Cisco MDS 9000 ファミリ Fabric Manager コンフィギュレーション ガイド Release 3.x Cisco MDS SAN-OS Release 3.0(3) ~ 3.3(3) Cisco MDS 9000 FabricWare Release 2.x
NPV の設定
NPV の設定
発行日;2013/09/18 | 英語版ドキュメント(2009/04/06 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 39MB) | フィードバック

目次

NPV の設定

NPV の概要

NPV モード

NP ポート

NP リンク

内部 FLOGI パラメータ

デフォルト ポート番号

IP を介した NPV CFS 配信

NPV トラフィック管理

Auto

トラフィック マップ

中断

複数の VSAN のサポート

NPV の注意事項および要件

NPV トラフィック管理の注意事項

NPV の設定

NPV トラフィック管理の設定

サーバ インターフェイスごとの外部インターフェイス リストの設定

ディスラプティブ ロード バランシング用グローバル ポリシーのイネーブルまたはディセーブル

NPV Setup Wizard の使用方法

DPVM の設定

NPV およびポート セキュリティ

NPV の設定

N ポート バーチャライゼーション(NPV)を使用すると、SAN におけるファイバ チャネル ドメイン ID 数が減少します。NPV モードで動作するスイッチはファブリックに参加せず、NPV コア スイッチ リンクとエンド デバイス間でトラフィックを通過させるだけです。このため、エッジ スイッチのドメイン ID は不要です。

NPV は、次の Cisco MDS 9000 スイッチだけでサポートされています。

Cisco MDS 9124 マルチレイヤ ファブリック スイッチ

Cisco MDS 9134 ファブリック スイッチ

HP c-Class BladeSystem 用の Cisco ファブリック スイッチ

IBM BladeCenter 用のシスコ ファブリック スイッチ


) これらのスイッチでは、NPV モードの場合にかぎって NPV を使用できます。スイッチ モードの場合は NPV を使用できません。


この章は、次の項で構成されています。

「NPV の概要」

「NPV の注意事項および要件」

「NPV の設定」

「NPV Setup Wizard の使用方法」

NPV の概要

一般的にファイバ チャネル ネットワークは、コアエッジ モデルを使用して、多くのファブリック スイッチをコア デバイスに接続して展開します。しかし、ファブリックのポート数が増えると、展開するスイッチ数も増えて、ドメイン ID の数が劇的に増加することがあります(サポートされている最大数は 239)。ファイバ チャネル ネットワークでブレード シャーシをさらに展開すると、この課題は難しくなります。

 

NPV では、ファブリック スイッチまたはモジュール スイッチをコア ファイバ チャネル スイッチのホストおよびファブリック スイッチかブレード スイッチのサーバのファイバ チャネル スイッチのようにすることで、多くのポートの展開に必要となるドメイン ID の数の増加に対処します。NPV では、複数のローカル接続 N ポートを 1 つ以上の外部 NP リンクに集約し、NPV コア スイッチのドメイン ID を複数の NPV スイッチ間で共有します(図 21-1 を参照)。NPV では、NPV コア スイッチの同一ポートに複数のデバイスを接続することもできるので、コアでより多くのポートが必要になることがなくなります。

図 21-1 Cisco NPV ファブリック設定

NPV は N ポート ID バーチャライゼーション(NPIV)に似ていますが、同じ機能を提供するわけではありません。NPIV では複数の FC ID を単一の N ポートに割り当てることができ、N ポートの複数のアプリケーションが別々の ID を使用できます。NPIV では、アクセス コントロール、ゾーン分割、ポート セキュリティをアプリケーション レベルで実装することもできます。NPV では NPIV が使用され、コア スイッチから複数の FCID を NP ポートで割り当てることができます。

図 21-2 に、NPV 設定の詳細(インターフェイス レベル)を示します。

図 21-2 インターフェイス レベルの Cisco NPV 設定

NPV モード

ユーザが NPV をイネーブルにしてスイッチの再起動に成功すると、スイッチは NPV モードになります。NPV モードはスイッチ全体に適用されます。NPV モードのスイッチに接続するすべてのエンド デバイスは、N ポートとしてログインし、この機能を使用する必要があります(ループ接続デバイスはサポートされていません)。(NPV モードの)エッジ スイッチから NPV コア スイッチへのすべてのリンクは、(E ポートではなく)NP ポートとして確立されます。このポートは、通常のスイッチ間リンクに使用されます。NPIV は、NPV コア スイッチへのリンクを共有する複数のエンド デバイスにログインするために、NPV モードのスイッチで使用されます。


) 2 つのエンド デバイス間におけるやり取りでは NPV デバイスからコアへの同じアップリンクが使用されるので、NPV モードでは順序どおりのデータ配信が必要ありません。NPV デバイスを超えるトラフィックの場合、コア スイッチは必要に応じて、または設定されている場合、あるいはその両方で順序どおりの配信を実行します。


NP ポート

NP ポート (プロキシ N ポート)は、NPV モードになっているデバイスのポートであり、F ポートで NPV コア スイッチに接続されます。NP ポートは N ポートのように動作しますが、N ポート動作を提供することに加えて、複数の物理 N ポートのプロキシとして機能します。

NP リンク

NP リンクは、基本的に特定エンド デバイスへの NPIV アップリンクです。NP リンクは、NPV コア スイッチへのアップリンクがアップしたときに確立します。アップリンクがダウンすると、NP リンクは終了します。アップリンクが確立すると、NPV スイッチは内部 FLOGI を NPV コア スイッチに対して実行し、FLOGI が正常に実行された場合は、NPV コア スイッチのネーム サーバに自分自身を登録します。この NP リンクにおけるエンド デバイスからのその後の FLOGI は FDISC に変換されます。詳細については、「内部 FLOGI パラメータ」を参照してください。

サーバ リンクは、NP リンク間で均等に分散されます。サーバ リンクの背後にあるすべてのエンド デバイスは、1 つの NP リンクだけにマッピングされます。

内部 FLOGI パラメータ

NP ポートがアップすると、NPV デバイスがまず NPV コア スイッチに自分自身をログインし、次のパラメータを含む FLOGI 要求を送信します。

内部ログインで pWWN として使用される NP ポートの fWWN(ファブリック ポート WWN)

内部 FLOGI で nWWN(ノード WWN)として使用される NPV デバイスの VSAN ベース sWWN(スイッチ WWN)

NPV デバイスは、FLOGI 要求が完了すると、次のパラメータをさらに使用して、ファブリック ネーム サーバに自分自身を登録します。

NPV デバイス自体のネーム サーバ登録のシンボリック ポート名に、NP ポートのスイッチ名とインターフェイス名(fc1/4 など)が埋め込まれています。

NPV デバイスの IP アドレスは、NPV デバイスのネーム サーバ登録で IP アドレスとして登録されます。


) NP ポートにおける内部 FLOGI の BB_SCN は、常にゼロに設定されます。BB_SCN は NPV デバイスの F ポートでサポートされます。


図 21-3 に、NPV コア スイッチと NPV デバイスの間における内部 FLOGI のフローを示します。

図 21-3 内部 FLOGI フロー

 

表 21-1 に、図 21-3 の内部 FLOGI パラメータを示します。

表 21-1 内部 FLOGI パラメータ

パラメータ
派生元

pWWN

NP ポートの fWWN。

nWWN

NPV デバイスの VSAN ベース sWWN。

fWWN

NPV コア スイッチの F ポートの fWWN。

シンボリック ポート名

スイッチ名および NP ポート インターフェイス文字列。

など)。

IP アドレス

NPV デバイスの IP アドレス。

シンボリック ノード名

NPV スイッチ名。

fWWN ベースのゾーン分割が NPV デバイスでサポートされますが、次のような理由のために推奨できません。

ゾーン分割は NPV デバイスで実施されない(NPV コア スイッチで実施される)。

NPV デバイスの背後にある複数のデバイスは、コアで同じ F ポートによってログインする(そのため、同じ fWWN が使用され、別々のゾーンに分割できない)。

使用する NPV リンクによっては同じデバイスがコア スイッチの異なる fWWN を使用してログインする可能性があり、異なる fWWN でゾーン分割する必要がある。

デフォルト ポート番号

NPV 対応スイッチのポート番号はスイッチ モデルによって異なります。NPV 対応スイッチのポート番号の詳細については、「オンデマンド ポート アクティベーション ライセンス」を参照してください。

IP を介した NPV CFS 配信

NPV デバイスは、トランスポート メディアとして IP だけを使用します。CFS では、マルチキャスト フォワーディングを使用して CFS 配信を行います。NPV デバイスは ISL 接続を行わず、FC ドメインもありません。IP を介した CFS を使用するには、NPV スイッチに物理的に接続するネットワーク全体で、イーサネット IP スイッチ上のマルチキャスト フォワーディングがイネーブルである必要があります。NPV 対応スイッチで、IP を介した CFS 配信にスタティック IP ピアを手動で設定することもできます。 詳細については、『 Cisco MDS 9000 Family CLI Configuration Guide 』を参照してください。

NPV トラフィック管理

ここでは、ロード バランシングの次の側面について説明します。

「Auto」

「トラフィック マップ」

「中断」

Auto

Cisco MDS SAN-OS Release 3.3(1a) 以前では、NPV で外部リンクの 自動 選択がサポートされていました。サーバ インターフェイスが起動すると、使用可能なリンクから負荷が最も小さい外部インターフェイスが選択されます。外部リンクを使用するサーバ インターフェイスでは、手動選択は行われません。また、さらに外部インターフェイスが起動した場合、既存の負荷は新たに起動した外部インターフェイスに自動的には分散されません。この最後に起動したインターフェイスを使用するのは、このインターフェイスよりあとに起動するサーバ インターフェイスだけです。

トラフィック マップ

Cisco MDS SAN-OS Release 3.3(1a) 以降では、NPV でトラフィック管理がサポートされており、サーバがコア スイッチへの接続に使用する 外部インターフェイスを選択して設定 できます。


) NPV トラフィック管理を設定すると、サーバでは設定された外部インターフェイスだけが使用されます。使用可能な外部インターフェイスが他にあっても、そのインターフェイスは使用されません。


NPV トラフィック管理機能には、次のような利点があります。

NPV に接続したサーバ専用の外部インターフェイスが提供され、トラフィック エンジニアリングが容易になる。

サーバ インターフェイスごとに外部インターフェイスを選択するので、最短パスが使用される。

リンクの中断後、または NPV やコア スイッチの再起動後に同じトラフィックが提供され、永続的 FC ID 機能が使用される。

外部インターフェイス間で負荷を均等に分散できるので、負荷が分散される。

中断

ディスラプティブ ロード バランスは、インターフェイスの自動選択および外部インターフェイスに設定されたトラフィック マップとは無関係に動作します。この機能によってサーバ インターフェイスは強制的に再初期化され、この機能がイネーブルにされたとき、および新しい外部インターフェイスが起動するたびにロード バランスが行われます。サーバ インターフェイスを何度も無用にフラップしないように、この機能をイネーブルにして必要なロード バランスが実現されたら、この機能を毎回ディセーブルにしてください。

中断を伴うロード バランスをイネーブルにしない場合は、サーバ インターフェイスを手動でフラップし、負荷の一部を新規の外部インターフェイスに移動する必要があります。

複数の VSAN のサポート

VSAN に基づいて別々の NPV セッションにデバイスをグループ化すると、複数の VSAN を NPV 対応スイッチでサポートできます。アップリンクが伝送している VSAN に基づいて、正しいアップリンクを選択する必要があります。

NPV の注意事項および要件

以下は、NPV 展開時の注意事項および要件です。

NPV コア スイッチでは NPIV がサポートされている必要があります。

100 までの NPV デバイスを設定できます。

スムーズ アップグレードがサポートされます。「ソフトウェア イメージ」を参照してください。

ポート トラッキングがサポートされます。「ポート トラッキングの設定」を参照してください。

NPV コア スイッチで使用可能なすべてのメンバー タイプを使用し、NPV デバイスに接続されているエンド デバイスにゾーン分割を設定できます。fWWN、sWWN、ドメイン、ポートベースのうちいずれかのゾーン分割を使用する場合は、NPV コア スイッチの fWWN、sWWN、またはドメイン/ポートを使用する必要があります。

NPV コア スイッチでは、NPV でログインするデバイス用にポート セキュリティがサポートされます。

NPV ではロード バランシング アルゴリズムが使用され、VSAN のエンド デバイスが最初のログイン時にいずれかの NPV コア スイッチ リンク(同一 VSAN)に自動的に割り当てられます。同一 VSAN に複数の NPV コア スイッチ リンクがある場合は、エンド デバイスに特定の NPV コア スイッチ リンクを割り当てることはできません。

サーバおよびターゲットを両方とも NPV デバイスに接続できます。

リモート SPAN はサポートされません。

ローカル スイッチングはサポートされません。すべてのトラフィックは NPV コア スイッチを使用してスイッチングされます。

NPV デバイスは複数の NPV コア スイッチに接続できます。言い換えると、さまざまな NP ポートをさまざまな NPV コア スイッチに接続できます。

NPV では NPIV 対応モジュール サーバ(ネスト NPIV)がサポートされます。

NPV モードでは F、NP、および SD ポートだけがサポートされます。


) NPV を使用する SAN 上で起動されたサーバの場合、NPV リンクのフェールオーバーが発生すると、サーバは一時的にブート LUN にアクセスできなくなります。


NPV トラフィック管理の注意事項

NPV トラフィック管理を導入する際には、次の注意事項に従ってください。

NPV トラフィック管理は、NPV デバイスによる自動トラフィック エンジニアリングがネットワーク要件を満たさない場合にだけ使用します。

すべてのサーバに対してトラフィック マップを設定しないでください。未設定のサーバに対しては、NPV によって自動トラフィック エンジニアリングが使用されます。

コア スイッチで永続的 FC ID を設定します。トラフィック エンジニアリングによって、関連付けられたサーバ インターフェイスがコア スイッチにつながる外部インターフェイスに転送されます。

外部インターフェイス セットに設定されたサーバ インターフェイスは、設定されているインターフェイスを使用できない場合に、使用できる外部インターフェイスが他にあったとしてもそのインターフェイスを使用できません。

ディスラプティブ ロード バランシングは設定しないでください。この機能を設定すると、デバイスが外部インターフェイス間を移動する必要があります。外部インターフェイス間でデバイスを移動するには、NPV が F ポートでコア スイッチに再ログインする必要があり、このときにトラフィックが中断します。

コア スイッチにリンクした外部インターフェイス セットにサーバを設定して、サーバ セットをコア スイッチにリンクします。

NPV の設定

NPV をイネーブルにすると、システム設定は消去され、システムは NPV モードがイネーブルの状態でリブートします。


) NPV をイネーブルにする前に、現在の設定をブートフラッシュまたは TFTP サーバのいずれかに保存することを推奨します(あとで設定を使用する必要がある場合)。NPV 以外の設定または NPV の設定を保存するには、次のコマンドを使用します。

switch# copy running bootflash:filename

設定を後で再度適用するには、次のコマンドを使用します。
switch# copy bootflash:filename running-config


手順の概要

1. NPV コア スイッチで NPIV をイネーブルにします。NPV デバイスで NPV をイネーブルにします。

2. NPV コア スイッチに接続されたインターフェイスを NP ポートとして設定します。

3. NPV コア スイッチ上の F ポートとして NPV リンクを設定します。

4. NPV デバイスでサーバ リンクを設定します。


) • 91x4 プラットフォームの場合は、3.2(2c) にアップグレードする前、または 3.2(2c) からダウングレードする前に、NPIV 対応ホストに接続した F ポートを閉じてから、NPIV 機能をディセーブルにしてください。アップグレードまたはダウングレードが完了したあと、NPIV 機能をイネーブルにしてから F ポートを起動します。

91x4 プラットフォームの場合は、3.2(2c) から前のバージョンにダウングレードする前に F ポートを閉じ、該当する VSAN の FC ドメインの永続性をイネーブルおよびディセーブルにしてから F ポートを起動します。

Fabric Manager および Device Manager を使用して NPV を設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 コア NPV スイッチで NPIV をイネーブルにするには、コア NPV スイッチから Device Manager を起動します。[Admin] ドロップダウン メニューから [Feature Control] を選択します。NPIV 機能に [enable] を選択します(図 21-4 を参照)。

図 21-4 NPIV および NPV のイネーブル化

ステップ 2 [Apply] をクリックします。

ステップ 3 NPIV コア スイッチ ポートを F ポートとして設定するには、[Interface] ドロップダウン メニューから [FC All] を選択します。

ステップ 4 [Mode Admin] カラムで [F] ポート モードを選択し、[Apply] をクリックします。

ステップ 5 NPV デバイスで NPV をイネーブルにするには、NPV デバイスから Device Manager を起動します。[Admin] ドロップダウン メニューから [Feature Control] を選択します。NPV 機能に [enable] を選択し、[Apply] をクリックします。

ステップ 6 NPV デバイスで外部インターフェイスを設定するには、[Interface] ドロップダウン メニューから [FC All] を選択します。

ステップ 7 [Mode Admin] カラムで [NP] ポート モードを選択し、[Apply] をクリックします。

ステップ 8 NPV デバイスでサーバ インターフェイスを、インターフェイスのドロップダウン メニューから設定するには、[FC All] を選択します。

ステップ 9 [Mode Admin] カラムで [F] ポート モードを選択し、[Apply] をクリックします。

ステップ 10 デフォルトの [Admin] ステータスは ダウン です。ポート モードの設定後、[Admin] ステータスにアップを選択し、リンクを アップ にする必要があります。

NPV トラフィック管理の設定

NPV トラフィック管理機能は、NPV の設定後にイネーブルになります。NPV トラフィック管理の設定では、サーバに対して外部インターフェイスのリストを設定し、ディスラプティブ ロード バランシングをイネーブルまたはディセーブルにします。

サーバ インターフェイスごとの外部インターフェイス リストの設定

外部インターフェイスのリストは、サーバ インターフェイスがダウンしているとき、または指定した外部インターフェイス リストにすでに使用中の外部インターフェイスが含まれている場合に、サーバ インターフェイスにリンクされます。

Fabric Manager を使用して、サーバ インターフェイスごとに外部インターフェイスのリストを設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Physical Attributes] > [Switches] > [N_Port Virtualizer (NPV)] を選択します(図 21-5 を参照)。

図 21-5 [NPV Traffic Map] タブ

ステップ 2 [Traffic Map] タブを選択します。

ステップ 3 ツールバーで アイコンをクリックするか、または右クリックしてから [Create Row...] を選択します。

ステップ 4 ドロップダウン リストから [Switch] を選択します(図 21-6 を参照)。

図 21-6 [Map Entry] ダイアログボックス

ステップ 5 ポート番号を入力するか、または [...] ボタン(ブレード サーバ スイッチでは使用不可)をクリックしてポート選択ダイアログボックスから [Server Interface] および [External Interfaces] を選択します(図 21-7 を参照)。

図 21-7 ポート選択ダイアログボックス


) 選択できるサーバ インターフェイスは 1 つだけですが、複数の外部インターフェイスを選択したサーバ インターフェイスにマップできます。すでに選択されたポートはディセーブルとなり、選択できません。


マップ エントリを削除するには、[Traffic Map] タブの行を選択してから、ツールバーで アイコンをクリックするか、または右クリックして [Delete Row] を選択します。

ディスラプティブ ロード バランシング用グローバル ポリシーのイネーブルまたはディセーブル

ディスラプティブ ロード バランシングを使用すると、すべての外部インターフェイスの負荷を確認し、中断を伴ってその負荷を分散できます。このロード バランシングでは、高負荷の外部インターフェイスを使用するサーバが、低負荷で動作している外部インターフェイスに移されます。

Fabric Manager を使用してディスラプティブ ロード バランシングをイネーブルにする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Physical Attributes] > [Switches] > [N_Port Virtualizer (NPV)] を選択します(図 21-8 を参照)。

ステップ 2 [Load Balance] タブを選択します。

ステップ 3 [Enable] チェックボックスをオンにして、ディスラプティブ ロード バランシングをスイッチでイネーブルにします。

すべてのスイッチでディスラプティブ ロード バランシングをイネーブルにするには、[Enable All] チェックボックスをオンにします(図 21-8 を参照)。

図 21-8 [NPV Load Balance] タブ

NPV Setup Wizard の使用方法

ウィザードを使用して NPV を設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Tools] > [Other] > [NPV Setup...] を選択して、Fabric Manager から NPV Setup Wizard を起動します。
図 21-9 を参照)。

図 21-9 NPV Setup Wizard の起動

Fabric Manager は、ウィザードが起動する前に、クライアントの SAN から NPV 対応スイッチおよび NPIV 対応スイッチが存在するかどうかをチェックします。NPV 対応スイッチは、SAN-OS バージョン 3.2.2 以降を搭載した Cisco MDS 9124、9134、HP Blade Server、または IBM Blade Server です。NPIV 対応スイッチは、SAN-OS 3.0.1 以降を搭載した Cisco スイッチです。NPV 対応スイッチが存在しない場合は、FM にエラー メッセージが表示されます。(図 21-10 を参照)。

図 21-10 起動時のエラー

ステップ 2 NPV デバイスを選択します(図 21-11 を参照)。


 

図 21-11 NPV デバイスの選択

テーブルには、使用可能な NPV 対応スイッチおよび NPV がまだイネーブルでないスイッチがすべて表示されます。チェックボックスをオンにして、必要な NPV デバイスを選択してください。NPV がイネーブルでないデバイスについては、このウィザードの最初のステップでそのデバイスの NPV をイネーブルにします。

NPV がディセーブルなスイッチを選択して [Next] をクリックすると、警告メッセージが表示されて NPV がイネーブルな NPV デバイスの IP アドレス リストが表示されます。スイッチで NPV をイネーブルにすると、そのスイッチは再起動します。このウィザードを使用してスイッチで NPV をイネーブルにする場合は、スイッチのブート変数が設定されている必要があります (図 21-12 を参照)。

図 21-12 NPV 対応スイッチで NPV 機能をイネーブルにした場合の警告

ステップ 3 NPIV コア スイッチを選択します(図 21-13 を参照)。


 

図 21-13 NPIV コア スイッチの選択

チェックボックスをオンにして、必要な NPIV コア スイッチを選択します。テーブルには、使用可能な NPIV コア スイッチおよび NPIV 機能がまだイネーブルでないコア スイッチがすべて表示されます。NPIV がイネーブルでない NPIV コア スイッチについては、このウィザードの最後のステップでそのコア スイッチの NPIV をイネーブルにします。

ステップ 4 必要に応じて、新しい NPV デバイスと NPIV コア スイッチのペアを作成します (図 21-14 を参照)。


 

図 21-14 NPV デバイスと NPIV コア スイッチ ペアの作成

これまでのステップで選択した内容に基づいて、ウィザードには使用可能な NPV デバイスと NPIV コア スイッチが別々のリストにすべて表示されます。それぞれのリストから 1 つずつ選択し、[Add] ボタンまたは [Remove] ボタンをクリックすると、新しい NPV デバイスと NPIV コア スイッチの組み合わせまたはペアを作成できます。

NPV Wizard は、前のステップで選択した NPV デバイスに接続済みの NPIV コア スイッチが存在するかどうかをチェックします。[Add Connected Pairs] ボタンをクリックすると、相互接続した既存ペアのリストがすべて [Selected] テーブルに追加されます。

その後、既存のペアおよび目的のペアが [Selected] テーブル下部に入力されます。各 NPIV コア スイッチは、複数の NPV デバイスとペアにすることができます。

ステップ 6 が終わると、まだ接続されていない新規ペアを物理的に接続するためのプロンプトが表示されます。

ペアになっていないスイッチでは、NPV Wizard によって NPV モードおよび NPIV モードがイネーブルになります。ただし、このようなペアになっていないスイッチは分割され、ファブリック上に存在しなくなる可能性があります。

3/6 ステップで [Next] ボタンをクリックすると、すべての接続済みペアが選択されているかどうかが判定されます。警告メッセージが表示されて(図 21-17 を参照)、このメッセージに未選択の接続済みペアがすべて表示され、これらのペアが NPV セットアップ後に分割されることを示す警告が表示されます。


) • NPV Wizard は、チャネル グループ内にあるポートおよび ISL によって接続されていないポートは検出しません。Port Channel Group 内のポートはコア スイッチの F ポートには設定されません。PortChannel のグループ化は NPV デバイスには適用できません (図 21-15 を参照)。

セットアップ中に PortChannel グループの特定のポートを F ポートとして選択する必要がある場合は、PortChannel グループを削除します。詳細については、「ポート セキュリティの設定」を参照してください。

図 21-15 検出されたポート チャネル グループ。

図 21-16 警告(NPV Setup Wizard)

図 21-17 警告(NPV Setup Wizard)。

ステップ 5 NPV 関連のポートは、自動方式または手動方式のいずれかで設定できます
図 21-18 を参照)。


 

図 21-18 自動方式による NPV 関連ポートの設定

自動ポート選択には 2 つのオプションがあります。

1 つめのオプションを選択すると、既存の ISL を変換して NPV リンクとして実行できます。ISL を優先する場合は、[Convert existing ISLs] オプションを選択します。

ウィザードによって、ウィザードの起動時に使用可能な、選択されたスイッチ間の ISL(アップまたはダウン)が検出されます。

2 つめのオプションを選択すると、NPV ウィザードで空きポートを自動的に設定し、NPV に使用できます。2 つめのオプションでは、NPV デバイスとコア スイッチのペアごとに、最大で 6 つまでの追加 NPV リンクを選択できます。

NPV スイッチでの自動ポート選択時には、ポートは「Operational status」が Auto で「Status Cause」が none(2)、offline(8)、または sfp not present(29) および「Operational Status」が TE または E のライセンス済み FC ポートとして定義されます。

NPV スイッチのポートは次のように選択されます。

ISL は 2 つめの方式で考慮されます。選択アルゴリズムによって空きポートの選択が拡大され、4 ポートごとに最初のポートが選択されます(1 番め、5 番め、9 番めなど)。4 ポートごとに最初のポートをすべて処理しても、十分なポートが選択されていない場合は(推奨されたポートが空いていないため)、次に 4 つのポートごとに 2 つめのポートに移ります(2 番め、6 番め、10 番めなど)。スイッチが異なるとポート設定も異なります。

NPIV スイッチ上のポートは、次の方法で選択されます。

NPIV スイッチでの自動ポート選択時には、空きポートがライセンス済み FC ポートおよび「Operational status」が Auto、「Status Cause」が none(2)、offline(8)、または sfp not present(29) のポートとして定義されます。ポートが他の動作ステート(F、NP、E、TE など)にあることが検出されると、そのポートは使用中と見なされます。ただし、このウィザードのセッションで NPV モードをイネーブルにする NPV デバイス スイッチに接続された ISL に含まれる E ポートおよび TE ポートは例外で、これらのポートは空いていると見なされます。 ただし、これらの ISL ポートの扱いには他の空きポートの扱いと違いがないため、必ずしも自動ポート選択アルゴリズムによって選択されたポートである必要はありません。 このような使用中の ISL ポートを変換する場合は、まず [Convert existing ISLs] を選択してから 2 回めのウィザードを実行し、[Automatic] ポート選択(オプション 2)を選択してさらにリンクを追加してください。

使用可能なポートからポートを設定するように選択すると、まだ NP リンク設定に参加していないポートがウィザードによって検索されます。すべてのポートが NP ポート設定に参加することも可能です。この場合は、警告メッセージが表示されます (図 21-19 を参照)。


) NPV 関連ポート設定の手動方式および自動方式では、正常でないポートまたは adminDown ステートのポートはポート選択時に考慮されません。


図 21-19 警告(ポート数の不足)。

図 21-20 手動方式による NPV 関連ポートの設定。

ポートのペアを手動で作成するには、[Manual] 方式を選択します(図 21-20 を参照)。サテライト スイッチをクリックし、表示された各 NPV スイッチの下に展開された NP デバイス ポートを選択します。次に、NPIV コア スイッチで必要な F ポートを選択し、[Add] をクリックしてポートのペアを作成します。

NPV と NPIV のリストから手動で選択するときは、ポートが「Operational status」が Auto、「Status Cause」が none(2)、offline(8)、または sfp not present(29) で「Operational Status」が TE または E のライセンス済み FC ポートとして定義されます。

ウィザードは、ユーザの選択に基づいて NPV デバイス側の NP ポートに設定されたポートおよびコア スイッチ側の F ポートを判断し、NPV 接続を行います。


) NPV Wizard によって障害ステートまたはダウン ステートのポートが除外されるため、ステップ 4 の [Manual] 選択で NPV スイッチ ツリーを展開したときに、ポートが表示されないことがあります。NPV スイッチのツリーでは正常なポートだけが表示されます。ポート設定を確認してください。


図 21-21 ポート ペア接続時の警告メッセージ

ステップ 6 VSAN を選択します(図 21-22 を参照)。


 

図 21-22 VSAN の選択

ドロップダウン リストから VSAN を選択するか、または VSAN ID を入力して VSAN を指定します。選択されたすべての NPV デバイスと NPIV コア スイッチが、指定された VSAN に追加されます。選択された NPV デバイスのポートおよび NPIV コア スイッチの関連ポートが、VSAN に追加されます。

VSAN 設定は最後のステップで適用されます。

ステップ 7 サーバ インターフェイスを外部インターフェイスにマッピングし、ディスラプティブ ロード バランシングを設定します(図 21-23 を参照)。


 

図 21-23 サーバ インターフェイスと外部インターフェイスのマッピングによるロード バランシングの設定

ロード バランシングが必要な NPV デバイスを選択するには、[Configure Load Balancing] をクリックしてから、ディスラプティブ ロード バランシングを行う NPV デバイスを選択します(図 21-24 を参照)。

図 21-24 ロード バランシングを行う NPV デバイスの選択

トラフィック管理マップを設定するには、バージョン 3.4(1) 以降のスイッチを少なくとも 1 つ、サーバ インターフェイス、および外部インターフェイスを選択します。マップ エントリを追加する手順は、次のとおりです。


 

a. [Add] をクリックして新しいマップ行を作成します。

b. [NPV Device] セルをダブルクリックし、ドロップダウン リストからスイッチを選択します。

c. [Server Interface] セルをダブルクリックしてからポート番号を入力するか、またはセルの [...] ボタン(ブレード サーバ スイッチでは使用不可)をクリックしてポート選択ダイアログボックスを表示します。ポート選択ダイアログボックスで番号付きのボタンをクリックし、ポートを選択します(図 21-25 を参照)。

図 21-25 インターフェイスの選択


) 行から選択できるサーバ インターフェイス ポートは 1 つだけですが、複数の外部インターフェイス ポートをそのポートにマップできます。すでに選択されたポートはディセーブルとなり、選択できません。


d. [External Interfaces] セルをダブルクリックしてポート番号を入力するか、またはセルの [...] ボタン(ブレード サーバ スイッチでは使用不可)をクリックしてポート選択ダイアログボックスを表示します。ポート選択ダイアログボックスで番号付きのボタンをクリックし、ポートを選択します(図 21-25 を参照)。

既存のマップ エントリを削除するには、行を選択してから [Delete] をクリックします。

既存のマップ エントリをすべて削除するには、[Delete All] をクリックします。

ステップ 8 これまでのステップで入力したすべての NPV Setup 設定を確認し、[Finish] をクリックしてセットアップを完了します(図 21-26 を参照)。


 

図 21-26 NPV Setup の完了

[Enable Switch Feature] には、スイッチ、機能に関してスイッチで実行されるアクション、および結果のステータスが表示されます。

[Set Port Type] には、スイッチ、および NPV 関連ポートを設定するためにスイッチに設定されるポートが表示されます。

[Configure VSAN] には、指定された VSAN に追加されるスイッチおよびポートが表示されます。

[>>] をクリックするとペインが展開されて表示されます。[<<] をクリックするとペインが折りたたまれます。

ウィンドウの下部にある経過表示バーは、設定作業全体の進行状況を示しています。経過表示バーの下に表示されるテキスト メッセージは、現在進行中のタスクを示します。

各項目に対する [Status] セルには、[In progress]、[Success]、および [Error] の各ステートが表示されます。設定を適用できない場合は、タスクの [Status] セルが [Error] に変更されます。[Error] をクリックすると [Details] が表示されます。経過表示バーが開始される代わりに、「Cannot apply all configurations」というメッセージが表示されます(図 21-27 を参照)。

図 21-27 設定適用時のエラーおよび Details

すべてのタスクが完了すると、経過表示バーの代わりに [View NPV Port Connections] リンクが表示されます (図 21-27 を参照)。

[View NPV Port Connections] をクリックすると、テーブルに NPV ポート接続が表示されます(図 21-29 を参照)。このリストを参照して、NPV デバイス上の NP ポートと NPIV コア スイッチ上の Auto ポート間の物理接続を確認してください。ISL の場合は物理接続がすでに存在するので、その接続を確認する必要があります。場合によっては物理接続が存在しないことがあるので、その場合は物理接続を手動で確立する必要があります。

図 21-28 新規 NPV ポート ペア

図 21-29 新規 NPV ポート ペア(Details)

DPVM の設定

NPV をイネーブルにするときは、次の要件を満たしてから DPVM を NPV コア スイッチで設定する必要があります。

内部 FLOGI の WWN を DPVM で明示的に設定する必要があります。NPV デバイスに接続されているエンド デバイス用に NPV コア スイッチで DPVM を設定する場合は、同一 VSAN に含まれるようにそのエンド デバイスを設定する必要があります。別の VSAN に含まれるようにデバイスを設定すると、NPV デバイスに接続されているデバイスからのログインはエラーになります。VSAN の不一致を防ぐには、内部 FLOGI VSAN を NP ポートのポート VSAN と一致させます。

NP ポートからの最初のログインにより、そのポートの VSAN が決まります。この最初のログイン、つまり NPV デバイスの内部ログイン用に DPVM を設定すると、NPV コア スイッチの VSAN F ポートがその VSAN で特定されます。DPVM を設定しない場合、ポート VSAN は変更されません。

DPVM 設定の詳細については、「ダイナミック VSAN の作成」を参照してください。

NPV およびポート セキュリティ

NPV コア スイッチでは、ポート セキュリティがインターフェイスごとにイネーブルになります。NPV でログインするデバイス用に NPV コア スイッチでポート セキュリティをイネーブルにするには、次の要件に従う必要があります。

内部 FLOGI をポート セキュリティ データベースに含める必要があります。これにより、NPV コア スイッチのポートで通信やリンクが許可されます。

すべてのエンド デバイスの pWWN もポート セキュリティ データベースに存在する必要があります。

この要件を満たしたら、その他のコンテキストと同じようにポート セキュリティをイネーブルにすることができます。ポート セキュリティのイネーブル化の詳細については、「ポート セキュリティの設定」を参照してください。