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ホストおよびルータ上のサービ ス ポイントの設定
ホストおよびルータ上のサービス ポイントの設定
発行日;2012/01/10 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 767KB) | フィードバック

目次

ホストおよびルータ上のサービス ポイントの設定

VTAM 定義のコンフィギュレーションに関する注意

XCA 定義の設定

SWNET 定義の設定

ルータ定義のコンフィギュレーションに関する注意

VDLC を使用してサービス ポイント接続を取得

ホストおよびルータ上のサービス ポイントの設定

この付録では、VTAM 定義およびルータ定義を、SNA サービス ポイントをサポートするように設定する方法について詳細に説明します。ルータからホストへのサービス ポイント接続を確立する場合は、次の 2 つの事項について考慮する必要があります。

ホストに接続する。この接続は、MAC アドレスを使用して、IBM 3745 フロントエンド プロセッサ(FEP)、または CIP カード上の CSNA 接続から行われます。ここで取り上げる例では、CIP 上の CSNA を使用します。

サービス ポイント定義を使用してルータをスイッチド PU として設定し、イネーブルにする。

取り上げる項目は次のとおりです。

「VTAM 定義のコンフィギュレーションに関する注意」

「ルータ定義のコンフィギュレーションに関する注意」

VTAM 定義のコンフィギュレーションに関する注意

VTAM コンフィギュレーションの例と対応するルータ コンフィギュレーションを図 A-1 に示します。CIP CSNA 接続をホスト向けに使用している場合は、外部通信アダプタ(XCA)の定義が必要です(ファイル XCANSP)。VTAM(ファイル CWBTRN001)の SWNET 定義を使用して、ルータをホスト上のスイッチド PU として定義します。

図 A-1 サービス ポイントに対する VTAM およびルータのコンフィギュレーションの例

 

図 A-1 で定義したコンフィギュレーションに対応するネットワーク アーキテクチャの例を図 A-2 に示します。スイッチド PU(SNA サービス ポイント)ルータ 8 台(IBURMT01 ~ 08)は、ホストへの SNA 接続を確立する手段として DLSw プロトコルを使用しています。

図 A-2 ネットワーク コンフィギュレーションの例

 

XCA 定義の設定

CIP CSNA 接続をホスト向けに使用している場合は、外部通信アダプタ(XCA)の定義が必要です(ファイル XCANSP)。図 A-1 に示した例の XCA 定義では、次の引数を使用しています。

 

コマンド
説明
ADAPNO=8

アダプタ番号。CIP ルータ上で定義された MAC アドレスを含みます。

CUADDR=4C8A

デバイスまたはサブチャネルのアドレス。ホストの MVS システムまたは VTAM プログラマから取得されます。

SAPADDR=04

SAP アドレス。スイッチド PU ルータ コンフィギュレーション内では後で RSAP アドレスと呼ばれます(通常はホスト SAP アドレス 04 を使用します)。

SWNET 定義の設定

SWNET 定義(ファイル CWBTRN001)を使用して、ルータをホスト上のスイッチド PU として定義します。専用線によって接続され、回線の他端が常に分かっている PU とは異なり、スイッチド PU はネットワークの多数の場所に接続できます。サービス ポイント接続を確立する各ルータを、PU タイプ 2 として SWNET 定義ファイルに定義する必要があります。

図 A-1 に示した SWNET 定義では、次の引数を使用しています。

 

コマンド
説明
IBURMT01

ルータの PU タイプ 2 サービス ポイント名。スイッチド PU 接続を確立するのに使用されます。

IDBLK=05D, IDNUM=88801

この 2 つの引数で XID 番号が構成され、スイッチド PU ルータ コンフィギュレーションで使用されます。XID 番号はネットワーク全体にわたって一意である必要があります。この番号によって、ネットワークのどこに接続していても PU が識別されます。

ルータ定義のコンフィギュレーションに関する注意

図 A-1 に、ルータ コンフィギュレーションの例と対応する VTAM コンフィギュレーションが示されています。Neuse ルータ上の次の CIP CSNA 定義によって、ホストへのアクセスが提供されます。

 

コマンド
説明
interface channel 4/1

ルータ上にインストールされた CIP カードの物理的な位置。スロット 4 、ポート 1 です。

csna E010 8A

ホストが接続される ESCON ディレクタ ポート番号( E0 )。 1 は LPAR 番号、 0 は制御ユニットの論理アドレス、 8A はデバイスまたはサブチャネルのアドレスです。

interface channel 4/2

CIP カード ポート 2。ここで仮想定義がすべて設定されます。

lan TokenRing 0 adapter 8

トークンリング カード( lan TokenRing 0 )が仮想定義され、仮想デバイス( adapter 8 )を持ちます。仮想デバイスは、CIP カード上に仮想定義された MAC アドレス( 4000.8888.000 )を持ちます。

VDLC を使用してサービス ポイント接続を取得

ここでは、仮想データリンク制御(VDLC)を使用して、ホスト向けのサービス ポイント接続を取得する方法について説明します。SNA サービス ポイントを設定して VDLC を使用するためには、SNA VDLC インターフェイスを作成してください。

SNA VDLC インターフェイスは、仮想トークンリング上に常駐する仮想トークンリング デバイスという概念を使用して、ネットワーク全体の上流ホストおよび下流 PU に対して Cisco IOS ソフトウェアを表します。

上流ホストおよび下流 PU は、それぞれのピアがトークンリング上にあると予測します。したがって、仮想トークンリング アドレス(SNA VDLC 仮想 MAC アドレス)を SNA VDLC インターフェイスに割り当てる必要があります。SNA 仮想 MAC アドレスは、ネットワーク全体にわたって一意である必要があります。

SNA VDLC 仮想 MAC アドレスの割り当て以外に、SNA 仮想 MAC アドレスが関連付けられているソースルート ブリッジング仮想リング番号を識別する必要があります。

ソースルート ブリッジング仮想リング番号は、 source-bridge ring-group コマンドを使用して設定されます。SNA 仮想 MAC アドレスとソースルート ブリッジング仮想リング番号の組み合わせで、DLSw+ ネットワークのそれ以外の部分に対する SNA VDLC インターフェイスを識別します。

図 A-1 に、IBURMT01 ルータ コンフィギュレーションで使用される次のコマンドの例が示されています。

 

コマンド
説明
source-bridge ring-group 100

仮想定義されたソースブリッジ リンググループ番号。SNA VDLC インターフェイスをルータ IBURMT01 ~ 08 の DLSw ネットワークに結び付けています。

dlsw local-peer peer-id 171.68.104.36 group 1

IBURTM01 ルータに対する DLSw 文です。

sna vdlc 100 0888.8888.8801

ソースブリッジ リンググループ 100 上の仮想 MAC アドレスです。

sna vdlc enable-host lsap 12

ローカル SAP をイネーブルにするコマンドです。リモート ホストから VDLC 経由の着信接続の試みを受け付けることができます。

sna host IBURMT01 xid-snd 05d88801 rmac 4000.8888.0000 rsap 4 lsap 12 focalpoint

sna host コマンドは次の引数を使用します。

IBURMT01 はルータの PU(サービス ポイント)名で、SWNET メジャー ノード定義ファイル CWBTRN01 に対する VTAM 例に指定されています。

xid-snd 05d88801 は、接続の確立中にホストに送られる XID です(これは、SWNET メジャー ノード定義ファイル CWBTRN01 用の VTAM 例の中の IDBLK 番号および IDNUM 番号です)。

rmac 4000.8888.0000 は、リモート ホスト PU の MAC アドレスです。これは、図 A-2 で Neuse という名前の CIP ルータ上で定義された仮想 MAC アドレスです。

rsap 4 は、リモート ホスト PU の SAP アドレスです。これは、XCA メジャー ノード向けの VTAM 例で定義されています(ファイル XCANSP)。

lsap 12 は、リモート ホストとの接続を確立するために SNA サービス ポイントが使用するローカル SAP アドレスです。

focalpoint は、ホスト リンクが制御点サポートに使用されるように指定します。

sna vdlc start IBURMT01

VDLC を使用して IBURMT01 からホストへの接続を開始する文です。

snmp-server community public RO

SNMP プロトコル用の読み取り専用アクセスで、MIB オブジェクトを取得するために使用されます。

snmp-server community private RW

SNMP プロトコル用の読み書きアクセスで、MIB オブジェクトを取得して変更するために使用されます。


rsap および lsap アドレスには、異なる SAP を使用してください。通常はホスト用に rsap 04、ルータ SAP 用に lsap 12 を使用します。これがデフォルト値です。SNMP 文を使用して IPM 発信元を設定してください。