Cisco Network Registrar ユーザー ガイド 7.0
Network Registrar のコンポーネント
Network Registrar のコンポーネント
発行日;2012/01/14 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 9MB) | フィードバック

目次

Network Registrar のコンポーネント

管理コンポーネント

トリビアル ファイル転送

TFTP サーバの表示と編集

TFTP サーバ ネットワーク インターフェイスの管理

簡易ネットワーク管理

SNMP サーバの設定

通知の動作

SNMP 通知イベントの処理

SNMP クエリーの処理

Network Registrar サービスのデフォルト ポート

Network Registrar のコンポーネント

Cisco Network Registrar は、IP アドレス空間を管理するのに必要なサーバを設定、制御するツールです。この章では、管理コンポーネントの概要と Trivial File Transfer Protocol(TFTP; トリビアル ファイル転送プロトコル)および Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)について説明します。このユーザ ガイドで、TFTP および SNMP について説明しているのは、この章だけです。

管理コンポーネント

Network Registrar には、2 つの管理コンポーネントがあります。

以下から構成されるリージョナル コンポーネント

Web ベースのユーザ インターフェイス(Web UI)

コマンド ライン インターフェイス(CLI)

ローカル クラスタ、アドレス空間、およびルータ管理を提供する Central Configuration Management(CCM)サーバ

以下から構成されるローカル コンポーネント

Web UI

CLI

CCM サーバ

ドメイン ネーム システム(DNS)サーバ

ダイナミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル(DHCP)サーバ

トリビアル ファイル転送プロトコル(TFTP)サーバ

簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)サーバ

Router Interface Configuration(RIC)サーバ

ローカル アドレス空間、ゾーン、スコープ、DHCPv6 プレフィックスとリンク、およびユーザの管理

この章では、TFTP および SNMP プロトコルについて説明します。CCM サーバ、Web UI、および CLI については、 第2章「Network Registrar のユーザ インターフェイス」 を参照してください。DNS、DHCP、および RIC サーバについては、このマニュアルの各項で説明します。

トリビアル ファイル転送

トリビアル ファイル転送プロトコル(TFTP)は、コネクションレス型 TCP/IP トランスポート プロトコルである User Datagram Protocol(UDP)を使用してネットワーク上でファイルを転送する方式の 1 つです。Network Registrar は TFTP サーバを保守し、デバイス プロビジョニング ファイルをケーブル モデムに提供するシステムが、Data Over Cable Service Interface Specification(DOCSIS)規格に準拠するようにします。TFTP サーバは、ファイルをモデムに送信するときに、DOCSIS ファイルをローカル メモリにバッファリングします。TFTP 転送が終了すると、サーバがファイルをローカル メモリからフラッシュします。TFTP は DOCSIS 以外の設定ファイルもサポートします。

Network Registrar の TFTP サーバの主な特徴は次のとおりです。

RFC 1123、1350、1782、および 1783 に準拠する。

高性能マルチスレッド アーキテクチャを持つ。

IPv6 をサポート。

パフォーマンス向上のためにデータをキャッシュする。

Web UI を使用するか、CLI で tftp コマンドを使用することで、設定と制御が可能。

柔軟なパスおよびファイル アクセス制御が可能である。

TFTP 接続とファイル転送の監査ロギングの機能を持つ。

Network Registrar install-path/data/tftp に、デフォルトのルート ディレクトリが含まれている。

TFTP サーバの表示と編集

ローカル クラスタで、TFTP サーバを編集することにより、アトリビュートを変更できます。操作を実行するには、ccm-admin ロールの server-management サブロールを割り当てられている必要があります。

ローカル Basic または Advanced Web UI


ステップ 1 Servers をクリックしてから Manage Servers をクリックし、Manage Servers ページを開きます(「サーバの管理」を参照)。

ステップ 2 Local TFTP Server リンクをクリックして Edit TFTP Server ページを開きます。

ステップ 3 アスタリスクの付いているアトリビュートの値は、TFTP サーバの動作に必須です。アトリビュートの名前をクリックすると、アトリビュートの説明を表示するウィンドウが開きます。

ステップ 4 アトリビュートの値を設定解除するには、Unset? カラムのチェックボックスをオンにして、ページの下部の Unset Fields をクリックします。変更または設定解除した値を修正するには、 Modify Server をクリックするか、 Cancel をクリックして、変更を取り消します。


 

CLI コマンド

アトリビュート値を表示するには、 tftp を使用します。アトリビュートを設定するには tftp set attribute = value 、イネーブルにするには tftp enable attribute を使用します。 tftp serverLogs show 、および tftp serverLogs nlogs= number logsize= size も使用できます。

TFTP サーバ ネットワーク インターフェイスの管理

TFTP サーバのネットワーク インターフェイスを管理できます。

ローカル Advanced Web UI

TFTP サーバに関連付けられたネットワーク インターフェイスを管理するには、Manage Servers ページで、管理対象の TFTP サーバの Interfaces カラム内のアイコンをクリックします。デフォルトの設定済みネットワーク インターフェイスが表示され、新しいネットワーク インターフェイスの追加や編集ができます。ネットワーク インターフェイスの作成や編集をするには、ccm-admin ロールの server-management サブロールを割り当てられている必要があります。

Manage TFTP Server Network Interface ページには、次のカラムがあります。

Name :LAN アダプタ、ループバック インターフェイス、ファスト イーサネット インターフェイスなどのネットワーク インターフェイスの名前です。名前が Configured Interfaces カラムの下に表示されている場合、そのインターフェイスを編集または削除できます。名前をクリックすると、Edit TFTP Server Network Interface ページが開き、そこでインターフェイス名とアドレスを変更できます。変更を加えたら、同じページの Modify Interface をクリックします。

IP Address :ネットワーク インターフェイスのアドレスです。

IPv6 Address :ネットワーク インターフェイスの IPv6 アドレスです(該当する場合)。

Flags :インターフェイスが、ゼロ ブロードキャスト、仮想、v4、v6、マルチキャストなし、受信専用、のいずれかであることを示すフラグです。

Configure :ネットワーク インターフェイスを設定するには、インターフェイス名の横の Configure アイコンをクリックします。選択したインターフェイスに応じて、より一般的な IP アドレスを持つ新しいインターフェイスが作成され、TFTP サーバの設定済みインターフェイスに追加されます。

Configured Interfaces for this TFTP Server :ユーザ設定済みのネットワーク インターフェイスの名前と関連付けられているアドレスです。インターフェイスを編集するには、インターフェイス名をクリックします。インターフェイスを削除するには、Delete アイコンをクリックします。

サーバの管理に戻るには、 Return をクリックします。

CLI コマンド

tftp-interface コマンドを使用します。

簡易ネットワーク管理

Network Registrar の簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)通知サポートを使用すると、DNS サーバと DHCP サーバのカウンタを照会でき、DNS サーバと DHCP サーバのエラー状態と起こりうる問題について警告を受けるとともに、現在の障害または今後発生する可能性がある障害を示すしきい値の状態を監視できます。

Network Registrar では、SNMPv2c 標準に従って SNMP トラップのプロトコル データ ユニット(PDU)を実装しています。各トラップの PDU には、次の項目が含まれています。

企業固有である場合、generic-notification コード

イベントまたはしきい値通過が発生したことを示すコードを含む specific-notification フィールド

特定のイベントに関する追加情報を含む variable-bindings フィールド

詳細については、管理情報ベース(MIB)を参照してください。SNMP サーバは、MIB アトリビュートの読み取りのみをサポートしています。アトリビュートへの書き込みはサポートしていません。

次の MIB ファイルが必要です。

トラップ :CISCO-NETWORK-REGISTRAR-MIB.my

DNS サーバ :CISCO-DNS-SERVER-MIB.my

DHCPv4 サーバ :CISCO-IETF-DHCP-SERVER-MIB.my

DHCPv4 サーバ機能 :CISCO-IETF-DHCP-SERVER-CAPABILITY.my

DHCPv4 サーバ拡張 :CISCO-IETF-DHCP-SERVER-EXT-MIB.my

DHCPv4 サーバ拡張機能 :CISCO-IETF-DHCP-SERVER-EXT-CAPABILITY.my

DHCPv6 サーバ :CISCO-NETREG-DHCPV6-MIB.my(experimental)

DHCPv4 および DHCPv6 用依存関係 :CISCO-SMI.my

DHCPv6 用追加依存関係 :INET-ADDRESS-MIB.my

トラップ、サーバ、DHCPv4 拡張、および DHCPv4 機能の MIB ファイルは、Network Registrar インストール パスの misc ディレクトリにあります。他の MIB ファイルは、次の URL から入手できます(experimental CISCO-NETREG-DHCPV6-MIB を除く)。

ftp://ftp.cisco.com/pub/mibs/v2/

MIB アトリビュートのオブジェクト ID(OID)を取得するには、次の URL で相当する名前の .oid ファイルにアクセスします。

ftp://ftp.cisco.com/pub/mibs/oid/

SNMP サーバの設定

SNMP サーバに対してクエリーを実行するには、サーバ プロパティを設定する必要があります。

ローカル Basic または Advanced Web UI


ステップ 1 Servers をクリックしてから Manage Servers をクリックし、Manage Servers ページを開きます(「サーバの管理」を参照)。

ステップ 2 Local SNMP Server リンクをクリックして、Edit CNR SNMP Server ページを開きます(図1-1を参照してください。 Expand All をクリックして展開される、すべてのアトリビュートが表示されています)。

ステップ 3 Community string アトリビュートは、サーバにアクセスするためのパスワードです(コミュニティ ストリングとして、リード(read)コミュニティ ストリングのみ設定できます)。プリセット値は public です。

ステップ 4 ログ設定、その他のオプション、詳細なオプションを指定できます。

trap-source-addr :発信トラップに対する送信者アドレスです(省略可能)。

server-active :SNMP サーバがクエリー用にアクティブかどうかを判別します。プリセット値は true です。false に設定された場合、サーバは動作中ですが、クエリー用にアクセスできず、トラップは送信されません。

cache-ttl :SNMP キャッシュがクエリーに応答する長さを判別します。プリセット値は 60 秒です。

図1-1 Edit SNMP Server ページ(ローカル Advanced)

 

ステップ 5 SNMP サーバ インターフェイスを管理するには、 List Interfaces をクリックします(または Manage Servers ページの SNMP サーバの Interfaces カラムのアイコンをクリックします)。デフォルトの設定済みネットワーク インターフェイスが表示され、新しいネットワーク インターフェイスの追加や編集ができます。ネットワーク インターフェイスの作成や編集をするには、ccm-admin ロールの server-management サブロールを割り当てられている必要があります。インターフェイス プロパティは、TFTP サーバのプロパティと同様です(「TFTP サーバ ネットワーク インターフェイスの管理」を参照)。

ステップ 6 サーバのトラップ受信者を管理するには、次の手順に従います。

a. List Trap Recipients をクリックし、List/Add Trap Recipients ページを開きます。

b. トラップ受信者の名前と IP アドレスを入力します(両方とも必須です)。

c. Add Trap Recipient をクリックします。

d. 他のトラップ受信者に対しても、同じ手順を繰り返します。

e. トラップ受信者のポート、コミュニティ ストリング、エージェント アドレスを設定するには、List/Add Trap Recipients ページで名前をクリックして、Edit Trap Recipient ページを開き、値を設定します。

f. Modify Recipient をクリックします。

ステップ 7 Modify Server をクリックして、SNMP サーバのセットアップを終了します。


 

CLI コマンド

CLI でコミュニティ ストリングを設定し、SNMP サーバにアクセスできるようにするには、 snmp set community= name を使用します。トラップ送信元アドレスを設定するには、 snmp set trap-source-
addr
を使用します。また、 snmp disable server-active を使用して SNMP サーバを非アクティブにし、cache time-to-live を設定するため snmp set cache-ttl= time を設定します。

トラップ受信者を設定するには、次のシンタックスで trap-recipient を使用して IP アドレスを含めます。

nrcmd> trap-recipient name create ip-addr=ip-addr
 

さらに、トラップ受信者の agent-address community 、および port-number の値も追加できます。

上記以外の SNMP 関連コマンドとしては、起動時にサーバが実行されないようにする snmp disable server-active や、インターフェイスを設定するための snmp-interface があります。 addr-trap コマンドについては、「SNMP 通知イベントの処理」を参照してください。

通知の動作

Network Registrar の SNMP 通知サポートは、標準の SNMP 管理ステーションが DHCP サーバと DNS サーバから通知メッセージを受信できるようにする機能です。通知メッセージには、SNMP トラップをトリガーしたイベントの詳細情報が含まれています。

Network Registrar は、アプリケーション コードによって検出および伝達される事前設定イベントに応じて通知を生成します。個々のイベントに、特定のパラメータ セットや現在の値を保持することもできます。たとえば、 free-address-low-threshold イベントは、値の 10% がフリーになるとスコープ内で発生する可能性があります。このようなイベントでは他のスコープや値も実行でき、それぞれのタイプのイベントが異なる関連パラメータをとることができます。

表1-1 に、通知が生成されるイベントを示します。

 

表1-1 SNMP 通知イベント

イベント
通知

他の DHCP サーバと競合するアドレスが検知される( address-conflict

他の DHCP サーバと競合するアドレス。

DNS キューがいっぱいになる( dns-queue-size

DHCP サーバの DNS キューがいっぱいになり、DHCP サーバが要求の処理を停止します(内部がこのような状態になるのは、非常にまれなことです)。

重複 IP アドレスが検知される( duplicate-address および duplicate-address6

重複する IPv4 または IPv6 アドレスが発生しています。

重複 IPv6 プレフィックスが検知される( duplicate-prefix6

重複する IPv6 プレフィックスが発生しています。

フェールオーバー構成が不一致( failover-config-error )。

DHCP フェールオーバー構成の不一致がパートナー間で発生しています。

DNS フォワーダが応答しない( forwarders-not-responding

フォワーディング サーバが DNS サーバへの応答を停止します。

DNS フォワーダが応答する( forwarders-responding

フォワーディング サーバが応答しなかった後に応答します。

フリー アドレスしきい値( free-address-low および free-address-high 、または free-address6-low および free-address6-high

フリーの IPv4 または IPv6 アドレスの数が上限しきい値を超えたときの上限トラップ。または、以前に上限トラップをトリガーした後で、フリー アドレスの数が下限しきい値を下回ったときの下限トラップ。

High-Availability(HA; ハイ アベイラビリティ)DNS 構成が不一致( ha-dns-config-error

HA DNS 構成の不一致がパートナー間で発生しています。

HA DNS パートナーが応答しない( ha-dns-partner-down

HA DNS パートナーが DNS サーバへの応答を停止します。

HA DNS パートナーが応答する( ha-dns-partner-up

HA DNS パートナーが応答しなかった後に応答します。

DNS マスタが応答しない( masters-not-responding

マスタ DNS サーバが DNS サーバへの応答を停止します。

DNS マスタが応答する( masters-responding

マスタ DNS サーバが応答しなかった後に応答します。

他のサーバが応答しない( other-server-down

DHCP フェールオーバー パートナー、DNS サーバまたは LDAP サーバが DHCP サーバへの応答を停止します。

他のサーバが応答する( other-server-up

DHCP フェールオーバー パートナー、DNS サーバまたは LDAP サーバが応答しなかった後に応答します。

DNS セカンダリ ゾーン期限満了( secondary-zone-expired

ゾーン転送時にクエリーに応答するときに、DNS セカンダリ サーバが、ゾーン データに対する権限を主張できません。

サーバが起動する( server-start

DHCP または DNS サーバが起動または再初期化されます。

サーバが停止する( server-stop

DHCP または DNS サーバが停止します。

SNMP 通知イベントの処理

Network Registrar で通知が生成されると、通知のコピーが SNMP トラップの PDU として各受信者に送信されます。すべてのイベント(およびスコープまたはプレフィックス)は、受信者のリストおよびその他の通知設定データを共有します。サーバは、通知が初期化されると、そのデータを読み取ります。

SNMP アトリビュートは、次の 3 つの方法で設定できます。

DHCP サーバに対して設定します。DHCP サーバは、イネーブルにするトラップと、スコープまたはプレフィックス(またはテンプレート)のトラップを設定していない場合のデフォルトの free-address トラップ設定を含みます。

free-address-config アトリビュートを設定することによって、スコープまたはプレフィックス(またはそのテンプレート)で設定します。

traps-enabled 設定を含む DNS サーバに対して設定します。

SNMP 通知を使用するには、トラップ通知の送信先となるトラップ受信者を指定する必要があります。デフォルトでは、すべての通知がイネーブルになっていますが、トラップ受信者を明示的に定義しないと、通知が送信されません。使用する IP アドレスは、ほとんどの場合 localhost です。

DHCP サーバには、通知(特に DHCPv4 および DHCPv6 のフリー アドレスに関する通知)を送信するための、特別なトラップ設定があります。トラップ設定の名前、モード、下限しきい値のパーセンテージ、および上限しきい値のパーセンテージを設定できます。モードは、スコープがフリー アドレス レベルを集約する方法を決定します。

DHCPv4 通知

DHCPv4 のモードとしきい値は次のとおりです(「非アクティブ スコープまたはプレフィックスの処理」も参照)。

スコープ モード :各スコープが、それぞれのフリー アドレス レベルを個別に追跡します(デフォルト)。

ネットワーク モード :スコープが primary-subnet を共有している場合、このトラップ設定(スコープまたはスコープ テンプレートの free-address-configuration アトリビュート)を持つすべてのトラップが、フリー アドレス レベルを集約します。

選択タグ モード :スコープがプライマリ サブネットを共有し、選択タグ値のリストが一致する場合に、フリー アドレス レベルを集約します。

下限しきい値 :DHCP サーバが下限しきい値を生成し、上限しきい値を再設定するフリー アドレスのパーセンテージです。スコープのフリー アドレス レベルは次の計算で求めることができます。

100 * available-nonreserved-leases
total-configured-leases
 

上限しきい値 :DHCP サーバが上限しきい値を生成し、下限しきい値を再設定するフリー アドレスのパーセンテージです。

DHCPv6 通知

DHCPv6 のモードとしきい値は次のとおりです(「非アクティブ スコープまたはプレフィックスの処理」も参照)。

プレフィックス モード :各プレフィックスが、それぞれのフリー アドレス レベルを個別に追跡します。

リンク モード :すべてのプレフィックスが同一のリンクを共有する場合に、それぞれのフリー アドレス レベルを集約するようにすべてのプレフィックスがリンクに対して設定されます。

v6 選択タグ モード :プレフィックスがリンクを共有し、選択タグ値のリストが一致する場合に、フリー アドレス レベルを集約します。

下限しきい値 :DHCP サーバが下限しきい値を生成し、上限しきい値を再設定するフリー アドレスのパーセンテージです。プレフィックスのフリー アドレス レベルは次の計算で求めることができます。

100 * max-leases - dynamic-leases
max-leases
 

上限しきい値 :DHCP サーバが上限しきい値を生成し、下限しきい値を再設定するフリー アドレスのパーセンテージです。

非アクティブ スコープまたはプレフィックスの処理

非アクティブ化されたスコープやプレフィックスは、他のスコープやプレフィックスを使用してカウンタを集約しません。たとえば、 link または v6-selection-tags トラップ モードでプレフィックスを設定し、そのプレフィックスを非アクティブ化すると、そのプレフィックスのカウンタは、集約された合計数から除かれます。非アクティブなプレフィックス上でリースが変更されても、集約合計に適用されません。

したがって、非アクティブ化されたスコープやプレフィックスのクライアントを検出するには、イベント モードを必ず scope または prefix に設定し、集約モード( network selection-tags link 、または v6-selection-tags )には設定しません。

非アクティブ化されたプレフィックスでトラップを設定する例としては、ネットワークの番号変更があります。この場合、新しいプレフィックス(すべてのクライアントに対する十分なスペースがあることを確認するための集約)と古いプレフィックスの両方を監視して、プレフィックスのリースが解放されたことを確認する必要があります。さらに、古いプレフィックスの大半が解放されるとトラップが発生するよう、古いプレフィックスの上限しきい値を 90% または 95% に設定することが必要な場合もあります。

ローカル Basic または Advanced Web UI

Servers をクリックしてから Manage Servers ページの Local DHCP Server リンクをクリックすると、DHCP サーバの SNMP アトリビュートにアクセスできます。Edit DHCP Server ページの上から約 3 分の 2 が、SNMP アトリビュートです(図1-2 を参照)。

図1-2 Edit DHCP Server ページの SNMP アトリビュート(ローカル)

 

後半の 4 つの lease-enabled の値は、DHCPv6 のみに関係しています。トラップをイネーブルにする以外にも、デフォルトのフリー アドレス トラップ設定を名前で指定できます。ここでの設定は、明示的に設定されていないすべてのスコープとプレフィックス、またはリンクに適用されます。

DHCP をクリックしてから Traps をクリックし、List Trap Configurations ページを開くと、Advanced モードでの DHCP トラップ設定にアクセスできます。このページで、 Add Trap Configuration をクリックして Add Trap Configuration ページを開きます(図1-3 を参照)。

図1-3 DHCPv4 用の Add Trap Configuration ページ(ローカル Advanced)

 

名前、モード、しきい値のパーセンテージを入力します。トラップ設定は、 enable が on にプリセットされています。これらの設定を行った後、 Add Trap Configuration をクリックします。設定は編集できます。

リージョナル Web UI

リージョナル Web UI では、ローカル Web UI の場合と同様に、トラップ設定の追加と編集が可能です。また、List Trap Configurations ページで複製トラップ設定を取得することも、ローカル クラスタにトラップ設定を適用することも可能です。

CLI コマンド

ローカル クラスタで DHCP サーバにトラップ値を設定するには、 dhcp set traps-enabled= value を使用します。 default-free-address-config アトリビュートをトラップ設定に使用することもできます。次に例を示します。

nrcmd> dhcp set traps-enabled=server-start,server-stop,free-address-low,free-address-high
nrcmd> dhcp set default-free-address-config=v4-trap-config
 

DHCPv4 と DHCPv6 のトラップを設定する場合は、 addr-trap name create に続けて attribute = value のペアを指定します。次に例を示します。

nrcmd> addr-trap v4-trap-conf create mode=scope low-threshold=25% high-threshold=30%
nrcmd> addr-trap v6-trap-conf create mode=prefix low-threshold=20% high-threshold=25%
 

SNMP クエリーの処理

SNMP クライアント アプリケーションを使用して、次の MIB を照会できます。

CISCO-DNS-SERVER-MIB.my

CISCO-IETF-DHCP-SERVER-MIB.my

CISCO-IETF-DHCP-SERVER-EXT-MIB.my

CISCO-NETREG-DHCPV6-MIB.my(experimental)

この MIB の 1 つで定義されたアトリビュートに対するクエリーを SNMP サーバが受信すると、そのアトリビュート値が含まれる応答 PDU が返されます。たとえば、NET-SNMP クライアント アプリケーション(インターネットで入手可能)を使用すると、次のいずれかのコマンドを使用して、特定のアドレスの DHCPDISCOVER パケットのカウントを取得できます。

C:\net-snmp5.2.2\bin>snmpget -m ALL -v 2c -c public
192.168.241.39:4444.iso.org.dod.internet.private.enterprises.cisco.ciscoExperiment.
ciscoIetfDhcpSrvMIB.ciscoIetfDhcpv4SrvMIBObjects.cDhcpv4Counters.cDhcpv4CountDiscovers
CISCO-IETF-DHCP-SERVER-MIB::cDhcpv4CountDiscovers = Counter32: 0
 
C:\net-snmp5.2.2\bin>snmpget -m ALL -v 2c -c public
192.168.241.39:4444 1.3.6.1.4.1.9.10.102.1.3.1
CISCO-IETF-DHCP-SERVER-MIB::cDhcpv4CountDiscovers = Counter32: 0
 

2 つのコマンドは、同じ結果を返します。最初の例は、MIB アトリビュートのフルネームを照会し、2 番目の例は、それに相当する OID を照会します(エラーが発生しにくい)。前述のように、MIB アトリビュートの対応する OID は、次の URL の関連ファイルに存在します。

ftp://ftp.cisco.com/pub/mibs/oid/

たとえば、前に示したクエリー例に対応する次の OID 定義は、CISCO-IETF-DHCP-SERVER-MIB.oid ファイルに含まれます。

"cDhcpv4CountDiscovers" "1.3.6.1.4.1.9.10.102.1.3.1"
 

発生する可能性がある SNMP クエリーのエラー状態は次のとおりです。

要求 PDU で送信されたコミュニティ ストリングが、ユーザが設定したものと一致していません。

要求 PDU のバージョンが、サポート対象のバージョンではありません(SNMPv2)。

照会されるオブジェクトがサーバ内にインスタンスを持たない場合、対応する変数バインディングのタイプ フィールドは SNMP_NOSUCHINSTANCE に設定されます。GetNext では、次のアトリビュートがない場合、対応する変数バインディングのタイプ フィールドは
SNMP_ENDOFMIBVIEW に設定されます。

OID に一致するものがない場合は、対応する変数バインディングのタイプ フィールドは
SNMP_NOSUCHOBJECT に設定されます。GetNext の場合、SNMP_ENDOFMIBVIEW に設定されます。

アトリビュートを照会して不正な値が返された場合、応答 PDU のエラー状態は SNMP_ERR_BAD_VALUE に設定されます。

Network Registrar サービスのデフォルト ポート

表1-2 に、Network Registrar サービスで使用されるデフォルト ポートの一覧を示します。

 

表1-2 Network Registrar サービスのデフォルト ポート

ポート番号
プロトコル
サービス

22

TCP

SSH リモート ログイン(RIC サーバからルータへ)

23

TCP

Telnet(RIC サーバからルータへ)

53

TCP/UDP

DNS

67

UDP

DHCP クライアントからサーバへ

68

UDP

DHCP サーバからクライアントへ

69

UDP

TFTP(オプション)クライアントからサーバへ

162

TCP

SNMP トラップ サーバからサーバへ

389

TCP

DHCP サーバから LDAP サーバへ

546

UDP

DHCPv6 サーバからクライアントへ

547

UDP

DHCPv6 クライアントからサーバへ

647

UDP

DHCP フェールオーバー サーバからサーバへ

653

TCP

ハイ アベイラビリティ(HA)DNS サーバからサーバへ

1234

TCP

ローカル クラスタ CCM サーバからサーバへ

1244

TCP

リージョナル クラスタ CCM サーバからサーバへ

4444

TCP

SNMP クライアントからサーバへ

8080

HTTP

ローカル クラスタ クライアントから CCM サーバへ

8090

HTTP

リージョナル クラスタ クライアントから CCM サーバへ

8443

HTTPS

ローカル クラスタ セキュア クライアントから CCM サーバへ

8453

HTTPS

リージョナル クラスタ セキュア クライアントから CCM サーバへ