Cisco Unified Operations Manager ユーザ ガイド ソフトウェア リリース 8.6 Cisco Unified Communications Management Suite
電話ステータス テストの使用
電話ステータス テストの使用
発行日;2012/05/09 | 英語版ドキュメント(2011/08/08 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 8MB) | フィードバック

目次

電話ステータス テストの使用

電話ステータス テストを使用する前に

電話ステータス テストを追加する前に

電話ステータス テストの保持

電話ステータス テストの使用

電話ステータス テストの追加:[Create Phone Status Test] ページの使用

電話ステータス テストの追加:シード ファイルの使用

電話ステータス テストのためのインポート ファイルのフォーマット

電話ステータス テストの編集

電話ステータス テストの削除

電話ステータス テストの詳細の表示

電話ステータス テストの使用


) 必要なソフトウェア ライセンスがない場合は、電話ステータス テストを使用できません。


次のトピックでは、電話ステータス テストについて説明します。

「電話ステータス テストを使用する前に」

「電話ステータス テストの使用」

電話ステータス テストを使用する前に

電話ステータス テストでは、Cisco IOS IP SLA(IP SLA)テクノロジーを使用してネットワーク内の主要電話の到達可能性を監視します。電話ステータス テストは、次の内容で構成されます。

ユーザが選択したテスト対象 IP 電話のリスト。

ユーザが設定したテスト スケジュール。

IP SLA 対応デバイス(たとえば、スイッチ、ルータ、音声ルータ)から IP 電話機への IP SLA 対応 ping。任意で、Cisco Unified Operations Manager(Operations Manager)から IP 電話への ping。


) Operations Managerをアンインストールする必要がある場合は、アンインストールの前に、すべての電話ステータス テストをアプリケーションから必ず削除してください。これらのテストを削除しないと、ルータでテストの実行が続行されます。削除する手順については、「電話ステータス テストの削除」を参照してください。


図 11-1 に、Operations Manager による ping をイネーブルにして IP SLA 対応の音声ルータに電話ステータス テストを設定する例を図示します。Operations Manager は、十分なメモリがプロビジョニングされている IP SLA 対応デバイスにエコー テストを設定します。

電話ステータス テストでは、電話ステータス プロセス(次の図に、PIFServer と示す。IP 電話レポートの生成に使用する)もチェックして、電話が登録されていることを確認します。

図 11-1 電話ステータス テスト

 

IP SLA ベースの ping と Operations Manager の ping に対していずれも応答がないと、電話は到達不能であり、電話ステータスが電話ステータス プロセスに未登録であると見なされます。すると Operations Manager は、PhoneReachabilityTestFailed イベントを生成します。

電話ステータス プロセスで監視していない電話が、IP SLA ベースの ping または Operations Manager の ping のいずれに対しても応答がない場合、この電話は到達不能と見なされます。

電話ステータス テストはプロトコルに依存しません。たとえば、次のプロトコルで動作する電話に実行することができます。

MGCP

SCCP

SIP

電話ステータス テストを追加する前に

Create Phone Status テスト ページ(「電話ステータス テストの追加:[Create Phone Status Test] ページの使用」を参照)を追加するか、シード ファイル(「電話ステータス テストの追加:シード ファイルの使用」を参照)を使用すると、電話ステータス テストを追加できます。

テストを行うには、IP SLA 対応のデバイスと IP 電話(内線番号と IP アドレスを用意)が必要です。

電話ステータス テストでは、Operations Manager デバイスのインベントリ情報は必要ありません。ただし、Operations Manager が電話関連デバイスを監視する場合は、電話の情報が変更された時点で電話ステータス テストをアップデートできます。

電話ステータス テストの保持

電話ステータス テストのソース デバイスは Operations Manager で監視する必要があり、これは、作成されるテストのソース デバイスが Operations Manager インベントリに含まれている必要があることを意味します。

次の質問と回答は、電話ステータス テストの保持方法に対するガイダンスを提供します。回答では、一般に発生しやすい事項を取り上げ、その結果どのような処置を取る必要があるかについて説明します。

Q. ルータがリブートされるとどうなりますか。

A. ルータがリブートされた場合、電話ステータス テストは失われます。ただし、ルータが使用可能になると、Operations Manager でテストが再設定されます。ルータがダウンしている間、Operations Manager の ping をイネーブルにしている場合は、Operations Manager の ping は継続して実行されます。

Q. 電話を別の Cisco Unified Communications Manager に移動するとどうなりますか。

A. 電話情報(IP アドレスまたは内線番号)が変更されたり、電話関連のデバイスが Operations Manager で監視されていない場合を除き、電話ステータス テストは引き続き実行されます(詳細については、 表 11-1 を参照してください)。この場合は、シード ファイルをアップデートして再度テストを追加してください。

新しい Cisco Unified Communications Manager に最も近い IP SLA 対応デバイスにテストを設定する場合は、シード ファイルをアップデートして再度テストを追加します。

電話ステータス テストの使用

[Phone Status Tests] ページを開くと、既存の電話ステータス テストと、その各テストのステータスを示した表が現れます。このページから、次のことが行えます。

電話ステータス テストの追加。[Create Phone Status] テスト ページ(「電話ステータス テストの追加:[Create Phone Status Test] ページの使用」を参照)またはシード ファイル(「電話ステータス テストの追加:シード ファイルの使用」を参照)を使用して追加します。

電話ステータス テストの設定。1 つ以上の電話ステータス テストのスケジュールをアップデートして、Operations Manager による ping をイネーブルまたはディセーブルにできます。「電話ステータス テストの編集」 を参照してください。

電話ステータス テストの削除。1 つ以上の電話ステータス テストを、Operations Manager またはテストを実行するルータから削除できます。「電話ステータス テストの削除」 を参照してください。

電話ステータス テストの詳細の表示。1 つ以上の電話ステータス テストの詳細情報を表示できます。「電話ステータス テストの詳細の表示」 を参照してください。

[Phone Status] ページを表示するには、[Administration] > [Diagnostic Tests] > [Phone Status Tests] を選択します。

次の情報が表示されます。

 

フィールド
説明

Test Name

Operations Manager に追加したときの名前。「電話ステータス テストの追加:シード ファイルの使用」 を参照してください。

Source Router

ソース ルータの名前または IP アドレス。

Status

次のいずれかのステータスが表示されます。

Started:テストはスケジュールされています。

Running:テストは現在実行中です。

Stopped:テストはスケジュールされていません。

必要なソフトウェア ライセンスがない場合は、電話ステータス テストを使用できません。Operations Manager の [Diagnostic Tests] タブは表示されません。

電話ステータス テストの追加:[Create Phone Status Test] ページの使用

[Create Phone Status Test] ページを使用して電話ステータス テストを追加することができます。

電話ステータス テストを追加するには、次の手順に従います。


ステップ 1 [Administration] > [Diagnostic Tests] > [Phone Status Tests] を選択し、[Create] をクリックします。

[Create Phone Status Test] ページが表示されます。

Operations Manager には、[Create Phone Status Test] ページの複数の出発点があります。たとえば、電話レポートからページ、またはデバイスまたはイベントの詳細の [Action] リンクを使用して Fault Monitor を開くこともできます。

ステップ 2 [Source] ペインで、デバイス セレクタを使用してソース デバイスを選択するか、[Name] フィールドにデバイスの名前(または IP アドレス)を入力します。

ステップ 3 (オプション)インターフェイスを入力します。

ステップ 4 [Add from Phone Report] をクリックします。

[IP Phones/Lines] レポートが開きます。

ステップ 5 [IP Phones/Lines] レポートで、テストを追加する電話機の横のチェックボックスがオンになっています。[Select] をクリックします。

電話を 1 台だけ選択したときに、その電話機の内線番号が [Personalized Report] 内の他の電話機と共有されている場合は、生成されるレポートにはすべての電話機(選択された電話機も含む)に関する詳細情報が表示されます。

ステップ 6 [Create Phone Status Test] ページの [Run] 領域で、次の手順に従います。

テストを実行する時期をスケジュールします。時間間隔、開始および停止時刻、テストを実行する曜日を選択します。

テストの名前を入力します。

Operations Manager サーバから ping を使用するかどうかを選択します。デフォルトで、電話ステータス テストは、Operations Manager サーバとルータの両方から電話に対して ping を実行します。このチェックボックスをオンにすると、サーバからの ping がディセーブルになります。

ステップ 7 [OK] をクリックします。

次のどちらかが表示されます。

読んで確認する情報メッセージ

エラーおよび実施する推奨処置


 

電話ステータス テストの追加:シード ファイルの使用

内線番号のリストとともにファイルをインポートしてテストに含めると、一度にき 1 つの電話ステータス テストを追加できます。

はじめる前に

シード ファイルの形式が正しいことを確認します。詳細については、「電話ステータス テストのためのインポート ファイルのフォーマット」を参照してください。

サーバの NMSROOT¥ImportFiles ディレクトリにシード ファイルを配置します。ディレクトリにアクセスできない場合は、Operations Manager がインストールされているサーバのローカル管理者に連絡してください。

NMSROOT は、Operations Manager がインストールされているシステム上のディレクトリです。インストール時にデフォルト ディレクトリを選択した場合は C:¥Program Files¥CSCOpx または C:¥PROGRA~1¥CSCOpx になります。

シード場ファイルを使用して電話ステータス テストを追加するには、次の手順に従います。


ステップ 1 はじめる前に の手順が完了したことを確認してください。

ステップ 2 [Administration] > [Diagnostic Tests] > [Phone Status Tests] を選択し、[Import] をクリックします。

[Import Phone Status Test] ページが表示されます。

ステップ 3 シード ファイルの名前を入力します。

ステップ 4 [Run] 領域で、次の手順に従います。

テストを実行する時期をスケジュールします。時間間隔、開始および停止時刻、テストを実行する曜日を選択します。

テストの名前を入力します。

Operations Manager サーバから ping を使用するかどうかを選択します。デフォルトで、電話ステータス テストは、Operations Manager サーバとルータの両方から電話に対して ping を実行します。このチェックボックスをオンにすると、Operations Manager サーバからの ping がディセーブルになります。

ステップ 5 [OK] をクリックします。

次のどちらかが表示されます。

読んで確認する情報メッセージ

エラーおよび実施する推奨処置

場合によっては、シード ファイルのエントリを訂正する必要があります。この場合は、シード ファイルを訂正して、シード ファイルのディレクトリにこれをコピーしてから、ステップ 2に戻ります。

Operations Manager は、エラーが解決されるまでは電話ステータス テストを追加しません。

 

シード ファイルの情報を確認し終わると、Operations Manager は IP SLA 対応デバイスにテスト作成を開始します。テスト作成中にエラーが発生すると、エラー メッセージが表示されます。それ以外の場合は、新しくテストが追加されたことを示す [Phone Status Test Manager] ウィンドウが表示されます。


 

電話ステータス テストのためのインポート ファイルのフォーマット

電話ステータス テスト インポート ファイルには、1 つのテストを作成するために必要なすべての電話がリストで表示されます。6 カラムまたは 8 カラムのファイル形式が使用できます。最初の 6 つのカラムは、両ファイル形式を通じて同じです。

各電話用に提供する必要がある情報は次のとおりです。

Extension number

IP アドレス

MAC アドレス


) ソフト フォンの MAC アドレス フィールドにデバイス名が表示されます。


また、電話が登録されている Unified CM に直近のルータの IP アドレスおよびリード ライト コミュニティ ストリングも提供する必要があります。

回線を共有しているか複数の内線番号を持つ電話の場合は、次のように対処します。

共有回線:いずれかまたは両方の電話を入力します。Operations Manager は、共有回線上の各電話につき、1 つのテストを実行できます。

複数の内線番号:1 つの電話に複数の内線番号を入力した場合であっても、Operations Manager はその電話に対して 1 つのテストのみを実行します。

シード ファイルの各行には、次のものが含まれている必要があります。

6 つまたは 8 つのカラム。使用しないカラムには、スペースを入力する必要があります。

カラムはコロンで区切ります。

表 11-1 に電話ステータスのテストのシード ファイルを示します。

 

表 11-1 電話ステータス テストのシード ファイル形式

カラム番号
説明

1

電話の内線番号。

2

電話の MAC アドレス。

3

電話の IP アドレス。

4

IP SLA 対応デバイス(ルータ、スイッチ、または音声ルータ)。

5

SLA 対応デバイスのリード コミュニティ ストリング。

6

SLA 対応デバイスのライト コミュニティ ストリング。

7

SNMPv3 ユーザ名(8 カラム形式でだけ使用)。

8

SNMPv3 パスワード(8 カラム形式でだけ使用)。

例 11-1 は、6 カラムのインポート ファイルのサンプルを示しています。例 11-2 は、8 カラムのインポート ファイルのサンプルを示しています。

例 11-1 6 カラムのインポート ファイルによる電話ステータス テスト

[Extension]:[MAC Address]:[IPAddress]:[IPSLA Router]:[Read Community]:[Write community]
 
4000:200000000001:172.20.121.1:10.76.34.194:private:private
 

例 11-2 8 カラムのインポート ファイルによる電話ステータス テスト

2) [Extension]:[MAC Address]:[IPAddress]:[SAA Router]:[Read Community]:[Write community]:
[snmpv3UserName]:[snmpv3Passwd]
 
#4000:200000000001:172.20.121.1:10.76.34.194:!{[NOVALUE]}!:!{[NOVALUE]}!:admin:admin
 

電話ステータス テストの編集

1 つ以上の電話ステータス テストに対して、ソース デバイスの変更、電話の変更、スケジュールのアップデート、Operations Manager の ping のイネーブル化またはディセーブル化を行うことができます。「電話ステータス テストを使用する前に」 による ping の詳細については、Operations Managerを参照してください。

電話ステータス テストを編集するには、次の手順に従います。


ステップ 1 [Administration] > [Diagnostic Tests] > [Phone Status Tests] を選択します。

ステップ 2 1 つ以上のテストを選択して、[Edit] をクリックします。

[Phone Status Test Configuration] ページが表示されます。

ステップ 3 次のいずれかを変更します。

 

フィールド
説明

Source Router

ソース デバイスを変更します。

Selected Phones

監視する電話を変更します。

Select Test Interval

あるテストから次のテストを開始するまでの時間を分単位(1 ~ 10)で選択します。

Test Time

日単位のテストの開始時刻と終了時刻を選択します。

Days of the Week

テストを実行する曜日を 1 つ以上選択します。

Do not use ping from Operation Manager server

このチェックボックスをオフにすると、Operations Manager サーバとルータの両方からの電話への ping に対し、電話到達可能性がイネーブルになります。

このチェックボックスをオンにすると、Operations Manager サーバからの ping がディセーブルになります。

ステップ 4 [Finish] をクリックします。


 

電話ステータス テストの削除

1 つ以上の電話ステータス テストを削除できます。次の手順を実行します。


ステップ 1 [Administration] > [Diagnostic Tests] > [Phone Status Tests] を選択します。

ステップ 2 1 つ以上のテストを選択して、[Delete] をクリックします。

確認用のメッセージが表示されます。

ステップ 3 [OK] をクリックしてテストを削除します。


 

電話ステータス テストの詳細の表示

電話テストの詳細を表示するには、次の手順に従います。


ステップ 1 [Administration] > [Diagnostic Tests] > [Phone Status Tests] を選択します。

ステップ 2 テストを選択して [View] をクリックします。

[Testing Details] ページが表示されます。

テストする電話のテスト パラメータ、スケジュール、内線番号が [Testing Details] ページに表示されます。