Cisco Prime Fulfillment ユーザ ガイド 6.1
拡張プライマリ トンネル管理
拡張プライマリ トンネル管理
発行日;2012/05/08 | 英語版ドキュメント(2011/11/16 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 18MB) | フィードバック

目次

拡張プライマリ トンネル管理

トンネル操作

プライマリ トンネルの作成

プライマリ トンネルの編集

プライマリ トンネルの削除

プライマリ トンネルのアドミッション

プライマリ トンネルのインポート

XML インポート ファイルの作成

コマンド ライン検証ツール

インポート手順

計画ストラテジ

配置ツール

トンネル監査

トンネル配置

トンネル修復

グルーミング

拡張プライマリ トンネル管理

Prime Fulfillment では、「基本トンネル管理」で説明されている基本トンネル管理ツールに加え、ネットワーク リソースを効率的に使用する最適なトンネル配置を実現する一連の拡張トンネル計画ツールも利用できます。

図 39-1 で強調表示されているボックスは、Prime Fulfillment でプライマリ トンネル管理が行われる場所を示します。

図 39-1 Prime Fulfillment プロセス図:プライマリ トンネル管理

 

拡張ツールは、管理対象トンネルだけに使用できます。管理対象トンネルと管理対象外トンネルの違いの説明については、『 Cisco Prime Fulfillment Theory of Operations Guide 6.1 』の「Managed/Unmanaged Primary Tunnels」を参照してください。

この章では、次の項について説明します。

「トンネル操作」

「プライマリ トンネルの作成」

「プライマリ トンネルの編集」

「プライマリ トンネルの削除」

「プライマリ トンネルのアドミッション」

「プライマリ トンネルのインポート」

「計画ストラテジ」

「配置ツール」

「トンネル監査」

「トンネル配置」

「トンネル修復」

「グルーミング」

トンネル操作

ここでは、Prime Fulfillment での計画ツールを使用する拡張トンネル操作について説明します。

プライマリ トンネル管理処理の概要については、図 39-2を参照してください。

図 39-2 プライマリ トンネル管理処理

 

[Tunnel Type Selection] で、[Unmanaged] を選択していると [TE Unmanaged Primary Tunnel SR] ウィンドウが表示されます(「基本トンネル管理」を参照)。

図 39-2 のその他のすべての要素については、この章で説明します。

プライマリ トンネルの作成

RG ライセンスをインストールした TE 管理対象プライマリ トンネルを作成するには、次のステップを実行します。


ステップ 1 [Traffic Engineering] を選択します。

ステップ 2 [Create Managed TE Tunnel] をクリックします。

[TE Managed Primary Tunnels SR] ウィンドウが表示されます。

さまざまなウィンドウ要素の説明については、「プライマリ トンネルの作成」を参照してください。

ステップ 3 [Create] をクリックします。

[Create TE Managed Primary Tunnel] ウィンドウが表示されます。

さまざまなウィンドウ要素の説明については、「プライマリ トンネルの作成」を参照してください。

[Path Options] セクションには、[System Path]、[Explicit Path]、および [Dynamic Path] の 3 つのパス タイプが示されます。

[System Path] は、Prime Fulfillment システムによって生成される明示的パスです(固定)。最初のパスは、明示的パスである必要があります。

[Explicit Path] は、特定のヘッドから特定の宛先デバイスへの固定パスです。

[Dynamic Path] は、ヘッド ルータによるパスの検出を許可することによってプロビジョニングされます。dynamic キーワードは、ルータにプロビジョニングされます。

ステップ 4 [Head Device] を選択するために、対応する [Select] ボタンをクリックしてデバイス選択ウィンドウを開きます。

ヘッド デバイスを選択し、[Select] をクリックします。

ステップ 5 [Destination Device] を選択するには、対応する [Select] ボタンをクリックしてデバイス選択ウィンドウを開きます。

テール デバイスを選択し、[Select] をクリックします。

ステップ 6 [Tunnel Policy] を選択するために、対応する [Select] ボタンをクリックしてポリシー選択ウィンドウを開きます。


) 使用可能なトンネル ポリシーがない場合、通常は、すべてのポリシーが管理対象外であることが原因です。管理対象トンネルを作成するには、[Managed] チェックボックスを必ずオンにして、まず、[Service Design] > [Policy Manager](「ポリシーの作成」を参照)で管理対象ポリシーを作成します。


[Select Managed TE Tunnel Policy] ウィンドウには、次の要素が含まれています。

[Policy Name]:TE ポリシーの名前。

[Pool Type]:このポリシーのトンネル帯域幅プール タイプ。プール タイプの定義については、『 Cisco Prime Fulfillment Theory of Operations Guide 6.1 』の「Bandwidth Pools」を参照してください。

[SUB_POOL]:帯域幅はサブプールから予約されます。

[GLOBAL]:帯域幅はグローバル プールから予約されます。

[Setup Priority]:優先する既存のトンネルを判別するために、トンネルの LSP をシグナリングするときに使用される優先順位。有効な値は 0 ~ 7 であり、数字が小さいほど優先順位は高くなります。したがって、セットアップ プライオリティが 0 の LSP は、0 以外の保持プライオリティのすべての LSP より優先されます。

[Hold Priority]:シグナリングされている他の LSP よりその LSP を優先する必要があるかどうかを判別するために、トンネルの LSP と関連付けられている優先順位。有効な値は 0 ~ 7 であり、数字が小さいほど優先順位は高くなります。

[Affinity]:トンネルを伝送するリンクで必要な属性値(ビット値は 0 または 1 のいずれか)。

[Affinity Mask]:検査する属性値。マスクのビットが 0 の場合、そのビットに対応するリンクの属性値は検査されません。マスクのビットが 1 の場合は、リンクの属性値とそのビットに対応するトンネルの必須アフィニティは一致する必要があります。

[Delayed Constraint]:true または false の値。ンネルのパスで超過を許されない最大遅延のあるトンネルの場合は、true です。

[FRR Protection]:バックアップ トンネルが存在しており、リンク障害が発生した場合に、MPLS トラフィック エンジニアリング トンネルで、バックアップ トンネルの使用をイネーブルにするために使用します。

[None]:バックアップ トンネルを必要としません。

[Best Effort]:使用可能な場合はバックアップ トンネルを使用します。

[Link and SRLG]:FRR バックアップ トンネルによって保護されているリンクおよび SRLG を介してだけプライマリ トンネルをルーティングする必要があることを指定します。

[Link, SRLG and Node]:FRR バックアップ トンネルによって保護されているリンク、SRLG、およびノードを介してだけプライマリ トンネルをルーティングする必要があることを指定します。

[MPLS IP Enabled]:対応するトンネルに MPLS IP が設定されているかどうかを指定します。

ステップ 7 ゼロより大きいトンネル帯域幅を指定します。

ステップ 8 必要に応じて他のトンネル情報を追加します。

ステップ 9 オプションで、Prime Fulfillment によって提供されるシステム パスを使用するのではなく、明示的パスを指定する場合は、システム パスを削除してから明示的パスを追加します。

このステップの詳細については、「プライマリ トンネルの作成」を参照してください。

ステップ 10 [Create TE Managed Tunnel] ウィンドウで、[OK] をクリックして入力したトンネル情報を受け入れるか、[Cancel] をクリックして終了し、[TE Managed Primary Tunnels SR] ウィンドウに戻ります。

SR が追加されたことを示す [ADD] を [Op] フィールドに設定した新規トンネルを表示している [TE Managed Primary Tunnel SR] ウィンドウが表示されます。


) 追加したトンネルは、トンネルを選択して [Delete] をクリックすることにより、元の状態に戻すことができます。トンネル リストからトンネルが削除されます。


ステップ 11 [TE Managed Primary Tunnel SR] ウィンドウでは、トンネルをさらに作成または編集することができますが、変更をすべて完了した後で、次のいずれのボタンがアクティブであるかに応じて、次の 2 つのいずれかに進むことができます([Create] 操作の後は、[Save & Deploy] は使用不可です)。

[Proceed with Changes]:入力した変更はトンネル配置に影響します。配置ツール(「配置ツール」を参照)で説明されているいずれかの計画フローに進んで、SR の保存および展開を行う場合にこれをクリックします。

[Save & Deploy]:入力した変更は、トンネル配置に影響しません。SR を保存して展開する場合にクリックします。この機能の詳細については、「プライマリ トンネルの作成」を参照してください。

[Save & Deploy] をクリックすると、影響を受ける TE ルータが Prime Fulfillment によってロックされます。これにより、SR が終了するまで、その TE ルータを使用する後続のすべての SR はブロックされます。システム内の他の SR は、安全に試行および展開できます。処理中の SR と競合する場合、Prime Fulfillment では、単に完了まで待機することを要求します。展開の状態を確認するには、[Inventory and Connection Manager] の [Service Requests] ウィンドウに移動するか、[Monitoring] の [Task Manager] を開きます。


) TE トラフィック アドミッション SR を除き、TE SR は、[Inventory and Connection Manager] の [Service Requests] ページではなく、常に特定の [TE SR] ウィンドウから直接展開されます。


ステップ 11 で [Save & Deploy] を選択した場合は、[Service Requests] ウィンドウ([Operate] > [Service Request Manager])が開き、展開された SR の状態が表示されます。

サービス要求の操作に関する詳細については、このマニュアルのサービス要求の管理の部分を参照してください。


) TE トンネルの展開中に Elixir 警告が表示されることがあります。展開は正常に行われ、警告メッセージは無視しても安全です。


SR が [Deployed] 状態にならない場合は、[Task Logs] ウィンドウに移動し、「TE タスク ログ」の説明に従って展開ログ([Operate] > [Task Manager] > [Logs])を参照してください。


 

プライマリ トンネルの編集

トンネルを作成する場合と編集する場合の違いは、編集では、トンネル エディタでヘッド デバイスと宛先デバイスおよびトンネル番号のフィールドが編集可能になっていないことだけです。その他については、同じ属性を作成および編集できます。

入力した変更がトンネル配置に影響するかどうかに応じて、両方ではなく、[Proceed with Changes] または [Save & Deploy] だけが使用可能です。

プライマリ トンネルを編集する場合は、「プライマリ トンネルの編集」を参照してください。

プライマリ トンネルの削除

1 つ以上のトンネルを削除する場合は、「プライマリ トンネルの削除」を参照してください。

プライマリ トンネルのアドミッション

アドミッション機能は、選択された事前に検証されていないトンネルを、管理対象トポロジにアドミッションする場合に使用します。この機能は、検証に失敗した、検出されたトンネルだけに使用されます。ディスカバリ プロセスでは、トンネルを初めてアドミッションすると想定し、トンネル配置アルゴリズムによって検証が実行されます。

ここでいう検証は、検出された管理対象トンネルをネットワーク トポロジと照合して検証することおよび十分な帯域幅のあるトンネル パスであるかどうかを TEM によって検査すること(いずれもトンネルに指定)を意味します。

通常は、他のトンネルが存在しているか、リンクの容量および帯域幅の制限によって十分な帯域幅がない場合に、検証が失敗します。

より具体的には、優先順位 0 のトンネルが TEM とは独立に作成されて TE ディスカバリ タスクが実行された場合に、この状態が発生します。管理対象トンネルの制約の一部を満たさない(つまり、通過するリンクで使用可能な帯域幅より多い帯域幅を予約する)トンネルの場合、TE ディスカバリでは、そのトンネルの「verified」に「false」とマークします。[Admit] ボタンを使用して検証するまで、そのトンネルは TEM によって管理されません。通常これには、制約を確実に満たすために、他のなんらかのトンネルまたはリソースの変更を伴う必要があります。

プライマリ トンネルをアドミッションするには、次のステップを実行します。


ステップ 1 [TE Managed Primary Tunnel SR] で、移行する 1 つ以上の未検証のトンネルを選択します。

ステップ 2 [Admit] をクリックします。

未検証のトンネルが検証され、成功した場合は、[Op] 列に [ADMIT] フラグが表示されます。

ステップ 3 [Proceed with Changes] > [Tunnel Placement] を選択して、トンネルを配置できるかどうかを判別します。配置できない場合は、トンネルを編集して再試行します。


 

プライマリ トンネルのインポート

この機能では、ファイルベースのインポート メカニズムを介して、トンネルをバルク更新できます。データは、管理対象プライマリ トンネル サービス要求に移行されます。

XML インポート ファイルの作成

ファイルからトンネルをインポートするには、まず、システム提供の Document Type Definition(DTD)ファイル(「Document Type Definition(DTD)ファイル」を参照)で定義されている構造に準拠した XML インポート ファイルを作成し、Prime Fulfillment サーバの同じディレクトリに、DTD ファイルと一緒にこの XML ファイルを保存します。有効なインポート ファイルを作成するには、付属のコマンド ライン検証ツール(「コマンド ライン検証ツール」を参照)を使用します。

データを Prime Fulfillment アプリケーションにインポートするには次のファイルが必要であり、インストールに含まれています。

次のディレクトリにあるインポート ファイル用 DTD ファイル
< installedDir>/ resources/java/xml/com/cisco/vpnsc/ui/te

TeImport.dtd

(サンプル ファイル「 sample.xml 」も付属)

コマンド ライン バリデータを実行するための <installedDir>/bin ディレクトリにあるシェル スクリプト

ImportTeTunnels

使用方法:importTeTunnels <importfile>

importfile は、XML ファイルであり、DTD として TeImport.dtd を指定する必要があります。TeImport.dtd は importfile と同じディレクトリにある必要があります。

コマンド ライン検証ツール

コマンド ライン バリデータは、TeImport.dtd と整合する有効なインポート ファイルをオフラインで作成しやすくすることを目的としています。このツールは、整形式でないファイルおよび DTD によって設定されるルールに準拠していないファイルに関連するエラーを排除するために有用です。

DTD ファイルの使用方法については、DTD ファイルの資料を参照してください。

このツールはインポート ファイルを 1 行ずつ読み取り、解析した各行を出力にエコーして、見つかった解析エラーを報告します。解析エラーがあっても、ファイル構造のつじつまが合っている限り、解析と検証は続行されます。


) このツールでは、クロス フィールド検証を行わず、Prime Fulfillment アプリケーションの観点からのデータ完全性エラーを検査しません。


インポート手順

ファイルベースのインポート機能は、コミットされていない新規、変更、または削除されたトンネルがサービス要求に含まれていない場合に限り、イネーブルになります。

多数のトンネルを一度に追加、編集、削除、または移行できます。

インポート手順を開始するには、次のステップを実行します。


ステップ 1 DTD ファイルに準拠した XML インポート ファイルを準備します。

ステップ 2 [Traffic Engineering] に移動します。

ステップ 3 このセッションでまだ選択していない場合は、プロバイダーを選択します。

ステップ 4 [Create Managed TE Tunnel] をクリックします。

[TE Managed Primary Tunnels SR] ウィンドウが表示されます。

ステップ 5 [Import] をクリックしてインポート処理を開始します。

[Select Import File] ウィンドウが表示されます。


) [Import] ボタンは、コミットされていない新規、変更、または削除されたトンネルがサービス要求に含まれていない場合に限り、イネーブルになります。


[Select Import File] ウィンドウには、[Look in] フィールドに表示されているディレクトリ名の下のすべての XML ファイルおよびすべてのディレクトリがリストされます。

[Look in] フィールドに表示されるデフォルト ディレクトリは、DTD およびサンプル XML ファイルがあるインストール ディレクトリと合致しています。

ステップ 6 インポート操作で使用する、必要な XML ファイルを選択します。

ファイルが解析されます。何らかのエラーが検出された場合は、[Tunnel Import Error Status] ウィンドウに報告されます。

[Tunnel Import Error Status] ウィンドウには、ファイルの URL、最終変更タイムスタンプ、インポート ステータス、およびすべてのエラー メッセージと警告メッセージが表示されます。

ステップ 7 インポート操作が失敗した場合は、[Cancel] をクリックして前のウィンドウに戻ります。

部分的に成功した場合は、[Continue] ボタンがイネーブルになるため、エラーおよび警告に対するシステム処置を受け入れる追加のオプションを指定して、インポート操作を続行します。

ステップ 8 ファイルが正常に解析されるか [Continue] をクリックした場合は、ファイル内のすべての有効なトンネルがサービス要求に追加され、[TE Managed Primary Tunnels SR] ウィンドウが SR ビューで再表示されます。インポートされたトンネルは、適切なトンネル [Op] タイプを設定して表示されます。


 

計画ストラテジ

計画ツールを使用する主な目的は、ネットワーク上の既存トラフィックに対する影響を最小にしながら、ネットワーク全体の利用率を最適化することです。

通常は、次のストラテジを適用できます。

既存トラフィックを移動させないで、利用率を最適化しながら新規トラフィックのアドミッションを試行する(配置機能)。これにより、既存のトンネルを移動しないという制約の下で予約済みの帯域利用率を依然として最適化しながら、既存のトラフィックを一切変更することなく新規トラフィックを受け入れる可能性が生まれます。

失敗する場合は、既存のトラフィックの変更を最小化しながら同じ新規トラフィックのアドミッションを試行して(修復機能)、必要以上の影響を既存のトンネルに与えることなく、新規トラフィックを受け入れ可能かどうかを確認します。

この結果、新規トラフィックの配置に成功した場合でも、予約済み帯域利用率が全体として想定より高いと思われる場合は、ネットワークのグルーミングを検討します。

修復に失敗する場合は、検討可能な変更の数を制御するパラメータを確認します。または、任意のトラフィックの指定を変更するかリソースの変更を実施することを検討します。

このストラテジは、ソリューションを探求するさまざまなアルゴリズムで採用されているさまざまなアプローチを反映します。一方、これ以外の組み合わせも可能です。

配置ツール

プライマリ トンネルの計画ツールは、管理対象プライマリ トンネルに変更が加えられているかどうかに応じて、[TE Primary Tunnel SR] ウィンドウの [Proceed with Changes] ボタンおよび [Placement Tools] ボタンから使用可能です。

[Proceed with Changes]:トンネルに変更(追加/変更/削除/アドミッション)を加えている場合に使用します。トンネルの操作については、「トンネル操作」を参照してください。次に、いずれかの配置ツールを選択して、システムと照合しながら初期配置を検証して展開を続行します。このボタンは、[Resource Management] でも使用可能です。

[Placement Tools]:既存ネットワークに対する計画機能の実行に使用します。

既存の管理対象プライマリ トンネルの制約ベースの配置を既存のネットワーク トポロジと照合するには、[Tunnel Audit] オプションを使用する必要があります。このオプションを使用すると、初期配置の最適性を確認できます。プライマリ トンネルで [Best Effort] より上の保護レベルを必要とする場合は、保護ネットワークに何らかの変更が加わった後で、監査を実行することも重要です。監査の結果が警告または違反になった場合は、[Tunnel Repair] オプションを解決に役立てることができます。

[Groom] オプションは、初期配置の最適化に使用します。すべての初期計算で、帯域幅プールの最適性および使用率を表示する品質レポートが作成されます。最初にトンネル監査を実行して、ネットワークでグルーミングが必要かどうかを判別できます。

計画ツールの詳細については、以降で説明します。


) 配置ツールでサポートされていないトンネル属性(auto-bw frequency など)は、サポートされている属性と一緒に変更されます。属性は、[TE Computation Results] ウィンドウに正しく表示されます。ただし、サポートされていない属性だけが変更される場合、[TE Computation Results] ウィンドウには適用された変更はまだ表示されず、[Save & Deploy] ボタンはグレー表示になっているため、変更を展開できません。


トンネル監査

トンネルの変更なのか TE リソースの変更なのかを問わず、何らかの種類の変更が必要な場合は、トンネル監査を実行して、変更によって発生する可能性のある不一致を判別します。トンネル監査は、ネットワーク使用率の最適性を検査するために随時使用することもできます。

監査は、プライマリ トンネル ウィンドウからか [TE Links List] ウィンドウから実行できます。(「TE リソース管理」を参照)。

作成したトンネルに対する監査を実行するには、次のステップを実行します。


ステップ 1 [Traffic Engineering] を選択します。

ステップ 2 [Create Managed Tunnel] をクリックします。

[TE Managed Primary Tunnels SR] ウィンドウが表示されます。

トンネル監査は 2 通りの方法で使用できます。

1 つ以上のトンネルを作成したか、トンネルの属性を変更した場合は(「プライマリ トンネルの作成」を参照)、[Proceed with Changes] を選択することによってトンネル監査をアクティブにできます。

変更が行われていない場合は、[Placement Tools] を選択することによってトンネル監査にアクセスできます。

例として、新規プライマリ トンネル SR が作成されている場合を想定します。

[TE Managed Primary Tunnel SR] ウィンドウが表示されます。

ステップ 3 [Proceed with Changes] > [Tunnel Audit] を選択します。

[Computation In Progress] ウィンドウが一時的に表示されます。次に [TE Primary Tunnel Computation Results - Changes] ウィンドウが表示されます。

このウィンドウには、次の要素が含まれています。

[Status] セクション(上部)

[Computation Status]:計算が成功したか失敗したかを示します。

[Tunnels]:

[unplaced]:合計に含まれている未配置トンネルの数。

[moved]:移動されたトンネルの数。

[Bandwidth - unplaced]:既存および新規の全トンネルの合計帯域幅に含まれている未配置トンネル帯域幅の量。

[Global Util.]:グローバル プール帯域利用率。

利用率の値の候補は次のとおりです。

[Global Pool]:さまざまなグローバル プール属性の比較データ。

[Sub Pool]:さまざまなサブプール属性の比較データ。

[Median]:すべてのリンクを利用率順に整列した場合に中位にくるリンクのリンク利用率。

[Max. Modifiable]:移動可能なトンネルが通過している最も利用されたリンクの利用率値。

[Mean]:ネットワーク全体の平均リンク利用率。

[Max.]:トポロジで最も利用されたリンクの利用率値。

[Sub Pool Util.]:サブプール帯域利用率。

[Solution]:生成されたソリューションの利用率。

[Original]:元の配置の利用率。

[Changes] セクション(左方)

[Changes]:合計変更数に含まれている適用された変更の数。

[Achieved]:特定の変更に成功したかどうかを示します([Yes] または [No])。

[Origin]:変更の実施者。user(ユーザによる変更)または compute(トンネルの再ルーティングなどの計算)です。

[Type]:要求された変更のタイプで、Tunnel Add Change、Tunnel Modify Change、Tunnel Remove Change、または Element Modify Change です。

[Object ID]:トンネル ID またはリンク ID。


) 説明など特定の属性は配置ツールの実行する計算に影響せず、これらの属性に対する更新は計算結果ウィンドウに表示されません。


ステップ 4 トンネルの詳細情報を取得し、変更要求が適用されたかどうかを確認するには、具体的なトンネルを選択し、[Details] をクリックします。

qualityReport は常に生成されます。計算が成功した場合は、これが唯一のレポートです。

警告または違反があった場合は、1 つ以上の警告レポートまたは違反レポートも生成されます。

ステップ 5 監査レポートを表示するには、[View Report] をクリックします。

qualityReport と違反レポートの両方が生成される場合があります。

ステップ 6 qualityReport の内容を表示するには、qualityReport を選択し、[Details] ボタンをクリックします。

右ウィンドウ ペインの qualityReport のフィールドには、次の要素が含まれています。

[Status] セクション(上部):上記で説明。

[Report] セクション(左方)

[Report Type]:基本レポート タイプには、qualityReport(毎回生成)、警告レポート、および違反レポートの 3 つがあります。

[Summary Info]:レポートの所見に関するサマリー情報。

[Information] セクション(右方)

[Report Type]:上記の説明を参照してください。

[Description]:レポートに関する個別情報。

[Achievement]:計算の試行またはソリューションが成功したのか失敗したのか(SUCCESS または CONSTRAINT_VIOLATIONS_REPORTED)。

[Solution]:ソリューションが見つかったかどうかを示します(SOLUTION_FOUND、PARTIAL_SOLUTION_FOUND、または NO_SOLUTION_FOUND)。

[Termination]:計算が完了したかどうかを示します。

[COMPLETED]:計算は時間制限に達する前に処理を完了しました。

[TIMED_OUT]:計算は時間制限内に処理を完了できませんでした。提示されるソリューションは、使用可能な時間内に見つけることができた最良のソリューションです。

[Optimality]:計算が最適かどうかを示します。

[OPTIMAL_FOR_ALL_CRITERIA]:生成されたソリューションは、すべての最適化基準に対して最適であることが判明しています。

[NO_OPTIMALITY_PROOF]:ソリューションの最適性は不明です。

[OPTIMAL_FOR_DEMAND_SELECTION]:生成されたソリューションは、配置される合計帯域幅に関しては最適であると判明していますが、利用率の最適性は不明です。

[OPTIMAL_FOR_SUB_POOL_PATH_SELECTION]:生成されたソリューションは、配置される合計帯域幅および最大サブプール利用率に関しては最適であると判明していますが、グローバル プール利用率に関しては最適であると判明していません。

ステップ 7 違反レポートの内容を表示するには、違反レポートを選択し、[Details] ボタンをクリックします。

[TE Primary Tunnel Computation Results - Report (Details)] ウィンドウが表示されます。

各レポートの右ウィンドウ ペインのレポート フィールドについては、「警告および違反」を参照してください。

ステップ 8 [View Result] をクリックして [Changes] ウィンドウに戻ります。

提示された変更が適用されている場合は、[Save & Deploy] をクリックして適用可能な変更をリポジトリに保存し、このトンネルの変更をネットワークに実装できます。


) [Save & Deploy] では、適用されていないすべての変更が廃棄されます。


[Service Requests] ウィンドウ([Operate] > [Service Request Manager])が表示され、展開済みの SR の状態が表示されます。

サービス要求の操作に関する詳細については、このマニュアルのサービス要求の管理の部分を参照してください。


 

トンネル配置

配置機能では、新規トンネルのネットワークへのアドミッションと、すでにネットワークにアドミッションされているトンネルの変更をサポートしています。Prime Fulfillment では、ネットワーク利用率が最適化される方法で、変更を実装しようとします。

作成したトンネルを配置するには、次のステップを実行します。


ステップ 1 [Traffic Engineering] を選択します。

ステップ 2 [Create Managed TE Tunnel] をクリックします。

[TE Managed Primary Tunnels SR] ウィンドウが表示されます。

ステップ 3 1 つ以上のトンネルが作成されているか、トンネルの属性が変更されている場合は(「プライマリ トンネルの作成」を参照)、[Proceed with Changes] > [Tunnel Placement] を選択します。

[Movable Tunnel Selection (Placement)] ウィンドウが表示されます。

ステップ 4 移動可能および移動不能の管理対象トンネルを設定します。

新規トンネルをアドミッションするときに既存のトンネルを移動(再ルーティング)できるかどうかを指定できます。ユーザが設定できます。デフォルトでは、管理対象トンネルは移動不能です。

ステップ 5 [Proceed] をクリックします。

[Computation In Progress] ウィンドウが一時的に表示されます。次に [TE Primary Tunnel Computation Results - Changes] ウィンドウが表示されます。


) 説明など特定の属性は配置ツールの実行する計算に影響せず、これらの属性に対する更新は計算結果ウィンドウに表示されません。


ステップ 6 トンネルの詳細情報を取得し、配置要求が適用されたかどうかを確認するには、具体的なトンネルを選択し、[Detail] をクリックします。

ウィンドウの右方の詳細セクションが表示されます。

配置要求が成功した場合([Achieved] が [yes])、[Detail] ペインには、選択可能な計算された [Path] が含まれています。

パス情報を表示するには、計算された [Path] フィールドの青色のリンクをクリックします。[TE Explicit Path] ウィンドウが表示されます。

ステップ 7 配置レポートを表示するには、[Changes] ウィンドウの [View Report] をクリックします。

[TE Primary Tunnel Computation Results - Report] ウィンドウが表示されます。

qualityReport は常に生成されます。計算が成功した場合は、これが唯一のレポートです。

警告または違反があった場合は、1 つ以上の警告レポートまたは違反レポートも生成されます。

ステップ 8 配置レポートの内容を表示するには、いずれかのレポートを選択し、[Details] ボタンをクリックします。

qualityReport の場合は、右方のレポート ペインに [TE Primary Tunnel Computation Results - Report (details)] ウィンドウが表示されます。

ステップ 9 [View Result] をクリックして [Changes] ウィンドウに戻り、[Save & Deploy] をクリックして変更をリポジトリに保存し、トンネルの変更をネットワークに実装します。

[Service Requests] ウィンドウ([Operate] > [Service Request Manager])が表示され、展開済みの SR の状態が表示されます。

サービス要求の操作に関する詳細については、このマニュアルのサービス要求の管理の部分を参照してください。


 

トンネル修復

既存のトンネルの帯域幅要件または遅延パラメータを変更すると、トンネル配置との不一致が生じることがあります。トンネル修復を実行して、このような不一致に対処できます。トンネル修復は、できるだけ少ない既存のトンネルを移動して、変更に対応できるようにすることを目的としています。

修復操作は、プライマリ トンネル ウィンドウからか [TE Links List] ウィンドウから実行できます(「TE リソース管理」を参照)。

以降では、編集されたトンネルの修復を試みます。


ステップ 1 [Traffic Engineering] > [Create Managed Tunnel] を選択します。

[TE Managed Primary Tunnels SR] ウィンドウが表示されます。

トンネル修復は 2 通りの方法で使用できます。

1 つ以上のトンネルを作成したか、トンネルの属性を変更した場合は(「プライマリ トンネルの作成」を参照)、[Proceed with Changes] > [Tunnel Repair] を選択することによってトンネル修復をアクティブにできます。

変更が行われていない場合は、[Placement Tools] > [Tunnel Repair] を選択することによってトンネル修復にアクセスできます。

ステップ 2 この例では、新規プライマリ トンネル SR が作成されています。

次のようにして、[TE Managed Primary Tunnels SR] ウィンドウから変更されたトンネルに対してトンネル修復を実行します。

[Proceed with Changes] > [Tunnel Repair]

[Movable Tunnel Selection] ウィンドウが表示されます。

ステップ 3 移動可能にする必要のあるトンネルを設定します。

トンネル修復は、必要な場合に限り、既存のトンネルを移動します。トンネル修復で移動しない特定のトンネルがある場合は、そのトンネルを移動可能なトンネルの選択リストから明示的に除外する必要があります。

[Maximum number of tunnel moves] フィールドを使用して、トンネル移動の最大数に対する制限を指定することもできます。


) 変更したトンネルはデフォルトで移動可能であるため、移動可能に設定する必要はありません。


ステップ 4 [Proceed] をクリックします。

[Computation In Progress] ウィンドウが一時的に表示されます。[TE Primary Tunnel Computation Results - Changes] ウィンドウが表示されます。


) 説明など特定の属性は配置ツールの実行する計算に影響せず、これらの属性に対する更新は計算結果ウィンドウに表示されません。


ステップ 5 トンネルの詳細情報を取得し、変更要求が適用されたかどうかを確認するには、具体的なトンネルを選択し、[Detail] をクリックします。

ウィンドウの右方の詳細セクションが表示されます。

ステップ 6 修復レポートを表示するには、[View Report] をクリックします。

[TE Primary Tunnel Computation Results - Report] ウィンドウが表示されます。

qualityReport は常に生成されます。計算が成功した場合は、これが唯一のレポートです。

警告または違反があった場合は、1 つ以上の警告レポートまたは違反レポートも生成されます。

ステップ 7 修復レポートの内容を表示するには、[Details] ボタンをクリックします。

qualityReport の場合は、[TE Primary Tunnel Computation Results - Report (details)] ウィンドウが表示されます。

各レポートの右ウィンドウ ペインのレポート フィールドについては、「警告および違反」を参照してください。

ステップ 8 [View Result] をクリックして [Changes] ウィンドウに戻り、[Save & Deploy] をクリックして変更をリポジトリに保存し、トンネルの変更をネットワークに実装します。

[Service Requests] ウィンドウ([Operate] > [Service Request Manager])が表示され、展開済みの SR の状態が表示されます。

サービス要求の操作に関する詳細については、このマニュアルのサービス要求の管理の部分を参照してください。


 

グルーミング

グルーミングは、ネットワーク要素に関してトンネルのパスを分析することと、リソース割り当てを最適化することを目的としています。

グルーミングは、変更要求が作成されている場合は使用できません。その場合は、[Proceed with Changes] の下の配置ツールだけが使用可能です。

ネットワークに対してグルーミングを実行するには、次のステップを実行します。


ステップ 1 [Traffic Engineering] > [Create Managed TE Tunnel] を選択します。

[TE Managed Primary Tunnels SR] ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 次のようにしてグルーミングを実行します。

[Placement Tools] > [Groom]

[Movable Tunnel Selection] ウィンドウが表示されます。

ステップ 3 移動可能にする必要のあるトンネルを設定します。

トンネル修復同様、グルーミングでも必要な場合に限り、既存のトンネルを移動します。グルーミング処理で移動しない特定のトンネルがある場合は、そのトンネルを移動可能なトンネルの選択リストから明示的に除外する必要があります。

ステップ 4 [Proceed] をクリックします。

[Computation In Progress] ウィンドウが一時的に表示されます。次に [TE Primary Tunnel Computation Results - Changes] ウィンドウが表示されます。


) 説明など特定の属性は配置ツールの実行する計算に影響せず、これらの属性に対する更新は計算結果ウィンドウに表示されません。


ステップ 5 グルーミングの詳細情報を取得し、グルーミングが成功したかどうかを確認するには、具体的なトンネルを選択し、[Detail] をクリックします。

ウィンドウの右方の詳細セクションが表示されます。

ステップ 6 グルーミング レポートを表示するために、[View Report] をクリックします。

[TE Primary Tunnel Computation Results - Report] ウィンドウが表示されます。

qualityReport は常に生成されます。計算が成功した場合は、これが唯一のレポートです。

警告または違反があった場合は、1 つ以上の警告レポートまたは違反レポートも生成されます。

ステップ 7 グルーミング レポートの内容を表示するために、[Details] ボタンをクリックします。

qualityReport の場合は、[TE Primary Tunnel Computation Results - Report (details)] ウィンドウが表示されます。

各レポートの右ウィンドウ ペインのレポート フィールドについては、「警告および違反」を参照してください。

ステップ 8 [View Result] をクリックして [Changes] ウィンドウに戻り、[Save & Deploy] をクリックして変更をリポジトリに保存し、トンネルの変更をネットワークに実装します。

[Service Requests] ウィンドウ([Operate] > [Service Request Manager])が表示され、展開済みの SR の状態が表示されます。

サービス要求の操作に関する詳細については、このマニュアルのサービス要求の管理の部分を参照してください。