Cisco MDS 9000 Family Fabric Manager コンフィ ギュレーション ガイド 、Release 4.x
FICON の設定
FICON の設定
発行日;2012/02/01 | 英語版ドキュメント(2011/02/01 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 42MB) | フィードバック

目次

FICON の設定

FICON の概要

FICON の要件

MDS 固有の FICON の利点

VSAN によるファブリックの最適化

FCIP のサポート

ポートチャネルのサポート

FICON および FCP が混在している場合の VSAN の使用

Cisco MDS でサポートされる FICON 機能

FICON のカスケード化

FICON VSAN の前提条件

FICON ポート番号

デフォルトの FICON ポート番号設定方式

ポート アドレス

実装ポートおよび非実装ポートのアドレス

予約済み FICON ポート番号設定方式の概要

インストレーション ポートおよび非インストレーション ポート

FICON ポート番号に関する注意事項

スロットへの FICON ポート番号の割り当て

FCIP およびポートチャネルのポート番号の概要

FCIP およびポートチャネル インターフェイスの FICON ポート番号の予約

FC ID の割り当て

FICON の設定

VSAN での FICON のイネーブル化の概要

基本 FICON 設定の設定

VSAN での FICON の手動のイネーブル化

FICON VSAN の削除

FICON VSAN の一時停止

code-page オプションの設定

FC ID 最終バイトの割り当て

ホストによるスイッチ オフライン化の許可

ホストによる FICON ポート パラメータ変更の許可

ホストによるタイムスタンプ制御の許可

FICON パラメータの SNMP 制御の設定

FICON 情報のリフレッシュ

FICON デバイスのアリジェンスの概要

実行コンフィギュレーションの自動保存

FICON ポートの設定

ポート ブロックの設定

ESCON 形式ポートの表示

ポートの禁止

ポート禁止の設定

ポート アドレス名の割り当て

RLIR の概要

RLIR 情報の表示

FICON のコンフィギュレーション ファイル

FICON のコンフィギュレーション ファイルの概要

保存済みコンフィギュレーション ファイルの実行コンフィギュレーションへの適用

FICON コンフィギュレーション ファイルの編集

FICON コンフィギュレーション ファイルの表示

FICON コンフィギュレーション ファイルのコピー

ポート スワッピング

ポート スワッピングの概要

ポート スワッピング

FICON テープ アクセラレーション

FICON テープ アクセラレーションの設定

CUP 帯域内管理

FICON フロー ロードバランスの計算

FICON 情報の表示

FICON アラートの受信

FICON ポート アドレス情報の表示

IPL ファイル情報の表示

履歴バッファの表示

デフォルト設定

FICON の設定

Fibre Connection(FICON)インターフェイス機能は、開放型システムおよびメインフレーム ストレージ ネットワーク環境を両方ともサポートすることにより、Cisco MDS 9000 ファミリを強化します。Control Unit Port(CUP)サポートの追加によって、FICON プロセッサからスイッチの帯域内管理が可能になり、MDS の機能が強化されています。

ファブリック バインディング機能を使用すると、不正なスイッチがファブリックに参加したり、現在のファブリック処理が中断されることがなくなります( 第 47 章「ファブリック バインディングの設定」 を参照)。Registered Link Incident Report(RLIR)アプリケーションを使用することにより、スイッチポートは登録済み Nx ポートに LIR を送信できます。


) Cisco Fabric Manager Release 3.x は、SAN-OS Release 2.(x) が稼動している Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチの FICON 管理をサポートしません。


この章の内容は、次のとおりです。

「FICON の概要」

「FICON ポート番号」

「FICON の設定」

「FICON ポートの設定」

「FICON のコンフィギュレーション ファイル」

「ポート スワッピング」

「FICON テープ アクセラレーション」

「CUP 帯域内管理」

「FICON フロー ロードバランスの計算」

「FICON 情報の表示」

「デフォルト設定」

FICON の概要

FICON 機能は、次の機器ではサポートされていません。

Cisco MDS 9120 スイッチ

Cisco MDS 9124 スイッチ

Cisco MDS 9140 スイッチ

32 ポート ファイバ チャネル スイッチング モジュール

HP c-Class BladeSystem 用のシスコ ファブリック スイッチ

IBM BladeSystem 対応のシスコ ファブリック スイッチ

Cisco MDS 9000 ファミリは単一のハイ アベイラビリティ プラットフォームで、Fibre Channel Protocol(FCP)、FICON、iSCSI、および Fibre Channel over IP(FCIP)機能をサポートします。このソリューションを使用すると、購入が簡単になり、導入および管理コストが削減され、メインフレームおよび開放型システム ストレージ ネットワークの共有が容易になります(図 36-1 を参照)。

図 36-1 共有システム ストレージ ネットワーク

 

FCP および FICON は異なる FC4 プロトコルであり、トラフィックは相互に独立しています。これらのプロトコルを使用するデバイスは、VSAN を使用して隔離する必要があります。

ここで説明する内容は、次のとおりです。

「FICON の要件」

「MDS 固有の FICON の利点」

「FICON のカスケード化」

「FICON VSAN の前提条件」

FICON の要件

FICON 機能には次の要件があります。

FICON 機能は、次のスイッチに実装できます。

Cisco MDS 9500 シリーズの任意のスイッチ

Cisco MDS 9200 シリーズの任意のスイッチ(Cisco MDS 9222i マルチサービス モジュラ スイッチを含む)

Cisco MDS 9134 マルチレイヤ ファブリック スイッチ

MDS 9000 ファミリ 18/4 ポート マルチサービス モジュール

FICON パラメータを設定するには、MAINFRAME_PKG ライセンスが必要です。FCIP を使用して WAN 経由で FICON 設定を拡張するには、使用しているモジュールに適した SAN_EXTN_OVER_IP ライセンスが必要です。詳細については、 第 10 章「ライセンスの入手とインストール」 を参照してください。

MDS 固有の FICON の利点

ここでは、Cisco MDS スイッチに追加された FICON の利点について説明します。内容は、次のとおりです。

「VSAN によるファブリックの最適化」

「FCIP のサポート」

「ポートチャネルのサポート」

「FICON および FCP が混在している場合の VSAN の使用」

「Cisco MDS でサポートされる FICON 機能」

VSAN によるファブリックの最適化

一般に、物理ファブリックを分割すると、高度なスイッチ管理が必要となり、実装コストが増大します。さらに、ファブリック設定によっては、各アイランド内のポートが過剰にプロビジョニングされることがあります。

Cisco MDS 固有の VSAN テクノロジーを使用することにより、過剰なプロビジョニングに関するコストおよび管理対象スイッチの個数が削減されて、これらの物理ファブリック間の効率が大幅に向上します。VSAN を使用すると、中断することなく未使用ポートを移動し、共通の冗長物理インフラストラクチャを実現することもできます(図 36-2 を参照)。

図 36-2 VSAN 固有のファブリックの最適化

 

VSAN を使用すると、単一物理ネットワークの VSAN アイランドに既存 SAN アイランドを変換できるようになり、グローバルな SAN 統合が実現します。これにより、ハードウェアにセキュリティが確保され、アプリケーションまたは部門を分離して単一ネットワーク上に共存できるようになります。また、ストレージ インフラストラクチャを統合するための仮想的な再配線が可能になります。機器の物理的再配置によるコストや中断を伴うことなく、アプリケーションまたは部門間で資産を移動できます。


) Cisco MDS スイッチに VSAN を設定し、これらの VSAN のうちの 8 つで FICON をイネーブル化することができます。設定される VSAN 数は、プラットフォームによって異なります。



) メインフレーム ユーザは、VSAN を MDS SAN ファブリック内の FICON LPAR と同様なものと認識できます。zSeries または DS8000 でリソースを分割する場合と同様に、スイッチ リソースを相互に隔離された FICON LPAR(VSAN)に分割できます。VSAN ごとに独自のファブリック サービス セット(ファブリック サーバやネーム サーバなど)、FICON Control Unit Port、ドメイン ID、Fabric Shortest Path First(FSPF)ルーティング、動作モード、IP アドレス、およびセキュリティ プロファイルがあります。

FICON LPAR を複数のライン カードに分散させて、サイズを動的に変更できます。たとえば、10 個のポートを装備した 1 つの FICON LPAR は、10 個のライン カードに分散できます。FICON LPAR には、カスケード構成の複数のスイッチ上のポートを含めることができます。Cisco MDS 9000 スイッチング アーキテクチャには一貫した公正さがあるため、「すべてのポートは等しく作成」されます。これにより、他のベンダー製プラットフォームで発生する「ローカル スイッチング」問題を除去して、プロビジョニングを簡素化することができます。

FICON LPAR にポートを追加する処理プロセスは、中断なしに実行されます。FICON アドレッシングの制限により、FICON LPAR の最大ポート数は 255 です。


FCIP のサポート

Cisco MDS 9000 ファミリのマルチレイヤ アーキテクチャでは、プロトコルを認識しないスイッチ ファブリックを介して一貫したフィーチャ セットを使用できます。Cisco MDS 9500 シリーズおよび 9200 シリーズ スイッチは、ファイバ チャネル、FICON、および Fibre Channel over IP(FCIP)を 1 つのシステムにトランスペアレントに統合します。FCIP 機能を介して FICON を使用すると、離れた位置にあるメインフレーム リソースに安価にアクセスできます。Cisco MDS 9000 ファミリ プラットフォームを使用すると、IBM PPRC や XRC などのストレージ レプリケーション サービスを、メトロを介してグローバルな距離に拡張することができます。これにより、IP インフラストラクチャを偏在させながら、簡単にビジネスを継続することができます。

第 48 章「FCIP の設定」 を参照してください。

ポートチャネルのサポート

Cisco MDS に実装された FICON を使用すると、効率的な利用が可能になり、安定した大規模 SAN 環境の構築に必要な Inter-Switch Link(ISL; スイッチ間リンク)のアベイラビリティが向上します。また、ポートチャネルによって、Cisco MDS スイッチ内の ISL のアベイラビリティおよびパフォーマンスが強化されます。

ポートチャネルの詳細については、 第 23 章「ポートチャネルの設定」 を参照してください。

FICON および FCP が混在している場合の VSAN の使用

Cisco MDS 9000 ファミリの FICON 対応スイッチは、最も複雑な混在環境にも簡単に配置できます。必要に応じてサービスごとに VSAN を単に作成して、複数の論理 FICON、Z-Series Linux/FCP、および Open-Systems Fibre Channel Protocol(FCP)ファブリックを単一の物理ファブリックにオーバーレイすることができます。VSAN にはハードウェア隔離サービスおよびプロトコル固有のファブリック サービスがあるため、ゾーンベースの混在方式に見られる複雑さ、および潜在的な不安定さが解消されます。

デフォルトでは、FICON 機能はすべての Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチでディセーブルです。FICON 機能がディセーブルの場合は、FC ID をシームレスに割り当てることができます。混在環境は、Cisco NX-OS ソフトウェアによって解決されます。FCP および FICON プロトコルの混在に関する問題は、VSAN を実装した場合、Cisco MDS スイッチによって解決されます。

Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチおよびディレクタでは、ポート レベルで FCP および FICON プロトコルを混在させることができます。これらのプロトコルが同じスイッチ内で混在している場合は、VSAN を使用して FCP と FICON ポートを隔離できます。


ヒント 混在環境を作成する場合は、すべての FICON デバイスを 1 つの VSAN(デフォルト VSAN 以外)に配置し、FCP スイッチ ポートを別の VSAN(デフォルト VSAN 以外)に集約します。このように隔離することにより、接続されたすべてのデバイスで正常に通信できるようになります。


Cisco MDS でサポートされる FICON 機能

Cisco MDS 9000 ファミリの FICON 機能は、次のとおりです。

柔軟性および投資の保護:Cisco MDS 9000 ファミリは、Cisco MDS 9500 シリーズおよび 9200 シリーズで共通のスイッチング モジュールおよびサービス モジュールを共有します。

Cisco MDS 9500 Series Hardware Installation Guide 』および『 Cisco MDS 9200 Series Hardware Installation Guide 』を参照してください。

ハイアベイラビリティ FICON 対応ディレクタ:Cisco MDS 9500 シリーズでは、中断なしのソフトウェア アップグレード、ステートフルなプロセスの再起動やフェールオーバー、および主要なすべてのコンポーネントの十分な冗長性を提供し、ディレクタクラス アベイラビリティに新しい標準をもたらします。1 つのシャーシには、最大 528 の 4/2/1 Gbps、10 Gbps、FICON または FCP 自動検知ポートを任意の組み合せで装備できます。 第 17 章「ハイ アベイラビリティの設定」 を参照してください。

インフラストラクチャの保護:すべての Cisco MDS 9000 プラットフォーム間で共通のソフトウェア リリースを使用できるため、インフラストラクチャが保護されます。 第 15 章「ソフトウェア イメージ」 を参照してください。

VSAN テクノロジー:Cisco MDS 9000 ファミリには、ハードウェアで実行される、単一の物理ファブリック内の隔離環境のための VSAN テクノロジーが導入されています。これにより、物理インフラストラクチャを安全に共有することができ、FICON 混在環境のサポートが強化されます。 第 26 章「VSAN の設定と管理」 を参照してください。

ポートレベル設定:ポートごとに BB_credits、標識モード、およびポート セキュリティを設定できます。「Buffer-to-Buffer Credit の概要」「ビーコン LED の識別」、および 第 24 章「トランキングの設定」 を参照してください。

エイリアス名設定:スイッチおよび接続されたノード デバイスに、WWN でなく、わかりやすいエイリアスを設定します。 第 30 章「ゾーンの設定と管理」 を参照してください。

総合的なセキュリティ フレームワーク:Cisco MDS 9000 ファミリは RADIUS および TACACS+ 認証、Simple Network Management Protocol Version 3(SNMPv3; 簡易ネットワーク管理プロトコル バージョン 3)、ロールベースのアクセス制御、Secure Shell Protocol(SSH)、Secure File Transfer Protocol(SFTP)、VSAN、ハードウェア実行のゾーン分割、ACL、ファブリック バインディング、Fibre Channel Security Protocol(FC-SP)、LUN ゾーン分割、読み取り専用ゾーン、および VSAN ベースのアクセス制御をサポートします。 第 41 章「RADIUS および TACACS+ の設定」 第 45 章「FC-SP および DHCHAP の設定」 、および 第 47 章「ファブリック バインディングの設定」 を参照してください。

トラフィック暗号化:IP セキュリティは FCIP を介してサポートされます。FICON および FCIP を介して伝送されるファイバ チャネル トラフィックを暗号化できます。 第 44 章「IPSec ネットワーク セキュリティの設定」 を参照してください。

ローカル アカウンティング ログ:FICON イベントを特定するためのローカル アカウンティング ログを表示します。「MSCHAP による認証」および「ローカル AAA サービス」を参照してください。

統合されたストレージ管理:Cisco MDS 9000 FICON 対応スイッチは、IBM CUP 規格に完全に準拠しているため、IBM S/A OS/390 I/O オペレーション コンソールによる帯域内管理を行うことができます。「CUP 帯域内管理」を参照してください。

ポート アドレスベースの設定:ポート名、ブロック ステートまたはブロック解除ステート、および禁止された接続属性を設定します。「FICON ポートの設定」を参照してください。

次の情報を表示できます。

ポート名、ポート番号、ファイバ チャネル アドレス、動作ステート、ポート タイプ、ログイン データなどの個別のファイバ チャネル ポート

ポートに接続されたノード

ポートのパフォーマンスおよび統計情報

「FICON フロー ロードバランスの計算」を参照してください。

コンフィギュレーション ファイル:コンフィギュレーション ファイルを保存し、適用します。「FICON のコンフィギュレーション ファイル」を参照してください。

FICON および開放型システム管理サーバ機能(インストールされている場合) :「FICON および FCP が混在している場合の VSAN の使用」を参照してください。

強化されたカスケード サポート:「CUP 帯域内管理」を参照してください。

日時:スイッチに日時を設定します。「ホストによるタイムスタンプ制御の許可」を参照してください。

SNMP トラップの受け取り側およびコミュニティ名の設定:「FICON パラメータの SNMP 制御の設定」を参照してください。

Call Home 設定:ディレクタ名、場所、説明、および担当者を設定します。 第 62 章「Call Home の設定」 を参照してください。

優先するドメイン ID、FC ID の永続性、および主要スイッチのプライオリティの設定: 第 25 章「ドメイン パラメータの設定」 を参照してください。

詳細な SPAN(スイッチド ポート アナライザ)診断:Cisco MDS 9000 ファミリには、業界初のインテリジェント診断、プロトコル デコーディング、ネットワーク分析ツール、および統合された Call Home 機能が組み込まれているため、信頼性の向上、迅速な問題解決、およびサービス コストの削減が実現します。 第 60 章「SPAN を使用したネットワーク トラフィックのモニタリング」 を参照してください。

R_A_TOV、E_D_TOV の設定:「ファイバ チャネルの Time Out Value」を参照してください。

ディレクタレベルのメンテナンス作業:ファームウェア レベルのメンテナンス、ディレクタ ログへのアクセス、データ収集など、ディレクタのメンテナンス作業を実行して、障害分析をサポートします。 第 68 章「システム プロセスおよびログのモニタ」 を参照してください。

FICON のカスケード化

Cisco MDS NX-OS ソフトウェアは、FICON ネットワーク内に複数のスイッチが存在する環境で使用できます。複数のスイッチを設定するには、該当スイッチ内でファブリック バインディングをイネーブルにし、設定する必要があります(「FICON フロー ロードバランスの計算」を参照)。

FICON VSAN の前提条件

FICON VSAN を動作上のアップ状態にするには、次の前提条件を確認してください。

ゾーン分割機能を使用していない場合は、デフォルト ゾーン許可するように設定します。「デフォルト ゾーンの概要」を参照してください。

VSAN 上で順序どおりの配信をイネーブルにします。 第 32 章「ファイバ チャネル ルーティング サービスおよびプロトコルの設定」 を参照してください。

VSAN 上でファブリック バインディングをイネーブルにします(必要に応じて設定します)。「FICON フロー ロードバランスの計算」および 第 47 章「ファブリック バインディングの設定」 を参照してください。

永続的 FC ID がスイッチ上で競合していないことを確認します。 第 25 章「ドメイン パラメータの設定」 を参照してください。

設定されたドメイン ID および要求されたドメイン ID が一致するか確認します。 第 25 章「ドメイン パラメータの設定」 を参照してください。

ゾーン分割を使用している場合は、ゾーンに CUP(エリア FE)を追加します。「CUP 帯域内管理」を参照してください。

上記の前提条件のいずれかが満たされていない場合は、FICON 機能をイネーブルにできません。

FICON ポート番号

FICON 機能に関して、Cisco MDS スイッチ内のポートは、静的に定義された 8 ビット値( ポート番号 )によって識別されます。最大 255 個のポート番号を使用できます。使用できるポート番号設定方式は次のとおりです。

シャーシ タイプに基づくデフォルト ポート番号

予約済みポート番号

ここで説明する内容は、次のとおりです。

「デフォルトの FICON ポート番号設定方式」

「ポート アドレス」

「実装ポートおよび非実装ポートのアドレス」

「予約済み FICON ポート番号設定方式の概要」

「インストレーション ポートおよび非インストレーション ポート」

「FICON ポート番号に関する注意事項」

「スロットへの FICON ポート番号の割り当て」

「FCIP およびポートチャネルのポート番号の概要」

「予約済み FICON ポート番号設定方式の概要」

「FC ID の割り当て」


) FICON ポート番号を予約する前に、スイッチ上で FICON をイネーブルにしておく必要があります(「VSAN での FICON のイネーブル化の概要」 を参照)。


デフォルトの FICON ポート番号設定方式

デフォルトの FICON ポート番号は、シャーシ内のモジュールおよびスロットに基づいて Cisco MDS NX-OS ソフトウェアによって割り当てられます。スイッチの最初のポートは、常にゼロ(0)で開始します(図 36-3 を参照)。

図 36-3 Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチのデフォルトの FICON ポート番号設定

 

デフォルトの FICON ポート番号は前面パネル上のポートの位置に基づいて割り当てられていて、モジュールが搭載されたスロットに対して固有です。すべての Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチでは、スロットごとに、32 個のポート番号が割り当てられています。ただし、Cisco MDS 9513 ディレクタでは、スロットごとに 16 個のポート番号が割り当てられています。これらのデフォルト番号は、シャーシにモジュールが物理的に搭載されているかどうか、ポートのステータス(アップまたはダウン)、またはモジュールのポート数(4、12、16、24、または 48)に関係なく割り当てられています。モジュールのポート数が、スロットに割り当てられたポート番号の個数よりも少ない場合、超過したポート番号は使用されません。モジュールのポート数が、スロットに割り当てられたポート番号の個数よりも多い場合、手動でポート番号を割り当てないかぎり、超過したポートは FICON に使用できません。


) スロットに手動で追加ポート番号を割り当てて、超過ポートを利用する場合は、「スロットへの FICON ポート番号の割り当て」の手順に従ってください。ただし、この手順を実行する前に、Cisco MDS 9000 スイッチのデフォルトのポート番号割り当てを確認し(表 36-3 を参照)、「予約済み FICON ポート番号設定方式の概要」「FICON ポート番号に関する注意事項」、および「スロットへの FICON ポート番号の割り当て」に示すセクションを参照して、FICON ポートの番号設定を完全に把握しておくことを推奨します。



) FICON ポート番号にマッピングされるのは、ファイバ チャネル、ポートチャネル、および FCIP ポートだけです。その他のタイプのインターフェイスには、対応するポート番号が設定されません。


表 36-3 に、Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチおよびディレクタのデフォルトのポート番号割り当てを示します。

 

表 36-1 Cisco MDS 9000 ファミリのデフォルト FICON ポート番号

製品
スロット番号
実装ポートの割り当て
非実装ポート
ポートへの割り当て
ポートチャネル/FCIP への割り当て

Cisco MDS 9200 シリーズ

スロット 1

ポート 0 ~ 31

ポート 64 ~ 89

ポート 90 ~ 253、およびポート 255

スイッチング モジュールと同様です。

スロット 2

ポート 32 ~ 63

Cisco MDS 9222i シリーズ

スロット 1

ポート 0 ~ 31

ポート 64 ~ 89

ポート 90 ~ 253、およびポート 255

4 ポート、12 ポート、16 ポート、または 24 ポート モジュール内の最初の 4、12、16、または 24 個のポート番号が使用され、残りは未使用のままです。48 ポート モジュールの余分な 16 個のポートには、ポート番号が割り当てられません。

スロット 2

ポート 32 ~ 63

Cisco MDS 9506 ディレクタ

スロット 1

ポート 0 ~ 31

ポート 128 ~ 153

ポート 154 ~ 253、およびポート 255

スーパーバイザ モジュールにはポート番号が割り当てられません。

スロット 2

ポート 32 ~ 63

スロット 3

ポート 64 ~ 95

スロット 4

ポート 96 ~ 127

スロット 5

なし

スロット 6

なし

Cisco MDS 9134 ディレクタ

スロット 1

ポート 0 ~ 33

ポート 34 ~ 59

ポート 60 ~ 253、およびポート 255

Cisco MDS 9509 ディレクタ

スロット 1

ポート 0 ~ 31

ポート 224 ~ 249

ポート 250 ~ 253、およびポート 255

4 ポート、12 ポート、16 ポート、または 24 ポート モジュール内の最初の 4、12、16、または 24 個のポート番号が使用され、残りは未使用のままです。48 ポート モジュールの余分な 16 個のポートには、ポート番号が割り当てられません。

スロット 2

ポート 32 ~ 63

スロット 3

ポート 64 ~ 95

スロット 4

ポート 96 ~ 127

スロット 5

なし

スーパーバイザ モジュールにはポート番号が割り当てられません。

スロット 6

なし

スロット 7

ポート 128 ~ 159

4 ポート、12 ポート、16 ポート、または 24 ポート モジュール内の最初の 4、12、16、または 24 個のポート番号が使用され、残りは未使用のままです。48 ポート モジュールの余分な 16 個のポートには、ポート番号が割り当てられません。

スロット 8

ポート 160 ~ 191

スロット 9

ポート 192 ~ 223

Cisco MDS 9513 ディレクタ

スロット 1

ポート 0 ~ 15

ポート 224 ~ 249

ポート 250 ~ 253、およびポート 255

4 ポート、12 ポート、または 16 ポート モジュール内の最初の 4、12、または 16 個のポート番号が使用され、残りは未使用のままです。24 ポート、32 ポート、および 48 ポート モジュールの余分なポートには、ポート番号が割り当てられません。

スロット 2

ポート 16 ~ 31

スロット 3

ポート 32 ~ 47

スロット 4

ポート 48 ~ 63

スロット 5

ポート 64 ~ 79

スロット 6

ポート 80 ~ 95

スロット 7

なし

スーパーバイザ モジュールにはポート番号が割り当てられません。

スロット 8

なし

スロット 9

ポート 96 ~ 111

4 ポートまたは 12 ポート モジュール内の最初の 4 または 12 個のポート番号が使用され、残りは未使用のままです。24 ポート、32 ポート、および 48 ポート モジュールの余分なポートには、ポート番号が割り当てられません。

スロット 10

ポート 112 ~ 127

スロット 11

ポート 128 ~ 143

スロット 12

ポート 144 ~ 159

スロット 13

ポート 160 ~ 175

ポート アドレス

デフォルトで、ポート番号はポート アドレスと同じです。ポート アドレスはスワッピングできます(「ポート スワッピング」を参照)。

実装ポートおよび非実装ポートのアドレス

実装ポートは、シャーシのスロットにデフォルトで割り当てられたすべてのポート アドレスを表します( 表 36-3 を参照)。非実装ポートは、シャーシのスロットにデフォルトで割り当てられていないすべてのポート アドレスを表します( 表 36-3 を参照)。

予約済み FICON ポート番号設定方式の概要

スイッチのすべてのポートに、250 個のポート番号を割り当てることができます。 表 36-3 に示すように、1 つのスイッチに 250 個を超える物理ポートが存在することがありますが、デフォルト番号方式では超過したポートにポート番号を設定できません。スイッチの物理ポート数が 250 を超える場合は、FICON VSAN に含まれないポートにポート番号を割り当てないでおいたり、同じ FICON VSAN で使用されない重複したポート番号を割り当てたりできます。たとえば、FICON VSAN 10 のインターフェイス fc1/1 および FICON VSAN 20 のインターフェイス fc10/1 にポート番号 1 を設定できます。


) 1 つの VSAN に設定できる最大ポート数は 250 です。



) アクティブなポートの FICON ポート番号は変更されません。最初に shutdown コマンドを使用して、インターフェイスをディセーブルにする必要があります。



) スロットにモジュールが搭載されていない場合も、ポート番号を設定できます。


インストレーション ポートおよび非インストレーション ポート

インストレーション ポートは、必要なハードウェアがすべて搭載されているポートを表します。次の条件のいずれかが適用される場合は、VSAN 内の指定のポート番号を実装ポートにすることができますが、インストレーション ポートにはできません。

モジュールが存在しない:たとえば、モジュール 1 が Cisco MDS 9509 ディレクタのスロット 1 に物理的に搭載されていない場合、ポート番号 0 ~ 31 は非インストレーション ポートと見なされます。

Small Form-factor Pluggable(SFP)ポートが存在しない:たとえば、Cisco MDS 9509 ディレクタのスロット 2 に 16 ポート モジュールが搭載されている場合、ポート 48 ~ 63 は非インストレーション ポートと見なされます。

スロット 1 には、ポート 0 ~ 31 またはポート 0 ~ 15 が割り当てられています。ポート番号 4 の物理ポート fc1/5 だけが VSAN 2 内にあります。残りの物理ポートは VSAN 2 内にありません。すべての FICON 対応 VSAN で、ポート番号 0 ~ 249 は実装ポートと見なされます。したがって、VSAN 2 にはポート番号 0 ~ 249 と、1 つの物理ポート fc1/4 が設定されています。応する物理ポート 0 ~ 3、5 ~ 249 は VSAN 2 内にありません。FICON VSAN ポート アドレスを表示した場合、VSAN 2 内に物理ポートが存在しないこれらのポート番号は、インストール ポートとして表示されません(ポート 0 ~ 3 または 5 ~ 249 など)。

もう 1 つのシナリオは、VSAN 1 ~ 5 が FICON 対応であり、トランキング対応インターフェイス fc1/1 に VSAN 3 ~ 10 が設定されている場合です。この場合、ポート アドレス 0 は VSAN 1 および 2 で非インストレーション ポートになります。

ポートがポートチャネルの一部である:たとえば、インターフェイス fc 1/1 がポートチャネル 5 の一部である場合、ポート アドレス 0 はすべての FICON VSAN の非インストレーション ポートです。 表 36-3 を参照してください。

FICON ポート番号に関する注意事項

FICON ポート番号には、次の注意事項が適用されます。

スーパーバイザ モジュールにはポート番号が割り当てられません。

ポート番号は TE ポートに基づいて変更されません。TE ポートは複数の VSAN で使用されるため、TE ポートにはシャーシ全体で一意のポート番号を確保する必要があります。

ポートチャネルをそれぞれ FICON ポート番号に明示的に対応付ける必要があります。

物理的ポートチャネルのポート番号が非インストレーション ポートになると、関連するポートチャネルの設定がその物理ポートに適用されます。

FCIP トンネルをそれぞれ FICON ポート番号に明示的に対応付ける必要があります。ポートチャネルまたは FCIP トンネルにポート番号が割り当てられていない場合、対応するポートは起動しません。

「FCIP およびポートチャネルのポート番号の概要」を参照してください。

スロットへの FICON ポート番号の割り当て


注意 ポート番号の割り当て、変更、または解放を行う場合は、ポートをリロードしてください。

Device Manager を使用して FICON ポート番号を割り当てる手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [FICON] をクリックして、[Port Numbers] を選択します。

FICON ポート番号が表示されます(図 36-4 を参照)。

図 36-4 FICON ポート番号

 

ステップ 2 [Reserved Port Numbers] フィールドにシャーシ スロット ポート番号を入力します。

ステップ 3 [Apply] をクリックします。


 

FCIP およびポートチャネルのポート番号の概要

FCIP およびポートチャネルがポート番号に明示的にバインドされていない場合は、これらを FICON 対応 VSAN で使用できません。

「FICON ポートの設定」および「FCIP およびポートチャネル インターフェイスの FICON ポート番号の予約」を参照してください。

デフォルト ポート番号に空きがある場合(表 36-1 を参照)、またはファイバ チャネル インターフェイス専用でないポート番号プール内のポート番号を予約している場合は、デフォルト ポート番号を使用できます(「FICON ポート番号」を参照)。

FCIP およびポートチャネル インターフェイスの FICON ポート番号の予約

FCIP やポートチャネルなどの論理インターフェイスを使用する場合は、これらのためにポート番号を予約しておく必要があります。

Device Manager を使用して FCIP およびポートチャネル インターフェイス用に FICON ポート番号を予約する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [FICON] > [Port Numbers] をクリックします。

[FICON Port Numbers] ダイアログボックスが表示されます(図 36-4 を参照)。

ステップ 2 [Logical] タブをクリックして、スロットの予約済みポート番号を表示します(図 36-5 を参照)。

図 36-5 選択したスロットの予約済みポート番号

 

ステップ 3 シャーシ スロット ポート番号を入力します。これらのポート番号は、特定のシャーシ スロットの予約済みポート番号になります。シャーシ内のスロットごとに、最大 64 個のポート番号を予約できます。

ステップ 4 [Apply] をクリックします。


 

FC ID の割り当て

FICON には予測可能なスタティック FC ID 割り当て方式が必要です。FICON がイネーブルの場合、デバイスに割り当てられる FC ID は接続先ポートのポート アドレスに基づいて決まります。ポート アドレスはファブリック アドレスの中央バイトを形成します。ファブリック内のすべてのデバイスで、ファブリック アドレスの最終バイトを同じにする必要もあります。最終バイト値はデフォルトで 0 ですが、設定可能です(「FC ID 最終バイトの割り当て」を参照)。


) FICON 対応 VSAN には、永続的な FC ID を設定できません。


Cisco MDS スイッチにはダイナミック FC ID 割り当て方式があります。VSAN 上で FICON をイネーブルまたはディセーブルにすると、すべてのポートがシャットダウンし、ダイナミック FC ID からスタティック FC ID に、あるいはその逆方向に再起動されます(図 36-6 を参照)。

図 36-6 FICON のスタティック FC ID 割り当て

 

FICON の設定

デフォルトでは、FICON はすべての Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチでディセーブルです。Device Manager を使用すると、VSAN 単位で FICON をイネーブルにできます。

ここで説明する内容は、次のとおりです。

「VSAN での FICON のイネーブル化の概要」

「基本 FICON 設定の設定」

「VSAN での FICON の手動のイネーブル化」

「FICON VSAN の削除」

「FICON VSAN の一時停止」

「code-page オプションの設定」

「FC ID 最終バイトの割り当て」

「ホストによるスイッチ オフライン化の許可」

「ホストによる FICON ポート パラメータ変更の許可」

「ホストによるタイムスタンプ制御の許可」

「FICON パラメータの SNMP 制御の設定」

「FICON 情報のリフレッシュ」

「FICON デバイスのアリジェンスの概要」

「実行コンフィギュレーションの自動保存」

VSAN での FICON のイネーブル化の概要

デフォルトでは、FICON はスイッチのすべての VSAN でディセーブルです。

VSAN 単位で FICON をイネーブルにするには、次のいずれかの方法を使用します。

前提条件をそれぞれ手動でアドレッシングします。

「FICON の概要」を参照してください。

Device Manager を使用します。

Cisco MDS スイッチで FICON 機能をイネーブルにすると、次のようになります。

FICON 対応 VSAN で順序どおりの配信をディセーブルにできません。

FICON 対応 VSAN 内でファブリック バインディングまたはスタティック ドメイン ID 設定をディセーブルにできません。

ロードバランシング方式が Source ID(SID) - Destination ID(DID)に変わります。ロードバランシング方式を SID - DID - OXID に戻すことはできません。

IPL コンフィギュレーション ファイルが自動的に作成されます。

「FICON のコンフィギュレーション ファイルの概要」を参照してください。


ヒント Device Manager を使用すると、同じ FICON 対応スイッチにログオンしている複数のユーザが FICON の自動保存を起動できます。Device Manager はどの FICON 対応スイッチでも定期的に自動保存を実行するため、FICON キー カウンタが増加します。これらの増加カウントは、実際に発生しなかった特定の変更を示すものです。この動作を回避するために、Device Manager の 1 つのインスタンスだけが FICON 対応スイッチをモニタするように設定することを推奨します。


基本 FICON 設定の設定

ここでは、Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチの特定の VSAN に FICON を設定する手順について説明します。

Fabric Manager を使用して FICON 対応 VSAN を作成する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Create VSAN] アイコンをクリックします(図 36-7 を参照)。

図 36-7 [Create VSAN] アイコン

 

[Create VSAN] ダイアログボックスが表示されます(図 36-8 を参照)。

図 36-8 [Create VSAN] ダイアログボックス

 

ステップ 2 VSAN に追加するスイッチを選択します。

ステップ 3 VSAN ID を入力します。

ステップ 4 必要に応じて、VSAN の名前を入力します。

ステップ 5 この VSAN のロードバランシング、interop 値、および管理ステートのタイプを選択します。

ステップ 6 [FICON] チェックボックスをオンにします。


) FICON 対応 VSAN では interop モードをイネーブルにできません。


ステップ 7 必要に応じてオプションをオンにして、選択したスイッチのファブリック バインディングをイネーブルにします。

ステップ 8 この VSAN 内のすべてのポートが禁止されている場合は、[All Ports Prohibited] オプションをオンにします。

ステップ 9 [Create] をクリックして、VSAN を作成します。

ステップ 10 [Tools] > [Device Manager] を選択して、FICON VSAN のスイッチごとに Device Manager を開きます。

ステップ 11 [FC] > [VSANs] をクリックします。

[VSAN] ダイアログボックスが表示されます(図 36-9 を参照)。

図 36-9 Device Manager の [VSAN] ダイアログボックス

 

ステップ 12 VSAN メンバシップ情報を入力します。

ステップ 13 FICON VSAN にする VSAN をクリックし、[FICON] ドロップダウン メニューで [Add] を選択します。

ステップ 14 [Apply] をクリックして、変更を保存します。


 

VSAN での FICON の手動のイネーブル化


) ここでは、VSAN 上で FICON を手動でイネーブル化する手順について説明します。自動設定を使用して(推奨)、必要な VSAN 上で FICON をイネーブルにしてある場合は、「実行コンフィギュレーションの自動保存」に進んでください。


Fabric Manager を使用して VSAN 上で FICON を手動でイネーブルにする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [VSAN] > [FICON] を選択します。

[Information] ペインに FICON VSAN の設定情報が表示されます。

ステップ 2 FICON をイネーブルにする VSAN 内のスイッチを選択します。

ステップ 3 [Command] ドロップダウン メニューで [enable] をクリックします。

ステップ 4 [Apply Changes] アイコンをクリックして、これらの変更を保存します。


 

FICON VSAN の削除

Fabric Manager を使用して FICON VSAN を削除する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [All VSANS] を選択します。

[Information] ペイン内に VSAN テーブルが表示されます(図 36-10 を参照)。

図 36-10 [All VSANs] テーブル

 

ステップ 2 削除する VSAN 行の任意の場所をクリックします。

ステップ 3 [Delete Row] をクリックして、VSAN を削除します。


) VSAN を削除すると、対応する FICON コンフィギュレーション ファイルも削除され、復元できなくなります。



 

FICON VSAN の一時停止

Fabric Manager を使用して FICON VSAN を一時停止する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [All VSANs] をクリックします。

[Information] ペイン内に VSAN がすべて表示されます。

ステップ 2 一時停止する VSAN を選択します。

ステップ 3 VSAN の [Admin] ドロップダウン メニューを [suspended] に設定します。

ステップ 4 [Apply Changes] アイコンをクリックして、これらの変更を保存します。


 


) このコマンドは、権限のあるホストから発行できます(「ホストによるスイッチ オフライン化の許可」を参照)。


code-page オプションの設定

FICON ストリングは Extended Binary-Coded Decimal Interchange Code(EBCDIC; 拡張 2 進化 10 進コード)フォーマットでコード化されます。コード ページ オプションの詳細については、ご使用のメインフレームのマニュアルを参照してください。

Cisco MDS スイッチは international-5 france brazil germany italy japan spain-latinamerica uk 、および us-canada (デフォルト)の EBCDIC フォーマット オプションをサポートしています。


ヒント この設定は省略可能です。使用する EBCDIC フォーマットが不明な場合は、us-canada(デフォルト)オプションを引き続き使用することを推奨します。


Device Manager を使用して code-page オプションを変更する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [FICON] > [VSANs] を選択します。

[FICON VSAN] 設定ダイアログボックスが表示されます(図 36-11 を参照)。[VSANs] タブがデフォルト タブです。

図 36-11 Device Manager の [FICON VSANs] タブ

 

ステップ 2 設定する FICON VSAN の [CodePage] ドロップダウン メニューで、オプションを選択します(US-Canada は図 36-11 で設定されています)。

ステップ 3 [Apply] をクリックして、変更内容を保存します。


 

FC ID 最終バイトの割り当て


注意 FICON 機能がカスケード モードに設定されている場合、Cisco MDS スイッチは他のスイッチとの接続に ISL を使用します。

Fabric Manager を使用して FCID の最終バイトを割り当てる手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [All VSANs] > [Domain Manager] を選択します。

ステップ 2 [Persistent FCIDs] タブをクリックします。

[Persistent FcIds] タブが表示されます(図 36-12 を参照)。

図 36-12 [Persistent FcIds] タブ

 

ステップ 3 [Mask] カラムで [single] を選択し、FC ID 全体を一度に割り当てます。single オプションを使用すると、FC ID を ###### フォーマットで入力できます。

ステップ 4 [Apply Changes] アイコンをクリックして、これらの変更を保存します。


 

ホストによるスイッチ オフライン化の許可

デフォルトでは、ホストからスイッチをオフライン ステートに移行できます。その場合、ホストは「Set offline」コマンド(x'FD')を Control Unit Port(CUP)に送信します。

Fabric Manager を使用してホスト(メインフレーム)からスイッチをオフライン ステートに移行できるようにする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [VSAN] > [FICON] を選択します。

[Information] ペインの [Control] タブに、スイッチのリストが表示されます。

ステップ 2 [VSANs] タブをクリックします。

[Information] ペインに FICON VSAN の設定情報が表示されます(図 36-13 を参照)。

図 36-13 Fabric Manager の FICON VSAN

 

ステップ 3 [Host Can Offline Sw] チェックボックスをオンにして、メインフレームからスイッチをオフライン ステートに移行できるようにします。

ステップ 4 [Host Can Sync Time] チェックボックスをオンにして、メインフレームからスイッチのシステム時刻を設定できるようにします。

ステップ 5 [Apply Changes] アイコンをクリックして、変更を保存します。


 

ホストによる FICON ポート パラメータ変更の許可

メインフレーム ユーザは、デフォルトで、Cisco MDS スイッチに FICON パラメータを設定できません。実行できるのはスイッチへの問い合せだけです。

Fabric Manager を使用してホスト(メインフレーム)から Cisco MDS スイッチに FICON パラメータを設定できるようにする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [VSAN] > [FICON] を選択します。

[Information] ペインの [Control] タブに、スイッチのリストが表示されます。

ステップ 2 [VSANs] タブをクリックします。

[Information] ペインに FICON VSAN の設定情報が表示されます(図 36-13 を参照)。

ステップ 3 [Port Control By Host] チェックボックスをオンにして、メインフレームからスイッチを制御できるようにします。

ステップ 4 [Apply Changes] アイコンをクリックして、変更を保存します。


 

ホストによるタイムスタンプ制御の許可

デフォルトでは、各 VSAN のクロックはスイッチ ハードウェア クロックと同じです。Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチの各 VSAN は、仮想ディレクタを表します。仮想ディレクタごとにクロックおよび時刻が異なることがあります。VSAN ごとに異なるクロックを維持するために、Cisco NX-OS ソフトウェアは VSAN 固有のクロックとハードウェアベース ディレクタ クロックの差異を維持します。ホスト(メインフレーム)によって時刻が設定されると、Cisco NX-OS ソフトウェアはクロック間の差異を更新します。ホストがクロックを読み取るときに、Cisco NX-OS は VSAN クロックと現在のディレクタ ハードウェア クロック間の差異を計算して、その値をメインフレームに提示します。

Fabric Manager を使用して VSAN タイムスタンプのホスト(メインフレーム)制御を設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [VSAN] > [FICON] を選択します。

[Information] ペインの [Control] タブに、スイッチのリストが表示されます。

ステップ 2 [VSANs] タブをクリックします。

[Information] ペインに FICON VSAN の設定情報が表示されます(図 36-13 を参照)。

ステップ 3 [Host Can Sync Time] チェックボックスをオンにして、メインフレームからスイッチのシステム時刻を設定できるようにします。

ステップ 4 [Apply Changes] アイコンをクリックして、これらの変更を保存します。


 

FICON パラメータの SNMP 制御の設定

デフォルトでは、SNMP ユーザは Cisco MDS 9000 ファミリの Fabric Manager を通して FICON パラメータを設定できます。


) Cisco MDS スイッチで SNMP をディセーブルにすると、Fabric Manager による FICON パラメータの設定が不可能になります。


Fabric Manager を使用して FICON パラメータの SNMP 制御を設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [VSAN] > [FICON] を選択します。

[Information] ペインの [Control] タブに、スイッチのリストが表示されます。

ステップ 2 [VSANs] タブをクリックします。

[Information] ペインに FICON VSAN の設定情報が表示されます(図 36-13 を参照)。

ステップ 3 [Port Control By SNMP] チェックボックスをオンにして、SNMP ユーザがスイッチに FICON を設定できるようにします。

ステップ 4 [Apply Changes] アイコンをクリックして、これらの変更を保存します。


 

FICON 情報のリフレッシュ

Device Manager ダイアログボックスを使用して FICON 情報を参照する場合は、[Refresh] ボタンをクリックして画面を手動でリフレッシュし、最新アップデートを表示する必要があります。この手順は、FICON の設定に CLI を使用する場合でも、Device Manager を使用する場合でも行う必要があります。

FICON 情報の自動リフレッシュ機能はありません。FICON 情報は頻繁にリフレッシュされるので、パフォーマンスに影響が生じるためです。

FICON デバイスのアリジェンスの概要

FICON を使用するには、現在実行中のセッションに対するデバイスのアリジェンスを制御して、Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチ上で維持されている複数のメインフレーム、CLI、および SNMP セッションに順番にアクセスする必要があります。他のセッションに対して設定変更を許可するには、目的のアリジェンスを使用可能にする必要があります。


注意 この作業を実行すると、現在実行中のセッションは破棄されます。

実行コンフィギュレーションの自動保存

Cisco MDS NX-OS には、スタートアップ コンフィギュレーションに対する設定変更を自動保存するためのオプションが用意されています。このオプションを使用すると、スイッチをリブートしても、新しい設定が維持されます。Active=Saved オプションは、任意の FICON VSAN でイネーブルにできます。

表 36-2 に、各シナリオで、 Active = Saved オプションをイネーブルにし、実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションに暗黙的にコピー(copy running start) た場合の結果を示します。

ファブリック内の任意の FICON 対応 VSAN で Active=Saved オプションがイネーブルな場合は、次のようになります( 表 36-2 の番号 1 2 を参照)。

すべての設定変更(FICON 固有の設定かどうかに関係ない)は、永続的ストレージに自動保存され(暗黙的な copy running start )、スタートアップ コンフィギュレーションに格納されます。

FICON 固有の設定変更は、即座に IPL ファイルに保存されます(「FICON のコンフィギュレーション ファイル」を参照)。

ファブリック内の任意の FICON 対応 VSAN で Active=Saved オプションがイネーブルでない場合、FICON 固有の設定は IPL ファイルに自動保存されず、暗黙的な copy running startup コマンドが発行されません。実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションに明示的に保存する必要があります( 表 36-2 の番号 3 を参照)。

 

表 36-2 アクティブな FICON およびスイッチの設定の保存

番号
FICON 対応 VSAN であるか
active equals saved がイネーブルか
暗黙的な copy running start
を発行したか

1

はい

イネーブル(すべての FICON VSAN で)

暗黙的

FICON 変更は IPL ファイルに書き込まれました。

FICON 以外の変更は、スタートアップ コンフィギュレーションおよび永続的ストレージに保存されました。

2

はい

イネーブル(ただし、特定の FICON VSAN で)

暗黙的

active equals saved オプションがイネーブルな VSAN でだけ、FICON の変更は IPL ファイルに書き込まれました。

FICON 以外の変更は、スタートアップ コンフィギュレーションおよび永続的ストレージに保存されました。

3

はい

ディセーブル(すべての FICON VSAN で)

暗黙的でない

FICON 変更は IPL ファイルに書き込まれていません。

FICON 以外の変更は永続的ストレージに保存されます( copy running start コマンドを発行した場合だけ)。

4

いいえ

適用外

実行設定を保存する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [VSAN] > [FICON] を選択します。

[Information] ペインの [Control] タブに、スイッチのリストが表示されます。

ステップ 2 [VSANs] タブをクリックします。

[Information] ペインに FICON VSAN の設定情報が表示されます(図 36-13 を参照)。

ステップ 3 [Active=Saved] チェックボックスをオンにして、FICON の設定変更がある場合は、実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションに自動保存します。

ステップ 4 [Apply Changes] アイコンをクリックして、これらの変更を保存します。


 

FICON ポートの設定

Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチでは、FICON をポート アドレス単位で設定できます。

ポートが非インストレーション ポートである場合も、Cisco MDS スイッチではポート アドレスベースの設定が可能です。この設定は、ポートがインストレーション ポートになった場合に、ポートに適用されます。

ここで説明する内容は、次のとおりです。

「ポート ブロックの設定」

「ESCON 形式ポートの表示」

「ポートの禁止」

「ポート アドレス名の割り当て」

「RLIR の概要」

「RLIR 情報の表示」

ポート ブロックの設定

ポートをブロックした場合も、ポートは動作上のダウン状態を継続します。ポートのブロックを解除すると、ポートは初期化を行います。ブロックされているポートでは、データおよび制御トラフィックが許可されません。

物理ファイバ チャネル ポートがブロックされていると、ブロックされたポート上で Off-Line State(OLS)プリミティブ シーケンスが継続的に送信されます。


注意 CUP ポート(0XFE)のブロックまたは禁止はできません。

ポートがシャットダウンしている場合に、このポートをブロック解除しても、ポートは初期化されません。


shutdown/no shutdown ポート ステートは、block/no block ポート ステートに依存しません。


Device Manager を使用してポート アドレスをブロックまたはブロック解除する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [FICON] > [VSANs] を選択します。

ステップ 2 VSAN ID を選択して、[Port Configuration] をクリックします。

選択した VSAN の [FICON Port Configuration] ダイアログボックスが表示されます(図 36-14 を参照)。

図 36-14 [FICON Port Configuration] ダイアログボックス

 

ステップ 3 ブロックするポートに対応した [Block] チェックボックスをオンにします。

ステップ 4 [Apply] をクリックして、変更内容を保存します。


 

ESCON 形式ポートの表示

Device Manager を使用して、使用可能な、および使用禁止の ESCON 形式ポートを表示する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [ESCON Style] チェックボックスをオンにして、使用可能な、または使用禁止の ESCON 形式ポートを表示します。

図 36-15 の A は使用可能ポート、P は使用禁止ポートを表します。

強調表示されたポート アドレスは、E/TE ポートまたは複数のインターフェイスを表します。

図 36-15 ESCON 形式

 

ステップ 2 [Apply] をクリックして、変更内容を保存します。


 

ポートの禁止

実装ポートの相互通信を禁止するには、複数のポート間に禁止を設定します。ポートを禁止すると、指定されたポート間で相互通信できなくなります。


ヒント ポートチャネルまたは FCIP インターフェイスを禁止にできません。


非実装ポートは、常に禁止状態です。また、禁止設定は常に対称的に適用されます。ポート 0 に対してポート 15 との通信を禁止すると、ポート 15 に対してもポート 0 との通信が自動的に禁止されます。


) インターフェイスが E モードまたは TE モードに設定されている場合に、該当ポートを禁止しようとすると、設定が拒否されます。同様に、アップ状態でないポートを禁止すると、このポートを E モードまたは TE モードで起動できなくなります。


ポート禁止の設定

Device Manager を使用して VSAN のポート アドレスを禁止する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [FICON] > [VSANs] を選択します。

ステップ 2 VSAN ID を選択して、[Port Configuration] をクリックします。

[FICON Port Configuration] ダイアログボックスが表示されます(図 36-14 を参照)。

ステップ 3 選択した FICON VSAN のポート禁止設定を設定します。

ステップ 4 [Apply] をクリックして、変更を保存します。


 

ポート アドレス名の割り当て


) 最新の FICON 情報を表示するには、[Refresh] ボタンをクリックする必要があります。「実行コンフィギュレーションの自動保存」を参照してください。


Device Manager でポート アドレス名を割り当てる手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [FICON] > [VSANs] を選択します。

ステップ 2 VSAN ID を選択して、[Port Configuration] をクリックします。

[FICON Port Configuration] ダイアログボックスが表示されます(図 36-14 を参照)。

ステップ 3 ポート設定情報を入力します。

ステップ 4 [Apply] をクリックして、設定情報を保存します。


 

RLIR の概要

Registered Link Incident Report(RLIR)アプリケーションを使用することにより、スイッチ ポートは登録済み Nx ポートに Link Incident Record(LIR)を送信できます。RLIR はアベイラビリティの高いアプリケーションです。

Cisco MDS 9000 ファミリの FICON 対応スイッチで RLIR Extended Link Service(ELS)からの LIR が検出されると、Established Registration List(ERL)内のメンバーに該当レコードが送信されます。

マルチスイッチ トポロジの場合、Distribute Registered Link Incident Record(DRLIR)Inter-Link Service(ILS)が RLIR ELS とともに到達可能なすべてのリモート ドメインに送信されます。DRLIR ILS を受信すると、スイッチは RLIR ELS を抽出して、ERL のメンバーに送信します。

RLIR ELS の受信に関係する Nx ポートは、スイッチ上の管理サーバに Link Incident Record Registration(LIRR)ELS 要求を送信します。RLIR は VSAN 単位で処理されます。

実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションに copy すると、RLIR データは永続的ストレージに書き込まれます。

RLIR 情報の表示

Device Manager の RLIR 情報を表示する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [FICON] > [RLIR ERL] を選択します。

[Show RLIR ERL] ダイアログボックスが表示されます(図 36-16を参照)。

図 36-16 [Show RLIR ELR] ダイアログボックス

 

ステップ 2 [Close] をクリックして、ダイアログボックスを閉じます。


 

FICON のコンフィギュレーション ファイル

FICON 対応 VSAN ごとに、最大 16 の FICON コンフィギュレーション ファイルを(永続的ストレージに)保存できます。ファイル フォーマットの所有権は IBM にあります。IBM ホストは帯域内 CUP プロトコルを使用して、これらのファイルを読み書きできます。また、Cisco MDS CLI または Fabric Manager アプリケーションを使用して、これらの FICON コンフィギュレーション ファイルを処理することができます。


) 同じ名前を持つ複数の FICON コンフィギュレーション ファイルは、異なる VSAN に属するかぎり、同じスイッチ内に存在することができます。たとえば、コンフィギュレーション ファイル XYZ を VSAN 1 および VSAN 3 内に作成できます。


VSAN 内で FICON 機能がイネーブルである場合は、常に IPL という名前のスタートアップ FICON コンフィギュレーション ファイルが使用されます。このファイルは、VSAN 上で FICON をイネーブルにするとすぐに、デフォルト コンフィギュレーションを使用して作成されます。


注意 VSAN 上で FICON がディセーブルの場合は、すべての FICON コンフィギュレーション ファイルが永久的に失われます。

FICON コンフィギュレーション ファイルには、実装ポート アドレスごとに次のコンフィギュレーションが格納されます。

ブロック

禁止マスク

ポート アドレス名


) Cisco MDS スイッチで使用される標準コンフィギュレーション ファイルには、VSAN の FICON 対応属性、ポート チャネルと FCIP インターフェイスのポート番号マッピング、ポート番号とポート アドレスのマッピング、ポートおよびトランクで許可されている各ポートの VSAN 設定、順序どおりの配信の保証、スタティック ドメイン ID の設定、およびファブリック バインディング設定が格納されます。


Cisco MDS スイッチで使用される標準コンフィギュレーション ファイルの詳細については、 第 12 章「初期設定」 を参照してください。

ここで説明する内容は、次のとおりです。

「FICON のコンフィギュレーション ファイルの概要」

「保存済みコンフィギュレーション ファイルの実行コンフィギュレーションへの適用」

「FICON コンフィギュレーション ファイルの編集」

「FICON コンフィギュレーション ファイルの表示」

「FICON コンフィギュレーション ファイルのコピー」

FICON のコンフィギュレーション ファイルの概要

コンフィギュレーション ファイルにアクセスできるのは、一度に 1 人のユーザだけです。

このファイルにユーザ 1 がアクセスしている場合、ユーザ 2 はアクセスできません。

ユーザ 2 がこのファイルにアクセスしようとすると、エラーが発行されます。

ユーザ 1 が非アクティブである期間が 15 秒を超えると、ファイルは自動的に閉じ、許可されている他のユーザが使用できるようになります。

FICON コンフィギュレーション ファイルには、スイッチへのアクセスを許可されているすべてのホスト、SNMP、または CLI ユーザがアクセスできます。Cisco NX-OS ソフトウェアのロック メカニズムによって、アクセスは一度に 1 人のユーザに限定されます。このロックは、新規に作成されたファイルおよび保存済みのファイルに適用されます。ファイルにアクセスする前に、ファイルをロックし、ファイル キーを取得する必要があります。新しいファイル キーは、ロック要求ごとにロック メカニズムで使用されます。15 秒のロック タイムアウト期間が経過すると、ファイル キーは廃棄されます。ロック タイムアウト値は変更できません。

保存済みコンフィギュレーション ファイルの実行コンフィギュレーションへの適用

Fabric Manager を使用して保存済みコンフィギュレーション ファイルを実行コンフィギュレーションに適用する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [FICON] > [VSANs] を選択します。

ステップ 2 [Files] タブをクリックします。

[FICON VSANs] ダイアログボックスが表示されます(図 36-17 を参照)。

図 36-17 [FICON VSANs] ダイアログボックス

 

ステップ 3 適用するファイルを強調表示して、[Apply File] をクリックし、コンフィギュレーションを実行コンフィギュレーションに適用します。


 

FICON コンフィギュレーション ファイルの編集

コンフィギュレーション ファイル サブモードを使用すると、FICON コンフィギュレーション ファイルを作成したり、編集したりすることができます。指定されたファイルが存在しない場合は、作成されます。最大 16 個のファイルを保存できます。各ファイル名には最大 8 文字の英数字を使用できます。


最新の FICON 情報を表示するには、[Refresh] ボタンをクリックする必要があります。「実行コンフィギュレーションの自動保存」を参照してください。


Device Manager を使用して指定された FICON コンフィギュレーション ファイルの内容を編集する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [FICON] > [VSANs] を選択します。

ステップ 2 [Files] タブをクリックします。

[FICON VSANs] ダイアログボックスが表示されます(図 36-17 を参照)。

ステップ 3 VSAN ID を選択して、[Open] をクリックし、FICON コンフィギュレーション ファイルを編集します。

ステップ 4 VSAN ID を選択し、[Delete] をクリックして、FICON コンフィギュレーション ファイルを削除します。

ステップ 5 [Apply] をクリックして、変更された FICON コンフィギュレーション ファイルを適用します。


 

FICON コンフィギュレーション ファイルの表示

Fabric Manager コンフィギュレーション ファイル開いて表示する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 FICON > VSAN を選択します。

[Information] ペイン内に FICON 設定テーブルが表示されます。

ステップ 2 [Files] タブをクリックします。

ステップ 3 オープンするファイルを選択します。

ステップ 4 [Open] をクリックします。


 

FICON コンフィギュレーション ファイルのコピー

Device Manager を使用して既存の FICON コンフィギュレーション ファイルをコピーする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [FICON] > [VSANs] を選択します。

ステップ 2 [Files] タブをクリックします。

[FICON VSANs] ダイアログボックスが表示されます(図 36-17 を参照)。

ステップ 3 [Create] をクリックして、FICON コンフィギュレーション ファイルを作成します。

[Create FICON VSANs Files] ダイアログボックスが表示されます(図 36-18 を参照)。

図 36-18 Device Manager の [Create FICON VSANs Files] ダイアログボックス

 

a. 設定する FICON VSAN の VSAN ID を選択します。

b. ファイル名および説明を入力します。

c. [Create] をクリックして、ファイルを作成します。

ステップ 4 [Copy] をクリックして、ファイルを新しいファイルにコピーします。

ステップ 5 [Apply] をクリックして、FICON コンフィギュレーション ファイルを適用します。


 

ポート スワッピング

FICON ポート スワッピング機能はメンテナンス専用です。

FICON ポート スワッピング機能は、 old-port-number および new port-number に関連付けられたすべての設定(VSAN 設定を含む)をスワッピングします。

Cisco MDS スイッチでは、下記のように存在しないポートにポート スワッピングを実行できます。

スワッピングされるのは、FICON 固有の設定(禁止、ブロック、およびポート アドレスのマッピング)だけです。

その他のシステム設定はスワッピングされません。

その他のすべてのシステム設定は、既存ポートに対してだけ維持されます。

加入超過率が無制限のモジュール内のポートを、加入超過率が制限されているモジュール内のポートとスワッピングすると、帯域幅が低下することがあります。


ヒント FICON VSAN で Active=Saved チェックボックスがオンの場合は、スワッピングされた設定は自動的にスタートアップ コンフィギュレーションに保存されます。それ以外の場合は、ポート スワッピングの直後に、実行コンフィギュレーションを明示的に保存する必要があります。


ポートをスワッピングすると、次の処理が自動実行されます。

古いポートと新しいポートがシャットダウンされます。

ポート設定がスワッピングされます。

ポートを起動する場合は、目的のポートを明示的にシャットダウンして、トラフィックを再開する必要があります。


) 最新の FICON 情報を表示するには、[Refresh] ボタンをクリックする必要があります。「実行コンフィギュレーションの自動保存」を参照してください。


ここで説明する内容は、次のとおりです。

「ポート スワッピングの概要」

「ポート スワッピング」

ポート スワッピングの概要

FICON ポート スワッピング機能を使用する場合は、次の注意事項に従う必要があります。

ポート スワッピングは論理ポート(ポートチャネル、FCIP リンク)ではサポートされません。 old-port-number new-port-number のどちらにも、論理ポートを設定できません。

ポート スワッピングは、ポートチャネルに属する物理ポート間ではサポートされません。 old-port-number new-port-number のどちらにも、ポートチャネルに属する物理ポートを設定できません。

ポート スワッピングを実行する前に、Cisco NX-OS ソフトウェアは互換性チェックを実行します。2 つのポートの設定に互換性がない場合、ポート スワッピングは拒否され、該当する理由コードが示されます。たとえば、BB_credits が 25 のポートと、最大(12)の BB_credits(設定不可能なパラメータ)が許可されている OSM ポートをスワッピングしている場合、ポート スワッピング処理は拒否されます。

ポート スワッピングを実行する前に、Cisco NX-OS ソフトウェアは互換性チェックを実行して、拡張 BB_credits 設定を検証します。

ポートにデフォルト値(互換性のない一部のパラメータに対して)が設定されている場合、ポート スワッピング処理は許可され、ポートはデフォルト値を保持します。

ポート トラッキング情報は、ポート スワッピングに含まれません。ポート トラッキング情報は、個別に設定する必要があります( 第 65 章「ポート トラッキングの設定」 を参照)。


) ポート スワッピング設定にも、32 ポート モジュールに関する注意事項が適用されます。


ポート スワッピング

Device Manager を使用してポートをスワッピングする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 CTRL キーを押しながらマウスでクリックして、ファイバ チャネル ポートを 2 つ選択します。

ステップ 2 [FICON] > [Swap Selected Ports] を選択します(図 36-19 を参照)。

図 36-19 FICON Swap Selected Ports

 

FICON テープ アクセラレーション

テープ デバイスにはシーケンシャルであるという性質があるため、FCIP リンクを介してテープ デバイスに入出力処理を行うたびに、FCIP リンクに遅延が発生します。FCIP リンクのラウンドトリップ時間が長くなるにつれて、スループットは大幅に低下するため、バックアップ ウィンドウは長くなります。また、各入出力処理が終了してから、次の入出力が開始するまで、テープ デバイスはアイドルになります。入出力処理が仮想テープに転送される場合を除き、テープ ヘッドの開始および停止によって、テープの寿命は短くなります。

Cisco MDS NX-OS ソフトウェアを使用すると、次の FICON テープ書き込み処理が高速化されます。

メインフレームとネイティブ テープ ドライブ(IBM および Sun/STK)間のリンク

Virtual Storage Management(VSM)とテープ ドライブ(Sun/STK)間のバックエンド リンク

FCIP を介した FICON テープ アクセラレーションには、次の利点があります。

アイドル時間が短縮されて、テープ デバイスが効率的に利用されます。

遅延が増大するにつれて、より多くのスループットが維持されます。

FCP テープ アクセラレーションと同様ですが、競合しません。


) FCIP を介した FICON テープ読み込みアクセラレーションはサポートされていません。


図 36-20図 36-23 に、サポートされている設定を示します。

図 36-20 IBM/STK(StorageTek)ライブラリに直接アクセスするホスト

 

図 36-21 スタンドアロン IBM-VTS(Virtual Tape Server)/STK-VSM(Virtual Shared Memory)にアクセスするホスト

 

図 36-22 ピア間 VTS(Virtual Tape Server)にアクセスするホスト

 

図 36-23 ピア間 VTS(Virtual Tape Server)にアクセスするホスト

 


) FCIP テープ アクセラレーションの詳細については、「FCIP テープ アクセラレーション」を参照してください。


FICON テープ アクセラレーションの設定

FICON テープ アクセラレーションには、設定に関する次の考慮事項があります。

標準 FICON 設定だけでなく、FICON テープ アクセラレーションも、FCIP インターフェイスの両端でイネーブルにする必要があります。片側でだけ FICON テープ アクセラレーションをイネーブルにしても、アクセラレーションは無効です。

FICON テープ アクセラレーションは VSAN 単位でイネーブルになります。

同じ VSAN 内に複数の ISL が存在する場合(ポートチャネルまたは FSPF ロードバランス済み)、FICON テープ アクセラレーションは機能しません。

同じ FCIP インターフェイスで、ファイバ チャネル書き込みアクセラレーションと FICON テープ アクセラレーションを両方イネーブルにできます。

FICON テープ アクセラレーションをイネーブルまたはディセーブルにすると、FCIP インターフェイスのトラフィックが中断されます。

Fabric Manager で FCIP 経由の FICON テープ アクセラレーションを設定手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [ISL] を展開し、[Physical Attributes] ペインで [FCIP] を選択します。

ステップ 2 [Information] ペインで [Tunnels] タブをクリックします。

使用可能なスイッチのリストが表示されます(図 36-24 を参照)。

図 36-24 Fabric Manager の [FCIP Tunnels] タブ

 

ステップ 3 [Create Row] アイコンをクリックして、FCIP トンネルを作成します。

[Create FCIP Tunnel] ダイアログボックスが表示されます(図 36-25 を参照)。

図 36-25 [Create FCIP Tunnel] ダイアログボックス

 

ステップ 4 オプションを使用して、トンネルを設定します(図 36-25 を参照)。

ステップ 5 [TapeAccelerator] チェックボックスをオンにして、この FCIP トンネルを介した FICON テープ アクセラレーションをイネーブルにします。

ステップ 6 [Create] をクリックします。


 

CUP 帯域内管理

Control Unit Port(CUP)プロトコルはアクセス制御を設定し、メインフレーム コンピュータからの統合ストレージ管理機能を提供します。Cisco MDS 9000 FICON 対応スイッチは IBM CUP 規格に完全に準拠しているため、IBM S/A OS/390 I/O オペレーション コンソールによる帯域内管理を実行できます。


) CUP 仕様の所有権は IBM にあります。


CUP は Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチおよびディレクタでサポートされています。CUP 機能を使用すると、メインフレームで Cisco MDS スイッチを管理できます。

ホスト通信にはポートのブロック/ブロック解除などの制御機能や、モニタリング機能、およびエラー レポート機能が含まれます。


ステップ 1 Fabric Manager で [Zone] > [Edit Full Zoneset] を選択してから、[Edit] > [Edit Default Zone Attributes] を選択して、必要な VSAN に対してデフォルト ゾーンを許可するように設定します(図 36-26 を参照)。

図 36-26 デフォルト ゾーン ポリシーの設定

 

ステップ 2 Device Manager で、必要な VSAN に対して [FC] > [Name Server...] を選択し、FICON:CUP WWN を取得します。図 36-27 を参照してください。

図 36-27 FICON:CUP の pWWN の検索

 


) このファブリックに FICON:CUP WWN が複数存在する場合は、必要なゾーンに FICON:CUP pWWN をすべて追加する必要があります。


ステップ 3 Fabric Manager で [Zone] > [Edit Full Zoneset] を選択し、FICON:CUP pWWN をゾーン データベースに追加します(図 36-28 を参照)。

図 36-28 ゾーンへの FICON:CUP WWN の追加

 


 

FICON フロー ロードバランスの計算

FICON フロー ロードバランス計算機能を使用すると、FICON フローに最適なロードバランス設定を取得できます。計算機能は、ファブリック内のスイッチ検出またはフロー検出に依存しません。Fabric Manager の Tools メニューから使用できます。

Fabric Manager で FICON フロー ロードバランス計算機能を使用する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Tools] > [Other] > [Flow Load Balance Calculator] を選択します。

フロー ロードバランス計算機能が表示されます(図 36-29 を参照)。

図 36-29 フロー ロードバランス計算機能

 

ステップ 2 [Add] をクリックして、送信元および宛先フローを入力します。

ステップ 3 2 バイトの 16 進数(ドメインおよびエリア ID)を使用して、送信元および宛先を入力します。これらの ID をコピーして貼り付けてから、必要に応じて編集できます。

ステップ 4 2 つのスイッチ間(ドメイン ID 0a と 0b 間など)の ISL 数を入力(または選択)します。

ステップ 5 削除する行を選択して、[Remove] をクリックします。

ステップ 6 ロード バランスを計算しているモジュールを選択します。

ステップ 7 [Calculate] をクリックして、推奨トポロジを表示します。


) フローまたは ISL を変更する場合は、[Calculate] をクリックして、新しい推奨設定を表示する必要があります。



 

FICON 情報の表示

ここで説明する内容は、次のとおりです。

「FICON アラートの受信」

「FICON ポート アドレス情報の表示」

「IPL ファイル情報の表示」

「履歴バッファの表示」

FICON アラートの受信

Device Manager を使用して既存の FICON 設定の変更を示すアラートを受信する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [FICON] > [VSANs] を選択します。

[FICON VSANs] ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 2 [User Alert Mode] チェックボックスをオンにして、FICON 設定が変更された場合に、アラートを受信するようにします。

ステップ 3 [Apply] をクリックして、この変更を適用します。


 

FICON ポート アドレス情報の表示

 

Device Manager を使用して FICON ポート アドレス情報を表示する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [FICON] > [VSANs] を選択します。

[FICON VSANs] ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 2 VSAN ID を選択して、[Port Configuration] をクリックします。

[FICON Port Configuration] ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 3 [Close] をクリックして、ダイアログボックスを閉じます。


 

IPL ファイル情報の表示

Device Manager を使用して IPL ファイル情報を表示する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [FICON] メニューで [VSANs] を選択します。

ステップ 2 [Files] タブをクリックします。

[FICON VSANs] ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 3 表示するファイルを選択して、[Open] をクリックします。


 

履歴バッファの表示

ディレクトリ履歴バッファの [Key Counter] カラムには、Cisco MDS スイッチで保持されている 32 ビット値が表示されます。この値は、該当する VSAN のポート ステートが変更されると、増加します。キー カウンタ(32 ビット値)は、FICON 関連の設定が変更されると、増加します。チャネル プログラムの開始時に、ホスト プログラムによってこの値が増加し、複数のポートで処理が実行されることがあります。ディレクトリ履歴バッファには、キー カウンタ値ごとに、変更されたポート アドレス設定が記録されます。

ディレクトリ履歴バッファは、キー カウンタに値が格納されてからのポート ステート変更を判別するメカニズムです。

Device Manager を使用してディレクトリ履歴バッファを表示する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [FICON] > [VSANs] を選択します。

[FICON VSANs] ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 2 [Director History] ボタンをクリックします。

履歴バッファ ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 3 [Close] をクリックして、ダイアログボックスを閉じます。


 

デフォルト設定

表 36-3 に、FICON 機能のデフォルト設定を示します。

 

表 36-3 FICON のデフォルト設定

パラメータ
デフォルト

FICON 機能

ディセーブル

ポート番号

ポート アドレスと同じ

FC ID 最終バイト値

0(ゼロ)

EBCDIC フォーマット オプション

US-Canada

スイッチ オフライン状態

ホストからスイッチをオフライン ステートに移行可能

メインフレーム ユーザ

Cisco MDS スイッチに FICON パラメータを設定可能

各 VSAN のクロック

スイッチ ハードウェア クロックと同じ

ホスト クロック制御

ホストからこのスイッチのクロックを設定可能

SNMP ユーザ

FICON パラメータの設定

ポート アドレス

ブロックされない

ポートの禁止

Cisco MDS 9200 シリーズ スイッチのポート 90 ~ 253 およびポート 255

Cisco MDS 9500 シリーズ スイッチのポート 250 ~ 253 およびポート 255