Cisco ONS 15454/15454 SDH/15327 イーサネット カード ソフトウェア フィーチャ コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Release 12.2(28)SV CTC and Documentation Release 7.0
リンク集約の設定
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発行日;2012/02/03 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 6MB) | フィードバック

目次

リンク集約の設定

リンク集約の概要

EtherChannel の設定

EtherChannel の設定例

POS チャネルの設定

POS チャネルの設定例

EtherChannel または POS チャネルでのカプセル化の概要

EtherChannel または POS チャネルでのカプセル化の設定

EtherChannel でのカプセル化の例

EtherChannel と POS のモニタリングと確認

リンク集約の設定

この章では、EtherChannel と Packet-over-SONET/SDH(POS)チャネルの両方の ML シリーズ カードに対するリンク集約設定方法について説明します。この章で使用する Cisco IOS コマンドの詳細については、『 Cisco IOS Command Reference 』を参照してください。

この章の内容は次のとおりです。

「リンク集約の概要」

「EtherChannel または POS チャネルでのカプセル化の概要」

「EtherChannel と POS のモニタリングと確認」

リンク集約の概要

ML シリーズ カードでは、EtherChannel と POS チャネルの両方を使用できます。EtherChannel は、複数の全二重 IEEE 802.3 イーサネット インターフェイスをグループ化してスイッチ、ルータ、およびサーバの間にフォールト トレラントな高速リンクを実現するトランキング テクノロジーです。EtherChannel は単一の高帯域幅のルーティングまたはブリッジング エンドポイントを形成します。主にホストとスイッチ間の接続用に設計されたものです。ML シリーズ カードは、ブリッジされた POS インターフェイスまでこのリンク集約テクノロジーを拡張します。POS チャネルは、LEX カプセル化だけでサポートされます。

リンク集約には、次のような利点があります。

帯域幅の論理集約

ロード バランシング

フォールト トレランス

ポート チャネルは、POS チャネルおよび EtherChannel の両方で使用される用語です。ポート チャネル インターフェイスは、複数のインターフェイスで構成されている場合でも単一の論理インターフェイスとして扱われます。各ポート チャネル インターフェイスは、ファスト イーサネット、ギガビット イーサネット、または POS のいずれかのタイプのインターフェイスで構成されています。すべてのポート チャネル設定は、イーサネットまたは POS インターフェイスの個々のメンバー上ではなく、ポート チャネル(EtherChannel または POS チャネル)インターフェイスで実行する必要があります。ポート チャネル インターフェイスを作成するには、 interface port-channel インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを入力します。

ポート チャネル の接続は IEEE 802.1Q トランキングおよびルーティング テクノロジーと完全に互換性があります。IEEE 802.1Q トランキングでは、ポート チャネル内で複数の VLAN を伝送できます。

各 ML100T-12、ML100X-8、または ML1000-2 カードでは、1 つの POS チャネル、2 つの POS ポートで構成されている 1 つのポート チャネルをサポートしています。1 つの POS チャネルは、2 つの POS ポート容量を STS-48c または VC4-16c の最大集約容量にまとめたものです。

各 ML100T-12 は、最大 6 つの Fast Ethernet Channel(FEC; ファスト イーサネット チャネル)および 1 つの POS チャネルをサポートします。各 ML100T-8 は、最大 4 つの FEC および 1 つの POS チャネルをサポートします。最大で 4 つのファスト イーサネット ポートを 1 つの FEC に束ねて、最大で 400 Mbps の全二重ファスト イーサネットまでの帯域幅スケーラビリティを提供できます。

各 ML1000-2 は、POS チャネルを含む最大で 2 つのポート チャネルをサポートします。最大で 2 つのギガビット イーサネット ポートを 1 つの Gigabit Ethernet Channel(GEC; ギガビット イーサネット チャネル)に束ねて、ML1000-2 上で 2 Gbps の全二重集約容量を提供できます。


注意 EtherChannel インターフェイスは、レイヤ 2 またはレイヤ 3 のインターフェイスです。レイヤ 3 アドレスを物理インターフェイス上でイネーブルにしないでください。ループが発生するため、物理インターフェイス上でブリッジ グループを割り当てないでください。


注意 物理インターフェイスを EtherChannel(ポート チャネル)インターフェイスから削除する前に、物理インターフェイスをディセーブルにする必要があります。物理インターフェイスをディセーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで shutdown コマンドを使用します。


) 複数の ML シリーズ カードにわたるリンク集約はサポートされません。



) ポリシングは、ポート チャネル インターフェイスではサポートされません。



) ML シリーズ では、Subnetwork Access Protocol(SNAP; サブネットワーク アクセス プロトコル)や ISL(スイッチ間リンク)のカプセル化されたフレームのルーティングはサポートされません。


EtherChannel の設定

FEC または GEC を設定するには、EtherChannel インターフェイス(ポート チャネル)を作成してネットワーク IP アドレスを割り当てます。FEC または GEC のメンバーであるインターフェイスはすべて、デュプレックスや速度などのリンク パラメータが同じである必要があります。

EtherChannel インターフェイスを作成するには、グローバル コンフィギュレーション モードで次の手順を実行します。

 

コマンドの説明
目的

ステップ 1

Router(config)# interface port-channel channel-number

EtherChannel インターフェイスを作成します。最大 6 つの FEC を ML100T-12 上に、4 つの FEC を ML100X-8 上に、1 つの GEC を ML1000-2 上に設定できます。

ステップ 2

Router(config-if)# ip address ip-address subnet-mask

IP アドレスとサブネット マスクを EtherChannel インターフェイスに割り当てます(レイヤ 3 EtherChannel の場合のみ必須)。

ステップ 3

Router(config-if)# end

イネーブル EXEC モードに戻ります。

ステップ 4

Router# copy running-config startup-config

(任意)設定の変更を NVRAM(不揮発性 RAM)に保存します。

EtherChannel の他の設定作業については、『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Configuration Guide 』を参照してください。

イーサネット インターフェイスを EtherChannel に割り当てるには、グローバル コンフィギュレーション モードで次の手順を実行します。

 

コマンドの説明
目的

ステップ 1

Router(config)# interface fastethernet number
 

または

Router(config)# interface gigabitethernet number

EtherChannel に割り当てるインターフェイス コンフィギュレーション モードとしてファスト イーサネットまたはギガビット イーサネットのうち 1 つを入力します。どのイーサネット インターフェイスでも EtherChannel に割り当てることができますが、インターフェイスは両方とも FEC または GEC のどちらか一方にする必要があります。

ステップ 2

Router(config-if)# channel-group channel-number

ファスト イーサネットまたはギガビット イーサネットのインターフェイスを EtherChannel に割り当てます。チャネル番号は、EtherChannel インターフェイスに割り当てたチャネル番号と同じである必要があります。

ステップ 3

Router(config-if)# end

イネーブル EXEC モードに戻ります。

ステップ 4

Router# copy running-config startup-config

(任意)設定の変更を NVRAM(不揮発性 RAM)に保存します。

EtherChannel の設定例

図10-1 に、EtherChannel の設定例を示します。関連するコマンドを例10-1(スイッチ A)と例10-2(スイッチ B)に示します。

図10-1 EtherChannel の設定例

 

例10-1 スイッチ A の設定

hostname Switch A
!
bridge 1 protocol ieee
!
interface Port-channel 1
no ip address
bridge-group 1
hold-queue 150 in
!
interface FastEthernet 0
no ip address
channel-group 1
!
interface FastEthernet 1
no ip address
channel-group 1
!
interface POS 0
no ip routing
no ip address
crc 32
bridge-group 1
pos flag c2 1
 

例10-2 スイッチ B の設定

hostname Switch B
!
bridge 1 protocol ieee
!
interface Port-channel 1
no ip routing
no ip address
bridge-group 1
hold-queue 150 in
!
interface FastEthernet 0
no ip address
channel-group 1
!
interface FastEthernet 1
no ip address
channel-group 1
!
interface POS 0
no ip address
crc 32
bridge-group 1
pos flag c2 1
!
 

POS チャネルの設定

POS チャネルを設定するには、POS チャネル インターフェイス(ポート チャネル)を作成して、任意でIP アドレスを割り当てます。POS チャネルのメンバーである POS インターフェイスはすべて、同じポート プロパティを持ち、同じ ML シリーズ カード上にある必要があります。


) POS チャネルは、LEX カプセル化だけでサポートされます。


POS チャネル インターフェイスを作成するには、グローバル コンフィギュレーション モードで次の手順を実行します。

 

コマンドの説明
目的

ステップ 1

Router(config)# interface port-channel channel-number

POS チャネル インターフェイスを作成します。ML シリーズ カード上に 1 つの POS チャネルを設定できます。

ステップ 2

Router(config-if)# ip address ip-address subnet-mask

IP アドレスとサブネット マスクを POS チャネル インターフェイスに割り当てます(レイヤ 3 POS チャネルの場合のみ必須)。

ステップ 3

Router(config-if)# end

イネーブル EXEC モードに戻ります。

ステップ 4

Router# copy running-config startup-config

(任意)設定の変更を NVRAM に保存します。


注意 POS チャネル インターフェイスはルーテッド インターフェイスです。レイヤ 3 アドレスを物理インターフェイス上でイネーブルにしないでください。ループが発生するため、物理インターフェイス上でブリッジ グループを割り当てないでください。

POS インターフェイスを POS チャネルに割り当てるには、グローバル コンフィギュレーション モードで次の手順を実行します。

 

コマンドの説明
目的

ステップ 1

Router(config)# interface pos number

インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始して、POS チャネルに割り当てる POS インターフェイスを設定します。

ステップ 2

Router(config-if)# channel-group channel-number

POS インターフェイスを POS チャネルに割り当てます。チャネル番号は、POS チャネル インターフェイスに割り当てたチャネル番号と同じにする必要があります。

ステップ 3

Router(config-if)# end

イネーブル EXEC モードに戻ります。

ステップ 4

Router# copy running-config startup-config

(任意)設定の変更を NVRAM に保存します。

POS チャネルの設定例

図10-2 に、POS チャネルの設定例を示します。関連するコードを 例10-3(スイッチ A)と 例10-4(スイッチ B)に示します。

図10-2 POS チャネルの例

 

例10-3 スイッチ A の設定

bridge irb
bridge 1 protocol ieee
!
!
interface Port-channel1
no ip address
no keepalive
bridge-group 1
!
interface FastEthernet0
no ip address
bridge-group 1
!
interface POS0
no ip address
channel-group 1
crc 32
pos flag c2 1
!
interface POS1
no ip address
channel-group 1
crc 32
pos flag c2 1
 

例10-4 スイッチ B の設定

bridge irb
bridge 1 protocol ieee
!
!
interface Port-channel1
no ip address
no keepalive
bridge-group 1
!
interface FastEthernet0
no ip address
bridge-group 1
!
interface POS0
no ip address
channel-group 1
crc 32
pos flag c2 1
!
interface POS1
no ip address
channel-group 1
crc 32
pos flag c2 1
 

EtherChannel または POS チャネルでのカプセル化の概要

FEC、GEC、または POS 上でカプセル化を設定する場合は、必ずメンバー ポートではなく、ポート チャネル インターフェイス上で IEEE802.1Q を設定します。ただし、デュプレックス モードなど、ポート チャネルの特定の属性は、メンバー ポート レベルで設定する必要があります。また、メンバー インターフェイスには、プロトコル レベルの設定(IP アドレスやブリッジ グループの割り当てなど)を適用しないでください。すべてのプロトコル レベル設定は、ポート チャネルまたはそのサブインターフェイス上で行う必要があります。IEEE 802.1Q カプセル化は、EtherChannel のパートナー システムでも設定する必要があります。

EtherChannel または POS チャネルでのカプセル化の設定

EtherChannel または POS チャネルでカプセル化を設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで次の手順を実行します。

 

コマンドの説明
目的

ステップ 1

Router(config)# interface port-channel channel-number.subinterface-number

作成したポート チャネル上でサブインターフェイスを設定します。

ステップ 2

Router(config-subif)# encapsulation dot1q vlan-id

IEEE 802.1Q カプセル化をサブインターフェイスに割り当てます。

ステップ 3

Router(config-subif)# bridge-group bridge-group-number

サブインターフェイスをブリッジ グループに割り当てます。

ステップ 4

Router(config-subif)# end

イネーブル EXEC モードに戻ります。


) 任意で、インターフェイス コンフィギュレーション モードで、要件を満たすためサポートされている他のインターフェイス コマンドをイネーブルにできます。


ステップ 5

Router# copy running-config startup-config

(任意)設定の変更を NVRAM に保存します。

EtherChannel でのカプセル化の例

図10-3に、EtherChannel でのカプセル化の例を示します。関連するコードを 例10-5(スイッチ A)と 例10-6(スイッチ B)に示します。

図10-3 EtherChannel でのカプセル化の例

 

この EtherChannel でのカプセル化の例では、EtherChannel での IEEE 802.1Q カプセル化もサポートしている 2 台のスイッチと相互運用するために、ML100T-12 カードを備えた 2 台の ONS 15454(スイッチ A とスイッチ B)を設定する方法を示しています。この例を設定するには、次に示すスイッチ A およびスイッチ B 両方の設定を使用します。

例10-5 スイッチ A の設定

hostname Switch A
!
bridge irb
bridge 1 protocol ieee
bridge 2 protocol ieee
!
interface Port-channel1
no ip address
hold-queue 150 in
!
interface Port-channel1.1
encapsulation dot1Q 1 native
bridge-group 1
!
interface Port-channel1.2
encapsulation dot1Q 2
bridge-group 2
 
!
interface FastEthernet0
no ip address
channel-group 1
!
interface FastEthernet1
no ip address
channel-group 1
!
interface POS0
no ip address
crc 32
pos flag c2 1
!
interface POS0.1
encapsulation dot1Q 1 native
bridge-group 1
!
interface POS0.2
encapsulation dot1Q 2
bridge-group 2
 

例10-6 スイッチ B の設定

hostname Switch B
!
bridge irb
bridge 1 protocol ieee
bridge 2 protocol ieee
!
interface Port-channel1
no ip address
hold-queue 150 in
!
interface Port-channel1.1
encapsulation dot1Q 1 native
bridge-group 1
!
interface Port-channel1.2
encapsulation dot1Q 2
bridge-group 2
!
interface FastEthernet0
no ip address
channel-group 1
!
interface FastEthernet1
no ip address
channel-group 1
!
interface POS0
no ip address
crc 32
pos flag c2 1
!
interface POS0.1
encapsulation dot1Q 1 native
bridge-group 1
!
interface POS0.2
encapsulation dot1Q 2
bridge-group 2
!
 

EtherChannel と POS のモニタリングと確認

FEC、GEC、または POS を設定すると、 show interfaces port-channel コマンドを使用してステータスをモニタリングできます。

例10-7 show interfaces port-channel コマンド

Router# show int port-channel 1
Port-channel1 is up, line protocol is up
Hardware is FEChannel, address is 0005.9a39.6634 (bia 0000.0000.0000)
MTU 1500 bytes, BW 200000 Kbit, DLY 100 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation ARPA, loopback not set
Keepalive set (10 sec)
Unknown duplex, Unknown Speed
ARP type: ARPA, ARP Timeout 04:00:00
No. of active members in this channel: 2
Member 0 : FastEthernet0 , Full-duplex, Auto Speed
Member 1 : FastEthernet1 , Full-duplex, Auto Speed
Last input 00:00:01, output 00:00:23, output hang never
Last clearing of "show interface" counters never
Input queue: 0/150/0/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops: 0
Queueing strategy: fifo
Output queue :0/80 (size/max)
5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
820 packets input, 59968 bytes
Received 0 broadcasts, 0 runts, 0 giants, 0 throttles
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored
0 watchdog, 0 multicast
0 input packets with dribble condition detected
32 packets output, 11264 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 collisions, 0 interface resets
0 babbles, 0 late collision, 0 deferred
0 lost carrier, 0 no carrier
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out.