Cisco IP Solution Center トラフィック エンジニアリング管理ユーザ ガイド 6.0
TE トラフィック アドミッション
TE トラフィック アドミッション
発行日;2012/12/14 | 英語版ドキュメント(2011/01/24 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 5MB) | フィードバック

目次

TE トラフィック アドミッション

概要

TE トラフィック アドミッション SR の作成

TE トラフィック アドミッション SR の展開

その他のトラフィック アドミッション SR の操作

SR 状態の表示

TE トラフィック アドミッション

TE トラフィック アドミッションは、TE トンネルでサービスを有効にするための最初のステップです。トラフィックをトンネルに転送して基本 IP 接続を提供するために使用できるメカニズムは多数存在します。Cisco IP Solution Center トラフィック管理(TEM)の現在の実装では、トンネルの存在のルーティング プロトコルの通知に、スタティック ルーティングおよび自動ルート通知の両方を使用します。自動ルート通知は、ルーティング プロトコルの計算の一部としても使用できます。

TE トラフィック アドミッション ツールは、トラフィック エンジニアリングされたトンネルにトラフィックを割り当てるために使用されます。

図 7-1 で強調表示されているボックスは、TEM TE トラフィック アドミッションが発生する場所を示しています。

図 7-1 TEM プロセス図:TE トラフィック アドミッション

 

この章の内容は、次のとおりです。

「概要」

「TE トラフィック アドミッション SR の作成」

「TE トラフィック アドミッション SR の展開」

「その他のトラフィック アドミッション SR の操作」

「SR 状態の表示」

概要

スタティック ルーティングは、おそらく、トラフィックをトンネルに転送する最も簡単な方法です。ターゲット宛先プレフィックスと一致するトラフィックは、特定のトンネルにルーティングされます。

これにより、トラフィックを特定のトンネルに転送するという基本的な目的は達成されますが、このアプローチには制約があります。第 1 に、ディファレンシエーテッド サービス クラス(CoS)の処置の提供は、宛先ベースの CoS に制限されます。各ソース PE は複数のトラフィック フローの集約ポイントとして機能し、トンネルへは一般的なルーティングを通してアクセスするため、どのトラフィックが宛先への優先処置を受信するかを制限する方法はありません。第 2 に、スタティック ルーティング メカニズムでは各 PE ルータによって処理できる大量のサブネットのキャプチャに加えて、これらの各サブネットに対する CoS の処置もキャプチャできる必要があるため、通常は、スケーラブルなソリューションにはなりません。

宛先によって差別化した CoS 処置を提供する必要がない場合は、スタティック ルーティングが最適に機能します。つまり、1 つ以上の特定のプレフィックス宛てのすべてのパケットは、すべて同じ CoS を受信します。

TE トラフィック アドミッション SR の作成

Cisco ISC TEM の TE トラフィック アドミッション ツールでは、トンネルが TE プロバイダーと関連付けられており、TE アドミッション SR とまだ関連付けられていない場合に、プライマリ トンネル(管理対象または管理対象外)だけが表示されます。つまり、このツールでは、現時点でいずれのトラフィックも伝送していない、トンネル宛ての新規トラフィックだけをアドミッションすることを想定しています。

TE トラフィック アドミッション SR を作成するには、次のステップを実行します。


ステップ 1 [Service Inventory] > [Inventory and Connection Manager] > [Traffic Engineering Management] を選択します。

ステップ 2 [TE Traffic Admission] をクリックします。

図 7-2 の [TE Traffic Admission Tunnel Selection] ウィンドウが表示されます。


) このウィンドウが開かない場合は、TE プロバイダーに関連付けられているトンネルがないか、TE プロバイダーに関連付けられているすべてのトンネルが TE アドミッション SR とすでに結びつけられているかのいずれかです。


図 7-2 TE Traffic Admission Tunnel Selection

 

さまざまなウィンドウ要素の説明については、を参照してください。

[TE Traffic Admission Tunnel Selection] ウィンドウには、アドミッション SR と関連付けられていない、管理対象および管理対象外の両方を含むすべてのプライマリ トンネルがリストされます。

[Deploy Status] には、[Pending]、[Deployed]、または [Functional] を指定できます。


) バックアップ トンネルは、[TE Traffic Admission Tunnel Selection] ウィンドウに表示されません。


ステップ 3 対応するオプション ボタンをクリックして TE トンネルを選択し、[Select] をクリックします。

図 7-3 の [TE Traffic Admission SR] ウィンドウが表示されます。

図 7-3 TE Traffic Admission SR

 

さまざまなフィールドおよびボタンの説明については、を参照してください。


) PBTS 属性などの TE トラフィック アドミッション SR 属性が ISC の外部で変更されて、TE 検出タスクが実行される場合、ディスカバリ タスク ログでは不一致警告が報告されず、ISC リポジトリはデバイスからの新規設定で更新されます。


ステップ 4 フォームの入力時に、[Autoroute Announce] を [On] に設定した場合は、[Autoroute Metric] を [Absolute] または [Relative] のどちらにするかを指定します。

ステップ 5 オプションの自動ルート メトリックも設定できます。

相対メトリックの場合、範囲は -10 ~ 10、絶対メトリックの場合、範囲は 1 ~ 2147483647 です。


) CBTS は IOS、PBTS は IOS XR でサポートされます。トンネル ヘッド ルータが IOS XR を実行している場合、[EXP] フィールドは表示される、[PBTS] フィールドに置き換えられます。


[Add] ボタンをクリックすると、[Add TE Static Route] ウィンドウが表示されます。

ステップ 6 [Add TE Static Route] ウィンドウで、宛先 IP アドレス(w.x.y.z/n)の最小値を指定します。

オプションで、アドミニストレーティブ ディスタンスを指定します。1 つ以上のスタティック ルートを定義するか、代わりに自動ルートを定義するかのいずれかを行うことを推奨します。

ステップ 7 [OK] をクリックしてエントリを受け入れるか、[Cancel] をクリックしてウィンドウを終了します。

メイン [TE Traffic Admission SR] ウィンドウで、別の TE スタティック ルートを追加するか、既存のルートを編集することができます。

ステップ 8 [Save] をクリックして、サービス要求を保存します。

図 7-4 の [Service Requests] ウィンドウが表示され、TE トラフィック アドミッション SR が [REQUESTED] 状態になり、操作タイプが [ADD] に設定されていることがわかります。

サービス要求の状態およびそれらの間の相互作用については、を参照してください。

[Service Requests] ウィンドウからサービス要求を展開する場合は、「TE トラフィック アドミッション SR の展開」を参照してください。


 

TE トラフィック アドミッション SR の展開

TE アドミッション SR は、[TE Primary Tunnel SR]、[Backup Tunnel SR]、[TE Resource Modification] ウィンドウではなく、一般的な [Service Requests] ウィンドウから展開する必要があります。

TE アドミッション SR を展開するには、次のステップを実行します。


ステップ 1 [Service Inventory] > [Inventory and Connection Manager] > [Service Requests] を選択します。

図 7-4 の [Service Requests] ウィンドウが表示されます。

図 7-4 Service Requests

 

[Service Requests] ウィンドウには、次の要素が含まれています。

[Job ID]:SR のジョブ ID。

[Data Files]:このフィールドは、テンプレートを使用した変数の置換に使用され、現在、TEM SR には適用されません。

[State]:トンネル状態が [DEPLOYED] または [NOT DEPLOYED] であるか、および [Conformed] または [Not Conformed] であるかを示します。

[Type]:要求を発行したサービスを示すサービス要求のタイプ。 可能なサービス タイプの詳細については、『 Cisco IP Solution Center Infrastructure Reference, 6.0 』を参照してください。

[Operation Type]:トンネル上の SR 操作。[ADD]、[MODIFY]、[DELETE]、または [ADMIT] のいずれかになります。現在の SR のトンネルにのみ適用できます。

[Creator]:SR を作成したユーザの ID。

[Customer Name]:SR が適用されるカスタマーの名前。

[Policy Name]:SR に関連付けられたポリシーの名前。

[Last Modified]:SR の最終変更日時。

[Description]:ユーザが指定した SR の説明。

ステップ 2 目的のサービス要求を選択し、[Deploy] をクリックします。

[Deploy] ボタンの下にドロップダウン メニューが表示されます。ドロップダウン メニューで、[Deploy] または [Force Deploy] を選択します。正常に展開されると、SR の [State] が [Deployed] に変わります。

[Service Requests] ウィンドウ([Service Inventory] > [Inventory and Connection Manager] > [Service Requests]) が表示され、展開済みの SR の状態が表示されます。

サービス要求での作業の詳細については、 付録 C「サービス要求の管理」 を参照してください。


 

その他のトラフィック アドミッション SR の操作

他のサービス要求と異なり、TE トラフィック アドミッション SR は、[Service Requests] ウィンドウでデコミッションできます。

TE トラフィック アドミッション サービス要求の編集およびデコミッション操作は、[Service Requests] ウィンドウで処理されます。これらの操作については、 付録 C「サービス要求の管理」 を参照してください。

SR 状態の表示

サービス要求の状態を確認するには、[Inventory and Connection Manager] の [Service Requests] ウィンドウに移動します。

SR が [Deployed] 状態にならない場合は、[Task Logs] ウィンドウに移動し、の説明に従って展開ログ([Monitoring] > [Task Manager] > [Logs])を参照してください。