CiscoWorks Small Network Management Solution 1.5 ユーザ ガイド
CiscoWorks Server の管理
CiscoWorks Server の管理
発行日;2012/02/01 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

CiscoWorks Server の管理

基本的な管理ツールの使用

ログ ファイルの管理

データ管理タスクの実行

データのバックアップ

バックアップのスケジューリング

データの復元

バックエンド プロセスの管理

ジョブとリソースの管理

ネットワーク イベントの管理

Event Distribution Service(EDS)

フィルタの作成

Event Services Software(ESS)

CiscoWorks Server の管理

CiscoWorks Server には、サーバの正しい動作を確実にするための管理ツールが含まれています。

「基本的な管理ツールの使用」

「ログ ファイルの管理」

「データ管理タスクの実行」

「バックエンド プロセスの管理」

「ジョブとリソースの管理」

「ネットワーク イベントの管理」

基本的な管理ツールの使用

基本的な管理ツールを使用して、 表 5-1 に示すタスクを実行できます。

 

表 5-1 基本的な管理タスク

タスク
機能
操作

インストールされたソフトウェア パッケージの表示

インストールされたソフトウェア パッケージの一覧を表示します。

次のメニューを選択します。

Admin > Server Configuration > Package Options

ログ ファイルの
ステータスの表示

ログ ファイルのサイズと利用率を表示します。

次のメニューを選択します。

Admin > Server Configuration > Log File Status

ログ ファイルの管理

ログ ファイルが大きくなり、ディスク容量がいっぱいになる場合があります。CiscoWorks には、これを制御するためのスクリプトが用意されています。

このスクリプトで管理されるファイルには、次のログ ファイルが含まれます。

デーモン マネージャ

JRUN

Web サーバのログ ファイル

ほとんどのログ ファイルはディレクトリ NMSROOT \log にあります。

ただし、JRUN ファイルはこのディレクトリではなく、 NMSROOT \lib\jrun\jsm-cw2000\logs にあります。

NMSROOT は CiscoWorks インストール ディレクトリです。


注意 ファイル バックアップ手順の一環として、CiscoWorks デーモン マネージャがシャットダウンされ、再起動されます。データの損失を避けるため、重要なタスクが実行中でないことを確認してください。

ログ ファイルを管理するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 新しい場所に十分なディスク容量があることを確認します。

ステップ 2 コマンドラインで、適切な権限があることを確認します。

ステップ 3 次のように入力して、すべてのプロセスを停止します。

net stop crmdmgtd

ステップ 4 次のように入力して、ログ メンテナンスを実行します。

NMSROOT \bin\perl NMSROOT \cgi-bin\admin\logBackup.pl [-force][-dir destination directory ]

ここで、 NMSROOT は CiscoWorks インストール ディレクトリです。 -force はログ ファイルのサイズに関わらずバックアップの実行を指定し、 -dir は宛先ディレクトリの完全パスを指定します。


) 問題がある場合、プログラムはエラー メッセージで終了し、ログ ファイルは更新されません。


ステップ 5 次の場所でログ ファイルの内容を調べて、手順が成功したことを確認します。

NMSROOT \log\

利用率がサイズの 90% に達したログ ファイルだけがバックアップされ、元のログ ファイルは空になります。

ステップ 6 次のように入力して、システムを再起動します。

net start crmdmgtd

ステップ 7 Admin > Server Configuration > Log File Status を選択して、ログの変更を表示します。


 

データ管理タスクの実行

現在のデータベースが破損した場合や使用できなくなった場合に備えて、データベースのバックアップを確保しておくため、ストレージ管理タスクを定期的に実行してください( 表 5-3 を参照)。データベースのバックアップ方針を立てる際は、次のガイドラインを考慮してください。

バックアップ ディレクトリに保存されたファイルのサイズを調べます。バックアップ ディレクトリに保存されたファイルには、追加のディスク容量が必要なものがある場合もあります。

データベース ファイルは、 表 5-2 に示すバックアップ ディレクトリ構造を使用して保存されます。

形式: /generation_number/suite/directory/filename

例: /1/cmf/database/cmf.db

 

表 5-2 バックアップ ディレクトリ構造

変数
説明
使用上の注意

generation_number

バックアップの数を示します。

たとえば、1、2、および 3 の場合、3 が最新のデータベース バックアップになります。

suite

アプリケーションまたはスイートを表します。

CiscoWorks Server スイートは cmf です。rme や ani など、その他のオプションのスイートもサポートされています。

directory

何を保存しているかを示します。

ディレクトリには、データベースおよびスイート アプリケーションが含まれます。

filename

バックアップされているファイルの名前です。

ファイルには、データベース ファイル(.db)、ログ ファイル(.log)、バージョン ファイル(DbVersion.txt)、明示的ファイル(.tx)、tar ファイル(.tar)、
およびデータ ファイル
(datafiles.txt)が含まれます。

CiscoWorks Server データベース ファイルに使用されるスイート名は cmf です。 cmf データベースには、CiscoWorks Server アプリケーションのデータ バックアップが含まれています。その他のスイートのデータ管理タスク( 表 5-3 を参照)もサポートされています。

 

表 5-3 データ管理タスク

タスク
機能
操作

データベースのバックアップ

現在のデータベースが破損した場合や使用できなくなった場合に備えてバックアップを確保しておくため、データベースのバックアップを実行します。

次のメニューを選択します。

Admin > Server Configuration > Database Management > Back Up Data Now

定期的なバックアップのスケジューリング

現在のデータベースが破損した場合や使用できなくなった場合に備えて最新のバックアップを確保しておくため、定期的にデータベース バックアップを実行します。

次のメニューを選択します。

Admin > Server Configuration > Database Management > Schedule Backup

データベースの復元

破損したデータベースを、前にバックアップしたコピーに置き換えます。

コマンド プロンプトからスクリプトを実行します。手順については、
Database Management のオンライン ヘルプを参照してください。

データベース パスワードの変更

セキュリティのためデータベース パスワードを変更します。

コマンド プロンプトからスーパーユーザとして実行する必要があります。手順については、
Database Management のオンライン ヘルプを参照してください。

データのバックアップ

Back Up Data Now オプションを使用すると、次に予定されているバックアップを待たず、必要なときにデータをバックアップできます。ターゲットの場所は、CiscoWorks がインストールされている場所とは別のハード ディスクまたはパーティションにすることをお勧めします。データベース オプションは、現在のバージョン内でだけ機能します。その他のバージョンはサポートされていません。

Back Up Data Now オプションでは WhatsUp Gold データはバックアップされません。

WhatsUp Gold データをバックアップするには、Ipswitch Knowledge Base の「WhatsUp Gold - What to Backup」の手順に従ってください。

この手順にアクセスするには、次の手順を実行します。


ステップ 1 http://www.ipswitch.com に移動します。

ステップ 2 Knowledge Base タブを選択します。

Ipswitch Search Page が表示されます。

ステップ 3 トピック WhatsUp Gold - What to backup を検索します。


 

『WhatsUp Gold User's Guide』も参照してください(CiscoWorks SNMS サーバから、 Start > Programs > WhatsUp > WhatsUp Gold Documentation を選択します)。


) バックアップを開始するには、ターゲットの場所に十分な記憶域が必要です。


データをバックアップするには、次の手順を実行します。


ステップ 1 Admin > Server Configuration > Database Management > Back Up Data Now を選択します。

Back Up Data Now ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 2 ターゲット ディレクトリのパス名を入力します。

ステップ 3 バックアップを開始するには、 Finish をクリックします。

このプロセスは、完了までに時間がかかる場合があります。


 

バックアップのスケジューリング

このオプションを使用すると、自動データベース バックアップのスケジュールを作成できます。データベース オプションは、現在のバージョン内でだけ機能します。その他のバージョンはサポートされていません。ご使用のプラットフォームのアップグレード手順に従ってデータベース情報を保存します。

バックアップのスケジュールを作成するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 Admin > Server Configuration > Database Management > Schedule Backup を選択します。

Set Backup Schedule ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 2 次の情報を入力します。

a. Backup Directory:バックアップ ディレクトリの場所。ターゲットの場所は、CiscoWorks がインストールされている場所とは別のパーティションにすることをお勧めします。

b. Generations:保持するデータベース バックアップ コピーの数。システムは指定された数のコピーだけを保持します。

c. Time:ドロップダウン リストから、バックアップを実行する時間を選択します。24 時間形式を使用します。

d. Frequency:バックアップするスケジュールを選択します(日次、週次、月次)。

ステップ 3 Finish をクリックします。

Schedule Backup メッセージによってスケジュールが確認され、バックアップ ログ ファイルの場所が示されます。


 

データの復元

コマンドラインからスクリプトを実行することによって、データベースを復元できます。データベース オプションは、現在のバージョンでだけ機能します。その他のバージョンはサポートされていません。データベース情報を保存するには、ご使用のプラットフォームのアップグレード手順を実行します。

データの復元中に、CiscoWorks がシャットダウンされ、再起動されます。データの復元中は重要なタスクを実行しないでください。実行した場合、そのタスクのデータが失われる可能性があります。


注意 バックアップからデータベースを復元すると、データベースが完全にバックアップ バージョンに置換されます。

データを復元するには、次の手順を実行します。

コマンドラインで、適切な権限があることを確認します。


ステップ 1 次のように入力して、すべてのプロセスを停止します。

net stop crmdmgtd
 

ステップ 2 次のように入力して、データベースを復元します。

NMSROOT\bin\perl NMSROOT\bin\restorebackup.pl [-force] [-s suite][-gen generationNumber] -d backup directory
 

NMSROOT は CiscoWorks インストール ディレクトリです。コマンド オプションの説明については、前の項を参照してください。

ステップ 3 最新のバージョンを復元するには、次のコマンドを入力します。

NMSROOT\bin\restorebackup.pl -d drive:\var\backup\
 

ステップ 4 次のように入力して、この場所にあるログ ファイルを調べ、データベースが復元されたことを確認します。

NMSROOT\log\restorebackup.log
 

ステップ 5 次のように入力して、システムを再起動します。

net start crmdmgtd


 

バックエンド プロセスの管理

CiscoWorks アプリケーションは、バックエンド プロセスを使用してアプリケーション固有のアクティビティまたはジョブを管理します。プロセス管理ツールを使用すると、これらのバックエンド プロセスを管理して CiscoWorks Server の最適化やトラブルシューティングを実行できます( 表 5-4 を参照してください)。

CiscoWorks Server プロセスについては、オンライン ヘルプのプロセスの説明表を参照してください。スイート固有のプロセスについては、該当するユーザ ガイドを参照してください。

 

表 5-4 プロセス管理タスク

タスク
機能
操作

プロセスの開始

固有のプロセスを再開し、メッセージを表示します。

Running normally

次のメニューを選択します。
Admin > Server Configuration > Process Management > Start Process

プロセスの停止

プロセスを停止し、メッセージを表示します。

Administrator has shut down this server

次のメニューを選択します。
Admin > Server Configuration > Process Management > Stop Process

プロセスの表示

状態、ID、その他のデータなど、プロセス情報を表示します。

次のメニューを選択します。
Admin > Server Configuration > Process Management > Process Status

プロセスの失敗の表示

失敗したプロセス、失敗の情報、および失敗した時間を表示します。

次のメニューを選択します。
Admin > Server Configuration > Diagnostics > Process Failures

ジョブとリソースの管理

ジョブ管理は、CiscoWorks にジョブ、リソース、イベント通知サービスを提供します。ジョブ管理を使用すると、ジョブのブラウズ、リソースのリリース、およびジョブの停止と削除を実行できます( 表 5-5 を参照してください)。

 

表 5-5 ジョブ管理タスク

タスク
機能
操作

スケジューリングされたジョブのキャンセル

ジョブの実行を停止しますが、ジョブ自体はジョブ管理に残しておきます。

次のメニューを選択します。
Admin > Server Configuration > Job Management

次に、Stop Job を選択します。

ジョブの削除

ジョブをジョブ管理から削除します。

次のメニューを選択します。
Admin > Server Configuration > Job Management

次に、Remove Job を選択します。

身元不明のリソースのロック解除

システムの障害によって意図せずロックされたリソースを解放します。

Free Resource を使用するのは、ほかのオプションがない場合に限ります。

次のメニューを選択します。
Admin > Server Configuration > Job Management

次に、Free Resource を選択します。

ネットワーク イベントの管理

イベントを管理するための CiscoWorks サービスは 2 つあり、どちらのサービスを使用するかはアプリケーションによって異なります。サービスは次のとおりです。

「Event Distribution Service(EDS)」

「Event Services Software(ESS)」

「フィルタの作成」

Event Distribution Service(EDS)

EDS を使用すると、イベント ソースとイベント利用者を管理できます。イベント ソースはネットワーク イベントを作成し、イベント利用者はイベントを受信します( 表 5-6 を参照してください)。

 

表 5-6 Event Distribution Service タスク

タスク
機能
操作

デバッグまたはトレース メッセージ生成のイネーブル化またはディセーブル化

問題を診断します。

次のメニューを選択します。
Admin > Server Configuration > Event Management > Event Channel Admin

次に、Debug を選択します。

個々のサービスの構成

キュー パラメータなど、イベント ソース サービスまたはイベント利用者サービスのセットアップとコンフィギュレーションをイネーブルにします。

次のメニューを選択します。
Admin > Server Configuration > Event Management > Event Channel Admin

次に、Configure を選択します。

イベント フィルタと一般利用者との関連付け。

フィルタを使用して、各一般利用者にどのイベントを渡すかを指定できるようにします。

次のメニューを選択します。
Admin > Server Configuration > Event Management > Event Consumer Admin

イベント ソースとイベント利用者の全内部データ キューのパフォーマンス統計の表示

EDS で実行された作業を表示します。これらの統計から、イベントが失われているかどうかと、キューの容量を設定する際の最高点がわかります。

次のメニューを選択します。
Admin > Server Configuration > Event Management > Event Channel Admin

次に、Performance を選択します。

EDS およびイベント ログから受信したイベントの表示

ネットワークの監視またはトラブルシューティングを実行します。

管理者として、次のように入力します。

NMSROOT \bin\eds -display

フィルタの作成

Named Filter ウィンドウを使用して、永続的なイベント フィルタを作成できます。これらのフィルタは、EventToTrap サービスがどのイベントを受信するかを決定するため、Event Distribution Service 利用者によって使用されます。イベントがトラップに変換された後、トラップは宛先ホスト名およびポートによってネットワーク管理ステーションに転送されます。

フィルタを作成するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 正しい権限を持っていることを確認します。

ステップ 2 Named Filter ダイアログボックスを開きます。

NMSROOT\CSCOpx\bin\eds -filter
 

ここで、 NMSROOT はデフォルトのインストール ディレクトリ、CSCOpx はターゲット ディレクトリです。Named Filter ウィンドウが表示されます。

ステップ 3 このウィンドウでは、次のことを実行できます。

フィルタの追加

フィルタの削除

既存のフィルタの変更

ステップ 4 必要なタスクを完了し、Named Filter ウィンドウを閉じます。


 

イベント フィルタの追加

イベント フィルタを追加するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 Named Filter ウィンドウを開きます。

ステップ 2 Named Filter ウィンドウで File > New を選択します。

New Filter ウィンドウが表示されます。

ステップ 3 フィルタの名前と説明を入力します。

ステップ 4 フィルタ オプションを選択します。

Add generic events

New Filter ウィンドウのリストにイベントが追加されます。

Add registered events

Add Registered Events ウィンドウが表示されます。

イベント カテゴリ、問題の説明、および重大度を選択し、一致するイベントを選択してこのフィルタに追加します。

ステップ 5 OK をクリックします。


 

イベント フィルタの削除

イベント フィルタを削除するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 Named Filter ウィンドウを開きます。

ステップ 2 リストからフィルタ名を選択します。

ステップ 3 Named Filter ウィンドウで Edit > Delete を選択します。

選択したフィルタが削除されます。


 

イベント フィルタの変更

イベント フィルタを変更するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 Named Filter ウィンドウを開きます。

ステップ 2 リストからフィルタ名を選択します。

ステップ 3 Named Filter ウィンドウで File > Open を選択します。

Open Filter ウィンドウが表示されます。

ステップ 4 必要に応じてフィルタを変更します。

ステップ 5 OK をクリックしてフィルタへの変更を保存します。


 

Event Services Software(ESS)

Event Services Software(ESS)は、さまざまな CiscoWorks プロセスが、ネットワーク化された分散環境で他のプロセスにメッセージをブロードキャストする方法を提供します。ESS は、各プロセスがメッセージをブロードキャストし、その他のプロセスがメッセージを選択してサブスクライブする publish and subscribe モデルを使用します。

このモデルでは、各プロセスがトピックのホストにサブスクライブし、その他のプロセスは、メッセージを取得するプロセスが必要になると、それらのトピックのいずれかにメッセージを発行します。

たとえば、プロセス 1 がトピック a、b、および c にサブスクライブしている場合、その他のプロセスはトピック a、b、または c でプロセス 1 用のメッセージを発行します。