Cisco Broadband Access Center for Cable インストレーション ガイド Release 2.7
Broadband Access Center for Cable のアップグレード
Broadband Access Center for Cable のアップグレード
発行日;2012/02/04 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 820KB) | フィードバック

目次

Broadband Access Center for Cable のアップグレード

始める前に

RDU のアップグレード

Solaris DPE のアップグレード

ハードウェア DPE のアップグレード

Network Registrar 拡張機能のアップグレード

KDC のアップグレード

RDU データベースの移行

Broadband Access Center for Cable のアップグレード

この章では、BACC 2.5.0.2 以降のバージョンを BACC 2.7 にアップグレードする方法について説明します。BACC 2.5.0.2 より前の BACC リリースをインストールしている場合は、まずシステムを BACC 2.5.0.2 にアップグレードしてから、このアップグレード手順を実行します。

表6-1 は、各バージョンの BACC コンポーネントに必要なアップグレード タスクと移行タスクの順序について要約しています。

 

表6-1 BACC コンポーネントのアップグレード

バージョン
RDU
Solaris DPE
アプライアンス DPE-590
アプライアンス DPE-2115
CNR-EP
KDC

BACC 2.5.0.2
(RDU データベースの移行が必要)

setup.bin を実行します。最後に、移行ツールを実行するように要求されます。

N/A

アップグレード ファイルをダウンロードし、DPE パッチ プロセスを実行します。

アップグレード ファイルをダウンロードし、DPE パッチ プロセスを実行します。

アップグレード スクリプトを実行して CNR_EP をアップグレードします。

アップグレード スクリプトを実行して KDC をアップグレードします。

BACC 2.6.x
(RDU データベースの移行が必要)

setup.bin を実行します。最後に、移行ツールを実行するように要求されます。

アップグレード スクリプトを実行して DPE をアップグレードします。

アップグレード ファイルをダウンロードし、DPE パッチ プロセスを実行します。

アップグレード ファイルをダウンロードし、DPE パッチ プロセスを実行します。

アップグレード スクリプトを実行して CNR_EP をアップグレードします。

アップグレード スクリプトを実行して KDC をアップグレードします。

BACC のアップグレード手順では、正確に次の順序でコンポーネントをアップデートする必要があります。この順序でアップグレードを実行しないと、プロビジョニング中にエラーが発生することがあります。

「始める前に」

「RDU のアップグレード」

「Solaris DPE のアップグレード」

「ハードウェア DPE のアップグレード」

「Network Registrar 拡張機能のアップグレード」

「KDC のアップグレード」

始める前に

RDU を除くすべてのコンポーネントをアップグレードする前に、次の手順が必要です。


ステップ 1 BACC コンポーネントが常駐するコンピュータにアップグレード ファイル(27upgrade.tar)を untar します。次の例を参考にしてください。

tar -xvf 27upgrade.tar

コンポーネント アップグレード スクリプトが patch27/bin アップグレード フォルダに抽出されます。

ステップ 2 backupDb.sh スクリプトを実行して、RDU データベース ファイルをバックアップします。詳細については、『 Cisco Broadband Access Center for Cable Administrator's Guide 』を参照してください。


 

RDU のアップグレード

RDU をアップグレードするには、次の手順を実行します。


ステップ 1 BACC の新しいバージョンに標準的に関連付けられている setup.bin ファイルを実行します。 setup.bin ファイルにより、古いバージョンが自動的に検出されます。

ステップ 2 データベース移行手順を実行するように要求されたら、 migrateDb.sh スクリプトを使用して移行スクリプトを実行します。詳細については、「RDU データベースの移行」を参照してください。


 

Solaris DPE のアップグレード

インストールされている Solaris DPE コンポーネントをリリース 2.6.x から 2.7 にアップグレードするには、次の手順を実行します。


ステップ 1 アップグレード フォルダから、次のスクリプトを実行します。

./27-upgrade-dpe.sh

ステップ 2 アップグレード プロセスを終了するには、エージェントを手動で再起動する必要があります。

次のような出力が表示されます。

BPR Located
BPR Home directory is /opt/CSCObpr
Current version is 2.6.(x)
DPE Component Installed
Stopping the BPR Agent
 
BPR Agent is stopped.
 
BPR Agent stopped
Copying the Upgrade Files
Upgrading Package Information
Upgrade for BPR 2.7 Completed Successfully
Please start your BPR Agent to finish the upgrade Process

ステップ 3 次のコマンドを実行して、出力が BACC リリース 2.7 を示していることを確認します。

# pkgparam CSCObpr VERSION

返されるバージョン情報は 2.7 になります。


) 古いバージョンの bpr.jar ファイルは名前が bpr-2x.jar に変更され、<BACC_HOME>/lib ディレクトリに配置されています。


ステップ 4 インストールされたファイルのリストをチェックします。次のような出力が表示されます。

drwxr-xr-x 4 root smmsp 512 May 26 11:22 electric
-rw-r--r-- 1 root smmsp 11730913 May 26 11:22 bpr.jar
-rwxr-xr-x 1 root smmsp 116848 May 26 11:22 libosstatus.so
-rwxr-xr-x 1 root smmsp 465392 May 26 11:22 libnative.so
-rwxr-xr-x 1 root smmsp 827344 May 26 11:22 libInformManager.so
-rwxr-xr-x 1 root smmsp 1983836 May 26 11:22 libbprextensions.so
-rw-r--r-- 1 root smmsp 30790 May 26 11:23 pkcerts.jar
-rwxr-xr-x 1 root smmsp 938940 May 26 11:23 libdb_java-4.1.so
-rwxr-xr-x 1 root smmsp 840988 May 26 11:23 libdb-4.1.so
-rwxr-xr-x 1 root smmsp 187162 May 26 11:23 sun_parser.jar
-rwxr-xr-x 1 root smmsp 28404 May 26 11:23 sun_jaxp.jar
-rwxr-xr-x 1 root smmsp 33428 May 26 11:23 sleepycat.jar
-rw-r--r-- 1 root smmsp 936631 May 26 11:23 bcprov.jar
-rwxr-xr-x 1 root smmsp 832960 May 26 11:23 libgcc_s.so.1
-rwxr-xr-x 1 root smmsp 62624 May 26 11:23 TelnetD.jar
-rwxr-xr-x 1 root smmsp 8661944 May 26 11:23 libstdc++.so.5
-rw-r--r-- 1 root smmsp 285176 May 26 11:23 libscp_java01.so
-rw-r--r-- 1 root smmsp 849020 May 26 11:23 libscp01.so
-rw-r--r-- 1 root smmsp 185208 May 26 11:23 libmlog.so
-rw-r--r-- 1 root smmsp 529820 May 26 11:23 libcnrschema.so
-rw-r--r-- 1 root smmsp 2847640 May 26 11:23 libaic.so
-rw-r--r-- 1 root smmsp 217572 May 26 11:23 dnsjava-1.5.1.jar
-rwxr-xr-x 1 root smmsp 29411 May 26 11:23 comm.jar
-rwxr-xr-x 1 root smmsp 384820 May 26 11:23 cnrsdk.jar
-rwxr-xr-x 1 root smmsp 131919 May 26 11:23 xmlParserAPIs.jar
-rwxr-xr-x 1 root smmsp 1728861 May 26 11:23 xercesImpl.jar
-rwxr-xr-x 1 root smmsp 2370312 May 26 11:23 libssl.so.0.9.7
-rwxr-xr-x 1 root smmsp 2328048 May 26 11:23 libnetsnmp.so.5
drwxr-xr-x 2 root smmsp 512 May 26 11:23 SnmpAgent
-rwxr-xr-x 1 root smmsp 14475552 May 26 11:23 libcrypto.so.0.9.7
-rwxr-xr-x 1 root smmsp 28404 May 26 11:23 jaxp.jar
-rwxr-xr-x 1 root smmsp 187162 May 26 11:23 crimson.jar
-rwxr-xr-x 1 root smmsp 1107051 May 26 11:23 AdventNetSnmp.jar
-rwxr-xr-x 1 root smmsp 801714 May 26 11:23 xalan.jar
-rwx------ 1 root smmsp 167588 May 26 11:23 libnativeCrypto.so
-rw-r--r-- 1 root smmsp 515746 May 26 11:23 adminui.war
-rw-r--r-- 1 root smmsp 84311 May 26 11:23 sampleui.war
 

) この手順で実際に表示されるディレクトリの内容は、コンピュータにインストールされているコンポーネントに応じて、上記の内容とは異なる場合があります。



 

ハードウェア DPE のアップグレード

DPE デバイスに対してリモートでパッチを適用できます。あるいは、DPE デバイスへのローカル アクセスが可能な場合は、それらのデバイスを完全に再インストールできます。必要な再インストール手順については、DPE デバイスに付属する Recovery CD-ROM Release Notes を参照してください。

DPE コンポーネントをリリース 2.7 にアップグレードするには、次の手順を実行します。


注意 パッチの適用中にハードウェア DPE のリブートまたは電源切断を行った場合は、デバイスの状態が不明のままになるので、デバイスを完全に再インストールする必要があります。再インストール手順については、DPE デバイスに付属する DPE-590 または DPE-2115 のいずれかの Recovery CD-ROM Release Notes を参照してください。


ステップ 1 パッチを適用する各 DPE への FTP 接続を開いて、DPE にパッチ バンドルをアップロードします。該当の DPE ファイル名については、ステップ 3 を参照してください。


) FTP 接続を開くには、選択した DPE 用のユーザ名 admin とログイン パスワードを入力する必要があります。


ステップ 2 FTP 接続が確立したら、FTP プロンプトで次のコマンドを使用して「incoming」ディレクトリに移動します。

cd incoming

この操作により、DPE はパッチ ファイルを容易に探すことができます。

ステップ 3 DPE で現在動作している BACC のバージョンに対応するアップグレード ファイルを選択し、それを DPE に FTP 送信します。

 

インストールされている DPE モデル
実行している BACC リリース
BACC 2.7 へのアップグレードに
使用するファイル

DPE 590

BACC 2.5.0.2

dpe-590-2502to27-upgrade.bpr

BACC 2.6.x

dpe-590-26xto27-upgrade.bpr

DPE-2115

BACC 2.5.0.2

dpe-2115-2502to27-upgrade.bpr

BACC 2.6.x

dpe-2115-26xto27-upgrade.bpr

たとえば、BACC 2.6.x から BACC 2.7 への DPE-590 のアップグレード ファイルを FTP 送信するには、次のコマンドを使用します。

bin
put dpe-590-26xto27-upgrade.bpr

ステップ 4 イネーブル モードで、各 DPE にログインし、 upgrade コマンドを実行します。2.7 アップグレード ファイルを選択および適用するように要求されます。アップグレードが終了した後に、DPE がリブートします。

ステップ 5 イネーブル モードで、各 DPE にログインし、 show version コマンドを実行します。DPE で動作している現在のバージョンは BACC 2.7 として表示されます。


 

Network Registrar 拡張機能のアップグレード

Network Registrar 拡張機能を BACC 2.5.0.2 または 2.6.x から BACC 2.7 にアップグレードするには、次の手順を実行します。


ステップ 1 27-upgrade-cnrep.sh スクリプトを実行します。

ステップ 2 プロンプトが表示されたら、Network Registrar Server Agent を停止します。

アップグレードされた拡張ポイント ファイルは、アップグレード スクリプトによって、必要なディレクトリに自動的にコピーされます。完了したら、Network Registrar Server Agent を再起動するように要求されます。

ステップ 3 次のコマンドを実行して、出力が BACC リリース 2.7 を示していることを確認します。

# pkgparam CSCObpr VERSION

返されるバージョン情報は 2.7 になります。

ステップ 4 /opt/CSCObpr/lib ディレクトリに移動します。アップグレードが成功した場合は、ディレクトリの内容が Solaris DPE アップグレードのリストのように表示され、libbprextensions-2x.so ファイルが追加されています。


) 古いバージョンの bpr.jar ファイルは名前が bpr-2x.jar に変更され、<BACC_HOME>/lib ディレクトリに配置されています。


ステップ 5 アップグレードの成功について詳細にチェックする必要がある場合は、
$CNR_HOME/extensions/dhcp/dex ディレクトリに移動し、次のファイルが表示されることを確認します。

 

-rwxr-xr-x
1 root
bin 6
0904
Oct 29 2003
libdexextension.so
-rwxr-xr-x
1 root
other
1530628
Jul 22 12:43
libbprextensions-2x.so
-rwxr-xr-x
1 root
other
1560748
Aug 11 12:49
libbprextensions.s

) この手順で実際に表示されるディレクトリの内容は、コンピュータにインストールされているコンポーネントに応じて、上記の内容とは異なる場合があります。



 

KDC のアップグレード


) BACC 2.7 KDC には新しいライセンスが必要です。BACC エージェントを起動する前に、正しいライセンスと証明書がインストールされていることを確認してください。


KDC を BACC 2.5.0.2 または 2.6.x から BACC2.7 にアップグレードするには、次の手順を実行します。


ステップ 1 27-upgrade-KDC.sh スクリプトを実行します。

ステップ 2 手動で BACC エージェントを起動して、アップグレード プロセスを完了します。

ステップ 3 次のコマンドを実行して、出力が BACC リリース 2.7 を示していることを確認します。

# pkgparam CSCObpr VERSION

返されるバージョン情報は 2.7 になります。

ステップ 4 /opt/CSCObpr/kdc/internal/bin ディレクトリに移動します。アップグレードが成功した場合は、このディレクトリの内容が次のように表示されます。

 

-r-x------
1 root
smmsp
1388
May 26 11:23
shutdownKDC.sh
-r-x------
1 root
smmsp
535
May 26 11:23
runKDC.sh
-rwxr-xr-x
1 root
smmsp
1023548
May 26 11:23
kdc

) 実際に表示されるディレクトリの内容は、コンピュータにインストールされているコンポーネントに応じて、上記の内容とは異なる場合があります。



 

RDU データベースの移行

Regional Distribution Unit(RDU)データベース移行スクリプトを使用すると、RDU データベースを BACC 2.5.0.2 から BACC 2.7 に移行できます。

BACC 2.7 インストール プログラム( setup.bin )が実行されるたびに、移行スクリプトは自動的にインストールされ、アンパックされます。インストール プログラムにより、移行スクリプト ファイルは <BACC_HOME>/migration ディレクトリにアンパックされます。RDU データベース移行スクリプトを実行するには、 migrateDb.sh スクリプトを使用します。この移行スクリプトは、BACC 2.5.0.2 または BACC 2.6.x のデータベースを BACC 2.7 に移行します。


) BACC の新しいバージョンをインストールする前に、backupDb.sh スクリプトを実行してデータベース ファイルをバックアップする必要があります。詳細については、『Cisco Broadband Access Center for Cable Administrator's Guide』を参照してください。


移行が完了したら、 verifyDb.sh スクリプトを実行してデータベースの一貫性をチェックします。検証はオプションのステップなので、移行に伴うダウンタイムを短縮する必要がある場合は、スキップしてもかまいません。

移行が実行されるたびに、移行ログ ファイルに情報が記録されます。移行ログ ファイルは、<BACC_DATA>/rdu/logs ディレクトリに格納されています。移行ログ ファイルでは、移行対象となるデータベースのバージョンが識別されます。

「bprAgent start rdu」コマンドを使用して RDU を起動し、rdu.log ファイルの正常な初期化に関するメッセージを確認します。


注意 移行の進行中に RDU を起動しないでください。RDU を再起動しようとすると、一連のエラー メッセージが rdu.log ファイルに書き込まれます。これらのメッセージは、RDU を再起動する前にデータベースの移行を完了する必要があることを示しています。

BACC 2.5.0.2 からの移行

リリース 2.5.0.2 から移行する場合は、 migrateDb.sh スクリプトの実行時に、コマンドライン パラメータを使用して一時的なストレージのファイル システム ディレクトリを指定する必要があります。このスクリプトは <BACC_HOME>/migration ディレクトリにあります。

このスクリプトを実行する際には、次の構文を使用します。

./migrateDb.sh temp_dir

temp_dir は一時的なディレクトリです。

この移行を実行する場合は、一時的なストレージに必要な使用可能ディスク領域を確保する必要があります。使用可能ディスク領域には、古いデータベース ファイルのサイズと同じ容量が最低限必要です。ただし、パフォーマンス上の理由から、このディレクトリは、データベースおよびデータベース ログ ファイルとは別のディスクに配置することを推奨します。

BACC 2.5.0.2 からの移行プロセスは、内部的には 2 段階のプロセスになっています。第 1 段階(BACC 2.5.0.2 から BACC 2.6 への移行)では、migration25to26.log ファイルが生成されます。第 2 段階(BACC 2.6 から 2.7 への移行)では、migration26to27.log ファイルが生成されます。

第 1 段階(BACC 2.5.0.2 から BACC 2.6)で移行が中断された場合、移行は停止したところから再開され、引き続き同じ移行ログが使用されます。

第 2 段階(BACC 2.6 から 2.7)で移行が中断された場合、移行は最初からやり直されます。古い移行ログはタイムスタンプのサフィクスが付加された名前に変更され、新しい移行ログが作成されます。

第 1 段階で移行が中断されたときに、BACC 2.5.0.2 からの移行を最初からやり直す必要がある場合は、次の手順を実行します。


ステップ 1 一時的なディレクトリからすべてのファイルを削除します。

ステップ 2 データベース移行スクリプトを再実行します。

ステップ 3 RDU を起動してデータベースを初期化します。

ステップ 4 verifyDb.sh スクリプトを実行してデータベースの一貫性を検証します(オプション)。

ステップ 5 移行が完了し、データベースが検証されたら、RDU を再起動します。


 

BACC 2.6 からの移行

2.6.x を移行する場合は、コマンドライン パラメータは必要ありません。

次の構文を使用します。

./migrateDb.sh

BACC 2.6 からの移行では、migration26to27.log ファイルが生成されます。

BACC 2.6.x から BACC 2.7 への移行が中断された場合、移行は最初からやり直されます。古い移行ログはタイムスタンプのサフィクスが付加された名前に変更され、新しい移行ログが作成されます。