Cisco DCNM Virtual Device Context コンフィギュレーション ガイド Release 4.0
VDC の管理
VDC の管理
発行日;2012/02/04 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 716KB) | フィードバック

目次

VDC の管理

VDC の管理についての情報

インターフェイスの割り当て

VDC リソース制限

HA ポリシー

VDC 管理のライセンス要件

VDC の管理に関する前提条件

注意事項および制約事項

VDC の管理

VDC へのインターフェイスの割り当て

VDC リソース制限の変更

HA ポリシーの変更

VDC の検出

VDC の削除

VDC 管理のフィールド説明

フィールド説明:Virtual Devices:Summary ペイン

フィールド説明:Virtual Devices:仮想デバイス:Details タブ:General セクション

フィールド説明:Virtual Devices:仮想デバイス:Details タブ:Interfaces セクション

フィールド説明:Virtual Devices:仮想デバイス:Details タブ:Resources セクション

追加情報

関連資料

VDC の管理についての情報

VDC の作成後は、インターフェイスの割り当てや VDC リソース制限のほか、シングル スーパーバイザおよびデュアル スーパーバイザの High Availability(HA; ハイ アベイラビリティ)ポリシーを変更できます。物理デバイス上のすべての VDC の実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションに保存することもできます。

ここでは、次の内容について説明します。

「インターフェイスの割り当て」

「VDC リソース制限」

「HA ポリシー」

インターフェイスの割り当て

VDC を作成する場合、VDC に I/O インターフェイスを割り当てることができます。あとから物理デバイスの配置を変更した場合には、必要に応じてインターフェイスを再割り当てすることもできます。

ご使用の物理デバイスに任意の組み合わせでインターフェイスを割り当てられます。ただし、Cisco Nexus 7000 シリーズ 32 ポート 10 Gbps イーサネット モジュール(N7K-M132XP-12)は除きます。このモジュールにはそれぞれ 4 つのインターフェイスで構成される 8 つのポート グループがあります。同じポート グループの 4 つのインターフェイスはすべて、同じ VDC に割り当てる必要があります(図4-1 を参照)。

図4-1 Cisco 7000 シリーズ 10 Gbps イーサネット モジュールのポート グループでのインターフェイスの割り当て例

 

表4-1 は、ポート グループのポート番号割り当てを示します。

 

表4-1 Cisco Nexus 7000 シリーズ 32 ポート 10 Gbps イーサネット モジュールのポート グループにおけるポート番号割り当て

ポート グループ
ポート番号

グループ 1

1、3、5、7

グループ 2

2、4、6、8

グループ 3

9、11、13、15

グループ 4

10、12、14、16

グループ 5

17、19、21、23

グループ 6

18、20、22、24

グループ 7

25、27、29、31

グループ 8

26、28、30、32

Cisco Nexus 7000 シリーズ 32 ポート 10 Gbps イーサネット モジュールのポート グループに関する詳細については、『 Cisco Nexus 7000 Series Hardware Installation and Reference Guide 』を参照してください。


) インターフェイスを追加または削除すると、NX-OS ソフトウェアはその設定を削除し、インターフェイスを無効にします。


VDC リソース制限

ニーズの変更に応じて、VDC リソース制限を個別に変更できます。制限を変更できるリソースは、以下のとおりです。

IPv4 ルート マップ メモリ

IPv6 ルート マップ メモリ

ポート チャネル

Switched Port Analyzer(SPAN; スイッチド ポート アナライザ)モニタ セッション

VLAN

Virtual Routing and Forwarding(VRF; 仮想ルーティング/転送)インスタンス

HA ポリシー

HA ポリシーは、VDC が回復不可能なフィールドを検出した場合に、物理デバイスによって実行される処理を指定します。VDC の作成時に指定した HA ポリシーは、あとから変更できます。


) デフォルト VDC の HA ポリシーは変更できません。


VDC 管理のライセンス要件

次の表に、この機能のライセンス要件を示します。

 

製品
ライセンス要件

DCNM

VDC にライセンスは不要です。ライセンス パッケージに含まれないすべての機能は、Cisco DCNM にバンドルされており、無料で提供されます。DCNM ライセンス方式の詳細な説明については、『 Cisco DCNM Licensing Guide, Release 4.0 』を参照してください。

NX-OS

デフォルト以外の VDC を管理するには、Advanced Services ライセンスが必要です。デフォルト VDC の管理には、ライセンスは必要ありません。NX-OS ライセンス方式について、およびライセンスの取得方法と適用方法についての詳細説明は、『 Cisco NX-OS Licensing Guide, Release 4.0 』を参照してください。


) NX-OS ソフトウェアでは、Advanced Services ライセンスがなくても VDC を使用できる猶予期間を 120 日間設けています。ライセンスを取得する前に猶予期間が失効すると、デフォルト以外のすべての VDC の設定が物理デバイスから削除されます。


VDC の管理に関する前提条件

VDC を管理するには、以下の前提条件があります。

network-admin ロールを持つユーザ名を使用する物理デバイスが検出されたことを確認します。

注意事項および制約事項

VDC の管理に関する注意事項および制約事項は次のとおりです。

network-admin ロールを持つユーザのみが VDC を管理できます。

VDC の変更は、デフォルト VDC のみから行えます。

VDC の管理

ここでは、次の内容について説明します。

「VDC へのインターフェイスの割り当て」

「VDC リソース制限の変更」

「HA ポリシーの変更」

「VDC の検出」

「VDC の削除」

図4-2 に Virtual Devices ペインを示します。

図4-2 Virtual Devices ペイン

 

VDC へのインターフェイスの割り当て

1 つまたは複数のインターフェイスを VDC に割り当てることができます。インターフェイスを割り当てるには、1 つの VDC から別の VDC にインターフェイスを移動します。移動後、インターフェイスは停止状態となります。


) インターフェイスを割り当てると、このインターフェイスのすべての設定は失われます。


作業を開始する前に

network-admin ロールを持つユーザ名を使用する物理デバイスが検出されたことを確認します。

詳細手順

VDC にインターフェイスを割り当てるには、次の作業を行います。


ステップ 1 Feature Selector ペインで Virtual Devices を選択します。

ステップ 2 Summary ペインでデバイスをダブルクリックして、VDC の一覧を表示します。

ステップ 3 変更する VDC をクリックします。

Details ペインに Details タブが表示されます。

ステップ 4 Details ペインで Interfaces をクリックします。

ステップ 5 Interfaces エリアで右クリックし、ポップアップ メニューから Add Interface を選択します。

新しい行が表示されます。

ステップ 6 新しい行の Interface Name の下のセルで下矢印キーをクリックして、Interfaces ダイアログボックスを表示します(図4-3 を参照)。

図4-3 Interfaces ダイアログボックス

 

ステップ 7 ダイアログボックスでは、割り当てるインターフェイスの範囲を入力するか、または個々のインターフェイスを選択できます。

ステップ 8 OK をクリックします。

ステップ 9 メニュー バーで File > Deploy の順に選択し、デバイスに変更を適用します。

ステップ 10 (任意)VDC のインターフェイスの設定を変更するには、インターフェイスをクリックしてから右クリックし、ポップアップ メニューから Manage を選択します。


 

VDC リソース制限の変更

VDC リソースに対する制限を変更できます。リソース制限への変更はすぐに適用されますが、IPv4 および IPv6 ルーティング テーブル メモリの制限は例外です。この変更は、次回 VDC をリセットしたとき、物理デバイスをリロードしたとき、または物理デバイスのステートフル スイッチオーバーが実行されたときに適用されます。

作業を開始する前に

network-admin ロールを持つユーザ名を使用する物理デバイスが検出されたことを確認します。

詳細手順

VDC のリソース制限を変更するには、次の作業を行います。


ステップ 1 Feature Selector ペインで Virtual Devices を選択します。

ステップ 2 Summary ペインでデバイスをダブルクリックして、VDC の一覧を表示します。

ステップ 3 変更する VDC をクリックします。

Details ペインに Details タブが表示されます。

ステップ 4 Details ペインで Resources をクリックします。

ステップ 5 変更する制限をダブルクリックし、新しい値を入力します。

ステップ 6 メニュー バーで File > Deploy の順に選択し、デバイスに変更を適用します。


 

HA ポリシーの変更

VDC の HA ポリシーを変更できます。VDC HA ポリシーの種類は以下のとおりです。

デュアル スーパーバイザ モジュール:

停止(Bringdown) -- VDC を障害状態に移行します。障害状態から復旧するには、物理デバイスをリロードする必要があります。

再起動(Restart) -- VDC を再起動します。このプロセスでは、VDC 内のすべてのインターフェイスをシャットダウンし、すべての仮想化サービス プロセスを終了します。NX-OS ソフトウェアは、スタートアップ コンフィギュレーションに保存されたすべての仮想化サービスを再起動し、スタートアップ コンフィギュレーションに保存された設定内容でインターフェイスを再稼働します。再起動前にスタートアップ コンフィギュレーションに保存されなかった設定は、すべて失われます。

スイッチオーバー(Switchover) -- スーパーバイザ モジュールのスイッチオーバーを開始します。

シングル スーパーバイザ モジュール:

停止(Bringdown) -- VDC を障害状態に移行します。障害状態から復旧するには、物理デバイスをリロードする必要があります。

リロード(Reload) -- スーパーバイザ モジュールをリロードします。


注意 リロードが実行されると、リロード前にスタートアップ コンフィギュレーションに保存されなかった設定は、すべて失われます。

) リロード処理は、物理デバイス上のすべてのインターフェイスおよびすべての VDC に影響します。


再起動(Restart) -- VDC を再起動します。このプロセスでは、VDC 内のすべてのインターフェイスをシャットダウンし、すべての仮想化サービス プロセスを終了します。NX-OS ソフトウェアは、スタートアップ コンフィギュレーションに保存されたすべての仮想化サービスを再起動し、スタートアップ コンフィギュレーションに保存された設定内容でインターフェイスを再稼働します。再起動前にスタートアップ コンフィギュレーションに保存されなかった設定は、すべて失われます。


注意 リロードが実行されると、リロード前にスタートアップ コンフィギュレーションに保存されなかった設定は、すべて失われます。

) デフォルト VDC の HA ポリシーは変更できません。


作業を開始する前に

network-admin ロールを持つユーザ名を使用する物理デバイスが検出されたことを確認します。

詳細手順

VDC の HA ポリシーを変更するには、次の作業を行います。


ステップ 1 Feature Selector ペインで Virtual Devices を選択します。

ステップ 2 Summary ペインでデバイスをダブルクリックして、VDC の一覧を表示します。

ステップ 3 変更する VDC をクリックします。

Details ペインに Details タブが表示されます。

ステップ 4 Single Supervisor HA-Policy フィールドで下矢印キーをクリックし、ドロップダウン リストから HA ポリシーを選択します。

ステップ 5 Dual Supervisor HA-Policy フィールドで下矢印キーをクリックし、ドロップダウン リストから HA ポリシーを選択します。

ステップ 6 メニュー バーで File > Deploy の順に選択し、デバイスに変更を適用します。


 

VDC の検出

デフォルトの VDC と異なるユーザ認定証を使用して、デフォルト以外の VDC を検出できます。

作業を開始する前に

NX-OS デバイス Command-Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)を使用して、VDC に正しいロギング重大度を設定済みであることを確認します(『 Cisco DCNM Fundamentals Configuration Guide, Release 4.0 』を参照)。

詳細手順

VDC を検出するには、次の作業を行います。


ステップ 1 Feature Selector ペインで DCNM Server Administration > Devices and Credentials の順に選択します。

ステップ 2 メニュー バーで Devices and Credentials > New Device の順に選択します。

Devices リストに新しい行が表示されます。

ステップ 3 新しい行の IP Address の下のセルをクリックし、検出する VDC の IP アドレスを入力します。

ステップ 4 新しい行の User Credentials の下のセルをダブルクリックし、下矢印キーをクリックしてユーザ認定証ダイアログを表示します。ユーザ認定証情報を入力し、 OK をクリックします。

ステップ 5 メニュー バーで Devices and Credentials > Discover の順に選択します。


 

VDC の削除

VDC を削除すると、NX-OS ソフトウェアはこの VDC に割り当てられたすべてのインターフェイスの設定を削除し、これらのインターフェイスをデフォルト VDC に戻します。VDC を削除することで、すべての仮想化サービスは停止され、この VDC 内のすべての設定は削除されます。


) デフォルト VDC(VDC 1)は削除できません。



注意 VDC を削除すると、この VDC 上のすべてのトラフィックが中断されます。

作業を開始する前に

network-admin ロールを持つユーザ名を使用する物理デバイスが検出されたことを確認します。

詳細手順

VDC を削除するには、次の作業を行います。


ステップ 1 Feature Selector ペインで Virtual Devices を選択します。

ステップ 2 Summary ペインでデバイスをダブルクリックして、VDC の一覧を表示します。

ステップ 3 削除する VDC をクリックします。

ステップ 4 メニュー バーで Virtual Devices > Delete VDC の順に選択します。

Summary ペインの一覧から VDC が削除されます。

ステップ 5 メニュー バーで File > Deploy の順に選択し、デバイスに変更を適用します。


 

VDC 管理のフィールド説明

ここでは、次の内容について説明します。

「フィールド説明:Virtual Devices:Summary ペイン」

「フィールド説明:Virtual Devices:仮想デバイス:Details タブ:General セクション」

「フィールド説明:Virtual Devices:仮想デバイス:Details タブ:Interfaces セクション」

「フィールド説明:Virtual Devices:仮想デバイス:Details タブ:Resources セクション」

フィールド説明:Virtual Devices:Summary ペイン

 

表4-2 フィールド説明:Virtual Devices:Summary ペイン

項目
説明

Name

物理デバイスまたは VDC デバイスの名前

Status

VDC のステータス

Single Supervisor HA Policy

仮想デバイスのシングル スーパーバイザ HA ポリシー

MAC Address

仮想デバイスの MAC アドレス

Management Interface IP Address Prefix

VDC 管理インターフェイスの IP アドレスおよびプレフィクス

Management Interface Status

VDC 管理インターフェイスのステータス

SSH

SSH のステータス

フィールド説明:Virtual Devices:仮想デバイス:Details タブ:General セクション

 

表4-3 フィールド説明:Virtual Devices:仮想デバイス:Details タブ:General セクション

項目
説明

Switch Name

物理デバイスの名前

VDC Name

仮想デバイスの名前

Single Supervisor HA Policy

仮想デバイスのシングル スーパーバイザ HA ポリシー

Dual Supervisor HA Policy

仮想デバイスのデュアル スーパーバイザ HA ポリシー

Status

仮想デバイスのステータス

MAC Address

仮想デバイスの MAC アドレス

フィールド説明:Virtual Devices:仮想デバイス:Details タブ:Interfaces セクション

 

表4-4 フィールド説明:Virtual Devices:仮想デバイス:Details タブ:Interfaces セクション

項目
説明

Interface Name

仮想デバイスに割り当てられたイーサネット インターフェイスの名前

Mode

インターフェイスのモード

Admin Status

インターフェイスの管理ステータス

Operational Status

インターフェイスの動作ステータス

Description

インターフェイスの説明

フィールド説明:Virtual Devices:仮想デバイス:Details タブ:Resources セクション

 

表4-5 フィールド説明:Virtual Devices:仮想デバイス:Details タブ:Resources セクション

項目
説明

Name

リソースの名前

Allocation

Minimum

リソースの最小保証制限

Maximum

利用可能ベースでのリソースの最大制限

Current Usage

Used

現在、使用されているリソースの量

Free

現在、使用されていないリソースの量

Used Percent

仮想デバイスの総リソースに占める割合

追加情報

VDC に関する追加情報については、以下のセクションを参照してください。

「関連資料」

関連資料

 

関連トピック
マニュアルのタイトル

DCNM ライセンス

Cisco NX-OS Licensing Guide, Release 4.0

NX-OS ライセンス

Cisco DCNM Licensing Guide, Release 4.0

Cisco Nexus 7000 シリーズ 32 ポート 10 Gbps イーサネット モジュール

Cisco Nexus 7000 Series Hardware Installation and Reference Guide

コマンド リファレンス

Cisco NX-OS Virtual Device Context Command Reference, Release 4.0