Cisco CNS Network Registrar Release 6.1 インストレーション ガイド
概要
概要
発行日;2012/01/08 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

概要

インストールの種類

始める前に

ライセンス キー

Java 要件

サーバ要件

ユーザ インターフェイスの要件

Network Registrar 実行中のウイルス スキャン

サーバ イベントのログ記録

Network Registrar およびその他のプロトコル サーバの実行

ユーザ名

リリース 6.1 における名前の変更

インストール後の作業

概要

Cisco CNS Network Registrar を使用すると、企業の IP アドレス管理を自動化できます。アドレスを割り当てる際のプロセスの信頼性と効率を高める安定したインフラストラクチャを提供します。さらに、アドレス管理に関連する負荷を大幅に軽減します。Network Registrar には、Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)サーバ、Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP; ダイナミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル)サーバ、Trivial File Transfer Protocol(TFTP; トリビアル ファイル転送プロトコル)サーバが含まれています(図 1-1)。これらのサーバは、Network Registrar の Web ベースのユーザ インターフェイス(Web UI)または Command Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)を利用して制御することができます。これらのユーザ インターフェイスによって、さまざまなプラットフォームで動作するサーバ クラスタを制御できます。

また、Network Registrar 6.1 を使用すると、複数のローカル クラスタ サーバとそれらのサーバのアドレス空間を集中管理するためのリージョナル クラスタを 1 つ構成できます。リージョナル管理者は、ローカルの DNS サーバ、DHCP サーバ、および TFTP サーバとの間で設定データの取得や適用を行うことができます。また、ローカル クラスタからのサブネット使用状況データやリース履歴データも同様に処理できます。さらにリージョナル管理者は、Cable Modem Termination System(CMTS; ケーブル モデム終端システム)と連動する Router Interface Configuration(RIC)サーバをリージョナル クラスタから直接管理することもできます。

図 1-1 Network Registrar ユーザ インターフェイスとサーバ クラスタ

 

インストールの種類

基本的なインストールの種類には、次の 3 つがあります。すべての種類がローカル クラスタとリージョナル クラスタの両方で使用可能です。

新規インストール

データの移行を伴うアップグレード

データの移行を伴わないアップグレード

始める前に

すでに旧リリースの Network Registrar がインストールされている場合は、重要な更新を済ませ、データベースのバックアップをとります。また、使用環境は次の Java、サーバ、クライアントの要件を満たしている必要があります。

ライセンス キー


注意 製品の実行時に Network Registrar 6.1 に付属しているソフトウェア ライセンス キーを入力する必要があります。Network Registrar 6.0 以前で有効だったライセンス キーは使用できません。ユーザ インターフェイスにアクセスするのが遅れないように、インストールまたはアップグレードの前に、新しいライセンス キーがあることを確認しておきます。

Java 要件

Network Registrar 6.1 をインストールする前に、Java Runtime Environment(JRE)バージョン 1.3.1(または同等の Java Development Kit つまり JDK)以降をシステムにインストールしておく必要があります。JRE は Sun Microsystems の Web サイトで入手できます。

サーバ要件

表 1-1 に、Network Registrar サーバの最低限の要件を示します。

 

表 1-1 Network Registrar サーバの最低限の要件

コンポーネント
Windows
Solaris
Linux

CPU アーキテクチャ

Intel Pentium III
または相当品

Sun Netra AC200

Intel Pentium III または相当品

OS のバージョン

Windows 2000
Service Pack 1
(SP2 を推奨)

Solaris 8 または
Solaris 9

Package Manager(RPM)4.0.4 付きの Red Hat Linux 7.3(カーネル バージョン 2.40)、または Red Hat Linux Enterprise ES あるいは WS 2.1(カーネル バージョン 2.4.9-e.24)

RAM

512 MB

512 MB

512 MB

ディスク容量

18 GB を推奨、インストールには 310 MB 以上が必要

スワップ領域

100 MBの空きスワップ領域


注意 Network Registrar は Cisco Access Registrar との互換性はありません。これら 2 つの製品は同じホスト マシンで実行することはできません。Access Registrar がサーバにインストールされていないことを確認してください。Network Registrar と Access Registrar を同時に実行しようとすると、2 つの製品の整合性が損なわれます。

ユーザ インターフェイスの要件

現在、Network Registrar には、ローカル クラスタとリージョナル クラスタ用の Web UI、そしてローカル クラスタ用の CLI という 2 つのインターフェイスが含まれています。

Web UI は Microsoft Internet Explorer 5.5 (Service Pack 2)または Netscape 6.2 以降で動作しますが、Java JRE version 1.3.1 以降をインストールしておく必要があります。

CLI は Windows、Solaris、Linux のコマンド ウィンドウで動作します。CLI が動作するのはローカル クラスタのみです。リージョナル クラスタでは動作しません。

今回のリリースでは、Windows ベースのグラフィカル ユーザ インターフェイス(Win32 GUI)は使用できません。

Network Registrar 実行中のウイルス スキャン

システムのウイルス スキャンをイネーブルにしている場合は、特定の Network Registrar ディレクトリがスキャンされないように設定することを推奨します。そのように設定しないと、ファイル ロッキングの問題でデータベースが破損し、Network Registrar のプロセスに利用できなくなることがあります。デフォルトの場所にインストールしている場合は、次のディレクトリとそのサブディレクトリを除外します。

Windows のローカル クラスタ: C:\Program Files\Network Registrar\Local\data
Windows のリージョナル クラスタ: C:\Program Files\Network Registrar\Regional\data

Solaris および Linux のローカル クラスタ: /var/nwreg2/local/data
Solaris および Linux のリージョナル クラスタ: /var/nwreg2/regional/data

別のディレクトリにインストールしている場合は、代わりにそのディレクトリを除外リストに加えます。

サーバ イベントのログ記録

Network Registrar を起動すると、ロギング システム アクティビティが自動的に起動します。Network Registrar では、デフォルトですべてのログが次のディレクトリに格納されます。

Windows のローカル クラスタ: C:\Program Files\Network Registrar\Local\logs
Windows のリージョナル クラスタ: C:\Program Files\Network Registrar\Regional\logs

Solaris および Linux のローカル クラスタ: /var/nwreg2/local/logs
Solaris および Linux のリージョナル クラスタ: /var/nwreg2/regional/logs


ヒント Unix ログを監視するには、tail -f コマンドを使用します。

Windows Event Viewer で最新のログ エントリが消えないようにするには、Event Log Settings で「Overwrite Events as Needed」ボックスをオンにします。インストール プロセスでこのオプションが適切に設定されていないことが検出された場合は、修正処理を行うように警告メッセージが表示されます。

Network Registrar およびその他のプロトコル サーバの実行

Network Registrar の DNS サーバおよび DHCP サーバは、他のどの DNS サーバ、および DHCP サーバとも同時に実行できません。多くの Windows 2000 サーバ システムでは、このサービスはデフォルトでイネーブルになっており、実行されています。Network Registrar のインストール手順で、衝突する可能性のあることが検出された場合、警告メッセージが表示されます。Windows の設定を修正するには、Service Control Manager(Windows 2000 では Control Panel > Administrative Tools >
Services )で Microsoft サーバの Startup Type を Automatic から Manual または Disabled に変更するか、いずれかのユーザ インターフェイスの Stop 機能を利用して、Microsoft サーバと衝突する Network Registrar プロトコル サーバを停止します(システムをリブートした後に Network Registrar サーバが自動的に起動しないようにするために、 server DNS | DHCP | TFTP disable start-on-reboot コマンドが CLI で利用できます)。

ユーザ名

ユーザ名の大文字と小文字は区別されません。大文字小文字だけが異なるユーザ名でアップグレードした場合、アップグレード プロセスではこのユーザ名の衝突が排除され、その旨の警告メッセージが mcdupgrade_log ファイルに表示されます。

既存のユーザ名はすべて、Web UI で定義されたとおり、NRCMD 限定アクセス ユーザに変換されます。ただし、スーパーユーザに変換される admin アカウントは例外です。 admin アカウントがない場合は、パスワード changeme で作成されます。

リリース 6.1 における名前の変更

Network Registrar 6.1 では、プロセス、ユーティリティ、およびファイルにおいて名前の変更が多数発生しました。以前のリリースの自動化スクリプトを使用する場合、これらの名前の変更による影響に注意する必要があります。 表 1-2 に変更の要約を示します。

 

表 1-2 Network Registrar 6.1 における名前の変更

以前の名前
新しい名前
変更点

AIC Server Agent 2.0

nwreglocal( Network Registrar Local Server Agent と表示)
nwregregion( Network Registrar Regional Server Agent と表示)

Windows Network Registrar サーバ エージェント プロセスが、ローカル サーバ エージェント プロセスおよびリージョナル サーバ エージェント プロセスに名前変更

/etc/init.d/aicservagt

/etc/init.d/nwreglocal
/etc/init.d/nwregregion

Solaris および Linux のサーバ エージェント プロセスが、ローカル サーバ エージェント プロセスおよびリージョナル サーバ エージェント プロセスに名前変更

aicservagt.exe

cnrservagt.exe

Windows Network Registrar サーバ エージェントの実行ファイルが名前変更

aicservagt

cnrservagt

Solaris および Linux の Network Registrar サーバ エージェントの実行ファイルが名前変更

mcdsvr.exe

ccmsrv.exe

Windows MCD サーバ ファイルが CCM サーバ ファイルに名前変更

mcdsvr

ccmsrv

Solaris および Linux の MCD サーバ ファイルが CCM サーバ ファイルに名前変更

config_mcd_1_log

config_ccm_1_log

設定ログ ファイルが名前変更

aicstatus

cnr_status

サーバ ステータス ユーティリティが名前変更

インストール後の作業

Network Registrar のインストール後は、ライセンス キーを入力して、使用するネットワーク用に
Network Registrar を設定する必要があります。設定手順の詳細については、『 Network Registrar User's Guide 』を参照してください。CLI で利用できるコマンドの詳細については、『 Network Registrar CLI Reference 』を参照してください。Web UI および CLI から、別途オンライン ヘルプを参照できます。