Cisco Network Registrar ユーザー ガイド 7.0
リソース レコード
リソース レコード
発行日;2012/01/16 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 9MB) | フィードバック

目次

リソース レコード

リソース レコード

リソース レコードは、DNS ゾーン内にあるデータで構成されています。ゾーンが所有できるリソース レコードの数に決まった制限はありません。通常は、ある特定のタイプのリソース レコードを、0、1、または複数所有できます。ただし、ゾーンが所有できる特定のタイプのレコードの数には制限があります。

すべてのリソース レコードに次の必須エントリがあります。

名前 :example.com など、レコードを所有する名前(ホスト)。

クラス(形式によっては必須ではありません) :DNS は、IN(インターネット)クラスのレコードだけをサポートしています。

TTL(存続可能時間) :キャッシュにレコードを保存する秒単位の時間数。TTL を含めなければ、Network Registrar では、SOA リソース レコードで定義されたゾーン デフォルト TTL が使用されます。

タイプ :A、NS、SOA、MX などのレコードのタイプ。一般に使用されているのは 10 種類以下ですが、各種の RFC では多数のタイプが定義されています。

レコード データ :データのタイプ。レコードのタイプによってフォーマットおよび意味が異なります。

表A-1 に、Network Registrar がサポートするすべてのリソース レコード タイプを示します。ここには、フィールドのシンタックスと説明、Network Registrar GUI でフィールドがどのように表示されるかを示します。

 

表A-1 リソース レコード

レコード
番号
名前
シンタックスと説明
RFC

A

1

Host Address:
ゾーンの名前とアドレスのマッピング

name ttl class A address

Web UI :Add Host for Zone ページまたは Edit Host for Zone ページ:
Hostname、IP Address
または Resource Records for Zone ページ:
Name、TTL、Type、Data

nrcmd> zone example.com addRR host123 3600 IN A 192.168.40.123

1035

A6

38

IPv6 Address:
(実験的レコード、代わりに AAAA レコードを使用)

2874

AAAA

28

IPv6 Address:

name ttl class AAAA address

データは、4 桁ずつコロンで区切られた 16 進数 8 セットの、IPv6 アドレス形式です。最初の 4 桁は、高位 16 ビットのアドレスです。先頭のゼロは省略できます。また、4 桁の値がゼロである場合は、その値を省略できます。

Web UI :Resource Records for Zone ページ:
Name、TTL、Type=AAAA、Data= address

nrcmd> zone example.com addRR host456 AAAA 1345:c1:ca11:1:1234:5678:9abc:def0

1884

AFSDB

18

Andrew File System(AFS)
Data Base:

1183

CNAME

5

Canonical Name:
別名またはニックネーム

alias ttl class CNAME canonicalname

その他のリソース レコードを CNAME に関連付けることはできません。別名は、覚えやすい単一の名前を外部に知らせる場合に便利です。また、ホストがホスト名を変更する場合にも別名を使用できます。その場合は、元の名前が使用された場合に新規名に解決されるよう、CNAME ポインターを必ず用意してください。

Web UI :Resource Records for Zone ページ:
Name= alias 、TTL、Type=CNAME、Type、Data= canonicalname

nrcmd> zone example.com addRR host456 CNAME host1234

1035

DHCID

49

ダイナミック ホスト コンフィギュレーション ID:(RFC 4701)

name ttl class DHCID data

DNS サーバはこの RR を使用して、DHCP クライアントおよびサーバが DNS を自動的にアップデートできるようにします。この RR はユーザが設定できません。このデータは、クライアント メッセージおよびドメイン名の一方向ハッシュの計算結果です。IPv6 アドレスの RR の出力例:

chi6.example.com IN DHCID ( AAIBY2/AuCccgoJbaxcQc9TUapptP691OjxfNuVAA2kjEA= )

1035

HINFO

13

Host Info:
ホストのハードウェアとソフトウェアの情報

name ttl class HINFO cpu os

データはハードウェア(CPU)とオペレーティング システムです。

Web UI :Resource Records for Zone ページ:
Name、TTL、Type=HINFO、Data= cpu os

nrcmd> zone example.com addRR host5 HINFO CPU1 OS2

1035

ISDN

20

Integrated Services Digital
Network(ISDN) Address:

name ttl class ISDN ISDNnumber [ subaddr ]

データは、所有者および Direct Dial In の ISDN 番号と、オプションの ISDN サブアドレスがある場合はその文字列です。

Web UI :Resource Records for Zone ページ:
Name、TTL、Type=ISDN、Data= ISDNnumber [ subaddr ]

nrcmd> zone example.com addRR host6 ISDN ISDN88888

1183

MB

7

Mailbox Domain Name:

name ttl class MB mbox

データは、指定されたメールボックスを持つホストのドメイン名です。

Web UI :Resource Records for Zone ページ:
Name、TTL、Type=MB、Data= mbox

nrcmd> zone example.com addRR host7 MB mailbox.example.com.

1035

MG

8

Mail Group Member:

name ttl class MG mgroup

データは、メールボックス グループ(メーリング リスト)のドメイン名です。

Web UI :Resource Records for Zone ページ:
Name、TTL、Type=MG、Data= mgroup

nrcmd> zone example.com addRR host7 MG mbgroup.example.com.

1035

MINFO

14

Mailbox Info:

name ttl class MINFO respmbox errormbox

データは、メーリング リストに使用するメールボックスと、エラー メッセージを受信するメールボックスです。

Web UI :Resource Records for Zone ページ:
Name、TTL、Type=MINFO、Data= respmbox errormbox

nrcmd> zone example.com addRR host7 MINFO resp.example.com. error.example.com.

1035

MR

9

Mail Rename:

name ttl class MR newmbox

データは、所有者のメールボックスの名前を変更するメールボックス名です。

Web UI :Resource Records for Zone ページ:
Name、TTL、Type=MR、Data= newmbox

nrcmd> zone example.com addRR host7 MR renamemb.example.com.

1035

MX

15

Mail Exchanger:
ドメイン名のメールの
送信先

name ttl class MX pref mxname

データは、優先順位(レコードの優先順位を表す 16 ビットの整数。値が小さいほど優先順位が高くなります)と所有者のメール エクスチェンジャのドメイン名です。

Web UI :Resource Records for Zone ページ:
Name、TTL、Type=MX、Data= pref mxname

nrcmd> zone example.com addRR host8 MX 10 exchanger.example.com.

1035

NAPTR

35

Naming Authority Pointer:
新規ドメイン ラベルまたは Universal Resource
Identifier (URI)を生成します。その後、 DNS を使用して ドメイン名 シンタックスにない多数の リソース名をサービスから
ルックアップできます。

name ttl class NAPTR order pref flags serv regexp replace

order :規則の順序を正しくするために NAPTR レコードの処理順序を表す 16 ビットの整数。低い番号のレコードが先に処理されます。

pref :同じ order 値を持つ NAPTR レコードの処理順序を表す 16 ビットの符号なし整数。低い番号のレコードが先に処理されます。

flags :フィールドのリライトと解釈、セット [A-Z0-9](大文字と小文字は区別されません)からの単一文字などを制御するフラグを含む文字列。S、A、および U フラグは端末のルックアップを示します。P フラグは、アプリケーション側のアルゴリズムの残りの部分をプロトコルで個別に実行する必要があることを示します。

serv :有効なプロトコルまたはサービス。

regexp :ルックアップ用に次のドメイン名を構築するため、クライアントによって保持された元の文字列に適用される代入式を含む文字列(regex の一般的な使用方法については、表5-4を参照)。

replace flags フィールドの値に応じて、NAPTR、SRV、またはアドレス レコードを照会するための、次の FQDN。

Web UI :Resource Records for Zone ページ:
Name、State、TTL、Type=NAPTR、Data= order pref flags service regexp replace

nrcmd> zone 8.6.4.e164.arpa addRR 4.3.2.1.6.7.9 naptr 100 10 u sip+E2U /^.*$/sip:info@tele2.se/ .

2915

NS

2

Name Server:
ゾーン用の権限サーバ

name ttl class NS nameserver

ネーム サービスを提供するマシンを所有者のドメインに置くことはできません。ドメインごとに、少なくとも 1 つの NS レコードが必要です。ドメイン用の NS レコードは、ドメインを委任するゾーンとドメイン自体の両方に存在している必要があります。NS レコード名には、同等の A レコードが必要です(これらが別名をポイントすることはできません)。

Web UI :Add Zone ページまたは Edit Zone ページの Nameservers:
NS TTL、Add Nameserver

nrcmd> zone example.com addRR @ NS DNSserv2.example.com.

1035

NSAP

22

Network Service Access Point (NSAP)Address:

name ttl class NASP NSAPaddr

データは NSAPaddr です。これは、割り当て権限によって割り当てられたオクテット値であり、TXT レコードおよび HINFO レコードで使用されるタイプの文字列です(RFC 1706 を参照してください)。

Web UI :Resource Records for Zone ページ:
Name、TTL、Type=NSAP、Data= NSAPaddr

nrcmd> zone example.com addRR host10 NSAP 39840f80005a0000000001e13708002010726e00

1706

PTR

12

Pointer:逆マッピング

name ttl class PTR dname

データは、所有者によって示された逆レコードを持つホストのドメイン名です。PTR レコードは、特にアドレスから名前への変換用の in-addr.arpa ゾーンで、逆マッピングに使用されます。PTR は、別名ではなく正式名を使用します。PTR レコード内の名前は、逆引きネームのローカル IP アドレス部分です。

Web UI :Resource Records for Zone ページ:
Name、State、TTL、Type=PTR、Data= dname

nrcmd> zone example.com addRR 45.40.168.192.in-addr.arpa. PTR host1234

1035

RP

17

Responsible Person:

name ttl class RP mbox txthost

データは、担当者のメールボックスのドメイン名と、TXT レコードが存在するホストのドメイン名です。

Web UI :Resource Records for Zone ページ:
Name、TTL、Type=RP、Data= mbox txthost

nrcmd> zone example.com addRR host7 RP resp.example.com. text.example.com.

1183

RT

21

Route Through:

name ttl class RT pref intermediatehost

データは、同じ所有者のレコード間でこのレコードに与えられる優先順位を表す 16 ビットの整数である pref と、所有者に到達するための中継として機能するホストのドメイン名である intermediatehost です。

Web UI :Resource Records for Zone ページ:
Name、TTL、Type=RT、Data= pref intermediatehost

nrcmd> zone example.com addRR host7 RT 10 routthru.example.com.

1183

SOA

6

Start of Authority:
すべてのゾーンに単一のSOA レコードが必要です。

name ttl class SOA primeserver hostmaster ( serial refresh retry expire minimum )

Web UI :Add Zone ページまたは Edit Zone ページの SOA Attributes:
Serial Number、SOA TTL、Nameserver、Contact E-Mail、Secondary Refresh、Secondary Retry、Secondary Expire、Minimum TTL

nrcmd> zone example.com addRR @ 172800 IN SOA ns hostmaster 1 10800 3600 604800 86400

1035

SRV

33

Service Location:

name ttl class SRV priority weight port target

priority :所有者 SRV レコード間でそのレコードに与えられる 16 ビットの優先順位。

weight :同じ優先レベルのレコードに与えられる 16 ビットの負荷。

port :サービスを実行する 16 ビットのポート。

target :指定されたポートで動作するホストのドメイン名。

管理者は、単一のドメインに複数のサーバを使用することや、ホスト間でサービスを簡単に移動することができます。また、一部のホストをサービス用のプライマリ サーバとして指定し、その他のホストをバックアップとして指定することができます。クライアントは、ドメイン用に特定のサービスまたはプロトコルを要求し、使用可能なサーバの名前を受信します。このレコードが Windows 2000 サーバにどのように影響するかについては、 第28章「DNS アップデートの設定」 を参照してください。

Web UI :Resource Records for Zone ページ:
Name、TTL、Type=SRV、Data= priority weight port target

nrcmd> zone example.com addRR host2 SRV 10 1 60 host7.example.com.

2782

TXT

16

Text:

name ttl class TXT textstring

データは、任意のタイプの情報を組み込むことができる 1 つまたは複数のテキスト文字列です。

Web UI :Resource Records for Zone ページ:
Name、TTL、Type=TXT、Data= textstring

nrcmd> zone example.com addRR host2 TXT "this message"

1035

WKS

11

Well Known Services:

name ttl class WKS addr protocol servicelist

addr :32 ビットの IP アドレス。

protocol :8 ビットの IP プロトコル番号。これは、TCP または UDP です。

servicelist :サービスの可変長ビット マップ(8 ビットの倍数)。これは、TIME、TELNET、FTP、または SMTP です。

Web UI :Resource Records for Zone ページ:
Name、TTL、Type=WKS、Data= addr protocol servicelist

nrcmd> zone example.com addRR host8 WKS 192.168.40.56 TCP TELNET

1035

X25

19

X.25 Address:

name ttl class X25 PSDNaddr

データは、所有者に関連付けられた X.121 番号計画の Public Switch Data Network(PSDN)アドレスの文字列です。

Web UI :Resource Records for Zone ページ:
Name、TTL、Type=X25、Data= PSDNaddr

nrcmd> zone example.com addRR host9 IN X25 311061700956

1183