Cisco VFrame Third Party インテグレーション ガイド Release 3.1.1
CLI による EMC Symmetrix ストレージ の設定
CLI による EMC Symmetrix ストレージの設定
発行日;2012/01/09 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

CLI による EMC Symmetrix ストレージの設定

概要

スイッチの I/O TimeOut 値の設定

ストレージ コンフィギュレーションのプランニング

使用しているストレージ デバイスの現在の容量の確認

コンフィギュレーションに必要なイニシエータの数の確認

トポロジの例

セットアップ

ストレージを登録するための WWN の収集

ディレクタの WWPN を検索します。

仮想サーバの WWPN を検索します。

Symmetrix ストレージの設定

サンプル コンフィギュレーションの概要

ディレクタの登録

ディレクタ 1 の登録

ディレクタ 2 の登録

仮想サーバの登録

仮想サーバ 1 の例

ホスト アクセスの設定

概要

この章では、SRP イニシエータと EMC Symmetrix 形式ストレージ デバイスを接続するためのコンフィギュレーション例について説明します。このコンフィギュレーション例では、ユーザが SRP イニシエータ(つまり、IB 対応のホスト)を EMC ストレージ デバイスのコンフィギュレーションに追加する必要があります。

この章ではトポロジの例を示し、使用環境を正常に設定する上で役立つように手順を追って説明します。

スイッチの I/O TimeOut 値の設定

EMC ストレージをサーバ ファブリック スイッチと一緒に使用する場合は、スイッチのデフォルト タイムアウトの値を変更します。

LU(論理ユニット)が I/O トラフィックを受け入れるようにするには Element Manager を使用して、デフォルトの最大時間を変更します。EMC ストレージ デバイスを使用している場合はこのタイムアウトの値を増やします。

この値はデフォルト値(10 秒)から 1800 まで変更できます。


ステップ 1 Element Manager GUI を起動します。

この手順は CLI からも、fc srp lu logical-id min-io-timeout timeout コマンドを使用して実行できます。

ステップ 2 FibreChannel メニューをクリックし、SRP を選択します。SRP ウィンドウが開きます。

ステップ 3 Global タブをクリックします。

ステップ 4 DefaultItlMinIoTimeout フィールドに 1800 を入力して、ITL が I/O トラフィック(非順次アクセス ストレージ デバイス上)を受け入れる時間(秒)を指定します。

ステップ 5 Apply ボタンをクリックします。


 

ストレージ コンフィギュレーションのプランニング

ストレージのコンフィギュレーションを開始する前に、ストレージの使用方法をプランニングする必要があります。『 VFrame Site Planning Guide 』およびシスコの代理店が提供するトポロジを使用してください。

使用しているストレージ デバイスの現在の容量の確認

実現できるトポロジのタイプは、ストレージの量およびストレージ デバイスで使用可能な WWPN の登録数に応じて決定される場合があることを理解してください。これは重要です。


ステップ 1 最初のステップでは、デバイスに追加できる World Wide Port Name(WWPN)の登録数を決定します。各ストレージ デバイスには、Storage Processor(SP)ポートおよびそのストレージ デバイス全体に登録できる WWPN の数に制限があります。デバイスの仕様を調べて登録数の制限を確認します。

ステップ 2 次のステップでは、SP ポートにすでに登録されているイニシエータの数を確認し、残っている登録エントリの数を把握します。


 

コンフィギュレーションに必要なイニシエータの数の確認

次の一般的なガイドラインを使用して、ストレージ デバイス上で使用する必要のあるイニシエータ数を決めます。

SP 1 つ当たりの登録数 = SP ポートを認識できるポート プール内の、仮想サーバ 1 台当たり ゲートウェイ ポート数

図5-1 イニシエータの登録数のプランニング

 

トポロジの例

図5-2 に、この章の手順で参照するトポロジの例を示します。

図5-2 トポロジの例

 

セットアップ

このセットアップの例には、次の状況が適用されます。

SRP ホストは IB ケーブルを介して Topspin 360 Server Switchに接続されています。

各 SRP ホストには 2 つの HCA があり、各 HCA の 1 つのポートはServer Switchに接続されています。

各 FC ゲートウェイのポート 1 はストレージ システム上の Storage Processor SP A に接続されています。

各 FC ゲートウェイのポート 2 はストレージ システム上の SP B に接続されています。

SRP ホストにロードされている SRP ドライバはありません。

EMC Symmetrix の LU は設定されています。

このセクションに示す例には、1 台の Topspin 360 と 2 つの FC ゲートウェイが含まれています。各ゲートウェイのポート 1 は 1 つの FC スイッチに接続され、各ゲートウェイ上のポート 2 はもう 1 つの FC スイッチに接続されています。各 FC スイッチは EMC ストレージ デバイス上の 1 つのポートに接続されています。

ストレージを登録するための WWN の収集

ホストはストレージ グループに登録しないと認識されません。WWNN/WWPN を Symmetrix ストレージに入力するには、スクリプトを作成します。

VFrame コンフィギュレーションの場合、次のデバイスをホストとして追加します。

ディレクタ ホスト

すべての仮想サーバ

ディレクタの WWPN を検索します。

WWPN を検索する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ディレクタの WWPN を検索します。

a. VFrame ディレクタを起動していない場合は起動します。

b. ナビゲーション ツリーで VFrame Directors をクリックします。

c. メイン ウィンドウで Instances タブをクリックします。

d. 表示したいディレクタのハイパーリンク名をクリックします。

e. WWNs サブタブをクリックします(図5-3 を参照)。

図5-3 単一ディレクタの WWPN

 

ステップ 2 Symmetrix スクリプトに追加できるように、ディレクタの WWPN はコロンを省略して記録します。次の例を参照してください。

2fff0005ad0173b82fff0005ad0573b8
2fff0005ad0173b82fff0005ad0973b8
2fff0005ad0173b82fff0005ad0d73b8
2fff0005ad0173b82fff0005ad1173b8
 


 

仮想サーバの WWPN を検索します。

WWPN は仮想サーバを作成するごとに割り当てられます。仮想サーバの作成手順については、『 Cisco VFrame InfiniBand Director User Guide 』を参照してください。


ステップ 1 仮想サーバの WWPN を検索します。

a. VFrame ウィンドウに戻ります。WWNN と WWPN は仮想サーバが作成されると VFrame により割り当てられます。

b. ナビゲーション ツリーで Virtual Server Groups をクリックします。

c. メイン ウィンドウで仮想サーバ名をクリックします。

d. WWNs サブタブをクリックします(図5-4 を参照)。

図5-4 仮想サーバの WWNN と WWPN

 

ステップ 2 Symmetrix スクリプトに追加できるように、ディレクタの WWPN はコロンを省略して記録します。次の例を参照してください。

2ffe0005ad0573ba
2ffe0005ad0973ba
2ffe0005ad0d73ba
2ffe0005ad1173ba
 

ステップ 3 Symmetrix スクリプトに追加できるように、仮想サーバの WWPN を記録します。

ステップ 4 次の方法で仮想サーバの WWNN/WWPN も追加できることに留意してください。

a. ストレージで WWPN 値が検出されるように、仮想サーバをストレージ デバイスに永続的な形で強制的にログインさせます。この永続的ログインは仮想サーバの診断モードをイネーブルにすることで可能になります。

仮想サーバの診断モードは次の手順でイネーブルにします。

Virtual Server Group メニューの新しいグループをクリックします。VS Group の Virtual Servers タブが表示されます。

追加したい仮想サーバのボックスをオンにし、ドロップダウン メニューから Enable Diagnostic Mode for Selected Virtual Server(s) を選択します。Virtual Server General タブが表示されます。

一度に選択できる仮想サーバは 1 つだけであることに注意してください。

Virtual Server General タブで、Diagnostic Report ボタンをクリックします。

表示されるレポートには、仮想サーバに対して割り当てられたストレージ コンフィギュレーションが示されます。ストレージが正しく設定されていることを確認してください。

これで仮想サーバはストレージ デバイスにログインし、診断モードを終了するまでログインしたままになります。FC ゾーン分割の変更や SRP コンフィギュレーションの変更ができます。

仮想サーバを物理サーバに割り当てる前に、診断モードから仮想サーバを削除します。


 

Symmetrix ストレージの設定

ここでは、Symmetrix ストレージの設定方法について説明します。

サンプル コンフィギュレーションの概要

例には、次の要素を使用しています。

ディレクタが 2 つ(ディレクタ 1 およびディレクタ 2)

各ディレクタは 2 つの WWPN を持っています。これは、各ディレクタを各ターゲット/ポートに 2 回登録することを意味します。

ディレクタをストレージ デバイス上の次のターゲット/ターゲット ポートに登録します。

8b ポート 1

9b ポート 1

すべての LUN がディレクタで使用可能になります。1 つのエントリに追加できる LUN の数には制限があることに留意してください。行を新しくして WWPN の登録を続け、必要なすべての LUN を追加することが必要になる場合があります。

WWPN の登録時に使用するフィールド エントリについては、図5-5 を参考にしてください。

図5-5 WWPN 登録時のフィールド エントリの概要

 

ディレクタの登録

ディレクタを登録する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ディレクタをストレージ デバイスに追加するためのスクリプトを作成します。ステップ 2 で収集した WWPN を使用して、この構文の例に示されるようなエントリを作成します。

sudo /opt/emc/symcli/bin/symmask -sid ID of storage device -wwn WWPN of Director -dir storage processor -p storage processor port number add devs lunID lunID lunID

) 構文の例は、使用する Symmetrix デバイスおよびアクセスする構成によって異なる場合があります。たとえば、sudo コマンドを使用しなくてよい場合もあります。デバイスのマニュアルを参照し、ストレージ管理者に確認してください。



 

ディレクタ 1 の登録

### Director 1
sudo /opt/emc/symcli/bin/symmask -sid 840 -wwn 2ffe0005ad012c30 -dir 8b -p 1 add devs 32f 3d7 3db 3df 3e3 3e7 3eb 3ef 3f3 3f7 3fb 3ff 403 407 40b 40f
sudo /opt/emc/symcli/bin/symmask -sid 840 -wwn 2fff0005ad062c30 -dir 8b -p 1 add
devs 413 417 41b 41f 423 427 42b 42f 433 437 43b
 
sudo /opt/emc/symcli/bin/symmask -sid 840 -wwn 2fff0005ad0a2c30 -dir 9b -p 1 add
devs 32f 3d7 3db 3df 3e3 3e7 3eb 3ef 3f3 3f7 3fb 3ff 403 407 40b 40f
sudo /opt/emc/symcli/bin/symmask -sid 840 -wwn 2fff0005ad0a2c30 -dir 9b -p 1 add
devs 413 417 41b 41f 423 427 42b 42f 433 437 43b
 
sudo /opt/emc/symcli/bin/symmask -sid 840 -wwn 2fff0005ad162c30 -dir 8b -p 1 add
devs 32f 3d7 3db 3df 3e3 3e7 3eb 3ef 3f3 3f7 3fb 3ff 403 407 40b 40f
sudo /opt/emc/symcli/bin/symmask -sid 840 -wwn 2fff0005ad062c30 -dir 8b -p 1 add
devs 413 417 41b 41f 423 427 42b 42f 433 437 43b
 
sudo /opt/emc/symcli/bin/symmask -sid 840 -wwn 2fff0005ad1a2c30 -dir 9b -p 1 add
devs 32f 3d7 3db 3df 3e3 3e7 3eb 3ef 3f3 3f7 3fb 3ff 403 407 40b 40f
sudo /opt/emc/symcli/bin/symmask -sid 840 -wwn 2fff0005ad0a2c30 -dir 9b -p 1 add
devs 413 417 41b 41f 423 427 42b 42f 433 437 43b

ディレクタ 2 の登録

High-Availability(HA)のために冗長ディレクタを設定する場合は、ディレクタをもう 1 つ登録します。

### Director 2
sudo /opt/emc/symcli/bin/symmask -sid 840 -wwn 2ffe0005ad062c30 -dir 8b -p 1 add
devs 32f 3d7 3db 3df 3e3 3e7 3eb 3ef 3f3 3f7 3fb 3ff 403 407 40b 40f
sudo /opt/emc/symcli/bin/symmask -sid 840 -wwn 2ffe0005ad062c30 -dir 8b -p 1 add
devs 413 417 41b 41f 423 427 42b 42f 433 437 43b
 
sudo /opt/emc/symcli/bin/symmask -sid 840 -wwn 2ffe0005ad0a2c30 -dir 9b -p 1 add
devs 32f 3d7 3db 3df 3e3 3e7 3eb 3ef 3f3 3f7 3fb 3ff 403 407 40b 40f
sudo /opt/emc/symcli/bin/symmask -sid 840 -wwn 2ffe0005ad0a2c30 -dir 9b -p 1 add
devs 413 417 41b 41f 423 427 42b 42f 433 437 43b
 
sudo /opt/emc/symcli/bin/symmask -sid 840 -wwn 2ffe0005ad162c30 -dir 8b -p 1 add
devs 32f 3d7 3db 3df 3e3 3e7 3eb 3ef 3f3 3f7 3fb 3ff 403 407 40b 40f
sudo /opt/emc/symcli/bin/symmask -sid 840 -wwn 2ffe0005ad062c30 -dir 8b -p 1 add
devs 413 417 41b 41f 423 427 42b 42f 433 437 43b
 
sudo /opt/emc/symcli/bin/symmask -sid 840 -wwn 2ffe0005ad1a2c30 -dir 9b -p 1 add
devs 32f 3d7 3db 3df 3e3 3e7 3eb 3ef 3f3 3f7 3fb 3ff 403 407 40b 40f
sudo /opt/emc/symcli/bin/symmask -sid 840 -wwn 2ffe0005ad0a2c30 -dir 9b -p 1 add
devs 413 417 41b 41f 423 427 42b 42f 433 437 43b

仮想サーバの登録

仮想サーバを登録する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 仮想サーバの WWN を検索し、それをステップ 3 で作成したストレージ グループに追加します。アクセスを許可するストレージ ターゲットについて慎重にプランニングしたことを確認します。

ステップ 2 仮想サーバの WWPN をストレージ デバイスに登録する方法を、次のいずれかから選択します。

ストレージで WWPN 値が検出されるように、仮想サーバをストレージ デバイスに永続的な形で強制的にログインさせます。a. に記されているように、この永続的ログインは仮想サーバの診断モードをイネーブルにすることで可能になります。

または

b. の手順に従って、仮想サーバの WWN を Symmetrix スクリプトに追加します。

a. 仮想サーバの診断モードは次の手順でイネーブルにします。

Virtual Server Group メニューの新しいグループをクリックします。VS Group の Virtual Servers タブが表示されます。

追加したい仮想サーバのボックスをオンにし、ドロップダウン メニューから Enable Diagnostic Mode for Selected Virtual Server(s) を選択します。Virtual Server General タブが表示されます。

一度に選択できる仮想サーバは 1 つだけであることに注意してください。

Virtual Server General タブで、Diagnostic Report ボタンをクリックします。

表示されるレポートには、仮想サーバに対して割り当てられたストレージ コンフィギュレーションが示されます。ストレージが正しく設定されていることを確認してください。

これで仮想サーバはストレージ デバイスにログインし、診断モードを終了するまでログインしたままになります。FC ゾーン分割の変更や SRP コンフィギュレーションの変更ができます。

仮想サーバを物理サーバに割り当てる前に、診断モードから仮想サーバを削除します。

b. 仮想サーバをストレージ デバイスに登録するために、仮想サーバの WWN を Symmetrix スクリプトに追加します。

ステップ 3 で収集した WWPN を使用して、次のエントリを作成します。

コマンド構文の例

sudo /opt/emc/symcli/bin/symmask -sid ID of storage device -wwn concatenated WWNN/WWPN of Director -dir storage processor -p storage processor port number add devs lunID lunID lunID
 


 

仮想サーバ 1 の例

### Director 1
sudo /opt/emc/symcli/bin/symmask -sid 840 -wwn 2fff0005ad062c30 -dir 8b -p 1 add devs 32f 3d7 3db 3df 3e3 3e7 3eb 3ef 3f3 3f7 3fb 3ff 403 407 40b 40f
sudo /opt/emc/symcli/bin/symmask -sid 840 -wwn 2fff0005ad062c30 -dir 8b -p 1 add
devs 413 417 41b 41f 423 427 42b 42f 433 437 43b
 
sudo /opt/emc/symcli/bin/symmask -sid 840 -wwn 2fff0005ad0a2c30 -dir 9b -p 1 add
devs 32f 3d7 3db 3df 3e3 3e7 3eb 3ef 3f3 3f7 3fb 3ff 403 407 40b 40f
sudo /opt/emc/symcli/bin/symmask -sid 840 -wwn 2fff0005ad0a2c30 -dir 9b -p 1 add
devs 413 417 41b 41f 423 427 42b 42f 433 437 43b
 
sudo /opt/emc/symcli/bin/symmask -sid 840 -wwn 2fff0005ad162c30 -dir 8b -p 1 add
devs 32f 3d7 3db 3df 3e3 3e7 3eb 3ef 3f3 3f7 3fb 3ff 403 407 40b 40f
sudo /opt/emc/symcli/bin/symmask -sid 840 -wwn 2fff0005ad062c30 -dir 8b -p 1 add
devs 413 417 41b 41f 423 427 42b 42f 433 437 43b
 
sudo /opt/emc/symcli/bin/symmask -sid 840 -wwn 2fff0005ad1a2c30 -dir 9b -p 1 add
devs 32f 3d7 3db 3df 3e3 3e7 3eb 3ef 3f3 3f7 3fb 3ff 403 407 40b 40f
sudo /opt/emc/symcli/bin/symmask -sid 840 -wwn 2fff0005ad0a2c30 -dir 9b -p 1 add
devs 413 417 41b 41f 423 427 42b 42f 433 437 43b

ホスト アクセスの設定

VFrame は自動的にホスト アクセスの設定を行います。ゲートウェイ ポート アクセスは Unrestircted に、LUN アクセスは Restricted に設定されます。