Cisco Active Network Abstraction 3.6.7 アドミニストレータ ガイド
レジストリのバックアップと復元
レジストリのバックアップと復元
発行日;2012/01/31 | 英語版ドキュメント(2009/10/14 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 5MB) | フィードバック

目次

レジストリのバックアップと復元

始める前に

Registry のバックアップ

バックアップ手順の概要

定期バックアップの実行間隔の変更

Registry の復元

レジストリのバックアップと復元

次の各トピックでは、Cisco ANA のバックアップ方法および復元方法について説明します。

「始める前に」

「Cisco ANA Registry のバックアップ」

「Cisco ANA Registry の復元」

ここで説明する手順では、Oracle データベースはバックアップしません。Oracle データベースのバックアップ方法については、Oracle のドキュメントを参照してください。

始める前に

Cisco ANA では、データのバックアップ先となるマシンへの接続に SSH が使用されます。ローカル ドライブにファイルをコピーする場合でも、その処理を正常に実行するためには、SSH 接続を確立する必要があります。次に、SSH ホスト ファイル( ANAHOME /.ssh/known_hosts)により、すべてのホストからの接続が受け入れられるようにするための手順を示します。これにより、考えうるすべての SSH エラーを回避できます ( ANAHOME は、インストール ディレクトリを表します。通常は /export/home/sheer4 です)。


ステップ 1 SSH デーモンが稼動していることを確認します。

ステップ 2 ゲートウェイ サーバにユーザ sheer でログインします。

ステップ 3 次のコマンドを入力します。

% ssh localhost ls

Cisco ANA によりファイルのリストが返された場合、この手順は終了です。それ以外の場合(フィンガープリントが見つからなかったことが SSH から通知された場合)は、ステップ 4 へ進みます。

ステップ 4 次のような出力が表示されたら yes を入力します。

The authenticity of host '127.0.0.1 (127.0.0.1)' can't be established.
DSA key fingerprint is 33:dc:5a:39:20:48:5f:5d:7d:94:63:dc:83:1a:1d:13.
Are you sure you want to continue connecting (yes/no)?

ステップ 5 再度ステップ 3 を実行します。Cisco ANA によりファイルのリストが返されます。これでシステムがアップデートされたことになります。


 

Cisco ANA Registry のバックアップ

次の各トピックでは、Cisco ANA Registry(Golden Source)のバックアップ手順について説明します。

「バックアップ手順の概要」

「定期バックアップの実行間隔の変更」

ここで説明する手順では、Oracle データベースはバックアップしません。Oracle データベースのバックアップ方法については、Oracle のドキュメントを参照してください。


) 新規に追加された AVM は、復元処理を実行した後も削除されません。したがって、バックアップを実行してから、AVM を新たに追加した後で、最新のバックアップを復元した場合、追加した AVM はバックアップの復元後も使用できます。


バックアップ手順の概要

Cisco ANA では、UNIX の cron メカニズムにより、毎週 1 回レジストリ データのバックアップが行われます。デフォルトでは、cron テーブル(crontab)内のエントリにより、毎週日曜日の午前 1 時にバックアップが実行されます。このときバックアップの対象となるデータは、Cisco ANA レジストリです。

データを復元する場合は、 restore.csh コマンドを手動で実行する必要があります。

バックアップ ファイルは、 ANAHOME /db/db_backup/ [date+time] というディレクトリに格納されます。

ANAHOME はインストール ディレクトリで、通常は /export/home/sheer4 です。

[date+time] は、バックアップの日時で構成されたディレトクリ名を表します。

たとえば、/export/home/sheer4/db/db_backup/200904130404/ は、2009 年 4 月 13 日午前 4 時 4 分に作成されたディレクトリです。デフォルトでは、cron テーブルにより、毎週日曜日の午前 1 時にバックアップが実行されます。


) install.pl スクリプトを使用してサーバを再インストールすると、ユーザ sheer とその配下にあるコンテンツは削除されます。デフォルトのバックアップ ディレクトリも削除の対象になります。バックアップ ディレクトリの場所は変更できますが、その場合ユーザ sheer に対して変更後の場所への書き込み権限が付与されている必要があります。次に、デフォルト ディレクリ権限の例を示します。

("drwx------ 2 sheer sheer 512 Sep 24 02:54")


/tmp ディレクトリは、サーバが再起動されるたびに削除され、バックアップされていたコンテンツが失われるため、このディレクトリの配下にはバックアップ ディレクトリを移動しないことを推奨します。

また、データの安全性を最大限確保するためにも、バックアップしたディレクトリは、DVD や別のサーバなど、外部の保管場所にコピーすることを推奨します。


デフォルトのバックアップ ディレクトリは、レジストリを使って設定できます。詳細については、レジストリ パス avm11/agents/integrity/backup を参照してください。

図 B-1 は、バックアップ レジストリ エントリが表示されている画面です。

図 B-1 バックアップ レジストリ エントリ

 

デフォルトでは、バックアップはイネーブルに設定されています。バックアップが不要な場合は、バックアップが実行されないようにレジストリ エディタを使って設定を変更できます。

自動バックアップの設定

自動バックアップを設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 「始める前に」に記載されている手順に従って、Cisco ANA が SSH を介して通信できるように設定を行います。

ステップ 2 Cisco ANA ゲートウェイ マシンにユーザ sheer でログインします。

ステップ 3 cron テーブルを次のように編集します。

crontab -e

ステップ 4 次の行を追加します。これにより、整合性タスクと Cisco ANA レジストリのバックアップが、午前 11 時と 午後 11 時の 12 時間間隔で実行されます。

0 11, 23 * * * local/cron/every_12_hours.cmd > /dev/null 2>&1


 


) cron テーブルの形式に関する詳細については、Solaris のドキュメントの「crontab(1)」を参照してください。


手動によるバックアップの開始

即時にバックアップを開始する手順は次のとおりです。


ステップ 1 「始める前に」に記載されている手順に従って、Cisco ANA が SSH を介して通信できるように設定を行います。

ステップ 2 Telnet で Cisco ANA ゲートウェイにユーザ sheer でログインします。

ステップ 3 次のコマンドを実行して、インストール ディレクトリに移動します。

% cd ANAHOME

ステップ 4 プロンプトに次のコマンドを入力します。

% ./mc.csh localhost 8011 integrity.executeTest backup


) このコマンドに対しては、ヌルが表示されるのが通常の応答です。



 

定期バックアップの実行間隔の変更

crontab ファイルには、各行に 6 つのフィールドがあります。各フィールドは、スペースまたはタブで区切られます。先頭から 5 つのフィールドには、それぞれ一定範囲の整数値を指定します。フィールドと指定できる整数値は次のとおりです。

分:0 ~ 59

時:0 ~ 23

日:1 ~ 31

月:1 ~ 12

曜日:0 ~ 6(0 は日曜日)

ただ 1 つのフィールドを使用して日を指定する場合は、その他のフィールドを * に設定します。

たとえば 0 0 * * 1 と指定すると、月曜日に限ってコマンドが実行されます。

次に、毎週平日の午前 3 時 15 分にコア ファイルがクリーンアップされるようにする場合の指定例を示します。

15 3 * * 1-5 find $HOME -name core 2>/dev/null | xargs rm -f
 

0 0 1,15 * 1 と指定すると、毎週月曜日に加えて毎月 1 日と 15 日にコマンドが実行されます。


) cron テーブルの形式に関する詳細については、Solaris のドキュメントの「crontab(1)」を参照してください。


Cisco ANA Registry の復元

Cisco ANA Registry を復元するには、『 Cisco Active Network Abstraction 3.6.7 Installation Guide 』の手順に従って、事前に Cisco ANA ゲートウェイをインストールしておく必要があります。また root としてログインする必要があります。

バックアップからデータを復元する手順は次のとおりです。


ステップ 1 次のコマンドを実行して、ディレクトリを ANAHOME /Main/scripts に変更します。

cd ANAHOME/Main/scripts

ステップ 2 復元スクリプトを実行します。

% chmod 700 restore.csh
% restore.csh backup-files-location sheer-home-location


) デフォルトでは、backup-files-locationANAHOME/db/db_backup/date+time です(レジストリを使って設定)。フィラー date+time は、バックアップの日時で構成されたディレトクリ名を表します。たとえば、/export/home/sheer4/db/db_backup/200904130404/ は、2009 年 4 月 13 日午前 4 時 4 分に作成されたディレクトリです。


ステップ 3 復元が正常に実行されたら、次のコマンドを実行して Cisco ANA ゲートウェイを初期化します。

% su - sheer
% cd Main
% ./cmpctl


) ユーザ sheer のデフォルトのパスワードは sheer です。



 


) 最新のバックアップよりも後で追加された AVM は、その最新のバックアップからレジストリが復元された場合でもすべて維持されます。