Cisco MDS 9000 ファミリ Fabric Manager コンフィギュレーション ガイド Release 3.x Cisco MDS SAN-OS Release 3.0(3) ~ 3.3(3) Cisco MDS 9000 FabricWare Release 2.x
システム ハードウェアの管理
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発行日;2013/09/18 | 英語版ドキュメント(2009/04/06 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 39MB) | フィードバック

目次

システム ハードウェアの管理

スイッチ ハードウェア インベントリの表示

CompactFlash レポートの実行

スイッチのシリアル番号の表示

電力消費量情報の表示

電源コンフィギュレーション モード

電源設定時の注意事項

クロスバー管理の概要

クロスバーを取り外す際の操作上の考慮事項

クロスバーのグレースフル シャットダウン

Cisco MDS 9513 ディレクタ内の第 1 世代モジュールの下位互換性

モジュール温度について

モジュール温度の表示

ファン モジュールの概要

デフォルト設定

システム ハードウェアの管理

この章では、サービスおよびスイッチング モジュール以外のシステム ハードウェアの管理方法およびスイッチ状態のモニタリング方法について説明します。内容は次のとおりです。

「スイッチ ハードウェア インベントリの表示」

「CompactFlash レポートの実行」

「スイッチのシリアル番号の表示」

「電力消費量情報の表示」

「電源コンフィギュレーション モード」

「クロスバー管理の概要」

「モジュール温度について」

「ファン モジュールの概要」

「デフォルト設定」

スイッチ ハードウェア インベントリの表示

製品 ID およびシリアル番号を含むスイッチの現場交換可能ユニット(FRU)情報を表示する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Fabric Manager の場合、[Logical Domains] ペインでファブリックまたはスイッチを選択してから、[Physical Attributes] ペインで [Switches] を展開し、[Hardware] を選択します。

図 18-1 に示すようなリストが表示されます。

図 18-1 Fabric Manager のハードウェア インベントリ

 

ステップ 2 Device Manager の場合、[Physical] > [Inventory] を選択します。

図 18-2 に示すようなリストが表示されます。

図 18-2 Device Manager のハードウェア インベントリ

 

図 18-1 および図 18-2 に、複数のスイッチのシステム属性が表示されます。Device Manager の単一スイッチに対する属性を表示するには、メイン画面でスイッチの図をダブルクリックします。


) モジュールを設定するには、「モジュールの管理」を参照してください。



 

CompactFlash レポートの実行

Cisco SAN-OS Release 3.1(2) では、CompactFlash Check Utility を実行してファブリックのスキャンを自動的に実行して、次のモジュールの CompactFlash ステータスを表示するレポートを生成できます。

DS-X9016

DS-X9032

DS-X9302-14K9

DS-X9308-SMIP

DS-X9304-SMIP

DS-X9530-SF1-K9

CompactFlash レポートは、Cisco SAN-OS Release 2.x 以降を実行するスイッチで使用できます。CompactFlash レポートを実行する前に、次の作業を完了する必要があります。

Cisco Fabric Manager Release 3.1(2) へのアップグレード

CompactFlash Check Utility( m9000-lc1-gplug-mz.1.0.2.bin )のダウンロード

CompactFlash レポートの実行


ステップ 1 Cisco.com( http://www.cisco.com/cgi-bin/tablebuild.pl/mds-utilities )の Software Center から m9000-lc1-gplug-mz.1.0.2.bin をダウンロードします。Software Center のファイルにアクセスするには、CCO アカウントが必要です。

ステップ 2 tftp サーバに CompactFlash Check Utility を保存します。tftp サーバ アドレスが必要です。


 

Fabric Manager を使用して CompactFlash レポートを実行する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Tools] > [Compact Flash Report] を選択します。


) [Flash Check Utility URL tftp://] フィールドに、CompactFlash Check Utility を保存した tftp サーバの場所を入力する必要があります。


ステップ 2 CompactFlash レポートを実行しないスイッチのチェックボックスをオフにします。

ステップ 3 レポート ファイルを保存する場所を指定します。

ステップ 4 [OK] をクリックして、レポートを実行します。


Success: Finished check を表示するグリーン インジケータのライトは、スイッチのチェックが行われたことだけを示します。CompactFlash ステータスのログ ファイルを調べる必要があります。


ステップ 5 Error: Failed to copy plugin file メッセージが表示される場合、[Flash Check Utility URL tftp://] フィールドに入力したパスが正しいことを確認します。

ステップ 6 必要な場合は、[Flash Check Utility URL tftp://] フィールドに正しい場所を入力します。

ステップ 7 [OK] をクリックして、レポートを再度実行します。CompactFlash ステータスに関する詳細な情報について、ログ ファイル レポートを開きます。


 

スイッチのシリアル番号の表示

ご使用の Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチのシリアル番号を取得するには、スイッチ(電源の横)の裏側にあるシリアル番号ラベルを見るか、Fabric Manager を使用して [Logical Domains] ペインでそのスイッチを選択してから、[Physical Attributes] ペインの [Switches] を展開し、[Hardware] を選択します。[Information] ペインの [Serial No Primary] カラムにシリアル番号が表示されます。

電力消費量情報の表示

Fabric Manager を使用して、電力消費量を表示します。[Logical Domains] ペインでスイッチを選択し、[Physical Attributes] ペインの [Switches] を展開してから、[Hardware] を選択します。次に、[Information] ペインの [Power Supplies] タブをクリックして、スイッチ全体の実際の電源消費量情報を表示します。「 電源コンフィギュレーション モード」の最初の例を参照してください。


) Cisco MDS 9500 シリーズ スイッチでは、スーパーバイザ モジュールが 1 つだけでも両方あっても、電力消費量は両方のスーパーバイザ用に予約されています。


電源コンフィギュレーション モード

MDS 9000 ファミリのスイッチには、2 つの冗長電源のスロットがあります。電源を redundant モードまたは combined モードのどちらかに設定できます。

redundant モード:1 つの電源の容量だけを使用します。これは、デフォルトのモードです。電源に障害が発生した場合に、システム内でスイッチ全体が十分な電力を使用できます。

combined モード:両方の電源の複合容量を使用します。電源に障害が発生した場合、消費される電力によっては、スイッチ全体がシャットダウンされ、トラフィックが中断する可能性があります。スイッチの 2 つの電源の容量が少なく、電力消費量が多い場合以外、このモードはほとんど使用されません。


) Cisco MDS 9000 ファミリのシャーシは、110 V の電圧で 1200 W を消費し、220 V の電圧で 2500 W を消費します。


電源モードを設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Fabric Manager の [Physical Attributes] ペインで、[Switches] を展開してから、[Hardware] を選択します。[Power Supplies] タブをクリックします。

図 18-3 のような電源情報画面が表示されます。

2 スロット以外のシャーシで TotalAvailable の値が低い(< 200.0 W)場合、イエローでハイライト表示されます。これは、新しいカードをスイッチに挿入するには、約 180 W の電力が必要となるためです。

図 18-3 Fabric Manager の電源情報

 

ステップ 2 Device Manager の場合、[Physical] > [Power Supplies] をクリックします。

図 18-4 の画面が表示されます。

図 18-4 Device Manager の電源情報

 

ステップ 3 電源の電源属性を設定します。

ステップ 4 Device Manager の [Apply] をクリックするか、Fabric Manager の [Apply Changes] アイコンをクリックします。


 


) 現在の電源設定を表示するには、「電力消費量情報の表示」を参照してください。


電源設定時の注意事項

電源の設定時には、次の注意事項に従ってください。

1. 異なる容量の電源がスイッチに設置された場合は、供給できる総電力は設定されたモード(redundant または combined)によって異なります。

a. redundant モード:総電力は 2 つの電源の容量のうち少ない方となります。
たとえば、次のような消費量が設定されているとします。

電源 1 = 2500 W
追加の電源 2 = 未使用
現在の消費量 = 2000 W
現在の容量 = 2500 W

このとき、次の 3 つの異なるシナリオが生じます( 表 18-1 を参照)。

シナリオ 1: 1800 W が電源 2 に追加された場合、電源 2 がシャットダウンします。
理由: 1800 W が消費量の 2000 W よりも少ないため。

シナリオ 2: 2200 W が電源 2 に追加された場合、現在の容量が 2200 W に減少します。
理由: 2 つの電源のうち 2200 W の値が低いため

シナリオ 3: 3000 W が電源 2 に追加された場合、現在の容量の値は 2500 W に留まります。
理由: 2 つの電源のうち 2500 W の値が低いため。

 

表 18-1 redundant モードの電源シナリオ

シナリオ
電源 1(W)1
現在の消費量(W)
電源 2 の挿入(W)
新しい容量(W)
スイッチによるアクション

1

2500

2000

1800

2500

電源 2 がシャットダウンします。

2

2500

2000

2200

2200

容量が 2200 W になります。

3

2500

2000

3300

2500

容量は変更されません。

1.W = ワット

b. combined モード:総電力は 2 つの電源の容量のうち少ない方の 2 倍となります。

たとえば、次のような消費量が設定されているとします。

電源 1 = 2500 W
追加の電源 2 = 未使用
現在の消費量 = 2000 W
現在の容量 = 2500 W

このとき、次の 3 つの異なるシナリオが生じます( 表 18-2 を参照)。

シナリオ 1: 1800 W が電源 2 に追加された場合、容量は 3600 W に増加します。
理由: 3600 W が最小値(1800 W)の 2 倍の値となるため。

シナリオ 2: 2200 W が電源 2 に追加された場合、現在の容量が 4400 W に増加します。
理由: 4400 W が最小値(2200 W)の 2 倍の値となるため。

シナリオ 3: 3000 W が電源 2 に追加された場合、現在の容量が 5000 W に増加します。
理由: 5000 W が最小値(2500 W)の 2 倍の値となるため。

 

表 18-2 combined モードの電源シナリオ

シナリオ
電源 1(W)2
現在の消費量(W)
電源 2 の挿入(W)
新しい容量(W)
スイッチによるアクション

1

2500

2000

1800

3600

電源がシャットダウンされることがありません。新しい容量に変更されます。

2

2500

2000

2200

4400

3

2500

2000

3300

5000

2.W = ワット

2. 設定を combined モードから redundant モードに変更したとき、現在の消費量よりも容量が少ない電源が検出されると、その電源がシャットダウンされます。両方の電源の容量が現在のシステム消費量よりも少ない場合、設定が許可されません。いくつかの設定シナリオを 表 18-3 に要約します。

シナリオ 1: 次のような消費量が設定されているとします。

電源 1 = 2500 W
追加の電源 2 = 1800 W
現在の消費量 = 2000 W
現在のモード = combined モード(したがって、現在の容量は 3600 W です)

スイッチを redundant モードに変更します。その結果、電源 2 がシャットダウンします。

理由: 2 つの電源のうち 1800 W の値が低く、その値がシステム消費量よりも少ないため

シナリオ 2: 次のような消費量が設定されているとします。

電源 1 = 2500 W
追加の電源 2 = 2200 W
現在の消費量 = 2000 W
現在のモード = combined モード(したがって、現在の容量は 4400 W です)。

スイッチを redundant モードに変更します。その結果、現在の容量が 2200 W に減少します。

理由: 2 つの電源のうち 2200 W の値が低いため

シナリオ 3: 次のような消費量が設定されているとします。

電源 1 = 2500 W
追加の電源 2 = 1800 W
現在の消費量 = 3000 W
現在のモード = combined モード(したがって、現在の容量は 3600 W です)。

スイッチを redundant モードに変更します。その結果、現在の容量が 2500 W に減少し、設定が拒否されます。

理由: 2500 W がシステムの消費量(3000 W)よりも少ないため

 

表 18-3 combined モードの電源シナリオ

シナリオ
電源 1(W)3
現在のモード
現在の消費量(W)
電源 2(W)
新しいモード
新しい容量(W)
スイッチによるアクション

1

2500

combined

2000

1800

該当なし

3600

既存の設定

2500

該当なし

2000

1800

冗長

2500

電源 2 がシャットダウンします

2

2500

combined

2000

2200

該当なし

4400

既存の設定

2500

該当なし

2000

2200

冗長

2200

新しい容量に変更されます。

3

2500

combined

3000

1800

該当なし

3600

既存の設定

2500

該当なし

3000

1800

冗長

該当なし

拒否されるため、モードが combined モードに戻ります。

3.W = ワット

クロスバー管理の概要

Cisco MDS SAN OS Release 3.0(1) 以降では、2 つのタイプの Cisco MDS 9500 シリーズ ディレクタ用ハードウェア(第 1 世代と第 2 世代)をサポートします。

第 1 世代は次のように Release 3.0(1) よりも前の Cisco SAN OS でサポートされるすべてのハードウェアで構成されます。

Cisco MDS 9506 および 9509 ディレクタ シャーシ

スーパーバイザ 1 モジュール

32 ポート、2 Gbps のファイバ チャネル スイッチング モジュール

16 ポート、2 Gbps のファイバ チャネル スイッチング モジュール

8 ポート IP ストレージ サービス(IPS-8)モジュール

4 ポート IP ストレージ サービス(IPS-4)モジュール

Storage Services Module(SSM)

14/2 ポート マルチプロトコル サービス(MPS-14/2)モジュール

第 2 世代は次のように Cisco SAN OS Release 3.0(1) 以降でサポートされるすべての新規のハードウェアで構成されます。

Cisco MDS 9513 ディレクタ シャーシ

スーパーバイザ 2 モジュール

48 ポート、4 Gbps のファイバ チャネル スイッチング モジュール

24 ポート、4 Gbps のファイバ チャネル スイッチング モジュール

12 ポート、4 Gbps のファイバ チャネル スイッチング モジュール

4 ポート、10 Gbps のファイバ チャネル スイッチング モジュール

Cisco MDS SAN OS 3.0(1) 以降が稼働している Cisco MDS 9500 シリーズ ディレクタは、次のタイプのクロスバーをサポートします。

一体型クロスバー:スーパーバイザ 1 およびスーパーバイザ 2 モジュールに取り付け。Cisco MDS 9506 および 9509 ディレクタには一体型クロスバーだけを使用します。

外部クロスバー:外部クロスバー スイッチング モジュールに取り付け。Cisco MDS 9513 ディレクタでは外部クロスバー モジュールが必要です。

クロスバーを取り外す際の操作上の考慮事項

Cisco MDS SAN OS 3.0(1) 以降が稼働している Cisco MDS 9500 シリーズ ディレクタでは、Cisco MDS 9500 シリーズ ディレクタをベースにした SAN の整合性およびアベイラビリティを損うことなく、第 1 世代および第 2 世代ハードウェアを組み合わせて使用できます。

これらの利点を実現させるには、メンテナンス作業のためクロスバーを取り外す場合に次の操作要件を考慮する必要があります。

「クロスバーのグレースフル シャットダウン」

「Cisco MDS 9513 ディレクタ内の第 1 世代モジュールの下位互換性」

クロスバーのグレースフル シャットダウン

MDS 9500 シリーズ ディレクタからクロスバー(一体型または外部)を取り外す前に、クロスバーの正常なシャットダウンを実行する必要があります。

Cisco MDS 9513 ディレクタの外部クロスバー スイッチング モジュールの正常なシャットダウンを実行する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 スーパーバイザ モジュールを右クリックします。クロスバーは、グリーンの X で表示されます(図 18-5 を参照)。

スーパーバイザ モジュールのコンテキスト メニューが表示されます。

図 18-5 クロスバーのシャットダウン

 

ステップ 2 [Out of Service] を選択して、一体型クロスバーを正常にシャットダウンします。


) 一体型クロスバーを再度アクティブにするには、スーパーバイザ 1 モジュールまたはスーパーバイザ 2 モジュールを取り外し、再挿入または交換する必要があります。



注意 クロスバーを非稼働にすると、スーパーバイザのスイッチオーバーが生じることがあります。


 

Device Manager を使用して Cisco MDS 9509 または 9506 ディレクタのスーパーバイザ モジュールの一体型クロスバーを正常にシャットダウンさせる手順は、次のとおりです。


ステップ 1 外部クロスバー スイッチング モジュールを右クリックします。

そのモジュールのコンテキスト メニューが表示されます。

ステップ 2 [Out of Service] を選択して、外部クロスバー スイッチング モジュールを正常にシャットダウンします。


) 外部クロスバー モジュールを再度アクティブにするには、クロスバー モジュールを取り外し、再挿入または交換する必要があります。



注意 クロスバーを非稼働にすると、スーパーバイザのスイッチオーバーが生じることがあります。


 

Cisco MDS 9513 ディレクタ内の第 1 世代モジュールの下位互換性

Cisco MDS 9513 シャーシ内の第 1 世代モジュールの下位互換性を提供するため、アクティブおよびバックアップ スーパーバイザ 2 モジュールは特定のクロスバー モジュールに関連付けられます。スロット 7 のスーパーバイザ 2 モジュールはクロスバー 1 モジュールに関連付けられ、スロット 8 のスーパーバイザ 2 モジュールはクロスバー モジュール 2 に関連付けられます。クロスバー モジュールを取り外す前に次の操作上の注意事項を考慮する必要があります。

アクティブなスーパーバイザ 2 モジュールに関連付けたクロスバー モジュールがオフラインになった場合、またはすでにオンラインのシステムでオンラインにした場合、ステートフル スーパーバイザ スイッチオーバーが発生します。このスイッチオーバーでトラフィックが中断することはありません。クロスバー モジュールがオフラインになるイベントには次のものがあります。

アウトオブサービス要求

物理的な取り外し

エラー

バックアップ スーパーバイザ 2 モジュールに関連付けたクロスバー スイッチング モジュールがオフラインになった場合、スーパーバイザ 2 モジュールのスイッチオーバーは起こりま せん


) 第 2 世代モジュールだけを取り付けた Cisco MDS 9513 のクロスバー スイッチング モジュールを取り外した場合は、スーパーバイザ 2 モジュールのスイッチオーバーは起こりません


モジュール温度について

Cisco MDS 9000 ファミリのすべてのスイッチには、常時スイッチをモニタできる自動センサーが組み込まれています。

各モジュール(スイッチングおよびスーパーバイザ)には 1(排気センサー)、2(吸気センサー)、3(オンボード センサー)、4(オンボード センサー)の 4 つのセンサーがあります。各センサーにはマイナーとメジャーの 2 つのしきい値(摂氏)があります。


) しきい値の -127 は、しきい値が設定または適用されていないことを示します。


マイナーしきい値:マイナーしきい値を超過すると、マイナー アラームが発生し、すべての 4 つのセンサーに対して次のアクションが行われます。

システム メッセージが表示されます。

Call Home アラートが送信されます(設定されている場合)。

SNMP 通知が送信されます(設定されている場合)。

メジャーしきい値:メジャーしきい値を超過すると、メジャー アラームが発生し、次のアクションが行われます。

センサー 1、3、4(排気およびオンボード センサー)の場合

システム メッセージが表示されます。

Call Home アラートが送信されます(設定されている場合)。

SNMP 通知が送信されます(設定されている場合)。

センサー 2(吸気センサー)の場合

スイッチング モジュールでしきい値を超えた場合は、そのモジュールだけがシャットダウンします。

HA-standby または standby が存在するアクティブなスーパーバイザ モジュールでしきい値を超えた場合は、そのスーパーバイザ モジュールだけがシャットダウンし、スタンバイ状態のスーパーバイザ モジュールが引き継ぎます。

スイッチにスタンバイ スーパーバイザ モジュールが搭載されていない場合は、温度を下げるために 2 分間のインターバルがおかれます。この 2 分間にソフトウェアは 5 秒ごとに温度をモニタリングし、設定どおりにシステム メッセージを継続して送信します。


ヒント Cisco MDS 9500 シリーズのスイッチでこのような組み込み型の自動センサーの利点を活かすには、デュアル スーパーバイザ モジュールを搭載することを強く推奨します。デュアル スーパーバイザ モジュールを搭載しないで Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチを使用する場合は、1 つのファンだけが作動していない場合でもすぐにファン モジュールを交換することを推奨します。


モジュール温度の表示

Fabric Manager の [Physical Attributes] ペインで、[Switches] を展開してから、[Hardware] を選択します。[Information] ペインの [Temperature Sensors] タブをクリックして、各モジュールの温度センサーを表示します(「 電源コンフィギュレーション モード」の 2 番めの例を参照)。

ファン モジュールの概要

ホットスワップ可能なファン モジュール(ファン トレイ)は、Cisco MDS 9000 ファミリのすべてのスイッチに搭載され、スイッチ全体のエアーフローと冷却を管理します。それぞれのファン モジュールには、冗長性を提供するために複数のファンが装備されています。スイッチは次の状況で機能を継続できます。

ファン モジュール内の 1 つまたは複数のファンに障害が発生した場合:複数のファンの障害であっても、Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチの機能は停止しません。モジュール内でファンに障害が発生すると、モジュール内の機能しているファンが加速し、障害が発生したファンを補います。

交換するためにファン モジュールが取り外された場合:ファン モジュールは、システムの稼働中に取り外しおよび交換を行っても電気的事故やシステムの故障を引き起こさない設計になっています。スイッチの稼働中に障害のあるファン モジュールを交換する場合、5 分以内に新しいファン モジュールに交換するようにしてください。


ヒント ファン モジュール内の 1 つまたは複数のファンに障害が発生すると、ファン ステータス LED がレッドの状態になります。ファンが故障した場合、すぐに修正しないと、温度アラームが発生することがあります。

ファン ステータスは、Cisco MDS SAN-OS ソフトウェアによって継続的にモニタされます。ファン障害が発生した場合は、次の処理が行われます。

システム メッセージが表示されます。

Call Home アラートが送信されます(設定されている場合)。

SNMP 通知が送信されます(設定されている場合)。

ファン モジュール ステータスを表示するには、Device Manager で [Physical] > [Fans] を選択します。ダイアログボックスにファン ステータスが表示されます。

Cisco MDS 9500 シリーズ スイッチのファン モジュールの有効なステータス フィールド値は次のとおりです。

ファン モジュールが正しく動作している場合、ステータスは ok です。

ファンが物理的に存在しない場合、ステータスは absent です。

ファンが物理的に存在するが、正しく動作していない場合、ステータスは failure です。

Cisco MDS 9513 ディレクタでは、前面ファン モジュールに 15 のファンがあります。

図 18-6 に、Cisco MDS 9513 ディレクタの前面ファン モジュールのファン番号を示します。

図 18-6 Cisco MDS 9513 前面ファン モジュール番号

 

Cisco MDS 9513 ディレクタの背面ファン モジュール(DS-13SLT-FAN-R)のファンは 2 つだけです。

デフォルト設定

表 18-4 に、デフォルトのハードウェア設定値を示します。

 

表 18-4 デフォルト ハードウェア パラメータ

パラメータ
デフォルト

電源モード

redundant モード