Oracle ハイ アベイラビリティ分散システム コンフィギュレーション ガイド
1 スタートアップ ガイド
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発行日;2012/11/14 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 1MB) | フィードバック

スタートアップ ガイド

この章は、次の内容で構成されています。

用語

このガイドでは次の用語が使用されています。

  • NCM コア:単一の NCM Management Engine、関連サービス(syslog および TFTP)、および単一のデータベース。NCM コアは、複数のパーティションを管理できます。
  • パーティション:一意の IP アドレスを持つデバイスのセット。パーティションは 1 つの(1 つだけの)NCM コアによって管理されます。複数のパーティションを単一 NCM コアによって管理できます。デバイスの分割に関する詳細については、『 User Guide for CiscoWorks Network Compliance Manager 1.8 』を参照してください。
  • NCM メッシュ:マルチマスター複製を介して接続された複数の NCM コア。
  • マルチマスター複製:すべてのデータベース サーバ全体で、すべてのデータの一貫性が維持される複製。
  • マスター定義サイト:Oracle レプリケーションでは、マルチマスター複製 NCM メッシュの 1 個のデータベースに複製の設定の定義が保持されている必要があります。このデータベースは、マスター定義サイトと呼ばれます。

概要

Oracle NCM 分散システムは、NCM メッシュ内の各 NCM コアのデータに他のすべての NCM コアからアクセスできるマルチマスター システムです。これによってデータを包括的に表示でき、単一 NCM コアで問題が発生した場合に備えて冗長データおよびフェールオーバーを準備できます。マルチマスター機能には、データベース データと、ソフトウェア イメージやデバイス ドライバ パッケージなど特定のファイル システムのデータの両方が含まれます。ソフトウェア イメージとデバイス ドライバ パッケージも NCM メッシュ経由で複製されることに注意してください。

NCM 分散システムは、以下で構成されます。

  • NCM コアおよびサイト:
  • デバイスは、単一のサイトに関連付けられます。
  • サイトは、単一の NCM コアに関連付けられます。
  • タスクは、特定の NCM コアに関連付けられます。
  • Oracle のマルチマスター複製:
  • データの同じ部分が 2 個の異なる NCM コアでほとんど同時に変更された場合の競合解決。この競合は最新のタイムスタンプ方式を使用して通常解決されます。
  • 複製のモニタリングおよび競合の通知は NCM に組み込まれています。NCM UI 内から、Oracle レプリケーションの競合を管理したり、複製ジョブのステータスを表示したりできます。
  • NCM スケジューラは、マルチ コアを認識します。異なる NCM コアに関連付けられたデバイスを含むグループ タスクをスケジュールできます。システムは正しい NCM コアでこれらのタスクを実行します。適切な NCM コアでタスクをスケジュールする必要はありません。

システムを設定するには Oracle および NCM を完全に理解する必要があります。インストールには、さまざまなサーバで実行する必要がある多数のステップが含まれます。また、サーバ間の接続を許可するために、特定のネットワークを変更する必要がある場合があります。設定が完了したら、適切な NCM コアがデバイスにアクセスできるように、サイトにデバイスを分割する必要があります。デバイスの分割に関する詳細については、『 User Guide for CiscoWorks Network Compliance Manager 1.8 』を参照してください。

アーキテクチャ

次の図に、NCM コアが 2 個の一般的なマルチマスター分散システムのインストールを示します。このインストールでは、残りの NCM コアがすべてのデバイスを管理し続けながら、ある NCM コアから別の NCM コアにフェールオーバーできます。

一部のインストールでは、管理していない NCM コアからはアクセスできない 2 組の異なるネットワーク デバイス コレクションがあることに注意してください。ただし、これらのインストールは、データの冗長性と拡張の利点をもたらします。

データベースのデータ転送が標準の Oracle アドバンスト レプリケーションを使用することに注意してください。複製の動作の詳細については、を参照してください。

NCM コア間の通信は、Java の Remote Method Invocation(RMI)を使用して実行されます。RMI を使用して、次のことが行われます。

  • ソフトウェア イメージやドライバ パッケージなど特定のファイル システム オブジェクトが同期されること。
  • NCM タスクが正しい NCM コアでスケジュールされ、実行されること。

NCM は、次を含む NCM コア固有のオプションは複製しません。

  • TFTP サーバ情報
  • TACACS サーバ情報
  • スクリプト言語の設定
  • ホップ ボックス定義
  • ドライバ ディレクトリ
  • インストール ディレクトリ
  • ローカル ゲートウェイの情報
  • SWIM プロキシ サーバ
  • Active Directory の設定
  • スケジューラ(同時実行タスクの制限)

水平スケーラビリティとは

水平スケーラビリティは、システム全体のパフォーマンスを向上させるために、単一の論理ユニットとして機能するように単一のデータベースに複数の NCM コアを結合する機能です。NCM の水平スケーラビリティは、システムの使用方法や頻繁に発生するボトルネックに応じて、さまざまな方法で設定できます。インストールと設定の詳細については、『 Horizontal Scalability User Guide for CiscoWorks Network Compliance Manager 1.8 』を参照してください。

NCM の内部モニタリング:Oracle アドバンスト レプリケーション

自動的に特定のタイプの競合を処理するように、Oracle アドバンスト レプリケーションを設定できます。可能な限り NCM は Oracle の組み込みの競合処理ソフトウェアを使用します。たとえば、更新/更新の競合が発生するほとんどのテーブルに対して、NCM はデフォルトの Oracle の「最新タイムスタンプ優先」ハンドラをインストールします。

Oracle のデフォルト ハンドラを使用できないときは、NCM は競合(特に、更新/削除の競合)を処理するストアド プロシージャを追加するか、またはエラーの修正ロジックが含まれる追加コードをアプリケーション内に追加します。エラーがそのロジックによって修正されない場合、NCM は NCM の標準のイベント通知電子メール送信機能を使用して問題を NCM 管理者に警告します。電子メール通知の設定の詳細については、『 User Guide for CiscoWorks Network Compliance Manager 1.8 』を参照してください。

 

2 番目の NCM コアがフェールオーバーのためにスタンバイとして使用され、通常の動作に使用されていない場合、更新/更新の競合が発生することはありません。

NCM の監視の詳細については、を参照してください。

また、Oracle 上で、NCM は定期的に各 NCM コアでデータベースの転送(つまり、複製)について以下を監視します。

  • 1 個の NCM コアから別のコアへのデータの移動を処理するプッシュ ジョブ。モニタ チェックに失敗し、失敗したプッシュ ジョブがある場合、NCM は再起動を試みます。
  • プッシュされたデータをプッシュ キューから正常にクリアし、チェックに失敗するたびにプッシュ キューの再起動を試行するパージ ジョブ。
  • 競合によりローカル データベースに適用できなかったトランザクション用の延期されたトランザクション キュー。NCM は、正しくトランザクションを適用するために、追加のアプリケーション ロジックを適用します。失敗した場合、NCM は電子メール通知によって NCM 管理者にアラートを送信します。
  • 回復不能な一意性の競合。NCM は、回復不能な一意性の競合が発生した場合、NCM 管理者にアラートを送信します。通常、自動的にこれらの種類の問題を修正する方法はありません。
  • DEFTRAN および DEFLOB の両方のキュー サイズ。これらのキューには他のサーバにプッシュされる必要がある保留データが保持されます。通常、複製が正しく行われているが、バックアップが始まっている場合に、これらのキューが増大します。これは、データベース間の接続で輻輳が発生した場合に発生します。NCM は電子メール通知によってこの問題に関するアラートを NCM 管理者に送信します。システムはデータをプッシュし続けます。ただし、ネットワークの条件によっては、キャッチアップに長い時間がかかる場合があります。
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    電子メール通知の設定の詳細については、『 User Guide for CiscoWorks Network Compliance Manager 1.8 』を参照してください。

NCM の内部モニタリング:NCM コア間の通信

複製のモニタリングに加えて、NCM は、各 NCM コア間で次を監視します。

  • RMI 接続
  • NCM サーバのタイムスタンプの差

これらのモニタはエラー状態のときにイベントを生成します。イベントは NCM の標準のイベント ルールを使用して NCM 管理者または Oracle DBA に電子メールで送信できます。電子メール通知の設定の詳細については、『 User Guide for CiscoWorks Network Compliance Manager 1.8 』を参照してください。NCM のシステム イベントに関する詳細については、を参照してください。

 

NCM には、必要に応じて更新できるサンプルのイベントの規則が含まれています。