Internetwork Performance Monitor インストレーション ガイド Software Release 2.6
NSPECHOのインストールと SNA 応答時間の測定
NSPECHOのインストールと SNA 応答時間の測定
発行日;2012/01/10 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 767KB) | フィードバック

目次

NSPECHOのインストールと SNA 応答時間の測定

システム ソフトウェアの確認

NSPECHO ファイルを IBM OS/2 システムからアップロード

NSPECHO ファイルを IBM OS/2 が動作していないシステムからアップロード

NSPECHO データ セットを区分データ セットに変換

ファイルをシステム ライブラリにコピー

VTAM を NSPECHO 用に設定

IPM 始動プロシージャを PROCLIB に追加

NSPECHO メインフレーム ホスト アプリケーションを定義

ルータの PU と LU を定義

メインフレームとルータ間のリンクの設定

インストールした VTAM とルータの調整

VTAM 接続の設定

ルータの設定

ルータの設定とネットワークへの接続

ルータ名の指定

SNA サービス ポイント サポートの設定

ルータ コンフィギュレーションの例

ローカル リングを通したトークンリング インターフェイス向けの基本コンフィギュレーション

CMCC 上に RSRB を持つ DSPU 向けのコンフィギュレーション

ループバック付き RSRB 向けのコンフィギュレーション

仮想データリンク制御を使用する DLSw+ 向けのコンフィギュレーション

ルータ コンフィギュレーション情報と VTAM コンフィギュレーション情報の関係付け

ルータのメインフレーム接続の確認

ルータ接続を NetView から確認

ルータ接続を VTAM から確認

NSPECHOのインストールと SNA 応答時間の測定

IPM には Cisco NSPECHO アプリケーションが含まれており、SNA ホストとルータ間の応答時間を測定することができます。NSPECHO は、IBM OS/390 オペレーティング システムが動作しているメインフレーム システム用に設計されています。NSPECHO はディスクで提供され、インストール時に System Modification Program Extended(SMP/E)は必要ありません。

この章では、NSPECHO アプリケーションのインストール方法を説明します。取り上げる項目は次のとおりです。

「システム ソフトウェアの確認」

「NSPECHO ファイルを IBM OS/2 システムからアップロード」

「NSPECHO データ セットを区分データ セットに変換」

「ファイルをシステム ライブラリにコピー」

「VTAM を NSPECHO 用に設定」

「メインフレームとルータ間のリンクの設定」

システム ソフトウェアの確認

IPM をホスト システムにインストールする前に、システムが IPM のシステム要件を満たしているかどうか確認してください。メインフレーム上で NSPECHO を使用するためには、ホストで次のソフトウェアが動作している必要があります。

OS/390 Version 2.4 以降

VTAM Version 4.4 以降

NSPECHO ファイルを IBM OS/2 システムからアップロード

NSPECHO には、IBM Operating System/2(OS/2)用のインストール ユーティリティが用意されおり、NSPECHO 圧縮ファイルを自動的にアップロードします。この圧縮ファイルは、MVS ホストにバイナリ形式でデータ セットとしてアップロードされます。このデータ セットのレコード形式(RECFM)は固定ブロック(FB)で、レコード サイズ(LRECL)は 80 バイトです。

NSPECHO インストール ユーティリティは SEND コマンドを使用します。このコマンドは、OS/2 上で動作する IBM Communications Manager/2 Release 1.11 以降でサポートされています。

アップロードされるデータ セットに必要な領域は最大 2 シリンダです。


注意 ファイル転送プロトコル(FTP)は、ファイル形式の処理が複雑になる可能性があるので、NSPECHO 圧縮ファイルを MVS ホストへアップロードするためには使用しないことを推奨します。

次に示す手順では、標準の Interactive System Productivity Facility(ISPF)メニュー オプションを指定しています。ISPF メニューをカスタマイズしているサイトでは、オプションが異なる場合があります。

NSPECHO ファイルを OS/2 から MVS ホストに Communications Manager/2 を使用してアップロードするには、次の手順を実行してください。


ステップ 1 3270 エミュレーション セッションを開始し、TSO にログインします。

ステップ 2 次のいずれかを実行します。

すでに TSO Ready プロンプトが表示されている場合は、ステップ 3 に進みます。

ISPF メイン メニューで、Select Option フィールドに 6 を入力し、 Enter キーを押します。

TSO Command Processor パネルが表示されます。

ステップ 3 NSPECHO ディスクをディスク ドライブに挿入します。

ステップ 4 OS/2 コマンド プロンプトに対して、NSPECHO ディスクを挿入したドライブを示す文字を入力し、 Enter キーを押します。

ステップ 5 OS/2 コマンド プロンプトに対して、次に示すように nspuload コマンドを実行して、ファイルをアップロードします。

nspuload local_disk host_session prefix

ここで、

local_diskは、NSPECHO ディスクを挿入したドライブです。

host_session は、ホスト エミュレータ セッション ID です。

prefix はファイル プレフィックスで、システムがプレフィックスを必要とする場合に入力します(NSPECHO のデフォルトのプレフィックスは TSO の ID です)。TSO プロファイルのコマンド プレフィックス オプションがオンになっている場合は、この引数に値を指定しないでください。

ステップ 6 アップロード プロセスが完了したら、NSPECHO ファイルが MVS ホストにアップロードされたかどうか確認します。

ステップ 7 TSO セッションに戻ります。

ステップ 8 ISPF メイン メニューの Select Option フィールドに 3.4 と入力し、 Enter キーを押します。

Data Set List Utility メニューが表示されます。

ステップ 9 DSNAME LEVEL フィールドに userid .nspecho* と入力し、 Enter キーを押します(userid は TSO の ID またはシステム プレフィックスです)。

DSLIST パネルのリストに、次の NSPECHO データ セットが表示されるはずです。

userid.NSPECHOL.SEQ

userid.NSPECHOS.SEQ


 

NSPECHO ファイルを IBM OS/2 が動作していないシステムからアップロード

OS/2 から Communications Manager/2 を使用してインストールする場合以外は、TN3270 エミュレーション パッケージと一緒に提供されるアップロード ユーティリティを使用して、NSPECHO ファイルが所定のファイル形式(FB、バイナリ、LRECL=80)でアップロードされるようにします。

NSPECHO ファイルは、このファイル形式でアップロードされることが必要で、NSPECHO のインストール中にこの形式のファイルがパーティション データ セットに変換されます。

NSPECHO データ セットを区分データ セットに変換

NSPECHO データ セットを MVS ホストにアップロードした後、それを区分データ セットに変換する必要があります。

NSPECHO データ セットを区分データ セットに変換するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 DSLIST パネルで、カーソルを最初のデータ セット(NSPECHOL.SEQ)の左側の Command カラムに置きます。

ステップ 2 receive inds (/) と入力して、 Enter キーを押します。

ステップ 3 プロンプトが表示されたら、 Enter キーを押します。

区分データ セットが作成されます。

Receive コマンドが終了したら、データ セットの左側の Command カラムに S と入力して、データ セットの詳細を表示します。データ セットの詳細を見て、データ セットが MVS にレコード形式 F または FB およびレコード サイズ 80 でアップロードされていることを確認します。

この値が正しければ、データ セットの左側の Command カラムに B と入力して、NSPECHO データ セットの内容に目を通します。データは多少のずれがあるものの読めるはずです。データが読めない場合は、データ セットが ASCII 形式または CRLF 形式でアップロードされている可能性があります。

この形式が使用されている場合は、「NSPECHO ファイルを IBM OS/2 システムからアップロード」に説明されているアップロード手順をもう一度実行して、正しい形式が使用されるようにしてください。

ステップ 4 Tab キーを押して次のファイル(NSPECHOS.SEQ)に移り、 receive inds (/) と入力して Enter キーを押します。

ステップ 5 プロンプトが表示されたら、 Enter キーを押します。

ステップ 6 2 つの NSPECHO データ セットを区分データ セットに変換し終えたら、 F3 キーを押して Data Set List Utility に戻り、 Enter キーを押します。

DSLIST パネルにリフレッシュされたデータ セット リストが表示されます。

元の 2 つのデータ セットに加えて、リストには新たに userid.NSPV1R2.NSPRLOAD と userid.NSPV1R2.NSPRSAMP の 2 つのデータ セットが含まれているはずです。


 

ファイルをシステム ライブラリにコピー

システム プログラマに依頼して、IPM のロード モジュールとプロシージャを適切なライブラリに移動し、サンプル コンフィギュレーション ファイルを使用して、VTAM を設定してもらってください。


ステップ 1 NSPECHO を prefix.NSPV1R2.NSPRLOAD データ セットからシステムの LOADLIB ライブラリにコピーします。

ステップ 2 NSPIPM を prefix.NSPV1R2.NSPRSAMP データ セットからシステムの PROCLIB ライブラリにコピーし、STEPLIB DD ステートメントの DSN をシステムの LOADLIB ライブラリ名に変更します。「IPM 始動プロシージャを PROCLIB に追加」を参照してください。

ステップ 3 NSPAPPL メンバーを prefix.NSPV1R2.NSPRSAMP データ セットからシステムの VTAMLST ライブラリにコピーします。「NSPECHO メインフレーム ホスト アプリケーションを定義」を参照してください。

ステップ 4 NSPSWNET メンバーを prefix.NSPV1R2.NSPRSAMP データ セットから VTAMLST ライブラリにコピーします。「ルータの PU と LU を定義」を参照してください。


 

VTAM を NSPECHO 用に設定

NSPECHO を使用して SNA 応答時間を測定する前に、次の作業を完了する必要があります。

「IPM 始動プロシージャを PROCLIB に追加」

「NSPECHO メインフレーム ホスト アプリケーションを定義」

「ルータの PU と LU を定義」

IPM 始動プロシージャを PROCLIB に追加

サンプル始動プロシージャ(NSPIPM)は prefix.NSPV1R2.NSPRSAMP データ セットに入っています。このプロシージャを使用する環境に合うようにカスタマイズし、PROCLIB データ セットに入れる必要があります。


) カラム 72 の X は継続文字です。


サンプル プロシージャのテキストは次のとおりです。

//NSPIPM PROC TRACE=NO,TEST=NO
//*
//*
//* DOC: JOB TO RUN NSP VTAM ECHO PROGRAM.
//*
//NSPIPM EXEC PGM=NSPECHO,REGION=4M,TIME=10,
// PARM=(‘APPLID=NSPECHO’, X
// ‘TIMEZONE=MVS’, X
// ‘SERVERID=SERVER1’, X
// ‘TRACE=&TRACE’, X
// ‘TEST=&TEST’)
//STEPLIB DD DSN=prefix.NSPECHO.LOAD,DISP=SHR
//SYSLST DD SYSOUT=*
//SYSUDUMP DD SYSOUT=*

NSPECHO メインフレーム ホスト アプリケーションを定義

VTAMLST データ セットに次の定義を追加します。サンプルが prefix.NSPV1R2.NSPRSAMP データ セット内の NSPAPPL ファイルにあります。

NSPRAPPL VBUILD TYPE=APPL
NSPECHO APPL

ルータの PU と LU を定義

IPM を使用してネットワークの SNA 応答時間を測定する前に、メインフレームとルータ間に通信用リンクを確立する必要があります。このリンクを確立するには、ネットワークのメインフレーム側とルータ側の両方で設定を行う必要があります。メインフレームとルータ間のリンクの設定には、次の作業が含まれます。

メインフレーム上で各ルータ向けの VTAM PU を定義する。

ルータ上で SNA サービス ポイント サポートを設定する。

VTAM PU 定義は、MVS ホストとルータ間のパフォーマンスを測定するルータごとに与える必要があります。

詳細については、「メインフレームとルータ間のリンクの設定」を参照してください。

メインフレームとルータ間のリンクの設定

IPM を使用してネットワークの SNA 応答時間を測定する前に、メインフレームとルータ間に通信用リンクを確立する必要があります。ここでは、メインフレーム ホストとルータ間にリンクを設定する手順を詳細に説明します。取り上げる項目は次のとおりです。

「インストールした VTAM とルータの調整」

「VTAM 接続の設定」

「ルータの設定」

「ルータ コンフィギュレーション情報と VTAM コンフィギュレーション情報の関係付け」

「ルータのメインフレーム接続の確認」

詳細については、 付録A「ホストおよびルータ上のサービス ポイントの設定」 を参照してください。メインフレームとルータ間のリンクを定義するためのネットワーク コンフィギュレーションの例と図が示されています。

インストールした VTAM とルータの調整

ここでは、ネットワーク エンジニアとシステム プログラマが、IPM および NSPECHO プログラムと一緒に使用するネットワーク デバイスを正しく設定するために必要な情報を説明します。ルータ コンフィギュレーションとメインフレーム上の VTAM PU 定義が相互に関係している状況についても説明します。

メインフレームとルータ間のリンクが間違いなく設定されるようにするために、ネットワーク エンジニアは、メインフレーム上でルータの VTAM 接続を設定する責任がある MVS システム プログラマと調整を行いながら、ルータ コンフィギュレーションをセットアップする必要があります。

ネットワーク エンジニアの作業:すでに SNA サービス ポイント サポートをルータ上に設定している場合は、ルータ上でコンフィギュレーションを追加する必要はありません。

システム プログラマの作業:VTAM PU 定義は、MVS ホストとルータ間のパフォーマンスを測定するルータごとに与える必要があります。

VTAM 接続の設定

IPM を使用して MVS ホストとルータ間のパフォーマンスを測定する前に、ルータを VTAM ホストに、システム サービス制御点と物理ユニット間(SSCP-to-PU)のセッションを通して接続する必要があります。この接続は、VTAM コンフィギュレーション ファイル内に各ルータ向けの PU と関連する LU を定義することによって確立されます。

PU と LU を定義するには、各ルータ向けの VTAM コンフィギュレーション ファイルに次ページの例に示すような行を追加します。各ルータに対するSERVICE_POINT_NAME引数、idblock number引数、およびid number引数に値を指定します。この引数は、ルータのコンフィギュレーションで指定された値に対応していることが必要です。

VTAM における PU 定義の例を次に示します。

SWDRTRS VBUILD TYPE=SWNET
SERVICE_POINT_NAME PU ADDR=01, X
PUTYPE=2, X
IDBLK=idblock number, X
IDNUM=id number, X
DISCNT=(NO), X
ISTATUS=ACTIVE, X
MAXDATA=521, X
IRETRY=YES, X
MAXOUT=7, X
PASSLIM=5, X
MAXPATH=4
LU1_NAME LU LOCADDR=02
LU2_NAME LU LOCADDR=03
LU3_NAME LU LOCADDR=04
LU4_NAME LU LOCADDR=05
LU5_NAME LU LOCADDR=06
LU6_NAME LU LOCADDR=07
LU7_NAME LU LOCADDR=08
LU8_NAME LU LOCADDR=09
LU9_NAME LU LOCADDR=10
LU10_NAME LU LOCADDR=11
 

VTAM の各引数の説明を 表 6-1 に示します。この引数とルータ コンフィギュレーションが対応する状況の詳細については、「ルータ コンフィギュレーション情報と VTAM コンフィギュレーション情報の関係付け」を参照してください。


) PU 種別、ID ブロック、ID 番号、および LU の定義が VTAM 定義例の中で最も重要な引数です。ほかの引数は例として与えられているだけで、必要ありません。


 

表 6-1 VTAM コンフィギュレーション ファイルの引数の定義

引数
説明

service_point_name

ルータのサービス ポイント名(1 ~ 8 文字)

idblock number

接続を確立するときにホストに送信される識別番号。 idblock number は、ルータ交換 ID(XID)番号の最初の 16 進数 3 桁に対応します。ルータには 05D を指定することを推奨します。

id number

ルータを識別する固有番号。 id number は、ルータの XID 番号の末尾の 16 進 5 桁に対応します。

ルータの設定

各ルータ向けの VTAM 接続の設定に加えて、ルータを、IPM との通信をサポートするように設定することも必要です。ルータが正しく設定されるように、次の作業を実行します。これらの作業では、IPM を使用してホストとの間でパフォーマンスを測定するルータをそれぞれ準備します。

「ルータの設定とネットワークへの接続」

「ルータ名の指定」

「SNA サービス ポイント サポートの設定」

ルータの設定とネットワークへの接続

ルータのセットアップは、必ずルータに添付されているマニュアルの指示に従って行ってください。ルータが設定されネットワークに接続されているかどうか確認してください。

Cisco ルータの設定と接続の詳細については、「このマニュアルについて」「製品マニュアル」の項、またはシスコのルータに関するほかのマニュアルを参照してください。

ルータ名の指定

各ルータのコンフィギュレーション ファイル内で hostname コマンドを使用し、ルータのルータ名を指定します。

ルータの名前を指定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

hostname name
 

ルータとその VTAM 定義の間の相互関係を単純化するために、 hostname コマンドでルータに指定した名前を VTAM 定義でも使用することを推奨します。

このコマンドの使用法の詳細については、『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Configuration Guide 』を参照してください。

SNA サービス ポイント サポートの設定

SNA サービス ポイント サポートをルータ上に設定するには、Cisco IOS ソフトウェアの sna host コマンドをルータのコンフィギュレーション ファイルに追加する必要があります。追加する具体的なコマンドは、確立する接続の種類によって決まります。

SNA サービス ポイント サポートの設定方法、および使用するインターフェイスの種類に対応する Cisco IOS ソフトウェア コマンドの詳細については、『 Cisco IOS Bridging and IBM Networking Configuration Guide 』および『Command Reference』を参照してください。

SNA サービス ポイント サポートをイーサネット接続用およびトークンリング接続用に定義するための基本的な手順を次に示します。ここでも、実際に使用するコマンドは、確立する接続の種類によって決まります。具体的なコンフィギュレーションの例については、「ルータ コンフィギュレーションの例」を参照してください。

SNA サービス ポイント サポートを設定するには、次の手順を実行してください。


ステップ 1 sna host コマンドを使用して、グローバル コンフィギュレーション モードで SNA ホストへのリンクを定義します。

トークンリング、イーサネット、FDDI、RSRB、または仮想データリンク制御(VDLC)接続用の sna host コマンドの構文例を次に示します。

sna host host-name xid-snd xid rmac remote-mac rsap remote-sap lsap local-sap focalpoint
 

ステップ 2 インターフェイス コンフィギュレーション モードの場合、次のコマンド構文を使用して、インターフェイス上でローカル サービス アクセス ポイント(SAP)をイネーブルにします。

sna enable-host lsap lsap-address
 

ステップ 3 インターフェイス コンフィギュレーション モードの場合、次のコマンド構文を使用して、発信接続を開始します。

sna start host-name


 

上記のコマンドとそのオプションの詳細については、『 Cisco IOS Bridging and IBM Networking Command Reference 』を参照してください。

ルータ コンフィギュレーションの例

ここでは、ルータ コンフィギュレーション ファイルにおける SNA サービス ポイントのコンフィギュレーションについて、次の例を示します。

ローカル リングを通したトークンリング インターフェイス向けの基本コンフィギュレーション

CMCC 上に RSRB を持つ DSPU 向けのコンフィギュレーション

ループバック付き RSRB 向けのコンフィギュレーション

仮想データリンク制御を使用する DLSw+ 向けのコンフィギュレーション

ローカル リングを通したトークンリング インターフェイス向けの基本コンフィギュレーション

ルータのインターフェイスがローカル リングを通してネットワーク デバイス上のトークンリング インターフェイス向けに設定されている場合に、ルータのコンフィギュレーション ファイルに表示される行の例を次に示します。

!
sna host CWBC02 xid-snd 05dcc002 rmac 4001.3745.1088 rsap 4 lsap 4 focalpoint !
interface TokenRing0/1
ip address 172.18.9.129 255.255.255.240
ring-speed 16
sna enable-host lsap 4
sna start CWBC02
!

CMCC 上に RSRB を持つ DSPU 向けのコンフィギュレーション

ルータに Cisco メインフレーム チャネル接続(CMCC)が含まれ、インターフェイスが RSRB 向けに設定されている場合に、ルータのコンフィギュレーション ファイルに表示される行の例を次に示します。

!
dspu rsrb 325 1 900 4000.7000.0001
dspu rsrb enable-host lsap 4
!
dspu host CWBC01 xid-snd 05dcc001 rmac 4000.3333.4444 rsap 4 lsap 4 focalpoint
!
dspu rsrb start CWBC01
!
interface Channel4/1
no ip address
no keepalive
sna C010 C0
!
interface Channel4/2
ip address 172.18.9.145 255.255.255.240
no keepalive
lan TokenRing 0
source-bridge 28 1 900
adapter 4 4000.3333.4444

ループバック付き RSRB 向けのコンフィギュレーション

ルータに RSRB があり、インターフェイスにループバックが設定されている場合に、ルータのコンフィギュレーション ファイルに表示される行の例を次に示します。

!
source-bridge ring-group 600
source-bridge remote-peer 600 tcp 172.18.10.97
source-bridge remote-peer 600 tcp 172.18.10.98
!
sna rsrb 1011 3 600 4000.ffff.00cb
sna rsrb enable-host lsap 4
!
sna host CWBC0B xid-snd 05dcc00b rmac 4001.3745.1089 rsap 4 lsap 4 focalpoint
sna rsrb start CWBC0B
!
interface Loopback0
ip address 172.18.10.97 255.255.255.252
!

仮想データリンク制御を使用する DLSw+ 向けのコンフィギュレーション

ルータが DLSw+ 上で仮想データリンク制御を使用する場合に、ルータのコンフィギュレーション ファイルに表示される行の例を次に示します。

source-bridge ring-group 99
dlsw local-peer peer-id 150.10.16.2
dlsw remote-peer 0 tcp 150.10.16.1
!
sna vdlc 99 4000.4500.01f0
sna vdlc enable-host lsap 12
!
sna host HOST-B xid-snd 065bbbb0 rmac 4000.7000.01f1 rsap 4 lsap 12 focalpoint
!
sna vdlc start HOST-B
!
interface serial 3
description IP connection to dspu7k
ip address 150.10.16.2 255.255.255.0
clockrate 4000000
!

ルータ コンフィギュレーション情報と VTAM コンフィギュレーション情報の関係付け

ルータのサービス ポイント名と XID 番号がルータ コンフィギュレーションと VTAM コンフィギュレーションの両方で正しく対応していることが、ルータと SNA ホスト間にリンクを正常に確立するために必要です。この 2 つのコンフィギュレーションを正しくセットアップするには、ネットワーク エンジニアとシステム プログラマの間の連携が重要です。

ルータに SNA サービス ポイント サポートを設定するために使用する Cisco IOS ソフトウェアの sna host コマンドの形式を次の例に示します。

sna host host_name xid-snd xid rmac remote_mac [rsap rsap_addr]
[lsap local_sap] [focalpoint]
 

ルータ コンフィギュレーション内の host_name xid の値は、次のように VTAM PU 定義に対応しています。

VTAM PU 定義の service_point_number 引数は、ルータの hostname コマンドおよび sna host コマンドの host_name 引数に設定されているルータの名前です。

VTAM PU 定義の idblock number 引数および id number 引数は、 sna host コマンドの xid-snd 引数で xid の値として指定したルータ XID 番号の構成要素です。

たとえば、ルータ XID が 05D00001 である場合は、VTAM PU 定義のidblock number に 05D、id number に 00001 を指定します。 sna host コマンドの xid-snd 引数には値 05D00001 を指定します。

ルータ接続用の VTAM コンフィギュレーション ファイルにホスト名として GLENDUSK 、XID として 05DBB000 を指定していることを次の例に示します。

SWDRTRS VBUILD TYPE=SWNET
 
GLENDUSK
PU
ADDR=01,
PUTYPE=2,
IDBLK=05D,
IDNUM=BB000,
DISCNT=(NO),
ISTATUS=ACTIVE,
MAXDATA=521,
IRETRY=YES,
MAXOUT=7,
PASSLIM=5,
MAXPATH=4
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X

このルータに対するルータ コンフィギュレーション内の sna host コマンドは、次のようになります。

sna host glendusk xid-snd 05dbb000 rmac 4001.3745.1088 rsap 4 lsap 4 focalpoint
 

sna host コマンドの詳細については、『 Cisco IOS Bridging and IBM Networking Command Reference 』を参照してください。

ルータのメインフレーム接続の確認

VTAM 接続を各ルータ向けに設定し、コンフィギュレーションと SNA サービス ポイント サポートが各ルータで正しく定義されていることを確認したら、ルータのコンフィギュレーションを NetView または VTAM からテストできます。

ルータ接続を NetView から確認

ネットワーク デバイスが正しく設定され、ルータがネットワークに接続できることを確認するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 NetView コマンド プロンプトに対して、各ルータに次のコマンドを発行します。ここで、router_name は確認するルータのホスト名とサービス ポイント名です。

DIS router_name
 

設定が正しく正常に接続された場合、ルータ状態は、アクティブ(ACTIV)状態が表示されます。ルータがアクティブ状態として表示されない場合は、設定およびネットワークへの接続が正常に行われていません。つまり、サービス ポイントがルータのコンフィギュレーション ファイルに正しく定義されていません。

ステップ 2 ホスト応答時間を測定する各ルータについて、ステップ 1 を繰り返します。


 

ルータ接続を VTAM から確認

ルータがメインフレームと通信していることを VTAM から確認するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 MVS コンソールで、各ルータ名に次のコマンドを発行します。ここで、 router_name は確認するルータのホスト名とサービス ポイント名です。

d net,ID=router_name,E
 

ステップ 2 ホスト応答時間を測定する各ルータについて、ステップ 1 を繰り返します。