CiscoWorks Wireless LAN Solution Engine Release 2.9 IOS へのアクセス ポイントの変換
IOS へのアクセス ポイントの 変換
IOS へのアクセス ポイントの変換
発行日;2012/02/05 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 362KB) | フィードバック

目次

IOS へのアクセス ポイントの変換

変換プロセスについて

変換の実行

タスク 1. 前提条件を満たす

前提条件

タイミング パラメータの調整

タスク 2. 変換対象となるアクセス ポイントの設定

タスク 3. IOS 変換のための の設定

タスク 4. 上での変換テンプレートの作成

タスク 5. 変換ジョブの作成と実行

変換ジョブの作成と実行

実行している変換ジョブの進捗状況のチェック

変換したデバイスの管理

タスク 6. 結果のチェック

IOS へのアクセス ポイントの変換

WLSE によって提供されるファームウェア アップグレード オプションを使用すると、IOS 以外の複数のアクセス ポイントを IOS へと同時に変換できます。

この章は、次の項で構成されています。

「変換プロセスについて」

「変換の実行」

変換プロセスについて

IOS 以外のアクセス ポイントを IOS に変換する方法は、2 つあります。

WLSE Web インターフェイス(Firmware タブ)を使用して、必要な時刻にスケジュール設定できる変換ジョブを作成する。WLSE を使用している場合は、この方法をお勧めします。このマニュアルでは、この変換方法について説明します。

WLSE がない場合は、Cisco.com から Cisco Aironet Conversion Tool(CAC Tool)をダウンロードしてインストールし、アクセス ポイントを手動で変換する。このツールについては、Cisco.com の CAC マニュアルを参照してください。


注意 通常のアップグレード イメージは使用しないでください。IOS 以外(VxWorks)のファームウェアを IOS ファームウェアに変換するには特殊なアップグレード イメージが必要であり、また、IOS に変換できるのは特定のバージョンの VxWorks のみです。利用可能なアップグレード イメージの一覧は、表 1-1 にあります。

WLSE によって、非 IOS 設定データのほとんどは IOS 形式の設定データに自動変換されます。ただし、特定のキー データは自動的には変換されないため、アップグレード ジョブの一部として指定する必要があります。したがって、WLSE を使用して IOS に変換する場合は、まず、特定のパラメータを含む非 IOS 設定テンプレートを定義します。このテンプレートは、アップグレード プロセス中にデバイスに割り当てられます。

変換の実行


注意 IOS 以外のアクセス ポイントを IOS に変換した後は、変換前の状態に戻せません。アクセス ポイントを IOS 以外のファームウェアに再変換することはできません。


注意 複数のデバイスに対して変換ジョブを実行する「前に」、1 つのアクセス ポイントで変換ジョブを実行してください。複数のタイプのアクセス ポイントを変換する場合は、各タイプのデバイスでテスト ジョブを実行します。できれば、実稼動ネットワークではテストを実行しないでください。

図 1-1 は、変換プロセスの主なタスクを示しています。

図 1-1 変換プロセスの概要

 

 

次の各項では、これらのタスクについて詳細に説明します。

「タスク 1. 前提条件を満たす」

「タスク 2. 変換対象となるアクセス ポイントの設定」

「タスク 3. IOS 変換のための WLSE の設定」

「タスク 4. WLSE 上での変換テンプレートの作成」

「タスク 5. 変換ジョブの作成と実行」

「タスク 6. 結果のチェック」

タスク 1. 前提条件を満たす

この項では、次のトピックについて取り上げます。

「前提条件」

「タイミング パラメータの調整」

前提条件

変換ジョブを作成する前に、次の前提条件を満たす必要があります。

変換対象のアクセス ポイントが、IOS 以外のファームウェア(VxWorks ファームウェア)のうち、サポートされているいずれかのバージョンを実行していることを確認する( 表 1-1 を参照)。サポートされているバージョンをアクセス ポイントが実行していない場合は、アクセス ポイントを変換する前に VxWorks ファームウェアをアップグレードする必要があります。たとえば、アクセス ポイントが現在 VxWorks 12.00 を実行している場合は、変換前に 12.03 にアップグレードする必要があります。

 

表 1-1 サポートされているイメージとバージョン

VxWorks1 デバイス
VxWorks のバージョン
イメージの名前
IOS バージョン識別子2
Version フィールドの代替エントリ

AP1200

AP1220

12.01T1 12.02T1 12.03T 12.04

AP1200-Cisco-IOS-Upgrade-Image-v3.img

12.2(11)JA3

12.2

AP350

12.01T1 12.02T1 12.03T 12.04

AP350-Cisco-IOS-Upgrade-Image-v2.img

12.2(13)JA1

12.2

1.WLSE ではリピータを変換できません。

2.これは、変換後のアクセス ポイントの IOS バージョンです。

リピータの変換はサポートされていない。リピータを変換するには、次のいずれかの方法を試します。

CAC ツールを使用します(「変換プロセスについて」を参照)。

イーサネットが利用できるサイトにリピータを物理的に移動して、ルート モードにし、変換します。次にリピータ モードに設定して、元の場所に再設置します。

WLSE の Firmware タブと Configuration タブ、およびこれらのすべてのサブタブにアクセスできる必要がある。すべての権限を持つ WLSE ユーザだけが、アクセス ポイントを変換できます。これらの権限は、ユーザ ロールによって決まります。

ユーザ ロールについては、『 User Guide for the CiscoWorks Wireless LAN Solution Engine, 2.9 』または Administration > User Admin サブタブのオンライン ヘルプを参照してください。

WLSE から低速 WAN リンク(たとえば、128Kbps や 64Kbps の WAN リンク)を介して配置されている、IOS 以外のアクセス ポイントを変換する場合は、タイムアウトと再試行のパラメータを大きな値に設定し直してみる(「タイミング パラメータの調整」を参照)。変換プロセスに適用されるデフォルト設定は、LAN ネットワーク上のアクセス ポイントに適するように調整されているため、WAN リンクを介して配置されているアクセス ポイントを変換するには、これらの設定を修正することが必要な場合があります。

新しいハードウェア(11g 無線など)を設置する予定がある場合は、そのハードウェアを設置する「前に」ファームウェアを変換する。変換ツールは、802.11g 無線をサポートしていません。

アクセス ポイントが BOOTP 用に設定されている場合は、変換前に DHCP に変更する。

DHCP を使用してアクセス ポイントに IP アドレスを割り当てる場合は、次のように、DHCP リース期間を設定するか、DHCP 予約機能を使用する。

イメージをアクセス ポイントにアップロードすると、アクセス ポイントがリブートされます。変換対象のアクセス ポイントに DHCP を使用して IP アドレスを割り当てている場合は、IP アドレスのリース期間がファームウェア ジョブの実行中やアクセス ポイントのリブート中に満了しないことを確認してください。

DHCP のリース期間は、直接設定するか、DHCP 予約機能を使用して設定します。WLSE のファームウェア モジュールには、予約機能用の IP アドレスと MAC アドレスが用意されています。

パワー サイクリングを避けるため、スイッチとアクセス ポイントの電源およびデュプレックスの設定が同じであることを確認する。

変換プロセスの制限を確認する(「変換処理における制限事項」を参照)。

VLAN の変換

変換対象の非 IOS アクセス ポイントが VLAN を定義しているが、そのアクセス ポイントにネイティブ VLAN が定義されていない場合、WLSE は変換プロセスを進めない。そのようなアクセス ポイントの変換ジョブは失敗し、適切なエラー メッセージがそのジョブの実行ログに記録されます。

WLSE は IOS 以外のアクセス ポイントに定義されているすべての VLAN を変換するわけではなく、VLAN が SSID にマップされている場合にだけ変換する。ただし、「ネイティブ」VLAN である VLAN は、「必ず」変換されます。

変換前に、ネイティブ VLAN にマップされている SSID がインフラストラクチャ SSID として定義されていることを確認する。


) 「非ネイティブ」VLAN の SSID がインフラストラクチャ SSID として定義されている場合は、インフラストラクチャ SSID コマンドが作成されません。


WLSE は、VLAN がイネーブルであるかディセーブルであるかに関係なく、IOS 以外のアクセス ポイントで SSID にマップされている VLAN を必ず変換する。VLAN がディセーブルである場合は、ネイティブ VLAN の場合を除いて、対応する VLAN のインターフェイスが閉じられます。


) スイッチ ポートの設定とアクセス ポイントの VLAN 設定(ネイティブ VLAN を含む)が一致していることを確認してください。アクセス ポイントとスイッチ ポートの VLAN 設定が一致していない場合に変換を進めると、変換後にアクセス ポイントへの接続が失われることがあります。



) IOS 以外のアクセス ポイントで作成された VLAN が「グローバル」レベルでイネーブルである場合にだけ、VLAN タギングが有効です。WLSE は、変換前に IOS 以外のアクセス ポイントでローカル VLAN タギングがディセーブルである場合でも、変換後に IOS に VLAN を作成します。グローバル VLAN タギングがディセーブルである場合でも、アクセス ポイントに非アクティブ VLAN が含まれることがあります。WLSE は変換プロセスでこのような非アクティブ VLAN に対して VLAN を作成するため、接続が失われることがあります。


タイミング パラメータの調整

WLSE では、すべてのファームウェア ジョブに適用されるタイミング パラメータを設定することも、変換ジョブだけのタイミング パラメータを設定することもできます。変換時専用のパラメータでは、次の項目を設定します。

Per device job operation timeout :変換イメージのアップロード用のタイムアウトを設定します。

Conversion SNMP Retries :変換イメージのインストール用のタイムアウトを設定します。

手順


ステップ 1 Firmware > Advanced Parameters を選択します。

ステップ 2 Per device job operation timeout パラメータを次のように設定します。

この値を 2 倍にした値が、変換イメージを「アップロード」する場合のタイムアウトとなります。デフォルト値は 1200 秒つまり 20 分(600 秒の 2 倍)です。

たとえば、アップグレード イメージのアップロードに 50 分かかる場合は、この値を 1500 秒に増やすと、タイムアウトが 50 分に設定されます(1500 秒の 2 倍 = 3000 秒 = 50 分)。

ステップ 3 Conversion SNMP Retries パラメータを設定します。このパラメータは、変換ツールで IOS インストール タイムアウトに使用されます。この値は、通常の SNMP 再試行パラメータではありません。


) イメージのインストールは、通常、低速リンクによる影響を受けませんが、アクセス ポイントが IOS イメージをインストールする速度が遅い場合は、このパラメータの値を設定し直して、タイムアウトを延長することができます。


この値を 2 倍にした値が、アップロード後に変換イメージを「インストール」する場合のタイムアウトとなります。デフォルト値は 50 分(25 分の 2 倍)です。

たとえば、IOS のインストールに 60 分かかる場合は、タイムアウト値を 30 に増やします。


 

タスク 2. 変換対象となるアクセス ポイントの設定

始める前に

変換対象の各アクセス ポイントが、IOS 以外(VxWorks)のファームウェアのうち、サポートされているバージョンを実行していることを確認します(表 1-1 を参照)。サポートされているバージョンをアクセス ポイントが実行していない場合は、WLSE を使用してアクセス ポイントを変換する前に、VxWorks をアップグレードする必要があります。

変換対象のアクセス ポイントが WLSE の管理下にある(検出され、インベントリに登録され、管理されている)ことを確認します。

デバイスの管理については、WLSE のオンライン ヘルプ、または『 User Guide for the CiscoWorks Wireless LAN Solution Engine, 2.9 』の「Managing Devices」を参照してください。このガイドは、Cisco.com の cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/rtrmgmt/cwparent/cw_1105/wlse/2_9/index.htm で参照できます。

手順


ステップ 1 各アクセス ポイントにログインします。Summary Status 画面が表示されます。

ステップ 2 Setup > Security > User Information を選択します。User Information 画面が表示されます。

ステップ 3 現在のユーザですべての権限がイネーブルでない場合、コミュニティ ストリング値と同じ名前のユーザをアクセス ポイント上に作成し、そのユーザに権限を設定します。

a. Add New User を選択します。User Management ダイアログが表示されます。

 

b. ユーザ名とパスワードを入力してから、確認のためにパスワードをもう一度入力します。

c. 次の機能設定をイネーブルにします。

Write

SNMP

Ident

Firmware

Admin


) これらの権限は、アクセス ポイントのコミュニティ ストリングに割り当てられます。アクセス ポイントのコミュニティ ストリングは、変換後に WLSE がアクセス ポイントを管理する場合に使用されます。



) SNMP、Ident、および Firmware の各ボックスがオンである場合は、ユーザ名に入力した値が、SNMP リード/ライト(read/write)コミュニティ ストリングとして使用されます。


d. Apply をクリックします。

ステップ 4 アクセス ポイントで SNMP をイネーブルにします。

a. Summary Status 画面で、 Setup > SNMP を選択します。SNMP Setup 画面が表示されます。

b. Enabled を選択します。

c. Apply をクリックします。

ステップ 5 「タスク 3. IOS 変換のための WLSE の設定」に進みます。


 

タスク 3. IOS 変換のための WLSE の設定

アクセス ポイントの変換を実行するための WLSE の設定には、変換(アップグレード)イメージをインポートすること、および WLSE のデバイス クレデンシャル セクションに、タスク 2 でアクセス ポイントに設定した SNMP コミュニティ ストリングを設定することが含まれます。

手順


ステップ 1 WLSE の Web インターフェイスにログインします。

ステップ 2 Devices > Discover > Device Credentials > SNMP Communities を選択します。

変換対象となるすべてのアクセス ポイントのすべてのコミュニティ ストリング(タスク 2 で作成)が、SNMP Communities テーブルに入力されていることを確認します。

SNMP 再試行回数を 2 以上に指定していることを確認します。

ステップ 3 Cisco.com の次の URL にアクセスして、特殊な変換(アップグレード)イメージを見つけます。

http:// www .cisco.com/public/sw-center/sw-wireless.shtml

変換に使用するイメージについては、表 1-1 を参照してください。

ステップ 4 使用しているワークステーションのローカル ハード ドライブに変換(アップグレード)イメージをダウンロードします。

ステップ 5 イメージを WLSE にインポートするには、 Firmware > Images > Import > From Desktop を選択します。

ステップ 6 1200 アクセス ポイントを変換するためのアップグレード イメージをインポートする場合は、デバイス タイプを AP1200 としてイメージをインポートします。アップグレード イメージが AP350 タイプの変換用である場合は、デバイス タイプを AP350 としてイメージをインポートします。AP350-IOS は選択しないでください。

ステップ 7 Version フィールドに適切な IOS バージョン識別子が表示されていることを確認します。表 1-1 を参照してください。


注意 Version フィールドが正しく設定されている必要があります。正しく設定されていない場合、イメージは変換対象のアクセス ポイントと互換性のないものになります。

ステップ 8 「タスク 4. WLSE 上での変換テンプレートの作成」に進みます。


 

タスク 4. WLSE 上での変換テンプレートの作成

変換ジョブを作成する場合は必ず、セキュリティ パラメータを含む非 IOS テンプレートを作成する必要があります。この項では、このようなテンプレートの作成方法を示し、必要なパラメータについて詳細に説明します。


注意 最低限のセキュリティ パラメータを含む非 IOS テンプレートを作成しないと、変換後にコンソール、Telnet、またはブラウザを介してアクセス ポイントにアクセスできなくなることがあります。また、オプションのパラメータをテンプレートに含めない場合、IOS 設定が不完全になることがあります。

アクセス ポイント上の他のパラメータは、変換後もすべて値が保持されます。変換テンプレート内で、次の手順で説明するパラメータに加えてパラメータを設定した場合、追加のパラメータは無視されます。

始める前に

変換テンプレートを作成する場合は、次のガイドラインに従ってください。

非 IOS テンプレートに必須およびオプションのセキュリティ パラメータを設定する必要があるのは、アクセス ポイント上のパラメータが書き込み専用の場合があるためです。ファームウェア変換ジョブの実行中、書き込み専用のパラメータはアクセス ポイントから抽出できません。このため、テンプレートを適用することでこのようなパラメータをもう一度入力して、変換後にアクセス ポイントが正しく設定されるようにします。セキュリティ パラメータを設定しないと、この他にも影響があります(「変換のトラブルシューティング」を参照)。

変換ジョブを実行すると、WLSE によって、IOS 以外のアクセス ポイントから非 IOS 設定ファイルが取得され、このファイルが同等の IOS コマンドに変換されます。ただし、IOS 以外のアクセス ポイントの動作が原因で、変換された設定ファイルにはセキュリティ関連のパラメータが含まれません。たとえば、WLSE は、ユーザ名とパスワードの情報を同等の IOS コマンドに変換しません。この IOS コマンドを生成するには、非 IOS テンプレートにこれらのセキュリティ パラメータを定義してから、変換ジョブでそのテンプレートを使用する必要があります。必須のセキュリティ パラメータの完全なリストについては、表 1-2 を参照してください。

アクセス ポイントで User Manager がイネーブルである場合は、変換テンプレートに User Identifier、User Name、User Password、Confirm User Password、および Capabilities のセキュリティ情報を必ず入力します。これらのパラメータが定義されていないと、アップグレード済みのアクセス ポイントに Telnet、コンソール ポート、またはブラウザを介してログインできないことがあります。

手順


ステップ 1 Configure > Templates を選択します。

ステップ 2 non-IOS を選択します。

ステップ 3 一意の名前を入力します。

ジョブ名として使用できる文字列の詳細については、オンライン ヘルプの「Naming Guidelines」、または Cisco.com の www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/rtrmgmt/cwparent/cw_1105/wlse/2_9.index.htm にある『 User Guide for the CiscoWorks Wireless LAN Solution Engine, 2.9 』の付録「Naming Guidelines」を参照してください。

ステップ 4 Create New をクリックします。

ステップ 5 左側のペインで、 Security > Local Admin Access > Add User を選択します。

ステップ 6 表 1-2 の一覧にあるセキュリティ パラメータを設定します。


テンプレートには、これらのパラメータを設定する必要があります。設定しない場合は変換に失敗するため、各アクセス ポイントにログインしてパラメータを手作業で設定する必要があります。


 

表 1-2 必須のセキュリティ パラメータ

パラメータ
説明

User Identifier

0 以外の整数値を入力する。

User Name

このユーザ名は、変換後のアクセス ポイントで Telnet ユーザ名とリード/ライト(read/write) SNMP コミュニティ ストリングになる。これらのクレデンシャルは、WLSE がアクセス ポイントとの通信に必要とする。


) このユーザ名とパスワードは、アクセス ポイントに新しいユーザを作成するときに入力したユーザ名とパスワードに「一致している」必要があります(「タスク 2. 変換対象となるアクセス ポイントの設定」を参照)。


User Password

このパスワードは、変換後のアクセス ポイントで Telnet ユーザのパスワードになる。

Confirm User Password

もう一度パスワードを入力する。

Capabilities

すべての機能を選択する必要がある。


) Admin+Firmware+SNMP+Identity+Write 機能を持つユーザ名とパスワードの組み合せを少なくとも 1 つ追加する必要があります。


ステップ 7 二重矢印ボタン(>>)をクリックして、各ユーザを Users to Add の一覧に追加します。

ステップ 8 左側のペインで、 Template Categories を選択します。

ステップ 9 表 1-3 の一覧にあるオプションのセキュリティ パラメータを設定します。設定するパラメータは、アクセス ポイントで必要となるセキュリティ レベルに応じて異なります。


表 1-3 のパラメータのうち、テンプレート内に設定しないものが 1 つでもあると、「タスク 4. WLSE 上での変換テンプレートの作成」の際に情報メッセージが生成されます。これらのメッセージが表示された場合でも、ファームウェア ジョブは正常に実行されます。


 

表 1-3 オプションのセキュリティ パラメータ

テンプレートのカテゴリと
サブカテゴリ
設定

いずれかを選択する。

Association > VLANs

アクセス ポイントにすでに VLAN が定義されており、暗号キーの値を保持する場合は、このオプションを選択する。

VLAN ID の値を入力する。

WEP Key 1 WEP Key 4 の値を入力する。

各 WEP キーのサイズを選択する。

11a Radio > Data Encryption

アクセス ポイントが 11a 無線を使用しており、そのアクセス ポイントに VLAN が事前に定義されていない場合は、このオプションを選択する。

Encryption Key 1 Encryption Key 4 の値を入力する。

キーごとに、 Transmit Key を選択する。

各暗号キーの Key Size を選択する。

Security > Local AP/Client Security

アクセス ポイントが 11b 無線を使用しており、そのアクセス ポイントに VLAN が事前に定義されていない場合は、このオプションを選択する。

Encryption Key 1 Encryption Key 4 の値を入力する。

キーごとに、 Transmit Key を選択する。

各暗号キーの Key Size を選択する。

Security > Authentication Server

IP アドレスを入力する(サーバ名は入力しない)。

Server Type を選択する。

Port Shared Secret Retran Int (sec) Max Retran の値を入力する。

EAP Auth MAC Auth User Auth 、および MIP Auth を指定する。


) 変換後に保持するサーバごとに、テンプレートにこれらのパラメータを「すべて」入力する必要があります。完全なパラメータ セットを提供しないと、IOS 設定において AAA 関連のコマンドが欠落します。


Services > Accounting

Enable Accounting ドロップダウン リストから enable を選択する。

IP アドレスを入力する(サーバ名は入力しない)。

Server Type を選択する。

Port Shared Secret Retran (sec) Max Retran Enable Update の値を入力する。

EAP Authentication Non-EAP Authentication 、またはその両方を選択する。


) 変換後に保持するサーバごとに、テンプレートにこれらのパラメータを「すべて」入力する必要があります。完全なパラメータ セットを提供しないと、IOS 設定において AAA 関連のコマンドが欠落します。


ステップ 10 左側のペインで Preview を選択し、適用前に変更内容を確認します。

ステップ 11 左側のペインで Save を選択し、テンプレートを保存します。

確認のダイアログが表示され、この設定テンプレートを 1 つまたは複数のデバイスに適用するかどうか尋ねられます。ここではテンプレートを適用しないでください。このテンプレートは、次のステップで使用します。

ステップ 12 No を選択し、ジョブ定義画面に進まずにテンプレートを保存します。

ステップ 13 「タスク 5. 変換ジョブの作成と実行」に進みます。


 

タスク 5. 変換ジョブの作成と実行

この項では、次の方法について説明します。

変換ジョブの作成、保存、および実行:「変換ジョブの作成と実行」を参照してください。

実行している変換ジョブの監視:「実行している変換ジョブの進捗状況のチェック」を参照してください。

変換したデバイスの管理:「変換したデバイスの管理」を参照してください。

変換ジョブの作成と実行

始める前に


注意 複数のデバイスに対して変換ジョブを実行する「前に」、1 つのアクセス ポイントで変換ジョブを実行してください。複数のタイプのアクセス ポイントを変換する場合は、各タイプのデバイスでテスト ジョブを実行します。できれば、実稼動ネットワークではテストを実行しないでください。


注意 各ジョブで変換するアクセス ポイントの数を 10 個までとし、一度に 1 つのジョブだけを実行してください。多数のアクセス ポイントを変換している間に問題が発生すると、ネットワークの機能が停止する可能性があります。

手順


ステップ 1 WLSE にログインし、 Firmware > Jobs を選択します。

ファームウェア アップグレード オプションの使用については、WLSE のオンライン ヘルプ、または『 User Guide for the CiscoWorks Wireless LAN Solution Engine, 2.9 』の「Upgrading Firmware」を参照してください。このガイドは、Cisco.com の cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/rtrmgmt/cwparent/cw_1105/wlse/2_9/index.htm で参照できます。

ステップ 2 Create Job をクリックします。

ステップ 3 次の情報を入力します。

ジョブの名前とオプションの説明。

ジョブ名は、他と重複しないものにする必要があります。ファームウェア ジョブと他のジョブ(設定ジョブや無線管理ジョブなど)に同じジョブ名を使用しないでください。

SNMP を選択します。


WLSE の Firmware タブのジョブ変換画面には変換に使用するプロトコルとして SNMP と HTTP の両方が表示されますが、変換には SNMP しか使用できません。HTTP を選択すると、ジョブが失敗します。


ステップ 4 左側のペインで、 Select Image をクリックします。デバイス フォルダを展開し、特殊変換イメージを選択します。

ステップ 5 左側のペインで、 Select Devices をクリックします。

a. 変換対象のアクセス ポイントを含んでいるフォルダを展開します。

b. Available Devices の一覧からグループまたは個々のデバイスを選択し、 Add をクリックします。


) 通常は、1 つのジョブに 10 個を超えるアクセス ポイントを指定しないでください。


ステップ 6 左側のペインで、 Schedule Job をクリックします。

ジョブの作成を終了した直後にジョブを実行するには、 Run Now を選択します。

ジョブのスケジュールを設定して後で実行するには、日付と時刻を選択します。

ステップ 7 左側のペインで、 Options をクリックします。ジョブ オプションを指定するには、次の手順に従います。

a. (オプション) Email settings セクションで、ジョブ完了時の電子メール通知を指定します。


) Remote Server オプションは使用しないでください。このオプションは、IOS 以外から IOS への変換には適切でありません。


b. ステップ 3 で有効な変換イメージを選択した場合にだけ、IOS Security Parameters セクションが表示されます。表示されない場合は、 Select Image に戻り、正しいイメージを選択します。

c. IOS Security Parameters セクションで、次の操作を実行します。

イネーブル パスワードを入力します。このパスワードは、アクセス ポイントが IOS に変換された後にアクセス ポイントのイネーブル パスワードになります。 変換後のアクセス ポイントは、すべて同じイネーブル パスワードを持ちます。


) このパスワードを覚えておいてください。このパスワードを忘れた場合、変換ジョブが完了してパスワードがアクセス ポイントに割り当てられた後に、パスワードを復旧できません。このパスワードを復旧するには、IOS アクセス ポイントでパスワード復旧手順を使用する必要があります。


Select Config Template の一覧から非 IOS 変換テンプレートを選択します。このテンプレートは、「タスク 4. WLSE 上での変換テンプレートの作成」で作成したテンプレートと同じです。

ステップ 8 左側のペインで、 Save をクリックして、ジョブの設定を確認し、ジョブの要約を表示します。ジョブをすぐに実行するか、またはスケジュール設定されたジョブの一覧にジョブを追加します。

Save ウィンドウにジョブの情報が表示されます。このウィンドウのメッセージの詳細については、ファームウェアのオンライン ヘルプまたは『 User Guide for the CiscoWorks Wireless LAN Solution Engine, 2.9 』を参照してください。


) Save ウィンドウに警告メッセージやエラー メッセージが表示される場合、ジョブは失敗するか、警告またはエラーが表示されないデバイスについてのみ成功します。ジョブのオプションを編集して問題が発生しないようにし、左側のペインの Save をクリックします。


ステップ 9 ジョブを実行する準備が整ったら、Save ウィンドウの Save をクリックします。Job Summary ページにジョブの基本的な情報が表示され、ジョブがすぐに実行されます。後で実行するようにスケジュール設定されている場合は、ジョブ一覧に追加されます。

ステップ 10 ジョブの進捗状況を監視します(「実行している変換ジョブの進捗状況のチェック」を参照)。


 

実行している変換ジョブの進捗状況のチェック

手順


ステップ 1 デバイス コンソールを使用して、ジョブの進捗状況を監視します。

ステップ 2 ジョブが完了したら、 Firmware > Jobs を選択します。

ステップ 3 ジョブ名を選択し、 Job Run Detail をクリックします。

ジョブの状態が「not verified」の場合は、次の操作を行います。

まずアクセス ポイントをチェックし、アクセス ポイントが変換されているかどうかを確認する。各デバイスの変換状態の詳細を参照するには、 Job Run Log をクリックしてください。

変換されていない場合は、ジョブを再実行する。

変換されている場合は、変換されているアクセス ポイントでジョブを再実行しない。


) ジョブの状態が「not verified」になっていても、必ずしもジョブの失敗を意味しません。WLSE は、ファームウェア アップグレード用の内部タイムアウト パラメータを保持しています。このタイムアウトに指定された期限内にアクセス ポイントと正常に通信できない場合、WLSE はアップグレード ジョブ未確認を宣言します。ジョブの成功を確認する前に、WLSE がタイムアウトした可能性があります。タイミング パラメータを変更するには、「タイミング パラメータの調整」を参照してください。


ジョブの状態が「failed」の場合は、Conversion SNMP retries timeout パラメータの値を大きくしてからジョブを再実行します。このパラメータを変更するには、「タイミング パラメータの調整」を参照してください。

追加のトラブルシューティング ヘルプについては、「FAQ とトラブルシューティング」を参照してください。

ステップ 4 変換ジョブが正常に完了した後、デバイスを被管理状態に設定する必要があります(「変換したデバイスの管理」を参照)。


 

変換したデバイスの管理

変換したアクセス ポイントを WLSE で監視または設定する、あるいは他の WLSE ネットワーク管理機能や無線管理機能を使用するには、そのアクセス ポイントを被管理状態(つまり、検出され、インベントリに登録され、管理される)にする必要があります。

手順


ステップ 1 変換ジョブが正常に完了した後、ジョブ内のすべてのアクセス ポイントが IOS として起動されます。WLSE は、変換されたこれらのアクセス ポイントを IOS アクセス ポイント タイプとして自動的に検出し、適切なシステム グループに移動します。

ステップ 2 Devices > Discover > Inventory > Run Inventory を選択します。

ステップ 3 新しく変換したデバイスを選択し、 Run Inventory をクリックします。

インベントリ プロセスの完了後、アクセス ポイントが WLSE 上で被管理状態になります。サポートされているすべての WLSE IOS アクセス ポイント機能をこれらのアクセス ポイントに対して使用できます。

ステップ 4 「タスク 6. 結果のチェック」に進みます。


 

タスク 6. 結果のチェック

変換後は、次のような結果が生じます。

WLSE の IOS アクセス ポイント機能を使用するには、インベントリを実行する必要がある。

アクセス ポイントが、あるバージョンの IOS を実行する。利用可能なアップグレード イメージと変換後の IOS バージョンの一覧は、表 1-1 にあります。

sysOID とグループ メンバーシップが変更される。

表 1-4 は、グループ メンバーシップとデバイス タイプの変更の概要を示しています。

 

表 1-4 デバイス タイプとグループ メンバーシップの変更の概要

変換前
変換後
デバイス タイプ
グループ メンバーシップ
デバイス タイプ3
グループ メンバーシップ

Cisco Aironet AP350

AP350

Cisco Aironet AP350

AP350-IOS

Cisco Aironet AP1200

AP1200

Cisco Aironet AP1210

AP12104

Cisco Aironet AP1220

AP1200

Cisco Aironet AP1230

AP1210

3.WLSE Supported Device Table の一覧にあるソフトウェア イメージが、変換されたアクセス ポイントに適用されています。

4.WLSE は、AP1200 と AP1220 を区別しません。そのため、変換後、両者は同じグループ(1210)に置かれます。