Cisco License Manager ユーザ ガイド
インストール後の管理タスク
インストール後の管理タスク
発行日;2012/02/06 | 英語版ドキュメント(2010/08/19 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

インストール後の管理タスク

バックアップと復元

バックアップと復元のユーティリティについて

のバックアップ

の復元

マルチホスト のバックアップと復元

インポート

へのインポート

への CiscoWork デバイスのインポート

セットアップ プログラムの実行

サーバの停止または再開

命名規則について

命名規則

名前および説明に使用できる文字

インストール後の管理タスク

ここでは、管理者がインストール後に実行するタスクについて説明します。管理者だけが、これらのタスクを実行できます。この章の構成は次のとおりです。

「バックアップと復元」

「インポート」

「セットアップ プログラムの実行」

「サーバの停止または再開」

「命名規則について」


ヒント Cisco License Manager サーバ パッケージにだけ、インポートとエクスポート、バックアップと復元、セットアップ、デバイス認証更新、Cisco License Manager サーバ プログラムの各ユーティリティが用意されています。


バックアップと復元

Cisco License Manager には、インベントリー データおよびサーバ コンフィギュレーション ファイルをバックアップおよび復元するためのユーティリティが用意されています。ここでは、次の情報を取り上げます。

「バックアップと復元のユーティリティについて」

「Cisco License Manager のバックアップ」

「Cisco License Manager の復元」

「マルチホスト Cisco License Manager のバックアップと復元」

バックアップと復元のユーティリティについて

Cisco License Manager は、バックアップ操作時に次の一連のイベントを実行します。

1. Cisco License Manager サーバを停止します。

2. 環境ディレクトリからすべてのデータ ファイルをバックアップして、アーカイブ用の場所に保存します。

3. プロパティ ファイルをコピーします。

4. Cisco License Manager サーバを再開します。

Cisco License Manager のバックアップ

Cisco License Manager には、データベース データおよびサーバ コンフィギュレーション ファイルをバックアップするための管理者専用ユーティリティが用意されています。これらのバックアップ ファイルは、以前のデータベースおよび設定を復元する必要があるときに使用されます。定期的にバックアップを実行することを推奨します。

バックアップ ユーティリティは $CISCO_LM_HOME¥bin¥clm_backup.bat にあります。

ファイルは特定のディレクトリにバックアップできます。たとえば、ファイルを C:¥ ディレクトリにバックアップできるほか、C:¥program files¥cisco systems¥clm_backup など特定のディレクトリを選択することもできます。


) バックアップと復元のユーティリティは、同じホストでだけサポートされます。ある Cisco License Manager サーバのデータを別のサーバにはバックアップできません。



) バックアップ手順を開始する前に、サーバが実行されていることを確認します。


データベース データおよびサーバ コンフィギュレーション ファイルをバックアップするには、次の手順を完了します。


ステップ 1 Cisco License Manager サーバにログインします。

ステップ 2 Windows プラットフォームの場合は、DOS コマンド ウィンドウから次のように入力します。

$CISCO_LM_HOME/bin/clm_backup.bat password absolute_backup_directory_path

password パラメータは、Cisco License Manager 管理者パスワードです。 absolute_backup_directory_path は、バックアップ ファイルの格納先です。


) このユーティリティは管理者だけが実行できます。


バッチ スクリプトの実行が完了すると、完了メッセージが表示されます。

ステップ 3 Solaris プラットフォームの場合は、コマンド ウィンドウから次のように入力します。

$CISCO_LM_HOME/bin/clm_backup.sh password absolute_backup_directory_path

password パラメータは、Cisco License Manager 管理者パスワードです。 absolute_backup_directory_path は、バックアップ ファイルの格納先です。


) このユーティリティは管理者だけが実行できます。


バッチ スクリプトの実行が完了すると、完了メッセージが表示されます。


 

Cisco License Manager の復元

Cisco License Manager には、データベース データおよびサーバ コンフィギュレーション ファイルを復元するための管理者専用ユーティリティが用意されています。Cisco License Manager サーバをバックアップするときに、復元ユーティリティに使用されるファイルが作成されます。

復元ユーティリティは、$CISCO_LM_HOME¥bin¥clm_restore.bat にあります。


) 復元手順を開始する前に、サーバが実行されていることを確認します。


データベース データおよびサーバ コンフィギュレーション ファイルを復元するには、次の手順を完了します。


ステップ 1 Cisco License Manager サーバにログインします。

ステップ 2 Windows プラットフォームの場合は、DOS コマンド ウィンドウから次のように入力します。

$CISCO_LM_HOME/bin/clm_restore.bat password absolute_backup_directory_path

password パラメータは、Cisco License Manager 管理者パスワードです。 absolute_backup_directory_path は、バックアップ ファイルが格納されている場所です。


) このユーティリティは管理者だけが実行できます。


バッチ スクリプトの実行が完了すると、完了メッセージが表示されます。

ステップ 3 Solaris プラットフォームの場合は、コマンド ウィンドウから次のように入力します。

$CISCO_LM_HOME/bin/clm_restore.sh password absolute_backup_directory_path

password パラメータは、Cisco License Manager 管理者パスワードです。 absolute_backup_directory_path は、バックアップ ファイルの格納先です。


) このユーティリティは管理者だけが実行できます。


バッチ スクリプトの実行が完了すると、完了メッセージが表示されます。


 

マルチホスト Cisco License Manager のバックアップと復元

孤立したネットワーク ドメインから機器またはホストを移動することが制限されている環境では、Cisco License Manager が 2 つのホストに展開されることがあります。1 つは孤立したネットワークにあるホスト(たとえば、Cisco License Manager サーバ 1)で、もう 1 つはインターネット接続が設定されたネットワーク ドメイン内にあるホスト(たとえば、Cisco License Manager サーバ 2)です。孤立したネットワークにインストールされている Cisco License Manager(Cisco License Manager サーバ 1)は、ネットワーク デバイスに接続可能で、ライセンス機能を備えたシスコ デバイスを検出し、ネットワーク内にライセンスのインベントリーを構築します。この後、ユーザは次のスクリプトを使用して、Cisco License Manager データベースをバックアップできます。

clm_backup.bat password absolute_backup_directory_path

password は、Cisco License Manager 管理者パスワードで、 absolute_backup_directory_path はバックアップ ファイルの格納先です。

セキュリティの観点から IP アドレス情報の機密性を確保する場合は、次のコマンドを呼び出してバックアップ時に IP アドレスをマスクします。

clm_backup.bat password absolute_backup_directory_path -mask ipaddr

孤立した Cisco License Manager サーバ上のデータをすべてバックアップし、ドメイン Cisco License Manager サーバに復元するには、次の手順を完了します。


ステップ 1 孤立した Cisco License Manager ホスト(C:¥CLMServer1)にログインします。

ステップ 2 Windows プラットフォームの場合は、DOS コマンド ウィンドウから次のように入力します。

clm_backup.bat cisco C:¥CLMServer1 -mask ipaddr

) このユーティリティは管理者だけが実行できます。


バッチ スクリプトの実行が完了すると、完了メッセージが表示されます。

ステップ 3 このデータベース ファイルを物理的なメディアにコピーし、ドメイン Cisco License Manager ホスト(C:¥CLMServer2)に移動します。

孤立したホストからデータベース バックアップを使用してそのデータベースを復元します。次のように入力します。

clm_restore. bat password absolute_backup_directory_path -mask hostInfo

password パラメータは、Cisco License Manager 管理者パスワードです。 absolute_backup_directory_path は、バックアップ ファイルの格納先です。

たとえば、次のスクリプトは C:¥CLMServer1 に格納されているバックアップから Cisco License Manager を復元します。

clm_restore.bat cisco C:¥CLMServer1 -mask hostInfo


) このユーティリティは管理者だけが実行できます。


バッチ スクリプトの実行が完了すると、完了メッセージが表示されます。

ステップ 4 Cisco License Manager サーバを再起動します。

ここで、Cisco License Manager サーバ 2(C:¥CLMServer2)には、孤立したネットワーク内のすべてのデバイスに関する情報と、それぞれの Unique Device Identifier(UDI; 固有デバイス識別情報)があります。

ステップ 5 Cisco License Manager サーバ 2 からシスコ Web サイトのライセンス サーバに接続し、孤立したネットワークに関連付けられたライセンスを取得して保存します。

ステップ 6 次のコマンドを使用して、Cisco License Manager サーバ 2 上のデータベースをバックアップします。

clm_backup.bat cisco C:¥CLMServer2

ステップ 7 物理的なメディアに収めたこのデータベースのコピーを孤立したネットワークに移動し、Cisco License Manager サーバ 2 のデータベース バックアップを使用して、Cisco License Manager サーバ 1(C:¥CLMServer1)のデータベースを復元します。次のようにコマンドを入力します。

clm_restore.bat cisco C:¥CLMServer2 -mask hostInfo -mask ipaddr

バッチ スクリプトの実行が完了すると、完了メッセージが表示されます。


 

インポート

ユーザは、Cisco License Manager Import ユーティリティを使用して、デバイスのライセンス情報を Cisco License Manager データベースにインポートできます。これは、Cisco License Manager を使用してライセンスがまだ取得されていないデバイスに便利です。

「Cisco License Manager へのインポート」

「Cisco License Manager への CiscoWork デバイスのインポート」

Cisco License Manager へのインポート

インポート ユーティリティは、XML ファイルを使用して、Cisco License Manager インベントリー オブジェクトを作成するバッチ スクリプトです。$CLM_INSTALL_DIR/bin/clm_import.bat がインポート ユーティリティです。インポート XML スキーマ ファイルは、$CLM_INSTALL_DIR/app-framework/clm-server/conf/clm_inventory.xsd にあります。

使用方法:

clm_import.bat < adminpassword >

指定内容:

adminpassword は、Cisco License Manager 管理者パスワードです。

clm_import ユーティリティは、$CLM_INSTALL_DIR/etc/datafile から xml ファイルを読み取ります。

clm_import.bat adminpassword

ライセンス情報を CLM データベースにインポートするほか、インポート ユーティリティには XML ファイルから CLM インベントリー オブジェクト(デバイス情報など)をインポートする機能もあります。

サンプルのデバイス インポート ファイルが、$CLM_INSTALL_DIR¥etc¥datafile¥device にあります。


) Cisco License Manager インポート スクリプトを実行した後、GUI にログインし、インポートしたすべてのデバイスのライセンスをポーリングします。このアクションは、インポートしたすべてのデバイスについてライセンス ステータスとデバイス ステータスを更新します。


Cisco License Manager への CiscoWork デバイスのインポート

インポート ユーティリティは、CiscoWork デバイスを Cisco License Manager インベントリーにインポートするバッチ スクリプトです。


) このインポート ユーティリティを実行するには、CiscoWork システムにシステム環境 DCRCLIFILE がすでにセットアップされている必要があります。それ以外の場合、「LMS environment DCRCLIFILE is not set up yet.Please set this environment variable before running this utility」というエラー メッセージが返されます。DCRCLIFILE は、「admin $password」という行があるテキスト ファイルです。$password は、LMS リポジトリ管理者のパスワードの値です。


Cisco License Manager と CiscoWork ソリューションが同じマシンにある場合は、%INSTALL_DIR%/bin ディレクトリに移動し、 %INSTALL_DIR%/bin directory スクリプトを実行します。

使用方法:

runLMSDeviceImport.bat LMS_INSTALL_DIR LMS_REPOSITORY_USER_NAME CLM_ADMIN_PASSWORD CLM_SERVER_HOST CLM_SERVER_PORT_NUMBER

Cisco License Manager と CiscoWork ソリューションが異なるマシンにある場合は、%INSTALL_DIR%/tool/LMS.zip ファイルを使用します。

a. この zip ファイルを CiscoWork システムにコピーします。

b. フォルダを解凍します。 LMS ディレクトリが作成されます。

c. bin サブディレクトリに移動します。

d. インポート ユーティリティ runLMSDeviceImport.bat を実行します。


) Solaris および Linux の場合は、runLMSDeviceImport.sh を実行します。


runLMSDeviceImport.bat lms_install_idr lms_repository_user_name CLM_admin_password CLM_server_host CLM_server_port_number

lms_install_dir は、CiscoWork ソリューションのディレクトリです。

lms_repository_user_name は、CiscoWork リポジトリ ユーザ名です。

CLM_admin_password は、Cisco License Manager 管理者パスワードです。

CLM_server_host は、Cisco License Manager サーバのホスト名です。

CLM_server_port_number は、Cisco License Manager サーバの rmi ポート番号です。

サンプル: runLMSDeviceImport.bat c:/ciscowork_dir lms_root clm_admin clm_server1 1099

セットアップ プログラムの実行

セットアップ プログラムを実行して、インストール オプションを更新できます。サイレント インストールを実行することを選択した場合、またはインストール時にいずれの質問にも応答できなかった場合には、このプログラムを実行することを強く推奨します。サイレント インストールでは、Command-Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)を使用します。

セットアップ プログラムを実行するには、次の手順を完了します。


ステップ 1 Windows プラットフォームからセットアップ プログラムを実行するには、[Start] > [All Programs] > [Cisco License Manager] > [CLM Server] > [Configure Server] を選択します。Linux プラットフォームまたは Solaris プラットフォームからセットアップ プログラムを実行するには、 $CLM_HOME/bin/clm_setup.sh というバッチ スクリプトを実行します。

ステップ 2 管理者パスワードを入力し、[Next] をクリックします。

ステップ 3 次のオプションを変更できます。

サーバまたはイベントのリスニング ポート

デバイス通信プロトコル

電子メール サービス

管理者パスワード

データベース プライオリティ

SSL 有効化

ステップ 4 必要な情報を入力し、[Done] をクリックします。


 

サーバの停止または再開

Cisco License Manager にログインするには、そのサーバが稼動している必要があります。インストール後、サーバは自動的に開始します。

Windows プラットフォームを使用して、Cisco License Manager サーバを停止するには、[Start] > [All Programs] > [Cisco License Manager] > [CLM Server] > [Stop Server] を選択します。

Windows プラットフォームを使用して、Cisco License Manager サーバを開始するには、[Start] > [All Programs] > [Cisco License Manager] > [CLM Server] > [Start Server] を選択します。

Solaris プラットフォームを使用して、Cisco License Manager サーバを停止するには、 $CLM_HOME/bin/clm_stop.sh コマンドを実行します。

Solaris プラットフォームを使用して、Cisco License Manager サーバを開始するには、 $CLM_HOME/bin/clm_start.sh コマンドを実行します。


 

命名規則について

ここでは、命名規則について説明します。

「命名規則」

「名前および説明に使用できる文字」

命名規則

次の表に、ユーザ名、パスワード、およびその他のユーザ情報に関する命名規則を示します。いずれの規則も、[Manage] > [Manage Users] を使用して設定されたユーザと、API login コマンドを使用して設定されたユーザに適用されます。


) 同じ規則が、フォルダ名、デバイス グループ、デバイス ID、および PAK ID に適用されます。


 

タイプ
規則

ユーザ名

x021 から x07A までの 1 ~ 64 文字の ASCII 文字

大文字と小文字が区別される

ユーザ パスワード

x021 から x07A までの 1 ~ 64 文字の ASCII 文字

大文字と小文字が区別される

会社名

長さの制限なし

大文字と小文字が区別される

英数字およびアンダースコア

電子メール アドレス

Cisco License Manager サーバからの通知を受信する有効な電子メール アドレス。[User Manager] でこれを設定するには、「ユーザのプロファイル情報の編集」を参照。

シスコ ユーザ名

文字が 1 つ以上含まれている必要があり、スペースを含めることはできない。数字は含めることができる。

シスコ パスワード

次のようにすると、パスワードが強力なものになる。

大文字と小文字(たとえば、a-z、A-Z)を混在させる

文字だけでなく、数字と記号(0-9、!@#$%^&*()_+|~ =\`{}[]:";'<>?,./ 等)を含める

英数字 5 文字以上の長さにする

どの言語の単語でもなく、スラング、方言、専門語でもないものにする

個人情報や家族の名前などに基づくものにはしない

名前および説明に使用できる文字

次の表に、ほとんどのダイアログ ボックスでデバイスや PAK などの名前と説明に使用できる文字を示します。


) デバイス名は、ホスト名とは別に表示できます。Cisco License Manager では、デバイスを追加するときに、デバイス名をカスタマイズできます。デバイスが検出されると、そのホスト名が使用されます。デバイス名は、Cisco License Manager にローカルな名前です。


ほとんどのフィールドでは、長さが 64 文字まで(16 進で 21 ~ 7A)に制限されています。

 

文字の説明
文字

英数字:大文字と小文字

A-Z、a-z、0-9

アスタリスク

*

コロン(ユーザ名には使用しない

:

カンマ(ユーザ名には使用しない)

,

ドル記号

$

終止符(ピリオド)

.

等号

=

感嘆符

!

ハイフン、ダッシュ、マイナス記号

-

左右の波カッコ

{ }

左右のカッコ

( )

左右の角カッコ

[ ]

下線(アンダースコア)

_

パーセント記号

%

疑問符

?

セミコロン

;

斜線(前方スラッシュ)

/

スペース(ユーザ名には使用しない)

チルダ1

~

縦線 1

|

1.チルダおよび縦線は、PAK フォルダ名には許可されていません。


) 説明フィールドでは、Enter キーを使用しないでください。