Cisco Jabber 10.6 計画ガイド
プランニングの考慮事項
プランニングの考慮事項

目次

プランニングの考慮事項

DNS の設定

クライアントが DNS を使用する方法

Cisco Jabber は、ドメイン ネーム サーバを使用して次の処理を実行します。
  • クライアントが社内ネットワークの内部か外部かを判定する。

  • 社内ネットワーク内のオンプレミス サーバを自動的に検出する。

  • パブリック インターネットで Expressway for Mobile and Remote Access 用のアクセス ポイントを検索する。

クライアントがネーム サーバを検索する方法

Cisco Jabber は次の場所で DNS レコードを検索します。
  • 社内ネットワーク内の内部ネーム サーバ。

  • パブリック インターネット上の外部ネーム サーバ。

クライアントのホスト コンピュータまたはデバイスがネットワーク接続を取得すると、ホスト コンピュータまたはデバイスは DHCP 設定から DNS ネーム サーバのアドレスも取得します。 ネットワーク接続によりますが、そのネーム サーバが社内ネットワークの内部の場合と外部の場合があります。

Cisco Jabber は、ホスト コンピュータまたはデバイスが DHCP 設定から取得するネーム サーバをクエリします。

クライアントがサービス ドメインを取得する方法

サービス ドメインは、Cisco Jabber クライアントによってさまざまな方法で検出されます。

新規インストール:
  • クライアント ユーザ インターフェイスで username@example.com の形式でアドレスを入力。

  • サービス ドメインを含む構成 URL をクリック。 このオプションは、次のバージョンのクライアントでのみ使用できます。
    • Cisco Jabber for Android リリース 9.6 以降

    • Cisco Jabber for Mac リリース 9.6 以降

    • Cisco Jabber for iPhone and iPad リリース 9.6.1 以降

  • クライアントが、ブートストラップ ファイルのインストール スイッチを使用。 このオプションは、次のバージョンのクライアントでのみ使用できます。

    • Cisco Jabber for Windows リリース 9.6 以降

既存のインストール:
  • クライアントが、キャッシュ設定を使用。

  • ユーザが、クライアント ユーザ インターフェイスで、手動でアドレスを入力。

ハイブリッド展開では、CAS ルックアップによる Cisco WebEx ドメインの検出で必要なドメインと、DNS レコードが配布されるドメインが異なる場合があります。 このような場合は、Cisco WebEx の検出に使用されるドメインとして ServicesDomain を設定し、DNS レコードが配布されるドメインとして VoiceServicesDomain を設定します。 音声サービス ドメインは、次のように設定されます。
  • クライアントが、設定ファイルの VoiceServicesDomain パラメータを使用。 このオプションは、Jabber config.xml ファイルをサポートしているクライアントで使用できます。

  • ユーザが、VoiceServicesDomain を含む構成 URL をクリック。 このオプションは、次のクライアントで使用できます。

    • Cisco Jabber for Android リリース 9.6 以降

    • Cisco Jabber for Mac リリース 9.6 以降

    • Cisco Jabber for iPhone and iPad リリース 9.6.1 以降

  • クライアントが、ブートストラップ ファイルの Voice_Services_Domain インストール スイッチを使用。 このオプションは、次のバージョンのクライアントでのみ使用できます。

    • Cisco Jabber for Windows リリース 9.6 以降

Cisco Jabber はサービス ドメインを取得した後、クライアント コンピュータまたはデバイスに設定されているネーム サーバをクエリします。

クライアントによる利用可能なサービスの検出方法

次の図は、クライアントがサービスへの接続に使用するフローを示しています。




使用可能なサービスを検出するため、クライアントは次のことを実行します。
  1. ネットワークがファイアウォールの内側に存在するのか、外側に存在するのか、Expressway for Mobile and Remote Access が展開されているかどうかを確認します。 DNS サービス(SRV)レコードを取得するために、ネーム サーバにクエリが送信されます。

  2. ネットワーク変更のモニタを開始します。

    Expressway for Mobile and Remote Access が展開されている場合、クライアントはネットワークをモニタして、ネットワークがファイアウォールの内側または外側から切り替わったときに再接続できるようにします。

  3. Cisco WebEx Messenger サービス用の CAS URL に対して HTTP クエリを発行します。

    このクエリによって、クライアントはドメインが有効な Cisco WebEx ドメインかどうかを判定できます。

  4. 前回のクエリのキャッシュに DNS サービス(SRV)レコードがない場合、レコードの取得をネーム サーバにクエリーします。

    このクエリーによって、クライアントで次のことが可能になります。
    • どのサービスが利用可能なのかを判定する。

    • Expressway for Mobile and Remote Access 経由で企業ネットワークに接続できるかどうかを判断します。

クライアントによる HTTP クエリーの発行

利用可能なサービスを検索するためにネーム サーバに SRV レコードを問い合わせるほか、Cisco Jabber は Cisco WebEx Messenger サービス用の CAS URL に対して HTTP クエリーを送信します。 この要求により、クライアントはクラウドベース展開を特定して、Cisco WebEx Messenger サービスに対してユーザを認証できるようになります。

クライアントはユーザからサービス ドメインを取得すると、次の HTTP クエリーへのドメインに追加します。

http://loginp.webexconnect.com/cas/FederatedSSO?org=

たとえば、クライアントは example.com をそのユーザからのサービス ドメインとして取得した場合に、次のクエリーを発行します。

http://loginp.webexconnect.com/cas/FederatedSSO?org=example.com

クエリーは、サービス ドメインが有効な Cisco WebEx ドメインであるかどうかを判定するためにクライアントが使用する XML 応答を返します。

クライアントはサービス ドメインを有効な Cisco WebEx ドメインとして判定すると、ユーザに Cisco WebEx クレデンシャルの入力を促します。 その後で、クライアントは Cisco WebEx Messenger サービスに対して認証し、Cisco WebEx Org Admin で設定されたコンフィグレーションと UC サービスを取得します。

サービス ドメインが有効な Cisco WebEx ドメインでないと判定した場合、利用可能なサービスの特定にネーム サーバへのクエリー結果を使用します。


(注)  


CAS URL に HTTP 要求を送信するときに、クライアントは設定されているシステム プロキシを使用します。 Internet Explorer の [LANの設定(LAN Settings)] でプロキシを設定するには、.pac ファイルの URL を自動設定スクリプトとして指定するか、[プロキシサーバ(Proxy server)] で明示的なプロキシ アドレスを指定する必要があります。

次の制限は、これらの HTTP 要求にプロキシを使用する場合に適用されます。

  • Web Proxy Auto-Detection(WPAD)プロトコル検索はサポートされません。
  • プロキシ認証はサポートされていません。
  • バイパス リストのワイルドカードはサポートされません。 たとえば、*.example.com の代わりに example.com を使用します

クライアントからのネーム サーバのクエリー

クライアントがネーム サーバをクエリーする場合、ネーム サーバにそれぞれ独立した SRV レコードの要求を同時に送信します。

クライアントは、次の順序で以下の SRV レコードを要求します。
  • _cisco-uds

  • _cuplogin

  • _collab-edge

ネーム サーバが次を返した場合:
  • _cisco-uds:クライアントは、それが企業ネットワーク内に存在することを検出し、Cisco Unified Communications Manager に接続します。

  • _cuplogin:クライアントは、それが企業ネットワーク内に存在することを検出し、Cisco Unified Presence に接続します。

  • _collab-edge:クライアントは、Expressway for Mobile and Remote Access 経由で内部ネットワークに接続して、サービスを検出しようとします。

  • SRV レコードなし:クライアントは、ユーザにセットアップとサインインの詳細を手動で入力するように要求します。

クライアントの内部サービスへの接続
次の図に、クライアントの内部サービスへの接続方法を示します。


内部サービスに接続する際の目標は、オーセンティケータを決定し、ユーザをサインインし、利用可能なサービスに接続することです。

ユーザにサインイン画面を通過させることが可能なオーセンティケータとして、次の 3 つが考えられます。
  • Cisco WebEx Messenger サービス:クラウドベース展開またはハイブリッド クラウドベース展開。

  • Cisco Unified Presence:デフォルト製品モードでのオンプレミス展開。 デフォルト製品モードはフル UC または IM のみのいずれかです。

  • Cisco Unified Communications Manager:電話機モードでのオンプレミス展開。

クライアントは検出するサービスに接続します。これは展開によって異なります。
  1. クライアントは、CAS URL ルックアップが Cisco WebEx ユーザを示していることを検出すると、次の処理を実行します。

    1. Cisco WebEx Messenger サービスが認証のプライマリ ソースであることを確認します。

    2. 自動的に Cisco WebEx Messenger サービスに接続されます。

    3. ユーザにクレデンシャルの入力を促す。

    4. クライアント設定とサービス設定を取得する。

  2. クライアントが _cisco-uds レコードを検出すると、クライアントは次の処理を実行します。

    1. Cisco Unified Communications Manager により認証するクレデンシャルの入力をユーザに促します。

    2. ユーザのホーム クラスタを特定する。

      ホーム クラスタの特定によって、クライアントは自動的にユーザのデバイス リストを取得し、Cisco Unified Communications Manager に登録することができます。

      重要:

      Cisco Unified Communications Manager クラスタが複数存在する環境では、クラスタ間検索サービス(ILS)を設定する必要があります。 ILS を使用することで、クライアントはユーザのホーム クラスタの検出が可能になります。

      ILS の設定方法については、該当するバージョンの『Cisco Unified Communications Manager Features and Services Guide』を参照してください。

    3. サービス プロファイルを取得する。

      サービス プロファイルは、クライアントに対しオーセンティケータと、クライアントおよび UC サービスの設定を準備します。

      クライアントは、[プレゼンス プロファイル(IM and Presence Profile)] の [製品タイプ(Product type)] フィールドの値から、オーセンティケータを次のように決定します。
      • Cisco Unified Communications Manager:Cisco Unified Presence または Cisco Unified Communications Manager IM and Presence Service がオーセンティケータです。

      • WebEx(IM and Presence):Cisco WebEx Messenger サービスがオーセンティケータです。

        (注)  


        このリリースの時点では、クライアントは SRV レコードのクエリーに加えて HTTP クエリーを発行します。 HTTP クエリーを使用すれば、クライアントが Cisco WebEx Messenger サービスを認証するかどうかを決定できます。

        クラウドベース展開では、HTTP クエリーの結果として、クライアントが Cisco WebEx Messenger サービスに接続します。[製品タイプ(Product type)] フィールドの値を [WebEx(WebEx)] に設定しても、クライアントが CAS 検索を使用してすでに WebEx サービスを検出していた場合は、実質的な効果はありません。


      • 未設定:サービス プロファイルに IM and Presence サービス設定が含まれていない場合は、オーセンティケータが Cisco Unified Communications Manager になります。

    4. オーセンティケータにサイン インします。

      クライアントにサインインした後、製品モードを判定できます。

  3. クライアントが _cuplogin レコードを検出すると、クライアントは次の処理を実行します。

    1. Cisco Unified Presence が認証のプライマリ ソースであることを確認します。

    2. 自動的にサーバに接続する。

    3. ユーザにクレデンシャルの入力を促す。

    4. クライアント設定とサービス設定を取得する。

Expressway for Mobile and Remote Access を介したクライアントの接続

ネーム サーバが _collab-edge SRV レコードを返す場合は、クライアントが Expressway for Mobile and Remote Access 経由で内部サーバに接続しようとします。

次の図は、Expressway for Mobile and Remote Access を介してネットワーク接続されているときに、クライアントが内部サービスに接続する方法を示しています。




ネーム サーバが _collab-edge SRV レコードを返すと、クライアントは Cisco Expressway-E サーバの場所を取得します。 その後で、Cisco Expressway-E サーバが内部ネーム サーバに対するクエリの結果をクライアントに提供します。

(注)  


Cisco Expressway-C サーバは内部 SRV レコードを検索し、Cisco Expressway-E サーバにそのレコードを提供します。


クライアントが _cisco-uds が含まれているはずの内部 SRV レコードを取得したら、Cisco Unified Communications Manager からサービス プロファイルを受け取ります。 その後、サービス プロファイルはユーザのホーム クラスタ、認証のプライマリ ソース、および設定をクライアントに提供します。

ドメイン ネーム システムの設計

DNS サービス(SRV)レコードの導入場所は、DNS ネームスペースの設計に依存します。 通常、2 種類の DNS 設計があります。
  • 社内ネットワークの内外で独立したドメイン名。

  • 社内ネットワークの内外で同一のドメイン名。

独立ドメイン設計

次の図は、独立ドメイン設計を示しています。




独立ドメインの一例として、組織が example.com を外部ドメインとしてインターネット名前登録機関に登録したとします。

会社はまた、次のいずれかの内部ドメインも使用します。
  • 外部ドメインのサブドメイン。example.local など。

  • 外部ドメインと異なるドメイン。exampledomain.com など。

独立ドメイン設計の場合:
  • 内部ネーム サーバには、内部ドメインのリソース レコードを含むゾーンがあります。 内部ネーム サーバには、内部ドメインに対する権限があります。

  • 内部ネーム サーバは、DNS クライアントが外部ドメインをクエリーすると、要求を外部ネーム サーバへ転送します。

  • 外部ネーム サーバには、組織の外部ドメインのリソース レコードを含むゾーンがあります。 外部ネーム サーバには、そのドメインに対する権限があります。

  • 外部ネーム サーバは、要求を他の外部ネーム サーバに転送できます。 ただし、外部のネーム サーバは内部ネーム サーバに要求を転送できません。

独立ドメイン構造での SRV レコード導入

独立ネーム設計では、内部ドメインと外部ドメインの 2 つのドメインがあります。 クライアントは、サービス ドメインで SRV レコードをクエリーします。 内部ネーム サーバがサービス ドメインのレコードを扱う必要があります。 しかし、独立ネーム設計では、サービス ドメイン用のゾーンが内部ネーム サーバにない可能性があります。

サービス ドメインが内部ドメイン ネーム サーバで現在扱われていない場合、次のように処理できます。
  • サービス ドメイン用の内部ゾーンにレコードを導入する。

  • 内部ネーム サーバ上のピンポイント サブドメイン ゾーンにレコードを導入する。

サービス ドメインへの内部ゾーンの使用

内部ネーム サーバにサービス ドメイン用のゾーンがまだない場合、作成できます。 この方式では、内部ネーム サーバにサービス ドメインに対する権限を持たせます。 内部ネーム サーバは権限を持っているので、他のネーム サーバにクエリーを転送しません。

この方式は、ドメイン全体のフォワーディング関係を変え、内部 DNS 構造を混乱させることがあります。 サービス ドメインの内部ゾーンを作成できない場合、内部ネーム サーバにピンポイント サブドメイン ゾーンを作成できます。

同一ドメイン設計

同一ドメインの設計の例として、組織が example.com を外部ドメインとしてインターネット名前登録機関に登録しているとします。 組織は example.com を内部ドメイン名としても使用します。

同一ドメイン(スプリット ブレイン)
次の図は、同一ドメイン(スプリット ブレイン)設計を示しています。




2 つの DNS ゾーンが同一のドメインを表します。内部ネーム サーバ内の DNS ゾーンと外部ネーム サーバ内の DNS ゾーンです。

内部ネーム サーバと外部ネーム サーバは、両方ともに単一のドメインに対する権限がありますが、異なるホストのコミュニティを扱います。
  • 社内ネットワーク内のホストは、内部ホスト ネーム サーバだけにアクセスします。

  • パブリック インターネットのホストは、外部ネーム サーバだけにアクセスします。

  • 社内ネットワークとパブリック インターネットを行き来するホストは、時によって異なるネーム サーバにアクセスします。

同一ドメイン(非スプリット ブレイン)
次の図は、同一ドメイン(非スプリット ブレイン)設計を示しています。




同一ドメイン(非スプリット ブレイン)設計では、内部および外部ホストは 1 セットのネーム サーバとして扱われ、同じ DNS 情報にアクセスできます。

重要:

この設計は、内部ネットワークに関する多くの情報を公開し攻撃にさらすことになるため、一般的ではありません。

クライアントによるサービスへの接続方法

サービスに接続するには、Cisco Jabber に次の情報が必要です。
  • ユーザがクライアントにログインをできるようにする認証ソース。

  • サービスのロケーション。

次の方法でクライアントに情報を提供することが可能です。
URL 設定

ユーザには、管理者から電子メールが送信されます。 電子メールには、サービス ディスカバリに必要なドメインを設定する URL が含まれます。

サービス ディスカバリ

クライアントは、自動的にサービスを探し出し、接続します。

手動接続設定

ユーザは、クライアントのユーザ インターフェイスで手動により接続設定を入力します。

推奨される接続方法

サービスの接続に必要な情報をクライアントに提供するために使用する必要がある方法は、導入タイプ、サーバのバージョン、製品モードによって異なります。 次の表では、さまざまな導入方法とクライアントに必要な情報を提供する方法について詳しく示しています。

Cisco Jabber for Windows 向けのオンプレミス展開

製品モード

サーバのバージョン

検出方法

Non-DNS 方式

フル UC(デフォルト モード)

リリース 9.1.2 以降:
  • Cisco Unified Communications Manager

  • Cisco Unified Communications Manager IM and Presence Service

_cisco-uds.<domain> に対する DNS SRV 要求

次のインストーラ スイッチと値を使用する。

  • AUTHENTICATOR=CUP
  • CUP_ADDRESS=

    <presence_server_address>

フル UC(デフォルト モード)

リリース 8.x:
  • Cisco Unified Communications Manager

  • Cisco Unified Presence

_cuplogin.<domain> に対する DNS SRV 要求

次のインストーラ スイッチと値を使用する。

  • AUTHENTICATOR=CUP
  • CUP_ADDRESS=

    <presence_server_address>

IM 専用(デフォルト モード)

リリース 9 以降:
  • Cisco Unified Communications Manager IM and Presence Service

_cisco-uds.<domain> に対する DNS SRV 要求

次のインストーラ スイッチと値を使用する。

  • AUTHENTICATOR=CUP
  • CUP_ADDRESS=

    <presence_server_address>

IM 専用(デフォルト モード)

リリース 8.x:
  • Cisco Unified Presence

_cuplogin .<domain> に対する DNS SRV 要求

次のインストーラ スイッチと値を使用する。

  • AUTHENTICATOR=CUP
  • CUP_ADDRESS=

    <presence_server_address>

電話機モード

リリース 9 以降:
  • Cisco Unified Communications Manager

_cisco-uds.<domain> に対する DNS SRV 要求

次のインストーラ スイッチと値を使用する。

  • AUTHENTICATOR=CUCM
  • TFTP=<CUCM_address>
  • CCMCIP=<CUCM_address>
  • PRODUCT_MODE=phone_mode

電話機モード

リリース 8.x:
  • Cisco Unified Communications Manager

手動接続設定

次のインストーラ スイッチと値を使用する。

  • AUTHENTICATOR=CUCM
  • TFTP=<CUCM_address>
  • CCMCIP=<CUCM_address>
  • PRODUCT_MODE=phone_mode

(注)  


Cisco Jabber リリース 9.6 以降では、まだ、_cuplogin DNS SRV 要求を使用して完全な Unified Communications およびインスタント メッセージング専用サービスを検出できますが、_cisco-uds 要求が提示された場合はその要求が優先されます。

新規インストールの最初のログイン時に電子メール画面をバイパスする場合、DNS レコードが存在するドメインの値を指定するために SERVICES_DOMAIN インストーラのスイッチを使用します。


(注)  


Cisco Jabber for Windows 9.2 からアップグレードしている場合、サービス ドメインがキャッシュ設定から読み取られます。

Cisco Jabber for Mac 向けのオンプレミス展開

製品モード

サーバのバージョン

検出方法

フル UC(デフォルト モード)

リリース 9 以降:
  • Cisco Unified Communications Manager

  • Cisco Unified Communications Manager IM and Presence Service

_cisco-uds.<domain> に対する DNS SRV 要求

フル UC(デフォルト モード)

リリース 8.x:
  • Cisco Unified Communications Manager

  • Cisco Unified Presence

_cuplogin.<domain> に対する DNS SRV 要求

Cisco Jabber for Android および Cisco Jabber for iPhone and iPad 向けのオンプレミス展開

製品モード

サーバのバージョン

検出方法

フル UC(デフォルト モード)

リリース 9 以降:
  • Cisco Unified Communications Manager

  • Cisco Unified Communications Manager IM and Presence Service

_cisco-uds.<domain>_cuplogin.<domain> に対する DNS SRV 要求

フル UC(デフォルト モード)

リリース 8.x:
  • Cisco Unified Communications Manager

  • Cisco Unified Presence

_cuplogin.<domain> に対する DNS SRV 要求

IM 専用(デフォルト モード)

リリース 9 以降:Cisco Unified Communications Manager IM and Presence Service

_cisco-uds.<domain>_cuplogin.<domain> に対する DNS SRV 要求

IM 専用(デフォルト モード)

リリース 8.x:Cisco Unified Presence

_cuplogin.<domain> に対する DNS SRV 要求

電話機モード

リリース 9 以降:Cisco Unified Communications Manager

_cisco-uds.<domain> に対する DNS SRV 要求

電話機モード

リリース 8.x:Cisco Unified Communications Manager

手動接続設定またはブートストラップ ファイル

手動接続設定


(注)  


Cisco Unified Communications Manager バージョン 9 以降では、まだ、_cuplogin DNS SRV 要求を使用して完全な Unified Communications およびインスタント メッセージング専用サービスを検出できますが、_cisco-uds 要求が提示された場合はその要求が優先されます。

ハイブリッド クラウド ベースの展開

サーバのバージョン

接続方法

Cisco WebEx Messenger

http://loginp.webexconnect.com/cas/FederatedSSO?org=<domain> に対する HTTPS 要求

クラウドベース展開

展開タイプ

接続方法

シングル サインオン(SSO)

Cisco WebEx 管理ツール

SSO_ORG_DOMAIN 引数を設定するためのブートストラップ ファイル。

SSO に対しては有効ではありません

Cisco WebEx 管理ツール

認証ソース

認証ソースまたはオーセンティケータにより、ユーザはクライアントにログインすることができます。

認証ソースには、次の 3 つがあります。
  • Cisco Unified Presence:フル UC または IM のみでのオンプレミス展開。

  • Cisco Unified Communications Manager:電話機モードでのオンプレミス展開。

  • Cisco WebEx Messenger サービス:クラウドベース展開またはハイブリッド クラウドベース展開。

インスタントメッセージおよびプレゼンスのハイ アベイラビリティ

ハイ アベイラビリティとは、インスタント メッセージおよびプレゼンス サービスに対してフェールオーバー機能を提供するために複数のノードがサブクラスタに存在する環境を意味します。 サブクラスタ内の 1 つのノードが利用できなくなった場合、インスタント メッセージおよびプレゼンスがそのノードからサブクラスタ内の別のノードにフェールオーバーします。 このようにして、ハイ アベイラビリティにより、Cisco Jabber のインスタント メッセージおよびプレゼンス サービスの信頼できる継続性が保証されます。

Cisco Jabber は、次のサーバを使用したハイ アベイラビリティをサポートします。

Cisco Unified Presence リリース 8.5 と 8.6

ハイ アベイラビリティの詳細については、次の Cisco Unified Presence のマニュアルを参照してください。
『Configuration and Administration of Cisco Unified Presence Release 8.6』

「Multi-node Deployment Administration」

「Troubleshooting High Availability」

『Deployment Guide for Cisco Unified Presence Release 8.0 and 8.5』

「Planning a Cisco Unified Presence Multi-Node Deployment」

Cisco Unified Communications Manager IM and Presence Service リリース 9.0 以降

ハイ アベイラビリティの詳細については、次の Cisco Unified Communications Manager IM and Presence Service のドキュメントを使用します。
『Configuration and Administration of IM and Presence Service on Cisco Unified Communications Manager』

「High Availability Client Login Profiles」

「Troubleshooting High Availability」

フェールオーバー中の保留状態アクティブ コール

Cisco Unified Communications Manager のプライマリ インスタンスからセカンダリ インスタンスへのフェールオーバーが発生した場合、アクティブ コールを保留状態にすることはできません。

クライアントのハイ アベイラビリティ

フェールオーバー中のクライアントの動作

ハイ アベイラビリティがサーバに設定されている場合、プライマリ サーバがセカンダリ サーバにフェールオーバー後、クライアントは最大 1 分間プレゼンス ステータスを一時的に失います。 サーバに再ログインを試行する前にクライアントが待機する時間を定義するため、再ログイン パラメータを設定します。

再ログイン パラメータの設定
Cisco Unified Presence と Cisco Unified Communications Manager IM and Presence Service では、Cisco Jabber がサーバへの再ログインを試みるまでに待機する最大秒数と最小秒数を設定できます。 サーバで、次のフィールドに再ログイン パラメータを指定します。
  • クライアントの再ログインの下限(Client Re-Login Lower Limit)

  • クライアントの再ログインの上限(Client Re-Login Upper Limit)

フェールオーバー中のクライアントの動作

次のワークフローでは、Cisco Unified Presence サーバがフェールオーバーした場合のクライアントの動作について説明します。



  1. クライアントがアクティブ サーバから切断されると、クライアントは XMPPCONNECTED 状態から FAILOVER 状態になります。

  2. FAILOVER 状態から、クライアントは(プライマリ サーバとして)SOAPCONNECT_SESSION_P を試み、それが失敗すると、(セカンダリ サーバとして)SOAPCONNECT_SESSION_S を試みることによって、SOAPCONNECTED 状態に移行しようとします。

    • SOAPCONNECT_SESSION_P または SOAPCONNECT_SESSION_S に移行できなかった場合は、クライアントが再び FAILOVER 状態になります。
    • FAILOVER 状態から、クライアントは SOAPCONNECT_P 状態に移行しようとし、それが失敗すると、SOAPCONNECT_S 状態に移行しようとします。

    • クライアントが SOAPCONNECT_P または SOAPCONNECT_S 状態に移行できなかった場合は、ユーザがログイン試行を開始するまで、それ以上 IM&P サーバへの自動接続を試みません。

  3. SOAPCONNECT_SESSION_P、SOAPCONNECT_SESSION_S、SOAPCONNECT_P、または SOAPCONNECT_S 状態から、クライアントは現在のプライマリ セカンダリ XMPP サーバ アドレスを取得します。 このアドレスはフェールオーバー中に変化します。

  4. SOAPCONNECTED 状態から、クライアントは XMPPCONNECT_P 状態に接続することによって XMPPCONNECTED 状態に移行しようとし、それが失敗すると、XMPPCONNECT_S 状態を試みます。

    • クライアントが XMPPCONNECT_P または XMPPCONNECT_S 状態に移行できなかった場合は、ユーザがログイン試行を開始するまで、それ以上 IM&P サーバへの自動接続を試みません。
  5. クライアントが XMPPCONNECTED 状態に移行すると、IM&P 機能を使用できます。

コンピュータ テレフォニー インテグレーション従属

コンピュータ テレフォニー インテグレーション(CTI)を使用すれば、電話コールを発信、受信、および管理しながら、コンピュータ処理機能を利用することができます。 CTI アプリケーションを使用すれば、発信者 ID から提供された情報に基づいてデータベースから顧客情報を取得したり、自動音声応答(IVR)システムが収集した情報を利用したりできます。

Cisco Jabber for WindowsCisco Jabber for Mac がサードパーティ製アプリケーションからの Cisco Jabber の CTI 従属をサポートします。

CTI 従属の詳細については、該当するリリースの『Cisco Unified Communications Manager System Guide』の CTI の項を参照してください。 また、Cisco Unified Communications Manager API を介して CTI 制御用のアプリケーションを作成する方法については、Cisco Developer Network 上の次のサイトを参照できます。