Cisco DCNM Fundamentals コンフィギュレーション ガイドRelease 4.0
イベントの管理
イベントの管理
発行日;2012/02/01 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

イベントの管理

イベントの概要

イベント ブラウザのライセンス要件

イベントの前提条件

注意事項および制約事項

イベント ブラウザと Events タブの使用

イベント ブラウザでのイベントの表示

イベント フィルタの適用と削除

Events タブ上のイベントの表示

イベント ステータスの変更

1 つ以上のイベントへのメモの追加

イベントの削除

イベントのフィールドの説明

イベント表

イベント詳細

関連資料

イベントの管理

この章では、Cisco Data Center Network Manager(DCNM)で、イベント ブラウザと機能固有の[Events] タブを使用する方法を説明します。

ここでは、次の内容を説明します。

「イベントの概要」

「イベント ブラウザのライセンス要件」

「イベントの前提条件」

「注意事項および制約事項」

「イベント ブラウザと Events タブの使用」

「イベントのフィールドの説明」

「関連資料」

イベントの概要

DCNM を使用すると、最新のステータス イベントを表示および管理できます。イベントには次の 2 つがあります。

DCNM が管理対象デバイスから取得するステータス関連のシステム メッセージ。詳細については、「ログファイルの要件」を参照してください。

DCNM サーバによって生成されるメッセージ。

DCNM クライアントには、イベント ブラウザと機能固有の[Events] タブがあります。このタブは、イベントの発生する可能性のある機能の[Details] ペインに表示されます。イベント ブラウザには、すべての最新ステータス イベントが表示されます。一方、機能固有の[Events] タブには、その機能に関係する最新のステータスが表示されます。クライアントは、サーバから新しいイベントを受信すると、イベント ブラウザおよび[Events] タブを動的に更新します。

イベント ブラウザおよび[Events] タブでは、イベントのステータスの追加、イベントへのメモの追加、イベントの削除を実行できます。

また、イベント ブラウザでは、イベント重大度別に集計されたイベントの円グラフや棒グラフを作成できます。イベント データベースから古いイベントを削除することもできます。

イベント メッセージの最小重大度を制御するには、NX-OS 機能と DCNM サーバ機能のログレベルを設定します。詳細については、「NX-OS システム メッセージ ロギング要件」を参照してください。


) DCNM には、管理対象 NX-OS デバイスの最低ログレベル要件があります。管理対象デバイスのログレベルは、この最低ログレベル以上でなくてはなりません。


DCNM サーバ ログレベルについての詳細は、「DCNM サーバ ログ設定の管理」を参照してください。


) DCNM サーバ ログ設定機能は、管理対象 NX-OS デバイスのログレベルには影響を与えません。


イベント ブラウザのライセンス要件

この機能のライセンス要件は次の表のとおりです。

 

製品
ライセンス要件

DCNM

イベント ブラウザにライセンスは必要ありません。ライセンス パッケージに含まれていない機能は、Cisco DCNM にバンドルされており、追加料金なしで利用できます。DCNM のライセンス スキームに関する詳細は、『 Cisco DCNM Licensing Guide 』を参照してください。

イベントの前提条件

イベント ブラウザには次の前提条件があります。

NX-OS システム メッセージについての知識があること。

管理対象 NX-OS デバイスが、DCNM サーバにシステム メッセージを送信するように設定されていること。

注意事項および制約事項

イベント ブラウザにおける設定時の注意事項と制約事項は次のとおりです。

イベント ブラウザおよび機能固有の[Events] タブには、ステータス イベントだけが表示されます。ステータス イベントとは、機能またはオブジェクトのステータスが変更されたときに生成されるイベントを指します。ですから、たとえば、設定イベントは、イベント ブラウザや[Events] タブには表示されません。

イベント ブラウザでは、DCNM クライアントが起動される前の 24 時間以内に生成されたイベント メッセージを表示できます。デフォルトでは、クライアントは、起動前の 1 時間以内に生成されたサーバ メッセージを取得します。

イベント ブラウザは、最大 5000 個のイベントを表示できます。イベント データベースには、データベースが使用可能な領域の上限までイベント メッセージを格納できます。

DCNM を使用して、管理対象 NX-OS デバイスのログレベルを制御することはできません。詳細については、「NX-OS システム メッセージ ロギング要件」を参照してください。

不要になったイベントや、解決済みのイベントは削除するようにしてください。イベント データベースから古いイベントを削除する方法の詳細については、「イベント データベースからのデータの削除」を参照してください。

イベント ブラウザと Events タブの使用

図7-1 に、イベント ブラウザの[Contents] ペインを示します。

図7-1 イベント ブラウザの[Contents] ペイン

 

ここでは、次の内容について説明します。

「イベント ブラウザでのイベントの表示」

「イベント フィルタの適用と削除」

「Events タブ上のイベントの表示」

「イベント ステータスの変更」

「1 つ以上のイベントへのメモの追加」

「イベントの削除」

イベント ブラウザでのイベントの表示

イベント ブラウザを使用して最近発生したイベントを表示できます。デフォルトでは、イベント ブラウザは、DCNM クライアントを起動する前の 1 時間以内に発生したイベントを表示します。詳細については、「サーバから取得するイベントの最大経過時間の設定」を参照してください。

詳細な手順

イベント ブラウザにイベントを表示するには、次の作業を行います。


ステップ 1 [Feature Selector] ペインで[ Event Browser ] を選択します。

[Content] ペインにイベント表が表示されます。[Feature Selector] ペインの上にサマリー チャートが表示されます。

ステップ 2 (任意)イベントをソートするには、ソートのキーとなる列見出しをクリックします。たとえば、ステータス別にイベントをグループ化して表示する場合、[ Status ] 列見出しをクリックします。

ステップ 3 (任意)イベント フィルタを使用する場合は、「イベント フィルタの適用と削除」を参照してください。

ステップ 4 (任意)列見出しでイベントをフィルタリングするには、メニュー バーで、[ View > Filter ] の順に選択してから、列見出しを使用してイベントをフィルタリングします。

ステップ 5 (任意)迅速にフィルタリングするには、イベント ブラウザのツール バーで、イベントのフィルタリングに使用するテキストを入力します。

クライアントに、入力したテキストを含むイベントだけが表示されます。


) 迅速にフィルタリングするためのオプションを設定するには、イベント ブラウザのツールバーにあるドロップダウン リストを使用します。


ステップ 6 (任意)特定のイベントの詳細を表示するには、次の作業を行います。

a. イベント リストでイベントを検索します。

b. イベントをクリックします。

c. 必要に応じて、[Details] ペインを展開します。

[Details] ペインに、選択したイベントの詳細が表示されます。

d. (任意)イベント ステータスの変更に関するメモやメッセージを確認するには、[Action Log] フィールドの情報を参照してください。


 

イベント フィルタの適用と削除

イベント ブラウザでは、次の基準でイベントをフィルタリングできます。

イベントの日時 ― デフォルトでは、クライアントの起動後、およびクライアントの起動前の設定可能な時間数以内に受信したすべてのイベントが表示されます(詳細については、 サーバから取得するイベントの最大経過時間の設定を参照)。

イベント重大度 ― デフォルトでは、すべての重大度のイベントが表示されます。

作業を開始する前に

[Content] ペインの最上部に「Filter Applied」というメッセージが表示されている場合は、イベント ブラウザにイベント フィルタが適用されています。

詳細な手順

イベント ブラウザでイベント フィルタを適用または削除するには、次の作業を行います。


ステップ 1 イベント ブラウザにイベントを表示します(イベント ブラウザでのイベントの表示を参照)。

ステップ 2 イベント フィルタを適用する場合は、次の作業を行います。

a. メニュー バーで、[ View > Event Filter ] の順に選択します。

b. Apply Filter ] をクリックします。

c. 必要なら、フィルタ基準を設定します。

d. OK ] をクリックします。

イベント ブラウザに、指定した基準によってフィルタリングされたイベントが表示されます。コンテンツ ペインの最上部に「Filter Applied」というメッセージが表示されます。

ステップ 3 イベント フィルタを削除する場合は、次の作業を行います。

a. メニュー バーで、[ View > Event Filter ] の順に選択します。

b. Apply Filter ] チェック ボックスをオフにします。

c. OK ] をクリックします。

イベント ブラウザに、フィルタリングなしでイベントが表示されます。コンテンツ ペインの最上部にメッセージは何も表示されません。


 

Events タブ上のイベントの表示

各機能の[Details] ペインに表示される[Events] タブで、機能固有のイベントを確認できます。デフォルトでは、[Events] タブは、DCNM クライアントを起動する前の 1 時間以内に発生したイベントを表示します。詳細については、「サーバから取得するイベントの最大経過時間の設定」を参照してください。

作業を開始する前に

[Events] タブは通常、[Summary] ペインでイベントを関連付けることができるオブジェクトを選択すると、表示されます。たとえば、[Feature Selector] ペインで[Interfaces] >[Physical] >[Ethernet] の順に選択すると、[Summary] ペインにデバイスが表示されます。デバイスにはスロットが含まれており、スロットにはイーサネット ポートが含まれています。デバイス、スロット、またはポートを選択すると、[Details] ペインに[Events] タブが表示されます。

[Summary] ペインで何を選択したかによって、[Events] タブに表示されるイベントも異なります。イーサネット インターフェイスの場合であれば、[Events] タブに表示されるイベントの範囲は[Summary] タブで次のどれを選択したかによって異なります。

Device ― 選択したデバイス、そのデバイスに含まれるスロット、およびそのスロットに含まれるイーサネット インターフェイスに属するイベント。

Slot ― 選択したスロット、およびそのスロットに含まれるイーサネット インターフェイスに属するイベント。

Port ― 選択したイーサネット インターフェイスに属するイベント。

詳細な手順

[Events] タブにイベントを表示するには、次の作業を行います。


ステップ 1 [Feature Selector] ペインで、イベントを表示する機能を選択します。

たとえば、[ Interfaces > Physical > Ethernet ] の順に選択します。

ステップ 2 [Summary] ペインでオブジェクトを選択します。

[Details] ペインに[Events] タブが表示されます。[Events] タブに、イベント表が表示されます。


) [Events] タブが表示されない場合、DCNM は選択したオブジェクトのイベントを表示できません。


ステップ 3 (任意)イベントをソートするには、ソートのキーとなる列見出しをクリックします。たとえば、ステータス別にイベントをグループ化して表示する場合、[Status] 列見出しをクリックします。

ステップ 4 (任意)列見出しでイベントをフィルタリングするには、メニュー バーで、[ View > Filter ] の順に選択してから、列見出しを使用してイベントをフィルタリングします。

ステップ 5 (任意)特定のイベントの詳細を表示するには、次の作業を行います。

a. イベント リストでイベントを検索します。

b. イベントをクリックします。

c. 必要に応じて、[Details] ペインを展開します。

[Details] ペインに、選択したイベントの詳細が表示されます。

d. (任意)イベント ステータスの変更に関するメモやメッセージを確認するには、[Action Log] フィールドの情報を参照してください。


 

イベント ステータスの変更

イベントのステータスは次のいずれかに変更できます。

Acknowledged(アクノレッジ) ― 緑のチェック マークで示されます。

Critical(クリティカル) ― 赤丸で示されます。

Error(エラー) ― オレンジの下向き三角で示されます。

Warning(警告) ― 黄色の上向き三角で示されます。

新規イベントのデフォルトのステータスは「Unacknowledged」になっています。これは、赤のスラッシュが入った緑のチェック マークとして[Status] 列に示されます。

作業を開始する前に

イベント ブラウザまたは個々の機能の[Events] タブでイベントを選択します。詳細については、「イベント ブラウザでのイベントの表示」または「Events タブ上のイベントの表示」を参照してください。

詳細な手順


ステップ 1 イベント表で、選択したイベントを右クリックします。

ステップ 2 目的のステータスを選択します。

選択したイベントの[Status] 列に新しいステータスが表示されます。

[Details] ペインの[Action Log] フィールドにステータスの変更に関するメッセージが表示されます。


 

1 つ以上のイベントへのメモの追加

DCNM 4.0.2 より、同じメモを同時に 1 つ以上のイベントに追加できるようになりました。メモは 1000 文字以内で指定します。


) Cisco DCNM 4.0.1 では、同じメモを一度に 1 つのイベントだけに追加できます。同じメモを複数のイベントに追加するには、[Notes] フィールドと[Add Notes] ボタンを使用して、各イベントに個別にメモを追加する必要があります。


作業を開始する前に

メモを追加するイベントを検索します。詳細については、「イベント ブラウザでのイベントの表示」または「Events タブ上のイベントの表示」を参照してください。

詳細な手順

同じメモを複数のイベントに追加するには、次の作業を行います。


ステップ 1 1 つ以上のイベントを選択します。次のいずれかを実行します。

1 つのイベントを選択するには、そのイベントをクリックします。

2 つ以上の隣接するイベントを選択するには、選択範囲のイベントをドラッグして囲みます。

2 つ以上のイベントを選択するには、 Ctrl キーを押したまま、各イベントをクリックします。

ステップ 2 選択したイベントの 1 つを右クリックして、[ Add Notes ] を選択します。

[Notes] ダイアログ ボックスが表示されます。

ステップ 3 メモを入力します。1000 文字以内の英数字(大文字と小文字を区別)を入力できます。

ステップ 4 OK ] をクリックします。

選択した各イベントの[Action Log] フィールドにメモが表示されます。


 

イベントの削除

イベント ブラウザまたは機能固有の[Events] タブで 1 つ以上のイベントを削除できます。削除したイベントは、イベント ブラウザまたは機能固有の[Events] タブには表示されなくなりますが、イベント データベース内には残っています。

イベント データベースから古いイベントを削除する方法の詳細については、「イベント データベースからのデータの削除」を参照してください。

作業を開始する前に

イベント ブラウザまたは個々の機能の[Events] タブでイベントを選択します。詳細については、「イベント ブラウザでのイベントの表示」または「Events タブ上のイベントの表示」を参照してください。

詳細な手順


ステップ 1 イベント表で、削除する 1 つ以上のイベントを選択します。


) 1 つ以上のイベントを選択するには、選択範囲のイベントをドラッグして囲むか(各イベントが隣接している場合)、Ctrl キーを押したまま各イベントをクリックします(各イベントが離れている場合)。


ステップ 2 選択したイベントを右クリックします。

ステップ 3 Remove Event ] を選択します。

選択したイベントがイベント ブラウザから消去されます。


 

イベントのフィールドの説明

ここでは、イベントの次の各フィールドについて説明します。

「イベント表」

「イベント詳細」

イベント表

イベント表は、イベント ブラウザ内、および機能固有の[Events] タブに表示されます。

 

表7-1 イベント表

フィールド
説明

Device

表示専用フィールド。 イベントに関連するデバイスの名前と IP アドレス。

Source

表示専用フィールド。 イベント メッセージの送信元。送信元は、管理対象 NX-OS デバイスまたは DCNM サーバの機能です。

Feature

表示専用フィールド。 イベントが属する NX-OS または DCNM サーバ機能の名前。

Time

表示専用フィールド。 イベント発生日時。

Severity

表示専用フィールド。 イベントの重大度。有効な重大度は次のとおりです。

Emergency(緊急事態)

Alert(アラート)

Critical(クリティカル)

Error(エラー)

Warning(警告)

Notification(通知)

Informational(情報)

Debug(デバッグ)

Message

表示専用フィールド。 イベントのテキスト。

Status

イベントに割り当てるステータス。有効なステータスは次のとおりです。

Acknowledge

Critical

Error

Warning

イベント詳細

イベント詳細は、イベント ブラウザ内、および機能固有の[Events] タブのイベント表に表示されます。

 

表7-2 イベント詳細

フィールド
説明

Event Type

表示専用フィールド。 イベント タイプ。イベント タイプは、イベントの一般的な性質を示すカテゴリです。有効なイベント タイプは次のとおりです。

Communication(通信)

Environmental(環境)

Equipment(装置)

Processing Error(処理エラー)

QoS

Security(セキュリティ)

Unknown(不明)

Action Log

イベントに対して実行されたすべてのアクション、およびイベントに追加されたすべてのメモが表示されます。

Life Cycle Type

表示専用フィールド。 イベントのライフサイクルのタイプ。有効なライフサイクルのタイプは次のとおりです。

State Change(状態変更)

Attribute Value Change(属性値変更)

Instance Creation(インスタンス作成)

Instance Deletion(インスタンス削除)

Informational(情報)

Notes

イベントに関するテキストを入力できます。1000 文字以内の英数字で指定します。保存したメモは[Action Log] フィールドに表示されます。

関連資料

 

関連事項
タイトル

必要な最低 NX-OS ログレベル

 

DCNM サーバ ログ設定

「DCNM サーバ ログ設定の管理」

イベント データベースからのイベントの削除

「イベント データベースからのデータの削除」

NX-OS システムメッセージ

Cisco NX-OS System Messages Reference