Cisco VFrame Third Party インテグレーション ガイド Release 3.1.1
DAMP による Hitachi ストレージの設定
DAMP による Hitachi ストレージの設定
発行日;2012/01/07 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

DAMP による Hitachi ストレージの設定

概要

トポロジの例

前提条件

基本項目の設定

RAID グループの設定

RAID グループへの LU の追加

ファイバ チャネルとアレイの接続形態を考慮した設定

ファイバ チャネル ゲートウェイとアレイの直接接続

スイッチを介したファイバ チャネルとアレイの接続

ストレージ デバイスへのディレクタ WWN の追加

仮想サーバの WWN の追加

自動による追加

手動による追加

グループへの LU の追加

DAMP による Hitachi ストレージの設定

この章では、Cisco InfiniBand デバイスと Hitachi デバイスが通信するための設定方法について説明します。内容は次のとおりです。

「概要」

「トポロジの例」

「前提条件」

「基本項目の設定」

「RAID グループの設定」

「RAID グループへの LU の追加」

「ファイバ チャネルとアレイの接続形態を考慮した設定」

「ストレージ デバイスへのディレクタ WWN の追加」

「グループへの LU の追加」

概要

Hitachi ストレージを設定するには、Disk Array Management Program 2 ソフトウェアをインストールする必要があります。このソフトウェアをインストールすると、次のいずれの環境も設定が行えます。

Hitachi ストレージ アレイに直接接続されるファイバ チャネル ゲートウェイ

ファイバ チャネル SAN を介して Hitachi ストレージ アレイに接続されるファイバ チャネル ゲートウェイ

トポロジの例

この章では、次の環境を設定するための手順について説明します。

ファイバ チャネル ゲートウェイを搭載した 1 台のCisco 3012

2 つの RAID コントローラを搭載した 1 台の Hitachi DF600

例としてストレージ アレイの 2 つのコントローラに使用する IP アドレスは次のとおりです。

10.2.1.141(コントローラ 0)

10.2.1.142(コントローラ 1)

前提条件

Hitachi ストレージを設定するためには、ローカル ワークステーションに Java アプリケーションである Disk Array Management Program 2(DAMP 2)がインストールされている必要があります。インストレーション用の CD はストレージ ハードウェアに同梱されています。このアプリケーションは各種オペレーティング システムで動作します。オペレーティング システムの互換性に関する詳細については、ストレージの製品マニュアルを参照してください。

基本項目の設定

ストレージの設定を開始する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 DAMP 2 アプリケーションを起動します。

ステップ 2 管理モードのパスワードを設定します。

a. メニューバーの Settings > Password をクリックします。

b. プロンプトに従って、新しいパスワードを 2 回入力します。

c. OK をクリックして管理モードのパスワードを設定します。

ステップ 3 管理モードを開始します。

a. メニューバーの File > Change Mode をクリックします。管理モードのパスワードを入力するように要求されます。

b. 設定したパスワードを入力します。メイン アプリケーション ウィンドウ上部の Active Mode というウィンドウに現在のモードが表示されます。

ステップ 4 Hitachi ストレージ アレイを登録します。

a. Add > Register Array Unit をクリックします。情報を入力するための新しいウィンドウが開きます。

b. ストレージ グループの名前を入力します。名前にスペースを含めることはできません。

c. 追加するアレイの名前を入力します。名前にスペースを含めることはできません。

d. Array Unit Type を選択します。この例では DF600 Dual です。

e. Connection Type で TCP/IP(LAN) を選択します。

f. 2 つの RAID コントローラの IP アドレスを指定します。この例では、IP アドレスは「トポロジの例」に記されているアドレスになります。


図8-1 に登録フィールドを示します。


図8-1 DAMP 2 によるアレイの登録

 

g. OK をクリックし、アプリケーションがストレージ アレイに接続するまで待機します。数分かかる場合があります。

ステップ 5 アプリケーションがストレージ アレイに正しく登録されたことを確認します。メイン ウィンドウの右側のフレームに、入力したストレージ アレイ名の付いた新しいアイコンが表示されます。図8-2 に新しいアイコンを示します。

図8-2 新しいアレイ アイコン

 


 

RAID グループの設定

VFrame 環境では、すべてのストレージを 1 つの RAID グループに追加します。

基本項目を設定し、アレイを登録したあとの手順は、次のとおりです。


ステップ 1 新しいストレージ アイコンをダブルクリックして、Array System Viewer ウィンドウを開きます。

ステップ 2 Logical Status タブをクリックします(図8-3 を参照)。

図8-3 論理ステータス テーブル

 

ステップ 3 Array System Viewer ウィンドウの左側のフレームで RAID Groups 項目を右クリックしたあと、Add New RAID group を選択します(図8-4 を参照)。新しいウィンドウが開きます。

図8-4 新しい RAID グループの追加

 

ステップ 4 RAID レベルを選択します(通常は RAID 5。図8-5 を参照)。

図8-5 RAID レベル

 

ステップ 5 Drive Configuration セクションを検索し、Select Drives ボタンをクリックします。Select Drives ウィンドウが表示されます。

ステップ 6 新しい RAID グループで使用する物理ドライブを選択します。複数のドライブを選択する場合は Ctrl キーを押しながら選択します(図8-6 を参照)。

図8-6 物理ドライブの選択

 

ステップ 7 OK をクリックして RAID Property ウィンドウに戻ると、RAID Group ウィンドウの残りのフィールドが自動的に入力されます。

ステップ 8 OK をクリックして新しい RAID グループを追加します。

ステップ 9 「Setting Ended Normally」というメッセージが表示されます。OK をクリックします。


 

RAID グループへの LU の追加

(RAID グループの設定後)RAID グループに LU を追加する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Array System Viewer ウィンドウの左側のフレームで、LU を追加する先の RAID グループを右クリックしたあと、Add New Logical Unit を選択します(図8-7 を参照)。新しいウィンドウが開きます。

図8-7 新しい LU の追加

 

ステップ 2 Default Controller をクリックします。

ステップ 3 Size セクションで、バーを動かして LU のサイズを選択します。

ステップ 4 ほかのパラメータは(変更する明確な理由がある場合を除いて)そのままにします。

ステップ 5 OK をクリックし、新しい LUN の作成を開始します。

ステップ 6 「Setting Ended Normally」というメッセージが表示されます。OK をクリックして、LU Properties ウィンドウを閉じます。

ステップ 7 Array System Viewer ウィンドウの左側のフレームで、新しく LU を追加した RAID グループを右クリックします。右側のフレームに新しい LU が表示されることを確認します。LU はまだフォーマットされていないため、グレーのアイコンです。

ステップ 8 右側のフレームで、新しい LU を含んだ行を右クリックしたあと Format > Online を選択します(Quick format を使用することもできますが、Online を推奨します)。LU のフォーマットが終わるまで待ちます。LU のサイズによっては時間がかかることがあります。

フォーマットが終了するとメイン ウィンドウが更新され、フォーマットされた新しい LU の色はグレーからオレンジに変わります。


 

ファイバ チャネルとアレイの接続形態を考慮した設定

ストレージ アレイは、ファイバ チャネル ゲートウェイと直接接続することも、ファイバ チャネル スイッチを介して接続することもできます。

使用しているトポロジに応じて適切な設定方法を選択してください。

「ファイバ チャネル ゲートウェイとアレイの直接接続」

「スイッチを介したファイバ チャネルとアレイの接続」

ファイバ チャネル ゲートウェイとアレイの直接接続

ファイバ チャネル ゲートウェイがアレイに直接接続されている場合の手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ゲートウェイに接続しているアレイ ポートを loop として設定します。

a. メニューバーから Settings > Configuration Settings を選択します。

b. Fibre Channel タブをクリックします。

c. Controller セクションのPort # をクリックします。

d. Topology Information セクションのドロップダウン メニューから Loop を選択します(図8-8 を参照)。

e. 接続しているすべてのコントローラとポートに対して、ステップ 1 を繰り返します。

図8-8 アレイに直接接続されている FC ゲートウェイ

 

ステップ 2 ゲートウェイ ポートがサーバ スイッチ シャーシ上で正常に起動し、Hitachi ターゲットが検出されることを確認します。この時点で LU ディスカバリは関係しません。

ステップ 3 アレイの FC ポートを変更した場合は、FC ゲートウェイ ポートの再起動が必要になることがあります。たとえば、直接接続のアレイ ポートが当初 Point-to-Point(p2p; ポイントツーポイント)に設定されていた場合、設定を Loop に変更すると、ファイバ チャネル ゲートウェイ ポートをリセットしなければターゲットが認識されない場合があります。

ステップ 4 Apply をクリックします。一連の手順の実行後は、FC ゲートウェイが(直接接続でも FC ファブリック経由接続でも)接続先のアレイのターゲット ポートを検出することが確認できます。


 

スイッチを介したファイバ チャネルとアレイの接続


) アレイがスイッチを介してファイバ チャネルと接続されている場合は、アレイ ポートを p2p として設定する必要があります。


スイッチを介してアレイをファイバ チャネル ファブリックに接続する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ゲートウェイ ポートに接続されているアレイ ポートは loop として設定する必要があります。

a. メニューバーから、Settings -> Configuration Settings を選択します。

b. Fibre Channel タブをクリックします。

c. Controller セクションのPort # をクリックします。

d. Topology Information セクションのドロップダウン メニューから Point-to-Point を選択します(図8-9 を参照)。

e. 接続しているすべてのコントローラとポートに対して、ステップ 1 を繰り返します。

図8-9 ポイントツーポイントの設定

 

ステップ 2 ファイバ チャネル スイッチで、Hitachi アレイに接続されているスイッチ ポートが起動し、そのスイッチ ポートで Hitachi ターゲット ポートが検出されることを確認します。

ステップ 3 アレイのファイバ チャネル ポートを変更した場合は、ファイバ チャネル ゲートウェイ ポートを再起動しなければならないことがあります。

ステップ 4 Apply をクリックします。


 

ストレージ デバイスへのディレクタ WWN の追加

VFrame によってディレクタに割り当てられた WWPN をストレージ デバイスに追加する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Array System Viewer ウィンドウの左側のフレームで、Host Groups "+" フォルダをクリックして開きます。

ステップ 2 接続先の Controller "+" をクリックして開きます。

ステップ 3 接続先の、LU がエクスポートされる Port "+" をクリックして開きます。

ステップ 4 ホストを追加する Group "+" をクリックします。グループは Option、Logical Unit、および WWN の 3 つの項目に展開されます。

a. WWN を右クリックします。

b. ディレクタの WWN を追加します。WWN は WWNN と WWPN の対です。

c. Assigned WWN フレームのすぐ下にある Add ボタンをクリックします。WWN ウィンドウが表示されます(図8-10 を参照)。

図8-10 WWN の追加

 

d. ディレクタの WWNN と WWPN を次の手順で検索します(図8-11 を参照)。

VFrame ディレクタを起動していない場合は起動します。

ナビゲーション ツリーで VFrame Directors をクリックします。

メイン ウィンドウで Instances タブをクリックします。

表示したいディレクタのハイパーリンク名をクリックします。

WWNs サブタブをクリックします。

図8-11 単一ディレクタの WWNN と WWPN

 

e. DAMP 2 アプリケーションに戻り、ポートの名前(Name)、WWN(Node Name)および WWPN(Port Name)を追加します。

f. OK をクリックします。

ステップ 5 ストレージ デバイスのアクセスに使用する WWPN ごとにステップ c ~ f を繰り返します。たとえば、4 つのアクセス可能なゲートウェイ ポートがある場合は、VFrame によって割り当てられた 4 つの WWN すべてを入力する必要があります。

ステップ 6 スタンバイ ディレクタに対して手順を繰り返します。

ステップ 7 プライマリおよびスタンバイ ディレクタのすべての WWN がストレージ デバイスに追加されたことを確認します(図8-12 を参照)。

図8-12 割り当て済み WWN の確認

 

ステップ 8 確認したら OK をクリックしてこのウィンドウを閉じます。


 

仮想サーバの WWN の追加

VFrame によって仮想サーバに割り当てられた WWPN を、自動または手動でストレージ デバイスに追加します。

自動による追加

自動で WWPN を追加する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ストレージで WWPN 値が検出されるように、仮想サーバにストレージ デバイスへの永続的なログインを強制します。この永続的ログインは仮想サーバの診断モードをイネーブルにすることで可能になります。

仮想サーバの診断モードは次の手順でイネーブルにします。

a. Virtual Server Group メニューの新しいグループをクリックします。VS Group の Virtual Servers タブが表示されます。

b. 追加する仮想サーバのボックスをオンにし、ドロップダウン メニューから Enable Diagnostic Mode for Selected Virtual Server(s) を選択します。Virtual Server General タブが表示されます。

一度に選択できる仮想サーバは 1 つだけです。

c. Virtual Server General タブで、Diagnostic Report ボタンをクリックします。

d. 表示されるレポートには、仮想サーバに対して割り当てられたストレージ コンフィギュレーションが示されます。ストレージが正しく設定されていることを確認してください。

e. これで仮想サーバはストレージ デバイスにログインし、診断モードを終了するまでログインしたままになります。FC ゾーン分割の変更や SRP コンフィギュレーションの変更ができます。

f. 仮想サーバを物理サーバに割り当てる前に、診断モードから仮想サーバを削除します。


 

手動による追加

手動で WWPN を追加する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ストレージ デバイスへのアクセスを追加する仮想サーバの WWN を検索します。

ステップ 2 Array System Viewer ウィンドウの左側のフレームで、Host Groups "+" フォルダをクリックして開きます。

ステップ 3 接続先の Controller "+" をクリックして開きます。

ステップ 4 接続先の、LU がエクスポートされる Port "+" をクリックして開きます。

ステップ 5 ホストを追加する Group "+" をクリックします。グループは Option、Logical Unit、および WWN の 3 つの項目に展開されます。

ステップ 6 WWN を右クリックします。WWN は WWNN と WWPN の対です。

ステップ 7 Assigned WWN フレームのすぐ下にある Add ボタンをクリックします。WWN ウィンドウが表示されます。

ステップ 8 仮想サーバの WWN を追加します。WWN は WWNN と WWPN の対です。

ステップ 9 仮想サーバの残りの WWN に対してステップ 1ステップ 8 を繰り返します。

ステップ 10 すべての仮想サーバに対してステップ 1ステップ 9 を繰り返します。


 

グループへの LU の追加

グループに LU を追加する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Array System Viewer ウィンドウの左側のフレームで、Host Groups "+" フォルダをクリックして開きます。

ステップ 2 接続先の Controller "+" をクリックして開きます。

ステップ 3 接続先の、LU がエクスポートされる Port "+" をクリックして開きます。

ステップ 4 ホストを追加する Group "+" をクリックします。グループは Option、Logical Unit、および WWN の 3 つの項目に展開されます。

ステップ 5 最後のステップの WWN と同じ Controller->Port->Group 階層の下にある Logical Unit を右クリックします。

ステップ 6 Modify Mapping をクリックします。新しいウィンドウが表示されます。このウィンドウで Hitachi ストレージ側の LU マッピングを行います(図8-13 を参照)。

図8-13 LU マッピング ウィンドウ

 

ステップ 7 LUN テーブル内の LUN を選択します。LUN テーブルにはアレイ側のすべての LUN が含まれています(図8-14 を参照)。

図8-14 LUN テーブル

 

ステップ 8 Host LUN と表示されている 2 つめのテーブルからホスト LUN を選択します。このテーブルには、ホストにエクスポートされる、最初のテーブルで選択した LUN の LUN 番号があります。Host LUN は 0 の場合でも必ず選択します(図8-15 を参照)。

図8-15 Host LUN

 

ステップ 9 Reserved Configuration テーブルにすべての LUN を追加します。

a. ウィンドウの中央にある "+" 印をクリックして LUN を Reserved Configuration テーブルに追加します。Reserved Configuration テーブルに含まれているコンフィギュレーションは、OK ボタンをクリックすると適用されます(図8-16 を参照)。

図8-16 予約済みコンフィギュレーション

 

ステップ 10 最後の 3 つめのテーブルは Current Configuration テーブルです。このテーブルにはアレイ上のアクティブな LUN マッピングが含まれており、このマッピングはコンフィギュレーションが完了すると変わります。

ステップ 11 OK をクリックします。Reserved Configuration テーブルのコンフィギュレーションが Current Configuration になります。

新しい LUN マッピングが現在のアクティブ コンフィギュレーションに追加され、LUN Mapping ウィンドウが閉じます。