Cisco Broadband Access Center for Cable インストレーション ガイド Release 2.7.1
BAC のアップグレード
BAC のアップグレード
発行日;2012/02/07 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 571KB) | フィードバック

目次

BAC のアップグレード

準備作業

RDU のアップグレード

Solaris DPE のアップグレード

ハードウェア DPE のアップグレード

Network Registrar 拡張のアップグレード

KDC のアップグレード

RDU データベースの移行

BAC のアップグレード

この章では、Broadband Access Center for Cable(BACC)2.6.2.x 以上のバージョンを BAC 2.7.1 にアップグレードする方法について説明します。BACC 2.6.2.x より前の BAC リリースを使用している場合は、システムを BACC 2.6.2 にアップグレードしてから、ここに記載されたアップグレード手順を実行する必要があります。

表6-1 に、各バージョンの BAC コンポーネントに必要なアップグレード作業の概要を示します。


) このリリースでは、アプライアンス DPE-590 がサポートされません。ただし、BAC 2.7.1 RDU と互換性のある BACC 2.7 に DPE-590 をアップグレードできます。


 

表6-1 BAC コンポーネントのアップグレード

バージョン
RDU
Solaris DPE
アプライアンス DPE-2115
Network Registrar 拡張ポイント
KDC

BACC 2.7.x

(RDU データベースへの移行は不要)

setup.bin を実行します。

DPE をアップグレードするアップグレード スクリプトを実行します。

アップグレードファイルをダウンロードし、DPE パッチ プロセスを実行します。

CNR_EP をアップグレードするアップグレード スクリプトを実行します。

KDC をアップグレードするアップグレード スクリプトを実行します。

BACC 2.6.2.x

(RDU データベースへの移行は必要)

setup.bin を実行します。終了したら、移行ツールを実行するように要求されます。

DPE をアップグレードするアップグレード スクリプトを実行します。

アップグレードファイルをダウンロードし、DPE パッチ プロセスを実行します。

CNR_EP をアップグレードするアップグレード スクリプトを実行します。

KDC をアップグレードするアップグレード スクリプトを実行します。

BAC アップグレード手順では、以下で指定された順番でコンポーネントをアップグレードする必要があります。それ以外の順番でアップグレードを実行すると、プロビジョニング中にエラーが発生します。

1. 「準備作業」

2. 「RDU のアップグレード」

3. 「Solaris DPE のアップグレード」

4. 「ハードウェア DPE のアップグレード」

5. 「Network Registrar 拡張のアップグレード」

6. 「KDC のアップグレード」

準備作業

RDU を除くすべてのコンポーネントをアップグレードする前に、次の手順を実行する必要があります。


ステップ 1 BAC コンポーネントが格納されているコンピュータ上で、アップグレード ファイル( 271upgrade.tar )を解凍します。

次に例を示します。

tar -xvf 271upgrade.tar
 

patch271/bin アップグレード フォルダにコンポーネント アップグレード スクリプトが抽出されます。

ステップ 2 RDU データベース ファイルをバックアップするには、 BPR_HOME/rdu/bin ディレクトリ内の backupDb.sh を実行します。

次に例を示します。

# backupDb.sh /var/backup
 

ここで、 /var/backup はデータベース バックアップ ディレクトリです。

この例では、すべてのバックアップ データベース ファイルがディレクトリ /var/backup/rdu-backup-20070316-031028 に格納されます。最後のサブディレクトリ( rdu-backup-20070316-031028 )は自動作成され、現在のタイム スタンプが付加されます。


) タイムスタンプを含むサブディレクトリのフォーマットは、rdu-backup-yyyyMMdd-HHmmss です。この例では、サブディレクトリは rdu-backup-20070316-031028 になります。つまり、このディレクトリには、2007 年 3 月 16 日の午前 3:10:28 に開始したバックアップが格納されています。


backupDb.sh ツールの使用方法については、『 Cisco Broadband Access Center Administrator Guide, 2.7.1 』を参照してください。


 

RDU のアップグレード

RDU のアップグレード手順は、次のとおりです。


ステップ 1 新しい BAC のインストールに対応する setup.bin ファイルを実行します。 setup.bin ファイルによって、以前のインストールが自動的に検出されます。

ステップ 2 データベース移行手順を実行するように要求されたら、 migrateDb.sh ツールを使用して移行スクリプトを実行します(RDU データベースの移行を参照)。


 

Solaris DPE のアップグレード

インストールされた Solaris DPE を 2.6.x および 2.7.x バージョンから 2.7.1 バージョンにアップグレードする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 アップグレード フォルダから、次のスクリプトを実行します。

./271-upgrade-dpe.sh

次のような出力が表示されます。

BPR Located
BPR Home directory is /opt/CSCObpr
Current version is 2.6.2(x)
DPE Component Installed
Stopping the BPR Agent
 
BPR Agent is stopped.
 
BPR Agent stopped
Copying the Upgrade Files
Upgrading Package Information
Upgrade for BPR 2.7.1 Completed Successfully
Please start your BPR Agent to finish the upgrade Process

ステップ 2 アップグレード プロセスを終了するには、DPE を手動で再起動する必要があります。

たとえば、コマンドラインから次のコマンドを実行します。

# /etc/init.d/bprAgent start dpe
 

ステップ 3 バージョン情報が BAC リリース 2.7.1 を示しているかどうかを確認するには、次のように入力します。

# pkgparam CSCObpr VERSION

) 以前のバージョンのファイル bpr.jarbpr-2x.jar に名前変更され、 BPR_HOME/lib ディレクトリに格納されます。


ステップ 4 インストールされたファイルのリストを確認します。次のような出力が表示されます。インストールされたコンポーネントに応じて、ここに示された出力とディレクトリの内容が異なることがあります。

-rw-r--r-- 1 root other 9870188 Sep 3 2004 bpr-2.6.2.jar
-rwxr-xr-x 1 root other 112404 Sep 3 2004 libosstatus.so
-rwxr-xr-x 1 root other 458460 Sep 3 2004 libnative.so
-rwxr-xr-x 1 root other 801004 Sep 3 2004 libInformManager.so
-rwxr-xr-x 1 root other 1538328 Sep 3 2004 libbprextensions.so
-rw-r--r-- 1 root other 13070 Sep 3 2004 pkcerts.jar
-rwxr-xr-x 1 root other 938100 Sep 3 2004 libdb_java-4.1.so
-rwxr-xr-x 1 root other 840148 Sep 3 2004 libdb-4.1.so
-rwxr-xr-x 1 root other 187162 Sep 3 2004 sun_parser.jar
-rwxr-xr-x 1 root other 28404 Sep 3 2004 sun_jaxp.jar
-rwxr-xr-x 1 root other 33428 Sep 3 2004 sleepycat.jar
-rwxr-xr-x 1 root other 832960 Sep 3 2004 libgcc_s.so.1
-rwxr-xr-x 1 root other 934636 Sep 3 2004 bcprov-jdk14-116.jar
-rwxr-xr-x 1 root other 131919 Sep 3 2004 xmlParserAPIs.jar
-rwxr-xr-x 1 root other 1728861 Sep 3 2004 xercesImpl.jar
-rwxr-xr-x 1 root other 62624 Sep 3 2004 TelnetD.jar
-rwxr-xr-x 1 root other 8661944 Sep 3 2004 libstdc++.so.5
-rwxr-xr-x 1 root other 29411 Sep 3 2004 comm.jar
-rwxr-xr-x 1 root other 2370312 Sep 3 2004 libssl.so.0.9.7
-rwxr-xr-x 1 root other 2328048 Sep 3 2004 libnetsnmp.so.5
-rwxr-xr-x 1 root other 14475552 Sep 3 2004 libcrypto.so.0.9.7
-rwxr-xr-x 1 root other 801714 Sep 3 2004 xalan.jar
-rwxr-xr-x 1 root other 28404 Sep 3 2004 jaxp.jar
-rwxr-xr-x 1 root other 187162 Sep 3 2004 crimson.jar
-rwxr-xr-x 1 root other 1107051 Sep 3 2004 AdventNetSnmp.jar
-rw-r--r-- 1 root other 420180 Sep 3 2004 adminui.war
-rw-r--r-- 1 root other 84324 Sep 3 2004 sampleui.war
drwxr-xr-x 2 root other 512 Mar 5 16:13 SnmpAgent
drwxr-xr-x 4 root other 512 Mar 5 16:13 electric
-rwxr-xr-x 1 root other 4685825 Mar 5 16:14 bpr.jar
-rwxr-xr-x 1 root other 82736 Mar 5 16:14 bacbase.jar
 


 

ハードウェア DPE のアップグレード

DPE デバイスには、リモートからパッチを適用できます。これらのデバイスにローカルにアクセスしている場合は、イメージ全体を再構築できます。必要なイメージ再構築手順については、DPE デバイスに付属の『 DPE-2115 Recovery CD-ROM Release Notes 』を参照してください。


) このリリースでは、アプライアンス DPE-590 がサポートされません。ただし、BAC 2.7.1 RDU と互換性のある BACC 2.7 に DPE-590 をアップグレードできます。



注意 パッチの適用中にハードウェア DPE をリブートするか、または電源を切断すると、デバイスは不明な状態になり、完全なイメージ再構築が必要になります。イメージ再構築手順については、DPE デバイスに付属の『DPE-2115 Recovery CD-ROM Release Notes』を参照してください。

DPE コンポーネントをリリース 2.7.1 にアップグレードする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 パッチを適用する各 DPE との FTP(ファイル転送プロトコル)接続を開き、パッチ バンドルを DPE にアップロードします。該当する DPE ファイル名については、ステップ 3 を参照してください。


) FTP 接続を開く場合は、ユーザ名 admin、および目的の DPE に対して選択されたログイン パスワードを入力します。


ステップ 2 FTP 接続が確立されたら、FTP プロンプトで次のように入力して、/ incoming ディレクトリに移動します。

# cd incoming

これにより、DPE が検出しやすくなるように、パッチ ファイルが配置されます。

ステップ 3 現在 DPE で稼働中の BAC バージョンに対応するアップグレード ファイルを選択し、FTP ファシリティを使用して、DPE にアップグレード ファイルをコピーします。

DPE-2115 の場合:
稼働している BACC リリース
BAC 2.7.1 へのアップグレードに使用するファイル

2.7.x

dpe-2115-27xto271-upgrade.bpr

2.6.2.x

dpe-2115- 262xto271-upgrade.bpr

たとえば、FTP を介して DPE-2115 アップグレード ファイルを BACC 2.6.2.x から BAC 2.7.1 にコピーする場合は、次のコマンドを使用します。

bin
put dpe-2115-262xto271-upgrade.bpr
 

ステップ 4 特権モードで各 DPE にログインし、 upgrade コマンドを実行します。

ステップ 5 2.7.1 アップグレード ファイルを選択するように要求されたら、ファイルを選択して、適用します。

アップグレードが完了すると、DPE リブートします。

ステップ 6 特権モードで各 DPE にログインし、 show version コマンドを実行します。DPE で稼働している現在のソフトウェア バージョンが BAC 2.7.1 として表示されます。


 

Network Registrar 拡張のアップグレード

Cisco Network Registrar(CNR; Ciscoネットワーク レジストラ)拡張を BACC 2.6.2.x または 2.7.x から BAC 2.7.1 にアップグレードする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 271-upgrade-cnrep.sh スクリプトを実行します。

ステップ 2 プロンプトが表示されたら、Network Registrar Server Agent を停止します。

アップグレード スクリプトによって、アップグレードされた拡張ポイント ファイルが必要なディレクトリに自動的にコピーされます。完了したら、Network Registrar Server Agent を再起動するように要求されます。

ステップ 3 出力情報が BAC リリース 2.7.1 を示しているかどうかを確認するには、次のように入力します。

# pkgparam CSCObpr VERSION

ステップ 4 BPR_HOME/lib ディレクトリに移動します。アップグレードに成功した場合、表示されるディレクトリの内容は、Solaris DPE アップグレードのインストール済みファイル リストに libbprextensions-2x.so ファイルを追加したものと同様になります。


) 以前のバージョンのファイル bpr.jarbpr-2x.jar に名前変更され、 BPR_HOME/lib ディレクトリに格納されます。


ステップ 5 アップグレードに成功したことを別の方法で確認する必要がある場合は、 NR_HOME/extensions/dhcp/dex ディレクトリに移動して、これらのファイルが表示されるか確認します。


) この手順で定義されている NR_HOME パスは、Network Registrar インストール ディレクトリ(デフォルトのインストール ディレクトリは /opt/nwreg2)のあとに、システムにインストールされた Network Registrar バージョンに応じて /regional または /local ディレクトリを付加したものです。


-rwxr-xr-x 1 root bin 60904 Oct 29 2003 libdexextension.so
-rwxr-xr-x 1 root other 1530628 Jul 22 12:43 libbprextensions-2x.so
-rwxr-xr-x 1 root other 1560748 Aug 11 12:49 libbprextensions.so
 

インストールされたコンポーネントに応じて、この手順で示されたディレクトリの内容と上記の出力が異なることがあります。


 

KDC のアップグレード


) BAC 2.7.1 KDC では新しいライセンスが必要です。BAC を再起動する前に、適切なライセンスおよび証明書がインストールされていることを確認してください。


KDC を BACC 2.6.2.x または 2.7.x から BAC 2.7.1 にアップグレードする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 271-upgrade-KDC.sh スクリプトを実行します。

ステップ 2 BAC エージェントを手動で起動して、アップグレード プロセスを完了します。

ステップ 3 出力情報が BAC リリース 2.7.1 を示しているかどうかを確認するには、次のように入力します。

# pkgparam CSCObpr VERSION

ステップ 4 BPR_HOME/kdc/internal/bin ディレクトリに移動します。アップグレードに成功した場合、ディレクトリの内容は次の出力のようになります。

-r-x------ 1 root smmsp 1388 May 26 11:23 shutdownKDC.sh
-r-x------ 1 root smmsp 535 May 26 11:23 runKDC.sh
-rwxr-xr-x 1 root smmsp 1023548 May 26 11:23 kdc
 

) インストールされたコンポーネントに応じて、この手順で示されたディレクトリの内容と上記の出力が異なることがあります。



 

RDU データベースの移行

RDU データベース移行スクリプトを使用すると、RDU データベースを BACC 2.6.2.x から BAC 2.7.1 に移行することができます。

BAC 2.7.1 インストール プログラム( setup.bin )を実行すると、移行スクリプトが自動的にインストールされます。インストール プログラムは移行スクリプト ファイルを展開して、
BPR_HOME/migration
ディレクトリに格納します。 migrateDb.sh ツールを使用して、RDU データベース移行スクリプトを実行します。BACC 2.6.2.x データベースが BAC 2.7.1 に移行されます。


) 新しい BAC バージョンをインストールする前に、backupDb.sh スクリプトを実行して、データベース ファイルをバックアップする必要があります。詳細については、『Cisco Broadband Access Center Administrator Guide, 2.7.1』を参照してください。


移行が完了したら、 verifyDb.sh スクリプトを実行して、データベースの一貫性を確認します。検証は任意の手順です。移行によるダウンタイムを短縮する必要がある場合は、省略できます。データベースを移行したら、 BPR_HOME/rdu/internal/db/bin ディレクトリ内にある verifyDb.sh スクリプトを実行します。

データベースを移行するたびに、 BPR_DATA/rdu/logs ディレクトリ内の移行ログ ファイルに情報が記録されます。移行中のデータベースのバージョンは、 migration.log ファイルに記録されます。

bprAgent start rdu コマンドを使用して RDU を起動し、 rdu.log ファイル内の正常な初期化に関するメッセージを調べます。


注意 移行中は RDU を起動しないでください。RDU を再起動しようとすると、RDU を再起動するにはデータベースを移行する必要があることを示す一連のエラー メッセージが rdu.log ファイルに書き込まれます。

BACC 2.6.2.x からの移行

リリース 2.6.2.x から移行する場合は、 migrateDb.sh スクリプトの実行時に、コマンドライン パラメータを使用して一時ストレージ用のファイル システム ディレクトリを指定する必要があります。このスクリプトは BPR_HOME/migration ディレクトリにあります。

このスクリプトを実行する場合は、次のコマンドを使用します。

# ./migrateDb.sh
 

この移行を実行する場合は、一時ストレージに必要な使用可能ディスク領域を確保する必要があります。使用可能なディスク領域のサイズは、古いデータベース ファイルのサイズ以上でなければなりません。ただし、パフォーマンス上の理由から、このディレクトリをデータベースおよびデータベース ログ ファイルとは別のディスクに配置することを推奨します。

BACC 2.7.x からの移行

リリース 2.7.x からの移行は、新しい BAC のインストールに対応した setup.bin ファイルを実行するだけで済みます。