Cisco Secure Access Control System 5.2 インス トレーションおよびアップグレード ガイド
Cisco 1121 Secure Access Control System ハードウェアの設置準備
Cisco 1121 Secure Access Control System ハードウェアの設置準備
発行日;2012/02/01 | 英語版ドキュメント(2011/09/22 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 4MB) | フィードバック

目次

Cisco 1121 Secure Access Control System ハードウェアの設置準備

安全に関する推奨事項

一般的な注意事項

機器を扱う場合の注意

電気製品を扱う場合の注意

静電破壊の防止

持ち運びに関する注意事項

設置場所の準備

設置場所の計画

ラックへの設置の安全に関する推奨事項

設置場所の環境

通気に関する推奨事項

温度と湿度に関する推奨事項

電源に関する考慮事項

Method of Procedure

出荷内容の開梱と確認

『Cisco Information Packet』と保証

必要な工具および機器

インストレーション チェックリスト

設置場所のログの作成

イーサネットとコンソール ポートに関する考慮事項

Cisco 1121 Secure Access Control System ハードウェアの設置準備

この章では、安全上の重要事項、設置場所の要件、および CSACS-1121 シリーズ アプライアンスを設置する前に実行する必要がある作業について説明します。

この章は、次の項で構成されています。

「安全に関する推奨事項」

「設置場所の準備」

「イーサネットとコンソール ポートに関する考慮事項」


) インストールを開始する前に、『Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco 1121 Secure Access Control System』を参照してください。


安全に関する推奨事項

CSACS-1121 シリーズ アプライアンスの設置を開始する前に、人身事故または装置の損傷を防ぐために、この章と「ラックマウント構成のガイドライン」に記載されている安全に関する推奨事項を確認してください。

さらに、アプライアンスの交換、構成、または保守を行う前に、 「安全上の警告」(P.x) とマニュアル『Cisco Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco 1121 Secure Access Control System』にリストされている安全上の警告を参照してください。

ここでは、次の内容について説明します。

「一般的な注意事項」

「機器を扱う場合の注意」

「電気製品を扱う場合の注意」

「静電破壊の防止」

「持ち運びに関する注意事項」

一般的な注意事項

アプライアンスの使用および取り扱いには、次の一般的な注意事項を守ってください。

標記を守ってください。アプライアンス マニュアルで説明されている場合を除き、シスコ製品の保守を行わないでください。稲妻が示された三角形のシンボルのマークが付いたカバーを開けたり取り外したりすると、感電するおそれがあります。これらのコンパートメント内のコンポーネントの保守は、許可された保守技術者だけが行う必要があります。

次のいずれかの状態が発生した場合は、電源コンセントから製品を取り外してパーツを交換するか、許可された保守技術者にご連絡ください。

電源コード、延長コード、またはプラグが破損した場合。

製品の内部に物を落とした場合。

製品が水に濡れた場合。

製品を落としたり破損させたりした場合。

使用手順に従っているのに製品が正常に稼動しない場合。

アプライアンスをラジエータや熱源の近くに置かないでください。また、通気口をふさがないでください。

アプライアンスの上に食べ物や液体をこぼさないでください。また、水気のある環境で本製品を操作しないでください。

アプライアンスの開口部に物を押し込まないでください。開口部に物を押し込むと、内部コンポーネントがショートして火災または感電を引き起こすおそれがあります。

製品は、シスコによって承認されている他の機器だけで使用してください。

カバーを取り外すか、内部コンポーネントに触れる前に、製品を冷却できます。

適正な外部電源を使用してください。製品の運用に際しては、電気定格ラベルに記載されたタイプの電源だけを使用してください。必要な電源のタイプが不明の場合には、サービス担当者または電力会社にお問い合せください。

承認された電源コードだけを使用してください。ご使用のアプライアンス用、またはご使用のアプライアンス向けの AC 電源オプション用の電源コードが付属していない場合は、国で使用が承認された電源コードを購入してください。

電源コードは、製品と、製品の電気定格ラベルに記載された電圧および電流に適合することを確認してください。電源コードの電圧および電流定格は、製品に記載された定格を上回るものでなければなりません。

感電事故を予防するため、アプライアンスおよび電源コードは、適正にアースされたコンセントに接続してください。これらの電源コードには三つ又のプラグが備わっていて、適正なアースを確保できるようになっています。アダプタ プラグを使用したり、ケーブルからアース突起を取り除いたりしないでください。延長コードを使用する必要がある場合は、適正にアースされたプラグを備えた三線コードを使用してください。

延長コードと電源ストリップの定格を守ってください。延長コードまたは電源ストリップに差し込まれているすべての製品の定格アンペアの合計が、延長コードまたは電源ストリップの定格アンペア制限の 80% を超えないことを確認してください。

製品とともにアプライアンス、電圧変換器、またはアプライアンス用に販売されているキットを使用しないでください。

一時的に急激に起こる電源電圧の上昇または下降からアプライアンスを保護するには、サージ サプレッサ、電源調整器、または Uninterruptible Power Supply(UPS; 無停電電源装置)を使用してください。

ケーブルおよび電源コードの配置に注意してください。ケーブル、電源コード、およびプラグを踏んだり、これらにつまずいたりすることのないように配慮します。また、アプライアンスのケーブルまたは電源コードの上に物を置かないように注意してください。

電源コードまたはプラグを改造しないでください。設置場所に変更を加える場合には、資格のある電気技術者または電力会社に相談してください。電気配線に関する一般規定および地域の規定に必ず従ってください。

機器を扱う場合の注意

安全を確保して、機器を保護するため、次の注意事項に従ってください。ただし、このリストには、生じる可能性のある危険な状況がすべて網羅されているわけではありません。絶えず注意してください。


警告 システムを電源に接続する前に設置手順をお読みください。ステートメント 1004


アプライアンスを移動する前に、必ずすべての電源コードおよびインターフェイス ケーブルを外してください。

回路の電源が切断されていると思い込まないで、必ず確認してください。

設置作業前および作業後は、アプライアンスのシャーシの設置場所を整理し、埃のない状態に保ってください。

工具とアセンブリ コンポーネントは、通行の邪魔にならない場所に保管してください。

危険を伴う作業は、1 人では行わないでください。

人を危険にさらしたり、装置の安全性を損なう可能性のある行為は、一切行わないでください。

ゆったりとした衣服は身につけず、アプライアンスのシャーシに引っかかることがないようにしてください。

目が危険にさらされる状況で作業する場合は、保護眼鏡を着用してください。

電気製品を扱う場合の注意


警告 この装置は、立ち入り制限区域内に設置することが前提となっています。立ち入り制限区域とは、鍵などの特殊な保安手段を使用して出入りできる場所です。ステートメント 1017



警告 電気ショックを回避するため、Safety Extra-Low Voltage(SELV; 安全低電圧)回路を Telephone-Network Voltage(TNV; 電話ネットワーク電圧)回路に接続しないでください。LAN ポートには SELV 回路があり、WAN ポートには TNV 回路があります。LAN ポートおよび WAN ポートによっては、両方とも RJ-45 コネクタを使用する場合があります。ステートメント 1021



警告 電源コードが接続されている場合は、電源に触れないでください。電源スイッチがあるシステムでは、電源スイッチがオフになっている場合でも、電源コードが接続されていれば、電源の内部に入力電圧が印加されています。電源スイッチのないシステムでは、電源コードが接続されていれば、電源の内部に入力電圧が印加されています。ステートメント 4



警告 電源系統に接続されている機器の作業を行う前に、装飾品(指輪、ネックレス、および時計)を外します。金属が電源およびアースに接触すると過熱して大やけどをしたり、端子に焼き付くことがあります。ステートメント 43



警告 シャーシの作業や電源モジュール周辺の作業を行う前に、AC 装置の電源コードを外し、DC 装置の回路ブレーカーの電源を切ってください。ステートメント 12



警告 雷が発生しているときは、システムに手を加えたりケーブルの接続や取り外しを行わないでください。ステートメント 1001



警告 この機器は接地されることを前提にしたものです。通常の使用時にホストが接地されていることを確認してください。ステートメント 39



警告 装置の取り付けまたは交換を行う場合は、必ず最初にアース接続を行って、最後に切断する必要があります。ステートメント 1046


電力が供給されている装置に対して作業するときは、次のガイドラインに従ってください。

部屋の緊急電源遮断スイッチを確認します。電気事故が発生した場合は、ただちにその部屋の電気を切ってください。

次の作業を行う前に、すべての電源を切ってください。

電源付近で作業する場合。

アプライアンスの取り付けまたは取り外しを行う場合。

ほとんどのハードウェア アップグレードを行う場合。

損傷を受けているように見える機器は決して設置しないでください。

床が濡れていないか、アースされていない電源延長コードや保護アースの不備などがないかどうか、作業場所の安全を十分に確認してください。

回路の電源が切断されていると思い込まないで、必ず確認してください。

人を危険にさらしたり、装置の安全性を損なったりする可能性のある行為は、いっさい行わないでください。

危険を伴う作業は、1 人では行わないでください。

電気事故が発生した場合は、次の手順に従ってください。

十分注意して、自分自身が被害者にならないようにしてください。

アプライアンスの電源を切ってください。

できれば、救急処置ができる人を呼びに別の人を行かせてください。それができないときは、被害者の状態を判別してから助けを呼んでください。

被害者が人工呼吸、心臓マッサージ、またはその他の治療を必要としているかどうか判断して、適切な処置を施してください。

さらに、電源は切断されているが、電話回線またはネットワーク ケーブルにはまだ接続されている機器を取り扱う場合は、次の注意事項に従ってください。

雷が発生している間は、電話回線を設置しないでください。

ジャックが特別に設計されている場合を除き、電話のジャックを水気のある場所では設置しないでください。

ネットワーク インターフェイスで電話回線が切断されている場合を除き、絶縁されていない電話線に触れないでください。

電話回線を設置または変更する場合は、注意してください。

静電破壊の防止

静電放電(ESD)によって、装置が損傷を受けたり、電気回路に障害が発生することがあります。静電放電は、電気プリント基板の取り扱いが不適切な場合に生じ、障害あるいは断続的障害を引き起こします。モジュールの取り外しまたは交換を行うときは、必ず静電気防止手順に従ってください。

静電放電を受けやすいコンポーネントを輸送用ボックスから取り出すときは、アプライアンスにそのコンポーネントを取り付ける準備が整うまで、静電気防止用パッケージからコンポーネントを取り出さないでください。静電気防止用パッケージを開く直前に、身体の静電気を取り除いてください。

静電放電を受けやすいコンポーネントを輸送するときは、必ず静電気防止用容器またはパッケージに入れてください。

静電放電を受けやすいコンポーネントの取り扱いは、静電気対策を講じた場所で行うようにしてください。静電気防止用フロア パッドまたはワークベンチ パッドをできるだけ使用してください。

CSACS-1121 シリーズ アプライアンスが電気的に接地されていることを確認してください。

静電気防止用リスト ストラップを皮膚に密着するように着用してください。クリップをアプライアンスの塗装されていない表面に止めて、不要な静電気がアースに流れるようにします。静電放電による損傷とショックを防止するには、リスト ストラップとコードを効果的に作用させる必要があります。

リスト ストラップがない場合は、アプライアンスの金属部分に触れて、身体を接地してください。


注意 機器の安全を確保するために、静電気防止用リスト ストラップの抵抗値を定期的にチェックしてください。抵抗値は、1 ~ 10 Mohm でなければなりません。

持ち運びに関する注意事項

CSACS-1121 シリーズ アプライアンスは、アプライアンスに取り付けられているハードウェア オプションに応じて、15 ~ 33 ポンド(9.071 ~ 14.96 kg)の重さがあります。アプライアンスは、頻繁に移動されることを想定していません。アプライアンスを設置する前に、電源とネットワーク接続に対応するためにアプライアンスを後で移動する必要性が生じないように、設置場所が正しく準備されていることを確認してください。

アプライアンスまたは重い物を持ち上げる場合は、以下の注意事項に従ってください。

アプライアンスを持ち上げたり移動したりする前に、必ずすべての外部ケーブルを外してください。

足下がしっかりしていることを確認して、足の間にある物の重さのバランスを取ってください。

アプライアンスをゆっくり持ち上げます。突然移動したり、持ち上げるときに体をひねったりしないでください。

背中をまっすぐに保ち、背中ではなく脚で持ち上げます。アプライアンスを持ち上げるためにかがむ必要がある場合は、腰ではなく膝を曲げて、腰部の筋肉への負担を軽減してください。

アプライアンスは下部から持ち上げてください。両方の手でアプライアンス外部の下側をつかみます。

設置場所の準備

CSACS-1121 シリーズ アプライアンスを設置する前に、次の点を準備することが重要です。


ステップ 1 設置場所を準備して(「設置場所の計画」を参照)、設置計画または Method Of Procedure(MOP)を確認します。

ステップ 2 アプライアンスを開梱して調べます。

ステップ 3 アプライアンスを正しく設置するために必要な工具とテスト機器を収集します。


 

ここでは、次の内容について説明します。

「設置場所の計画」

「出荷内容の開梱と確認」

「必要な工具および機器」

「インストレーション チェックリスト」

「設置場所のログの作成」

設置場所の計画


警告 この装置は、立ち入り制限区域内に設置することが前提となっています。立ち入り制限区域とは、鍵などの特殊な保安手段を使用して出入りできる場所です。ステートメント 1017


通常、設置場所を事前に準備しておく必要があります。準備の一環として、設置場所の平面図と、CSACS-1121 シリーズ アプライアンスを収容する機器ラックを入手します。

既存のアプライアンスの場所、および通信と電源を含む相互接続を判別します。通気の注意事項(「通気に関する推奨事項」を参照)に従って、アプライアンスに十分な冷気を行き渡らせてください。

アプライアンスの設置に関与するすべての担当者(設置担当者、エンジニア、監督者)が、お客様による承認のために MOP の準備に参加する必要があります。詳細については、「Method of Procedure」を参照してください。

次の項では、アプライアンスを設置する前に考慮する必要がある設置場所の要件に関する推奨事項について説明します。

「ラックへの設置の安全に関する推奨事項」

「設置場所の環境」

「通気に関する推奨事項」

「温度と湿度に関する推奨事項」

「電源に関する考慮事項」

「Method of Procedure」

ラックへの設置の安全に関する推奨事項

CSACS-1121 シリーズ アプライアンスは、機器ラックに関する Electronics Industries Association(EIA; 米国電子工業会)標準(EIA-310-D)に準拠する、ほとんどの 4 支柱(Telco タイプ)19 インチの機器ラックに設置できます。アプライアンスを設置するには、ラックには、取り付けフランジのある少なくとも 2 本の柱が必要です。

2 つの支柱にある取り付け穴の中心線間の距離は、18.31 インチ +/- 0.06 インチ(46.50 cm +/- 0.15 cm)でなければなりません。アプライアンスに付属のラック取り付けハードウェアは、ほとんどの 19 インチの機器ラックまたは Telco タイプのフレームに適しています。

図 3-1 に、4 支柱(Telco タイプ)の機器ラックの例を示します。

図 3-1 機器ラックのタイプ

 

閉鎖型ラック(使用しません)

図 3-1のイメージ「a」は、前面に 2 本の支柱がある自立型の閉鎖型ラックを示しています。CSACS-1121 シリーズ アプライアンスは、このタイプの閉鎖型ラックには取り付けないでください。これは、アプライアンスでは、内部コンポーネントの正常な動作温度を維持するために、冷気の流れが妨げられないようにする必要があるためです。

どのようなタイプの閉鎖型ラック(前面扉と背面扉が取り外されているラックであっても)でもアプライアンスを設置すると、通気が妨げられて、アプライアンスの横に熱が閉じこめられ、アプライアンス内で適正温度を超えた状態が発生する可能性があります。

4 支柱(開放型)ラック

図 3-1のイメージ「b」は、前面に 2 つの支柱があり、背面に 2 つの支柱がある、自立型の 4 支柱の開放型ラックを示しています。このタイプのラックの支柱は、多くの場合調整可能であるため、ラックの前面と面一に取り付けるのではなく、ラックの奥にラック取り付け型の装置を配置できます。

ラックに CSACS-1121 シリーズ アプライアンスを設置する前に、次の推奨事項を確認してください。

ラックにアプライアンスを設置するには、2 人以上が必要です。

室温が 95°F(35°C)を下回っていることを確認します。

通気孔をふさがないでください。通常、6 インチ(15 cm)のスペースで通気が行きわたります。

アプライアンスの設置の際は、ラックの下部から考慮してください。

複数のアプライアンスをラックの外側に同時に延ばさないでください。

アプライアンスは、正しくアースされたコンセントに接続してください。

ラックに複数のデバイスを設置する場合は、電源コンセントの過負荷が発生しないようにしてください。

110 ポンド(50 kg)を超える重さの物をラック取り付け型デバイスの上部に置かないでください。

設置場所の環境

正常に動作させるには、アプライアンスの配置、機器ラックまたは配線室のレイアウトが非常に重要です。装置間の間隔が狭すぎると、換気が十分に行われず、またパネルに手が届きにくくなるため、誤動作や停止の原因になります。また、保守も困難になります。アプライアンスの前面パネルと背面パネルへのアクセスを計画します。

次の注意事項を考慮することで、アプライアンスに適した動作環境を確保し、環境による装置の故障を防ぐことができます。

アプライアンスを使用する室内で、十分な換気が可能であることを確認してください。電気機器は熱を発生します。十分な換気が行われていない場合、室温が、装置を正常な動作温度に冷却できなくなる可能性があります。詳細については、「通気に関する推奨事項」を参照してください。

ラックの設置に、AC 電源、アース接続、およびネットワーク ケーブルのプロビジョニングも含まれていることを確認します。

十分なスペースを確保して、設置中にラックの周囲で作業できるようにします。次のことが必要です。

アプライアンスを移動、位置合わせ、および挿入するために、ラックに隣接する少なくとも 3 フィート(9.14 m)。

設置後の保守のために、アプライアンスの前面と背面に少なくとも 24 インチ(61 cm)の空間。

2 つの支柱またはレールの間にアプライアンスを取り付けるには、使用可能な開口(2 つのマウント フランジの内端間の幅)は少なくとも 17.7 インチ(45.0 cm)でなければなりません。


) ラックマウント キットには、2 支柱の機器ラックは含まれていません。


ケーブルと機器の接続を保護するには、適切なストレインレリーフ方法を使用してください。

ネットワーク インターフェイス ケーブルでのノイズの干渉を回避するには、電源コード間または電源コードに沿って直接配置しないでください。

機器の破損を防ぐため、「静電破壊の防止」に記載されている静電放電の防止手順に必ず従ってください。静電気の放電により、装置が即座に故障することや、断続的に装置不良が起きることがあります。

通気に関する推奨事項

機器ラック内で十分な通気を確保するには、ラックの前面と背面に少なくとも 6 インチ(15.24 cm)の空間を維持することを推奨します。機器ラックと、ラックに配置されているアプライアンス内の通気がブロックまたは制限されている場合、またはラックに流れる換気の温度が高いと、ラックと、ラックに配置されているアプライアンス内で適正温度を超えた状態が発生する可能性があります。

また、設置場所では、可能な限り埃のない状態にする必要があります。埃はアプライアンスのファンに詰まる傾向があり、機器ラックと、ラックに配置されているアプライアンス内で冷気の流れが低下します。この低下によって、適正温度を超えた状態が発生するリスクが高まります。

さらに、次の推奨事項は、機器ラックの構成を計画する場合に役立ちます。

通気の他に、ラックの周囲に、保守に必要な空間を確保する必要があります。

開放型ラックにアプライアンスを設置する場合、ラックのフレームで前面の吸気口や背面の排気口をふさがないように注意してください。

温度と湿度に関する推奨事項

表 3-1 に、CSACS-1121 シリーズ アプライアンスの稼動環境の設置場所と非稼動環境の設置場所の要件をリストします。アプライアンスは通常、リストされている範囲内で稼動します。ただし、最小パラメータまたは最大パラメータに近い温度の測定は、問題の可能性を示しています。

アプライアンスを設置する前に設置場所を正しく計画して準備して、臨界値に近づく前に、環境の異常を予期して修正することで、正常な動作を維持してください。

 

表 3-1 稼動環境仕様と非稼動環境仕様

仕様
最小
最大

温度、稼動周囲

50°F(10°C)

95°F(35°C)

温度、非稼動周囲とストレージ

-40°F(°C)

158°F(70°C)

湿度、稼動周囲(結露しないこと)

10 %

90 %

湿度、非稼動周囲(結露しないこと)およびストレージ

5 %

95 %

振動、稼動

5-500 Hz、2.20 g RMS ランダム

--

電源に関する考慮事項

CSACS-1121 シリーズ アプライアンスは、AC 入力の電源だけで構成する必要があります。すべての電源接続が National Electrical Code(NEC)の規則と規制、および地域の規定に準拠していることを確認します。アプライアンスへの電源接続を計画する際には、次の注意事項と推奨事項に従う必要があります。

設置する前と、設置後に定期的に、設置場所の電源を調べ、質の良い(スパイクやノイズのない)電力が供給されていることを確認してください。必要に応じて、電力調整器を設置します。

AC 電源には、次の機能が組み込まれています。

110 V または 220 V 運用の自動選択機能。

すべてのアプライアンスの電気コード (電源コードの近くにあるラベルは、アプライアンスの正しい電圧、周波数、電流引き込み、および消費電力を示しています)。


警告 この製品は短絡(過電流)保護が備わっている建物に設置します。ヒューズまたは回路ブレーカーが 120 VAC、15A(米国)以下であることを確認してください。240 VAC、10A(国際規格)は、相導体(すべての電流コンダクタ)に使用されます。ステートメント 13


機器ラックで適切にアースし、雷や電力サージによる損傷を防止してください。


警告 この機器は接地されている必要があります。アース線を破損させたり、正しくアース線を取り付けていない機器を稼動させないでください。アースが適切かどうかはっきりしない場合、電気検査機関または電気技師に確認してください。ステートメント 1024


オペレータによる調整の必要がない、100 ~ 240 の VRMS と 50/60 Hz の範囲内の入力電圧と周波数で稼動する AC 入力電源モジュール。 表 3-2 に、電気入力に関する追加情報を示します。

 

表 3-2 電気入力の仕様

仕様
最小
最大

正弦波入力

50 Hz

60 Hz

入力電圧の低範囲

100 V ac

127 V ac

入力電圧の高範囲

200 V ac

240 V ac

おおよその入力キロボルト アンペア(kVA)

0.102 kVA

0.55 kVA

Method of Procedure

以前に説明したように、準備には設置計画または MOP の確認が含まれます。MOP(設置前の作業のチェックリストと、設置に進む前に対処して同意する必要がある考慮事項)の例は次のとおりです。


ステップ 1 担当者を割り当てます。

ステップ 2 担当者、機器、および工具の保護要件を決定します。

ステップ 3 保守に影響する可能性がある事故を評価します。

ステップ 4 設置の時期をスケジュールします。

ステップ 5 スペースの要件を決定します。

ステップ 6 所要電力を決定します。

ステップ 7 必要な手順またはテストを特定します。

ステップ 8 機器の計画時に、設置を計画している各 CSACS-1121 シリーズ アプライアンスを配置する暫定的な決定を行います。

ステップ 9 このハードウェア設置ガイドを確認します。

ステップ 10 設置のために交換可能なパーツ(ネジ、ボルト、ワッシャなど)のリストを確認して、特定します。

ステップ 11 必要な工具とテスト機器が使用可能であることを確認するために、必要な工具リストを調べます。詳細については、「必要な工具および機器」を参照してください。

ステップ 12 設置を実行します。


 

出荷内容の開梱と確認

CSACS-1121 シリーズ アプライアンスの出荷パッケージは、出荷中の通常の運搬に関連する製品損傷の可能性を減らすように設計されています。製品の損傷の可能性を減らすには、アプライアンスを元のシスコの梱包材で移送してください。そうしないと、アプライアンスが損傷を受ける可能性があります。また、設置の準備ができるまでは、アプライアンスを出荷容器から出さないでください。

アプライアンス、ケーブル、および注文したオプションの機器は、複数の容器で出荷されることがあります。損傷を受けたり、足りなかったりする項目を記録するために、Notes セクションがあります。図 3-2 に、CSACS-1121 シリーズ アプライアンスでの出荷項目を表示します。


) CSACS-1121 シリーズ アプライアンスの出荷時に使用される梱包材料を廃棄しないでください。アプライアンスを移動または出荷する場合に、将来梱包材料が必要になります。


図 3-2 CSACS-1121 シリーズ アプライアンスと一緒に出荷される項目

 

出荷時の損傷がないかどうか、すべての項目を調べます。損傷を受けている物がある場合、またはアプライアンスの設置または構成の問題が発生した場合は、カスタマー サービス担当者にお問い合せください。


) ラックマウント キットには、2 支柱の機器ラックは含まれていません。


『Cisco Information Packet』と保証

『Cisco Information Packet』には、保証、保守、およびサポート情報が記載されています。

次の手順を実行して、Cisco.com から『Cisco Information Packet』と保証およびライセンス契約書にアクセスし、これらをダウンロードしてください。

インターネット ブラウザを起動し、次のサイトにアクセスします。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/es_inpck/cetrans.htm

[Warranties and License Agreements] ページが表示されます。

『Cisco Information Packet』を表示するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [Information Packet Number] フィールドをクリックし、製品番号 78-5235-03D0 が選択されていることを確認します。

ステップ 2 文書を表示する言語を選択します。

ステップ 3 [Go] をクリックします。

Information Packet の [Cisco Limited Warranty and Software License] ページが表示されます。

ステップ 4 このページから文書をオンラインで見ることも、PDF アイコンをクリックして、文書をダウンロードし、印刷することもできます。

PDF ファイルを表示し、印刷するには、Adobe Acrobat Reader が必要です。Adobe の Web サイトからこれをダウンロードできます。


 

お手持ちの製品について、翻訳またはローカライズされた保証情報を表示するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [Warranty Document Number] フィールドに、次の製品番号を入力します。

78-5236-01C0

ステップ 2 文書を表示する言語を選択します。

ステップ 3 [Go] をクリックします。

[Cisco warranty] ページが表示されます。

ステップ 4 このページから文書をオンラインで見ることも、PDF アイコンをクリックして、文書を PDF 形式でダウンロードし、印刷することもできます。


 

また、Cisco Service and Support の Web サイトにアクセスして、サポートを受けることもできます。

http://www.cisco.com/en/US/support/


 

ハードウェア保証期間

90 日

ハードウェアに関する交換、修理、払い戻しの手順

シスコ、またはその代理店では、Return Materials Authorization(RMA; 返品許可)要求を受領してから、10 営業日以内に交換部品を出荷するように商業上合理的な努力を致します。お届け先により、実際の配達所要日数は異なります。

シスコは購入代金を払い戻すことにより一切の保証責任とさせて頂く権利を留保します。

返品許可(RMA)番号の入手

製品を購入されたシスコの代理店にお問い合わせください。製品を直接シスコから購入された場合は、シスコの営業担当者にお問い合わせください。

次の項目を記入して、参照用に保管してください。

 

製品の購入先

--

購入先の電話番号と Web サイトのロケーション

--

製品モデル番号

--

製品シリアル番号1

--

保守契約番号

--

1.詳細については、「製品のシリアル番号の場所」および 「製品のシリアル番号の場所」を参照してください。

必要な工具および機器


注意 ラックマウント キットの固定器具パックには、8 個のラック用ネジが含まれています。これらのネジを調べて、ラックの穴に合った適切なサイズであることを確認する必要があります。ラックのネジ穴に誤ったサイズのネジを使用すると、ラックが損傷を受ける可能性があります。

4 支柱ラックに CSACS-1121 シリーズ アプライアンスを設置するために必要な工具および機器は、次のとおりです。


警告 この装置の設置、交換、保守は、訓練を受けた相応の資格のある人だけが行ってください。
ステートメント 1030


静電気防止用コードとリスト ストラップ

No.2 プラス ドライバ

メモリまたはその他のコンポーネントをアップグレードする場合は、カバーを取り外すためにマイナス ドライバ(小型の 3/16 インチ(0.476 cm)と中型の 1/4 インチ(0.625 cm))

ラックマウント キット キットの内容の詳細については、「4 支柱ラックマウント ハードウェア キット」を参照してください。

LAN ポートに接続するためのケーブル(構成によって異なる)

イーサネット(LAN)ポートへの接続用にイーサネット スイッチ

CSACS-1121 シリーズ アプライアンスの初期構成を行うには、次の物のいずれかが必要です。

USB キーボードと Video Graphics Array(VGA)モニタ

または

9600 ボー、8 データ ビット、パリティなし、1 ストップ ビット、およびハードウェア フロー制御なし用に構成されたコンソール端末(ASCII 端末または端末エミュレーション ソフトウェアが実行されている PC)

シリアル(コンソール)ポートに接続するためのコンソール ケーブル ヌルモデム ケーブルが推奨されます。

インストレーション チェックリスト

設置を支援し、行った作業の履歴レコードを提供するには、次のインストレーション チェックリストを使用してください。このチェックリストのコピーを作成し、各タスクの完了時にエントリにマーク付けします。

チェックリストに入力したら、CSACS-1121 シリーズ アプライアンスごとにチェックリストのコピーを、新規アプライアンスの他のレコードとともに設置場所のログ(設置場所のログの作成については、「設置場所のログの作成」を参照してください)に含めます。

 

設置場所のインストレーション チェックリスト:
CSACS-1121:
タスク
確認者
日付

インストレーション チェックリストをコピーする

--

--

設置場所のログに背景説明を含める

--

--

設置場所の電源電圧を確認する

--

--

設置場所の電源チェックを行う

--

--

必要な工具が使用可能であることを確認する

--

--

追加の機器が使用可能であることを確認する

--

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CSACS-1121 シリーズ アプライアンスを受け取る

--

--

『Cisco Information Packet』の資料を受け取る

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アプライアンス コンポーネントを確認する

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--

最初の電源投入を設定する

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--

ASCII 端末(ローカル設定用)を確認する

--

--

信号距離の制限を確認する

--

--

始動シーケンス手順を実行する

--

--

初期操作を確認する

--

--

設置場所のログの作成

設置場所のログ(設置場所のログのサンプルについては、 付録 B「サイト ログ」 を参照してください)は、CSACS-1121 シリーズ アプライアンスの設置と保守に関連するすべてのアクションのレコードを提供します。ログは、アプライアンスの近くの場所で利用できる状態にして、タスクを実行する人がアクセスできるようにします。

インストレーション チェックリスト(「インストレーション チェックリスト」を参照)を使用して、アプライアンスの設置と保守の手順を確認します。設置場所のログ エントリには、次の項目が含まれていることがあります。

設置の進行:アプライアンスのインストレーション チェックリストのコピーを作成して、設置場所のログに挿入します。各タスクの完了時に、エントリを作成します。

アップグレード、取り外し、および保守手順:進行中のアプライアンスの保守と拡張履歴のレコードとして、設置場所のログを使用します。アプライアンスでタスクを実行するたびに、設置場所のログを更新して、次の情報を反映させます。

新規アダプタ カードの取り付け

アダプタ カードの取り外しまたは交換と、その他のアップグレード

設定変更

保守のスケジュールと要件

実行した保守手順

間欠的な問題

コメントとメモ

イーサネットとコンソール ポートに関する考慮事項

CSACS-1121 シリーズ アプライアンスの背面パネルには、イーサネット コネクタがあります。ギガビット イーサネット 0 ポートは UTP ケーブルを使用します。シスコでは、カテゴリ 5 UTP ケーブルを推奨します。セグメントの最大距離は 328 フィート(100 m)です。UTP ケーブルは、通常の電話に使用されるケーブルと似ています。ただし、UTP ケーブルは、電話ケーブルでは満たされない特定の電気規格を満たしています。ケーブルは含まれていません。

アプライアンスには、(コンソール端末を使用して)アプライアンスにローカルでアクセスできるようにする非同期シリアル コンソール ポートが含まれています。ここでは、コンソール端末(ASCII 端末または端末エミュレーション ソフトウェアが実行されている PC のいずれか)をコンソール ポートに接続する前に考慮すべき重要なケーブル接続情報について説明します。


) コンソール ケーブルは CSACS-1121 シリーズ アプライアンスに含まれていません。