Cisco MDS 9000 ファミリ Fabric Manager コンフィギュレーション ガイド Release 3.x Cisco MDS SAN-OS Release 3.0(3) ~ 3.3(3) Cisco MDS 9000 FabricWare Release 2.x
SANTap の設定
SANTap の設定
発行日;2013/09/18 | 英語版ドキュメント(2009/04/06 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 39MB) | フィードバック

目次

SANTap の設定

SANTap について

SANTap の設定

SANTap のイネーブル化

SANTap CVT の作成

SANTap CVT の削除

SANTap DVT SSM の作成

SANTap DVT SSM の削除

SANTap DVT MSM の作成

デフォルト設定値

SANTap の設定

SANTap は、Storage Services Module(SSM)および MSM 9222i と 18+4 でサポートされるインテリジェント ストレージ サービス機能の 1 つです。Storage Services Module(SSM)は、Cisco MDS SAN-OS Release 2.0(2b) 以降で SANTap をサポートします。

ライセンスの詳細については、「ライセンスの入手とインストール」を参照してください。

この章は、次の項で構成されています。

「SANTap について」

「SANTap の設定」

「デフォルト設定値」

SANTap について

SANTap 機能を使用すると、遠隔地レプリケーションと継続バックアップなど、サードパーティ製のデータ ストレージ アプリケーションを SAN に統合できます。SANTap が提供するプロトコル ベースのインターフェイスは、アプリケーションと SSM を緩やかに接続するため、データ ストレージ サービス アプリケーションを容易かつ迅速に統合できます。これにより、SSM が提供するコア サービスとアプリケーションを統合するために必要な労力が軽減されます。図 57-1 を参照してください。

図 57-1 SAN へのサードパーティ製ストレージ アプリケーションの統合

 

SANTap には制御パスとデータ パスがあります。制御パスは、アプライアンスから送信されるレプリケーション セッションの作成および操作の要求を処理します。制御パスは、SCSI ベースのプロトコルを使用して実装されています。アプライアンスは、SANTap プロセスが作成およびモニタする Control Virtual Target(CVT)に要求を送信します。応答はアプライアンスの制御 LUN に送信されます。SANTap では、LUN をアプライアンス仮想ターゲット(AVT)にマッピングできます。最大 512 個のターゲット LUN を設定できます。

SANTap では、SANTap ベースのアプリケーションを導入するときに、ホストおよびターゲットを再設定する必要がありません。また、ホスト発信側およびターゲットを直接 SSM に接続する必要はありません。これは、仮想発信側(VI)と Data Virtual Target(DVT)にシスコ固有の WWN を割り当てることによって実現されます。ホスト発信側またはターゲットは SSM に直接接続できます。ただし、VSAN を使用して SAN を分割する必要があります。

1 つの VSAN にホスト発信側と DVT を設定し、別の VSAN に VI とターゲットを設定する必要があります。図 57-2 を参照してください。

図 57-2 SANTap プロキシ Mode-2 の例

 

SANTap の設定

この項では、次のトピックについて取り上げます。

「SANTap のイネーブル化」

「SANTap CVT の作成」

「SANTap CVT の削除」

「SANTap DVT SSM の作成」

「SANTap DVT SSM の削除」

SANTap のイネーブル化

SANTap は SSM 全体または SSM の 4 ポートからなるグループでイネーブルにできます。インターフェイスで SANTap をイネーブルにする場合は、次の制限があります。

イネーブルにできるインターフェイスは 4 つ以上です。ポート 1 ~ 4 は指定できますが、ポート 1 ~ 2 は指定できません。

グループ内の最初のインターフェイスには 1、5、9、13、17、21、25、29 を指定します。ポート 5 ~ 8 は指定できますが、ポート 7 ~ 10 は指定できません。

4 つのインターフェイスのグループは連続している必要はありません。ポート 1 ~ 8 とポート 17 ~ 20 を指定できます。

「インテリジェント ストレージ サービスのイネーブル化」を参照してください。[Create SSM] ダイアログボックスで、[Feature] ドロップダウン リストから [SANTap] を選択します。


) 1 つの SSM にインテリジェント サービス SANTap を同時に設定することはできません。


SANTap CVT の作成

SANTap 用 CVT を作成するには、スイッチで論理ポートを設定する必要があります。CVT はアプライアンスから送信される SANTap サービス要求を処理する制御パスを作成します。

アプライアンスは SANTap サービスを要求する前に、CVT に接続し、両者の間に流れるデータを複製する発信側とターゲットを指定します。

Fabric Manager を使用してファイバ チャネル スイッチ モジュールに SANTap 用 SANTap CVT を作成する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Physical Attributes] ペインで [Switches] > [End Devices] を展開し、[Intelligent Features] を選択します。

[Information] ペイン内に [FCWA] タブが表示されます。

ステップ 2 [SANTap CVT] タブをクリックします。

[Information] ペインに SANTap 設定が表示されます。

ステップ 3 [Create Row] をクリックします。

[create SANTap CVT] ダイアログボックスが表示されます(図 57-3 を参照)。

図 57-3 [Create SANTap CVT] ダイアログボックス

 

ステップ 4 SANTap CVT を設定するスイッチおよびモジュールを選択します。


) SANTap は選択したスイッチの SSM モジュールでイネーブルにし、サービスとしてプロビジョニングする必要があります。「インテリジェント ストレージ サービスのイネーブル化」を参照してください。


ステップ 5 SANTap CVT を設定する VSAN ID を選択します。

ステップ 6 [Create] をクリックして、この SANTap CVT を作成します。


 

SANTap CVT の削除

Fabric Manager を使用して SANTap CVT を削除する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Physical Attributes] ペインで [Switches] > [End Devices] を展開し、[Intelligent Features] を選択します。

[Information] ペイン内に [FCWA] タブが表示されます。

ステップ 2 [SANTap CVT] タブをクリックします。

[Information] ペインに SANTap 設定が表示されます。

ステップ 3 削除する SANTap CVT を選択します。

ステップ 4 [Delete Row] をクリックします。

[Fabric Manager Confirmation] ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 5 削除する場合は、[Yes] をクリックします。変更を廃棄する場合は、[No] をクリックします。


 

SANTap DVT SSM の作成

Fabric Manager を使用して SANTap DVT を作成する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Physical Attributes] ペインで [Switches] > [End Devices] を展開し、[Intelligent Features] を選択します。

[Information] ペイン内に [FCWA] タブが表示されます。

ステップ 2 [SANTap DVT SSM] タブをクリックします。

[Information] ペインに SANTap の設定が表示されます(図 57-4 を参照)。

図 57-4 [SANTap DVT SSM] タブ

 

ステップ 3 [Create Row] をクリックします。

[create SANTap DVT SSM] ダイアログボックスが表示されます(図 57-5 を参照)。

図 57-5 [Create SANTap DVT SSM] ダイアログボックス

 

ステップ 4 SANTap DVT SSM を設定するスイッチを選択します。

ステップ 5 SANTap DVT SSM を作成する VSAN ID を選択します。

ステップ 6 この対応する DVT が作成されている実ターゲットの ポート WWN を選択します。DVT とターゲットのポート WWN は同じです。

ステップ 7 この DVT が作成されている実ターゲットの VSAN の ターゲット VSAN ID を選択します。

ステップ 8 インターフェイス を選択します。これは DVT が作成されるモジュールのポートです。


) インターフェイスを選択するには、[Automatically Choose Interface] オプションをオフにします。


ステップ 9 この SANTap DVT SSM に 名前 を割り当てます。

ステップ 10 仮想 LUN に実ターゲット LUN のサイズまたはサポートされる LUN の最大サイズ(2 TB)を使用する場合は、[LunSizeHandling] オプションをオンにします。

ステップ 11 DVT の IOTimeout 値を選択します。デフォルト値は 10 秒です。

ステップ 12 [Create] をクリックして、この SANTap DVT SSM を作成します。


 

SANTap DVT SSM の削除

Fabric Manager を使用して SANTap DVT を削除する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Physical Attributes] ペインで [Switches] > [End Devices] を展開し、[Intelligent Features] を選択します。

[Information] ペイン内に [FCWA] タブが表示されます。

ステップ 2 [SANTap DVT SSM] タブをクリックします。

[Information] ペインに SANTap 設定が表示されます。

ステップ 3 削除する SANTap DVT を選択します。

ステップ 4 [Delete Row] をクリックします。

[Fabric Manager Confirmation] ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 5 削除する場合は、[Yes] をクリックします。変更を廃棄する場合は、[No] をクリックします。


 

SANTap DVT MSM の作成

Fabric Manager を使用して SANTap DVT MSM を作成する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Physical Attributes] ペインで [Switches] > [End Devices] を展開し、[Intelligent Features] を選択します。

[Information] ペイン内に [FCWA] タブが表示されます。

ステップ 2 [SANTap DVT MSM] タブをクリックします。

[Information] ペインに SANTap の設定が表示されます(図 57-6 を参照)。

図 57-6 [SANTap DVT MSM] タブ

 

ステップ 3 [Create Row] をクリックします。

[create SANTap DVT MSM] ダイアログボックスが表示されます(図 57-7 を参照)。

図 57-7 [Create SANTap DVT MSM] ダイアログボックス

 

ステップ 4 SANTap DVT MSM を設定するスイッチを選択します。

ステップ 5 SANTap DVT MSM を作成する VSAN ID を選択します。

ステップ 6 この対応する DVT が作成されている実ターゲットの ポート WWN を選択します。DVT とターゲットのポート WWN は同じです。

ステップ 7 この DVT が作成されている実ターゲットの VSAN の ターゲット VSAN ID を選択します。

ステップ 8 インターフェイス を選択します。これは DVT が作成されるモジュールのポートです。


) インターフェイスを選択するには、[Automatically Choose Interface] オプションをオフにします。


ステップ 9 この SANTap DVT MSM に 名前 を割り当てます。

ステップ 10 仮想 LUN に実ターゲット LUN のサイズまたはサポートされる LUN の最大サイズ(2 TB)を使用する場合は、[LunSizeHandling] オプションをオンにします。

ステップ 11 DVT の IOTimeout 値を選択します。デフォルト値は 10 秒です。

ステップ 12 [Create] をクリックして、この SANTap DVT MSM を作成します。


 

デフォルト設定値

表 57-1 に、SANTap パラメータのデフォルト設定を示します。

 

表 57-1 デフォルトの SANTap パラメータ

パラメータ
デフォルト

SANTap 機能

ディセーブル