Cisco MDS 9000 ファミリ Fabric Manager コンフィギュレーション ガイド Release 3.x Cisco MDS SAN-OS Release 3.0(3) ~ 3.3(3) Cisco MDS 9000 FabricWare Release 2.x
CFS インフラストラクチャの使用
CFS インフラストラクチャの使用
発行日;2013/09/18 | 英語版ドキュメント(2009/04/06 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 39MB) | フィードバック

目次

CFS インフラストラクチャの使用

CFS について

CFS を使用した Cisco SAN-OS 機能

CFS の機能

CFS プロトコル

CFS 配信のスコープ

CFS の配信モード

非協調型配信

協調型配信

無制限の非協調型配信

スイッチの CFS 配信のディセーブル化

CFS アプリケーション要件

アプリケーションの CFS のイネーブル化

ファブリックのロック

変更のコミット

変更の破棄

コンフィギュレーションの保存

ロック済みセッションのクリア

CFS マージのサポート

CFS 設定情報の表示

IP を介した CFS 配信

CFS リージョン

CFS リージョンの概要

Fabric Manager を使用した CFS リージョンの管理

CFS リージョンの作成

CFS リージョンへの機能の割り当て

別のリージョンへの機能の移動

リージョンからの機能の削除

CFS リージョンの削除

Fabric Manager を使用した CFS の例

Device Manager を使用した CFS の例

デフォルト設定

CFS インフラストラクチャの使用

Cisco MDS SAN-OS ソフトウェアは Cisco Fabric Services(CFS)インフラストラクチャを使用して、効率的なデータベース配信を実現し、デバイスの柔軟性を高めます。ファブリック内のすべてのスイッチに設定情報を自動的に配信できるため、SAN プロビジョニングが簡単になります。

複数の Cisco MDS SAN-OS アプリケーションが、CFS インフラストラクチャを使用して、特定のアプリケーションのデータベースの内容を維持および配信します。

この章の内容は、次のとおりです。

「CFS について」

「スイッチの CFS 配信のディセーブル化」

「CFS アプリケーション要件」

「アプリケーションの CFS のイネーブル化」

「ファブリックのロック」

「変更のコミット」

「変更の破棄」

「コンフィギュレーションの保存」

「ロック済みセッションのクリア」

「CFS マージのサポート」

「CFS 設定情報の表示」

「CFS リージョン」

「Fabric Manager を使用した CFS の例」

「Device Manager を使用した CFS の例」

「デフォルト設定」

CFS について

Cisco MDS スイッチの機能の多くでは、ファブリック内のすべてのスイッチで設定が同期している必要があります。ファブリック全体で設定を維持することは、ファブリックの一貫性を維持するうえで重要です。共通のインフラストラクチャがない場合、そのような同期を行うには、ファブリック内の各スイッチで手動で設定することになります。これは、退屈で誤りが起きやすい作業です。

Cisco Fabric Service(CFS)は、ファブリック内で自動的に設定を同期化するための、共通のインフラストラクチャを提供します。CFS は、転送機能と、さまざまな共通サービスをアプリケーションに提供します。CFS はファブリック内の CFS 対応スイッチを検出したり、すべての CFS 対応スイッチのアプリケーション機能を検出したりできます。

この項では、次のトピックについて取り上げます。

「CFS を使用した Cisco SAN-OS 機能」

「CFS の機能」

「CFS プロトコル」

「CFS 配信のスコープ」

「CFS の配信モード」

CFS を使用した Cisco SAN-OS 機能

次の Cisco SAN-OS の機能は、CFS インフラストラクチャを使用します。

N ポート バーチャライゼーション(「IP を介した NPV CFS 配信」を参照)

FlexAttach 仮想 pWWN(「FlexAttach 仮想 pWWN の CFS 配信」を参照)

NTP(「NTP CFS の配信」を参照)

ダイナミック ポート VSAN メンバーシップ(「ダイナミック VSAN の作成」を参照)

Distributed Device Alias Services(「DDAS」を参照)

IVR トポロジ(「データベース マージに関する注意事項」を参照)

SAN デバイスのバーチャライゼーション(「SDV の設定」を参照)

TACACS+ および RADIUS(「AAA サーバへの配信」を参照)

ユーザおよび管理者のロール(「ロール ベースの許可」を参照)

ポート セキュリティ(「ポート セキュリティ設定の配信」を参照)

iSNS(「iSNS サーバの設定」を参照)

Call Home(「Call Home 設定の配信」を参照)

Syslog(「システム メッセージ ロギングの設定」を参照)

fctimer(「fctimer 配信の概要」を参照)

SCSI フロー サービス(「SCSI フロー サービスの設定」を参照)

Fabric Startup Configuration Manager(FSCM)を使用したファブリック内でのスタートアップ コンフィギュレーションの保存(「ファブリックへのスタートアップ コンフィギュレーションの保存」を参照)

許可ドメイン ID リスト(「許可ドメイン ID リストの概要」を参照)

RSCN タイマー(「CFS を使用した RSCN タイマー設定の配信」を参照)

iSLB(「CFS を使用した iSLB 設定の配信」を参照)

CFS の機能

CFS には次の機能があります。

CFS レイヤでクライアント/サーバ関係を持たないピアツーピア プロトコル

3 つの配信スコープ

論理範囲:VSAN の範囲内で配信されます。

物理範囲:物理トポロジ全体に配信されます。

選択した VSAN セットを超える場合:Inter-VSAN Routing(IVR)などの一部のアプリケーションは、一部の特定の VSAN を超えた設定の配信を必要とします。これらのアプリケーションは、配信を制限する VSAN セットを CFS に指定できます。

3 つの配信モード

協調型配信:ファブリック内でいつでも使用できる配信は 1 つだけです。

非協調型配信:協調型配信が実行中の場合を除き、ファブリック内で複数の同時配信を使用できます。

無制限の非協調型配信:既存の協調型配信がある場合にファブリック内で複数の同時配信が許可されます。無制限の非協調型配信は、他のすべての配信タイプの配信と同時に実行できます。

ファブリック マージ イベント中(2 つの独立したファブリックのマージ中)に、アプリケーション設定のマージを実行するマージ プロトコルをサポートします。

CFS プロトコル

CFS 機能は、下位層の転送には依存しません。現在 Cisco MDS スイッチでは、CFS プロトコル層は FC2 層の上位に存在し、CFS プロトコルはクライアント/サーバ関係を持たないピア間のプロトコルです。CFS は FC2 転送サービスを使用して、他のスイッチに情報を送信します。CFS はすべての CFS パケットに対して独自の SW_ILS(0x77434653)プロトコルを使用します。CFS パケットはスイッチ ドメイン コントローラ アドレスで送受信されます。

CFS は IP を使用して他のスイッチに情報を送信することもできます(「IP を介した CFS 配信」を参照)。

CFS を使用するアプリケーションは、下位層の転送をまったく認識しません。

CFS 配信のスコープ

Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチ上のさまざまなアプリケーションが、さまざまなレベルで設定を配信する必要があります。

VSAN レベル(論理スコープ)

VSAN の範囲内で動作するアプリケーションは、設定の配信が VSAN に限定されます。アプリケーション例は、VSAN 内だけでコンフィギュレーション データベースを適用できる場合のポート セキュリティです。

物理トポロジ レベル(物理スコープ)

アプリケーションは、複数の VSAN にまたがる物理トポロジ全体に設定を配信しなければならない場合があります。アプリケーションの例としては、VSAN に依存しない NTP および DPVM(WWN ベース VSAN)があります。

2 台のスイッチ間

アプリケーションは、ファブリック内の選択したスイッチ間だけで動作する可能性があります。アプリケーションの例としては、2 つのスイッチ間で動作する SCSI フロー サービスがあります。

CFS の配信モード

CFS は、さまざまなアプリケーション要件をサポートするため、協調型配信と非協調型配信の、2 種類の配信モードをサポートしています。2 つのモードは相互に排他的です。常に 1 つのモードだけを適用できます。

非協調型配信

非協調型配信は、ピアからの情報と競合させたくない情報を配信する場合に使用されます。例としては、iSNS などのローカル デバイス登録が挙げられます。1 つのアプリケーションで、複数の非協調型配信が可能です。

協調型配信

協調型配信では、同時に 1 つのアプリケーション配信だけを実行できます。CFS はロックを使用してこの機能を実行します。ファブリック内のいずれかの場所にあるアプリケーションによってロックが取得されている場合、協調型配信を開始できません。協調型配信は、次の 3 段階で構成されています。

1. ファブリック ロックが取得されます。

2. 設定が配信され、コミットされます。

3. ファブリック ロックが解放されます。

協調型配信には、次の 2 種類があります。

CFS によるもの:アプリケーションが介在することなく、アプリケーション要求に応じて CFS が各段階を実行します。

アプリケーションによるもの:各段階がアプリケーションによって完全に管理されます。

協調型配信は、複数のスイッチから操作および配信が可能な情報を配信するのに使用されます。たとえば、ポート セキュリティの設定です。

無制限の非協調型配信

無制限の非協調型配信では、既存の協調型配信がある場合でも、ファブリック内で複数の同時配信が許可されます。無制限の非協調型配信は、他のすべての配信タイプの配信と同時に実行できます。

スイッチの CFS 配信のディセーブル化

デフォルトでは、CFS 配信はイネーブルに設定されています。アプリケーションは、ファブリック内のアプリケーションが存在するすべての CFS 対応スイッチにデータと設定情報を配信できます。この設定が操作の通常モードです。

物理接続を維持したまま、スイッチで CFS をグローバルにディセーブルにし、CFS を使用するアプリケーションをファブリック全体への配信から隔離することができます。スイッチで CFS がグローバルにディセーブルになっている場合、CFS 動作はスイッチに制限され、すべての CFS コマンドはスイッチが物理的に隔離されているかのように機能し続けます。

Fabric Manager を使用して特定のスイッチ上で CFS 配信をグローバルにディセーブル化またはイネーブル化するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 CFS 機能を選択します。たとえば、[Physical Attributes] ペインで [Switches] > [Events] を展開して、[CallHome] を選択します。

[Information] ペインの [CFS] タブに該当する機能が表示されます。

ステップ 2 [CFS] タブをクリックして、ファブリック内のスイッチごとに、該当機能の CFS ステートを表示します。

ステップ 3 [Global] カラムの値をクリックします。値がドロップダウン メニューに変わります。

ステップ 4 ドロップダウン メニューから、[disable] または [enable] を選択します。

ステップ 5 CFS をディセーブルまたはイネーブルにするすべてのスイッチに対して、ステップ 3 および 4 を繰り返して行います。

ステップ 6 [Config Action] カラムを [commit] に設定します。

ステップ 7 [Apply Changes] アイコンをクリックして、その機能の設定変更をコミットし、CFS を通じて変更内容を配信します。


 

Device Manager を使用して、特定のスイッチ上で CFS 配信をグローバルにディセーブル化またはイネーブル化するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [Admin] > [CFS (Cisco Fabric Services)] を選択します。

そのスイッチのすべての機能の CFS ステータスを示す [CFS] ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 2 現在のスイッチで CFS 配信をディセーブル化またはイネーブル化するには、[Globally Enabled] チェックボックスをオフまたはオンにします。

ステップ 3 [Apply] をクリックして、このスイッチの CFS をディセーブルにします。


 

CFS アプリケーション要件

ファブリック内のすべてのスイッチは CFS に対応している必要があります。Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチは、Cisco SAN-OS Release 2.0(1b) 以降を実行している場合、CFS に対応しています。CFS に対応していないスイッチは配信を受信できず、ファブリックの一部が目的の配信を受信できなくなります。

CFS には、次の要件があります。

暗黙的な CFS の使用:CFS 対応アプリケーションに CFS タスクを初めて発行した場合は、設定変更プロセスが開始し、アプリケーションによってファブリックがロックされます。

保留データベース:保留データベースはコミットされていない情報を保持する一時的なバッファです。データベースがファブリック内の他のスイッチのデータベースと同期するように、コミットされていない変更はすぐに適用されません。変更をコミットすると、保留データベースはコンフィギュレーション データベース(別名、アクティブ データベースまたは有効データベース)を上書きします。

アプリケーション単位でイネーブル化またはディセーブル化される CFS 配信:CFS 配信ステートのデフォルト(イネーブルまたはディセーブル)は、アプリケーション間で異なります。CFS 配信がディセーブル化されたアプリケーションは、設定を配信せず、ファブリック内の他のスイッチからの配信も受信しません。

明示的な CFS コミット:大半のアプリケーションでは、新しいデータベースをファブリックに配信したりファブリック ロックを解放したりするために一時的なバッファ内の変更をアプリケーション データベースにコピーする明示的なコミット動作が必要です。コミット操作を実行しないと、一時的バッファ内の変更は適用されません。

アプリケーションの CFS のイネーブル化

すべての CFS ベースのアプリケーションでは、配信機能をイネーブルまたはディセーブルにできます。Cisco SAN-OS Release 2.0(1b) よりも前に存在していた機能では、配信機能がデフォルトでディセーブルになっており、配信機能を明示的にイネーブルにする必要がありました。

Cisco SAN-OS Release 2.0(1b) 以降で採用されているアプリケーションでは、配信機能がデフォルトでイネーブルになっています。

アプリケーションで配信が明示的にイネーブルにされていない場合は、CFS はそのアプリケーションの設定を配信しません。

Fabric Manager を使用し、ある機能に対して CFS をイネーブルにするには、次の手順を実行します。


ステップ 1 CFS をイネーブルにする機能を選択します。たとえば、[Physical Attributes] ペインで [Switches] > [Events] を展開して、[CallHome] を選択します。[Information] ペインの [CFS] タブに該当する機能が表示されます。[CFS] タブをクリックして、ファブリック内のスイッチごとに、該当機能の CFS ステートを表示します。

ステップ 2 CFS をイネーブルにするスイッチを決定します。CFS をイネーブルにする場合は [Admin] カラムを [enable] に、CFS をディセーブルにする場合は [disable] に設定します。


) CFS を使用する機能について、ファブリック内のすべてのスイッチ、または VSAN 内のすべてのスイッチに対して、CFS をイネーブルにします。


ステップ 3 変更した行を右クリックして、ポップアップ メニューを表示します。[Apply Changes] を選択して、CFS の設定変更を適用します。CFS の変更が有効になると、[CFS] タブが更新されます。

Fabric Manager が CFS の変更ステータスを受信すると、[Last Result] カラムが更新されます。


 

Device Manager を使用し、ある機能に対して CFS をイネーブルにするには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [Admin] > [CFS (Cisco Fabric Services)] を選択します。

そのスイッチのすべての機能の CFS ステータスを示す [CFS] ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 2 CFS を必要とする機能を決定します。CFS をイネーブルにする場合は [Command] カラムを [enable] に、CFS をディセーブルにする場合は [disable] に設定します。


) ファブリックまたは VSAN 内のすべてのスイッチについて、CFS を使用する機能に対し、CFS をイネーブルまたはディセーブルにします。


ステップ 3 [Pending Differences] をクリックして、現在のスイッチのこの機能の設定を、この機能に対して CFS がイネーブルになっている、ファブリックまたは VSAN 内の他のスイッチと比較します。[Show Pending Diff] ポップアップを閉じます。

ステップ 4 [Apply] をクリックして、CFS 設定変更を適用します。

Device Manager は CFS の変更ステータスを取り込んで、[Last Command] カラムおよび [Result] カラムを更新します。


 

ファブリックのロック

CFS インフラストラクチャを使用する Cisco SAN-OS 機能(またはアプリケーション)を初めて設定する場合、この機能は CFS セッションを開始して、ファブリックをロックします。ファブリックがロックされると、Cisco SAN-OS ソフトウェアは、ロックを保持しているスイッチ以外のスイッチからこの Cisco SAN-OS 機能への設定変更を許可せず、ロックされたステータスをユーザに通知するためのメッセージを発行します。設定変更は、該当アプリケーションによって保留データベースに保持されます。

ファブリックのロックが必要な CFS セッションを開始した後に、セッションが終了されなかった場合、管理者はセッションをクリアできます。ファブリックをロックしたユーザの名前は、再起動およびスイッチオーバーを行っても保持されます。(同じマシン上で)別のユーザが設定タスクを実行しようとしても、拒否されます。

変更のコミット

コミット操作により、すべてのアプリケーション ピアの保留データベースを保存し、すべてのスイッチのロックを解除します。

一般に、コミット機能はセッションを開始しません。セッションを開始するのは、ロック機能だけです。ただし、設定変更がこれまでに行われていなければ、空のコミットが可能です。この場合、コミット操作の結果として、ロックを取得し、現在のデータベースを配信するセッションが行われます。

CFS インフラストラクチャを使用して機能への設定変更をコミットすると、次のいずれかの応答に関する通知が届きます。

1 つ以上の外部スイッチが成功ステータスを報告:アプリケーションは変更をローカルに適用し、ファブリック ロックを解除します。

どの外部スイッチも成功ステートを報告しない:アプリケーションはこのステートを失敗として認識し、ファブリック内のすべてのスイッチに変更を適用しません。ファブリック ロックは解除されません。

指定した機能に対する変更をコミットするには、その機能に対して、[CFS] > [Config Action] を [commit] に設定します。

Fabric Manager を使用して CFS 対応機能に対する変更をコミットするには、次の手順を実行します。


ステップ 1 CFS をイネーブルにする機能を選択します。たとえば、[Physical Attributes] ペインで [Switches] および [Events] を展開して、[CallHome] を選択します。

[Information] ペインの [CFS] タブに該当する機能が表示されます。

ステップ 2 [CFS] タブをクリックして、ファブリック内のスイッチごとに、該当機能の CFS ステートを表示します。

ステップ 3 任意のスイッチの [Config Action] カラムの値を右クリックして、ドロップダウン メニューからオプション([Copy]、[Paste]、[Export to File]、[Print Table]、[Detach Table])を選択します。

ステップ 4 [Apply Changes] アイコンをクリックして、その機能の設定変更をコミットし、CFS を通じて変更内容を配信します。

Fabric Manager は CFS の変更ステータスを取り込んで、機能または VSAN の [Last Command] カラムおよび [Last Result] カラムを更新します。


 

Device Manager を使用して CFS 対応機能に対する変更をコミットするには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [Admin] > [CFS (Cisco Fabric Services)] を選択します。

そのスイッチのすべての機能の CFS ステータスを示す [CFS] ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 2 該当機能の設定変更をコミットし、CFS を通して変更を配信する場合は、該当する機能ごとに、[Command] カラムを [commit] に設定します。該当機能に対する変更を廃棄して、この機能の CFS のファブリック ロックを解除する場合は、[Command] カラムを [abort] に設定します。

ステップ 3 任意で、この情報を必要とする CFS 機能の CFS 配信基準として、[Type] または [VsanID] を指定できます。

ステップ 4 [Pending Differences] をクリックして、現在のスイッチの機能の設定を、この機能に対して CFS がイネーブル化されているファブリックまたは VSAN 内の他のスイッチと比較します。

ステップ 5 [Apply] をクリックして、CFS 設定変更を適用します。

Device Manager は CFS の変更ステータスを取り込んで、[Last Command] カラムおよび [Result] カラムを更新します。


 


注意 変更内容は、コミットしなければ、実行コンフィギュレーションに保存されません。

変更の破棄

設定変更を廃棄する場合、アプリケーションは保留データベースを消去し、ファブリック内のロックを解除します。中断とコミット機能の両方を使用できるのは、ファブリック ロックが取得されたスイッチだけです。

その機能の [Command] カラムの値を [disable] に設定してから、[Apply] をクリックすると、指定した機能の変更を廃棄できます。

コンフィギュレーションの保存

まだ適用されていない変更内容(保留データベースにまだ存在する)は実行コンフィギュレーションには表示されません。変更をコミットすると、保留データベース内の設定変更が有効データベース内の設定を上書きします。


注意 変更内容は、コミットしなければ、実行コンフィギュレーションに保存されません。

CISCO-CFS-MIB には CFS 関連機能の SNMP 設定情報が含まれます。この MIB の詳細については、『 Cisco MDS 9000 Family MIB Quick Reference 』を参照してください。

ロック済みセッションのクリア

アプリケーションによって保持されているロックは、ファブリック内の任意のスイッチからクリアできます。この方法は、ロックが取得されクリアされない状況から復帰するために提供されています。この機能には、Admin 権限が必要になります。

Fabric Manager を使用してロックをクリアするには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [CFS] タブをクリックします。

ステップ 2 ロックをクリアする各スイッチの [Config Action] ドロップダウン リストから [clearLock] を選択します(図 13-1 を参照)。

ステップ 3 [Apply Changes] アイコンをクリックして、変更を保存します。

図 13-1 ロックのクリア

 


注意 この機能を使用してファブリック内のロックをクリアする場合は、注意が必要です。ファブリック内の全スイッチのすべての保留データベースの内容は、消去されて失われます。

CFS マージのサポート

アプリケーションは CFS を通して、設定をファブリック内で継続的に同期します。このような 2 つのファブリック間で ISL を起動すると、これらのファブリックがマージされることがあります。これらの 2 つのファブリック内の設定情報セットが異なっている時は、マージ イベント中に調停する必要があります。CFS は、アプリケーション ピアがオンラインになるたびに通知を送信します。M 個のアプリケーション ピアがあるファブリックが N 個のアプリケーション ピアがある別のファブリックとマージし、アプリケーションが通知のたびにマージ動作を行う場合は、リンク アップ イベントによりファブリック内で M*N 回のマージがトリガーされます。

CFS は、CFS レイヤでマージの複雑性に対処することで必要とされるマージ数を 1 つに減らすプロトコルをサポートしています。このプロトコルは、スコープ単位でアプリケーションごとに稼働します。プロトコルには、ファブリックのマージ マネージャとしてそのファブリック内から 1 つのスイッチを選択する作業が伴います。その他のスイッチは、マージ プロセスで何も役割を果たしません。

マージ時、2 つのファブリック内のマージ マネージャは相互にコンフィギュレーション データベースを交換します。一方のアプリケーションが情報をマージし、マージが正常に行われたかどうかを判断し、結合されたファブリック内のすべてのスイッチにマージ ステータスを通知します。

マージに成功した場合、マージしたデータベースは結合ファブリック内のすべてのスイッチに配信され、新規ファブリック全体が一貫したステートになります。マージ障害から回復するには、新規ファブリック内の任意のスイッチから配信を開始します。この配信により、ファブリック内のすべてのピアが同じコンフィギュレーション データベースに復元されます。

CFS 設定情報の表示

Device Manager を使用してスイッチの CFS 配信のステータスを表示するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [Admin] > [CFS (Cisco Fabric Services)] を選択します。

[CFS] ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスは、CFS を使用する各機能の配信ステータス(現在登録されているアプリケーションが CFS を使用しているかどうか、最後に成功したマージの結果)を表示します。

ステップ 2 行を選択し、[Details] をクリックして、機能の詳細を表示します。


 

IP を介した CFS 配信

ファイバ チャネルを介して到達できないスイッチを含むネットワークに対し、IP を介して情報を配信するように CFS を設定できます。IP を介した CFS 配信は次の機能をサポートしています。

IP ネットワーク全体での物理的配信

ファイバ チャネルまたは IP を介して到達可能なすべてのスイッチに配信が到達する、ハイブリッド ファイバ チャネルおよび IP ネットワークでの物理的配信。


) スイッチはまずファイバ チャネルを介して情報を配信し、ファイバ チャネルでの最初の試みが失敗すると IP ネットワークを介して配信します。IP およびファイバ チャネルの両方を介した配信がイネーブルの場合、CFS は重複メッセージを送信しません。


IP バージョン 4(IPv4)または IP バージョン 6(IPv6)を介した配信。


) CFS は同じスイッチから IPv4 と IPv6 の両方を介しては配信できません。


設定可能なマルチキャスト アドレスを使用してネットワーク トポロジの変更を検出するキープアライブ メカニズム。

Cisco MDS SAN-OS Release 2.x との互換性

論理スコープ アプリケーションに対する配信は、VSAN の実装がファイバ チャネルに制限されているため、サポートされません。

図 13-2 に、ファイバ チャネル接続と IP 接続の両方を持つネットワークを示します。ノード A はファイバ チャネルを介してノード B にイベントを転送します。ノード B はユニキャスト IP を使用してノード C とノード D にイベントを転送します。ノード C はファイバ チャネルを介してノード E にイベントを転送します。

図 13-2 ファイバ チャネル接続と IP 接続を持つネットワーク例 1

 

図 13-3 は、ノード D とノード E がファイバ チャネルを使用して接続されていることを除き、図 13-2 と同じです。ノード B にはノード C とノード D の IP 用配信リストがあるので、この例のすべてのプロセスは同じです。ノード D はすでにノード B からの配信リストに入っているため、ノード C はノード D に転送しません。

図 13-3 ファイバ チャネル接続と IP 接続を持つネットワーク例 2

 

図 13-4 は、ノード D とノード E が IP を使用して接続されていることを除き、図 13-3 と同じです。ノード E はノード B からの配信リストに入っていないため、ノード C とノード D はイベントをノード E に転送します。

図 13-4 ファイバ チャネル接続と IP 接続を持つネットワーク例 3

 

CFS リージョン

ここでは、次の内容について説明します。

「CFS リージョンの概要」

「Fabric Manager を使用した CFS リージョンの管理」

「CFS リージョンの作成」

「CFS リージョンへの機能の割り当て」

「別のリージョンへの機能の移動」

「リージョンからの機能の削除」

「CFS リージョンの削除」

CFS リージョンの概要

CFS リージョンは、物理配信スコープにおける所定の機能またはアプリケーションに対するスイッチのユーザ定義のサブセットです。SAN が広い範囲におよぶ場合、物理プロキシミティに基づいてスイッチ セット間で特定のプロファイルの配信をローカライズまたは制限しなければならない場合があります。Release 3.2.(1) よりも前のバージョンでは、SAN 内のアプリケーションの配信スコープは、物理ファブリック全体におよんでおり、ファブリック内の特定のスイッチのセットに配信を制限する機能はありませんでした。CFS リージョンの機能では、CFS リージョンを作成することでこの制限を克服できます。CFS リージョンは、CFS 機能またはアプリケーションに対する、ファブリック内の複数の配信アイランドです。CFS リージョンは、機能の設定の配信をファブリックにおけるスイッチの特定のセットまたはグループに制限するように設計されています。


) CFS リージョンは、SAN 内の物理スイッチに対してだけ設定できます。CFS リージョンの設定は、VSAN では行えません。


シナリオの例:callhome は、ある状況が発生した場合や、何らかの異常が発生した場合にネットワーク管理者に対してアラートをトリガーするアプリケーションです。ファブリックが広い範囲におよび、ファブリック内のスイッチのサブセットを担当するネットワーク管理者が複数存在する場合、callhome アプリケーションは、管理者のいる場所にかかわらずすべてのネットワーク管理者にアラートを送信します。callhome アプリケーションは、メッセージ アラートを選択してネットワーク管理者に送信するために、CFS リージョンを実装してアプリケーションの物理スコープを調整するか絞り込む必要があります。

CFS リージョンは、0 ~ 200 の数字で識別されます。リージョン 0 はデフォルトのリージョンとして予約されており、ファブリック内のすべてのスイッチを含みます。1 ~ 200 のリージョンを設定できます。デフォルト リージョンでは下位互換性を維持しています。同じファブリックにリリース 3.2(1) 以前の SAN-OS リリースを実行するスイッチが存在する場合、スイッチの同期時にリージョン 0 の機能だけがサポートされます。これらのスイッチを同期化する際、他のリージョンの機能は無視されます。

機能が移動される、つまり、機能が新しいリージョンに割り当てられると、機能のスコープはそのリージョンに制限されます。他のすべてのリージョンは、配信やマージの対象から外されます。機能へのリージョンの割り当ては、配信において初期の物理スコープよりも優先されます。

複数の機能の設定を配信するように CFS リージョンを設定できます。ただし、特定のスイッチでは、一度に特定の機能設定を配信するように設定できる CFS リージョンは 1 つだけです。機能を CFS リージョンに割り当てた場合、この設定を別の CFS リージョン内に配信できません。

Fabric Manager を使用した CFS リージョンの管理

ここでは、 Fabric Manager を使用して、CFS リージョンを管理する方法について説明します。 Fabric Manager は、すべてのスイッチ、リージョン、およびトポロジの各リージョンに関連付けられた機能の総合的ビューを提供します。次のタスクを完了するには、[All Regions] タブおよび [Feature by Region] タブの下のテーブルを使用します。

「CFS リージョンの作成」

「CFS リージョンへの機能の割り当て」

「別のリージョンへの機能の移動」

「リージョンからの機能の削除」

CFS リージョンの作成

Fabric Manager を使用して CFS リージョンを作成するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [Physical Attributes] ペインの [Switches] フォルダを展開し、[CFS] をクリックします。

[Information] ペインに、[Global]、[IP Multicast]、[Feature by Region]、および [All Regions] タブが表示されます。

ステップ 2 [All Regions] タブをクリックします。

タブにスイッチとリージョン ID のリストが表示されます。

ステップ 3 ツールバーの [Create Row] ボタンをクリックします。

図 13-5 に、[Create a Region] ダイアログボックスを示します。

図 13-5 [Create a Region] ダイアログボックス

 

ステップ 4 ドロップダウン リストからスイッチを選択して、範囲からリージョン ID を選択します。

ステップ 5 [Create] をクリックします。

リージョンが正常に作成されると、ダイアログボックスの下部に「Success」と表示されます。


 

CFS リージョンへの機能の割り当て

Fabric Manager を使用してリージョンに機能を割り当てるには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [Physical Attributes] ペインの [Switches] フォルダを展開し、[CFS] をクリックします。

[Information] ペインに、[Global]、[IP Multicast]、[Feature by Region]、および [All Regions] タブが表示されます。

ステップ 2 [Feature by Region] タブをクリックします。

このタブには、すべてのスイッチと、対応する機能およびリージョン ID が表示されます。

ステップ 3 ツールバーの [Create Row] ボタンをクリックします。

図 13-6 に、[Assign a Feature] ダイアログボックスを示します。

図 13-6 [Assign a Feature] ダイアログボックス

 

ステップ 4 ドロップダウン ボックスからスイッチを選択します。

選択したスイッチで実行されている機能が、[Feature] ドロップダウン ボックスに表示されます。

ステップ 5 そのスイッチの機能を選択して、リージョンに関連付けます。

ステップ 6 リストからリージョン番号を選択して、リージョン ID を選択した機能に関連付けます。

ステップ 7 [Create] をクリックすると、リージョンへのスイッチ機能の割り当てが完了します。

機能が正常に割り当てられると、ダイアログボックスの下部に「Success」と表示されます。


 

[Feature by Region] タブを使用して新しいリージョンに機能が割り当てられると、[All Regions] タブの下のテーブルに、新しいリージョンが示された新しい行が自動的に作成されます。また、[All Regions] タブを使用してリージョンを作成することもできます。


) [Feature by Region] タブでは、[Create Row] をクリックしてスイッチの機能を別のリージョンに再割り当てしようとすると、操作が失敗したことを示すメッセージが表示されます。このエラー メッセージは、エントリがすでに存在することを示します。別のリージョンへの機能の移動は、次のセクションで説明する別のタスクで実行できます。


別のリージョンへの機能の移動

機能を新しいリージョンに移動するには、まず [All Regions] タブで新しいリージョンを作成します。つまり、[All Regions] タブに、新しいリージョン ID で新しい行を追加する必要があります。

Fabric Manager を使用して別のリージョンに機能を移動するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [Physical Attributes] ペインの [Switches] フォルダを展開し、[CFS] を選択します。

[Information] ペインに、[Global]、[IP Multicast]、[Feature by Region]、および [All Regions] タブが表示されます。

ステップ 2 [Feature by Region] タブをクリックします。

図 13-7 は、[Feature by Region] タブを表示します。このタブには、すべてのスイッチと、その機能およびリージョンの詳細が表示されます。

図 13-7 [Feature by Region] タブ

 

ステップ 3 必要な行の [RegionId] セルをダブルクリックします。

セル中でカーソルが点滅し、値を変更できることを示します。

ステップ 4 [RegionId] の値を必要なリージョンに変更します。

ステップ 5 ツールバーで [Apply Changes] ボタンをクリックして、変更をコミットします。


 

リージョンからの機能の削除

Fabric Manager を使用してリージョンから機能を削除するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [Feature by Region] タブをクリックして、必要な行を選択します。

ステップ 2 ツールバーで [Delete Row] ボタンをクリックします。

図 13-8 に、確認ダイアログボックスを示します。

図 13-8 リージョンからの機能の削除

 

ステップ 3 [Yes] をクリックして、ビューのテーブルから行を削除することを確認します。


 

CFS リージョンの削除

リージョン全体を削除するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [All Regions] タブをクリックして、必要な行を選択します。

ステップ 2 [Delete Row] をクリックします。

このアクションは、そのスイッチおよびリージョンに関連するすべてのエントリを [Feature by Region] タブのテーブルから削除します。

図 13-9 に、確認ダイアログボックスを示します。

図 13-9 CFS リージョンの削除

 

ステップ 3 [Yes] をクリックして、リージョンの削除を確認します。


 

Fabric Manager を使用した CFS の例

この手順は、Fabric Manager を使用して CFS を使用する機能を設定した場合に表示される内容を示した例です。


ステップ 1 設定する CFS 対応機能を選択します。たとえば、[Logical Domains] ペインで [VSAN] を展開してから、[Port Security] を選択します。

[Information] ペインに、その VSAN のポート セキュリティ設定が表示されます。

ステップ 2 [CFS] タブをクリックします。

各スイッチの CFS の設定およびステータスが表示されます(図 13-10 を参照)。

図 13-10 CFS 設定

 

ステップ 3 [Feature Admin] ドロップダウン リストから各スイッチの[Enable] を選択します。

ステップ 4 ファブリック内のすべてのスイッチに対して、ステップ 3 を繰り返します。


) ファブリック内のすべてのスイッチで、現在の機能に対して CFS をイネーブルにしない場合は、警告が表示されます。


ステップ 5 この機能のマージ マスターとして機能させるスイッチの [Master] チェックボックスをオンにします。

ステップ 6 CFS をイネーブルにしたスイッチごとに、[Config Action] ドロップダウン リストで [commit Changes] を選択します。

ステップ 7 [Information] ペインで、[Servers] タブをクリックします。

マスター スイッチに基づいて、この機能の設定が表示されます(図 13-11 を参照)。

ステップ 8 機能の設定を変更します。たとえば、[Master] カラムの名前を右クリックし、[Create Row] を選択して、NTP 用のサーバを作成します。

a. NTP サーバの ID と、名前または IP アドレスを設定します。

b. [Mode] オプション ボタンを設定し、必要に応じて [Preferred] チェックボックスをオンにします。

c. [Create] をクリックして、サーバを追加します。

図 13-11 [Servers] タブ

 

ステップ 9 [Delete Row] アイコンをクリックして、行を削除します。

変更を加えると、ステータスが自動的に Pending に変わります(図 13-12 を参照)。

図 13-12 Pending へのステータス変更

 

ステップ 10 [Commit CFS Pending Changes] アイコンをクリックして、変更内容を保存します(図 13-13 を参照)。

図 13-13 Commit CFS Pending Changes

 

ステップ 11 ステータスが Running に変わります(図 13-14 を参照)。

図 13-14 Running へのステータス変更

 

ステップ 12 CFS をイネーブルにしたスイッチごとに、[Config Action] ドロップダウン リストで [abortChanges] を選択します(図 13-15 を参照)。

図 13-15 設定変更のコミット

 


) [enable] を選択した場合は、Fabric Manager はステータスを「pending」に変更しません。最初の変更が実際に行われるまで、「pending」ステータスは適用されないためです。


ステップ 13 [Apply Changes] アイコンをクリックして、その機能の設定変更をコミットし、CFS を通じて変更内容を配信します。


 


) DPVM やデバイス エイリアスなどの機能と CFS を併用する場合は、各設定の終了時に [commit] を選択する必要があります。セッションがロックされている場合は、[abort] を選択して、機能を終了する必要があります。


Fabric Manager を使用して機能ごとに配信用のマスターまたはシード スイッチを設定するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 CFS に対してマージ マスターが必要な機能を選択します。たとえば、[Physical Attributes] ペインで [Switches] および [Events] を展開して、[CallHome] を選択します。

[Information] ペインに、CFS タブを含む該当する機能が表示されます。

ステップ 2 [CFS] タブをクリックして、ファブリック内のスイッチごとに、該当機能の CFS ステートを表示します。

ステップ 3 この機能のマージ マスターとして機能させるスイッチの [Master column] カラムのチェックボックスをオンにします。

ステップ 4 [Apply Changes] アイコンをクリックして、今後の CFS 配信用にこのスイッチをマスターとして選択します。


 

Device Manager を使用した CFS の例

この手順は、Device Manager を使用して CFS を使用する機能を設定した場合に表示される内容を示した例です。CFS を使用する機能の具体的な手順については、該当する機能のマニュアルを参照してください。

Device Manager を使用して CFS を使用する機能を設定するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 任意の CFS 対応機能のダイアログボックスを開きます。Device Manager が、CFS がイネーブルになっているかどうかを調べます。また、[Owner] テーブル内のエントリを最低 1 つ調べて、機能がロックされているかどうかも調べます。CFS がイネーブルにされていて、機能がロックされている場合、Device Manager はその機能のステータスを「pending」に設定します。ロック情報を示すダイアログボックスが表示されます。

ステップ 2 プロンプトが表示されたら、[Continue] または [Cancel] をクリックします。継続した場合は、CFS ステータスが復元されます。

ステップ 3 [Admin] > [CFS (Cisco Fabric Services)] を選択して、CFS ロックを保持しているユーザの名前を表示します。

ステップ 4 ロックされた機能をクリックして、[Details] をクリックします。

ステップ 5 [Owners] タブをクリックし、[UserName] カラムを参照します。


) [Refresh] をクリックしない限り、Device Manager はファブリック全体で機能のステータスを監視しません。別の CFS 対応スイッチ上のユーザが同じ機能を設定しようとしても、「pending」ステータスは表示されません。ただし、そのユーザのスイッチで設定変更が拒否されます。


ステップ 6 CFS がイネーブル化されていて、機能がロックされていない場合、Device Manager はその機能のステータスを running に設定します。

その後、この機能に関するダイアログボックスが表示されます。作成、削除、または変更を実行するとすぐに、Device Manager はステータスを「pending」に変更して、保留データベース内の更新済み情報を表示します。

ステップ 7 機能の CFS テーブルを表示します。Device Manager でステータスが「running」に変更されるのは、[commit]、[clear]、または [abort] を選択して、適用した場合だけです。[enable] を選択した場合は、Device Manager はステータスを「pending」に変更しません。最初の変更が実際に行われるまで、「pending」ステータスは適用されないためです。

直前のコマンドが noOp の場合、[Last Command] および [Result] フィールドはブランクです。


 


) DPVM やデバイス エイリアスなどの機能と CFS を併用する場合は、各設定の終了時に [commit] を選択する必要があります。セッションがロックされている場合は、[abort] を選択して、機能を終了する必要があります。


デフォルト設定

表 13-1 に、CFS 設定のデフォルト設定値を示します。

 

表 13-1 デフォルトの CFS パラメータ

パラメータ
デフォルト

スイッチでの CFS 配信

イネーブル

データベース変更

最初の設定変更によって暗黙的にイネーブルにされる

アプリケーションの配信

アプリケーションごとに異なる

コミット

明示的な設定が必要

IP を介した CFS

ディセーブル

IPv4 マルチキャスト アドレス

239.255.70.83

IPv6 マルチキャスト アドレス

ff15::efff:4653