Cisco Prime Service Catalog 11.0 設計者ガイド
サービスおよび属性の管理
サービスおよび属性の管理

サービスおよび属性の管理

この章は次のトピックで構成されています。

サービスおよび属性の管理

[サービス項目の管理(Manage Service Items)] タブを使用すると、サービス項目管理者は次のことを行えます。

  • Service Catalog によって現在追跡されているサービス項目について、これらがシステムに追加されているかどうかにかかわらず、確認を行います。
  • サービス項目インスタンスを新たに追加します。
  • サービス項目の詳細、サービス項目に関連付けられたサービス、各サービス項目に指定された権限など、サービス項目に関連する情報を更新します。

既存のサービス項目は、名前別にアルファベット順でリストされます。


    ステップ 1   [Service Item Manager] > [サービス項目の管理(Manage Service Items)] の順に選択します。
    ステップ 2   適当なアクションを選択します。サービス項目の管理におけるアクションの表を参照してください。

    使用可能なアクションについて、次の表にまとめます。 詳細については、次の項を参照してください。

    表 1 サービス項目の管理におけるアクション

    操作

    説明

    新規作成(New)

    指定されたタイプのサービス項目を追加します。

    削除(Delete)

    選択されたサービス項目を削除します。

    割り当て(Assign)

    選択された個人(カスタマー)にサービス項目を割り当てます。

    割り当て解除(Un-Assign)

    サービス項目が現在割り当てられているカスタマーを削除します。

    Excel へのエクスポート

    サービス項目のリストを CSV(コンマ区切り値)フォーマットのテキスト ファイルにエクスポートし、このファイルを Excel スプレッドシートとして表示します。

    サービス項目データをスプレッドシート形式にエクスポートするには、[Excelにエクスポート(Export to Excel)] をクリックします。 CSV 形式のテキスト ファイルが生成されます。 このファイルを Excel で開いたり、今後の使用に備えてローカル ディスクに保存したりできます。

    ビューを保存する

    フィルタとフィールドの選択基準を有効にしたまま、現在のビューにデフォルトのサービス項目ビューとして保存します。

    現在有効なフィルタと検索条件を保存するには、[ビューを保存する(Save View)] をクリックします。 [サービス項目の管理(Manage Service Items)] を一度終了してから戻ると、保存したフィルタ基準が有効になります。 保存されたビューを変更するには、[フィルタおよび検索(Filter and Search)] をクリックすると、必要に応じて基準を編集することができます。 これらの変更を適用してから [ビューを保存する(Save View)] をクリックすると、ビューが編集されたビューまたは(すべての基準が削除されている場合は)デフォルトのビューに置き換わります。

    フィルタおよび検索

    検索パラメータを設定するポップアップ ウィンドウが表示されます。

    [フィルタおよび検索(Filter and Search)] オプションを使用すると、表示されるサービス項目を制限することができます。 フィルタ基準には、サービス項目を構成するすべての属性と、サービス項目の割り当て先であるカスタマーと組織単位、サービス項目がその個人に割り当てられた日付、サービス項目の作成に使用した要求 ID があります。

    デフォルトでは、英数字フィールドのフィルタ基準は「次を含む(Contains)」フィルタを使用します。 たとえば、[名前(Name)] フィールドに ‘386’(引用符なし)と入力すると、名前に文字列 ‘386’ が含まれるすべてのサービス項目のインスタンスが検索されます。

    権限

    ユーザに割り当てられたロールに基づいて、サービス項目を表示または編集する権限を定義できます。 追加できる権限の詳細については、『Cisco Prime Service Catalog Administration and Operations Guide』の「Assigning Permissions」の項を参照してください。

    他の承認された者によって開始されたサービス要求の管理(代理のオーダー)

    Service Catalog の代理オーダー プロセスでは、サービス要求の発信者が、別の人(対象カスタマー)の代理でサービスをオーダーすることができます。 この方法の欠点は、対象カスタマーにサービスのオーダー権限が必要であるということです。 これは一部の企業のポリシーに反します。たとえば、IT 担当者または管理担当者は、他の人のサービスをオーダーできる必要がありますが、IT ロールまたは管理ロールのない人は、自分たち自身のサービスをオーダーできません。

    サービス項目と項目ベースのディクショナリが存在しなくてもこの状況に対処することは可能ですが、実際には対処はほとんど実現できません。 発信者は、サービスの対象である個人を(個人ベースのディクショナリを使用して)選択できましたが、その個人が「自分の」要求を追跡する方法はありませんでした。 この状況には、サービス項目と、サービス項目ベースのディクショナリを使用することで対処できます。 発信者はサービスをオーダーし、(サービス項目をプロビジョニングして)、選択した個人をカスタマーに指定できます。 これで、このカスタマーが自身の [サービス項目(Service Items)] ページに表示されることになるサービス項目のフォームで要求をモニタできます。

    この機能を実装する手順は非常に簡単です。

    1. サービス項目を設計します。
    2. ディクショナリに CustomerID と OrganizationalUnitID を組み込んで、サービス項目ベースのディクショナリを作成します。 ユーザ定義の [ステータス(Status)] フィールドを組み込むこともできます。このフィールドは、提供計画の進行とともに更新することができます。
    3. アクティブ フォーム コンポーネントに SIBD を組み込みます。
    4. 発信者がサービス項目のカスタマーを選択できるように個人ベースのディクショナリを作成します。 両方のディクショナリがサービスに組み込まれている間、個人ベースのディクショナリを SIBD と同じアクティブ フォーム コンポーネントか別のフォーム コンポーネントに組み込みます。
    5. 選択した個人に関する情報をサービス項目ベースのディクショナリにコピーするため、以下に示す 2 つのルールを個人ベースのディクショナリを含むアクティブ フォーム コンポーネントに記述します。
    図 1. ルール ディクショナリ

    これで、管理者は、さまざまなカスタマーに対応したサービスをオーダーできるようになりました。また、カスタマーは、[サービス項目(Service Items)] ページや [マイアイテム(My Items)] ポートレットからサービス項目を確認することができます(カスタマーに My Services 360-Degree Consumer ロールまたは Professional ロールが付与されている場合)。サービス項目に、SI のオーナーにオーダー権限がある関連サービスが含まれていると、[サービス項目(Service Items)] ページから直接これらのサービスをオーダーできるようになります。

    この方法の欠点は、要求が Reporting と Advanced Reporting を含む Service Catalog のオンライン モジュール内では「Customer」で検索できないことです。 Advanced Reporting では、サービス項目のカスタマー置換ディクショナリ(上記の例では SICustomer)はレポート可能である必要があります。

    サービス項目、履歴、サブスクリプションの取得

    サービス項目、履歴およびサブスクリプション テーブルを使用した SQL クエリーを記述する必要は、通常はありません。 この情報の大半は、[マイアイテム(My Items)] ポートレットとページからユーザに提供されます。 ただし、これらのテーブルからの情報を取り込むデータ取得ルールを記述することは可能です。 たとえば、サービス項目をプロビジョニングするサービスをユーザが所有していても、これをユーザに要求したくない場合があります。

    SQL ベースのデータ取得ルールを記述するには、テーブル構造について多少の知識が必要です。

    • 上記で指定したように、サービス項目に対応するテーブルの名前はプレフィックス「Si」の付いた項目名となります。 そのため、表示名が State of the Art Laptop でテーブル名が StateOfTheArtLaptop の SI には、SiStateOfTheArtLaptop という名前のデータベースに対応するテーブルがあります。
    • そのテーブルは ServiceItemSubscription にどのように関連しますか。 ServiceItemTypeName で参加するのが最も簡単な方法です。 そのため、joe-nov13-2013 という名前の State of the Art Laptop に対応するサブスクリプション情報を取得する場合は、クエリは次のように機能します。
    select * from SiServiceItemSubscription 
     where ServiceItemTypeName = 'State of the Art Laptop' 
       and DisplayName = 'joe-nov13-2013'
    

    あるいは、次のクエリを実行することにより、State of the Art Laptops のすべてのリストを取得できます。

    select*from siserviceitemsubscription sis
    join siStateoftheArtLaptop al
    on al.PrimaryID = sis.ServiceItemIDpredefined
    where sis.serviceitemtypename ='State of the Art Laptop'
    
    • 次に、ここから ServiceItemHistory レコードにはどのように到達しますか。 サービス項目サブスクリプションでのキーは PrimaryID で、これはサービス項目履歴の OwnerID と等しくなります。 したがって、次のようになります。
    select sih.*, sis.*from SiServiceItemHistory sih
    join siServiceItemSubscription sis
    on sih.OwnerID = sis.PrimaryID 
    where sis.ServiceItemTypeName ='State of the Art Laptop'
    and sis.DisplayName ='joe-nov13-2013’
    

    サービスの複製

    エクスポート/インポートは、主に、前のバージョンの Service Catalog との後方互換性用に提供されています。 これは、サービス定義をローカル ワークステーションにダウンロードし、サービス名を変更して、修正したサービス定義をインポートすることで、既存のサービスをコピー、つまり「クローン作成」することができます。 サービスの複製は、サービスのコピーによって最大限実現できます。

    サービスのエクスポートとインポート

    サービスのエクスポート/インポートを使用する手順は、次のとおりです。

    1. サービスを設定します。
    2. サービスをエクスポートします。
    3. エクスポートした XML ファイルでサービス名を修正します。
    4. 修正した XML ファイルをインポートします。

    サービスのエクスポート/インポートは、あるサイトから別のサイトにサービス定義を転送する際に機能できますが、これは推奨されません。 エクスポートには、サービス定義の一部ではない人、OU、キュー、ロール、および他のエンティティへの関連付けが含まれます。 サービスをインポートしても、これらのエンティティがまだ存在しない場合、ターゲット環境にそれらのエンティティは作成されません。エラー メッセージを出さずに、関連付けを単に除去するだけです。


    ヒント


    Catalog Deployer は、サイト間で Service Catalog のコンテンツを転送するための推奨ツールです。



    (注)  


    (Catalog Deployer または REX を使用する)異なるデータベースからインポートされた「ユーザ」および「エージェント」のデータのパスワードは、ターゲット データベースでリセットする必要があります。 これは、キー暗号キーが Prime Service Catalog データベースのインスタンスごとに異なるためです。 「ユーザ」および「エージェント」のパスワードがリセットされていない場合、ターゲット データベースで正しく復号化できません。

    サービスをエクスポートするには、次の手順を実行します。


      ステップ 1   [Service Designer] > [サービス(Services)] の順に選択します。 エクスポートするサービスを選択します。
      ステップ 2   [General(全般)] タブで [エクスポート(Export)] をクリックします。

      [エクスポートサービス(Export Service)] ウィンドウが表示されます。

      図 2. エクスポート サービス

      ステップ 3   [ファイル名(File Name)] リンクを右クリックして、[ターゲットを名前を付けて保存(Save Target As)] を選択し、希望する場所にファイルを保存します。

      Service Designer は、XML フォーマットで希望する場所にサービスをエクスポートします。



      注意    


      Internet Explorer を使用している場合、XML ファイルの保存が難しくなる場合があります。 これが生じた場合は、[ツール] > [インターネットオプション] > [Advanced Tab] > [セキュリティ] と移動して、[Do not save encrypted pages to disk] オプションをオンにします。 このオプションは、デフォルトではオフになっています。


      エクスポートされた XML ファイルの編集

      ユーザが指定した場所に保存されているエクスポートされた XML ファイルを編集するには、次の手順を実行します。


        ステップ 1   XML ファイルを Windows のメモ帳などのプレーン テキスト エディタで開きます。
        ステップ 2   次のように、ファイル内のサービス名を変更します。

        例:
        <ServiceDefinition name="service name here" ....>. 

        XML ファイル内でサービス名を変更しなければ、インポート プロセスによって元のサービスが上書きされます。 (XML ファイルの他のエレメントを変更することもできますが、この方法は推奨できません。 無効な XML が生成された場合、インポートは失敗します。)

        ステップ 3   [保存(Save)] をクリックして、編集した XML ファイルを保存します。

        これで、編集した XML ファイルをインポートする準備が整いました。


        サービスをインポートするには、次の手順に従います。


          ステップ 1   [Service Designer] > [サービス(Services)] > [新規(New)] > [インポート(Import)] の順に選択します。
          ステップ 2   [データのインポート(Import Data)] ウィンドウで、ファイル名(パスを含む)を参照するか、[ファイルからインポート(Import from File)] フィールドに入力します。

          以前にエクスポートされ、デフォルトの場所か、ローカル マシンの任意の場所に保存された XML ファイルしかインポートできません。

          また、参照機能を使用してワークステーション上のファイルを選択することもできます。

          ステップ 3   [インポート(Import)] をクリックします。

          インポートを確認するために、Service Designer に [インポートされたデータ(Imported Data)] 画面が表示されます。

          ステップ 4   [OK] をクリックして、Service Catalog の画面を更新します。 インポートされたサービスが、XML ファイルに指定されたサービス グループに表示されます。

          サービスのコピー

          Service Designer には、サービス定義をコピーする機能があります。 サービスをコピーすると、キーワードとカテゴリとのすべての関連付けに加え、含まれているアクティブ フォーム コンポーネントに対する関連付けなど、完全なサービス定義がコピーされます。

          サービス定義をコピーするには、次の手順を実行します。


            ステップ 1   [Service Designer] > [サービス(Services)] > [全般(General)] の順に選択します。
            ステップ 2   サービス定義の [全般(General)] タブの [コピー(Copy)] をクリックします。 [サービスのコピー(Copy Service)] ポップアップ ウィンドウが表示されます。
            図 3. サービスのコピー

            ステップ 3   新しいサービスの名前を入力して、新しいサービス定義を入れるサービス グループを選択します。 現在のユーザが「フォームの設計」を行う許可を持っているサービス グループのみを選択できます。
            (注)      新しいグループにサービスをコピーしても、ターゲット グループのサービス グループ承認に影響しません。これらは変更されません。

            サービス設計変更の追跡

            [履歴(History)] オプションから Service Designer エンティティに行われた変更を追跡できます。 複数のサービス設計者が行った変更を追跡し、データベースにデータを保存するには、最初にサービス設計の変更履歴のオプションを有効にする必要があります。 サービス設計の変更履歴を有効にする方法の詳細については、『Cisco Prime Service Catalog Administration and Operations Guide』を参照してください。

            現在、サービス設計の変更履歴は、サービス、ディクショナリ、およびアクティブ フォーム コンポーネントのエンティティに対してのみサポートされています。 これらのエンティティそれぞれに対しさまざまな属性があり、それらも追跡できますが詳細なものではありません。 追跡の変更は、次の属性に対する作成、更新、および削除の操作のサポートに限定されており、[詳細の変更(Change Details)] テーブルから表示できます。

            • サービス
              • [名前(Name)] および [説明(Description)] フィールド
              • 他のフィールドには、[追加のURL(Additional URL)]、[Service Catalogで非表示にする(Hide in Service Catalog)]、[標準期間(Standard Duration)]、[サービスグループ(Service Group)]、[イメージURL(Image URL)] などがあります。
            • アクティブ フォーム コンポーネント
              • [名前(Name)] および [説明(Description)] フィールド
              • ディクショナリの追加および削除
              • フォームの表示プロパティ。 例:[入力タイプ(Input Type)] フィールドの変更
              • アクティブ フォーム ルール(条件付きルール)
            • ディクショナリ
              • [名前(Name)] および [説明(Description)] フィールド
              • ディクショナリ属性

            サービス設計の変更履歴を表示するには、次の手順を実行します。


              ステップ 1   [Service Designer] > [履歴(History)] の順に選択します。
              ステップ 2   [開始日(Start Date)] と [終了日(End Date)] を入力します。 日付は 60 日を超えないようにします。
              ステップ 3   (任意)ドロップダウンリストからエンティティのタイプを選択します。
              ステップ 4   (任意)[ユーザ(Users)] ドロップダウンリストからユーザ名またはユーザ グループを選択します。
              ステップ 5   [フィルタ(Filter)] をクリックします。 [詳細の変更(Change Details)] テーブルが表示されます。
              ステップ 6   (任意)特定のエンティティの詳細を表示するには、テーブルから行を選択します。詳細は新しいポップアップ ウィンドウに表示されます。