Cisco MDS 9000 Family Fabric Manager コンフィ ギュレーション ガイド 、Release 4.x
CFS インフラストラクチャの使用
CFS インフラストラクチャの使用
発行日;2012/02/01 | 英語版ドキュメント(2009/08/27 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 42MB) | フィードバック

目次

CFS インフラストラクチャの使用

CFS の概要

CFS を使用した Cisco MDS NX-OS 機能

CFS の機能

CFS プロトコル

CFS 配信の範囲

CFS 配信のモード

非協調型配信

協調型配信

無制限の非協調型配信

スイッチの CFS 配信のディセーブル化

CFS アプリケーション要件

アプリケーションに対する CFS のイネーブル化

ファブリックのロック

変更のコミット

変更の廃棄

設定の保存

ロック済みセッションのクリア

CFS マージのサポート

CFS 設定情報の表示

IP を介した CFS 配信

IP を介した CFS 用のスタティック IP ピアの設定

リストへのピアの追加

ピア リストからの NPV デバイスの削除

CFS リージョン

CFS リージョンの概要

Fabric Manager を使用した CFS リージョンの管理

CFS リージョンの作成

CFS リージョンへの機能の割り当て

別のリージョンへの機能の移動

リージョンからの機能の削除

CFS リージョンの削除

Fabric Manager を使用した CFS の例

Device Manager を使用した CFS の例

デフォルト設定

CFS インフラストラクチャの使用

Cisco MDS NX-OS ソフトウェアは Cisco Fabric Services(CFS)インフラストラクチャを使用して、効率的なデータベース配信を実現し、デバイスの柔軟性を高めます。また、設定情報をファブリック内のすべてのスイッチに自動配信して、SAN プロビジョニングを簡素化します。

複数の Cisco MDS NX-OS アプリケーションで CFS インフラストラクチャを使用し、特定のアプリケーションのデータベースの内容を保守および配信します。

この章の内容は、次のとおりです。

「CFS の概要」

「スイッチの CFS 配信のディセーブル化」

「CFS アプリケーション要件」

「アプリケーションに対する CFS のイネーブル化」

「ファブリックのロック」

「変更のコミット」

「変更の廃棄」

「設定の保存」

「ロック済みセッションのクリア」

「CFS マージのサポート」

「CFS 設定情報の表示」

「CFS リージョン」

「Fabric Manager を使用した CFS の例」

「Device Manager を使用した CFS の例」

「デフォルト設定」

CFS の概要

Cisco MDS スイッチの多くの機能は、ファブリック内のすべてのスイッチの設定同期化を必要とします。ファブリック内で設定を常に同期させることは、ファブリックの一貫性を保つために重要です。共通のインフラストラクチャがない場合、このような同期化をファブリックの各スイッチに対して手動で設定する必要がありますが、このプロセスは面倒で間違いが起こりやすい傾向があります。

Cisco Fabric Services(CFS)はファブリック内の自動設定同期化に対して共通のインフラストラクチャを提供します。また、トランスポート機能や、アプリケーションに対する豊富な共通サービス セットも組み込まれています。CFS はファブリック内の CFS 対応スイッチを検出したり、すべての CFS 対応スイッチのアプリケーション機能を検出したりできます。

ここで説明する内容は、次のとおりです。

「CFS を使用した Cisco MDS NX-OS 機能」

「CFS の機能」

「CFS プロトコル」

「CFS 配信の範囲」

「CFS 配信のモード」

CFS を使用した Cisco MDS NX-OS 機能

次の Cisco NX-OS 機能で CFS インフラストラクチャを使用します。

N ポート バーチャライゼーション(「IP を介した NPV CFS 配信」を参照)

FlexAttach 仮想 pWWN(「FlexAttach 仮想 pWWN の CFS 配信」を参照)

NTP(「NTP CFS の配信」を参照)

ダイナミック ポート VSAN メンバシップ( 第 28 章「ダイナミック VSAN の作成」 を参照)

Distributed Device Alias Services( 第 31 章「デバイス エイリアス サービスの配信」 を参照)

IVR トポロジ(「データベース マージの注意事項」を参照)

SAN デバイスのバーチャライゼーション(「SDV の設定」を参照)

TACACS+ および RADIUS(「AAA サーバへの配信」を参照)

ユーザおよび管理者のロール(「ロール ベースの許可」を参照)

ポート セキュリティ(「ポート セキュリティ設定の配信」を参照)

iSNS(「iSNS サーバの設定」を参照)

Call Home(「Call Home 設定の配信」を参照)

Syslog(「システム メッセージ ロギングの設定」を参照)

fctimer(「fctimer 配信の概要」を参照)

SCSI フロー サービス(「SCSI フロー サービスの設定」を参照)

Fabric Startup Configuration Manager(FSCM)を使用したファブリック内でのスタートアップ コンフィギュレーションの保存(「ファブリックへのスタートアップ コンフィギュレーションの保存」を参照)

許可ドメイン ID リスト(「許可ドメイン ID リストの概要」を参照)

RSCN タイマー(「CFS を使用した RSCN タイマー設定の配信」を参照)

iSLB(「CFS を使用した iSLB 設定の配信」を参照)

CFS の機能

CFS には次の機能があります。

CFS レイヤでクライアント/サーバ関係を持たないピア間のプロトコル

3 つの配信範囲

論理範囲:配信は、VSAN の範囲内で発生します。

物理範囲:配信は、物理トポロジ全体に及びます。

選択した VSAN セットを超える場合:Inter-VSAN Routing(IVR)などの一部のアプリケーションは、一部の特定の VSAN への設定配信を必要とします。これらのアプリケーションは、配信を制限する VSAN セットを CFS に指定できます。

3 つの配信モード

協調型配信:いかなる場合でも、ファブリック内で許可される配信は 1 つだけです。

非協調型配信:協調型配信が進行中である場合を除いて、ファブリック内で複数の同時配信を実行できます。

無制限の非協調型配信:既存の協調型配信がある場合に、ファブリック内で複数の同時配信が許可されます。無制限の非協調型配信は、他のすべての配信タイプの配信と同時に実行できます。

ファブリック マージ イベント中に(2 つの独立したファブリックのマージ中に)アプリケーション設定のマージを実行するマージ プロトコルのサポート

CFS プロトコル

CFS 機能は、下位層の転送とは無関係です。現在 Cisco MDS スイッチでは、CFS プロトコル層は FC2 層の上位に存在し、CFS プロトコルはクライアント/サーバ関係を持たないピア間のプロトコルです。CFS は FC2 転送サービスを使用して、他のスイッチに情報を送信します。CFS はすべての CFS パケットに対して独自の SW_ILS(0x77434653)プロトコルを使用します。CFS パケットはスイッチ ドメイン コントローラ アドレスで送受信されます。

CFS は IP を使用して他のスイッチに情報を送信することもできます(「IP を介した CFS 配信」を参照)。

CFS を使用するアプリケーションは、下位層の転送をまったく認識しません。

CFS 配信の範囲

Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチのアプリケーションによって、さまざまなレベルで設定を配信する必要があります。

VSAN レベル(論理範囲)

VSAN の範囲内で動作するアプリケーションでは、設定の配信が VSAN に限定されます。アプリケーションの例としては、コンフィギュレーション データベースが VSAN 内だけで適用可能なポート セキュリティがあります。

物理トポロジ レベル(物理範囲)

アプリケーションで、複数の VSAN に及ぶ物理トポロジ全体に、設定の配信が必要になる場合があります。アプリケーションの例としては、VSAN に依存しない NTP および DPVM(WWN ベース VSAN)があります。

2 つのスイッチ間

アプリケーションが、ファブリック内の選択したスイッチ間だけで動作している場合があります。アプリケーションの例としては、2 つのスイッチ間で動作する SCSI フロー サービスがあります。

CFS 配信のモード

CFS では、それぞれのアプリケーション要件(協調型配信および非協調型配信)をサポートするために、異なる配信モードをサポートしています。両方のモードは相互に排他的です。常に 1 つのモードだけを適用できます。

非協調型配信

非協調型配信は、ピアからの情報と競合させたくない情報を配信する場合に使用されます。例として挙げられるのは、iSNS のようなローカル デバイス登録です。1 つのアプリケーションに対して非協調的な同時配信を使用できます。

協調型配信

協調型配信では、同時に 1 つのアプリケーション配信だけを使用できます。CFS はロックを使用してこの機能を実行します。ファブリック内のいずれかのアプリケーションでロックが取得されていると、協調型配信は開始できません。協調型配信は、3 つの段階で構成されます。

1. ファブリック ロックが取得されます。

2. 設定が配信され、コミットされます。

3. ファブリック ロックが解放されます。

協調型配信には 2 種類あります。

CFS によるもの:アプリケーションが介在することなく、アプリケーション要求に応じて CFS が各段階を実行します。

アプリケーションによるもの:各段階はアプリケーションによって完全に管理されます。

協調型配信は、複数のスイッチで操作および配信が可能な情報(ポート セキュリティの設定など)を配信するために使用されます。

無制限の非協調型配信

無制限の非協調型配信では、既存の協調型配信がある場合にファブリック内で複数の同時配信が許可されます。無制限の非協調型配信は、他のすべての配信タイプの配信と同時に実行できます。

スイッチの CFS 配信のディセーブル化

デフォルトでは、CFS 配信はイネーブルです。アプリケーションはデータおよび設定情報を、アプリケーションが存在するファブリック内のすべての CFS 対応スイッチに配信できます。これが通常の動作モードです。

スイッチで CFS をグローバルにディセーブルにすると、物理接続を維持したまま、CFS を使用するアプリケーションをファブリック全体の配信から隔離できます。特定のスイッチで CFS がグローバルにディセーブルになっている場合、CFS 動作はそのスイッチに限定され、CFS コマンドはすべてそのスイッチが物理的に隔離されている場合と同様に機能します。

Fabric Manager を使用して特定のスイッチ上で CFS 配信をグローバルにディセーブルまたはイネーブルにする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Physical Attributes] ペインで [Switches] > [CFS] を展開します。

ステップ 2 [information] ペインのドロップダウン メニューから、スイッチの [disable] または [enable] を選択します。

ステップ 3 [Apply Changes] アイコンをクリックして設定変更をコミットします。


 

Device Manager を使用して特定のスイッチ上で CFS 配信をグローバルにディセーブルまたはイネーブルにする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Admin] > [CFS (Cisco Fabric Services)] を選択します。

そのスイッチのすべての機能の CFS ステータスを示す [CFS] ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 2 現在のスイッチで CFS 配信をディセーブルまたはイネーブルにするには、[Globally Enabled] チェックボックスをオフまたはオンにします。

ステップ 3 [Apply] をクリックして、このスイッチの CFS をディセーブルにします。


 

CFS アプリケーション要件

ファブリック内のすべてのスイッチで CFS に対応している必要があります。Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチで Cisco SAN-OS Release 2.0(1b) 以降または MDS NX-OS Release 4.1(1) 以降が稼動している場合は CFS に対応しています。CFS に対応していないスイッチは配信を受信できず、ファブリックの一部で対象とする配信を受信できなくなります。

CFS には次の要件があります。

暗黙的な CFS の使用:CFS 対応アプリケーションに CFS タスクを初めて発行すると、設定変更プロセスが開始し、アプリケーションによってファブリックがロックされます。

保留中のデータベース:保留中のデータベースはコミットされていない情報を保持する一時的なバッファです。データベースがファブリック内の他のスイッチのデータベースと確実に同期するように、コミットされていない変更はすぐには適用されません。変更をコミットすると、保留中のデータベースでコンフィギュレーション データベース(別名、アクティブ データベースまたは有効データベース)が上書きされます。

アプリケーション単位でイネーブルまたはディセーブルにした CFS 配信:CFS 配信ステートのデフォルト(イネーブルまたはディセーブル)は、アプリケーション間で異なります。CFS 配信がディセーブルになっているアプリケーションは、設定を配信せず、ファブリック内の他のスイッチからの配信も受信しません。

明示的な CFS コミット:大半のアプリケーションでは、一時バッファ内の変更をアプリケーション データベースにコピーし、新しいデータベースをファブリックに配信してファブリック ロックを解放するために、明示的なコミット動作が必要です。コミットしないと、一時バッファ内の変更は適用されません。

アプリケーションに対する CFS のイネーブル化

すべての CFS ベースのアプリケーションで、配信機能をイネーブルまたはディセーブルに設定できます。Cisco SAN-OS Release 2.0(1b) よりも前のリリースの機能では、デフォルトで配信機能がディセーブルになるため、配信機能を明示的にイネーブルにする必要があります。

Cisco SAN-OS Release 2.0(1b) 以降または MDS NX-OS Release 4.1(1) 以降で導入されたアプリケーションでは、配信機能はデフォルトでイネーブルになります。

アプリケーションに対して配信を明示的にイネーブルにしないかぎり、そのアプリケーションの設定は CFS で配信されません。

Fabric Manager を使用して特定の機能の CFS をイネーブルにする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 CFS をイネーブルにする機能を選択します。たとえば、[Physical Attributes] ペインで [Switches] > [Events] を展開して、[CallHome] を選択します。[Information] ペインに、選択した機能と [CFS] タブが表示されます。[CFS] タブをクリックすると、ファブリック内のスイッチごとに選択した機能の CFS ステートが表示されます。

ステップ 2 CFS をイネーブルにするスイッチを決定します。CFS をイネーブルにする場合は [Admin] カラムを [enable] に、CFS をディセーブルにする場合は [disable] に設定します。


) ファブリック内のすべてのスイッチ、または CFS を使用する機能に対応した VSAN 内のすべてのスイッチに対して、CFS をイネーブルにします。


ステップ 3 変更した行を右クリックして、ポップアップ メニューを表示します。[Apply Changes] を選択して、CFS の設定変更を適用します。CFS 変更が有効になると、[CFS] タブが更新されます。

Fabric Manager は CFS の変更ステータスを取得して、[Last Result] カラムを更新します。


 

Device Manager を使用して特定の機能の CFS をイネーブルにする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Admin] > [CFS (Cisco Fabric Services)] を選択します。

そのスイッチのすべての機能の CFS ステータスを示す [CFS] ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 2 CFS を必要とする機能を決定します。CFS をイネーブルにする場合は [Command] カラムを [enable] に、CFS をディセーブルにする場合は [disable] に設定します。


) ファブリック内のすべてのスイッチ、または CFS を使用する機能に対応した VSAN 内のすべてのスイッチに対して、CFS をイネーブルまたはディセーブルにします。


ステップ 3 [Pending Differences] をクリックして、現在のスイッチの現在の機能の設定を、ファブリック内の他のスイッチ、またはこの機能に対して CFS がイネーブルになっている VSAN 内の他のスイッチと比較します。[Show Pending Diff] ポップアップを閉じます。

ステップ 4 [Apply] をクリックして、CFS 設定変更を適用します。

Device Manager は CFS の変更ステータスを取得して、[Last Command] カラムおよび [Result] カラムを更新します。


 

ファブリックのロック

CFS インフラストラクチャを使用する Cisco NX-OS 機能(またはアプリケーション)を(初めて)設定すると、この機能によって CFS セッションが開始され、ファブリックがロックされます。ファブリックがロックされると、Cisco NX-OS ソフトウェアは、ロックを保持しているスイッチ以外のスイッチからこの Cisco NX-OS 機能の設定を変更できないようにして、ロック ステータスに関するメッセージをユーザに発行します。設定変更は、該当アプリケーションによって保留中のデータベースに保持されます。

ユーザがファブリックのロックを必要とする CFS セッションを開始したあと、セッションを終了し忘れた場合、管理者がセッションをクリアできます。ファブリックをロックしたユーザの名前は、再起動およびスイッチオーバーを行っても保持されます。(同じマシン上で)別のユーザが設定作業を実行しようとしても、拒否されます。

変更のコミット

コミット動作はすべてのアプリケーション ピアの保留中のデータベースを保存し、すべてのスイッチのロックを解放します。

一般に、コミット機能ではセッションを開始しません。セッションを開始するのは、ロック機能だけです。ただし、設定が変更されていない場合は、空のコミットを使用できます。この場合は、コミット動作により、ロックを取得して現在のデータベースを配信するセッションが開始されます。

CFS インフラストラクチャを使用して機能に対する設定変更をコミットすると、次のいずれかの応答に関する通知を受信します。

1 つまたは複数の外部スイッチが成功ステータスを報告:アプリケーションは変更をローカルに適用して、ファブリック ロックを解放します。

どの外部スイッチも成功ステートを報告しない:アプリケーションはこのステートを失敗として認識し、ファブリック内のどのスイッチにも変更を適用しません。ファブリック ロックは解放されません。

指定した機能の変更をコミットするには、[CFS] > [Config Action] で、この機能に対して [commit] を設定します。

Fabric Manager を使用して CFS 対応機能に変更をコミットする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 CFS をイネーブルにする機能を選択します。たとえば、[Physical Attributes] ペインで [Switches] および [Events] を展開してから、[CallHome] を選択します。

[Information] ペインに、選択した機能と [CFS] タブが表示されます。

ステップ 2 [CFS] タブをクリックすると、ファブリック内のスイッチごとに選択した機能の CFS ステートが表示されます。

ステップ 3 任意のスイッチの [Config Action] カラムの値を右クリックして、ドロップダウン メニューからオプション([Copy]、[Paste]、[Export to File]、[Print Table]、[Detach Table])を選択します。

ステップ 4 [Apply Changes] アイコンをクリックして、その機能の設定変更をコミットし、CFS を通じて変更内容を配信します。

Fabric Manager は CFS の変更ステータスを取得して、機能または VSAN の [Last Command] カラムおよび [Last Result] カラムを更新します。


 

Device Manager を使用して CFS 対応機能に変更をコミットする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Admin] > [CFS (Cisco Fabric Services)] を選択します。

そのスイッチのすべての機能の CFS ステータスを示す [CFS] ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 2 適用可能な機能ごとに、該当機能の設定変更をコミットして CFS で変更を配信する場合は、[Command] カラムを [commit] に設定します。該当機能の変更を廃棄してこの機能に対する CFS のファブリック ロックを解放する場合は、[Command] カラムを [abort] に設定します。

ステップ 3 (任意)配信を必要とする CFS 機能の CFS 配信基準として、[Type] または [VsanID] を指定します。

ステップ 4 [Pending Differences] をクリックして、現在のスイッチの現在の機能の設定を、ファブリック内の他のスイッチ、またはこの機能に対して CFS がイネーブルになっている VSAN 内の他のスイッチと比較します。

ステップ 5 [Apply] をクリックして、CFS 設定変更を適用します。

Device Manager は CFS の変更ステータスを取得して、[Last Command] カラムおよび [Result] カラムを更新します。


 


注意 変更をコミットしなかった場合、その変更は実行コンフィギュレーションに保存されません。

変更の廃棄

設定変更を廃棄すると、アプリケーションは保留中のデータベースをフラッシュしてファブリック内のロックを解放します。打ち切りおよびコミットの両方の機能を使用できるのは、ファブリック ロックを取得したスイッチだけです。

指定した機能の変更を廃棄するには、その機能の [Command] カラム値を [disable] に設定してから [Apply] をクリックします。

設定の保存

まだ適用されていない設定変更(保留中のデータベースにまだ存在する)は実行コンフィギュレーションには表示されません。変更をコミットすると、保留中のデータベースの設定変更内容で有効データベースの設定が上書きされます。


注意 変更をコミットしなかった場合、その変更は実行コンフィギュレーションに保存されません。

CISCO-CFS-MIB には、CFS 関連機能の SNMP 設定情報が含まれています。この MIB の詳細については、『 Cisco MDS 9000 Family MIB Quick Reference 』を参照してください。

ロック済みセッションのクリア

アプリケーションによって設定されたロックは、ファブリックの任意のスイッチから解放できます。このオプションは、ロックが取得されたにもかかわらず解放されていない状態から、ユーザを救出するためのものです。この機能には Admin 権限が必要です。

Fabric Manager を使用してロックをクリアする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [CFS] タブをクリックします。

ステップ 2 ロックをクリアする各スイッチの [Config Action] ドロップダウン リストから [clearLock] を選択します(図 13-1 を参照)。

ステップ 3 [Apply Changes] アイコンをクリックして、変更を保存します。

図 13-1 ロックのクリア

 


 


注意 この機能を使用してファブリック内のロックを解放する場合は、注意が必要です。ファブリック内の任意のスイッチの保留中データベースがフラッシュされ、内容が失われます。

CFS マージのサポート

アプリケーションは CFS を使用してファブリック内の設定を継続的に同期します。このような 2 つのファブリック間で ISL を起動すると、これらのファブリックがマージされることがあります。これらの 2 つのファブリックに、マージ イベント中に調整が必要になる 2 つの異なる設定情報セットが含まれていることがあります。CFS はアプリケーション ピアがオンラインになるたびに通知します。M のアプリケーション ピアを持つファブリックが N のアプリケーション ピアを持つ別のファブリックとマージし、アプリケーションがこのような通知のたびにマージ処理を行う場合は、リンク アップ イベントによってファブリック内で M*N 回のマージが実行されます。

CFS では、CFS レイヤで複雑なマージを処理することにより、必要なマージ数を 1 に削減するプロトコルがサポートされています。このプロトコルはアプリケーション単位、有効範囲単位で動作します。このプロトコルでは、ファブリック内の 1 つのスイッチがファブリックのマージ マネージャとして選択されます。その他のスイッチは、マージ プロセスでは何の役割も果たしません。

2 つのファブリック内のマージ マネージャは、マージ中にコンフィギュレーション データベースを相互に交換します。一方のデータベースのアプリケーションが情報をマージし、マージに成功したかどうかを判別して、結合されたファブリック内のすべてのスイッチにマージ ステータスを通知します。

マージに成功した場合は、マージされたデータベースが結合されたファブリック内のすべてのスイッチに配信され、新規ファブリック全体が一貫したステートになります。マージ障害から回復するには、新規ファブリック内の任意のスイッチから配信を開始します。この配信により、ファブリック内のすべてのピアが同じコンフィギュレーション データベースに復元されます。

CFS 設定情報の表示

Device Manager を使用してスイッチの CFS 配信のステータスを表示する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Admin] > [CFS (Cisco Fabric Services)] を選択します。

[CFS] ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスには、CFS を使用する各機能の配信ステータス(現在登録されているどのアプリケーションで CFS を使用しているか、および最後に成功したマージの結果)が表示されます。

ステップ 2 機能の詳細を表示するには、行を選択して [Details] をクリックします。


 

IP を介した CFS 配信

ファイバ チャネルで到達不能なスイッチが含まれるネットワークに対して、IP を介して情報を配信するように CFS を設定できます。IP を介した CFS 配信は次の機能をサポートしています。

IP ネットワーク全体での物理的配信。

ファイバ チャネルまたは IP を介して到達可能なすべてのスイッチに配信が到達する、ハイブリッド ファイバ チャネルおよび IP ネットワークでの物理的配信。


) スイッチはまずファイバ チャネルを介して情報を配信し、ファイバ チャネルでの最初の試みが失敗すると IP ネットワークを介して配信します。IP およびファイバ チャネルの両方を介した配信がイネーブルの場合、CFS が重複メッセージを送信することはありません。


IP バージョン 4(IPv4)または IP バージョン 6(IPv6)を介した配信。


) CFS では同じスイッチから IPv4 と IPv6 の両方を介して配信できません。


設定可能なマルチキャスト アドレスを使用してネットワーク トポロジの変更を検出するキープアライブ メカニズム。

Cisco MDS SAN OS Release 2.x との互換性。

VSAN 実装はファイバ チャネルに限定されているため、論理範囲のアプリケーションの配信はサポートされていません。

図 13-2 に、ファイバ チャネル接続と IP 接続の両方を持つネットワークを示します。ノード A はファイバ チャネルを介してノード B にイベントを転送します。ノード B はユニキャスト IP を使用してノード C とノード D にイベントを転送します。ノード C はファイバ チャネルを介してノード E にイベントを転送します。

図 13-2 ファイバ チャネル接続と IP 接続を持つネットワーク例 1

 

図 13-3 は、ノード C とノード D がファイバ チャネルを使用して接続されていることを除き、図 13-2 と同じです。ノード B にはノード C とノード D の IP 用配信リストがあるため、この例のプロセスはすべて同じです。ノード D はすでにノード B からの配信リストに入っているため、ノード C はノード D に転送しません。

図 13-3 ファイバ チャネル接続と IP 接続を持つネットワーク例 2

 

図 13-4 は、ノード D とノード E が FC を使用して接続されていることを除き、図 13-3 と同じです。ノード E はノード B からの配信リストに入っていないため、ノード C およびノード D は両方ともイベントをノード E に転送します。

図 13-4 ファイバ チャネル接続と IP 接続を持つネットワーク例 3

 

IP を介した CFS 用のスタティック IP ピアの設定

デフォルトでは、一部のデバイスでマルチキャスト フォワーディングがディセーブルになっています。たとえば、IBM ブレードのシャーシでは、特に外部イーサネット ポートでマルチキャスト フォワーディングがディセーブルになっており、これをイネーブルにする方法はありません。NPV デバイスは転送メディアとして IP だけを使用します。ISL 接続または FC ドメインの機能は備えていません。

マルチキャスト フォワーディングをサポートしていないスイッチで、IP を介した CFS をイネーブルにするには、スイッチに物理的に接続しているネットワーク全体のイーサネット IP スイッチでマルチキャスト フォワーディングがイネーブルになっている必要があります。このような場合は、IP を介した CFS 配信用にスタティック IP ピアを設定できます。

CFS は設定済みの IP アドレス リストを使用して各ピアと通信し、ピアのスイッチ WWN を学習します。ピアのスイッチ WWN を学習したあとで、CFS はスイッチを CFS 対応としてマーク付けし、アプリケーションレベルのマージ処理とデータベース配信を開始します。

MDS 9000 の次の機能には、IP を介した CFS 用のスタティック IP ピアの設定が必要です。

NPV スイッチには FC ドメインがないため、N ポート バーチャライゼーション デバイスには通信チャネルとして IP があります。NPV デバイスは転送メディアとして IP を介した CFS を使用します。詳細については、「IP を介した NPV CFS 配信」を参照してください。

NPV 対応スイッチだけをリンクする CFS リージョン 201 での FlexAttach 仮想 pWWN 配信。詳細については、「FlexAttach 仮想 pWWN の CFS 配信」を参照してください。

Cisco MDS Fabric Manager は、NPV コア スイッチ上のネーム サーバ データベースを読み取ることで NPV デバイスを検出します。このネーム サーバ データベースは、スタティック ピアを使用した IP 経由の CFS 配信を行うために、NPV スイッチでスタティック ピア リストを管理するためにも使用されます。

Fabric Manager 4.1(1) 以降では、ワンタイム設定ウィザードを使用して、検出された NPV ピアのピア リストをスイッチ上で管理できます。スイッチ上でピア リストを設定すると、CFS によりリストのすべてのメンバーで IP スタティック ピアを使用した配信がイネーブルになり、リストのすべてのメンバーにピア リストが伝播されます。


) 新しい NPV スイッチをファブリックに追加する場合は、NPV CFS Setup ウィザードを起動してリストを更新する必要があります。これは、Fabric Manager ではリストを自動的に更新しないためです。


リストへのピアの追加

Fabric Manager を使用してスタティック IP ピア リストを設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Fabric Manager のメニューから [Tools] > [Other] > [NPV CFS Setup] を選択します。

図 13-5 [NPV CFS Setup] メニュー

 

 

NPV デバイスの選択ダイアログボックスが開き、デバイス名、デバイス IP アドレス、およびピアのステータスなど、スイッチから取得された NPV デバイス ピアのリストが表示されます。

図 13-6 NPV デバイスの選択

 

 

ステップ 2 [NPV Device to retrieve peer list from] ドロップダウン リスト ボックスから、ピア リストの取得先のデバイスを選択します。

スイッチから取得されたリストの NPV デバイスがファブリック内に存在する場合は、[Local]、[Reachable]、[Unreachable]、または [Discovery in Progress] のいずれかのステータスが表示されます。NPV デバイスがファブリック内にない場合は、ステータスに [Not in Fabric] が表示されます。


) ステータスが [Not in Fabric] の場合は、このデバイスをリストから削除する必要があります。


ステップ 3 [Add] をクリックします。

次のダイアログボックスが開き、ファブリック内のすべての NPV デバイスのうち、現在のピア リストに含まれていない NPV デバイスのリストが表示されます。デフォルトでは、リスト内のすべてのスイッチが選択されています。

図 13-7 ピアの選択

 

 

ステップ 4 ピアを選択してから [Ok] をクリックして、ピアをリストに追加します。

ピアがリストに追加され、ステータスが [To Be Added] になります。

図 13-8 ピア選択の確認

 

 

ステップ 5 [Set] をクリックしてリストへのピアの追加を確定し、CFS によるピア リストの伝播を開始します。

ピア リストからの NPV デバイスの削除

Fabric Manager を使用して IP ピア リストからピアを削除する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Fabric Manager のメニューから [Tools] > [Other] > [NPV CFS Setup] を選択します。

NPV CFS Setup ウィザードが起動します。

ステップ 2 [NPV Device to retrieve peer list from] ドロップダウン リスト ボックスから、デバイスを選択してピアを削除するピア リストを取得します。

ステップ 3 次のいずれかの作業を実行して、ピアまたはローカル ホストを削除対象としてマーク付けします。

ピア リストからピアを削除するには、リストからピアを選択して [Delete] をクリックします。

ピア リストからローカル ホストを削除するには、ローカル NPV デバイスを選択して [Delete] をクリックするか、またはリストのすべてのピアを選択して [Delete All] をクリックします。

ステップ 4 リストからピアを削除するには、[Yes] をクリックします。

ステップ 5 NPV CFS ウィザードで [Set] をクリックします。次のメッセージ ボックスが表示されます。

図 13-9 ダイナミック ピア検出の開始

 

 

ステップ 6 [Yes] をクリックして、削除対象のピアまたはローカルホストを他のすべての NPV デバイス ピア リストから削除し、削除対象ピアのマルチキャストを使用してダイナミック ピア検出を開始します。

-------------------------------------------------------------
IP address WWN name Status
-------------------------------------------------------------
1.2.3.4 00:00:00:00:00:00:00:00 Discovery Inprogress
1.2.3.5 20:00:00:0d:ec:06:55:b9 Reachable
1.2.3.6 20:00:00:0d:ec:06:55:c0 Local
 

CFS リージョン

ここでは、次の内容について説明します。

「CFS リージョンの概要」

「Fabric Manager を使用した CFS リージョンの管理」

「CFS リージョンの作成」

「CFS リージョンへの機能の割り当て」

「別のリージョンへの機能の移動」

「リージョンからの機能の削除」

「CFS リージョンの削除」

CFS リージョンの概要

CFS リージョンは、所定の機能またはアプリケーションに対する、物理配信範囲のスイッチのユーザ定義のサブセットです。SAN が広い範囲に及ぶ場合、物理プロキシミティに基づいてスイッチ セット間で特定のプロファイル配信のローカライズまたは制限が必要になる場合があります。Before MDS SAN-OS Release 3.2.(1) 以前では、ファブリック内の目的のスイッチ セットに配信を制限する機能がなかったため、SAN 内のアプリケーションの配信範囲は物理ファブリック全体に及びました。CFS リージョンを使用すると、CFS のリージョン(所定の CFS 機能またはアプリケーションに対するファブリック内の複数の配信アイランド)を作成できるようになり、この制限を打開できます。CFS リージョンは、機能の設定の配信をファブリック内のスイッチの特定セットまたはグループに制限するように設計されています。


) CFS リージョンを設定できるのは、SAN 内の物理スイッチだけです。VSAN 内には CFS リージョンを設定できません。


CFS シナリオの例 :Call Home は、特定の状況が発生したときや何らかの異常が発生したときに、ネットワーク管理者に対してアラートをトリガーするアプリケーションです。ファブリックが広い範囲に及び、ファブリック内のスイッチのサブセットを担当するネットワーク管理者が複数存在する場合、Call Home アプリケーションは場所に関係なくすべてのネットワーク管理者にアラートを送信します。Call Home アプリケーションでメッセージ アラートを選択的にネットワーク管理者に送信するには、アプリケーションの物理範囲を調整または絞り込む必要があります。これは、CFS リージョンを実装することによって実現されます。

CFS リージョンは、0 ~ 200 の範囲の番号で識別されます。リージョン 0 はデフォルトのリージョンとして予約されており、ファブリック内のすべてのスイッチを含みます。1 ~ 200 のリージョンを設定できます。デフォルトのリージョンは、下位互換性を保持しています。同じファブリックにリリース 3.2(1) 以前の SAN-OS リリースを実行するスイッチが存在する場合、スイッチの同期時にリージョン 0 の機能だけがサポートされます。他のリージョンの機能は、スイッチの同期時に無視されます。

機能が移動されると(つまり新しいリージョンに割り当てられると)、機能の範囲が新しいリージョンに制限されます。他のすべてのリージョンは、配信またはマージの目的では無視されます。機能へのリージョンの割り当ては、配信においてその初期物理範囲に優先します。

CFS リージョンを設定すると、複数の機能の設定を配信できます。ただし、特定のスイッチで、所定の機能の設定を配信する CFS リージョンは一度に 1 つだけ設定できます。機能を CFS リージョンに割り当てると、その機能の設定を別の CFS リージョン内に配信できなくなります。

Fabric Manager を使用した CFS リージョンの管理

ここでは、Fabric Manager を使用して、CFS リージョンを管理する方法について説明します。Fabric Manager は、トポロジ内のすべてのスイッチ、リージョン、および各リージョンに関連付けられた機能の総合的ビューを提供します。次のタスクを完了するには、[All Regions] タブおよび [Feature by Region] タブのテーブルを使用します。

「CFS リージョンの作成」

「CFS リージョンへの機能の割り当て」

「別のリージョンへの機能の移動」

「リージョンからの機能の削除」

CFS リージョンの作成

Fabric Manager を使用して CFS リージョンを作成する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Physical Attributes] ペインの [Switches] フォルダを展開して、[CFS] をクリックします。

[Information] ペインに、[Global]、[IP Multicast]、[Feature by Region]、および [All Regions] タブが表示されます。

ステップ 2 [All Regions] タブをクリックします。

タブに、スイッチおよびリージョン ID のリストが表示されます。

ステップ 3 ツールバーで [Create Row] ボタンをクリックします。

図 13-10 に、[Create a Region] ダイアログボックスを示します。

図 13-10 [Create a Region] ダイアログボックス

 

ステップ 4 ドロップダウン リストからスイッチを選択して、範囲からリージョン ID を選択します。

ステップ 5 [Create] をクリックします。

リージョンが正常に作成されると、[Success] というメッセージがダイアログボックスの下部に表示されます。


 

CFS リージョンへの機能の割り当て

Fabric Manager を使用してリージョンに機能を割り当てる手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Physical Attributes] ペインの [Switches] フォルダを展開して、[CFS] をクリックします。

[Information] ペインに、[Global]、[IP Multicast]、[Feature by Region]、および [All Regions] タブが表示されます。

ステップ 2 [Feature by Region] タブをクリックします。

このタブには、すべてのスイッチと、これらに対応する機能およびリージョン ID が表示されます。

ステップ 3 ツールバーで [Create Row] ボタンをクリックします。

図 13-11 に、[Assign a Feature] ダイアログボックスを示します。

図 13-11 [Assign a Feature] ダイアログボックス

 

ステップ 4 ドロップダウン ボックスからスイッチを選択します。

選択したスイッチで実行されている機能が、[Feature] ドロップダウン リストに表示されます。

ステップ 5 そのスイッチの機能を選択して、リージョンに関連付けます。

ステップ 6 [RegionID] リストから、選択した機能に関連付けるリージョンのリージョン番号を選択します。

ステップ 7 [Create] をクリックして、リージョンへのスイッチ機能の割り当てを完了します。

機能が正常に割り当てられると、[Success] というメッセージがダイアログボックスの下部に表示されます。


 

[Feature by Region] タブを使用して新しいリージョンに機能が割り当てられると、[All Regions] タブのテーブルに、新しいリージョンの新しい行が自動的に作成されます。また、[All Regions] タブを使用してもリージョンを作成できます。


) [Feature by Region] タブで [Create Row] をクリックしてスイッチの機能を別のリージョンに再割り当てすると、操作に失敗したことを示すメッセージが表示されます。エラー メッセージには、エントリがすでに存在することが示されます。ただし、機能を別のリージョンに移動することは別のタスクであり、これについては次のセクションで説明します。


別のリージョンへの機能の移動

機能を新しいリージョンに移動する前に、[All Regions] タブに新しいリージョンを作成します。つまり、新しい行を新しいリージョン ID で [All Regions] タブに追加する必要があります。

Fabric Manager を使用して別のリージョンに機能を移動する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Physical Attributes] ペインの [Switches] フォルダを展開して、[CFS] を選択します。

[Information] ペインに、[Global]、[IP Multicast]、[Feature by Region]、および [All Regions] タブが表示されます。

ステップ 2 [Feature by Region] タブをクリックします。

図 13-12 に、[Feature by Region] タブを表示します。このタブには、すべてのスイッチとその機能およびリージョンの詳細が表示されます。

図 13-12 [Feature by Region] タブ

 

ステップ 3 必要な行の [RegionId] セルをダブルクリックします。

そのセルでカーソルが点滅し、値の変更が要求されます。

ステップ 4 [RegionId] の値を目的のリージョンに変更します。

ステップ 5 ツールバーで [Apply Changes] ボタンをクリックして、変更をコミットします。


 

リージョンからの機能の削除

Fabric Manager を使用してリージョンから機能を削除する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Feature by Region] タブをクリックして、必要な行を選択します。

ステップ 2 ツールバーで [Delete Row] ボタンをクリックします。

図 13-13 に、確認ダイアログボックスを示します。

図 13-13 リージョンからの機能の削除

 

ステップ 3 [Yes] をクリックして、ビューのテーブルから行を削除することを確認します。


 

CFS リージョンの削除

リージョン全体を削除する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [All Regions] タブをクリックして、必要な行を選択します。

ステップ 2 [Delete Row] をクリックします。

この処理は、そのスイッチおよびリージョンに関連するすべてのエントリを [Feature by Region] タブのテーブルから削除します。

図 13-14 に、確認ダイアログボックスを示します。

図 13-14 CFS リージョンの削除

 

ステップ 3 [Yes] をクリックして、リージョンの削除を確認します。


 

Fabric Manager を使用した CFS の

次の手順では、Fabric Manager を使用して CFS を使用する機能を設定した場合に表示される内容の例を示します。


ステップ 1 設定する CFS 対応機能を選択します。たとえば、[Logical Domains] ペインで [VSAN] を展開してから、[Port Security] を選択します。

[Information] ペインに、その VSAN のポート セキュリティ設定が表示されます。

ステップ 2 [CFS] タブをクリックします。

各スイッチの CFS の設定およびステータスが表示されます(図 13-15 を参照)。

図 13-15 CFS の設定

 

ステップ 3 [Feature Admin] ドロップダウン リストから、スイッチごとに [enable] を選択します。

ステップ 4 ファブリック内のすべてのスイッチに対して、ステップ 3 を繰り返します。


) ファブリック内のすべてのスイッチで、この機能に対する CFS をイネーブルにしなかった場合、警告が表示されます。


ステップ 5 この機能のマージ マスターとして動作するスイッチの [Master] チェックボックスをオンにします。

ステップ 6 CFS をイネーブルにしたスイッチごとに、[Config Action] ドロップダウン リストで [commitChanges] を選択します。

ステップ 7 [Information] ペインで、[Servers] タブをクリックします。

マスター スイッチに基づいて、この機能の設定が表示されます(図 13-16 を参照)。

ステップ 8 機能の設定を変更します。たとえば、[Master] カラムの名前を右クリックし、[Create Row] を選択して、NTP 用のサーバを作成します。

a. NTP サーバの [ID] および [Name or IP Address] を設定します。

b. [Mode] オプション ボタンを設定し、オプションで [Preferred] チェックボックスをオンにします。

c. [Create] をクリックして、サーバを追加します。

図 13-16 [Servers] タブ

 

ステップ 9 [Delete Row] アイコンをクリックして、行を削除します。

変更を加えると、ステータスが自動的に [Pending] に変わります(図 13-17 を参照)。

図 13-17 [Pending] へのステータス変更

 

ステップ 10 [Commit CFS Pending Changes] アイコンをクリックして、変更内容を保存します(図 13-18 を参照)。

図 13-18 [Commit CFS Pending Changes]

 

ステップ 11 ステータスが [Running] に変わります(図 13-19 を参照)。

図 13-19 [Running] へのステータス変更

 

ステップ 12 CFS をイネーブルにしたスイッチごとに、[Config Action] ドロップダウン リストで [abortChanges] を選択します(図 13-20 を参照)。

図 13-20 設定変更のコミット

 


) [enable] を選択しても、Fabric Manager はステータスを [pending] に変更しません。最初の変更が実際に行われるまで、[pending] ステータスは適用されないためです。


ステップ 13 [Apply Changes] アイコンをクリックして、その機能の設定変更をコミットし、CFS を通じて変更内容を配信します。


 


) DPVM およびデバイス エイリアスなどの機能で CFS を使用する場合は、各設定の終了時に [commit] を選択する必要があります。セッションがロックされている場合は、[abort] を選択して、機能を終了する必要があります。


Fabric Manager を使用して機能ごとに配信用のマスターまたはシード スイッチを設定する手順は、次のとおりです


ステップ 1 CFS 用にマージ マスターが必要な機能を選択します。たとえば、[Physical Attributes] ペインで [Switches] および [Events] を展開して、[CallHome] を選択します。

[Information] ペインに、選択した機能と [CFS] タブが表示されます。

ステップ 2 [CFS] タブをクリックすると、ファブリック内のスイッチごとに選択した機能の CFS ステートが表示されます。

ステップ 3 この機能のマージ マスターとして動作するスイッチの [Master] カラムのチェックボックスをオンにします。

ステップ 4 [Apply Changes] アイコンをクリックして、これ以降の CFS 配信用にこのスイッチをマスターとして選択します。


 

Device Manager を使用した CFS の

次の手順では、Device Manager を使用して CFS を使用する機能を設定した場合に表示される内容の例を示します。CFS を使用する機能の具体的な手順については、該当する機能のマニュアルを参照してください。

Device Manager を使用して CFS を使用する機能を設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 任意の CFS 対応機能のダイアログボックスを開きます。Device Manager によって、CFS がイネーブルになっているかどうかが確認されます。また、[Owner] テーブル内のエントリを最低 1 つ調べて、機能がロックされているかどうかも確認されます。CFS がイネーブルになっていて、機能がロックされている場合、Device Manager はその機能のステータスを [pending] に設定します。ロック情報を表示するダイアログボックスが表示されます。

ステップ 2 プロンプトが表示されたら、[Continue] または [Cancel] をクリックします。[Continue] を選択すると、Device Manager によって CFS ステータスが復元されます。

ステップ 3 [Admin] > [CFS (Cisco Fabric Services)] を選択して、CFS ロック ホルダーのユーザ名を表示します。

ステップ 4 ロックされている機能をクリックして、[Details] をクリックします。

ステップ 5 [Owners] タブをクリックして、[UserName] カラムを参照します。


) [Refresh] をクリックしないかぎり、Device Manager はファブリック全体の機能のステータスを監視しません。別の CFS 対応スイッチ上のユーザが同じ機能を設定しようとしても、[pending] ステータスは表示されません。ただし、これらの設定変更は、現在設定中のスイッチによって拒否されます。


ステップ 6 CFS がイネーブルになっていて、機能がロックされていない場合、Device Manager はその機能のステータスを [running] に設定します。

その後、この機能に関するダイアログボックスが表示されます。作成、削除、または変更を実行するとすぐに、Device Manager によってステータスが [pending] に変更され、保留中のデータベース内にある更新済み情報が表示されます。

ステップ 7 機能の [CFS] テーブルを表示します。Device Manager がステータスを [running] に変更するのは、[commit]、[clear]、または [abort] を選択して適用した場合だけです。[enable] を選択しても、Device Manager はステータスを [pending] に変更しません。最初の変更が実際に行われるまで、[pending] ステータスは適用されないためです。

直前のコマンドが [noOp] の場合、[Last Command] および [Result] フィールドはブランクです。


 


) DPVM およびデバイス エイリアスなどの機能で CFS を使用する場合は、各設定の終了時に [commit] を選択する必要があります。セッションがロックされている場合は、[abort] を選択して、機能を終了する必要があります。


デフォルト設定

表 13-1 に、CFS 設定のデフォルト値を示します。

 

表 13-1 デフォルトの CFS パラメータ

パラメータ
デフォルト

スイッチでの CFS 配信

イネーブル

データベース変更

最初の設定変更によって暗黙的にイネーブルにされる

アプリケーションの配信

アプリケーションごとに異なる

コミット

明示的な設定が必要

IP を介した CFS

ディセーブル

IPv4 マルチキャスト アドレス

239.255.70.83

IPv6 マルチキャスト アドレス

ff15::efff:4653