がデフォルトです。
QRES は、SAME-AS-DUS がデフォルトです。
RVRTV は、Y がデフォルトです。
RVTM は、5.0 分がデフォルトです。

SYNCN

PRI/SEC QREF は、PRS がデフォルトです。
PRI STATUS は、ACT がデフォルトです。
SEC STATUS は、STBY がデフォルトです。
THIRD QREF は、ST3 がデフォルトです。
STATUS は、STBY がデフォルトです。

1.7.10 テスト

表1-12 に、テストのプロビジョニングの間に明示的な指定を省略した場合、システムが適用するデフォルト値を示します。

 

表1-12 テストのデフォルト値

コマンド
パラメータのデフォルト

OPR-LPBK

LPBKTYPE は、FACILITY がデフォルトです。

RLS-LPBK

LPBKTYPE は、現在のループバック タイプがデフォルトです。

1.8 パラメータ タイプ

ここでは、ONS 15454 SDH および ONS 15600 SDH で使用される TL1 メッセージ用に定義されている、メッセージ パラメータの全タイプについて説明します。各コマンドの説明で、個々のパラメータが示されます。

1.8.1 ATAG の説明

自律メッセージ タグ(ATAG)を使用して、メッセージの順序付けが行われます。自律メッセージには 4 つのストリームがあり、各ストリームが 1 つのシーケンスに対応します。シーケンス番号は、そのストリーム内の自律メッセージごとに 1 ずつ大きくなります。ATAG の形式および範囲は、ストリームごとに異なります。4 つのストリームは、次のとおりです。

1. アラーム イベント:これらのイベントとしては REPT ALM および REPT EVT(REPT EVT SESSION を除く)メッセージのほかに、REPT SW 自律メッセージが含まれます。

ATAG のフォーマットは x.y です。ここで

x はこのアラーム イベントのシーケンス番号です。0 ~ 9999 の範囲の整数です。

y は、このアラーム イベントに関連して以前にアラームされた、イベントのシーケンス番号です。0 ~ 9999 の範囲の整数です。

このような関連性のある先行イベントがない場合、y は x と同じになります。たとえば、あるアラームが初めて生成された場合、次の自律メッセージが返されます。

TID-000 1998-06-20 14:30:00
* 1346.1346 REPT ALM T1
"FAC-1-1:MN,LOS,NSA,,,,:\"Loss Of Signal\",DS1-14"
;

このアラーム イベント/条件がクリアされた時点で、次の自律メッセージが返されます。

TID-000 1998-06-20 14:31:00
A 1349.1346 REPT ALM T1
"FAC-1-1:CL,LOS,NSA,,,,:\"Loss Of Signal\",DS1-14"
;

2. データベース変更メッセージ:REPT DBCHG メッセージは、このカテゴリに属します。

ATAG のフォーマットは x です。ここで x は、データベース変更更新メッセージのシーケンス番号です。0 ~ 9999 の範囲の整数です。次に例を示します。

TID-000 1998-06-20 14:30:00
A 96 REPT DBCHG
"TIME=18-01-05,DATE=1970-01-01,SOURCE=2,USERID=CISCO15,
DBCHGSEQ=96:ENT-EQPT:SLOT-3"
;


) ATAG は、REPT DBCHG 出力の DBCHGSEQ フィールドと同じです。


3. PM レポート:REPT PM メッセージは、このカテゴリに属します。

ATAG のフォーマットは x です。ここで x は、PM レポートのシーケンス番号です。0 ~ 9999 の範囲の整数です。次に例を示します。

TID-000 1998-06-20 14:30:00
A5 REPT PM DS1
"FAC-3-1:CVL,10,PRTL,NEND,BTH,15-MIN,05-25,14-46"
;

このシーケンス番号は、既存のすべての PM スケジュールでグローバルです。

4. TL1 セッション固有の自律メッセージ:これらのメッセージは通常、TL1 セッションのセキュリティに関連しています。自律メッセージ REPT EVT SESSION および CANC だけが、このカテゴリに属します。0 ~ 9999 の範囲の整数です。次に例を示します。

TID-000 1998-06-20 14:30:00
A 1 CANC
"User"
;

1.8.2 CTAG の説明

CTAG は、ユーザが各コマンドで指定すると、それに対する NE の応答で繰り返されます。これにより、コマンドと応答メッセージの対応付けが可能になります。CTAG の有効な値は、識別子(先頭を英字とする英数字)からなる最大 6 文字の文字列、または 10 進数値(数字の文字列、末尾以外の場所で任意に「.」を使用可)です。

応答フィールド内の 0 は、エラーを表す場合に有効です。たとえば、セミコロンだけを発行すると、次の結果になります。

TID-000 1998-06-20 14:30:00
M 0 DENY IISP
/* Input, Garbage */
;

1.8.3 TID の説明

TID は、コマンドの対象となる NE の名前です。TID は、システムの Telcordia 名です。

1.8.4 パラメータに関する注意事項

次に各パラメータに適用される一般的な注意事項を示します。

データベースにすでに存在するものと整合しない値にパラメータを設定し、その値を整合する値に変更しない場合、コマンドは拒否されます。

データベースにすでに存在するものと整合する値にパラメータを設定しても、同じコマンド内の他のパラメータが整合しない場合、コマンドは拒否されます。

パラメータが矛盾している可能性のあるコマンドを発行するための正しい方法は次のとおりです。

そのコマンドを発行し、関連するすべてのパラメータを適正な値に変更します。

コマンドを再度発行し、ターゲット値を変更します。

コマンド アトリビュートのデフォルト値は、プロビジョニング コマンドで変更されていない限り、RTRV コマンドを使用して確認することができます。

ED コマンドの省略可能なフィールドのデフォルトは、プロビジョニングされたデフォルト値、または直前の ED コマンドでプロビジョニングされた値です。