CiscoWorks Network Compliance Manager 1.8 インストレーション アップグレード ガイド
CiscoWorks NCM 1.8 サポート マトリクス
CiscoWorks NCM 1.8 サポート マトリクス
発行日;2012/09/26 | 英語版ドキュメント(2012/07/23 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 1MB) | フィードバック

目次

CiscoWorks NCM 1.8 サポート マトリクス

サポートされるプラットフォーム

64 ビットのサポート

Solaris CLI インストーラ

サポートされるデータベース

スタンドアロンの コアのデータベース

マルチマスター分散システムのデータベース

水平スケーラビリティのデータベース

その他の必須アプリケーション

認証

その他の CiscoWorks NCM 構成

仮想環境

CiscoWorks NCM Alert Center サービス

要約レポート

ハードウェア要件

サポート対象ハードウェア

サポートされる仮想サーバ

パフォーマンスの問題

トラブルシューティングとサポート

RAM、スワップおよびディスク領域、およびネットワーク要件

ポート使用率

オペレーティング システム

多言語サポート

CiscoWorks NCM 1.8 サポート マトリクス

この章では、CiscoWorks NCM 1.8 のシステム要件およびサポートされるプラットフォームに関する情報を提供します。次の事項について説明します。

「サポートされるプラットフォーム」

「64 ビットのサポート」

「Solaris CLI インストーラ」

「サポートされるデータベース」

「その他の必須アプリケーション」

「認証」

「その他の CiscoWorks NCM 構成」

「仮想環境」

「CiscoWorks NCM Alert Center サービス」

「要約レポート」

「ハードウェア要件」

「多言語サポート」

サポートされるプラットフォーム

表 1-1 に、NCM アプリケーションと NCM サテライトでサポートされるオペレーティング システムを示します。


) NCM 1.8 アプリケーションは、64 ビットのアーキテクチャでのみ動作します。32 ビットのアーキテクチャからのアップグレードについては、「」または「」を参照してください。


表 1-1 NCM でサポートされるオペレーティング システム

オペレーティング システム
NCM アプリケーションでサポートされるバージョン
NCM サテライトでサポートされるバージョン
Windows Server 2008 :
 

x64 Datacenter Edition、SP2

なし

 

R2 x64 Datacenter Edition、SP1

 

x64 Enterprise Edition、SP2

 

R2 x64 Enterprise Edition、SP1

 

x64 Standard Edition、SP2

 

R2 x64 Standard Edition、SP1

 

(注) RSA デバイス認証は Windows Server 2008 では使用できません。Windows オペレーティング システムで NCM を実行する場合で RSA デバイス認証が必要な場合は、この時点では NCM 1.8 をインストールまたはアップグレードできません。

Linux
 

Red Hat Enterprise Linux Server AS 4.0 以降のマイナー バージョン

 

Red Hat Enterprise Linux Server 5.4 ~ 5.6 のマイナー バージョン

 

Red Hat Enterprise Linux Server 6.0 以降のマイナー バージョン

 

SUSE Linux Enterprise Server 9

 

SUSE Linux Enterprise Server 11 SP1

 

ヒント :Red Hat は、Red Hat Enterprise Linux Server 5.x から 6.0 への直接アップグレードはサポートしていません。

Solaris
 

Oracle Solaris 10 SPARC

 

(注)

NCM を Solaris プラットフォームにインストールする前に、リモートの Syslog メッセージをリッスンしないよう Syslog サーバを再設定する必要があります。

Solaris システムの NCM では、 fork() システム コールの動作により、大量のスワップ領域が必要です。たとえば、24 GB のプロセスをフォークする場合は、スワップ ファイルに 24 GB が割り当てられます。これにより、必要に応じて、新しいプロセスをスワップ アウトする領域が確保されます。スワップ内で 24 GB を確保できない場合、 fork() システム コールは失敗します。

64 ビットのサポート

CiscoWorks NCM は、Solaris プラットフォーム上で 64 ビットの Java 仮想マシン(JVM)を使用します。タスクのスループット数(時間あたりのタスク数)を増やすために、CiscoWorks NCM Management Engine プロセス(jboss サーバ)に割り当てるメモリ量を増やすことができます。


) 32 ビットから 64 ビットへのアップグレード中、Jboss_conf ファイルが上書きおよび置換されます。このファイルに設定されているすべてのユーザ設定は失われます。


CiscoWorks NCM に割り当てられるメモリは、$CWNCM/server/ext/wrapper/conf/jboss_wrapper.conf ファイルで設定されます。メモリの割り当てを増やすには、このファイルの次の行を編集します。

wrapper.java.initmemory=512

wrapper.java.maxmemory=512

wrapper.java.additional.3=-Xmn170m


) これらの数値は、メガバイトの単位で指定されます。


最適なパフォーマンスを得るには、初期メモリと最大メモリを同じ値に設定します。


) jboss_wrapper.conf ファイルを変更したら、コマンド ライン(または Windows プラットフォームの [Services] アプレット)から CiscoWorks NCM を再起動する必要があります。Web UI から CiscoWorks NCM を再起動すると、jboss_wrapper.conf ファイルの変更内容が失われます。


Solaris では、fork() システム コールのために大量のスワップ領域が必要です。24 GB のプロセスを fork すると、Solaris はスワップ ファイル内の 24 GB を割り当てます。スワップ内で 24 GB を確保できない場合、fork() システム コールは失敗します。


) すべてのオペレーティング システムのアップグレードの詳細については、ベンダーのマニュアルを参照するか、システム サポート要員にお問い合せください。サードパーティ製品のアップグレード中に発生した問題については、シスコは一切責任を負いません。


Solaris CLI インストーラ

CiscoWorks NCM 1.8 の場合、Solaris CLI インストーラは 64 ビットをサポートします。そのため、次の点に注意してください。

Solaris CLI インストーラで、自動的に 64 ビットの CiscoWorks NCM がインストールされます。

Solaris Service Provider Interface(SPI; サービス プロバイダー インターフェイス)は、32 ビットの CiscoWorks NCM から 64 ビットの CiscoWorks NCM にアップグレードします。

64 ビットの CiscoWorks NCM にアップグレードすると、すべてのラッパー コンフィギュレーション ファイル(jboss_wrapper.conf や syslog_wrapper.conf など)が上書きされます。ユーザ指定の設定はすべてリセットされます。たとえば、8 GB の Java ヒープ メモリを使用して CiscoWorks NCM を起動するように Jboss_wrapper.conf ファイルを設定していた場合でも、この設定は CiscoWorks NCM のデフォルト値に戻ります。

サポートされるデータベース

CiscoWorks NCM は、次のコア データベースをサポートします。

「スタンドアロンの NCM コアのデータベース」

「マルチマスター分散システムのデータベース」

「水平スケーラビリティのデータベース」

スタンドアロンの NCM コアのデータベース

NCM データベースは、サポートされるどのプラットフォームにもインストールできます。 表 1-2 に、スタンドアロンの NCM Core 環境でサポートされるデータベースを示します。

 

表 1-2 スタンドアロンの NCM Core:サポートされるデータベース

データベース バージョン
サポートされる NCM のバージョン
コメント

Oracle 10g R2(10.2.0.2、10.2.0.4、または 10.2.0.5)Standard または Enterprise Edition

1.8(パッチあり、またはパッチなし)

64 ビットの Oracle がサポートされています。

Oracle 11g R1(11.1.0.7)Standard または Enterprise Edition

1.8(パッチあり、またはパッチなし)

Oracle 11g R2(11.2.0.1 または 11.2.0.2)Standard または Enterprise Edition

1.8(パッチあり、またはパッチなし)

Oracle 11g R2(11.2.0.1 または 11.2.0.2)Enterprise Edition の Oracle Real Application Clusters(RAC)

1.8(パッチあり、またはパッチなし)

Microsoft SQL Server 2005 Standard または Enterprise Edition(SP2 以上)

1.8(パッチあり、またはパッチなし)

64 ビットの Microsoft SQL Server がサポートされています。

NCM では、Microsoft SQL の名前付きインスタンスをサポートしていません。

Microsoft SQL Server 2008 Standard または Enterprise Edition

1.8(パッチあり、またはパッチなし)

MySQL 5.0.58

1.8(パッチあり、またはパッチなし)

MySQL のサポートされるバージョンは NCM に同梱されており、NCM でサポートされるすべてのオペレーティング システムで動作します。

NCM アプリケーションと NCM データベースは、個別の物理マシンで実行することを推奨します。また、データベース サーバは複数のアプリケーションで使用せず、NCM 専用にする必要があります。

マルチマスター分散システムのデータベース

表 1-3 に、マルチマスター分散システム環境でサポートされるデータベースを示します。

 

表 1-3 マルチマスター分散システム:サポートされるデータベース

データベース バージョン
サポートされる NCM のバージョン
制限事項

Oracle 10g R2(10.2.0.2、10.2.0.4、または 10.2.0.5)Enterprise Edition

1.8(パッチあり、またはパッチなし)

最大 5 つの NCM Core を組み合わせて構成できます。

Oracle 11g R1(11.1.0.7)Enterprise Edition

1.8(パッチあり、またはパッチなし)

Oracle 11g R2(11.2.0.1 または 11.2.0.2)Enterprise Edition

1.8(パッチあり、またはパッチなし)

Microsoft SQL Server Standard または Enterprise Edition 2005(SP2 以上)

1.8(パッチあり、またはパッチなし)

最大 2 つの NCM Core を組み合わせて構成できます。管理されるデバイス数は最大で 6,500 個までにする必要があります。

NCM では、Microsoft SQL の名前付きインスタンスをサポートしていません。

Microsoft SQL Server Standard または Enterprise Edition 2008

1.8(パッチあり、またはパッチなし)

MySQL

なし

マルチマスター分散システム環境では、MySQL はサポートされていません。

マルチマスター分散システム環境を設定する方法については、『 Configuration Guide for High Availability Distributed System on Oracle 』または『 Configuration Guide for High Availability Distributed System on Microsoft SQL Server 』を参照してください。

水平スケーラビリティのデータベース

表 1-4 に、水平スケーラビリティ環境でサポートされるデータベースを示します。

 

表 1-4 水平スケーラビリティ:サポートされるデータベース

データベース バージョン
サポートされる NCM のバージョン
制限事項

Oracle 10g R2(10.2.0.2、10.2.0.4、または 10.2.0.5)Standard または Enterprise Edition

1.8(パッチあり、またはパッチなし)

最大 5 つの CWNCM アプリケーション サーバと単一のデータベースを組み合わせて構成できます。

Oracle 11g R1(11.1.0.7)Standard または Enterprise Edition

1.8(パッチあり、またはパッチなし)

Oracle 11g R2(11.2.0.1 または 11.2.0.2)Standard または Enterprise Edition

1.8(パッチあり、またはパッチなし)

Oracle 11g R2(11.2.0.1 または 11.2.0.2)Enterprise Edition の Oracle Real Application Clusters(RAC)

1.8(パッチあり、またはパッチなし)

Microsoft SQL Server Standard および Enterprise Edition 2005(SP2 以上)

1.8(パッチあり、またはパッチなし)

最大 5 つの CWNCM アプリケーション サーバと単一のデータベースを組み合わせて構成できます。

NCM では、Microsoft SQL の名前付きインスタンスをサポートしていません。

Microsoft SQL Server Standard および Enterprise Edition 2008

1.8(パッチあり、またはパッチなし)

MySQL

なし

水平スケーラビリティ環境では、MySQL はサポートされていません。

水平スケーラビリティ環境を設定する方法については、『 Horizontal Scalability User Guide for CiscoWorks Network Compliance Manager 』を参照してください。

その他の必須アプリケーション

次のアプリケーションをインストールする必要があります。

CiscoWorks NCM は、次のブラウザをサポートしています。

Microsoft Internet Explorer(32 ビットおよび 64 ビット)バージョン 8(互換モードではない)

Microsoft Internet Explorer(32 ビットおよび 64 ビット)バージョン 9(互換モードではない)

Mozilla Firefox 10.x ESR

Firefox ESR(Extended Support Release)ブラウザは、 http://www.mozilla.org/firefox/organizations/all.html から入手できます。

ブラウザ用の Adobe® Flash Player 9.x 以上

Microsoft Excel 2000 以上(CiscoWorks NCM サーバの要約レポートを表示する場合)

Adobe® Acrobat Reader™ バージョン 4.0 以上(CiscoWorks NCM サーバの CiscoWorks NCM マニュアルを参照する場合)

ActivePerl 5.8.x for Windows

Solaris および Linux 向け Perl 5.8.x(CiscoWorks NCM の Convert-to-Perl スクリプト機能で Perl を使用)

Perl Net::SSH::Expect モジュール(SSH を使用する Connect モジュール用)


) このマニュアルに記載されているサードパーティ製品は、シスコと無関係のベンダーにより製造されています。シスコはこれらの製品のパフォーマンスまたは信頼性について、一切の黙示または明示された保証の責任を負わないものとします。


認証

NCM ユーザ インターフェイスへの NCM ユーザ認証の場合、次の認証コンポーネントとの連携が NCM で検証済みです。

Windows Server 2008 上の Microsoft Active Directory(ドメインとフォレストの機能レベル:Windows 2000)

Cisco Secure Access Control System バージョン 3.1(TACACS および RADIUS)

Cisco Secure Access Control System バージョン 5.1(TACACS)

OpenLDAP バージョン 2.4.23

NCM アプリケーション サーバ上で、SecurID Software Tokens バージョン 3.x と SoftID バージョン 3.0.7 または 4.1(Windows オペレーティング システムの場合にのみ必要)を使用した RSA Authentication Manager バージョン 6.1

HP Server Automation(HP SA)9.00 からのシングル サインオン

HP Operations Orchestration(HP OO)9.00 からのシングル サインオン

コマンドライン インターフェイスへの NCM ユーザ認証の場合(telnet または SSH プロキシ経由)、次の認証コンポーネントとの連携が NCM で検証済みです。

Windows Server 2008 上の Microsoft Active Directory(ドメインとフォレストの機能レベル:Windows 2000)

Cisco Secure Access Control System バージョン 3.1(TACACS および RADIUS)

Cisco Secure Access Control System バージョン 5.1(TACACS)

OpenLDAP バージョン 2.4.23

NCM からのデバイス認証の場合、次の認証コンポーネントとの連携が NCM で検証済みです。

Cisco Secure Access Control System バージョン 3.1(TACACS および RADIUS)

Cisco Secure Access Control System バージョン 5.1(TACACS)

NCM アプリケーション サーバ上で、SecurID Software Tokens バージョン 3.x と SoftID バージョン 3.0.7 または 4.1 を使用した RSA Authentication Manager バージョン 6.1


) RSA デバイス認証は、Windows 2003(32 ビット)上でのみ使用できます。


その他の CiscoWorks NCM 構成

ハイ アベイラビリティ分散システムを構成した場合、Oracle および Microsoft SQL Server のデータベース要件は次のようになります。

データベース
制約事項

Oracle 10g Standard または Enterprise Edition(10.2.0.2 および 10.2.0.4)

最大 5 つの CiscoWorks NCM Core を組み合わせて構成できます。

Oracle 11g Standard または Enterprise Edition(R1、11.1.0.7.0 または R2、11.2.0.1.0)

最大 5 つの CiscoWorks NCM Core を組み合わせて構成できます。

Microsoft SQL Server Standard および Enterprise Edition 2005(SP2 以上)および 2008

最大 2 つの CiscoWorks NCM Core を組み合わせて構成できます。デバイス数は最大で 6,500 個までにする必要があります。

水平スケーラビリティ環境を構成した場合、Oracle および Microsoft SQL Server のデータベース要件は次のようになります。

データベース
制約事項

Oracle 10g Standard または Enterprise Edition(10.2.0.4)

最大 5 つの CiscoWorks NCM アプリケーション サーバと単一のデータベースを組み合わせて構成できます。

Oracle 11g Standard または Enterprise Edition(R1、11.1.0.7.0 または R2、11.2.0.1.0)

最大 5 つの CiscoWorks NCM Core と単一のデータベースを組み合わせて構成できます。

Microsoft SQL Server Standard および Enterprise Edition 2005(SP2 以上)および 2008

最大 5 つの CiscoWorks NCM アプリケーション サーバと単一のデータベースを組み合わせて構成できます。

ハイ アベイラビリティ分散システム環境の構成については、『High Availability Distributed System Configuration Guide for CiscoWorks Network Compliance Manager』を参照してください。

水平スケーラビリティ環境の構成については、『Horizontal Scalability User Guide for CiscoWorks Network Compliance Manager』を参照してください。


) MySQL では、ハイ アベイラビリティ環境および水平スケーラビリティ環境はサポートされません。


仮想環境

仮想環境で CiscoWorks NCM を動作させる場合は、次の点に注意してください。

VMWare のゲストは、VMWare ESX 3.5 または VMWare ESX 4.0 サーバ(優先)上で実行できます。ディスク I/O を分散させることが重要です。ESX サーバには 2 つのアレイが必要です。1 つは ESX オペレーティング システム用、もう 1 つは仮想マシン用です。

Vmotion の使用は推奨されません。

CiscoWorks NCM とデータベースの両方で仮想マシンを使用することを計画している場合、それらが異なる VMWare ゲスト上で動作するようにしてください。管理対象デバイスに制限を設定し、低い値を維持する必要があります。アレイ上で I/O が競合しないように、異なる ESX ホスト上にデータベースを配置することを推奨します。

分散システムまたは水平スケーラビリティ環境で VMWare を稼働させることを計画している場合、CiscoWorks NCM Core の数を 2 つ以下にする必要があります。

VMWare ゲストによっては、大幅なタイムドリフトが発生する可能性があります。この問題は、外部の時刻源と同期することで解決できます。

CiscoWorks NCM VMWare ゲスト システムの要件は、スタンドアロン サーバの要件の 2 倍です。

CiscoWorks NCM を使用するとネットワークへの負荷が集中する可能性があるため、多数の仮想マシンが仮想スイッチやネットワーク インターフェイス カードを共有している場合、タイムアウトやタスクの失敗など、予期せぬ動作が発生することがあります。また、仮想環境はそれぞれ異なるため、共有 VM ゲストによる負荷が存在する状況では機能が異なる場合があります。

仮想環境で CiscoWorks NCM を実行しているとき、パフォーマンスに関する問題が発生する場合は、次を実行します。

ハードウェアのリソースを増やす

ESX 管理者を通じて、リソースが専用であることを確認する

同時に実行する VMWare ゲストの数を減らす

CiscoWorks NCM が排他的に使用できる、専用のネットワーク インターフェイス カードを ESX サーバに追加する

1 つ以上の仮想マシンの負荷が増大すると、複数の仮想マシンを実行する ESX サーバで深刻なパフォーマンスの低下が起こります。パフォーマンスの低下を防ぐため、仮想環境で CiscoWorks NCM を実行する ESX サーバのリソースを適切に設定することが重要です。


) 管理対象デバイスの数がパフォーマンスに与える影響は、同時実行タスクの数に比べ、あまり問題ではありません。パフォーマンスの問題が発生した場合は、同時に実行するタスクの数を減らし、CiscoWorks NCM が適切なリソースを利用できるようにする必要があります。


CiscoWorks NCM Alert Center サービス

CiscoWorks NCM Alert Center は、ネットワークの脆弱性について警告する独自のセキュリティ警告サービスです。一般に E メールで通知される従来のアラートと異なり、CiscoWorks NCM Alert Center は CiscoWorks NCM ソフトウェア コンプライアンス ポリシーに従ってアラートを出力します。このアラートを使用すると、簡単にネットワーク全体で脆弱なデバイスを特定し、お使いの環境のセキュリティが侵害される前に改善することができます。


) CiscoWorks NCM Alert Center は、インターネットに直接接続されていない CiscoWorks NCM サーバにインストールすることもできます。この環境は、エア ギャップ環境またはスタンドアロン環境と呼ばれます。詳細については、「Installing CiscoWorks NCM Alert Center in an Air Gapped Environment」を参照してください。


CiscoWorks NCM Alert Center のインストールおよび使用方法については、『 Getting Started Guide for CiscoWorks Network Compliance Manager Alert Center 』および『 Installation and Configuration Guide for CiscoWorks Network Compliance Manager Alert Center 』を参照してください。

要約レポート

要約レポートは、Microsoft Excel(.xls)形式で生成されます。CiscoWorks NCM サーバに接続された Windows クライアント コンピュータから要約レポートを実行できます。Linux または Solaris プラットフォーム上で CiscoWorks NCM を実行している場合は、別のプログラムを使用して要約レポートを表示できます。

ハードウェア要件

NCM をインストールする前に、アプリケーション サーバが次の最小要件を満たしていることを確認してください。


) NCM アプリケーション サーバには、静的 IP アドレスが割り当てられている必要があります。


外部データベースを使用する場合、データベース サーバのハードウェアおよびオペレーティング システムの要件については、データベースのマニュアルを参照してください。

サポート対象ハードウェア

表 1-5 に、NCM がサポートする物理ハードウェアを示します。

 

表 1-5 NCM がサポートするハードウェア

プロセッサ
サポートされるオペレーティング システムの種類
コメント

Intel ® 64 ビット(x86-64)

AMD 64 ビット(AMD64)

Windows

Linux

最小 2.5GHz

6 つのコアを搭載した 1 基の物理 CPU(ハイパースレッディングにより 12 個の論理プロセッサ)

NCM は、Intel Itanium ® プロセッサ ファミリはサポートしていません。

Oracle SPARC64 VI 以降(M-Series)

Oracle SPARC T4 以降(T-Series)

Oracle Solaris

最小 2.5GHz

6 つのコアを搭載した 1 基の CPU と 12 個の仮想プロセッサ

NCM と HP Network Node Manager i Software(NNMi)が共存する場合は、M-Series プロセッサを使用してください。

サポートされる仮想サーバ

表 1-6 に、NCM でサポートされる仮想サーバを示します。

 

表 1-6 NCM でサポートされる仮想サーバ

仮想サーバ
サポートされるオペレーティング システムの種類
コメント

VMWare:

ESX Server 3.5

ESX 4.0 以降のマイナー バージョン

ESXi 4.1 以降のマイナー バージョン

ESXi 5.0 以降のマイナー バージョン

ホスト OS:

Windows

Linux

ゲスト OS: 表 1-1 に示すオペレーティング システム

仮想環境は、 表 1-5 に示す x86-64 または AMD64 のハードウェア要件を満たす必要があります。

Microsoft ® Hyper-V R2

ホスト OS:Windows Server 2008 R2 x64

ゲスト OS: 表 1-1 に示す Windows オペレーティング システム

 

Oracle Solaris ゾーン

Oracle Solaris

 

仮想環境で NCM を実行する場合は、次のガイドラインを確認してください。

NCM はネットワークを集中的に使用することがあるため、仮想スイッチおよびネットワーク インターフェイス カードを共有する多くの仮想マシンに、タイムアウトやタスクの失敗などの予期しない動作が見られることがあります。

仮想環境はそれぞれ異なるため、共有 VM ゲストによる負荷が存在する状況では機能が異なる場合があります。

仮想サーバでは、ディスク I/O を分離しておくことを推奨します。仮想サーバには、次の 2 つのアレイが必要です。

ホスト オペレーティング システム用のアレイ

仮想マシン用のアレイ

NCM アプリケーション サーバのライブ マイグレーション(Vmotion を使用するなど)は推奨されません。

NCM アプリケーションと NCM データベースの両方で仮想マシンを使用することを計画している場合、それらが異なるゲスト上で動作するようにしてください。アレイ上で I/O が競合しないよう、データベースの仮想マシンは別のアレイにホスティングすることを推奨します。データベースが仮想環境でサポートされていることを確認してください。

マルチマスター分散システム環境または水平スケーラビリティ環境の仮想マシンで NCM を設定する場合、NCM アプリケーション サーバの最大数は 2 台です。

仮想ゲストによってはタイム ドリフトが発生することがあります。これは問題となることがあるため、修正が必要です。ゲストを外部のタイム ソースに同期すると、問題が解決することがあります。

各 NCM ゲストには、一定の予約済み CPU およびメモリを設定する必要があります。これらの予約は、 「システム設定要件」 に示すスタンドアロン サーバの 125% 以上である必要があります。NCM ゲスト システムを含むリソース プールに、NCM ゲスト システムに対して十分な CPU とメモリ予約を提供できるリソースがあることを確認してください。

パフォーマンスの問題

仮想環境で NCM を実行中に発生するパフォーマンスの問題に対処するには、次の手順を実行します。

物理ホストのハードウェア リソースを増やす。

リソースが NCM アプリケーション サーバ ゲスト専用であることを確認する。

同時に実行するゲストの数を減らす。

仮想サーバに、NCM 専用のネットワーク インターフェイス カードを追加する。

同時に実行されるタスクの数が多ければ、NCM のリソースの要求も大きくなります。パフォーマンスの問題が発生した場合は、同時に実行されるタスク数を減らすか、NCM 仮想サーバにより多くのリソースを割り当てます (この推奨は、物理サーバにも該当します)。

トラブルシューティングとサポート

シスコ サポートは、仮想環境の NCM のサポートに尽力します。お客様が、非仮想環境で製品のすべての問題を再現し、トラブルシーティングする必要はありません。ただし、仮想イメージを使用せずに、ネイティブなオペレーティング システム環境でいくつかの問題を診断するよう要請することがあります。シスコがこのような要請を行うのは、問題の主な原因が、仮想環境ではない可能性が非常に高い場合です。

RAM、スワップおよびディスク領域、およびネットワーク要件

表 1-7 に、およその最小要件を示します。これは、シスコがテストを行ったレベルを反映するものです。特に複雑な環境を構築している場合は、よりパワフルなハードウェアを使用することをお勧めします。

 

表 1-7 システム設定要件

サーバ
メモリ
スワップ領域
ディスク

個別のアプリケーション サーバ

16 GB メモリ

16 GB1

40 GB

個別のデータベース サーバ

16 GB メモリ

16 GB

512 GB、Fast SCSI

アプリケーション サーバとデータベース サーバの組み合わせ

16 GB メモリ

16 GB

512 GB、Fast SCSI

null

アプリケーション サーバとデータベース サーバが異なるシステムである場合は、サーバ間の接続には 100 Mbps の全二重ファスト イーサネット以上を使用する必要があります。

ポート使用率

NCM は、プロトコルとポートの組み合わせを使用してデバイスと通信します。あるプロトコルを使用するには、対応するポートに NCM がアクセスできる必要があります。具体的には、NCM がファイアウォールで保護されたデバイスと通信する場合、これらのポートは開いている必要があります。または、NCM サテライト サーバなどの別の方法を使用する必要があります。

オペレーティング システム

多言語サポート

CiscoWorks NCM 1.8 は、次の英語以外のロケールまたは文字セットで動作するオペレーティング システムにインストールできます。

UTF-8

GB2312(簡体字中国語)

Shift-JIS(日本語)

EUC-KR(韓国語)


) 英語の Win03 プラットフォームのロケールをアジア言語に切り替えるには、Double Byte Character Set(DBCS; 2 バイト文字セット)のサポートをイネーブルにする必要があります。


CiscoWorks NCM のインストール中、新しい Microsoft SQL Server データベースを設定するときに、照合順序タイプの選択を求められます。

Microsoft SQL Server の照合順序は、データベース内に保存された文字セットを指定します。たとえば、照合順序に中国語を選択すると、中国語だけを入力できます。ただし、選択した照合順序タイプに関係なく、ラテン文字はいつでも入力できます。

CiscoWorks NCM 1.8 は、SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS 以外に、次のコレクションをサポートしています。

Chinese_PRC_CI_AS

Japanese_CI_AS

Korean_Wansung_CI_AS

CiscoWorks NCM 1.8 は、UTF-8 の英語以外の Oracle ロケールをサポートしています。

次の情報を、選択した言語で入力できます。

コメント フィールド

説明フィールド

カスタム データ ラベル

デバイスの場所やベンダーなど、ほとんどの名前およびテキスト フィールド


) MySQL をバックエンド データベースとして使用している場合、CiscoWorks NCM 1.8 は英語以外の言語をサポートしません。


検索対象のフィールドでシングルバイトおよびマルチバイトの文字セットを使用できる場合、それらを検索することができます。また、シングルバイトおよびマルチバイトの文字セットが含まれる設定ポリシーをインポートおよびエクスポートできます。

照合順序の詳細については、お使いの DBMS のマニュアルを参照してください。


1. Solaris システムの NCM では、 fork() システム コールの動作により、大量のスワップ領域が必要です。たとえば、24 GB のプロセスをフォークする場合は、スワップ ファイルに 24 GB が割り当てられます。これにより、必要に応じて、新しいプロセスをスワップ アウトする領域が確保されます。スワップ内で 24 GB を確保できない場合、 fork() システム コールは失敗します。