Cisco MDS 9000 Family Fabric Manager コンフィ ギュレーション ガイド 、Release 4.x
Fabric Manager Server
Fabric Manager Server
発行日;2012/02/01 | 英語版ドキュメント(2011/03/02 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 42MB) | フィードバック

目次

Fabric Manager Server

Fabric Manager Server の概要

Fabric Manager Server の機能

Fabric Manager Server のインストールおよび設定

Fabric Manager Server のインストール

Fabric Manager Server のライセンスの有無

Performance Manager 収集の確認

Fabric Manager Server ファブリックの管理

継続的管理対象のファブリックの選択

Fabric Manager Server プロパティ ファイル

Fabric Manager Server の変更

Fabric Manager Server ユーザの追加または削除

Fabric Manager Server のユーザ名およびパスワードの変更

ポーリング時間とファブリック再検出時間の変更

デバイス エイリアスまたは FC エイリアスの使用

Fabric Manager Server

Fabric Manager Server は高度な MDS モニタリング機能、トラブルシューティング機能、および設定機能を実行するためのプラットフォームです。追加ソフトウェアをインストールする必要はありません。Fabric Manager Server 機能は Cisco Fabric Manager ソフトウェアに統合されています。

この章の内容は、次のとおりです。

「Fabric Manager Server の概要」

「Fabric Manager Server の機能」

「Fabric Manager Server のインストールおよび設定」

「Fabric Manager Server ファブリックの管理」

「Fabric Manager Server プロパティ ファイル」

「Fabric Manager Server の変更」

Fabric Manager Server の概要

Cisco Fabric Manager Server をコンピュータにインストールすると、中央集中型 MDS 管理サービスおよびパフォーマンス モニタリングを提供できます。SNMP 操作を使用して、ファブリックの情報を効率的に収集できます。サーバ コンポーネントを含む Cisco Fabric Manager ソフトウェアを使用するためには、ワークステーションに約 60 MB のハードディスク スペースが必要です。Cisco Fabric Manager Server は Windows 2000、Windows 2003、Windows XP、Solaris 8 および 10、および Red Hat Enterprise Linux AS Release 4 で稼動します。

Cisco Fabric Manager Server として設定された各コンピュータは、複数のファイバ チャネル SAN を監視できます。1 台の Cisco Fabric Manager Server に最大 16 台のクライアント(デフォルト)を同時に接続できます。Cisco Fabric Manager Server で監視されないファブリック内の MDS スイッチに、Cisco Fabric Manager Client を直接接続することもできます。このようにすると、1 台のコンソールから任意の MDS デバイスを管理できます。

Fabric Manager Server の機能

Cisco Fabric Manager Server には次の機能があります。

複数のファブリックの管理 :Fabric Manager Server は同じユーザ インターフェイスで複数の物理ファブリックを監視します。この機能により、冗長ファブリックの管理が容易になります。ライセンスが付与された Fabric Manager Server には、すべての設定済みファブリックに関する最新の検出情報が維持されるため、Fabric Manager Client を開いたときに、デバイス ステータスおよび相互接続をすぐに使用できます。

継続的なヘルス モニタリング: MDS の状態が継続的に監視されるため、前回 Fabric Manager Client を開いたあとに発生したすべてのイベントが取り込まれます。

ユーザ プロファイルのローミング :ライセンスが付与された Fabric Manager Server は、ローミング ユーザ プロファイル機能を使用して、プリファレンスおよびトポロジ マップ レイアウトをサーバに格納します。これにより、ストレージ ネットワークの管理に使用するコンピュータに関係なく、ユーザ インターフェイスの一貫性を保ちます。


) Fabric Manager Client および Fabric Manager Server では、同じリリースを使用する必要があります。


Fabric Manager Server のインストールおよび設定


) Fabric Manage Server を実行する前に、ファブリック内のスイッチごとに、またはリモート AAA サーバ上に、専用の Fabric Manager 管理ユーザを作成する必要があります。このユーザを使用して、ファブリック トポロジを検出します。「最適なファブリック検出方法」を参照してください。


Fabric Manager Server をインストールして、初期設定を行う手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ワークステーションに Fabric Manager および Fabric Manager Server をインストールします。「Fabric Manager Server のインストール」を参照してください。

ステップ 2 Fabric Manager にログインします。「Cisco SAN-OS Release 3.2(1) 以降での Fabric Manager Client の起動」を参照してください。

ステップ 3 ファブリックを継続的に監視するように、Fabric Manager Server を設定します。「Fabric Manager Server ファブリックの管理」を参照してください。

ステップ 4 Fabric Manager Server を介して管理するファブリックごとに、ステップ 2ステップ 3 を繰り返します。

ステップ 5 Fabric Manager Web Server をインストールします。「Performance Manager 収集の確認」を参照してください。

ステップ 6 Performance Manager がデータを収集していることを確認します。「Performance Manager 収集の確認」を参照してください。


 

Fabric Manager Server のインストール

Fabric Manager をインストールすると、基本バージョンの Fabric Manager Server(ライセンスなし)も一緒にインストールされます。Fabric Manager アイコンをクリックすると、Fabric Manager Server コンポーネントが稼動しているコンピュータの IP アドレスを入力するダイアログが開きます。Fabric Manager Server の IP アドレスを入力するテキスト ボックスが表示されない場合は、[Options] をクリックして、設定オプション リストを展開します。Fabric Manager Server コンポーネントがローカル マシン上で稼動している場合は、このフィールドを localhost のままにします。有効なサーバを指定しないで Fabric Manager を実行しようとすると、Fabric Manager Server をローカルに起動するように求めるプロンプトが表示されます。

Windows PC では、Fabric Manager Server はサービスとしてインストールされます。このサービスを管理するには、Microsoft Windows の管理ツールのサービスを使用します。Fabric Manager Server サービスは、デフォルト設定では、Windows PC を再起動するときに自動起動されます。この動作を変更するには、サービスのプロパティを変更します。

Fabric Manager Server のライセンスの有無

Fabric Manager をインストールすると、基本バージョンの Fabric Manager Server(ライセンスなし)も一緒にインストールされます。Performance Manager、リモート クライアント サポート、およびファブリックの継続的なモニタリングなどのライセンス機能を取得するには、Fabric Manager Server パッケージを購入して、インストールする必要があります。

ただし、これらのライセンス機能のトライアル バージョンを使用できます。トライアル バージョンの機能をイネーブルにするには、ライセンスを購入した場合と同様に各機能を実行します。この機能が一定期間だけ有効なデモ バージョンであることを示すダイアログボックスが表示されます。

いずれかの Fabric Manager Server 機能を評価している場合に、この機能の評価期間を終了するには、Device Manager を使用します。「Fabric Manager Server のライセンス」を参照してください。

Performance Manager 収集の確認

Performance Manager 収集を 5 分以上実行したあとに、データが収集されたかを確認するには、Fabric Manager で [Performance Manager] > [Reports] を選択します。収集された最初の数個のデータ ポイントが、グラフおよび表形式で表示されます。

Fabric Manager Server ファブリックの管理

Fabric Manager Server ファブリックは、クライアントでそのファブリックが開かれているかどうかに関係なく、継続的に管理できます。継続的管理対象のファブリックは、Fabric Manager Server を起動すると自動的にリロードされ、管理されます。

継続的管理対象のファブリックの選択

Fabric Manager でファブリックを継続的に管理する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Server] > [Admin] を選択します。

[Control Panel] ダイアログボックスが表示され、[Fabrics] タブが開きます(図 3-1 を参照)。


) [Fabrics] タブにアクセスできるのは、ネットワーク管理者だけです。


図 3-1 [Control Panel] ダイアログボックスの [Fabrics] タブ

 


) ファブリック管理用のユーザ名とパスワードは事前に設定できます。ここでは、TACACS+ サーバではなく、ローカル スイッチのアカウントを使用する必要があります。


ステップ 2 次のいずれかの Admin オプションを選択します。

a. Manage Continuously :Fabric Manager Server が起動すると自動的にこのファブリックが管理対象となり、このオプションが Unmanage に変更されるまで、継続的に管理されます。

b. Manage :このファブリックを表示する Fabric Manager インスタンスがなくなるまで、ファブリックは Fabric Manager Server によって管理されます。

c. Unmanage :Fabric Manager Server はこのファブリックの管理を停止します。

ステップ 3 [Apply] をクリックします。


 


) Performance Manager を使用してこれらのファブリックに関するデータを収集する場合は、ここでフローを設定し、データ収集を定義する必要があります。これらの手順については、第 8 章「Performance Manager」を参照してください。


Fabric Manager Server プロパティ ファイル

Fabric Manager Server プロパティ ファイル( MDS 9000¥server.properties )には、Fabric Manager Server の機能方法を決定するプロパティ リストが格納されています。このファイルを編集するにはテキスト エディタを使用します。プロパティを設定するには、[Admin] タブにある Fabric Manager Web Services GUI を使用します。


) Cisco NX-OS Release 4.1(1b) 以降では、server.properties ファイルおよび AAA.properties ファイルのパスワードを任意で暗号化できます。


Fabric Manager Server プロパティ ファイルには、次に示す 9 つの一般セクションが含まれています。

GENERAL :サーバの全般的な設定が格納されます。

SNMP SPECIFIC :SNMP 要求、応答、およびトラップの設定が格納されます。

SNMP PROXY SERVER SPECIFIC :SNMP プロキシ サーバ コンフィギュレーションの設定および TCP ポート指定の設定が格納されます。

GLOBAL FABRIC :検出やロードなど、ファブリックの設定が格納されます。

CLIENT SESSION :サーバにログインできる Fabric Manager Client の設定が格納されます。

EVENTS :Syslog メッセージの設定が格納されます。

PERFORMANCE CHART:Performance Manager のチャート生成の境界時間を定義する設定値が格納されます。

EMC CALL HOME:EMS の指定に基づいて、E メールで XML データとしてトラップを転送するための設定が格納されます。

EVENT FORWARD SETUP:Cisco Fabric Manager Server が記録したイベントを E メールで転送するための設定が格納されます。

次に、Fabric Manager Release 3.x の新規、または変更されたサーバ プロパティを示します。

SNMP Specific

snmp.preferTCP :このオプションが true に設定された場合、Fabric Manager Server がスイッチと通信するデフォルト プロトコルは TCP になります。この設定のデフォルト値は true です。TCP がイネーブルでないスイッチの場合、Fabric Manager Server は UDP を使用します。この設定の利点は、スイッチの各 SNMP ユーザに 1 つの TCP セッションを指定できることです。また、タイムアウトを削減してスケーラビリティを高めることにも役立ちます。


) このオプションを false に設定する場合、Fabric Manager でも同じ設定値を選択する必要があります。Fabric Manager の snmp.preferTCP のデフォルト値は true です。


Performance Chart

pmchart.currenttime :Performance Manager のチャート生成の境界時間を指定します。この設定を使用するのは、デバッグを目的とする場合だけです。

EMC Call Home

server.callhome.enable :EMC Call Home をイネーブルまたはディセーブルに設定します。デフォルトはディセーブルです。

server.callhome.location :ロケーション パラメータを指定します。

server.callhome.fromEmail :E メールの送信元リストを指定します。

server.callhome.recipientEmail :E メールの受信者リストを指定します。

server.callhome.smtphost :発信 E メールの SMTP ホスト アドレスを指定します。

server.callhome.xmlDir :XML メッセージ ファイルを保存するパスを指定します。

server.callhome.connectType :サーバへのリモート接続方法を指定します。

server.callhome.accessType :サーバとのリモート通信の確立方法を指定します。

server.callhome.version :接続タイプのバージョン番号を指定します。

server.callhome.routerIp :RSC ルータのパブリック IP アドレスを指定します。

イベント転送

server.forward.event.enable :イベント転送をイネーブルまたはディセーブルに設定します。

server.forward.email.fromAddress :E メールの送信元リストを指定します。

server.forward.email.mailCC :E メールの CC のリストを指定します。

server.forward.email.mailBCC:E メールの BCC のリストを指定します。

server.forward.email.smtphost :発信 E メールの SMTP ホスト アドレスを指定します。

非アクティブ化

deactivate.confirm=deactivate :非アクティブ用のストリングを入力するためのユーザへの特定の要求です。

サーバ プロパティの設定に関する詳細は、server.properties ファイルまたは 「Fabric Manager Server のプリファレンスの設定」を参照してください。

Fabric Manager Server の変更

Fabric Manager Release 2.1(2) 以降では、サーバの停止および再起動を必要とせずに、一部の Fabric Manager Server 設定値を変更できます。これらの設定値は、次のとおりです。

「Fabric Manager Server のユーザ名およびパスワードの変更」

「ポーリング時間とファブリック再検出時間の変更」

Fabric Manager Server ユーザの追加または削除

Fabric Manager Server ユーザの追加や既存ユーザのパスワードの変更は、Fabric Manager を使用して、次の手順で行います。


ステップ 1 [Control Panel] ダイアログボックスで、[Local FM Users] タブをクリックします(図 3-1 を参照)。Fabric Manager ユーザのリストが表示されます。


) ユーザを管理できるのは、ネットワーク管理者だけです。


ステップ 2 ユーザを追加する場合は [New] をクリックします。既存のユーザのパスワードを変更する場合は [Edit] をクリックします。

図 3-2 のように、[FM User] ダイアログボックスが表示されます。

図 3-2 [FM User] ダイアログボックス

 

ステップ 3 新規ユーザのユーザ名とパスワードを設定し、[Apply] をクリックします。


 

Fabric Manager を使用して Fabric Manager Server ユーザを削除する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Control Panel] ダイアログボックスで、[Local FM Users] タブをクリックします(図 3-1 を参照)。Fabric Manager ユーザのリストが表示されます。

ステップ 2 削除するユーザ名をクリックします。

ステップ 3 そのユーザを削除する場合 [Remove] をクリックします。

ステップ 4 削除を確認する場合は [Yes] をクリックし、削除を取り消す場合は [No] をクリックします。


 

Fabric Manager Server のユーザ名およびパスワードの変更

Fabric Manager Client からファブリックへのアクセスに使用するユーザ名とパスワードは、Fabric Manager Server を再起動せずに変更できます。

Fabric Manager Server で使用されるユーザ名またはパスワードの変更手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Server] > [Admin] を選択します。

[Control Panel] ダイアログボックスが表示され、[Fabrics] タブが開きます(図 3-1 を参照)。

ステップ 2 Fabric Manager Server で監視する各ファブリックの名前またはパスワードを設定します。

ステップ 3 [Apply] をクリックして、変更を保存します。


 

ポーリング時間とファブリック再検出時間の変更

Fabric Manager Server は、定期的に監視対象のファブリックをポーリングし、一定間隔で(5 サイクルがデフォルト)フル ファブリック再検出を実行します。これらの設定値は、Fabric Manager Server を再起動せずに、Fabric Manager Client から変更できます。

Fabric Manager を使用して、Fabric Manager Server が使用するポーリング時間またはフル ファブリック再検出の設定を変更する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Server] > [Admin] を選択します。

[Control Panel] ダイアログボックスが表示され、[Fabrics] タブが開きます(図 3-1 を参照)。

ステップ 2 Fabric Manager Server で監視する各ファブリックに対して、Polling Interval を設定し、Fabric Manager Server がそのファブリックの要素にポーリングを行い、そのステータスと統計情報を取得する頻度を指定します。

ステップ 3 Fabric Manager Server で監視する各ファブリックに対して、Rediscover Cycles を設定し、Fabric Manager Server がフル ファブリックを再検出する頻度を指定します。

ステップ 4 [Apply] をクリックして、変更を保存します。


 

デバイス エイリアスまたは FC エイリアスの使用

Fabric Manager が FC エイリアスを使用するかグローバル デバイス エイリアスを使用するかの設定は、Fabric Manager Server を再起動せずに、Fabric Manager Client から変更できます。

Fabric Manager が FC エイリアスとグローバル デバイス エイリアスのいずれを使用するかの設定を、Fabric Manager を使用して変更する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Server] > [Admin] を選択します。

[Control Panel] ダイアログボックスが表示され、[Fabrics] タブが開きます(図 3-1 を参照)。

ステップ 2 グローバル デバイス エイリアスを使用する場合は Fabric Manager Server で監視する各ファブリックに対して [Device Alias] チェックボックスをオンにし、FC エイリアスを使用する場合はオフにします。

ステップ 3 [Apply] をクリックして、変更を保存します。