Cisco Unified Operations Manager ユーザ ガイド ソフトウェア リリース 8.6 Cisco Unified Communications Management Suite
概要
概要
発行日;2012/05/09 | 英語版ドキュメント(2011/08/08 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 8MB) | フィードバック

目次

概要

とは

今回のリリースでの変更点

を使用する前に

の起動

ログアウト

Multiple End-Customer View の使用

カスタマー フォルダの作成(Multiple End-Customer View の場合)

カスタマー フォルダを表示できるユーザの設定

Multiple End-Customer View での NAT のサポート

日常的な作業における の使用

Unified Dashboard の特長

監視するイベントについて

Unified Dashboard

Fault Monitor ダッシュボード

Diagnostics Views ダッシュボード

Reports ダッシュボード

Event History レポート

Service Quality History レポート

Audio IP Phone レポート

Video IP Phones レポート

Personalized Report

実行する必要のある管理タスク

デバイスの管理

通知の設定

ポーリングとしきい値の設定

システムの設定

外部の Cisco Unified Communications Management リンクの管理

診断テストの作成と実行

のしくみ

ユーザが実行するデバイスの管理および設定

による継続監視、分析、および通知の実行

通知およびイベントに対するユーザの応答

サポートされている特殊文字の一覧

基本事項について

の起動

ホーム ページを Internet Explorer の信頼済みサイトゾーンに追加

のウィンドウの使用

画面とレポートの使用

画面データのフィルタリング

ウィンドウのコマンド ボタン

画面とレポートのページングとソート

レコードが 2,000 件を超えるレポートのデータの表示

画面またはレポートからのデータのエクスポート

画面またはレポートの印刷

オブジェクトおよびグループの選択

検索ツールの使用

検索ツールを使ったデバイスの特定

検索ツールを使った電話の特定

ユーザ ロールの説明

セキュリティ アラートへの応答

デバイス制限に関するメッセージへの応答

Operations Manager とは

Cisco Unified Operations Manager は、Cisco Unified Communications 製品ファミリの 1 つです。ネットワーク管理を総合的かつ効率的に行うソリューションであり、Cisco Unified Communications の導入のプロビジョニングと監視を行うことができます。

Operations Manager は、ネットワークの IP コミュニケーション インフラストラクチャとその基盤となる伝送インフラストラクチャの両方について、現在のステータスを監視して評価します。また Operations Manager は、Simple Network Management Protocol(SNMP)や Hypertext Transfer Protocol(HTTP)などのオープン インターフェイスを使用して IP コミュニケーションの展開に含まれる各種デバイスのデータをリモートからポーリングします。


) Operations Manager は、監視対象のデバイスにエージェント ソフトウェアを展開する必要がないため、システムの動作を中断させることはありません。


Operations Manager では次の各種機能によって問題を迅速に特定できるため、ネットワーク管理者の生産性が向上します。

Fault Monitor :デバイス ビュー、イベント サマリー、デバイスとイベントの詳細のほか、デバイス、クラスタ、電話機の管理ツールにもアクセスできます。このコンポーネントにより、障害管理の処理が容易になり、関連する情報を迅速に表示できます。また、サイトやデバイス グループに基づいてコンテキスト ビューを設定できます。

Service Level View :IP テレフォニーの実装の論理トポロジ ビューを表示します。この論理ビューは、クラスタ コール制御関係に重点を置いています。

Diagnostics:複数の重要な診断ツールやレポートへのアクセスが、1 箇所にまとめられています。 明確な監視と診断のワークフローによって、分析対象のネットワーク データを迅速に特定できます。

エンタープライズ バージョンでは、 次の項目が表示されるようビューをカスタマイズできます。

Summary View:Unified CM Express のデバイス、Unified CM のイベント、クラスタ内の全デバイスに関するクラスタ イベントのデータを表示します。

Cluster View

Server View

Phone View

Voicemail Vew

Gateway View

マルチ エンドカスタマー バージョンでは、 特定のカスタマーの詳細やビューを表示できます。

レポート

Event History

Audio IP Phones

Personalized Reports

Service Quality History

Video IP Phones

通知メッセージに表示されるクリック式情報 :サービスの停止に関するより詳細な説明が表示できる文脈依存リンクが含まれています。

他のシスコ製ツール :IP コミュニケーションの実装の管理を支援します。

Operations Manager には、次の機能もあります。

デバイス プールのサポート :さまざまなレポートや表示のためにこの情報を収集します。サービス品質や電話登録に関連するイベントに、デバイス プール レベルのデータを含めることができます。

イベントに関する機能強化 :イベントの すべての表示やレポートについて重大度や説明をカスタマイズできます 。また、コンポーネント レベルでの抑制を使用してイベントを制御できます。

サービス品質イベントの提示 :Cisco Unified Service Monitor(併せて導入されている場合)からの情報を使用して、次のことを実行します。

あるコールに関係するエンドポイントのペア間で低品質の音声に関する Mean Opinion Score(MOS; 平均オピニオン評点)を表示します。このエンドポイントには、Cisco Unified IP Phone、Cisco Unity メッセージング システム、音声ゲートウェイが含まれます。また、音声品質の問題に関連する他の問題についての詳細も表示します。

2 つのエンドポイント間でプローブ可能なパス トレースを実行でき、パスの中間ノードに停止や問題がある場合はレポートします。

ネットワーク内の Cisco Unified IP Phone に影響する現在の接続および登録に関連する停止についてハイライト :この他に関係する IP 電話の特定と識別ができるよう状況依存情報を表示します。

ネットワーク内の Cisco Unified IP Phone に影響する現在の接続および登録に関連する停止についてハイライト :これに加えて関係する IP 電話の特定と識別を可能にする状況依存情報を提供します。

IP コミュニケーション デバイスと IP 電話のインベントリを追跡 :Cisco Unified IP Phone のステータス変更を追跡し、ネットワーク内の Cisco Unified IP Phone に関する移動、追加、変更操作を記録したさまざまなレポートを作成します。電話に関するレポートおよび Personalized Report のすべてにおいて、IP 電話のデバイス プールやパーティション情報を表示します。

リアルタイム通知を発行 :SNMP トラップ、syslog 通知、電子メールを利用してリアルタイムで通知を発行します。これによって、監視対象のネットワークのステータスを上位のエンティティ(通常は Manager of Managers(MoM))にレポートできます。

使いやすいスケーラブルなレポートを提供 :クラスタとデバイスの管理の詳細にアクセスするための表形式のレポートに加えて、マップ ビューの視覚的な指示を使用して、大規模ネットワークを表示します。

他の Cisco Unified Communications Management ソフトウェアと共存可能:[UC Management Suite] タブを使用して、Operations Manager に、他の Unified Communications 管理アプリケーションを起動するためのリンクを追加できます。スタンドアロン モードまたは共存して、Service Monitor、Provisioning Manager、および Service Statistics Manager を実行できます。

今回のリリースでの変更点

表 1-1 で、更新または削除された機能について説明します。

 

表 1-1 このリリースで新規追加または変更された概念や機能

新しい概念および機能
参照先

マルチ エンドカスタマー バージョンのデータに対応するよう、Operations Manager のツールとウィンドウの機能を拡張しました。

「Operations Manager Multiple End-Customer View の使用」

マルチ エンドカスタマー バージョンの場合、新しい Diagnostics Customer View にカスタマー グループごとのデバイス情報を表示します。

「Multiple End-Customer View」

新しい Gateway View。音声ゲートウェイ デバイスの詳細を表示します。

「Gateway View ポートレット」

インストールの機能を強化しました。

Installation Guide for Cisco Unified Operations Manager 』を参照してください。

Service Monitor、Provisioning Manager、Service Statistics Manager を新たにサポートします。

サポートされている相互運用可能なアプリケーションおよびデバイス一覧

AutoFailbackFailed、AutoFailbackSucceeded、Auto FailoverFailed、AutoFailoverSucceeded、ServiceDown、Subscriber License Violated、HighTrunkUtilization、MeetingPlaceSWAlarm など、新たなイベントをサポートします。

「サポートされるイベント」

監視する UCS 上の UC アプリケーションなど、Unified Communications 8.6 アプリケーションのデバイス パリティ。

Cisco Unified CM

Cisco Unity Connection

Cisco Unified Presence Server

Unified Contact Center Enterprise

サポートされている相互運用可能なアプリケーションおよびデバイス一覧

 

ネットワーク アドレス変換(NAT)に対する機能強化:デバイスの監視が可能になりました。

「その他のシステム設定」

「Operations Manager の NAT サポート」


) 元のマニュアルの発行後に、マニュアルをアップデートすることがあります。マニュアルのアップデートについては、Cisco.com で確認してください。


Operations Manager を使用する前に

Operations Manager をインストールした一担当者またはチームは、Operations Manager の使用を開始する前に初期設定が完了している必要があります。Operations Manager の設定手順については、『 Installation Guide for Cisco Unified Operations Manager 』を参照してください。

ここでは、次の内容について説明します。

「Operations Manager の起動」

「ログアウト」


) エンタープライズ バージョンの場合、Operations Manager をインストールすると、DCR と自動的に同期してインベントリが追加されます。これはデフォルトの設定です。マルチ エンドカスタマー バージョンの場合、デバイスは手動で追加またはインポートする必要があります。


Operations Manager は、Common Services Device and Credentials Repository (DCR) から監視するデバイスを取得します。DCR は、デバイスおよびそのクレデンシャルの共通リポジトリで、個々のアプリケーションによって使用されます。

デバイス管理の詳細については、「Device Management を使用する前に」を参照してください。

デバイスが DCR と同期化されると、Operations Manager でイベントの監視や分析、Unified Dashboard の画面にイベントを通知する準備ができたことになります。Operations Manager は、デフォルトのポーリング パラメータとしきい値、デフォルトのインベントリ収集とスケジュールの消去、およびデフォルト ビューを使用します。デフォルト値が用途に適しているどうか判別する必要があります。


) これまで Cisco Unified CallManager という名前だった製品は、バージョン 4.3、5.1、6.0 以降、Cisco Unified Communications Manager という名前になりました。4.3 および 5.1 よりも前のバージョンでは、Cisco Unified CallManager の名前が維持されます。このドキュメントおよびオンライン ヘルプでは、Cisco Unified Communications Manager を指す場合は、明示的に記述していなくても Cisco Unified CallManager も指していると理解してかまいません。


表 1-2 では、ユーザが独自の判断で初期設定後に追加できるタスクをリスト表示します。この表では、オプションの設定タスクおよび日常的に行うタスクを一覧します。これらは Operations Manager を始めて使用するときに検討の対象となるものです。

 

表 1-2 Operations Manager の初期設定時に検討すべきタスク

初期設定タスク
説明
参照先

イベント通知を電子メールで受信するためのユーザ登録、および Operations Manager で生成される SNMP トラップを受信するためのホスト登録

Operations Manager は、Events History 画面に、IP テレフォニー環境と IP ファブリックの動作状況を表示します。

また、イベントに対応して、ユーザが電子メールを受信したりホストが Operations Manager 生成の SNMP トラップを受信するように登録することもできます。

「通知の使用方法」

ポーリング パラメータとしきい値の更新

Operations Manager によりデフォルト値が指定されます。ただし、この値は IP テレフォニー環境と IP ファブリックに関する自身の経験に基づいてユーザが変更することができます。

値の変更の適用は、ネットワーク上のアクティビティが少ない時間帯に実施してください。

「ポーリングとしきい値の設定」

音声使用率ポーリング設定をイネーブルにします。

デフォルトでは、音声使用率ポーリング設定はイネーブルになっていません。Operations Manager は、音声使用率ポーリング中に収集した統計を使用してネットワーク パフォーマンスを図化します。

パフォーマンス グラフの詳細については、「パフォーマンス グラフの使用」を参照してください。

ポーリング パラメータの設定については、「ポーリング パラメータの管理」を参照してください。

IP テレフォニー アプリケーションの状態を監視するための模擬テストの設定

Cisco Unified Communications Managers などの IP テレフォニー要素に対して、一定の時間間隔で実行するさまざまなテストを設定することができます。

「模擬テストの使用」

ノード間テストの設定

ノード間テストでは、エンドツーエンドとホップバイホップ ベースの両方で、マルチプロトコル ネットワークの応答時間とアベイラビリティを監視します。

「ノード間テストの使用方法」

主要電話の電話ステータス テストの設定

ユーザのネットワークにある主要電話のアベイラビリティをテストするように Operations Manager を設定できます。

「電話ステータス テストの使用」

バッチ テストを設定します。

事業所の状態と接続をテストします。バッチ テストは、音声アプリケーションで実行する一連の模擬テストと事業所の実際の電話で実行する一連の電話テストから構成されます。

「バッチ テストの使用」

Survivable Remote Site Telephony (SRST) テストの設定

デバイスを Operations Manager にインポートした後で、ソース ルータとターゲット SRST ルータを識別するリストを Operations Manager インベントリにインポートします。

この作業によって Operations Manager は日常のテストを実行できるようになり、ある営業所で SRST が必要となる障害が発生した場合は、これを通知します。

「Operations Manager が SRST を監視する方法について」

デバイスのインベントリ収集スケジュールの更新

Operations Manager は、デバイスのインベントリ収集用に単一のデフォルト スケジュールを提供します。このデフォルトのスケジュールは使用したり一時停止することができます。

「デバイスのインベントリ収集スケジュールの使用」

電話の検出スケジュールのアップデート

Operations Manager には、電話検出用の 6 種類のデフォルト スケジュールがあります。これらは更新または削除できます。また、最大で 10 までの電話検出スケジュールを追加できます。

「IP 電話検出の使用」

パージング スケジューラのアップデート

デフォルトでは、Operations Manager は毎日午前 0 時にデータベースを消去します。スケジュールは編集できます。

「[System Preferences] を使用したシステム全体のパラメータの設定」

Network Management System(NMS; ネットワーク管理システム)にトラップを転送するように Operations Manager を設定する

Operations Manager は、HP OpenView や NetView など他の NMS にもトラップを転送できます。

「SNMP トラップの受信と他のトラップ デーモンまたは NMS との統合」

他の Cisco Unified Management 製品との相互起動機能を設定します。

Operations Manager を使用して、Service Monitor や Service Statistics Manager などの他の Cisco Unified Management 製品へのリンクを作成できるため、診断レポートを実行し、他のモニタリング機能にアクセスできます。

「Cisco Unified Communications 管理アプリケーション リンクの設定」

トランク利用率の設定

トランク利用率に関するデータを監視するよう Operations Manager を設定することができます。

「クラスタ トランク使用率の設定」

Operations Manager の起動

Operations Manager では、HTTP サーバ用にポート 1741 または 80、HTTPS サーバ(SSL)用にポート 443 を使用します。

Operations Manager のエンタープライズ バージョンでは、最大 5 つの同時クライアントをサポートします。Operations Manager のマルチ エンドカスタマー バージョンでは、最大 7 つの同時クライアントをサポートします。

クライアント システムからサーバにアクセスする手順は次のとおりです。


ステップ 1 Web ブラウザに次の URL のいずれかを入力します。

SSL がディセーブルで、Operations Manager アプリケーションをデフォルト ポートにインストールした場合は、次のように入力します。

http:// server_name: 1741 または http:// server_name: 80

SSL がイネーブルで、Operations Manager アプリケーションをデフォルト ポートにインストールした場合は、次のように入力します。

https:// server_name: 443

server_name は、製品がインストールされているサーバのホスト名です。

システムで IIS が検出された場合は、ポート番号 443 はポートの競合が発生するため使用できません。代わりとして、1024 から 65535 までの範囲のポート番号を使用できます。

ステップ 2 ユーザのログイン名とパスワードを入力します。

Operations Manager が起動し、[Fault Monitor] ページが表示されます。

他の LAN Management Solution(LMS)製品がインストールされているサーバに Operations Manager をインストールした場合は、ホームページの右上隅に他の非 LMS コミュニティの名前が記載されたドロップダウン リストが表示されることがあります。

これらのコミュニティは、現在のサーバにインストールされているアプリケーションに基づいて表示されます。

このドロップダウン リストから任意のコミュニティを選択できます。


 

ログアウト

終了するには ユーザ インターフェイスの右上隅に表示されている [Logout] リンクをクリックしてください。

ログインのページが表示されます。

Operations Manager Multiple End-Customer View の使用


) この項の説明は、Operations Manager のマルチ エンドカスタマー バージョンに対応するものです。このバージョンは Operations Manager のインストール時に選択します。


Operations Manager をインストールする時には、Operations Manager のシングル エンタープライズ バージョンか、Operations Manager のマルチ エンドカスタマー バージョンかを選択します。各バージョンでは、カスタマー ビューのオプションが異なります。

シングル エンタープライズ バージョンのカスタマー ビューは 1 つだけです。Operations Manager では、このビューに特定のカスタマー 1 社のデバイスだけを表示します。このオプションは、通常は標準的な 1 社の企業環境で使用します。

マルチ エンドカスタマー バージョンでは、複数のカスタマー ビューが表示されます。このオプションは、マネージド サービス プロバイダーの環境で使用します。このビューでは 1 人のオペレータに対して、そのオペレータが管理している複数のカスタマーのデバイスを表示できます。

複数のカスタマー ビューの使用を開始するときには、以下の作業が必要です。

「カスタマー フォルダの作成(Multiple End-Customer View の場合)」

「カスタマー フォルダを表示できるユーザの設定」

カスタマー フォルダの作成(Multiple End-Customer View の場合)

デバイス セレクタに Customer というフォルダがあります(シングル エンタープライズ バージョンにはありません)。このフォルダには、カスタマー ビューがすべて含まれています。カスタマーごとに個別のフォルダがあり、中にはカスタマーのデバイスが含まれています。

このカスタマー フォルダを手動で追加することはできません。Customer フォルダに一覧表示されているフォルダは、そのカスタマー用のデバイスを追加するときに自動的に追加されるものです。

したがって、カスタマーのフォルダが見られるようにするには、最初にそのカスタマーのデバイスを Operations Manager に追加する必要があります。

Operations Manager のマルチ エンドカスタマー バージョンにデバイスを追加するには、2 つの方法があります。

デバイスを 1 つずつ手動で追加するには、「DCR からの特定のデバイスの追加」を参照してください。

複数のデバイスをインポートするには、「DCR へのデバイスのインポート」を参照してください。


) Operations Manager のマルチ エンドカスタマー バージョンにデバイスを追加するために、デバイスの自動検出を使用することはできません。


デバイスを追加した後、Operations Manager 全体のグループ セレクタに Customer フォルダが表示されるようになります。Customer フォルダには特定のカスタマーのフォルダも含まれます。カスタマー フォルダの名前は、デバイスを Operations Manager に追加したときに指定したカスタマー名になります。

そのカスタマーのデバイスのすべてが、カスタマー フォルダに表示されます。これは特定のカスタマーに対するカスタマー ビューになります。


) デバイスを追加するときにカスタマー名を指定しなかった場合、そのデバイスは Customer フォルダの下にある Default サブフォルダに表示されます。


カスタマー フォルダを表示できるユーザの設定

ユーザがカスタマー フォルダを表示できるようにするには、そのようにユーザを設定する必要があります。特に、そのユーザについて [Device Authorization] フィールドをイネーブルにする必要があります。

ユーザ設定の詳細については、「ローカル RBAC モードでのユーザの設定」を参照してください。

また、あるユーザ タイプについて、特定のカスタマー グループ(および特定のタイプのデバイス)しか参照できないようにユーザ ロールをカスタマイズするという場合も考えられます。

ユーザ ロールの設定の詳細については、「ローカル RBAC モードでのユーザ ロールの設定」を参照してください。

Multiple End-Customer View での NAT のサポート

NAT をサポートしている導入形態の場合は、Operations Manager で必須の設定があります。NAT のサポートの詳細については、「Operations Manager の NAT サポート」を参照してください。

日常的な作業における Operations Manager の使用

ここでは、頻繁に使用することのある Operations Manager の機能について簡潔に説明します。一般的に、運用担当者は、毎日 Unified Dashboard の画面を見て、IP テレフォニー環境を監視しています。

すべてのユーザがポータルの表示、テストの実行、レポートの作成を日常的に行うとすると、Operations Manager エンタープライズ バージョンで推奨できる同時ユーザ数は 5 人以下です。マルチ エンドカスタマー バージョンの場合、推奨できる同時クライアント数は 7 以下です。

これらの画面には、Fault Monitor View やいくつかの Diagnostics View を表示できます。

ここでは、次の内容について説明します。

「Operations Manager Unified Dashboard の特長」

「監視するイベントについて」

Unified Dashboard をカスタマイズして、画面を追加することができます。ポートレットの追加や削除の詳細については、「ダッシュボードのカスタマイズ」を参照してください。

ネットワーク管理者やオペレータは、同じように Unified Dashboard の画面を使用して、ネットワークの状態や電話のレポートを評価し、IP 電話およびビデオ電話の問題に対応しています。

これ以外にも、ネットワーク管理者やオペレータは次の機能を使用します。

Fault Monitor :ネットワーク デバイスの動作ステータスに関するリアルタイムでの情報を管理します。

デバイス管理 :Operations Manager が現在監視しているデバイスのインベントリを保管します。

通知サービス :適切なユーザおよびシステムが、選択したデバイス、デバイス グループ、クラスタのイベントへの対応として、電子メールまたは SNMP のトラップを受信できるようにします。

日常ベースで Operations Manager の効率利用を最大限にするには、ネットワーク管理者とオペレータは、設定タスクや管理タスクにおける操作の重要性についても理解する必要があります。概要については、「Operations Manager のタスクのスケジュール」を参照してください。

日常の操作をサポートする Operations Manager の機能については、次のトピックごとに説明します。

「Operations Manager Unified Dashboard の特長」

「監視するイベントについて」

「Unified Dashboard」

「Diagnostics Views ダッシュボード」

「Reports ダッシュボード」

「実行する必要のある管理タスク」

Operations Manager Unified Dashboard の特長

Operations Manager Dashboard の特長は次のとおりです。

情報へのアクセスが容易:Diagnostic ポートレットの表示、デバイス、電話、クラスタ、イベントのデータを表示する Fault Monitor の利用、重要なレポートの実行、またはサーバのメンテナンスや管理作業の実施などを行えます。

カスタマイズが容易:ダッシュボード、ポートレットの追加、ポートレットのタイトルの変更、ダッシュボードのレイアウト設定などを変更およびカスタマイズして、表示させたいものを表示することができます。

軽量な GUI: データは Unified Dashboard に表示され、外部のポップアップ ウィンドウの利用を最小限に留めることができます。

ポータルの詳細については、「エンタープライズ ユーザに表示される Diagnostics ビューについて」を参照してください。

監視するイベントについて

イベントとは、ネットワーク上のデバイス、コンポーネント、電話、クラスタなどで実際に見られる問題のことです。各イベントには、一意の ID 番号が割り当てられます。イベントの状態が変わると、新しいイベント ID が割り当てられます。

Event History では、あるデバイスについての以前のイベントをすべて確認できます。Event History を検索するには、[Search by Event ID] オプションではなく、[Search by Device] オプションを使用します。これは、1 つのデバイスでも、過去に遡ると同じイベント ID が複数存在する可能性があるためです。

デバイスが Operations Manager から削除されると、対応するイベントもすべて削除されます。イベントの詳細については、「処理されるイベント」を参照してください。

ここでは、次の内容について説明します。

イベントのタイプ

イベントの状態

イベントの重大度

イベントのタイプ

イベントには 2 つのタイプがあります。

Device イベント:イベントの画面に表示されます。Device イベントには次のイベントが含まれます。

Device イベント

Cluster イベント

Phone イベント

Service Quality イベント:Fault Monitor および他の Diagnostic ビューのポートレットに表示されます。

イベントの状態

次のイベントの状態があります。

Active:ネットワークに何らかの問題が発生した場合、Operations Manager で対応するイベントが生成されます。

Cleared:2 つのタイプのイベントがあります。

ネットワークで問題が解決された場合、Cleared イベントが生成されます。対応する Active イベントが削除され、Cleared イベントによって置き換えられます。

対応する Cleared イベントが生成できない場合、Operations Manager は自動クリア イベントを生成します。イベントが自動クリアされた場合、イベントの詳細ページに、この情報が表示されます。

自動クリア イベントの生成の間隔は、イベントのタイプによって異なります。イベントの詳細については、「サポートされるイベント」を参照してください。トラップ ベースのイベントの詳細については、「複数の処理される SNMP トラップと表示されるイベント詳細」を参照してください。

自動クリア イベントが生成された場合でも、ネットワークの問題が解決されないことがあります。Cleared イベントの生成の間隔は、管理者が問題を調査し、修正するために必要な最短の時間に基づきます。

週末に発生した可能性のある重要なイベントを見逃さないように、イベント履歴を 30 ~ 60 分周期でチェックすることを推奨します。

自動的にクリアされたイベントを特定するには、イベントの詳細で次を見つけます。

Cleared by: Cisco Unified Operations Manager has automatically cleared this event.
 

クリアされたイベントは、[Fault Monitor Fault Summary] タブには表示されません。

UserCleared:イベントがダッシュボードがら手動でクリアされると、UserCleared 状態に移行します。問題を把握しており、それをダッシュボードに表示したくない場合は、イベントを手動でクリアできます。

対応する Cleared イベントが生成されると、最終的に UserCleared 状態から Cleared 状態に移行します。このイベントの変化は、ユーザ インターフェイスに表示され、イベント履歴の一部としても表示されます。UserCleared イベントはデータベースに保存され、ユーザがそのイベントのインスタンスに関心がないことを示します。

そのイベントは、それに対する Cleared イベントが生成されるまで、データベースに維持されます。UserCleared イベント状態は、ネットワークの問題が解決されたことを示しているのではありません。問題は引き続きネットワークに存在している可能性があります。それらのイベントは [Event History Display] ウィンドウに約 30 ~ 60 分間表示されます。UserCleared イベントは、[Fault Monitor Fault Summary] タブには表示されません。

Acknowledged:イベントがユーザ インターフェイスから確認応答されると、Acknowledged 状態に移行します。ユーザが問題に気付き、現在対応中の場合、Acknowledged になることがあります。ネットワークの問題が修正されるか、自動クリアの時間になった場合、イベントは Cleared 状態に移行します。

イベントの重大度

イベントは次のいずれかの重大度レベルになることがあります。

Critical

Warning

Informational

各デバイスの Event Details View には、最高のイベント重大度がそのイベント重大度レベルとして表示されます。

Unified Dashboard

Unified Dashboard では、ユーザが実行できる主な機能にアクセスできます。これには、監視、診断、レポート、管理の機能があります。機能の説明は、次の各項を参照してください。

「Fault Monitor ダッシュボード」

「Diagnostics Views ダッシュボード」

「Reports ダッシュボード」

「実行する必要のある管理タスク」

Fault Monitor ダッシュボード

Fault Monitor は、デバイス、クラスタ、電話についてのイベント情報を表示するリアルタイム ダッシュボードです。Cisco Unified Operations Manager(Operations Manager)では、Fault Monitor を使用して、ネットワークの動作ステータスのリアルタイム情報を管理します。

Fault Monitor でのイベント データの表示のほか、Fault Monitor のバックエンド プロセスによって他のすべての Operations Manager ウィンドウ間で情報が共有されます。この表示は設定が可能で、実行状態を維持したままにできるよう設計されており、注意が必要な事象が発生した際にアラートを発生させる継続的な監視ツールとなっています。

ネットワークで障害が発生すると、Operations Manager はイベントを生成します。アクティブな ビュー (デバイス グループの論理的なグループ)内の要素でイベントが発生すると、Fault Monitor などの監視ツールに表示されます。

Diagnostics Views ダッシュボード

Diagnostics Views ダッシュボードには、ネットワーク管理サーバにインストールされているこのネットワーク管理アプリケーションあるいは他のネットワーク管理アプリケーションの重要な統計や詳細項目を表示できます。すべての情報を 1 つのページに表示でき、複数のページ間を移動する必要がありません。使用可能なビューの詳細については、「Operations Manager でのポータルの使用」を参照してください。

Reports ダッシュボード

Operations Manager では、複数のタイプのレポートを作成できます。[Reports] タブから使用できるレポートの説明については、次の項を参照してください。

「Event History レポート」

「Service Quality History レポート」

「Audio IP Phone レポート」

「Video IP Phones レポート」

「Personalized Report」

Event History レポート

イベント履歴には、Operations Manager イベントの履歴が保存されます。保存される履歴には、イベントの情報とプロパティ(コンポーネント名と MIB 属性)、および注釈(Operations Manager のユーザによって入力された情報テキスト)が含まれます。

Event History レポートには、デバイスとクラスタの両方についての情報を表示できます。

Event History は、次の方法で起動できます。

[Fault Monitor Device] または [Event Details] 画面から。

[Actions] メニューの任意のイベント詳細の表示から。

[Reports] > [Event History] > [Event History] または [Reports] > [Service Quality Event History] > [Event History] を選択。

この方法では、Event History データベース内のすべてのイベントの履歴情報が表示されます。Event History データベースには、過去 1 年間に発生したイベントの情報が保存されます。

ユーザは、Event History を使用して特定のアラート、特定のイベント、特定の日付、および特定のデバイス グループを表示するカスタマイズ レポートを作成できます。

Service Quality History レポート

Service Quality History レポートには、前年に発生したサービス品質に関するイベントを表示することができます。得られる情報は、イベントのステータスおよび日付、関連するデバイス、MOS 値、コーデック タイプ、およびその他のイベントの詳細です。

Service Quality レポートは、Cisco Unified Service Monitor (Service Monitor) のライセンスを購入しているユーザだけが利用できます。詳細については、『 User Guide for Cisco Unified Service Monitor 』を参照してください。

Audio IP Phone レポート

Audio IP Phone レポートには、ネットワーク内での現在の電話のステータスを反映する詳細な電話データが表示されます。

Audio IP Phone レポートでは、いくつかの電話の検索、特定の電話の一覧表示ができます。対象となる電話には、スイッチに接続されている電話、SRST モードにある電話、および CTI アプリケーション、ATA デバイス、Cisco 1040 センサーの電話などがあります。また、すべての音声電話や回線を表示できます。

さらに、電話ステータス変更レポートを実行して、IP 電話の移動、電話の監査、削除された IP 電話、内線の変更、重複している MAC または IP、不審な電話についてのデータの収集や、電話データのエクスポートなどを実行できます。

Video IP Phones レポート

Video IP Phone レポートには、ネットワーク内での現在のビデオ IP 電話のステータスを反映する詳細なビデオ電話データが表示されます。これらのレポートを使用して、いくつかのビデオ電話を検索したり、SRST モードでスイッチまたは電話に接続されている電話などの特定のビデオ電話を一覧表示したりすることができます。また、すべてのビデオ IP 電話や回線を表示できます。

さらに、電話ステータス変更レポートを実行して、ビデオ電話の移動、電話の監査、削除されたビデオ IP 電話、内線の変更についてのデータの収集や、電話データのエクスポートなどを行えます。

Personalized Report

Personalized Report を使用すると、関係のあるデバイス、電話、診断テストのレポートを構成できます。他のユーザは、このレポートを Operations Manager から設定したり表示できません。

実行する必要のある管理タスク

Operations Manager が円滑に実行されるよう、次の管理タスクを実行する必要があります。

「デバイスの管理」

「通知の設定」

「ポーリングとしきい値の設定」

「システムの設定」

「外部の Cisco Unified Communications Management リンクの管理」

「診断テストの作成と実行」

デバイスの管理

デバイス管理には、Operations Manager が監視するデバイスのインベントリを最新にするためのメンテナンスが含まれます。

Operations Manager は、Common Services Device and Credentials Repository (DCR) から監視するデバイスを取得します。DCR は、デバイスおよびそのクレデンシャルの共通リポジトリで、個々のアプリケーションによって使用されます。

Operations Manager を起動してネットワークを監視するには、次の作業が必要です。

DCR を設定して Operations Manager デバイスを選択する必要があります。DCR の設定には、オプションの理解や、サイトにとっての最適な項目の決定が必要です。

Operations Manager はインベントリ収集を完了する必要があります。

後述するシナリオで、デバイス管理のプロセスを表します。

表 1-3 に、必要な手順を示します。

 

表 1-3 デバイスの監視を開始する方法

 
説明
参照箇所

ステップ 1

DCR にデバイスを追加します。

次の 3 つのオプションがあります。

 

Operations Manager を使用して DCR にデバイスを追加します。これを物理検出と呼びます。

「Device and Credentials Repository(DCR)について」

他のサーバ上のアプリケーションとマスター リポジトリを共有します。

シード ファイルを使用してバルク インポートを行い、デバイスを DCR にインポートします。

Common Services オンライン ヘルプの説明を参照してください。

ステップ 2

デバイスの選択を設定します。

「DCR のデバイスの自動インポート」

「DCR のデバイスの手動インポート」

ステップ 3

インベントリの収集が完了するまで待ち、デバイスの監視を開始します。

「[Modify/Delete Devices] ページについて」

ステップ 4

Fault Monitor を使用してデバイスのインポートを確認します。

「デバイスのインポートの確認」

通知の設定

ネットワークの状況が変化した場合に、Unified Dashboard の画面でこれを監視するだけでなく通知サービスを使用すると、選択したデバイス、デバイス グループ、クラスタで特定の変更が発生したことをユーザや他のシステムに自動的に通知することができます。

これを行うには、電子メールの通知または Operations Manager が生成する SNMP トラップ通知のための登録が必要です。

登録の内容は次のとおりです。

関係デバイスおよびデバイス グループのリスト

通知するアラームのステータスと重大度

1 人以上の受信者

アラームのステータスや重大度が変更し、これを広める必要が生じた際には、いつでもこの登録を追加、変更、および削除できます。

ポーリングとしきい値の設定

Operations Manager には、システム定義のデバイス グループ、デバイス プール グループ、ポート グループ、およびインターフェイス グループごとにポーリング パラメータとしきい値のデフォルト設定値があらかじめ設定されています。オプションで、デフォルト設定値を変更できます。カスタマイズしたポーリングとしきい値の設定方法についての詳細は、「ポーリング パラメータとしきい値のアップデート」を参照してください。

ポーリングは、あるデバイスのデータを収集したいときにイネーブルにするようにしてください。

システムの設定

システムの設定を行うには、「システム管理タスクの実行」を参照してください。必須のシステム設定もあります。

外部の Cisco Unified Communications Management リンクの管理

リンクを Operations Manager に追加して、他の Cisco Unified Communications Management Suite アプリケーション(Service Monitor、Provisioning Manager、および Service Statistics Manager)を起動することができます。「Cisco Unified Communications 管理アプリケーション リンクの設定」を参照してください。

診断テストの作成と実行

Operations Manager には、5 種類の診断テストが用意されています。それぞれの説明については、次の項を参照してください。

「電話ステータス テスト」

「電話テスト」

「模擬テスト」

「バッチ テスト」

「ノードツーノード テスト」

電話ステータス テスト

電話ステータス テストでは、Cisco IOS IP Service Level Agreement(IP SLA)テクノロジーを使用してネットワーク内の主要電話のステータスを監視します。電話ステータス テストは、次の内容で構成されます。

ユーザが選択したテスト対象 IP 電話のリスト。

ユーザが設定したテスト スケジュール。

IP SLA 対応デバイス(スイッチ、ルータ、または音声ルータなど)から IP 電話に対して実行する IP SLA に基づいた ping。また、オプションで Operations Manager から IP 電話に対して実行する ping。

電話テスト

オンデマンドの電話テストでは、ネットワーク内の実際の電話機を制御して、その電話機から別の電話機に電話をかけます。電話テストでは、JTAPI クレデンシャルが使用されます。

この JTAPI クレデンシャルは、Communications Manager 内で設定されている必要があります。JTAPI の電話テストでは、現在 E.164(「+」)ダイヤリングをサポートしており、またこの形式での内線番号を持つ電話をサポートしています。電話テストをオンデマンドで実行するときは、電話テスト作成 UI で JTAPI クレデンシャルを指定する必要があります。

模擬テスト

模擬テストを使用して、音声アプリケーションのアベイラビリティを測定します。模擬テストでは、音声アプリケーションがユーザからの要求を実行できるかどうかを検証します。たとえば、電話を Cisco Unified Communications Manager に登録できることを検証するために模擬テストを使用できます。

模擬テストでは、ユーザの操作をエミュレートすることにより、模擬電話を使用して音声アプリケーションのアベイラビリティを測定します。たとえば、模擬テストでクラスタ間のコールを開始し、コールが成功したかどうかを確認します。

Operations Manager では、次の各製品の模擬テストをサポートします。

Cisco Unified Communications Manager および Cisco Unified Communications Manager Express

Cisco TFTP Server

Cisco Emergency Responder

Cisco Unity および Cisco Unity Express

バッチ テスト

バッチ テストによって、事業所の状態と接続をテストできます。バッチ テストは、事業所に展開された音声アプリケーション(Cisco Unified Communications Manager Express や Cisco Unity Express など)で実行する一連の模擬テストと事業所の実際の電話で実行する一連の電話テストから構成されます。

バッチ テストは 1 日 1 回実行して、事業所の音声ネットワークの状態を確認できます。

ノードツーノード テスト

ノード間テストでは、エンドツーエンドとホップバイホップ ベースの両方で、マルチプロトコル ネットワークの応答時間とアベイラビリティを監視します。このデータの収集後は、Operations Managerのグラフ化機能を使用して、ネットワーク パフォーマンス メトリックの変化を検査することができます。ネットワーク パフォーマンス データをリアルタイムに選択、表示、図化することができます。

Operations Manager のしくみ

次のトピックでは、Operations Manager のユーザ タスクと Operations Manager の処理について概略を説明します。

「ユーザが実行するデバイスの管理および設定」

「Operations Manager による継続監視、分析、および通知の実行」

「通知およびイベントに対するユーザの応答」

ユーザが実行するデバイスの管理および設定

ユーザは Operations Manager に監視対象を伝える情報を提供します。図 1-1 に、ユーザがインポートするデバイスと電話、Operations Manager を最適化するためのオプションのコンフィギュレーション タスクを示します。

図 1-1 ユーザ入力の役割

 

ユーザが提供する情報は次のとおりです。

デバイス:デバイスをインポートする必要があります。IP テレフォニー環境および IP ファブリックが変更されたら、それに従って、それらを追加または削除する必要があります。エンタープライズ バージョンの場合は、Operations Manager によって定期的なインベントリ収集が行われ、電話、既知のデバイス、およびデバイス コンポーネントのインベントリがリフレッシュされます。

マルチ エンドカスタマー バージョンの場合、既存のインベントリの更新は Operations Manager によって行われますが、インベントリを正確な状態に保つには、手動でデバイスのインポートを実行するか新しいデバイスを追加する必要があります。


) Operations Manager は、サポートしているデバイスだけを監視します。Operations Manager 用のデバイスのサポート テーブルを確認するには、Cisco.com にログインしてください。


Operations Manager でサブスクライバを管理するには、デバイスで SNMP Service をイネーブルにする必要があります。イネーブルにしないと、デバイスを管理できません。

たとえば、すべてのパブリッシャおよびサブスクライバ ノードで、Communications Manager クラスタおよび電話検出が行われるようにする場合、すべての Communications Managers で SNMP Service をイネーブルにして、読み取りアクセス クレデンシャルでデバイスを Operations Manager に追加する必要があります。

SNMP Service をイネーブルにする方法の詳細については、デバイスのマニュアルを参照してください。

電話:

電話ステータス テスト:電話ステータス テストを実行するには、Operations Managerですでに管理対象となっている電話のテストをインポートすることにより、テストする電話を選択する必要があります。

SRST 監視:電話が SRST に従って実行される時期を特定するには、テストの情報をインポートする必要があります。

サポート対象の IP テレフォニー アプリケーション:Operations Manager は、サポート対象の IP テレフォニー アプリケーションのデバイス(Cisco Unified Communications Manager など)の実行をポーリングして再検出します。これはユーザがインポートした他の任意のサポート対象のデバイスに対しても同様に行います。

さらに、ユーザは Cisco Emergency Responder などの IP テレフォニー アプリケーションを監視する模擬テストを設定できます。

Operations Manager が生成するイベント情報とトラップ情報の管理方法を決定することができます。たとえば、次のように行います。

デバイスをインポートまたは追加する際に、エンタープライズ バージョンのユーザまたはマルチ エンドカスタマー バージョンのユーザ向けにユーザ定義のデバイス グループを作成し、カスタマー グループを作成します。これによって、Unified Dashboard の画面で特定のデバイス グループを監視できるようになります。

ユーザとシステムに電子メールや生成された SNMP トラップ通知をそれぞれ送信するための登録を作成します。

Operations Manager からの転送先となるポートを設定することにより、トラップの転送先を決定します。

また、Operations Manager がデータを収集する頻度も制御できます。Operations Manager はリアルタイムでトラップを受信しますが、ここで実行される次のタスクの実行頻度を変更できます。

ポーリング:ポーリングの時間間隔、タイムアウト、リトライ数など、デバイス グループに対するデフォルトのポーリング パラメータを変更できます。

デバイス検出:デフォルトの検出スケジュールを一時停止できます。

電話検出:電話検出のスケジュールを追加、削除または編集できます。

模擬テスト:テストを実施する頻度を変更できます。また、テストを実施しない期間の時間範囲も変更できます。

電話ステータス テスト:電話ステータス テストの時間間隔を設定できます。

ノード間テスト:実施するテストの頻度をスケジュールできます。

SRST 監視:SRST 情報をインポートすると、テストを実施する時間間隔が設定されます。この情報を再度インポートすると、SRST 情報を更新できます。

Operations Manager による継続監視、分析、および通知の実行

Operations Manager は、デバイス、デバイス グループ、クラスタ、デバイス コンポーネントからの情報を継続的に収集し、分析して、イベントに優先順位を付け、イベントを生成します。

図 1-2 Operations Manager による IP ファブリックの継続監視

 

Operations Manager は、次の各種アクティビティに基づいてイベントを生成します。

ポーリング:ポーリング中に、Operations Manager は、デバイスの到達不能やインターフェイスの停止など、イベントを収集する正当な理由が生じている状況を特定します。

しきい値の管理:ポーリング後、Operations Manager は、収集したデータとデバイスのしきい値とを比較します。しきい値が超過しているか上限に達していない場合、Operations Manager は適切なイベントを生成します。

たとえば、T1 ポートの使用率が 90 % を超えている場合、Operations Manager は Events History にイベントが表示されます。Operations Manager が syslog とリアルタイム モニタリングの両方の収集しきい値を管理する方法の詳細については、「ポーリングとしきい値の設定」 を参照してください。

SNMP トラップの受信:Operations Manager は、デフォルトのポートまたはユーザが SNMP トラップ受信用に設定したポートでトラップをリッスンします。Operations Manager は既知のサポート対象のデバイスからのトラップを処理します。

テストの実施:次の各種テストを実施するように Operations Manager を設定できます。

模擬テスト:Cisco Unified Communications Manager で選択された機能について模擬テストを実施して、Operations Manager がレポートした問題を明らかにすることができます。

電話ステータス テスト:Operations Manager は IP SLA テクノロジーを使用することができ、これを利用してネットワークの主要電話の到達可能性を監視します。

ノード間テスト:Operations Manager は、IP SLA テクノロジーを使用することができ、これによってエンドツーエンドとホップバイホップの両方でマルチプロトコル ネットワークの応答時間とアベイラビリティをテストします。

SRST テスト:Operations Manager は、営業所が SRST の状態になるとユーザにアラートを出すことができます。

Operations Manager がイベントを生成してからイベントの条件が変化すると、Operations Manager は、サブスクライバにいつ電子メールを送信するか、また、他のシステムに送信するために SNMP トラップをいつ生成するかを決定します。

詳細については、次のトピックを参照してください。

「ポーリングされる MIB および使用される Perfmon カウンタ オブジェクト」

「処理される SNMP トラップ」

「処理されるイベント」

「ポーリング:SNMP および ICMP」

「Operations Manager の再起動の反復およびフラッピングの計算方法」

通知およびイベントに対するユーザの応答

ほとんどのユーザは Fault Monitor の画面を使用して IP テレフォニー システムの状況を監視しますが、電子メールで対応する場合もあります。外部のホストは生成された SNMP トラップを受信します。図 1-3 に、[Events History] 画面を使用した応答方法を示します。

図 1-3 イベントに対するユーザの応答

 

サポートされている特殊文字の一覧

Operations Manager では、 表 1-4 に挙げられている特殊文字をサポートしています。使用するデバイスまたはデバイス情報にサポートされていない文字が含まれていると、Fault Monitor または Service Quality イベント レポートで表示されるフィールドでこれらの文字が使用されたときに、予期しない結果が生じることがあります。

サポートされている特殊文字は、アプリケーションによって、または画面やユーザの入力ごとに異なる場合があります。

サポートされていない文字を取り扱う方法の詳細については、『 Release Notes for Cisco Unified Operations Manager 』を参照してください。

 

表 1-4 Operations Manager でサポートしている特殊文字

文字または数字
説明

A ~ Z

すべての大文字

a ~ z

すべての小文字

数字の 0 ~ 9

すべての数字

#

番号記号

$

通貨記号

&

アンパサンド

_

アンダースコア

コロン

+

プラス記号

?

疑問符

( )

左右の丸かっこ

{}

波かっこ

基本事項について

次の各トピックを通じて、Operations Manager のユーザ インターフェイスの機能と使用方法について理解してください。

「Operations Manager の起動」

「Operations Manager のウィンドウの使用」

「画面とレポートの使用」

「オブジェクトおよびグループの選択」

「検索ツールの使用」

「ユーザ ロールの説明」

「セキュリティ アラートへの応答」

「デバイス制限に関するメッセージへの応答」

Operations Manager の起動

Operations Manager は Operations Manager サーバまたはクライアント システムからアクセスできます。

クライアント システムを使用できる場合、すべてのコンフィギュレーションと日常の操作をクライアント システムで実行することを推奨します。

クライアント システムを使用できない場合は、Operations Manager サーバでもクライアント システムのすべてのシステム要件を満たしている必要があります。クライアント システムの要件については、『 Installation Guide for Cisco Unified Operations Manager 』を参照してください。

クライアント システムでの Operations Manager の起動

Internet Explorer で、Operations Manager サーバの IP アドレスまたは DNS 名にポート番号 1741 または 80 を続けて入力します。たとえば、http:// om_server_name :1741 と入力します。

Operations Manager サーバでの Operations Manager の起動

Windows デスクトップから、[Start] > [All Programs] > [Cisco Unified Operations Manager] および [Service Monitor] > [Cisco Unified Operations Manager and Service Monitor] を選択します。

Windows 2003 システムで拡張セキュリティをイネーブルにしている場合は、Internet Explorer の信頼済みサイト ゾーンに Operations Manager ホーム ページを追加する必要があります。

信頼済みサイトに追加するまでは、Cisco Unified Operations Manager ホーム ページにアクセスできません。(「Operations Manager ホーム ページを Internet Explorer の信頼済みサイトゾーンに追加」を参照)。

デバイスと音声アプリケーション、および Operations Manager サーバは、完全修飾ドメイン名で指定されているか、ホスト名ファイルに記述されている必要があります。

Operations Manager ホーム ページを Internet Explorer の信頼済みサイトゾーンに追加

Windows 2003 システムで拡張セキュリティをイネーブルにしている場合は、Operations Manager のホームページにアクセスできるようにするために、先に次の手順を実行する必要があります。


ステップ 1 Operations Manager を開き、[Start] > [Programs] > [Cisco Unified Operations Manager] > [Cisco Unified Operations Manager] を選択します。

ステップ 2 [File] メニューから [Add this site to] をクリックします。

ステップ 3 [Trusted Sites Zone] をクリックします。

ステップ 4 [Trusted Sites] ダイアログボックスで、[Add] をクリックしてこのサイトをリストに移します。

ステップ 5 [Close] をクリックします。

ステップ 6 ページをリフレッシュして新しいゾーンからこのサイトを表示します。

ステップ 7 ブラウザのステータス バーをチェックして、サイトが信頼済みサイト ゾーンにあることを確認します。


 

Operations Manager のウィンドウの使用

ここでは、主に Operations Manager のユーザ インターフェイスを初めて使用した場合に生じる次の疑問点について説明します。

「なぜ「The page cannot be displayed」というエラーが表示されるのですか」

「Enter キーを押しても Operations Manager が実行中のタスクを完了しないのはなぜですか」

「Help ボタンはどこにありますか」

「日付と時刻はどのように表示されますか」

「Fault Monitor、Diagnostics Views、およびレポートに表示される電話の数はどのように表示されますか」

「検索ツールの使用」

なぜ「The page cannot be displayed」というエラーが表示されるのですか

Operations Manager には詳細な情報へのリンクが表示されます。リンクを右クリックして実行する Open in New Window はサポートされていません。この操作が、前述のエラーが表示される原因と考えられます。

Enter キーを押しても Operations Manager が実行中のタスクを完了しないのはなぜですか

Operations Manager は [OK]、[Finish]、[Next] などのアプリケーション ページ上のボタンのクリックの代わりとして Enter キーを押す操作を許容していません。

Help ボタンはどこにありますか

[Help] ボタンはウィンドウの右上隅にあります。一部のウィンドウでは、ヘルプが疑問符の形のアイコンになっています。

ヘルプを起動するには、次のようにします。


ステップ 1 右上隅の [Help] ボタンをクリックします。

画面を開いている場合は、疑問符の形のアイコンをクリックしてください。

ナビゲーション ツリーのオプションを選択している場合は、そのオプションの状況依存ヘルプが表示されます。

ヘルプ情報は個別のブラウザ ウィンドウに表示され、ウィンドウを閉じるまで表示されたままになります。オンライン ヘルプには索引と検索機能があります。

ステップ 2 ヘルプのヘッダーにある [E-Learning] ボタンをクリックします。

別のブラウザが開き、最初のビデオが表示されます。複数のビデオから選択できます。


 

日付と時刻はどのように表示されますか

Operations Manager が表示する日付と時刻は、Operations Manager がインストールされているサーバ上の日付、時刻、および時間帯を反映したものです。Operations Manager を実行するクライアント システムの時間帯が、サーバに設定されている時間帯と異なる場合、その違いは次のような形で現れます。

現在の日付と時刻を表す「as of」のステータスに、ユーザのローカル時間と時間帯が表示されないか、ローカルの日付と一致しない可能性がある。

直前のイベントに対して表示された日付と時刻がサーバのタイム スタンプ付きで記録(および表示)され、これがユーザのローカル時間との相対時間を示している。

Operations Manager に表示される時間帯に反映されるようにクライアントで変更できる設定はありません。ただし、Operations Manager で使用される時間帯の略語と相対時間に関する情報を入手することは可能です。『 Release Notes for Cisco Unified Operations Manager 2.0』を参照してください。Cisco.com でもリリース ノートを確認できます。

Fault Monitor、Diagnostics Views、およびレポートに表示される電話の数はどのように表示されますか

Operations Manager の一部のレポートとページで、物理電話合計数が異なって表示されることがあります。 表 1-5 に、Operations Manager での電話回線の表示方法を示します。

 

表 1-5 電話数表示

画面またはページ
説明

Device Management: Summary

[Total Phones] に、管理対象のネットワークの一意の物理電話合計数が表示されます。この数には、同じ電話の複数の回線は含まれません。

数値をクリックすると、複数の回線の電話を表示するレポートが起動します。同じ行にカンマで区切られて内線番号が表示されています。

Reports: All IP Phones/Lines

ネットワークのすべての音声電話回線がレポートに表示されます。複数の回線の電話は別々の行およびレコードで表されます。

Reports: Audio or Video IP Phones/Lines

ネットワークのすべての音声またはビデオ電話回線(Operations Manager のユーザ インターフェイス)がレポートに表示されます。複数の回線の電話は別々の行およびレコードで表されます。

Diagnostic Views portlets: Click to view all phones

ネットワークのすべての電話回線がレポートに表示されます。複数の回線の電話は別々の行およびレコードで表されます。

Cluster View: Summary Panel

Registered 電話数は、選択したクラスタに登録されている一意の物理電話合計数を示します。

Unregistered 電話数は、選択したクラスタで未登録の一意の物理電話合計数を示します。

画面とレポートの使用

Operations Manager は画面とレポートに情報を表示します。通常、画面とレポートでは、テーブル形式で情報がフォーマットされます。このテーブルには次の機能があり、情報の処理に役立ちます。レポートによって、各レポートで使用可能な機能は異なることがあります。

フィルタ:フィルタのパラメータに基づいて、データの表示方法を制御できます。フィルタ フィールドはウィンドウによって異なる場合があります。「画面データのフィルタリング」 を参照してください。

検索:文字列を検索して、IP アドレスやホスト名を見つけることができます。

ソート:クリック可能なカラムの見出しをクリックすると、希望する順序に表示をソートすることができます。「画面とレポートのページングとソート」 を参照してください。

ページ サイズ変更:ページに表示する行数を変更できます。新しいページ サイズを表示するには、ページを更新する必要があります。

ダイレクト ページ アクセス(レポートだけ):レポートを画面ごとにブラウズしたり、画面番号を入力して範囲を指定した任意の番号の画面にジャンプできます。


) 1 つのレポートで最大 2,000 件のレコードを表示できます。2,000 件を超える数のレコードがあり、追加のレコードにアクセスする必要がある場合は、エクスポート アイコンを使用してすべてのレコードをエクスポートできます。


データのエクスポート:ユーザは、使用する表示形式に応じて、画面からカンマ区切り形式(CSV)ファイルやポータブル ドキュメント フォーマット(PDF)ファイルにデータをエクスポートできます。 表 1-6 のアイコンを参照してください。エクスポートできないレポートもあります。

印刷に適した形式:プリンタに合わせて画面をフォーマットし、ブラウザの画面を印刷できます。印刷に適したブラウザ表示では、画面と同様に最大 1,000 のレコードが表示されます。 表 1-6 のアイコンを参照してください。

 

Add unmanaged devices:Unmanaged Devices レポートから、DCR にデバイスを追加できます。

Refresh:テーブル ページを再表示します。 表 1-6 のアイコンを参照してください。

Clear:テーブル表示を元の状態に戻します。

Help:ヘルプ ページを表示します。 表 1-6 のアイコンを参照してください。

ここでは、次の内容について説明します。

「画面データのフィルタリング」

「画面とレポートのページングとソート」

「レコードが 2,000 件を超えるレポートのデータの表示」

「画面またはレポートからのデータのエクスポート」

「画面またはレポートの印刷」

画面データのフィルタリング

フィルタを使用すると、選択したパラメータに基づいて、情報を表示するためのテーブルや画面を制御できます。画面フィルタのパラメータは、ウィンドウによって異なります。

イベント フィルタを使用すると、そのフィルタは変更するまですべてのビューに適用されます。フィルタを選択しても、他のユーザは影響を受けません。画面を閉じると、フィルタは削除されます。フィルタはビュー ペインの重大度アイコンに影響を与えません。

Fault Monitor でのデータのフィルタリングについての詳細は、「イベントまたはデバイスのフィルタリング」を参照してください。


ステップ 1 [IP Phone Outage Status] 画面の右上隅のツール ボタン領域にあるフィルタリング ボタンをクリックします。

フィルタ ウィンドウに何らかのデータが表示されている場合は、[Reset] をクリックします。

ステップ 2 フィルタのパラメータを入力します。

フィルタ パラメータとして、セレクタから選択したり、ワイルドカードを使用したり、また特定の日付を選択したりすることができます。

ステップ 3 [Apply Filter] をクリックします。

ステップ 4 初めからやり直す場合、あるいは新しいフィルタ パラメータを再入力する場合は、[Reset] をクリックします。


 

ウィンドウのコマンド ボタン

表 1-6 に示すコマンド ボタンは、Operations Manager のさまざまなウィンドウで使用できます。

 

表 1-6 ウィンドウのコマンド ボタン

アイコン
処理

 

各パネルまたはテーブルのデータをリフレッシュします。

 

表示されたレコードを印刷に適した形式に再フォーマットし、新しいブラウザ ウィンドウに表示します。

 

すべてのデータを CSV ファイルまたは PDF ファイルにエクスポートします。

 

ウィンドウのプリファレンスを設定します。

 

この画面またはレポートのヘルプ ページを表示します。

画面とレポートのページングとソート

画面またはレポートのソート順序は、カラムの見出し内の三角形で表されます。三角形が下向きの場合は、レコードが降順で表示されていることを表します。これがデフォルトです。三角形が上向きの場合は、レコードが昇順で表示されていることを表します。

画面をソートするには、任意のカラムの見出しラベルをクリックします。

前回ソートされていないカラムでカラムの見出しをクリックした初回時は、そのカラムのデータは降順にソートされます。再度このカラムの見出しをクリックすると、レコードは逆順にソートされます。

1,000 件を超えるレコードが使用可能な画面またはレポートをソートすると、表示されているレコードだけでなく、すべてのレコードがソートされます。最初の 1,000 レコードはソート後に表示されます。[Events History] 画面の場合、制限は 1,000 レコードです。


 

レコードが 2,000 件を超えるレポートのデータの表示

2,000 件を超えるレコードがある場合は、1 つのレポートですべてのレコードを表示できません。この場合は、表示できないことを通知するメッセージが表示されます。すべてのレコードのデータを確認したい場合は、データを CSV または PDF 形式のファイルにエクスポートする必要があります。「画面またはレポートからのデータのエクスポート」 を参照してください。

レポートをソートすることにより、2,000 超のレコードの一部分が表示されるように変更できる場合があります。「画面とレポートのページングとソート」 を参照してください。

画面またはレポートからのデータのエクスポート

ほとんどの画面およびレポートは、CSV ファイルおよび PDF ファイルとしてエクスポートできます。エクスポートされたデータは、導入によって異なる場合があります。たとえば、MSP の導入では [Customer Name] フィールドが表示されます。


) PDF ファイルを開くには、クライアント システムに Adobe Acrobat Reader 4.0 以降がインストールされている必要があります。ただし、Acrobat Reader がシステムにない場合でも、ファイルは PDF ファイルとして保存できます。


画面またはレポートからデータをエクスポートする手順は次のとおりです。


ステップ 1 画面またはレポートの右上隅にあるデータ エクスポート アイコンをクリックします。 表 1-6 のアイコンを参照してください。

[Export to] ダイアログボックスが表示されたら、次のいずれかを選択して [OK] をクリックします。

CSV

PDF

ステップ 2 次のいずれかの方法でエクスポート ファイルを保存します。

PDF を選択し、クライアント システムに Adobe Acrobat Reader がインストールされている場合は、PDF ファイルが開きます。PDF ファイルを保存するには、ブラウザで [File] > [Save as] の順に選択し、表示される手順に従います。

PDF を選択したが Adobe Acrobat Reader をインストールしていない場合、または CSV を選択した場合は、表示される手順に従ってファイルを保存します。


 

新しいバージョンの Internet Explorer を使用する場合、新しいセキュリティ機能のデフォルトの設定により、ファイル ダウンロード ウィンドウの表示が妨げられることがあります。システム要件については、 Installation Guide for Cisco Unified Operations Manager 』を参照してください。

Internet Explorer で、セキュリティのカスタム レベルを中以上にした場合、ファイルのダウンロードの自動プロンプトのオプションはディセーブルになります。

Operations Manager から Adobe Acrobat Reader または Microsoft Excel がインストールされていないクライアントへ、PDF または CSV ファイルにデータをダウンロードしようとしてもすると、何も起こりません。PDF ファイルまたはスプレッドシートは表示されません。また、ファイルを保存するためのプロンプトも表示されません。

ファイルのダウンロード ウィンドウを表示できるようにするには、デスクトップで次の手順を実行します。


ステップ 1 Internet Explorer で、[Tools] > [Options] を選択します。

ステップ 2 [Security] タブを選択し、[Custom Level] をクリックします。

ステップ 3 [Downloads] までスクロールし、[automatic prompt to file download] で [Enable] を選択します。


 

画面またはレポートの印刷


ステップ 1 画面またはレポートの右上隅にあるプリンタ アイコンをクリックします。 表 1-6 のアイコンを参照してください。

新しいブラウザ ウィンドウが開き、印刷に適したフォーマットでデータが表示されます。

ステップ 2 新しいブラウザ ウィンドウの画面を印刷します。


 

オブジェクトおよびグループの選択

Operations Manager の使用時には、情報を表示する前や、タスクを終了する前などに、何か(デバイスまたはデバイス グループなど)の選択が必要とされる場合がよくあります。セレクタに表示されるグループおよびデバイスは、アプリケーションによって異なります。

ここでは、セレクタに表示される内容についてと、セレクタの使用方法について説明します。

特定のオブジェクトやデバイスは検索ツールでも検索できます。

検索の詳細については、「検索ツールを使ったデバイスの特定」または「検索ツールを使った電話の特定」を参照してください。

 

1

CS@item-daily:Common Services が制御するグループです。サブグループは System Defined Groups および User Defined Groups です。

これらのグループは、Operations Manager グループとは異なります。これらのグループは、エンタープライズ バージョンでのみ使用できます。

3

System Defined Groups:Common Services のデフォルトのデバイスをグループ化したものです。System Defined Groups は、削除または変更できません。

各システム定義グループの詳細については、「システム定義グループの使用」を参照してください。

2

OM@item-daily:Operations Managerが制御するグループです。

4

User Defined Groups:ユーザのネットワーク管理方法を反映するために編集または作成できるグループです。

サブグループは、System Defined Groups、User Defined Groups、およびユーザが作成したグループです。「Operations Manager のグループについて」を参照してください)。

 

マルチ エンドカスタマー バージョンでは、Customers サブグループも使用できます。これには、Default サブグループが含まれます。デバイスの設定時にカスタム グループを作成できます。「Device Management の設定」を参照してください。

デバイス セレクタでグループに対するオプション ボタンを選択すると、そのグループのメンバであるすべてのデバイスを選択したことになります。図 1-4 は、すべてのデバイスが選択された状態のデバイス セレクタを表しています。各デバイス グループに、重大、警告、情報のイベントがカテゴリごとに表示されているのがわかります。

図 1-4 すべてのデバイスが選択された状態のデバイス セレクタ

 

検索ツールの使用

検索ツールを使用して、次の作業を実行できます。

デバイスの特定。「検索ツールを使ったデバイスの特定」 を参照してください。

電話の特定。「検索ツールを使った電話の特定」 を参照してください。

検索ツールを使ったデバイスの特定

ビュー ペインの上部にある検索フィールドを使用して特定のデバイスを検索する手順は次のとおりです。


ステップ 1 ドロップダウン リストからデバイス オブジェクトのタイプを選択します。

ステップ 2 名前、IP アドレス、または DNS 名を入力します。

ステップ 3 矢印のアイコンをクリックして、検索を開始します。

 

検索ツールを使った電話の特定

電話検索には次の制限事項があります。

電話検索の結果は最大 100 件まで表示されます。

100 件を超える電話が見つかった場合は、警告メッセージが表示されます。

一致する電話が(CCM デバイスではなく)Communications Manager Express(CME)デバイスに接続されている場合は、電話検索ツリーを使って、CME クラウドの下に表示される電話用のツールを起動する必要があります。

特定の電話を検索する手順は次のとおりです。


ステップ 1 ドロップダウン リストから [Phone] オプションを選択します。

ステップ 2 対象の電話番号を入力します(内線番号、IP アドレス、MAC アドレス)。

どの検索条件を入力する場合も、ワイルド カードを使用できます。

ステップ 3 矢印のアイコンをクリックして、検索を開始します。


 

ユーザ ロールの説明

Operations Manager にログインするときは、ユーザは、システム管理者から自分に割り当てられているユーザ名とパスワードを入力します。入力ユーザ名は、CiscoWorks のロールまたは Cisco Secure Access Control Server (ACS) のロールに関連付けられています。

デフォルトでは、CiscoWorks ロールと ACS ロールは同じですが、ACS 管理者はこの ACS ロールを編集できます。ユーザ ロールによって、ユーザに許可されている表示または使用の機能が制御されます。Operations Manager で機能を特定できない場合は、そのタスクはユーザ ロールに許可されていません。

Permission Report を表示すると、それぞれのユーザ ロールに許可されているタスクが何か詳細に確認できます。次の手順に従います。

[Administration] > [Server Administration (Common Services)] > [Server] > [Reports] > [Permission Report] を選択し、[Generate Report] をクリックします。

また、ACS サーバにログインして [Shared Profile Components] を選択すると、ACS レポートが表示されます。詳細については、ACS のオンライン ヘルプを参照してください。

詳細については、次の項を参照してください。

「ユーザの設定(ACS およびローカル RBAC)」

「ACS モードでの Operations Manager の使用方法」

「ユーザ ロールのカスタマイズ」

セキュリティ アラートへの応答

Cisco Unified Operations Manager サーバに最初に接続すると、[Security Alert] ウィンドウが表示されます。ユーザは自己署名セキュリティ証明書をインストールする必要があります。この作業は、Operations Manager にアクセスする各クライアント システムごとに一度行う必要があります。

[Security Alert] ウィンドウに証明書の期限が切れていることを通知するメッセージが表示された場合は、システム管理者に連絡して新しい自己署名証明書を作成する必要があります。その後、証明書をインストールします。

自己署名証明書をインストールしていない場合は、Operations Manager アプリケーションの一部のページにアクセスできない可能性があります。

この証明書をインストールする手順は次のとおりです。


ステップ 1 [Security Alert] ウィンドウで、[View Certificates] ボタンをクリックします。

Certificate ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 次の手順で証明書をインストールします。

a. [Install Certificate] ボタンをクリックします。

[Certificate Import Wizard] ウィンドウが表示されます。

b. Certificate Import ウィザードの指示に従ってください。


 

デバイス制限に関するメッセージへの応答

サーバのデバイス制限を超過すると、Operations Manager は動作を継続できますが、これ以上デバイスをインポートできなくなります。


) 評価ライセンスの場合、Operations Manager の電話数は 1,000 でデバイス制限は 300 です。1,000 以上の電話のライセンスを購入した場合のデバイス制限は 2,000 です。


制限に達した場合に生じる事象は、次のように、Device and Credentials Repository(DCR)と Operations Manager インベントリとの間で自動同期化を使用しているかどうか、あるいは、DCR デバイスを Operations Manager インベントリに個別に追加しているかどうかで異なります。

手動による DCR との同期化:Device Selector ページを使用してデバイスを DCR から Operations Manager に移動すると、Operations Manager は、これ以上デバイスを追加できないことを通知するメッセージが表示されます(「Device and Credentials Repository(DCR)について」を参照)。

自動による DCR との同期化:デバイスが Operations Manager ページに表示されないことでわかります。詳細はライセンス ログでチェックできます(「ログ ファイルへのアクセスと削除」を参照)。

デバイス ベースのライセンスの詳細については、『 Installation Guide for Cisco Unified Operations Manager 』を参照してください。