Cisco MDS 9000 Family Fabric Manager コンフィ ギュレーション ガイド 、Release 4.x
FLOGI、ネーム サーバ、FDMI、および RSCN データベースの管理
FLOGI、ネーム サーバ、FDMI、および RSCN データベースの管理
発行日;2012/02/01 | 英語版ドキュメント(2009/08/27 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 42MB) | フィードバック

目次

FLOGI、ネーム サーバ、FDMI、および RSCN データベースの管理

FLOGI

FLOGI 詳細情報の表示

ネーム サーバ プロキシ

ネーム サーバ プロキシ登録の概要

ネーム サーバ プロキシの登録

重複 pWWN の拒否の概要

重複 pWWN の拒否

ネーム サーバ データベース エントリの概要

ネーム サーバ データベース エントリの表示

FDMI

FDMI の表示

RSCN

RSCN 情報の概要

RSCN 情報の表示

multi-pid オプションの概要

multi-pid オプションの設定

RSCN 統計情報のクリア

CFS を使用した RSCN タイマー設定の配信

CFS による RSCN タイマーの設定

デフォルト設定

FLOGI、ネーム サーバ、FDMI、および RSCN データベースの管理

この章では、Cisco MDS 9000 ファミリが提供するファブリック ログイン データベース、ネーム サーバ機能、Fabric-Device Management Interface、Registered State Change Notification(RSCN)の情報について説明します。この章の内容は、次のとおりです。

「FLOGI」

「FLOGI 詳細情報の表示」

「ネーム サーバ プロキシ」

「FDMI」

「FDMI の表示」

「RSCN」

「デフォルト設定」

FLOGI

ファイバ チャネル ファブリックでは、ホストまたはディスクごとに FC ID が必要です。必要なデバイスが FLOGI テーブルに表示されている場合は、ファブリック ログインに成功しています。ホスト HBA および接続先ポートに直接接続されたスイッチで、FLOGI データベースを調べてください。「デフォルトの企業 ID リスト」および「スイッチの相互運用性」を参照してください。

FLOGI 詳細情報の表示

Fabric Manager を使用して Fabric Login(FLOGI; ファブリック ログイン)テーブル内にストレージ デバイスがあるか確認する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Switches] を展開し、[Interfaces] を展開してから、[FC Physical] を選択します。

[Information] ペインにインターフェイス設定が表示されます。

ステップ 2 [FLOGI] タブをクリックします。

ファブリックにログインしているエンド デバイスがすべて表示されます(図 34-1 を参照)。

図 34-1 FLOGI 物理インターフェイス

 


 

ネーム サーバ プロキシ

ネーム サーバ機能は、各 VSAN 内のすべてのホストおよびストレージ デバイスのアトリビュートが格納されたデータベースをメンテナンスします。ネーム サーバを使用すると、情報が本来登録されていたデバイスからデータベース エントリを変更できます。

別のデバイスによって登録済みのデータベース エントリの内容を変更(アップデートまたは削除)する場合は、プロキシ機能が便利です。

ここで説明する内容は、次のとおりです。

「ネーム サーバ プロキシ登録の概要」

「ネーム サーバ プロキシの登録」

「重複 pWWN の拒否の概要」

「重複 pWWN の拒否」

「ネーム サーバ データベース エントリの概要」

「ネーム サーバ データベース エントリの表示」

ネーム サーバ プロキシ登録の概要

すべてのネーム サーバ登録要求は、パラメータが登録または変更されたポートから送信されます。これ以外のポートから送信された要求は、拒否されます。

この認証により、WWN は別のノードに特定のパラメータを登録できます。

ネーム サーバ プロキシの登録

Fabric Manager を使用してネーム サーバ プロキシを登録する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ファブリックを展開し、VSAN を展開してから、[Advanced] を選択します。

[Information] ペインに VSAN の高度な設定が表示されます。

ステップ 2 [NS Proxies] タブをクリックします。

選択した VSAN の既存のネーム サーバ プロキシが表示されます(図 34-2 を参照)。

図 34-2 ネーム サーバ プロキシ

 

ステップ 3 [PortName] フィールドをダブルクリックして、新しいネーム サーバ プロキシを登録します。

ステップ 4 これらの変更を保存する場合は、[Apply Changes] アイコンをクリックします。保存されていない変更をキャンセルする場合は、[Undo Changes] をクリックします。


 

重複 pWWN の拒否の概要

別のデバイスの pWWN を使用した悪意のあるログイン、または予期しないログインを防止できます。これらの pWWN を使用すると、ファブリックにログインして、ネーム サーバ データベース内の最初のデバイスを置き換えることができます。

重複 pWWN の拒否

重複 pWWN を拒否する手順については、『 Cisco MDS 9000 Family CLI Configuration Guide 』を参照してください。

ネーム サーバ データベース エントリの概要

ネーム サーバの FCNS データベースには、すべてのホストのネーム エントリが格納されています。ネーム サーバを使用すると、Nx ポートで(ネーム サーバへの)PLOGI 中にアトリビュートを登録し、その他のホストのアトリビュートを取得できます。Nx ポートが明示的または暗黙的にログアウトすると、これらのアトリビュートは登録解除されます。

複数スイッチのファブリック構成の場合、配信されたデータベース内の情報は、各スイッチで稼動している複数のネーム サーバ インスタンスで共有されます。スイッチごとに、ネーム サーバ プロセスのインスタンスが 1 つ実行されます。

ネーム サーバ データベース エントリの表示

Device Manager を使用してネーム サーバ データベースを表示する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [FC] > [Name Server] をクリックします。

[Name Server] ダイアログボックスが表示されます(図 34-3 を参照)。

図 34-3 [Name Server] ダイアログボックス

 

デフォルト タブは [General] タブです。ネーム サーバ データベースが表示されます。

ステップ 2 [Statistics] タブをクリックします。

ネーム サーバの統計情報が表示されます。

ステップ 3 [Close] をクリックして、ダイアログボックスを閉じます。


 

FDMI

Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチでは、Fabric-Device Management Interface(FDMI)機能がサポートされます(FC-GS-4 標準を参照)。FDMI を使用すると、ファイバ チャネル Host Bus Adapter(HBA; ホスト バス アダプタ)などのデバイスをインバンド通信を介して管理できます。この追加機能によって、既存のファイバ チャネル ネーム サーバおよび管理サーバの機能が補完されます。

FDMI 機能を使用すると、独自のホスト エージェントをインストールしなくても、NX-OS ソフトウェアは接続先 HBA およびホスト オペレーティング システムに関する次の管理情報を抽出できます。

製造元、モデル、およびシリアル番号

ノード名およびノードのシンボリック名

ハードウェア、ドライバ、およびファームウェア バージョン

ホスト オペレーティング システム(OS)の名前およびバージョン番号

すべての FDMI エントリは永続的ストレージに格納され、FDMI プロセスの起動時に取得されます。

FDMI の表示

Device Manager を使用して FDMI データベース情報を表示するには、[FC] > [Advanced] > [FDMI] を選択します。[FDMI] ダイアログボックスが表示されます。

RSCN

Registered State Change Notification(RSCN)は、ファブリック内の変更をホストに通知するファイバ チャネル サービスです。ホストが受信したこの情報は、(SCR を介して)ファブリック コントローラに登録されます。これらの通知により、次のイベントが 1 つ以上、適切なタイミングで示されます。

ファブリックへのディスクの追加または削除

ネーム サーバの登録内容の変更

新しいゾーンの適用

IP アドレスの変更

ホストの動作に影響するその他の同様なイベント

ここで説明する内容は、次のとおりです。

「RSCN 情報の概要」

「RSCN 情報の表示」

「multi-pid オプションの概要」

「multi-pid オプションの設定」

「RSCN 統計情報のクリア」

「CFS を使用した RSCN タイマー設定の配信」

「CFS による RSCN タイマーの設定」

RSCN 情報の概要

登録先ホストにこれらのイベントが送信されるだけでなく、ファブリック内の到達可能なすべてのスイッチにスイッチ RSCN(SW-RSCN)が送信されます。


) スイッチは RSCN を送信して、変更が発生したことを登録先ノードに通知します。ネーム サーバに問い合せて、新しい情報を取得する作業は、ノードが行います。ノードに送信された RSCN 内のスイッチからは、変更された情報の詳細は配信されません。


RSCN 情報の表示

Fabric Manager を使用して RSCN 情報を表示する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ファブリックを展開し、VSAN を展開してから、[Advanced] を選択します。

[Information] ペインに VSAN の高度な設定が表示されます。

ステップ 2 [RSCN Reg] タブまたは [RSCN Statistics] タブを選択します(図 34-4 を参照)。

図 34-4 RSCN 統計情報

 


 

multi-pid オプションの概要

RSCN の multi-pid オプションがイネーブルな場合、登録済みの Nx ポートに対して生成された RSCN には、関連ポート ID を複数格納できます。この場合、複数の関連ポート ID を単一 RSCN に格納する前に、ゾーン分割ルールが適用されます。このオプションをイネーブルにすると、RSCN 数を削減できます。2 つのディスク(D1、D2)およびホスト(H)がスイッチ 1 に接続されているとします。ホスト H は RSCN を受信するように登録されています。D1、D2、および H は同じゾーンに属します。ディスク D1 および D2 が同時にオンラインになると、次のいずれかの処理が適用されます。

スイッチ 1 で multi-pid オプションがディセーブルになります。ホスト H に対して 2 つの RSCN が生成されます(1 つはディスク D1 用、もう 1 つはディスク D2 用)。

スイッチ 1 で multi-pid オプションがイネーブルになります。ホスト H に対して RSCN が 1 つ生成され、RSCN ペイロードによって関連ポート ID がリストされます(この場合は D1 および D2)。


) 一部の Nx ポートでは、multi-pid RSCN ペイロードを認識できないことがあります。その場合は、RSCN の multi-pid オプションをディセーブルにしてください。


multi-pid オプションの設定

Fabric Manager を使用して multi-pid オプションを設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ファブリックを展開し、VSAN を展開してから、[Advanced] を選択します。

[Information] ペインに VSAN の高度な設定が表示されます。

ステップ 2 [RSCN Multi-PID] タブをクリックします。

図 34-5 に示す画面が表示されます。

図 34-5 [RSCN Multi-PID]

 

ステップ 3 [Enable] チェックボックスをオンにします。

ステップ 4 これらの変更を保存する場合は、[Apply Changes] アイコンをクリックします。保存されていない変更をキャンセルする場合は、[Undo Changes] をクリックします。


 

RSCN 統計情報のクリア

カウンタをクリアし、そのあとで、別の一連のイベントに対するカウンタを表示できます。たとえば、特定のイベント(ONLINE または OFFLINE イベントなど)に対して生成される RSCN 数または SW-RSCN 数を追跡できます。これらの統計情報を使用すると、VSAN 内のイベントごとに応答を監視できます。

指定された VSAN の RSCN 統計情報をクリアする手順については、『 Cisco MDS 9000 Family CLI Configuration Guide 』を参照してください。

CFS を使用した RSCN タイマー設定の配信

各スイッチのタイムアウト値は手動で設定されるため、複数のスイッチがさまざまな時刻にタイムアウトする場合は設定ミスが生じます。つまり、ネットワーク内の複数の N ポートが異なる時刻に RSCN を受信することがあります。Cisco Fabric Services(CFS)を使用すると、設定情報がファブリック内のすべてのスイッチに自動配信されて、この状況が回避されます。また、SW-RSCN 数も削減されます。

RSCN は配信モードと非配信モードをサポートします。配信モードの場合、RSCN は CFS を使用して、ファブリック内のすべてのスイッチに設定を配信します。非配信モードの場合、ローカル スイッチのコンフィギュレーション コマンドだけが影響を受けます。


) すべてのコンフィギュレーション コマンドが配信されるわけではありません。rscn event-tov tov vsan vsan コマンドだけが配信されます。


RSCN タイマーは、初期化およびスイッチオーバー中に CFS に登録されます。ハイ アベイラビリティ構成の場合に、RSCN タイマー配信がクラッシュし、再起動またはスイッチオーバーが発生すると、クラッシュまたはスイッチオーバーの前の状態から標準機能が再開します。


) ダウングレードを実行する場合は、ネットワーク内の RCSN タイマー値をデフォルト値に戻しておいてください。そうしないと、VSAN およびその他のデバイス間のリンクがディセーブルになります。


アップグレードまたはダウングレード中の各 Cisco MDS NX-OS リリースの互換性は、CFS が提供する conf-check によってサポートされます。Cisco MDS SAN-OS Release 3.0 からダウングレードする場合は、 conf-check 警告が表示されます。ダウングレードの前に、RSCN タイマー配信サポートをディセーブルにするように要求されます。

RSCN タイマー配信機能はデフォルトでディセーブルであるため、3.0 よりも前の任意の Cisco MDS SAN-OS リリースからアップグレードする場合は、互換性が維持されます。

CFS による RSCN タイマーの設定

Fabric Manager を使用して CFS に RSCN タイマーを設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Logical Domains] ペインでファブリックを展開し、VSAN を展開してから、[Advanced] を選択します。

ステップ 2 [RSCN Event] タブを選択します。

[Information] ペインに VSAN の高度な設定が表示されます(図 34-6 を参照)。

図 34-6 VSAN の高度な設定

 

ステップ 3 [TimeOut] 値をダブルクリックして、選択した VSAN の値を変更します(ミリ秒)。

ステップ 4 これらの変更を保存する場合は、[Apply Changes] アイコンをクリックします。保存されていない変更をキャンセルする場合は、[Undo Changes] をクリックします。


 

デフォルト設定

表 34-1 に、RSCN のデフォルト設定を示します。

 

表 34-1 RSCN のデフォルト設定

パラメータ
デフォルト

RSCN タイマー値

2000 ミリ秒(ファイバ チャネル VSAN の場合)
1000 ミリ秒(FICON VSAN の場合)

RSCN タイマー設定の配信

ディセーブル