Cisco IP Solution Center トラフィック エンジニアリング管理ユーザ ガイド 6.0
TE リソース管理
TE リソース管理
発行日;2012/12/14 | 英語版ドキュメント(2011/01/24 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 5MB) | フィードバック

目次

TE リソース管理

概要

ネットワーク リソースの変更

リンク ステータスの変更

TE リンクの削除

制約事項 

使用例

関連 TE オブジェクトに関する注意事項

TE ノードの削除

制約事項 

使用例

TE リソース管理

TE リソース管理は、トンネル配置を最適化する TE インターフェイスの特定のプロパティの調整として定義されます。

図 3-1 で強調表示されたボックスは、リソース管理が TEM のどこで行われるかを示しています。

図 3-1 TEM プロセス図:リソース管理

 

この章の内容は、次のとおりです。

「概要」

「ネットワーク リソースの変更」

「リンク ステータスの変更」

「TE リンクの削除」

「TE ノードの削除」

概要

トンネル配置が試行され、十分な帯域幅がない場合は、TE リンクのリソースが変更され、トンネル配置が再試行されることがあります。

ここで述べられているネットワーク リソースは、TE ネットワークのルータ、これらのルータを接続するインターフェイス、RSVP 帯域幅、およびリンクで設定された他のプロパティを意味します。TEM は、検出プロセスに依存してリポジトリにネットワーク要素を追加するため、リソース管理を実行する前にリソースを検出する必要があります。

TE リソース管理は、必要に応じて実行する手動プロセスです。元の設定がすでに最適である場合は、リソース管理タスクを行う必要がありません。以降のディスカバリで不一致が見つかったり、保護計画またはプライマリ トンネル配置で期待する結果をなかなか得られなかったりする場合は、リソースを調整する必要があることがあります。

リソース管理プロセスの概要は、図 3-2で提供されています。

図 3-2 リソース管理プロセス

 

 

ネットワーク リソースの変更

リソース管理タスクは、主に [TE Links List] ウィンドウから実行します。


説明など特定の属性はこれらのツールで実行する計算に影響を与えず、これらの属性に対する更新は計算結果ウィンドウに表示されません。


TE リンクを変更するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [Service Inventory] > [Inventory and Connection Manager] > [Traffic Engineering Management] > [TE Links] を選択します。

図 3-3 の [TE Links List] ウィンドウが表示されます。

図 3-3 TE Links List

 

さまざまなウィンドウ要素の説明については、を参照してください。

リンク リストには、TE ネットワークで現在アクティブなリンクが表示されます。必要に応じ、矢印を使用してページを移動してください。

ステップ 2 リンク リストで必要なリンクを選択します。

ステップ 3 [Edit] > [Interface A] または [Edit] > [Interface B] をクリックして、リンクのいずれかのインターフェイスを編集します。


) 編集対象としてシスコ デバイス以外のインターフェイスを選択した場合、[Edit] ウィンドウで加えた変更は ISC リポジトリに保存されますが、導入はされません。


[TE Resource Modification] ウィンドウが表示されます。

さまざまなフィールドの説明については、を参照してください。

ステップ 4 必要な変更を行い、[Continue] をクリックして確認ページに進み、変更を確認するか、[Cancel] をクリックして変更を保存せずに終了します。

ステップ 5 [Edit] をクリックして編集可能なウィンドウに戻るか、次のいずれかの方法で続行します。

[Proceed with Changes]:トンネル監査またはトンネル修復を実行します。

トンネル監査およびトンネル修復の詳細については、を参照してください。

シスコ デバイス以外のデバイスが編集された場合は、[Proceed with Changes] が無効になります。代わりに、[Save & Deploy] が有効になり、変更を保存できます(展開はできません)。

[Save & Deploy]:行われた変更がトンネル配置に影響を与えない場合は、[Save & Deploy] をクリックして作業を続行します。 この場合は、トンネル監査またはトンネル修復を実行する必要がありません。


) [Save & Deploy] をクリックすると、バックグラウンド プロセスが開始されます。別の配置との競合を避けるために、[Save & Deploy] で別の SR を展開する前にサービス要求(SR)の [Requested] および [Pending] 状態が完了するまで待機してください。展開の状態を確認するには、[Inventory and Connection Manager] > [Service Requests] を選択して [Service Requests] ウィンドウに移動するか、[Monitoring] > [Task Manager] を選択します。



) TEM では、一般的にサービス要求(SR)は、TE トラフィック アドミッション SR を除き、[Inventory and Connection Manager] の [Service Requests] ページからではなく各 TE サービスから展開されます。


展開後に、SR ステータスは SR ウィンドウ([Service Inventory] > [Inventory and Connection Manager] > [Service Requests])で確認できます。

サービス要求での作業の詳細については、 付録 C「サービス要求の管理」 を参照してください。

SR が [Deployed] 状態にならない場合は、[Task Logs] に移動し、展開ログ([Monitoring] > [Task Manager] > [Logs])を参照してください。タスク ログの詳細については、を参照してください。


 

リンク ステータスの変更

[TE Links List] ウィンドウ(図 3-3)で、リンクがオフラインになった場合の影響を確認することもできます。この方法は、インターフェイスを実際にシャットダウンする前にリンクからトンネルを移動するために使用できます。


) TEM のリンク ステータスはローカルでのみ有効です。ここで説明するリンク ステータスの変更は、ネットワークにプロビジョニングされません。


リンク ステータスを変更するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [Service Inventory] > [Inventory and Connection Manager] > [Traffic Engineering Management] > [TE Links] を選択します。

[TE Links List] ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 1 つまたは複数のリンクを選択し、[Change Status] ボタンをクリックします。

さまざまなウィンドウ要素の説明については、を参照してください。

ステップ 3 [Enable] または [Disable] を選択して、選択されたリンクを有効または無効にします。

たとえば、[Disable] を選択すると、リンク ステータスが [DOWN] に変更されます(図 3-4 を参照)。

図 3-4 リンク ステータスが [Down]

 

同様に、[Enable] を使用してステータスを [UP] に変更します。

ステップ 4 [Proceed with Changes] をクリックして、トンネル監査またはトンネル修復を使用してトンネル配置への影響を評価し、変更を展開します。

トンネル監査およびトンネル修復の詳細については、を参照してください。


 

TE リンクの削除

[TE Link List] ウィンドウ(図 3-3)には削除機能([Delete] ボタン)があります。この機能を使用すると、TE リンクおよびリンクの両端にある TE インターフェイスを ISC リポジトリから削除できます。この場合、ネットワークの物理リンクには変更が加えられません。

リンク削除は、具体的な TE プロバイダーに基づいて選択できます。異なるプロバイダーに属する異なるリンクを削除する場合は、最初に適切なプロバイダーを選択し、次に削除するリンクをマークします。

また、同じプロバイダーの複数のリンクの同時削除もサポートされます。

制約事項 

TEM の GUI では、TE オブジェクトが使用しているリンクを削除できません。

次のオブジェクトがチェックされます。

ストリクト明示的パス

バックアップ トンネルの保護されたインターフェイス

SRLG

保護された要素

TE リソース SR

パス オプションを通過するプライマリまたはバックアップ トンネルが存在する場合は、エラー レポートが表示されます。それ以外の場合は、関連する上記のオブジェクト セットを削除する確認を求めるメッセージが表示されます。

使用例

この例では、プライマリまたはバックアップ トンネルが通過できるリンクを削除するときに必要な手順を示します。

次のステップを実行します。


ステップ 1 [Service Inventory] > [Inventory and Connection Manager] > [Traffic Engineering Management] > [TE Links] を選択します。

ステップ 2 対応するチェックボックスをオンにして TE リンクを選択します。

ステップ 3 [Delete] ボタンをクリックします。

ステップ 4 次の 2 通りの結果が考えられます。

パス オプションがあるトンネルがリンクを通過します。リンクの削除に失敗し、リンクの削除を再試行する前にこれらのトンネルを再ルーティングまたは削除するよう求められます。この場合は、[TE Links List] ページに移動されます。

パス オプションがあるトンネルがリンクを通過しません。そのリンクに対して TE に関連するオブジェクトのリストが表示され、TE リンクに関連するオブジェクトの自動削除に同意するか、リンクの削除トランザクションをキャンセルするかを確認するよう求められます。

ステップ 5 必要なすべてのトンネルを再ルーティングするか削除してからリンク削除を試行した場合は、まだ関連しているオブジェクトのリストが表示されます。

ステップ 6 プライマリ トンネルの再ルーティング後または削除後にリストされた関連する TE オブジェクトを削除する場合は、バックアップ リンク保護を提供するトンネルまたは複数のインターフェイスを保護するトンネルが存在する場合のみ、トランザクションの進行状況を示す新しいウィンドウが表示されます。バックアップ リンク保護を提供するトンネルまたは複数のインターフェイスを保護するトンネルが存在しない場合は、関連する TE オブジェクト リスト ページから、成功または失敗トランザクションに関する [TE Links] ウィンドウに移動します。

関連する TE オブジェクトに関する次の注意事項を確認してください。

ステップ 7 関連するすべてのオブジェクトが削除されたら、[TE Links] ウィンドウが表示されます。


 

関連 TE オブジェクトに関する注意事項

関連する TE オブジェクトは次のいずれかになります。

リンクを通過しているストリクト明示的パスおよびルーズ明示的パス(ストリクト ホップ タイプのもの)

リンク保護を提供するバックアップ トンネル


) リンクはすべての SRLG から削除されます(SRLG に複数のリンクがある場合)。削除とマークされたリンクが SRLG で唯一のリンクである場合は、リンクと SRLG の両方が削除されます。


リソース SR

保護された要素

上記のリストの関連する TE オブジェクトは、リンクが TEM で設定される方法によって異なります。

たとえば、関連する TE オブジェクトにリンク保護を提供するバックアップ トンネルがある場合は、保護されたインターフェイスが、利用可能な TE リンクに対して適切に更新され、バックアップ トンネル SR が再展開される [Link Deletion Progress] ウィンドウが表示されます。リンク保護を提供するバックアップ トンネルが関連する TE オブジェクトの資格を満たさない場合は、残りの TE オブジェクトが、関連する TE オブジェクトが表示されたウィンドウから自動的に削除されます。

TE ノードの削除

また、TE ノードを削除することもできます。これは、リンクの削除と非常に似ていますが、PE デバイス画面から行われます。対応する PE デバイスを削除することにより、TE ノードを事実上削除します。

TE リンクの場合と同様の制限が適用されます。削除操作は、TE オブジェクトがノードを使用している場合のみ成功します。

制約事項 

TEM の GUI では、TE オブジェクトが使用しているノードを削除できません。

TE リンクの場合と同様に、次のオブジェクトがチェックされます。

ストリクト明示的パス

バックアップ トンネルの保護されたインターフェイス

SRLG

保護された要素

TE リソース SR

また、ノードの削除では、管理対象トンネル、管理対象外トンネル、またはバックアップ トンネルが、該当するノードで開始または終了しないことが確認されます。

これらのオブジェクトのいずれかがノードを使用している場合は、ノードを削除しようとすると、エラー メッセージが発生し、ノードとそのインターフェイスが未変更のままになります。

使用例

この機能の例は、TE ルータをネットワークからデコミッションし、大規模なトポロジ変更の一環として 1 つまたは複数の新しい TE ルータに置き換える場合です。

このノードを削除できるようにするためには、次のようなステップが必要です。

1. トンネル修復を使用してこのノードからすべての管理対象トンネルを再ルーティングする。

2. パスの一部としてノードを使用してすべての管理対象外トンネルとバックアップ トンネルをノードから再ルーティングする。

3. ノードを構成するいずれかのインターフェイスを保護するすべてのバックアップ トンネルを削除する。

4. ノードを使用する明示的なパスをすべて削除する。

5. [TE Links List] ウィンドウで ISC リポジトリからノードを削除する。

6. ISC の外部で、適切な停止期間内に、ノードのデコミッションを行い、新しいノードをセットアップする。

7. 新しい [TE Discovery] タスクを実行する。この結果、新しく追加されたノードが ISC リポジトリに追加される。

8. ネットワークの FRR 要件に応じて、バックアップ計算を使用して新しいノードを保護する。( を参照)。

9. ネットワーク グルーミング(を参照)を実行して、管理対象トンネルを最適化することにより、管理対象トンネルで新規ノードが使用されるようにする。

これらの手順が正常に行われると、TE ノードと、そのノードで開始されるすべての TE リンクおよび TE インターフェイスが ISC リポジトリから削除されます。