Cisco MDS 9000 Family Fabric Manager コンフィ ギュレーション ガイド 、Release 4.x
高度な機能および概念
高度な機能および概念
発行日;2012/02/01 | 英語版ドキュメント(2009/08/27 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 42MB) | フィードバック

目次

高度な機能および概念

Common Information Model

SSL 認証要件および形式

ファイバ チャネルの Time Out Value

すべての VSAN のタイマー設定

VSAN 単位のタイマーの設定

fctimer 配信の概要

fctimer 配信のイネーブル化またはディセーブル化

データベース マージの注意事項

World Wide Name

WWN 情報の表示

リンク初期化 WWN の使用法

セカンダリ MAC アドレスの設定

HBA の FC ID 割り当て

デフォルトの企業 ID リスト

企業 ID の設定の確認

スイッチの相互運用性

Interop モードの概要

interop モード 1 の設定

相互運用性ステータスの確認

デフォルト設定

高度な機能および概念

この章では、Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチが提供する高度な機能について説明します。この章の内容は、次のとおりです。

「Common Information Model」

「ファイバ チャネルの Time Out Value」

「World Wide Name」

「HBA の FC ID 割り当て」

「スイッチの相互運用性」

「デフォルト設定」

Common Information Model

Common Information Model(CIM)は、ネットワーク/エンタープライズ環境で管理情報を記述するための既存規格を拡張するオブジェクト指向情報モデルです。

CIM メッセージは N Extensible Markup Language(XML)で符号化されるため、プラットフォームおよび実装に依存しません。CIM は仕様およびスキーマで構成されます。仕様は、管理データを記述し、その他の管理モデルと統合するための構文およびルールを定義します。スキーマはシステム、アプリケーション、ネットワーク、およびデバイスの実際のモデルを記述します。

CIM の詳細については、Distributed Management Task Force(DMTF)Web サイト( http://www.dmtf.org/ )で入手できる仕様を参照してください。

CIM サービスに対する Cisco MDS 9000 ファミリのサポートの詳細については、『 Cisco MDS 9000 Family CIM Programming Reference Guide 』を参照してください。

CIM サーバにアクセスするには、CIM クライアントが必要です。CIM クライアントには、CIM をサポートする任意のクライアントを設定できます。

SSL 認証要件および形式

許可されているクライアントだけが CIM サーバにアクセスできるように制限するには、CIM サーバとクライアント間の HTTPS トランスポート プロトコルをイネーブルにします。スイッチ側では、クライアント上で生成された Secure Socket Library(SSL)認証をインストールして、HTTPS サーバをイネーブルにする必要があります。証明書は、「openssl」(UNIX、Mac、および Windows で使用可能)のようなサードパーティ製ツールを使用して生成され、CA によって認証されるか、または自身で署名されている場合があります。

スイッチにインストールする SSL 認証は、次の要件を満たしている必要があります。

証明書ファイルに証明書および秘密鍵が含まれている。

秘密鍵が RSA タイプである。

証明書ファイルが Private Electronic Mail(PEM)スタイル形式で、拡張子が .pem である。

-----BEGIN CERTIFICATE-----
(certificate goes here)
-----END CERTIFICATE-----
-----BEGIN RSA PRIVATE KEY-----
(private key goes here)
-----END RSA PRIVATE KEY-----
 

一度に 1 つの証明書ファイルだけをインストールできます。

ファイバ チャネルの Time Out Value

ファイバ チャネル プロトコルに関連するスイッチ タイマー値を変更するには、次の Time Out Value(TOV)を設定します。

Distributed Services TOV(D_S_TOV):有効範囲は 5,000 ~ 10,000 ミリ秒です。デフォルトは 5,000 ミリ秒です。

Error Detect TOV(E_D_TOV):有効範囲は 1,000 ~ 10,000 ミリ秒です。デフォルトは 2,000 ミリ秒です。この値は、ポート初期化中に他端と比較されます。

Resource Allocation TOV(R_A_TOV):有効範囲は 5,000 ~ 10,000 ミリ秒です。デフォルトは 10,000 ミリ秒です。この値は、ポート初期化中に他端と比較されます。


) Fabric Stability TOV(F_S_TOV)定数は設定できません。


ここで説明する内容は、次のとおりです。

「すべての VSAN のタイマー設定」

「VSAN 単位のタイマーの設定」

「fctimer 配信の概要」

「fctimer 配信のイネーブル化またはディセーブル化」

「データベース マージの注意事項」

すべての VSAN のタイマー設定

ファイバ チャネル プロトコルに関連するスイッチ タイマー値を変更できます。


注意 D_S_TOV、E_D_TOV、R_A_ TOV 値は、スイッチのすべての VSAN が一時停止されていないかぎりグローバルに変更できません。


) タイマー値を変更するときに VSAN を指定しない場合は、変更された値がスイッチ内のすべての VSAN に適用されます。


Fabric Manager でタイマーを設定するには、[Physical Attributes] ペインで [Switches] > [FC Services] を展開し、[Timers & Policies] を選択します。[Information] ペインに複数のスイッチのタイマーが表示されます。[Change Timeouts] ボタンをクリックして、タイムアウト値を設定します。

ダイアログボックスが表示されます(図 37-1 を参照)。

図 37-1 Fabric Manager でのタイマーの設定

 

Device Manager でタイマーを設定するには、[FC] > [Advanced] > [Timers/Policies] をクリックします。ダイアログボックスに単一スイッチのタイマーが表示されます(図 37-2 を参照)。

図 37-2 Device Manager でのタイマーの設定

 

VSAN 単位のタイマーの設定

指定された VSAN に fctimer を発行して、FC トンネルや IP トンネルなどの特殊なリンクを含む VSAN にさまざまな TOV 値を設定することもできます。個別の VSAN に、異なる E_D_TOV、R_A_TOV、D_S_TOV 値を設定できます。タイマー値が変更されると、アクティブな VSAN は一時停止してアクティブになります。


注意 VSAN 単位の FC タイマーをサポートしていない以前のバージョンでは、中断のないダウングレードは実行できません。


) この設定はファブリックのすべてのスイッチに伝播する必要があります。ファブリックのすべてのスイッチが同じ値に設定されていることを確認してください。


VSAN にタイマーを設定したあとでスイッチを Cisco MDS SAN-OS Release 1.2 または 1.1 にダウングレードすると、厳密な非互換性に関する警告のエラー メッセージが表示されます。『 Cisco MDS 9000 Family Troubleshooting Guide 』を参照してください。

Device Manager を使用して VSAN 単位のファイバ チャネル タイマーを設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [FC] > [Advanced] > [VSAN Timers] をクリックします。

[VSAN Timer] ダイアログボックスが表示されます(図 37-3 を参照)。

図 37-3 Device Manager の VSAN タイマー

 

ステップ 2 設定するタイマー値を入力します。

ステップ 3 [Apply] をクリックして、変更を保存します。


 

fctimer 配信の概要

ファブリック内のすべての Cisco MDS スイッチで、VSAN 単位の fctimer ファブリック配信をイネーブルにできます。fctimer を設定して、配信をイネーブルにすると、この設定がファブリック内のすべてのスイッチに配信されます。

スイッチ内での配信をイネーブルにしたあと、最初のコンフィギュレーション コマンドを入力すると、ファブリック全体のロックが自動的に有効になります。fctimer アプリケーションは有効/保留中データベース モデルを使用して、設定に基づいてコマンドを格納したり、コミットしたりします。

CFS アプリケーションの詳細については、 第 13 章「CFS インフラストラクチャの使用」 を参照してください。

fctimer 配信のイネーブル化またはディセーブル化

Device Manager を使用して fctimer 設定変更をイネーブルにして、配信する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [FC] > [Advanced] > [VSAN Timers] を選択します。

[VSAN Timer] ダイアログボックスが表示されます(図 37-3 を参照)。

ステップ 2 設定するタイマー値を入力します。

ステップ 3 [Apply] をクリックして、変更を保存します。

ステップ 4 これらの変更を配信するには、[CFS] ドロップダウン メニューで [commit] を選択します。変更を保存しないで終了するには、[abort] を選択します。


 

fctimer 設定の変更をコミットすると、有効データベースが保留中データベースの設定変更で上書きされ、ファブリック内のすべてのスイッチが同じ設定になります。セッション機能を実行しないで、fctimer の設定変更をコミットすると、fctimer 設定は物理ファブリック内のすべてのスイッチに配信されます。

データベース マージの注意事項

詳細については、「CFS マージのサポート」を参照してください。

2 つのファブリックを結合する場合は、次の注意事項に従ってください。

マージに関する次の条件に注意してください。

マージ プロトコルの実装目的は、fctimer 値を配信することではありません。ファブリックをマージする場合は、fctimer 値を手動でマージする必要があります。VSAN 単位の fctimer 設定は物理ファブリック内で配信されます。

fctimer 設定が適用されるのは、fctimer 値が変更された VSAN を含むスイッチだけです。

グローバル fctimer 値は配信されません。

配信がイネーブルな場合は、グローバル タイマー値を設定しないでください。


) 保留中の fctimer 設定処理の最大数は 15 です。この値に達した場合、さらに処理を実行するには、保留中の設定をコミットするか、打ち切る必要があります。


World Wide Name

スイッチの World Wide Name(WWN)は、イーサネット MAC アドレスと同等です。MAC アドレスと同様に、デバイスごとに WWN を一意に対応付ける必要があります。主要スイッチを選択するとき、およびドメイン ID を割り当てるときは、WWN を使用します。WWN は、スイッチのスーパーバイザ モジュールのプロセスレベル マネージャである WWN マネージャによって、各スイッチに割り当てられます。

Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチは、3 つの Network Address Authority(NAA)アドレス フォーマットをサポートします( 表 37-1 を参照)。

 

表 37-1 NAA WWN の標準フォーマット

NAA アドレス
NAA タイプ
WWN フォーマット

IEEE 48 ビット アドレス

タイプ 1 = 0001b

000 0000 0000b

48 ビット MAC アドレス

IEEE 拡張

タイプ 2 = 0010b

ローカルに割り当て

48 ビット MAC アドレス

IEEE 登録

タイプ 5 = 0101b

IEEE 企業 ID:24 ビット

VSID:36 ビット


注意 World Wide Name の変更は、管理者や、スイッチの動作に精通した担当者が実行してください。

ここで説明する内容は、次のとおりです。

「WWN 情報の表示」

「リンク初期化 WWN の使用法」

「セカンダリ MAC アドレスの設定」

WWN 情報の表示

Device Manager を使用して WWN 情報を表示するには、[FC] > [Advanced] > [WWN Manager] を選択します。割り当てられた WWN のリストが表示されます。

リンク初期化 WWN の使用法

Exchange Link Protocol(ELP)および Exchange Fabric Protocol(EFP)は、リンク初期化中に WWN を使用します。使用方法の詳細は、Cisco NX-OS ソフトウェア リリースごとに異なります。

ELP と EFP のどちらも、リンク初期化中にデフォルトで VSAN WWN を使用します。ただし、ELP の使用方法はピア スイッチの使用方法に応じて変わります。

ピア スイッチの ELP がスイッチ WWN を使用する場合、ローカル スイッチもスイッチ WWN を使用します。

ピア スイッチの ELP が VSAN WWN を使用する場合、ローカル スイッチも VSAN WWN を使用します。


) Cisco SAN-OS Release 2.0(2b) では、ELP は FC-SW-3 に適合するように拡張されています。


セカンダリ MAC アドレスの設定

Device Manager を使用してセカンダリ MAC アドレスを割り当てる手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [FC] > [Advanced] > [WWN Manager] を選択します。

割り当てられた WWN のリストが表示されます(図 37-4 を参照)。

図 37-4 Device Manager で割り当てられた World Wide Name

 

ステップ 2 [BaseMacAddress] および [MacAddressRange] フィールドに入力します。

ステップ 3 これらの変更を保存するには、[Apply] をクリックします。変更を保存しないで終了するには、[Close] をクリックします。


 

HBA の FC ID 割り当て

ファイバ チャネル標準では、任意のスイッチの Fx ポートに接続された N ポートに、固有の FC ID を割り当てる必要があります。使用する FC ID の数を節約するために、Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチは特殊な割り当て方式を使用します。

一部の HBA は、ドメインおよびエリアが同じ FC ID を持つターゲットを検出しません。Cisco SAN-OS Release 2.0(1b) よりも前のリリースでは、この動作をサポートしないテスト対象企業の ID リストが Cisco SAN-OS ソフトウェアで保持されていました。これらの HBA には単一の FC ID が割り当てられ、他の HBA にはエリア全体が割り当てられていました。

Release 1.3 以前で利用できる FC ID 割り当て方式では、エリア全体をこれらの HBA に割り当てます。このように割り当てることでそのエリアと分離され、ファブリック ログイン時に pWWN とともにリストされます。割り当てられた FC ID は永続的にキャッシュされ、Cisco SAN-OS Release 2.0(1b) でも使用できます(「HBA の FC ID 割り当て」を参照)。

多数のポートを備えたスイッチのスケーラビリティを高めるために、Cisco NX-OS ソフトウェアではこの動作をサポートする HBA のリストを保持しています。各 HBA は、ファブリック ログイン中に pWWN で使用される企業 ID(Organizational Unique Identifier(OUI; 組織固有識別子)とも呼ばれます)によって識別されます。リストされた企業 ID を持つ N ポートにはエリア全体が割り当てられ、その他のポートには単一の FC ID が割り当てられます。割り当てられた FC ID の種類(エリア全体か単独か)に関わりなく、FC ID エントリは永続的です。

ここで説明する内容は、次のとおりです。

「デフォルトの企業 ID リスト」

「企業 ID の設定の確認」

デフォルトの企業 ID リスト

Cisco SAN-OS Release 2.0(1b) 以降または NX-OS 4.1(1) が付属しているすべての Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチには、エリア割り当てが必要な企業 ID のデフォルト リストが格納されています。企業 ID を使用すると、設定される永続的 FC ID エントリ数が削減されます。これらのエントリを設定または変更するには、CLI を使用します。


注意 永続的エントリは、企業 ID 設定よりも優先します。HBA がターゲットの検出に失敗した場合は、HBA およびターゲットが同じスイッチに接続されており、これらの FC ID のエリアが同じであることを確認したあと、次の手順を実行します。

1.HBA に接続されたポートをシャットダウンします。
2.永続的 FC ID エントリを消去します。
3.ポート WWN から企業 ID を取得します。
4.エリア割り当てを必要とするリストに、この企業 ID を追加します。
5.ポートを起動します。

企業 ID のリストには、次の特性があります。

永続的 FC ID 設定は常に企業 ID リストよりも優先します。エリアを受信するように企業 ID が設定されている場合でも、永続的 FC ID 設定によって、単一 FC ID が割り当てられます。

以降のリリースに追加された新しい企業 ID は、既存の企業 ID に自動的に追加されます。

企業 ID のリストは、実行コンフィギュレーションおよび保存されたコンフィギュレーションの一部として保存されます。

企業 ID リストが使用されるのは、fcinterop FC ID 割り当て方式が auto モードの場合だけです。interop FC ID 割り当てモードは、変更しないかぎり、デフォルトで auto です。


ヒント fcinterop FC ID 割り当て方式を auto に設定し、企業 ID リストおよび永続的 FC ID 設定を使用して、FC ID デバイス割り当てを操作することを推奨します。


FC ID 割り当ての変更については、『Cisco MDS 9000 Family CLI Configuration Guide』を参照してください。

企業 ID の設定の確認

Device Manager を使用して、設定された企業 ID を表示するには、[FC] > [Advanced] > [FcId Area Allocation] を選択します。特定のリリースに付属のデフォルト エントリを暗黙的に取得するには、何も指定しない場合に表示された企業 ID リストと、削除されたエントリ リストを結合します。

一部の WWN フォーマットは、企業 ID をサポートしていません。このような場合は、FC ID の永続的エントリを設定することが必要となる場合があります。

スイッチの相互運用性

相互運用性を使用すると、複数ベンダーによる製品の間で相互に通信できます。ファイバ チャネル標準規格では、ベンダーに対して共通の外部ファイバ チャネル インターフェイスを使用することを推奨しています。

すべてのベンダーが同じ方法で標準に従っている場合は、各製品を簡単に相互接続できます。ただし、同じ方法で標準に従っていないベンダーもあるため、相互運用性モードが必要になります。ここでは、これらのモードの基本的な概念について簡単に説明します。

各ベンダーには標準モード、および同等の相互運用性モードがあります。相互運用性モードでは拡張機能または独自の機能が無効になり、より使いやすい、標準に準拠した実装が可能になります。

ここで説明する内容は、次のとおりです。

「Interop モードの概要」

「interop モード 1 の設定」

「相互運用性ステータスの確認」

Interop モードの概要

Cisco NX-OS ソフトウェアは、次の 4 つの interop モードをサポートします。

モード 1:ファブリック内の他のすべてのベンダーを interop モードにする必要がある、標準ベースの interop モード

モード 2:Brocade ネイティブ モード(Core PID 0)

モード 3:Brocade ネイティブ モード(Core PID 1)

モード 4:McData ネイティブ モード

interop モード 2、3、および 4 の設定方法については、『 Cisco MDS 9000 Family Switch-to-Switch Interoperability Configuration Guide 』を参照してください。

表 37-2 に、相互運用性モードをイネーブルにした場合のスイッチ動作の変更点を示します。これらは、interop モードの Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチに固有の変更点です。

 

表 37-2 相互運用性がイネーブルの場合のスイッチ動作の変更点

スイッチ機能
相互運用性がイネーブルの場合の変更点

ドメイン ID

ファブリック内の 239 のドメインの一部を使用できないベンダーもあります。

ドメイン ID は 97 ~ 127 の範囲に制限されています。これは、McData の通常の制限をこの範囲に収めるためです。ドメイン ID はスタティックに設定するか(Cisco MDS スイッチで 1 つのドメイン ID だけを受け入れ、そのドメイン ID を取得できない場合にはファブリックから隔離する)、または優先的に設定します(要求したドメイン ID を取得できない場合、割り当てられた任意のドメインを使用)。

タイマー

ISL を確立するときにファイバ チャネル タイマー値が E ポートで交換されるため、すべてのスイッチでこれらすべてのタイマーを同じにする必要があります。タイマーは F_S_TOV、D_S_TOV、E_D_TOV、および R_A_TOV です。

F_S_TOV

Fabric Stability Time Out Value タイマーが正確に一致することを確認します。

D_S_TOV

Distributed Services Time Out Value タイマーが正確に一致することを確認します。

E_D_TOV

Error Detect Time Out Value タイマーが正確に一致することを確認します。

R_A_TOV

Resource Allocation Time Out Value タイマーが正確に一致することを確認します。

トランキング

2 つの異なるベンダー製のスイッチ間では、トランキングはサポートされません。この機能はポート単位、またはスイッチ単位でディセーブルに設定できます。

デフォルト ゾーン

ゾーンのデフォルトの許可動作(すべてのノードから他のすべてのノードを認識可能)または拒否動作(明示的にゾーンに配置されていないすべてのノードが隔離される)は、変更できます。

ゾーン分割アトリビュート

ゾーンを pWWN に制限したり、その他の独自のゾーン分割方式(物理ポート番号)を除去できます。

コマンドを使用して、ファブリック全体のゾーン分割設定を保存します。このコマンドは、同じファブリックに属す Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチには影響しません。Cisco MDS 9000 ファミリの各スイッチに、明示的に設定を保存する必要があります。

ゾーンの伝播

ベンダーによっては、他のスイッチに完全なゾーン設定が渡されず、アクティブ ゾーン セットだけが渡される場合があります。

ファブリック内の他のスイッチにアクティブ ゾーン セットまたはゾーン設定が正しく伝播されたかどうかを確認してください。

VSAN

interop モードが適用されるのは、指定した VSAN だけです。

(注) FICON 対応 VSAN では interop モードをイネーブルにできません。

TE ポートおよびポートチャネル

Cisco MDS を Cisco MDS 以外のスイッチに接続する場合には、TE ポートおよびポートチャネルを使用できません。Cisco MDS 以外のスイッチに接続できるのは、E ポートだけです。interop モードの場合でも、TE ポートおよびポートチャネルを使用すると、Cisco MDS スイッチをその他の Cisco MDS スイッチに接続できます。

FSPF

interop モードにしても、ファブリック内のフレームのルーティングは変更されません。スイッチは引き続き src-id、dst-id、および ox-id を使用して、複数の ISL リンク間で負荷を分散します。

ドメインの中断再設定

これは、スイッチ全体に影響するイベントです。Brocade および McData では、ドメイン ID を変更するときにスイッチ全体をオフライン モードにしたり、再起動したりする必要があります。

ドメインの非中断再設定

これは、関連する VSAN に限定されるイベントです。この機能が組み込まれているのは、Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチだけです。スイッチ全体ではなく、関連 VSAN の Domain Manager プロセスだけが再起動します。

ネーム サーバ

すべてのベンダーのネームサーバ データベースに正しい値が格納されていることを確認してください。

IVR

IVR 対応 VSAN は no interop (デフォルト)モード、またはいずれかの interop モードに設定できます。

interop モード 1 の設定

Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチでは、interop モード 1 の中断イネーブル化、あるいは非中断イネーブル化を実行できます。


) Brocade スイッチから Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチまたは McData スイッチに接続する前に、Brocade の msplmgmtdeactivate コマンドを明示的に実行する必要があります。このコマンドでは、Brocade 独自のフレームを使用して、Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチまたは McData スイッチが認識しないプラットフォーム情報を交換します。これらのフレームを拒否すると、一般的な E ポートが隔離されます。


Fabric Manager を使用して VSAN に interop モード 1 を設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Logical Domains] ペインで [VSANxxx] > [VSAN Attributes] を選択します。

ステップ 2 [Interop] ドロップダウン メニューで [Interop-1] を選択します。

ステップ 3 [Apply Changes] をクリックして、この interop モードを保存します。

ステップ 4 [Logical Domains] ペインで [VSANxxx] を展開し、[Domain Manager] を選択します。

[Information] ペインに Domain Manager の設定が表示されます(図 37-5 を参照)。

図 37-5 Domain Manager の設定

 

ステップ 5 ドメイン ID を、97(0x61)~ 127(0x7F)の範囲で設定します。

a. [Configuration] タブをクリックします。

b. [Configuration] タブの [Configure Domain ID] カラムをクリックします。

c. [Running] タブをクリックして、変更されたことを確認します。


) これは、McData スイッチの制限範囲です。



) ドメイン ID を変更すると、N ポートに割り当てられた FC ID も変更されます。


ステップ 6 ファイバ チャネル タイマーを変更します(システムのデフォルト値以外の場合)。


) Cisco MDS 9000、Brocade、McData FC Error Detect(ED_TOV)、および Resource Allocation(RA_TOV)のタイマーは、同じ値にデフォルト設定されています。これらの値は、必要に応じて変更できます。RA_TOV のデフォルト値は 10 秒、ED_TOV のデフォルト値は 2 秒です。FC-SW2 標準に基づく場合、これらの値は、ファブリック内の各スイッチで一致している必要があります。


a. [Switches] > [FC Services] を展開し、[Timers and Policies] を選択します。[Information] ペインにタイマーの設定が表示されます。

b. [Change Timeouts] をクリックして、タイムアウト値を変更します。

c. [Apply] をクリックして、新しいタイムアウト値を保存します。

ステップ 7 (任意)[VSANxxx] > [Domain Manager] > [Configuration] タブを選択し、[Restart] カラムで [disruptive] または [nonDisruptive] を選択して、ドメインを再起動します。


 

相互運用性ステータスの確認

ここでは、ファブリックが起動し、相互運用性モードで稼動しているかどうかを確認する場合に使用する手順について説明します。

Fabric Manager を使用して Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチの相互運用性ステータスを確認する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Physical Attributes] ペインで [Switches] を選択し、[Information] ペインでリリース番号を調べて、Cisco NX-OS リリースを確認します。

ステップ 2 [Switches] > [Interfaces] を展開し、[FC Physical] を選択して、各スイッチのインターフェイス モードを確認します。

ステップ 3 [Logical Domains] ペインで [Fabricxx] を展開し、[All VSANs] を選択して、すべての VSAN の interop モードを確認します。

ステップ 4 [Fabricxx] > [All VSANs] を展開し、[Domain Manager] を選択して、すべての VSAN のドメイン ID、ローカルおよび主要 sWWN を確認します(図 37-6 を参照)。

図 37-6 Domain Manager の情報

 

ステップ 5 Device Manager を使用して、[FC] > [Name Server] を選択し、ネーム サーバ情報を確認します。

[Name Server] ダイアログボックスが表示されます(図 37-7 を参照)。

図 37-7 [Name Server] ダイアログボックス

 

ステップ 6 [Close] をクリックして、ダイアログボックスを閉じます。


 


) Cisco MDS ネーム サーバには、ローカル エントリとリモート エントリが両方表示され、エントリはタイムアウトされません。


デフォルト設定

表 37-3 に、この章で説明した機能のデフォルト設定を示します。

 

表 37-3 拡張機能のデフォルト設定

パラメータ
デフォルト

CIM サーバ

ディセーブル

CIM サーバ セキュリティ プロトコル

HTTP

D_S_TOV

5,000 ミリ秒

E_D_TOV

2,000 ミリ秒

R_A_TOV

10,000 ミリ秒

fctrace を起動するためのタイムアウト期間

5 秒

fcping 機能で送信されるフレーム数

5 フレーム

リモート キャプチャ接続プロトコル

TCP

リモート キャプチャ接続モード

passive

ローカル キャプチャ フレームの制限

10 フレーム

FC ID の割り当てモード

auto モード

ループ モニタリング

ディセーブル

D_S_TOV

5,000 ミリ秒

E_D_TOV

2,000 ミリ秒

R_A_TOV

10,000 ミリ秒

interop モード

ディセーブル