Cisco Unified Service Monitor インストレーション ガイド
前提条件
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発行日;2012/01/09 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 762KB) | フィードバック

目次

前提条件

製品概要

サーバおよびクライアントのシステム要件

サーバ要件

クライアント要件

VMware に関するガイドライン

Windows 2003 Server 用のターミナル サーバのサポート

Windows 2003 Server でのターミナル サービスのイネーブルとディセーブル

Windows 2003 Server での FIPS のイネーブルとディセーブル

ポートの使用

製品概要

Cisco Unified Communications Management Suite の 1 製品である Cisco Unified Service Monitor(Service Monitor)をご使用の音声ネットワークにインストールして適切に設定すると、次のソースからデータを受信して分析できます。

Cisco Unified Communications Manager(Unified Communications Manager)クラスタ:Call Detail Record(CDR; コール詳細レコード)および Call Management Record(CMR; コール管理レコード)を維持します。CDR には、Mean Opinion Score(MOS; 平均オピニオン スコア)値が含まれます。これらは、Cisco Voice Transmission Quality(CVTQ)アルゴリズムを使用して IP 電話および音声ゲートウェイで計算されたものです。

Service Monitor をサポートする Unified Communications Manager のバージョンについては、『 Cisco Unified Service Monitor 8.0 Compatibility Matrix 』を参照してください。Service Monitor と連動するように Unified Communications Manager クラスタを設定する方法については、『 User Guide for Cisco Unified Service Monitor 』を参照してください。

センサー:Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)および Cisco 1040 センサー(Cisco 1040):各 RTP ストリームについて MOS を計算します。Service Monitor は、センサーから 60 秒ごとにデータを取得します。

Service Monitor は、MOS と使用中のコーデックのしきい値(デフォルト値またはユーザ設定値)とを比較します。MOS がしきい値を下回っている場合、Service Monitor は SNMP トラップを生成し、そのトラップを最大 4 人の受信者に送信します。Service Monitor は、取得したデータをデータベースに保存します。これは Service Monitor レポートに表示できます。Service Monitor は、データベースを毎日消去して、データを指定期間維持します(詳細については、オンライン ヘルプを参照してください)。

Cisco Unified Operations Manager(Operations Manager)を Service Monitor のトラップ レシーバとして設定すると、Operations Manager でさらに、Service Monitor が生成するトラップを分析、表示、および対処することができます。Operations Manager では、サービス品質イベントの生成、これらのイベントのリアルタイム ダッシュボードでの表示と追跡、およびイベント履歴の表示と保存が可能です。Operations Manager で追加のイベント設定を行い、MOS がしきい値より下がったり、一定期間(分で設定可能)で多すぎるイベント(数を設定可能)が発生した場合に、アラートを発生させることができます。さらに、Operations Manager を設定して、通知を E メール、SNMP トラップ、および Syslog メッセージとして送信できます。

サーバおよびクライアントのシステム要件

「サーバ要件」

「クライアント要件」

「VMware に関するガイドライン」

サーバ要件


) • Service Monitor と、Cisco Unified Communications Management Suite の他のアプリケーションとのシステム上での共存については、『Installation Guide for Cisco Unified Operations Manager 8.0』の共存要件を参照してください。

Service Monitor は VMware による仮想化をサポートしています。詳細については、「VMware に関するガイドライン」を参照してください。


 

表 1-1 に、Service Monitor のインストールだけに関する、規模別でのサーバの最小限の要件を示します。

 

表 1-1 サーバの最小限の要件

コンポーネント
1 分あたりの最大受信データ レートを考慮した最小限の要件
1200 CDR または
5000 NAM/1040 ストリーム、もしくは
666 CDR および 1500 NAM/1040 ストリーム
1600 CDR

プロセッサ1

デュアルコア Xeon プロセッサ× 2、2.33 GHz 以上(合計 4 コア)

クアッドコア Xeon プロセッサ× 2、2.33 GHz 以上(合計 8 コア)

使用可能なメモリ(RAM)

4 GB

ハードウェア

表示色数が 256 色以上のビデオ カードとカラー モニタ

CD-ROM ドライブ:注文したものが eDelivery システムで配布できない場合に必要

1 GB NIC 1 ~ 2 枚:1 枚は必須で、2 枚目はフェールオーバーをサポートするために必要です。両方の NIC カードは、同じ IP アドレスを持つ必要があります。

SAS ハード ディスク ドライブ

(注) Cisco MCS 7845-H2、MCS 7845-I2、および MCS 7845-I2-ECS3(8 コア)がこれらの仕様を満たします。これらの製品は、4 台のシリアル接続 SCSI(SAS)ハード ドライブが RAID1+0 で構成されています。注文方法については、Cisco.com を参照してください。

Windows 用ソフトウェア23

次のいずれか

Windows Server 2003 Service Pack 2、Standard または Enterprise Edition

Windows Server 2003 R2 Service Pack 2、Standard または Enterprise Edition

Windows Server 2008 Enterprise Edition SP2 x86 (32bit)

Windows Server 2008 Standard Edition SP2 x86 (32bit)

を参照してください。

使用可能なディスク スペース

70 GB 以上:SAS ディスク必須

(注) この 70 GB 中 26 GB が QOVR データベースに割り当てられます。

仮想メモリ:8 GB

NTFS ファイル システム4

Cisco Secure ACS(オプション)

Cisco Secure ACS 4.2

1.プロセッサは Intel Xeon または AMD Opteron を選択可能です。

2.Service Monitor サーバに使用するシステムは、Microsoft 社が Windows 2003 Server に推奨するすべてのセキュリティ ガイドラインを満たしている必要があります。セキュリティ ガイドラインについては、次の Microsoft 社の Web サイトを参照してください。
http://www.microsoft.com/technet/security/prodtech/WindowsServer2003.mspx
(Copyright © 2010, Microsoft Corporation)

3.Windows ターミナル サービスは、リモート管理モードでのみサポートされています。日常のタスク(レポートの実行など)を実行する場合に、Windows ターミナル サービスまたはリモート デスクトップおよび仮想ネットワーク コンピューティング(VNC)を使用してリモートのサーバ上で管理業務を実行することは推奨されません。詳細については、「Windows 2003 Server 用のターミナル サーバのサポート」 を参照してください。

4.FAT ファイル システムに Service Monitor をインストールしないでください。ファイル システムを確認するには、Windows デスクトップにある [My Computer] を開き、ドライブを右クリックしてポップアップ メニューから [Properties] を選択します。[Properties] ダイアログボックスの [General] タブにファイル システムのフィールドがあります。

クライアント要件

表 1-2 に、Service Monitor のための最小限のクライアント要件を示します。

表 1-2 クライアントの最小限のハードウェアおよびソフトウェア要件

コンポーネント
最小限の要件

ハードウェア/ソフトウェア

表示色数が 256 色に設定されたビデオ カードとカラー モニタ

1.0 GHz 以上の Pentium 4 プロセッサを搭載し、次のいずれかの OS を実行している PC またはサーバ プラットフォーム

Windows XP Professional Service Pack 2

Windows 2003 Server(Standard および Enterprise Edition)(Windows ターミナル サービスなし)

Windows Server 2008 Enterprise Edition SP2

Windows Server 2008 Standard Edition SP2

次のいずれか

Internet Explorer 8.0

Firefox 3.6 以上

(注) 日常の運用(レポートの実行など)には、クライアント システムのブラウザを使用することを強く推奨します。日常の運用に、Windows ターミナル サービス、リモート デスクトップ、または VNC を使用することは推奨できません。

使用可能なディスク スペース

1 GB の仮想メモリ

使用可能なメモリ(RAM)

512 MB 以上

仮想メモリを RAM のサイズの 2 倍に設定することを推奨します。


) • ブラウザが LAN でプロキシ サーバを使用するように設定していると、Service Monitor ではいくつかのレポート ウィンドウを開くことができません。[Internet Options] でプロキシ設定をディセーブルにしてください([Connections] タブで、[LAN Settings] をクリック)。

Service Monitor を使用するときは、デスクトップにインストールされている、ポップアップ ウィンドウの表示を抑制するすべてのソフトウェアをディセーブルにしてください。Service Monitor は、情報を表示するために複数のウィンドウを開く必要があります。


 

VMware に関するガイドライン

Service Monitor は、VMware ESX 3.5 および ESXi 4.x をサポートします。仮想環境の内部でも、標準(非仮想)インストールと同じシステム リソースを Service Monitor から使用できる必要があります。仮想セットアップにおける Service Monitor のパフォーマンスを判断するときは、標準インストールであれば通常 Service Monitor で使用できる一部のシステム リソースが VMware インスタンスによって使用されることを考慮する必要があります。仮想環境で Service Monitor を実行するためのその他の要件は、ご使用の環境とシステムの負荷によって異なります。詳細については、次の URL にある『 Best Practices for Cisco Unified Communication Suite on Virtualization 』を参照してください。

http://cisco.com/en/US/products/ps6535/products_user_guide_list.html

仮想環境でサポートされている Service Monitor の構成は次のとおりです。

Service Monitor の単一インスタンスで最大 45,000 台の電話機がサポートされます。

異なる仮想マシンに次の各製品がインストールされます。

Operations Manager

Service Monitor

Service Statistics Manager

Provisioning Manager

1 台の仮想マシンにインストールされた各製品で、10,000 台の電話機と 1,000 台の IP デバイスがサポートされます。


) 詳細については、次のウェブサイトにある『Best Practices for Cisco Unified Communication Suite on Virtualization』を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/ps6535/prod_white_papers_list.html


 

VMware 環境で Service Monitor をセットアップするときは、次のガイドラインに従ってください。

リソースは、仮想マシンの必要量の 100% を確保する必要があります。

ライセンス取得済みの Service Monitor を VMware 環境で使用するには、仮想マシンに静的 MAC アドレスを設定する必要があります。


) 評価モードの Service Monitor は、動的 MAC アドレスでも実行できます。ただし、Service Monitor のライセンス取得済みコピーを実行するには、事前に静的 MAC アドレスを設定する必要があります。


静的 MAC アドレスを設定するには、次の手順に従います。


ステップ 1 仮想マシンを停止します。

ステップ 2 [Inventory] パネルで、仮想マシンを選択します。

ステップ 3 [Summary] タブをクリックし、[Edit Settings] をクリックします。

ステップ 4 [Hardware] リストで、[Network Adapter] を選択します。

ステップ 5 MAC アドレスに対して [Manual] を選択します。

ステップ 6 仮想マシンの現在の MAC アドレスを 00:50:56:00:00:00 ~ 00:50:56:3F:FF:FF の範囲の静的 MAC アドレスに変更します。

静的 MAC アドレスを割り当てるときは、複雑なアドレスを選択することを推奨します。複雑な MAC アドレスとは、たとえば 00:50:56:01:3B:9F のようなアドレスです。00:50:56:11:11:11 のような MAC アドレスは、1 が繰り返されているため、あまり複雑ではありません。


) 複雑なアドレスを選択すると、他のお客様が使用しているアドレスと重複する可能性が低くなります。こうすることで、異なるお客様の間での偶発的なライセンスの重複を避けることができます。


ステップ 7 [OK] をクリックします。


 

Windows 2003 Server 用のターミナル サーバのサポート

ターミナル サービスがリモート管理モードでイネーブルになっているシステムには、Service Monitor をインストールできます。ただし、ターミナル サービスがアプリケーション モードでイネーブルになっているシステムには、Service Monitor をインストールできません。

アプリケーション モードでターミナル サービスをイネーブルにしていた場合は、ターミナル サーバをディセーブルにしてシステムをリブートし、インストールを再度開始する必要があります。

表 1-3 に、Windows 2003 Server のターミナル サービス機能の概要を示します。

 

表 1-3 Windows 2003 Server でのターミナル サービス

Windows 2003 Server
機能

ターミナル サーバ

リモート アクセスおよび仮想システム。各クライアントは、それぞれ独自の仮想 OS 環境を持ちます。

リモート デスクトップ管理

リモート アクセスだけ。すべてのクライアントが、同一(かつ唯一)のオペレーティング システムを使用します。

(注) Cisco Unified Communications Management Suite アプリケーションの日常のタスク(Operations Manager の Service Level View、Service Monitor でのレポート表示など)の実行には、ターミナル サービスを使用しないでください。

Windows 2003 Server でのターミナル サービスのイネーブルとディセーブル

ターミナル サーバをイネーブルまたはディセーブルにするには、[Manage Your Server] > [Add or Remove a Role] > [Terminal Server] の順に移動します。

リモート デスクトップ管理をイネーブルまたはディセーブルにするには、[Control Panel] > [System] > [Remote] の順に移動します。

Windows 2003 Server での FIPS のイネーブルとディセーブル

Windows サーバでグループ セキュリティのために Federal Information Processing Standard(FIPS; 連邦情報処理標準)準拠の暗号化アルゴリズムがイネーブルにされていることがあります。

FIPS 準拠が有効になっていると、Service Monitor サーバでの SSL 認証に失敗する可能性があります。Service Monitor を適切に機能させるには、FIPS 準拠をディセーブルにする必要があります。

Windows 2003 Server で FIPS をイネーブルまたはディセーブルする手順は次のとおりです。


ステップ 1 [Start] > [Settings] > [Control Panel] > [Administrative tools] > [Local Security Policy] の順に移動します

[Local Security Policy] ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 [Local Policies] > [Security Options] の順にクリックします。

ステップ 3 [System cryptography: Use FIPS compliant algorithms for encryption, hashing, and signing] を選択します。

ステップ 4 選択したポリシーを右クリックし、[Properties] をクリックします。

ステップ 5 [Enabled] または [Disabled] を選択して、FIPS 準拠アルゴリズムをイネーブルまたはディセーブルにします。

ステップ 6 [Apply] をクリックします。

変更を反映するには、サーバをリブートする必要があります。


 

ポートの使用

Service Monitor をインストールする前に、 表 1-4 および 表 1-5 の一覧で示されているポートが空いていることを確認してください。


表 1-4 および表 1-5 にあるポートはスキャンしないでください。


表 1-4 に、Service Monitor で使用されるポートの一覧を示します。Common Services は、Service Monitor と一緒にインストールされます。 表 1-5 に、Common Services で使用されるポートの一覧を示します。

 

表 1-4 Service Monitor で使用されるポート

プロトコル
ポート番号
サービス名

TCP

22

SFTP:Service Monitor は、SFTP を使用して Unified Communications Manager versions 5.x 以降からデータを取得します。

UDP

53

DNS 用です。

UDP

67 および 68

DHCP 用です。

TCP

2000

SCCP:Service Monitor は、SCCP を使用して Cisco 1040 と通信します。

TCP

43459

データベース用です。

UDP

5666

Syslog:Service Monitor は、Cisco 1040 から Syslog メッセージを受信します。

TCP

5665 ~ 5680

ユーザ インターフェイスとバックエンド プロセスとのプロセス間通信用です。

これらのポートは空いている必要があります。


) Service Monitor は、TFTP を使用して任意の Cisco 1040 の設定ファイルを見つけ出します。Service Monitor はデフォルトで、TFTP サーバのポート 69 を使用します。


Common Services は、Service Monitor システムにもインストールされます。 表 1-5 に、Common Services で使用されるポートの一覧を示します。

 

表 1-5 Common Services で使用されるポート

プロトコル
ポート番号
サービス名

TCP

23

Telnet

TCP

25

Simple Mail Transfer Protocol(SMTP; シンプル メール転送プロトコル)

TCP

49

TACACS+ および ACS

UDP

69

Trivial File Transfer Protocol(TFTP; 簡易ファイル転送プロトコル)

UDP

161

Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)

TCP

443

SSL モードの Common Services HTTP サーバ用

システムに IIS が存在する場合、IIS がディセーブルにされていても、インストールまたはアップグレード中に、443 以外の HTTPS ポートを選択するかどうかの確認が求められます。ポートの競合を回避するには、別のポートを選択する必要があります。

TCP

514

リモート コピー プロトコル用

UDP

514

Syslog

UDP

1431

MAC 通知トラップのトラップ リスナ用

TCP

1741

Common Services の HTTP プロトコル用

--

2002

AAA モードが ACS の場合の Cisco Secure ACS サーバとの通信用

TCP

8898

ログ サーバ

TCP

9007

Tomcat のシャットダウン用

TCP

9009

Tomcat で使用される Ajp13 コネクタ用

TCP

15000

ログ サーバ

UDP

16236

UT ホストの獲得用

TCP

40050-
40070

Device and Credential Repository(DCR)などの Common Services アプリケーションで使用される CSTM ポート

(注) Service Monitor は、DCR をサポートしません。

TCP

40401

ライセンス サーバ用

TCP

42340

デーモン マネージャ(サーバ プロセスのツール)用

UDP

42342

OSAGENT 用

TCP

42344

ANI HTTP サーバ用

UDP

42350

Event Services Software(ESS; イベント サービス ソフトウェア)用(代替ポートは 44350/udp)

TCP

42351

ESS Listening 用(代替ポートは 44351/tcp)

TCP

42352

ESS HTTP 用(代替ポートは 44352/tcp)

TCP

42353

ESS ルーティング用(代替ポートは 44352/tcp)

TCP

43441

CMF データベース用

TCP

50001

SOAP Monitor 用