Cisco IP Solution Center L2VPN および Carrier Ethernet ユーザ ガイド 6.0
FlexUNI/EVC ATM イーサネット インター ワーキング ポリシーの作成
FlexUNI/EVC ATM イーサネット インターワーキング ポリシーの作成
発行日;2012/02/05 | 英語版ドキュメント(2010/09/22 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 6MB) | フィードバック

目次

FlexUNI/EVC ATM イーサネット インターワーキング ポリシーの作成

概要

FlexUNI/EVC ATM イーサネット インターワーキング ポリシーの定義

サービス オプションの設定

ATM インターフェイス属性の設定

FlexUNI 属性の設定

サービス属性の設定

VLAN 一致基準属性の設定

VLAN 再書き込み基準属性の設定

インターフェイス属性の設定

テンプレート関連付けのイネーブル化

FlexUNI/EVC ATM イーサネット インターワーキング ポリシーの作成

この章は、ISC の FlexUNI/EVC ATM イーサネット インターワーキング サポートの概要および FlexUNI/EVC ATM イーサネット インターワーキング ポリシー作成の基本的な手順で構成されています。次の事項について説明します。

「概要」

「FlexUNI/EVC ATM イーサネット インターワーキング ポリシーの定義」

「サービス オプションの設定」

「ATM インターフェイス属性の設定」

「FlexUNI 属性の設定」

「インターフェイス属性の設定」

「テンプレート関連付けのイネーブル化」

FlexUNI/EVC ATM-イーサネット サービス リクエストの作成の詳細については、「FlexUNI/EVC ATM イーサネット インターワーキング サービス リクエストの管理」を参照してください。


) ISC の FlexUNI/EVC サポートの一般概要(ATM-イーサネット インターワーキングに限定されない)については、「ISC の FlexUNI/EVC サポートの概要」を参照してください。


概要

ISC は、MPLS コアまたはローカル スイッチング全体で ATM プロトコルおよびイーサネット プロトコルを使用するサービスのインターワーキングをサポートします。ATM-イーサネット インターワーキングは、次の機能を通じてサポートされます。

[ATM-Ethernet Interworking] タイプの FlexUNI/EVC ポリシーの作成。[ATM-Ethernet Interworking] ポリシー タイプでは、次の MPLS コアオプションの選択をサポートします。

疑似回線

ローカル(ローカル接続)

単一の FlexUNI/EVC サービス リクエストを使用した ATM-イーサネット インターワーキングのプロビジョニング。

EVC 構文と非 EVC 構文の組み合わせ。つまり、L2 構文および EVC 構文から構成される L2 回線の作成。

サポートされるプラットフォームは、次のとおりです。

ATM インターワーキングは、ES-20 カードを備える Cisco 7600 でサポートされます。

ASR 9000 デバイスは、IOS XR 3.7.3 および IOS XR 3.9 でサポートされます。Cisco ASR 9000 には ATM インターフェイスがないため、ISC は、ASR 9000 での ATM インターフェイスを使用するインターワーキングをサポートしません。イーサネット インターフェイスのみがサポートされます。

FlexUNI/EVC ATM イーサネット インターワーキング ポリシーの定義

サービスをプロビジョニングする前に、FlexUNI/EVC ATM イーサネット インターワーキング ポリシーを定義する必要があります。ポリシーは、類似したサービス要件を持つ 1 つ以上のサービス リクエストで共有できます。

ポリシーは、FlexUNI/EVC サービス リクエストの定義に必要な大半のパラメータのテンプレートです。FlexUNI/EVC ポリシーを定義した後は、共通する一連の特性を共有するすべての FlexUNI/EVC サービス リクエストで使用できます。異なるパラメータでサービスまたは新しいタイプ オブ サービスを作成するたびに新しい FlexUNI/EVC ポリシーを作成します。FlexUNI/EVC ポリシーの作成は、通常は経験のあるネットワーク技術者が行います。

ポリシー内の属性の [Editable] チェックボックスを使うと、ネットワーク オペレータはフィールドを編集可能になります。値を編集可能に設定した場合、サービス リクエスト作成者は、特定のポリシー属性の 1 つ以上の値を変更できます。値を編集可能に設定していない場合、サービス リクエスト作成者は、属性を変更 できません

Cisco IP Solution Center(ISC)テンプレートおよびデータ ファイルをサービス リクエストと関連付けることもできます。サービス リクエストでのテンプレートおよびデータ ファイルの使用について詳しくは、 付録 B「テンプレートおよびデータ ファイルの使用」 を参照してください。

FlexUNI/EVC ATM イーサネット インターワーキング ポリシーを定義するには、サービス タイプ属性の設定から開始します。サービス タイプ属性の設定には、次の手順を実行します。


ステップ 1 [Service Design] > [Policies] を選択します。

[Policies] ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 [Create] をクリックします。

ステップ 3 [FlexUNI (EVC) Policy] を選択します。

[EVC Policy Editor - Service Type] ウィンドウが表示されます(図 5-1 を参照)。

図 5-1 [EVC Policy Editor - Service Type]

 

ステップ 4 FlexUNI/EVC ATM イーサネット インターワーキング ポリシーの [Policy Name] を入力します。

ステップ 5 FlexUNI/EVC ポリシーの [Policy Owner] を選択します。

FlexUNI/EVC ポリシー 所有権には、次の 3 タイプがあります。

[Customer] 所有権

[Provider] 所有権

[Global] 所有権:どのサービス オペレータでもこのポリシーを使用できます。

この所有権は、ISC Role-Based Access Control(RBAC; ロールベース アクセス コントロール)が稼動し始めると関連性ができます。たとえば、カスタマーに所有権がある FlexUNI/EVC ポリシーは、カスタマーに所有権があるポリシーの処理を許可されたオペレータからのみ表示できます。同様に、プロバイダーのネットワークの処理を許可されたオペレータは、特定のプロバイダーに所有権があるポリシーを表示、使用、および導入できます。

ステップ 6 [Select] をクリックして FlexUNI/EVC ポリシーのオーナーを選択します。

ISC セットアップ中にカスタマーまたはプロバイダーを作成したときに、ポリシーのオーナーは設定されます。所有権がグローバルの場合、[Select] 機能は表示されません。

ステップ 7 [Policy Type] を選択します。

選択肢は次のとおりです。

[ETHERNET]

[ATM-Ethernet Interworking]


) この章では、[ATM-Ethernet Interworking] ポリシー タイプの作成について説明します。FlexUNI/EVC [ETHERNET] ポリシー タイプの使用方法については、「FlexUNI/EVC イーサネット ポリシーの作成」を参照してください。


ステップ 8 [Next] をクリックします。

[EVC Policy Editor - Service Options] ウィンドウが表示されます(図 5-2 を参照)。

ステップ 9 次の項「サービス オプションの設定」の手順を続行します。


 

サービス オプションの設定

この項では、FlexUNI/EVC ポリシーのサービス オプションの設定方法について説明します(図 5-2 を参照)。

図 5-2 [EVC Policy Editor - Service Options] ウィンドウ

 

[Editable] チェックボックスを使うと、フィールドを編集可能にできます。[Editable] チェックボックスをオンにした場合、この FlexUNI/EVC ポリシーを使用するサービス オペレータは、FlexUNI/EVC サービス リクエストの作成中に編集可能なパラメータを変更できます。

FlexUNI/EVC のサービス オプションを設定するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 CE が N-PE に直接接続している場合は、[CE Directly Connected to FlexUNI] チェックボックスをオンにします。

このチェックボックスは、デフォルトではオフになっています。

使用上の注意事項は次のとおりです。

チェックボックスがオンの場合、このポリシーを使用して作成したサービス リクエストは、直接接続のリンクのみを持てます。イーサネット アクセス ノードは含まれません。

このチェックボックスがオフの場合、このポリシーを使用して作成したサービス リクエストは、リンクにイーサネット アクセス ノードを持つことも持たないこともあります。

CE が N-PE に直接接続されている場合、サービス リクエスト作成中は、NPC はリンクに適用できません。

CE が N-PE に直接接続されていない場合、標準 ISC 動作により NPC はサービス リクエストの作成中に使用されます。FlexUNI/EVC 機能をサポートする NPC 実装に変更はありません。

ステップ 2 すべてのリンクに FlexUNI/EVC 機能を設定する必要がある場合は、[All Links Terminate on FlexUNI] チェックボックスをオンにします。

このチェックボックスは、デフォルトではオフになっています。使用上の注意事項は次のとおりです。

チェックボックスがオンの場合、このようなポリシーを使用して作成したサービス リクエストは、FlexUNI/EVC 機能を使用するすべてのリンクを持ちます。

チェックボックスがオフの場合、0 またはそれ以上のリンクが FlexUNI/EVC 機能を使用できます。これにより、サービス配信中に既存のプラットフォームが 1 つ以上のリンクで引き続き使用可能になります。これにより、FlexUNI/EVC をサポートするリンクを今後追加できるようになります。


) チェックボックスがオフの場合、サービス リクエスト作成プロセスで、作成したリンクが FlexUNI か非 FlexUNI かを指定する必要があります。


今後も FlexUNI/EVC 機能を使用するリンクがないと予想される場合(たとえば、プロバイダーが作成中のサービスのために EVC インフラストラクチャにアップグレードする予定がない場合)は、FlexUNI/EVC の代わりに既存の ISC ポリシー タイプ(L2VPN または VPLS)を使用できます。

ステップ 3 ドロップダウン リストから [MPLS Core Connectivity Type] を選択します。


) コア オプションは MPLS のみをサポートします。このサービスでは L2TPv3 をサポートしません。


選択肢は次のとおりです。

[PSEUDOWIRE]:MPLS コア全体で 2 つの N-PE 間の接続性を確保するには、このオプションを選択します。このオプションは、サービスをポイントツーポイント(E-Line)に制限しません。これは、[PSEUDOWIRE] オプションが選択された場合でも、疑似回線の一端または両端のブリッジ ドメインに複数の CE が引き続き接続できるようにするためです。

[LOCAL]:MPLS コア全体で接続性が必要ないローカル接続の場合には、このオプションを選択します。

ローカル接続では、次のシナリオをサポートします。

N-PE のすべてのインターフェイスが、FlexUNI 対応であり EVC インフラストラクチャを使用しています。これは、これらインターフェイスのすべてのカスタマー トラフィックをブリッジ ドメインに関連付けることで設定されます。これは、N-PE の VLAN ID(ブリッジ ドメイン ID と同じ)を消費します。

N-PE のインターフェイスによって、FlexUNI 対応のものやスイッチポートベースのものがあります。このような場合、EVC インフラストラクチャが設定されたインターフェイス上のすべてのカスタマー トラフィックは、ブリッジ ドメインに関連付けられます。非 FlexUNI インターフェイス上のトラフィック(およびこの N-PE を越えるすべてのアクセス ノードとインターフェイス)には、Service Provider VLAN ID が設定されます。Service Provider VLAN ID は、EVC ベースのサービスのブリッジ ドメイン ID と同じです。

N-PE の 2 つのインターフェイスのみが含まれ、両方とも FlexUNI 対応ライン カードをベースとします。最初の例では、オペレータはブリッジ ドメイン オプションを設定しないことを選択する場合があります。この場合、ローカル接続使用の際に使用する connect コマンドが使用され、グローバル VLAN がデバイスに保存されます。オペレータがブリッジ ドメイン オプションを設定することを選択する場合、両方のインターフェイスがブリッジ ドメイン ID と関連付けられるため、今後追加のローカル リンクをサービスに追加できます。これは、N-PE の VLAN ID(ブリッジ ドメイン ID)を消費します。

[VPLS]:このオプションは、FlexUNI/EVC ATM イーサネット インターワーキング ポリシーおよびサービス リクエストではサポートされません。


) ポリシー ワークフローのその後のウィンドウで使用可能な属性は、[MPLS Core Connectivity Type]([PSEUDOWIRE] または [LOCAL])での選択に基づいて動的に変化します。完全性を期すために、異なるコア タイプに対して使用可能なすべての属性が、次の手順に記載されています。別の注記がない限り、属性はすべてのコア タイプに適用されます。



) また、属性の一部は、IOS プラットフォームまたは IOS XR プラットフォームのみでサポートされます。別の注記がない限り、属性は両方のプラットフォームに適用されます。すべてのプラットフォーム固有の属性は、ポリシー ワークフロー ウィンドウで表示されます。後で、サービス リクエストがポリシーに基づいて作成されたとき(および特定のデバイスがサービス リクエストに関連付けられたとき)、プラットフォーム固有の属性は、デバイス タイプ(IOS または IOS XR)に応じてサービス リクエスト ウィンドウからフィルタリングされます。


ステップ 4 [Configure With Bridge Domain] チェックボックスをオンにして、ブリッジ ドメイン特性を決定します。

[Configure With Bridge-Domain] オプションの動作は、次のように [MPLS Core Connectivity Type] オプションの選択と連携して動きます。

[MPLS Core Connectivity Type] として [PSEUDOWIRE] を選択する場合。次の 2 つの場合があります。

A. FlexUNI を使用する場合は、次のとおりです。

[Configure With Bridge Domain] がオンの場合、ポリシーは疑似回線をブリッジ ドメインに関連付けられた SVI の下に設定します。

[Configure With Bridge Domain] がオフの場合、ポリシーは疑似回線をサービス インスタンスの直下に設定します。ここでは、グローバル VLAN は保存されます。

B. FlexUNI を使用しない場合は、次のとおりです。

[Configure With Bridge Domain] がオンの場合、ポリシーは疑似回線を L2VPN サービス(SVI あり)内のように設定します。

[Configure With Bridge Domain] がオフの場合、ポリシーは疑似回線をサブインターフェイスの直下に設定します。

疑似回線のみが、対応する FlexUNI 対応インターフェイスのサービス インスタンスの直下、またはブリッジ ドメインに関連付けられた SVI の下のいずれかに設定できます。

[MPLS Core Connectivity Type] として [LOCAL] を選択する場合の例は、次のとおりです。

[Configure With Bridge Domain] がオンの場合、ポリシーはポイントツーポイント ローカル接続サービスまたはマルチポイント ローカル接続サービスのいずれかを許可します。

[Configure With Bridge Domain] がオフの場合、ISC はブリッジ ドメインなしのポイントツーポイント ローカル接続のみを許可します。

ステップ 5 [Next] をクリックします。

[EVC Policy Editor - ATM Interface Attribute] ウィンドウが表示されます(図 5-3 を参照)。

ステップ 6 次の項「ATM インターフェイス属性の設定」の手順を続行します。


 

ATM インターフェイス属性の設定

この項では、FlexUNI/EVC ATM イーサネット インターワーキング ポリシーの ATM インターフェイス属性を設定する方法について説明します(図 5-3 を参照)。

図 5-3 [EVC Policy Editor - ATM Interface Attributes] ウィンドウ

 

ATM インターフェイス属性を設定するには、次の手順を実行します。

ステップ 7 ドロップダウン リストから [Transport Mode] を選択します。

選択肢は次のとおりです。

[VP]:仮想パス モード。これがデフォルトです。

[VC]:仮想回線モード。

ステップ 8 ドロップダウン リストから [ATM Encapsulation] を選択します。

 

[AAL5SNAP]

ステップ 9 [Next] をクリックします。

[EVC Policy Editor - FlexUNI Attribute] ウィンドウが表示されます(図 5-4 を参照)。

ステップ 10 次の項「FlexUNI 属性の設定」の手順を続行します。


 

FlexUNI 属性の設定

この項では、FlexUNI/EVC ATM イーサネット インターワーキング ポリシーの FlexUNI 属性を設定する方法について説明します(図 5-4 を参照)。

図 5-4 [EVC Policy Editor - FlexUNI Attribute] ウィンドウ

 

FlexUNI 属性は、次のカテゴリの下に分類されています。

[Service Attributes]

[VLAN Match Criteria]

[VLAN Rewrite Criteria]

次の項では、各カテゴリのオプションを設定する方法について説明します。

サービス属性の設定

FlexUNI のサービス属性を設定するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [AutoPick Service Instance ID] チェックボックスをオンにして、サービス インスタンス ID が、サービス リクエストの作成中に自動生成されリンクに割り当てられるように指定します。

チェックボックスがオフの場合、サービス リクエストの作成中に ISC リンク属性の設定をするときに、オペレータは ISC からサービス インスタンス ID を指定するように求められます。

使用上の注意事項は次のとおりです。

サービス インスタンス ID は、EVC インフラストラクチャ内のインターフェイスの Ethernet Flow Point(EFP; イーサネット フロー ポイント)を表します。サービス インスタンス ID は、インターフェイスにおいてローカルで有効です。この ID は、インターフェイス レベルでのみ一意である必要があります。ID は、1 ~ 8000 の値である必要があります。

ISC には、サービス インスタンス ID の割り当て元として使用できるリソース プールはありません。

インターフェイス レベルでの ID の一意性を保つのは、サービス リクエストを作成するオペレータの責任です。

ステップ 2 [AutoPick Service Instance Name] チェックボックスをオンにして、ポリシーに基づいてサービス リクエストを作成するときに、ISC がサービス インスタンス名を自動生成するようにします。自動生成される値は、 CustomerName_ServiceRequestJobID のような形式になります。

チェックボックスがオフの場合、サービス リクエストの作成中に値を入力できます。

ステップ 3 [Enable PseudoWire Redundancy] チェックボックスをオンにして、特定の条件下での疑似回線冗長性(代替終端デバイス)をイネーブルにします。

使用上の注意事項は次のとおりです。

[Enable Pseudo Wire Redundancy] は、[Service Options] ウィンドウ(「サービス オプションの設定」を参照)で [MPLS Core Connectivity Type] が [PSEUDOWIRE] に設定された場合にのみ使用可能です。

ステップ 4 [AutoPick VC ID] チェックボックスをオンにして、サービス リクエストの作成中に ISC が VC ID を自動選択するようにします。

このチェックボックスがオフの場合、サービス リクエストの作成中に、オペレータは VC ID を指定するように求められます。

使用上の注意事項は次のとおりです。

[AutoPick VC ID] がオンの場合、ISC は、ISC 管理の VC ID リソース プールから VC ID を疑似回線に割り当てます。

ステップ 5 [AutoPick Bridge Domain/VLAN ID] チェックボックスをオンにして、サービス リクエストの作成中に ISC がサービス リクエストの VLAN ID を自動選択するようにします。

このチェックボックスがオフの場合、サービス リクエストの作成中に、オペレータは VLAN ID を指定するように求められます。

使用上の注意事項は次のとおりです。

[AutoPick Bridge Domain/VLAN ID] は、デバイスのグローバル VLAN ID を消費します。

ブリッジ ドメイン/VLAN ID は、既存の ISC VLAN プールから選択されます。VLAN ID がサービス リクエスト中に割り当てられると、ISC は、その VLAN ID をその後のサービス リクエストで使用不可能にします。

手動 VLAN ID 割り当てのときに、その VLAN ID が ISC 管理の VLAN プールの範囲外にある場合は、ISC は VLAN ID を管理しません。この場合、オペレータがイーサネット アクセス ドメインでの ID の一意性を確保する必要があります。オペレータが ISC 管理の VLAN プールの範囲内の VLAN ID を指定し、その VLAN ID がアクセス ドメインですでに使用中の場合は、ISC からその VLAN ID はすでに使用中であることを示すエラー メッセージが表示されます。

アクセス VLAN ID の注意事項

アクセス VLAN ID は、FlexUNI 対応ポートにおいてローカルで有効な ID です。グローバル VLAN と混同しないようにする必要があります。これは、FlexUNI ポートを越えたイーサネット アクセス ネットワークのいくつかのサブイーサネット アクセス ドメイン(1 つの FlexUNI 対応ポートに 1 つずつ)へのパーティショニングとして表示されます。

FlexUNI ポートを越えたイーサネット アクセス ノードのすべてのサービス インターフェイスは、リンクにまったく同じ VLAN ID を持ちます。この ID は、サービス リクエストの作成中にリンク属性を設定するときに、オペレータが手動で指定する必要があります。FlexUNI の範囲内のイーサネット アクセス ドメイン全体での ID の一意性をオペレータが確保する必要があります。

これらの VLAN ID は、ISC によってローカルで有効な VLAN プールを使用しては管理されません。サービス リクエスト中に VLAN ID がリンクにいったん割り当てられると、ISC は、FlexUNI の範囲内のイーサネット アクセス ドメインにおいて、その VLAN をその後のサービス リクエストで使用不可能にします。同様に、手動で指定された VLAN が FlexUNI の範囲内のアクセス ドメインですでに使用中の場合は、ISC により指定された新しい VLAN ID がすでに NPC で使用中であることを示すエラーメッセージが表示されます。オペレータは、別の VLAN ID を指定するように求められます。VLAN ID は、L2 アクセス ノードでプロビジョニングされます。

ステップ 6 次の項「VLAN 一致基準属性の設定」の手順を続行します。


 

VLAN 一致基準属性の設定

FlexUNI 機能の導入前は、サービス プロバイダーは、単一のポートでサービスの多重化されたサービス(ERS/ERMS または EVPL/EVCS)またはサービスのバンドルされたサービスのいずれかを導入できました。最外 VLAN タグの一致のみを許可するインフラストラクチャの制限により、両方を同時にサポートできませんでした。

ISC の FlexUNI/EVC サポートの主な利点の 1 つは、着信フレームの(最大 2 レベルまでの)VLAN タグを調査して、VLAN タグを適切な Ethernet Flow Point(EFP; イーサネット フロー ポイント)に関連付けるのに柔軟な方法が提供されることです。これにより、サービス プロバイダーは、単一のポートでサービスの多重化されたサービスおよびサービスのバンドルされたサービスの両方の導入を同時にできるようになります。

FlexUNI VLAN 一致基準属性を設定するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [Both Tags] チェックボックスをオンにして、ポリシーを使用して作成したサービス リクエストを着信フレームの内部 VLAN タグおよび外部 VLAN タグの両方との一致をイネーブルにします。

チェックボックスがオフの場合、ポリシーを使用して作成したサービス リクエストは、着信フレームの外部 VLAN タグとのみ一致します。

[Both Tags] 属性をオンにすると、(次の手順で扱う)[Inner VLAN Ranges] 属性が [FlexUNI Attribute] ウィンドウに表示されます。

ステップ 2 [Inner VLAN Ranges] チェックボックスをオンにして、サービス リクエストの作成中の内部 VLAN タグの範囲の指定をイネーブルにします。

チェックボックスがオフの場合、内部 VLAN タグの範囲は許可されません。この場合、オペレータはサービス リクエストの作成中に個々の VLAN ID を指定する必要があります。

ステップ 3 次の項「VLAN 再書き込み基準属性の設定」の手順を続行します。


 

VLAN 再書き込み基準属性の設定

VLAN 一致基準とともに、VLAN 再書き込みは、とても優れた柔軟な FlexUNI/EVC インフラストラクチャを実現します。次の VLAN 再書き込みオプションがサポートされます。

1 つまたは 2 つのタグのポップ処理。

1 つまたは 2 つのタグのプッシュ処理。

変換(1:1、2:1、1:2、2:2)。

VLAN 再書き込み基準属性を設定するときには、次の考慮事項に注意します。

各 CE 向き FlexUNI リンクにつき 1 タイプのみの再書き込みが実行できます。

すべての VLAN 再書き込みは、入力トラフィックの symmetric キーワードを使用して実行されます(たとえば、 rewrite ingress tag pop 2 symmetric )。

いずれのサービス インスタンスの場合でも、インスタンスにつき 1 タイプのみの再書き込みオプション(ポップ処理、プッシュ処理、または変換)が使用できます。たとえば、ポップ処理がイネーブルの場合、内部プッシュ処理、外部プッシュ処理、内部変換、外部変換は使用できません。

FlexUNI VLAN 再書き込み基準属性を設定するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [Pop Outer] チェックボックスをオンにして、一致基準を満たす着信フレームの外部 VLAN ID タグをポップ処理します。

このチェックボックスがオフの場合、着信トラフィックの外部タグはポップ処理されません。

ステップ 2 [Pop Inner] チェックボックスをオンにして、一致基準を満たす着信フレームの内部 VLAN ID タグをポップ処理します。

このチェックボックスがオフの場合、内部タグはポップ処理されません。[Pop Inner] がオンの場合、[Pop Outer] は自動でオンになることに注意します。

ステップ 3 [Push Outer] チェックボックスをオンにして、一致基準を満たす着信フレームに外部 VLAN ID タグを強制します。

このチェックボックスがオフの場合、着信フレームに外部タグは強制されません。

使用上の注意事項は次のとおりです。

[Push Outer] がオンの場合、そのポリシーで作成されたすべてのサービス リクエストが一致基準に一致する着信フレームに dot1q 外部タグをプッシュ処理します。サービス作成中にリンクを作成する場合、オペレータは外部タグに 1 ~ 4096 の値を指定できます。

この属性は、一致基準で使用されたタグ数に関係なく使用できます。着信トラフィックがダブル タグ付きであろうとシングル タグ付きであろうと、[Push Outer] がイネーブルの場合、すべての対応するサービス リクエストが外部タグをプッシュ処理します。すべての後続ノードは、最外の 2 つのタグ(FlexUNI 対応の場合)または 1 つのタグ(FlexUNI 非対応の場合)のみを考慮して、最内のタグを透過的にペイロードとして扱います。

この VLAN ID は、ISC 管理の VLAN ID プールからは得られません。

ステップ 4 [Push Inner] チェックボックスをオンにして、一致基準を満たす着信フレームに内部 VLAN ID タグを強制します。

この操作は、内部タグのみではなく、内部タグと外部タグの両方を着信パケットにプッシュ処理します。このチェックボックスがオフの場合、着信フレームに内部タグは強制されません。

使用上の注意事項は次のとおりです。

[Push Inner] がオンの場合、そのポリシーで作成されたすべてのサービス リクエストが一致基準に一致する着信フレームに dot1q 内部タグをプッシュ処理します。サービス作成中にリンクを作成する場合、オペレータは内部タグに 1 ~ 4096 の値を指定できます。

[Push Inner] がオンの場合、[Push Outer] は自動でオンになります。

この属性は、一致基準で使用されたタグ数に関係なく使用できます。着信トラフィックがダブル タグ付きかシングル タグ付きかにかかわらず、[Push Inner] がイネーブルの場合、すべての対応するサービス リクエストが内部タグをプッシュ処理します。すべての後続ノードは、最外の 2 つのタグ(FlexUNI 対応の場合)または 1 つのタグ(FlexUNI 非対応の場合)のみを考慮して、最内のタグを透過的にペイロードとして扱います。

この VLAN ID は、ISC 管理の VLAN ID プールからは得られません。

ステップ 5 [Translate Outer] チェックボックスをオンにして、オペレータが、サービス リクエストの作成中にターゲット外部 VLAN ID を指定できるようにします。

一致基準を満たすすべての着信フレームの外部タグが、この ID に変換されます。チェックボックスがオフの場合、外部タグ変換は実行されません。 表 5-1 を参照してください。

ステップ 6 [Translate Inner] チェックボックスをオンにして、オペレータが、サービス リクエストの作成中にターゲット内部 VLAN ID を指定できるようにします。

一致基準を満たすすべての着信フレームの内部タグが、この ID に変換されます。チェックボックスがオフの場合、内部タグ変換は実行されません。 表 5-1 を参照してください。


表 5-1 に、FlexUNI/EVC インフラストラクチャで使用可能なさまざまな VLAN 変換の実現概要を示します。2 番目のカラムおよび 3 番目のカラム(外部タグ一致および内部タグ一致)は、ポリシー設定を表します。最後の 2 つのカラム(外部タグ変換および内部タグ変換)は、着信フレームで発生する VLAN 変換を示します。


 

表 5-1 VLAN 変換要約表

タイプ
外部タグ一致
内部タグ一致
外部タグ変換
内部タグ変換

1:1

あり

N/A

はい

いいえ

1:2

あり

N/A

はい

はい

2:1

あり

あり

はい

いいえ

2:2

あり

あり

はい

はい

ステップ 7 [Next] をクリックします。

[EVC Policy Editor - Interface Attribute] ウィンドウが表示されます(図 5-4 を参照)。

ステップ 8 次の項「インターフェイス属性の設定」の手順を続行します。


 

インターフェイス属性の設定

FlexUNI/EVC ATM イーサネット インターワーキング ポリシー作成のこの手順には、図 5-5 に示す [EVC Policy Editor - Interface Attribute] ウィンドウでのインターフェイス属性の設定も含まれます。このウィンドウで設定できる属性は、次のカテゴリの下にグループに分類されています。

[N-PE/U-PE Information]

[Speed and Duplex Information]

[ACL Name and MAC Addresses]

[UNI Port Security]

[Storm Control]

[L2 Protocol Tunneling]

場合によっては、任意の属性をオンにすると GUI に追加属性が表示されます。これについては、次の手順で扱います。


) CE が N-PE に直接接続する場合、速度、デュプレックス、UNI シャットダウンおよび他の一般的オプションのみが表示されます。この場合、ポート セキュリティ、ストーム制御、L2 プロトコル トンネリング、および他の高度な機能は、現在のプラットフォーム制限によりサポートされません。これらの機能がサービスに必要な場合、サービス プロバイダーは、これらの要件をサポートするために FlexUNI を越えてレイヤ 2 イーサネット アクセス ノードを導入する必要があります。



) [Interface Attributes] ウィンドウで使用可能な属性は、[Service Options] ウィンドウ(「サービス オプションの設定」を参照)で選択した [MPLS Core Connectivity Type]([PSEUDOWIRE] または [LOCAL])に基づいて動的に変化します。完全性を期すために、異なるコア タイプに対して使用可能なすべての属性が、次の手順に記載されています。別の注記がない限り、属性はすべてのコア タイプに適用されます。


図 5-5 [EVC Policy Editor - Interface Attributes] ウィンドウ

 

FlexUNI/EVC のインターフェイス属性を設定するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [Encapsulation] タイプを選択します。

選択肢は次のとおりです。

[DOT1QTRUNK]:UNI を 802.1q カプセル化トランクとして設定します。UNI が、直接接続で FlexUNI リンクに属する場合、この設定は着信フレームが 802.1q カプセル化されており、リンクに設定された VLAN ID と一致することを示します。この特定のトポロジには、トランク UNI 自体は含まれません。

[DOT1QTUNNEL]:UNI を 802.1q トンネル(別名、dot1q トンネルまたは Q-in-Q)ポートとして設定します。

[ACCESS]:UNI をアクセス ポートとして設定します。

ステップ 2 [Standard UNI Port] チェックボックスをオンにして、ポート セキュリティをイネーブルにします。

これがデフォルトです。チェックボックスがオフの場合、ポートはセキュリティ機能なしのアップリンクとして扱われ、ポート セキュリティに関する項目を除外するためにウィンドウが動的に変化します。


) UNI が IOS XR を実行する N-PE デバイスに設定されたとき、[Standard UNI Port] 属性はサポートされません。[Standard UNI Port] および [UNI Port Security] に関連付けられたすべての CLI は、この場合無視されます。


ステップ 3 たとえば、サービス プロバイダーがネットワークにサービスを導入するときに後でサービスをアクティブ化する場合など、サービス アクティベーション中に UNI ポートを閉じたままにするには、[UNI Shutdown] チェックボックスをオンにします。

ステップ 4 [Keep Alive] チェックボックスをオンにして、UNI ポートにキープアライブを設定します。

デフォルトでは、このチェックボックスはオフであり、 no keepalive コマンドが UNI ポートでプロビジョニングされます。これにより、CPE による U-PE へのキープアライブ パケットの送信をセキュリティ目的で防止します。1 つのサービス リクエストごとの変更をサポートするために、この属性は編集可能です。

ステップ 5 [Link Speed](オプション)に、[None]、[10]、[100]、[1000]、[Auto]、または [nonegotiate] を入力します。

ステップ 6 [Link Duplex](オプション)に、[None]、[Full]、[Half]、または [Auto] を入力します。

ステップ 7 ポートに独自に名前を付けたアクセス リストを割り当てる場合は、[Use Existing ACL Name] チェックボックスをオンにします。

デフォルトでは、このチェックボックスはオフであり、[UNI MAC addresses](下記を参照)に入力した値に基づいて ISC は MAC ベースの ACL を自動的にカスタマー向きの UNI ポートに割り当てます。

ステップ 8 (前の手順に記載されている [Use Existing ACL Name] チェックボックスをオンにした場合は、)[Port-Based ACL Name] に入力します。


) ISC は、この ACL を自動作成しません。ACL はサービス リクエストの導入前にすでにデバイスに存在する、またはテンプレートの一部として追加される必要があります。そうしないと導入に失敗します。


ステップ 9 [UNI MAC addresses] に 1 つ以上のイーサネット MAC アドレスを入力します。

この選択は、[Use Existing ACL Name] チェックボックスをオフにした場合のみ存在します。[Edit] ボタンをクリックして、ポートで許可または拒否する MAC アドレスを入力するポップアップ ウィンドウを表示します。アドレスの範囲は、ベース MAC アドレスおよびフィルタリングされた MAC アドレスを設定して指定することもできます。

ステップ 10 インターフェイスの通過を許可される MAC アドレスを制御することにより、ポート セキュリティ関係の CLI を UNI ポートにプロビジョニングする場合は、[UNI Port Security] チェックボックス(図 5-6 を参照)をオンにします。

a. [Maximum Number of MAC address] には、ポート セキュリティで許可する MAC アドレス数を入力します。

b. [Aging] には、MAC アドレスがポート セキュリティ テーブルにとどまれる時間の長さを入力します。

c. [Violation Action] では、ポート セキュリティ違反が検出された場合に発生するアクションを選択します。

[PROTECT]:十分な数のセキュア MAC アドレスが削除されて最大値を下回るまで不明な送信元アドレスのパケットをドロップします。

[RESTRICT]:十分な数のセキュア MAC アドレスが削除されて最大値を下回るまで不明な送信元アドレスのパケットをドロップし、[Security Violation] カウンタを増加させます。

[SHUTDOWN]:インターフェイスをすぐにエラーディセーブルの状態にして SNMP トラップ通知を送信します。

d. [Secure MAC Addresses] フィールドには、1 つ以上のイーサネット MAC アドレスを入力します。

図 5-6 [UNI Port Security]

 

ステップ 11 [Enable Storm Control] チェックボックス(図 5-7 を参照)をオンにして、UNI ポートがブロードキャスト ストーム、マルチキャスト ストーム、またはユニキャスト ストームから中断されるのを防止するために役立てます。

トラフィックのタイプごとにしきい値を入力します。有意な 2 桁の数までで指定できるこの値は、ポートの使用可能な帯域幅の合計をパーセンテージで表します。トラフィック タイプのしきい値に達した場合、そのタイプのその後のトラフィックは、着信トラフィックがしきい値レベルを下回るまで抑制されます。

図 5-7 [Enable Storm Control]

 

ステップ 12 コアを介して他端までトンネルを作成できるレイヤ 2 Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニット)フレームを定義する場合は、[Protocol Tunnelling] チェックボックス(図 5-8 を参照)をオンにします。

図 5-8 [Protocol Tunnelling]

 

選択したプロトコルごとに、プロトコルに対するシャットダウンしきい値およびドロップしきい値を入力します。

a. [Enable cdp]:Cisco Discover Protocol(CDP)のレイヤ 2 トンネリングをイネーブルにします。

b. [cdp shutdown threshold]:インターフェイスがシャットダウンする前に受信する 1 秒あたりのパケット数を入力します。

c. [cdp drop threshold]:インターフェイスが CDP パケットのドロップを開始する時点の受信する 1 秒あたりのパケット数を入力します。

d. [Enable vtp]:VLAN Trunk Protocol(VTP)のレイヤ 2 トンネリングをイネーブルにします。

e. [vtp shutdown threshold]:インターフェイスがシャットダウンする前に受信する 1 秒あたりのパケット数を入力します。

f. [vtp drop threshold]:インターフェイスが VTP パケットのドロップを開始する時点の受信する 1 秒あたりのパケット数を入力します。

g. [Enable stp]:Spanning Tree Protocol(STP; スパニング ツリー プロトコル)のレイヤ 2 トンネリングをイネーブルにします。

h. [stp shutdown threshold]:インターフェイスがシャットダウンする前に受信する 1 秒あたりのパケット数を入力します。

i. [stp drop threshold]:インターフェイスが STP パケットのドロップを開始する時点の、受信する 1 秒あたりのパケット数を入力します。

j. [Recovery Interval]:UNI ポートを回復するまでの待機時間を秒単位で入力します。

ステップ 13 [N-PE Pseudo-wire on SVI] チェックボックスをオンにして、Switch Virtual Interface(SVI; スイッチ仮想インターフェイス)の下で ISC が転送コマンドを生成するようにします。

このチェックボックスは、デフォルトではオフになっています。この場合、ISC はサービス インスタンスの下で転送コマンドを生成します。

FlexUNI リンクの場合、[N-PE Pseudo-wire on SVI] の属性は、([EVC Policy Editor - Service Options] ウィンドウのポリシー ワークフローにある)[Configure with Bridge Domain] 属性の値に依存します。[N-PE Pseudo-wire on SVI] がイネーブルの場合、[Configure with Bridge Domain] がオンに設定されているときにのみ反映されます。それ以外の場合は、[N-PE Pseudo-wire on SVI] がイネーブルであっても、サービス リクエストが SVI の下で xconnect により作成されることはありません。

使用上の注意事項は次のとおりです。

ISC は、FlexUNI/EVC サービス リクエストのハイブリッド構成をサポートします。ハイブリッド構成では、(xconnect などの)転送コマンドをアタッチメント回線の片側にサービス インスタンスの下で設定でき、xconnect コンフィギュレーションをアタッチメント回線のもう片側に Switch Virtual Interface(SVI; スイッチ仮想インターフェイス)の下で設定できます。

これらの事例については、コンフィグレット例の「FlexUNI/EVC(疑似回線コア接続、ブリッジ ドメイン、SVI 上の疑似回線)」および「FlexUNI/EVC(疑似回線コア接続、ブリッジ ドメインなし、SVI 上の疑似回線なし)」を参照してください。

[N-PE Pseudo-wire on SVI] は、すべての接続タイプに適用できますが、ハイブリッド SVI コンフィギュレーションは、疑似回線接続でのみ可能です。

[MPLS Core Connectivity Type] が [LOCAL] の接続タイプに設定されている場合、[N-PE Pseudo-wire on SVI] 属性はポリシーおよびサービス リクエストでは常にディセーブルです。

[N-PE Pseudo-wire on SVI] 属性は、IOS XR デバイスではサポートされません。すべての xconnect コマンドは、L2 サブインターフェイスやサービス インスタンスに設定されます。

表 5-2 に、FlexUNI/EVC サービス リクエストのハイブリッド構成のさまざまな使用例を示します。

 

表 5-2 FlexUNI/EVC サービス リクエストのハイブリッド構成の使用例

ブリッジ ドメインの使用
FlexUNI
SVI 上の N-PE 疑似回線
生成される CLI

あり

あり

あり

VLAN インターフェイスの下に xconnect。

メイン インターフェイスの下にサービス インスタンス。

あり

あり

なし

サービス インスタンスの下に xconnect。

メイン インターフェイスの下にサービス インスタンス。

なし

あり

N/A

サービス インスタンスの下に xconnect。

メイン インターフェイスの下にサービス インスタンス。

あり

なし

あり

VLAN インターフェイスの下に xconnect。

あり

なし

なし

サブインターフェイスの下に xconnect。

なし

なし

なし

サブインターフェイスの下に xconnect。

ステップ 14 適切なオプション ボタンをクリックして、このポリシーの [VLAN Translation] のタイプを指定します。

選択肢は次のとおりです。

[No]:VLAN 変換は実行されません(これがデフォルトです)。

[1:1]:1 対 1 の VLAN 変換です。

[2:1]:2 対 1 の VLAN 変換です。


) VLAN 変換設定の詳細については、付録 C「VLAN 変換の設定」 を参照してください。



) VLAN 変換は、サービス リクエスト レベルで、非 FlexUNI と指定されているリンクのみでサポートされます。


ステップ 15 [MTU Size] にバイト単位で入力します。

Maximum Transmission Unit(MTU; 最大伝送ユニット)サイズは、設定可能でオプションです。デフォルト サイズは 9216 で、範囲は 1500 ~ 9216 です。ISC は、カスタマイズされた値に対する完全性をチェックしません。サイズが受け入れられないためにサービス リクエストが [Failed Deploy] 状態になる場合、サービス リクエストが導入されるまで、サイズを調整する必要があります。

ISC 6.0 では、異なるプラットフォームは異なる範囲をサポートします。

3750 プラットフォームおよび 3550 プラットフォームの場合、MTU 範囲は 1500 ~ 1546 です。

Cisco 7600 イーサネット ポートの場合、MTU サイズは常に 9216 です。同じプラットフォームおよび同じ IOS リリースの場合でも、ライン カードが異なると MTU のサポートも異なります。たとえば、古いライン カードは、MTU サイズ 9216 のみをサポートしますが、新しいライン カードは、1500 ~ 9216 をサポートします。ただし、ISC 6.0 では、両方の場合で 9216 を使用します。

Cisco 7600 SVI(インターフェイス VLAN)の場合、MTU サイズは 1500 ~ 9216 です。

ステップ 16 疑似回線接続のポイントツーポイント N-PE に Traffic Engineering(TE; トラフィック エンジニアリング)トンネルを手動で選択できるようにするには、[PW Tunnel Selection] チェックボックスをオンにします。

この属性は、デフォルトではオフになっています。

その後、このポリシーに基づいてサービス リクエストを作成する場合、用意されたフィールドに TE トンネル ID を指定する必要があります。ISC は、トンネル情報を使用して疑似回線クラスを作成してプロビジョニングします。疑似回線クラスは、2 つの N-PE 間の疑似回線接続を記述します。この疑似回線クラスは、疑似回線が同じトンネル ID およびリモート ループバック アドレスを共有する限り、複数の疑似回線で共有できます。各自の責任においてトンネル インターフェイスおよび関連付けられた ID が設定されたことを確認します。サービス リクエスト作成中にトンネル ID 番号を指定するとき、ISC は値の有効性を確認しません。つまり、ISC はトンネルの存在を確認しません。

ステップ 17 [Use PseudoWireClass] チェックボックスをオンにして、疑似回線クラスの選択をイネーブルにします。

この属性は、デフォルトではオフになっています。

使用上の注意事項は次のとおりです。

疑似回線クラス名は、IOS XR デバイスで pw-class コマンドをプロビジョニングするために使用されます。疑似回線クラスの IOS XR デバイス サポートの詳細については、「IOS XR デバイスの疑似回線クラスの作成および変更」を参照してください。

[Use PseudoWireClass] がオンの場合、追加属性の [PseudoWireClass] が GUI に表示されます。ISC で過去に作成した疑似回線クラスを選択するには、[PseudoWireClass] 属性の [Select] ボタンをクリックします。

[Use PseudoWireClass] 属性は、[Service Options] ウィンドウ(「サービス オプションの設定」を参照)で MPLS コア接続タイプが [PSEUDOWIRE] に設定された場合にのみ使用可能です。

[Use PseudoWireClass] は、IOS XR デバイスにのみ適用されます。

ステップ 18 [L2VPN Group Name] には、ドロップダウン リストから次のいずれかを選択します。

[ISC]

[VPNSC]

使用上の注意事項は次のとおりです。

この属性は、L2VPN グループ名を IOS XR デバイスにプロビジョニングするために使用します。


) ドロップダウン リストの選択肢は、設定可能な DCPL プロパティから生成されます。[L2VPN Group Name] のドロップダウン リストで使用可能な選択肢を定義する方法については、「IOS XR デバイスの L2VPN グループ名の定義」を参照してください。


[L2VPN Group Name] は、IOS XR デバイスにのみ適用されます。

ステップ 19 [E-Line Name] に Point-To-Point(P2P; ポイントツーポイント)E-Line 名を入力して指定します。

使用上の注意事項は次のとおりです。

ポリシーまたはポリシーに基づくサービスリクエストのいずれかの [E-Line Name] に何も値が指定されていない場合、ISC は次のようにデフォルト名を自動生成します。

[PSEUDOWIRE] コア接続タイプの場合、形式は次のとおりです。

DeviceName--VC_ID

[LOCAL] コア接続タイプの場合、形式は次のとおりです。

DeviceName--VLAN_ID

デフォルト名が 33 文字以上の場合は、デバイス名は切り捨てられます。

[E-Line Name] は、IOS XR デバイスにのみ適用されます。

ステップ 20 このポリシーのテンプレート関連付けをイネーブルにするには、[Next] ボタンをクリックします。

この機能の詳細については、「テンプレート関連付けのイネーブル化」の項を参照してください。

ステップ 21 FlexUNI/EVC ポリシーを保存するには、[Finish] をクリックします。


 

FlexUNI/EVC ATM イーサネット インターワーキング ポリシーに基づくサービス リクエストを作成するには、「FlexUNI/EVC ATM イーサネット インターワーキング サービス リクエストの管理」を参照してください。

テンプレート関連付けのイネーブル化

ISC テンプレート機能を使用すると、デバイスにフリーフォーマット CLI をダウンロードできます。テンプレートをイネーブルにすると、ISC が現在サポートしていないコマンドをダウンロードするためにテンプレートおよびデータ ファイルを作成できます。


ステップ 1 ポリシーでテンプレート関連付けをイネーブルにするには、[EVC Policy Editor - Interface Attribute] ウィンドウで([Finish] をクリックする前に)[Next] ボタンをクリックします。

[Template Association] ウィンドウが表示されます。このウィンドウでは、テンプレート サポートをイネーブルにできます。また、オプションでテンプレートおよびデータ ファイルをポリシーに関連付けられます。テンプレートをポリシーに関連付ける手順およびこのウィンドウにある機能の使用方法については、 付録 B「テンプレートおよびデータ ファイルの使用」 を参照してください。

ステップ 2 ポリシーにテンプレートおよびデータ ファイルの設定が完了したら、[Template Association] ウィンドウで [Finish] をクリックしてウィンドウを閉じて [Policy Editor] ウィンドウに戻ります。

ステップ 3 FlexUNI/EVC ATM イーサネット インターワーキング ポリシーを保存するには、[Finish] をクリックします。


 

FlexUNI/EVC ATM イーサネット インターワーキング ポリシーに基づくサービス リクエストを作成するには、「FlexUNI/EVC ATM イーサネット インターワーキング サービス リクエストの管理」を参照してください。