Cisco MDS 9000 Family Fabric Manager コンフィ ギュレーション ガイド 、Release 4.x
ダイナミック VSAN の作成
ダイナミック VSAN の作成
発行日;2012/02/01 | 英語版ドキュメント(2009/08/27 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 42MB) | フィードバック

目次

ダイナミック VSAN の作成

DPVM

DPVM 設定の概要

DPVM Wizard による DPVM の設定方法

DPVM データベースの概要

DPVM の config および保留中のデータベースの設定

DPVM config データベースのアクティブ化

保留中のデータベースの表示

autolearn エントリの概要

autolearn のイネーブル化

学習済みエントリの削除

DPVM データベースの配信

DPVM データベースの配信の概要

DPVM データベース配信のディセーブル化

ファブリックのロックの概要

ファブリックのロック

変更のコミット

変更の廃棄

ロック済みセッションのクリア

データベース マージの注意事項

DPVM データベースのコピーの概要

DPVM データベースのコピー

データベースの差異の比較

デフォルト設定

ダイナミック VSAN の作成

スイッチのポート VSAN メンバシップはポート単位で割り当てられます。デフォルトでは、各ポートはデフォルト VSAN に属します。

デバイス WWN に基づいて VSAN を割り当てて、ポートに VSAN メンバシップを動的に割り当てる方法について説明します。この方法は Dynamic Port VSAN Membership(DPVM; ダイナミック ポート VSAN メンバシップ)機能といいます。DPVM を使用すると柔軟な操作が可能になり、2 つの Cisco MDS スイッチ間または 1 つのスイッチ内の 2 つのポート間でホストまたはストレージ デバイス接続を移動した場合に、ポート VSAN メンバシップを再設定しなくてもファブリック トポロジを維持できます。デバイスの接続先や移動先に関係なく、設定された VSAN が維持されます。VSAN を静的に割り当てる場合は、 第 26 章「VSAN の設定と管理」 を参照してください。

この章の内容は、次のとおりです。

「DPVM」

「DPVM データベースの配信」

「データベース マージの注意事項」

「デフォルト設定」

DPVM

DPVM 設定は Port World Wide Name(pWWN)および Node World Wide Name(nWWN)の割り当てに基づきます。DPVM データベースには、各デバイスの pWWN/nWWN 割り当ておよび対応する VSAN のマッピング情報が格納されます。Cisco NX-OS ソフトウェアはデバイス FLOGI 中にデータベースを調べて、必要な VSAN の詳細を取得します。

pWWN はホストまたはデバイスを識別し、nWWN は複数のデバイスで構成されるノードを識別します。単独または組み合せでこれらの ID を割り当てて、DPVM マッピングを設定できます。組み合せで割り当てる場合、pWWN が優先されます。

DPVM は Cisco Fabric Services(CFS)インフラストラクチャを使用して、効率的なデータベースの管理および配信を実現します。DPVM は、アプリケーションによる協調型配信モードおよびファブリック規模の配信範囲を使用します( 第 13 章「CFS インフラストラクチャの使用」 を参照)。


) DPVM では、デバイス アドレッシングは変更されません。DPVM は、そのデバイスの VSAN メンバシップにだけ関係し、そのホストがスイッチのどのポートでも同じ VSAN メンバシップを取得するのを確認します。たとえば、スイッチ上のあるポートでハードウェア障害があった場合、そのホスト接続をスイッチ上の他のポートに移動することができ、手動で VSAN メンバシップをアップデートする必要はありません。



) DPVM は、FL ポート上ではサポートされません。DPVM は、F ポート上でだけサポートされます。


ここでは DPVM について、次の内容を説明します。

「DPVM 設定の概要」

「DPVM Wizard による DPVM の設定方法」

「DPVM Setup Wizard:Select Master Switch」

「DPVM の config および保留中のデータベースの設定」

「DPVM config データベースのアクティブ化」

「保留中のデータベースの表示」

「autolearn エントリの概要」

「autolearn のイネーブル化」

「学習済みエントリの削除」

DPVM 設定の概要

DPVM 機能を設計どおりに使用するには、次の前提条件を確認してください。

動的デバイスと Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチを接続するインターフェイスが、F ポートとして設定されていること

F ポートのスタティック ポート VSAN が有効であること(分離、中断されていない既存 VSAN であること)

DPVM データベース内のデバイスに設定されたダイナミック VSAN が有効であること(分離、中断されていない既存 VSAN であること)


) DPVM 機能は既存のスタティック ポート VSAN メンバシップの設定を無効にします。ダイナミック ポートに対応する VSAN を削除するか、または中断すると、ポートがシャットダウンされます。


DPVM の設定を開始するには、ファブリック内の目的のスイッチ上で DPVM を明示的にイネーブルにする必要があります。デフォルトでは、この機能は Cisco MDS 9000 ファミリのすべてのスイッチでディセーブルです。

DPVM Wizard による DPVM の設定方法

Fabric Manager で DPVM Setup Wizard を使用して DPVM を設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Fabric Manager のツールバーにある [DPVM Setup Wizard] アイコンをクリックします(図 28-1 を参照)。

図 28-1 DPVM Wizard アイコン

 

[Select Master Switch] ページが表示されます。

ステップ 2 マスター スイッチに設定するスイッチをクリックします。このスイッチは、ファブリック内のその他のスイッチへの DPVM データベース配信を制御します。

ステップ 3 [Next] をクリックします。

[AutoLearn Current End Devices] ページが表示されます。

ステップ 4 (任意)autolearn 機能をオンにする場合は、[Create Configuration From Currently Logged In End Devices] チェックボックスをクリックします。

ステップ 5 [Next] をクリックします。

[Edit and Activate Configuration] ページが表示されます。

ステップ 6 現在の設定または自動学習された設定を確認します。オプションとして、[Insert] をクリックして、DPVM config データベースにエントリを追加します。

ステップ 7 DPVM config データベースを更新し、CFS を使用して変更を配信し、データベースをアクティブにする場合は、[Finish] をクリックします。変更を保存しないで DPVM Setup Wizard を終了する場合は、[Cancel] をクリックします。

図 28-2 DPVM Setup Wizard:Select Master Switch

ステップ 8 マスター スイッチに設定するスイッチを選択します。このスイッチは、ファブリック内のその他のスイッチへの DPVM データベース配信を制御します。

ステップ 9 [Next] をクリックします。

[AutoLearn Current End Devices] ページが表示されます(図 28-3 を参照)。

図 28-3 DPVM Setup Wizard:AutoLearn Current End Devices

ステップ 10 (任意)autolearn 機能をオンにする場合は、[Create Configuration From Currently Logged In End Devices] チェックボックスをクリックします。

ステップ 11 [Next] をクリックします。

[Edit and Activate Configuration] ページが表示されます(図 28-4 を参照)。

図 28-4 DPVM Setup Wizard:Edit and Activate Configuration

ステップ 12 現在の設定または自動学習された設定を確認します。オプションとして、[Insert] をクリックして、DPVM config データベースにエントリを追加します。

ステップ 13 DPVM config データベースを更新し、CFS を使用して変更を配信し、データベースをアクティブにする場合は、[Finish] をクリックします。変更を保存しないで DPVM Setup Wizard を終了する場合は、[Cancel] をクリックします。


 

DPVM データベースの概要

DPVM データベースは一連のデバイス マッピング エントリで構成されます。各エントリはデバイスの pWWN または nWWN 割り当て、および割り当てるダイナミック VSAN で構成されます。DPVM データベースには最大 16,000 個の DPVM エントリを設定できます。このデータベースはスイッチ全体(およびファブリック)に対してグローバルです。VSAN ごとに維持されません。

DPVM 機能は 3 つのデータベースを使用して、設定の許可および実装を行います。

コンフィギュレーション(config)データベース:配信がディセーブルにされている場合、すべての設定変更がコンフィギュレーション データベースに格納されます。

アクティブ データベース:ファブリックで現在実行されているデータベースです。

保留中のデータベース:配信がイネーブルにされている場合、すべての設定変更が DPVM の保留中のデータベースに格納されます(「DPVM データベースの配信」を参照)。

DPVM config データベースへの変更は、DPVM config データベースをアクティブにするまで、アクティブ DPVM データベースに反映されません。DPVM の保留中のデータベースへの変更は、DPVM の保留中のデータベースをコミットするまで config またはアクティブ DPVM データベースに反映されません。このデータベース構造を使用すると、複数のエントリを作成し、変更を調べてから、DPVM の config データベースおよび保留中のデータベースをアクティブにすることができます。

図 28-5 に Fabric Manager の [Information] ペインの DPVM データベースの例を示します。

図 28-5 Fabric Manager での DPVM 設定

 

DPVM の config および保留中のデータベースの設定

Fabric Manager を使用して config および保留中のデータベースを作成および入力する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Logical Attributes] ペインで、[Fabricxx] > [All VSANs] を開き、[DPVM] を選択します。

[Information] ペインに DPVM 設定が表示されます。

ステップ 2 [CFS] タブをクリックしてから、[Master] カラムのチェックボックスをオンにしてマスター スイッチを選択します。


) 他のタブをアクティブにするには、[CFS] タブをクリックする必要があります。


ステップ 3 [Config Database] タブをクリックしてから、[Create Row] をクリックして新規エントリを挿入します。

図 28-6 に示す [Create Config Database] ダイアログボックスが表示されます。

図 28-6 [Create Config Database]

 

ステップ 4 使用可能な WWN と VSAN の組み合せを選択するか、[WWN] フィールドおよび [Login VSAN] フィールドに入力を行います。

ステップ 5 config または保留中のデータベースでの変更を保存する場合は [Create] をクリックします。保存されていない変更を廃棄する場合は、[Close] をクリックします。

ステップ 6 [CFS] タブをクリックしてから、マスター データベースの [Config Action] ドロップダウン メニューを選択します。

図 28-7 に示すオプションが表示されます。

図 28-7 [Config Action] ドロップダウン メニュー

 

ステップ 7 ドロップダウン メニューから [commit] を選択して変更を配信するか、[abort] を選択して変更を廃棄します。


 

DPVM config データベースのアクティブ化

明示的にアクティブ化された DPVM config データベースは、アクティブ DPVM データベースになります。DPVM config データベースと現在のアクティブ DPVM データベースとの間でエントリに矛盾がある場合は、アクティブ化に失敗することがあります。ただし、強制的にアクティブ化して、矛盾するエントリを無効にすることができます。

Fabric Manager で DPVM config データベースをアクティブにする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Logical Attributes] ペインで、[Fabricxx] > [All VSANs] を開き、[DPVM] を選択します。

[Information] ペインに DPVM 設定が表示されます。

ステップ 2 [Action] タブをクリックして、[Action] ドロップダウン メニューを [activate] または [forceActivate] に設定して、DPVM config データベースをアクティブにします(図 28-8 を参照)。

図 28-8 設定されたデータベースのアクティブ化

 

ステップ 3 [CFS] タブをクリックしてから、マスター データベースの [Config Action] ドロップダウン メニューを選択します。

図 28-9 に示すオプションが表示されます。

図 28-9 [Config Action] ドロップダウン メニュー

 

ステップ 4 ドロップダウン メニューから [commit] を選択して変更を配信するか、[abort] を選択して変更を廃棄します。


 


) DPVM をディセーブルにするには、現在アクティブになっている DPVM データベースを明示的に非アクティブにします。


保留中のデータベースの表示

Fabric Manager で保留中のデータベースを表示する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Logical Attributes] ペインで、[Fabricxx] > [All VSANs] を開き、[DPVM] を選択します。

[Information] ペインに DPVM 設定が表示されます。

ステップ 2 [CFS] タブをクリックしてから、[Config View] ドロップダウン メニューを [pending] に設定します(図 28-10 を参照)。

図 28-10 マスター スイッチをオンにした [CFS] タブ

 

ステップ 3 [Apply Changes] をクリックします。

ステップ 4 [Config Database] タブをクリックします。

保留中のデータベースのエントリが表示されます。


 

autolearn エントリの概要

DPVM データベースは、各 VSAN 内の新規デバイスについて自動的に学習(autolearn)するように設定できます。autolearn 機能はいつでもイネーブルまたはディセーブルにすることができます。学習されたエントリを作成するには、アクティブ DPVM データベースにデバイス pWWN および VSAN を読み込みます。autolearn 機能をイネーブルにするには、アクティブ DPVM データベースを使用可能な状態にしておく必要があります。

autolearn をイネーブルにすると、学習されたエントリをアクティブ DPVM データベースから削除できます。アクティブ DPVM データベースにこれらのエントリを永続的に保持するには、autolearn をディセーブルにする必要があります。


) autolearn 機能は、F ポートに接続されたデバイスについてだけサポートされます。DPVM は FL ポートではサポートされていないため、FL ポートに接続されたデバイスは、DPVM データベースに入力されません。


学習されたエントリには次の条件が適用されます。

autolearn がイネーブルの場合にデバイスがログアウトすると、アクティブ DPVM データベースから該当エントリが自動的に削除されます。

同じデバイスが異なるポートを通してスイッチに複数回ログインした場合は、最後のログインに対応する VSAN が記録されます。

学習されたエントリは、設定済みエントリおよびアクティブ化されたエントリを上書きしません。

学習は、autolearn 機能をイネーブルにしてから autolearn 機能をディセーブルにするという 2 つのプロセスからなります。 auto-learn オプションがイネーブルの場合、次のようになります。

現在ログイン中のデバイスの学習:学習がイネーブルになった時点で発生します。

新規デバイス ログインの学習:新規デバイスがスイッチにログインすると発生します。

autolearn のイネーブル化

Fabric Manager を使用して autolearn をイネーブルにする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Logical Attributes] ペインで、[Fabricxx] > [All VSANs] を開き、[DPVM] を選択します。

[Information] ペインに DPVM 設定が表示されます。

ステップ 2 [Actions] タブをクリックし、[Auto Learn Enable] チェックボックスをオンにして autolearn をイネーブルにします(図 28-11を参照)。

図 28-11 [DPVM Actions] タブ

 

ステップ 3 [CFS] タブをクリックして、[commit] を選択して変更を配信するか、[abort] を選択して変更を廃棄します。


 

学習済みエントリの削除

(autolearn がまだイネーブルの場合)次の 2 つの方法のいずれかでアクティブ DPVM データベースから DPVM エントリを削除できます。

Fabric Manager を使用して 1 つの autolearn エントリを削除する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Logical Attributes] ペインで、[Fabricxx] > [All VSANs] を開き、[DPVM] を選択します。

[Information] ペインに DPVM 設定が表示されます。

ステップ 2 [Actions] タブをクリックして、[Auto Learn Clear] ドロップダウン メニューから [clearOnWWN] を選択します。

ステップ 3 削除する自動学習済みエントリの WWN の隣の [clear WWN] チェックボックスをオンにします。

ステップ 4 [CFS] タブをクリックして、[commit] を選択して変更を配信するか、[abort] を選択して変更を廃棄します。


 

Fabric Manager を使用してすべての autolearn エントリを削除する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Logical Attributes] ペインで、[Fabricxx] > [All VSANs] を開き、[DPVM] を選択します。

[Information] ペインに DPVM 設定が表示されます。

ステップ 2 [Actions] タブをクリックします。

図 28-12 に示す [DPVM Actions] メニューが表示されます。

図 28-12 [DPVM Actions] タブ

 

ステップ 3 [Auto Learn Clear] ドロップダウン メニューから [clear] を選択します。

ステップ 4 [CFS] タブをクリックして、[commit] を選択して変更を配信するか、[abort] を選択して変更を廃棄します。


 


) これら 2 つの手順はセッションを開始しません。ローカル スイッチで発行できるだけです。


DPVM データベースの配信

ファブリック内のすべてのスイッチで DPVM データベースを使用できる場合は、デバイスを任意の場所に移動して、柔軟性を最大限にすることができます。近接スイッチへのデータベース配信をイネーブルにするには、ファブリック内のすべてのスイッチでデータベースを一貫した方法で管理し、配信する必要があります。Cisco NX-OS ソフトウェアは Cisco Fabric Services(CFS)インフラストラクチャを使用して、この要件を満たします( 第 13 章「CFS インフラストラクチャの使用」 を参照)。

ここでは DPVM データベースの配信について、次の内容を説明します。

「DPVM データベースの配信の概要」

「DPVM データベース配信のディセーブル化」

「ファブリックのロックの概要」

「ファブリックのロック」

「変更のコミット」

「変更の廃棄」

「ロック済みセッションのクリア」

DPVM データベースの配信の概要

CFS インフラストラクチャを使用すると、各 DPVM サーバは ISL 起動プロセス中に各近接スイッチから DPVM データベースを取得します。データベースをローカルに変更すると、DPVM サーバが近接スイッチに通知し、ファブリック内のすべてのスイッチでこのデータベースが更新されます。

ファブリック配信がイネーブルの場合、config データベースのすべての変更は DPVM の保留中のデータベースに格納されます。変更には次のタスクが含まれます。

データベース エントリの追加、削除、変更

config データベースのアクティブ化、非アクティブ化、削除

autolearn のイネーブル化またはディセーブル化

変更をコミットすると、これらの変更はファブリック内のすべてのスイッチに配信されます。この時点で変更を廃棄する(取り消す)こともできます。


ヒント 保留中のデータベースの内容を表示する場合は、「保留中のデータベースの表示」を参照してください。


DPVM データベース配信のディセーブル化

変更をコミットすると、これらの変更はファブリック内のすべてのスイッチに配信されます。この時点で変更を廃棄する(取り消す)こともできます。


ヒント 保留中のデータベースの内容を表示する場合は、「保留中のデータベースの表示」を参照してください。


Fabric Manager を使用して近接スイッチへの DPVM データベース配信をディセーブルにする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Logical Attributes] ペインで、[Fabricxx] > [All VSANs] を開き、[DPVM] を選択します。

[Information] ペインに DPVM 設定が表示されます。

ステップ 2 [CFS] タブをクリックしてから、[Admin] ドロップダウン メニューから [disable] を選択します。

ステップ 3 変更を保存するには、[Apply Changes] をクリックします。変更を取り消すには、[Undo Changes] をクリックします。


 

ファブリックのロックの概要

既存の設定を変更すると、最初に DPVM の保留中のデータベースが作成され、ファブリック内の機能がロックされます。ファブリックをロックすると、次の条件が適用されます。

他のユーザは、この機能の設定を変更できなくなります。

config データベースのコピーは、DPVM の保留中のデータベースとなります。この時点以降の変更は、DPVM の保留中のデータベースに対して行われます。DPVM の保留中のデータベースへの変更をコミットするか、または DPVM の保留中のデータベースへの変更を廃棄する(取り消す)まで DPVM の保留中のデータベースは有効です。

ファブリックのロック

Fabric Manager を使用してファブリックをロックし、変更を DPVM の保留中のデータベースに適用する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Logical Attributes] ペインで、[Fabricxx] > [All VSANs] を開き、[DPVM] を選択します

[Information] ペインに DPVM 設定が表示されます。

ステップ 2 [Config Database] タブと [Create Row] をクリックします。

図 28-13 に示す [Create Config Database] ダイアログボックスが表示されます。

図 28-13 [Create Config Database]

 

ステップ 3 使用可能な pWWN とログイン VSAN を選択します。

ステップ 4 この変更を保留中のデータベースに保存するには、[Create] をクリックします。変更を保存しないで終了するには、[Close] をクリックします。


 

変更のコミット

設定に対して行われた変更をコミットした場合、DPVM の保留中のデータベースの設定は他のスイッチに配信されます。コミットが正常に実行されると、ファブリック全体に設定の変更が適用され、ロックが解除されます。

Fabric Manager を使用して DPVM の保留中のデータベースをコミットする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Logical Attributes] ペインで、[Fabricxx] > [All VSANs] を開き、[DPVM] を選択します。

[Information] ペインに DPVM 設定が表示されます。

ステップ 2 [CFS] タブをクリックしてから、[Config Action] ドロップダウン メニューから [commit] を選択します。

ステップ 3 変更を保存するには、[Apply Changes] をクリックします。変更を取り消すには、[Undo Changes] をクリックします。


 

変更の廃棄

DPVM の保留中のデータベースに行った変更を廃棄する(取り消す)場合、設定は影響を受けず、ロックが解除されます。

Fabric Manager で DPVM の保留中のデータベースを廃棄する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Logical Attributes] ペインで、[Fabricxx] > [All VSANs] を開き、[DPVM] を選択します。

[Information] ペインに DPVM 設定が表示されます。

ステップ 2 [CFS] タブをクリックしてから、[Config Action] ドロップダウン メニューから [abort] を選択します。

ステップ 3 変更を保存するには、[Apply Changes] をクリックします。変更を取り消すには、[Undo Changes] をクリックします。


 

ロック済みセッションのクリア

DPVM タスクを実行し、変更のコミットまたは廃棄によりロックの解除を忘れた場合、管理者はファブリックの任意のスイッチからロックを解除することができます。管理者がこのタスクを実行した場合、DPVM の保留中のデータベースに行った変更は廃棄され、ファブリックのロックは解除されます。


ヒント DPVM の保留中のデータベースは、揮発性ディレクトリでだけ使用可能であり、スイッチが再起動された場合廃棄されることがあります。


Fabric Manager を使用して管理者特権を使用し、ロック済み DPVM セッションを解除する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Logical Attributes] ペインで、[Fabricxx] > [All VSANs] を開き、[DPVM] を選択します。

[Information] ペインに DPVM 設定が表示されます。

ステップ 2 [CFS] タブをクリックしてから、[Config Action] ドロップダウン メニューから [clear] を選択します。

ステップ 3 変更を保存するには、[Apply Changes] をクリックします。変更を取り消すには、[Undo Changes] をクリックします。


 

データベース マージの注意事項

データベースのマージとは、アクティブな DPVM データベースの config データベースとスタティックな(未学習)エントリを結合することです。詳細については、「CFS マージのサポート」を参照してください。

2 つのファブリック間で DPVM データベースをマージする手順は、次のとおりです。

両方のファブリックでアクティベーション状況と auto-learn 状況が同じであることを確認します。

各データベースのデバイス エントリの組み合せ数が 16 K を超えないことを確認します。


注意 これらの 2 つの条件が満たされていない場合、マージは失敗します。次の配信によって、ファブリックのデータベースおよびアクティブ化の状態が強制的に同期化されます。

ここでは DPVM データベースのマージ方法について、次の内容を説明します。

「DPVM データベースのコピーの概要」

「DPVM データベースのコピー」

「データベースの差異の比較」

DPVM データベースのコピーの概要

次の場合は、アクティブ DPVM データベースの DPVM config データベースへのコピーを必要とする場合があります。

学習されたエントリがアクティブ DPVM データベースにだけ追加されていた場合

DPVM config データベースまたは DPVM config データベース内のエントリが不意に削除された場合


) DPVM データベースをコピーしたときに、ファブリック配信がイネーブルである場合は、変更をコミットする必要があります。


DPVM データベースのコピー

Fabric Manager を使用して DPVM condig データベースに現在アクティブな DPVM データベースをコピーする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Logical Attributes] ペインで、[Fabricxx] > [All VSANs] を開き、[DPVM] を選択します。

[Information] ペインに DPVM 設定が表示されます。

ステップ 2 [Actions] タブをクリックし、[CopyActive to Config] チェックボックスをオンにします。

ステップ 3 [CFS] タブをクリックしてから、[Config Action] ドロップダウン メニューから [commit] を選択します。


 

データベースの差異の比較

Fabric Manager を使用して、現在アクティブなデータベース エントリと DPVM condig データベースを比較する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Logical Attributes] ペインで、[Fabricxx] > [All VSANs] を開き、[DPVM] を選択します。

[Information] ペインに DPVM 設定が表示されます。

ステップ 2 [Active Database] タブをクリックします。

[Information] ペインに DPVM アクティブ データベースが表示されます。

ステップ 3 [Compare With] ドロップダウン メニューから [Config] を選択します。

比較ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 4 [Close] を選択して、比較ダイアログボックスを閉じます。


 

デフォルト設定

表 28-1 に DPVM パラメータのデフォルト設定を示します。

 

表 28-1 デフォルトの DPVM パラメータ

パラメータ
デフォルト

DPVM

ディセーブル

DPVM 配信

イネーブル

自動学習

ディセーブル