Cisco Active Network Abstraction 3.6.7 カスタマイゼーション ユーザ ガイド
Cisco ANA Soft Properties Manager の概要
Cisco ANASoft Properties Manager の概要
発行日;2012/01/31 | 英語版ドキュメント(2009/11/06 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

Cisco ANASoft Properties Manager の概要

Soft Properties Manager の概要

ソフト プロパティ

アラームしきい値

基本的な概念と用語

Cisco ANASoft Properties Manager の概要

この章では、Cisco ANA Soft Properties Manager について説明します。また、このマニュアルで使用されている用語についても簡単に説明します。

「Soft Properties Manager の概要」

「ソフト プロパティ」

「アラームしきい値」

「基本的な概念と用語」


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Soft Properties Manager の概要

Cisco ANA は高度な自動検出機能を装備し、ネットワークのライブ モデルを維持します。このモデルは、シスコの Device Component Modeling(DCM)アーキテクチャをベースにしており、各 Network Element(NE; ネットワーク要素) は物理的(カードやポート)および論理的(フォワーディング テーブルやプロファイル)両方の Device Component(DC)の相互接続された階層としてモデル化されます。各 DC は、実際のデータ(ステータス、設定、パフォーマンスなど)が含まれるプロパティのセットを保持します。

ノースバウンド クライアントとやり取りするとき、DCM 情報は内部的に Information Model Object(IMO; 情報モデル オブジェクト)、つまりシスコの TMF513 ベース ノースバウンド IMO に変換されます。これは Cisco ANA システムの外部システムとのパブリック言語です。

Cisco ANA プロパティ管理フレームワークでは、(実行時に)システムの対象範囲および機能を次の 2 つの領域で拡張できます。

ソフト プロパティ:新しいプロパティを DC に追加し、NE の Management Information Base(MIB; 管理情報ベース)変数に割り当てることで、データ収集およびモデル化を拡張します。新しいソフト プロパティも自動的にノースバウンド IMO に追加されます。

アラームしきい値:さまざまなタイプのアラーム条件をソフト プロパティに割り当てます。

すべてのプロパティ定義およびパラメータは、レジストリの XML メタデータ内に保持されます。定義プロセスを簡単にするために、Cisco ANA は、定義およびテスト プロセスを順を追って実行できるわかりやすく、使いやすい GUI を備え、基礎となる XML 定義は表示しません。

ソフト プロパティ

デフォルトでは、Cisco ANA VNE は、デバイスのプロパティのサブセットをモデル化します。これは、最も重要で一般的に使用されるプロパティを対象とします。Cisco ANA はソフト プロパティ メカニズムを提供して、ユーザ設定が可能なデバイスのモデル化拡張を可能にします。これはサポートされていない MIB 変数も対象になります。これにより、実行時に新しく監視される NE プロパティをサポートされるプロパティのデフォルトのセットに追加できます。

ソフト プロパティ メカニズムでは、現行の運用および展開において発生する新しいソフトウェア アップグレードや新しい要件に迅速に適応できます。フィールド エンジニアは、現在インストールされている Cisco ANA ソフトウェアを展開されているネットワークの変更に適応させることができます。

すべてのソフト プロパティは、MIB 変数を NE から取得し、解析して表示する方法を決定する一連の定義によって実装されます。定義プロセスは 簡単な GUI ユーティリティを使用して行い、システムを再起動する必要はありません。ソフト プロパティは、Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)または Telnet/Secure Shell(SSH; セキュア シェル)プロトコルを使用して NE から取得します。

たとえば、Cisco ANA システムが Asynchronous Transfer Mode(ATM; 非同期転送モード)スイッチのポート パラメータを監視し、オペレータが各ポートの Bit Error Rate(BER; ビット誤り率)を報告する機能を持つ新しいソフトウェア バージョンをそのスイッチにインストールする場合について考えてみます。この機能は NE の以前のソフトウェア バージョンではサポートされていなかったため、Cisco ANA VNE はこのプロパティをサポートしない可能性があります。ソフト プロパティ メカニズムでは現在インストールされているバージョンで新しい BER 機能をすぐにサポートできるため、シスコの新しい VNE の必要はありません。

アラームしきい値

Cisco ANA の主な位置付けは、ネットワークと Operations Support System(OSS; オペレーション サポート システム)および Business Support System(BSS; ビジネス サポート システム)との間のメディエーション層としてです。そのため、物理ネットワークを抽象化し、一貫性のある情報モデルおよびインターフェイスを備えたベンダーに依存しない汎用ネットワーク モデルを提供します。

Cisco ANA では、メディエーション層内でインテリジェントなデータ処理を行うためにライブ ネットワーク モデルを活用できます。この機能により、Cisco ANA は障害の相関関係、根本原因解析、インパクト解析、アクティベーション設計および検証などの領域で高度な処理を実行できます。また、Cisco ANA は処理した情報を上位層のアプリケーションに提供することもできます。Cisco ANA は、アプリケーションの複雑さを大幅に軽減し、アップロードされるデータ量を大きく削減する一方で、アプリケーション機能を強化することも可能です。

アラームしきい値は、Cisco ANA がノースバウンド クライアントをブーストできる主要領域の 1 つです。このメカニズムでは、Cisco ANA は、選択されたプロパティを常に監視し、プロパティがユーザ定義のしきい値を超えるか、条件に違反するたびにアラームを生成します。これにより、OSS/BSS アプリケーションは常に大量のデータをアップロードし、処理する必要がなくなります。その代わりに、Cisco ANA は不適切なデータをフィルタリングし、重要な通知だけを送信します。

基本的な概念と用語

管理対象デバイス: システムによって管理されるもの。通常はデバイスなどの VNE によって管理されるコンポーネント。

ネットワーク要素(NE): ネットワーク内に存在するユーザ指定の物理コンポーネントまたはデバイス。

Virtual Network Element(VNE; 仮想ネットワーク要素): 1 つのネットワーク要素をモデル化されたコンポーネントとして仮想表現したもの。VNE はすべて相互に通信して、ネットワーク要素の検出、設定、ステータス収集、障害分析、およびその他の基本的なネットワーク(FCAPS)機能用の単一の共通するデバイス抽象化をシスコ ネットワーク サービス管理アプリケーションに提供します。VNE は新しいアプリケーション機能をサポートするように拡張できます。